(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6446921
(24)【登録日】2018年12月14日
(45)【発行日】2019年1月9日
(54)【発明の名称】カントリーエレベータにおける穀物貯蔵サイロ及び生穀物の品質保持方法
(51)【国際特許分類】
A01F 25/00 20060101AFI20181220BHJP
A23B 9/00 20060101ALI20181220BHJP
【FI】
A01F25/00 E
A23B9/00
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-176533(P2014-176533)
(22)【出願日】2014年8月29日
(65)【公開番号】特開2016-49057(P2016-49057A)
(43)【公開日】2016年4月11日
【審査請求日】2017年6月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001812
【氏名又は名称】株式会社サタケ
(74)【代理人】
【識別番号】100158702
【弁理士】
【氏名又は名称】岡野 卓也
(72)【発明者】
【氏名】中本 昭彦
(72)【発明者】
【氏名】湯川 琢至
(72)【発明者】
【氏名】中上 信一
【審査官】
中村 圭伸
(56)【参考文献】
【文献】
特開平04−183322(JP,A)
【文献】
特開平07−083562(JP,A)
【文献】
特開昭51−124558(JP,A)
【文献】
特開平05−184237(JP,A)
【文献】
特開平03−124627(JP,A)
【文献】
特開平04−278022(JP,A)
【文献】
特開昭55−084704(JP,A)
【文献】
独国特許出願公開第1756845(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01F 25/00 − 25/22
A23B 7/00 − 9/34
A23L 3/36 − 3/54
B02B 1/00 − 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カントリーエレベータにおける穀物貯蔵サイロであって、
複数の本サイロに囲まれる空間に間隙サイロを設けてなる穀物貯蔵サイロにおいて、
前記間隙サイロに減圧手段を接続し、前記間隙サイロを減圧可能とするとともに、
前記複数の本サイロの外側には空気層を有するサイロ壁が形成されてなり、放射冷却により温度が低下した前記空気層の空気を前記間隙サイロに吸気可能とすることを特徴とするカントリーエレベータにおける穀物貯蔵サイロ。
【請求項2】
前記本サイロは円筒状の側壁を有し、前記間隙サイロは前記本サイロの側壁に沿って内側へ湾曲する形状の側壁を有する請求項1記載のカントリーエレベータにおける穀物貯蔵サイロ。
【請求項3】
カントリーエレベータにおける生穀物の品質保持方法であって、
複数の本サイロに囲まれる空間に間隙サイロを設けてなる穀物貯蔵サイロを利用する生穀物の品質保持方法において、
前記間隙サイロには減圧手段が接続されてなり、
前記生穀物を前記間隙サイロに貯留し、前記間隙サイロを前記減圧手段によって減圧することで前記生穀物の穀温を低下させ、前記生穀物の品質を保持するとともに、
前記複数の本サイロの外側には空気層を有するサイロ壁が形成されてなり、放射冷却により温度が低下した前記空気層の空気を前記間隙サイロに吸気することで前記生穀物の穀温を低下させ、前記生穀物の品質を保持することを特徴とするカントリーエレベータにおける生穀物の品質保持方法。
【請求項4】
前記生穀物の品質保持中は、前記間隙サイロを減圧し、該減圧した状態を一定時間維持した後に、前記間隙サイロを大気圧に戻して換気を行い、再度前記間隙サイロを減圧することを繰り返す請求項3記載のカントリーエレベータにおける生穀物の品質保持方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カントリーエレベータにおける穀物貯蔵サイロ及びカントリーエレベータにおける生穀物の品質保持方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、カントリーエレベータは周知である(例えば、特許文献1を参照。)。
特許文献1に記載されたカントリーエレベータにおいて、収穫された穀物は、荷受ホッパに投入され、粗選機により夾雑物が選別除去されると共に荷受計量機により計量された後、穀物搬入コンベアにより貯留ビンに投入される。
【0003】
そして、前記貯留ビンに投入された穀物は、送風機により該貯留ビンの下から上へ向けて通風されつつ、その日に収穫されたものが乾燥機へ移送されるまでの間、当該貯留ビンで貯留される。
【0004】
特許文献1に記載されたカントリーエレベータによれば、荷受けされた穀物を前記貯留ビンで貯留することにより、前記穀物が乾燥機に移送される迄の間、当該穀物の品質を確保することができる。
【0005】
しかしながら、前記貯留ビンは、荷受けされた穀物を一時的に貯留するものであり、荷受量の変動に対応するために小さなものが多数設置されることが一般的である。
そのため、特許文献1に記載されたカントリーエレベータは、前記貯留ビンを設置するための広い設置スペースを必要とする問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−6590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、貯留ビンにかわる設備として、既存の設備を利用するものであって、生穀物を貯留し品質を保持することができるカントリーエレベータの穀物貯蔵サイロを提供することを目的とする。
また、本発明は、生穀物を前記穀物貯蔵サイロの間隙サイロに貯留して品質を保持するカントリーエレベータにおける生穀物の品質保持方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明は、
カントリーエレベータにおける穀物貯蔵サイロであって、
複数の本サイロに囲まれる空間に間隙サイロを設けてなる穀物貯蔵サイロにおいて、
前記間隙サイロに減圧手段を接続し、前記間隙サイロを減圧可能とする
とともに、
前記複数の本サイロの外側には空気層を有するサイロ壁が形成されてなり、放射冷却により温度が低下した前記空気層の空気を前記間隙サイロに吸気可能とすることを特徴とする。
【0009】
本発明は、前記本サイロが円筒状の側壁を有し、前記間隙サイロが前記本サイロの側壁に沿って内側へ湾曲する形状の側壁を有することが好ましい。
【0011】
また、上記目的を達成するため、本発明は、
カントリーエレベータにおける生穀物の品質保持方法であって、
複数の本サイロに囲まれる空間に間隙サイロを設けてなる穀物貯蔵サイロを利用する生穀物の品質保持方法において、
前記間隙サイロには減圧手段が接続されてなり、
前記生穀物を前記間隙サイロに貯留し、前記間隙サイロを前記減圧手段によって減圧することで前記生穀物の穀温を低下させ、前記生穀物の品質を保持することを特徴とする。
【0012】
本発明は、前記複数の本サイロの外側に空気層を有するサイロ壁が形成されてなり、放射冷却により温度が低下した前記空気層の空気を前記間隙サイロに吸気す
る。
【0013】
本発明は、前記生穀物の品質保持中は、前記間隙サイロを減圧し、該減圧した状態を一定時間維持した後に、前記間隙サイロを大気圧に戻して換気を行い、再度前記間隙サイロを減圧することを繰り返すことが好ましい。
【発明の効果】
【0014】
本発明のカントリーエレベータにおける穀物貯蔵サイロは、間隙サイロに減圧手段を接続してなるので、前記間隙サイロを前記減圧手段によって減圧することで、前記間隙サイロに貯留した生穀物の穀温を低下させ、前記生穀物の品質を保持することができる。
【0015】
また、本発明は、既存の設備である穀物貯蔵サイロを利用して、荷受けした生穀物の品質を保持することができるので、貯留ビンを利用する場合のように広い設置スペースを必要としない。
【0016】
本発明のカントリーエレベータにおける穀物貯蔵サイロは、本サイロが円筒状の側壁を有し、前記間隙サイロが前記本サイロの側壁に沿って内側へ湾曲する形状の側壁を有することとすれば、前記間隙サイロが減圧に耐え得る強い構造となる。
【0017】
本発明のカントリーエレベータにおける穀物貯蔵サイロは、前記複数の本サイロの外側に空気層を有するサイロ壁が形成されてなり
、放射冷却により温度が低下した前記空気層の空気を前記間隙サイロ内に吸気
可能とすることで、前記生穀物の穀温を低下させることができるため、低コストで品質保持機能を強化することができる、また、外気を前記間隙サイロ内に吸気することで、乾燥前等に前記生穀物の穀温を上昇させることができる。
【0018】
また、本発明のカントリーエレベータにおける生穀物の品質保持方法によれば、既存の設備である、複数の本サイロに囲まれる空間に間隙サイロを設けてなる穀物貯蔵サイロを利用して、生穀物の品質を保持するので、貯留ビンを利用する場合のように広い設置スペースを必要としない。
【0019】
本発明のカントリーエレベータにおける生穀物の品質保持方法は、前記複数の本サイロの外側に空気層を有するサイロ壁が形成されてなり、放射冷却により温度が低下した前記空気層の空気を前記間隙サイロに吸気すること
で、前記生穀物の穀温を低下させることができるため、低コストで品質保持機能を強化することができる。
【0020】
本発明のカントリーエレベータにおける生穀物の品質保持方法は、前記生穀物の品質保持中は、前記間隙サイロを減圧し、該減圧した状態を一定時間維持した後に、前記間隙サイロを大気圧に戻して換気を行い、再度前記間隙サイロを減圧することを繰り返すこととすれば、前記生穀物の品質を適切に管理することができる。
【0021】
また、本発明のカントリーエレベータにおける生穀物の品質保持方法は、前記間隙サイロから前記生穀物を排出する前に前記間隙サイロを大気圧に戻すこととすれば、前記排出時における前記生穀物のブリッジを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本発明の実施の形態におけるカントリーエレベータの平面模式図。
【
図2】
図1のカントリーエレベータにおける穀物貯蔵サイロの概略平面図。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態におけるカントリーエレベータの平面模式図を示す。
本発明の実施の形態において、建屋1内には、荷受けホッパ2、粗選装置3、前記荷受けホッパ2と前記粗選装置3を接続する揚穀機4が配設されている。また、前記建屋1内には、前記粗選装置3に隣接して乾燥機5が配設され、さらに籾摺・精選装置6が配設されている。
【0024】
本発明の実施の形態において、前記建屋1の一側には、穀物貯蔵サイロ15のサイロ群が設置されている。
前記穀物貯蔵サイロ15は、6つの本サイロ7A〜7Fと、該6つの本サイロ7A〜7Fに囲まれる空間に設けられる2つの間隙サイロ8A,8Bを有している。
【0025】
前記穀物貯蔵サイロ15の上部には、前記本サイロ7A〜7F及び前記間隙サイロ8A,8Bの各投入口に接続される図示しない投入用コンベアが設けられ、前記建屋1と前記穀物貯蔵サイロ15の間には、前記投入用コンベアの始端側に接続されるサイロ用揚穀機10が配設されている。
【0026】
また、前記穀物貯蔵サイロ15の下部であってスカート部内には、前記本サイロ7A〜7F及び前記間隙サイロ8A,8Bの各排出口に接続される図示しない取出用コンベアが配設される。
【0027】
そして、前記取出用コンベアは、前記建屋1内の揚穀機13に接続され、前記揚穀機13は、上部吐出側が分岐して前記サイロ用揚穀機10と前記乾燥機5に接続されている。
【0028】
図2は、
図1のカントリーエレベータにおける穀物貯蔵サイロの説明図であって概略平面図を示す。ここでは、本サイロ7Dが図示省略された状態を示す。
図3は、
図2のA−A断面図を示す。
本発明の実施の形態における穀物貯蔵サイロ15において、前記本サイロ7A〜7Fは、鋼板により形成される円筒状の側壁18を有している。また、前記間隙サイロ8A,8Bは、鋼板により形成され、前記本サイロ7A〜7Fの円筒状の側壁18に沿って内側へ湾曲する形状の側壁19を有している。
【0029】
前記穀物貯蔵サイロ15は、隣接する前記本サイロ7A〜7Fが繋ぎ鋼板20により互いに連結され一体に組み付けられて、前記間隙サイロ8A,8Bとともにサイロ群を構成する。
【0030】
そして、前記サイロ群の外側、即ち前記本サイロ7A〜7Fの側壁18及び前記繋ぎ板20の外側には、
図3におけるB部拡大図に示すように発泡ウレタンやグラスウール等の断熱材21が設けられ、空気層22となる空間を介して鉄板24が被覆され、サイロ壁23が形成されている。
【0031】
前記サイロ群のスカート部11内には、真空ポンプ25が配設されており、前記真空ポンプ25はフィルタ26及び吸気バルブ27を介して吸気用配管28により一方の前記間隙サイロ8Aの下部に接続されている。また、前記真空ポンプ25は、排気バルブ29を介して排気用配管30により外部に連絡している。
【0032】
他方、前記サイロ群の上方には、前記サイロ壁23に形成される空気層22の上部と連絡する吸気用配管31が配設されており、前記吸気用配管31は、吸気バルブ32を介して一方の前記間隙サイロ8Aの上部に接続されている。また、前記吸気用配管31には、外気と連絡する分岐配管33が吸気バルブ34を介して連結されている。
なお、他方の間隙サイロ8Bについても同様に、真空ポンプ25や吸気用配管
等の構成を備えるが、ここでは図示説明を省略する。
【0033】
次に、本発明の実施の形態におけるカントリーエレベータにおいて、生穀物の品質を保持する方法について説明する。
本発明の実施の形態におけるカントリーエレベータにおいて、荷受けホッパ2で荷受けした生籾等の生穀物は、粗選装置3により粗選・計量された後、サイロ用揚穀機10と投入用コンベアを経て投入口9から間隙サイロ8A,8Bに投入され貯留される。
【0034】
前記間隙サイロ8A,8Bに貯留された生穀物は、前記間隙サイロ8A,8Bを真空ポンプ25によって減圧することで穀温が低下して品質が保持される。
【0035】
そして、前記生穀物は、前記乾燥機5が空く迄の間、品質が保持された状態で前記間隙サイロ8A,8Bに貯留された後、排出口12から排出され、前記取出用コンベアと揚穀機13を経て前記乾燥機5に移送される。
【0036】
ここで、前記生穀物の品質保持中は、以下(1)〜(4)の工程を繰り返すことが好ましい。
(1)前記間隙サイロ8A,8Bを前記真空ポンプ25で吸引し、約0.02〜0.03MPa(2000〜3000mmAq)の減圧状態とする。そして、前記間隙サイロ8A,8Bに設置する圧力計の設定値の範囲内で前記真空ポンプ25を起動・停止させながら前記間隙サイロ8A,8Bの減圧状態を維持する。
【0037】
(2)前記間隙サイロ8A,8Bの減圧状態を一定時間維持した後は、前記吸気バルブ32を開放して大気圧に戻す。
(3)前記吸気バルブ30を開放した状態で前記真空ポンプ25を数分間運転し、前記間隙サイロ8A,8B内を換気する。
【0038】
(4)前記吸気バルブ30を閉じて前記真空ポンプ25を起動させ、上記(1)の状態にする。
前記生穀物の品質保持中に上記(1)〜(4)の工程を繰り返すことで、前記間隙サイロ8A,8Bに貯留された前記生穀物の品質を適切に管理することができる。
【0039】
なお、前記生穀物を前記間隙サイロ8A,8Bから排出する前に、前記吸気バルブ32を開放して前記間隙サイロ8A,8Bを大気圧に戻すこととすれば、排出時における前記生穀物のブリッジを防止することができる。
【0040】
前記間隙サイロ8A,8Bには、前記吸気用配管31から前記サイロ壁23における空気層22の空気と外気とを適宜切り換えて吸気することができる。
【0041】
例えば、放射冷却により温度が低下した前記空気層22の空気を前記間隙サイロ8A,8Bに吸気することとすれば、前記生穀物の穀温を低下させることができるために、低コストで品質保持機能を強化することができる。また、外気を前記間隙サイロ8A,8Bに吸気することとすれば、乾燥前等に前記生穀物の穀温を上昇させることができる。
【0042】
本発明の実施の形態において、前記穀物貯蔵サイロ15は、間隙サイロ8A,8Bに真空ポンプ25を接続してなるので、前記真空ポンプ25によって前記間隙サイロ8A,8Bを減圧することで、該間隙サイロ8A,8Bに貯留した生穀物の穀温を低下させ、前記生穀物の品質を保持することができる。
【0043】
また、本発明の実施の形態において、カントリーエレベータは、荷受けした生穀物が乾燥機に移送される迄の間、既存の設備である穀物貯蔵サイロ15を利用して前記生穀物を貯留し品質を保持することができるので、貯留ビンを利用する場合のように広い設置スペースを必要としない。
【0044】
さらに、本発明の実施の形態において、前記穀物貯蔵サイロ15は、本サイロ7A〜7Fが円筒状の側壁18を有し、前記間隙サイロ8A,8Bが前記本サイロ7A〜7Fの側壁に沿って内側へ湾曲する形状の側壁19を有するので、減圧手段が接続される前記間隙サイロ8A,8Bが減圧に耐え得る強い構造となる。
【0045】
なお、本発明の実施の形態において、前記間隙サイロ8A,8Bに貯留された生穀物内部の水分は、減圧により前記生穀物の表面側へ移動するので、乾燥機5における乾燥効率の向上が期待できる。
【0046】
本発明は、上記実施の形態に限るものでなく、発明の範囲を逸脱しない限りにおいてその構成を適宜変更できることはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明は、既存設備であるカントリーエレベータの穀物貯蔵サイロを利用して生穀物の品質を保持することができるため、極めて有用である。
【符号の説明】
【0048】
1 建屋
2 荷受けホッパ
3 粗選装置
4 揚穀機
5 乾燥機
6 籾摺・精選装置
7A〜7F 本サイロ
8A,8B 間隙サイロ
9 投入口
10 サイロ用揚穀機
11 スカート部
12 排出口
13 揚穀機
15 穀物貯蔵サイロ
18 側壁(本サイロ)
19 側壁(間隙サイロ)
20 繋ぎ鋼板
21 断熱材
22 空気層
23 サイロ壁
24 鉄板
25 真空ポンプ
26 フィルタ
27 吸気バルブ
28 吸気用配管
29 排気バルブ
30 排気用配管
31 吸気用配管
32 吸気バルブ
33 分岐配管
34 吸気バルブ