特許第6447904号(P6447904)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6447904-ペット用姿勢保持台 図000002
  • 特許6447904-ペット用姿勢保持台 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6447904
(24)【登録日】2018年12月14日
(45)【発行日】2019年1月9日
(54)【発明の名称】ペット用姿勢保持台
(51)【国際特許分類】
   A01K 15/02 20060101AFI20181220BHJP
【FI】
   A01K15/02
【請求項の数】10
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-203173(P2014-203173)
(22)【出願日】2014年10月1日
(65)【公開番号】特開2016-67332(P2016-67332A)
(43)【公開日】2016年5月9日
【審査請求日】2017年1月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000505
【氏名又は名称】アロン化成株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002778
【氏名又は名称】特許業務法人IPシーガル
(74)【代理人】
【識別番号】100069903
【弁理士】
【氏名又は名称】幸田 全弘
(74)【代理人】
【識別番号】100101166
【弁理士】
【氏名又は名称】斎藤 理絵
(74)【代理人】
【識別番号】100157509
【弁理士】
【氏名又は名称】小塩 恒
(72)【発明者】
【氏名】山田 薫
(72)【発明者】
【氏名】木谷 隆夫
【審査官】 中村 圭伸
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3141836(JP,U)
【文献】 特開2007−022503(JP,A)
【文献】 特開2003−018931(JP,A)
【文献】 特開2005−323553(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3191888(JP,U)
【文献】 特開2015−221017(JP,A)
【文献】 特開2014−135929(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0206243(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01K 1/00− 3/00
A01K 11/00−29/00
A47D 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペットの頭部載置部、胴部載置部および臀部載置部からなる姿勢保持主体と、前記胴部載置部の左右に配置される保護部材とから構成され、
前記姿勢保持主体は、少なくとも頭部載置部と胴部載置部とが分離可能であり、
前記保護部材は、それぞれの上部が前記胴部載置部の上部に突出する状態で、前記胴部載置部の左右に、分離可能に設けられていること
を特徴とするペット用姿勢保持台。
【請求項2】
前記姿勢保持主体は、
前記胴部載置部、頭部載置部および臀部載置部を個々に分離可能としたこと
を特徴とする請求項1に記載のペット用姿勢保持台。
【請求項3】
前記姿勢保持主体は、
その頭部載置部が、ペットの頭部を胴部より上方に位置するよう構成されていること
を特徴とする請求項1又は2に記載のペット用姿勢保持台。
【請求項4】
前記頭部載置部、胴部載置部、臀部載置部および左右の保護部材は、
布製カバーで覆われた弾性を有する合成樹脂材からなること
を特徴とする請求項1又は2に記載のペット用姿勢保持台。
【請求項5】
前記姿勢保持主体は、
前記頭部載置部が、
面ファスナによって、胴部載置部と分離可能に構成されていること
を特徴とする請求項1又は2に記載のペット用姿勢保持台。
【請求項6】
前記個々に独立した胴部載置部、頭部載置部、臀部載置部および左右の保護部材は、
面ファスナによって一体化させること
を特徴とする請求項2に記載のペット用姿勢保持台。
【請求項7】
前記姿勢保持主体および左右の保護部材は、
いずれも高さ調整が可能に構成されていること
を特徴とする請求項1に記載のペット用姿勢保持台。
【請求項8】
前記姿勢保持主体は、
個々の分離可能な前記載置部の上面に、それぞれクッションシートが着脱自在に装着されていること
を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のペット用姿勢保持台。
【請求項9】
前記クッションシートは、
伸縮性を有する袋部材内に、樹脂製のビーズ材又は低反発ウレタンフォームや低反発ジェルなどの低反発素材が充填されていること
を特徴とする請求項8に記載のペット用姿勢保持台。
【請求項10】
前記姿勢保持主体および左右の保護部材は、
いずれも洗濯可能な取替えカバー部材で被覆されていること
を特徴とする請求項1に記載のペット用姿勢保持台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、犬や猫などのペットを、一定の姿勢に保持させることのできるペット用姿勢保持台に関するものである。
より具体的には、老齢あるいは怪我などしているペットを、視界を保持しながら休息状態を保持させ、もしくは歩行活動などをさせることのできるペット用姿勢保持台に関するものである。
【背景技術】
【0002】
老齢で、あるいは傷病状態などで歩行活動などができないペットの介護に際して、床ずれを防止するペット用マットして、例えば、特開2005−323553号公報(特許文献1)がある。
この特許文献1に記載のペット用の寝床は、寝床本体に枕部を取り付けることにより、ペットが寝そべっている状態で頭部を楽な姿勢で枕部に乗せることができ、ペットが心地好く睡眠や休息できるものである。
【0003】
具体的には、床面部と周壁部によりペットが寝そべる寝床本体を構成し、ペットが寝床本体に寝そべっている状態で、ペットが楽な姿勢で頭部を乗せられる枕部を寝床本体に取り付けたもので、前記寝床本体は、床面部の上にクッション部材を備え、前記枕部は、ペットがクッション部材に寝そべっている状態の、クッション部材の座面よりも高くなる厚みを備えるように形成されている。
【0004】
さらに、特開2006−238761号公報(特許文献2)においては、管理者の負担を軽減しながらペットの床ずれを防止するペット用マットが提案されている。
このペット用マットは、柔軟性と保形性を備えたマットにペットの重みが作用すると、ペットを乗せた部位が折れ曲がるとともに、当該部位を境とする左右マットが持ち上がって、当該左右マットの左右マット面でペットを支えるように構成されている。
【0005】
さらに、特開2007−070535号公報(特許文献3)においては、犬などの四足動物の四足が萎えた場合に、休息、排泄などの生活活動が可能な動物用介護ベッドとリハビリ訓練用具を兼ねる動物介護用ベッドが提案されている。
【0006】
この特許文献3に記載の動物介護用ベッドは、四足動物(以下、動物と略称)が跨って身を預けることができるベッド本体と、高さ調整可能なベッド脚部と、動物のベッドからのズレ落ちを防止する保護部と、その結束具と、ベッド本体や保護部の開口部、さらにベッド脚部にも開口部を有し、かつ取り外し自在な排泄物回収具を有するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2005−323553号公報(請求項1,図5
【特許文献2】特開2006−238761号公報(請求項1,図3
【特許文献3】特開2007−070535号公報(請求項1,図1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前記特許文献1に記載のペット用枕は、ペットがリラックスした状態で安心してあごを含む頭部を預かられることを目的としたもので、老齢の、あるいは怪我などしているペットを、視界を保持しながら休息状態を保持させ、もしくは歩行活動などをさせること目的としたものではない。
【0009】
前記特許文献2に記載のペット用マットは、クッション材が充填されたマットの中央部を左右に二分割し、分割部にV字状の保持を構成し、当該V字状部にペットの重みが作用すると、前記分割部を中心に左右のマット部材の端縁部が持ち上がり、ペットの両側部を支えるようにしているので、寝たきりのペット専用で、自力で歩行が可能な余力を有するペットには利用できず、可搬性がないので、持ち運びが不自由なものである。
【0010】
前記特許文献3に記載の動物介護用ベッドは、ベッド本体内にペットを収容する構成が採用されているので、ペットは前記ベッド本体内での歩行しかすることができず、自由を大幅に規制されているので、ストレスがペットに作用し易く、体調を崩させる大きな要因を内在している。
【0011】
この発明はかかる現状に鑑み、ペットの視覚を十分に確保した状態で、頭部を含む体全体を安定した状態で保持してペットをリラックスさせることができ、局所的な圧迫感をなくし、伏臥状態のペットが不用意に保持台からズレ落ちることを防止することのできるペット用姿勢保持台の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記目的を達成するため、この発明のペット用姿勢保持台は、
ペットの頭部載置部、胴部載置部および臀部載置部からなる姿勢保持主体と、前記胴部載置部の左右に配置される保護部材とから構成され、
前記姿勢保持主体は、少なくとも頭部載置部と胴部載置部とが分離可能であり、
前記保護部材は、それぞれの上部が前記胴部載置部の上部に突出する状態で、前記胴部載置部の左右に、分離可能に設けられていること
を特徴とするものである。
【0013】
この発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載のペット用姿勢保持台において、
前記姿勢保持主体は、
前記胴部載置部、頭部載置部および臀部載置部を個々に分離可能としたこと
を特徴とするものである。
【0014】
この発明の請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載のペット用姿勢保持台において、
前記姿勢保持主体は、
その頭部載置部が、ペットの頭部を胴部より上方に位置するよう構成されていること
を特徴とするものである。
【0015】
この発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1又は2に記載のペット用姿勢保持台において、
前記頭部載置部、胴部載置部、臀部載置部および左右の保護部材は、
布製カバーで覆われた弾性を有する合成樹脂材からなること
を特徴とするものである。
【0016】
この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項1又は2に記載のペット用姿勢保持台において、
前記姿勢保持主体は、
前記頭部載置部が、
面ファスナによって、胴部載置部と分離可能に構成されていること
を特徴とするものである。
【0017】
この発明の請求項6に記載の発明は、
請求項2に記載のペット用姿勢保持台において
前記個々に独立した胴部載置部、頭部載置部、臀部載置部および左右の保護部材は、
面ファスナによって一体化させること
を特徴とするものである。
【0018】
この発明の請求項7に記載の発明は、
請求項1に記載のペット用姿勢保持台において、
前記姿勢保持主体および左右の保護部材は、
いずれも高さ調整が可能に構成されていること
を特徴とするものである。
【0019】
この発明の請求項8に記載の発明は、
請求項1〜7のいずれかに記載のペット用姿勢保持台において、
前記姿勢保持主体は、
個々の分離可能な前記載置部の上面に、それぞれクッションシートが着脱自在に装着されていること
を特徴とするものである。
【0020】
この発明の請求項9に記載の発明は、
請求項8に記載のペット用姿勢保持台において、
前記クッションシートは、
伸縮性を有する袋部材内に、樹脂製のビーズ材又は低反発ウレタンフォームや低反発ジェルなどの低反発素材が充填されていること
を特徴とするものである。
【0021】
この発明の請求項10に記載の発明は、
請求項1に記載のペット用姿勢保持台において、
前記姿勢保持主体および左右の保護部材は、
いずれも洗濯可能な取替えカバー部材で被覆されていること
を特徴とするものである。
【発明の効果】
【0022】
この発明にかかるペット用姿勢保持台は、胴部が載置可能な胴部載置部と、この胴部載置部の前部側に配置される頭部載置部と、前記胴部載置部の後部側に配置される臀部載置部および前記胴部載置部の左右の配置される、胴部が位置ズレすることを防止する保護部材とで構成されているので、ペットを前記姿勢保持主体上に体全体を腹這い状態で載せることができ、載せられたペットには局部的な圧迫感を与えることがないので、ペットがリラックス状態で休息や睡眠を取ることができる。
【0023】
特に、この発明のペット用姿勢保持台は、少なくとも前記頭部載置部と胴部載置部とを分離可能としているので、食事に際して頭部載置部を胴部載置部から分離させることによって、ペットは首部を自由に動かせるので、楽に飲食することができる。
【0024】
さらに、首部を自由に動かすことができることによって、ペットは飼い主や周囲に対し視線を自由に向けることができるので、食べ物が視界に入れば欲しがり、興味の対象になるものが出現すれば、視線を自在に移動させることができるなど、老齢化した、あるいは傷病中のペット自体に活力を与えることができる。
【0025】
さらにまた、前記胴部載置部の左右の端部に、それぞれ胴部が位置ズレすることを防止する保護部材を配置しているので、休息や睡眠時において、ペットが姿勢保持主体からズレ落ちる危険性がない。
【0026】
なお、前記個々の分離可能な載置部および左右の保護部材を、洗濯可能な取替えカバー部材で被覆することによって、汚損された場合、直ちに新しい取替えカバー部材に替えることによって、ペット用姿勢保持台を常に清潔な状態で維持でき、室内に不快な臭気が立つことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】この発明にかかるペット用姿勢保持台の一例を示す分解斜視図である。
図2図1に示すペット用姿勢保持台の使用状態の一例を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、この発明にかかるペット用姿勢保持台の実施例を、添付の図面に基づいて具体的に説明する。
なお、この発明は、以下の実施例にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を変更しない範囲内で種々変更を加えることができるものである。
【0029】
この発明のペット用姿勢保持台1は、図1に示すように、ペット(実施例においては犬)の胴部を載置する、縦長でかつ所要の幅を有する胴部載置部2と、前部側に配置する頭部載置部3と、後部側に配置する臀部載置部4および左右一対の保護部材5,5とで構成されるもので、前記頭部載置部3,胴部載置部2および臀部載置部4は同一線上に位置させ、前記胴部載置部2の左右に保護部材5,5を相対させて配置して姿勢保持主体とするものである。
【0030】
前記ペット用姿勢保持台1は、弾性を有するウレタンフォームなどからなる合成樹脂製材を布製のカバーで覆ったものである。
なお、前記各載置部および左右の保護部材は、図示しないが、いずれも洗濯可能な取替えカバー部材で被覆され、当該取替えカバー部材の所要個所に、前記各載置部を相互に連結させるための面ファスナが設けられているもので、添付の図面においては、取替えカバー部材は省略されている。
【0031】
前記胴部載置部2の左右の端部には、ペットの胴部が所定の範囲から位置ズレすることを防止するための左右一対の保護部材5,5を、それぞれの上部が胴部載置部2の上部に突出する状態で分離可能に設けられている。
なお、この実施例においては、前記胴部載置部2の上面は、全体が緩やかな凹状の円弧となるよう形成している。
【0032】
前記頭部載置部3は、前記胴部載置部2の前端に続いて上面を水平ないし穏やかな山状の円弧としたもので、ペットの頭部が安定して保持できるよう構成することが望ましい。
なお、脚部の長いペット用が使用する場合、図示しないが、前記頭部載置部3上に、別途アゴ載せ台を用いてもよい。
【0033】
前記臀部載置部4は、ペットの排泄器官が直接接触しない程度の長さとすることが好ましいが、取替えカバー部材(図示せず)を適宜使用することによって、排泄物などによる汚損を回避することができる。
【0034】
かかる胴部載置部2は,少なくとも頭部載置部3とは、相対する面にそれぞれ面ファスナF,Fを装着させ、当該面ファスナF同士を離接させることによって、一体化と分離をさせるものである。
したがって、前記頭部載置部2を胴部載置部3から分離することによって、ペットPは首部を自由に動かすことができ、特に、頭部を下げることが可能となる。
なお、前記胴部載置部2は、図1においては、臀部載置部4とも分離可能に示されているが、一体化させたものであってもよい。
【0035】
かかるペット用姿勢保持台1は、ペットの脚の長さに対応させるため、前記頭部載置部3,胴部載置部2,臀部載置部4および保護部材5,5の下部に、それぞれ高さ調節用の補助台2a,3a,4a,5aが用いることができる。
ペットの胴部には、前足から頭部に至る前胸部と、前足と後足の間の腹部がある。
通常は、前記胴部載置部2が胴部全体を支えるよう、前記各補助台を面ファスナで着脱してペットPの足が地に着かないように高さ調整するが、リハビリをさせる場合には足が地に着くように調整してもよい。
その場合、腹部は、胴部載置部2から浮いた状態になるが、前胸部は胴部載置部2に支えられている。
【0036】
なお、図中7は、一直線上に配置される前記頭部載置部3,胴部載置部2および臀部載置部4の上面を覆うクッションシートである。
このクッションシート7は、前記頭部載置部3に適用されるシート7aと、前記胴部載置部2に適用されるシート7bおよび前記臀部載置部4の上面に適用されるシート7cとから構成され、それぞれポリエステルなどの伸縮性を有する生地で構成した扁平な袋部材からなるもので、その内部には、低反発ウレタンフォームや低反発ジェルなどの低反発素材又はビーズ材が充填されたものである。
【0037】
前記構成のペット用姿勢保持台1は、使用による汚染に対応するため、図示しないが、取替えカバー部材を使用することが好ましい。
この取替えカバー部材は、それぞれシート7a,7b,7cを載せた頭部載置部3,胴部載置部2,臀部載置部4と、クッションシート7のない保護部材5を個別に覆うものであって、吸水および吸収機能を有し、かつ洗濯可能な、例えば、ポリエステル不織布で構成される。
なお、前記胴部載置部2と臀部載置部4とが一体の場合は、取替えカバー部材も胴部載置部2と臀部載置部4とを一緒に覆う。
【0038】
かかる構成からなるペット用姿勢保持台1は、図2に示すようにペットPをペット用姿勢保持台1上に腹這い状態で跨がせることによって、リラックスさせた状態で休息させることができる。
【0039】
さらに、前記ペット用姿勢保持台1は、図2に示すように、前記頭部載置部3を胴部載置部2から分離した状態で、ペットPを胴部載置部2上に跨がせ、胴部載置部2の前方に配膳台6を置けば、ペットPは、図2に示すように、少なくとも胴部載置部2および保護部材5,5によって安定した状態に保持され、飲食をすることができるものである。
【0040】
さらに、前記胴部載置部2,頭部載置部3、臀部載置部4からなる姿勢保持主体は、面ファスナFを使用して一体化させ使用するものである。
同時に、前記左右の保護部材5,5も、面ファスナFを利用して前記胴部載置部2の側面に装着して一体化させる。
さらにまた、前記各部材を洗濯可能な取替えカバー部材(図示せず)によって覆った場合は、各取替えカバー部材の外面に面ファスナFを使用する。
【0041】
なお、前記ペット用姿勢保持台1は、いずれも前後の長さおよび/または高さと、左右の幅が異なる胴部載置部2を適宜選択して使用することによって、大きさの異なるペットに使用することができる。
【0042】
かかるペット用姿勢保持台1は、いずれも高さ調節用の補助台2a,3a,4a,5aの厚みを変更することによって、さらには、所要の厚みの複数枚のマットを積層することによって、ペットPの体系に合わせて変更することができる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
この発明のペット用姿勢保持台は、犬以外であっても四足を有する動物であれば、利用することができるので、多くの愛玩動物に適用することができる。
【符号の説明】
【0044】
1 ペット用姿勢保持台
2 胴部載置部
2a 補助台
3 頭部載置部
3a 補助台
4 臀部載置部
4a 補助台
5 保護部材
5a 補助台
6 配膳台
7 クッションシート
7a シート
7b シート
7c シート
P ペット
図1
図2