特許第6445715号(P6445715)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6445715VNFM間のインターフェースを確立するための方法及び装置、並びにシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6445715
(24)【登録日】2018年12月7日
(45)【発行日】2018年12月26日
(54)【発明の名称】VNFM間のインターフェースを確立するための方法及び装置、並びにシステム
(51)【国際特許分類】
   H04L 12/70 20130101AFI20181217BHJP
【FI】
   H04L12/70 D
【請求項の数】27
【全頁数】50
(21)【出願番号】特願2017-550822(P2017-550822)
(86)(22)【出願日】2015年3月30日
(65)【公表番号】特表2018-515961(P2018-515961A)
(43)【公表日】2018年6月14日
(86)【国際出願番号】CN2015075417
(87)【国際公開番号】WO2016154860
(87)【国際公開日】20161006
【審査請求日】2017年11月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】504161984
【氏名又は名称】ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ツァン、カイ
(72)【発明者】
【氏名】ゾウ、ラン
【審査官】 大石 博見
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2014/0086177(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 12/70
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
仮想化ネットワーク機能マネージャVNFM間のインターフェースを確立するための方法であって、
第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを、第1VNFMにより受信する段階であって、前記インターフェース確立要求メッセージは、前記第1VNFM及び前記第2VNFMの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられる、段階と、
前記第1VNFMにより、前記インターフェース確立要求メッセージと、前記第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、前記通信インターフェースの確立を許可するかを決定する段階と、
前記第1VNFMが前記通信インターフェースの確立を許可すると決定したとき、前記第1VNFMにより、インターフェース確立応答メッセージを前記第2VNFMに送信する段階であって、前記インターフェース確立応答メッセージは、前記通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられる、段階と
を備える
方法。
【請求項2】
前記第1VNFMの前記インターフェース確立ポリシーは、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量を含み、
前記第1VNFMにより、前記インターフェース確立要求メッセージと、前記第1VNFMのインターフェース確立ポリシーに従って、前記通信インターフェースの確立を許可するかを決定する前記段階は、
前記第1VNFMにより、前記インターフェース確立要求メッセージに従って、前記第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの前記最大数量より少ないかを決定する段階と、
前記第1VNFMの確立されている通信インターフェースの前記数量が、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの前記最大数量より少ないとき、前記第1VNFMにより、前記通信インターフェースの確立を許可すると決定する段階、又は、
前記第1VNFMの確立されている通信インターフェースの前記数量が、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの前記最大数量に等しいとき、前記第1VNFMにより、前記通信インターフェースの確立を許可しないと決定する段階とを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1VNFMの前記インターフェース確立ポリシーは、VNFM間の優先度関係をさらに含み、前記優先度関係は、前記第1VNFMにより、前記第1VNFMと別のVNFMとの間の通信インターフェースを確立するために用いられ、
前記第1VNFMの確立されている通信インターフェースの前記数量が、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの前記最大数量に等しいとき、前記第1VNFMにより、前記通信インターフェースの確立を許可しないと決定する前記段階は、
前記第1VNFMの確立されている通信インターフェースの前記数量が、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの前記最大数量に等しいとき、前記第1VNFMにより、前記第2VNFMの優先度を取得する段階と、
前記第1VNFMにより、前記第2VNFMの前記優先度に従って、前記優先度関係における前記第2VNFMに対応する優先度を決定する段階と、
前記第1VNFMにより、前記優先度関係における前記第2VNFMに対応する前記優先度が、前記優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より高いかを決定する段階であって、前記第3VNFMは、前記優先度関係において最も低い優先度に対応し、前記第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMである、段階と、
前記優先度関係における前記第2VNFMに対応する前記優先度が前記優先度関係における前記第3VNFMに対応する前記優先度より高いと前記第1VNFMが決定したとき、前記第1VNFMにより、前記通信インターフェースの確立を許可すると決定する段階、又は、
前記優先度関係における前記第2VNFMに対応する前記優先度が前記優先度関係における前記第3VNFMに対応する前記優先度より低いと前記第1VNFMが決定したとき、前記第1VNFMにより、前記通信インターフェースの確立を許可しないと決定する段階とを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1VNFMの前記インターフェース確立ポリシーは、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量と、第1リストとを含み、前記第1リストは、ブラックリスト又はホワイトリストのうち少なくとも1つを含み、前記ブラックリストは、前記第1VNFMとインターフェースを確立することが前記第1VNFMにより許可されないVNFMのアイデンティティを含み、前記ホワイトリストは、前記第1VNFMとインターフェースを確立することが前記第1VNFMにより許可されるVNFMのアイデンティティを含み、前記インターフェース確立要求メッセージは、前記第2VNFMのアイデンティティを保持し、
前記第1VNFMにより、前記インターフェース確立要求メッセージと、前記第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、前記通信インターフェースの確立を許可するかを決定する前記段階は、
前記第1VNFMにより、前記インターフェース確立要求メッセージにおいて保持される前記第2VNFMの前記アイデンティティを取得する段階と、
前記第1リストが少なくとも前記ホワイトリストを含み、前記ホワイトリストが前記第2VNFMの前記アイデンティティを含むとき、前記第1VNFMにより、前記通信インターフェースの確立を許可すると決定する段階、又は、
前記第1リストが少なくとも前記ブラックリストを含み、前記ブラックリストが前記第2VNFMの前記アイデンティティを含むとき、前記第1VNFMにより、前記通信インターフェースの確立を許可しないと決定する段階、又は、
前記第1リストが前記第2VNFMの前記アイデンティティを含まないとき、前記第1VNFMにより、前記第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの前記最大数量より少ないかを決定する段階と、
前記第1VNFMの確立されている通信インターフェースの前記数量が、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの前記最大数量より少ないとき、前記第1VNFMにより、前記通信インターフェースの確立を許可すると決定する段階、又は、
前記第1VNFMの確立されている通信インターフェースの前記数量が、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの前記最大数量に等しいとき、前記第1VNFMにより、前記通信インターフェースの確立を許可しないと決定する段階とを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1VNFMの前記インターフェース確立ポリシーは、VNFM間の優先度関係をさらに含み、前記優先度関係は、前記第1VNFMにより、前記第1VNFMと別のVNFMとの間の通信インターフェースを確立するために用いられ、
前記第1VNFMの確立されている通信インターフェースの前記数量が、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの前記最大数量に等しいとき、前記第1VNFMにより、前記通信インターフェースの確立を許可しないと決定する前記段階は、
前記第1VNFMの確立されている通信インターフェースの前記数量が、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの前記最大数量に等しいとき、前記第1VNFMにより、前記第2VNFMの優先度を取得する段階と、
前記第2VNFMの前記優先度に従って、前記第1VNFMにより、前記優先度関係における前記第2VNFMに対応する優先度を決定する段階と、
前記第1VNFMにより、前記優先度関係における前記第2VNFMに対応する前記優先度が前記優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より高いかを決定する段階であって、前記第1リストが少なくとも前記ホワイトリストを含むとき、前記第4VNFMは、前記優先度関係において最も低い優先度に対応し、アイデンティティが前記ホワイトリストに存在せずに前記第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMであり、又は、前記第1リストが前記ホワイトリストを含まないとき、前記第4VNFMは、前記優先度関係において最も低い優先度に対応する優先度に対応し、前記第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMである、段階と、
前記優先度関係における前記第2VNFMに対応する前記優先度が前記優先度関係における前記第4VNFMに対応する前記優先度より高いと前記第1VNFMが決定したとき、前記第1VNFMにより、前記通信インターフェースの確立を許可すると決定する段階、又は、
前記優先度関係における前記第2VNFMの前記優先度が前記優先度関係における前記第4VNFMに対応する前記優先度より低いと前記第1VNFMが決定したとき、前記第1VNFMにより、前記通信インターフェースの確立を許可しないと決定する段階とを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1VNFMにより、前記第2VNFMの優先度を取得する前記段階は、
前記第1VNFMにより、前記インターフェース確立要求メッセージにおいて保持される前記第2VNFMの前記優先度を取得する段階、又は、
前記第1VNFMにより、前記第1VNFMにおいて格納される前記第2VNFMの前記優先度を取得する段階を含む、請求項3又は5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1VNFMにより、前記第2VNFMへインターフェース確立応答メッセージを送信する前記段階の後に、前記方法は、
前記第1VNFMにより、更新されたブラックリストを取得する段階と、
前記更新されたブラックリストが前記第2VNFMの前記アイデンティティを含むと前記第1VNFMが決定したとき、前記第1VNFMにより、前記通信インターフェースを切断する段階とをさらに備える、請求項4又は5に記載の方法。
【請求項8】
前記第1VNFMにより、前記第2VNFMへインターフェース確立応答メッセージを送信する前記段階の後に、前記方法は、
前記第2VNFMにより送信されたインターフェース切断要求メッセージを前記第1VNFMにより受信する段階であって、前記インターフェース切断要求メッセージは、前記通信インターフェースを切断するように前記第1VNFMに命令するために用いられる、段階と、
前記第1VNFMにより、前記インターフェース切断要求メッセージに従って、前記通信インターフェースを切断する段階とをさらに備える、請求項1から6の何れか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1VNFMにより、前記インターフェース確立要求メッセージと、前記第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、前記通信インターフェースの確立を許可するかを決定する前記段階の後に、前記方法は、
前記第1VNFMが前記通信インターフェースの確立を許可しないと決定したとき、前記第1VNFMにより、インターフェース確立拒否メッセージを前記第2VNFMに送信する段階であって、前記インターフェース確立拒否メッセージは、前記通信インターフェースの確立が失敗したことを示すために用いられる、段階をさらに備える、請求項1から6の何れか一項に記載の方法。
【請求項10】
仮想化ネットワーク機能マネージャVNFM間のインターフェースを確立するための方法であって、
第2VNFMにより、インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信する段階であって、前記インターフェース確立要求メッセージは、前記第1VNFMと前記第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられる、段階と、
前記第1VNFMにより送信されたインターフェース確立応答メッセージを前記第2VNFMにより受信する段階であって、前記インターフェース確立応答メッセージは、前記通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられる、段階と
を備える
方法。
【請求項11】
第2VNFMによりインターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信される前記段階の前に、前記方法は、
前記第2VNFMにより、前記第1VNFMの属性を取得する段階であって、前記第1VNFMの前記属性は少なくとも、前記第1VNFMのアイデンティティを含み、前記第1VNFMの前記属性は、前記第2VNFMにより、前記インターフェース確立要求メッセージを前記第1VNFMに送信するために用いられる、段階をさらに備える、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第2VNFMにより、前記第1VNFMの属性を取得する前記段階は、
前記第2VNFMにより、前記第2VNFMにおいて格納される前記第1VNFMの前記属性を取得する段階を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第2VNFMにより、前記第1VNFMの属性を取得する前記段階は、
前記第2VNFMにより、アイデンティティ要求メッセージをブロードキャストする段階であって、前記アイデンティティ要求メッセージは、前記インターフェース確立要求メッセージが送信されるべきVNFMの属性を要求するために用いられる、段階と、
前記第1VNFMにより送信されたアイデンティティ応答メッセージを前記第2VNFMにより受信する段階であって、前記アイデンティティ応答メッセージは、前記第1VNFMの前記属性を保持する、段階とを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを受信す受信ユニットであって、前記インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと前記第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられる、受信ユニットと、
前記受信ユニットにより受信された前記インターフェース確立要求メッセージと、前記第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、前記通信インターフェースの確立を許可するかを決定す決定ユニットと、
前記決定ユニットが前記通信インターフェースの確立を許可すると決定したとき、インターフェース確立応答メッセージを前記第2VNFMに送信す送信ユニットであって、前記インターフェース確立応答メッセージは、前記通信インターフェースが問題なく確立されることを示すために用いられる、送信ユニットと
を備える
装置。
【請求項15】
前記第1VNFMの前記インターフェース確立ポリシーは、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量を含み、
前記決定ユニットは、前記受信ユニットにより受信された前記インターフェース確立要求メッセージに従って、前記第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの前記最大数量より少ないかを決定
前記決定ユニットは、前記第1VNFMの確立されている通信インターフェースの前記数量が、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの前記最大数量より少ないとき、前記通信インターフェースの確立を許可すると決定す、又は、
前記決定ユニットは、前記第1VNFMの確立されている通信インターフェースの前記数量が、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの前記最大数量に等しいとき、前記通信インターフェースの確立を許可しないと決定す、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記第1VNFMの前記インターフェース確立ポリシーは、VNFM間の優先度関係をさらに含み、前記優先度関係は、前記第1VNFMにより、前記第1VNFMと別のVNFMとの間の通信インターフェースを確立するために用いられ、
前記決定ユニットは、前記第1VNFMの確立されている通信インターフェースの前記数量が、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの前記最大数量に等しいとき、前記第2VNFMの優先度を取得
前記決定ユニットは、前記第2VNFMの前記優先度に従って、前記優先度関係における前記第2VNFMに対応する優先度を決定
前記決定ユニットは、前記優先度関係における前記第2VNFMに対応する前記優先度が前記優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より高いかを決定、前記第3VNFMは、前記優先度関係において最も低い優先度に対応し、前記第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMであり、
前記決定ユニットは、前記優先度関係における前記第2VNFMに対応する前記優先度が前記優先度関係における前記第3VNFMに対応する前記優先度より高いとき、前記通信インターフェースの確立を許可すると決定す、又は、
前記決定ユニットは、前記優先度関係における前記第2VNFMに対応する前記優先度が前記優先度関係における前記第3VNFMに対応する前記優先度より低いとき、前記通信インターフェースの確立を許可しないと決定す、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記第1VNFMの前記インターフェース確立ポリシーは、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量と、第1リストとを含み、前記第1リストは、ブラックリスト又はホワイトリストのうち少なくとも1つを含み、前記ブラックリストは、前記第1VNFMとインターフェースを確立することが前記第1VNFMにより許可されないVNFMのアイデンティティを含み、前記ホワイトリストは、前記第1VNFMとインターフェースを確立することが前記第1VNFMにより許可されるVNFMのアイデンティティを含み、前記インターフェース確立要求メッセージは、前記第2VNFMの前記アイデンティティを保持し、
前記決定ユニットは、前記インターフェース確立要求メッセージにおいて保持される前記第2VNFMのアイデンティティを取得
前記決定ユニットは、前記第1リストが少なくとも前記ホワイトリストを含み、前記ホワイトリストが前記第2VNFMの前記アイデンティティを含むとき、前記通信インターフェースの確立を許可すると決定す、又は、
前記決定ユニットは、前記第1リストが少なくとも前記ブラックリストを含み、前記ブラックリストが前記第2VNFMの前記アイデンティティを含むとき、前記通信インターフェースの確立を許可しないと決定す、又は、
前記決定ユニットは、前記第1リストが前記第2VNFMの前記アイデンティティを含まないとき、前記第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの前記最大数量より少ないかを決定
前記決定ユニットは、前記第1VNFMの確立されている通信インターフェースの前記数量が、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの前記最大数量より少ないとき、前記通信インターフェースの確立を許可すると決定す、又は、
前記決定ユニットは、前記第1VNFMの確立されている通信インターフェースの前記数量が、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの前記最大数量に等しいとき、前記通信インターフェースの確立を許可しないと決定す、請求項14に記載の装置。
【請求項18】
前記第1VNFMの前記インターフェース確立ポリシーは、VNFM間の優先度関係をさらに含み、前記優先度関係は、前記第1VNFMにより、前記第1VNFMと別のVNFMとの間の通信インターフェースを確立するために用いられ、
前記決定ユニットは、前記第1VNFMの確立されている通信インターフェースの前記数量が、確立されることが前記第1VNFMにより許可される通信インターフェースの前記最大数量に等しいとき、前記第2VNFMの優先度を取得
前記決定ユニットは、前記第2VNFMの前記優先度に従って、前記優先度関係における前記第2VNFMに対応する優先度を決定
前記決定ユニットは、前記優先度関係における前記第2VNFMに対応する前記優先度が、前記優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より高いかを決定、前記第1リストが少なくとも前記ホワイトリストを含むとき、前記第4VNFMは、前記優先度関係において最も低い優先度に対応し、アイデンティティが前記ホワイトリストに存在せずに前記第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMであり、又は、前記第1リストが前記ホワイトリストを含まないとき、前記第4VNFMは、前記優先度関係において最も低い優先度に対応し、前記第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMであり、
前記決定ユニットは、前記優先度関係における前記第2VNFMに対応する前記優先度が前記優先度関係における前記第4VNFMに対応する前記優先度より高いとき、前記通信インターフェースの確立を許可すると決定す、又は、
前記決定ユニットは、前記優先度関係における前記第2VNFMの前記優先度が前記優先度関係における前記第4VNFMに対応する前記優先度より低いとき、前記通信インターフェースの確立を許可しないと決定す、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記決定ユニットは、前記インターフェース確立要求メッセージにおいて保持される前記第2VNFMの前記優先度を取得す、又は、
前記決定ユニットは、前記第1VNFMにおいて格納される前記第2VNFMの前記優先度を取得す、請求項16又は18に記載の装置。
【請求項20】
前記装置は、取得ユニットと、切断ユニットとをさらに備え、
前記取得ユニットは、前記送信ユニットが前記インターフェース確立応答メッセージを前記第2VNFMに送信した後に、更新されたブラックリストを取得
前記切断ユニットは、前記取得ユニットにより取得された前記更新されたブラックリストが前記第2VNFMの前記アイデンティティを含とき、前記通信インターフェースを切断す、請求項17又は18に記載の装置。
【請求項21】
前記装置は、切断ユニットをさらに備え、
前記受信ユニットはさらに、前記送信ユニットが前記インターフェース確立応答メッセージを前記第2VNFMに送信した後に、前記第2VNFMにより送信されたインターフェース切断要求メッセージを受信、前記インターフェース切断要求メッセージは、前記通信インターフェースを切断するよう前記切断ユニットに命令するために用いられ、
前記切断ユニットは、前記受信ユニットにより受信された前記インターフェース切断要求メッセージに従って、前記通信インターフェースを切断す、請求項14から19の何れか一項に記載の装置。
【請求項22】
前記送信ユニットはさらに、前記決定ユニットが前記通信インターフェースの確立を許可しないと決定したとき、インターフェース確立拒否メッセージを前記第2VNFMに送信、前記インターフェース確立拒否メッセージは、前記通信インターフェースの確立が失敗したことを示すために用いられる、請求項14から19の何れか一項に記載の装置。
【請求項23】
仮想化ネットワーク機能マネージャVNFM間のインターフェースを確立するための装置であって、
インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信す送信ユニットであって、前記インターフェース確立要求メッセージは、前記第1VNFMと2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられる、送信ユニットと、
前記第1VNFMにより送信されたインターフェース確立応答メッセージを受信す受信ユニットであって、前記インターフェース確立応答メッセージは、前記通信インターフェースが問題なく確立されることを示すために用いられる、受信ユニットと
を備える
装置。
【請求項24】
前記装置は、取得ユニットをさらに備え、
前記取得ユニットは、前記送信ユニットが前記インターフェース確立要求メッセージを前記第1VNFMに送信する前に、前記第1VNFMの属性を取得、前記第1VNFMの前記属性は少なくとも、前記第1VNFMのアイデンティティを含み、前記第1VNFMの前記属性は、前記送信ユニットにより、前記インターフェース確立要求メッセージを前記第1VNFMに送信するために用いられる、請求項23に記載の装置。
【請求項25】
前記取得ユニットは、前記第2VNFMにおいて格納される前記第1VNFMの前記属性を取得す、請求項24に記載の装置。
【請求項26】
前記取得ユニットは、ブロードキャストモジュールと、受信モジュールとを有し、
前記ブロードキャストモジュールは、アイデンティティ要求メッセージをブロードキャスト、前記アイデンティティ要求メッセージは、前記インターフェース確立要求メッセージが送信されるべきVNFMの属性を要求するために用いられ、
前記受信モジュールは、前記第1VNFMにより送信されたアイデンティティ応答メッセージを受信、前記アイデンティティ応答メッセージは、前記第1VNFMの前記属性を保持する、請求項24に記載の装置。
【請求項27】
請求項14から22の何れか一項に記載の装置と、請求項23から26の何れか一項に記載の装置とを備える通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信技術分野に関し、特に、VNFM間のインターフェースを確立するための方法及び装置、並びにシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
仮想化技術の急速な開発に伴い、ネットワーク機能仮想化(英語表記:network function virtualization、略してNFV)が、徐々に世間の注目を集めるようになった。NFVシステムにおいて、VNFのインスタンスが、仮想化ネットワーク機能(英語表記:virtualized network function、略してVNF)のインスタンス化(英語表記:instantiation)を実行することにより、汎用フィジカルデバイス上で動作することができ、これにより、ネットワークにおける専用ネットワーク要素デバイスの機能が、汎用フィジカルデバイスを用いることにより、実装される。
【0003】
従来技術において、1つのNFVシステムは、ネットワーク機能仮想化オーケストレータ(英語表記:network function virtualization orchestrator、略してNFVO)のような機能ノードと、少なくとも1つの仮想化ネットワーク機能マネージャ(英語表記:virtualized network function manager、VNFM)とを含み得る。各VNFMとそのNFVシステムにおけるNFVOとの間には、通信ンターフェースが存在する。NFVシステムにおけるVNFMが該NFVシステムにおける別のVNFMと通信する必要があるとき、該VNFMは、送信されるべきデータをNFVOに送信してよく、該NFVOは、その送信されるべきデータをその別のVNFMに転送し、すなわち、NFVOは、2つ又はそれより多いVNFMの間の通信の完了を補助する役割を果たす。
【0004】
NFVシステムにおいて、VNFM間の通信の完了はNFVOの支援を必要としているので、VNFM間の通信の効率が比較的に低い。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、VNFM間のインターフェースを確立するための方法及び装置、並びにシステムを提供し、これにより、VNFM間の通信の効率をある程度まで向上させる。
【0006】
前述の目的を達成するために、以下の技術的解決手段が本発明に採用される。
【0007】
第1の態様によると、本発明は、VNFM間のインターフェースを確立するための方法を提供し、該方法は、第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを第1VNFMにより受信する段階であって、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられる、段階と、第1VNFMにより、インターフェース確立要求メッセージと、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定する段階と、第1VNFMが通信インターフェースの確立を許可すると決定したとき、第1VNFMにより、インターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信する段階であって、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されることを示すために用いられる、段階とを備える。
【0008】
第1の態様の第1の可能な実装方式において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量を含み、第1VNFMにより、インターフェース確立要求メッセージと、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定する段階は、第1VNFMにより、インターフェース確立要求メッセージに従って、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないかを決定する段階と、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないとき、第1VNFMにより、通信インターフェースの確立を許可すると決定する段階、又は、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、第1VNFMにより、通信インターフェースの確立を許可しないと決定する段階とを含む。
【0009】
第1の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第2の可能な実装方式において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、VNFM間の優先度関係をさらに含み、該優先度関係は、第1VNFMにより、第1VNFMと別のVNFMとの間の通信インターフェースを確立するために用いられ、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、第1VNFMにより、通信インターフェースの確立を許可しないと決定する段階は、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、第1VNFMにより、第2VNFMの優先度を取得する段階と、第1VNFMにより、第2VNFMの優先度に従って、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度を決定する段階と、第1VNFMにより、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より高いかを決定する段階であって、第3VNFMは、優先度関係において最も低い優先度に対応し、第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMである、段階と、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が、優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より高いと第1VNFMが決定したとき、第1VNFMにより、通信インターフェースの確立を許可すると決定する段階、又は、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が、優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より低いと第1VNFMが決定したとき、第1VNFMにより、通信インターフェースの確立を許可しないと決定する段階とを含む。
【0010】
第1の態様に関連して、第3の可能な実装方式において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量と第1リストとを含み、第1リストは、ブラックリスト又はホワイトリストのうちの少なくとも1つを含み、ブラックリストは、第1VNFMとインターフェースを確立することが第1VNFMにより許可されないVNFMのアイデンティティを含み、ホワイトリストは、第1VNFMとインターフェースを確立することが第1VNFMにより許可されるVNFMのアイデンティティを含み、インターフェース確立要求メッセージは、第2VNFMのアイデンティティを保持し、第1VNFMにより、インターフェース確立要求メッセージと第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定する段階は、第1VNFMにより、インターフェース確立要求メッセージにおいて保持される第2VNFMのアイデンティティを取得する段階と、第1リストが少なくともホワイトリストを含み、ホワイトリストが第2VNFMのアイデンティティを含むとき、第1VNFMにより、通信インターフェースの確立を許可すると決定する段階、又は、第1リストが少なくともブラックリストを含み、ブラックリストが第2VNFMのアイデンティティを含むとき、第1VNFMにより、通信インターフェースの確立を許可しないと決定する段階、又は、第1リストが第2VNFMのアイデンティティを含まないとき、第1VNFMにより、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないかを決定する段階と、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないとき、第1VNFMにより、通信インターフェースの確立を許可すると決定する段階、又は、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、第1VNFMにより、通信インターフェースの確立を許可しないと決定する段階とを含む。
【0011】
第1の態様の第3の可能な実装方式に関連して、第4の可能な実装方式において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、VNFM間の優先度関係をさらに含み、該優先度関係は、第1VNFMにより、第1VNFMと別のVNFMとの間の通信インターフェースを確立するために用いられ、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、第1VNFMにより、通信インターフェースの確立を許可しないと決定する段階は、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、第1VNFMにより、第2VNFMの優先度を取得する段階と、第1VNFMにより、第2VNFMの優先度に従って、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度を決定する段階と、第1VNFMにより、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より高いかを決定する段階であって、第1リストが少なくともホワイトリストを含み、第4VNFMが優先度関係において最も低い優先度に対応し、アイデンティティがホワイトリストに存在せずに第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMであるとき、又は、第1リストがホワイトリストを含まず、第4VNFMが優先度関係において最も低い優先度に対応し、第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMであるとき、及び、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より高いと第1VNFMが決定したとき、第1VNFMにより、通信インターフェースの確立を許可すると決定する段階、又は、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より低いと第1VNFMが決定したとき、第1VNFMにより、通信インターフェースの確立を許可しないと決定する段階とを含む。
【0012】
第1の態様の第2の可能な実装方式又は第1の態様の第4の可能な実装方式に関連して、第5の可能な実装方式において、第1VNFMにより、第2VNFMの優先度を取得する段階は、第1VNFMにより、インターフェース確立要求メッセージにおいて保持される第2VNFMの優先度を取得する段階、又は、第1VNFMにより、第1VNFMにおいて格納されている第2VNFMの優先度を取得する段階を含む。
【0013】
第1の態様の第3の可能な実装方式又は第1の態様の第4の可能な実装方式に関連して、第6の可能な実装方式において、第1VNFMにより、第2VNFMのインターフェース確立応答メッセージを送信する段階の後に、方法は、第1VNFMにより、更新されたブラックリストを取得する段階と、更新されたブラックリストが第2VNFMのアイデンティティを含むと第1VNFMが決定したとき、第1VNFMにより、通信インターフェースを切断する段階とをさらに備える。
【0014】
第1の態様又は第1の態様の第1の可能な実装方式から第1の態様の第5の可能な実装方式のうちの何れか1つに関連して、第7の可能な実装方式において、第1VNFMにより、インターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信する段階の後に、方法は、第2VNFMにより送信されたインターフェース切断要求メッセージを第1VNFMにより受信する段階であって、インターフェース切断要求メッセージは、通信インターフェースを切断するよう第1VNFMに命令するために用いられる、段階と、第1VNFMにより、インターフェース切断要求メッセージに従って、通信インターフェースを切断する段階とをさらに備える。
【0015】
第1の態様又は第1の態様の第1の可能な実装方式から第1の態様の第5の可能な実装方式のうちの何れか1つに関連して、第8の可能な実装方式において、第1VNFMにより、インターフェース確立要求メッセージと、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定する段階の後に、方法は、通信インターフェースの確立を許可しないと第1VNFMが決定したとき、第1VNFMにより、インターフェース確立拒否メッセージを第2VNFMに送信する段階であって、インターフェース確立拒否メッセージは、通信インターフェースの確立が失敗したことを示すために用いられる、段階をさらに備える。
【0016】
第2の態様によると、本発明は、VNFM間のインターフェースを確立するための方法を提供し、該方法は、第2VNFMにより、インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信する段階であって、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられる、段階と、第1VNFMにより送信されたインターフェース確立応答メッセージを第2VNFMにより受信する段階であって、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられる、段階とを備える。
【0017】
第2の態様の第1の可能な実装方式において、第2VNFMにより、インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信する段階の前に、方法は、第2VNFMにより、第1VNFMの属性を取得する段階であって、第1VNFMの属性は、少なくとも第1VNFMのアイデンティティを含み、第1VNFMの属性は、第2VNFMにより、インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信するために用いられる、段階をさらに備える。
【0018】
第2の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第2の可能な実装方式において、第2VNFMにより、第1VNFMの属性を取得する段階は、第2VNFMにより、第2VNFMにおいて格納される第1VNFMの属性を取得する段階を含む。
【0019】
第2の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第3の可能な実装方式において、第2VNFMにより、第1VNFMの属性を取得する段階は、第2VNFMにより、アイデンティティ要求メッセージをブロードキャストする段階であって、アイデンティティ要求メッセージは、インターフェース確立要求メッセージが送信されるべきVNFMの属性を要求するために用いられる、段階と、第2VNFMにより、第1VNFMにより送信されたアイデンティティ応答メッセージを受信する段階であって、アイデンティティ応答メッセージは、第1VNFMの属性を保持する、段階とを含む。
【0020】
第3の態様によると、本発明は、装置を提供し、該装置は、第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを受信するよう構成される受信ユニットであって、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられる、受信ユニットと、受信ユニットにより受信されたインターフェース確立要求メッセージと第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定するよう構成される決定ユニットと、決定ユニットが通信インターフェースの確立を許可すると決定したとき、インターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信するよう構成される送信ユニットであって、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられる、送信ユニットとを備える。
【0021】
第3の態様の第1の可能な実装方式において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量を含み、決定ユニットは、受信ユニットにより受信されたインターフェース確立要求メッセージに従って、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないかを決定するよう具体的に構成され、決定ユニットは、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成され、又は、決定ユニットは、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、通信インターフェースの確立を許可しないと決定するよう具体的に構成される。
【0022】
第3の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第2の可能な実装方式において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、VNFM間の優先度関係をさらに含み、優先度関係は、第1VNFMにより、第1VNFMと別のVNFMとの間の通信インターフェースを確立するために用いられ、決定ユニットは、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、第2VNFMの優先度を取得するよう具体的に構成され、決定ユニットは、第2VNFMの優先度に従って、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度を決定するよう具体的に構成され、決定ユニットは、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より高いかを決定するよう具体的に構成され、ここで、第3VNFMは、優先度関係において最も低い優先度に対応し、第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMであり、決定ユニットは、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が、優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より高いとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成され、又は、決定ユニットは、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が、優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より低いとき、通信インターフェース確立を許可しないと決定するよう具体的に構成される。
【0023】
第3の態様に関連して、第3の可能な実装方式において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量と第1リストとを含み、第1リストは、ブラックリスト又はホワイトリストのうちの少なくとも1つを含み、ブラックリストは、第1VNFMとインターフェースを確立することが第1VNFMにより許可されないVNFMのアイデンティティを含み、ホワイトリストは、第1VNFMとインターフェースを確立することが第1VNFMにより許可されるVNFMのアイデンティティを含み、インターフェース確立要求メッセージは、第2VNFMのアイデンティティを保持し、決定ユニットは、インターフェース確立要求メッセージにおいて保持される第2VNFMのアイデンティティを取得するよう具体的に構成され、決定ユニットは、第1リストが少なくともホワイトリストを含み、ホワイトリストが第2VNFMのアイデンティティを含むとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成され、又は、決定ユニットは、第1リストが少なくともブラックリストを含み、ブラックリストが第2VNFMのアイデンティティを含むとき、通信インターフェースの確立を許可しないと決定するよう具体的に構成され、又は、決定ユニットは、第1リストが第2VNFMのアイデンティティを含まないとき、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないかを決定するよう具体的に構成され、決定ユニットは、第1VNFMの確立通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成され、又は、決定ユニットは、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、通信インターフェースの確立を許可しないと決定するよう具体的に構成される。
【0024】
第3の態様の第3の可能な実装方式に関連して、第4の可能な実装方式において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、VNFM間の優先度関係をさらに含み、該優先度関係は、第1VNFMにより、第1VNFMと別のVNFMとの間の通信インターフェースを確立するために用いられ、決定ユニットは、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、第2VNFMの優先度を取得するよう具体的に構成され、決定ユニットは、第2VNFMの優先度に従って、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度を決定するよう具体的に構成され、決定ユニットは、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が、優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より高いかを決定するよう具体的に構成され、ここで、第1リストが少なくともホワイトリストを含むとき、第4VNFMは、優先度関係において最も低い優先度に対応し、アイデンティティがホワイトリストに存在せずに第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMであり、又は、第1リストがホワイトリストを含まないとき、第4VNFMは、優先度関係において最も低い優先度に対応し、第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMであり、決定ユニットは、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が、優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より高いとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成され、又は、決定ユニットは、優先度関係における第2VNFMの優先度が優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より低いとき、通信インターフェースの確立を許可しないと決定するよう具体的に構成される。
【0025】
第3の態様の第2の可能な実装方式又は第3の態様の第4の可能な実装方式に関連して、第5の可能な実装方式において、決定ユニットは、インターフェース確立要求メッセージにおいて保持される第2VNFMの優先度を取得するよう具体的に構成され、又は、決定ユニットは、第1VNFMにおいて格納される第2VNFMの優先度を取得するよう具体的に構成される。
【0026】
第3の態様の第3の可能な実装方式又は第3の態様の第4の可能な実装方式に関連して、第6の可能な実装方式において、装置は、取得ユニットと切断ユニットとをさらに備え、ここで、取得ユニットは、送信ユニットが第2VNFMにインターフェース確立応答メッセージを送信した後に、更新されたブラックリストを取得するよう構成され、切断ユニットは、取得ユニットにより取得された更新されたブラックリストが第2VNFMのアイデンティティを含とき、通信インターフェースを切断するよう構成される。
【0027】
第3の態様又は第3の態様の第1の可能な実装方式から第3の態様の第5の可能な実装方式のうちの何れか1つに関連して、第7の可能な実装方式において、装置は、切断ユニットをさらに備え、ここで、受信ユニットは、送信ユニットが第2VNFMにインターフェース確立応答メッセージを送信した後に、第2VNFMにより送信されたインターフェース切断要求メッセージを受信するようさらに構成され、ここで、インターフェース切断要求メッセージは、通信インターフェースを切断するよう切断ユニットに命令するために用いられ、切断ユニットは、受信ユニットにより受信されたインターフェース切断要求メッセージに従って、通信インターフェースを切断するよう構成される。
【0028】
第3の態様又は第3の態様の第1の可能な実装方式から第3の態様の第5の可能な実装方式のうちの何れか1つに関連して、第8の可能な実装方式において、送信ユニットは、決定ユニットが通信インターフェースの確立を許可しないと決定したとき、第2VNFMにインターフェース確立拒否メッセージを送信するようさらに構成され、こkどえ、インターフェース確立拒否メッセージは、通信インターフェースの確立が失敗したことを示すために用いられる。
【0029】
第4の態様によると、本発明は、装置を提供し、該装置は、第1VNFMにインターフェース確立要求メッセージを送信するよう構成される送信ユニットであって、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられる、送信ユニットと、第1VNFMにより送信されたインターフェース確立応答メッセージを受信するよう構成される受信ユニットであって、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられる、受信ユニットとを備える。
【0030】
第4の態様の第1の可能な実装方式において、装置は、取得ユニットをさらに備え、取得ユニットは、送信ユニットが第1VNFMにインターフェース確立要求メッセージを送信する前に、第1VNFMの属性を取得するよう構成され、第1VNFMの属性は、少なくとも第1VNFMのアイデンティティを含み、第1VNFMの属性は、送信ユニットにより、インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信するために用いられる。
【0031】
第4の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第2の可能な実装方式において、取得ユニットは、第2VNFMにおいて格納される第1VNFMの属性を取得するよう具体的に構成される。
【0032】
第4の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第3の可能な実装方式において、取得ユニットは、ブロードキャストモジュールと受信モジュールとを有し、ブロードキャストモジュールは、アイデンティティ要求メッセージをブロードキャストするよう構成され、ここで、アイデンティティ要求メッセージは、インターフェース確立要求メッセージが送信されるべきVNFMの属性を要求するために用いられ、受信モジュールは、第1VNFMにより送信されたアイデンティティ応答メッセージを受信するよう構成され、ここで、アイデンティティ応答メッセージは、第1VNFMの属性を保持する。
【0033】
第5の態様によると、本発明は、装置を提供し、該装置は、第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを受信するよう構成されるプロセッサであって、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられる、プロセッサを備え、プロセッサは、インターフェース確立要求メッセージと第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定するようさらに構成され、プロセッサは、通信インターフェースの確立を許可すると決定したとき、第2VNFMにインターフェース確立応答メッセージを送信するようさらに構成され、ここで、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられる。
【0034】
第5の態様の第1の可能な実装方式において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量を含み、プロセッサは、インターフェース確立要求メッセージに従って、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないかを決定するよう具体的に構成され、プロセッサは、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成され、又は、プロセッサは、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、通信インターフェースの確立を許可しないと決定するよう具体的に構成される。
【0035】
第5の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第2の可能な実装方式において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、VNFM間の優先度関係をさらに含み、該優先度関係は、第1VNFMにより、第1VNFMと別のVNFMとの間の通信インターフェースを確立するために用いられ、プロセッサは、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、第2VNFMの優先度を取得するよう具体的に構成され、プロセッサは、第2VNFMの優先度に従って、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度を決定するよう具体的に構成され、プロセッサは、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より高いかを決定するよう具体的に構成され、ここで、第3VNFMは、優先度関係において最も低い優先度に対応し、第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMであり、プロセッサは、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より高いとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成され、又は、プロセッサは、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より低いとき、通信インターフェースの確立を許可しないと決定するよう具体的に構成される。
【0036】
第5の態様に関連して、第3の可能な実装方式において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量と第1リストとを含み、第1リストは、ブラックリスト又はホワイトリストのうちの少なくとも1つを含み、ブラックリストは、第1VNFMとインターフェースを確立することが第1VNFMにより許可されないVNFMのアイデンティティを含み、ホワイトリストは、第1VNFMとインターフェースを確立することが第1VNFMにより許可されるVNFMのアイデンティティを含み、インターフェース確立要求メッセージは、第2VNFMのアイデンティティを保持し、プロセッサは、インターフェース確立要求メッセージにおいて保持される第2VNFMのアイデンティティを取得するよう具体的に構成され、プロセッサは、第1リストが少なくともホワイトリストを含み、ホワイトリストは、第2VNFMのアイデンティティを含むとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成され、又は、プロセッサは、第1リストが少なくともブラックリストを含み、ブラックリストが第2VNFMのアイデンティティを含むとき、通信インターフェースの確立を許可しないと決定するよう具体的に構成され、又は、プロセッサは、第1リストが第2VNFMのアイデンティティを含まないとき、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないかを決定するよう具体的に構成され、プロセッサは、第1リストが第2VNFMのアイデンティティを含まないとき、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成され、又は、プロセッサは、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、通信インターフェースの確立を許可しないと決定するよう具体的に構成される。
【0037】
第5の態様の第3の可能な実装方式に関連して、第4の可能な実装方式において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、VNFM間の優先度関係をさらに含み、該優先度関係は、第1VNFMにより、第1VNFMと別のVNFMとの間の通信インターフェースを確立するために用いられ、プロセッサは、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、第2VNFMの優先度を取得するよう具体的に構成され、プロセッサは、第2VNFMの優先度に従って、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度を決定するよう具体的に構成され、プロセッサは、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より高いかを決定するよう具体的に構成され、ここで、第1リストが少なくともホワイトリストを含むとき、第4VNFMは、優先度関係において最も低い優先度に対応し、アイデンティティがホワイトリストに存在せずに第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMであり、又は、第1リストが少なくともホワイトリストを含まないとき、第4VNFMは、優先度関係において最も低い優先度に対応し、第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMであり、プロセッサは、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より高いとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成され、又は、プロセッサは、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より低いとき、通信インターフェースの確立を許可しないと決定するよう具体的に構成される。
【0038】
第5の態様の第2の可能な実装方式又は第5の態様の第4の可能な実装方式に関連して、第5の可能な実装方式において、プロセッサは、インターフェース確立要求メッセージにおいて保持される第2VNFMの優先度を取得するよう具体的に構成され、又は、プロセッサは、第1VNFMにおいて格納される第2VNFMの優先度を取得するよう具体的に構成される。
【0039】
第5の態様の第3の可能な実装方式又は第5の態様の第4の可能な実装方式に関連して、第6の可能な実装方式において、プロセッサは、第2VNFMにインターフェース確立応答メッセージを送信した後に更新されたブラックリストを取得するようさらに構成され、プロセッサは、更新されたブラックリストが第2VNFMのアイデンティティを含むと決定したとき、通信インターフェースを切断するようさらに構成される。
【0040】
第5の態様又は第5の態様の第1の可能な実装方式から第5の態様の第5の可能な実装方式のうちの何れか1つに関連して、第7の可能な実装方式において、プロセッサは、第2VNFMにインターフェース確立応答メッセージを送信した後に、第2VNFMにより送信されたインターフェース切断要求メッセージを受信するようさらに構成され、ここで、インターフェース切断要求メッセージは、通信インターフェースを切断するようプロセッサに命令するために用いられ、プロセッサは、インターフェース切断要求メッセージに従って、通信インターフェースを切断するようさらに構成される。
【0041】
第5の態様又は第5の態様の第1の可能な実装方式から第5の態様の第5の可能な実装方式のうちの何れか1つに関連して、第8の可能な実装方式において、プロセッサは、通信インターフェースの確立を許可しないと決定したとき、第2VNFMにインターフェース確立拒否メッセージを送信するようさらに構成され、ここで、インターフェース確立拒否メッセージは、通信インターフェースの確立が失敗したことを示すために用いられる。
【0042】
第6の態様によると、本発明は、装置を提供し、該装置は、第1VNFMにインターフェース確立要求メッセージを送信するよう構成されるプロセッサを備え、ここで、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられ、プロセッサは、第1VNFMにより送信されたインターフェース確立応答メッセージを受信するようさらに構成され、ここで、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられる。
【0043】
第6の態様の第1の可能な実装方式において、プロセッサは、第1VNFMにインターフェース確立要求メッセージを送信する前に、第1VNFMの属性を取得するよう構成され、ここで、第1VNFMの属性は、少なくとも第1VNFMのアイデンティティを含み、第1VNFMの属性は、第1VNFMにインターフェース確立要求メッセージを送信するために用いられる。
【0044】
第6の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第2の可能な実装方式において、プロセッサは、第2VNFMにおいて格納される第1VNFMの属性を取得するよう具体的に構成される。
【0045】
第6の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第3の可能な実装方式において、プロセッサは、アイデンティティ要求メッセージをブロードキャストするよう具体的に構成され、ここで、アイデンティティ要求メッセージは、インターフェース確立要求メッセージが送信されるべきVNFMの属性を要求するために用いられ、プロセッサは、第1VNFMにより送信されたアイデンティティ応答メッセージを受信するよう具体的に構成され、ここで、アイデンティティ応答メッセージは、第1VNFMの属性を保持する。
【0046】
第7の態様によると、本発明は、通信システムを提供し、該通信システムは、第3の態様又は第3の態様の複数の実装方式のうちの何れか1つに係る装置及び第4の態様又は第4の態様の複数の実装方式のうちの何れか1つに係る装置、又は、第5の態様又は第5の態様の複数の実装方式のうちの何れか1つに係る装置及び第6の態様又は第6の態様の複数の実装方式のうちの何れか1つに係る装置を備える。
【0047】
本発明は、VNFM間のインターフェースを確立するための方法及び装置、並びにシステムを提供する。該方法は、第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを第1VNFMにより受信する段階と、インターフェース確立要求メッセージと第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定する段階と、第1VNFMが通信インターフェースの確立を許可すると決定したとき、第1VNFMにより、インターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信する段階であって、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求されるために用いられ、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられる、段階とを備え得る。本発明において提供されるVNFM間のインターフェースを確立するための方法及び装置、並びシステムによると、第2VNFMが第1VNFMにインターフェース確立要求メッセージを送信した後に、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースが、第1VNFMからの許可の下、確立されることができ、これにより、第1VNFM及び第2VNFMは、通信インターフェースを用いて直接通信することができ、それにより、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信の効率を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
本発明の実施形態又は従来技術における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下では、実施形態又は従来技術を説明するために必要とされる添付の図面を簡潔に説明する。明らかに、以下の説明における添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態を示すに過ぎず、当業者は、創造努力がなくとも、これらの添付の図面から他の図面をさらに導き得る。
【0049】
図1】NFVシステムのブロック図である。
【0050】
図2】本発明の実施形態に係る、VNFM間のインターフェースを確立するための方法のフローチャートである。
【0051】
図3】本発明の実施形態に係る、VNFM間のインターフェースを確立するための方法のフローチャートである。
【0052】
図4】本発明の実施形態に係る、VNFM間のインターフェースを確立するための方法の相互作用図である。
【0053】
図5】本発明の実施形態に係る装置の概略構造図である。
【0054】
図6】本発明の実施形態に係る装置の概略構造図である。
【0055】
図7】本発明の実施形態に係るの装置の概略構造図である。
【0056】
図8】本発明の実施形態に係る装置の概略構造図である。
【0057】
図9】本発明の実施形態に係る装置の概略構造図である。
【0058】
図10】本発明の実施形態に係る装置の概略構造図である。
【0059】
図11】本発明の実施形態に係る装置のハードウェアの概略構造図である。
【0060】
図12】本発明の実施形態に係る装置のハードウェアの概略構造図である。
【0061】
図13】本発明の実施形態に係る通信システムを示す。
【発明を実施するための形態】
【0062】
以下では、本発明の実施形態における添付の図面に関連して本発明の実施形態における技術的解決手段を明確に、かつ、完全に説明する。明らかに、記載されている実施形態は本発明の実施形態のいくつかに過ぎず、全てではない。当業者により、本発明の実施形態に基づいて創造努力なく得られた他の全ての実施形態は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。
【0063】
図1に示されているように、図1は、NFVシステムのブロック図である。NFVシステムは、NFVOと、VNFMと、仮想化インフラストラクチャマネージャ(英語表記:virtualized infrastructure manager、略してVIM)と、動作支援システム(英語表記:operations support system、略してOSS)又は業務支援システム(英語表記:business support system、略してBSS)と、要素マネージャ(英語表記:element manager、略してEM)と、VNFノードと、ネットワーク機能仮想化インフラストラクチャ(英語表記:network function virtualization infrastructure、略してNFVI)とを備える。
【0064】
NFVシステムにおいて、NFVOと、VNFMと、VIMとは、NFVシステムの管理及びオーケストレーション(英語表記:NFV management and orchestration、略してNFV−MANO)のドメインを形成する。NFVOは、ネットワーク機能仮想化オーケストレータとも称され得る。OSS/BSSは、ネットワークマネージャ(英語表記:network manager、略してNM)と称され得る。
【0065】
具体的には、NFVシステムにおいて少なくとも1つのVNFMが存在し、全てのVNFMがNFVOに接続される。全てのVNFMは、同一のEMに接続されてよく、又は、異なるEMにそれぞれ接続されてよい。従来技術では、NFVシステムにおいて、全てのVNFMが同一のNFVOに接続され、全てのVNFMの間の情報のやり取りがNFVOの支援の下で完了されるので、全てのVNFMの間の通信の効率が比較的に低い。
【0066】
VNFM間の通信の効率は、本発明の実施形態において提供される、VNFM間のインターフェースを確立するための方法及び装置、並びにシステムを用いて、ある程度まで向上され得る。
【0067】
NFVシステムにおける何れかの機能ノードは、1つのエンティティデバイス上に分散されてよく、又は、複数のエンティティデバイス上に分散されてよく、NFVシステムにおける複数の機能ノードはそれぞれ、異なるエンティティデバイス上に分散されてよく、又は、1つのエンティティデバイス上に分散されてよいことに留意すべきである。NFVシステムにおける何れかの機能ノードは、エンティティデバイスにおける論理機能モジュールであってよく、又は、複数のエンティティデバイスにより形成される論理機能モジュールであってよいことが理解され得る。
【0068】
従って、本発明の実施形態において、1つのエンティティデバイスが、本発明の実施形態において提供される方法における全ての段階を実行し得る。又は、複数のエンティティデバイスが連携して、本発明の実施形態において提供される方法における全ての段階を実行し得る。このことは、本発明においては限定されない。
【0069】
さらに、本発明において提供されるVNFM間のインターフェースを確立するための方法をより明確に説明するために、以下では、実行主体又は制御対象として、論理機能モジュール(すなわち、NFVシステムにおける機能ノード)を用いて説明をする。当業者は、具体的な実装中、論理機能モジュールは、該論理機能モジュールが位置するエンティティデバイスのハードウェアリソースに依存することを理解するはずである。
【0070】
本発明の実施形態において、NFVシステムは、ロングタームエボリューション(英語表記:long term evolution、略してLTE)通信システムに適用され得て、LTEの進化型通信システム、例えば、LTE−A(英語全表記:long term evolution advanced)システムにも適用され得て、WCDMA(登録商標)及び同様のものなどの第3世代移動通信(英語表記:3rd−Generation、略して3G)システムにさらに適用され得る。このことは、本発明においては限定されない。
【0071】
[実施形態1]
本発明のこの実施形態がVNFM間のインターフェースを確立するための方法を提供する。図2に示されているように、方法は、以下の段階を備え得る。
【0072】
S101.第1VNFMが、第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを受信し、ここで、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられる。
【0073】
S102.第1VNFMは、インターフェース確立要求メッセージと、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定する。
【0074】
具体的には、第1VNFMが第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを受信したとき、第1VNFMは、第2VNFMが第1VNFMと通信インターフェースを確立するよう要求することを知り得て、第1VNFMは、インターフェース確立要求メッセージと第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定する必要がある。
【0075】
インターフェース確立要求メッセージは、第2VNFMの属性を含み得る。第2VNFMの属性は、少なくとも第2VNFMのアイデンティティを含み、又は、第2VNFMのアイデンティティと第2VNFMの優先度とを含む。第2VNFMの属性は、第2VNFMのベンダ情報、第2VNFMのバージョン情報、及び同様のものをさらに含み得る。
【0076】
例えば、本発明のこの実施形態において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは少なくとも、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量を含む。
【0077】
確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量は、第1VNFMによって占有されるリソースを用いることにより、確立されることが許可され得る通信インターフェースの最大数量であり得て、又は、実際の工程の要求に従って設定され得る。
【0078】
任意選択的に、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、VNFM間の優先度関係をさらに含み得る。優先度関係は、第1VNFMにより、第1VNFMと別のVNFMとの間の通信インターフェースを確立するために用いられる。
【0079】
具体的には、第1VNFMは、まず、別のVNFMの優先度に従って、優先度関係における別のVNFMに対応する優先度を決定し、次に、優先度関係におけるその別のVNFMに対応する優先度に従って、第1VNFMと別のVNFMとの間の通信インターフェースの確立を許可するかを決定する。
【0080】
VNFMの優先度とは、NFVシステムにおいて、該NFVシステムにおける各ネットワーク要素のサービス要求に従って、VNFMに対して構成される属性を意味し、すなわち、VNFMの優先度は、VNFM自体が持つ属性である。
【0081】
優先度関係における、VNFMに対応する優先度とは、第1VNFMが別のVNFMと通信インターフェースを確立するとき、第1VNFMのサービス要求に従って、異なる優先度属性を有するVNFMに対して再定義される優先度を意味する。
【0082】
例えば、NFVシステムにおいて、優先度が1のVNFM、優先度が2のVNFM、優先度が3のVNFM、優先度が4のVNFM、及び優先度が5のVNFMが存在し、VNFMの優先度の高いほうから降順に並ぶと、順に1、2、3、4、及び5であってよいと仮定する。
【0083】
第1VNFMが、第1VNFMと別のVNFMとの間の通信インターフェースを確立するときに必要とされるVNFM間の優先度関係が、表1に示され得る。すなわち、優先度が1のVNFMに対応する優先度関係における優先度は3であり、優先度が2のVNFMに対応する優先度関係における優先度は2であり、優先度が3のVNFMに対応する優先度関係における優先度は5であり、優先度が4のVNFMに対応する優先度関係における優先度は1であり、優先度が5のVNFMに対応する優先度関係における優先度は4である。
【0084】
具体的には、優先度が3のVNFM及び優先度が4のVNFMは、第1VNFMと通信インターフェースを確立するよう同時に要求すると仮定する。優先度が3のVNFMの優先度は優先度が4のVNFMの優先度より高いが、第1VNFMに関して、優先度が4のVNFMは、第1VNFMが別のVNFMと通信インターフェースを確立する場合に、最も高い優先度を有する。従って、第1VNFMが1つの通信インターフェースのみの確立を許可するとき、第1VNFMは、優先度が3のVNFM及び優先度が4のVNFMに対応する優先度関係における優先度に従って、優先度が4のVNFMに対応する優先度関係における優先度1が、優先度が3のVNFMに対応する優先度関係における優先度5より高いことを決定する。従って、第1VNFMは、第1VNFMと、優先度が4のVNFMとの間の通信インターフェースの確立を許可する。
[表1]
【表1】
【0085】
任意選択的に、本発明のこの実施形態において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、第1リストをさらに含む。第1リストは、ブラックリスト又はホワイトリストのうちの少なくとも1つを含む。ブラックリストは、第1VNFMとインターフェースを確立することが第1VNFMにより許可されないVNFMのアイデンティティを含む。ホワイトリストは、第1VNFMとインターフェースを確立することが第1VNFMにより許可されるVNFMのアイデンティティを含む。
【0086】
具体的には、本発明のこの実施形態において、第1VNFMにより受信されたインターフェース確立要求メッセージにおいて保持されるVNFMのアイデンティティが、ブラックリストに存在するアイデンティティである場合、第1VNFMは常に、第1VNFMと該VNFMとの間の通信インターフェースの確立を許可しない。すなわち、該VNFMのアイデンティティがブラックリストに存在するアイデンティティである限り、第1VNFMは、第1VNFMと該VNFMとの間の通信インターフェースの確立を許可しないと決定し得る。
【0087】
第1VNFMにより受信されたインターフェース確立要求メッセージにおいて保持されるVNFMのアイデンティティがホワイトリストに存在するアイデンティティである場合、第1VNFMは常に、第1VNFMと該VNFMとの間の通信インターフェースの確立を許可する。すなわち、該VNFMのアイデンティティがホワイトリストに存在するアイデンティティである限り、第1VNFMは、第1VNFMと該VNFMとの間の通信インターフェースの確立を許可すると決定し得る。
【0088】
S103.第1VNFMが通信インターフェースの確立を許可すると決定したとき、第1VNFMは、インターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信し、ここで、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられる。
【0089】
本発明のこの実施形態において、第1VNFMがインターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信した場合は、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すことに留意すべきである。
【0090】
第1VNFMが第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースの確立を許可したとき、第1VNFMは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースの確立を完了させるように、第1VNFMのリソースに従って、通信インターフェースにリソースを割り当て、インターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信することが理解され得る。従って、第1VNFMと第2VNFMとは、通信インターフェースを用いることにより、情報のやり取りを直接実行し得る。
【0091】
VNFM間の通信インターフェースは、S101からS103における方法を実行することにより、確立され得て、これにより、VNFMは、情報のやり取りを直接実行することができ、それにより、VNFM間の通信の効率を向上させる。加えて、ネットワーク構築処理において、例えば、比較的に小規模のNFVシステムが1つだけ確立される必要があるとき、ネットワーク構築の予備段階においては、VNFM間の通信インターフェースが本発明のこの実施形態において提供されるVNFM間のインターフェースを確立するための方法を用いることによって確立されるので、VNFM間の情報のやり取りは、もはやNFVOによる転送を必要としない。従って、専用NFVOを配置する必要がなくなり、それにより、ネットワーク構築のコストを格段に減少させる。
【0092】
さらに、本発明のこの実施形態において提供されるVNFM間のインターフェースを確立するための方法をより良く説明するために、いくつかの例に関連して、以下では、S102を説明する。S102においては、第1VNFMは、インターフェース確立要求メッセージと第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定する。
【0093】
第1例において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量を含むと仮定する。
【0094】
第1VNFMがインターフェース確立要求メッセージを受信した後に、第1VNFMは、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定し得る。具体的には、S102は、以下を含み得る。
【0095】
S10.第1VNFMは、インターフェース確立要求メッセージに従って、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないかを決定する。
【0096】
S11.第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないとき、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を許可すると決定する。
【0097】
S12.第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を許可しないと決定する。
【0098】
第2例において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量と、予め定義されたVNFM間の優先度関係とを含み、インターフェース確立要求メッセージは、第2VNFMの優先度を保持すると仮定する。
【0099】
第1VNFMがインターフェース確立要求メッセージを受信した後に、第1VNFMは、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量と、優先度関係と、第2VNFMの優先度とに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定し得る。具体的には、S102は、以下を含み得る。
【0100】
S20.第1VNFMは、インターフェース確立要求メッセージに従って、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないかを決定する。
【0101】
S21.第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないとき、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を許可すると決定する。
【0102】
S22.第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、第1VNFMは、第2VNFMの優先度を取得する。
【0103】
具体的には、本発明のこの実施形態において、第1VNFMは、以下の2つの方式(方式1及び方式2)で、第2VNFMの優先度を取得し得る。
【0104】
方式1において、第1VNFMは、インターフェース確立要求メッセージにおいて保持される第2VNFMの優先度を取得する。
【0105】
すなわち、方式1において、第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージは、第2VNFMの優先度を保持する。従って、第1VNFMは、インターフェース確立要求メッセージから第2VNFMの優先度を取得し得る。
【0106】
方式2において、第1VNFMは、第1VNFMにおいて格納される第2VNFMの優先度を取得する。
【0107】
具体的には、NFVシステムにおいて第1VNFMと情報のやり取りを実行し得る全てのVNFMの属性は、第1VNFMに予め格納され得る。第1VNFMに格納される複数のVNFMの属性は少なくとも、該複数のVNFMのアイデンティティと、該複数のVNFMの優先度とを含む。
【0108】
第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを受信した後に、第1VNFMは、インターフェース確立要求メッセージにおいて保持される第2VNFMのアイデンティティに従って、第1VNFMにおいて格納される複数のVNFMの属性から、第2VNFMのアイデンティティに対応する第2VNFMの優先度を決定する。
【0109】
第1VNFMが第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを受信する前に、すなわち、第1VNFMが別のVNFMと通信インターフェースを確立する前に、第1VNFMは、まず、アイデンティティ要求メッセージをブロードキャストし得る。アイデンティティ要求メッセージは、第1VNFMとの情報のやり取りを実行し得るVNFMの属性を要求するために用いられる。VNMの属性は少なくとも、VNFMのアイデンティティとVNFMの優先度とを含む。
【0110】
第1VNFMによりブロードキャストされるアイデンティティ要求メッセージを受信できる各VNFMは、第1VNFMと情報のやり取りを実行し得るVNFMである。アイデンティティ要求メッセージを受信する各VNFMは、アイデンティティ応答メッセージにそれ自身の属性を追加することにより、該属性を第1VNFMに送信する。
【0111】
各VNFMにより送信されたアイデンティティ応答メッセージを受信した後に、第1VNFMは、第1VNFMにおける各VNFMの属性を格納する。従って、第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを受信した後に、第1VNFMは、インターフェース確立要求メッセージにおいて保持される第2VNFMのアイデンティティに従って、第1VNFMにおいて格納される複数のVNFMの属性から、第2VNFMのアイデンティティに対応する第2VNFMの優先度を決定する。
【0112】
S23.第1VNFMは、第2VNFMの優先度に従って、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度を決定する。
【0113】
例えば、第2VNFMの優先度が1であると仮定すると、表1から分かり得るように、優先度関係における第2VNFMの優先度は、3である。
【0114】
S24.第1VNFMは、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が、優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より高いかを決定する。
【0115】
第3VNFMは、優先度関係において最も低い優先度に対応し、第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMである。
【0116】
例えば、VNFM1、VNFM2、VNFM3、VNFM4、及びVNFM5といった、第1VNFMと通信インターフェースを確立している5つのVNFMが存在すると仮定する。表1に示されている優先度関係におけるVNFM1及びVNFM2に対応する両方の優先度が1であり、優先度関係におけるVNFM3及びVNFM4に対応する両方の優先度が2であり、優先度関係におけるVNFM5に対応する優先度が5である。5つのVNFMにおいてVNFM5は、優先度関係において最も低い優先度に対応しているので、VNFM5は、第3VNFMである。
【0117】
S25.優先度関係における第2VNFMの優先度が優先度関係における第3VNFMの優先度より高いと第1VNFMが決定したとき、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を許可すると決定する。
【0118】
例えば、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が3であり、優先度関係における第3VNFMに対応する優先度が5であると仮定する。優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より高いので、第1VNFMは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースの確立を許可すると決定する。
【0119】
S26.優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より低いと第1VNFMが決定したとき、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を許可しないと決定する。
【0120】
本発明のこの実施形態において、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを受信した後に、第1VNFMは、予め定義されたVNFM間の優先度関係における第2VNFMに対応する優先度を、優先度関係における第3VNFMに対応する優先度と比較することに留意すべきである。
【0121】
優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より高いとき、第1VNFMは、まず、第1VNFMと第3VNFMとの間で確立された通信インターフェースを切断してよく、すなわち、第1VNFMと第3VNFMとの間の通信インターフェースによって占有された、第1VNFMにおけるリソースをリリースしてよく、これにより、第1VNFMと第2VNFMとの間の確立されるべき通信インターフェースのために必要とされるリソースを確保する。
【0122】
さらに、第1VNFMが第1VNFMと第3VNFMとの間の通信インターフェースを切断したとき、第1VNFMが第1VNFMと第3VNFMとの間の通信インターフェースを切断していることを第3VNFMに通知するように、第1VNFMはさらに、第3VNFMにインターフェース切断要求メッセージを送信する必要がある。インターフェース切断要求メッセージを受信したとき、第3VNFMは、インターフェース切断要求メッセージに従って、第3VNFMと第1VNFMとの間の通信インターフェースを切断してよく、すなわち、第1VNFMと第3VNFMとの間の通信インターフェースによって占有された、第3VNFMにおけるリソースをリリースしてよい。
【0123】
第3例において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量と、第1リストとを含み、インターフェース確立要求メッセージは、第2VNFMのアイデンティティを保持すると仮定する。
【0124】
第1VNFMがインターフェース確立要求メッセージを受信した後に、第1VNFMは、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量と、第1リストと、第2VNFMのアイデンティティとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定し得る。具体的には、S102は、以下を含み得る。
【0125】
S30.第1VNFMは、インターフェース確立要求メッセージにおいて保持される第2VNFMのアイデンティティを取得する。
【0126】
S31.第1リストが少なくともホワイトリストを含み、ホワイトリストが第2VNFMのアイデンティティを含むとき、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を許可すると決定する。
【0127】
第1リストが少なくともホワイトリストを含むとき、すなわち、第1リストがホワイトリストを含み、又は、第1リストがホワイトリスト及びブラックリストを含むとき、ホワイトリストが第2VNFMのアイデンティティを含むと第1VNFMが決定した場合、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないかに関係なく、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を許可することに留意すべきである。
【0128】
具体的には、ホワイトリストが第2VNFMのアイデンティティを含み、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいと第1VNFMが決定したとき、第1VNFMは、第1VNFMと通信インターフェースを確立しており、アイデンティティがホワイトリストに存在しない複数のVNFMから、VNFMをランダムに選択し得る。
【0129】
第5VNFMが最後に選択されると仮定する。第1VNFMは、まず、第1VNFMと第5VNFMとの間の通信インターフェースを切断し、インターフェース切断要求メッセージを第5VNFMに送信してよく、これにより、第1VNFMと第2VNFMとの間の確立されるべき通信インターフェースのために必要とされるリソースを確保する。
【0130】
S32.第1リストが少なくともブラックリストを含み、ブラックリストが第2VNFMのアイデンティティを含むとき、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を許可しないと決定する。
【0131】
具体的には、第1リストが少なくともブラックリストを含むとき、すなわち、第1リストがブラックリストを含み、又は、第1リストは、ホワイトリスト及びブラックリストを含むとき、ブラックリストが第2VNFMのアイデンティティを含むと第1VNFMが決定する限り、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を許可しないと決定し得る。
【0132】
S33.第1リストは、第2VNFMのアイデンティティを含まないとき、第1VNFMは、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないかを決定する。
【0133】
第1リストがホワイトリストを含むとき、第1リストが第2VNFMのアイデンティティを含まないことは、ホワイトリストは第2VNFMのアイデンティティを含まないことを意味することが理解され得る。第1リストがブラックリストを含むとき、第1リストが第2VNFMのアイデンティティを含まないことは、ブラックリストは第2VNFMのアイデンティティを含まないことを意味する。第1リストがブラックリスト及びホワイトリストを含むとき、第1リストが第2VNFMのアイデンティティを含まないことは、ブラックリスト及びホワイトリストの両方とも、第2VNFMのアイデンティティを含まないことを意味する。
【0134】
S34.第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないとき、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を許可すると決定する。
【0135】
S35.第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を許可しないと決定する。
【0136】
第4例において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量と、予め定義されたVNFM間の優先度関係と、第1リストとを含み、インターフェース確立要求メッセージは少なくとも、第2VNFMのアイデンティティを保持すると仮定する。
【0137】
第1VNFMがインターフェース確立要求メッセージを受信した後に、第1VNFMは、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量と、優先度関係と、第1リストと、第2VNFMのアイデンティティと、第2VNFMの優先度とに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定し得る。具体的には、S102は以下を含み得る。
【0138】
S40.第1VNFMは、インターフェース確立要求メッセージにおいて保持される第2VNFMのアイデンティティを取得する。
【0139】
S41.第1リストが少なくともホワイトリストを含み、ホワイトリストが第2VNFMのアイデンティティを含むとき、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を許可すると決定する。
【0140】
第1リストが少なくともホワイトリストを含むとき、ホワイトリストが第2VNFMのアイデンティティを含むと第1VNFMが決定した場合、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないかに関係なく、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を許可することに留意すべきである。
【0141】
具体的には、ホワイトリストが第2VNFMのアイデンティティを含み、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいと第1VNFMが決定したとき、第1VNFMは、優先度関係において最も低い優先度に対応し、アイデンティティがホワイトリストに存在せずに第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMを選択し得る。
【0142】
本発明のこの実施形態において、複数のVNFMが優先度関係において最も低い優先度に対応しているとき、第1VNFMは、該複数のVNFMから、1つのVNFMをランダムに選択してよいことに留意すべきである。
【0143】
第4VNFMが最後に選択されると仮定する。第1VNFMは、まず、第1VNFMと第4VNFMとの間の通信インターフェースを切断し、インターフェース切断要求メッセージを第4VNFMに送信してよく、これにより、第1VNFMと第2VNFMとの間の確立されるべき通信インターフェースのために必要とされるリソースを確保する。
【0144】
S42.第1リストが少なくともブラックリストを含み、ブラックリストが第2VNFMのアイデンティティを含むとき、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を許可しないと決定する。
【0145】
S43.第1リストが第2VNFMのアイデンティティを含まないとき、第1VNFMは、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないかを決定する。
【0146】
S44.第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないとき、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を許可すると決定する。
【0147】
S45.第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、第1VNFMは、第2VNFMの優先度を取得する。
【0148】
具体的には、S46における第1VNFMにより第2VNFMの優先度を取得する具体的な方式についてはS22の関連説明を参照する。詳細はここでは、説明されない。
【0149】
S46.第1VNFMは、第2VNFMの優先度に従って、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度を決定する。
【0150】
S47.第1VNFMは、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より高いかを決定する。
【0151】
第1リストが少なくともホワイトリストを含むとき、第4VNFMは、優先度関係において最も低い優先度に対応し、アイデンティティがホワイトリストに存在せずに第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMである。
【0152】
例えば、VNFM4及びVNFM5といった、アイデンティティがホワイトリストに存在せずに第1VNFMと通信インターフェースを確立している2つのVNFMが存在すると仮定する。優先度関係におけるVNFM4に対応する優先度は、表1において2と示され、優先度関係におけるVNFM5に対応する優先度が5である。優先度関係におけるVNFM5に対応する優先度は、優先度関係におけるVNFM4に対応する優先度より低いので、VNFM5は、第4VNFMとして選択される。
【0153】
第1リストがホワイトリストを含まないとき、すなわち、第1リストがブラックリストを含むとき、第4VNFMは、優先度関係において最も低い優先度に対応し、第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMである。
【0154】
S48.優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より高いと第1VNFMが決定したとき、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を許可すると決定する。
【0155】
S49.優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より低いと第1VNFMが決定したとき、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を許可しないと決定する。
【0156】
さらに、本発明のこの実施形態において、第1リストに存在するアイデンティティは、動的に変更し得ることに留意すべきである。すなわち、ブラックリストに存在するアイデンティティ及びホワイトリストに存在するアイデンティティの両方は、動的に変更し得る。
【0157】
例えば、障害検出又はパラメータデバッグなどの動作がNFVシステムにおけるVNFM上で行われる必要があるとき、各VNFMにおける第1リストは、動的に更新されてよく、これにより、ネットワーク動作又はデバッグに影響を及ぼす不必要なVNFMアイデンティティがブラックリスト又はホワイトリストに現れることを防止する。
【0158】
具体的には、第1VNFMに格納される第1リストは、動的に更新され得る。例えば、第1リストは、第1VNFMの作業プラットフォーム(すなわち、作業インターフェース)上で直接更新され得て、又は、EM,NM、もしくはNFVOなどの、第1VNFMの上位機能ノードの作業プラットフォーム上で設定され得て、さらに、該EM、NM、もしくはNFVOは、第1リストを動的に更新する。代わりに、自動検出システムが、該EM、NM、NFVO、又は第1VNFMにおいて予め設定され得る。自動検出システムがトリガされて動作したとき、EM,NM、NFVO、又は第1VNFMは、第1リストを自動的に更新する。
【0159】
さらに、第1リストが少なくともブラックリストを含む場合、第1VNFMが第2VNFMにインターフェース確立応答メッセージを送信した後に、すなわち、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースが問題なく確立された後に、ブラックリストが更新された場合、第1VNFMは、更新されたブラックリストを取得する必要がある。
【0160】
第1VNFMにより更新されたブラックリストを取得する方式は複数存在する。例えば、第1VNFMがブラックリストを能動的に更新することができる場合、第1VNFMがブラックリストを更新した後に、第1VNFMは、更新されたブラックリストを直接取得し得る。
【0161】
第1VNFMの上位機能ノードがブラックリストを更新する場合、第1VNFMの上位ノードがブラックリストを更新した後に、第1VNFMの上位ノードは、インジケーション情報を第1VNFMに送信し得て、第1VNFMは、インジケーション情報に従って、更新されたブラックリストを取得し、又は、第1VNFMの上位機能ノードは、更新されたブラックリストを第1VNFMに直接送信し得て、これにより、第1VNFMは、更新されたブラックリストをクエリする。
【0162】
第1VNFMは、ブラックリストが更新されたかを決定するように、ブラックリストに対してリアルタイムのクエリを実行し得る。ブラックリストが更新されたと第1VNFMが決定した場合、第1VNFMは、更新されたブラックリストを取得する。
【0163】
さらに、これらの例に加えて、第1VNFMは、ブラックリストが更新された後に、他の方式で更新されたブラックリストを取得し得る。他の方式について、ここでは一つずつ列挙されない。
【0164】
ブラックリストが第2VNFMのアイデンティティを含むと第1VNFMが決定した場合、第1VNFMは、通信インターフェースを切断する。
【0165】
第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースが問題なく確立された後に、第1VNFMにおいて格納されるブラックリストが更新された後に第2VNFMのアイデンティティがブラックリストに追加される場合、ブラックリストに存在するアイデンティティは、第1VNFMとインターフェースを確立することが第1VNFMにより許可されないVNFMのアイデンティティであるので、第1VNFMがブラックリストをクエリすることにより最新の更新されたブラックリストが第2VNFMのアイデンティティを含むと決定した後に、第1VNFMは、通信インターフェースを切断する。
【0166】
第2VNFMのアイデンティティが第1VNFMに格納されるブラックリストに追加された場合、第1VNFMのアイデンティティも、第2VNFMに格納されるブラックリストに追加されることに留意すべきである。同様に、第2VNFMのアイデンティティが第1VNFMに格納されるホワイトリストに追加された場合、第1VNFMのアイデンティティも、第2VNFMに格納されるホワイトリストに追加される。
【0167】
さらに、本発明のこの実施形態において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、この3つの列挙されたインターフェース確立ポリシーに限定されず、別のインターフェース確立ポリシーをさらに含み得る。加えて、第1VNFMと別のVNFMとの間の通信インターフェースが確立されたとき、用いられる組み合わせ方式及び複数のインターフェース確立ポリシーの実行シーケンスが、この4つの列挙された例に限定されず、第1VNFMが別のVNFMと通信インターフェースを確立したとき、必要に応じて再設計され得る。このことについては、ここでは一つずつ列挙されない。
【0168】
本発明のこの実施形態において提供されるVNFM間のインターフェースを確立するための方法は、第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを第1VNFMにより受信する段階と、インターフェース確立要求メッセージと第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定する段階と、第1VNFMが通信インターフェースの確立を許可すると決定したとき、第1VNFMにより、インターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信する段階であって、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられ、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられる、段階とを備え得る。該方法によると、第2VNFMが第1VNFMにインターフェース確立要求メッセージを送信した後に、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースは、第1VNFMからの許可の下、確立され得る。これにより、第1VNFMと第2VNFMとは、通信インターフェースを用いることにより、直接通信することができ、それにより、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信の効率を向上させる。
【0169】
本発明のこの実施形態は、VNFM間のインターフェースを確立するための方法を提供する。図3に示されているように、該方法は、以下の段階を含み得る。
【0170】
S201.第2VNFMが第1VNFMにインターフェース確立要求メッセージを送信し、ここで、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられる。
【0171】
S202.第2VNFMは、第1VNFMにより送信されたインターフェース確立応答メッセージを受信し、ここで、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられる。
【0172】
具体的には、本発明のこの実施形態において、第2VNFMが第1VNFMと情報のやり取りを実行する必要があるとき、第2VNFMは、第1VNFMにインターフェース確立要求メッセージを送信し、これにより、第2VNFMと第1VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求する。さらに、第1VNFMがインターフェース確立要求メッセージを受信した後に、第1VNFMが通信インターフェースの確立を許可すると決定したとき、第1VNFMは、第2VNFMにインターフェース確立応答メッセージを送信する。従って、第2VNFMがインターフェース確立応答メッセージを受信した後に、第2VNFMは、第2VNFMのサービス要求を満たすように、通信インターフェースを用いることにより、第1VNFMと情報のやり取りを実行し得る。
【0173】
本発明のこの実施形態において提供されるVNFM間のインターフェースを確立するための方法は、第2VNFMにより、インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信する段階と、第1VNFMにより送信されたインターフェース確立応答メッセージを受信する段階であって、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられ、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられる、段階とを備え得る。該方法によると、第1VNFMが第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを受信した後に、第1VNFMが第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースの確立を許可すると決定したとき、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を完了させるように第2VNFMへインターフェース確立応答メッセージを送信し、これにより、第1VNFMと第2VNFMとは、通信インターフェースを用いることにより、情報のやり取りを直接実行することができ、それにより、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信の効率を向上させる。
【0174】
[実施形態2]
本発明のこの実施形態は、VNFM間のインターフェースを確立するための方法を提供する。図4に示されているように、該方法は、以下の段階を含み得る。
【0175】
S301.第2VNFMが第1VNFMの属性を取得する。
【0176】
本発明のこの実施形態において、第2VNFMが第1VNFMにインターフェース確立要求メッセージを送信する前に、第2VNFMは、第1VNFMの属性を取得する必要があり、これにより、第2VNFMは、第1VNFMの属性に従って、インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信すると決定することができる。
【0177】
第1VNFMの属性は少なくとも、第1VNFMのアイデンティティを含み、又は、第1VNFMのアイデンティティ及び第1VNFMの優先度を含む。第1VNFMの属性は、第1VNFMのベンダ情報、第1VNFMのバージョン情報、及び同様のものをさらに含み得る。
【0178】
第2VNFMが別のVNFMと情報のやり取りを実行する必要があるとき、第2VNFMは、まず、第2VNFMと情報のやり取りを実行し得る複数のVNFMを決定する必要があり、次に、第2VNFMは、情報のやり取りが実行されるべき特定のVNFMを決定できることが理解され得る。すなわち、第2VNFMが別のVNFMと通信インターフェースを確立するよう要求する必要がある前に、第2VNFMは、まず、第2VNFMと情報のやり取りを実行し得る複数のVNFMの属性を取得する必要があり、次に、インターフェース確立要求メッセージが送信されるべき特定のVNFMを決定でき、これにより、該VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求することが理解され得る。
【0179】
例えば、本発明のこの実施形態において、第1VNFMの属性は、以下の2つの方式(方式3及び方式4)で取得され得る。
【0180】
方式3において、第2VNFMは、第2VNFMにおいて格納される第1VNFMの属性を取得する。
【0181】
具体的には、第2VNFMと情報のやり取りを実行し得る全てのVNFMの属性は、第1VNFMの属性を含み、第2VNFMにおいて予め格納され得る。そして、第2VNFMは、第2VNFMと情報のやり取りを実行し得る各VNFMの属性を知り得る。
【0182】
方式4において、第2VNFMは、アイデンティティ要求メッセージをブロードキャストし、ここで、アイデンティティ要求メッセージは、インターフェース確立要求メッセージが送信されるべきVNFMの属性を要求するために用いられる。
【0183】
具体的には、本発明のこの実施形態において、第2VNFMによりブロードキャストされるアイデンティティ要求メッセージを受信できる各VNFMは、第2VNFMと情報のやり取りを実行し得るVNFMである。
【0184】
従って、第1VNFMがアイデンティティ要求メッセージを受信した後に、第1VNFMは、アイデンティティ応答メッセージを第2VNFMに送信する。アイデンティティ応答メッセージは、第1VNFMの属性を保持する。
【0185】
第2VNFMが第1VNFMにより送信されたアイデンティティ応答メッセージを受信した後に、第2VNFMは、アイデンティティ応答メッセージから第1VNFMの属性を取得し得る。
【0186】
第1VNFMを含み、第2VNFMにより送信されたアイデンティティ要求メッセージを受信できるVNFMのそれぞれは、アイデンティティ応答メッセージに該VNFMの属性を追加することにより、第2VNFMに該属性を送信し、これにより、第2VNFMは、第2VNFMと情報のやり取りを実行し得る各VNFMの属性を知り得ることが理解され得る。
【0187】
S302.第2VNFMは、第1VNFMにインターフェース確立要求メッセージを送信する。
【0188】
具体的には、第1VNFMと情報のやり取りを実行する必要があると第2VNFMが決定したとき、第2VNFMは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するように、インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信し得る。
【0189】
さらに、本発明のこの実施形態において、第1VNFMと情報のやり取りを実行する必要があると第2VNFMが決定したとき、第2VNFMはさらに、まず、第2VNFMのインターフェース確立ポリシー又は第2VNFMのインターフェース確立ポリシーと、第1VNFMの属性とに従って、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースの確立を許可するかを決定し得る。
【0190】
第2VNFMが通信インターフェースの確立を許可すると決定した場合、第2VNFMは、インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信する。第2VNFMが通信インターフェースの確立を許可しないと決定した場合、第2VNFMは、インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMへ送信しない。
【0191】
第2VNFMのインターフェース確立ポリシーは、図2の実施形態に示されている第1VNFMのインターフェース確立ポリシーと同一であり、第2VNFMにより通信インターフェースの確立を許可するかを決定する方式は、第1VNFMにより通信インターフェースの確立を許可するかを決定する方式と同一である。詳細については、図2に示されている実施形態の関連説明を参照し、その詳細はここでは説明されない。
【0192】
S303.第1VNFMは、インターフェース確立要求メッセージと、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定する。
【0193】
具体的には、第1VNFMによりインターフェース確立要求メッセージと第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定する方式については、図2に示されている実施形態の関連説明を参照し、その詳細はここでは、説明されない。
【0194】
S304.第1VNFMが通信インターフェースの確立を許可すると決定したとき、第1VNFMは、インターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信する。
【0195】
S305.第1VNFMが通信インターフェースの確立を許可しないと決定したとき、第1VNFMは、インターフェース確立拒否メッセージを第2VNFMに送信し、ここで、インターフェース確立拒否メッセージは、通信インターフェースの確立が失敗したことを示すために用いられる。
【0196】
本発明のこの実施形態において、S304又はS305の何れかが実行されることに留意すべきである。
【0197】
任意選択的に、本発明のこの実施形態において、第2VNFMがインターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信した後に、情報紛失が通信処理において発生し得るので、第2VNFMは、インターフェース確立応答メッセージ又は第1VNFMにより送信されたインターフェース確立拒否メッセージを受信しない場合がある。
【0198】
具体的には、第2VNFMが特定の期間においてインターフェース確立応答メッセージ又は第1VNFMにより送信されたインターフェース確立拒否メッセージを受信しないとき、第2VNFMが依然として第1VNFMと情報のやり取りを実行する必要がある場合、第2VNFMがインターフェース確立応答メッセージ又は第1VNFMにより送信されたインターフェース確立拒否メッセージを受信するまで、又は、第2VNFMが第1VNFMと情報のやり取りを実行する必要がないと決定するまで、第2VNFMは再び、第1VNFMにインターフェース確立要求メッセージを送信する。
【0199】
任意選択的に、本発明のこの実施形態において、第2VNFMがインターフェース確立応答メッセージ又はインターフェース確立拒否メッセージを受信した後に、第2VNFMはさらに、第2VNFMがインターフェース確立応答メッセージ又はインターフェース確立拒否メッセージを受信したことを第1VNFMに通知するように、第1VNFMに受信確認メッセージを送信し得る。
【0200】
具体的には、第1VNFMが第2VNFMへインターフェース確立応答メッセージ又はインターフェース確立拒否メッセージを送信した後に、第1VNFMが特定の期間において第2VNFMにより送信された受信確認メッセージを受信しない場合、第2VNFMにより送信された受信確認メッセージが受信されるまで、第1VNFMは再び、第2VNFMにインターフェース確立応答メッセージ又はインターフェース確立拒否メッセージを送信する。従って、第2VNFMは、メッセージ紛失に起因してインターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに連続的に送信することが、防止される。
【0201】
さらに、本発明のこの実施形態において、第1VNFMと別のVNFMとの間の通信インターフェースが確立された後に、第1VNFMは、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーの制限に起因して確立された通信インターフェースを切断し得る。
【0202】
例えば、図2に示されている実施形態において、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーの制限に起因して、第1VNFMは、第1VNFMと第2VNFMとの間で確立された通信インターフェース、第1VNFMと第3VNFMとの間で確立された通信インターフェース、第1VNFMと第4VNFMとの間で確立された通信インターフェース、及び、第1VNFMと第5VNFMとの間で確立された通信インターフェースを切断する。
【0203】
任意選択的に、第1VNFMは、別のVNFMにより送信されたインターフェース切断要求メッセージを受信し、インターフェース切断要求メッセージに従って、確立された通信インターフェースを切断し得る。
【0204】
例えば、第1VNFMが第2VNFMにインターフェース確立応答メッセージを送信した後に、すなわち、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースが問題なく確立された後に、第2VNFMは、第2VNFMのインターフェース確立ポリシーの制限に起因して通信インターフェースを切断し得る。従って、第2VNFMが通信インターフェースを切断したとき、第2VNFMは、第1VNFMにインターフェース切断要求メッセージを送信する。
【0205】
第1VNFMが第2VNFMにより送信されたインターフェース切断要求メッセージを受信した後に、第1VNFMは、インターフェース切断要求メッセージに従って、通信インターフェースを切断する。
【0206】
本発明のこの実施形態において第1VNFMと第2VNFMとは、単に異なるVNFMを区別するための名称であることに留意すべきである。加えて、本発明のこの実施形態において、NFVシステムにおける各VNFMは、第1VNFMにより実行できる方法を実行する第1VNFMとして機能してよく、又は、第2VNFMにより実行できる方法を実行する第2VNFMとして機能してよい。
【0207】
本発明のこの実施形態において提供されるVNFM間のインターフェースを確立するための方法は、第1VNFMにより、第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを受信する段階と、インターフェース確立要求メッセージと第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定する段階と、第1VNFMが通信インターフェースの確立を許可すると決定した場合、第1VNFMにより、インターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信する段階であって、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられ、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられる、段階とを備え得る。該方法によると、第2VNFMが第1VNFMにインターフェース確立要求メッセージを送信した後に、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースは、第1VNFMからの許可の下、確立され得る。これにより、第1VNFMと第2VNFMとは、通信インターフェースを用いることにより、直接通信することができ、それにより、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信の効率を向上させる。
【0208】
[実施形態3]
図5に示されているように、本発明のこの実施形態は、装置を提供する。装置は、図2又は図4に示されている実施形態の第1VNFMのエンティティ装置であってよく、又は、NFVシステムに存在し、第1VNFMにより実行され得る方法手順を実行できる論理機能モジュールが位置するエンティティ装置であってよい。エンティティ装置は、第1VNFMのエンティティ装置に個々に配置されてよく、又は、第1VNFMのエンティティ装置と通信できるエンティティ装置であってよい。装置は、チップの形式で表れてよい。チップは、第1VNFMにより実行され得る方法手順を実装できるアプリケーションプログラムを保持する。
【0209】
具体的には、装置は、第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを受信するよう構成される受信ユニット10であって、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられる、受信ユニット10と、受信ユニット10により受信されたインターフェース確立要求メッセージと第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定するよう構成される決定ユニット11と、決定ユニット11が通信インターフェースの確立を許可すると決定したとき、インターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信するよう構成される送信ユニット12であって、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されることを示すために用いられる、送信ユニット12とを備え得る。
【0210】
任意選択的に、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量を含む。
【0211】
決定ユニット11は、受信ユニット10により受信されたインターフェース確立要求メッセージに従って、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないかを決定するよう具体的に構成される。
【0212】
決定ユニット11は、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成される。
【0213】
決定ユニット11は、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、通信インターフェースの確立を許可しないと決定するよう具体的に構成される。
【0214】
任意選択的に、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、VNFM間の優先度関係をさらに含む。優先度関係は、第1VNFMにより、第1VNFMと別のVNFMとの間の通信インターフェースを確立するために用いられる。
【0215】
決定ユニット11は、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、第2VNFMの優先度を取得するよう具体的に構成される。
【0216】
決定ユニット11は、第2VNFMの優先度に従って、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度を決定するよう具体的に構成される。
【0217】
決定ユニット11は、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より高いかを決定するよう具体的に構成され、ここで、第3VNFMは、優先度関係において最も低い優先度に対応し、第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMである。
【0218】
決定ユニット11は、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より高いとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成される。
【0219】
決定ユニット11は、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より低いとき、通信インターフェースの確立を許可しないと決定するよう具体的に構成される。
【0220】
任意選択的に、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量と、第1リストとを含み、第1リストは、ブラックリスト又はホワイトリストのうちの少なくとも1つを含み、ブラックリストは、第1VNFMとインターフェースを確立することが第1VNFMにより許可されないVNFMのアイデンティティを含み、ホワイトリストは、第1VNFMとインターフェースを確立することが第1VNFMにより許可されるVNFMのアイデンティティを含み、インターフェース確立要求メッセージは、第2VNFMのアイデンティティを保持する。
【0221】
決定ユニット11は、インターフェース確立要求メッセージにおいて保持される第2VNFMのアイデンティティを取得するよう具体的に構成される。
【0222】
決定ユニット11は、第1リストが少なくともホワイトリストを含み、ホワイトリストが第2VNFMのアイデンティティを含むとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成される。
【0223】
決定ユニット11は、第1リストが少なくともブラックリストを含み、ブラックリストが第2VNFMのアイデンティティを含むとき、通信インターフェースの確立を許可しないと決定すうるよう具体的に構成される。
【0224】
決定ユニット11は、第1リストが第2VNFMのアイデンティティを含まないとき、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないかを決定するよう具体的に構成される。
【0225】
決定ユニット11は、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成される。
【0226】
決定ユニット11は、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、通信インターフェースの確立を許可しないと決定するよう具体的に構成される。
【0227】
任意選択的に、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、VNFM間の優先度関係をさらに含む。優先度関係は、第1VNFMにより、第1VNFMと別のVNFMとの間の通信インターフェースを確立するために用いられる。
【0228】
決定ユニット11は、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、第2VNFMの優先度を取得するよう具体的に構成される。
【0229】
決定ユニット11は、第2VNFMの優先度に従って、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度を決定するよう具体的に構成される。
【0230】
決定ユニット11は、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が、優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より高いかを決定するよう具体的に構成される。
【0231】
第1リストが少なくともホワイトリストを含むとき、第4VNFMは、優先度関係において最も低い優先度に対応し、アイデンティティがホワイトリストに存在せずに第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMである。
【0232】
第1リストがホワイトリストを含まないとき、第4VNFMは、優先度関係において最も低い優先度に対応し、第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMである。
【0233】
決定ユニット11は、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より高いとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成される。
【0234】
決定ユニット11は、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より低いとき、通信インターフェースの確立を許可しないと決定するよう具体的に構成される。
【0235】
任意選択的に、決定ユニット11は、インターフェース確立要求メッセージにおいて保持される第2VNFMの優先度を取得するよう具体的に構成される。
【0236】
代わりに、決定ユニット11は、第1VNFMにおいて格納される第2VNFMの優先度を取得するよう具体的に構成される。
【0237】
任意選択的に、図5に関連して、図6に示されているように、装置は、取得ユニット13及び切断ユニット14をさらに備える。
【0238】
取得ユニット13は、送信ユニット12が第2VNFMにインターフェース確立応答メッセージを送信した後に、更新されたブラックリストを取得するよう構成される。
【0239】
切断ユニット14は、取得ユニット13により取得された更新されたブラックリストが第2VNFMのアイデンティティを含むと決定されたとき、通信インターフェースを切断するよう構成される。
【0240】
任意選択的に、図5に関連して、図7に示されているように、装置は、切断ユニット14をさらに備える。
【0241】
受信ユニット10は、送信ユニット12が第2VNFMにインターフェース確立応答メッセージを送信した後に、第2VNFMにより送信されたインターフェース切断要求メッセージを受信するようさらに構成され、ここで、インターフェース切断要求メッセージは、通信インターフェースを切断するよう切断ユニット14に命令するために用いられる。
【0242】
切断ユニット14は、受信ユニット10により受信されたインターフェース切断要求メッセージに従って、通信インターフェースを切断するよう構成される。
【0243】
任意選択的に、送信ユニット12は、決定ユニット11が通信インターフェースの確立を許可しないと決定したとき、インターフェース確立拒否メッセージを第2VNFMに送信するようさらに構成され、ここで、インターフェース確立拒否メッセージは、通信インターフェースの確立が失敗したことを示すために用いられる。
【0244】
本発明のこの実施形態は、装置を提供する。該装置は、第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを受信し、インターフェース確立要求メッセージと第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定し、通信インターフェースの確立を許可すると決定したとき、インターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信することができ、ここで、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられ、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されることを示すために用いられる。本発明のこの実施形態において提供される該装置によると、第2VNFMがインターフェース確立要求メッセージを装置に送信した後に、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースは、第1VNFMからの許可の下、確立され得て、これにより、第1VNFMと第2VNFMとは、通信インターフェースを用いることにより、直接通信することができ、それにより、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信の効率を向上させる。
【0245】
図8に示されているように、本発明のこの実施形態は、装置を提供する。該装置は、図3又は図5に示されている実施形態の第2VNFMがに位置するエンティティ装置であってよく、又は、NFVシステムに存在し、第2VNFMにより実行され得る方法手順を実行できる論理機能モジュールが位置するエンティティ装置であってよい。エンティティ装置は、第2VNFMが位置するエンティティ装置に個々に配置されてよく、又は、第2VNFMが位置するエンティティ装置と通信できるエンティティ装置であってよい。装置は、チップの形式で表れてよい。チップは、第VNFMにより実行され得る方法手順を実装できるアプリケーションプログラムを保持する。
【0246】
具体的には、該装置は、インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信するよう構成される送信ユニット20であって、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられる、送信ユニット20と、第1VNFMにより送信されたインターフェース確立応答メッセージを受信すよう構成される受信ユニット21であって、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられる、受信ユニット21とを備え得る。
【0247】
任意選択的に、図8に関連して、図9に示されているように、該装置は、取得ユニット22をさらに備える。
【0248】
取得ユニット22は、送信ユニット20がインターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信する前に、第1VNFMの属性を取得するよう構成され、ここで、第1VNFMの属性は、少なくとも第1VNFMのアイデンティティを含み、第1VNFMの属性は、送信ユニット20により、インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信するために用いられる。
【0249】
任意選択的に、取得ユニット22は、第2VNFMにおいて格納される第1VNFMの属性を取得するよう具体的に構成される。
【0250】
任意選択的に、図9に関連して、図10に示されているように、取得ユニット22は、ブロードキャストモジュール220と、受信モジュール221とを備える。
【0251】
ブロードキャストモジュール220は、アイデンティティ要求メッセージをブロードキャストするよう構成され、ここで、アイデンティティ要求メッセージは、インターフェース確立要求メッセージが送信されるべきVNFMの属性を要求するために用いられる。
【0252】
受信モジュール221は、第1VNFMにより送信されたアイデンティティ応答メッセージを受信するよう構成され、ここで、アイデンティティ応答メッセージは、第1VNFMの属性を保持する。
【0253】
本発明のこの実施形態は、装置を提供する。該装置は、インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信し、第1VNFMにより送信されたインターフェース確立応答メッセージを受信することができ、ここで、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求ために用いられ、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられる。本発明のこの実施形態において提供される該装置によると、第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージが受信された後に、第1VNFMが第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースの確立を許可すると決定したとき、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を完了させるようにインターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信し、これにより、第1VNFMと第2VNFMとは、通信インターフェースを用いることにより情報のやり取りを直接実行することができ、それにより、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信の効率を向上させる。
【0254】
[実施形態4]
図11に示されているように、本発明のこの実施形態は、装置を提供する。装置は、前述の実施形態の第1VNFMが位置するエンティティ装置であってよく、又は、第1VNFMが位置するエンティティ装置と通信できるエンティティ装置であってよい。該装置は、第VNFMにより実行され得る方法手順を実行できる。具体的には、該装置は、プロセッサ30と、メモリ31と、通信インターフェース32と、システムバス33とを備え得る。プロセッサ30と、メモリ31と、通信インターフェース32とは、システムバス33を用いることにより、接続されて相互通信を完了する。
【0255】
プロセッサ30は、中央演算処理装置(英語表記:central processing unit、略してCPU)、又は、特定用途向け集積回路(英語表記:application specific integrated circuit、略してASIC)であってよく、又は、本発明のこの実施形態を実装する1つ又は複数の集積回路として構成されてよい。
【0256】
メモリ31は、揮発性メモリ(英語表記:volatile memory)、例えば、ランダムアクセスメモリ(英語表記:random−access memory、略してRAM)を含んでよい。メモリ31はまた、不揮発性メモリ(英語表記:non−volatile memory)、例えば、リードオンリメモリ(英語表記:read−only memory、略してROM)、フラッシュメモリ(英語表記:flash memory)、ハードディスクドライブ(英語表記:hard disk drive、略してHDD)、又はソリッドステートドライブ(英語表記:solid−state drive、略してSSD)を含んでよい。メモリ31はさらに、前述の種類のメモリの組み合わせを含んでよい。
【0257】
通信インターフェース32は、例えば、NFVOと相互作用するなど、別のノードと相互作用するよう構成される。
【0258】
装置が動作するとき、プロセッサ30及びメモリ31は、図2又は図4に示されている方法手順を実行し得る。このことは、具体的には以下を含む。
【0259】
プロセッサ30は、通信インターフェース32を用いることにより、第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを受信し、インターフェース確立要求メッセージと第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定し、通信インターフェースの確立を許可すると決定したとき、通信インターフェース32を用いることにより、インターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信するよう構成され、ここで、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられ、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられる。
【0260】
メモリ31は、インターフェース確立要求メッセージのコードと、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーのコードと、インターフェース確立応答メッセージと、前述の工程を完了させるようプロセッサ30を制御するソフトウェアプログラムとを格納するよう構成され、これにより、プロセッサ30は、ソフトウェアプログラムを実行し、インターフェース確立要求メッセージのコードと第1VNFMのインターフェース確立ポリシーのコードと、インターフェース確立応答メッセージとを呼び出すことにより、前述の工程を完了させる。
【0261】
任意選択的に、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量を含む。
【0262】
プロセッサ30は、インターフェース確立要求メッセージに従って、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないかを決定するよう具体的に構成される。
【0263】
プロセッサ30は、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成される。
【0264】
プロセッサ30は、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、通信インターフェースの確立を許可しないと決定するよう具体的に構成される。
【0265】
任意選択的に、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーはさらに、VNFM間の優先度関係を含む。優先度関係は、第1VNFMにより、第1VNFMと別のVNFMとの間の通信インターフェースを確立するために用いられる。
【0266】
プロセッサ30は、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、第2VNFMの優先度を取得するよう具体的に構成される。
【0267】
プロセッサ30は、第2VNFMの優先度に従って、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度を決定するよう具体的に構成される。
【0268】
プロセッサ30は、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が、優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より高いかを決定するよう具体的に構成される。第3VNFMは、優先度関係において最も低い優先度に対応し、第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMである。
【0269】
プロセッサ30は、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より高いとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成される。
【0270】
プロセッサ30は、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第3VNFMに対応する優先度より低いとき、通信インターフェースの確立を許可しないと決定するよう具体的に構成される。
【0271】
任意選択的に、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーは、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量と、第1リストとを含み、第1リストは、ブラックリスト又はホワイトリストのうちの少なくとも1つを含み、は、ブラックリストは、第1VNFMとインターフェースを確立することが第1VNFMにより許可されないVNFMのアイデンティティを含み、ホワイトリストは、第1VNFMとインターフェースを確立することが第1VNFMにより許可されるVNFMのアイデンティティを含み、インターフェース確立要求メッセージは、第2VNFMのアイデンティティを保持する。
【0272】
プロセッサ30は、インターフェース確立要求メッセージにおいて保持されている第2VNFMのアイデンティティを取得するよう具体的に構成される。
【0273】
プロセッサ30は、第1リストが少なくともホワイトリストを含み、ホワイトリストが第2VNFMのアイデンティティを含むとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成される。
【0274】
プロセッサ30は、第1リストが少なくともブラックリストを含み、ブラックリストが第2VNFMのアイデンティティを含むとき、通信インターフェースの確立を許可しないと決定するよう具体的に構成される。
【0275】
プロセッサ30は、第1リストが第2VNFMのアイデンティティを含まないとき、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないかを決定するよう具体的に構成される。
【0276】
プロセッサ30は、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量より少ないとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成される。
【0277】
プロセッサ30は、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、通信インターフェースの確立を許可しないと決定するよう具体的に構成される。
【0278】
任意選択的に、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーはさらに、VNFM間の優先度関係を含む。優先度関係は、第1VNFMにより、第1VNFMと別のVNFMとの間の通信インターフェースを確立するために用いられる。
【0279】
プロセッサ30は、第1VNFMの確立されている通信インターフェースの数量が、確立されることが第1VNFMにより許可される通信インターフェースの最大数量に等しいとき、第2VNFMの優先度を取得するよう具体的に構成される。
【0280】
プロセッサ30は、第2VNFMの優先度に従って、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度を決定するよう具体的に構成される。
【0281】
プロセッサ30は、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より高いかを決定するよう具体的に構成される。
【0282】
第1リストが少なくともホワイトリストを含むとき、第4VNFMは、優先度関係において最も低い優先度に対応し、アイデンティティがホワイトリストに存在せずに第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMである。
【0283】
第1リストがホワイトリストを含まないとき、第4VNFMは、優先度関係において最も低い優先度に対応し、第1VNFMと通信インターフェースを確立している複数のVNFMのうちのVNFMである。
【0284】
プロセッサ30は、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より高いとき、通信インターフェースの確立を許可すると決定するよう具体的に構成される。
【0285】
プロセッサ30は、優先度関係における第2VNFMに対応する優先度が優先度関係における第4VNFMに対応する優先度より低いとき、通信インターフェースの確立を許可しないと決定するよう具体的に構成される。
【0286】
任意選択的に、プロセッサ30は、インターフェース確立要求メッセージにおいて保持される第2VNFMの優先度を取得するよう具体的に構成される。
【0287】
代わりに、プロセッサ30は、第1VNFMに格納される第2VNFMの優先度を取得するよう具体的に構成される。
【0288】
任意選択的に、プロセッサ30はさらに、インターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信した後に更新されたブラックリストを取得するよう構成される。
【0289】
プロセッサ30はさらに、更新されたブラックリストが第2VNFMのアイデンティティを含むと決定したとき、通信インターフェースを切断するよう構成される。
【0290】
任意選択的に、プロセッサ30はさらに、インターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信した後に、第2VNFMにより送信されたインターフェース切断要求メッセージを受信するよう構成され、ここで、インターフェース切断要求メッセージは、通信インターフェースを切断するようプロセッサ30に命令するために用いられる。
【0291】
プロセッサ30はさらに、インターフェース切断要求メッセージに従って、通信インターフェースを切断するよう構成される。
【0292】
第5の態様又は第5の態様の第1の可能な実装方式から第5の態様の第5の可能な実装方式のうちの何れか1つに関連して、第8の可能な実装方式において、プロセッサ30はさらに、通信インターフェースの確立を許可しないと決定したとき、インターフェース確立拒否メッセージを第2VNFMに送信するよう構成され、ここで、インターフェース確立拒否メッセージは、通信インターフェースの確立が失敗したことを示すために用いられる。
【0293】
本発明のこの実施形態は、装置を提供する。該装置は、第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを受信し、インターフェース確立要求メッセージと第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定し、通信インターフェースの確立を許可すると決定したとき、インターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信することができ、ここで、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられ、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられる。本発明のこの実施形態において提供される該装置によると、第2VNFMがインターフェース確立要求メッセージを装置に送信した後に、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースは、第1VNFMからの許可の下、確立され得て、これにより、第1VNFMと第2VNFMとは、通信インターフェースを用いることにより、直接通信することができ、それにより、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信の効率を向上させる。
【0294】
図12に示されているように、本発明のこの実施形態は、装置を提供する。装置は、前述の実施形態の第2VNFMが位置するエンティティ装置であってよく、又は、第2VNFMが位置するエンティティ装置と通信できるエンティティ装置であってよい。該装置は、第VNFMにより実行され得る方法手順を実行できる。具体的には、該装置は、プロセッサ40と、メモリ41と、通信インターフェース42と、システムバス43とを備え得る。プロセッサ40と、メモリ41と、通信インターフェース42とは、システムバス43を用いることにより、接続され相互通信を完了させる。
【0295】
プロセッサ40は、CPU、又はASICであってよく、又は、本発明のこの実施形態を実装する1つ又は複数の集積回路として構成されてよい。
【0296】
メモリ41は、揮発性メモリ、例えば、RAMを含んでよい。メモリ41はまた、不揮発性メモリ、例えば、ROM、フラッシュメモリ、HDD、又はSSDを含んでよい。メモリ41はさらに、前述の種類のメモリの組み合わせを含んでよい。
【0297】
通信インターフェース42は、別のノードと相互作用する、例えば、NFVOと相互作用するよう構成される。
【0298】
装置が動作するとき、プロセッサ40及びメモリ41は、図3又は図4に示されている方法手順を実行し得る。このことは、具体的には、以下を含む。
【0299】
プロセッサ40は、通信インターフェース42を用いることにより、インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信し、通信インターフェース42を用いることにより、第1VNFMにより送信されたインターフェース確立応答メッセージを受信するよう構成され、ここで、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求されるために用いられ、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられる。
【0300】
メモリ41は、インターフェース確立応答メッセージのコードと、インターフェース確立要求メッセージのコードと、前述の工程を完了させるようプロセッサ40を制御するソフトウェアプログラムとを格納するよう構成され、これにより、プロセッサは、ソフトウェアプログラムを実行し、インターフェース確立応答メッセージのコードとインターフェース確立要求メッセージのコードとを呼び出すことにより、前述の工程を完了させる。
【0301】
任意選択的に、プロセッサ40は、インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信する前に、第1VNFMの属性を取得するよう構成され、ここで、第1VNFMの属性は、少なくとも第1VNFMのアイデンティティを含み、第1VNFMの属性は、インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信するために用いられる。
【0302】
任意選択的に、プロセッサ40は、第2VNFMにおいて格納される第1VNFMの属性を取得するよう具体的に構成される。
【0303】
任意選択的に、プロセッサ40は、アイデンティティ要求メッセージをブロードキャストするよう具体的に構成され、ここで、アイデンティティ要求メッセージは、インターフェース確立要求メッセージが送信されるべきVNFMの属性を要求するために用いられる。
【0304】
プロセッサ40は、第1VNFMにより送信されたアイデンティティ応答メッセージを受信するよう具体的に構成され、ここで、アイデンティティ応答メッセージは、第1VNFMの属性を保持する。
【0305】
本発明のこの実施形態は、装置を提供する。該装置は、インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信し、第1VNFMにより送信されたインターフェース確立応答メッセージを受信することができ、ここで、インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられ、インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられる。本発明のこの実施形態において提供される該装置によると、第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージが受信された後に、第1VNFMが第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースの確立を許可すると決定したとき、第1VNFMは、通信インターフェースの確立を完了させるように、インターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信し、これにより、第1VNFMと第2VNFMとは、通信インターフェースを用いることにより、情報のやり取りを直接実行することができ、それにより、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信の効率を向上させる。
【0306】
[実施形態5]
図13に示されているように、本発明のこの実施形態は、通信システムを提供する。該通信システムは、図5から図7に示されている装置のうちの何れか1つ、及び図8から図10に示されている装置のうちの何れか1つを含み得る。代わりに、該通信システムは、図11に示されている装置、及び図12に示されている装置を含み得る。
【0307】
図5から図7に示されている装置のうちの何れか1つ、及び図11に示されている装置は、第1VNFMと称されてよく、図8から図10に示されている装置のうちの何れか1つ、及び図12に示されている装置は、第2VNFMと称されてよい。
【0308】
本発明のこの実施形態において、第1VNFMは、第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを受信し、インターフェース確立要求メッセージと第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定し、通信インターフェースの確立を許可すると決定したとき、インターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信することができ、第2VNFMは、インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信し、第1VNFMにより送信されたインターフェース確立応答メッセージを受信することができる。インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられる。インターフェース確立応答メッセージは、通信インターフェースが問題なく確立されたことを示すために用いられる。
【0309】
本発明のこの実施形態において提供されている通信システムにおける第1VNFMは、図2又は図4に示されているVNFM間のインターフェースを確立するための方法を実行できることが理解され得る。VNFMにおけるモジュール又は構成要素の具体的な機能、及び該方法を実行する手順については、図2又は図4に示されている実施形態の説明を参照し、その詳細はここでは説明されない。
【0310】
本発明のこの実施形態において提供されている通信システムにおける第2VNFMは、図3又は図4に示されているVNFM間のインターフェースを確立するために方法を実行できる。VNFMにおけるモジュール又は構成要素の具体的な機能、及び該方法を実行する手順については、図3又は図4に示されている実施形態の説明を参照し、その詳細はここでは説明されない。
【0311】
本発明のこの実施形態において提供される通信システムによると、第2VNFMは、インターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信することができ、第2VNFMにより送信されたインターフェース確立要求メッセージを受信した後に、第1VNFMは、インターフェース確立要求メッセージと、第1VNFMのインターフェース確立ポリシーとに従って、通信インターフェースの確立を許可するかを決定することができ、通信インターフェースの確立を許可することを決定したとき、第1VNFMは、インターフェース確立応答メッセージを第2VNFMに送信し、第2VNFMが第1VNFMにより送信されたインターフェース確立応答メッセージを受信した後に、通信インターフェースが問題なく確立されたことが示される。インターフェース確立要求メッセージは、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースを確立するよう要求するために用いられる。すなわち、第2VNFMがインターフェース確立要求メッセージを第1VNFMに送信した後に、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信インターフェースは、第1VNFMからの許可の下、確立され得る。これにより、第1VNFMと第2VNFMとは、通信インターフェースを用いることにより、直接通信することができ、それにより、第1VNFMと第2VNFMとの間の通信の効率を向上させる。
【0312】
簡便且つ簡潔な説明という目的のために、前述の機能モジュールの分割が説明の例と受け取られることが、当業者により明確に理解され得る。実際の応用において、前述の機能は、異なる機能モジュールに割り当てられ、必要に応じて実装され得る。すなわち、装置の内部構造は異なる機能モジュールに分割され、上述された機能の全て又はいくつかを実装する。前述されたシステム、装置、及びユニットの詳細な動作処理については、前述された方法の実施形態において対応する処理を参照するものとし、詳細は本明細書において再び説明されない。
【0313】
本出願において提供されるいくつかの実施形態において、開示されるシステム、装置、及び方法は、他の方式で実装されてよいことを理解されるべきである。例えば、記載されている装置の実施形態は、例に過ぎない。例えば、モジュール又はユニットの分割は単に、論理機能の分割であり、実際の実装においては他の分割であり得る。例えば、複数のユニット又は構成要素は、組み合わせられてよく、又は、別のシステム内に統合されてよく、又は、いくつかの特徴が無視され又は実行されない場合がある。加えて、表示されている、又は議論されている相互連結、又は直接連結、若しくは通信接続は、いくつかのインターフェースを用いることにより実装され得る。装置又はユニット間の間接連結又は通信接続は、電子的、機械的、又は他の形態において実装されてよい。
【0314】
別個の部分として記載されているユニットは、物理的に離れていてもよく、又はそうでなくてもよく、ユニットとして表示されている部分は、物理的なユニットであっても、又はそうでなくてもよく、1箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニット上で分散されてもよい。ユニットのいくつか又は全ては、実施形態の解決手段の目的を達成するために、実際の必要に応じて選択されてよい。
【0315】
加えて、本発明の実施形態における機能的なユニットは、1つの処理ユニット内に統合されてよく、又は、ユニットのそれぞれは、物理的に単独で存在してよく、又は、2つ又はそれより多いユニットが1つのユニット内に統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形式において実装されてよく、又は、ソフトウェア機能ユニットの形式において実装されてよい。
【0316】
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形式において実装され、販売され、又は、独立の製品として用いられるとき、統合されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に格納され得る。そのような理解に基づき、本発明の技術的解決手段は、本質的に、又は従来技術に寄与する部分は、又は技術的解決手段の全て又は一部は、ソフトウェア製品の形態で実装されてよい。ソフトウェア製品は記憶媒体に格納され、(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであってよい)コンピュータデバイスに指示するためのいくつかの命令を含み、本発明の実施形態において説明された複数の方法の全て又はいくつかの段階を実行し得る。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リードオンリメモリ(英語全表記:Read−Only Memory、略してROM)、ランダムアクセスメモリ(英語全表記:Random Access Memory、略してRAM)、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを格納できる任意の媒体を含む。
【0317】
前述の説明は、本発明の具体的な実装に過ぎず、本発明の保護範囲を制限することが意図されるものではない。本発明において開示された技術的範囲内で、当業者によって容易に想到される任意のバリエーション又は置換は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。従って、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13