特許第6445078号(P6445078)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6445078開閉蓋およびそれを用いた包装容器と包装体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6445078
(24)【登録日】2018年12月7日
(45)【発行日】2018年12月26日
(54)【発明の名称】開閉蓋およびそれを用いた包装容器と包装体
(51)【国際特許分類】
   B65D 43/22 20060101AFI20181217BHJP
   B65D 83/08 20060101ALI20181217BHJP
【FI】
   B65D43/22 100
   B65D83/08 B
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-86141(P2017-86141)
(22)【出願日】2017年4月25日
(62)【分割の表示】特願2012-270185(P2012-270185)の分割
【原出願日】2012年12月11日
(65)【公開番号】特開2017-145055(P2017-145055A)
(43)【公開日】2017年8月24日
【審査請求日】2017年4月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390029148
【氏名又は名称】大王製紙株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100062225
【弁理士】
【氏名又は名称】秋元 輝雄
(74)【代理人】
【識別番号】100186060
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 大輔
(72)【発明者】
【氏名】和田 潔
(72)【発明者】
【氏名】馬場 奈三江
(72)【発明者】
【氏名】氏家 広大
(72)【発明者】
【氏名】長谷澤 敦子
【審査官】 吉澤 秀明
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−025980(JP,A)
【文献】 特開2005−162287(JP,A)
【文献】 特開2006−111274(JP,A)
【文献】 特開2001−097421(JP,A)
【文献】 特開2001−225880(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0189367(US,A1)
【文献】 特開平09−295656(JP,A)
【文献】 実開昭58−029911(JP,U)
【文献】 実開昭62−159454(JP,U)
【文献】 実公昭47−018829(JP,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 43/22
B65D 83/08
A47K 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外蓋と内蓋がヒンジを介して一体に形成されてなる開閉蓋であって、
前記外蓋の側端部にロック部と、前記内蓋の側端部に前記ロック部を係合するロック受け部がそれぞれ形成されていて、前記ロック受け部は前記ロック部を挟み込むように2箇所にして設けられ、前記外蓋の下面にインナーリング、前記内蓋の上面に前記インナーリングと嵌合するインナーリング受け部がそれぞれ形成され、該インナーリング受け部の内側に開口部が設けられ、
前記ロック部は、縦断面が湾曲した湾曲部と、湾曲部に延設された指掛部を有し、前記ロック受け部には、係合用突起が設けられ、該係合用突起が前記湾曲部に嵌まり込んで係合することを特徴とする開閉蓋。
【請求項2】
請求項1に記載の開閉蓋の前記開口部が、包装袋の一面に設けられた内容物の取出口と重なるように、前記内蓋の下面と前記包装袋の一面が、接着剤を介して接着していることを特徴とする包装容器。
【請求項3】
請求項2に記載の包装容器において、包装袋に濡らした薄紙あるいは不織布の集積体が包装されていることを特徴とする包装体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉蓋およびそれを用いた包装容器と包装体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
手や顔を拭く濡れおしぼりの代わりや、乳幼児のお尻拭きに、あるいは、便座や床を拭くのに、濡らした薄紙や不織布(以後、ウェットティッシュ)が、使用されるようになってきた。これらは用途によって、色々な薬剤、例えばアルコールや保湿剤、洗浄剤などの水溶液が含浸され水分を含んだ状態である。
【0003】
このウェットティッシュは、1枚ずつ取り出せるように交互等に重ねられて集積され、包装されており、繰り返し容器包装を開閉し取り出しても、残ったウェットティッシュが乾かない様に、再封後の密封性が高い容器包装により包装されている。
【0004】
その一例として、包装袋本体の一面に内容品を取出すことのできる取出口を形成すると共に、この取出口を覆って裏面に接着剤層を形成したシート状外蓋を剥離可能に接着してなる包装袋がある(特許文献1)。
【0005】
この包装袋は、外出したときに携帯するのには便利であるが、再封するときに、蓋材をシワがないように袋の取出口に貼るのは手間がかかり、家庭などに置いておいて使用する場合は面倒である。
【0006】
そのため、家庭などで使用する場合には、プラスチックなどで成形された容器本体に蓋を取り付けて、開閉が容易で、再封するときも密封性のよい容器に前記包装袋を収納する形で使用されている。例えば、容器本体と、容器本体の開口部に装着する蓋本体と、小蓋とからなり、蓋本体の取出し口を小蓋で封止するときは、閉じた小蓋をロック機構で係止して蓋本体の取出し口を封止する容器がある。
【0007】
このような容器のロック機構としては、横方向に伸びる蓋本体の係止突起と横方向に伸びる小蓋の係止突起とから構成され、蓋本体の係止突起と小蓋の係止突起とが互いに乗り越えて係止するものである(特許文献2)。
【0008】
また、容器本体を包装袋として、包装袋に開閉自在の蓋体を取り付けるようにしたものがある。この例としては、包装袋の上面に設けられた取出口を密封するフィルムラベル状の蓋22を、外方から囲繞する開口部が形成された環状の枠体と、枠体の表面側から開口部を閉塞する蓋部材とを有し、枠体の裏面には、枠体1を包装袋の上面に固定する接着部材が設けられている蓋体がある(特許文献3)。
【0009】
この蓋体のロック機構は、枠体に外方に突出する係止部が形成され、蓋部材に設けられた内方に突出する係止片部が前記係止部に係合するようになっている。
公知文献を以下に示す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開昭63−33280号公報
【特許文献2】特開2001−97421号公報
【特許文献3】特開2011−25980号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
特許文献1および2に記載されたロック機構では、横長に突出した突起が、互いに乗り越えることによって、ロックするようになっている。そのため、蓋を開くときに抵抗が大きく、本体側を手で押さえて、他方の手で蓋を開けなければならない。また、係合する部分が磨耗しやすく、長期にわたって繰り返し使用すると係合する強度の安定性が乏しい、などの問題もある。
【0012】
本発明は、再封後の密封性が高く、蓋の開閉でのロック機構の係合、解除の抵抗が少なく容易に行え、また、係合部分の磨耗が少なく長期に安定した係合が得られる開閉蓋と、それを用いた包装容器と、包装体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、請求項1の発明は、外蓋と内蓋がヒンジを介して一体に形成されてなる開閉蓋であって、
前記外蓋の側端部にロック部と、前記内蓋の側端部に前記ロック部を係合するロック受け部がそれぞれ形成されていて、前記ロック受け部は前記ロック部を挟み込むように2箇所にして設けられ、前記外蓋の下面にインナーリング、前記内蓋の上面に前記インナーリングと嵌合するインナーリング受け部がそれぞれ形成され、該インナーリング受け部の内側に開口部が設けられ、
前記ロック部は、縦断面が湾曲した湾曲部と、湾曲部に延設された指掛部を有し、前記ロック受け部には、係合用突起が設けられ、該係合用突起が前記湾曲部に嵌まり込んで係合することを特徴とする開閉蓋である。
【0015】
本発明の請求項の発明は、請求項1に記載の開閉蓋の前記開口部が、包装袋の一面に設けられた内容物の取出口と重なるように、前記内蓋の下面と前記包装袋の一面が、接着剤を介して接着していることを特徴とする包装容器である。
【0016】
本発明の請求項3の発明は、請求項2に記載の包装容器において、包装袋に濡らした薄紙あるいは不織布の集積体が包装されていることを特徴とする包装体である。
【発明の効果】
【0017】
本発明の開封蓋と、それを用いた包装容器と、その包装体は、再封後の密封性が高く、蓋の開閉でのロック機構の係合、解除の抵抗が少なく容易に行え、また、係合部分の磨耗が少なく長期に安定した係合が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】(A)検討技術を模式的に平面で示した説明図である。(B)図1(A)のXX断面を透視した説明図である。
図2】(A)検討技術を取り付けた包装容器の包装体を模式的に側面で示した説明図である。(B)図2(A)の丸で囲んだ部分Yの拡大図である。
図3】本発明の開閉蓋の実施形態を模式的に平面で示した説明図である。
図4】本発明の開閉蓋の実施形態で閉じた状態を模式的に平面で示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
<検討技術>
本発明の説明の前に、本発明に至るに際して検討した検討技術につき説明する。
図1(A)は、検討技術を模式的に平面で示した説明図、(B)は、図1(A)のXX断面を透視した説明図、図2(A)は、前記検討技術を取り付けた包装容器の包装体を模式的に側面で示した説明図、(B)は、図2(A)の丸で囲んだ部分Yの拡大図である。
【0020】
検討技術の開閉蓋100は、図1(A)、(B)のように、外蓋1と内蓋2が、ヒンジ3を介して一体に成形されている。ヒンジ3は2箇所に分けて設けられていて、これにより折り曲げ部(折り曲げ位置)がずれることなく安定して折り曲げることができ、また、十分な反発力が得られるようになっている。このような理由から、必要に応じてヒンジ3を、2箇所以上の複数箇所に設けても良い。
【0021】
外蓋1の側端部にはロック部4が設けられ、ロック部4は、図1図2に示すように外蓋1の上面側となる方向が開放されて外蓋1の側端部の長手方向に沿う溝状の形状で縦断面が湾曲した湾曲部5と、湾曲部5に延設された指掛部6からなっている。また、内蓋2の側端部には、ロック部4を係合するロック受け部7が形成され、ロック受け部7には、係合用突起8が設けられている。
【0022】
この係合用突起8が、図2に示すように縦断面が湾曲した湾曲部5での外蓋1の上面側となる方向が開放されている上記溝状の部分に嵌まり込んで係合するようになっている。このため、係合用突起8の形状は、湾曲部5の内側の形状に合わせて、半球ドーム形状などの曲面に形成するのが好ましい。嵌合の強さは、係合用突起8の突出具合によって、調節することができる。
本検討技術では、ロック受け部7が側端部の中央に設けられていて、ロック受け部7から内蓋2の側端部の長手方向に向かって臨む面である両側2箇所に係合用突起8が設けられている(図1(A)参照)。そして、横長のロック部4の湾曲部5の中央部分に設けられた係合孔9にロック受け部7が入り込んで、係合用突起8が係合孔9の両側の2箇所で湾曲部5での前記溝状の部分に係合するようになっている(図2(A)(B)参照)。
【0023】
また、外蓋1の(蓋をした状態での)下面の中央部分には、リング状の突起からなるインナーリング11が垂設される形で形成されている。また、内蓋2の上面の中央部分には、インナーリング11と嵌合するインナーリング受け部12が上方に起立する形で形成されている。
【0024】
そして、蓋をした状態で、インナーリング11がインナーリング受け部12に嵌合するようになっている。本検討技術では、インナーリング受け部12は、2本のリング状の突起からなり、2本のリングの間の溝部にインナーリング11が入り込んで嵌合するようになっている。
【0025】
また、インナーリング受け部12で囲まれた内側には、開口部13が設けられている。この開口部13を容器本体としての包装袋16の取出口に合わせる形で内蓋2の下面を取り付ける。これにより、包装袋16の取出口から取り出した内容物を開口部13から取り出すことができるようになる。
【0026】
内蓋2の外縁部の上面には、上方に起立する形でリング状に内蓋側面壁14が設けられていて、この内蓋側面壁14の側端部の位置にロック受け部7が形成されている。また、外蓋1の外縁部の(蓋をした状態での)下面には、下方に垂設される形でリング状に外蓋側面壁15が設けられていて、この外蓋側面壁15の側端部の位置にロック部4が形成されている。
【0027】
開閉蓋100は、容器本体としての包装袋16に取り付けて包装容器として使用することができる。図2(A)は、この包装容器に内容物を収納した包装体である。前述のように、容器本体の包装袋16の一面に設けられた内容物の取出口17に、開閉蓋100の開口部13を合わせて取り付けられている。
【0028】
そして、包装袋16には内容物18が包装され、包装体を形成している。内容物18は、薬剤、例えばアルコールや保湿剤、洗浄剤などの水溶液が含浸されて濡れている薄紙あるいは不織布の集積体である。
【0029】
開閉蓋100の容器本体としての包装袋16への取り付けは、内蓋2の下面と包装袋16の一面を、いずれかの面または、両方の面に設けた接着剤(粘着剤を含む)を介して接着して取り付けられている。
【0030】
粘着剤によって取り付けることによって、内容物18がなくなったときに、新しい内容物18の入った包装袋16に取り替えることができる。但し、この構造の密封性を有意に作用させる為には、開閉蓋100を包装袋16に接着するときに、全周で隙間なく接着させることが好ましい。
【0031】
図2(A)では、開閉蓋100は、ヒンジ3で折り返されて、包装袋16に取り付けられた内蓋2に外蓋1が被さっている。このとき、外蓋1のインナーリング11は、内蓋2のインナーリング受け部12と嵌合している。
【0032】
そして、図2(B)の拡大図のように、ロック部4の湾曲部5の内側であって外蓋1の上面側となる方向が開放されている溝状の部分に、ロック受け部7の係合用突起8が係合されている。また、湾曲部5の先には上に凸に湾曲した指掛部6が延設されているので、係合用突起8に湾曲部5を係合するには、指掛部6を上から押し下げるようにすると、湾曲部5が開いてその内側に嵌合する形で包み込むように係合用突起8を係合する。そのため、やわらかい感触でロックすることができる。
【0033】
係合を解除するときは、指掛部6を下からあげるようにすると湾曲部5の湾曲が小さく狭まり、係合用突起8がはずれて、簡単に係合が解除される。このように、変形して係合や解除がされるので、変形しても元に戻る素材で開閉蓋100を形成する必要がある。
【0034】
<実施形態>
以下本発明を実施するための実施形態につき説明する。
図3は、本発明の開閉蓋の実施形態を模式的に平面で示した説明図、図4は、本発明の開閉蓋の実施形態で閉じた状態を模式的に平面で示した説明図である。
【0035】
実施形態の開閉蓋200は、図3のように、外蓋1と内蓋2がヒンジ3を介して一体に成形されている。ヒンジ3は2箇所に分けて設けられていて、これにより折り曲げ部(折り曲げ位置)がずれることなく安定して折り曲げることができ、また、十分な反発力が得られるようになっている。このような理由から、必要に応じてヒンジ3を、2箇所以上の複数箇所に設けても良い。
【0036】
外蓋1の側端部にはロック部4が設けられ、ロック部4は、開閉蓋100と同様に外蓋1の上面側となる方向が開放されて外蓋1の側端部の長手方向に溝状の形状で縦断面が湾曲した湾曲部5と、湾曲部5に延設された指掛部6からなっている。また、内蓋2の側端部には、ロック部4を係合するロック受け部7が形成されている。
【0037】
ロック受け部7には、係合用突起8が設けられ、係合用突起8が湾曲部5に嵌まり込んで係合するようになっている。このため、係合用突起8、8の形状は、湾曲部5の内側の形状に合わせて、半球ドーム形状などの曲面に形成するのが好ましい。嵌合の強さは、係合用突起8の突出具合によって、調節することができる。
【0038】
実施形態の開閉蓋200は、開閉蓋100と異なり、図3に示されているようにロック受け部7が分割されて2箇所に設けられ、それぞれのロック受け部7にそれぞれの係合用突起8が、向かい合うように設けられている。そして、図4のように、ロック部4を2箇所のロック受け部7で挟み込むようにして、係合用突起8が両側の2箇所から湾曲部5に嵌まり込んで係合するようになっている。
【0039】
また、外蓋1の(蓋をした状態での)下面の中央部分には、リング状の突起からなるインナーリング11が垂設される形で形成されている。また、内蓋2の上面の中央部分には、インナーリング11と嵌合するインナーリング受け部12が上方に起立する形で形成されている。
【0040】
そして、蓋をした状態で、インナーリング11がインナーリング受け部12に嵌合するようになっている。本実施形態では、インナーリング受け部12は、1本のリング状の突起からなり、インナーリング11が1本のインナーリング受け部12の外側に嵌合するようになっている。
【0041】
また、インナーリング受け部12で囲まれた内側には、インナーリング受け部12より離れた位置に開口部13が設けられている。この開口部13を容器本体としての包装袋16の取出口に合わせる形で内蓋2の下面を取り付ける。これにより、包装袋16の取出口17から取り出した内容物18を、開口部13から取り出すことができるようになる。
【0042】
外蓋1の外縁部の(蓋をした状態での)下面には、下方に垂設される形でリング状の外蓋側面壁15が設けられていて、この外蓋側面壁15の側端部の位置にロック部4が形成されている。内蓋2の外縁部の上面には、側面壁が設けられておらず、内蓋2の上面から側端部へ向けてロック受け部7が形成されている。
【0043】
開閉蓋200は、開閉蓋100の図2(A)と同様に、容器本体としての包装袋16に取り付けて包装容器として使用することができる。前述のように、容器本体の包装袋16の一面に設けられた内容物の取出口17に、開閉蓋200の開口部13を合わせて取り付ける。
【0044】
そして、包装袋16には内容物18が包装され、包装体を形成している。内容物18は、薬剤、例えばアルコールや保湿剤、洗浄剤などの水溶液が含浸されて濡れている薄紙あるいは不織布の集積体である。
【0045】
開閉蓋200の容器本体としての包装袋16への取り付けは、内蓋2の下面と包装袋16の一面を、いずれかの面または、両方の面に設けた接着剤(粘着剤を含む)を介して接着して取り付けられている。粘着剤によって取り付けることによって、内容物18がなくなったときに、新しい内容物18の入った包装袋16に取り替えることができる。
【0046】
開閉蓋200は、ヒンジ3で折り返されて、包装袋16に取り付けられた内蓋2に外蓋1が被さっている。このとき、外蓋1のインナーリング11は、内蓋2のインナーリング受け部12と嵌合している。
【0047】
そして、ロック部4の湾曲部5の内側に、ロック受け部7の係合用突起8が係合されている。また、湾曲部5の先には上に凸に湾曲した指掛部6が延設されているので、係合用突起8に湾曲部5を係合するには、指掛部6を上から押し下げるようにすると、湾曲部5が開いてその内側に嵌合する形で包み込むように係合用突起8を係合する。そのため、やわらかい感触でロックすることができる。
【0048】
係合を解除するときは、指掛部6を下からあげるようにすると湾曲部5の湾曲が小さく狭まり、係合用突起8がはずれて、簡単に係合が解除される。このように、変形して係合や解除がされるので、変形しても元に戻る素材で開閉蓋200を形成する必要がある。
【0049】
本発明の開閉蓋を形成する素材としては、変形しても元に戻る素材である必要があり、このような素材としては、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、あるいは、直鎖状
低密度ポリエチレンなどのポリエチレン類や、ポリプロピレン、または、その他のポリオレフィン樹脂、例えばパッキング性を付与する為に、エチレンプロピレンゴム(EPR)等を含有したなどが考えられる。
【0050】
以上のように、本発明の開閉蓋は、再封後の密封性が高く、蓋の開閉でのロック機構の係合、解除の抵抗が少なく容易に行え、また、係合部分の磨耗が少なく長期に安定した係合が得られる。
【0051】
この開閉蓋を用いた包装容器は、開閉蓋が前記の特徴を有しているので、容器本体を取り替えて使用しても、係合部分の磨耗が少ないので長期に安定した係合が得られる。また、これを用いた包装体では、内容物の薬剤、例えばアルコールや保湿剤、洗浄剤などの水溶液が含浸されて濡れている薄紙あるいは不織布の集積体が、乾燥することなく、繰り返して開閉しても、長期に使用できる。
【符号の説明】
【0052】
100、200・・・開閉蓋
1・・・外蓋
2・・・内蓋
3・・・ヒンジ
4・・・ロック部
5・・・湾曲部
6・・・指掛部
7・・・ロック受け部
8・・・係合用突起
9・・・係合孔
11・・・インナーリング
12・・・インナーリング受け部
13・・・開口部
14・・・内蓋側面壁
15・・・外蓋側面壁
16・・・包装袋
17・・・取出口
18・・・内容物
図1
図2
図3
図4