特許第6448897号(P6448897)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 三星電子株式会社の特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6448897
(24)【登録日】2018年12月14日
(45)【発行日】2019年1月9日
(54)【発明の名称】垂直型メモリ装置
(51)【国際特許分類】
   H01L 27/11556 20170101AFI20181220BHJP
   H01L 27/11582 20170101ALI20181220BHJP
   H01L 21/336 20060101ALI20181220BHJP
   H01L 29/788 20060101ALI20181220BHJP
   H01L 29/792 20060101ALI20181220BHJP
   H01L 21/8239 20060101ALI20181220BHJP
   H01L 27/105 20060101ALI20181220BHJP
   H01L 45/00 20060101ALI20181220BHJP
   H01L 49/00 20060101ALI20181220BHJP
【FI】
   H01L27/11556
   H01L27/11582
   H01L29/78 371
   H01L27/105 448
   H01L45/00 Z
   H01L49/00 Z
【請求項の数】13
【外国語出願】
【全頁数】35
(21)【出願番号】特願2013-210120(P2013-210120)
(22)【出願日】2013年10月7日
(65)【公開番号】特開2014-78714(P2014-78714A)
(43)【公開日】2014年5月1日
【審査請求日】2016年9月21日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0110751
(32)【優先日】2012年10月5日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】13/844,337
(32)【優先日】2013年3月15日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】薛 光洙
(72)【発明者】
【氏名】▲曹▼ 盛純
【審査官】 加藤 俊哉
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−040706(JP,A)
【文献】 特開2011−061159(JP,A)
【文献】 特開2010−187000(JP,A)
【文献】 特開2011−187152(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 27/11556
H01L 21/336
H01L 21/8239
H01L 27/105
H01L 27/11582
H01L 29/788
H01L 29/792
H01L 45/00
H01L 49/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1方向に延長されている単一の選択線と;
前記第1方向と交差している第2方向に配列されている、第1の垂直に積層されたメモリセルストリング及び第2の垂直に積層されたメモリセルストリングであって、前記単一の選択線に共通して接続された、第1の垂直に積層されたメモリセルストリング及び第2の垂直に積層されたメモリセルストリングと;
前記第2方向に延長されている第1ビット線及び第2ビット線であって、前記第1ビット線が、前記第1方向に前記第2ビット線から離間されている、第1ビット線及び第2ビット線と;
前記第1の垂直に積層されたメモリセルストリングを前記第1ビット線に接続する第1サブインターコネクションと;
前記第2の垂直に積層されたメモリセルストリングを前記第2ビット線に接続する第2サブインターコネクションと;を含み、
前記垂直に積層されたメモリセルストリングが、それぞれ、異なるビット線に接続され、
前記第1サブインターコネクションの中央部は、第1方向に突出した第1突出部を含み、かつ前記第2サブインターコネクションの中央部は、第1方向の反対方向に突出した第2突出部を含み、
前記第1突出部及び第2突出部にて、前記第1ビット線及び第2ビット線にそれぞれ接続される、半導体装置。
【請求項2】
前記単一の選択線、前記サブインターコネクション及び前記ビット線が、基板上で連続して提供され、
前記垂直に積層されたメモリセルストリングが、前記基板に接続され、
前記ビット線が、前記垂直に積層されたメモリセルストリング上に提供され、
前記サブインターコネクションが、前記垂直に積層されたメモリセルストリングと前記ビット線との間に提供される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記サブインターコネクションの各々が、長軸及び短軸を有し、
前記サブインターコネクションは、各々の前記突出部が前記短軸に沿って前記第1方向に突出しており、
前記長軸が、前記第2方向に延長されている、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
第1方向に延長されている第1選択線、第2選択線及び第3選択線であって、前記第1方向と交差している第2方向に互いに離間されている、第1選択線、第2選択線及び第3選択線と;
前記第2方向に配列されている、第1垂直柱、第2垂直柱、第3垂直柱及び第4垂直柱であって、前記第1垂直柱が、前記第1選択線に接続され、前記第2垂直柱及び前記第3垂直柱が、前記第2選択線に共通して接続され、前記第4垂直柱が、前記第3選択線に接続される、第1垂直柱、第2垂直柱、第3垂直柱及び第4垂直柱と;
前記第2方向に延長されている第1ビット線及び第2ビット線であって、前記第1ビット線が、前記第1方向に前記第2ビット線から離間されている、第1ビット線及び第2ビット線と;
前記第1垂直柱及び前記第2垂直柱を前記第1ビット線に接続する第1サブインターコネクションと;
前記第3垂直柱及び前記第4垂直柱を前記第2ビット線に接続する第2サブインターコネクションと、を含む、半導体装置。
【請求項5】
前記サブインターコネクションの各々が、長軸及び短軸を有し、
前記第1サブインターコネクションが、前記短軸に沿った前記第1方向に突出した第1突出部を有し、
前記第2サブインターコネクションが、前記短軸に沿った前記第1方向の反対方向に突出した第2突出部を含み、
前記長軸が、前記第2方向に延長されている、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記第1サブインターコネクションが、前記第1突出部を介して前記第1ビット線に接続され、前記第2サブインターコネクションが、前記第2突出部を介して前記第2ビット線に接続される、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記選択線、前記サブインターコネクション及び前記ビット線が、基板上に連続して提供され、
前記装置が、
前記第1方向に延長されている第1分離絶縁層であって、前記第1選択線と前記第2選択線との間に提供される第1分離絶縁層、をさらに含む、請求項5に記載の装置。
【請求項8】
前記第1突出部が、前記第1分離絶縁層と垂直に重なっている、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記基板と前記選択線との間のセルゲートをさらに含み、
前記垂直柱が、前記セルゲートを貫通しており、前記基板に電気的に接続される、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記第1方向に延長されている第2分離絶縁層であって、前記第2選択線と前記第3選択線との間に提供される、第2分離絶縁層をさらに含み、
前記第1分離絶縁層が、前記基板と接触し、前記第2分離層が、前記セルゲートの上方へ提供される、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記第1突出部が、前記第1分離絶縁層と垂直に重なっており、前記第2突出部が、前記第2分離絶縁層と垂直に重なっている、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記セルゲートと前記垂直柱との間の情報格納要素をさらに含む、請求項9に記載の装置。
【請求項13】
前記第1サブインターコネクションが、前記長軸に沿って、前記第2サブインターコネクションよりも、短い長さを有する、請求項5に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は半導体装置に関し、さらに詳しくは、垂直型メモリ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
優れた性能と低コストのために半導体装置の集積度を増加させることが求められている。特に、メモリ装置の集積度は製品のコストを決定する重要な要因である。従来の2次元メモリ装置の集積度は主に単位メモリセルが占める面積によって決定されるので、微細パターンの形成技術のレベルに大きく影響を受ける。しかし、パターンの微細化のためには超高価の装備が必要なので低コストの2次元半導体メモリ装置の集積度の増加は限られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許公開第2010/0202206号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明はより高集積化し、動作速度が速い3次元の半導体装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態では、半導体装置は、垂直に積層される複数のメモリセルストリングと、ビット線と、少なくとも2つの前記垂直に積層されるメモリセルストリングを前記ビット線に接続するインターコネクションを含む。
【0006】
他の実施形態では、前記インターコネクションの一部は、第1方向に延長され、前記ビット線は、第2方向に延長されている。
【0007】
また他の実施形態では、前記ビット線は、前記インターコネクションと実質的に平行に延長されている。
【0008】
一実施形態では、少なくとも2つの前記メモリセルストリングは、前記第2方向に沿って配置され、前記ビット線から前記第1方向にオフセットされ、前記インターコネクションの一部は、第2方向に突出している。
【0009】
他の実施形態では、前記ビット線、前記インターコネクション及び少なくとも2つの前記メモリセルストリングは、それぞれ第1ビット線、第1インターコネクション及び少なくとも2つの前記メモリセルストリングの第1セットに対応し、
前記半導体装置は、第2ビット線及び少なくとも2つの前記メモリセルストリングの第2セットを前記第2ビット線に接続する第2インターコネクションを含む。
【0010】
一実施形態では、前記第1インターコネクションの一部は、第2方向に突出され、前記第2インターコネクションは、前記第2方向の逆方向に突出している。
【0011】
本発明の一概念による製造方法は、複数のメモリセルストリングを形成し、少なくとも2つの前記メモリセルストリングをインターコネクションに接続し、そして前記インターコネクションをビット線に接続することを含む。
【0012】
本発明の他の実施形態による製造方法は、半導体基板上にバッファ誘電膜を形成し;前記バッファ誘電膜上に犠牲膜と絶縁膜のスタックを繰り返し形成し、前記犠牲膜及び絶縁膜のスタックを貫通して延長されて、前記半導体基板に接続される垂直柱を形成し;前記バッファ誘電膜、前記犠牲膜及び前記絶縁膜をパターニングして前記基板の一部を露出する分離領域を形成し;前記パターニングされた犠牲膜を除去して、前記垂直柱の側壁の一部を露出するリセスされた領域を形成し;前記リセスされた領域に情報格納要素を形成し;前記リセスされた領域内の前記情報格納要素上に導電膜を形成し、互いに離隔された第1及び第2ストリング選択線を含むメモリセルストリングを形成し;
前記垂直柱上に第1コンタクトを形成し;前記第1コンタクト上にサブインターコネクションを形成し、前記垂直柱は、前記第1及び第2ストリング選択線に接続し;前記第1及び第2サブインターコネクション上に第2コンタクトを形成し;前記コンタクト上にビット線を形成することを含み、前記第1サブインターコネクションと前記第2サブインターコネクションは、前記第2コンタクトを通じて他の隣接するビット線に接続される。
【発明の効果】
【0013】
本発明の概念によれば、垂直型メモリ装置の単位セルの面積は減少し、集積度は増加する。一般的な技術に比べてビット線の数が増加してページサイズ(page size)が増えるとともに、動作速度が向上される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施形態に係るメモリ装置を示すブロック図である。
図2図1のメモリセルアレイの例を示すブロック図である。
図3】本発明の第1実施形態に係る垂直型メモリ装置のメモリブロックの斜視図である。
図4A図3のAの拡大図である。
図4B図3のAの拡大図である。
図4C図3のAの拡大図である。
図4D図3のAの拡大図である。
図4E図3のAの拡大図である。
図4F図3のAの拡大図である。
図4G図3のAの拡大図である。
図4H図3のAの拡大図である。
図4I図3のAの拡大図である。
図5A図3の垂直型メモリ装置の平面図である。
図5B図5AのA−A’線に沿った断面図である。
図5C図3の垂直型メモリ装置の平面図である。
図5D図3の垂直型メモリ装置の平面図である。
図6A図5Aに対応する平面図である。
図6B図5Bに対応する断面図である。
図7A図5Aに対応する平面図である。
図7B図5Bに対応する断面図である。
図8A図5Aに対応する平面図である。
図8B図5Bに対応する断面図である。
図9A図5Aに対応する平面図である。
図9B図5Bに対応する断面図である。
図10A図5Aに対応する平面図である。
図10B図5Bに対応する断面図である。
図11A図5Aに対応する平面図である。
図11B図5Bに対応する断面図である。
図12A図5Aに対応する平面図である。
図12B図5Bに対応する断面図である。
図13】本発明の第2実施形態に係る垂直型メモリ装置のメモリブロックの斜視図である。
図14A図13の垂直型メモリ装置の平面図である。
図14B図14AのA−A’線に沿った断面図である。
図15A図14Aに対応する平面図である。
図15B図14Bに対応する断面図である。
図16A図14Aに対応する平面図である。
図16B図14Bに対応する断面図である。
図17A図14Aに対応する平面図である。
図17B図14Bに対応する断面図である。
図18A図14Aに対応する平面図である。
図18B図14Bに対応する断面図である。
図19】本発明の第3実施形態に係る垂直型メモリ装置のメモリブロックの斜視図である。
図20A図19の垂直型メモリ装置の平面図である。
図20B図20AのA−A’線に沿った断面図である。
図20C図19の垂直型メモリ装置の平面図である。
図21】本発明の第4実施形態に係る垂直型メモリ装置のメモリブロックの斜視図である。
図22A図21の垂直型メモリ装置の平面図である。
図22B図22AのA−A’線に沿った断面図である。
図23A図22Aに対応する平面図である。
図23B図22Bに対応する断面図である。
図24A図22Aに対応する平面図である。
図24B図22Bに対応する断面図である。
図25A図22Aに対応する平面図である。
図25B図22Bに対応する断面図である。
図26】本発明の第5実施形態に係る垂直型メモリ装置のメモリブロックの斜視図である。
図27A図26の垂直型メモリ装置の平面図である。
図27B図27AのA−A’線に沿った断面図である。
図28】本発明の概念による実施形態に基づいて形成された半導体装置を含むメモリシステムの一例を示す概略ブロック図である。
図29】本発明の概念による実施形態に基づいて形成された半導体装置を備えているメモリカードの一例を示す概略ブロック図である。
図30】本発明の概念による実施形態に基づいて形成された半導体装置を装着した情報処理システムの一例を示す概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の長所及び特徴、そして、それらを得る方法は、添付された図面と例示的な実施形態から明らかになる。しかし、本発明の概念は、以下の例示的な実施形態に限定されず、他の形態で具体化することができる。また、例示的な実施形態は単に本発明の概念の例を開示して当業者が本発明の思想を理解できるようにする。
【0016】
ある構成要素が他の構成要素の“上に”と言及されると、それは他の構成要素の上にあるか、それらの間に介在されているまた他の構成要素が存在することを意味する。逆に、ある構成要素が他の構成要素の“直ぐ上に”と言及されると、介在されている構成要素は存在しない。ここで使用されている“及び/または”の用語は、関連する構成要素のうち少なくとも1つまたはそれ以上の組み合わせを含む。第1、第2、第3などの用語は様々な構成要素、成分、領域、層、及び/またはセクションを記述するために使用されるが、これらの構成要素、成分、領域、層、及び/またはセクションはこれらの用語によって限定されてはならない。これらの用語は、ただ1つの構成要素、成分、領域、層またはセクションを他の構成要素、成分、領域、層またはセクションと区別するために使用されるだけである。したがって、以下で説明される第1構成要素、成分、領域、層またはセクションは、本発明の概念の示唆から逸脱しない範囲で、第2構成要素、成分、領域、層またはセクションで表現することができる。明細書で使用している用語は、単に特別な実施形態を説明するための目的であり、本発明の限定を意図するものではない。明細書で文脈が明らかに明示されていない限り、単数形は、複数形を含む。“含む”の用語は言及された特徴、整数、ステップ、動作、構成要素及び/または成分を明示し、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、構成要素、成分及び/またはそれらのグループの存在または追加を排除しない。明細書の同じ参照符号は同じ構成要素を示す。
【0017】
本発明の概念は、本発明の好ましい実施形態と図面を参照してより詳細に説明される。
【0018】
図1は、本発明の実施形態に係るメモリ装置を示すブロック図である。図1を参照すると、本発明の実施形態によるメモリ装置100は、メモリセルアレイ10、アドレスデコーダ20、読み取り/書き込み回路30、データ入出力回路40及び制御ロジック50などを備える。
【0019】
メモリセルアレイ10は、複数のワード線WLを介してアドレスデコーダ20に接続され、ビット線BLを介して読み取り/書き込み回路30に接続される。メモリセルアレイ10は、複数のメモリセルを含む。例えば、メモリセルアレイ10は、セルごとに1つまたは複数のビットを格納する。
【0020】
アドレスデコーダ20は、制御ロジック50の制御に応答して動作する。アドレスデコーダ20は、外部からアドレスADDRを受信する。アドレスデコーダ20は、受信したアドレスADDRのうち行アドレスをデコードして、複数のワード線WLのうち対応するワード線を選択する。また、アドレスデコーダ20は、受信したアドレスADDRのうち列アドレスをデコードし、デコードされた列アドレスを読み取り/書き込み回路30に転送する。たとえば、アドレスデコーダ20は行デコーダ、列デコーダまたはアドレスバッファなどのよく知られている構成要素を含む。
【0021】
読み取り/書き込み回路30は、ビット線BLを介してメモリセルアレイ10に接続され、データ線DLを介してデータ入出力回路40に接続される。読み取り/書き込み回路30は、制御ロジック50の制御に応答して動作する。読み取り/書き込み回路30は、アドレスデコーダ20からデコードされた列アドレスを受信する。デコードされた列アドレスを利用して、読み取り/書き込み回路30はビット線BLを選択する。たとえば、読み取り/書き込み回路30は、データ入出力回路40からデータを受信し、受信したデータをメモリセルアレイ10に記入する。読み取り/書き込み回路30は、メモリセルアレイ10からデータを読み取りし、読み取られたデータをデータ入出力回路40に転送する。読み取り/書き込み回路30は、メモリセルアレイ10の第1ストレージからデータを読み取りし、読み取られたデータをメモリセルアレイ10の第2ストレージに書き込むように構成される。例えば、読み取り/書き込み回路30は、コピーバック(copy−back)の動作を実行する。
【0022】
読み取り/書き込み回路30は、ページバッファ(またはページレジスタ)または列選択回路などを含む構成要素を備える。他の例として、読み取り/書き込み回路30は、センスアンプ、書き込みドライバまたは列選択回路などを含む構成要素を備える。
【0023】
データ入出力回路40は、データ線DLを介して読み取り/書き込み回路30に接続される。データ入出力回路40は、制御ロジック50の制御に応答して動作する。データ入出力回路40は、外部装置とのデータDATAをやりとりすることができるように構成されている。データ入出力回路40は、外部から送信されるデータDATAをデータ線DLを介して読み取り/書き込み回路30に転送する。データ入出力回路40は、読み取り/書き込み回路からデータ線DLを介して転送されるデータDATAを外部装置に出力するように構成されている。たとえば、データ入出力回路40は、データバッファなどの構成要素を備える。
【0024】
制御ロジック50は、アドレスデコーダ20、読み取り/書き込み回路30及びデータ入出力回路40に接続する。制御ロジック50は、メモリ装置100の動作を制御する。制御ロジック50は、外部から送信される制御信号CTRLに応答して動作する。
【0025】
図2図1のメモリセルアレイ10の例を示すブロック図である。図2を参照すると、メモリセルアレイ10は、複数のメモリブロックBLK1〜BLKhを備える。各メモリブロックは、3次元構造(または垂直構造)を有する。例えば、各メモリブロックは、互いに直交する第1、第2及び第3方向に延長された構造物を含む。例えば、それぞれのメモリブロックBLK1〜BLKhは、第3方向に延長された複数のセルストリングを含み、メモリブロックBLK1〜BLKhは、第2方向に延長されて構成される。追加メモリブロックが第1方向に延長されて構成される。このように、メモリブロック及びメモリブロックと関連する構造は、第3方向に延長されて構成される。
【0026】
図3は、本発明の第1実施形態に係る垂直型メモリ装置のメモリブロックの斜視図である。図4A図4Iは、図3の“A”の拡大図である。
【0027】
図3を参照すると、基板110は第1導電型、例えばP型からなる。基板110上にゲート構造体GLが構成される。基板110とゲート構造体GLとの間にバッファ誘電膜121が構成される。バッファ誘電膜121は、シリコン酸化膜または高誘電物質のような他の誘電物質を含むことができる。
【0028】
ゲート構造体GLは、基板110上で第1方向に延長される。ここで、第2方向は第1方向とは異なる。例えば、第2方向は第1方向に直交する。ゲート構造体GLは、第1方向に交差する第2方向に沿って互いに向き合う。ゲート構造体GLは、絶縁パターン125と絶縁パターンを介して互いに離隔されたゲート電極G1〜G6を備える。ゲート電極G1〜G6は、基板110上に順に積層された第1から第6ゲート電極G1〜G6を含む。絶縁パターン125はシリコン酸化膜を含むことができる。バッファ誘電膜121は絶縁パターン125に比べて薄く形成される。ゲート電極G1〜G6は、ドーピングされたシリコン、金属(例えば、タングステン)、金属窒化物、金属シリサイドまたはこれらの組み合わせなどを含む。6つのゲート電極が示されているが、6個以上のゲート電極がゲート構造体GLに構成されることができる。一例として、ゲート電極の数はメモリセルの数及びメモリセルストリングの制御トランジスタに基づいて選択することができる。
【0029】
ゲート構造体GLの間に第1方向に延びる第1分離領域131が構成される。第1分離領域131は第1分離絶縁膜(図示せず、図5Bの141参照)で充填される。共通ソース線CSLは、第1分離領域131に隣接した基板110に提供される。共通ソース線CSLは、基板110に構成することができる。共通ソース線CSLは、互いに離間されて第1方向に延長される。共通ソース線CSLは、第1導電型とは異なる第2導電型(例えば、N型)を有することができる。図示されたものとは異なり、共通ソース線CSLは、基板110と第1ゲート電極G1との間に提供され、第1方向に延長される線状の導電パターンを有することができる。
【0030】
垂直柱PLが第1及び第2方向に延長されるマトリックス型に配列されている。複数の垂直柱PLがゲート構造体GLと接続される。複数の垂直柱PLは、ゲート電極G1〜G6を貫通して基板110に接続される。垂直柱PLは、基板110から上に延長される(すなわち、第3方向に延びる)長軸からなる。垂直柱PLの一端は基板110に接続され、他端は第2方向に延長されるビット線BL1、BL2に接続される。
【0031】
垂直柱PLとビット線BL1、BL2との間に補助配線SBL1、SBL2が提供される。垂直柱PLと補助配線SBL1、SBL2は、第1コンタクト152を介して選択的に接続されることができる。ビット線BL1、BL2と補助配線SBL1、SBL2は、第2コンタクト154を介して選択的に接続されることができる。補助配線SBL1、SBL2は、第1コンタクト152を介して隣接するゲート構造体GLに接続された隣接する垂直柱PLに接続される。
【0032】
フラッシュメモリ装置などの不揮発性メモリ装置の複数のセルストリングがビット線BL1、BL2と共通ソース線CSLとの間に提供される。1つのセルストリングは、ビット線BL1、BL2に接続するストリング選択トランジスタ、共通ソース線CSLに接続する接地選択トランジスタ及びストリング選択トランジスタと接地選択トランジスタとの間に提供される複数のメモリセルを含む。選択トランジスタと複数のメモリセルは、単一の半導体柱PLに構成される。第1ゲート電極G1は、接地選択トランジスタの接地選択ゲートGSLから構成できる。第2から第5ゲート電極G2〜G5は、複数のメモリセルのセルゲートWLから構成できる。第6ゲート電極G6は、ストリング選択トランジスタのストリング選択ゲート線SSLから構成できる。
【0033】
第1から第6ゲート電極G1〜G6と垂直柱PLとの間に情報格納要素135が構成される。図3は、情報格納要素135がゲート電極G1〜G6と絶縁パターン125との間に延長され、ゲート電極G1〜G6と垂直柱PLとの間に延長されていることを示しているが、情報格納要素135の位置と形状はこれに限定されない。後述する例から分かるように多様に変形することができる。(図4A図4I参照)
一例として、垂直柱PLは半導体物質を含む半導体柱からなる。垂直柱PLは、チャネルで機能する。したがって、垂直柱PLは、
中が充填されたシリンダ型または中空シリンダ型(例えば、マカロニ(macaroni)型からなる。マカロニ型の垂直柱の中は充填絶縁膜127で埋められる。充填絶縁膜127は、シリコン酸化膜を含む。充填絶縁膜127は、垂直柱PLの内壁と直接接触する。垂直柱PLと基板110は、連続的な構造の半導体からなる。この場合、垂直柱PLは、単結晶の半導体からなる。したがって、垂直柱PLは、選択的エピタキシャル成長(SEG)のような成長技術を使用して形成することができる。これとは対照的に、垂直柱PLと基板110は、不連続の境界面を持つことができる。この場合、垂直柱PLは、例えば、CVD方法で形成された多結晶または非晶質構造の垂直柱を形成する。垂直柱PLの一端上に導電パターン128が構成される。導電パターン128に接する垂直柱PLの一端は、ストリング選択トランジスタのようなトランジスタのドレイン領域を形成する。
【0034】
一例として、図4Aを参照すると、図3と同様に情報格納要素135は、ゲート電極G1〜G6に隣接したブロッキング絶縁膜135c、垂直柱PLに隣接するトンネル絶縁膜135a及びこれらの間の電荷保存膜135bを備える。情報格納要素135は、ゲート電極G1〜G6と絶縁パターン125との間及びゲート電極G1〜G6と垂直柱PLとの間に延長される。ブロッキング絶縁膜135cは、高誘電膜(例えば、アルミニウム酸化膜またはハフニウム酸化膜)を含むことができる。ブロッキング絶縁膜135cは、複数の薄膜で構成される多層膜からなる。例えば、ブロッキング絶縁膜135cは、アルミニウム酸化膜及び/またはハフニウム酸化膜を含み、アルミニウム酸化膜とハフニウム酸化膜の積層順序は様々である。電荷保存膜135bは、電荷トラップ膜、または導電性ナノ粒子などを含む絶縁膜からなる。電荷トラップ膜は、例えばシリコン窒化膜を含む。トンネル絶縁膜135aは、シリコン酸化膜、または他の適切な誘電物質を含むことができる。
【0035】
他の例として、図4B図4Dを参照すると、図3に示されたものとは異なり、情報格納要素135の一部は絶縁パターン125とゲート電極G1〜G6との間に延長されていないが、情報保存要素135の他の一部は、ゲート電極G1〜G6と垂直柱PLとの間に延長されている。図4Bを参照すると、トンネル絶縁膜135aは、絶縁パターン125と垂直柱PLとの間に延長され、電荷保存膜135bとブロッキング絶縁膜135cは、絶縁パターン125とゲート電極G1〜G6との間に延長されている。
【0036】
図4Cを参照すると、トンネル絶縁膜135aと電荷保存膜135bの一部は、絶縁パターン125と垂直柱PLとの間に延長され、ブロッキング絶縁膜135cの一部は、絶縁パターン125とゲート電極G1〜G6との間に延長されている。図4Dを参照すると、トンネル絶縁膜135a、電荷保存膜135b及びブロッキング絶縁膜135cは、絶縁パターン125と垂直柱PLとの間に延長され、絶縁パターン125は、ゲート電極G1〜G6に直接接触される。
【0037】
前述した例とは異なり、図4Eを参照すると、電荷保存膜135bは、ポリシリコンを含む。この場合、トンネル絶縁膜135a、電荷保存膜135bとブロッキング絶縁膜135cは、ゲート電極G1〜G6、垂直柱PL及び絶縁パターン125との間に配置される。
【0038】
他の例として、垂直柱PLは導電柱からなる。垂直柱PLは、導電性物質、例えば、ドーピングされた半導体、金属、導電性金属窒化物、シリサイド、または(カーボンナノチューブやグラフェンなど)ナノ構造体のうち少なくとも1つを含む。
【0039】
図4Fを参照すると、図3に示されたものとは異なり、情報格納要素135は、ゲート電極G1〜G6、垂直柱PL及び絶縁パターン125との間にのみ配置される。図4G図4Hを参照すると、情報格納要素135は、絶縁パターン125と垂直柱PLとの間、または絶縁パターン125とゲート電極G1〜G6との間に延長されて形成される。この場合、情報格納要素135は可変抵抗パターンからなる。可変抵抗パターンは、その抵抗が変化する可変抵抗特性を有する物質のうち少なくとも1つを含む。以下に情報格納要素135に使用されている可変抵抗パターンの例が説明される。
【0040】
一例として、情報格納要素135は、それに隣接する電極を流れる電流によって発生する熱により、その電気抵抗が変化する物質(例えば、相変化物質)を含む。相変化物質は、アンチモン(antimony、Sb)、テルル(tellurium、Te)及びセレン(selenium、Se)のうち少なくとも1つを含む。例えば、相変化物質のテルル(Te)は、約20原子パーセントから約80原子パーセントの濃度を有し、アンチモン(Sb)は、約5原子パーセントから約50原子パーセントの濃度を有し、残りはゲルマニウム(Ge)であるカルコゲン化合物を含む。これに加えて、相変化物質は不純物としてN、O、C、Bi、In、B、Sn、Si、Ti、Al、Ni、Fe、Dy、Laのうち少なくとも1つを含む。または、可変抵抗パターンはGeBiTe、InSb、GeSb、GaSbのうち1つで形成することもできる。
【0041】
他の例として、情報格納要素135は、それを通過する電流によるスピン転送によって変化する電気抵抗を有する薄膜構造を有するように形成することができる。情報格納要素135は、磁気抵抗(magneto resistance)の特性を有する薄膜構造からなり、少なくとも1つの強磁性物質及び/または少なくとも1つの反強磁性物質を含むことができる。したがって、情報格納要素135は、自由層と基準層を含む。
【0042】
他の例として、情報格納要素135は、ペロブスカイト(perovskite)化合物または遷移金属酸化物のうち少なくとも1つを含む。例えば、情報格納要素135は、ニオブ酸化物(niobium oxide)、酸化チタン(titanium oxide)、酸化ニッケル(nikel oxide)、酸化ジルコニウム(zirconium oxide)、バナジウム酸化物(vanadium oxide)、PCMO((Pr、Ca)MnO3)、ストロンチウム−チタン酸化物(strontium−titanium oxide)、バリウム−ストロンチウム−チタン酸化物(barium−strontium−titanium oxide)、ストロンチウム−ジルコニウム酸化物(strontium−zirconium oxide)、バリウム−ジルコニウム酸化物(barium−zirconium oxide)、またはバリウム−ストロンチウム−ジルコニウム酸化物(barium−strontium−zirconium oxide)などのうち少なくとも1つを含む。
【0043】
本発明の他の例として、図4Iを参照すると、情報格納要素135とゲート電極G1〜G6との間には、自己整流特性(self−rectifying property)を有する物質のうち少なくとも1つのSW(例えば、PN接合ダイオード)が提供される。
【0044】
図5Aは、図3の垂直型メモリ装置の平面図である。図5Bは、図5AのA−A’線に沿った断面図である。図5A及び図5Bを参照して本発明の一実施形態に係る垂直型メモリ装置をより詳細に説明する。
【0045】
図5A及び図5Bを参照すると、ゲート構造体GLは、互いに隣接する第1及び第2ゲート構造体GL1、GL2を含む。第1ゲート構造体GL1の第6ゲート電極G6は、第1ストリング選択線SSL1に指定、第2ゲート構造体GL2の第6ゲート電極G6は、第2ストリング選択線SSL2に指定できる。第1及び第2ストリング選択線SSL1、SSL2は、第2方向に沿って交互に配置される。
【0046】
垂直柱は、第2方向に沿って順番に配列される第1及び第2垂直柱PL1、PL2を備える。第1及び第2垂直柱PL1、PL2は、第1方向及び第2方向のマトリックス型に配列される。第1垂直柱PL1は、ストリング選択線SSL1、SSL2の一側に接続され、第2垂直柱PL2は、ストリング選択線の他側に接続される。第1方向に隣接した垂直柱は、例えば、ビット線BL1、BL2の2ピッチだけ離間される。
【0047】
補助配線は、他のストリング選択線に接続された垂直柱PL1、PL2を接続する。補助配線は、第1補助配線SBL1と第2補助配線SBL2を含む。たとえば、第1補助配線SBL1は、1つの第1ストリング選択線SSL1の第2垂直柱PL2と第2ストリング選択線SSL2の第1垂直柱PL1を接続し、第2補助配線SBL2は、第2ストリング選択線SSL2の第2垂直柱PL2と他の第1ストリング選択線SSL1の第1垂直柱PL1を接続する。
【0048】
それぞれの第1補助配線SBL1及び第2補助配線SBL2は、第1方向に沿って配置される。第1及び第2補助配線SBL1、SBL2は、第2方向に沿って交互に配置される。第1補助配線SBL1と第2補助配線SBL2は、互いに隣り合う他のビット線に接続される。たとえば、第1補助配線SBL1は、第1ビット線BL1に接続され、第2補助配線SBL2は、第2ビット線BL2に接続される。
【0049】
第1補助配線SBL1は、第1方向に突出した第1突出部P1を有し、第2補助配線SBL2は、第1方向の反対方向に突出した第2突出部P2を有する。
【0050】
また他の例では、第1突出部P1及び第2突出部P2は、応用によって同じ方向に延長して配置できる。
【0051】
突出部P1、P2は、ゲート構造体GL1、GL2との間の第1分離絶縁膜141上に延長される。
【0052】
第1コンタクト152は、垂直柱PL1、PL2を補助配線SBL1、SBL2に接続する。第2コンタクト154は、補助配線SBL1、SBL2をビット線BL1、BL2に接続する。第1コンタクト152は、垂直柱PL1、PL2上に配置される。第2コンタクト154は、ゲート構造体GL1、GL2との間の第1分離絶縁膜141上の補助配線SBL1、SBL2上に配置される。たとえば、第2コンタクト154は、第1分離絶縁膜141に直接重畳して配置される。
【0053】
図5Aに示すように、第1補助配線SBL1上の第2コンタクト154は、第1コンタクト152から第1方向に、例えば、ビット線BL1、BL2の1/2ピッチだけシフトされ、第2補助配線SBL2上の第2コンタクト154は、第1コンタクト152から第1方向の反対方向に、例えば、ビット線BL1、BL2の1/2ピッチほどシフトされる。第2コンタクト154は、突出部P1、P2上に配置される。
【0054】
図5C図5Dは、図5Aの変形例を示す図である。図5C図5Dを参照して本発明の一実施形態に係る垂直型メモリ装置の変形例を詳細に説明する。図5A及び図5Bで説明した同様の技術的特徴については説明を省略し、相違点について詳細に説明する。
【0055】
図5Cを参照すると、第1補助配線SBL1は、第2方向に延び、第1方向に突出した突出部P1を有する。第2補助配線SBL2は、突出部(P1またはP2)を構成せずに第2方向に延びる長方形の形状を有する。第1補助配線SBL1上の第2コンタクト154は、第1コンタクト152から第1方向にシフトされ、第2補助配線SBL2上の第2コンタクト154は、第1コンタクト152と同一線上に配置される。第1補助配線SBL1上の第2コンタクト154は、第1コンタクト152から第1方向にビット線BL1、BL2の1ピッチ分シフトされる。
【0056】
図5Dを参照すると、第1及び第2補助配線SBL1、SBL2は、第2方向に延びる長方形の形状を有する。例えば、補助配線SBL1、SBL2の幅は、ビット線BL1、BL2の幅より大きく、垂直柱PL1、PL2の直径より小さい。第1補助配線SBL1上の第2コンタクト154は、第1コンタクト152から第1方向に、例えば、ビット線BL1、BL2の1/2ピッチだけシフトされ、第2補助配線SBL2上の第2コンタクト154は、第1コンタクト152から第1方向の反対方向に、例えば、ビット線BL1、BL2の1/2ピッチだけシフトされる。補助配線SBL1、SBL2は、第1コンタクト152から第2コンタクト154に延長される幅を有する。
【0057】
図5C図5Dに示すように、補助配線SBL1、SBL2は、様々な形状に変形できる。特別な形状及びサイズが例示的に適用されるが、他の実施形態では、補助配線SBLは異なる形状または異なるサイズで構成できる。
【0058】
本発明の前述した実施形態では、ここに説明された構成によって補助配線を介して垂直柱とビット線を接続することは、隣接するビット線(たとえば、直ぐに隣接するビット線)をより近く配置できるようにし、集積度を向上させることができる。たとえば、上から見たとき垂直柱の直径をFとすると、有効面積(effective area)は上部面上で1つのチャネルが占める平均面積と定義することができる。図5Aを参照すると、1つのチャネルの有効面積は通常のVNAND配置のレイアウトでは6F2(2F×3F/1チャネル)であるが、本発明の概念による第1実施形態では、5F2(2F×5F/2チャネル)に減少する。したがって、単位セルの面積が減少し、集積度が増加する。さらに、通常のVNANDに比べて1つのストリング選択ゲートによって選択されるビット線の数、すなわち、ページサイズ(page size)が2倍に増える。これにより、プログラム及び読み込み速度が向上される。
【0059】
続いて、図3の垂直型メモリ装置を形成する方法が説明される。図6A図12Aは、図5Aに対応する平面図であり、図6B図12Bは、図5Bに対応する断面図である。
【0060】
図6A及び図6Bを参照すると、基板110が提供される。基板110は、第1導電型、例えばP型の導電型からなる。基板110上にバッファ誘電膜121が形成される。バッファ誘電膜121は、例えば、シリコン酸化膜を含む。バッファ誘電膜121は、例えば、熱酸化工程によって形成することができる。犠牲膜123及び絶縁膜124がバッファ誘電膜121上に交互に積層される。最上層の絶縁膜124Uの厚さは、他の絶縁膜124の厚さより厚く形成される。絶縁膜124、124Uは、例えば、シリコン酸化膜を含む。犠牲膜123は、バッファ誘電膜121及び絶縁膜124、124Uに対してウェットエッチング特性(エッチング選択性)が異なる物質を含む。犠牲膜123は、例えばシリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜、ポリシリコン膜またはポリシリコンゲルマニウム膜を含む。犠牲膜123及び絶縁膜124は、例えば、化学気相蒸着法(CVD)によって形成される。
【0061】
図7A及び図7Bを参照すると、バッファ誘電膜121、犠牲膜123及び絶縁膜124、124Uを貫通して基板110を露出している垂直ホール126が形成される。垂直ホール126は、図5Aを参照して説明した垂直柱PL1、PL2のように配置される。
【0062】
図8A及び図8Bを参照すると、垂直ホール126内に垂直柱PL1、PL2が形成される。一例として、垂直柱PL1、PL2は、第1導電型の半導体膜からなる。半導体膜は垂直ホール126が完全に埋められないように(例えば、部分的に埋められる)形成され、半導体膜上に形成される絶縁物質によって垂直ホール126が完全に埋められる。半導体膜及び絶縁材料は、平坦化され最上層の絶縁膜124Uが露出される。これにより、空いている内部が充填絶縁膜127から埋められるシリンダ型の垂直柱PL1、PL2が形成される。
【0063】
これとは対照的に、半導体膜は垂直ホール126が埋められるように形成することができる。この場合、充填絶縁膜は形成されない。垂直柱PL1、PL2の上部は、リセスされて最上層の絶縁膜より低く形成することができる。垂直柱PL1、PL2がリセスされた垂直ホール126内に導電パターン128を形成する。導電パターン128は、ドーピングされたポリシリコンまたは金属などの導電物質で形成される。導電パターン128及び垂直柱PL1、PL2の上部に第2導電型の不純物イオンを注入してドレイン領域を形成する。第2導電型は、例えばN型である。
【0064】
一例とて、垂直柱PL1、PL2は、導電性物質、例えば、ドーピングされた半導体、金属、導電性金属窒化物、シリサイド、または(カーボンナノチューブやグラフェンなど)ナノ構造体のうち少なくとも1つを含む。
【0065】
図9A及び図9Bを参照すると、バッファ誘電膜121、犠牲膜123及び絶縁膜124を連続的にパターニングして、互いに離隔されて第1方向に延長され、基板110の一部を露出する分離領域131が形成される。パターニングされた絶縁膜124、124Uは、絶縁パターン125となる。
【0066】
図10A及び図10Bを参照すると、分離領域131に露出された犠牲膜123を選択的に除去してリセス領域133を形成する。リセス領域133は、犠牲膜123を除去した領域に対応し、垂直柱PL1、PL2及び絶縁パターン125によって定義される。犠牲膜123がシリコン窒化膜またはシリコン酸窒化膜を含むと、犠牲膜の除去工程はリン酸を含むエッチング液を使用して実行する。リセス領域133によって垂直柱PL1、PL2の側壁の一部が露出される。
【0067】
図11A及び図11Bを参照すると、リセス領域133に情報格納要素135を形成する。一例として、情報格納要素135は、垂直柱PL1、PL2に接触するトンネル絶縁膜、トンネル絶縁膜上の電荷保存膜及び電荷保存膜上のブロッキング絶縁膜を含む(図4A参照)。
【0068】
この場合、垂直柱PL1、PL2は、半導体柱である。トンネル絶縁膜は、シリコン酸化膜を含む。トンネル絶縁膜は、リセス領域133に露出された垂直柱PL1、PL2を熱酸化して形成する。また、トンネル絶縁膜は、原子層積層法で形成することができる。電荷保存膜は電荷トラップ膜または導電性ナノ粒子を含む絶縁膜からなる。電荷トラップ膜は、例えばシリコン窒化膜を含む。ブロッキング絶縁膜は、高誘電膜(例えば、アルミニウム酸化膜またはハフニウム酸化膜)を含む。ブロッキング絶縁膜は、複数の薄膜で構成される多層膜からなる。例えば、ブロッキング絶縁膜は、アルミニウム酸化膜とシリコン酸化膜を含み、アルミニウム酸化膜とシリコン酸化膜の積層順序は様々である。電荷保存膜及びブロッキング誘電膜はステップカバレッジに優れた原子層積層法及び/または化学気相蒸着法で形成することができる。また、情報格納要素135が図4B図4Eの構造を有する場合には、情報格納要素135を構成するトンネル絶縁膜、電荷保存膜及び/またはブロッキング絶縁膜の少なくとも1つは垂直柱PL1、PL2を形成する前に垂直ホール126内に形成される。
【0069】
一例として、情報格納要素135は可変抵抗パターンからなる。(図4F図4H参照)
可変抵抗パターンは、可変抵抗特性(すなわち、それの抵抗がそれを通過する電流によって変化する)を有する物質のうち少なくとも1つを含む。この場合、垂直柱PL1、PL2は、導電性物質、例えば、ドーピングされた半導体、金属、導電性金属窒化物、シリサイド、または(カーボンナノチューブやグラフェンなど)ナノ構造体のうち少なくとも1つを含む導電柱からなる。情報格納要素135が図4Gの構造を有する場合には、情報格納要素135は垂直柱PL1、PL2を形成する前に垂直ホール126内に形成される。
【0070】
リセス領域133の情報格納要素135上に導電膜が形成される。導電膜はドーピングされたシリコン膜、金属膜(例えば、タングステン)、金属窒化膜または金属シリサイド膜のうち少なくとも1つで形成される。導電膜は原子層蒸着法によって形成することができる。導電膜が金属シリサイド膜である場合には、導電膜を形成することは、ポリシリコン膜を形成し、第1分離領域131に隣接したポリシリコン膜の一部を除去してポリシリコン膜をリセスし、リセスされたポリシリコン膜上に金属膜を形成し、金属膜を熱処理して未反応の金属膜を除去する。金属シリサイド膜のための金属膜は、タングステン、チタン、コバルトまたはニッケルを含む。
【0071】
リセス領域133の外部(つまり、第1分離領域131)に形成された導電膜が除去される。これにより、リセス領域133内にゲート電極G1〜G6が形成される。ゲート電極G1〜G6は、第1方向に延長される。ゲート構造体GLは、ゲート電極G1〜G6を含む。ゲート構造体GLは、第2方向に交互に配置された第1及び第2ゲート構造体GL1、GL2を含む。1つのゲート構造体に第1及び第2方向にマトリックス型に配列された第1及び第2垂直柱PL1、PL2が接続される。
【0072】
分離領域131に形成された導電膜が除去されて基板110が露出される。露出された基板110に第2導電型の不純物イオンが高濃度で提供されて共通ソース線CSLが形成される。
【0073】
図12A及び図12Bを参照すると、分離領域131を埋め込む第1分離絶縁膜141が形成される。第1コンタクト152が垂直柱PL1、PL2上に形成される。第1コンタクト152上に補助配線SBL1、SBL2が形成される。補助配線SBL1、SBL2は、第1コンタクト152を介して隣接するストリング選択線SSL1、SSL2にそれぞれ接続された垂直柱PL1、PL2を接続する。つまり、補助配線SBL1、SBL2は、第1分離絶縁膜141がかけられている。
【0074】
第1補助配線SBL1と第2補助配線SBL2は、第2方向に延びる。第1補助配線SBL1は、第1方向に突出した第1突出部P1を有し、第2補助配線SBL2は、第1方向の反対方向に突出した第2突出部P2を有する。突出部P1、P2は、ゲート構造体GL1、GL2との間の第1分離絶縁膜141上に延長される。
【0075】
図5A及び図5Bを再び参照すると、第1補助配線SBL1と第2補助配線SBL2は、第2コンタクト154を介して隣接した他のビット線に接続されている。第1補助配線SBL1は、第1ビット線BL1に接続される。第2補助配線SBL2は、第2ビット線BL2に接続される。
【0076】
図13は、本発明の第2実施形態に係る垂直型メモリ装置のメモリブロックの斜視図である。図14Aは、図13の垂直型メモリ装置の平面図である。図14Bは、図14AのA−A’線に沿った断面図である。図3を参照して説明した実施形態と同様の技術的特徴は説明を省略し、相違点について詳しく説明する。
【0077】
図13図14A及び図14Bを参照すると、1つのゲート構造体GL1に第2方向に沿って順に4つの垂直柱PL1、PL2、PL1、PL2が配置される。4つの垂直柱PL1、PL2、PL1、PL2は、1つのゲート構造体GL1内でマトリックス型に配置され、ゲート構造体GLから第1方向に延長される。
【0078】
1つのゲート構造体GLの第6ゲート電極G6は、第1及び第2ストリング選択線SSL1、SSL2を含む。第1ストリング選択線SSL1及び第2ストリング選択線SSL2が互いに隣接して、第2方向に沿って交互に配置される。第1ストリング選択線SSL1及び第2ストリング選択線SSL2との間に第2分離絶縁膜142が形成される。第2分離絶縁膜142の幅は、第1分離絶縁膜141の幅より小さい。
【0079】
第1突出部P1は、第1分離絶縁膜141上に延長され、第2突出部P2は、第2分離絶縁膜142上に延長される。第1補助配線SBL1上の第2コンタクト154は、第1分離絶縁膜141上に配置され、第2補助配線SBL2上の第2コンタクト154は、第2分離絶縁膜142上に配置される。
【0080】
図5C図5Dに示すように、補助配線SBL1、SBL2は、様々な形状に変形することができる。
【0081】
図14Aを参照すると、1つのチャネルの有効面積は4F2(2F×4F/2チャネル)に減少する。このように、単位セルの面積が減少し、集積度が増加する。さらに、通常のVNANDに比べて1つのストリング選択線によって選択されるビット線の数、すなわち、ページサイズが2倍に増える。これにより、プログラム及び読み込み速度が向上される。
【0082】
続いて、図13の垂直型メモリ装置を形成する方法が説明される。図15A図17Aは、図14Aに対応する平面図であり、図15B図17Bは、図14Bに対応する断面図である。図6A図12Bを参照して説明した実施形態と同様の技術的特徴は説明を省略し、相違点について詳しく説明する。
【0083】
図15A及び図15Bを参照すると、図6A図8Bを参照して説明された実施形態と同様に、バッファ誘電膜121、犠牲膜123及び絶縁膜124を貫通して基板110を露出している垂直ホール内に垂直柱PL1、PL2が形成される。垂直柱PL1、PL2がリセスされ、リセスされた垂直ホール内に導電パターン128が形成される。
【0084】
図16A及び図16Bを参照すると、バッファ誘電膜121、犠牲膜123及び絶縁膜124を連続的にパターニングして、互いに離隔されて第1方向に延長されるとともに基板110の一部を露出する分離領域131が形成される。パターニングされた絶縁膜124は、絶縁パターン125となる。分離領域131に露出された犠牲膜123を選択的に除去してリセス領域133を形成する。
【0085】
図17A及び図17Bを参照すると、リセス領域133に情報格納要素135と導電膜が形成される。リセス領域133の外部(つまり、分離領域131)に形成された導電膜が除去される。これにより、リセス領域133内にゲート電極G1〜G6が形成される。ゲート電極G1〜G6は、第1方向に延長される。
【0086】
分離領域131に形成された導電膜が除去されて基板110の一部が露出される。露出された基板110に第2導電型の不純物イオンが高濃度で提供され、共通ソース線CSLが形成される。
【0087】
分離領域131を埋める第1分離絶縁膜141が形成される。第6ゲート電極G6をパターニングして1つのゲート構造体GLに第1及び第2ストリング選択線SSL1、SSL2を形成する。第1及び第2ストリング選択線SSL1、SSL2の間に第2分離領域132が形成される。第1及び第2ストリング選択線SSL1、SSL2は互いに隣接して第2方向に交互に配置される。1つのストリング選択線にマトリックス型に配列される第1及び第2垂直柱PL1、PL2が接続される。例えば、本実施形態では、1つのゲート構造体GLに第1及び第2垂直柱PL1、PL2が第1及び第2ストリング選択線SSL1、SSL2に接続される。
【0088】
図18A及び図18Bを参照すると、第2分離領域132を埋める第2分離絶縁膜142が形成される。第1コンタクト152が垂直柱PL1、PL2上に形成される。第1コンタクト152上に補助配線SBL1、SBL2が形成される。第1補助配線SBL1と第2補助配線SBL2は、第2方向に延びる。補助配線SBL1、SBL2は、第1コンタクト152を介して隣り合うそれぞれのゲート線GL1、GL2に接続された垂直柱PL1、PL2を一対一で接続することができる。
【0089】
図14A及び図14Bを再び参照すると、第1補助配線SBL1と第2補助配線SBL2は、第2コンタクト154を介して互いに隣り合う他のビット線に接続される。第1補助配線SBL1は、第1ビット線BL1に接続される。第2補助配線SBL2は、第2ビット線BL2に接続される。
【0090】
図19は、本発明の第3実施形態に係る垂直型メモリ装置のメモリブロックの斜視図である。図20Aは、図19の垂直型メモリ装置の平面図である。図20Bは、図20AのA−A’線に沿った断面図である。図3を参照して説明した実施形態と同様の技術的特徴は説明を省略し、相違点について詳しく説明する。
【0091】
図19図20A及び図20Bを参照すると、ゲート構造体GLは、互いに隣接する第1から第3ゲート構造体を備える。第1ゲート構造体の第6ゲート電極G6は、第1ストリング選択線SSL1であり、第2ゲート構造体の第6ゲート電極G6は、第2ストリング選択線SSL2であり、第3ゲート構造体の第6ゲート電極G6は、第3ストリング選択線SSL3となる。第1から第3ストリング選択線SSL1〜SSL3は、第2方向に沿って交互に配置される。
【0092】
垂直柱PLは、ジグザグに順に配置された第1から第4垂直柱PL1〜PL4を備える。即ち、垂直柱PL1〜PL4は、第1方向及び第2方向の両側から互いにオフセットされて配列される。第1及び第4垂直柱PL1、PL4は、ストリング選択線SSL1〜SSL3の両端に配置され、第2及び第3垂直柱PL2、PL3は、第1垂直柱PL1と第4垂直柱PL4との間に配置される。第2垂直柱PL2は、第1垂直柱PL1から第1方向にシフト(shift)される。第4垂直柱PL4は、第3垂直柱PL3から第1方向にシフトされる。直ぐに隣接した垂直柱は、例えば、ビット線BL1〜BL4の2ピッチほど前記第1方向に離隔される。
【0093】
補助配線は、第1から第4補助配線SBL1〜SBL4を備える。第1補助配線SBL1は、第1ストリング選択線SSL1に接続された第3垂直柱PL3と第2ストリング選択線SSL2に接続された第2垂直柱PL2を接続する。第2補助配線SBL2は、第2ストリング選択線SSL2に接続された第3垂直柱PL3と第3ストリング選択線SSL3に接続された第2垂直柱PL2を接続する。第3補助配線SBL3は、第1ストリング選択線SSL1に接続された第4垂直柱PL4と第2ストリング選択線SSL2に接続された第1垂直柱PL1を接続する。第4補助配線SBL4は、第2ストリング選択線SSL2に接続された第4垂直柱PL4と第3ストリング選択線SSL3に接続された第1垂直柱PL1を接続する。
【0094】
第1補助配線SBL1及び第3補助配線SBL3は、第1方向に沿って交互に配置され、第2補助配線SBL2及び第4補助配線SBL4は、第1方向に沿って交互に配置される。第1及び第4補助配線SBL1、SBL4は、第2方向に沿って交互に配置され、第2及び第3補助配線SBL2、SBL3は、第2方向に沿って交互に配置される。
【0095】
第1から第4補助配線SBL1〜SBL4は、互いに隣り合う異なるビット線に接続される。たとえば、第1補助配線SBL1は、第1ビット線BL1に接続され、第2補助配線SBL2は、第2ビット線BL2に接続され、第3補助配線SBL3は、第3ビット線BL3に接続され、第4補助配線SBL4は、第4ビット線BL4に接続される。
【0096】
第1コンタクト152が垂直柱PL1〜PL4と補助配線SBL1〜SBL4を接続する。第2コンタクト154が補助配線SBL1〜SBL4とビット線BL1〜BL4を接続する。第1コンタクト152は、垂直柱PL1〜PL4上に配置され、第2コンタクト154は、第1分離絶縁膜141上に配置される。たとえば、第1及び第3補助配線SBL1、SBL3上の第2コンタクト154は、第1コンタクト152から第1方向にビット線の1/2ピッチだけシフトされ、第2及び第4補助配線SBL2、SBL4上の第2コンタクト154は、第1コンタクト152から第1方向の反対方向にビット線の1/4ピッチだけシフトされる。第1から第4補助配線SBL1〜SBL4は、第2方向に延びる。第1及び第3補助配線SBL1、SBL3は、それぞれ第1方向に突出した第1及び第3突出部P1、P3を有し、第2及び第4補助配線SBL2、SBL4は、それぞれ第1方向の反対方向に突出した第2及び第4突出部P2、P4を有する。たとえば、第1及び第3突出部P1、P3の突出距離は、第2及び第4突出部P2、P4の突出距離の2倍になる。第2コンタクト154は、突出部のP1〜P4上に配置される。突出部P1〜P4は、ゲート構造体間の第1分離絶縁膜141上に延長される。
【0097】
図20Cは、図20Aの変形例を示す図である。図20Cを参照して、本発明の他の実施形態による垂直型メモリ装置の変形例をより詳細に説明する。図20A及び図20Bを参照して説明した実施形態と同様の技術的特徴は説明を省略し、相違点について詳しく説明する。
【0098】
第1及び第3補助配線SBL1、SBL3は、第2方向に延長され、第1方向に突出した突出部P1、P3を有する。第2及び第4補助配線SBL2、SBL4は、第2方向に延長する実質的に長方形の形状を有する。第1及び第3補助配線SBL1、SBL3上の第2コンタクト154は、第1コンタクト152から第1方向にシフトされ、第2及び第4補助配線SBL2、SBL4上の第2コンタクト154は、第1コンタクト152からシフトされていない。たとえば、第1及び第3補助配線SBL1、SBL3上の第2コンタクト154は、第1コンタクト152から第1方向にビット線BL1〜BL4の1ピッチ分シフトされる。図20Cに示すように、補助配線SBL1〜SBL4は、様々な形状に変形できる。
【0099】
図20Aを再び参照すると、1つのチャネルの有効面積は3.3F2(2F×5F/3チャネル)に減少する。このように、単位セルの面積が減少し、集積度が増加する。さらに、通常のVNANDに比べて1つのストリング選択線によって選択されるビット線の数、すなわち、ページサイズが4倍に増える。これにより、プログラム及び読み込み速度が向上される。
【0100】
図19に示した本発明の他の実施形態に係る垂直型メモリ装置は、図6A図12Bを参照して説明した方法で形成することができる。また、図19に示した本発明のまた他の実施形態に係る垂直型メモリ装置は、1つのゲート構造体GLの第6ゲート電極G6は、第1及び第2ストリング選択線SSL1、SSL2を含むように図13図14A及び図14Bを参照して説明した発明の概念に基づいて変形することができる。1つのチャネルの有効面積は3.3F2(2F×5F/3チャネル)を下回る。
【0101】
図21は、本発明の第4実施形態による垂直型メモリ装置のメモリブロックの斜視図である。図22Aは、図21の垂直型メモリ装置の平面図である。図22Bは、図22AのA−A’線に沿った断面図である。図3を参照して説明した実施形態と同様の技術的特徴は説明を省略し、相違点について詳細に説明する。
【0102】
図21図22A及び図22Bを参照すると、基板110が提供される。基板110は第1導電型、例えばP型である。基板110上にゲート構造体GLが形成される。ゲート構造体GLは、絶縁パターン125及び絶縁パターンを介して互いに離隔されたゲート電極を含む。ゲート電極は、基板110上に順に積層された第1から第6ゲート電極G1〜G6を含む。絶縁パターン125は、シリコン酸化膜を含む。ゲート電極G1〜G6は、ドーピングされたシリコン、金属(例えば、タングステン)、金属窒化物、金属シリサイドまたはこれらの組み合わせを含む。図面にはゲート電極が6個であるが、これに限定されず、それ以上または以下に構成できる。
【0103】
垂直柱PLが第1方向及び第2方向に配列され、垂直柱PLのマトリックスを形成する。垂直柱PLは、ゲート電極G1〜G6を貫通して基板110に接続される。垂直柱PLは基板110から上に延長される(すなわち、第3方向に延びる)長軸を有する。垂直柱PLの一端は基板110に接続され、他端は第2方向に延長されるビット線BL1、BL2に接続される。
【0104】
補助配線SBL1、SBL2が垂直柱PLとビット線BL1、BL2との間に配置される。垂直柱PLと補助配線SBL1、SBL2は、第1コンタクト152を介して接続される。ビット線BL1、BL2と補助配線SBL1、SBL2は、第2コンタクト154を介して接続される。補助配線SBL1、SBL2は、第1コンタクト152を介して直ぐに隣接するゲート構造体GLに接続された垂直柱PLを接続する。
【0105】
フラッシュメモリ装置の複数のセルストリングがビット線BL1、BL2と基板110との間に提供される。1つのセルストリングは、ビット線BL1、BL2に接続するストリング選択トランジスタ、基板110に接続する接地選択トランジスタ、及びストリング選択トランジスタと接地選択トランジスタとの間に提供される複数のメモリセルを含む。選択トランジスタと複数のメモリセルは、1つの半導体柱PLに提供される。第1ゲート電極G1は、接地選択トランジスタの接地選択ゲートGSLである。第2から第5ゲート電極G2〜G5は、複数のメモリセルのセルゲートWLである。第6ゲート電極G6は、第3分離領域133(図21参照)によって複数に分割され、ストリング選択トランジスタのストリング選択線に機能する。ストリング選択線は、第1及び第2ストリング選択線SSL1、SSL2を含む。第1及び第2ストリング選択線SSL1、SSL2は、第1方向に延長し、第2方向に沿って交互に配置される。図22Bに例示的に示されたように、第3分離絶縁膜143が、第1及び第2ストリング選択線SSL1、SSL2間の第3分離領域133内に提供される。
【0106】
第1から第6ゲート電極G1〜G6と垂直柱PLとの間に、情報格納要素135が構成される。情報格納要素135は、ゲート電極G1〜G6と絶縁パターン125間に延長される。情報格納要素はブロッキング絶縁膜、電荷保存膜及びトンネル絶縁膜を備える。
【0107】
基板110にビット線BL1、BL2からの電流経路またはビット線BL1、BL2への電流経路を形成するソース領域(図示せず)が形成される。
【0108】
垂直柱PL1、PL2と補助配線SBL1、SBL2は、図3を参照して説明した同様の技術的特徴は説明を省略する。補助配線SBL1、SBL2の突出部P1、P2は、第3分離絶縁膜143上に延長される。第2コンタクト154は、第3分離絶縁膜143上の補助配線SBL1、SBL2上に配置される。
【0109】
図5C及び図5Dに示すように、補助配線SBL1、SBL2は、様々な形状を有する。
【0110】
図22Aを参照すると、1つのチャネルの有効面積は4F2(2F×4F/2チャネル)に減少する。このように、単位セルの面積が減少し、集積度が増加する。さらに、通常のVNANDに比べて1つのストリング選択線によって選択されるビット線の数、すなわち、ページサイズが2倍に増える。これにより、プログラム及び読み込み速度が向上される。
【0111】
続いて、図21の垂直型メモリ装置を形成する方法が説明される。図23A図25Aは、図22Aに対応する平面図であり、図23B図25Bは、図22Bに対応する断面図である。
【0112】
図23A及び図23Bを参照すると、基板110が提供される。基板110は第1導電型、例えばP型の導電型を有する。基板110上に絶縁膜124及び導電膜122が交互に形成される。絶縁膜124は、例えば、シリコン酸化膜を含む。導電膜122は、例えば、ドーピングされたシリコン、金属(例えば、タングステン)、金属窒化物、金属シリサイド又はこれらの組み合わせを含む。
【0113】
導電膜122及び絶縁膜124を貫通して基板110を露出している垂直ホール126が形成される。垂直ホール126は図22Aを参照して説明された垂直柱PL1、PL2のように配置される。
【0114】
図24A及び図24Bを参照すると、垂直ホール126の側壁に情報格納要素135が形成される。情報格納要素135は、ブロッキング絶縁膜、電荷保存膜及びトンネル絶縁膜を備える。情報格納要素135を異方性エッチングすることにより基板110が露出される。
【0115】
垂直ホール126内の情報格納要素135に隣接して垂直柱PL1、PL2が形成される。垂直柱PL1、PL2は、基板110に接続される。
【0116】
一例として、垂直柱PL1、PL2は、第1導電型の半導体膜からなる。半導体膜は垂直ホール126が完全に埋められないように形成され、半導体膜上に絶縁物質が形成され、垂直ホール126は完全に埋められる。半導体膜及び絶縁物質は平坦化され、最上層の絶縁膜124’が露出される。これにより、空いているその内部が充填絶縁膜127に埋められているシリンダ型の垂直柱PL1、PL2が形成される。半導体膜は垂直ホール126を埋めるように形成することができる。この場合、充填絶縁膜は形成されない。垂直柱PL1、PL2の上部はリセスされ、最上層の絶縁膜124’の上面より低い。垂直柱PL1、PL2がリセスされた垂直ホール126の一部に導電パターン128が形成される。導電パターン128は、ドーピングされたポリシリコンまたは金属からなる。導電パターン128と垂直柱PL1、PL2の上部に第2導電型の不純物イオンを注入してドレイン領域が形成される。第2導電型は、例えばN型である。
【0117】
他の例として、垂直柱PL1、PL2は、導電性物質、例えば、ドーピングされた半導体、金属、導電性金属窒化物、シリサイド、または(カーボンナノチューブやグラフェンなど)ナノ構造体のうち少なくとも1つを含む。この場合、情報格納要素135は可変抵抗パターンからなる。
【0118】
絶縁膜124及び導電膜122がパターニングされて、絶縁パターン125とゲート電極G1〜G6が形成される。第6ゲート電極G6は、さらにパターニングされて複数のゲート電極に分割されることができる。したがって、第6ゲート電極G6は、第1及び第2ストリング選択線SSL1、SSL2を含む。
【0119】
図25A及び図25Bを参照すると、第1及び第2ストリング選択線SSL1、SSL2間の第3分離領域133内に第3分離絶縁膜143が形成される。第1コンタクト152が垂直柱PL1、PL2上に形成される。第1コンタクト152上に補助配線SBL1、SBL2が形成される。補助配線SBL1、SBL2は、第1コンタクト152を介して垂直柱PL1を異なるストリング選択線SSL1、SSL2に接続された直ぐに隣接した垂直柱PL2を接続する。
【0120】
第1補助配線SBL1と第2補助配線SBL2は、第2方向に延びる。第1補助配線SBL1は、第1方向に突出した第1突出部P1を有し、第2補助配線SBL2は、第1方向の反対方向に突出した第2突出部P2を有する。突出部P1、P2は、第3分離絶縁膜143上に延長される。
【0121】
図22A及び図22Bを再び参照すると、第1補助配線SBL1と第2補助配線SBL2は、第2コンタクト154を介して隣り合う他のビット線に接続される。即ち、第1補助配線SBL1は、第1ビット線BL1に接続される。第2補助配線SBL2は、第2ビット線BL2に接続される。
【0122】
図26は、本発明の第5実施形態に係る垂直型メモリ装置のメモリブロックの斜視図である。図27Aは、図26の垂直型メモリ装置の平面図である。図27Bは、図27AのA−A’線に沿った断面図である。図21を参照して説明された実施形態と同様の技術的特徴は説明を省略し、相違点について詳細に説明する。
【0123】
図26図27A及び図27Bを参照すると、垂直柱PLはジグザグで順に配置された第1から第4垂直柱PL1〜PL4を備える。第1及び第2垂直柱PL1、PL2は、ストリング選択線SSL1〜SSL3の一側に接続され、第3及び第4垂直柱PL3、PL4は、ストリング選択線SSL1〜SSL3の他側に接続される。第1及び第4垂直柱PL1、PL4は、ストリング選択線SSL1〜SSL3の端部に配置され、第2及び第3垂直柱PL2、PL3は、第1垂直柱PL1と第4垂直柱PL4との間に配置される。第2垂直柱PL2は、第1垂直柱PL1から第1方向にシフトされる。第4垂直柱PL4は、第3垂直柱PL3から第1方向にシフトされる。直ぐに隣接した垂直柱は、例えば、ビット線BL1〜BL4の2ピッチほど前記第1方向に離隔する。
【0124】
補助配線は、第1から第4補助配線SBL1〜SBL4を含む。第1補助配線SBL1は、第1ストリング選択線SSL1の第3垂直柱PL3と第2ストリング選択線SSL2の第2垂直柱PL2を接続する。第2補助配線SBL2は、第2ストリング選択線SSL2の第3垂直柱PL3と第3ストリング選択線SSL3の第2垂直柱PL2を接続する。第3補助配線SBL3は、第1ストリング選択線SSL1の第4垂直柱PL4と第2ストリング選択線SSL2の第1垂直柱PL1を接続する。第4補助配線SBL4は、第2ストリング選択線SSL2の第4垂直柱PL4と第3ストリング選択線SSL3の第1垂直柱PL1を接続する。第1補助配線SBL1及び第3補助配線SBL3は、第1方向に沿って交互に配置され、第2補助配線SBL2及び第4補助配線SBL4は、第1方向に沿って交互に配置される。第1及び第4補助配線SBL1、SBL4は、第2方向に沿って交互に配置され、第2及び第3補助配線SBL2、SBL3は、第2方向に沿って交互に配置される。第1から第4補助配線SBL1〜SBL4は、互いに隣り合う異なるビット線に接続される。たとえば、第1補助配線SBL1は、第1ビット線BL1に接続され、第2補助配線SBL2は、第2ビット線BL2に接続され、第3補助配線SBL3は、第3ビット線BL3に接続され、第4補助配線SBL4は、第4ビット線BL4に接続される。
【0125】
第1コンタクト152は垂直柱PL1〜PL4と補助配線SBL1〜SBL4を接続する。第2コンタクト154は補助配線SBL1〜SBL4とビット線BL1〜BL4を接続する。第1コンタクト152は垂直柱PL1〜PL4上に配置され、第2コンタクト154は第3分離絶縁膜143上に垂直に整列されて配置される。たとえば、第1及び第3補助配線SBL1、SBL3上の第2コンタクト154は、第1コンタクト152から第1方向にビット線の1/2ピッチだけシフトされ、第2及び第4補助配線SBL2、SBL4上の第2コンタクト154は、第1コンタクト152から第1方向の反対方向にビット線の1/4ピッチだけシフトされる。第1から第4補助配線SBL1〜SBL4は、第2方向に延びる。第1及び第3補助配線SBL1、SBL3は、それぞれ第1方向に突出した第1及び第3突出部P1、P3を有し、第2及び第4補助配線SBL2、SBL4は、それぞれ第1方向の反対方向に突出した第2及び第4突出部P2、P4を有する。たとえば、第1及び第3突出部P1、P3の突出距離は、第2及び第4突出部P2、P4の突出距離の2倍になる。すなわち、第1及び第3突出部P1、P3の突出距離はさらに増加して対応するビット線に達することができる。第2コンタクト154は、突出部P1〜P4上に配置される。突出部P1〜P4は、ゲート構造体間の第3分離絶縁膜143上に延長される。
【0126】
図27Aを参照すると、本発明の第5実施形態では、1つのチャネルの有効面積は3.3F2(2F×5F/3チャネル)以下に減少する。このように、単位セルの面積が減少し、集積度が増加する。さらに、垂直柱PLの配列により、通常のVNANDに比べて1つのストリング選択線によって選択されるビット線の数、すなわち、ページサイズが4倍に増える。これにより、プログラム及び読み込み速度が向上される。
【0127】
図28は、本発明の概念による実施形態に基づいて形成された半導体装置を含むメモリシステムの一例を示す概略ブロック図である。
【0128】
図28を参照すると、本発明の実施形態に係る電子システム1100は、コントローラ1110、入出力装置1120、記憶装置1130、インターフェース1140及びバス1150を含む。前記コントローラ1110、入出力装置1120、記憶装置1130及び/またはインターフェース1140は、前記バス1150を介して互いに接続される。前記バス1150は、データが移動される経路(path)になる。記憶装置1130は、本発明の実施形態による半導体装置を含むことができる。
【0129】
前記コントローラ1110は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、マイクロコントローラ及びこれらと同様の機能を実行することができる論理素子のうち少なくとも1つを含む。前記入出力装置1120は、キーパッド(keypad)、キーボード及びディスプレイ装置などを含む。前記記憶装置1130は、データ及び/または命令を格納することができる。前記インターフェース1140は、通信ネットワークにデータを転送したり、通信ネットワークからデータを受信したりする機能を実行する。前記インターフェース1140は、有線または無線からなる。例えば、前記インターフェース1140は、アンテナまたは有線及び無線トランシーバを含む。図示していないが、前記電子システム1100は、前記コントローラ1110の動作を向上させるための動作記憶素子として、高速のDRAM素子及び/またはSRAM素子をさらに含むことができる。
【0130】
前記電子システム1100は、個人携帯情報端末(PDA、personal digital assistant)ポータブルコンピュータ(portable computer)、ウェブタブレット(web tablet)、コードレス電話(wireless phone)、携帯電話(mobile phone)、デジタルミュージックプレーヤー(digital music player)、メモリカード(memory card)または情報を無線環境で送信及び/または受信することができるすべての電子製品に適用される。
【0131】
図29は、本発明の概念による実施形態に基づいて形成された半導体装置を備えているメモリカードの一例を示す概略ブロック図である。
【0132】
図29を参照すると、メモリカード1200は、記憶装置1210を含む。前記記憶装置1210は、前述した実施形態に開示された半導体装置のうち少なくとも1つを含む。また、前記記憶装置1210は、異なる形態の半導体メモリ装置(例えば、DRAMデバイス及び/またはSRAMデバイスなど)をさらに含む。前記メモリカード1200は、ホストと前記記憶装置1210との間のデータ交換を制御するメモリコントローラ1220を含む。前記記憶装置1210及び/または前記コントローラ1220は、本発明の実施形態による半導体装置を含む。
【0133】
前記メモリコントローラ1220は、メモリカードの全体動作を制御する処理ユニット1222を含む。また、前記メモリコントローラ1220は、前記処理ユニット1222の動作メモリとして使用されるSRAM1221を含む。これに加えて、前記メモリコントローラ1220は、ホストインターフェース1223、メモリインターフェース1225をさらに含む。前記ホストインターフェース1223は、メモリカード1200とホスト(Host)との間のデータ交換プロトコルを具備する。前記メモリインターフェース1225は、前記メモリコントローラ1220と前記記憶装置1210を接続する。また、前記メモリコントローラ1220は、エラー訂正ブロック1224(Ecc)をさらに含む。前記エラー訂正ブロック1224は、前記記憶装置1210から読出されたデータのエラーを検出及び訂正する。図示されていないが、前記メモリカード1200は、ホスト(Host)とのインターフェースのためのコードデータを格納するROMデバイスをさらに含む。前記メモリカード1200は、ポータブルデータストレージカードとして使用される。これとは対照的に、前記メモリカード1200は、コンピュータシステムのハードディスクを代替することができる固相ディスク(SSD、Solid State Disk)で具現できる。
【0134】
図30は、本発明の概念による実施形態に基づいて形成された半導体装置を装着した情報処理システムの一例を示す概略ブロック図である。
【0135】
図30を参照すると、モバイル機器やデスクトップコンピュータなどの情報処理システムに本発明の実施形態によるフラッシュメモリシステム1310が装着される。本発明の実施形態による情報処理システム1300は、フラッシュメモリシステム1310とそれぞれシステムバス1360に電気的に接続されたモデム1320、中央処理装置1330、RAM1340、ユーザーインターフェース1350を含む。フラッシュメモリシステム1310は、前述したメモリシステムと実質的に同じである。フラッシュメモリシステム1310には、中央処理装置1330によって処理されたデータまたは外部から入力されたデータが格納される。ここで、上述したフラッシュメモリシステム1310は、半導体ディスク装置(SSD)で構成されており、この場合、情報処理システム1300は大容量のデータをフラッシュメモリシステム1310に安定的に保存することができる。そして信頼性の増大に応じて、フラッシュメモリシステム1310は、エラー訂正に必要なリソースを削減することができ、高速のデータ交換機能を情報処理システム1300に提供する。図示されていないが、本発明の実施形態による情報処理システム1300には、アプリケーションチップセット(Application Chipset)、カメライメージプロセッサ(Camera Image Processor:CIS)、入出力装置などがさらに提供されることは、この分野の通常の知識を有する者に自明である。
【0136】
また、本発明の実施形態によるメモリ装置、メモリシステムは、様々な形のパッケージに実装することができる。例えば、本発明の実施形態によるフラッシュメモリ装置、メモリシステムは、PoP(Package on Package)、Ball grid arrays(BGAs)、Chipscale packages(CSPs)、PlasticLeadedChipCarrier(PLCC)、Plastic Dual In−Line Package(PDIP)、Die in Waffle Pack、Die in Wafer Form、Chip On Board(COB)、Ceramic Dual In−LinePackage(CERDIP)、Plastic Metric Quad Flat Pack(MQFP)、Thin Quad Flatpack(TQFP)、Small Outline(SOIC)、Shrink Small Outline Package(SSOP)、Thin Small Outline(TSOP)、Thin Quad Flatpack(TQFP)、System In Package(SIP)、Multi Chip Package(MCP)、Wafer−level Fabricated Package(WFP)、Wafer−Level Processed Stack Package(WSP)のような方式でパッケージ化されて実装されることができる。
【0137】
明細書全体を通じて、一実施形態で示した特徴は本発明の概念の範囲及び思想内で他の実施形態と組み合わせることができる。
【0138】
本明細書全体を通じて、“一実施形態”という表現は、その実施形態に関連して説明された特別な特徴、構造、または特性が本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書のさまざまな位置での“一実施形態”という表現は、必ずしも同じ実施形態を示すものではない。なおかつ、特別な特徴、構造、または特性は、1つ以上の実施形態で適切な方法で組み合わせることができる。
【0139】
様々な動作が本発明を理解するのに最も役立つ方法で実行される複数の段階から説明できる。しかし、段階が説明される手順は、動作が順に依存するか、段階が実行される手順は提示された段階の手順を意味するものではない。
【0140】
本発明の概念がそれの例示的な実施形態に関連して図示され、説明されるが、請求項によって定義される本発明の概念の思想及び範囲を逸脱しない範囲内で、様々な変化は当業者に自明である。
【符号の説明】
【0141】
10・・・メモリセルアレイ
30・・・読み取り/書き込み回路
40・・・データ入出力回路
50・・・制御ロジック
1110・・・コントローラ
1130・・・記憶装置
1140・・・インターフェース
1210・・・記憶装置
1223・・・ホストインターフェース
1225・・・メモリインターフェース
1320・・・モデム
1350・・・ユーザーインターフェース
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E
図4F
図4G
図4H
図4I
図5A
図5B
図5C
図5D
図6A
図6B
図7A
図7B
図8A
図8B
図9A
図9B
図10A
図10B
図11A
図11B
図12A
図12B
図13
図14A
図14B
図15A
図15B
図16A
図16B
図17A
図17B
図18A
図18B
図19
図20A
図20B
図20C
図21
図22A
図22B
図23A
図23B
図24A
図24B
図25A
図25B
図26
図27A
図27B
図28
図29
図30