【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態は、データ伝送リソースを削減し、ユーザに経済的損失をもたらすのを回避するように、データ処理方法、装置、端末、モビリティ管理エンティティ、およびシステムを提供する。
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明の実施形態において以下の技術的解決策が使用される。
【0007】
第1の態様によれば、本発明の実施形態は、データ処理方法であって、
端末によって、データスイッチのステータスを検出するステップであって、ステータスは、無効化された状態または有効化された状態を含む、ステップと、
データスイッチのステータスが有効化された状態から無効化された状態に変更された後、端末によって、公衆データネットワークPDN切断要求をモビリティ管理エンティティMMEに送信するステップであって、PDN切断要求は、データ領域アクセスポイント名APNに対応するデータベアラに関する情報を搬送し、PDN切断要求は、APNに対応するデータベアラを削除するようにMMEをトリガーするために使用される、ステップと
を含むデータ処理方法を提供する。
【0008】
第1の態様を参照すると、第1の態様の第1の可能な実装手法において、公衆データネットワークPDN切断要求をモビリティ管理エンティティMMEに送信するステップの後、上記方法は、
データスイッチのステータスが無効化された状態から有効化された状態に変更された後、PDN接続要求をMMEに送信するステップであって、PDN接続要求は、データタイプ(type)APNを搬送して、MMEがデータタイプAPNに従ってデータベアラを確立するようにする、ステップをさらに含む。
【0009】
第1の態様、または第1の態様の第1の可能な実装手法を参照すると、第1の態様の第2の可能な実装手法において、端末が国際ローミング状態にあるとき、データスイッチは、データトラフィックスイッチおよび国際ローミングスイッチを含み、
端末によって、データスイッチのステータスを検出するステップは、
データトラフィックスイッチのステータスまたは国際ローミングスイッチのステータスのうちの少なくとも1つを検出するステップを含み、
データスイッチのステータスが有効化された状態から無効化された状態に変更された後、端末によって、公衆データネットワークPDN切断要求をモビリティ管理エンティティMMEに送信するステップは、
データトラフィックスイッチのステータスが有効化された状態から無効化された状態に変更された後、または国際ローミングスイッチのステータスが有効化された状態から無効化された状態に変更された後、端末によって、公衆データネットワークPDN切断要求をモビリティ管理エンティティMMEに送信するステップを含む。
【0010】
第1の態様の第1の可能な実装手法を参照すると、第1の態様の第3の可能な実装手法において、端末が国際ローミング状態にあるとき、データスイッチは、データトラフィックスイッチおよび国際ローミングスイッチを含み、
端末によって、データスイッチのステータスを検出するステップは、
データトラフィックスイッチのステータスまたは国際ローミングスイッチのステータスのうちの少なくとも1つを検出するステップを含み、
データスイッチのステータスが無効化された状態から有効化された状態に変更された後、PDN接続要求をMMEに送信するステップは、
データトラフィックスイッチのステータスが無効化された状態から有効化された状態に変更された後、および国際ローミングスイッチのステータスが無効化された状態から有効化された状態に変更された後、PDN接続要求をMMEに送信するステップを含む。
【0011】
第1の態様、または第1の態様の第1の可能な実装手法を参照すると、第1の態様の第4の可能な実装手法において、端末が非国際ローミング状態にあるとき、データスイッチは、データトラフィックスイッチを含み、
端末によって、データスイッチのステータスを検出するステップは、
データトラフィックスイッチのステータスを検出するステップを含み、
データスイッチのステータスが有効化された状態から無効化された状態に変更された後、端末によって、公衆データネットワークPDN切断要求をモビリティ管理エンティティMMEに送信するステップは、
データトラフィックスイッチのステータスが有効化された状態から無効化された状態に変更された後、端末によって、公衆データネットワークPDN切断要求をモビリティ管理エンティティMMEに送信するステップを含む。
【0012】
第1の態様の第1の可能な実装手法を参照すると、第1の態様の第5の可能な実装手法において、端末が非国際ローミング状態にあるとき、データスイッチは、データトラフィックスイッチを含み、
端末によって、データスイッチのステータスを検出するステップは、
データトラフィックスイッチのステータスを検出するステップを含み、
データスイッチのステータスが無効化された状態から有効化された状態に変更された後、PDN接続要求をMMEに送信するステップは、
データトラフィックスイッチのステータスが無効化された状態から有効化された状態に変更された後、PDN接続要求をMMEに送信するステップを含む。
【0013】
第2の態様によれば、本発明の実施形態は、データ処理方法であって、
モビリティ管理エンティティMMEによって、端末により送信された公衆データネットワークPDN切断要求を受信するステップであって、PDN切断要求は、データ領域アクセスポイント名APNに対応するデータベアラに関する情報を搬送する、ステップと、
PDN切断要求に従って、APNに対応するデータベアラを削除するステップと
を含むデータ処理方法を提供する。
【0014】
第2の態様を参照すると、第2の態様の第1の可能な実装手法において、上記方法は、
端末により送信されたPDN接続要求を受信するステップであって、PDN接続要求は、データタイプAPNを搬送する、ステップと、
データタイプAPNに従ってデータベアラを確立するステップと
をさらに含む。
【0015】
第3の態様によれば、本発明の実施形態は、データ処理方法であって、
データスイッチのステータスを決定するステップであって、ステータスは、無効化された状態または有効化された状態を含む、ステップと、
データスイッチが無効化された状態にあるとき、アタッチ要求において搬送される暗号化オプション伝送識別子を第1のプリセット値に設定するステップであって、第1のプリセット値に設定された暗号化オプション伝送識別子は、データスイッチが無効化された状態にあることを示すために使用される、ステップと、データスイッチが有効化された状態にあるとき、暗号化オプション伝送識別子を第2のプリセット値に設定するステップであって、第2のプリセット値に設定された暗号化オプション伝送識別子は、データスイッチが有効化された状態にあることを示すために使用される、ステップと、
アタッチ要求をモビリティ管理エンティティMMEに送信するステップと、
MMEにより送信された暗号化オプション要求を受信するステップであって、暗号化オプション伝送識別子が第1のプリセット値であることをMMEが検出したとき、暗号化オプション要求が端末に送信され、暗号化オプション要求は、アタッチ手順においてベアラを確立するために必要とされるインターネットプロトコルIPマルチメディアサブシステムIMSアクセスポイント名APNを、端末から取得するために使用される、ステップと、
IMS APNをMMEに送信して、MMEがIMS APNに従って音声ベアラを確立するようにするステップと
を含むデータ処理方法を提供する。
【0016】
第3の態様を参照すると、第3の態様の第1の可能な実装手法において、端末が国際ローミング状態にあるとき、データスイッチは、データトラフィックスイッチおよび国際ローミングスイッチを含み、
データスイッチのステータスを決定するステップは、
データトラフィックスイッチのステータスまたは国際ローミングスイッチのステータスのうちの少なくとも1つを決定するステップを含み、
データスイッチが無効化された状態にあるとき、アタッチ要求において搬送される暗号化オプション伝送識別子を第1のプリセット値に設定するステップは、
データトラフィックスイッチが無効化された状態にあるとき、または国際ローミングスイッチが無効化された状態にあるとき、アタッチ要求において搬送される暗号化オプション伝送識別子を第1のプリセット値に設定するステップを含み、
データスイッチが有効化された状態にあるとき、暗号化オプション伝送識別子を第2のプリセット値に設定するステップは、
データトラフィックスイッチが有効化された状態にあるとき、および国際ローミングスイッチが有効化された状態にあるとき、暗号化オプション伝送識別子を第2のプリセット値に設定するステップを含む。
【0017】
第3の態様の第1の可能な実装手法を参照すると、第3の態様の第2の可能な実装手法において、端末が非国際ローミング状態にあるとき、データスイッチは、データトラフィックスイッチを含み、
データスイッチのステータスを決定するステップは、
データトラフィックスイッチのステータスを決定するステップを含み、
データスイッチが無効化された状態にあるとき、アタッチ要求において搬送される暗号化オプション伝送識別子を第1のプリセット値に設定するステップは、
データトラフィックスイッチが無効化された状態にあるとき、アタッチ要求において搬送される暗号化オプション伝送識別子を第1のプリセット値に設定するステップを含み、
データスイッチが有効化された状態にあるとき、暗号化オプション伝送識別子を第2のプリセット値に設定するステップは、
データトラフィックスイッチが有効化された状態にあるとき、暗号化オプション伝送識別子を第2のプリセット値に設定するステップを含む。
【0018】
第3の態様、または第3の態様の可能な実装手法のいずれか1つを参照すると、第3の態様の第3の可能な実装手法において、上記方法は、
PDN接続要求をMMEに送信するステップであって、PDN接続要求は、データタイプAPNを搬送して、MMEがデータタイプAPNに従ってデータベアラを確立するようにする、ステップをさらに含む。
【0019】
第4の態様によれば、本発明の実施形態は、データ処理方法であって、
モビリティ管理エンティティMMEによって、端末により送信されたアタッチ要求を受信するステップであって、アタッチ要求は、暗号化オプション伝送識別子を搬送し、端末のデータスイッチが無効化された状態にあるとき、暗号化オプション伝送識別子は第1のプリセット値であり、端末のデータスイッチが有効化された状態にあるとき、暗号化オプション伝送識別子は第2のプリセット値である、ステップと、
暗号化オプション伝送識別子が第1のプリセット値であることを検出したとき、MMEによって、暗号化オプション要求を端末に送信するステップであって、暗号化オプション要求は、アタッチ手順においてベアラを確立するために必要とされるインターネットプロトコルIPマルチメディアサブシステムIMSアクセスポイント名APNを、端末から取得するために使用される、ステップと、
端末により送信されたIMS APNを受信するステップと、
IMS APNに従って音声ベアラを確立するステップと
を含むデータ処理方法を提供する。
【0020】
第4の態様を参照すると、第4の態様の第1の可能な実装手法において、上記方法は、
端末により送信されたPDN接続要求を受信するステップであって、PDN接続要求は、データタイプAPNを搬送する、ステップと、
データタイプAPNに従ってデータベアラを確立するステップと
をさらに含む。
【0021】
第5の態様によれば、本発明の実施形態は、データ処理装置であって、
端末のデータスイッチのステータスを検出するように構成された処理ユニットであって、ステータスは、無効化された状態または有効化された状態を含む、処理ユニットと、
データスイッチのステータスが有効化された状態から無効化された状態に変更された後、公衆データネットワークPDN切断要求をモビリティ管理エンティティMMEに送信するように構成されたトランシーバユニットであって、PDN切断要求は、データ領域アクセスポイント名APNに対応するデータベアラに関する情報を搬送し、PDN切断要求は、APNに対応するデータベアラを削除するようにMMEをトリガーするために使用される、トランシーバユニットと
を含むデータ処理装置を提供する。
【0022】
第5の態様を参照すると、第5の態様の第1の可能な実装手法において、トランシーバユニットは、データスイッチのステータスが無効化された状態から有効化された状態に変更された後、PDN接続要求をMMEに送信するようにさらに構成され、PDN接続要求は、データタイプAPNを搬送して、MMEがデータタイプAPNに従ってデータベアラを確立するようにする。
【0023】
第5の態様、または第5の態様の第1の可能な実装手法を参照すると、第5の態様の第2の可能な実装手法において、端末が国際ローミング状態にあるとき、データスイッチは、データトラフィックスイッチおよび国際ローミングスイッチを含み、処理ユニットは、データトラフィックスイッチのステータスまたは国際ローミングスイッチのステータスのうちの少なくとも1つを検出するようにさらに構成され、トランシーバユニットは、データトラフィックスイッチのステータスが有効化された状態から無効化された状態に変更されたとき、または国際ローミングスイッチのステータスが有効化された状態から無効化された状態に変更されたとき、公衆データネットワークPDN切断要求をモビリティ管理エンティティMMEに送信するように構成される。
【0024】
第5の態様の第1の可能な実装手法、または第5の態様の第2の可能な実装手法を参照すると、第5の態様の第3の可能な実装手法において、トランシーバユニットは、データトラフィックスイッチのステータスが無効化された状態から有効化された状態に変更された後、かつ国際ローミングスイッチのステータスが無効化された状態から有効化された状態に変更された後、PDN接続要求をMMEに送信するようにさらに構成される。
【0025】
第5の態様、または第5の態様の第1の可能な実装手法を参照すると、第5の態様の第4の可能な実装手法において、端末が非国際ローミング状態にあるとき、データスイッチは、データトラフィックスイッチを含み、処理ユニットは、データトラフィックスイッチのステータスを検出するようにさらに構成され、トランシーバユニットは、データトラフィックスイッチのステータスが有効化された状態から無効化された状態に変更された後、公衆データネットワークPDN切断要求をモビリティ管理エンティティMMEに送信するように構成される。
【0026】
第5の態様の第1の可能な実装手法、または第5の態様の第4の可能な実装手法を参照すると、第5の態様の第5の可能な実装手法において、トランシーバユニットは、データトラフィックスイッチのステータスが無効化された状態から有効化された状態に変更された後、PDN接続要求をMMEに送信するようにさらに構成される。
【0027】
第6の態様によれば、本発明の実施形態は、データ処理装置であって、
端末により送信された公衆データネットワークPDN切断要求を受信するように構成されたトランシーバユニットであって、PDN切断要求は、データ領域アクセスポイント名APNに対応するデータベアラに関する情報を搬送する、トランシーバユニットと、
PDN切断要求に従って、APNに対応するデータベアラを削除するように構成された処理ユニットと
を含むデータ処理装置を提供する。
第6の態様を参照すると、第6の態様の第1の可能な実装手法において、トランシーバユニットは、端末により送信されたPDN接続要求を受信するようにさらに構成され、PDN接続要求は、データタイプAPNを搬送し、
処理ユニットは、データタイプAPNに従ってデータベアラを確立するようにさらに構成される。
【0028】
第7の態様によれば、本発明の実施形態は、データ処理装置であって、
データスイッチのステータスを決定することであって、ステータスは、無効化された状態または有効化された状態を含む、決定することと、データスイッチが無効化された状態にあるとき、アタッチ要求において搬送される暗号化オプション伝送識別子を第1のプリセット値に設定することであって、第1のプリセット値に設定された暗号化オプション伝送識別子は、データスイッチが無効化された状態にあることを示すために使用される、設定することと、データスイッチが有効化された状態にあるとき、暗号化オプション伝送識別子を第2のプリセット値に設定することであって、第2のプリセット値に設定された暗号化オプション伝送識別子は、データスイッチが有効化された状態にあることを示すために使用される、設定することとを行うように構成された処理ユニットと、
アタッチ要求をモビリティ管理エンティティMMEに送信することと、MMEにより送信された暗号化オプション要求を受信することであって、暗号化オプション伝送識別子が第1のプリセット値であることをMMEが検出したとき、暗号化オプション要求が端末に送信され、暗号化オプション要求は、アタッチ手順においてベアラを確立するために必要とされるインターネットプロトコルIPマルチメディアサブシステムIMSアクセスポイント名APNを、端末から取得するために使用される、受信することと、IMS APNをMMEに送信して、MMEがIMS APNに従って音声ベアラを確立するようにすることとを行うように構成されたトランシーバユニットと
を含むデータ処理装置を提供する。
【0029】
第7の態様を参照すると、第7の態様の第1の可能な実装手法において、端末が国際ローミング状態にあるとき、データスイッチは、データトラフィックスイッチおよび国際ローミングスイッチを含み、処理ユニットは、データトラフィックスイッチのステータスまたは国際ローミングスイッチのステータスのうちの少なくとも1つを決定し、データトラフィックスイッチが無効化された状態にあるとき、または国際ローミングスイッチが無効化された状態にあるとき、アタッチ要求において搬送される暗号化オプション伝送識別子を第1のプリセット値に設定し、データトラフィックスイッチが有効化された状態にあるとき、かつ国際ローミングスイッチが有効化された状態にあるとき、暗号化オプション伝送識別子を第2のプリセット値に設定するようにさらに構成される。
【0030】
第7の態様の第1の可能な実装手法を参照すると、第7の態様の第2の可能な実装手法において、端末が非国際ローミング状態にあるとき、データスイッチは、データトラフィックスイッチを含み、処理ユニットは、データトラフィックスイッチのステータスを決定し、データトラフィックスイッチが無効化された状態にあるとき、アタッチ要求において搬送される暗号化オプション伝送識別子を第1のプリセット値に設定し、データトラフィックスイッチが有効化された状態にあるとき、暗号化オプション伝送識別子を第2のプリセット値に設定するようにさらに構成される。
【0031】
第7の態様、または第7の態様の可能な実装手法のいずれか1つを参照すると、第7の態様の第3の可能な実装手法において、トランシーバユニットは、PDN接続要求をMMEに送信するようにさらに構成され、PDN接続要求は、データタイプAPNを搬送して、MMEがデータタイプAPNに従ってデータベアラを確立するようにする。
【0032】
第8の態様によれば、本発明の実施形態は、データ処理装置であって、
端末により送信されたアタッチ要求を受信することであって、アタッチ要求は、暗号化オプション伝送識別子を搬送し、アタッチ手順を実行するようにMMEをトリガーするために使用され、端末のデータスイッチが無効化された状態にあるとき、暗号化オプション伝送識別子は第1のプリセット値であり、端末のデータスイッチが有効化された状態にあるとき、暗号化オプション伝送識別子は第2のプリセット値である、受信することと、暗号化オプション伝送識別子が第1のプリセット値であることをMMEが検出したとき、暗号化オプション要求を端末に送信することであって、暗号化オプション要求は、アタッチ手順においてベアラを確立するために必要とされるインターネットプロトコルIPマルチメディアサブシステムIMSアクセスポイント名APNを、端末から取得するために使用される、送信することと、端末により送信されたIMS APNを受信することとを行うように構成されたトランシーバユニットと、
IMS APNに従って音声ベアラを確立することを行うように構成された処理ユニットと
を含むデータ処理装置を提供する。
【0033】
第8の態様を参照すると、第8の態様の第1の可能な実装手法において、トランシーバユニットは、端末により送信されたPDN接続要求を受信するようにさらに構成され、PDN接続要求は、データタイプAPNを搬送し、
処理ユニットは、データタイプAPNに従ってデータベアラを確立するようにさらに構成される。
【0034】
第9の態様によれば、本発明の実施形態は、データ処理端末であって、
端末のデータスイッチのステータスを検出するように構成されたプロセッサであって、ステータスは、無効化された状態または有効化された状態を含む、プロセッサと、
データスイッチのステータスが有効化された状態から無効化された状態に変更された後、公衆データネットワークPDN切断要求をモビリティ管理エンティティMMEに送信するように構成されたトランシーバであって、PDN切断要求は、データ領域アクセスポイント名APNに対応するデータベアラに関する情報を搬送し、PDN切断要求は、APNに対応するデータベアラを削除するようにMMEをトリガーするために使用される、トランシーバと
を含むデータ処理端末を提供する。
【0035】
第9の態様を参照すると、第9の態様の第1の可能な実装手法において、トランシーバは、データスイッチのステータスが無効化された状態から有効化された状態に変更された後、PDN接続要求をMMEに送信するようにさらに構成され、PDN接続要求は、データタイプAPNを搬送して、MMEがデータタイプAPNに従ってデータベアラを確立するようにする。
【0036】
第9の態様、または第9の態様の第1の可能な実装手法を参照すると、第9の態様の第2の可能な実装手法において、端末が国際ローミング状態にあるとき、データスイッチは、データトラフィックスイッチおよび国際ローミングスイッチを含み、
プロセッサは、データトラフィックスイッチのステータスまたは国際ローミングスイッチのステータスのうちの少なくとも1つを検出するようにさらに構成され、トランシーバは、データトラフィックスイッチのステータスが有効化された状態から無効化された状態に変更された後、または国際ローミングスイッチのステータスが有効化された状態から無効化された状態に変更された後、公衆データネットワークPDN切断要求をモビリティ管理エンティティMMEに送信するように構成される。
【0037】
第9の態様の第1の可能な実装手法、または第9の態様の第2の可能な実装手法を参照すると、第9の態様の第3の可能な実装手法において、トランシーバは、データトラフィックスイッチのステータスが無効化された状態から有効化された状態に変更された後、かつ国際ローミングスイッチのステータスが無効化された状態から有効化された状態に変更された後、PDN接続要求をMMEに送信するようにさらに構成される。
【0038】
第9の態様、または第9の態様の第1の可能な実装手法を参照すると、第9の態様の第4の可能な実装手法において、端末が非国際ローミング状態にあるとき、データスイッチは、データトラフィックスイッチを含み、
プロセッサは、データトラフィックスイッチのステータスを検出するようにさらに構成され、トランシーバは、データトラフィックスイッチのステータスが有効化された状態から無効化された状態に変更された後、公衆データネットワークPDN切断要求をモビリティ管理エンティティMMEに送信するように構成される。
【0039】
第9の態様の第1の可能な実装手法、または第9の態様の第4の可能な実装手法を参照すると、第9の態様の第5の可能な実装手法において、トランシーバは、データトラフィックスイッチのステータスが無効化された状態から有効化された状態に変更された後、PDN接続要求をMMEに送信するようにさらに構成される。
【0040】
第10の態様の態様によれば、本発明の実施形態は、データ処理モビリティ管理エンティティであって、
端末により送信された公衆データネットワークPDN切断要求を受信するように構成されたトランシーバであって、PDN切断要求は、データ領域アクセスポイント名APNに対応するデータベアラに関する情報を搬送する、トランシーバと、
PDN切断要求に従って、APNに対応するデータベアラを削除するように構成されたプロセッサと
を含むデータ処理モビリティ管理エンティティを提供する。
【0041】
第10の態様を参照すると、第10の態様の第1の可能な実装手法において、トランシーバは、端末により送信されたPDN接続要求を受信するようにさらに構成され、PDN接続要求は、データタイプAPNを搬送し、プロセッサは、データタイプAPNに従ってデータベアラを確立するようにさらに構成される。
【0042】
第11の態様によれば、本発明の実施形態は、データ処理端末であって、
データスイッチのステータスを決定することであって、ステータスは、無効化された状態または有効化された状態を含む、決定することと、データスイッチが無効化された状態にあるとき、アタッチ要求において搬送される暗号化オプション伝送識別子を第1のプリセット値に設定することであって、第1のプリセット値に設定された暗号化オプション伝送識別子は、データスイッチが無効化された状態にあることを示すために使用される、設定することと、データスイッチが有効化された状態にあるとき、暗号化オプション伝送識別子を第2のプリセット値に設定することであって、第2のプリセット値に設定された暗号化オプション伝送識別子は、データスイッチが有効化された状態にあることを示すために使用される、設定することとを行うように構成されたプロセッサと、
アタッチ要求をモビリティ管理エンティティMMEに送信することと、MMEにより送信された暗号化オプション要求を受信することであって、暗号化オプション伝送識別子が第1のプリセット値であることをMMEが検出したとき、暗号化オプション要求が端末に送信され、暗号化オプション要求は、アタッチ手順においてベアラを確立するために必要とされるインターネットプロトコルIPマルチメディアサブシステムIMSアクセスポイント名APNを、端末から取得するために使用される、受信することと、IMS APNをMMEに送信して、MMEがIMS APNに従って音声ベアラを確立するようにすることとを行うように構成されたトランシーバと、
を含むデータ処理端末を提供する。
【0043】
第11の態様を参照すると、第11の態様の第1の可能な実装手法において、端末が国際ローミング状態にあるとき、データスイッチは、データトラフィックスイッチおよび国際ローミングスイッチを含み、プロセッサは、データトラフィックスイッチのステータスまたは国際ローミングスイッチのステータスのうちの少なくとも1つを決定し、データトラフィックスイッチが無効化された状態にあるとき、または国際ローミングスイッチが無効化された状態にあるとき、アタッチ要求において搬送される暗号化オプション伝送識別子を第1のプリセット値に設定し、データトラフィックスイッチが有効化された状態にあるとき、かつ国際ローミングスイッチが有効化された状態にあるとき、暗号化オプション伝送識別子を第2のプリセット値に設定するようにさらに構成される。
【0044】
第11の態様を参照すると、第11の態様の第2の可能な実装手法において、端末が非国際ローミング状態にあるとき、データスイッチは、データトラフィックスイッチを含み、プロセッサは、データトラフィックスイッチのステータスを決定し、データトラフィックスイッチが無効化された状態にあるとき、アタッチ要求において搬送される暗号化オプション伝送識別子を第1のプリセット値に設定し、データトラフィックスイッチが有効化された状態にあるとき、暗号化オプション伝送識別子を第2のプリセット値に設定するようにさらに構成される。
【0045】
第11の態様、または第11の態様の可能な実装手法のいずれか1つを参照すると、第11の態様の第3の可能な実装手法において、トランシーバは、PDN接続要求をMMEに送信するようにさらに構成され、PDN接続要求は、データタイプAPNを搬送して、MMEがデータタイプAPNに従ってデータベアラを確立するようにする。
【0046】
第12の態様によれば、本発明の実施形態は、データ処理モビリティ管理エンティティであって、
端末により送信されたアタッチ要求を受信することであって、アタッチ要求は、暗号化オプション伝送識別子を搬送し、端末のデータスイッチが無効化された状態にあるとき、暗号化オプション伝送識別子は第1のプリセット値であり、端末のデータスイッチが有効化された状態にあるとき、暗号化オプション伝送識別子は第2のプリセット値である、受信することと、暗号化オプション伝送識別子が第1のプリセット値であることをMMEが検出したとき、暗号化オプション要求を端末に送信することであって、暗号化オプション要求は、アタッチ手順においてベアラを確立するために必要とされるインターネットプロトコルIPマルチメディアサブシステムIMSアクセスポイント名APNを、端末から取得するために使用される、送信することと、端末により送信されたIMS APNを受信することとを行うように構成されたトランシーバと、
IMS APNに従って音声ベアラを確立することを行うように構成されたプロセッサと
を含むデータ処理モビリティ管理エンティティを提供する。
【0047】
第12の態様を参照すると、第12の態様の第1の可能な実装手法において、トランシーバは、端末により送信されたPDN接続要求を受信するようにさらに構成され、PDN接続要求は、データタイプAPNを搬送し、
プロセッサは、データタイプAPNに従ってデータベアラを確立するようにさらに構成される。
【0048】
第13の態様によれば、本発明の実施形態は、第9の態様による端末と第10の態様によるモビリティ管理エンティティとを含むデータ処理システムを提供する。
【0049】
第14の態様によれば、本発明の実施形態は、第11の態様による端末と第12の態様によるモビリティ管理エンティティとを含むデータ処理システムを提供する。
【0050】
一態様において、本発明の実施形態は、データ処理方法、装置、端末、モビリティ管理エンティティ、およびシステムを提供する。本発明において、端末はデータスイッチのステータスを検出する。データスイッチが有効化から無効化に変更されたとき、それは、端末がネットワークとのデータ領域データ伝送を行う必要がないことを示す。この場合、端末は、データ領域APNに対応するデータベアラに関する情報を搬送するPDN切断要求を、モビリティ管理エンティティMMEに送信する。PDN切断要求を受信した後、MMEは、ベアラ削除手順を実行して、データ領域APNに対応するデータベアラを削除する。このようにして、データスイッチが無効化された後、端末は、PDN切断要求をMMEに送信して、MMEがデータベアラ削除手順を実行する、すなわち、端末とネットワークの間のデータ伝送を行うためのチャネルを削除するようにし、そうすることで、端末とネットワークの間でデータ領域データ伝送がもはや行われないようにして、データ伝送リソースを浪費すること、および端末のユーザに不必要な損失をもたらすことを回避する。
【0051】
別の態様において、本発明の実施形態は、データ処理方法、装置、端末、モビリティ管理エンティティ、およびシステムを提供する。本発明において、端末は、最初に、データスイッチが無効化された状態にあるかどうかを決定し、データスイッチが無効化された状態にあるとき、アタッチ要求において搬送される暗号化オプション伝送識別子を、データスイッチが無効化された状態にあることを示すために使用される第1のプリセット値に設定し、データスイッチが有効化された状態にあるとき、暗号化オプション伝送識別子を、データスイッチが有効化された状態にあることを示すために使用される第2のプリセット値に設定し、次いで、アタッチ要求をMMEに送信する。暗号化オプション伝送識別子を搬送し端末により送信されたアタッチ要求を受信した後、MMEは、暗号化オプション伝送識別子の値を検出し、暗号化オプション伝送識別子が第1のプリセット値であるとき、暗号化オプション要求を端末に送信して、アタッチ手順においてベアラを確立するために必要とされるIMS APNを、端末から取得する。MMEにより送信された暗号化オプション要求を受信した後、端末は、IMS APNをMMEに送信する。MMEは、受信されたIMS APNに従って音声ベアラを確立する。このようにして、データスイッチが無効化された状態にあるとき、端末は、アタッチ要求において搬送される暗号化オプション伝送識別子を、データスイッチが無効化された状態にあることを示すために使用される第1のプリセット値に設定して、このアタッチ手順においてベアラを確立するために必要とされるAPNがIMS APNであることを示す。端末からIMS APNを取得した後、MMEは音声ベアラを確立する。ベアラを確立するために必要とされるAPNがIMS APNであり、MMEはIMS APNを使用することによってデータベアラを確立することができないので、端末とネットワークの間のデータ伝送を行うためのチャネルが確立されることができず、そうすることで、端末とネットワークの間でデータ領域データ伝送が行われないようにして、データ伝送リソースを浪費すること、および端末のユーザに不必要な損失をもたらすことを回避する。