(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6446169
(24)【登録日】2018年12月7日
(45)【発行日】2018年12月26日
(54)【発明の名称】ホース及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
B29C 45/14 20060101AFI20181217BHJP
B29C 33/12 20060101ALI20181217BHJP
B29C 45/26 20060101ALI20181217BHJP
F16L 11/11 20060101ALN20181217BHJP
F16L 43/00 20060101ALN20181217BHJP
B29K 21/00 20060101ALN20181217BHJP
B29K 621/00 20060101ALN20181217BHJP
B29L 23/18 20060101ALN20181217BHJP
【FI】
B29C45/14
B29C33/12
B29C45/26
!F16L11/11
!F16L43/00
B29K21:00
B29K621:00
B29L23:18
【請求項の数】3
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-197588(P2014-197588)
(22)【出願日】2014年9月26日
(65)【公開番号】特開2016-68291(P2016-68291A)
(43)【公開日】2016年5月9日
【審査請求日】2017年9月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】000138244
【氏名又は名称】株式会社モルテン
(74)【代理人】
【識別番号】100154195
【弁理士】
【氏名又は名称】丸林 敬子
(74)【代理人】
【識別番号】100171826
【弁理士】
【氏名又は名称】丸林 啓介
(72)【発明者】
【氏名】野口 法雄
【審査官】
中山 基志
(56)【参考文献】
【文献】
特開2004−136474(JP,A)
【文献】
国際公開第2005/016626(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C45/00−45/84
B29C33/00−33/76
F16L9/00−11/26
F16L41/00−49/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一次成形品と二次成形品とが、管軸方向の流れの方向が変化するように連続しかつ蛇腹部を個別に備えた形状のホースであって、前記一次成形品及び前記二次成形品がゴムのうちの同じ材料名の材料からなり、前記一次成形品と前記二次成形品との結合部が傾斜面で構成されたことを特徴とするホース。
【請求項2】
ゴムのうちの単一の材料からなりかつ二次成形品との結合部としての傾斜面と有する一次成形品を準備し、前記一次成形品の前記結合部の側を二次成形型の二次成形空間部の一部に位置して二次成形型で保持し、前記一次成形品の前記結合部の側を含む上記二次成形空間部に前記一次成形品を構成する単一の材料と同じ材料の二次成形材料を射出して一次成形品と二次成形品とが、管軸方向の流れの方向が変化するように連続しかつ蛇腹部を個別に備えかつ前記一次成形品と前記二次成形品との結合部が傾斜面で構成された形状のホースを製作することを特徴とするホース製造方法。
【請求項3】
前記一次成形品の位置決め部が前記一次成形品の内面から内部に窪む溝状に形成され、この一次成形品の位置決め部に前記二次成形型の外面より外側に突出した被位置決め部を収容することを特徴とする請求項2に記載のホース製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一体では脱型できない形状のホース及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
図10、
図11を参照し、特許文献1の段落0052乃至0056、
図4に開示された、エアーホースの製造方法について説明する。先ず、
図10に示したように、一次成形品31がブロー成形により作製される(一次成形工程)。次に、
図11に示したように、一次成形品31がインサート部品として二次成形型32の型基部33と中芯部34;35とに配置された後、二次成形材料として未加硫状態のブチルゴムが二次成形型32の一次成形品31と型基部33と中芯部34;35とで囲まれた成形空間部36,37に注入され、一次成形品31と二次成形品38,39との連続したホース40を成形し、当該成形品としてのホース40を二次成形型32から離型するようになっている。
【0003】
しかしながら、
図10、
図11に示した従来の製造方法は、特許文献1の段落0052に記載されたように一次成形品31はブロー成形により製作されていることから、一次成形品31の材質は合成樹脂である。又、特許文献1の段落0055に記載されたように二次成形品38,39の成形材料は未加硫状態のブチルゴムである。即ち、特許文献1の製造方法で成形された成形品は、合成樹脂製の一次成形品31とゴム製の二次成形品38,39とから構成されるため、一次成形品31と二次成形品38,39との結合力が不十分である欠点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−282449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、一次成形品と二次成形品とがゴム同士の分子間結合でくっつくことにより、一次成形品と二次成形品と結合力が向上し、一体成形では脱型できない形状のホース及びその製造方法を提供する目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るホースは、ゴム製の一次成形品とゴム製の二次成形品とが連続しかつ一体成形では脱型できない形状になったホースであって、一次成形品及び二次成形品の材料が同じ材料であることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る製造方法は、ゴム製の一次成形品を準備し、一次成形品の一部を二次成形型の二次成形空間部の一部に位置して二次成形型で保持し、一次成形品の一部を含む上記二次成形空間部に一次成形品と同じ材料のゴムからなる二次成形材料を射出して一次成形品と二次成形品とが連続した成形品としての一体では脱型できない形状のホースを製作することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係るホースは、一次成形品及び二次成形品の材料が同じ材料であることから、ゴム同士の分子間結合でくっつき、一次成形品と二次成形品との結合力が向上するという効果を奏する。
【0009】
本発明に係るホースの製造方法は、一次成形品及び二次成形品の何れか一方又は両方に蛇腹部等の凹凸部が存在しても、一次成形品及び二次成形品の何れか一方又は両方が一次成形型の一次中芯部及び二次成形型の二次芯部の何れか一方又は両方から管軸方向の流れの方向に剥離することができるという効果を奏する。本発明に係るホース製造方法において、一次成形品の位置決め部に二次成形型の突起部を収容すれば、一次成形品の二次成形型に対する位置が保持できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】発明を実施するための形態1に係るホースを示した断面図。
【
図2】発明を実施するための形態1に係る一次成形型を分解して示した斜視図。
【
図3】発明を実施するための形態1に係る二次成形型を分解して示した斜視図。
【
図5】発明を実施するための形態1に係る一次成形品の成形態様を示した
図4に相当する断面図。
【
図6】発明を実施するための形態1に係る一次成形品を管軸方向の流れの方向に沿って切断して示した断面図。
【
図7】
図4に示した102−102線断面図に相当する一次成形品を含む二次成形型の断面図。
【
図8】発明を実施するための形態1に係る二次成形品の成形態様を示した
図7に相当する断面図。
【
図9】発明を実施するための形態2に係る一次成形品を含む二次成形型を示した102−102線断面図に相当する断面図。
【
図10】従来のエアーホースの製造方法の一次成形品を示した断面図。
【
図11】従来のエアーホースの製造方法を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1を参照し、発明を実施するための形態1に係るホース1について説明する。発明を実施するための形態1に係るホース1は、ゴム製の一次成形品2とゴム製の二次成形品3とが連続した構成であり、かつ、一体成形では脱型できない形状になっている。一次成形品2及び二次成形品3の材料は、共に同じ材料であり、例えば、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)、ACM(アクリルゴム)、AEM(エチレンアクリレートゴム)、PVC/NBR(ニトリルゴム)等が適応可能である。
【0012】
即ち、一次成形品2がEPDMの時は二次成形品3もEPDM、一次成形品2がAEMの時は二次成形品3もAEM、一次成形品2がACMの時は二次成形品3もACM、一次成形品2がPVC/NBRの時は二次成形品3もPVC/NBRである。上記一体成形では脱型できない形状としては、二次成形品3と二次成形品3とが互いにベンド管継手又はエルボ管継手等のように管軸方向の流れの方向が変化しており、かつ、一次成形品2と二次成形品3と双方に蛇腹部4,5を個別に備えた形状を例示した。
【0013】
出願人が実験したところ、一次成形品2がEPDMの時は二次成形品3もEPDM、一次成形品2がAEMの時は二次成形品3もAEM、一次成形品2がACMの時は二次成形品3もACM、一次成形品2がPVC/NBRの時は二次成形品3もPVC/NBRであった場合には、一次成形品2と二次成形品3との結合力が
図10、
図11に示した従来の製造方法で製作した成形品40の結合力よりも向上し、自動車のエンジンルームに設置されるエアーホースとして十二分に実用できることがわかった。
【0014】
又、出願人が実験したところ、一次成形品2がPVC/NBR又はACMで二次成形品3がACM又はPVC/NBRの場合には結合しないことがわかった。
【0015】
又、ホース1が自動車等のエンジンルームのような温度の高い部分やその周囲に使用される場合、エンジンに近い側を高耐熱材料とし、エンジンから離れる側を低耐熱材料として適用可能である。具体的には、加硫系の硫黄を減らすことにより、耐熱性が向上する。例えば、上記高耐熱材料と低耐熱材料との組み合わせに供する材料としては、EPDM、PVC/NBR等が考えられる。
【0016】
又、例えばホース1の一次成形品2を低硬度材料とし、二次成形品3を高硬度材料とするように、ホース1を異硬度になる構成とすることも適用可能である。例えば、EPDM、PVC/NBR、ACM、AEM等が考えられる。
【0017】
蛇腹部4は、環状の凹部と環状の凸部とが一次成形品2の管軸方向Y1に平行な方向に交互に連続した波形の造形を構成する。蛇腹部5は、環状の凹部と環状の凸部とが二次成形品3の管軸方向Y2に平行な方向に交互に連続した波形の造形を構成する。尚、
図1に示した発明を実施するための形態1に係るホース1は一次成形品2と二次成形品3との結合部6を有する。一次成形品2の結合部6の周りには位置決め部2−1を備える。
【0018】
図2、
図4、
図5に示した発明を実施するための形態1に係る一次成形型11では、一次成形型11の外部から一次成形空間部11−4に一次成形材料を注入するゲート等の通路の図示を省略してある。
図3、
図7、
図8に示した発明を実施するための形態1に係る二次成形型12では、二次成形型12の外部から二次成形空間部12−4に二次成形材料を注入するゲート等の通路の図示を省略してある。
【0019】
図2を参照し、
図1に示した発明を実施するための形態1に係るホース1の製造方法に使用する一次成形型11について説明する。
図2に示した発明を実施するための形態1に係る一次成形型11は、一次型本体部11−1,11−2の内部に一次中芯部11−3を収容することにより、一次型本体部11−1,11−2と一次中芯部11−3との間に一次成形空間部11−4(
図4参照)を密封状に保有した構成である。一次型本体部11−1,11−2は、矢印X1,X2で示した左右方向で開型及び閉型可能になっている。
【0020】
一次型本体部11−1,11−2が矢印X1で示したように互いに離れるように開型することにより、一次中芯部11−3が一次型本体部11−1,11−2の間で宙に浮いた態様に図示されているが、一次型本体部11−1,11−2と一次中芯部11−3とは図示のされていない型補助機構により宙に浮いた態様を保持された状態で、一次型本体部11−1の分割面11−5と一次型本体部11−2の分割面11−6とが互いに左右方向で向き合った状態になる。
【0021】
又、一次型本体部11−1,11−2が矢印X2で示したように互いに近づくように閉型することにより、一次型本体部11−1,11−2の凹部11−7,11−8で一次中芯部11−3を被覆した状態で、分割面11−5,11−6が互いに重なって接触した状態になる。
【0022】
凹部11−7は、一次型本体部11−1の分割面11−5から内部への窪みとして一次型本体部11−1に設けられる。凹部11−8は、一次型本体部11−2の分割面11−6から内部への窪みとして一次型本体部11−2に設けられる。凹部11−7,11−8の一部には、蛇腹部11−9,11−10が個別に設けられる。
【0023】
又、一次中芯部11−3には、蛇腹部11−11、突起部11−12が設けられる。
【0024】
図3を参照し、
図1に示した発明を実施するための形態1に係る成形品の製造方法に使用する二次成形型12について説明する。
図3に示した発明を実施するための形態1に係る二次成形型12は、二次型本体部12−1,12−2の内部に二次中芯部12−3の一部及び一次成形品2の一部を収容することにより、二次型本体部12−1,12−2と二次中芯部12−3と一次成形品2とで二次成形空間部12−4(
図7参照)を密閉状に保有した構成である。二次型本体部12−1,12−2は、矢印X3,X4で示した左右方向で開型及び閉型可能になっている。
【0025】
二次型本体部12−1,12−2が矢印X3で示したように互いに離れるように開型することにより、二次中芯部12−3が二次型本体部12−1,12−2の間で宙に浮いた態様に図示されているが、二次型本体部12−1,12−2と二次中芯部12−3とは図示のされていない型補助機構により宙に浮いた態様を保持された状態で、二次型本体部12−1,の分割面12−5と二次型本体部12−2の分割面12−6とが互いに左右方向で向き合った状態になる。
【0026】
又、二次型本体部12−1,12−2が矢印X4で示したように互いに近づくように閉型することにより、二次型本体部12−1,12−2の凹部12−7,12−8で二次中芯部12−3を被覆した状態で、分割面12−5,12−6が互いに重なって接触した状態になる。
【0027】
凹部12−7は、分割面12−5から二次型本体部12−1の内部への窪みとして二次型本体部12−1に設けられる。凹部12−8は、分割面12−6から内部への窪みとして二次型本体部12−2に設けられる。凹部12−7,12−8の一部には、蛇腹部12−9,12−10が個別に設けられる。
【0028】
又、二次中芯部12−3には、蛇腹部12−11、被位置決め部12−12が設けられる。
【0029】
図4乃至
図8を参照し、
図1に示した発明を実施するための形態1に係るホース1の製造方法について説明する。
図4及び
図5は、
図2に示した一次成形型11を101−101線で切断された断面の状態であって、一次中芯部11−3が断面されているが、一次中芯部11−3の周囲には一次型本体部11−1,の分割面11−5が配置されている。
図7及び
図8は、
図3に示した二次成形型12の102−102線で切断された断面の状態であって、二次中芯部12−3が断面されているが、二次中芯部12−3の周囲には二次型本体部12−1の分割面12−5が配置されている。
【0030】
図4では、一次型本体部11−1,11−2(
図2参照)の凹部11−7,11−8(
図2参照)の内壁面と一次中芯部11−3の外壁面とで密封状に囲まれた白抜き部分が一次成形空間部11−4として構成されている。
【0031】
図5では、ゴムからなる一次成形材料が一次成形型11の外部から図示のされていない材料供給路部を経由して一次成形空間部11−4に射出される。このように一次成形材料が一次成形空間部11−4に射出された場合、一次成形空間部11−4に存在した空気は図示のされていない空気抜き通路から一次成形型11の外部に逃げる。射出された一次成形材料が一次成形空間部11−4で固化して一次成形品2として成形される。
【0032】
その後、
図2に示したように、一次型本体部11−1,11−2が開型し、一次型本体部11−1,11−2と一次中芯部11−3とが互いに離れて保持された状態になる。その状態において、一次成形品2は一次中芯部11−3に付随している。
【0033】
よって、一次成形品2が図示のされていない離型機構により一次中芯部11−3から
図5に示す矢印X5又はX6の方向である管軸方向の流れの方向に剥離される。このように一次成形品2が一次中芯部11−3から剥離される場合、一次成形品2の伸縮性により、一次成形品2の蛇腹部4が一次中芯部11−3の蛇腹部11−11から剥がされ、一次成形品2の位置決め部2−1が一次中芯部11−3の突起部11−12から剥がされる。上記一次中芯部11−3から剥離された一次成形品2は
図6に示した形状になる。
【0034】
図7では、一次成形品2が二次中芯部12−3の二次型本体部12−1,12−2から外側に突出した部分及び二次型本体部12−1,12−2の一部に配置されている。つまり、一次成形品2がインサート部品として二次成形空間部12−4の一部に位置して二次成形型12で保持された状態になっており、一次成形品2と二次型本体部12−1,12−2(
図3参照)の凹部12−7,12−8(
図3参照)と二次中芯部12−3とで密封状に囲まれた白抜き部分が二次成形空間部12−4として構成される。
【0035】
上記のように一次成形品2の一部が二次成形型12で保持された状態においては、一次成形品2の位置決め部2−1には二次成形型12の被位置決め部12−12が収容されたことにより、一次成形品2の二次成形型12に対する位置が保持される。
【0036】
図8では、ゴムからなる二次成形材料が二次成形型12の外部から図示のされていない材料供給路部を経由して二次成形空間部12−4に射出される。このように二次成形材料が二次成形空間部12−4に射出された場合、二次成形空間部12−4に存在した空気は図示のされていない空気抜き通路から二次成形型12の外部に逃げる。射出された二次成形材料が二次成形空間部12−4で固化し、一次成形品2と二次成形品3とが連続したホース1となる。
【0037】
その後、
図3に示したように、二次型本体部12−1,12−2が開型し、二次型本体部12−1,12−2と二次中芯部12−3とが互いに離れて保持された状態になる。その状態において、一次成形品2と二次成形品3とが連続したホース1は二次中芯部12−3に付随している。
【0038】
よって、一次成形品2と二次成形品3とが連続したホース1が図示のされていない離型機構により二次中芯部12−3から
図8に示す矢印X7又はX8の方向に剥離される。このようにホース1が二次中芯部12−3から剥離される時、二次成形品3の伸縮性により、二次成形品3の蛇腹部5が二次中芯部12−3の蛇腹部12−11(
図3参照)から剥がされる。上記二次中芯部12−3から剥離されたホース1は
図1に示したようにゴム製の一次成形品2とゴム製の二次成形品3とが連続した構成になっている。
形状になっている。
【0039】
図9を参照し、発明を実施するための形態2に係る二次成形型12について説明する。
図9に示した発明を実施するための形態2に係る二次成形型12は、
図7に示した発明を実施するための形態1に係る二次成形型12よりも大型になるが、
図7に示した発明を実施するための形態1に係る二次成形型12から外部に出た二次中芯部12−3も二次型本体部12−1で支持したことにより、二次成形材料の二次成形空間部12−4への射出圧が強くても、当該射出圧に負けて二次中芯部12−3が位置ずれをしないようにした構成である。
図9に示した発明を実施するための形態2に係る二次成形型12には、逃げ部12−13が設けられている。逃げ部12−13は、一次成形品2の
図7に示した発明を実施するための形態1に係る二次成形型12から外部に出た部分を逃げる構成である。
【符号の説明】
【0040】
1はホース、2は一次成形品、2−1は位置決め部、3は二次成形品、4,5は蛇腹部、6は結合部、7乃至10は欠番、11は一次成形型、11−1,11−2は一次型本体部、11−3は一次中芯部、11−4は一次成形空間部、11−5,11−6は分割面、11−7,11−8は凹部、11−9,11−10,11−11は蛇腹部、11−12は突起部、12は二次成形型、12−1,12−2は二次型本体部、12−3は二次中芯部、12−4は二次成形空間部、12−5,12−6は分割面、12−7,12−8は凹部、12−9,12−10,12−11は蛇腹部、12−12は被位置決め部、12−13は逃げ部、13乃至14は欠番、31は一次成形品、32は二次成形型、33は型基部、34;35は中芯部、36,37は成形空間部、38,39は二次成形品、40はホース。