(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記マッピング適合インジケーション情報は、マッピング適合タイプを含み、前記マッピング適合タイプは、前記LO ODUによって占有される前記タイムスロットのうちの各タイムスロットに対応する前記マッピング粒度の前記サイズgを示すために使用されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記マッピング適合インジケーション情報は、マッピング適合タイプを含み、前記マッピング適合タイプは、前記LO ODUによって占有される前記タイムスロットのうちの各タイムスロットに対応する前記マッピング粒度の前記サイズgを示すために使用されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
前記マッピング適合インジケーション情報は、マッピング適合タイプを含み、前記マッピング適合タイプは、前記LO ODUによって占有される前記タイムスロットのうちの各タイムスロットに対応する前記マッピング粒度の前記サイズgを示すために使用されることを特徴とする請求項9に記載の送信エンド装置。
前記インジケーション情報生成モジュールは、前記OPUCn内で、前記搬送されるLO ODUによって占有される前記タイムスロットの前記量Mと、前記LO ODUによって占有される前記タイムスロットのうちの各タイムスロットに対応する前記マッピング粒度の前記サイズgと、ODTUCn.M期間において送信される前記搬送されるLO ODUのバイトの量とに従って、計算によって、前記搬送されるLO ODUに属しおよび前記ODTUCn.M内で搬送される前記データエンティティの前記量Cmを獲得することと、
前記OPUCn内で、前記搬送されるLO ODUによって占有される前記タイムスロットの前記量Mと、前記LO ODUによって占有される前記タイムスロットのうちの各タイムスロットに対応する前記マッピング粒度の前記サイズgと、前記ODTUCn.M期間において送信される前記搬送されるLO ODUの前記バイトの前記量とに従って、計算によって、前記搬送されるLO ODUの前記クロック情報CnDを獲得することと
を行うように構成されることを特徴とする請求項11に記載の送信エンド装置。
前記マッピング適合インジケーション情報は、マッピング適合タイプを含み、前記マッピング適合タイプは、前記LO ODUによって占有される前記タイムスロットのうちの各タイムスロットに対応する前記マッピング粒度の前記サイズgを示すために使用されることを特徴とする請求項13に記載の受信エンド装置。
前記決定モジュールは、前記マッピング適合インジケーション情報内の前記マッピング適合タイプに従って、前記LO ODUによって占有される前記タイムスロットのうちの各タイムスロットに対応する前記マッピング粒度の前記サイズgを獲得することと、
前記PSIに従って、前記OPUCn内で、前記搬送されるLO ODUによって占有される前記タイムスロットの前記量Mを獲得することと
を行うように特に構成されたことを特徴とする請求項15に記載の受信エンド装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、光トランスポートネットワークのための改善されたサービスマッピング処理方法、装置、およびシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態は、異なるマッピング粒度を使用するOTUCnが、受信エンドと送信エンドとの間で連携することができないという問題を解決するために、光トランスポートネットワークのためのサービスマッピング処理方法、装置、およびシステムを提供する。
【0006】
第1の態様によれば、本発明の実施形態は、光トランスポートネットワークのためのサービスマッピング処理方法を提供し、方法は、
搬送される低次光チャネルデータユニットLO ODUのマッピング粒度に従って、マッピング適合インジケーション情報を生成するステップであって、マッピング粒度は、M×gバイトであり、Mは、光チャネルペイロードユニットOPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量であり、gは、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズであり、gは、1よりも大きい正の整数である、ステップと、
マッピング適合インジケーション情報に従って、搬送されるLO ODUを、光チャネルデータトリビュータリユニット(optical channel data tributary unit)ODTUCn.M内のODTUCn.Mペイロードエリアにマッピングするステップであって、ODTUCn.Mは、ODTUCn.Mオーバヘッドエリアと、ODTUCn.Mペイロードエリアとを含む、ステップと、
マッピング適合インジケーション情報を、ODTUCn.Mオーバヘッドエリア内にカプセル化するステップと、
ODTUCn.Mを、光チャネルトランスポートユニットOTUCn内にカプセル化するステップと、
OTUCnを、受信エンドデバイスに送信するステップと
を含む。
【0007】
第1の態様を参照すると、第1の態様の第1の可能な実施手法では、マッピング適合インジケーション情報は、マッピング適合タイプ(type)を含み、マッピング適合タイプは、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズgを示すために使用される。
【0008】
第1の態様の第1の可能な実施手法を参照すると、第1の態様の第2の可能な実施手法では、マッピング適合インジケーション情報は、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
mと、搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDとをさらに含み、データエンティティのサイズは、M×gバイトである。
【0009】
第1の態様の第2の可能な実施手法を参照すると、第1の態様の第3の可能な実施手法では、搬送される低次光チャネルデータユニットLO ODUのマッピング粒度に従って、マッピング適合インジケーション情報を生成するステップは、
OPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量M、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズg、およびODTUCn.M期間において送信される搬送されるLO ODUのバイトの量に従って、計算によって、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
mを獲得するステップと、
OPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量M、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズg、およびODTUCn.M期間において送信される搬送されるLO ODUのバイトの量に従って、計算によって、搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDを獲得するステップと
を含む。
【0010】
第1の態様、または第1の態様の第1の可能な実施手法ないし第3の可能な実施手法のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第4の可能な実施手法では、方法は、
別の搬送されるLO ODUのマッピング粒度に従って、マッピング適合インジケーション情報の別の1つを生成するステップであって、別のLO ODUのマッピング粒度は、M
1×g
1バイトであり、M
1は、OPUCn内で、別のLO ODUによって占有されるタイムスロットの量であり、g
1は、別のLO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズであり、g
1は、1よりも大きい正の整数であり、g
1は、gと等しくない、ステップと、
マッピング適合インジケーション情報の別の1つに従って、別のLO ODUを、ODTUCn.M
1ペイロードエリアにマッピングするステップであって、ODTUCn.M
1は、ODTUCn.M
1オーバヘッドエリアと、ODTUCn.M
1ペイロードエリアとを含む、ステップと、
マッピング適合インジケーション情報の別の1つを、ODTUCn.M
1オーバヘッドエリア内にカプセル化するステップと、
ODTUCn.M
1を、OTUCn内にカプセル化するステップと
をさらに含む。
【0011】
第1の態様、または第1の態様の第1の可能な実施手法ないし第4の可能な実施手法のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第5の可能な実施手法では、マッピング粒度は、ネットワーク管理システムNMS、またはトランスポートソフトウェア定義ネットワークT−SDNコントローラによって構成される。
【0012】
第2の態様によれば、本発明の実施形態は、光トランスポートネットワークのためのサービスマッピング処理方法を提供し、方法は、
送信エンドデバイスによって送信された光チャネルトランスポートユニットOTUCnを受信するステップと、
OTUCnから光チャネルデータトリビュータリユニットODTUCn.Mを獲得するステップであって、ODTUCn.Mは、ODTUCn.Mオーバヘッドエリアと、ODTUCn.Mペイロードエリアとを含む、ステップと、
ODTUCn.Mオーバヘッドエリア内で搬送された、マッピング適合インジケーション情報およびペイロード構造識別子PSIに従って、マッピング粒度を決定するステップであって、マッピング粒度は、M×gバイトであり、Mは、光チャネルペイロードユニットOPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量であり、gは、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズであり、gは、1よりも大きい正の整数である、ステップと、
低次光チャネルデータユニットLO ODUを獲得するために、マッピング適合インジケーション情報に従って、ODTUCn.M上でデマッピング(demapping)を実行するステップと
を含む。
【0013】
第2の態様を参照すると、第2の態様の第1の可能な実施手法では、マッピング適合インジケーション情報は、マッピング適合タイプを含み、マッピング適合タイプは、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズgを示すために使用される。
【0014】
第2の態様の第1の可能な実施手法を参照すると、第2の態様の第2の可能な実施手法では、マッピング適合インジケーション情報は、搬送されたLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されたデータエンティティの量C
mと、搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDとをさらに含み、データエンティティのサイズは、M×gバイトである。
【0015】
第2の態様の第2の可能な実施手法を参照すると、第2の態様の第3の可能な実施手法では、ODTUCn.Mオーバヘッドエリア内で搬送された、マッピング適合インジケーション情報およびペイロード構造識別子PSIに従って、マッピング粒度を決定するステップは、
マッピング適合インジケーション情報内のマッピング適合タイプに従って、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズgを獲得するステップと、
PSIに従って、OPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量Mを獲得するステップと
を含む。
【0016】
第2の態様の第3の可能な実施手法を参照すると、第2の態様の第4の可能な実施手法では、低次光チャネルデータユニットLO ODUを獲得するために、マッピング適合インジケーション情報に従って、ODTUCn.M上でデマッピングを実行するステップは、
ODTUCn.M内のデマッピングされるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されたデータエンティティの量C
mと、LO ODUのクロック情報C
nDとを獲得するために、マッピング適合インジケーション情報を解析するステップと、
マッピング粒度と、LO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されたデータエンティティの量C
mと、事前設定されたマッピングアルゴリズムとに従って、デマッピングによって、ODTUCn.MからLO ODUを獲得するステップと、
マッピング粒度と、LO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されたデータエンティティの量C
mと、LO ODUのクロック情報C
nDとに従って、計算によって、ODTUCn.M期間において送信されたLO ODUのバイトの量を獲得するステップと、
ODTUCn.M期間において送信されたLO ODUのバイトの量に従って、LO ODUのクロック情報を回復するステップと
を含む。
【0017】
第3の態様によれば、本発明の実施形態は、送信エンド装置を提供し、装置は、
搬送される低次光チャネルデータユニットLO ODUのマッピング粒度に従って、マッピング適合インジケーション情報を生成するように構成された、インジケーション情報生成モジュールであって、マッピング粒度は、M×gバイトであり、Mは、光チャネルペイロードユニットOPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量であり、gは、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズであり、gは、1よりも大きい正の整数である、インジケーション情報生成モジュールと、
マッピング適合インジケーション情報に従って、搬送されるLO ODUを、光チャネルデータトリビュータリユニットODTUCn.M内のODTUCn.Mペイロードエリアにマッピングするように構成された、マッピングモジュールであって、ODTUCn.Mは、ODTUCn.Mオーバヘッドエリアと、ODTUCn.Mペイロードエリアとを含む、マッピングモジュールと、
マッピング適合インジケーション情報を、ODTUCn.Mオーバヘッドエリア内にカプセル化し、ODTUCn.Mを、光チャネルトランスポートユニットOTUCn内にカプセル化するように構成された、カプセル化モジュールと、
OTUCnを、受信エンド装置に送信するように構成された、送信モジュールと
を含む。
【0018】
第3の態様を参照すると、第3の態様の第1の可能な実施手法では、マッピング適合インジケーション情報は、マッピング適合タイプを含み、マッピング適合タイプは、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズgを示すために使用される。
【0019】
第3の態様の第1の可能な実施手法を参照すると、第3の態様の第2の可能な実施手法では、マッピング適合インジケーション情報は、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
mと、搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDとをさらに含み、データエンティティのサイズは、M×gバイトである。
【0020】
第3の態様の第2の可能な実施手法を参照すると、第3の態様の第3の可能な実施手法では、インジケーション情報生成モジュールは、OPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量M、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズg、およびODTUCn.M期間において送信される搬送されるLO ODUのバイトの量に従って、計算によって、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
mを獲得することと、OPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量M、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズg、およびODTUCn.M期間において送信される搬送されるLO ODUのバイトの量に従って、計算によって、搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDを獲得することとを行うように特に構成される。
【0021】
第3の態様、または第3の態様の第1の可能な実施手法ないし第3の可能な実施手法のいずれか1つを参照すると、第3の態様の第4の可能な実施手法では、インジケーション情報生成モジュールは、別の搬送されるLO ODUのマッピング粒度に従って、マッピング適合インジケーション情報の別の1つを生成するようにさらに構成され、別のLO ODUのマッピング粒度は、M
1×g
1バイトであり、M
1は、OPUCn内で、別のLO ODUによって占有されるタイムスロットの量であり、g
1は、別のLO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズであり、g
1は、1よりも大きい正の整数であり、g
1は、gと等しくなく、
マッピングモジュールは、マッピング適合インジケーション情報の別の1つに従って、別のLO ODUを、ODTUCn.M
1ペイロードエリアにマッピングするようにさらに構成され、ODTUCn.M
1は、ODTUCn.M
1オーバヘッドエリアと、ODTUCn.M
1ペイロードエリアとを含み、
カプセル化モジュールは、マッピング適合インジケーション情報の別の1つを、ODTUCn.M
1オーバヘッドエリア内にカプセル化し、ODTUCn.M
1を、OTUCn内にカプセル化するようにさらに構成される。
【0022】
第3の態様、または第3の態様の第1の可能な実施手法ないし第4の可能な実施手法のいずれか1つを参照すると、第3の態様の第5の可能な実施手法では、マッピング粒度は、ネットワーク管理システムNMS、またはトランスポートソフトウェア定義ネットワークT−SDNコントローラによって構成される。
【0023】
第4の態様によれば、本発明の実施形態は、受信エンド装置を提供し、装置は、
送信エンドデバイスによって送信された光チャネルトランスポートユニットOTUCnを受信するように構成された、受信モジュールと、
OTUCnから光チャネルデータトリビュータリユニットODTUCn.Mを獲得するように構成された、獲得モジュールであって、ODTUCn.Mは、ODTUCn.Mオーバヘッドエリアと、ODTUCn.Mペイロードエリアとを含む、獲得モジュールと、
ODTUCn.Mオーバヘッドエリア内で搬送された、マッピング適合インジケーション情報およびペイロード構造識別子PSIに従って、マッピング粒度を決定するように構成された、決定モジュールであって、マッピング粒度は、M×gバイトであり、Mは、光チャネルペイロードユニットOPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量であり、gは、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズであり、gは、1よりも大きい正の整数である、決定モジュールと、
低次光チャネルデータユニットLO ODUを獲得するために、マッピング適合インジケーション情報に従って、ODTUCn.M上でデマッピングを実行するように構成された、デマッピングモジュールと
を含む。
【0024】
第4の態様を参照すると、第4の態様の第1の可能な実施手法では、マッピング適合インジケーション情報は、マッピング適合タイプを含み、マッピング適合タイプは、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズgを示すために使用される。
【0025】
第4の態様の第1の可能な実施手法を参照すると、第4の態様の第2の可能な実施手法では、マッピング適合インジケーション情報は、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されたデータエンティティの量C
mと、搬送されたLO ODUのクロック情報C
nDとをさらに含み、データエンティティのサイズは、M×gバイトである。
【0026】
第4の態様の第2の可能な実施手法を参照すると、第4の態様の第3の可能な実施手法では、決定モジュールは、マッピング適合インジケーション情報に従って、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズgを獲得することと、PSIに従って、OPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量Mを獲得することとを行うように特に構成される。
【0027】
第4の態様の第3の可能な実施手法を参照すると、第4の態様の第4の可能な実施手法では、デマッピングモジュールは、ODTUCn.M内のデマッピングされるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されたデータエンティティの量C
mと、LO ODUのクロック情報C
nDとを獲得するために、マッピング適合インジケーション情報を解析することと、マッピング粒度と、LO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されたデータエンティティの量C
mと、事前設定されたマッピングアルゴリズムとに従って、デマッピングによって、ODTUCn.MからLO ODUを獲得することと、マッピング粒度と、LO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されたデータエンティティの量C
mと、LO ODUのクロック情報C
nDとに従って、計算によって、ODTUCn.M期間において送信されたLO ODUのバイトの量を獲得することと、ODTUCn.M期間において送信されたLO ODUのバイトの量に従って、LO ODUのクロック情報を回復することとを行うように特に構成される。
【0028】
第5の態様によれば、本発明の実施形態は、光トランスポートネットワークを提供し、ネットワークは、送信エンド装置と、受信エンド装置とを含み、送信エンド装置は、第3の態様、または第3の態様の第1の可能な実施手法ないし第5の可能な実施手法のいずれか1つに従った装置であり、受信エンド装置は、第4の態様、または第4の態様の第1の可能な実施手法ないし第4の可能な実施手法のいずれか1つに従った装置である。
【0029】
本発明の実施形態において説明されるLO ODUのマッピングは、LO ODUによって占有されるタイムスロット内にLO ODU信号が充填されることを意味することに留意されたい。この種類のマッピングは、一回では実施されない。一般に、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロット内に、搬送されるLO ODU信号を充填するには、複数回のマッピングが、必要とされる。複数回のマッピングのプロセスにおいて、各マッピングプロセスにおいてマッピングされるLO ODU信号のバイトの量は、LO ODUのマッピング粒度と呼ばれる。1つのLO ODU信号は、複数のタイムスロットを占有することがあるので、占有される各タイムスロットにマッピングされるバイトの量は、各マッピングプロセスにおいて同じである。各マッピングプロセスにおいて単一のタイムスロットにマッピングされるバイトの量は、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの単一のタイムスロットに対応するマッピング粒度と呼ばれる。
【0030】
本発明の実施形態における光トランスポートネットワークのためのサービスマッピング処理方法、ならびに装置およびシステムによれば、マッピング粒度が、決定され、対応するデマッピングを実行するように受信エンドデバイスに命令するために、マッピング適合インジケーション情報が、マッピング粒度に従って、生成される。これは、LO ODUからODTUCn.Mへのマッピング粒度ベースのマッピングを実施し、同じLO ODUを搬送するが、異なるマッピング粒度を使用するOTUCnが、受信エンドと送信エンドとの間で連携することができないという、固定されたマッピング粒度を用いる既存の状況における問題を解決する。
【発明を実施するための形態】
【0033】
本発明の実施形態の目的、技術的ソリューション、および利点をより明確にするために、以下では、本発明の実施形態における添付の図面を参照して、本発明の実施形態における技術的ソリューションを明確かつ完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態のいくつかであるが、すべてで
はない。
【0034】
図1は、本発明による、光トランスポートネットワークのためのサービスマッピング処理方法の実施形態のフローチャートである。
図1に示されるように、この実施形態における方法は、以下のステップを含んでよい。
【0035】
ステップ101:搬送される低次光チャネルデータユニットLO ODUのマッピング粒度に従って、マッピング適合インジケーション情報を生成し、マッピング粒度は、M×gバイトであり、Mは、光チャネルペイロードユニットOPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量であり、gは、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズであり、gは、1よりも大きい正の整数である。
【0036】
この実施形態は、OTN内の送信エンドデバイスによって実行されてよい。現在、ITU−Tによって開発が議論されているOTUCnは、100ギガビット/秒を超えるレートを示してよく、OTUCnのビットレートは、基準レートのn倍であり、ここで、nは、可変であり、Cは、ローマ数字の100である。OTUCnの出現に伴い、LO ODUは、OTUCnにマッピングされる必要がある。現在のチップに関して、単一のOPUCnタイムスロットの帯域幅の処理能力に対応する最適なマッピング粒度は、4バイト(C
32)、または8バイト(C
64)である。チップ処理能力のさらなる改善、およびOTUCnによって示されるレートの増加に伴い、マッピング粒度は、より小さくなり、2バイト(C
16)または1バイト(C
8)などのケースが、発生してよい。受信エンドと送信エンドとが、異なるマッピング粒度のために連携することができないケースを回避するために、マッピング適合インジケーション情報が、搬送されるLO ODUのマッピング粒度に従って、生成される必要があり、マッピング粒度は、可変である。搬送されるLO ODUによって占有される単一のOPUCnタイムスロットに対応するマッピング粒度gは、実際の状況に従って、C
64、C
32、C
16、およびC
8などから選択されてよく、LO ODUのマッピング粒度は、OPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量Mに従って、計算によって、さらに決定され、LO ODUのマッピング粒度は、M×gバイトである。マッピング適合インジケーション情報は、主に、LO ODUからOTUCnへのマッピングの情報を受信エンドデバイスに示すために、送信エンドデバイスによって使用される。
【0037】
ステップ102:マッピング適合インジケーション情報に従って、搬送されるLO ODUを、光チャネルデータトリビュータリユニットODTUCn.M内のODTUCn.Mペイロードエリアにマッピングし、ODTUCn.Mは、ODTUCn.Mオーバヘッドエリアと、ODTUCn.Mペイロードエリアとを含む。
【0038】
送信エンドデバイスは、マッピング適合インジケーション情報に従って、搬送されるLO ODUをODTUCn.Mにマッピングし、ODTUCn.Mは、OPUCn内のいくつかのタイムスロットと、タイムスロットのタイムスロットオーバヘッドとを含み、ODTUCn.Mは、LO ODUデータを搬送する。ODTUCn.Mオーバヘッドエリアは、マッピング適合インジケーション情報を搬送し、ODTUCn.Mペイロードエリアは、LO ODUデータを搬送する。受信エンドは、ODTUCn.Mオーバヘッドエリア内で搬送されたマッピング適合インジケーション情報を解析した後、デマッピングによって、ODTUCn.MペイロードエリアからLO ODUデータを獲得してよい。
【0039】
ステップ103:マッピング適合インジケーション情報を、ODTUCn.Mオーバヘッドエリア内にカプセル化する。
【0040】
ステップ104:ODTUCn.Mを、光チャネルトランスポートユニットOTUCn内にカプセル化する。
【0041】
ODTUCn.Mは、OPUCn内のいくつかのタイムスロットと、タイムスロットのタイムスロットオーバヘッドとを含むので、送信エンドデバイスは、ODTUCn.MをOPUCn内にカプセル化するとき、ODTUCn.MをOPUCnの対応するタイムスロット内に別々にカプセル化し、その後、OTUCnフレームを形成するために、ODUCnオーバヘッド、OTUCnオーバヘッド、およびフレームヘッダインジケーションを追加する。
【0042】
ステップ105:OTUCnを、受信エンドデバイスに送信する。
【0043】
送信エンドデバイスは、カプセル化されたOTUCnを、受信エンドデバイスに送信する。このケースでは、OTUCnは、LO ODUデータを搬送する。マッピングプロセスは、可変のマッピング粒度に基づいており、したがって、OTUCnを受信した後、受信エンドデバイスは、LO ODUをデマッピングするために、マッピング適合インジケーション情報に従って、OPUCnのどのタイムスロットがLO ODUを搬送したかを学習してよい。加えて、マッピング粒度も、マッピング適合インジケーション情報内で示され、受信エンドデバイスは、マッピング粒度に対応した手法で、デマッピングを実行してよく、それによって、異なるマッピング粒度を使用するOTUCnが、受信エンドと送信エンドとの間で連携することができないという問題を回避する。
【0044】
この実施形態によれば、マッピング粒度が、決定され、対応するデマッピングを実行するように受信エンドデバイスに命令するために、マッピング適合インジケーション情報が、マッピング粒度に従って、生成される。これは、LO ODUからODTUCn.Mへのマッピング粒度ベースのマッピングを実施し、同じLO ODUを搬送するが、異なるマッピング粒度を使用するOTUCnが、受信エンドと送信エンドとの間で連携することができないという、固定されたマッピング粒度を用いる既存の状況における問題を解決する。
【0045】
さらに、マッピング適合インジケーション情報は、マッピング適合タイプを含み、マッピング適合タイプは、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズgを示すために使用される。
【0046】
さらに、マッピング適合インジケーション情報は、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
mと、搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDとをさらに含み、データエンティティのサイズは、M×gバイトである。
【0047】
さらに、上述のステップ101の特定の実施手法は、OPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量M、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズg、およびODTUCn.M期間において送信される搬送されるLO ODUのバイトの量に従って、計算によって、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
mを獲得すること、ならびにOPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量M、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズg、およびODTUCn.M期間において送信される搬送されるLO ODUのバイトの量に従って、計算によって、搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDを獲得することとしてよい。
【0048】
さらに、方法は、別の搬送されるLO ODUのマッピング粒度に従って、マッピング適合インジケーション情報の別の1つを生成するステップであって、別のLO ODUのマッピング粒度は、M
1×g
1バイトであり、M
1は、OPUCn内で、別のLO ODUによって占有されるタイムスロットの量であり、g
1は、別のLO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズであり、g
1は、1よりも大きい正の整数であり、g
1は、gと等しくない、ステップと、マッピング適合インジケーション情報の別の1つに従って、別のLO ODUを、ODTUCn.M
1ペイロードエリアにマッピングするステップであって、ODTUCn.M
1は、ODTUCn.M
1オーバヘッドエリアと、ODTUCn.M
1ペイロードエリアとを含む、ステップと、マッピング適合インジケーション情報の別の1つを、ODTUCn.M
1オーバヘッドエリア内にカプセル化するステップと、ODTUCn.M
1を、OTUCn内にカプセル化するステップとをさらに含む。
【0049】
特に、送信エンドデバイスは、OPUCn内で、各搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量M、およびLO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズgに従って、事前設定されたマッピングアルゴリズムを使用することによって、また各搬送されるLO ODUに対応するマッピング粒度のサイズgで、各搬送されるLO ODUを、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
mと同じ量の、ODTUCn.Mペイロードエリアにマッピングする。マッピングプロセスでは、各搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDは、同じである。いずれか2つの搬送されるLO ODUが、同じレートを有する、例えば、両方のレートが、ODU2である場合、2つの搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量Mは、同じである。しかしながら、単一のタイムスロットに対応するマッピング粒度gは、異なることがある。いずれか2つの搬送されるLO ODUが、異なるレートを有する、例えば、一方が、ODU2であり、他方が、ODU3である場合、2つの搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量Mも、単一のタイムスロットに対応するマッピング粒度gも、同じではない。
【0050】
したがって、この実施形態における送信エンドデバイスは、別のLO ODUのマッピング粒度に従って、マッピング適合インジケーション情報の別の1つをさらに生成してよく、マッピング適合インジケーション情報とLO ODUのマッピング粒度とは、1対1対応にあり、OPUCn内で、別のLO ODUによって占有されるタイムスロットの量M、および別のLO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズgも、LO ODUに対応する。最後に、LO ODUをマッピングすることによって形成されたすべてのODTUCn.Mは、同じOTUCn内にカプセル化される。このケースでは、1つのOTUCnは、複数のサービス、複数のレート、および複数のマッピング粒度のLO ODUを搬送することができる。
【0051】
さらに、マッピング粒度は、ネットワーク管理システムNMS、またはトランスポートソフトウェア定義ネットワークT−SDNコントローラによって構成される。
【0052】
図2Aは、複数のマッピング粒度を用いるLO ODUサービスのOTUCnへのマッピングの概略図であり、
図2Bは、複数のマッピング粒度を用いるLO ODUサービスのOTUCnへのマッピングの別の概略図である。OPUCn内で、各搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量M、およびLO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズgに従って、事前設定されたマッピングアルゴリズムを使用することによって、また各搬送されるLO ODUに対応するマッピング粒度のサイズgで、各搬送されるLO ODUは、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
mと同じ量の、ODTUCn.Mペイロードエリアにマッピングされる。マッピングプロセスでは、各搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDは、同じである。いずれか2つの搬送されるLO ODUが、同じレートを有する、例えば、両方のレートが、ODU2である場合、2つの搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量Mは、同じである。しかしながら、単一のタイムスロットに対応するマッピング粒度gは、異なることがある。いずれか2つの搬送されるLO ODUが、異なるレートを有する、例えば、一方が、ODU2であり、他方が、ODU3である場合、2つの搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量Mも、単一のタイムスロットに対応するマッピング粒度gも、同じではない。
図2Aおよび
図2Bに示されるように、LO ODUの各々は、異なるマッピング粒度M×gバイトを使用する。
図2Aでは、異なるマッピング粒度のLO ODUは、タイムスロットの量Mと同じ量の、ODTUCn.Mペイロードエリアにマッピングされる。この例では、Mは、tsであり、gは、1バイト、2バイト、4バイト、および8バイトである。
図2Bでは、異なるマッピング粒度のLO ODUは、タイムスロットの量Mと同じ量の、ODTUCn.Mペイロードエリアにマッピングされる。この例では、Mは、1ないし10であり、gは、1バイト、2バイト、4バイト、および8バイトである。異なるマッピング粒度のこれらのLO ODUは、事前設定されたマッピングアルゴリズムを使用することによって、OTUCnの異なるタイムスロットにマッピングされてよく、すなわち、異なるマッピング粒度のLO ODUは、タイムスロット分割に従って、OTUCn内で搬送される。各タイムスロットは、マッピング適合インジケーション情報の1つに対応し、送信エンドデバイスは、送信エンドデバイスに対応するタイムスロットオーバヘッドステータスを、マッピング適合インジケーション情報内で示しさえすればよく、その後、対応するタイムスロットにおいてデマッピング処理を実行するように、受信エンドデバイスに命令してよい。異なるマッピング粒度のLO ODUは、最後に、タイムスロットを使用することによって分割されたODTUCn.Mにマッピングされ、連携が異なるマッピング粒度のせいで実施されることができないケースは、発生しない。
【0053】
本発明におけるOTUCnのフレーム構造は、2つのケースを有してよく、一方は、OTUCnのフレーム構造が、前方誤り訂正(Forward Error Correction、略称、FEC)チェックエリアを含むものである。
図3は、OTUCnのフレーム構造の概略図である。
図3に示されるように、フレーム構造は、4行×4080n列であり、第1行の第1列ないし第7n列は、フレームヘッダインジケーションエリアであり、第1行の第(7n+1)列ないし第14n列は、OTUCnオーバヘッドエリアであり、第2行ないし第4行の第1列ないし第14n列は、ODUCnオーバヘッドエリアであり、第1行ないし第4行の第(14n+1)列ないし第16n列は、OPUCnオーバヘッドエリアであり、第1行ないし第4行の第(16n+1)列ないし第3824n列は、OPUCnペイロードエリアであり、第1行ないし第4行の第(3824n+1)列ないし第4080n列は、チェックエリアである。他方は、OTUCnのフレーム構造が、FECチェックエリアを有さないものである。
図4は、OTUCnの別のフレーム構造の概略図である。
図4に示されるように、フレーム構造は、4行×3824n列であり、第1行の第1列ないし第7n列は、フレームヘッダインジケーションエリアであり、第1行の第(7n+1)列ないし第14n列は、OTUCnオーバヘッドエリアであり、第2行ないし第4行の第1列ないし第14n列は、ODUCnオーバヘッドエリアであり、第1行ないし第4行の第(14n+1)列ないし第16n列は、OPUCnオーバヘッドエリアであり、第1行ないし第4行の第(16n+1)列ないし第3824n列は、OPUCnペイロードエリアである。OTUCnの導入は、OTN回線インターフェースを柔軟にし、インターフェースレートは、nの変化とともに変化する。
【0054】
さらに、本発明におけるOPUCnペイロードエリアは、第1の量のタイムスロットのペイロードエリアを含み、OPUCnオーバヘッドエリアは、オーバヘッド情報を搬送するために使用され、オーバヘッド情報は、マッピング適合インジケーション情報と、ペイロード構造識別子PSIと、OPUマルチフレーム識別子OMFIとを含み、オーバヘッド情報は、第1の量のタイムスロットに対応する。OPUCnオーバヘッドエリアは、第1の量のタイムスロットのオーバヘッドエリアを含む。各オーバヘッドエリア内で搬送されるオーバヘッド情報は、1つのタイムスロットに対応し、オーバヘッド情報の各1つ内のマッピング適合インジケーション情報は、6バイトを占有し、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティ、および搬送されるLO ODUのクロック情報の量は、それぞれ、6バイトのうちの3バイトを占有し、マッピング適合タイプは、搬送されるLO ODUのクロック情報によって占有される3バイト内で搬送される。
【0055】
以下では、
図1に示される方法の実施形態の技術的ソリューションを、特定の実施形態を参照して、詳細に説明する。
【0056】
図5Aないし
図5Cは、OPUCnオーバヘッドエリアおよびOPUCnペイロードエリアのタイムスロット分割の概略図である。
図5Aないし
図5Cに示されるように、OPUCnペイロードエリアは、10nのタイムスロットのペイロードエリアを含み、OPUCnオーバヘッドエリアは、オーバヘッド情報を搬送するために使用され、オーバヘッド情報は、マッピング適合インジケーション情報と、ペイロード構造識別子(Payload Structure Identifier、略称、PSI)と、OPUマルチフレーム識別子(OPU Multi−Frame Identifier、略称、OMFI)とを含み、オーバヘッド情報は、10nのタイムスロットに対応する。OPUCnオーバヘッドエリアは、10nのタイムスロットのオーバヘッドエリアを含む。各オーバヘッドエリア内で搬送されるオーバヘッド情報は、OPUCnペイロードエリア内の1つのタイムスロットに対応し、オーバヘッド情報の各1つ内のマッピング適合インジケーション情報は、6バイトを占有し、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティ、および搬送されるLO ODUのクロック情報の量は、それぞれ、6バイトのうちの3バイトを占有し、マッピング適合タイプは、搬送されるLO ODUのクロック情報によって占有される3バイト内で搬送される。
【0057】
この例では、10のOPUCnが、10−OPUCnマルチフレームを形成し、マルチフレームは、40行×3824n列を含み、OPUCnペイロードエリアは、第(16n+1)列ないし第3816n列であり、列間隔に従って、10nの10ギガビット/秒のタイムスロットに分割され、タイムスロットは、1ないし10nの番号が付けられ、各タイムスロットは、40行×380列を含み、OPUCnオーバヘッドエリアは、第(14n+1)列ないし第16n列であり、合計で2nの列が、存在し、4行ごとが、1つのフレームであり、したがって、1つの10−OPUCnマルチフレームは、OPUCnオーバヘッドエリアの10のフレームを含み、各フレームの(第1行ないし第3行)×(第(14n+1)列ないし第15n列)、および各フレームの(第1行ないし第3行)×(第(15n+1)列ないし第16n列)は、タイムスロット(Tributary Slot、略称、TS)オーバヘッド(Overhead、略称、OH)であり、合計で20nのTSOHが、存在し、2つのTSOHが、1つのタイムスロットに対応し、本発明のTSOHは、マッピング適合インジケーション情報を搬送し、第4行×(第(14n+1)列ないし第15n列)が、PSIであり、PSIは、OPUCnのタイムスロットが、ODTUCn.tsによって占有された状況を示すために使用され、各フレームの第4行×(第(15n+1)列ないし第16n列)が、OMFIであり、合計で10nのPSI、および10nのOMFIが、存在し、PSIおよびタイムスロットは、1対1対応にある。各タイムスロットに対応するオーバヘッドは、10のOPUCnフレームごとに1度発生し(すなわち、10−OPUCnフレーム内の各タイムスロットに対応するタイムスロットオーバヘッドは、ただ1度発生し)、OPUCnは、OMFI内の5ビットないし8ビットを使用することによって識別される(OMFIの値は、0ないし9であり、連続的に循環させられる)。送信エンドデバイスにおけるOMFIの値は、OPUCnを単位に連続的に増加して、0から9までカウントされ、その後、再び0に戻り、そのようにして、連続的に循環させられる。0ないし9のOPUCnは、10−OPUCnマルチフレームを形成し、受信エンドデバイスは、OMFIに従って、OPUCnを識別してよい。
【0058】
10(j−1)+iが、タイムスロット番号を示すために使用される場合(jは、1ないしn、iは、1ないし10)、タイムスロット番号に対応するTSOHは、第iのOPUCnの第(14n+j)列および第(15n+j)列の第1行ないし第3行に配置される。1つのタイムスロットに対応するTSOHは、合計で6バイトを有し、6つのバイトは、それぞれ、J1、J2、J3、J4、J5、およびJ6で示される。例えば、TS11(j=2、i=1)の場合、TS11のオーバヘッドは、第1のOPUCnの第(14n+2)列および第(15n+2)列の第1行ないし第3行に配置される。第(3816n+1)列ないし第3824n列は、フィリングエリアである。
【0059】
図6Aは、OPUCnオーバヘッドエリアの概略図である。
図6Aに示されるように、PSIは、ODTUCn.tsが、どれであるかも含めて10−OPUCnマルチフレーム内のtsのタイムスロットを含むこと、およびタイムスロットに対応するタイムスロットオーバヘッドを含むことを示してよい。PSIは、各グループの第4行の第(14n+1)列ないし第15n列に配置され、10nのタイムスロットの割り当て状況を別々に示し、第(14n+1)列のPSI[2]ないしPSI[21]は、タイムスロット1ないしタイムスロット10を示し、第(14n+2)列のPSI[2]ないしPSI[21]は、タイムスロット11ないしタイムスロット20を示し、これ以降も同様であり、第15n列のPSI[2]ないしPSI[21]は、タイムスロット(10n−9)ないしタイムスロット10nを示す。OMFI内の5ビットないし8ビット(OMFIの値は、0ないし9であり、連続的に循環させられる)は、OPUCnを識別し、OMFIは、各グループの第4行の第(15n+1)列ないし第16n列に配置され、OPUCnを単位に連続的に増加して、0から9までカウントされ、その後、再び0に戻り、そのようにして、連続的に循環させられる。0ないし9のOPUCnは、10−OPUCnマルチフレームを形成し、受信エンドデバイスは、OMFIに従って、OPUCnを識別してよい。
【0060】
図6Bは、PSIバイト構造の概略図である。
図6Bに示されるように、各タイムスロットに対応するPSIは、2バイトを占有し、第1バイトの第1ビットは、対応するタイムスロットが占有されているかどうかを示し(占有)、対応するタイムスロットが占有されている場合は、ビットは1を割り当てられ、そう
ではなく、対応するタイムスロットが占有されていない場合は、ビットは0を割り当てられる。第1バイトの第2ビットないし第8ビット、および第2バイトの第1ビットないし第8ビットは、合計で15ビットであり、対応するタイムスロットに割り当てられたトリビュータリポート番号(Tributary Port、略称、TP)、すなわち、タイムスロット内でLO ODUを搬送するためのサービスインジケーションを示す。OPUCnが、LO ODUサービスを搬送する場合、ペイロードタイプ(Payload Type、略称、PT)は、0x22を割り当てられ、各グループの第4行の第(14n+1)列に配置される。
【0061】
図6Cは、OMFIバイト構造の概略図である。
図6Cに示されるように、OMFIの最上位ビット(Most Significant Bit、略称、MSB)から最下位ビット(
Least Significant Bit、略称、LSB)までの値は、0ないし9であり、連続的に循環させられる。
【0062】
図7は、本発明による、光トランスポートネットワークのためのサービスマッピング処理方法の別の実施形態のフローチャートである。
図7に示されるように、
図5Aないし
図6Cに示される概略構造図に基づいて、この実施形態の方法は、以下のステップを含んでよい。
【0063】
ステップ201:搬送されるLO ODUのマッピング粒度、および事前設定されたマッピング適合インジケーション情報フォーマットに従って、マッピング適合インジケーション情報を生成し、マッピング適合インジケーション情報は、マッピング適合タイプと、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
mと、搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDとを含む。
【0064】
特に、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
mは、OPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量M、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズg、およびODTUCn.M期間において送信される搬送されるLO ODUのバイトの量に従って、計算によって、獲得され、搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDは、OPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量M、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズg、およびODTUCn.M期間において送信される搬送されるLO ODUのバイトの量に従って、計算によって、獲得される。
【0065】
マッピング粒度(M×gバイト)は、ネットワーク管理システム(Network Management System、略称、NMS)、またはトランスポートソフトウェア定義ネットワーク(Transport−Software Definition Network、略称、T−SDN)によって構成され、送信エンドデバイスは、マッピング粒度のgに従って、マッピング適合インジケーション情報内のマッピング適合タイプを決定する。マッピング適合インジケーション情報内のマッピング適合タイプと、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
mと、搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDとは、マッピング適合インジケーション情報フォーマットに従って、組み合わされ、マッピング適合インジケーション情報は、TSOH内で搬送され、マッピング適合インジケーション情報フォーマットについて、
図9Aないし
図9Cへの参照がなされてよい。マッピング適合タイプと、単一のOPUCnタイムスロットに対応するマッピング粒度gのバイトと、LO ODUのマッピング粒度との間の関係について、表1への参照がなされてよく、表2は、低次ODUkが、各マッピング粒度で、ODTUCn.Mに対応するC
mおよびC
nDにマッピングされる説明であり、表におけるC
mの10進数の値は、理論的計算値であり、実際の送信では、10進数は、送信のために丸められる必要がある。k=2は、ビットレートレベルが10ギガビット/秒であることを示し、k=3は、ビットレートレベルが40ギガビット/秒であることを示し、k=4は、ビットレートレベルが100ギガビット/秒であることを示し、k=flexは、ビットレートが任意であることを示す(表2に示されるODUflexは、1テラビット/秒のレベルにある)。
【0068】
ステップ202:搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
mと、搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDとを、事前設定されたマッピング適合インジケーション情報フォーマットに従って、マッピング適合インジケーション情報に対応するビット内に配置し、マッピング適合インジケーション情報を、ODTUCn.Mオーバヘッドエリア内にカプセル化する。
【0069】
ステップ201およびステップ202は、上述のステップ101のさらなる実施手法である。送信エンドデバイスは、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
m(C
m、m=M×g)を計算する。ODTUCn.M期間において送信される搬送されるLO ODUのバイトの量について、LO ODUのバイトの特定の量は、キャッシュ内に入力されたLO ODUの増加分バイトの量を定期的にカウントし、同時に、キャッシュ空−満杯状況を決定することによって、獲得されてよい。搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
mは、公式
【0071】
を使用することによって計算されてよく、搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDは、公式
【0073】
を使用することによって計算される。送信エンドデバイスは、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
m、および搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDを、上述のマッピング適合インジケーション情報フォーマットに従って、マッピング適合インジケーション情報に対応するビット内に配置し、マッピング適合インジケーション情報を、ODTUCn.Mオーバヘッドエリア内にカプセル化し、すなわち、マッピング適合インジケーション情報を、対応するタイムスロットのTSOH内に配置する。
【0074】
ステップ203:OPUCn内で、各搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量M、およびLO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズgに従って、事前設定されたマッピングアルゴリズムを使用することによって、また各搬送されるLO ODUに対応するマッピング粒度のサイズgで、各搬送されるLO ODUを、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
mと同じ量の、ODTUCn.Mペイロードエリアにマッピングする。
【0075】
ステップ203は、上述のステップ102のさらなる実施手法である。送信エンドデバイスは、事前設定されたマッピングアルゴリズムに従って、マッピング粒度のサイズがgバイトであるC
mの搬送されるLO ODUのデータを、ODTUCn.Mペイロードエリアにマッピングし、事前設定されたマッピングアルゴリズムは、Σ−Δアルゴリズムとしてよい。
【0076】
ステップ204:ODTUCn.MペイロードをOPUCnペイロードエリアに多重化し、ODTUCn.MオーバヘッドをOPUCnオーバヘッドエリアに多重化する。
【0077】
ステップ205:カプセル化によって獲得されるOTUCnを形成するために、OPUCnに基づいて、ODUCnオーバヘッドエリア、OTUCnオーバヘッドエリア、およびフレームヘッダインジケーションを追加する。
【0078】
ステップ204およびステップ205は、上述のステップ103のさらなる実施手法である。送信エンドデバイスは、ODTUCn.MペイロードをOPUCnペイロードエリアに多重化し、ODTUCn.MオーバヘッドをOPUCnオーバヘッドエリアに多重化し、すなわち、ODTUCn.MペイロードエリアおよびODTUCn.Mオーバヘッドエリアを、別々に、OTUCnのOPUCnペイロードエリアおよびOPUCnオーバヘッドエリア内で決定され、ODTUCn.Mを搬送するタイムスロットにカプセル化する。ODUCnオーバヘッドエリア、OTUCnオーバヘッドエリア、およびフレームヘッダインジケーションエリアが、最終的なOTUCnフレームを形成するために、OPUCnに基づいて追加される。
【0079】
ステップ206:OTUCnを、受信エンドデバイスに送信する。
【0080】
上述の方法の実施形態によれば、LO ODUを搬送するためのタイムスロット、および対応するタイムスロットオーバヘッドエリア内に充填されるマッピング適合インジケーション情報は、それぞれ、OPUCnペイロードエリアおよびOPUCnオーバヘッドエリア内で決定される。
【0081】
図8Aは、ODTUCn.Mの構造の概略図である。
図8Aに示されるように、ODTUCn.Mは、10−OPUCnマルチフレーム内にtsのタイムスロットと、tsのタイムスロットに対応するタイムスロットオーバヘッドとを含み、tsは、タイムスロット量を示す。ODTUCn.MのODTUCn.Mペイロードエリアは、40行×(380×ts)列を含み、ODTUCn.Mオーバヘッドエリアは、tsのタイムスロットのうちの1つのタイムスロットに対応するTSOHを含み、タイムスロットオーバヘッドは、tsのタイムスロットのうちの最大コードを有するタイムスロットに対応するタイムスロットオーバヘッドとして選択されてよい。
【0082】
図8Bは、ODTUCn.Mの別の構造の概略図である。
図8Bに示されるように、ODTUCn.Mは、10−OPUCnマルチフレーム内にtsのタイムスロットと、tsのタイムスロットに対応するタイムスロットオーバヘッドとを含み、tsは、タイムスロット量を示す。ODTUCn.MのODTUCn.Mペイロードエリアは、40行×(380×ts)列を含み、ODTUCn.Mオーバヘッドエリアは、tsのタイムスロットに対応するTSOHを含む。
【0083】
図9Aは、TSOHのフォーマットの概略図である。
図9Aに示されるように、このフォーマットは、元のGMPにおけるオーバヘッドフォーマット割り当て手法に基づいており、本発明の追加された情報を示すために、予約されたビットを使用する。J1およびJ2は、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
mを記憶するために使用され、C1ないしC14は、14ビットのC
mを示す。増加分インジケータ(Increment Indicator、略称、II)が、J2の第7ビット内に配置され、減少分インジケータ(Decrement Indicator、略称、DI)が、J2の第8ビット内に配置され、J1バイトおよびJ2バイトの巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check、略称、CRC)−8チェック情報が、J3内に配置され、J4およびJ5の第4ビットないし第8ビットは、搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDを配置するために使用され、合計で10ビットであり、D1ないしD10は、10ビットのC
nDを示し、J6の第4ビットないし第8ビットは、J4およびJ5のCRC−5チェック情報を配置するために使用される。J4の予約されたビット1ないしビット3が、追加され、割り当てられ、マッピング適合タイプを配置するために使用される。このフォーマットは、
図8Aに示されるODTUCn.M構造に適している。
【0084】
図9Bは、TSOHの別のフォーマットの概略図である。
図9Bに示されるように、このフォーマットは、TSOHの6つのバイトの割り当てを再調整する。J1およびJ2は、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
mを記憶するために使用され、C1ないしC14は、14ビットのC
mを示す。IIが、J2の第7ビット内に配置され、DIが、J2の第8ビット内に配置され、J1バイトおよびJ2バイトのCRC−8チェック情報が、J3内に配置され、J4およびJ5の第1ビットおよび第2ビットは、マッピング適合タイプを配置するために使用され、合計で4
ビットであり、J4およびJ5の第3ビットないし第8ビットは、搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDを配置するために使用され、合計で12ビットであり、D1ないしD12は、12ビットのC
nDを示し、J4およびJ5のCRC−8チェック情報が、J6バイト内に配置される。このフォーマットは、
図8Aに示されるODTUCn.M構造に適している。
【0085】
図9Cは、TSOHのまた別のフォーマットの概略図である。
図9Cに示されるように、このフォーマットは、搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDの配置手法を拡張する。J1およびJ2は、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
mを記憶するために使用され、C1ないしC14は、14ビットのC
mを示す。IIが、J2の第7ビット内に配置され、DIが、J2の第8ビット内に配置され、J1バイトおよびJ2バイトのCRC−8チェック情報が、J3内に配置され、J4およびJ5の第4ビットないし第8ビットは、搬送されるLO ODUのクロック情報のうちのクロック情報の一部C
nD_tsを配置するために使用され、合計で10ビットであり、D1ないしD10は、10ビットのC
nD_tsを示し、J6の第4ビットないし第8ビットは、J4およびJ5のCRC−5チェック情報を配置するために使用される。J4バイトの予約されたビット1ないしビット3が、追加され、マッピング適合タイプを配置するために使用される。J4およびJ5の第4ビットないし第8ビットについて、特に、搬送されるLO ODUのクロック情報のうちのクロック情報の一部C
nD_1は、ODTUCn.Mの第1のタイムスロットに対応するタイムスロットオーバヘッド内に配置され、合計で10ビット存在し、D1ないしD10は、10ビットのC
nD_1を示す。搬送されるLO ODUのクロック情報のうちのクロック情報の一部C
nD_2は、ODTUCn.Mの第2のタイムスロットに対応するタイムスロットオーバヘッド内に配置され、合計で10ビット存在し、D1ないしD10は、10ビットのC
nD_2を示し、これ以降も、第tsのタイムスロットまで同様である。したがって、搬送されるLO ODUのクロック情報は、C
nD=C
nD_1+C
nD_2+・・・+C
nD_tsである。このフォーマットは、
図8Bに示されるODTUCn.M構造に適している。
【0086】
この実施形態によれば、マッピング粒度が、決定され、対応するデマッピングを実行するように受信エンドデバイスに命令するために、マッピング適合インジケーション情報が、マッピング粒度に従って、生成される。これは、LO ODUからODTUCn.Mへのマッピング粒度ベースのマッピングを実施し、同じLO ODUを搬送するが、異なるマッピング粒度を使用するOTUCnが、受信エンドと送信エンドとの間で連携することができないという、固定されたマッピング粒度を用いる既存の状況における問題を解決する。
【0087】
図9Aないし
図9Cに示された例は、TSOH構造の3つの例であるにすぎず、本発明のマッピング適合インジケーション情報を搬送するために、JC1ないしJC6の各ビットに適した他の任意の配置手法が、使用されてよく、それは、本明細書において限定されないことに留意されたい。
【0088】
図10は、本発明による、光トランスポートネットワークのためのサービスマッピング処理方法のまた別の実施形態のフローチャートである。
図10に示されるように、この実施形態における方法は、以下のステップを含んでよい。
【0089】
ステップ301:送信エンドデバイスによって送信された光チャネルトランスポートユニットOTUCnを受信する。
【0090】
この実施形態は、OTN内の受信エンドデバイスによって実行されてよい。受信エンドデバイスは、送信エンドデバイスによって送信されたOTUCnを受信する。
【0091】
ステップ302:OTUCnから光チャネルデータトリビュータリユニットODTUCn.Mを獲得し、ODTUCn.Mは、ODTUCn.Mオーバヘッドエリアと、ODTUCn.Mペイロードエリアとを含む。
【0092】
ステップ303:ODTUCn.Mオーバヘッドエリア内で搬送された、マッピング適合インジケーション情報およびペイロード構造識別子PSIに従って、マッピング粒度を決定し、マッピング粒度は、M×gバイトであり、Mは、光チャネルペイロードユニットOPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量であり、gは、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズであり、gは、1よりも大きい正の整数である。
【0093】
受信エンドデバイスは、
図1および
図7に示された方法の実施形態におけるものと反対のステップを実行することによって、OTUCnからODTUCn.Mを抽出し、すなわち、OTUCn内のOPUCnペイロードエリアおよびOPUCnオーバヘッドエリアに対応するタイムスロットから、ODTUCn.MのODTUCn.MペイロードエリアおよびODTUCn.Mオーバヘッドエリアを獲得し、ODTUCn.Mオーバヘッドエリアを解析して、マッピング適合インジケーション情報およびペイロード構造識別子PSIを取り出し、マッピング粒度を決定する。
【0094】
ステップ304:低次光チャネルデータユニットLO ODUを獲得するために、マッピング適合インジケーション情報に従って、ODTUCn.M上でデマッピングを実行する。
【0095】
受信エンドデバイスは、マッピング適合インジケーション情報およびマッピング粒度に従って、ODTUCn.MからLO ODUをデマッピングする。
【0096】
この実施形態によれば、マッピング適合インジケーション情報およびマッピング粒度は、オーバヘッドエリアから獲得され、LO ODUを獲得するために、受信されたOTUCnから、ODTUCn.Mが、デマッピングされる。これは、マッピング粒度に基づいて、ODTUCn.MからLO ODUへのデマッピングを実施し、同じLO ODUを搬送するが、異なるマッピング粒度を使用するOTUCnが、受信エンドと送信エンドとの間で連携することができないという、固定されたマッピング粒度を用いる既存の状況における問題を解決する。
【0097】
受信エンドデバイスが、OTUCnからLO ODUを獲得するプロセスは、送信エンドデバイスの、LO ODUからOTUCnへのマッピングのプロセスとは正反対である。したがって、デマッピングプロセスでは、マッピング適合インジケーション情報およびマッピング粒度が、最初に獲得され、2つの情報に基づいて、対応するタイムスロットから、LO ODUが、獲得されてよい。デマッピングプロセスに必要とされる関連するフレーム構造は、上述の方法の実施形態と一致しており、それは、本明細書では説明されない。
【0098】
図11は、本発明による、光トランスポートネットワークのためのサービスマッピング処理方法のさらに別の実施形態のフローチャートである。
図11に示されるように、この実施形態における方法は、以下のステップを含んでよい。
【0099】
ステップ401:送信エンドデバイスによって送信された光チャネルトランスポートユニットOTUCnを受信する。
【0100】
ステップ402:OTUCnから光チャネルデータトリビュータリユニットODTUCn.Mを獲得する。
【0101】
ステップ403:ODTUCn.Mオーバヘッドエリア内で搬送されたマッピング適合インジケーション情報内のマッピング適合タイプに従って、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズgを獲得する。
【0102】
ステップ404:ODTUCn.Mオーバヘッドエリア内で搬送されたPSIに従って、OPUCn内で、搬送されたLO ODUによって占有されるタイムスロットの量Mを獲得する。
【0103】
ステップ402ないしステップ404は、上述のステップ303のさらなる実施手法であり、ステップ404の実施プロセスは、ODTUCn.Mオーバヘッドエリアから、OMFIおよびPSIを獲得することと、OMFIに従って、OPUCnを識別することと、PSIに従って、OPUCnのタイムスロットが占有される状況を学習することと、PSIに従って、OPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量Mを決定することとしてよい。
【0104】
任意選択で、受信エンドデバイスは、マッピング粒度が、事前構成されたマッピング粒度と一致するかどうかを決定する。すなわち、受信エンドデバイスが、マッピング粒度のサイズCgは、外部構成と一致すると決定した場合、外部構成は、NMSもしくはT−SDNコントローラを使用することによって、構成されてよく、または受信エンドデバイスが、マッピング粒度のサイズCgは、外部構成と一致しないと決定した場合、マッピング粒度不一致アラームが、報告される。
【0105】
ステップ405:ODTUCn.M内のデマッピングされるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されたデータエンティティの量C
mと、LO ODUのクロック情報C
nDとを獲得するために、マッピング適合インジケーション情報を解析する。
【0106】
ステップ406:LO ODUのマッピング粒度と、LO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されたデータエンティティの量C
mと、事前設定されたマッピングアルゴリズムとに従って、デマッピングによって、ODTUCn.MからLO ODUを獲得する。
【0107】
ステップ407:LO ODUのマッピング粒度と、LO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されたデータエンティティの量C
mと、LO ODUのクロック情報C
nDとに従って、計算によって、ODTUCn.M期間において送信されたLO ODUのバイトの量を獲得する。
【0108】
ステップ408:ODTUCn.M期間において送信されたLO ODUのバイトの量に従って、LO ODUのクロック情報を回復する。
【0109】
ステップ405ないしステップ408は、上述のステップ304のさらなる実施手法である。受信エンドデバイスは、ODTUCn.M内のデマッピングされるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されたデータエンティティの量C
mと、LO ODUのクロック情報C
nDとを獲得するために、マッピング適合インジケーション情報を解析し、Σ−Δアルゴリズムを使用することによって、デマッピングによって、ODTUCn.MからLO ODUを獲得し、その後、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズg、ならびにデマッピングされるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されたデータエンティティの量C
mと、LO ODUのクロック情報C
nDとに従って、ODTUCn.M期間において送信されたLO ODUのバイトの量を、LO ODUのバイトの量=C
nD+C
m×M×gとして獲得し、LO ODUのバイトの量に従って、LO ODUのクロック情報を回復する。
【0110】
この実施形態によれば、マッピング適合インジケーション情報およびマッピング粒度は、オーバヘッドエリアから獲得され、LO ODUを獲得するために、受信されたOTUCnから、ODTUCn.Mが、デマッピングされる。これは、マッピング粒度に基づいて、ODTUCn.MからLO ODUへのデマッピングを実施し、同じLO ODUを搬送するが、異なるマッピング粒度を使用するOTUCnが、受信エンドと送信エンドとの間で連携することができないという、固定されたマッピング粒度を用いる既存の状況における問題を解決する。
【0111】
図12は、本発明による、送信エンド装置の実施形態の概略構造図である。
図12に示されるように、この実施形態における装置は、インジケーション情報生成モジュール11と、マッピングモジュール12と、カプセル化モジュール13と、送信モジュール14とを含んでよく、インジケーション情報生成モジュール11は、搬送される低次光チャネルデータユニットLO ODUのマッピング粒度に従って、マッピング適合インジケーション情報を生成するように構成され、マッピング粒度は、M×gバイトであり、Mは、光チャネルペイロードユニットOPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量であり、gは、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズであり、gは、1よりも大きい正の整数であり、マッピングモジュール12は、マッピング適合インジケーション情報に従って、搬送されるLO ODUを、光チャネルデータトリビュータリユニットODTUCn.M内のODTUCn.Mペイロードエリアにマッピングするように構成され、ODTUCn.Mは、ODTUCn.Mオーバヘッドエリアと、ODTUCn.Mペイロードエリアとを含み、カプセル化モジュール13は、マッピング適合インジケーション情報を、ODTUCn.Mオーバヘッドエリア内にカプセル化し、ODTUCn.Mを、光チャネルトランスポートユニットOTUCn内にカプセル化するように構成され、送信モジュール14は、OTUCnを、受信エンド装置に送信するように構成される。
【0112】
この実施形態における装置は、
図1または
図7に示された方法の実施形態における技術的ソリューションを実施するように構成されてよく、それの実施原理および技術的効果は、同様であり、詳細は、本明細書では説明されない。
【0113】
さらに、マッピング適合インジケーション情報は、マッピング適合タイプを含み、マッピング適合タイプは、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズgを示すために使用される。
【0114】
さらに、マッピング適合インジケーション情報は、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
mと、搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDとをさらに含み、データエンティティのサイズは、M×gバイトである。
【0115】
さらに、インジケーション情報生成モジュール11は、OPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量M、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズg、およびODTUCn.M期間において送信される搬送されるLO ODUのバイトの量に従って、計算によって、搬送されるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されるデータエンティティの量C
mを獲得することと、OPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量M、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズg、およびODTUCn.M期間において送信される搬送されるLO ODUのバイトの量に従って、計算によって、搬送されるLO ODUのクロック情報C
nDを獲得することとを行うように特に構成される。
【0116】
さらに、インジケーション情報生成モジュール11は、別の搬送されるLO ODUのマッピング粒度に従って、マッピング適合インジケーション情報の別の1つを生成するようにさらに構成され、別のLO ODUのマッピング粒度は、M
1×g
1バイトであり、M
1は、OPUCn内で、別のLO ODUによって占有されるタイムスロットの量であり、g
1は、別のLO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズであり、g
1は、1よりも大きい正の整数であり、g
1は、gと等しくなく、マッピングモジュール12は、マッピング適合インジケーション情報の別の1つに従って、別のLO ODUを、ODTUCn.M
1ペイロードエリアにマッピングするようにさらに構成され、ODTUCn.M
1は、ODTUCn.M
1オーバヘッドエリアと、ODTUCn.M
1ペイロードエリアとを含み、カプセル化モジュール13は、マッピング適合インジケーション情報の別の1つを、ODTUCn.M
1オーバヘッドエリア内にカプセル化し、ODTUCn.M
1を、OTUCn内にカプセル化するようにさらに構成される。
【0117】
さらに、マッピング粒度は、ネットワーク管理システムNMS、またはトランスポートソフトウェア定義ネットワークT−SDNコントローラによって構成される。
【0118】
この実施形態における、インジケーション情報生成モジュール11、マッピングモジュール12、およびカプセル化モジュール13は、中央処理装置(Central Processing Unit、略称、CPU)を使用することによって実施されてよく、送信モジュール14は、送信機を使用することによって実施されてよく、メモリは、コードプログラムおよび関連するデータを記憶する。CPU、送信機、およびメモリは、バスを使用することによって、互いに接続されてよく、CPUは、メモリからコードプログラムを読み取り、
図1または
図7に示された方法の実施形態のステップを実行するように構成され、送信機は、複数のサービスに対応するLO ODUを搬送するOTUCnを、受信エンドデバイスに送信するように構成される。特定の実施プロセスについては、上述の実施形態を参照されたく、詳細は、本明細書では説明されない。
【0119】
図13は、本発明による、受信エンド装置の実施形態の概略構造図である。
図13に示されるように、この実施形態における装置は、受信モジュール21と、獲得モジュール22と、決定モジュール23と、デマッピングモジュール24とを含んでよく、受信モジュール21は、送信エンドデバイスによって送信された光チャネルトランスポートユニットOTUCnを受信するように構成され、獲得モジュール22は、OTUCnから光チャネルデータトリビュータリユニットODTUCn.Mを獲得するように構成され、ODTUCn.Mは、ODTUCn.Mオーバヘッドエリアと、ODTUCn.Mペイロードエリアとを含み、決定モジュール23は、ODTUCn.Mオーバヘッドエリア内で搬送された、マッピング適合インジケーション情報およびペイロード構造識別子PSIに従って、マッピング粒度を決定するように構成され、マッピング粒度は、M×gバイトであり、Mは、光チャネルペイロードユニットOPUCn内で、搬送されるLO ODUによって占有されるタイムスロットの量であり、gは、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズであり、gは、1よりも大きい正の整数であり、デマッピングモジュール24は、低次光チャネルデータユニットLO ODUを獲得するために、マッピング適合インジケーション情報に従って、ODTUCn.M上でデマッピングを実行するように構成される。
【0120】
この実施形態における装置は、
図10または
図11に示された方法の実施形態における技術的ソリューションを実施するように構成されてよく、それの実施原理および技術的効果は、同様であり、詳細は、本明細書では説明されない。
【0121】
さらに、マッピング適合インジケーション情報は、マッピング適合タイプを含み、マッピング適合タイプは、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズgを示すために使用される。
【0122】
さらに、マッピング適合インジケーション情報は、搬送されたLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されたデータエンティティの量C
mと、搬送されたLO ODUのクロック情報C
nDとをさらに含み、データエンティティのサイズは、M×gバイトである。
【0123】
さらに、決定モジュール23は、マッピング適合インジケーション情報に従って、LO ODUによって占有されるタイムスロットのうちの各タイムスロットに対応するマッピング粒度のサイズgを獲得することと、PSIに従って、OPUCn内で、搬送されたLO ODUによって占有されるタイムスロットの量Mを獲得することとを行うように特に構成される。
【0124】
さらに、デマッピングモジュール24は、ODTUCn.M内のデマッピングされるLO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されたデータエンティティの量C
mと、LO ODUのクロック情報C
nDとを獲得するために、マッピング適合インジケーション情報を解析することと、マッピング粒度、LO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されたデータエンティティの量C
mと、事前設定されたマッピングアルゴリズムとに従って、デマッピングによって、ODTUCn.MからLO ODUを獲得することと、マッピング粒度と、LO ODUに属しおよびODTUCn.M内で搬送されたデータエンティティの量C
mと、LO ODUのクロック情報C
nDとに従って、計算によって、ODTUCn.M期間において送信されたLO ODUのバイトの量を獲得することと、ODTUCn.M期間において送信されたLO ODUのバイトの量に従って、LO ODUのクロック情報を回復することとを行うように特に構成される。
【0125】
この実施形態における、獲得モジュール22、決定モジュール23、およびデマッピングモジュール24は、CPUを使用することによって実施されてよく、受信モジュール21は、受信機を使用することによって実施されてよく、メモリは、コードプログラムおよび関連するデータを記憶する。CPU、受信機、およびメモリは、バスを使用することによって、互いに接続されてよく、受信機は、送信エンドデバイスによって送信され、複数のサービスに対応するLO ODUを搬送するOTUCnを受信するように構成され、CPUは、メモリからコードプログラムを読み取り、
図10または
図11に示された方法の実施形態のステップを実行するように構成される。特定の実施プロセスについては、上述の実施形態を参照されたく、詳細は、本明細書では説明されない。
【0126】
図14は、本発明による、光トランスポートネットワークの実施形態の概略構造図である。
図14に示されるように、この実施形態におけるシステムは、送信エンド装置11と、受信エンド装置12とを含む。送信エンド装置11は、
図12に示された装置の実施形態の構造を使用してよく、それに対応して、
図1または
図7に示された方法の実施形態における技術的ソリューションを実施してよく、それの実施原理および技術的効果は、同様であり、詳細は、本明細書では説明されない。受信エンド装置12は、
図13に示された装置の実施形態の構造を使用してよく、それに対応して、
図10または
図11に示された方法の実施形態における技術的ソリューションを実施してよく、それの実施原理および技術的効果は、同様であり、詳細は、本明細書では説明されない。
図15は、本発明による、受信エンドおよび送信エンドのマッピング処理プロセスの概略図である。
図14における概略構造に基づいて、LO ODUとOTUCnとの間のマッピングプロセスおよびデマッピングプロセスは、受信エンドおよび送信エンドにおいて実施されてよい。
【0127】
本発明によれば、LO ODUは、マッピング粒度に従って、ODTUCn.Mにマッピングされる必要がある。説明された単一のOPUCnタイムスロットに対応するマッピング粒度が、C
64、C
32、C
16、またはC
8であり得るケースが、存在し、したがって、コスト削減のため、同じ回路内で複数のマッピング粒度をサポートする、マッピング処理およびデマッピング処理を実施することを考える必要がある。
【0128】
図16は、高速クロック処理下における、光トランスポートネットワークの受信エンドおよび送信エンドの回路構造の概略図である。
図16に示されるように、C
8クロックは、2つのマッピング粒度、すなわち、1バイト(C
8)および4バイト(C
32)を同時にサポートする。Σ−Δアルゴリズムモジュールが、2つのマッピング粒度の処理に適合する。マッピング粒度がC
8である場合、g=1バイトであり、Σ−Δアルゴリズムは、獲得されたC
m値に従って、C
8クロックの下でマッピングパターンを計算し、対応するキャッシュ読み取り可能インジケーションを生成し、キャッシュからLO ODUのデータを読み取り、tsバイトの粒度に従って、LO ODUのデータを、ODTUCn.Mペイロードエリアにマッピングする。マッピング粒度がC
32である場合、g=4バイトであり、最初に、C
32ギャップGAP制御モジュールが、ギャップ制御信号を生成し、ギャップ制御信号は、C
8クロックの立ち上がりエッジをカウントすることによって生成され、4つの立ち上がりエッジごとに、1つの有効なインジケーションを生成し、またC
32ギャップGAP制御モジュールは、ギャップ制御信号を、Σ−Δアルゴリズムモジュールに送り、Σ−Δアルゴリズムは、獲得されたC
m値に従って、C
8クロックの下でマッピングパターンを計算し、ギャップ制御信号が有効である場合、対応するキャッシュ読み取り可能インジケーションを生成し、キャッシュからLO ODUのデータを読み取り、ts×4バイトの粒度に従って、LO ODUのデータを、ODTUCn.Mペイロードエリアにマッピングする。
【0129】
図17は、低速クロック処理下における、光トランスポートネットワークの受信エンドおよび送信エンドの回路構造の概略図である。
図17に示されるように、C
32クロックは、2つのマッピング粒度、すなわち、1バイト(C
8)および4バイト(C
32)を同時にサポートする。4つのΣ−Δアルゴリズムモジュールが、2つのマッピング粒度の処理に適合する。マッピング粒度がC
32である場合、g=4バイトであり、Σ−Δアルゴリズムモジュールのただ1つが、計算のために使用される。Σ−Δアルゴリズムモジュールは、獲得されたC
m値に従って、C
32クロックの下でマッピングパターンを計算し、対応するキャッシュ読み取り可能インジケーションを生成し、キャッシュからLO ODUのデータを読み取り、ts×4バイトの粒度に従って、LO ODUのデータを、ODTUCn.Mペイロードエリアにマッピングする。マッピング粒度がC
8である場合、g=1バイトである。4つのΣ−Δアルゴリズムモジュールは、計算のために同時に使用され、現在の4つのロケーションのマッピングパターンをそれぞれ計算し、対応するキャッシュ読み取り可能インジケーションをそれぞれ生成し、キャッシュからLO ODUのデータを読み取り、tsバイトの粒度に従って、LO ODUのデータを、ODTUCn.Mペイロードエリアにマッピングする。
【0130】
当業者は、方法の実施形態のステップのすべてまたはいくつかが、関連ハードウェアに命令するプログラムによって実施されてよいことを理解できてよい。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体内に記憶されてよい。プログラムが、動作するとき、方法の実施形態のステップが、実行される。上述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0131】
最後に、上述の実施形態は、本発明の技術的ソリューションを説明するためだけに意図されており、本発明を限定するためには意図されていないことに留意されたい。本発明が、上述の実施形態を参照して、詳細に説明されたが、当業者は、彼らが、それでもまだ、本発明の実施形態の技術的ソリューションの範囲から逸脱することなく、上述の実施形態において説明された技術的ソリューションに変更を施してよいこと、またはそれのいくつかもしくはすべての技術的特徴に等価な置換を施してよいことを理解すべきである。