特許第6444994号(P6444994)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6444994
(24)【登録日】2018年12月7日
(45)【発行日】2018年12月26日
(54)【発明の名称】瓶導入装置
(51)【国際特許分類】
   F26B 25/00 20060101AFI20181217BHJP
   F26B 5/06 20060101ALI20181217BHJP
   F26B 25/02 20060101ALI20181217BHJP
   B65G 47/82 20060101ALI20181217BHJP
   B65G 47/46 20060101ALI20181217BHJP
【FI】
   F26B25/00 J
   F26B5/06
   F26B25/02
   B65G47/82 F
   B65G47/46 B
   B65G47/82 C
【請求項の数】11
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-514522(P2016-514522)
(86)(22)【出願日】2014年5月22日
(65)【公表番号】特表2016-526144(P2016-526144A)
(43)【公表日】2016年9月1日
(86)【国際出願番号】IB2014061632
(87)【国際公開番号】WO2014188375
(87)【国際公開日】20141127
【審査請求日】2017年4月20日
(31)【優先権主張番号】MI2013A000841
(32)【優先日】2013年5月23日
(33)【優先権主張国】IT
(73)【特許権者】
【識別番号】500361593
【氏名又は名称】イ・エメ・ア,インドゥストリア・マキーネ・オートマティーク・ソシエタ・ペル・アチオニ
(74)【代理人】
【識別番号】100134832
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 文雄
(74)【代理人】
【識別番号】100070002
【弁理士】
【氏名又は名称】川崎 隆夫
(74)【代理人】
【識別番号】100165308
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 俊明
(72)【発明者】
【氏名】トレッビ クラウディオ
【審査官】 黒田 正法
(56)【参考文献】
【文献】 特開平03−067985(JP,A)
【文献】 実開平06−018312(JP,U)
【文献】 特開平11−115899(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F26B 1/00−25/22
B65G 47/34−47/51
B65G 47/82
B65G 47/88
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
凍結乾燥装置(14)の凍結乾燥チャンバ(15)の内側の瓶(20)の着荷面(22)と預入面(16)を少なくとも備えた、前記瓶(20)を前記凍結乾燥チャンバ(15)に導入するための導入装置であって、
前記導入装置は、前記着荷面(22)から前記預入面(16)に向かう方向の進入経路(approach travel)に沿って推進棒(11)を動かすために前記推進棒(11)と協働する限定供給手段(12,13)を少なくとも備え、
前記導入装置は、前記限定供給手段(12、13)及び前記推進棒(11)と接続されて、瓶(20)を完全に前記凍結乾燥チャンバ(15)に導入するために少なくとも必要な一定量だけ前記限定供給手段(12,13)から前記預入面(16)に向かって延長するように構成されたパンタグラフ手段(23)も備え、
前記限定供給手段が前記進入経路に沿って移動するコンテナ(12)と連携する推進手段(13)を備え、前記推進棒(11)が前記コンテナ(12)の一部であり、前記パンタグラフ手段(23)が後退した状態の時、前記コンテナ(12)を閉じるように構成され、前記コンテナ(12)が前記パンタグラフ手段(23)を収容することを特徴とする導入装置。
【請求項2】
前記パンタグラフ手段(23)の一時的な位置を調整するモーター部材(24)を少なくとも備えていることを特徴とする請求項に記載の導入装置。
【請求項3】
前記モーター部材(24)がウォームねじ(25)を備えた電動部材と連携していることを特徴とする請求項に記載の導入装置。
【請求項4】
前記推進棒(11)が少なくとも前記瓶(20)を推進する第一位置と、前記瓶(20)と干渉しない第二位置と、前記瓶(20)を取り出す第三位置を取るように構成されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の導入装置。
【請求項5】
前記コンテナ(12)に収容された前記パンタグラフ手段(23)を2つの異なる垂直位置に位置付ける昇降手段(33)を備えることで、
前記推進棒(11)が前記第一位置と前記第二位置と前記第三位置の3つの動作位置を取ることができるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の導入装置。
【請求項6】
前記第一位置では、前記パンタグラフ手段(23)が後退状態で前記コンテナ(12)の内側にあり、前記推進棒(11)は前記瓶(20)と接触する位置にあることを特徴とする請求項4に記載の導入装置。
【請求項7】
非干渉の前記第二位置では、前記推進棒(11)は前記瓶(20)の頭上に位置して、前記瓶(20)と接触することなく前記パンタグラフ手段(23)によって延長方向に移動可能であることを特徴とする請求項4に記載の導入装置。
【請求項8】
前記第三位置では、前記パンタグラフ手段(23)は最大延長の状態で、前記推進棒(11)は引き出し棒として働き、少なくともその一部は最も内側の前記瓶(20)と接触して、前記瓶(20)を取り出すことを特徴とする請求項4に記載の導入装置。
【請求項9】
前記第二位置から前記第三位置への経路では、前記推進棒(11)は垂直方向に移動して前記瓶(20)と協働することを特徴とする請求項4に記載の導入装置。
【請求項10】
前記第一位置及び前記第二位置では、前記推進棒(11)は接続ブラケット(30)上に閉じており、前記第三位置では先の位置に対して旋回軸周りに180度回転して、前記パンタグラフ手段(23)の下に位置することを特徴とする請求項4に記載の導入装置。
【請求項11】
前記パンタグラフ手段(23)が推進棒(11)の位置を前記預入面(16)に存在する前記瓶(20)の最も内側の列を越える所まで延長するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の導入装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医薬品や化学薬品の処理に有利だがそれに用途を限定されない、少なくとも瓶、小瓶、及び様々な容器を、凍結乾燥装置及び/又は殺菌装置のためのチャンバのような処理チャンバに導入するように構成された装置に関するものである。
【0002】
この装置は、処理チャンバから瓶を取り出すこともできる。
【背景技術】
【0003】
凍結乾燥装置及び/又は殺菌装置(以下では凍結乾燥装置にのみ言及する)のための処理チャンバが知られていて、通常、供給/放出位置から休止又は保持位置へ移動自在な幾つかの預入面(deposit plane)が存在する。この点において、預入面は、瓶、小瓶、及び様々な容器(以下では瓶にのみ言及する)が着荷(arrive)し配置される面と同一平面上に位置することができるので、預入面と着荷及び配置面(以下では着荷面と称する)の間の連続性が確定し、瓶の供給と放出が可能になる。
【0004】
この目的のために、着荷面は瓶を供給する手段及び瓶を放出する手段と連携する。
【0005】
着荷面は、瓶を預入面に移動させ、ひとたび処理が終了すると瓶を取り除く移送手段(translation means)とも連携する。
【0006】
移送手段には様々な種類があり、通常は移動手段(movement means)を備えることが必要であることも知られている。
【0007】
移送手段が、次の瓶の列を準備するために自由空間を残すことが必要な場合、常にすべての瓶の列を前進させ、次に後退させる。この場合、同じ移送手段ではこの瓶の列を一定の位置にまでしか前進させられないという問題が生じる。移送手段が瓶の列を前進させると、次に瓶は凍結乾燥装置の預入面のすべて又はほとんどすべてを占めるので、特定の補助推進装置(thrust means)を準備することが義務付けられる。
【0008】
補助推進装置は、ピストン、搬送ケーブル(motion feed cables)、補助移送機(translators)などとすることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
この推進手段は、非常にかさばる、機械的に複雑、電気的及び電子的に複雑、保守課題、クリーニング課題、ダストの放出、等の欠点を有している。
【0010】
これらの欠点は、医薬製品が処理されるような特定の環境下で、十分なサポートが得られていない。
【課題を解決するための手段】
【0011】
従って本発明の目的は、導入装置に用いられる既知の移送手段を簡略化することで、簡単で、制作が容易で、小型で、維持が容易で、ダストや特定のガスを放出せず、最小限の保守とクリーニングが必要な装置を提供することである。
【0012】
最新技術の欠点を解消し、以下の目的と長所を達成するために、出願人は本発明を創作し、試験し、具現化した。
【0013】
本発明は独立請求項に記載され特徴付けられている一方で、従属項は本発明の他の特徴又は主な創意の変形を記載している。
【0014】
本発明によれば、凍結乾燥装置の処理チャンバに瓶を導入するための導入装置は、処理チャンバ内部で着荷面(arrival plane)から預入面(deposit plane)まで一列以上の瓶を移動させるために用いることができる。
【0015】
導入装置は、実質的に2つのコンポーネントで構成され、第一のコンポーネントは常に一列以上の瓶をこの装置の正面の着荷面上に供給する。
【0016】
第一コンポーネントは限定供給手段、即ち、推進棒(thruster bar)を供給し、推進棒を瓶と接触させて瓶を預入面の方向に推進するための手段を備える。この供給手段は、事前に着荷面に置かれた瓶の列のところにまでしか実質的に延長されないので、限定供給手段である。次に、限定供給手段は推進棒を後退させて、続く1つ以上の列の形成のために必要な空間を残す。
【0017】
処理チャンバの預入面に移送されるべき多数の列の瓶の移送が完了するまで、限定供給手段は上述の交互動作を実行し続ける。
【0018】
しかし、全ての列が処理され、所望の積み荷が処理チャンバに導入されても、積み荷はまだ少なくとも部分的にチャンバの外側にあるので、目的の場所に達するまでさらに追加の移動が必要である。
【0019】
この追加の移動を完了させるために、本発明は限定供給手段と推進棒の間にパンタグラフ手段を提供して、この目的が達成できるようにした。このパンタグラフ手段は本発明の目的である導入装置の第二コンポーネントを構成する。
【0020】
限定供給手段は、空気圧式ピストン、油圧式ピストン、機械送り式ピストン、又は、例えば推進ケーブル又は走行ケーブル(thrust or traction cables)のような、この目的に適した他の既知のシステムとすることができる。
【0021】
パンタグラフ手段は駆動手段と協働する。
【0022】
駆動手段は、例えばピストン手段、例えば対向する右手ねじと左手ねじからなるウォームねじ(worm screws)を駆動するモーター手段、オフセット二重ラック手段(rack means)、又は他のパンタグラフを動かし位置付けるための動作を生成するのに適した既知の手段とすることができる。
【0023】
本発明によれば、もしパンタグラフが他の適切な移動を可能にして処理チャンバの深さ方向をカバーする場合には、推進棒は、推進位置、非干渉位置、及び、取り出し位置の3つの位置を取ることができる。
【0024】
本発明には、位置制御手段及び/又は管理・指示・制御手段も存在する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1図1は本発明に係る瓶を導入するための導入装置の全体的な立体図である。である。
図2図2図1の導入装置の一実施形態を示す平面図である。
図3図3図1の導入装置の一実施形態の機能を示す概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下に本発明の様々な実施形態を詳細に説明するが、そのうちの1つ以上の例は添付図面に示されている。各例は、本発明の説明のために示されており、本発明を限定するものと理解してはならない。例えば、一実施例の一部として示された又は記載された特徴は、他の実施例にも適用できるか又は関連して、別の実施例を生み出すことができる。本発明にはこのような全ての変形、変更が含まれることが理解できる。
【0027】
添付図面は、処理チャンバ又は凍結乾燥チャンバ15を備えた凍結乾燥装置14と連携する導入装置10の実施形態を説明するために用いられる。
【0028】
凍結乾燥装置14は、単一又は複数の預入面16を備え、その上に凍結乾燥処理される瓶20が載置される。
【0029】
複数の預入面16の場合、それぞれは凍結乾燥チャンバ15の内側に既知の方法で積み重ねられて、既知の方法で常に位置付けることができる。
【0030】
瓶20は供給/放出位置に設けられた預入面16に供給される。同様に、瓶20は供給/放出位置に設けられた預入面16から常に放出される。
【0031】
添付図面では、単に非限定的な例示として、供給/放出位置に設けられた単一の預入面16が示されている。
【0032】
凍結乾燥装置14は、瓶20の各処理ステップの間、凍結乾燥チャンバ15を閉じて封止するように構成された封止扉17も備えている。
【0033】
図示の例では、預入面16は、必要に応じて取り付けられ又は取り外される中間一時接続面18と協働する。
【0034】
他の接続形態は既知である。
【0035】
瓶20のロード又はアンロードの間、中間面18は預入面16と着荷面22の間に位置付けられている。
【0036】
瓶20が着荷面22に到着すると、既知の方法で列に並べられ、次に預入面16に向かって移送される。
【0037】
全体的に、着荷面22は供給手段19及び放出手段21と協働し、供給手段19及び放出手段21はそれぞれ、処理前に一列以上の瓶20を着荷面22に移し、処理後は着荷面22から取り上げる。
【0038】
以上記載してきた内容は、すべて既知であって、従来技術で既に知られている方法によって実現可能である。
【0039】
以上示したように既知の方法で動作する推進棒11は、交互に移動し、供給手段19と協働して預入面16の方向に瓶20を推進することによって瓶20を供給し、後退して着荷面22上に一列以上の瓶20のために必要な空間を残す。
【0040】
添付図面を参照して、この場合に推進棒11は、推進手段と協働する移動式コンテナ12の一部であり、推進手段はピストン13として定義されて交互運動を決定する。
【0041】
上述の記載に基づいて、移動式コンテナ12とピストン13は限定供給手段を構成し、推進棒11に限定された移動を実行させ、着荷面22に存在する瓶20の列と等しい量だけ前進させる。
【0042】
また、移動式コンテナ12、推進棒11、及びピストン13は、導入装置10を構成する。
【0043】
推進棒11が末端に接続されたパンタグラフ23を移動式コンテナ12が収容した導入装置10の実施形態を説明するために、図2を用いる。
【0044】
移動式コンテナ12は、パンタグラフ23を少なくとも後退させた状態で収容する機能のみを実行するので、様々な形状を取ることができる。
【0045】
推進棒11が実行するべき移動に基づき、幾つかの実施例では、導入装置10が幾つかのパンタグラフ23を直列に備えている。
【0046】
パンタグラフ23は、既知の種類とすることができ、この場合、端部は自由スライダ28及びモーター駆動スライダ27と協働することができる。
【0047】
この場合、モーター駆動スライダ27は対応するガイド支持部材(guide bearers)29に形成されたそれぞれのガイド26と協働する。
【0048】
モーター駆動スライダ27は、伝動部材によって直線的に移動することができ、この場合、伝動部材は例えば対向ウォームねじ25であるが、他の実施例(図示せず)では、例えばピストン型リニアアクチュエータ又はオフセット面に載置されたラック(racks)とすることができる。
【0049】
パンタグラフ23を駆動する推進手段も、推進棒11の移動方向と同軸にすることができる。
【0050】
図2では、2つの対向するウォームねじ25が、単に例として示されており、右手ねじ25dと左手ねじ25sで構成されている。
【0051】
幾つかの実施形態では、モーター駆動スライダ27のガイド26のガイド支持部材29は移動式コンテナ12に取り付けることができる。
【0052】
図2に例示した両方のウォームねじ25は、両方に接続されたモーター部材24によって駆動することができる。
【0053】
幾つかの実施例によれば、モーター部材24は図2に示すように移動式コンテナ12に対して部分的に外側に設けることもできるし、又はウォームねじ25と同軸に設けることもできる。
【0054】
ピストン13が最大延長距離に達して、推進動作が完了すると、推進棒11と着荷面22にロードされた瓶20の最後の列は、預入面16から距離Xのところに位置する。
【0055】
次に距離Xをカバーするように構成されたパンタグラフ23が駆動され、推進棒11に別の移動、又はロードのための移動をさせて、瓶20が凍結乾燥チャンバ15の内側に来るように推進し、預入面16に送り込む。
【0056】
昇降手段33又は他の適切な手段によって垂直方向の2箇所に位置付けられるパンタグラフ23又は移動式コンテナ12が、推進棒11に、第一推進位置、非干渉の第二位置、及び第三取り出し位置の3つの異なる作業位置を取るように構成された実施例を図3に示す。
【0057】
図3の左側の第一推進位置では、パンタグラフ23は後退状態で移動式コンテナ12の内側にあり、推進棒11は瓶20と接触する位置にある。
【0058】
図3の中央の非干渉の第二位置では、推進棒11は瓶20の頭上に位置して、瓶20と接触することなくパンタグラフ23によって延長方向に移動可能である。
【0059】
この場合パンタグラフ23は、上述のロード用の移動と同様に、預入面16の深さYをすべてカバーするように移動することもできて、その場合、推進棒11は凍結乾燥チャンバ15の最も内側に位置する瓶20の列を越えた預入面16の後部に達する。
【0060】
図3の右側の第三の取り出し位置では、パンタグラフ23は基本的に最大延長の状態で、推進棒11は引き出し棒として働き、少なくともその一部は最も内側の瓶20と接触して、瓶20を取り出す。実際に、パンタグラフ23が後退位置に戻る時に、推進棒11は瓶20を着荷面22に向かって引き出し、預入面16から放出する。
【0061】
非干渉位置から引き出し位置への経路では、推進棒11は垂直方向に移動して瓶20と協働する。
【0062】
1つのみ図示した接続ブラケット30によってパンタグラフ23と接続された推進棒11の実施例を図3に例示する。この実施例では、推進棒11は下端が接続ブラケット30に向かって回転する。
【0063】
推進及び非干渉位置では、推進棒11は接続ブラケット上に閉じており、引き出し位置では先の位置に対して旋回軸周りに180度回転して、パンタグラフ23の下に位置する。
【0064】
他の実施例では、推進棒11は接続ブラケット30に対して垂直に実質的に瓶の位置と一致する位置からこのより低い位置から突出する位置までスライドすることができる。
【0065】
パンタグラフ23が最大延長位置から後退位置まで戻る移動中、この位置は維持され、推進棒11と瓶20の間で接触して、これらの瓶20を預入面16から着荷面22に戻ることを可能にする。
【0066】
上述の瓶20の導入のために、装置10に対する部品の変更及び/又は追加は、本発明の範囲を逸脱することなく可能であることが明らかである。
【0067】
例えば、導入装置10もモーター部材24に接続され少なくとも位置検出器32を備えた命令制御ユニット31を有することができ、位置検出器32は例えばリニアトランスデューサー又はエンコーダーで、推進棒11の位置を検出する。命令制御ユニット31はモーター部材24を駆動してパンタグラフ23の前進を位置検出器32が検出した推進棒11の位置に基づいて管理するように構成することができ、例えば推進棒11の推進位置から非干渉位置、及び、取り出し位置への選択的な経路を制御することができる。
【0068】
本発明を幾つかの特定の例を参照して記載してきたが、当業者は確実に、請求項に記載された特徴を有し従って請求項によって保護された範囲内の瓶導入装置の多くの他の等価な形態を得ることができることも明らかである。
図1
図2
図3