特許第6448639号(P6448639)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6448639
(24)【登録日】2018年12月14日
(45)【発行日】2019年1月9日
(54)【発明の名称】テキスト選択方法、装置および端末
(51)【国際特許分類】
   G06F 17/24 20060101AFI20181220BHJP
   G06F 3/0484 20130101ALI20181220BHJP
   G06F 3/0488 20130101ALI20181220BHJP
   H04M 1/247 20060101ALI20181220BHJP
【FI】
   G06F17/24
   G06F3/0484 120
   G06F3/0488
   H04M1/247
【請求項の数】10
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2016-526412(P2016-526412)
(86)(22)【出願日】2014年1月28日
(65)【公表番号】特表2016-532941(P2016-532941A)
(43)【公表日】2016年10月20日
(86)【国際出願番号】CN2014071711
(87)【国際公開番号】WO2014154055
(87)【国際公開日】20141002
【審査請求日】2016年3月10日
【審判番号】不服2017-10812(P2017-10812/J1)
【審判請求日】2017年7月20日
(31)【優先権主張番号】201310296326.9
(32)【優先日】2013年7月15日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】511207729
【氏名又は名称】ゼットティーイー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シェ クン
【合議体】
【審判長】 佐藤 智康
【審判官】 渡邊 聡
【審判官】 相崎 裕恒
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−217998(JP,A)
【文献】 特開2004−152171(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F3/0484
G06F3/0488
G06F17/24
H04M1/247
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
テキスト選択方法であって、
テキスト選択モードにおいて、連続しない2つ以上のテキストブロックを選択することと、
操作アイコンがトリガされた場合のみ、テキスト選択モードを終了することと、
長押しされた領域がテキストブロック範囲にある場合、前記テキストブロック範囲のテキストブロックの選択を取り消すことと、
テキストブロック範囲における点が再度トリガされた場合、前記点に対応する内容の選択を取り消すことと、を含む、テキスト選択方法。
【請求項2】
前記操作アイコンは、テキスト処理アイコンまたはモード終了アイコンであることを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記2つ以上のテキストブロックを選択することは、
タッチスクリーンがトリガされた点の座標をリアルタイムに検出および記録し、前記座標点の集合に基づいてテキストブロックを選択することであることを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、
前記テキストブロックをマーキングすることを含むことを特徴とする
請求項1、2または3に記載の方法。
【請求項5】
テキスト選択装置であって、
テキスト選択モードにおいて、連続しない2つ以上のテキストブロックを選択するように構成されるテキストブロック選択ユニットと、
操作アイコンがトリガされた場合のみ、テキスト選択モードを終了するように構成されるモード終了ユニットと、
長押しされた領域がテキストブロック範囲にある場合、前記テキストブロック範囲のテキストブロックの選択を取り消すように構成されるテキストブロック取り消しユニットと、
テキストブロック範囲における点が再度トリガされた場合、前記点に対応する内容の選択を取り消すように構成される内容取り消しユニットと、を含む、テキスト選択装置。
【請求項6】
前記操作アイコンは、テキスト処理アイコンまたはモード終了アイコンであることを特徴とする
請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記テキストブロック選択ユニットは、タッチスクリーンがトリガされた点の座標をリアルタイムに検出および記録し、前記座標点の集合に基づいてテキストブロックを選択するように構成されることを特徴とする
請求項5に記載の装置。
【請求項8】
前記装置は、
前記テキストブロック選択ユニットにより選択されたテキストブロックをマーキングするように構成されるテキストブロックマーキングユニットをさらに含むことを特徴とする
請求項5、6または7に記載の装置。
【請求項9】
端末であって、
請求項5〜8のいずれか1項に記載のテキスト選択装置を含む、端末。
【請求項10】
コンピュータ記憶媒体であって、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法を実行するためのコンピュータ実行可能な命令を記憶している、コンピュータ記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチスクリーン端末技術に関し、特にテキスト選択方法、装置および端末に関する。
【背景技術】
【0002】
タッチスクリーン端末(例えばスマートフォン)に対して、従来のタッチ操作は内容閲覧(例えばウェブページ閲覧)に適しているが、内容加工および処理には適していない。例えば、閲覧されたウェブページから一つのセクションのテキストをコピーして友達と共有するために、iOSまたはAndroidのオペレーティングシステムを使用するタッチスクリーン端末に対して以下の操作を行う必要がある。
【0003】
テキスト領域を長押しすることで、テキスト選択モード進入命令を送信し、テキスト選択モードに進入し、テキスト領域に2つのカーソルが出現し、それぞれ始点カーソルと終点カーソルである。
【0004】
カーソルをドラッグし、始点カーソルと終点カーソルの位置を確定し、始点カーソルと終点カーソルの間のテキストが選択されたテキストであり、テキスト領域をタッチすると、テキスト選択モード終了命令を送信し、テキスト選択モードを終了し、選択されたテキストを取り消し且つテキストを再度選択できなく、テキスト領域を再度長押しして新たにテキスト選択モードに入らなければ、テキストを再度選択できない。
【0005】
操作アイコン(コピー、メッセージ送信などのアイコンを含む)をタッチすると、選択されたテキストに対して対応する操作を行う。
【0006】
上述した操作ジェスチャーの主な欠陥は、テキスト選択モードにおいて複数のセクションの連続しないテキストを選択できないことである。1枚の文章に合計の3つのセクションが含まれると仮定し、ユーザは、第一のセクションと第三のセクションをメールにコピーしたい場合、従来のメカニズムによれば3つのセクションを全部選択して、メールに貼り付けて第二のセクションを削除し、または、2回操作し、1回あたり1つのセクションをコピーしなければならない。どちらのモードでも、携帯端末での操作は非常に不便である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
これを鑑みて、従来の技術問題を解決するために、本発明の実施形態は、テキスト選択方法、装置および端末を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の実施形態によるテキスト選択方法は、
テキスト選択モードにおいて、連続しない2つ以上のテキストブロックを選択することと、
操作アイコンがトリガされた場合のみ、テキスト選択モードを終了することとを含む。
【0009】
ここで、前記操作アイコンは、テキスト処理アイコンまたはモード終了アイコンである。
【0010】
ここで、2つ以上のテキストブロックを選択することは、
タッチスクリーンがトリガされた点の座標をリアルタイムに検出および記録し、前記座標点の集合に基づいてテキストブロックを選択することである。
【0011】
ここで、前記方法は、
前記テキストブロックをマーキングすることを含む。
【0012】
ここで、前記方法は、
長押しされた領域がテキストブロック範囲にある場合、前記テキストブロックの選択を取り消すことを含む。
【0013】
ここで、前記方法は、
テキストブロック範囲における点が再度トリガされた場合、前記点に対応する内容の選択を取り消すことを含む。
【0014】
本発明の実施形態によるテキスト選択装置は、
テキスト選択モードにおいて、連続しない2つ以上のテキストブロックを選択するように構成されるテキストブロック選択ユニットと、
操作アイコンがトリガされた場合のみ、テキスト選択モードを終了するように構成されるモード終了ユニットとを含む。
【0015】
ここで、前記操作アイコンは、テキスト処理アイコンまたはモード終了アイコンである。
【0016】
ここで、前記テキストブロック選択ユニットは、具体的に、タッチスクリーンがトリガされた点の座標をリアルタイムに検出および記録し、前記座標点の集合に基づいてテキストブロックを選択するように構成される。
【0017】
ここで、前記装置は、
前記テキストブロック選択ユニットにより選択されたテキストブロックをマーキングするように構成されるテキストブロックマーキングユニットをさらに含む。
【0018】
ここで、前記装置は、
長押しされた領域がテキストブロック範囲にある場合、前記テキストブロックの選択を取り消すように構成されるテキストブロック取り消しユニットをさらに含む。
【0019】
ここで、前記装置は、
テキストブロック範囲における点が再度トリガされた場合、前記点に対応する内容の選択を取り消すように構成される内容取り消しユニットをさらに含む。
【0020】
本発明の実施形態による端末は、上述したいずれか一つのテキスト選択装置を含む。
【0021】
上記のことから、本発明の実施形態による技術的解決手段は、テキスト選択モードにおいて、連続しない2つ以上のテキストブロックを選択することと、操作アイコンがトリガされた場合のみ、テキスト選択モードを終了することとを含むことが分かる。テキスト領域をタッチすることでテキスト選択モード終了命令を送信しないので、テキスト選択モードにおいて2つのセクション以上の連続しないテキストを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の実施形態によるテキスト選択方法の実現プロセスを示す図である。
図2】本発明の実施形態によるテキスト選択モードにおけるインタフェースの構造構成を示す図である。
図3】本発明の実施形態による指移動軌跡の構造構成を示す図である。
図4】本発明の実施形態による選択されたテキストブロックの構造構成を示す図である。
図5】本発明の実施形態によるテキストにおける文字の構造構成を示す図である。
図6】本発明の実施形態によるテキストブロックを取り消す実現プロセスを示す図である。
図7】本発明の実施形態によるテキスト選択装置の構造構成を示す図である。
図8】本発明の実施形態による指移動軌跡の構造構成を示す図である。
図9】本発明の実施形態による選択されたテキストブロックの構造構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の実施形態によるテキスト選択方法は、図1に示すように、
テキスト選択モードにおいて、連続しない2つ以上のテキストブロックを選択するステップ101と、
操作アイコンがトリガされた場合のみ、テキスト選択モードを終了するステップ102とを含む。
【0024】
ここで、テキスト選択モードにおける可能なインターフェイスは、図2に示される。インターフェイスは、テキスト領域、スクロールバーの位置のような非テキスト領域、選択されたテキストに対する実行可能な操作オプションを表示し、若干の操作アイコン、例えばコピー、共有などのテキスト処理アイコン、およびモード終了アイコンを含むことができる操作領域から構成される。
【0025】
一つの実施形態において、2つ以上のテキストブロックを選択することは、
タッチスクリーンがトリガされた点の座標をリアルタイムに検出および記録し、前記座標点の集合に基づいてテキストブロックを選択することである。
【0026】
以下、具体的に1つのテキストブロックを確定するプロセスを説明する。
【0027】
ステップ1011において、指がスライドする場合、指のリアルタイムな位置座標が記録され、順次に配列A{[x,y]}に保存される。図3に示すように、指の位置座標がテキスト領域の左上隅を原点とし、X軸の右側へ向き、Y軸の下へ向き、第一の位置の座標が[x,y]であり、最後の位置の座標が[x,y]である。
【0028】
ステップ1012において、指の位置の座標に基づいて、スクリーンに指の移動軌跡をリアルタイムに描き出す。
【0029】
前記操作は、ユーザインターフェイス(User Interface:UI)プログラムによって実行されることができる。
【0030】
ステップ1013において、指がタッチスクリーンから離れる場合、前記座標集合に基づいて、選択されたテキストブロックの範囲を計算し、前記テキストブロックをマーキングする。
【0031】
ここで、前記テキストブロックを目立つ色でマーキングすることができる。
【0032】
ここで、テキストブロックの範囲は、図4に示され、前記操作は、UIプログラムによって実行されることができる。
【0033】
具体的には、以下のステップにより、選択されたテキストブロックの範囲を計算することができる。
【0034】
ステップ1013Aにおいて、座標集合Aからyの最小値yminと最大値ymaxを見つける。
【0035】
ステップ1013Bにおいて、それぞれ座標[x,ymin]、[x,ymax]に基づいて、選択されたテキストブロックの開始文字番号i1と終止文字番号i2を計算する。
【0036】
座標[x,y]で番号iを計算する式は以下のとおりである。
【0037】
i=floor(y÷(H+I))×NUM+floor(x÷(W+I))
説明を簡単にするために、前記式は、以下の仮定に基づいて得られる。
【0038】
テキストにおける各文字(白文字と句読点などを含む)の高さと幅が等しく、それぞれHとWであり、図5に示すように、各文字の間の距離がIであるが、行間の距離がIである。テキスト領域で、各行のテキストの数がNUMである。
【0039】
ステップ1013Cにおいて、開始文字番号i1と終止文字番号i2の間の文字(白文字と句読点を含む)が選択されたテキストブロックを構成する。
【0040】
テキストブロック情報は、UIプログラムによって保存され、その中に開始文字番号i1と終止文字番号i2が含まれ、そして前記テキストブロックをハイライト表示する。
【0041】
テキスト選択モードにおいて、ユーザは、指でテキスト領域の複数の部分にスライドすることができるが、UIプログラムが前記ステップ1011〜1013を繰り返して、複数の独立したテキストブロックの選択を実現する。
【0042】
一つの実施形態において、前記方法は、長押しされた領域がテキストブロック範囲にある場合、前記テキストブロックの選択を取り消すことを含む。
【0043】
実際の応用において、テキスト選択モードにおいて、ユーザは、選択されたテキストブロックを長押しすることなどで「テキストブロックを取り消す」オプションを呼び出して実行し、それによって一つのテキストブロックの選択を取り消すことができ、具体的に、図6に示すように、以下のステップを含むことができる。
【0044】
ステップ601において、ユーザが数秒長押ししたテキスト領域の座標[x,y]を取得する。
【0045】
ステップ602において、座標[x,y]に対応する文字の番号iを計算する。
【0046】
ステップ603において、i番目の文字が選択されたいずれか一つのテキストブロックに属するかどうかを判定する。
【0047】
判定基準は、開始文字番号、終止文字番号がそれぞれi1とi2であるテキストブロックに対して、i1<i<i2が成立するかどうかを判定することである。いずれか一つのテキストブロックに対して、前記基準が成立すると、iが一つのテキストブロックに属し、成立しなければ、いずれか一つのテキストブロックに属しない。
【0048】
ステップ604において、i番目の文字が選択されたいずれか一つのテキストブロックに属する場合、「テキストブロックを取り消す」オプションをポップアップする。
【0049】
ステップ605において、ユーザが「テキストブロックを取り消す」オプションをクリックした場合、iが存在するテキストブロックの選択状態を取り消し、その中に当該領域のハイライト表示を取り消すことが含まれ、かつi1とi2をメモリから削除する。
【0050】
一つの実施形態において、前記方法は、
テキストブロック範囲における点が再度トリガされた場合、前記点に対応する内容の選択を取り消すことを含む。
【0051】
ここで、指によってタッチされた座標に対応する領域が選択された内容である場合、当該座標に対応する内容の選択を取り消す。
【0052】
前記操作は、UIプログラムによって実行されることができる。
【0053】
本発明の実施形態によるテキスト選択装置は、図7に示すように、
テキスト選択モードにおいて、連続しない2つ以上のテキストブロックを選択するように構成されるテキストブロック選択ユニット701と、
操作アイコンがトリガされた場合のみ、テキスト選択モードを終了するようにテキスト選択モードを終了するようにモード終了ユニット702とを含む。
【0054】
一つの実施形態において、前記操作アイコンは、テキスト処理アイコンまたはモード終了アイコンである。
【0055】
一つの実施形態において、前記テキストブロック選択ユニット701は、具体的にタッチスクリーンがトリガされた点の座標をリアルタイムに検出および記録し、前記座標点の集合に基づいてテキストブロックを選択するように構成される。
【0056】
一つの実施形態において、前記装置は、前記テキストブロック選択ユニットにより選択されたテキストブロックをマーキングするように構成されるテキストブロックマーキングユニット703をさらに含む。
【0057】
一つの実施形態において、前記装置は、
長押しされた領域がテキストブロック範囲にある場合、前記テキストブロックの選択を取り消すように構成されるテキストブロック取り消しユニット704をさらに含む。
【0058】
一つの実施形態において、前記装置は、
テキストブロック範囲における点が再度トリガされた場合、前記点に対応する内容の選択を取り消すように構成される内容取り消しユニット705をさらに含む。
【0059】
具体的には、指によってタッチされた座標に対応する領域が選択された内容である場合、当該座標に対応する内容の選択を取り消す。
【0060】
前記各ユニットは、電子装置における中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor:DSP)またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field−Programmable Gate Array:FPGA)によって実現されることができる。
【0061】
本発明の実施形態による端末は、上述したテキスト選択装置を含む。
【0062】
以下、図8、9を参照して本発明の実施形態を説明する。本実施形態において、ユーザは、図8におけるA−B(第一のテキストブロック)とN−W(第二のテキストブロック)の2つのテキストブロックにおける合計の15個の文字を一回選択することができ、それらの間のF−Mが選択されない。
【0063】
本実施形態の主な原理、ステップは、以下の通りである。
【0064】
ステップAにおいて、現在のアプリケーション(例えばブラウザ)においてテキスト領域を長押しすると、アプリケーションがテキスト選択モードに進入する。
【0065】
ステップBにおいて、ユーザが指でスクリーンに選択すべき範囲内の文字を塗布するが、すべての文字が塗布されることを要求しなく、指の塗布軌跡がスクリーンに目立つ色で表示される。
【0066】
ステップCにおいて、指がタッチスクリーンのインターフェイスから離れる場合、塗布された文字のうち、最上かつ最左の文字と最右且つ左下の文字の間のすべての文字が選択され、一つのテキストブロックを構成し、ハイライト表示する。
【0067】
例えば、ユーザが文字Aに指を押して、文字Eまでにドラッグする後に指を持ち上げる場合、A−Eの5つの文字が選択され、図9に示すように、1番目のテキストブロック(第一のテキストブロック)を形成する。
【0068】
ユーザは、ステップ602−603を繰り返し、より多くのテキストブロックを選択することができる。例えば、ユーザが再度文字Nに指を押して、文字Wまでドラッグする後に指を持ち上げる場合、N−Wの10個の文字が選択され、図9に示すように、2番目の選択されたテキストブロック(第二のテキストブロック)を形成する。
【0069】
ユーザは、あるテキストブロックを長押ししてそれに対する選択を取り消すことができる。
【0070】
ユーザがテキスト領域の上のモード終了アイコンをクリックした場合、アプリケーション(例えばブラウザ)は、テキスト選択モードを終了する。
【0071】
ステップDにおいて、ユーザは、テキスト領域の上の「共有」、「コピー」などの操作アイコンをクリックし、選択されたテキスト(すべてのテキストブロックを含む)に対して操作する。同時に、アプリケーション(例えばブラウザ)は、テキスト選択モードを終了する。
【0072】
上述したように、本発明によれば、ユーザは、必要な文字を直感的に、正確に選択することができ、大きいセクションの文字に対して、ユーザは、指でスイープするだけで選択可能であり、行ずつカーソルをドラッグする必要がなく、操作速度が明らかに向上されることができ、且つ複数の連続しないテキストブロックを1回選択することができる。
【0073】
当業者は、本発明の実施形態が方法、システムまたはコンピュータプログラム製品として提供されることができると理解すべきである。そのため、本発明は、ハードウェア実施形態、ソフトウェア実施形態、またはハードウェアとソフトウェアを組み合わせた実施形態の形態を採用することができる。しかも、本発明は、1つ以上の、コンピュータ使用可能プログラムコードが含まれるコンピュータ使用可能記憶媒体(磁気ディスクメモリと光学メモリなどを含むがこれらに限られない)で実施されるコンピュータプログラム製品の形態を採用することができる。
【0074】
本発明は、本発明の実施形態による方法、装置(システム)とコンピュータプログラム製品に基づくフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明される。コンピュータプログラム命令によってフローチャートおよび/またはブロック図の各プロセスおよび/またはブロック、およびフローチャートおよび/またはブロック図のプロセスおよび/またはブロックの組み合わせを実現することができると理解すべきである。コンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサまたは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに提供して一つのマシンを生成することができ、これにより、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサで実行された命令によりフローチャートの1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックにおける指定された機能を実現するための装置を生成する。
【0075】
これらのコンピュータプログラム命令は、特定のモードで動作するようにコンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置に案内することができるコンピュータ可読メモリに記憶されることもでき、これにより、当該コンピュータ可読メモリに記憶された命令により命令装置が含まれる製造品を生成し、当該命令装置がフローチャートの1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックにおける指定された機能を実現する。
【0076】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラム可能データ処理装置にロードされることもでき、これにより、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置で一連の操作ステップを実行してコンピュータで実現された処理を生成し、それによってコンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置で実行された命令によりフローチャートの1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックにおける指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0077】
上記は、本発明の最適な実施例に過ぎず、本発明の保護範囲を制限することに用いられるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0078】
本発明は、テキスト選択方法、装置および端末を提供する。前記方法は、テキスト選択モードにおいて、連続しない2つ以上のテキストブロックを選択することと、操作アイコンがトリガされた場合のみ、テキスト選択モードを終了することとを含む。本発明によれば、テキスト選択モードにおいて2つのセクション以上の連続しないテキストを選択することができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9