特許第6445713号(P6445713)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6445713TTSを利用した宅配注文中継システム及びその方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6445713
(24)【登録日】2018年12月7日
(45)【発行日】2018年12月26日
(54)【発明の名称】TTSを利用した宅配注文中継システム及びその方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20181217BHJP
   H04M 3/527 20060101ALI20181217BHJP
【FI】
   G06Q30/06
   H04M3/527
【請求項の数】16
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2017-548998(P2017-548998)
(86)(22)【出願日】2016年3月10日
(65)【公表番号】特表2018-514849(P2018-514849A)
(43)【公表日】2018年6月7日
(86)【国際出願番号】KR2016002381
(87)【国際公開番号】WO2016148436
(87)【国際公開日】20160922
【審査請求日】2017年10月20日
(31)【優先権主張番号】10-2015-0036881
(32)【優先日】2015年3月17日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517107058
【氏名又は名称】ウーワ ブラザーズ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100115749
【弁理士】
【氏名又は名称】谷川 英和
(74)【代理人】
【識別番号】100121223
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 悟道
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ナクジョン
(72)【発明者】
【氏名】キム,チャンジョン
【審査官】 加舎 理紅子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−179742(JP,A)
【文献】 特開2012−133820(JP,A)
【文献】 韓国公開特許第10−2014−0133048(KR,A)
【文献】 特開2009−010503(JP,A)
【文献】 特開2000−357202(JP,A)
【文献】 特開平11−127189(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
H04M 3/527
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
TTS(Text to Speech)を利用した宅配注文中継システムであって、注文者端末から送信された処理対象の宅配注文を受信する注文受信モジュール;TTSを介して前記処理対象の宅配注文に相当する音声宅配注文を生成するTTSモジュール;前記処理対象の宅配注文に相当する業者に電話の呼び出し又は電話を接続し、接続された電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文を出力する音声出力モジュール;前記電話の呼び出し又は電話を介し、前記業者から前記処理対象の宅配注文の注文応答を受信する応答受信モジュール;前記注文応答に相当する注文処理結果情報を前記処理対象の宅配注文を送信した注文者端末に転送する宅配注文応答モジュール;前記処理対象の宅配注文の処理を先入先出方式のタスクキュー(task queue)に追加する追加モジュール;前記タスクキューから順番に作業を抽出する抽出モジュール;前記抽出モジュールにより前記タスクキューから前記処理対象の宅配注文の処理作業が抽出された場合、前記音声出力モジュールが前記処理対象の宅配注文に相当する業者に電話の呼び出し又は電話を接続し、接続された電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文を出力するように制御する制御モジュール;前記注文者端末から前記処理対象の宅配注文のキャンセル要求を受信するキャンセル要求受信モジュール;及び前記処理対象の宅配注文のキャンセル要求に応答して、前記処理対象の宅配注文のキャンセル処理を実行するキャンセルモジュールを含み、前記キャンセルモジュールは、前記処理対象の宅配注文に相当する業者に電話の呼び出し又は電話が接続される前である場合には、前記タスクキューから前記処理対象の宅配注文を削除し、前記処理対象の宅配注文に相当する業者に接続されてある電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文が出力されている場合には、前記処理対象の宅配注文のキャンセルメッセージ送信作業を前記タスクキューに最優先順位として追加し、前記制御モジュールは、前記抽出モジュールにより前記タスクキューで前記処理対象の宅配注文のキャンセルメッセージ送信作業が抽出された場合、前記処理対象の宅配注文のキャンセル要求に相当する前記処理対象の宅配注文のキャンセル指示メッセージを前記業者の端末に転送する宅配注文中継システム。
【請求項2】
前記宅配注文中継システムは、前記処理対象の宅配注文に相当するテキストメッセージを前記業者の端末に送信するテキストメッセージ送信モジュールをさらに含む請求項1に記載のTTSを利用した宅配注文中継システム。
【請求項3】
前記キャンセルモジュールは、所定のキャンセル可能期間が経過していない場合に前記処理対象の宅配注文のキャンセル処理を行い、前記キャンセル可能期間は、前記業者から前記処理対象の宅配注文に対する注文応答を受信するまでの期間である請求項に記載のTTSを利用した宅配注文中継システム。
【請求項4】
前記音声出力モジュールは、前記業者に電話の呼び出し又は電話が接続されていない場合、一定の待機期間が経過した後、前記業者に再度電話の呼び出し又は電話の接続をしようとする請求項1に記載のTTSを利用した宅配注文中継システム。
【請求項5】
前記キャンセルモジュールは、前記業者に対する最初の電話の呼び出し又は電話の接続を試みた後に所定の限界期間内に前記業者に電話の呼び出し又は電話が接続されていない場合、前記処理対象の宅配注文をキャンセルする請求項に記載のTTSを利用した宅配注文中継システム。
【請求項6】
宅配注文中継システムは、前記処理対象の宅配注文に相当する業者に接続されてある電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文が出力される途中で、前記電話の呼び出し又は電話が切断された場合、前記業者の端末に返信番号を送信する返信番号送信モジュールをさらに含み、前記音声出力モジュールは、前記業者が前記返信番号を介して前記宅配注文中継システムに電話の呼び出し又は電話を接続した場合は、接続された電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文を再度出力する請求項1に記載のTTSを利用した宅配注文中継システム。
【請求項7】
前記応答受信モジュールが前記処理対象の宅配注文の受付応答を受信した場合、前記音声出力モジュールは、前記電話の呼び出し又は電話を介して推定配達時間を問い合わせる音声を出力し、前記応答受信モジュールは、前記電話の呼び出し又は電話を介して、前記業者から推定配達時間情報を受信し、前記宅配注文応答モジュールは、前記推定配達時間の情報を含む注文処理結果情報を前記注文者端末に送信し、前記応答受信モジュールが前記処理対象の宅配注文に対する拒否応答を受信した場合、前記音声出力モジュールは、前記電話の呼び出し又は電話を介して受付拒否の理由を問い合わせる音声を出力し、前記応答受信モジュールは、前記電話の呼び出し又は電話を介して、前記業者から受付拒否の理由情報について受信し、前記宅配注文応答モジュールは、前記受付拒否の理由情報を含む注文処理結果情報を前記注文者端末に転送する請求項1に記載のTTSを利用した宅配注文中継システム。
【請求項8】
TTSを利用した宅配注文中継方法であって、宅配注文中継システムが、注文者端末から送信された処理対象の宅配注文を受信する注文受信ステップ;前記宅配注文中継システムが、TTSを介して前記処理対象の宅配注文に相当する音声宅配注文を生成するTTSステップ;前記宅配注文中継システムが、前記処理対象の宅配注文に相当する業者に電話の呼び出し又は電話を接続し、接続された電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文を出力する音声出力ステップ前記宅配注文中継システムが、前記電話の呼び出し又は電話を介して前記業者から前記処理対象の宅配注文の注文応答を受信する応答受信ステップ;前記宅配注文中継システムが、前記注文応答に相当する注文処理結果情報を前記処理対象の宅配注文を送信した注文者端末に転送する宅配注文応答ステップ;前記宅配注文中継システムが、前記処理対象の宅配注文の処理を先入先出方式のタスクキューに追加する追加ステップ;及び前記宅配注文中継システムが、前記タスクキューから順番に作業を抽出するステップを含むが、前記音声出力ステップは前記タスクキューから前記処理対象の宅配注文の処理作業が抽出された場合に実行され、前記宅配注文中継方法は、前記宅配注文中継システムが、前記注文者端末から前記処理対象の宅配注文のキャンセル要求を受信するキャンセル要求受信ステップ;及び前記宅配注文中継システムが、前記処理対象の宅配注文のキャンセル要求に応答して、前記処理対象の宅配注文のキャンセル処理を実行するキャンセルステップをさらに含むが、前記処理対象の宅配注文のキャンセル処理は、前記処理対象の宅配注文に相当する業者に電話の呼び出し又は電話が接続される前である場合には、前記タスクキューから前記処理対象の宅配注文を削除するステップ;及び前記処理対象の宅配注文に相当する業者に接続されてある電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文が出力されている場合には、前記処理対象の宅配注文のキャンセルメッセージ送信作業を前記タスクキューに最優先順位として追加するステップを含み、前記宅配注文中継方法は、前記タスクキューから前記処理対象の宅配注文のキャンセルメッセージ送信作業が抽出された場合、前記処理対象の宅配注文のキャンセル要求に相当する前記処理対象の宅配注文のキャンセル指示メッセージを前記業者の端末に転送するステップをさらに含む宅配注文中継方法。
【請求項9】
前記宅配注文中継方法は、前記宅配注文中継システムが、前記処理対象の宅配注文に相当するテキストメッセージを前記業者の端末に送信するテキストメッセージ送信ステップをさらに含む請求項に記載のTTSを利用した宅配注文中継方法。
【請求項10】
前記キャンセルステップは、前記宅配注文中継システムが、所定のキャンセル可能期間が経過していない場合に前記処理対象の宅配注文のキャンセル要求に応答して、前記処理対象の宅配注文のキャンセル処理を実行するステップを含み、前記キャンセル可能期間は、前記業者から前記処理対象の宅配注文に対する注文応答を受信するまでの期間である請求項に記載のTTSを利用した宅配注文中継方法。
【請求項11】
前記音声出力ステップは、前記業者に電話の呼び出し又は電話が接続されていない場合、一定の待機期間が経過した後、前記業者に再度電話の呼び出し又は電話の接続をしようとするステップを含む請求項に記載のTTSを利用した宅配注文中継方法。
【請求項12】
宅配注文中継方法は、前記業者に対する最初の電話の呼び出し又は電話の接続を試みた後に所定の限界期間内に前記業者に電話の呼び出し又は電話が接続されていない場合、前記処理対象の宅配注文をキャンセルするステップをさらに含む請求項11に記載のTTSを利用した宅配注文中継方法。
【請求項13】
宅配注文中継方法は、前記処理対象の宅配注文に相当する業者に接続されてある電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文が出力される途中で、前記電話の呼び出し又は電話が切断された場合、前記業者の端末に返信番号を送信するステップ;及び前記業者が前記返信番号を介して前記宅配注文中継システムに電話の呼び出し又は電話を接続した場合、接続された電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文を再度出力するステップをさらに含む請求項に記載のTTSを利用した宅配注文中継方法。
【請求項14】
前記宅配注文中継方法は、前記処理対象の宅配注文に対する受付応答が受信された場合、前記宅配注文中継システムが、前記電話の呼び出し又は電話を介して推定配達時間を問い合わせる音声を出力し、前記電話の呼び出し又は電話を介して、前記業者から推定配達時間情報を受信するステップ;及び前記処理対象の宅配注文に対する拒否応答が受信された場合、前記宅配注文中継システムが、前記電話の呼び出し又は電話を介して受付拒否の理由を問い合わせる音声を出力し、前記電話の呼び出し又は電話を介して、前記業者から受付拒否の理由情報を受信するステップをさらに含み、前記処理対象の宅配注文に対する受付応答が受信された場合には、前記注文処理結果情報は、前記推定配達時間情報を含み、前記処理対象の宅配注文に対する拒否応答が受信された場合には、前記注文処理結果情報は、前記受付拒否の理由情報を含む請求項に記載のTTSを利用した宅配注文中継方法。
【請求項15】
データ処理デバイスにインストールされ、請求項8ないし請求項14のいずれか1項に記載の方法を実行する記録媒体に格納されたコンピュータプログラム。
【請求項16】
宅配注文中継システムであって、プロセッサ;及び前記プロセッサによって実行されるコンピュータプログラムを格納するメモリを含み、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサによって実行される場合、前記宅配注文中継システムが請求項8から請求項14のいずれか1項に記載の方法を実行するようにした宅配注文中継システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、TTS(Text to Speech)を利用した宅配注文中継システム及びその方法に関するものであり、より詳細には、相手先の端末から要求された宅配注文をTTSを利用して音声で配達業者に中継するシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
通常宅配注文のような宅配商品を注文するためには、該当する業者であるプロバイダから提供されるチラシやホームページを介して注文可能な商品のリストを確認した後、これらのいずれかを選択して、プロバイダに電話の呼び出し又は電話をして注文する過程を経ることになる。
【0003】
ところが、多くの配達業者に対していちいち前記過程を経て希望の商品を選択することは、多くの時間と労力がかかるため、最近は多くの配達業者と加盟関係を結んで、彼らが提供する多数のメニューを業者別に一目瞭然に整理して提供するインターネットサービスが浮上している。さらに、これらのインターネットサービスの中では、ユーザーにメニューを選択するようにして、選択したメニューの注文を要求できるようにするアプリケーションを提供する宅配注文中継サービスを一緒に提供するところもある。従来の宅配注文中継サービスを提供する業者は、通常、注文者から宅配注文が配信されると、その宅配注文に相当する配達業者に直接電話の呼び出し又は電話をかけて注文が要求された商品を配送するように指示する方法で中継サービスを提供している。
【0004】
しかし、このような従来の宅配注文中継方式では、配達業者に直接電話の呼び出し又は電話をかける役割を実行する多数の従業員が必要なため、人材の消耗が激しいという問題がある。
【0005】
また、注文者が入力した配送発注情報を肉声で伝える必要があるため伝達過程でエラーが発生し、宅配注文の伝達が迅速に行われることがないという問題点も存在するのが実情である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国公開特許公報10−2007−0049951
【特許文献2】韓国公開特許公報10−2008−0100154
【特許文献3】韓国公開特許公報10−2006−0040782
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上述した従来の諸問題を解決するためのものであり、本発明が達成しようとする課題は、TTSを介して、宅配注文を配達業者に中継することができるシステム及び方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面によると、TTS(Text to Speech)を利用した宅配注文中継システムであって、注文者端末から送信された処理対象である宅配注文を受信する注文受信モジュール、TTSを介して前記処理対象の宅配注文に相当する音声宅配注文を生成するTTSモジュール、前記処理対象の宅配注文に相当する業者に電話の呼び出し又は電話(Phone Call)を接続し、接続された電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文を出力する音声出力モジュール、前記電話の呼び出し又は電話を介して、前記業者から前記処理対象の宅配注文の注文応答を受信する応答受信モジュール、及び前記注文応答に相当する注文処理結果情報を前記処理対象の宅配注文を送信した注文者端末に転送する宅配注文応答モジュールを含む宅配注文中継システムが提供される。
【0009】
本発明に係る一実施例では、前記宅配注文中継システムは、前記処理対象の宅配注文に相当するテキストメッセージを前記業者の端末に送信するテキストメッセージ送信モジュールをさらに含むことができる。
【0010】
本発明に係る一実施例では、前記宅配注文中継システムは、前記処理対象の宅配注文の処理を先入先出方式のタスクキュー(task queue)に追加する追加モジュール、前記タスクキューで順番に作業を抽出する抽出モジュール、前記抽出モジュールにより前記タスクキューから前記処理対象の宅配注文の処理作業が抽出された場合、前記音声出力モジュールが前記処理対象の宅配注文に相当する業者に電話の呼び出し又は電話を接続し、接続された電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文を出力するように制御する制御モジュールをさらに含むことができる。
【0011】
本発明に係る一実施例では、前記宅配注文中継システムは、前記注文者端末から前記処理対象の宅配注文のキャンセル要求を受信するキャンセル要求受信モジュールと、前記処理対象の宅配注文のキャンセル要求に応答して、前記処理対象の宅配注文のキャンセルタスクを実行するキャンセルモジュールをさらに含むが、前記キャンセルモジュールは、前記処理対象の宅配注文に相当する業者に電話の呼び出し又は電話が接続される前である場合には、前記タスクキューから前記処理対象の宅配注文を削除し、前記処理対象の宅配注文に相当する業者に接続された電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文が出力されている場合には、前記処理対象の宅配注文のキャンセルメッセージ送信作業を前記タスクキューに最優先順位として追加し、前記制御モジュールは、前記抽出モジュールによって、前記タスクキューから前記処理対象の宅配注文のキャンセルメッセージ送信作業が追加された場合には、前記処理対象の宅配注文のキャンセル要求に相当する前記処理対象の宅配注文のキャンセル指示メッセージを前記業者の端末に転送することができる。
【0012】
本発明に係る一実施例では、前記キャンセルモジュールは、所定のキャンセル可能期間が経過していない場合に前記処理対象の宅配注文のキャンセル処理を行い、前記キャンセル可能期間は、前記業者から前記処理対象の宅配注文の注文応答を受信するまでの期間であることがある。
【0013】
本発明に係る一実施例では、前記音声出力モジュールは、前記業者に電話の呼び出し又は電話が接続されていない場合には、一定の待機期間が経過した後、前記業者に再度電話の呼び出し又は電話の接続を試みることができる。
【0014】
本発明に係る一実施例では、宅配注文中継システムは、前記業者の最初の電話の呼び出し又は電話の接続を試みた後に所定の限界期間内に前記業者に電話の呼び出し又は電話が接続されていない場合には、前記処理対象の宅配注文をキャンセルするキャンセルモジュールをさらに含むことができる。
【0015】
本発明に係る一実施例では、宅配注文中継システムは、前記処理対象の宅配注文に相当する業者に接続されてある電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文が出力される途中で、前記電話の呼び出し又は電話が切断された場合には、前記業者の端末に返信番号を送信する返信番号送信モジュールをさらに含み、前記音声出力モジュールは、前記業者が前記返信番号を介して前記宅配注文中継システムに電話の呼び出し又は電話を接続した場合、接続された電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文を再出力することができる。
【0016】
本発明に係る一実施例では、前記応答受信モジュールが前記処理対象の宅配注文の受付応答を受信した場合、前記音声出力モジュールは、前記電話の呼び出し又は電話を介して推定配達時間を問い合わせる音声を出力し、前記応答受信モジュールは、前記電話の呼び出し又は電話を介して、前記業者から推定配達時間情報を受信し、前記宅配注文応答モジュールは、前記推定配達時間の情報を含む注文処理結果情報を前記注文者端末に送信し、前記応答受信モジュールが前記処理対象の宅配注文の拒否応答を受信した場合、前記音声出力モジュールは、前記電話の呼び出し又は電話を介して受付拒否の理由を問い合わせる音声を出力し、前記応答受信モジュールは、前記電話の呼び出し又は電話を介して、前記業者から受付拒否の理由情報を受信し、前記宅配注文応答モジュールは、前記受付拒否の理由情報を含む注文処理結果情報を前記注文者端末に転送することができる。
【0017】
本発明の他の一側面によると、TTSを利用した宅配注文中継方法であって、宅配注文中継システムが、注文者端末から送信された処理対象の宅配注文を受信する注文受信ステップ、前記宅配注文中継システムがTTSを介して前記処理対象の宅配注文に相当する音声宅配注文を生成するTTSステップ、前記宅配注文中継システムが、前記処理対象の宅配注文に相当する業者に電話の呼び出し又は電話を接続し、接続された電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文を出力する音声出力ステップ、前記宅配注文中継システムが、前記電話の呼び出し又は電話を介して、前記業者から前記処理対象の宅配注文の注文応答を受信する応答受信ステップ、前記宅配注文中継システムが、前記注文応答に相当する注文処理結果情報を前記処理対象の宅配注文を送信した注文者端末に転送する宅配注文応答ステップとを含む宅配注文中継方法が提供される。
【0018】
本発明に係る一実施例では、前記宅配注文中継方法は、前記宅配注文中継システムが、前記処理対象の宅配注文に相当するテキストメッセージを前記業者の端末に送信するテキストメッセージ送信ステップをさらに含むことができる。
【0019】
本発明に係る一実施例では、前記宅配注文中継方法は、前記宅配注文中継システムが、前記処理対象の宅配注文の処理を先入先出方式のタスクキューに追加する追加ステップ、前記宅配注文中継システムが、前記タスクキューで順番に作業を抽出するステップとを含むが、前記音声出力ステップは、前記タスクキューから前記処理対象の宅配注文の処理作業が抽出された場合に実行されることができる。
【0020】
本発明に係る一実施例では、前記宅配注文中継方法は、前記宅配注文中継システムが、前記注文者端末から前記処理対象の宅配注文のキャンセル要求を受信するキャンセル要求受信ステップ、前記宅配注文中継システムが、前記処理対象の宅配注文のキャンセル要求に応答して、前記処理対象の宅配注文のキャンセル処理を実行するキャンセルステップをさらに含むが、前記処理対象の宅配注文のキャンセル処理は、前記処理対象の宅配注文に相当する業者に電話の呼び出し又は電話が接続される前である場合には、前記タスクキューから前記処理対象の宅配注文を削除するステップ、前記処理対象の宅配注文に相当する業者に接続されてある電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文が出力されている場合には、前記処理対象の宅配注文のキャンセルメッセージ送信作業を前記タスクキューに最最優先順位に追加するステップとを含み、前記宅配注文中継方法は、前記タスクキューから前記処理対象の宅配注文のキャンセルメッセージ送信作業が抽出された場合には、前記処理対象の宅配注文のキャンセル要求に相当する前記処理対象の宅配注文のキャンセル指示メッセージを前記業者の端末に送信するステップをさらに含むことができる。
【0021】
本発明に係る一実施例では、前記キャンセルステップは、前記宅配注文中継システムが、所定のキャンセル可能期間が経過していない場合に前記処理対象の宅配注文のキャンセル要求に応答して、前記処理対象の宅配注文のキャンセル処理を実行するステップを含み、前記キャンセル可能期間は、前記業者から前記処理対象の宅配注文の注文応答を受信するまでの期間であることがある。
【0022】
本発明に係る一実施例では、前記音声出力のステップは、前記業者に電話の呼び出し又は電話が接続されていない場合、一定の待機期間が経過した後、前記業者に再度電話の呼び出し又は電話の接続をしようとするステップを含むことができる。
【0023】
本発明に係る一実施例では、宅配注文中継方法は、前記業者の最初の電話の呼び出し又は電話の接続を試みた後に所定の限界期間内に前記業者に電話の呼び出し又は電話が接続されていない場合、前記処理対象の宅配注文をキャンセルするステップをさらに含むことがある。
【0024】
本発明に係る一実施例では、宅配注文中継方法は、前記処理対象の宅配注文に相当する業者に接続されてある電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文が出力されている途中で前記電話の呼び出し又は電話が切断された場合には、前記業者の端末に返信番号を送信するステップ、前記業者が前記返信番号を介して前記宅配注文中継システムに電話の呼び出し又は電話を接続した場合、接続された電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文を再度出力するステップをさらに含むことができる。
【0025】
本発明に係る一実施例では、前記宅配注文中継方法は、前記処理対象の宅配注文に対する受付応答が受信された場合、前記宅配注文中継システムが、前記電話の呼び出し又は電話を介して推定配達時間を問い合わせる音声を出力し、前記電話の呼び出し又は電話を介して、前記業者から推定配達時間情報を受信するステップ、前記処理対象の宅配注文に対する拒否応答が受信された場合には、前記宅配注文中継システムが、前記電話の呼び出し又は電話を介して受付拒否の理由を問い合わせる音声を出力し、前記電話の呼び出し又は電話を介して、前記業者から受付拒否の理由情報を受信するステップとをさらに含み、前記処理対象の宅配注文に対する受付応答が受信された場合には、前記注文処理結果情報は、前記推定配達時間情報を含み、前記処理対象の宅配注文に対する受付応答が受信された場合には、前記注文処理結果情報は、前記注文拒否理由情報を含むことができる。
【0026】
本発明の他の一側面によると、データ処理デバイスにインストールされ、上述した方法を実行する記録媒体に格納されたコンピュータプログラムが提供される。
【0027】
本発明の他の一側面によると、宅配注文中継システムであって、プロセッサと、前記プロセッサによって実行されるコンピュータプログラムを格納するメモリとを含み、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサによって実行される場合、前記宅配注文中継システムが、上述した方法を実行する宅配注文中継システムが提供される。
【発明の効果】
【0028】
本発明の本発明に係る一実施例によると、TTSを介して、配達業者に配信する宅配注文音声を自動生成し、これを配達業者に配信するため、受付された宅配注文の配信及び応答のために多数の人材が必要とされる従来の問題点を解決することができる効果がある。
【0029】
また、本発明の本発明に係る一実施例によると、多数の注文者から要求された宅配注文をキューを介して効果的に管理することができ、要求された宅配注文のキャンセル要求を効果的に処理することができる技術的思想を提供することができる。
【0030】
また、配達業者に宅配注文を配信する途中、前記配達業者との電話の呼び出し又は電話接続が切断される場合でも、宅配注文の伝達過程を再開することができる技術的思想を提供することができ、配達業者の都合などにより、前記配達業者と電話の呼び出し又は電話接続がされていない場合でも、効果的にハンドリングすることができる技術的思想を提供することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
本発明の詳細な説明で引用される図面をより十分に理解するために、各図面の簡単な説明が提供される。
図1】本発明の一実施形態に係る宅配注文中継システムの構成環境を概略的に説明するための図である。
図2】本発明の一実施形態に係る宅配注文中継システムの概略的な構成を示すブロック図である。
図3】本発明の一実施形態に係る宅配注文中継システムが送信するテキストメッセージの一例を示した図である。
図4】本発明の一実施形態に係る宅配注文中継システムが動作する過程を示すフローチャートである。
図5】音声宅配注文を出力する途中で、前記電話の呼び出し又は電話が途切れる場合、本発明の一実施形態に係る宅配注文中継システムが動作する方法を示すフローチャートである。
図6】業者側が電話の呼び出し又は電話を受けない場合、本発明の一実施形態に係る宅配注文中継システムが動作する方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本発明は、様々な変換を加えることができ、いくつかの実施例を有することができ、特定の実施例を図面に例示して詳細に説明する。しかし、これは本発明を特定の実施形態について限定するものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変換、均等物及び代替物を含むものと理解されるべきである。本発明を説明するにあたって、関連する公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にすることがあると判断される場合、その詳細な説明を省略する。
【0033】
第1、第2などの用語は、様々な構成要素を説明するために使用されることがあるが、前記構成要素は、前記用語によって限定されてはならない。前記用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別するためにのみ使用される。
【0034】
本出願で使用した用語は、単に特定の実施例を説明するために使用されたもので、本発明を限定する意図ではない。単数の表現は、文脈上明らかに別の意味でない限り、複数の表現を含んでいる。
【0035】
本明細書において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするのであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。
【0036】
また、本明細書において、いずれかの構成要素が他の構成要素にデータを「送信」する場合には、前記構成要素は、前記他の構成要素に直接前記データを転送することができ、少なくとも一つの別の構成要素を介して前記データを前記他の構成要素に転送することもできることを意味する。逆にいずれか一つの構成要素が他の構成要素にデータを「直接送信」する場合には、前記構成要素から別の構成要素を通さず、前記他の構成要素として、前記データが送信されることを意味する。
【0037】
以下、添付された図面を参照して、本発明の実施例を中心に、本発明を詳細に説明する。各図面に提示された同一の参照符号は同じ部材を示す。
【0038】
図1は、本発明の一実施形態に係る宅配注文中継システムの構成環境を概略的に説明するための図である。
【0039】
図1に示されたように、前記宅配注文中継システム100は、注文者端末200〜200−Nが要求している宅配注文を配達業者300〜300−Mに中継することができる。
【0040】
前記宅配注文中継システム100は、注文者端末200〜200−Nと有・無線ネットワークを介して相互に接続することができ、本発明の技術的思想を実装するのに必要な各種データ、及び/または情報を送受信することができる。例えば、前記宅配注文中継システム100は、前記注文者端末(例えば、200)から宅配注文を受信することができ、前記宅配注文の処理結果を前記注文者端末(例えば、200)に送信することができる。
【0041】
前記注文者端末200〜200−Nは、デスクトップ、ラップトップを含むデータ処理デバイスであることがあり、好ましくは、携帯電話の呼び出し又は電話、スマートフォン、タブレットPC、PDA(Personal Digital Assistant)を含むモバイル機器、またはその他の無線接続機能を有するハンドヘルドデバイスを含む無線コンピューティングデバイスまたは他の無線モデムに接続された処理デバイスであることもできる。
【0042】
前記宅配注文中継システム100が注文者端末(例えば、200)から受信した宅配注文を中継する各配達業者300〜300−Mは、前記宅配注文中継システム100と電話の呼び出し又は電話通話を実行するための電話の呼び出し又は電話機310〜310−Mを店に備えることができ、前記宅配注文中継システム100からのテキストメッセージを受信したり、前記宅配注文中継システム100とデータ通信を行うための別の端末320〜320−Mを含むことができる。前記端末320〜320−Mは、デスクトップ、ラップトップを含むデータ処理デバイスであることがあり、好ましくは、携帯電話の呼び出し又は電話、スマートフォン、タブレットPC、PDAを含むモバイル機器、またはその他の無線接続機能を有するハンドハンドヘルドデバイスを含む無線コンピューティングデバイスまたは他の無線モデムに接続された処理デバイスであることもできる。
【0043】
一方、上述したように、前記宅配注文中継システム100は、宅配注文を中継することができる。このため、前記宅配注文中継システム100は、前記宅配注文中継システム100に加入した多数の加盟店300〜300−Mの情報と、それぞれの加盟店300〜300−Mが提供する配達商品についての情報を所定のDB(未図示)に格納/管理することができる。前記宅配注文中継システム100は、前記宅配注文中継システム100に接続した注文者端末(例えば、200)に複数の加盟店に関する情報と、それぞれの加盟店が提供する複数の配達商品に関する情報を提供することにより、前記注文者端末200に相当する注文者がこのいずれかを選択して、配達商品の宅配注文を要求するようにすることができる。一方、注文者が前記宅配注文中継システム100に宅配注文を送信する場合には、前記宅配注文中継システム100は、前記宅配注文に相当する業者(例えば、300)の電話(例えば、310)に電話の呼び出し又は電話を接続し、前記宅配注文を配信することができ、これとは別に前記業者(例えば、300)の端末(例えば、320)に宅配注文に係る内容を含むテキストメッセージを送信することもできる。
【0044】
図2は、本発明の一実施形態に係る宅配注文中継システムの概略的な構成を示すブロック図である。
【0045】
図2を参照すると、前記宅配注文中継システム100は、注文受信モジュール110、TTSモジュール120、音声出力モジュール130、テキストメッセージ送信モジュール135、応答受信モジュール140、宅配注文応答モジュール150、追加モジュール160、抽出モジュール165、キャンセル要求受信モジュール170、キャンセルモジュール180、返信番号送信モジュール190、制御モジュール195とを含むことができる。本発明の実施例によっては、図2の構成要素の内のいくつかの構成要素は、必ずしも本発明の実施に不可欠で必要な構成要素に相当していない場合があり、また、実施例に基づき、前記宅配注文中継システム100は、これよりも多くの構成要素を含むこともあるのは無論である。
【0046】
前記宅配注文中継システム100は、本発明の技術的思想を具現するために必要なハードウェアリソース(resource)及び/またはソフトウェアを備えることができ、必ずしも一つの物理的な構成要素を意味したり、一つのデバイスを意味するわけではない。すなわち、前記宅配注文中継システム100は、本発明の技術的思想を具現するために具備されるハードウェア及び/またはソフトウェアの論理的な結合を意味することができ、必要な場合には、互いに離隔したデバイスにインストールされ、それぞれの機能を実行することにより、本発明の技術的思想を実装するための論理的な構成の集合として実装されることもできる。また、前記宅配注文中継システム100は、本発明の技術的思想を具現するための、それぞれの機能や役割ごとに個別に実装されている構成の集合を意味することもできる。例えば、前記注文受信モジュール110、TTSモジュール120、音声出力モジュール130、テキストメッセージ送信モジュール135、応答受信モジュール140、宅配注文応答モジュール150、追加モジュール160、抽出モジュール165、キャンセル要求受信モジュール170、キャンセルモジュール180、返信番号送信モジュール190及び/または制御モジュール195は、異なる物理デバイスに位置することもあり、同じ物理デバイスに位置することもできる。また、実装例に応じては、前記注文受信モジュール110、TTSモジュール120、音声出力モジュール130、テキストメッセージ送信モジュール135、応答受信モジュール140、宅配注文応答モジュール150、追加モジュール160、抽出モジュール165、キャンセル要求受信モジュール170、キャンセルモジュール180、返信番号送信モジュール190及び/または制御モジュール195など、それぞれのモジュールを構成する詳細構成にも、異なる物理デバイスに位置し、異なる物理デバイスの詳細構成が互いに有機的に結合され、それぞれのモジュールが実行する機能を実現することもできる。
【0047】
また、本明細書ではモジュールとは、本発明の技術的思想を実行するためのハードウェア及び前記ハードウェアを駆動するためのソフトウェアの機能的、構造的な結合を意味することがある。例えば、前記モジュールは、所定のコードと前記所定のコードが実行されるための、ハードウェアリソースの論理的な単位を意味することができ、必ずしも物理的に接続されたコードを意味したり、一種類のハードウェアを意味するわけではないことが通常の技術者には容易に推論することができる。
【0048】
以下では、説明の便宜のために、前記宅配注文中継システム100が注文者端末200と業者端末300を中継する例について説明するが、前記宅配注文中継システム100は、他の相手先の端末(つまり、200−1〜200−N)と、他の加盟店の端末(つまり、300−1〜300−M)を中継することができるということは、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば容易に理解することができあるだろう。
【0049】
前記制御モジュール195は、前記宅配注文中継システム100に含まれる他の構成(例えば、注文受信モジュール110、TTSモジュール120、音声出力モジュール130、テキストメッセージ送信モジュール135、応答受信モジュール140、宅配注文応答モジュール150、追加モジュール160、抽出モジュール165、キャンセル要求受信モジュール170、キャンセルモジュール180及び/または返信番号送信モジュール190など)の機能及び/またはリソースを制御することができる。
【0050】
前記注文受信モジュール110は、注文者端末200から送信された処理対象の宅配注文を受信することができる。実施例に基づき、前記注文受信モジュール110は、前記注文者端末200から宅配注文を受信する前に、前記注文者端末200において、前記宅配注文中継システム100の加盟店(例えば、300)を選択するか、選択された加盟店で提供される配達商品の宅配注文を要求できるように、前記注文者端末200に、前記宅配注文中継システム100に加入した加盟店300〜300−Mに関する情報、及び/またはそれぞれの加盟店300〜300−Mで提供される配達商品についての情報を提供することができる。
【0051】
前記注文者端末200から加盟店300及び前記加盟店から提供される配達商品を選択して、前記加盟店に、前記配達商品を届けてほしいという処理対象の宅配注文を送信する場合は、前記注文受信モジュール110は、前記処理対象の宅配注文を受信することができる。前記注文者端末200が送信する処理対象の宅配注文は注文者が選択した配達業者や配達商品についての情報を含むことができる。また、前記処理対象の宅配注文は注文者が希望する別のリクエストに関する情報、決済手段に関する情報、及び/または商品が配達される配達先の情報をさらに含むこともできる。
【0052】
一方、前記TTSモジュール120は、TTSを介して前記処理対象の宅配注文に相当する音声宅配注文を生成することができる。前記TTSモジュール120は、音声合成を介して前記音声宅配注文を生成することができる。音声合成は、声の音波を機械が自動的に作り出す技術として、人の声を録音して、一定の音声単位に分割して保存し、その後の指示に応じて必要な音声単位だけを再び合わせ声を人為に作り出す技術である。したがって、前記TTSモジュール120が生成される結果である音声宅配注文は人が聞くことができる音声データであることができる。
【0053】
本発明に係る一実施例では、前記TTSモジュール120は、前記処理対象の宅配注文に含まれている個々の情報(例えば、配達業者、配達商品は、要求事項、決済手段、住所等)、前記処理対象の宅配注文を識別することができる固有の注文番号を含むテキストを作成し、音声合成を介して生成されたテキストに相当する音声宅配注文を生成することができる。
【0054】
例えば、音声宅配注文は、「配達業者〜〜〜に要求された宅配注文です。注文番号は〜〜〜〜です。宅配物は〜〜〜〜です。配達先は〜〜〜〜です。ご注文受付は1番、注文拒否は0番を押してください」などのような内容を含むことができる。
【0055】
一方、前記音声出力モジュール130は、前記処理対象の宅配注文に相当する業者300の電話の呼び出し又は電話機310に電話の呼び出し又は電話を接続し、接続された電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文を出力することにより、前記業者300の従業員や管理者が電話の呼び出し又は電話機310を介して音声宅配注文を聞いて宅配注文の内容を把握することができる。
【0056】
このように、本発明の技術的思想に基づく宅配注文中継システム100は、TTSにより自動的に宅配注文に相当する音声データを生成し、電話の呼び出し又は電話を介してこれを業者に伝達することができる。したがって、本発明の技術的思想によれば、加盟店に電話の呼び出し又は電話をかけて宅配注文の内容を肉声に伝達する別途の従業員が必要なく、電話の呼び出し又は電話を介して宅配注文を中継することができる。
【0057】
一方、前記テキストメッセージ送信モジュール135は、前記処理対象の宅配注文に相当するテキストメッセージを前記業者300の端末320に送信することにより、電話の呼び出し又は電話を介して宅配注文を受信する前記業者300で前記処理対象の宅配注文の内容を個別に記載する必要がないようにすることができる。一方、前記端末320は、テキストメッセージを受信することができる機能を備えることができる。
【0058】
実施例に基づき、前記テキストメッセージ送信モジュール135は、SMS(Short Message Service)、LMS(Long Message Service)などのテキストメッセージ送信プラットフォームを介してテキストメッセージを送信することもでき、データ通信を介してテキストメッセージを送信することもできる。
【0059】
前記処理対象の宅配注文に相当するテキストメッセージは、前記処理対象の宅配注文に含まれている各種情報と前記処理対象の宅配注文を識別することができる固有の注文番号を含むことができる。
【0060】
図3は、前記テキストメッセージ送信モジュール135が送信するテキストメッセージの一例を示す図である。図3に示すように、前記処理対象の宅配注文に相当するテキストメッセージは、配達業者名、配達商品、要求事項、決済手段、配達先の住所、注文番号などを含むことができる。
【0061】
電話の呼び出し又は電話を介して前記処理対象の宅配注文を受信した業者300の従業員または管理者は、前記電話の呼び出し又は電話を介して前記処理対象の宅配注文の注文応答を入力することができ、前記応答受信モジュール140は、前記電話の呼び出し又は電話を介して前記業者から前記処理対象の宅配注文の注文応答を受信することができる。
【0062】
前記処理対象の宅配注文の注文応答は注文受付または注文拒否のいずれかであることができる。注文受付は、宅配注文を前記宅配注文の内容に応じて処理するという応答であり、注文拒否は、所定の事由により宅配注文の内容を処理することができないという応答を意味することができる。
【0063】
本発明に係る一実施例では、注文受付及び注文拒否それぞれに相当する番号が割り当てられていることができ、前記業者300の従業員または管理者が電話の呼び出し又は電話機310から注文受付または注文拒否に相当する番号を押して注文応答を入力することができる。しかし、前記業者300の従業員または管理者が前記処理対象の宅配注文の注文応答を入力する方法がこれに限定されるものではない。例えば、前記業者300の従業員または管理者は、「受付」または「拒否」などの音声を介して前記電話の呼び出し又は電話を介して注文への応答を入力することができ、この場合には、前記応答受信モジュール140は、電話の呼び出し又は電話を介して受信された音声を音声認識して注文応答が注文の受付なのか拒否なのかを判断することができる。
【0064】
一方、前記宅配注文応答モジュール150は、前記注文応答に相当する注文処理結果情報を前記処理対象の宅配注文を送信した注文者端末200に送信することができる。
【0065】
前記注文応答に相当する注文処理結果情報は、前記注文応答が注文の受付、あるいは拒否かどうかについての情報を含むことができる。
【0066】
一方、本発明に係る一実施例では、前記応答受信モジュール140が、前記処理対象の宅配注文の受付応答を受信した場合には、前記音声出力モジュール130は、前記電話の呼び出し又は電話を介して推定配達時間を問い合わせる音声を出力することができる。推定配達時間を問い合わせる音声は、例えば、「推定配達時間をお選びください。20分は2番、30分は3番、40分は4番、50分は5番、60分は6番、90分は9番を押してください」のような内容であることができる。電話の呼び出し又は電話機310を介して推定配達時間を問い合わせる音声を聞いた前記業者300の従業員または管理者は、前記電話の呼び出し又は電話を介して注文応答を入力した方式と同じ方式(例えば、電話の呼び出し又は電話のボタンを押すか、音声で入力する方式)で推定配達時間を入力することができ、前記応答受信モジュール140は前記電話の呼び出し又は電話を介して、前記業者から推定配達時間情報を受信することができる。一方、本実施例では、前記宅配注文応答モジュール150は、前記推定配達時間の情報を含む注文処理結果情報を前記注文者端末に送信することができる。
【0067】
一方、本発明に係る一実施例では、前記応答受信モジュール140が、前記処理対象の宅配注文の拒否応答を受信した場合には、前記音声出力モジュール130は、前記電話の呼び出し又は電話を介して受付拒否の理由を問い合わせる音声を出力することができる。受付拒否の理由を問い合わせする音声は、例えば、「配達不可地域は1番、メニュー情報の変更は、2番、配達条件の変更は3番、配達遅延は4番、顧客情報の不正確は5番、店舗の事情は6番、その他は9番を押してください」のような内容であることができる。電話の呼び出し又は電話機310を介して受付拒否の理由を問い合わせる音声を聞いた前記業者300の従業員または管理者は、前記電話の呼び出し又は電話を介して注文応答を入力した方式と同じ方式(例えば、電話の呼び出し又は電話のボタンを押すか音声で入力する方式)で受付拒否の理由を入力することができ、前記応答受信モジュール140は、前記電話の呼び出し又は電話を介して、前記業者から受付拒否の理由情報を受信することができる。一方、本実施例では、前記宅配注文応答モジュール150は、前記受付拒否の理由情報を含む注文処理結果情報を前記注文者端末に送信することができる。
【0068】
図4は、注文者端末200から宅配注文を要求し、前記宅配注文中継システム100は、宅配注文を業者300に伝達し、これに対する応答を受信した後、前記注文者端末200に注文処理結果を報告するための一連の過程を示すフローチャートである。
【0069】
図4を参照すると、注文者端末200は、処理対象の宅配注文Dを前記宅配注文中継システム100に転送することができる(S110)。
【0070】
処理対象の宅配注文Dを受信した前記宅配注文中継システム100は、TTSを介して処理対象の宅配注文Dに相当する音声宅配注文Sを生成することができる(S120)。
【0071】
一方、前記宅配注文中継システム100は、処理対象の宅配注文Dのご注文内容を含むテキストメッセージを、前記業者300の端末320に送信することができ(S130)、前記業者300の電話の呼び出し又は電話機310に電話の呼び出し又は電話を接続をすることができる(S140)。電話の呼び出し又は電話が接続されると、前記宅配注文中継システム100は、生成された音声宅配注文Sを接続されている電話の呼び出し又は電話を介して出力することができる(S150)。
【0072】
一方、前記業者300の従業員または管理者は、業者の電話の呼び出し又は電話機310を介して宅配注文の受付かどうかを選択し、これを前記宅配注文中継システム100に転送することができる(S160)。
【0073】
もし前記宅配注文中継システム100が、宅配注文の受付を受信した場合には、前記宅配注文中継システム100は、推定配達時間を問い合わせる音声を、前記電話の呼び出し又は電話を介して出力することができ(S170−1)、前記業者300の従業員または管理者は、業者の電話の呼び出し又は電話機310を介して推定配達時間を送信することができる(S180−1)。
【0074】
もし前記宅配注文中継システム100が、宅配注文の拒否を受信した場合には、前記宅配注文中継システム100は、注文拒否の理由を問い合わせる音声を、前記電話の呼び出し又は電話を介して出力することができ(S170−2)、前記業者300の従業員または管理者は、業者の電話の呼び出し又は電話機310を介して注文拒否の理由を送信することができる(S180−2)。
【0075】
一方、前記宅配注文中継システム100は、推定配達時間情報や注文拒否の理由が含まれている注文処理結果情報を前記注文者端末200に送信することができる(S190)。
【0076】
一方、一つの宅配注文を中継するためには、前記宅配注文に相当する音声がすべて出力されるべきなので、前記の宅配注文が処理されるためには、少なくとも前記宅配注文に相当する音声が出力されるためにかかる時間が必要である。ところで、多数の注文者端末(例えば、200〜200−Nのうちの少なくとも二つ以上)から同時にあるいは短い期間内に多数の宅配注文が要求されることがある。したがって、前記宅配注文中継システム100は、複数の宅配注文を管理する必要がある。
【0077】
このため、本発明に係る一実施例では、前記追加モジュール160は、注文者端末200から送信された処理対象の宅配注文を先入先出方式のタスクキュー(task queue)に追加することができ、前記抽出モジュール165は追加された順に宅配注文を前記タスクキューから抽出することができ、前記タスクキューから前記処理対象の宅配注文が抽出される順番になった場合、前記タスクキューから前記処理対象の宅配注文を抽出することができる。
【0078】
一方、前記制御モジュール195は、前記抽出モジュール165によって、前記タスクキューから前記処理対象の宅配注文の処理作業が抽出された場合、前記音声出力モジュール130が、前記処理対象の宅配注文に相当する業者に電話の呼び出し又は電話を接続し、接続された電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文を出力するように制御することができる。
【0079】
一方、宅配注文を要求した注文者が注文をキャンセルしたい場合がある。このため、前記キャンセル要求受信モジュール170は、処理対象の宅配注文を送信した注文者端末200から前記処理対象の宅配注文のキャンセル要求を受信することができ、前記キャンセルモジュール180は、前記処理対象の宅配注文のキャンセル要求に応答して、前記処理対象の宅配注文のキャンセル処理を実行することができる。
【0080】
前記処理対象の宅配注文に相当する業者300に電話の呼び出し又は電話が接続される前なのか後なのかに応じて、キャンセル操作が異なる場合がある。
【0081】
もし前記処理対象の宅配注文に相当する業者300に電話の呼び出し又は電話が接続される以前である場合、前記キャンセルモジュール180は、前記タスクキューから前記処理対象の宅配注文を削除することで、電話の呼び出し又は電話を介して前記処理対象の宅配注文の配達が発生しないようにすることができる。
【0082】
もし前記処理対象の宅配注文に相当する業者に接続されてある電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文が出力されている場合には、前記キャンセルモジュール180は、前記処理対象の宅配注文のキャンセルメッセージ送信作業を前記タスクキューに追加することができる。前記処理対象の宅配注文のキャンセルメッセージ送信作業は、迅速に処理される必要があるので、特に前記キャンセルモジュール180は、前記処理対象の宅配注文のキャンセルメッセージ送信作業を前記タスクキューに最優先順位として追加することで、既存に追加されてある他のタスクよりも前記処理対象の宅配注文のキャンセルメッセージ送信作業が先に処理されるようにすることができる。
【0083】
一方、前記抽出モジュール165によって前記処理対象の宅配注文のキャンセルメッセージ送信作業が抽出された場合には、前記制御モジュール195は、前記処理対象の宅配注文のキャンセル要求に相当する前記処理対象の宅配注文のキャンセル指示メッセージを前記業者300の端末320に送信することにより、前記業者300の従業員または管理者が前記処理対象の宅配注文がキャンセルされたことを認知することができる。一方、前記制御モジュール195は、前記処理対象の宅配注文のキャンセル指示メッセージを前記業者300の端末320に転送するために、前記テキストメッセージ送信モジュール135が、前記処理対象の宅配注文のキャンセルリクエストに相当する前記処理対象の宅配注文のキャンセル指示メッセージを前記業者300の端末320に転送するように制御することができる。
【0084】
一方、前記キャンセルモジュール180は、所定のキャンセル可能期間が経過していない場合に限り、前記処理対象の宅配注文のキャンセル処理を実行することができる。
【0085】
本発明に係る一実施例では、前記キャンセル可能期間は、前記業者300から前記処理対象の宅配注文の注文応答を受信するまでの期間であることがある。前記業者が前記処理対象の宅配注文の注文応答をした場合には、既に前記処理対象の宅配を処理するための準備を開始した可能性があるからである。
【0086】
一方、電話の呼び出し又は電話を介して宅配注文音声を出力する途中で電話の呼び出し又は電話の接続が切断されたり、業者300側から電話の呼び出し又は電話を受けないなどの例外状況があることがある。以下では、本発明の一実施形態に係る宅配注文中継システム100が、これらの例外を処理する方法について図5及び図6を参照して説明することにする。
【0087】
図5は、音声宅配注文を出力する途中で、前記電話の呼び出し又は電話が途切れる場合に、前記宅配注文中継システム100が動作する方法を示す図である。
【0088】
注文者端末200から処理対象の宅配注文Dが送信されると(S210)、前記TTSモジュール120は、TTSを介して処理対象の宅配注文Dに相当する音声宅配注文Sを生成することができ(S220)、前記音声出力モジュール130は、前記業者の電話の呼び出し又は電話機310に電話の呼び出し又は電話を接続して(S230)、音声宅配注文Sを出力することができる(S240)。
【0089】
一方、前記音声出力モジュール130は、電話の呼び出し又は電話を介して、前記音声宅配注文を出力する途中で、前記電話の呼び出し又は電話が途切れる場合が発生するかどうかを判断することができる(S250)。もし電話の呼び出し又は電話を介して、前記音声宅配注文を出力する途中で、前記電話の呼び出し又は電話が途切れる場合が発生した場合、前記返信番号送信モジュール190は、前記業者の端末320に返信番号を送信することができる(S260)。送信された返信番号を確認し、前記業者300の従業員または管理者が前記返信番号に電話の呼び出し又は電話をかけて、前記宅配注文中継システムに電話の呼び出し又は電話を接続した場合(S270)、前記音声出力モジュール130は、接続された電話の呼び出し又は電話を介して前記音声宅配注文を再度出力することで、注文中継プロセスが再開されるようにすることができる(S240)。
【0090】
図6は、業者300側から電話の呼び出し又は電話を受けない場合に、前記宅配注文中継システム100が動作する方法を示す図である。
【0091】
図6を参照すると、注文者端末200から処理対象の宅配注文Dが送信されると(S310)、前記TTSモジュール120は、TTSを介して処理対象の宅配注文Dに相当する音声宅配注文Sを生成することができ(S320)、前記音声出力モジュール130は、前記業者300の電話の呼び出し又は電話機310に電話の呼び出し又は電話を接続することができる(S330)。
【0092】
もし前記業者300の電話の呼び出し又は電話機310と電話の呼び出し又は電話が接続されていない場合(S340)、前記音声出力モジュール130は、一定の待機期間(例えば、1分)が経過した後、前記業者に再度電話の呼び出し又は電話の接続を試みることができ(S360)、前記業者300が電話の呼び出し又は電話を受けるまで毎待機期間ごとに電話の呼び出し又は電話の接続を試みることができる。
【0093】
もし前記業者に最初の電話の呼び出し又は電話を接続しようとした後に所定の限界期間(例えば、10分)内に前記業者に電話の呼び出し又は電話が接続されていない場合(S350)、前記キャンセルモジュール180は、前記処理対象の宅配注文を取り消すことができる(S370)。
【0094】
一方、実装例に応じて、前記宅配注文中継システム100は、プロセッサと、前記プロセッサによって実行されるプログラムを格納するメモリを含むことができる。前記プロセッサは、シングルコアCPUまたはマルチコアCPUを含むことができる。メモリは、高速ランダムアクセスメモリを含むことができ、一つまたは複数の磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、または他の不揮発性ソリッドステートメモリデバイスなどの不揮発性メモリを含むこともできる。プロセッサ及びその他の構成要素によるメモリへのアクセスは、メモリコントローラによって制御されることができる。ここで、前記プログラムは、プロセッサによって実行される場合には、本実施形態に係る宅配注文中継システム100によって、上述した宅配注文中継システムを提供する方法を実行するようにすることができる。
【0095】
一方、本発明の実施形態に係る宅配注文中継システムを提供するには、コンピュータが読み取り可能なプログラム命令の形で実装されてコンピュータで読み取り可能な記録媒体に保存することができる。コンピュータが読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取ることができるデータが格納されているすべての種類の記録デバイスを含む。
【0096】
記録媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計されて構成されたもの、またはソフトウェア分野の当業者に公知されて使用可能なものであることもできる。
【0097】
コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピーディスク、及び磁気テープのような磁気媒体(magnetic media)、CD−ROM、DVDなどの光記録媒体(optical media)、フロップティカルディスク(floptical disk)のような磁気−光媒体(magneto−optical media)とロム(ROM)、ラム(RAM)、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェアデバイスとが含まれる。また、上述した媒体は、プログラム命令、データ構造などを指定する信号を伝送する搬送波を含む光または金属線、導波管などの伝送媒体であることもできる。また、コンピュータが読み取り可能な記録媒体は、ネットワークに接続されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式でコンピュータが読み取り可能なコードが保存され、実行されることができる。
【0098】
プログラム命令の例には、コンパイラによって作られるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを介して電子的に情報を処理するデバイス、例えば、コンピュータによって実行されることができる高級言語コードを含む。
【0099】
上述したハードウェアデバイスは、本発明の動作を実行するための一つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成することができ、その逆も同様である。
【0100】
前述した本発明の説明は、例示のためのものであり、本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想や必須の特徴を変更せず、他の具体的な形で容易に変形が可能であることを理解するべきである。
【0101】
したがって、以上で記述した実施例は、すべての面で例示的なものであり限定的ではないと理解しなければならない。例えば、単一型で説明されている各構成要素は、分散されて実施されることがあり、同様に分散されたものと説明されている構成要素も結合された形態で実施することができる。
【0102】
本発明の範囲は、前記の詳細な説明より後述する特許請求の範囲によって表示され、特許請求の範囲の意味及び範囲そしてその均等概念から導き出されるすべての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0103】
本発明は、TTSを利用した宅配注文中継システム及びその方法に使用することができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6