(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
Qが、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、メチル、モルホリニル、ジメチルモルホリニル、ピロリル、イソプロピルピペラジニル、メチルピペラジニル、ピリジニル、およびベンジルピペラジニルから独立して選択される、請求項4に記載の化合物。
Qが、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、メチル、モルホリニル、ジメチルモルホリニル、ピロリル、イソプロピルピペラジニル、メチルピペラジニル、ピリジニル、ベンジルピペラジニル、フェニル、イミダゾリル、メトキシ、tert−ブチル、インダゾリル、メチルピペリジニル、(ピロリジンカルボニル)ピペラジニル、フロウロピペリジニル(flouropiperidinyl)、ジメチルピラニル、ピペリジニル、ベンジル、1,1−ジオキシドチオモルホリノ、ピロリジニルメチル、ジメチルアミノ、オキサゾリル、(ピペリジンカルボニル)ピペラジニル、アセトアミド、(ピリミジニル)ピペリジニル、ピペリジニルメチル、チオモルホリニルフルオロフェニルアミド、メトキシフェニルアミド、イソプロピルピペリジニル、シアノメチル、(トリフルオロメチル)フェニルアミド、およびオキソモルホリニルから独立して選択される、請求項32に記載の化合物。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本明細書において記載される本開示の理解を容易にするために、多くの用語について下記に定義する。
【0014】
大体において、本明細書において記載される有機化学、医薬品化学、および薬理学における本明細書において使用される命名法および実験室での手順は、当技術分野においてよく知られており、よく用いられるものである。特に定義されない限り、本明細書において使用される技術用語および科学用語はすべて、おおむね、本開示が属する当技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。
【0015】
用語「対象」は、霊長動物(たとえばヒト)、雌ウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、イヌ、ネコ、ウサギ、ラット、またはマウスを含むが、これらに限定されない動物を指す。用語「対象」および「患者」は、たとえば、ヒト対象、一実施形態ではヒトなどのような哺乳動物対象に関して本明細書において区別なく使用される。
【0016】
用語「治療する」、「治療すること」、および「治療」は、障害、疾患、もしくは状態または障害、疾患、もしくは状態に関連する1つもしくは複数の症状を軽減するまたは抑止することまたは障害、疾患、もしくは状態の原因(複数可)自体を軽減するもしくは撲滅することを含むことになっている。
【0017】
用語「予防する」、「予防すること」、および「予防」は、障害、疾患、もしくは状態および/またはその付随的な症状の発症を遅延させるおよび/または起こらないようにする、対象が障害、疾患、もしくは状態にかからないようにする、または障害、疾患、もしくは状態にかかる対象の危険性を低下させるための方法を含むことになっている。
【0018】
用語「治療有効量」は、投与された場合に、発症を予防するまたは治療されている障害、疾患、もしくは状態の1つもしくは複数の症状をある程度まで軽減するのに十分である化合物の量を含むことになっている。用語「治療有効量」はまた、研究者、獣医、医学博士、または臨床医によって調べられている生体分子(たとえばタンパク質、酵素、RNA、もしくはDNA)、細胞、組織、系、動物、またはヒトの生物学的または医学的応答を誘起するのに十分である化合物の量をも指す。
【0019】
用語「IC
50」または「EC
50」は、最大の応答の50%の阻害のために、そのような応答を測定するアッセイにおいて必要とされる化合物の量、濃度、または投薬量を指す。
【0020】
用語「CC
50」は、宿主の生存率の50%の低下をもたらす化合物の量、濃度、または投薬量を指す。ある実施形態では、化合物のCC
50が、化合物により治療されていない細胞と比較して、化合物により治療された細胞の生存率を50%低下させるのに必要とされる化合物の量、濃度、または投薬量である。
【0021】
用語「薬学的に許容されるキャリヤ」、「薬学的に許容される賦形剤」、「生理学的に許容されるキャリヤ」、または「生理学的に許容される賦形剤」は、液体または固体の増量剤、希釈剤、溶媒、または封入剤などのような薬学的に許容される材料、組成物、またはビヒクルを指す。一実施形態では、それぞれの構成成分が、医薬製剤の他の成分と適合性であり、過度の毒性、刺激作用、アレルギー応答、免疫原性、または他の病気もしくは合併症を伴うことなくヒトおよび動物の組織または器官と接触させて使用するのに適しており、妥当なベネフィット/リスク比と釣り合っているという意味で「薬学的に許容される」。Remington:The Science and Practice of Pharmacy,21st ed.;Lippincott Williams & Wilkins:Philadelphia,PA,2005;Handbook of Pharmaceutical Excipients,6th ed.;Rowe et al.,Eds.;The Pharmaceutical Press and the American Pharmaceutical Association:2009;Handbook of Pharmaceutical Additives,3rd ed.;Ash and Ash Eds.;Gower Publishing Company:2007;Pharmaceutical Preformulation and Formulation,2nd ed.;Gibson Ed.;CRC Press LLC:Boca Raton,FL,2009を参照されたい。
【0022】
用語「約」または「およそ」は、当業者によって決定される特定の値について許容される誤差を意味し、これは、その値がどのように測定されるまたは決定されるかに部分的に依存する。ある実施形態では、用語「約」または「およそ」が、1、2、3、または4標準偏差内であることを意味する。ある実施形態では、用語「約」または「およそ」が、所与の値または範囲の50%、20%、15%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、1%、0.5%、または0.05%以内であることを意味する。
【0023】
用語「活性成分」および「活性物質」は、障害、疾患、または状態の1つまたは複数の症状を治療する、予防する、または回復させるために単独でまたは1つもしくは複数の薬学的に許容される賦形剤と組み合わせて対象に投与される化合物を指す。本明細書において使用されるように、「活性成分」および「活性物質」は、本明細書において記載される化合物の光学活性異性体または同位体変種であってもよい。
【0024】
用語「薬剤」、「治療剤」、および「化学療法剤」は、障害、疾患、または状態の1つまたは複数の症状を治療する、予防する、または回復させるために対象に投与される化合物またはその医薬組成物を指す。
【0025】
用語「アルキル」は、直鎖または分岐飽和一価炭化水素ラジカルを指し、アルキルは、本明細書において記載される1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換される。たとえば、C
1〜6アルキルは、1〜6の炭素原子の直鎖飽和一価炭化水素ラジカルまたは3〜6の炭素原子の分岐飽和一価炭化水素ラジカルを指す。ある実施形態では、アルキルが、1〜20(C
1〜20)、1〜15(C
1〜15)、1〜10(C
1〜10)、もしくは1〜6(C
1〜6)の炭素原子を有する直鎖飽和一価炭化水素ラジカルまたは3〜20(C
3〜20)、3〜15(C
3〜15)、3〜10(C
3〜10)、もしくは3〜6(C
3〜6)の炭素原子の分岐飽和一価炭化水素ラジカルである。本明細書において使用されるように、直鎖C
1〜6および分岐C
3〜6アルキル基はまた、「低級アルキル」とも呼ばれる。アルキル基の例は、メチル、エチル、プロピル(すべての異性体形態を含む)、n−プロピル、イソプロピル、ブチル(すべての異性体形態を含む)、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル(すべての異性体形態を含む)、およびヘキシル(すべての異性体形態を含む)を含むが、これらに限定されない。
【0026】
用語「アルケニル」は、直鎖または分岐一価炭化水素ラジカルを指し、これは、1つまたは複数の、一実施形態では1〜5の、他の実施形態では1つの炭素−炭素二重結合を含有し、アルケニルは、本明細書において記載される1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換される。用語「アルケニル」は、当業者らによって十分に理解されるように「シス」もしくは「トランス」立体配置を有するラジカルまたはその混合物あるいはその代わりに「Z」もしくは「E」立体配置またはその混合物を包含する。たとえば、C
2〜6アルケニルは、2〜6の炭素原子の直鎖不飽和一価炭化水素ラジカルまたは3〜6の炭素原子の分岐不飽和一価炭化水素ラジカルを指す。ある実施形態では、アルケニルが、2〜20(C
2〜20)、2〜15(C
2〜15)、2〜10(C
2〜10)、もしくは2〜6(C
2〜6)の炭素原子の直鎖一価炭化水素ラジカルまたは3〜20(C
3〜20)、3〜15(C
3〜15)、3〜10(C
3〜10)、もしくは3〜6(C
3〜6)の炭素原子の分岐一価炭化水素ラジカルである。アルケニル基の例は、エテニル、プロペン−1−イル、プロペン−2−イル、アリル、ブテニル、および4−メチルブテニルを含むが、これらに限定されない。
【0027】
用語「アルキニル」は、直鎖または分岐一価炭化水素ラジカルを指し、これは、1つまたは複数の、一実施形態では1〜5の、他の実施形態では1つの炭素−炭素三重結合を含有し、アルキニルは、本明細書において記載される1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換される。たとえば、C
2〜6アルキニルは、2〜6の炭素原子の直鎖不飽和一価炭化水素ラジカルまたは3〜6の炭素原子の分岐不飽和一価炭化水素ラジカルを指す。ある実施形態では、アルキニルが、2〜20(C
2〜20)、2〜15(C
2〜15)、2〜10(C
2〜10)、もしくは2〜6(C
2〜6)の炭素原子の直鎖一価炭化水素ラジカルまたは3〜20(C
3〜20)、3〜15(C
3〜15)、3〜10(C
3〜10)、もしくは3〜6(C
3〜6)の炭素原子の分岐一価炭化水素ラジカルである。アルキニル基の例は、エチニル(−C≡CH)、プロピニル(すべての異性体形態、たとえば1−プロピニル(−C≡CCH
3)およびプロパルギル(−CH
2C≡CH)を含む)、ブチニル(すべての異性体形態、たとえば1−ブチン−1−イルおよび2−ブチン−1−イル)を含む)、ペンチニル(すべての異性体形態、たとえば1−ペンチン−1−イルおよび1−メチル−2−ブチン−1−イル)を含む)、ならびにヘキシニル(すべての異性体形態、たとえば1−ヘキシン−1−イルを含む)を含むが、これらに限定されない。
【0028】
用語「シクロアルキル」は、環状一価炭化水素ラジカルを指し、シクロアルキルは、本明細書において記載される1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換される。一実施形態では、シクロアルキル基が、飽和または不飽和であってもよいが、非芳香族および/またはスピロおよび/または非スピロおよび/または架橋および/または非架橋および/または縮合二環式基であってもよい。ある実施形態では、シクロアルキルが、3〜20(C
3〜20)、3〜15(C
3〜15)、3〜10(C
3〜10)、または3〜7(C
3〜7)の炭素原子を有する。シクロアルキル基の例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニル、シクロヘプチル、シクロヘプテニル、ビシクロ[2.1.1]ヘキシル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、デカリニル(decalinyl)、およびアダマンチルを含むが、これらに限定されない。
【0029】
用語「アリール」は、少なくとも1つの芳香族炭素環を含有する一価単環式芳香族基および/または一価多環式芳香族基を指し、アリールは、本明細書において記載される1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換される。ある実施形態では、アリールが、6〜20(C
6〜20)、6〜15(C
6〜15)、または6〜10(C
6〜10)の環原子を有する。アリール基の例は、フェニル、ナフチル、フルオレニル、アズレニル、アントリル、フェナントリル、ピレニル、ビフェニル、およびテルフェニルを含むが、これらに限定されない。アリールはまた、二環式または三環式炭素環をも指し、環の一方は、芳香族であり、環の他方は、飽和、部分的不飽和、または芳香族、たとえばジヒドロナフチル、インデニル、インダニル、またはテトラヒドロナフチル(テトラリニル)であってもよい。
【0030】
用語「アラルキル」または「アリールアルキル」は、1つまたは複数のアリール基により置換された一価のアルキル基を指し、アラルキルまたはアリールアルキルは、本明細書において記載される1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換される。ある実施形態では、アラルキルが、7〜30(C
7〜30)、7〜20(C
7〜20)、または7〜16(C
7〜16)の炭素原子を有する。アラルキル基の例は、ベンジル、2−フェニルエチル、および3−フェニルプロピルを含むが、これらに限定されない。
【0031】
用語「ヘテロアリール」は、少なくとも1つの芳香環を含有する一価単環式芳香族基または一価多環式芳香族基を指し、少なくとも1つの芳香環が、環中に、O、S、N、およびPから独立して選択される1つまたは複数のヘテロ原子を含有する。ヘテロアリール基は、芳香環によって残りの分子に結合される。ヘテロアリール基のそれぞれの環は、1つまたは2つのO原子、1つまたは2つのS原子、1〜4のN原子、および/または1つまたは2つのP原子を含有することができ、それぞれの環中のヘテロ原子の総数は、4以下であり、それぞれの環は、少なくとも1つの炭素原子を含有することを条件とする。ある実施形態では、ヘテロアリールが、5〜20、5〜15、または5〜10の環原子を有する。単環式ヘテロアリール基の例は、フラニル、イミダゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリル、チアジアゾリル、チアゾリル、チエニル、テトラゾリル、トリアジニル、およびトリアゾリルを含むが、これらに限定されない。二環式ヘテロアリール基の例は、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾピラニル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチエニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾオキサゾリル、フロピリジル(furopyridyl)、イミドアゾピリジニル、イミダゾチアゾリル、インドリジニル、インドリル、インダゾリル、イソベンゾフラニル、イソベンゾチエニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、ナフチリジニル、オキサゾロピリジニル、フタラジニル、プテリジニル、プリニル、ピリドピリジル、ピロロピリジル、キノリニル、キノキサリニル、キナゾリニル、チアジアゾロピリミジル、およびチエノピリジルを含むが、これらに限定されない。三環式ヘテロアリール基の例は、アクリジニル、ベンズインドリル、カルバゾリル、ジベンゾフラニル、ペリミジニル、フェナントロリニル(phenanthrolinyl)、フェナントリジニル(phenanthridinyl)、フェナルサジニル(phenarsazinyl)、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、およびキサンテニルを含むが、これらに限定されない。ある実施形態では、ヘテロアリールが、本明細書において記載される1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換される。
【0032】
用語「ヘテロアラルキル」または「ヘテロアリールアルキル」は、1つまたは複数のヘテロアリール基により置換された一価のアルキル基を指し、アルキルおよびヘテロアリールは、それぞれ、本明細書において定義されるとおりである。ある実施形態では、ヘテロアラルキルが、本明細書において記載される1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換される。
【0033】
用語「ヘテロシクリル」または「複素環式」は、少なくとも1つの非芳香族環を含有する一価単環式非芳香族環系または一価多環式環系を指し、1つまたは複数の非芳香族環原子は、O、S、N、およびPから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環原子は、炭素原子である。ある実施形態では、ヘテロシクリルまたは複素環式基が、3〜20、3〜15、3〜10、3〜8、4〜7、または5〜6の環原子を有する。ヘテロシクリル基は、非芳香族環によって残りの分子に結合される。ある実施形態では、ヘテロシクリルが、単環式、二環式、三環式、または四環式環系であり、これが、スピロ、縮合、または架橋であってもよく、窒素原子または硫黄原子が、任意選択で酸化されてもよく、窒素原子が、任意選択で四級化されてもよく、環の中には、部分的にもしくは完全に飽和されてもよいまたは芳香族であってもよいものもある。ヘテロシクリルは、任意のヘテロ原子または炭素原子で主な構造に付けられてもよく、これにより、安定性の化合物の生成がもたらされる。そのような複素環式基の例は、アゼピニル、ベンゾジオキサニル、ベンゾジオキソリル、ベンゾフラノニル、ベンゾピラノニル、ベンゾピラニル、ベンゾテトラヒドロフラニル、ベンゾテトラヒドロチエニル、ベンゾチオピラニル、ベンゾオキサジニル、β−カルボリニル、クロマニル、クロモニル、シンノリニル、クマリニル、デカヒドロイソキノリニル、ジヒドロベンズイソチアジニル、ジヒドロベンズイソキサジニル、ジヒドロフリル、ジヒドロイソインドリル、ジヒドロピラニル、ジヒドロピラゾリル、ジヒドロピラジニル、ジヒドロピリジニル、ジヒドロピリミジニル、ジヒドロピロリル、ジオキソラニル、1,4−ジチアニル、フラノニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、インドリニル、イソベンゾテトラヒドロフラニル、イソベンゾテトラヒドロチエニル、イソクロマニル、イソクマリニル、イソインドリニル、イソチアゾリジニル、イソオキサゾリジニル、モルホリニル、オクタヒドロインドリル、オクタヒドロイソインドリル、オキサゾリジノニル、オキサゾリジニル、オキシラニル、ピペラジニル、ピペリジニル、4−ピペリドニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピロリジニル、ピロリニル(pyrrolinyl)、キヌクリジニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロピラニル、ヒトラヒドロチエニル、チアモルホリニル、チアゾリジニル、テトラヒドロキノリニル、および1,3,5−トリチアニルを含むが、これらに限定されない。ある実施形態では、ヘテロシクリルが、本明細書において記載される1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換される。
【0034】
用語「ヘテロシクリルアルキル」は、1つまたは複数のヘテロシクリル基により置換される一価のアルキル基を指し、アルキルおよびヘテロシクリルは、それぞれ、本明細書において定義されるとおりである。ある実施形態では、ヘテロアラルキルが、本明細書において記載される1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換される。
【0035】
用語「アルコキシ」は、−O−アルキルを指し、アルキルは、本明細書において定義されるとおりである。たとえば、用語「C
1〜6アルコキシ」は、−O−C
1〜6アルキルを指す。
【0036】
用語「ハロゲン」、「ハロゲン化物」、または「ハロ」は、フッ素、塩素、臭素、および/またはヨウ素を指す。
【0037】
用語「任意選択で置換される」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基などのような基または置換基が、1つまたは複数の置換基Qにより置換されてもよいことを意味することが意図され、これらのそれぞれが、たとえば(a)オキソ(=O)、ハロ、シアノ(−CN)、ニトロ(−NO
2)、およびペンタフルオロスルファニル(−SF
5)、(b)C
1〜6アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
3〜10シクロアルキル、C
6〜14アリール、C
7〜15アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル、これらのそれぞれが、1つまたは複数の、一実施形態では1、2、3、または4つの置換基Q
aによりさらに任意選択で置換される、ならびに(c)−B(R
a)OR
d、−B(OR
a)OR
d、−C(O)R
a、−C(O)OR
a、−C(O)NR
bR
c、−C(NR
a)NR
bR
c、−OR
a、−OC(O)R
a、−OC(O)OR
a、−OC(O)NR
bR
c、−OC(=NR
a)NR
bR
c、−OS(O)R
a、−OS(O)
2R
a、−OS(O)NR
bR
c、−OS(O)
2NR
bR
c、−NR
bR
c、−NR
aC(O)R
d、−NR
aC(O)OR
d、−NR
aC(O)NR
bR
c、−NR
aC(=NR
d)NR
bR
c、−NR
aS(O)R
d、−NR
aS(O)
2R
d、−NR
aS(O)NR
bR
c、−NR
aS(O)
2NR
bR
c、−P(O)R
aR
d、−P(O)(OR
a)R
d、−P(O)(OR
a)(OR
d)、−SR
a、−S(O)R
a、−S(O)
2R
a、−S(O)NR
bR
c、および−S(O)
2NR
bR
c、それぞれのR
a、R
b、R
c、およびR
dが、独立して、(i)水素、(ii)C
1〜6アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
3〜10シクロアルキル、C
6〜14アリール、C
7〜15アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、もしくはヘテロシクリルアルキル、それぞれが、1つもしくは複数の、一実施形態では1、2、3、もしくは4つの置換基Q
aにより任意選択で置換される、または(iii)R
bおよびR
cが、R
bおよびR
cが付けられたN原子と一緒に、1つもしくは複数の、一実施形態では1、2、3、もしくは4つの置換基Q
aにより任意選択で置換されるヘテロアリールもしくはヘテロシクリルを形成する、である、から独立して選択される。本明細書において使用されるように、置換することができる基はすべて、別段の定めがない限り、「任意選択で置換される」。
【0038】
一実施形態では、それぞれQ
aが、(a)オキソ、シアノ、ハロ、ニトロ、およびペンタフルオロスルファニル(−SF
5)ならびに(b)C
1〜6アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
3〜10シクロアルキル、C
6〜14アリール、C
7〜15アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルならびに(c)−B(R
e)OR
g、−B(OR
e)OR
g、−C(O)R
e、−C(O)OR
e、−C(O)NR
fR
g、−C(NR
e)NR
fR
g、−OR
e、−OC(O)R
e、−OC(O)OR
e、−OC(O)NR
fR
g、−OC(=NR
e)NR
fR
g、−OS(O)R
e、−OS(O)
2R
e、−OS(O)NR
fR
g、−OS(O)
2NR
fR
g、−NR
fR
g、−NR
eC(O)R
h、−NR
eC(O)OR
h、−NR
eC(O)NR
fR
g、−NR
eC(=NR
h)NR
fR
g、−NR
eS(O)R
h、−NR
eS(O)
2R
h、−NR
eS(O)NR
fR
g、−NR
eS(O)
2NR
fR
g、−P(O)R
eR
h、−P(O)(OR
e)R
h、−P(O)(OR
e)(OR
h)、−SR
e、−S(O)R
e、−S(O)
2R
e、−S(O)NR
fR
g、および−S(O)
2NR
fR
g、それぞれのR
e、R
f、R
g、およびR
hが、独立して、(i)水素、C
1〜6アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
3〜10シクロアルキル、C
6〜14アリール、C
7〜15アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、もしくはヘテロシクリルアルキルまたは(ii)R
fおよびR
gが、R
fおよびR
gが付けられたN原子と一緒に、ヘテロアリールもしくはヘテロシクリルを形成する、である、からなる基から独立して選択される。
【0039】
用語「光学活性」および「鏡像異性的に活性である」は、約50%もの、約70%もの、約80%もの、約90%もの、約91%もの、約92%もの、約93%もの、約94%もの、約95%もの、約96%もの、約97%もの、約98%もの、約99%もの、約99.5%もの、または約99.8%もの鏡像異性体過剰率を有する分子の集合を指す。ある実施形態では、化合物が、論議されているラセミ化合物の総重量に基づいて約95%以上の1つの鏡像異性体および約5%以下の他の鏡像異性体を含む。
【0040】
光学活性化合物を記載する際に、記号RおよびSは、そのキラル中心(複数可)に関する分子の絶対配置を表示するために使用される。(+)および(−)は、化合物の旋光度、すなわち、偏光された光の面が光学活性化合物によって回転する方向を表示するために使用される。(−)の記号は、化合物が左旋性であること、すなわち、化合物が偏光された光の面を左または左回りに回転させることを示す。(+)の記号は、化合物が右旋性である、すなわち、化合物が偏光された光の面を右にまたは右回りに回転させることを示す。しかしながら、旋光度の符号、(+)および(−)は、分子の絶対配置、RおよびSに関係しない。
【0041】
用語「同位体変種」は、そのような化合物を構成する1つまたは複数の原子に同位体の非天然部分を含有する化合物を指す。ある実施形態では、化合物の「同位体変種」が、水素(
1H)、重水素(
2H)、三重水素(
3H)、炭素−11(
11C)、炭素−12(
12C)、炭素−13(
13C)、炭素14(
14C)、窒素−13(
13N)、窒素−14(
14N)、窒素−15(
15N)、酸素−14(
14O)、酸素−15(
15O)、酸素−16(
16O)、酸素−17(
17O)、酸素−18(
18O)、フッ素−17(
17F)、フッ素−18(
18F)、リン−31(
31P)、リン−32(
32P)、リン−33(
33P)、硫黄−32(
32S)、硫黄−33(
33S)、硫黄−34(
34S)、硫黄−35(
35S)、硫黄−36(
36S)、塩素−35(
35Cl)、塩素−36(
36Cl)、塩素−37(
37Cl)、臭素−79(
79Br)、臭素−81(
81Br)、ヨウ素−123(
123I)、ヨウ素−125(
125I)、ヨウ素−127(
127I)、ヨウ素−129(
129I)、およびヨウ素131(
131I)を含むが、これらに限定されない、1つまたは複数の同位体の非天然部分を含有する。ある実施形態では、化合物の「同位体変種」が、安定した形態をしている、すなわち非放射性である。ある実施形態では、化合物の「同位体変種」が、水素(
1H)、重水素(
2H)、炭素−12(
12C)、炭素−13(
13C)、窒素−14(
14N)、窒素−15(
15N)、酸素−16(
16O)、酸素−17(
17O)、酸素−18(
18O)、フッ素−17(
17F)、リン−31(
31P)、硫黄−32(
32S)、硫黄−33(
33S)、硫黄−34(
34S)、硫黄−36(
36S)、塩素−35(
35Cl)、塩素−37(
37Cl)、臭素−79(
79Br)、臭素−81(
81Br)、およびヨウ素−127(
127I)を含むが、これらに限定されない、1つまたは複数の同位体の非天然部分を含有する。ある実施形態では、化合物の「同位体変種」が、不安定な形態をしている、すなわち放射性である。ある実施形態では、化合物の「同位体変種」が、三重水素(
3H)、炭素−11(
11C)、炭素14(
14C)、窒素−13(
13N)、酸素−14(
14O)、酸素−15(
15O)、フッ素−18(
18F)、リン−32(
32P)、リン−33(
33P)、硫黄−35(
35S)、塩素−36(
36Cl)、ヨウ素−123(
123I)、ヨウ素−125(
125I)、ヨウ素−129(
129I)、およびヨウ素131(
131I)を含むが、これらに限定されない、1つまたは複数の同位体の非天然部分を含有する。本明細書において提供される化合物において、当業者の判断に従って実現可能であれば、どの水素もたとえば
2Hとすることができるまたはどの炭素もたとえば
13Cとすることができるまたはどの窒素もたとえば
15Nとすることができるまたはどの酸素もたとえば
18Oとすることができることが理解されるであろう。ある実施形態では、化合物の「同位体変種」が、重水素の非天然部分を含有する。
【0042】
用語「溶媒和化合物」は、化学量論的または非化学量論的な量で存在する、溶質の1つまたは複数の分子、たとえば、本明細書において提供される化合物および溶媒の1つまたは複数の分子によって形成される複合体または凝集物を指す。適した溶媒は、水、MeOH、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、および酢酸を含むが、これらに限定されない。ある実施形態では、溶媒が、薬学的に許容される。一実施形態では、複合体または凝集物が、結晶形態をしている。他の実施形態では、複合体または凝集物が、非晶質形態をしている。溶媒が水である場合、溶媒和化合物は、水和物である。水和物の例は、半水化物、一水化物、二水和物、三水和物、四水和物、および五水和物を含むが、これらに限定されない。
【0043】
用語「天然に存在する」または「天然の」は、核酸分子、ポリペプチド、宿主細胞、およびその他同種のものなどのような、生体物質に関連して使用される場合、自然界において見つけられ、人によって操作されていない物質を指す。同様に、「天然に存在しない」または「非天然の」は、自然界において見つけられないまたは人によって構造的に修飾されたもしくは合成された物質を指す。
【0044】
用語「RCキナーゼ」は、regulated in COPDキナーゼまたはその変異体を指す。RCキナーゼ変異体は、天然のRCキナーゼに実質的に相同なタンパク質、すなわち、天然のRCキナーゼのアミノ酸配列と比較して、1つまたは複数の天然に存在するまたは天然に存在しないアミノ酸の欠失、挿入、または置換を有するタンパク質(たとえばRCキナーゼ誘導体、相同体、および断片)を指す。RCキナーゼ変異体のアミノ酸配列は、天然のRCキナーゼと少なくとも約80%同一である、少なくとも約90%同一である、または少なくとも約95%同一である。RCキナーゼのいくつかの例は、米国特許第7,829,685号明細書において開示され、本開示は、その全体が参照によって本明細書において組み込まれる。
【0045】
用語「RCキナーゼ媒介性の障害、疾患、または状態」および「RCキナーゼによって媒介される障害、疾患、または状態」は、異常なまたは調節異常の、たとえば、正常よりも低いまたは高いRCキナーゼ活性によって特徴付けられる障害、疾患、または状態を指す。異常なRCキナーゼ機能活性は、細胞におけるRCキナーゼ過剰発現、通常RCキナーゼを発現しない細胞におけるRCキナーゼの発現、またはたとえば、RCキナーゼにおける突然変異によってを引き起こされる恒常的な活性化による調節異常の結果として生じるかもしれない。RCキナーゼ媒介性の障害、疾患、または状態は、異常なまたは調節異常のRCキナーゼ活性によって完全にまたは部分的に媒介されてもよい。特に、RCキナーゼ媒介性の障害、疾患、または状態は、RCキナーゼ活性の調整が根底にある障害、疾患、または状態に対していくらかの効果をもたらす、たとえば、RCキナーゼ阻害剤が治療されている患者の少なくとも数人においていくらかの改善をもたらすものである。
【0046】
語句「その立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグ」は、語句「そこで言及される化合物の立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種、そこで言及される化合物の薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグ、またはそこで言及される化合物の立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種の薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグと同じ意味を有する。
【0047】
化合物
一実施形態では、式Iの3,5−ジアミノピラゾール
【化3】
またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグが本明細書において提供され、
R
1が、C
6〜14アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、
R
2およびR
3が、それぞれに独立して、C
1〜6アルキルまたはC
3〜10シクロアルキルであり、
それぞれのアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルが、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換され、それぞれのQが、ハロ、C
1〜6アルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルから独立して選択され、これらのそれぞれが、1つまたは複数のC
1〜6アルキルによりさらに任意選択で置換される、ただし、化合物が、3−((3−クロロフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドではないことを条件とする。
【0048】
他の実施形態では、式Iの3,5−ジアミノピラゾール
【化4】
またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグが本明細書において提供され、
R
1が、C
6〜14アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、
R
2およびR
3が、それぞれに独立して、C
1〜6アルキルまたはC
3〜10シクロアルキルであり、
それぞれのアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルが、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換され、それぞれのQが、ハロ、アミノ、アミノスルホニル、C
1〜6アルキル、C
1〜6アルコキシ、アルキルアミド、シアノ、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルから独立して選択され、これらのそれぞれが、1つまたは複数のC
1〜6アルキル、ハロ、シアノ、オキソ、アラルキル、ジアルキルアミノ、アリールアミド、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、またはヘテロシクリルカルボニルによりさらに任意選択で置換される、ただし、化合物が、3−((3−クロロフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドではないことを条件とする。
【0049】
他の実施形態では、式Iの化合物またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグが本明細書において提供され、
R
1が、C
6〜14アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、これらのそれぞれが、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換され、それぞれのQが、ハロ、C
1〜6アルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルから独立して選択され、これらのそれぞれが、1つまたは複数の、一実施形態では1、2、3、4、または5つのC
1〜6アルキルによりさらに任意選択で置換され、
R
2およびR
3が、それぞれC
1〜6アルキルである、
ただし、化合物が、3−((3−クロロフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドではないことを条件とする。
【0050】
他の実施形態では、式Iの化合物またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグを含む式Iの化合物が本明細書において提供され、
R
1が、C
6〜14アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、これらのそれぞれが、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換され、それぞれのQが、ハロ、C
1〜6アルキル、C
1〜6アルコキシ、アルキルアミド、アミノ、スルホンアミド、シアノ、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルから独立して選択され、これらのそれぞれが、ハロ、シアノ、オキソ、アラルキル、ジアルキルアミノ、アリールアミド、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルカルボニルから選択される1つまたは複数の、一実施形態では1、2、3、4、または5つの基によりさらに任意選択で置換され、
R
2およびR
3が、それぞれC
1〜6アルキルである、
ただし、化合物が、3−((3−クロロフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドではないことを条件とする。
【0051】
他の実施形態では、式Iの化合物またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグが本明細書において提供され、
R
1が、フェニルまたはピリジニルであり、これらのそれぞれが、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換され、
R
2およびR
3が、それぞれC
1〜6アルキルであり、
Qが、本明細書において定義されるとおりである、
ただし、化合物が、3−((3−クロロフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドではないことを条件とする。
【0052】
さらに他の実施形態では、式Iの化合物またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグが本明細書において提供され、
R
1が、C
6〜14アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、これらのそれぞれが、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換され、それぞれのQが、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、メチル、モルホリニル、ジメチルモルホリニル、ピロリル、イソプロピルピペラジニル、メチルピペラジニル、ピリジニル、およびベンジルピペラジニルから独立して選択され、
R
2およびR
3が、それぞれC
1〜6アルキルである、
ただし、化合物が、3−((3−クロロフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドではないことを条件とする。
【0053】
さらに他の実施形態では、式Iの化合物またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグが本明細書において提供され、
R
1が、C
6〜14アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、これらのそれぞれが、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換され、それぞれQが、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、シアノ、アミノ、アミノスルホニル、メチル、メトキシ、モルホリニル、ジメチルモルホリニル、ピロリル、イソプロピルピペラジニル、メチルピペラジニル、ピリジニル、ベンジルピペラジニル、フェニル、イミダゾリル、メトキシ、tert−ブチル、インダゾリル、メチルピペリジニル、(ピロリジンカルボニル)ピペラジニル、フロウロピペリジニル(flouropiperidinyl)、ジメチルピラニル、ピペリジニル、ベンジル、1,1−ジオキシドチオモルホリノ、ピロリジニルメチル、モルホリノメチル、ジメチルアミノ、オキサゾリル、ピラゾリル、(ピペリジンカルボニル)ピペラジニル、アセトアミド、(ピリミジニル)ピペリジニル、ピペリジニルメチル、チオモルホリニル、フルオロフェニルアミド、メトキシフェニルアミド、イソプロピルピペリジニル、シアノメチル、(トリフルオロメチル)フェニルアミド、およびオキソモルホリニルから独立して選択され、
R
2およびR
3が、それぞれC
1〜6アルキルである、
ただし、化合物が、3−((3−クロロフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドではないことを条件とする。
【0054】
さらに他の実施形態では、式Iの化合物またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグが本明細書において提供され、
R
1が、3−メチル−4−モルホリノフェニル、3−クロロ−4−モルホリノフェニル、4−モルホリノフェニル、4−(2,6−ジメチルモルホリノ)フェニル、2−モルホリノ−3−クロロピリジン−5−イル、4−(1H−ピロール−1−イル)フェニル、2−モルホリノピリジン−5−イル、4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル、4−(ピリジン−2−イル)フェニル、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル、5−モルホリノピリジン−2−イル、2−モルホリノ−3−メチルピリジン−5−イル、2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−3−メチルピリジン−5−イル、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−3−メチルピリジン−5−イル、3−クロロ−4−(2,6−ジメチルモルホリノ)フェニル、4−(ピリジン−3−イル)フェニル、または3−クロロ−4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニルであり、
R
2およびR
3が、それぞれメチルである、
ただし、化合物が、3−((3−クロロフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドではないことを条件とする。
【0055】
さらに他の実施形態では、式Iの化合物またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグが本明細書において提供され、
R
1が、3−メチル−4−モルホリノフェニル、3−クロロ−4−モルホリノフェニル、4−モルホリノフェニル、4−(2,6−ジメチルモルホリノ)フェニル、2−モルホリノ−3−クロロピリジン−5−イル、4−(1H−ピロール−1−イル)フェニル、2−モルホリノピリジン−5−イル、4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル、4−(ピリジン−2−イル)フェニル、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル、5−モルホリノピリジン−2−イル、2−モルホリノ−3−メチルピリジン−5−イル、2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−3−メチルピリジン−5−イル、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−3−メチルピリジン−5−イル、3−クロロ−4−(2,6−ジメチルモルホリノ)フェニル、4−(ピリジン−3−イル)フェニル、3−クロロ−4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル、1,1’−ビフェニル、4−(1H−イミダゾール−1−イル)フェニル、4−メトキシフェニル、4−tertブチルフェニル、1H−インダゾール−5−イル、4−(4−メチル−[1,4’−ビピペリジン]−1’−イル)フェニル、4−(4−(ピロリジン−1−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル、4−(4−フルオロピペリジン−1−イル)フェニル、6−(2,6−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリジン−3−イル、4−(ピペリジン−1−イル)フェニル、3−クロロ−4−(2,6−ジメチルモルホリノ)フェニル、3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル、3−メチル−4−(ピペリジン−1−イル)フェニル、4−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−3−メチルフェニル、4−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)フェニル、(5−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)フェニル、4−(4−クロロピペリジン−1−イル)フェニル、4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル、4−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル、3−フルオロ−4−モルホリノフェニル、4−(オキサゾール−5−イル)フェニル、4−(4−(モルホリン−4−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル、3−アセトアミドフェニル、3−クロロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル、4−フルオロフェニル、3−シアノフェニル、4−(4−(ピリミジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル、4−(ピペリジン−1−イルメチル)フェニル、4−チオモルホリノフェニル、4−アミノフェニル、4−(アミノスルホニル)フェニル、2−(4−(ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−5−イル、4−(ジメチルアミノ)フェニル、4−(モルホリノメチル)フェニル、2−メトキシフェニル、4−(4−フルオロフェニルアミド)フェニル、4−(4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル)フェニル、4−(2−メトキシフェニルアミド)フェニル、4−(3−メトキシフェニルアミド)フェニル、4−(4−メトキシフェニルアミド)フェニル、4−(4−イソプロピルピペリジン−1−イル)フェニル、4−(3−オキソモルホリニル)フェニル、4−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル、4−(2−シアノメチル)フェニル、4−(4−トリフルオロメチル)フェニルアミド)フェニル、または4−(4−メチルピペリジン−1−イル)フェニルであり、
R
2およびR
3が、それぞれメチルである、
ただし、化合物が、3−((3−クロロフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドではないことを条件とする。
【0056】
他の実施形態では、式IIの3,5−ジアミノピラゾール
【化5】
またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグが本明細書において提供され、
R
2およびR
3が、それぞれに独立して、C
1〜6アルキルまたはC
3〜10シクロアルキルであり、
それぞれのアルキルまたはシクロアルキルが、1つまたは複数のハロにより任意選択で置換され、
それぞれのR
4が、ハロ、C
1〜6アルキル、C
7〜15アラルキル、ヘテロシクリルから独立して選択され、これらのそれぞれが、1つまたは複数のC
1〜6アルキルにより任意選択で置換され、
XおよびYが、それぞれに独立してNまたはCHであり、
nが、0、1、2、3、4、または5である、
ただし、化合物が、3−((3−クロロフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドではないことを条件とする。
【0057】
他の実施形態では、式IIの3,5−ジアミノピラゾール
【化6】
またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグが本明細書において提供され、
R
2およびR
3が、それぞれに独立して、C
1〜6アルキルまたはC
3〜10シクロアルキルであり、
それぞれのアルキルまたはシクロアルキルが、1つまたは複数のハロにより任意選択で置換され、
それぞれのR
4が、ハロ、アルキルアミド、シアノ、C
1〜6アルキル、C
1〜6アルコキシ、アリール、C
7〜15アラルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールから独立して選択され、これらのそれぞれが、1つまたは複数のハロ、C
1〜6アルキル、アリール、C
7〜15アラルキル、ヘテロシクリル、ジアルキルアミノ、またはジアルキルアミノカルボニルにより任意選択で置換され、
XおよびYが、それぞれに独立してNまたはCHであり、
nが、0、1、2、3、4、または5である。
【0058】
他の実施形態では、式IIの3,5−ジアミノピラゾール
【化7】
またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグが本明細書において提供され、
R
2およびR
3が、それぞれに独立して、C
1〜6アルキルまたはC
3〜10シクロアルキルであり、
それぞれのアルキルまたはシクロアルキルが、1つまたは複数のハロにより任意選択で置換され、
それぞれのR
4が、ハロ、アミノ、アミノスルホニル、アルキルアミド、アリールアミド、シアノ、C
1〜6アルキル、C
1〜6アルコキシ、アリール、C
7〜15アラルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールから独立して選択され、これらのそれぞれが、1つまたは複数のハロ、シアノ、オキソ、C
1〜6アルキル、アリール、C
7〜15アラルキル、ヘテロシクリル、オキソ、ジアルキルアミノ、またはジアルキルアミノカルボニルにより任意選択で置換され、
XおよびYが、それぞれに独立してNまたはCHであり、
nが、0、1、2、3、4、または5である。
【0059】
他の実施形態では、式II−aの3,5−ジアミノピラゾール
【化8】
またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグが本明細書において提供され、
R
2およびR
3が、それぞれに独立して、C
1〜6アルキルまたはC
3〜10シクロアルキルであり、
それぞれのアルキルまたはシクロアルキルが、1つまたは複数のハロにより任意選択で置換され、
それぞれのR
4が、ハロ、C
1〜6アルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルから独立して選択され、これらのそれぞれが、1つまたは複数のC
1〜6アルキルにより任意選択で置換され、
nが、0、1、2、3、4、または5である、ただし、化合物が、3−((3−クロロフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドではないことを条件とする。
【0060】
他の実施形態では、式II−aの3,5−ジアミノピラゾール
【化9】
またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグが本明細書において提供され、
R
2およびR
3が、それぞれに独立して、C
1〜6アルキルまたはC
3〜10シクロアルキルであり、
それぞれのアルキルまたはシクロアルキルが、1つまたは複数のハロにより任意選択で置換され、
それぞれのR
4が、ハロ、アルキルアミド、アリールアミド、アミノ、アミノスルホニル、シアノ、C
1〜6アルキル、C
1〜6アルコキシ、アリール、C
7〜15アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、およびヘテロアリールから独立して選択され、これらのそれぞれが、1つまたは複数のハロ、シアノ、オキソ、C
1〜6アルキル、アリール、C
7〜15アラルキル、ヘテロシクリル、ジアルキルアミノ、またはジアルキルアミノカルボニルにより任意選択で置換され、
nが、0、1、2、3、4、または5である、
ただし、化合物が、3−((3−クロロフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドではないことを条件とする。
【0061】
他の実施形態では、式II−bの3,5−ジアミノピラゾール
【化10】
またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグが本明細書において提供され、
R
2およびR
3が、それぞれに独立して、C
1〜6アルキルまたはC
3〜10シクロアルキルであり、
それぞれのアルキルまたはシクロアルキルが、1つまたは複数のハロにより任意選択で置換され、
それぞれのR
4が、ハロ、C
1〜6アルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルから独立して選択され、これらのそれぞれが、1つまたは複数のC
1〜6アルキルにより任意選択で置換され、
nが、0、1、2、3、または4である。
【0062】
他の実施形態では、式II−cの3,5−ジアミノピラゾール
【化11】
またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグが本明細書において提供され、
R
2およびR
3が、それぞれに独立して、C
1〜6アルキルまたはC
3〜10シクロアルキルであり、
それぞれのアルキルまたはシクロアルキルが、1つまたは複数のハロにより任意選択で置換され、
それぞれのR
4が、ハロ、C
1〜6アルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルから独立して選択され、これらのそれぞれが、1つまたは複数のC
1〜6アルキルにより任意選択で置換され、
nが、0、1、2、3、または4である。
【0063】
他の実施形態では、式II−cの3,5−ジアミノピラゾール
【化12】
またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグが本明細書において提供され、
R
2およびR
3が、それぞれに独立して、C
1〜6アルキルまたはC
3〜10シクロアルキルであり、
それぞれのアルキルまたはシクロアルキルが、1つまたは複数のハロにより任意選択で置換され、
それぞれのR
4が、ハロ、C
1〜6アルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルから独立して選択され、これらのそれぞれが、1つまたは複数のC
1〜6アルキルまたはヘテロシクリルにより任意選択で置換され、
nが、0、1、2、3、または4である。
【0064】
化学式I、II、II−a、II−b、およびII−cを含む本明細書において記載される化学式中の基R
1、R
2、R
3、R
4、Q、およびnは、本明細書においてさらに定義される。そのような基について本明細書において提供される実施形態の組み合わせはすべて、本開示の範囲内にある。
【0065】
ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換されるC
6〜14アリールである。ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換されるC
6〜14アリールであり、それぞれのQが、ハロ、C
1〜6アルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルから独立して選択され、アルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルが、それぞれ、1つまたは複数のC
1〜6アルキルにより任意選択で置換される。ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換されるC
6〜14アリールであり、それぞれの置換基Qが、クロロ、メチル、ピペラジニル、ピロリル、およびモルホリニルから独立して選択され、それぞれが、1つまたは複数のC
1〜6アルキルにより任意選択で置換される。
【0066】
ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換されるC
6〜14アリールである。ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換されるC
6〜14アリールであり、それぞれのQが、ハロ、アルキルアミド、シアノ、C
1〜6アルキル、C
1〜6アルコキシ、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルから独立して選択され、アルキル、アルコキシ、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルが、それぞれ、1つまたは複数のハロ、C
1〜6アルキル、アラルキル、ジアルキルアミノ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、またはヘテロシクリルカルボニルにより任意選択で置換される。ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換されるC
6〜14アリールであり、それぞれの置換基Qが、クロロ、フルオロ、アセトアミド、シアノ、メチル、メトキシ、tert−ブチル、イミダゾリル、インダゾリル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピリジニル、ピロリル、モルホリニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニル、ピロリジニルメチル、モルホリノメチル、ジメチルアミノ、オキサゾリル、ピラゾリル、(ピペリジンカルボニル)ピペラジニル、アセトアミド、(ピリミジニル)ピペリジニル、ピペリジニルメチル、チオモルホリニル、フルオロフェニルアミド、メトキシフェニルアミド、イソプロピルピペリジニル、シアノメチル、(トリフルオロメチル)フェニルアミド、およびオキソモルホリニルから独立して選択され、それぞれの置換基Qが、1つまたは複数のハロ、C
1〜6アルキル、アリール、シアノ、オキソ、ジアルキルアミノ、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルカルボニルにより任意選択で置換される。
【0067】
ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換されるフェニルである。ある実施形態では、R
1が、1、2、3、4、または5つの置換基Qにより任意選択で置換されるフェニルである。ある実施形態では、R
1が、1、2、3、4、または5つの置換基Qにより任意選択で置換されるフェニルであり、それぞれの置換基Qが、ハロ、C
1〜6アルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルから独立して選択され、アルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルが、それぞれ、1つまたは複数のC
1〜6アルキルにより任意選択で置換される。ある実施形態では、R
1が、1、2、3、4、または5つの置換基Qにより任意選択で置換されるフェニルであり、それぞれの置換基Qが、クロロ、メチル、ピペラジニル、モルホリニルから独立して選択され、それぞれが、1つまたは複数のC
1〜6アルキルにより任意選択で置換される。ある実施形態では、R
1が、3−メチル−4−モルホリノフェニル、3−クロロ−4−モルホリノフェニル、4−モルホリノフェニル、4−(2,6−ジメチルモルホリノ)フェニル、4−(1H−ピロール−1−イル)フェニル、4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル、4−(ピリジン−2−イル)フェニル、(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル、3−クロロ−4−(2,6−ジメチルモルホリノ)フェニル、4−(ピリジン−3−イル)フェニル、または3−クロロ−4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニルである。
【0068】
ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換されるフェニルである。ある実施形態では、R
1が、1、2、3、4、または5つの置換基Qにより任意選択で置換されるフェニルである。ある実施形態では、R
1が、1、2、3、4、または5つの置換基Qにより任意選択で置換されるフェニルであり、それぞれの置換基Qが、ハロ、C
1〜6アルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリル、ハロ、C
1〜6アルキル、C
1〜6アルコキシ、ヘテロアリール、ならびにヘテロシクリルから独立して選択され、アルキル、アルコキシ、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルが、それぞれ、1つまたは複数のハロ、C
1〜6アルキル、アラルキル、ジアルキルアミノ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、またはヘテロシクリルカルボニルにより任意選択で置換される。ある実施形態では、R
1が、1、2、3、4、または5つの置換基Qにより任意選択で置換されるフェニルであり、それぞれの置換基Qが、クロロ、フルオロ、メチル、メトキシ、tert−ブチル、イミダゾリル、インダゾリル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピリジニル、ピロリル、モルホリニル、および1,1−ジオキシドチオモルホリニルから独立して選択され、それぞれの置換基Qが、1つまたは複数のハロ、C
1〜6アルキル、アラルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルカルボニルにより任意選択で置換される。ある実施形態では、3−メチル−4−モルホリノフェニル、3−クロロ−4−モルホリノフェニル、4−モルホリノフェニル、4−(2,6−ジメチルモルホリノ)フェニル、4−(1H−ピロール−1−イル)フェニル、4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル、4−(ピリジン−2−イル)フェニル、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル、3−クロロ−4−(2,6−ジメチルモルホリノ)フェニル、4−(ピリジン−3−イル)フェニル、3−クロロ−4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル、1,1’−ビフェニル、4−(1H−イミダゾール−1−イル)フェニル、4−メトキシフェニル、4−tertブチルフェニル、4−(4−メチル−[1,4’−ビピペリジン]−1’−イル)フェニル、4−(4−(モルホリン−4−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル、4−(4−フルオロピペリジン−1−イル)フェニル、4−(ピペリジン−1−イル)フェニル、3−クロロ−4−(2,6−ジメチルモルホリノ)フェニル、3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル、3−メチル−4−(ピペリジン−1−イル)フェニル、4−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−3−メチルフェニル、4−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)フェニル、(5−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)フェニル、4−(4−クロロピペリジン−1−イル)フェニル、4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル、4−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル、3−フルオロ−4−モルホリノフェニル、4−(オキサゾール−5−イル)フェニル、4−(4−(ピペリジン−1−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル、3−アセトアミドフェニル、3−クロロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル、4−フルオロフェニル、3−シアノフェニル、4−(4−(ピリミジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル、4−(ピペリジン−1−イルメチル)フェニル、4−チオモルホリノフェニル、4−アミノフェニル、4−(アミノスルホニル)フェニル、4−(ジメチルアミノ)フェニル、4−(モルホリノメチル)フェニル、2−メトキシフェニル、4−(4−フルオロフェニルアミド)フェニル、4−(4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル)フェニル、4−(2−メトキシフェニルアミド)フェニル、4−(3−メトキシフェニルアミド)フェニル、4−(4−メトキシフェニルアミド)フェニル、4−(4−イソプロピルピペリジン−1−イル)フェニル、4−(3−オキソモルホリニル)フェニル、4−(2−シアノメチル)フェニル、4−((4−トリフルオロメチル)フェニルアミド)フェニル、または4−(4−メチルピペリジン−1−イル)フェニルである。
【0069】
ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換されるヘテロアリールである。ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換される単環式ヘテロアリールであり、ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換される5または6員ヘテロアリールである。ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換される5員ヘテロアリールである。ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換される6員ヘテロアリールである。ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換されるピリジニルである。ある実施形態では、R
1が、2−モルホリノ−3−クロロピリジン−5−イル、2−モルホリノピリジン−5−イル、5−モルホリノピリジン−2−イル、2−モルホリノ−3−メチルピリジン−5−イル、2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−3−メチルピリジン−5−イル、または2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−3−メチルピリジン−5−イルである。
【0070】
ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換されるヘテロアリールである。ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換される単環式ヘテロアリールであり、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換される二環式ヘテロアリールである。ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換される5または6員ヘテロアリールである。ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換される5員ヘテロアリールである。ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換される6員ヘテロアリールである。ある実施形態では、R
1が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換されるピリジニルである。ある実施形態では、R
1が、2−モルホリノ−3−クロロピリジン−5−イル、2−モルホリノピリジン−5−イル、5−モルホリノピリジン−2−イル、2−モルホリノ−3−メチルピリジン−5−イル、2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−3−メチルピリジン−5−イル、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−3−メチルピリジン−5−イル、1H−インダゾール−5−イル、6−(2,6−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリジン−3−イル、または2−(4−(ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−5−イルである。
【0071】
ある実施形態では、R
2が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換されるC
1〜6アルキルである。ある実施形態では、R
2が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換されるC
3〜10シクロアルキルである。ある実施形態では、R
2が、メチルである。
【0072】
ある実施形態では、R
3が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換されるC
1〜6アルキルである。ある実施形態では、R
3が、1つまたは複数の置換基Qにより任意選択で置換されるC
3〜10シクロアルキルである。ある実施形態では、R
3が、メチルである。
【0073】
ある実施形態では、R
4が、ハロである。ある実施形態では、R
4が、フロウロ、クロロ、またはブロモである。ある実施形態では、R
4が、C
1〜6アルキルである。ある実施形態では、R
4が、1つまたは複数のC
1〜6アルキルにより任意選択で置換されるヘテロアリールである。ある実施形態では、R
4が、1つまたは複数のC
1〜6アルキルにより任意選択で置換されるヘテロシクリルである。
【0074】
ある実施形態では、R
4が、ハロである。ある実施形態では、R
4が、フルオロ、クロロ、またはブロモである。ある実施形態では、R
4が、シアノである。ある実施形態では、R
4が、アルキルアミドである。ある実施形態では、R
4が、アセトアミドである。ある実施形態では、R
4が、アリールアミドである。ある実施形態では、R
4が、アミノである。ある実施形態では、R
4が、ジアルキルアミノである。ある実施形態では、R
4が、アミノスルホニルである。ある実施形態では、R
4が、C
1〜6アルキルである。ある実施形態では、R
4が、1つまたは複数のシアノにより置換されるC
1〜6アルキルである。ある実施形態では、R
4が、1つまたは複数のC
1〜6アルキルにより任意選択で置換されるヘテロアリールである。ある実施形態では、R
4が、1つまたは複数のC
1〜6アルキルにより任意選択で置換されるヘテロシクリルである。ある実施形態では、R
4が、1つまたは複数のオキソにより任意選択で置換されるヘテロシクリルである。
【0075】
ある実施形態では、nが、0である。ある実施形態では、nが、1である。ある実施形態では、nが、2である。ある実施形態では、nが、3である。ある実施形態では、nが、4である。ある実施形態では、nが、5である。
【0076】
一実施形態では、本明細書において提供される化合物が、
【化13】
【化14】
【化15】
ならびにその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、および同位体変種ならびにその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、およびプロドラッグから選択される。
【0077】
一実施形態では、本明細書において提供される化合物が、
【化16】
【化17】
【化18】
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
ならびにその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、および同位体変種ならびにその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、およびプロドラッグから選択される。
【0078】
本明細書において提供される化合物は、特定の原子の空間的配置に指定されない限り、すべての可能な立体異性体を包含することが意図される。本明細書において提供される化合物が、アルケニル基またはアルケニレン基を含有する場合、化合物は、シス/トランス(またはZ/E)幾何異性体の1つまたは混合物として存在してもよい。構造異性体が相互転換できる場合、化合物は、単一の互変異性体または互変異性体の混合物として存在してもよい。これは、たとえばイミノ、ケト、もしくはオキシム基を含有する化合物においてプロトン互変異性または芳香族成分を含有する化合物においていわゆる原子価互変異性の形態を取ることができる。つまり単一の化合物が1つを超えるタイプの異性を示してもよいことになる。
【0079】
本明細書において提供される化合物は、単一の鏡像異性体もしくは単一のジアステレオマーなどのように、鏡像異性的に純粋であってもよいまたは鏡像異性体の混合物、たとえば、2つの鏡像異性体のラセミ混合物もしくは2つ以上のジアステレオマーの混合物などのように、立体異性混合物であってもよい。そのため、当業者は、その(R)形態をした化合物の投与が、インビボにおいてエピマー化を受ける化合物について、その(S)形態をした化合物の投与と等価であることを認識するであろう。個々の鏡像異性体の調製/単離のための従来の技術は、適した光学的に純粋な前駆物質からの合成、アキラルな出発物質からの不斉合成、鏡像異性体混合物の分割、たとえばキラルクロマトグラフィー、再結晶、分割、ジアステレオマー塩形成、またはジアステレオマー付加物への誘導体化その後に続く分離を含む。
【0080】
本明細書において提供される化合物が酸性または塩基性成分を含有する場合、それはまた、薬学的に許容される塩として提供されてもよい。Berge et al.,J.Pharm.Sci.1977,66,1−19およびHandbook of Pharmaceutical Salts,Properties,and Use;Stahl and Wermuth,Ed.;Wiley−VCH and VHCA:Zurich,Switzerland,2002を参照されたい。
【0081】
薬学的に許容される塩の調製において使用するための適した酸は、酢酸、2,2−ジクロロ酢酸、アシル化アミノ酸、アジピン酸、アルギン酸、アスコルビン酸、L−アスパラギン酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、4−アセトアミド安息香酸、ホウ酸、(+)−ショウノウ酸、カンファースルホン酸、(+)−(1S)−カンファー−10−スルホン酸、カプリン酸、カプロン酸、カプリル酸、ケイ皮酸、クエン酸、シクラミン酸、シクロヘキシルスルファミン酸、ドデシル硫酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、エタンスルホン酸、2−ヒドロキシ−エタンスルホン酸、ギ酸、フマル酸、ガラクタル酸、ゲンチシン酸、グルコヘプトン酸、D−グルコン酸、D−グルクロン酸、L−グルタミン酸、α−オキソグルタル酸、グリコール酸、馬尿酸、臭化水素酸、塩酸、ヨウ化水素酸、(+)−L−乳酸、(±)−DL−乳酸、ラクトビオン酸、ラウリン酸、マレイン酸、(−)−L−リンゴ酸、マロン酸、(±)−DL−マンデル酸、メタンスルホン酸、ナフタリン−2−スルホン酸、ナフタリン−1,5−ジスルホン酸、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、ニコチン酸、硝酸、オレイン酸、オロチン酸、シュウ酸、パルミチン酸、パモ酸、過塩素酸、リン酸、L−ピログルタミン酸、糖酸、サリチル酸、4−アミノ−サリチル酸、セバシン酸、ステアリン酸、コハク酸、硫酸、タンニン、(+)−L−酒石酸、チオシアン酸、p−トルエンスルホン酸、ウンデシレン酸、および吉草酸を含むが、これらに限定されない。
【0082】
薬学的に許容される塩の調製において使用するための適した塩基は、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、水酸化亜鉛、または水酸化ナトリウムなどのような無機塩基ならびにL−アルギニン、ベネタミン、ベンザチン、コリン、デアノール、ジエタノールアミン、ジエチルアミン、ジメチルアミン、ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、2−(ジエチルアミノ)−エタノール、エタノールアミン、エチルアミン、エチレンジアミン、イソプロピルアミン、N−メチル−グルカミン、ヒドラバミン、1H−イミダゾール、L−リシン、モルホリン、4−(2−ヒドロキシエチル)−モルホリン、メチルアミン、ピペリジン、ピペラジン、プロピルアミン、ピロリジン、1−(2−ヒドロキシエチル)−ピロリジン、ピリジン、キヌクリジン、キノリン、イソキノリン、第2級アミン、トリエタノールアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、N−メチル−D−グルカミン、2−アミノ−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール、およびトロメタミンを含む第一級、第二級、第三級、および第四級脂肪族および芳香族アミンなどのような有機塩基を含むが、これらに限定されない。
【0083】
本明細書において提供される化合物はまた、プロドラッグとして提供されてもよく、これは、化合物、たとえば式Iの機能的誘導体であり、インビボにおいて親化合物に直ちに変換可能である。プロドラッグは、いくつかの状況で、それらが親化合物よりも投与するのがより容易となり得るので、有用であることが多い。それらは、たとえば、経口投与によって生物学的に利用可能であってもよいが、親化合物はそうではない。プロドラッグはまた、親化合物に対して、医薬組成物中での溶解性が増強されていてもよい。プロドラッグは、酵素的プロセスおよび代謝的加水分解を含む様々なメカニズムによって親薬剤に変換されてもよい。Harper,Progress in Drug Research 1962,4,221−294;Morozowich et al.in Design of Biopharmaceutical Properties through Prodrugs and Analogs;Roche Ed.,APHA Acad.Pharm.Sci.:1977;Gangwar et al.,Des.Biopharm.Prop.Prodrugs Analogs,1977,409−421;Bundgaard,Arch.Pharm.Chem.1979,86,1−39;Farquhar et al.,J.Pharm.Sci.1983,72,324−325;Wernuth in Drug Design:Fact or Fantasy;Jolles et al.Eds.;Academic Press:London,1984;pp47−72;Design of Prodrugs;Bundgaard et al.Eds.;Elsevier:1985;Fleisher et al.,Methods Enzymol.1985,112,360−381;Stella et al.,Drugs 1985,29,455−473;Bioreversible Carriers in Drug in Drug Design,Theory and Application;Roche Ed.;APHA Acad.Pharm.Sci.:1987;Bundgaard,Controlled Drug Delivery 1987,17,179−96;Waller et al.,Br.J.Clin.Pharmac.1989,28,497−507;Balant et al.,Eur.J.Drug Metab.Pharmacokinet.1990,15,143−53;Freeman et al.,J.Chem.Soc.,Chem.Commun.1991,875−877;Bundgaard,Adv.Drug Delivery Rev.1992,8,1−38;Nathwani and Wood,Drugs 1993,45,866−94;Friis and Bundgaard,Eur.J.Pharm.Sci.1996,4,49−59;Fleisher et al.,Adv.Drug Delivery Rev.1996,19,115−130;Sinhababu and Thakker,Adv.Drug Delivery Rev.1996,19,241−273;Taylor,Adv.Drug Delivery Rev.1996,19,131−148;Gaignault et al.,Pract.Med.Chem.1996,671−696;Browne,Clin.Neuropharmacol.1997,20,1−12;Valentino and Borchardt,Drug Discovery Today 1997,2,148−155;Pauletti et al.,Adv.Drug.Delivery Rev.1997,27,235−256;Mizen et al.,Pharm.Biotech.1998,11,345−365;Wiebe and Knaus,Adv.Drug Delivery Rev.1999,39,63−80;Tan et al.,Adv.Drug Delivery Rev.1999,39,117−151;Balimane and Sinko,Adv.Drug Delivery Rev.1999,39,183−209;Wang et al.,Curr.Pharm.Design 1999,5,265−287;Han et al.,AAPS Pharmsci.2000,2,1−11;Asgharnejad in Transport Processes in Pharmaceutical Systems;Amidon et al.,Eds.;Marcell Dekker:2000;pp185−218;Sinha et al.,Pharm.Res.2001,18,557−564;Anand et al.,Expert Opin.Biol.Ther.2002,2,607−620;Rao,Resonace 2003,19−27;Sloan et al.,Med.Res.Rev.2003,23,763−793;Patterson et al.,Curr.Pharm.Des.2003,9,2131−2154;Hu,IDrugs 2004,7,736−742;Robinson et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.2004,101,14527−14532;Erion et al.,J.Pharmacol.Exp.Ther.2005,312,554−560;Fang et al.,Curr.Drug Discov.Technol.2006,3,211−224;Stanczak et al.,Pharmacol.Rep.2006,58,599−613;Sloan et al.,Pharm.Res.2006,23,2729−2747;Stella et al.,Adv.Drug Deliv.Rev.2007,59,677−694;Gomes et al.,Molecules 2007,12,2484−2506;Krafz et al.,ChemMedChem 2008,3,20−53;Rautio et al.,AAPS J.2008,10,92−102;Rautio et al.,Nat.Rev.Drug.Discov.2008,7,255−270;Pavan et al.,Molecules,2008,13,1035−1065;Sandros et al.,Molecules 2008,13,1156−1178;Singh et al.,Curr.Med.Chem.2008,15,1802−1826;Onishi et al.,Molecules,2008,13,2136−2155;Huttunen et al.,Curr.Med.Chem.2008,15,2346−2365;およびSerafin et al.,Mini Rev.Med.Chem.2009,9,481−497を参照されたい。
【0084】
合成の方法
本明細書において提供される化合物は、当業者に知られている任意の方法によって調製する、単離する、または得ることができ、下記の実施例は、代表するものにすぎず、他の関連する方法および手順を除外するものではない。それぞれの開示についてその全体が参照によって本明細書において組み込まれる米国特許出願第13/830,486号明細書および米国特許出願第13/830,712号明細書もまた参照されたい。
【0085】
一実施形態では、たとえば、式Iの化合物が、スキームIにおいて示されるように調製することができる。化合物I−1は、最初に、二硫化炭素および硫酸ジメチルと反応させることによって化合物I−2に変換される。化合物I−2は、次いで、化合物I−3を形成するためにR
1NH
2などのようなアミンと反応する。その代わりに、化合物I−3は、化合物I−1およびヨウ化メチルとイソチオシアナート(R
1NCS)を反応させることによって作製されてもよい。続いて、化合物I−3は、化合物I−4を形成するためにヒドラジンと反応し、これは、次いで、式Iの化合物、たとえば化合物I−5を形成するために4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンズアルデヒドなどのようなカルボニル化合物により処理される。化合物I−5のイミン基は、化合物I−6を形成するために還元剤、たとえば水素化ホウ素ナトリウム(NaBH
4)またはシアノ水素化ホウ素ナトリウム(NaB(CN)H
3)により還元することができる。
【化23】
【0086】
他の実施形態では、たとえば、式Iの化合物が、スキームIIにおいて示されるように調製することができる。化合物I−7は、次いで、化合物I−8を形成するためにR
2NH
2などのようなアミンと反応する。その代わりに、化合物I−8は、マロノニトリルおよびヨウ化メチルとイソチオシアナート(R
2NCS)を反応させることによって作製することができる。次いで、化合物I−8は、化合物I−9を形成するためにヒドラジンにより処理される。化合物I−9のシアノ基は、たとえば、過酸化水素と反応させることによって、アミノカルボニルに変換される。化合物I−4は、次いで、本明細書において記載される化合物I−5およびI−6に変換することができる。
【化24】
【0087】
医薬組成物
その立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグを含む、活性成分としての本明細書において提供される化合物、たとえば式Iの化合物および薬学的な賦形剤を含む医薬組成物が本明細書において提供される。
【0088】
適した賦形剤は、当業者らによく知られており、適した賦形剤の非限定的な例は、本明細書において提供される。特定の賦形剤が医薬組成物または投薬形態への組み込みに適しているかどうかは、投与の方法を含むが、これに限定されない、当技術分野においてよく知られている様々な因子に依存する。たとえば、錠剤などのような経口投薬形態は、非経口投薬形態での使用に適さない賦形剤を含有してもよい。特定の賦形剤の適合性はまた、投薬形態中の特定の活性成分に依存してもよい。たとえば、いくつかの活性成分の分解は、ラクトースなどのようないくつかの賦形剤によってまたは水に暴露された場合に加速されてもよい。第1級または第2級アミンを含む活性成分は、そのような分解の加速に対して特に感受性である。結果的に、ラクトースまたは他のモノもしくはジサッカリドをたとえあったとしてもほとんど含有しない医薬組成物および投薬形態が、本明細書において提供される。本明細書において使用されるように、用語「ラクトースなしの」は、存在するラクトースの量が、たとえあったとしても、活性成分の分解速度を実質的に増加させるのには不十分であることを意味する。一実施形態では、ラクトースなしの組成物が、本明細書において提供される活性成分、バインダー/増量剤、および潤滑剤を含む。他の実施形態では、ラクトースなしの投薬形態が、活性成分、結晶セルロース、アルファ化でんぷん、およびステアリン酸マグネシウムを含む。
【0089】
本明細書において提供される化合物は、単独でまたは本明細書において提供される1つもしくは複数の他の化合物と組み合わせて投与されてもよい。その立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグを含む、本明細書において提供される化合物、たとえば式Iの化合物を含む医薬組成物は、経口、非経口、および局所投与のための様々な投薬形態で製剤することができる。医薬組成物はまた、遅効、広範囲、長期、持続性、パルス型、制御、加速、急速、標的、プログラム化放出、および胃内滞留投薬形態を含む放出調節投薬形態として製剤することもできる。これらの投薬形態は、当業者らに知られている従来の方法および技術に従って調製することができる(Remington:The Science and Practice of Pharmacy、前掲;Modified−Release Drug Delivery Technology,2nd ed.;Rathbone et al.,Eds.;Marcel Dekker,Inc.:New York,NY,2008を参照されたい)。
【0090】
一実施形態では、医薬組成物が、経口投与のための投薬形態で提供され、医薬組成物が、その立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグを含む、本明細書において提供される化合物、たとえば式Iの化合物および1つまたは複数の薬学的に許容される賦形剤を含む。
【0091】
他の実施形態では、医薬組成物が、非経口投与のための投薬形態で提供され、医薬組成物が、その立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグを含む、本明細書において提供される化合物、たとえば式Iの化合物および1つまたは複数の薬学的に許容される賦形剤を含む。
【0092】
さらに他の実施形態では、医薬組成物が、局所投与のための投薬形態で提供され、医薬組成物が、その立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグを含む、本明細書において提供される化合物、たとえば式Iの化合物および1つまたは複数の薬学的に許容される賦形剤を含む。
【0093】
本明細書において提供される医薬組成物は、単位剤形または複数投薬形態で提供することができる。本明細書において使用される単位剤形は、ヒトおよび動物対象への投与に適したかつ当技術分野で知られているように個々にパッケージされた物理的に個別の単位を指す。それぞれの単位用量は、必要とされる薬学的キャリヤまたは賦形剤と関連して所望の治療効果をもたらすのに十分な所定の量の活性成分(複数可)を含有する。単位剤形の例は、アンプル、シリンジ、ならびに個々にパッケージされた錠剤およびカプセルを含む。たとえば、100mg単位用量は、パッケージされた錠剤またはカプセル中に約100mgの活性成分を含有する。単位剤形は、分割してまたはその倍量で投与されてもよい。複数投薬形態は、単位剤形を分けて投与するために単一の容器中にパッケージされた複数の同一の単位剤形である。複数の投薬形態の例は、バイアル、錠剤瓶もしくはカプセル瓶、またはパイント瓶もしくはガロン瓶を含む。
【0094】
本明細書において提供される医薬組成物は、一度にまたは間隔をおいて複数回、投与することができる。治療の正確な投薬量および期間は、治療されている患者の年齢、体重、および状態と共に変動してもよく、知られている試験プロトコールを使用してあるいはインビボもしくはインビトロ試験または診断データから推定することによって経験的に決定されてもよいことが理解される。任意の特定の個人について、特定の投薬量レジメンは、個人の必要性および製剤を投与するまたはその投与を監督する人の専門的な判断に従って、ある期間にわたって調節されるべきであることがさらに理解される。
【0095】
A.経口投与
経口投与のための本明細書において提供される医薬組成物は、経口投与のための固体、半固体、または液体投薬形態で提供することができる。本明細書において使用されるように、経口投与はまた、頬側、舌側、および舌下投与をも含む。適した経口投薬形態は、錠剤、ファストメルト(fastmelt)、チュアブル錠、カプセル、丸剤、ストリップ、トローチ、ロゼンジ、香錠、カシェ剤、ペレット剤、薬用チューインガム、原薬粉末、発泡性または非発泡性粉剤または顆粒剤、経口ミスト、水剤、乳剤、懸濁剤、ウェーハ、スプリンクル(sprinkle)、エリキシル剤、およびシロップを含むが、これらに限定されない。活性成分(複数可)に加えて、医薬組成物は、バインダー、増量剤、希釈剤、崩壊剤、湿潤剤、潤滑剤、滑剤、着色料、色素移行阻害剤、甘味料、調味料、乳化剤、懸濁剤および分散剤、保存剤、溶剤、非水性液剤、有機酸、ならびに二酸化炭素の供給源を含むが、これらに限定されない、1つまたは複数の薬学的に許容されるキャリヤまたは賦形剤を含有することができる。
【0096】
バインダーまたは造粒剤(granulator)は、圧縮後に錠剤が未変化のままであることを確実にするために錠剤に対して粘着性を付与する。適したバインダーまたは造粒剤は、コーンスターチ、ジャガイモデンプン、およびアルファ化でんぷん(たとえばSTARCH 1500)などのようなデンプン;ゼラチン;スクロース、グルコース、デキストロース、糖蜜、およびラクトースなどのような糖;アラビアゴム、アルギン酸、アルギネート、トチャカの抽出物、パンワールゴム(panwar gum)、ガッチゴム、イサゴール穀皮(isabgol husk)の粘液、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン(PVP)、Veegum、ラーチアラボガラクタン(larch arabogalactan)、トラガント末、およびグアーガムなどのような天然および合成ガム;エチルセルロース、酢酸セルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシルメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などのようなセルロース;AVICEL−PH−101、AVICEL−PH−103、AVICEL RC−581、AVICEL−PH−105(FMC Corp.、Marcus Hook、PA)などのような結晶セルロース;ならびにその混合物を含むが、これらに限定されない。適した増量剤は、滑石、炭酸カルシウム、結晶セルロース、粉末セルロース、デキストレート(dextrate)、カオリン、マンニトール、ケイ酸、ソルビトール、デンプン、アルファ化でんぷん、およびその混合物を含むが、これらに限定されない。本明細書において提供される医薬組成物中のバインダーまたは増量剤の量は、製剤のタイプによって変動し、当業者らにとって容易に認識できる。バインダーまたは増量剤は、本明細書において提供される医薬組成物中に約50〜約99重量%で存在してもよい。
【0097】
適した希釈剤は、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、ラクトース、ソルビトール、スクロース、イノシトール、セルロース、カオリン、マンニトール、塩化ナトリウム、乾燥デンプン、および粉糖を含むが、これらに限定されない。マンニトール、ラクトース、ソルビトール、スクロース、およびイノシトールなどのようなある希釈剤は、十分な量で存在する場合、かむことによって口の中での分解を可能にする特性を、ある圧縮錠に対して付与することができる。そのような圧縮錠は、チュアブル錠として使用することができる。本明細書において提供される医薬組成物中の希釈剤の量は、製剤のタイプによって変動し、当業者らにとって容易に認識できる。
【0098】
適した崩壊剤は、寒天;ベントナイト;メチルセルロースおよびカルボキシメチルセルロースなどのようなセルロース;木製品;天然の海綿;陽イオン交換樹脂;アルギン酸;グアーガムおよびVeegum HVなどのようなガム;柑橘類の果肉;クロスカルメロースなどのような架橋セルロース;クロスポビドンなどのような架橋ポリマー;架橋デンプン;炭酸カルシウム;デンプングリコール酸ナトリウムなどのような結晶セルロース;ポラクリリンカリウム;コーンスターチ、ジャガイモデンプン、タピオカデンプン、およびアルファ化でんぷんなどのようなデンプン;粘土;アリグナス(aligns);ならびにその混合物を含むが、これらに限定されない。本明細書において提供される医薬組成物中の崩壊剤の量は、製剤のタイプによって変動し、当業者らにとって容易に認識できる。本明細書において提供される医薬組成物は、約0.5〜約15重量%または約1〜約5重量%の崩壊剤を含有してもよい。
【0099】
適した潤滑剤は、ステアリン酸カルシウム;ステアリン酸マグネシウム;鉱油;軽油;グリセリン;ソルビトール;マンニトール;ベヘン酸グリセロールおよびポリエチレングリコール(PEG)などのようなグリコール;ステアリン酸;ラウリル硫酸ナトリウム;滑石;ラッカセイ油、綿実油、ヒマワリ油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油、およびダイズ油を含む硬化植物油、ステアリン酸亜鉛;オレイン酸エチル;ラウリン酸エチル;寒天;デンプン;石松子;AEROSIL(登録商標) 200 (W.R.Grace Co.、Baltimore、MD)およびCAB−O−SIL(登録商標)(Cabot Co.of Boston、MA)などのようなシリカまたはシリカゲル;ならびにその混合物を含むが、これらに限定されない。本明細書において提供される医薬組成物は、約0.1〜約5重量%の潤滑剤を含有してもよい。
【0100】
適した滑剤は、コロイド状二酸化ケイ素、CAB−O−SIL(登録商標)(Cabot Co.of Boston、MA)、およびアスベストなしの滑石を含むが、これらに限定されない。適した着色料は、アルミナ水和物に懸濁させた承認済みの食用水溶性FD&C色素および水不溶性FD&C色素ならびにレーキ顔料ならびにその混合物のいずれかを含むが、これらに限定されない。レーキ顔料は、色素の不溶性形態をもたらす、重金属の水和酸化物への水溶性色素の吸着による組み合わせである。適した調味料は、果物などのような植物から抽出された天然香味料ならびにペパーミントおよびサリチル酸メチルなどのような心地よい味覚をもたらす化合物の合成ブレンドを含むが、これらに限定されない。適した甘味料は、スクロース、ラクトース、マンニトール、シロップ、グリセリン、ならびにサッカリンおよびアスパルテームなどのような人工甘味料を含むが、これらに限定されない。適した乳化剤は、ゼラチン、アラビアゴム、トラガント、ベントナイト、ならびにモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(TWEEN(登録商標)20)、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン80(TWEEN(登録商標)80)、およびオレイン酸トリエタノールアミンなどのような界面活性剤を含むが、これらに限定されない。適した懸濁剤および分散剤は、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ペクチン、トラガント、Veegum、アラビアゴム、カルボメチルセルロースナトリウム(sodium carbomethylcellulose)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、およびポリビニルピロリドンを含むが、これらに限定されない。適した保存剤は、グリセリン、メチルパラベンおよびプロピルパラベン、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ならびにアルコールを含むが、これらに限定されない。適した湿潤剤は、プロピレングリコールモノステアラート、ソルビタンモノオレアート、ジエチレングリコールモノラウレート、およびポリオキシエチレンラウリルエーテルを含むが、これらに限定されない。適した溶剤は、グリセリン、ソルビトール、エチルアルコール、およびシロップを含むが、これらに限定されない。乳剤中で利用される適した非水性液剤は、鉱油および綿実油を含むが、これらに限定されない。適した有機酸は、クエン酸および酒石酸を含むが、これらに限定されない。二酸化炭素の適した供給源は、炭酸水素ナトリウムおよび炭酸ナトリウムを含むが、これらに限定されない。
【0101】
多くのキャリヤおよび賦形剤が同じ製剤内でさえ複数の機能を果たしてもよいことが理解されたい。
【0102】
経口投与のための本明細書において提供される医薬組成物は、圧縮錠、擦り込み錠、かみ砕くことができるロゼンジ、速やかに溶解する錠剤、多層錠剤、もしくは腸溶コーティング錠剤、糖衣錠、またはフィルムコーティング錠剤として提供することができる。腸溶剤皮錠剤は、胃酸の作用に耐えるが、腸において溶解しまたは崩壊し、したがって胃の酸性環境から活性成分を保護する物質でコーティングされた圧縮錠である。腸溶コーティングは、脂肪酸、脂肪、サリチル酸フェニル、ワックス、シェラック、アンモニアと化合したシェラック、および酢酸フタル酸セルロースを含むが、これらに限定されない。糖衣錠は、糖衣によって包まれた圧縮錠であり、これは、いやな味または臭いをカバーするのにおよび酸化から錠剤を保護するのに有益であってもよい。フィルムコーティング錠剤は、水溶性の物質の薄い層またはフィルムによりカバーされている圧縮錠である。フィルムコーティングは、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリエチレングリコール4000、および酢酸フタル酸セルロースを含むが、これらに限定されない。フィルムコーティングは、糖衣と同じ一般的な特徴を付与する。多層錠剤は、多層錠およびプレスコーティング錠またはドライコーティング錠を含む、1回を超える圧縮サイクルによって作製された圧縮錠である。
【0103】
錠剤投薬形態は、単独でまたはバインダー、崩壊剤、放出制御ポリマー、潤滑剤、希釈剤、および/もしくは着色剤を含む本明細書において記載される1つもしくは複数のキャリヤもしくは賦形剤と組み合わせて、粉末形態、結晶形態、または顆粒形態をした活性成分から調製することができる。調味料および甘味料は、チュアブル錠およびロゼンジの形成にとりわけ有用である。
【0104】
経口投与のための本明細書において提供される医薬組成物は、ゼラチン、メチルセルロース、デンプン、またはアルギン酸カルシウムから作製することができる軟カプセル剤または硬カプセル剤として提供することができる。乾燥充填カプセル(DFC)として知られている硬ゼラチンカプセルは、2つの部分からなり、一方が他方にかぶせられ、したがって活性成分が完全に密封される。軟弾性カプセル(SEC)は、ゼラチンシェルなどのような軟かい球状のシェルであり、これは、グリセリン、ソルビトール、または類似するポリオールの追加によって可塑化される。軟かいゼラチンシェルは、微生物の増殖を予防するために保存剤を含有してもよい。適した保存剤は、メチルパラベンおよびプロピルパラベンならびにソルビン酸を含む本明細書において記載される保存剤である。本明細書において提供される液体、半固体、および固体投薬形態は、カプセル中にカプセル化されてもよい。適した液体および半固体投薬形態は、炭酸プロピレン、植物油、またはトリグリセリド中の水剤および懸濁剤を含む。そのような水剤を含有するカプセルは、米国特許第4,328,245号明細書、米国特許第4,409,239号明細書、および米国特許第4,410,545号明細書において記載されるように調製することができる。カプセルはまた、活性成分の溶解を修飾するまたは保持するために当業者らによって知られているようにコーティングされてもよい。
【0105】
経口投与のための本明細書において提供される医薬組成物は、乳剤、水剤、懸濁剤、エリキシル剤、およびシロップを含む液体および半固体投薬形態で提供することができる。乳剤は、二相系であり、1つの液体が、他の液体の全体にわたって小さな小球の形態で分散し、これは、水中油型または油中水型とすることができる。乳剤は、薬学的に許容される非水性液剤または溶剤、乳化剤、および保存剤を含んでいてもよい。懸濁液は、薬学的に許容される懸濁剤および保存剤を含んでいてもよい。水性アルコール水剤は、低級アルキルアルデヒドのジ(低級アルキル)アセタール、たとえばアセトアルデヒドジエチルアセタールなどのような薬学的に許容されるアセタールならびにプロピレングリコールおよびエタノールなどのような、1つまたは複数のヒドロキシル基を有する水混和性の溶剤を含んでいてもよい。エリキシル剤は、透明で甘味のある水アルコール水剤である。シロップは、糖、たとえばスクロースの濃縮水溶液であり、また、保存剤を含有してもよい。液体投薬形態については、たとえば、ポリエチレングリコール中の水剤は、投与のために好都合に測定される、十分な量の薬学的に許容される液体キャリヤ、たとえば水により希釈されてもよい。
【0106】
他の有用な液体および半固体投薬形態は、本明細書において提供される活性成分(複数可)および1,2−ジメトキシメタン、ジグリム、トリグリム、テトラグリム、ポリエチレングリコール−350−ジメチルエーテル、ポリエチレングリコール−550−ジメチルエーテル、ポリエチレングリコール−750−ジメチルエーテルを含むジアルキル化モノまたはポリアルキレングリコールを含有するものを含むが、これらに限定されず、350、550、および750は、ポリエチレングリコールのおよその平均分子量を指す。これらの製剤は、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、没食子酸プロピル、ビタミンE、ヒドロキノン、ヒドロキシクマリン、エタノールアミン、レシチン、ケファリン、アスコルビン酸、リンゴ酸、ソルビトール、リン酸、亜硫酸水素塩、ピロ亜硫酸ナトリウム、チオジプロピオン酸およびそのエステル、ならびにジチオカーバメートなどのような1つまたは複数の酸化防止剤をさらに含むことができる。
【0107】
経口投与のための本明細書において提供される医薬組成物はまた、リポソーム、ミセル、マイクロスフェア、またはナノ系の形態で提供することができる。ミセルの投薬形態は、米国特許第6,350,458号明細書において記載されるように調製することができる。
【0108】
経口投与のための本明細書において提供される医薬組成物は、液体投薬形態に還元される非発泡性または発泡性顆粒剤および粉剤として提供することができる。非発泡性顆粒剤または粉剤において使用される薬学的に許容されるキャリヤおよび賦形剤は、希釈剤、甘味剤、および湿潤剤を含んでいてもよい。発泡性顆粒剤または粉剤において使用される薬学的に許容されるキャリヤおよび賦形剤は、有機酸および二酸化炭素の供給源を含んでいてもよい。
【0109】
着色剤および調味料は、上記の投薬形態のすべてにおいて使用することができる。
【0110】
経口投与のための本明細書において提供される医薬組成物は、遅効、持続性、間欠的投与、制御放出、標的、およびプログラム化放出形態を含む即時放出または放出調節投薬形態として製剤することができる。
B.非経口投与
【0111】
本明細書において提供される医薬組成物は、局所的または全身性投与のために、注射、注入、または移植によって非経口的に投与することができる。本明細書において使用される非経口投与は、静脈内、動脈内、腹腔内、髄腔内、脳室内、尿道内、胸骨内(intrasternal)、頭蓋内、筋肉内、滑液包内、膀胱内、および皮下投与を含む。
【0112】
非経口投与のための本明細書において提供される医薬組成物は、水剤、懸濁剤、乳剤、ミセル、リポソーム、マイクロスフェア、ナノ系、および注射前の液体中での溶解または懸濁に適した固体形態を含む、非経口投与に適した任意の投薬形態で製剤することができる。そのような投薬形態は、薬学の当業者らに知られている従来の方法に従って調製することができる(Remington:The Science and Practice of Pharmacy、前掲を参照されたい)。
【0113】
非経口投与が意図される医薬組成物は、水性ビヒクル、水混和性ビヒクル、非水性ビヒクル、微生物の増殖に対する抗菌剤または保存剤、安定剤、溶解度促進剤、等張剤、緩衝剤、酸化防止剤、局所麻酔剤、懸濁剤および分散剤、湿潤剤または乳化剤、錯化剤、捕捉剤またはキレート剤、凍結防止剤、凍結乾燥保護剤(lyoprotectant)、粘稠化剤、pH調節剤、ならびに不活性ガスを含むが、これらに限定されない、1つまたは複数の薬学的に許容されるキャリヤおよび賦形剤を含むことができる。
【0114】
適した水性ビヒクルは、水、食塩水、生理的食塩水またはリン酸緩衝食塩水(PBS)、塩化ナトリウム注射液、リンガー注射液、等張デキストロース注射液、滅菌水注射液、デキストロース、および乳酸リンガー注射液を含むが、これらに限定されない。適した非水性ビヒクルは、野菜起源の不揮発性油、ヒマシ油、トウモロコシ油、綿実油、オリーブ油、ラッカセイ油、ハッカ油、サフラワー油、ゴマ油、ダイズ油、硬化植物油、硬化ダイズ油、およびヤシ油の中鎖トリグリセリドならびにパーム核油を含むが、これらに限定されない。適した水混和性ビヒクルは、エタノール、1,3−ブタンジオール、液体ポリエチレングリコール(たとえばポリエチレングリコール300およびポリエチレングリコール400)、プロピレングリコール、グリセリン、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、ならびにジメチルスルホキシドを含むが、これらに限定されない。
【0115】
適した抗菌剤または保存剤は、フェノール、クレゾール、水銀剤、ベンジルアルコール、クロロブタノール、メチルおよびプロピルp−ヒドロキシベンゾアート、チメロサール、塩化ベンザルコニウム(たとえば塩化ベンゼトニウム)、メチルパラベンおよびプロピルパラベン、ならびにソルビン酸を含むが、これらに限定されない。適した等張剤は、塩化ナトリウム、グリセリン、およびデキストロースを含むが、これらに限定されない。適した緩衝剤は、リン酸およびクエン酸を含むが、これらに限定されない。適した酸化防止剤は、亜硫酸水素塩およびピロ亜硫酸ナトリウムを含む本明細書において記載される酸化防止剤である。適した局所麻酔剤は、塩酸プロカインを含むが、これらに限定されない。適した懸濁剤および分散剤は、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、およびポリビニルピロリドンを含む、本明細書において記載されるものである。適した乳化剤は、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン80、およびオレイン酸トリエタノールアミンを含む、本明細書において記載されるものである。適した捕捉剤またはキレート剤は、EDTAを含むが、これに限定されない。適したpH調節剤は、水酸化ナトリウム、塩酸、クエン酸、および乳酸を含むが、これらに限定されない。適した錯化剤は、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、スルホブチルエーテル−β−シクロデキストリン、およびスルホブチルエーテル7−β−シクロデキストリン(CAPTISOL(登録商標)、CyDex、Lenexa、KS)を含むシクロデキストリンを含むが、これらに限定されない。
【0116】
本明細書において提供される医薬組成物が複数回の投薬量の投与のために製剤される場合、複数回の投薬量の非経口製剤は、静菌性のまたは静真菌性の濃度で抗菌剤を含有しなければならない。すべて非経口製剤は、当技術分野において知られており実施されているように滅菌されなければならない。
【0117】
一実施形態では、非経口投与のための医薬組成物が、すぐに使える滅菌水剤として提供される。他の実施形態では、医薬組成物が、使用前にビヒクルにより還元される凍結乾燥粉剤および皮下注射用錠剤を含む滅菌乾燥可溶性産物として提供される。さらに他の実施形態では、医薬組成物が、すぐに使える滅菌懸濁剤として提供される。さらに他の実施形態では、医薬組成物が、使用前にビヒクルにより還元される滅菌乾燥不溶性産物として提供される。さらに他の実施形態では、医薬組成物が、すぐに使える滅菌乳剤として提供される。
【0118】
非経口投与のための本明細書において提供される医薬組成物は、遅効、持続性、間欠的投与、制御放出、標的、およびプログラム化放出形態を含む即時放出または放出調節投薬形態として製剤することができる。
【0119】
非経口投与のための本明細書において提供される医薬組成物は、植込みデポーとしての投与のための懸濁剤、固体、半固体、または揺変性液として製剤することができる。一実施形態では、本明細書において提供される医薬組成物が、固体内部のマトリックス中で分散し、これが、体液中で不溶性であるが、医薬組成物中の活性成分を全身に拡散させる外部のポリマー膜によって包まれている。
【0120】
適した内部のマトリックスは、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸ブチル、可塑化または非可塑化ポリ塩化ビニル、可塑化ナイロン、可塑化ポリエチレンテレフタラート、天然ゴム、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニルコポリマー、シリコーンゴム、ポリジメチルシロキサン、シリコーンカルボナートコポリマー、アクリル酸およびメタクリル酸のエステルのヒドロゲルなどのような親水性ポリマー、コラーゲン、架橋ポリビニルアルコール、ならびに架橋部分的加水分解ポリ酢酸ビニルを含むが、これらに限定されない。
【0121】
適した外部のポリマー膜は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/プロピレンコポリマー、エチレン/アクリル酸エチルコポリマー、エチレン/酢酸ビニルコポリマー、シリコーンゴム、ポリジメチルシロキサン、ネオプレンゴム、塩素化ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、酢酸ビニル、塩化ビニリデン、エチレン、およびプロピレンとの塩化ビニルコポリマー、イオノマーポリエチレンテレフタラート、ブチルゴムエピクロロヒドリンゴム、エチレン/ビニルアルコールコポリマー、エチレン/酢酸ビニル/ビニルアルコールターポリマー、ならびにエチレン/ビニルオキシエタノールコポリマーを含むが、これらに限定されない。
【0122】
C.局所投与
本明細書において提供される医薬組成物は、皮膚、開口部、または粘膜に局所的に投与することができる。本明細書において使用される局所投与は、真皮(皮内)、結膜、角膜内、眼内、眼、耳、経皮、経鼻、膣、尿道、呼吸器系、および直腸内投与を含む。
【0123】
本明細書において提供される医薬組成物は、乳剤、水剤、懸濁剤、クリーム、ゲル、ヒドロゲル、外用薬、散布剤、包帯剤、エリキシル剤、ローション、懸濁剤、チンキ、パスタ、気泡、フィルム、エアロゾル、灌注、噴霧剤、坐剤、絆創膏、および真皮パッチを含む、局所的または全身性効果のための局所投与に適した任意の投薬形態で製剤することができる。本明細書において提供される医薬組成物の局所製剤はまた、リポソーム、ミセル、マイクロスフェア、ナノ系、およびその混合物を含むこともできる。
【0124】
本明細書において提供される局所製剤において使用するのに適した薬学的に許容されるキャリヤおよび賦形剤は、水性ビヒクル、水混和性ビヒクル、非水性ビヒクル、微生物の増殖に対する抗菌剤または保存剤、安定剤、溶解度促進剤、等張剤、緩衝剤、酸化防止剤、局所麻酔剤、懸濁剤および分散剤、湿潤剤または乳化剤、錯化剤、捕捉剤またはキレート剤、透過促進剤、凍結防止剤、凍結乾燥保護剤、粘稠化剤、ならびに不活性ガスを含むが、これらに限定されない。
【0125】
医薬組成物はまた、エレクトロポレーション、イオン導入、フォノフォレシス、ソノフォレーシス、またはマイクロニードルもしくはPOWDERJECT(商標)(Chiron Corp.、Emeryville、CA)およびBIOJECT(商標)(Bioject Medical Technologies Inc.、Tualatin、OR)などのように針がない注射によって局所的に投与することもできる。
【0126】
本明細書において提供される医薬組成物は、外用薬、クリーム、およびゲルの形態で提供することができる。適した外用薬ビヒクルは、ラード、安息香豚脂、オリーブ油、綿実油、および他の油、白色ワセリンを含む油性ビヒクルまたは炭化水素ビヒクル;親水ワセリン、ヒドロキシステアリンサルフェート(hydroxystearin sulfate)、および脱水ラノリンなどのような乳化可能なビヒクルまたは吸収ビヒクル;親水外用薬などのような水で除去可能なビヒクル;様々な分子量のポリエチレングリコールを含む水溶性の外用薬ビヒクル;セチルアルコール、モノステアリン酸グリセリン、ラノリン、およびステアリン酸を含む乳剤ビヒクル、油中水型(W/O)乳剤または水中油型(O/W)乳剤のいずれか(Remington:The Science and Practice of Pharmacy、前掲を参照)を含む。これらのビヒクルは、皮膚軟化剤であるが、一般に酸化防止剤および保存剤の追加を必要とする。
【0127】
適したクリーム基剤は、水中油型または油中水型とすることができる。適したクリームビヒクルは、水洗い可能であってもよく、油相、乳化剤、および水性相を含有してもよい。油相はまた、「内側の」相とも呼ばれ、これは、一般に、ペトロラタムおよびセチルアルコールまたはステアリルアルコールなどのような脂肪族アルコールを含む。水性相は、通常、必ずしもではないが、容量が油相を超え、一般に、保湿剤を含有する。クリーム製剤中の乳化剤は、非イオン性、アニオン、カチオン、または両性界面活性剤であってもよい。
【0128】
ゲルは、半固体の懸濁液タイプの系である。単相ゲルは、液体キャリヤの全体にわたって実質的に均一に分布した有機高分子を含有する。適したゲル化剤は、カルボマー、カルボキシポリアルキレン(carboxypolyalkylene)、およびCARBOPOL(登録商標)などのような架橋アクリル酸ポリマー;ポリエチレンオキシド、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンコポリマー、およびポリビニルアルコールなどのような親水性ポリマー;ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、およびメチルセルロースなどのようなセルロースポリマー;トラガントおよびザンサンガムなどのようなガム;アルギン酸ナトリウム;ならびにゼラチンを含むが、これらに限定されない。均一なゲルを調製するために、アルコールもしくはグリセリンなどのような分散剤を追加することができるまたはゲル化剤は、摩砕、機械的な混合、および/または撹拌によって分散させることができる。
【0129】
本明細書において提供される医薬組成物は、坐剤、腟坐薬、ブジー剤、パップもしくは湿布、パスタ、粉剤、包帯剤、クリーム、硬膏、避妊薬、外用薬、水剤、乳剤、懸濁剤、タンポン、ゲル、気泡、噴霧剤、または浣腸剤の形態で直腸に、尿道に、腟に(vaginally)、または膣周囲に(perivaginally)投与することができる。これらの投薬形態は、Remington:The Science and Practice of Pharmacy、前掲において記載されるような従来のプロセスを使用して製造することができる。
【0130】
直腸、尿道、および膣坐剤は、身体開口部への挿入のための固体の物体であり、これらは、通常の温度では固体であるが、体温で融解しまたは柔らかくなり、開口部の内部で活性成分(複数可)を放出させる。直腸および膣坐剤において利用される薬学的に許容されるキャリヤは、本明細書において提供される医薬組成物と共に製剤された場合に体温付近で融点をもたらす、硬化剤などのような基剤またはビヒクルならびに亜硫酸水素塩およびピロ亜硫酸ナトリウムを含む、本明細書において記載される酸化防止剤を含む。適したビヒクルは、カカオバター(カカオ脂)、グリセリン−ゼラチン、カーボワックス(ポリオキシエチレングリコール)、鯨ろう、パラフィン、白色および黄色ワックス、ならびに脂肪酸のモノ、ジ、およびトリグリセリドの適切な混合物ならびにポリビニルアルコール、メタクリル酸ヒドロキシエチル、およびポリアクリル酸などのようなヒドロゲルを含むが、これらに限定されない。様々なビヒクルの組み合わせもまた、使用することができる。直腸および膣坐剤は、圧縮または成形によって調製されてもよい。直腸および膣坐剤の典型的な重量は、約2〜約3gである。
【0131】
本明細書において提供される医薬組成物は、水剤、懸濁剤、外用薬、乳剤、ゲル形成水剤、水剤用の粉剤、ゲル、眼球インサート、および移植片の形態で眼に(ophthalmically)投与することができる。
【0132】
本明細書において提供される医薬組成物は、鼻腔内にまたは呼吸器への吸入によって投与することができる。医薬組成物は、単独でまたは1,1,1,2−テトラフルオロエタンもしくは1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパンなどのような適した噴射剤と組み合わせて、細かいミストを産生するために電気流体力学を使用するアトマイザーまたはネブライザーなどのような加圧容器、ポンプ、スプレー、アトマイザーを使用し、送達のためのエアロゾルまたは水剤の形態で提供することができる。医薬組成物はまた、単独でまたはラクトースもしくはリン脂質などのような不活性キャリヤと組み合わせてガス注入のための乾燥粉剤および経鼻点滴剤としても提供することができる。鼻内使用については、粉剤は、キトサンまたはシクロデキストリンを含む生体接着剤を含むことができる。
【0133】
加圧容器、ポンプ、スプレー、アトマイザー、またはネブライザーにおいて使用される水剤または懸濁剤は、本明細書において提供される活性成分を分散させる、可溶化する、もしくはその放出を延長するためのエタノール、水性エタノール、もしくは適した代替の薬剤;溶剤としての噴射剤;および/またはソルビタントリオレエート、オレイン酸、もしくはオリゴ乳酸などのような界面活性剤を含有するように製剤することができる。
【0134】
本明細書において提供される医薬組成物は、約50マイクロメートル以下または約10マイクロメートル以下などのような、吸入による送達に適したサイズまで微粒子化することができる。そのようなサイズの粒子は、スパイラルジェットミル、流動層式ジェットミル、ナノ粒子を形成するための超臨界流体処理、高圧ホモジナイゼーション、または噴霧乾燥などのような当業者らに知られている粉砕方法を使用して調製することができる。
【0135】
吸入器または注入器において使用するためのカプセル、ブリスター、およびカートリッジは、本明細書において提供される医薬組成物の粉末ミックス;ラクトースまたはデンプンなどのような適した粉末基剤;およびl−ロイシン、マンニトール、またはステアリン酸マグネシウムなどのような性能向上剤を含有するように製剤することができる。ラクトースは、無水物であってもよいまたは一水化物の形態をしていてもよい。他の適した賦形剤またはキャリヤは、デキストラン、グルコース、マルトース、ソルビトール、キシリトール、フルクトース、スクロース、およびトレハロースを含むが、これらに限定されない。吸入または鼻内投与のための本明細書において提供される医薬組成物は、メントールおよびレボメントールなどのような適した香味料;ならびに/またはサッカリンおよびサッカリンナトリウムなどのような甘味剤をさらに含むことができる。
【0136】
局所投与のための本明細書において提供される医薬組成物は、遅効、持続性、間欠的投与、制御放出、標的、およびプログラム化放出を含む即時放出または放出調節となるように製剤することができる。
【0137】
D.放出調節
本明細書において提供される医薬組成物は、放出調節投薬形態として製剤することができる。本明細書において使用されるように、用語「放出調節」は、活性成分(複数可)の放出の速度または場所が、同じルートによって投与された場合の即時投薬形態と異なる投薬形態を指す。放出調節投薬形態は、遅効、広範囲、長期、持続性、パルス型、制御、加速および急速、標的、プログラム化放出、ならびに胃内滞留投薬形態を含むが、これらに限定されない。放出調節投薬形態中の医薬組成物は、マトリックス放出制御デバイス、浸透圧制御放出デバイス、マルチパーティクル制御放出デバイス、イオン交換樹脂、腸溶コーティング、多層コーティング、マイクロスフェア、リポソーム、およびその組み合わせを含むが、これらに限定されない、当業者らに知られている様々な放出調節デバイスおよび方法を使用して調製することができる。活性成分(複数可)の放出速度はまた、活性成分(複数可)の粒径および多形性を変えることによって修飾することもできる。
【0138】
放出調節の例は、米国特許第3,845,770号明細書;米国特許第3,916,899号明細書;米国特許第3,536,809号明細書;米国特許第3,598,123号明細書;米国特許第4,008,719号明細書;米国特許第5,674,533号明細書;米国特許第5,059,595号明細書;米国特許第5,591,767号明細書;米国特許第5,120,548号明細書;米国特許第5,073,543号明細書;米国特許第5,639,476号明細書;米国特許第5,354,556号明細書;米国特許第5,639,480号明細書;米国特許第5,733,566号明細書;米国特許第5,739,108号明細書;米国特許第5,891,474号明細書;米国特許第5,922,356号明細書;米国特許第5,958,458号明細書;米国特許第5,972,891号明細書;米国特許第5,980,945号明細書;米国特許第5,993,855号明細書;米国特許第6,045,830号明細書;米国特許第6,087,324号明細書;米国特許第6,113,943号明細書;米国特許第6,197,350号明細書;米国特許第6,248,363号明細書;米国特許第6,264,970号明細書;米国特許第6,267,981号明細書;米国特許第6,270,798号明細書;米国特許第6,375,987号明細書;米国特許第6,376,461号明細書;米国特許第6,419,961号明細書;米国特許第6,589,548号明細書;米国特許第6,613,358号明細書;米国特許第6,623,756号明細書;米国特許第6,699,500号明細書;米国特許第6,793,936号明細書;米国特許第6,827,947号明細書;米国特許第6,902,742号明細書;米国特許第6,958,161号明細書;米国特許第7,255,876号明細書;米国特許第7,416,738号明細書;米国特許第7,427,414号明細書;米国特許第7,485,322号明細書;Bussemer et al.,Crit.Rev.Ther.Drug Carrier Syst.2001,18,433−458;Modified−Release Drug Delivery Technology,2nd ed.;Rathbone et al.,Eds.;Marcel Dekker AG:2005;Maroni et al.,Expert.Opin.Drug Deliv.2005,2,855−871;Shi et al.,Expert Opin.Drug Deliv.2005,2,1039−1058;Polymers in Drug Delivery;Ijeoma et al.,Eds.;CRC Press LLC:Boca Raton,FL,2006;Badawy et al.,J.Pharm.Sci.2007,9,948−959;Modified−Release Drug Delivery Technology,前掲;Conway,Recent Pat.Drug Deliv.Formul.2008,2,1−8;Gazzaniga et al.,Eur.J.Pharm.Biopharm.2008,68,11−18;Nagarwal et al.,Curr.Drug Deliv.2008,5,282−289;Gallardo et al.,Pharm.Dev.Technol.2008,13,413−423;Chrzanowski,AAPS PharmSciTech.2008,9,635−638;Chrzanowski,AAPS PharmSciTech.2008,9,639−645;Kalantzi et al.,Recent Pat.Drug Deliv.Formul.2009,3,49−63;Saigal et al.,Recent Pat.Drug Deliv.Formul.2009,3,64−70;およびRoy et al.,J.Control Release 2009,134,74−80において記載されるものを含むが、これらに限定されない。
【0139】
1.マトリックス放出制御デバイス
放出調節投薬形態で本明細書において提供される医薬組成物は、当業者らに知られているマトリックス制御放出デバイスを使用して製造することができる。Takada et al.in Encyclopedia of Controlled Drug Delivery;Mathiowitz Ed.;Wiley:1999;Vol 2を参照されたい。
【0140】
ある実施形態では、放出調節投薬形態で本明細書において提供される医薬組成物が、合成ポリマーならびに多糖およびタンパク質などのような天然に存在するポリマーおよび誘導体を含む水膨潤性のポリマー、浸食可能なポリマー、または可溶性ポリマーである、浸食可能なマトリックスデバイスを使用して製剤される。
【0141】
浸食可能なマトリックスを形成するのに有用な物質は、キチン、キトサン、デキストラン、およびプルラン;ガム、寒天、アラビアゴム、カラヤガム、ローカストビーンガム、トラガカントゴム、カラギナン、ガディガム、グアーガム、ザンサンガム、およびスクレログルカン;デキストリンおよびマルトデキストリンなどのようなデンプン;ペクチンなどのような親水コロイド;レシチンなどのようなホスファチド;アルギン酸;アルギン酸プロピレングリコール;ゼラチン;コラーゲン;エチルセルロース(EC)、メチルエチルセルロース(MEC)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、CMEC、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、酢酸セルロース(CA)、プロピオン酸セルロース(CP)、酪酸セルロース(CB)、酢酸酪酸セルロース(CAB)、CAP、CAT、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、HPMCP、HPMCAS、酢酸トリメリット酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMCAT)、およびエチルヒドロキシエチルセルロース(EHEC)などのようなセルロース化合物;ポリビニルピロリドン;ポリビニルアルコール;ポリ酢酸ビニル;グリセロール脂肪酸エステル;ポリアクリルアミド;ポリアクリル酸;エタクリル酸またはメタクリル酸のコポリマー(EUDRAGIT(登録商標)、Rohm America,Inc.、Piscataway、NJ);ポリ(2−メタクリル酸ヒドロキシエチル);ポリラクチド;L−グルタミン酸およびエチル−L−グルタミン酸のコポリマー;分解性乳酸−グリコール酸コポリマー;ポリ−D−(−)−3−ヒドロキシ酪酸;ならびにメタクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸(2−ジメチルアミノエチル)、および(トリメチルアミノエチル)メタクリラートクロライドのホモポリマーおよびコポリマーなどのような他のアクリル酸誘導体を含むが、これらに限定されない。
【0142】
ある実施形態では、本明細書において提供される医薬組成物が、浸食可能ではないマトリックスデバイスにより製剤される。活性成分(複数可)は、不活性マトリックス中に溶解されまたは分散され、一度投与されると、不活性マトリックスを通して主として拡散によって放出される。浸食可能ではないマトリックスデバイスとして使用するのに適した物質は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリメタクリル酸メチル、ポリブチルメタクリラート、塩素化ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、アクリル酸メチル−メタクリル酸メチルコポリマー、エチレン酢酸ビニルコポリマー、エチレン/プロピレンコポリマー、エチレン/アクリル酸エチルコポリマー、酢酸ビニル、塩化ビニリデン、エチレン、およびプロピレンとの塩化ビニルコポリマー、イオノマーポリエチレンテレフタラート、ブチルゴム、エピクロロヒドリンゴム、エチレン/ビニルアルコールコポリマー、エチレン/酢酸ビニル/ビニルアルコールターポリマー、エチレン/ビニルオキシエタノールコポリマー、ポリ塩化ビニル、可塑化ナイロン、可塑化ポリエチレンテレフタラート、天然ゴム、シリコーンゴム、ポリジメチルシロキサン、ならびにシリコーンカルボナートコポリマーなどのような不溶性プラスチック;エチルセルロース、酢酸セルロース、クロスポビドン、および架橋部分的加水分解ポリ酢酸ビニルなどのような親水性ポリマー;ならびにカルナウバろう、微晶ろう、およびトリグリセリドなどのような脂肪族化合物を含むが、これらに限定されない。
【0143】
マトリックス放出制御システムでは、所望の放出動態は、たとえば、用いられるポリマーのタイプ、ポリマーの粘性、ポリマーおよび/または活性成分(複数可)の粒径、活性成分(複数可)対ポリマーの比、ならびに組成物中の他の賦形剤またはキャリヤによって制御することができる。
【0144】
放出調節投薬形態で本明細書において提供される医薬組成物は、直接打錠、圧縮が後続する乾式または湿式造粒法、および圧縮が後続する溶融造粒法を含む、当業者らに知られている方法によって調製することができる。
【0145】
2.浸透圧制御放出デバイス
放出調節投薬形態で本明細書において提供される医薬組成物は、一チャンバーシステム、二チャンバーシステム、非対称膜技術(AMT)、および押し出しコアシステム(extruding core system)(ECS)を含むが、これらに限定されない浸透圧制御放出デバイスを使用して製造することができる。一般に、そのようなデバイスは、少なくとも2つの構成成分を有する:(a)活性成分を含有するコア;および(b)コアをカプセル化する、少なくとも1つの送達ポートを有する半透膜。半透膜は、送達ポート(複数可)を通しての押し出しによって薬剤放出を引き起こすために使用の水性環境からコアへの水の流入を制御する。
【0146】
活性成分(複数可)に加えて、浸透圧デバイスのコアは、浸透物質を任意選択で含み、これは、使用している環境からデバイスのコアへの水の輸送のための推進力を生み出す。浸透物質の一種には、水膨潤性の親水性ポリマーがあり、これは、「オスモポリマー(osmopolymer)」および「ヒドロゲル」とも呼ばれる。浸透物質としての適した水膨潤性の親水性ポリマーは、親水性ビニルポリマーおよびアクリルポリマー、アルギン酸カルシウムなどのような多糖、ポリエチレンオキシド(PEO)、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリプロピレングリコール(PPG)、ポリ(2−メタクリル酸ヒドロキシエチル)、ポリ(アクリル)酸、ポリ(メタクリル)酸、ポリビニルピロリドン(PVP)、架橋PVP、ポリビニルアルコール(PVA)、PVA/PVPコポリマー、メタクリル酸メチルおよび酢酸ビニルなどのような疎水性単量体を有するPVA/PVPコポリマー、大きなPEOブロックを含有する親水性ポリウレタン、クロスカルメロースナトリウム、カラギナン、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ならびにカルボキシエチル、セルロース(CEC)、アルギン酸ナトリウム、ポリカルボフィル、ゼラチン、ザンサンガム、ならびにデンプングリコール酸ナトリウムを含むが、これらに限定されない。
【0147】
浸透物質の他の種には、オスモゲン(osmogen)があり、これは、周囲のコーティングのバリアの反対側の浸透圧勾配に影響を与えるように水を吸収することができる。適したオスモゲンは、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、塩化リチウム、硫酸カリウム、リン酸カリウム、炭酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、硫酸リチウム、塩化カリウム、および硫酸ナトリウムなどのような無機塩類;デキストロース、フルクトース、グルコース、イノシトール、ラクトース、マルトース、マンニトール、ラフィノーゼ、ソルビトール、スクロース、トレハロース、およびキシリトールなどのような糖;アスコルビン酸、安息香酸、フマル酸、クエン酸、マレイン酸、セバシン酸、ソルビン酸、アジピン酸、エデト酸、グルタミン酸、p−トルエンスルホン酸、コハク酸、および酒石酸などのような有機酸;尿素;ならびにその混合物を含むが、これらに限定されない。
【0148】
活性成分(複数可)がどれくらい速やかに投薬形態から最初に送達されるかに影響を及ぼすように様々な溶出率の浸透物質を用いることができる。たとえば、MANNOGEM(商標)EZなどのようなアモルファス糖(SPI Pharma、Lewes、DE)は、所望の治療効果を速やかにもたらすために最初の2〜3時間、より速い送達をもたらし、かつ長期間にわたって所望のレベルの治療または予防効果を維持するために少しずつ絶えず残りの量の放出をもたらすように使用することができる。この場合、活性成分は、代謝され、排出された活性成分の量を補充するような速度で放出される。
【0149】
コアはまた、投薬形態の性能を増強するためにまたは安定性もしくは処理を促進するために、本明細書において記載される種々様々の他の賦形剤およびキャリヤを含むことができる。
【0150】
半透膜を形成するのに有用な物質は、様々な等級のアクリル樹脂、ビニル、エーテル、ポリアミド、ポリエステル、ならびに生理学的に適切なpHで水透過性であり、非水溶性であるまたは架橋などのような化学変換によって非水溶性にされやすいセルロース誘導体を含む。コーティングを形成するのに有用な適したポリマーの例は、可塑化、非可塑化、および強化酢酸セルロース(CA)、二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、プロピオン酸CA、硝酸セルロース、酢酸酪酸セルロース(CAB)、カルバミン酸エチルCA、CAP、カルバミン酸メチルCA、コハク酸CA、酢酸トリメリット酸セルロース(CAT)、ジメチルアミノ酢酸CA、炭酸エチルCA、クロロ酢酸CA、エチル蓚酸CA、メチルスルホン酸CA、ブチルスルホン酸CA、p−トルエンスルホン酸CA、酢酸寒天、三酢酸アミロース、酢酸ベータグルカン、三酢酸ベータグルカン、アセトアルデヒドジメチルアセタート、ローカストビーンガムのトリアセタート、ヒドロキシル化エチレン酢酸ビニル、EC、PEG、PPG、PEG/PPGコポリマー、PVP、HEC、HPC、CMC、CMEC、HPMC、HPMCP、HPMCAS、HPMCAT、ポリ(アクリル)酸およびエステルならびにポリ(メタクリル)酸およびエステルならびにそのコポリマー、デンプン、デキストラン、デキストリン、キトサン、コラーゲン、ゼラチン、ポリアルケン、ポリエーテル、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリスチレン、ポリハロゲン化ビニル、ポリビニルエステルおよびエーテル、天然ワックス、ならびに合成ワックスを含む。
【0151】
半透膜はまた、米国特許第5,798,119号明細書において開示されるように、疎水性微細孔膜とすることもでき、細孔が、ガスにより実質的に充填され、水性媒体によって湿らないが、水蒸気に対して浸透性である。そのような疎水性であるが水蒸気浸透性の膜は、典型的に、ポリアルケン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリアクリル酸誘導体、ポリエーテル、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリスチレン、ポリハロゲン化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリビニルエステルおよびエーテル、天然ワックス、ならびに合成ワックスなどのような疎水性ポリマーから構成される。
【0152】
半透膜上の送達ポート(複数可)は、機械またはレーザードリルによってコーティング後に形成することができる。送達ポート(複数可)はまた、水溶性物質の充填物の侵食によってまたはコア中のくぼみの上の膜のより薄い部分の破裂によってその場で形成することができる。そのうえ、送達ポートは、米国特許第5,612,059号明細書および米国特許第5,698,220号明細書において開示されるタイプの非対称膜コーティングの場合のようにコーティングプロセスの間に形成することができる。
【0153】
放出される活性成分(複数可)の総量および放出速度は、半透膜の厚さおよび多孔性、コアの組成、ならびに送達ポートの数、サイズ、および位置によって実質的に調整することができる。
【0154】
浸透圧放出制御投薬形態中の医薬組成物は、製剤の性能または処理を促進するために本明細書において記載されるように、さらなる従来の賦形剤またはキャリヤをさらに含むことができる。
【0155】
浸透圧放出制御投薬形態は、当業者らに知られている従来の方法および技術に従って調製することができるRemington:The Science and Practice of Pharmacy、前掲;Santus and Baker,J.Controlled Release 1995,35,1−21;Verma et al.,Drug Development and Industrial Pharmacy 2000,26,695−708;およびVerma et al.,J.Controlled Release 2002,79,7−27を参照されたい。
【0156】
ある実施形態では、本明細書において提供される医薬組成物が、活性成分(複数可)および他の薬学的に許容される賦形剤またはキャリヤを含むコアをコーティングする非対称浸透膜を含むAMT放出制御投薬形態として製剤される。米国特許第5,612,059号明細書および国際公開第2002/17918号パンフレットを参照されたい。AMT放出制御投薬形態は、直接打錠、乾式造粒法、湿式造粒法、および浸漬被覆法を含む、当業者らに知られている従来の方法および技術に従って調製することができる。
【0157】
ある実施形態では、本明細書において提供される医薬組成物が、活性成分(複数可)、ヒドロキシエチルセルロース、および他の薬学的に許容される賦形剤またはキャリヤを含むコアをコーティングする浸透膜を含むESC放出制御投薬形態として製剤される。
【0158】
3.マルチパーティクル制御放出デバイス
放出調節投薬形態で本明細書において提供される医薬組成物は、直径が約10μm〜約3mm、約50μm〜約2.5mm、または約100μm〜約1mmの範囲にわたる多数の粒子、顆粒剤、またはペレット剤を含むマルチパーティクル制御放出デバイスとして製造することができる。そのようなマルチパーティクルは、湿式および乾式造粒法、押し出し/球形化、ローラー圧縮、溶融凝固を含む当業者らに知られているプロセスによってならびにシードコアをスプレーコーティングすることによって作製することができる。たとえばMultiparticulate Oral Drug Delivery;Ghebre−Sellassie Ed.;Marcel Dekker:1994;およびPharmaceutical Pelletization Technology;Ghebre−Sellassie Ed.;Marcel Dekker:1989を参照されたい。
【0159】
本明細書において記載される他の賦形剤またはキャリヤは、マルチパーティクルの処理および形成を助けるために医薬組成物とブレンドすることができる。結果として生じる粒子は、それら自体がマルチパーティクルデバイスを構成することができるまたは腸溶性ポリマー、水膨潤性ポリマー、および水溶性ポリマーなどのような様々なフィルム形成物質によってコーティングすることができる。マルチパーティクルは、カプセルまたは錠剤としてさらに処理することができる。
【0160】
4.標的送達
本明細書において提供される医薬組成物はまた、特定の組織、受容体、または治療される対象の身体の他のエリアを標的にするように製剤することができ、リポソーム、再封した赤血球、および抗体ベースの送達システムを含む。例として、米国特許第5,709,874号明細書;米国特許第5,759,542号明細書;米国特許第5,840,674号明細書;米国特許第5,900,252号明細書;米国特許第5,972,366号明細書;米国特許第5,985,307号明細書;米国特許第6,004,534号明細書;米国特許第6,039,975号明細書;米国特許第6,048,736号明細書;米国特許第6,060,082号明細書;米国特許第6,071,495号明細書;米国特許第6,120,751号明細書;米国特許第6,131,570号明細書;米国特許第6,139,865号明細書;米国特許第6,253,872号明細書;米国特許第6,271,359号明細書;米国特許第6,274,552号明細書;米国特許第6,316,652号明細書;および米国特許第7,169,410号明細書において開示されるものを含むが、これらに限定されない。
【0161】
使用の方法
一実施形態では、対象においてRCキナーゼ媒介性の障害、疾患、または状態の1つまたは複数の症状を治療する、予防する、または回復させるための方法であって、その立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグを含む、本明細書において提供される化合物、たとえば式Iの化合物を対象に投与するステップを含む方法が本明細書において提供される。
【0162】
他の実施形態では、対象において、RCキナーゼ活性の調整に応答性の障害、疾患、または状態の1つまたは複数の症状を治療する、予防する、または回復させるための方法であって、その立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグを含む、本明細書において提供される化合物、たとえば式Iの化合物を対象に投与するステップを含む方法が本明細書において提供される。
【0163】
さらに他の実施形態では、対象において、RCキナーゼ活性の阻害に応答性の障害、疾患、または状態の1つまたは複数の症状を治療する、予防する、または回復させるための方法であって、その立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグを含む、本明細書において提供される化合物、たとえば式Iの化合物を対象に投与するステップを含む方法が本明細書において提供される。
【0164】
さらに他の実施形態では、対象において好酸球に関係する障害、疾患、または状態の1つまたは複数の症状を治療する、予防する、または回復させるための方法であって、その立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグを含む、本明細書において提供される化合物、たとえば式Iの化合物を対象に投与するステップを含む方法が本明細書において提供される。
【0165】
さらに他の実施形態では、対象において好塩基球に関係する障害、疾患、または状態の1つまたは複数の症状を治療する、予防する、または回復させるための方法であって、その立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグを含む、本明細書において提供される化合物、たとえば式Iの化合物を対象に投与するステップを含む方法が本明細書において提供される。
【0166】
さらに他の実施形態では、対象において肥満細胞に関係する障害、疾患、または状態の1つまたは複数の症状を治療する、予防する、または回復させるための方法であって、その立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグを含む、本明細書において提供される化合物、たとえば式Iの化合物を対象に投与するステップを含む方法が本明細書において提供される。
【0167】
さらに他の実施形態では、対象において炎症疾患の1つまたは複数の症状を治療する、予防する、または回復させるための方法であって、その立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグを含む、本明細書において提供される化合物、たとえば式Iの化合物を対象に投与するステップを含む方法が本明細書において提供される。
【0168】
一実施形態では、対象が、哺乳動物である。他の実施形態では、対象が、ヒトである。
【0169】
その立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグを含む、本明細書において提供される化合物、たとえば式Iの化合物により治療可能な障害、疾患、または状態は、(1)全身性アナフィラキシーおよび過敏症、アトピー性皮膚炎、じんま疹、薬剤アレルギー、虫刺されアレルギー、食物アレルギー(セリアック病およびその他同種のものを含む)、ならびに肥満細胞症を含む炎症疾患またはアレルギー性疾患;(2)クローン病、潰瘍性大腸炎、回腸炎、および腸炎を含む炎症性腸疾患;(3)脈管炎およびベーチェット病;(4)乾癬ならびに皮膚炎、湿疹、アトピー性皮膚炎、アレルギー性接触皮膚炎、じんま疹、ヒトパピローマウイルス、HIV、またはRLV感染に由来するものを含むウイルス性皮膚病(viral cutaneous pathology)、細菌皮膚病、真菌皮膚病、および他の寄生虫性皮膚病(parasital cutaneous pathology)、ならびに皮膚エリテマトーデスを含む炎症性皮膚疾患;(5)アレルギー性喘息、運動誘発喘息、アレルギー性鼻炎、中耳炎、アレルギー性結膜炎、過敏性肺疾患、および慢性閉塞性肺疾患を含む喘息および呼吸器系アレルギー性疾患;(6)関節炎(リューマチ性および乾癬性を含む)、全身性エリテマトーデス、I型糖尿病、重症筋無力症、多発性硬化症、グレーブス病、および糸球体腎炎を含む自己免疫性疾患;(7)移植片拒絶(同種移植拒絶および移植片対宿主病を含む)、たとえば皮膚移植片拒絶、実質臓器移植拒絶、骨髄移植拒絶;(8)発熱;(9)急性心不全、低血圧症、高血圧症、狭心症、心筋梗塞、心筋症、鬱血性心不全、アテローム性動脈硬化症、冠動脈疾患、再狭窄、および血管狭窄症を含む心血管系障害;(10)外傷性脳損傷、卒中、虚血再灌流傷害、および動脈瘤を含む脳血管障害;(11)乳房、皮膚、前立腺、頸部、子宮、卵巣、精巣、膀胱、肺、肝臓、喉頭、口腔、結腸および胃腸管(たとえば食道、胃、膵臓)、脳、甲状腺、血液、ならびにリンパ系の癌;(12)線維症、結合組織疾患、およびサルコイドーシス、(13)勃起障害を含む生殖器および生殖性の状態;(14)胃炎、潰瘍、悪心、膵炎、および嘔吐を含む胃腸障害;(15)アルツハイマー病を含む神経障害;(16)不眠症、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸症候群、およびピックウィック症候群を含む睡眠障害;(17)痛み;(18)腎障害;(19)緑内障を含む眼疾患;ならびに(20)HIVを含む伝染病を含むが、これらに限定されない。
【0170】
ある実施形態では、障害、疾患、または状態が、喘息、アレルギー性喘息、運動誘発喘息、アレルギー性鼻炎、年中続くアレルギー性鼻炎、季節性アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、接触過敏症、接触性皮膚炎、結膜炎、アレルギー性結膜炎、好酸球性気管支炎、食物アレルギー、好酸球性胃腸炎、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、肥満細胞症、高IgE症候群、全身性エリテマトーデス、乾癬、にきび、多発性硬化症、同種移植拒絶、再灌流傷害、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、チャーグ−ストラウス症候群、副鼻腔炎、好塩基球性白血病、慢性蕁麻疹、好塩基球増加、湿疹、関節炎、関節リウマチ、乾癬性関節炎、および変形性関節症からなる群から選択される。
【0171】
ある実施形態では、障害、疾患、または状態が、喘息、運動誘発喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、慢性閉塞性肺疾患、またはアレルギー性結膜炎である。ある実施形態では、障害、疾患、または状態が、COPDである。
【0172】
治療されることとなる障害、疾患、または状態および対象の状態によって、本明細書において提供される化合物または医薬組成物は、経口、非経口(たとえば筋肉内、腹腔内、静脈内、ICV、槽内注射もしくは注入、皮下注射、または移植片)、吸入、経鼻、膣、直腸、舌下、あるいは局所(たとえば経皮または局所的)投与ルートによって投与することができ、単独でまたはそれぞれの投与ルートに適切な薬学的に許容される賦形剤、キャリヤ、補助剤、およびビヒクルと一緒に適した投薬単位で製剤することができる。デポー製剤で本明細書において提供される化合物または医薬組成物の投与もまた、本明細書において提供され、活性成分は、あらかじめ定められた期間、放出される。
【0173】
障害、疾患、および状態の1つまたは複数の症状の治療、予防、または回復において、適切な投薬レベルは、一般に、1日当たり対象の体重1kg当たり約0.001〜100mg(1日当たりmg/kg)、1日当たり約0.01〜約75mg/kg、1日当たり約0.1〜約50mg/kg、1日当たり約0.5〜約25mg/kg、または1日当たり約1〜約20mg/kgの範囲にわたり、これは、1回のまたは複数回の用量で投与することができる。この範囲内で、投薬量は、1日当たり約0.005〜約0.05、約0.05〜約0.5、約0.5〜約5.0、約1〜約15、約1〜約20、または約1〜約50mg/kgの範囲にわたることができる。ある実施形態では、投薬レベルが、1日当たり約0.001〜約100mg/kgの範囲にわたる。ある実施形態では、投薬レベルが、1日当たり約0.01〜約75mg/kgの範囲にわたる。ある実施形態では、投薬レベルが、1日当たり約0.1〜約50mg/kgの範囲にわたる。ある実施形態では、投薬レベルが、1日当たり約0.5〜約25mg/kgの範囲にわたる。ある実施形態では、投薬レベルが、1日当たり約1〜約20mg/kgの範囲にわたる。
【0174】
経口投与のために、本明細書において提供される医薬組成物は、治療されることとなる患者に対する投薬量による症状の調節のために、約1.0〜約1,000mgの活性成分、一実施形態では、約1、約5、約10、約15、約20、約25、約50、約75、約100、約150、約200、約250、約300、約400、約500、約600、約750、約800、約900、および約1,000mgの活性成分を含有する錠剤の形態で製剤することができる。医薬組成物は、1日当たり1回、2回、3回、および4回を含む1日当たり1〜4回のレジメンで投与することができる。
【0175】
しかしながら、任意の特定の患者に対する特定の用量レベルおよび投薬の頻度は、変動させることができ、用いられる特定の化合物の活性、その化合物の代謝の安定性および作用の長さ、年齢、体重、全身の健康状態、性別、食事、投与のモードおよび時間、排泄の速度、薬剤の組み合わせ、特定の状態の重症度、ならびに療法を受けている宿主を含む様々な因子に依存するであろうということが理解されるであろう。
【0176】
一実施形態では、RCキナーゼ活性を調整するための方法であって、その立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグを含む、本明細書において提供される化合物、たとえば式Iの化合物とRCキナーゼを接触させるステップを含む方法が、本明細書において提供される。一実施形態では、RCキナーゼが、細胞によって発現される。
【0177】
その立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグを含む、本明細書において提供される化合物、たとえば式Iの化合物はまた、喘息、COPD、アレルギー性鼻炎、湿疹、乾癬、アトピー性皮膚炎、発熱、敗血症、全身性エリテマトーデス、糖尿病、関節リウマチ、多発性硬化症、アテローム性動脈硬化症、移植拒絶、炎症性腸疾患、癌、伝染病、および本明細書において示されるそれらの病態を含むが、これらに限定されない、本明細書において提供される化合物が有用である障害、疾患、または状態の1つまたは複数の症状の治療、予防、または回復において有用な他の薬剤と組み合わせることもできるまたは他の薬剤と組み合わせて使用することもできる。
【0178】
ある実施形態では、本明細書において提供される化合物が、アルドステロン、ベクロメタゾン、ベータメタゾン、酢酸デオキシコルチコステロン、フルドロコルチゾン、ヒドロコルチゾン(コルチゾール)、プレドニゾロン、プレドニゾン、メチルプレドニソロン、デキサメタゾン、およびトリアムシノロンを含むが、これらに限定されない、当技術分野において知られている1つまたは複数のステロイド性薬剤と組み合わせられてもよい。
【0179】
ある実施形態では、本明細書において提供される化合物が、アミカシン、アモキシシリン、アンピシリン、アルスフェナミン、アジスロマイシン、アズトレオナム、アズロシリン、バシトラシン、カルベニシリン、セファクロール、セファドロキシル、セファマンドール、セファゾリン、セフレキシン、セフジニル、セフジトレン、セフェピム、セフィキシム、セフォペラゾン、セフォタキシム、セフォキシチン、セフポドキシム、セフプロジル、セフタジジム、セフチブテン、セフチゾキシム、セフトリアキソン、セフロキシム、クロラムフェニコール、シラスチン、シプロフロキサシン、クラリスロマイシン、クリンダマイシン、クロキサシリン、コリスチン、ダルホプリスチン、デメクロサイクリン、ジクロキサシリン、ジリスロマイシン、ドキシサイクリン、エリスロマイシン、エンロフロキサシン、エルタペネム、エタンブトール、フルクロキサシリン、ホスホマイシン、フラゾリドン、ガチフロキサシン、ゲルダナマイシン、ゲンタマイシン、ハービマイシン、イミペネム、イソニアジド、カナマイシン、レボフロキサシン、リネゾリド、ロメフロキサシン、ロラカルベフ、マフェニド、モキシフロキサシン、メロペネム、メトロニダゾール、メズロシリン、ミノサイクリン、ムピロシン、ナフシリン、ネオマイシン、ネチルマイシン、ニトロフラントイン、ノルフロキサシン、オフロキサシン、オキシテトラサイクリン、ペニシリン、ピペラシリン、プラテンシマイシン、ポリミクシンB、プロントジル、ピラジンアミド、キヌプリスチン、リファンピン、ロキシスロマイシン、スペクチノマイシン、ストレプトマイシン、スルファセタミド、スルファメチゾール、スルファメトキサゾール、テイコプラニン、テリスロマイシン、テトラサイクリン、チカルシリン、トブラマイシン、トリメトプリム、トロレアンドマイシン、トロバフロキサシン、およびバンコマイシンを含むが、これらに限定されない、当技術分野において知られている1つまたは複数の抗菌剤と組み合わせることができる。
【0180】
ある実施形態では、本明細書において提供される化合物が、アモロルフィン、アンフォテリシンB、アニデュラファンギン、ビホナゾール、ブテナフィン、ブトコナゾール、カスポファンギン、シクロピロックス、クロトリマゾール、エコナゾール、フェンチコナゾール、フィリピン、フルコナゾール、イソコナゾール、イトラコナゾール、ケトコナゾール、ミカファンギン、ミコナゾール、ナフチフィン、ナタマイシン、ナイスタチン、オキシコナゾール、ラブコナゾール、ポサコナゾール、リモシジン、セルタコナゾール、スルコナゾール、テルビナフィン、テルコナゾール、チオコナゾール、およびボリコナゾールを含むが、これらに限定されない、当技術分野において知られている1つまたは複数の抗真菌剤と組み合わせることができる。
【0181】
ある実施形態では、本明細書において提供される化合物が、アセノクマロール、アルガトロバン、ビバリルジン、レピルジン、フォンダパリヌクス、ヘパリン、フェニンジオン、ワルファリン、およびキシメラガトランを含むが、これらに限定されない、当技術分野において知られている1つまたは複数の抗凝固薬と組み合わせることができる。
【0182】
ある実施形態では、本明細書において提供される化合物が、アニストレプラーゼ、レテプラーゼ、t−PA(アルテプラーゼアクチバーゼ)、ストレプトキナーゼ、テネクテプラーゼ、およびウロキナーゼを含むが、これらに限定されない、当技術分野において知られている1つまたは複数の血栓溶解薬と組み合わせることができる。
【0183】
ある実施形態では、本明細書において提供される化合物が、アセクロフェナク、アセメタシン、アモキシプリン(amoxiprin)、アスピリン、アザプロパゾン、ベノリラート、ブロムフェナク、カプロフェン、セレコキシブ、コリンマグネシウムサリチラート、ジクロフェナク、ジフルニサル、エトドラック、エトリコキシブ、ファイスラミン(faislamine)、フェンブフェン、フェノプロフェン、フルルビプロフェン、イブプロフェン、インドメタシン、ケトプロフェン、ケトロラク、ロルノキシカム、ロキソプロフェン、ルミラコキシブ、メクロフェナム酸、メフェナム酸、メロキシカム、メタミゾール、サリチル酸メチル、サリチル酸マグネシウム、ナブメトン、ナプロキセン、ニメスリド、オキシフェンブタゾン、パレコキシブ、フェニルブタゾン、ピロキシカム、サリチルサリチラート、スリンダク、スルフィンピラゾン、スプロフェン、テノキシカム、チアプロフェン酸、およびトルメチンを含むが、これらに限定されない、当技術分野において知られている1つまたは複数の非ステロイド性抗炎症剤と組み合わせることができる。
【0184】
ある実施形態では、本明細書において提供される化合物が、アブシキシマブ、シロスタゾール、クロピドグレル、ジピリダモール、チクロピジン、およびチロフィバンを含むが、これらに限定されない、当技術分野において知られている1つまたは複数の抗血小板薬と組み合わせることができる。
【0185】
本明細書において提供される化合物はまた、(1)アルファ−アドレナリン作動薬;(2)抗不整脈薬;(3)ACAT阻害剤などのような抗アテローム性動脈硬化剤;(4)アントラサイクリン、ブレオマイシン、マイトマイシン、ダクチノマイシン、およびプリカマイシンなどのような抗生物質;(5)ナイトロジェンマスタード、アルキルスルフォナート、ニトロソ尿素、エチレンイミン、およびトリアゼンなどのような抗癌剤および細胞傷害性剤、たとえばアルキル化剤;(6)アセノクマロール、アルガトロバン、ビバリルジン、レピルジン、フォンダパリヌクス、ヘパリン、フェニンジオン、ワルファリン、およびキシメラガトランなどのような抗凝固薬;(7)ビグアナイド(たとえばメトホルミン)、グルコシダーゼ阻害剤(たとえばアカルボース)、インスリン、メグリチニド(たとえばレパグリニド)、スルホニル尿素(たとえばグリメピリド、グリブライド、およびグリピジド)、チアゾリジンジオン(たとえばトログリタゾン、ロシグリタゾン、およびピオグリタゾン)、ならびにPPARガンマアゴニストなどのような抗糖尿病剤;(8)アモロルフィン、アンフォテリシンB、アニデュラファンギン、ビホナゾール、ブテナフィン、ブトコナゾール、カスポファンギン、シクロピロックス、クロトリマゾール、エコナゾール、フェンチコナゾール、フィリピン、フルコナゾール、イソコナゾール、イトラコナゾール、ケトコナゾール、ミカファンギン、ミコナゾール、ナフチフィン、ナタマイシン、ナイスタチン、オキシコナゾール、ラブコナゾール、ポサコナゾール、リモシジン、セルタコナゾール、スルコナゾール、テルビナフィン、テルコナゾール、チオコナゾール、およびボリコナゾールなどのような抗真菌剤;(9)抗炎症剤、たとえば、アセクロフェナク、アセメタシン、アモキシプリン、アスピリン、アザプロパゾン、ベノリラート、ブロムフェナク、カプロフェン、セレコキシブ、コリンマグネシウムサリチラート、ジクロフェナク、ジフルニサル、エトドラック、エトリコキシブ、ファイスラミン、フェンブフェン、フェノプロフェン、フルルビプロフェン、イブプロフェン、インドメタシン、ケトプロフェン、ケトロラク、ロルノキシカム、ロキソプロフェン、ルミラコキシブ、メクロフェナム酸、メフェナム酸、メロキシカム、メタミゾール、サリチル酸メチル、サリチル酸マグネシウム、ナブメトン、ナプロキセン、ニメスリド、オキシフェンブタゾン、パレコキシブ、フェニルブタゾン、ピロキシカム、サリチルサリチラート、スリンダク、スルフィンピラゾン、スプロフェン、テノキシカム、チアプロフェン酸、およびトルメチンなどのような非ステロイド性抗炎症剤;(10)葉酸アンタゴニスト、プリン類似体、およびピリミジン類似体などのような代謝拮抗物質;(11)GPIIb/IIIa遮断薬(たとえばアブシキシマブ、エプチフィバチド、およびチロフィバン)、P2Y(AC)アンタゴニスト(たとえばクロピドグレル、チクロピジン、およびCS−747)、シロスタゾール、ジピリダモール、ならびにアスピリンなどのような抗血小板剤;(12)メトトレキサート、FK506(タクロリムス)、およびミコフェノール酸モフェチルなどのような抗増殖剤;(13)エタネルセプト、ラパマイシン、およびレフルノミドなどのような抗TNF抗体または可溶性TNF受容体;(14)aP2阻害剤;(15)カルベジロールおよびメトプロロールなどのようなベータアドレナリン作動薬;(16)クエストランなどのような胆汁酸捕捉剤;(17)ベシル酸アムロジピンなどのようなカルシウムチャネル遮断薬;(18)化学療法剤;(19)セレコキシブおよびロフェコキシブなどのようなシクロオキシゲナーゼ−2(COX−2)阻害剤;(20)シクロスポリン;(21)アザチオプリンおよびシクロホスファミドなどのような細胞毒;(22)クロロサイアザイド、ヒドロクロロチアジド、フルメサイアザイド、ヒドロフルメチアジド、ベンドロフルメサイアザイド、メチルクロロチアジド(methylchlorothiazide)、トリクロロメチアジド、ポリチアジド、ベンゾチアジド、エタクリン酸、チクリナフェン、クロルサリドン、フロセミド、ムゾリミン、ブメタニド、トリアムテレン、アミロライド、およびスピロノラクトンなどのような利尿薬;(23)ホスホラミドンなどのようなエンドセリン変換酵素(ECE)阻害剤;(24)L−アスパラギナーゼなどのような酵素;(25)第VIIa因子阻害剤および第Xa因子阻害剤;(26)ファルネシル−タンパク質トランスフェラーゼ阻害剤;(27)フィブレート;(28)PDGF活性の修飾因子などのような増殖因子阻害剤;(29)成長ホルモン分泌促進物質;(30)プラバスタチン、ロバスタチン、アトルバスタチン、シンバスタチン、NK−104(別名イタバスタチン、ニスヴァスタチン(nisvastatin)、またはニスバスタチン(nisbastatin))、およびZD−4522(ロスバスタチン、アタバスタチン(atavastatin)、またはビサスタチン(visastatin)としても知られている)などのようなHMG CoAレダクターゼ阻害剤;中性エンドペプチターゼ(NEP)阻害剤;(31)グルココルチコイド(たとえばコルチゾン)、エストロゲン/抗エストロゲン、アンドロゲン/抗アンドロゲン、プロゲスチン、および黄体形成ホルモン放出ホルモンアンタゴニストならびに酢酸オクトレオチドなどのようなホルモン剤;(32)免疫抑制薬;(33)スピロノラクトンおよびエプレレノンなどのような鉱質コルチコイド受容体アンタゴニスト;(34)エクテイナシジンなどのような微小管破壊剤(microtubule−disruptor agent);(35)パクリタキセル、ドセタキセル、およびエポチロンA−Fなどのような微小管安定化剤(microtubule−stabilizing agent);(36)MTP阻害剤;(37)ナイアシン;(38)PDE III阻害剤(たとえばシロスタゾール)ならびにPDE V阻害剤(たとえばシルデナフィル、タダラフィル、およびバルデナフィル)などのようなホスホジエステラーゼ阻害剤;(39)ビンカアルカロイド、エピポドフィロトキシン、およびタキサンなどのような植物由来の産物;(40)血小板活性化因子(PAF)アンタゴニスト;(41)シスプラチン、サトラプラチン、およびカルボプラチンなどのような白金配位錯体(platinum coordination complex);(42)カリウムチャンネル開口薬;(43)プレニル−タンパク質トランスフェラーゼ阻害剤;(44)タンパク質チロシンキナーゼ阻害剤;(45)レニン阻害剤;(46)スクワレンシンテターゼ阻害剤;(47)アルドステロン、ベクロメタゾン、ベータメタゾン、酢酸デオキシコルチコステロン、フルドロコルチゾン、ヒドロコルチゾン(コルチゾール)、プレドニゾロン、プレドニゾン、メチルプレドニソロン、デキサメタゾン、およびトリアムシノロンなどのようなステロイド;(48)テニダップなどのようなTNF−アルファ阻害剤;(49)ヒルジンなどのようなトロンビン阻害剤;(50)アニストレプラーゼ、レテプラーゼ、テネクテプラーゼ、組織プラスミノーゲン活性化因子(tPA)、組換えtPA、ストレプトキナーゼ、ウロキナーゼ、プロウロキナーゼ、およびアニソイル化プラスミノゲンストレプトキナーゼ活性化因子複合体(anisoylated plasminogen streptokinase activator complex)(APSAC)などのような血栓溶解剤;(51)イフェトロバンなどのようなトロンボキサン受容体アンタゴニスト;(52)トポイソメラーゼ阻害剤;(53)オマパトリラトおよびゲモパトリラトなどのようなバソペプチダーゼ阻害剤(二重NEP−ACE阻害剤);ならびに(54)ヒドロキシ尿素、プロカルバジン、ミトタン、ヘキサメチルメラミン、および金化合物などのような他の様々な作用物質を含むが、これらに限定されない、他のクラスの化合物と組み合わせて投与することもできる。
【0186】
他のそのような作用物質または薬剤は、その立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグを含む、本明細書において提供される化合物、たとえば式Iの化合物を、並行してまたは連続して、そのために一般に使用されるルートによってかつ量で投与することができる。本明細書において提供される化合物が1つまたは複数の他の薬剤と同時に使用される場合、本明細書において提供される化合物に加えて他のそのような薬剤を含有する医薬組成物を利用することができるが、そういった医薬組成物が必要とされるわけではない。したがって、本明細書において提供される医薬組成物は、本明細書において提供される化合物に加えて、1つまたは複数の他の活性成分または治療剤をも含有するものを含む。
【0187】
第2の活性成分に対する本明細書において提供される化合物の重量比は、変動させることができ、それぞれの成分の有効用量に依存するであろう。一般に、それぞれの有効用量が、使用されるであろう。したがって、たとえば、本明細書において提供される化合物がNSAIDと組み合わせられる場合、NSAIDに対する化合物の重量比は、約1,000:1〜約1:1,000または約200:1〜約1:200の範囲にわたることができる。本明細書において提供される化合物および他の活性成分の組み合わせもまた、一般に、前述の範囲内となるであろうが、それぞれの場合に、それぞれの活性成分の有効用量が使用されるべきである。
【0188】
本明細書において提供される化合物はまた、当業者らによく知られている包装材料を使用して、製造品として提供することもできる。たとえば米国特許第5,323,907号明細書;米国特許第5,052,558明細書;および米国特許第5,033,252号明細書を参照されたい。製薬の包装材料の例は、投与および治療について選択される製剤および意図されるモードに適したブリスターパック、瓶、チューブ、吸入器、ポンプ、バッグ、バイアル、容器、シリンジ、および任意の包装材料を含むが、これらに限定されない。
【0189】
医師によって使用される場合に、対象への適切な量の活性成分の投与を簡単にすることができるキットもまた、本明細書において提供される。ある実施形態では、本明細書において提供されるキットが、容器およびその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグを含む、本明細書において提供される化合物、たとえば式Iの化合物の投薬形態を含む。
【0190】
ある実施形態では、キットが、本明細書において記載される1つまたは複数の他の治療剤を含む容器中に、その立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合物、もしくは同位体変種またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、水和物、もしくはプロドラッグを含む、本明細書において提供される化合物、たとえば式Iの化合物の投薬形態を含む容器を含む。
【0191】
本明細書において提供されるキットは、活性成分を投与するために使用されるデバイスをさらに含むことができる。そのようなデバイスの例は、シリンジ、針なし注射器、ドリップバッグ、パッチ、および吸入器を含むが、これらに限定されない。本明細書において提供されるキットはまた、活性成分の投与のためのコンドームを含むことができる。
【0192】
本明細書において提供されるキットは、1つまたは複数の活性成分を投与するために使用することができる、薬学的に許容されるビヒクルをさらに含むことができる。たとえば、活性成分が非経口投与のために還元されなければならない固形の形態で提供される場合、キットは、非経口投与に適した粒子なしの滅菌溶液を形成するために活性成分を溶解することができる適したビヒクルの密閉容器を含むことができる。薬学的に許容されるビヒクルの例は、注射用水USP、塩化ナトリウム注射液、リンガー液、ブドウ糖注射液、ブドウ糖および塩化ナトリウム注射液、ならびに乳酸加リンガー液を含むが、これらに限定されない水性ビヒクル;エチルアルコール、ポリエチレングリコール、およびポリプロピレングリコールを含むが、これらに限定されない水混和性ビヒクル;ならびにトウモロコシ油、綿実油、ラッカセイ油、ゴマ油、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、および安息香酸ベンジルを含むが、これらに限定されない非水性ビヒクルを含むが、これらに限定されない。
【0193】
本開示は、下記の非限定的な実施例によってさらに理解されるであろう。
【実施例】
【0194】
本明細書において使用されるように、これらのプロセス、スキーム、および実施例において使用される記号および規則は、特定の略語が明確に定義されるかどうかにかかわらず、現代の科学文献、たとえばthe Journal of the American Chemical Society or the Journal of Biological Chemistryにおいて使用されるものと一致している。限定を伴わないが、特に、下記の略語が実施例においておよび本明細書の全体にわたって使用されてもよい。g(グラム);mg(ミリグラム);mL(ミリリットル);μL(マイクロリットル);L(リットル);mM(ミリモル);μM(マイクロモル);Hz(ヘルツ);MHz(メガヘルツ);mmol(ミリモル);eq.(当量);hrまたはhrs(時間);min(分);MS(質量分析);NMR(核磁気共鳴);ESI(エレクトロスプレーイオン化);ACN(アセトニトリル);CDCl
3(重水素化クロロホルム);DCM(ジクロロメタン);DMF(N,N−ジメチルホルムアミド);DMSO(ジメチルスルホキシド);DMSO−d
6(重水素化ジメチルスルホキシド);EtOAc(酢酸エチル);EtOH(エタノール);Et
2O(ジエチルエーテル);MeOH(メタノール);PE(石油エーテル);TBDME(tert−ブチルジメチルエーテル(butyldimethylether));THF(テトラヒドロフラン);DIPEA(N,N−ジイソプロピルエチルアミン);TEA(トリエチルアミン);DBU(1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン);DMAP(4−ジメチルアミノピリジン);AIBN(1,1’−アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル);CDI(カルボニルジイミダゾール);EDCIまたはEDC(N’−エチル−N−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド);TBTU(O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム(テトラフルオロボラート)Me(メチル);Et(エチル);iPr(イソプロピル);tBu(tert−ブチル);Boc(tert−ブトキシルカルボニル);Cbz(ベンジルカルボメート(benzylcarbomate));Fmoc(9−フルオレニルメチルカルボメート(fluorenylmethyl carbomate));Bn(ベンジル);PMB(パラ−メトキシベンジル);B(4−ブロモ−ベンゼンスルホニル);TMS(トリメチルシリル);TsOH(トシル酸(tosylic acid));TsO(トシレート);DEAD(ジエチルアゾジカルボキシラート)、DIAD(ジイソプロピルアゾジカルボキシラート);AcCl(塩化アセチル);TFA(トリフルオロ酢酸);TBAF(テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド);およびtBuOK(カリウムtert−ブトキシド)。
【0195】
下記の実施例のすべてについて、当業者らに知られている標準的な精密検査および精製方法を利用することができる。別段の指示がない限り、温度はすべて、℃(摂氏度)で表現される。すべての反応は、特に断りのない限り室温で行った。本明細書における合成スキームは、特定の実施例の使用を通して適用可能な化学を例証することが意図され、本開示の範囲を示すものではない。関係する合成の例は、米国特許出願第13/830,486号明細書および米国特許出願第13/830,712号明細書において見つけられてもよく、これらのそれぞれの開示は、その全体が参照によって本明細書において組み込まれる。
【0196】
本明細書において記載される実施例において使用される出発物質は、市販で入手可能であるまたは当業者に知られている方法によって調製することができる。
【0197】
実施例1
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド1
【化25】
化合物1は、スキーム1に従って調製した。
【化26】
【0198】
2−シアノ−3,3−ビス(メチルチオ)アクリルアミドI−2の調製。ACN(100mL)中2−シアノアセトアミド(10g、118.9mmol)および水酸化カリウム(6.661g、118.9)の混合物を1時間、室温で撹拌し、その後、室温で二硫化炭素(9.054g、118.9mmol)をゆっくり追加した。その溶液を室温で3時間撹拌した後、硫酸ジメチル(19.5g、154.6mmol)を追加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。揮発性物質(volatile)を次いで真空下で除去し、残留物をEtOAc中で再び溶かし、水および鹹水により連続して洗浄し、無水MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮した。結果として生じる固体をEtOAc/ヘキサンにより倍散し、ろ過し、乾燥させ、黄色の固体として化合物I−2(9.4g、42%の収率、99.0%の純度)がもたらされた。
【0199】
2−シアノ−3,3−ビス(メチルチオ)アクリルアミドI−2(0.500g)を15mL EtOH中で溶解し、4−(4−(2−プロピル)−ピペラジン−1−イル)アニリン(1.0eq.)を追加した。出発アミドがHPLCによって検出されなくなるまで反応液を75℃で撹拌した。完成したら(18時間)、反応液を室温に持っていき、ろ過し、紫色の粉末として2−シアノ−3−((4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−3−(メチルチオ)アクリルアミドA1が得られた。この産物を1時間、真空下で乾燥させた。
【化27】
2−シアノ−3−((4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−3−(メチルチオ)アクリルアミドA1
【0200】
2−シアノ−3−((4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−3−(メチルチオ)アクリルアミドA1を次いで10mL EtOH中で懸濁し、ヒドラジン水化物(1.0eq.)を滴下した。A1が検出されなくなるまで(HPLC)、反応液を75℃で加熱した。この中間体が検出されなくなったら(18時間)、反応液を室温に持っていき、ろ過し、紫色の粉末として5−アミノ−3−((4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドA2が得られた。この産物を1時間、真空下で乾燥させた。
【化28】
5−アミノ−3−((4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドA2
【0201】
5−アミノ−3−((4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(0.200g)A2をEtOH(4mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.122g)を追加した。18時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物A3がもたらされ、これを精製せずに使用した。
【0202】
DMF(2mL)およびMeOH(4mL)中A3(246mg)の懸濁液に室温で水素化ホウ素ナトリウム(39mg)をゆっくりと追加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、水を追加し、結果として生じる固体を吸引ろ過によって収集した。回収した沈殿物をDMSO中で溶解し、綿栓を通してろ過し、これをEtOHでさらにすすいだ。DMSOおよびEtOHのろ液を組み合わせ、沈殿物が形成されるまで水を追加した。結果として生じる懸濁液を3時間冷蔵庫で冷やした。結果として生じる沈殿物をろ過し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物1(75mg、95.1%の純度)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.36(s,1H),8.22(s,1H),8.13(s,1H),7.12(s,2H),6.91(s,2H),6.79(d,J=8Hz,2H),6.12(s,3H),4.16(d,J=8Hz,2H),2.97(m,4H),2.67(m,1H),2.55(m,4H),2.18(s,6H),1.00(s,6H).
【0203】
実施例2
3−((3−クロロ−4−モルホリノフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド2の合成
【化29】
中間体5−アミノ−3−((3−クロロ−4−モルホリノフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0204】
5−アミノ−3−((3−クロロ−4−モルホリノフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(530mg、1.57mmol)および3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.285g、1.90mmol、1.2eq.)をEtOH(9mL)中で懸濁し、ピペリジン(5滴)を追加した。反応混合物を18時間80℃で加熱し、次いで室温まで冷却した。分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、黄色の粉末として粗イミンがもたらされた。
【0205】
DMF(15mL)およびMeOH(3mL)中イミン(312mg、0.67mmol)の懸濁液に室温で水素化ホウ素ナトリウム(51mg、1.34mmol、2.0eq.)をゆっくりと追加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した後、透明な溶液が得られるまで水(100mL)を追加した。結果として生じる撹拌溶液に、沈殿物が消えずに残るようになるまでHCl(3.0N)を滴下した。撹拌を1時間氷浴で継続した。結果として生じる沈殿物をろ過し、水により洗浄し、乾燥させ、白色の粉末として化合物2(291mg。93%の収率、95.7%の純度)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.47(s,1H),8.54(s,1H),7.51(s,1H),7.04(s,2H),6.92(s,2H),6.68(m,3H),4.17(m,2H),3.71(m,4H),2.86(m,4H),2.14(s,6H).
【0206】
実施例3
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−モルホリノフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド3の合成
【化30】
中間体5−アミノ−3−((4−モルホリノフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0207】
5−アミノ−3−((4−モルホリノフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(1.06g、3.51mmol)および3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.790g、5.26mmol、1.5eq.)をEtOH(25mL)および酢酸(2.5mL)中で懸濁した。反応混合物を24時間80℃で加熱し、次いで室温まで冷却し、最初の容量のおよそ半分まで真空中で濃縮した。分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、オレンジ色の粉末として粗イミンがもたらされた。
【0208】
DMSO(15mL)およびMeOH(3mL)中イミン(1.36g、3.13mmol)の溶液に室温で水素化ホウ素ナトリウム(180mg、6.26mmol、2.0eq.)をゆっくりと追加した。反応混合物を48時間室温で撹拌した後、水を追加し、結果として生じる沈殿物を吸引ろ過によって単離し、水により洗浄した。回収した沈殿物をDMSO(6mL)中で溶解し、綿栓を通してろ過し、これをEtOH(3mL)でさらにすすいだ。DMSOおよびEtOHのろ液を組み合わせ、沈殿物が形成されるまで水を追加した。結果として生じる懸濁液を3時間冷蔵庫で冷やした。結果として生じる沈殿物をろ過し、水により洗浄し、乾燥させ、白色の粉末として化合物3(1.125g。82%の収率、97%の純度)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.37(s,1H),8.26(s,1H),8.13(s,1H),7.14(m,2H),6.92(s,2H),6.81(d,J=8Hz,2H),6.63(s,2H),4.16(d,J=8Hz,2H),3.71(m,4H),2.96(m,4H),2.14(s,6H).
【0209】
実施例4
3−((4−(2,6−ジメチルモルホリノ)フェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド4の合成
【化31】
中間体5−アミノ−3−((4−(2,6−ジメチルモルホリノ)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0210】
5−アミノ−3−((4−(2,6−ジメチルモルホリノ)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(0.530g)をEtOH(11mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.330g)を追加した。18時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。
【0211】
DMF(1mL)およびMeOH(2mL)中イミン(100mg)の懸濁液に室温で水素化ホウ素ナトリウム(17mg)をゆっくりと追加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、水を追加し、結果として生じる固体を吸引ろ過によって収集した。回収した沈殿物をDMSO中で溶解し、綿栓を通してろ過し、これをEtOHでさらにすすいだ。DMSOおよびEtOHのろ液を組み合わせ、沈殿物が形成されるまで水を追加した。結果として生じる懸濁液を3時間冷蔵庫で冷やした。結果として生じる沈殿物をろ過し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物4(60mg、99%の純度)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.37(s,1H),8.26(s,1H),8.12(s,1H),7.14(m,2H),6.92(s,2h),6.81(m,2H),6.62(s,3H),4.16(d,J=8Hz,2H),3.68(m,2H),3.37(d,J =8Hz,2H),2.16(s,6H),1.13(d,J=8Hz,6H).
【0212】
実施例5
3−((5−クロロ−6−モルホリノピリジン−3−イル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド5の合成
【化32】
中間体5−アミノ−3−((5−クロロ−6−モルホリノピリジン−3−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0213】
5−アミノ−3−((5−クロロ−6−モルホリノピリジン−3−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(0.091g)をEtOH(10mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.060g)を追加した。18時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ(122mg)、これを精製せずに使用した。
【0214】
DMF(3mL)およびMeOH(1mL)中イミン(122mg)の懸濁液に室温で水素化ホウ素ナトリウム(20mg)をゆっくりと追加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、水を追加し、結果として生じる固体を吸引ろ過によって収集した。回収した沈殿物をDMSO中で溶解し、綿栓を通してろ過し、これをEtOHでさらにすすいだ。DMSOおよびEtOHのろ液を組み合わせ、沈殿物が形成されるまで水を追加した。結果として生じる懸濁液を3時間冷蔵庫で冷やした。結果として生じる沈殿物をろ過し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物5(99mg、96.5%の純度)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.51(s,1H),8.74(s,1H),8.19(s,1H),8.13(s,1H),8.08(s,1H),6.92(s,2H),6.74(m,3H),4.17(d,J=8Hz,2H),3.72(m,4H),3.07(m,4H),2.14(s,6H).
【0215】
実施例6
3−((4−(1H−ピロール−1−イル)フェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド6の合成
【化33】
中間体3−((4−(1H−ピロール−1−イル)フェニル)アミノ)−5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0216】
3−((4−(1H−ピロール−1−イル)フェニル)アミノ)−5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(0.150g)をEtOH(10mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.040g)を追加した。18時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。
【0217】
DMF(2mL)およびMeOH(4mL)中イミン(275mg)の懸濁液に室温で水素化ホウ素ナトリウム(50mg)をゆっくりと追加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、水を追加し、結果として生じる固体を吸引ろ過によって収集した。回収した沈殿物をDMSO中で溶解し、綿栓を通してろ過し、これをEtOHでさらにすすいだ。DMSOおよびEtOHのろ液を組み合わせ、沈殿物が形成されるまで水を追加した。結果として生じる懸濁液を3時間冷蔵庫で冷やした。結果として生じる沈殿物をろ過し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物6(75mg、99%の純度)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.50(s,1H),8.65(s,1H),8.14(s,1H),7.35(m,4H),7.19(s,2H),6.93(s,2H),6.68(s,3H),6.20(s,2H),4.18(d,J=8Hz,2H),2.15(s,6H).
【0218】
実施例7
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((6−モルホリノピリジン−3−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド7の合成
【化34】
中間体5−アミノ−3−((6−モルホリノピリジン−3−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0219】
5−アミノ−3−((6−モルホリノピリジン−3−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(0.200g)をEtOH(10mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.050g)を追加した。18時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。
【0220】
DMF(2mL)およびMeOH(4mL)中イミン(241mg)の懸濁液に室温で水素化ホウ素ナトリウム(42mg)をゆっくりと追加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、水を追加し、結果として生じる固体を吸引ろ過によって収集した。回収した沈殿物をDMSO中で溶解し、綿栓を通してろ過し、これをEtOHでさらにすすいだ。DMSOおよびEtOHのろ液を組み合わせ、沈殿物が形成されるまで水を追加した。結果として生じる懸濁液を3時間冷蔵庫で冷やした。結果として生じる沈殿物をろ過し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物7(75mg、99%の純度)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.36(s,1H),8.27(s,1H),8.18(s,1H),8.13(s,1H),7.63(s,1H),6.91(s,2H),6.74(d,J=8Hz,1H),6.66(s,3H),4.16(d,J=8Hz,2H),3.69(m,4H),3.28(m,4H),2.14(s,6H).
【0221】
実施例8
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((3−メチル−4−モルホリノフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド8の合成
【化35】
中間体5−アミノ−3−((3−メチル−4−モルホリノフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0222】
5−アミノ−3−((3−メチル−4−モルホリノフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(0.150g)をEtOH(3mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.100g)を追加した。18時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。
【0223】
DMF(2mL)およびMeOH(4mL)中イミン(145mg)の懸濁液に室温で水素化ホウ素ナトリウム(24mg)をゆっくりと追加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、水を追加し、結果として生じる固体を吸引ろ過によって収集した。回収した沈殿物をDMSO中で溶解し、綿栓を通してろ過し、これをEtOHでさらにすすいだ。DMSOおよびEtOHのろ液を組み合わせ、沈殿物が形成されるまで水を追加した。結果として生じる懸濁液を3時間冷蔵庫で冷やした。結果として生じる沈殿物をろ過し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物8(100mg、99%の純度)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.43(s,1H),8.34(s,1H),8.13(s,1H),7.07(m,2H),6.91(m,3H),6.64(s,3H),4.16(d,J=8Hz,2H),3.70(m,4H),2.74(m,4H),2.19(s,3H),2.15(s,6H).
【0224】
実施例9
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(ピリジン−2−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド9の合成
【化36】
中間体5−アミノ−3−((4−(ピリジン−2−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0225】
5−アミノ−3−((4−(ピリジン−2−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(0.200g)をEtOH(4mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.143g)を追加した。18時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。
【0226】
DMF(3mL)およびMeOH(6mL)中イミン(350mg)の懸濁液に室温で水素化ホウ素ナトリウム(62mg)をゆっくりと追加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、水を追加し、結果として生じる固体を吸引ろ過によって収集した。回収した沈殿物をDMSO中で溶解し、綿栓を通してろ過し、これをEtOHでさらにすすいだ。DMSOおよびEtOHのろ液を組み合わせ、沈殿物が形成されるまで水を追加した。結果として生じる懸濁液を3時間冷蔵庫で冷やした。結果として生じる沈殿物をろ過し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物9(110mg、97.7%の純度)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.58(s,1H),8.85(s,1H),8.57(m,1H),8.15(s,1H),7.95(d,J=8Hz,2H),7.79(m,4H),7.33(m,2H),7.21,(m,1H),6.94(s,2H),6.70(s,3H),4.19(m,2H),2.15(s,6H).
【0227】
実施例10
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド10の合成
【化37】
中間体5−アミノ−3−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0228】
5−アミノ−3−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(0.250g)をEtOH(5mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.167g)を追加した。18時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。
【0229】
DMF(2mL)およびMeOH(4mL)中イミン(250mg)の懸濁液に室温で水素化ホウ素ナトリウム(42mg)をゆっくりと追加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、水を追加し、結果として生じる固体を吸引ろ過によって収集した。回収した沈殿物をDMSO中で溶解し、綿栓を通してろ過し、これをEtOHでさらにすすいだ。DMSOおよびEtOHのろ液を組み合わせ、沈殿物が形成されるまで水を追加した。結果として生じる懸濁液を3時間冷蔵庫で冷やした。結果として生じる沈殿物をろ過し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物10(30mg、94%の純度)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.38(s,1H),8.29(s,1H),8.13(s,1H),7.15(m,2H),6.92(s,2H),6.84(m,2H),6.63(s,3H),4.16(s,2H),3.11(s,2H),2.99(s,2H),2.89(s,2H),2.58(s,3H),2.14(s,6H),1.57(m,2H),1.23(s,1H).
【0230】
実施例11
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((5−モルホリノピリジン−2−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド11の合成
【化38】
中間体5−アミノ−3−((5−モルホリノピリジン−2−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0231】
5−アミノ−3−((5−モルホリノピリジン−2−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(0.153g)をEtOH(3mL)および酢酸(1mL)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.105g)を追加した。18時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。
【0232】
DMF(4mL)およびMeOH(2mL)中イミン(80mg)の懸濁液に室温で水素化ホウ素ナトリウム(140mg)をゆっくりと追加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、水を追加し、結果として生じる固体を吸引ろ過によって収集した。回収した沈殿物をDMSO中で溶解し、綿栓を通してろ過し、これをEtOHでさらにすすいだ。DMSOおよびEtOHのろ液を組み合わせ、沈殿物が形成されるまで水を追加した。結果として生じる懸濁液を3時間冷蔵庫で冷やした。結果として生じる沈殿物をろ過し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物11(77mg、98.5%の純度)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.93(s,0.4H),11.43(s,0.6H),9.65(s,0.4H),9.15(s,0.6H),8.13(s,0.6H),8.00(s,0.4H),7.95(s,1H),7.59(d,0.6H),7.42(m,0.4H),7.32(m,0.6H),6.94(m,2.3H),6.77(s,0.8H),6.70(s,1.2H),6.56(m,0.6H),5.70(m,0.4H),4.17(m,2H),3.73(s,4H),3.01(m,4H),2.14(s,6H).
【0233】
実施例12
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((5−メチル−6−モルホリノピリジン−3−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド12の合成
【化39】
中間体5−アミノ−3−((5−メチル−6−モルホリノピリジン−3−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0234】
5−アミノ−3−((5−メチル−6−モルホリノピリジン−3−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(0.340g)をEtOH(18mL)および酢酸(1mL)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.240g)を追加した。18時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。
【0235】
DMF(2mL)およびMeOH(1mL)中イミン(73mg)の懸濁液に室温で水素化ホウ素ナトリウム(12mg)をゆっくりと追加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、水を追加し、結果として生じる固体を吸引ろ過によって収集した。回収した沈殿物をDMSO中で溶解し、綿栓を通してろ過し、これをEtOHでさらにすすいだ。DMSOおよびEtOHのろ液を組み合わせ、沈殿物が形成されるまで水を追加した。結果として生じる懸濁液を3時間冷蔵庫で冷やした。結果として生じる沈殿物をろ過し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物12(60mg、97.6%の純度)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.44(s,1H),8.47(s,1H),8.10(s,2H),7.58(s,1H),6.92(s,2H),6.68(s,3H),4.16(d,J=6Hz,2H),3.71(t,J=5Hz,4H),2.91(t,J=5Hz,4H),2.20(s,3H),2.14(s,6H).
【0236】
実施例13
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−5−メチルピリジン−3−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド13の合成
【化40】
中間体5−アミノ−3−((6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−5−メチルピリジン−3−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0237】
5−アミノ−3−((6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−5−メチルピリジン−3−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(0.210g)をEtOH(12mL)および酢酸(0.5mL)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.130g)を追加した。18時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。
【0238】
DMF(3mL)およびMeOH(1.5mL)中イミン(50mg)の懸濁液に室温で水素化ホウ素ナトリウム(10mg)をゆっくりと追加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、水を追加し、結果として生じる固体を吸引ろ過によって収集した。回収した沈殿物をDMSO中で溶解し、綿栓を通してろ過し、これをEtOHでさらにすすいだ。DMSOおよびEtOHのろ液を組み合わせ、沈殿物が形成されるまで水を追加した。結果として生じる懸濁液を3時間冷蔵庫で冷やした。結果として生じる沈殿物をろ過し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物13(41mg、99.3%の純度)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.43(s,1H),8.43(s,1H),8.14(s,1H),8.07(s,1H),7.55(s,1H),6.92(s,2H),6.68(s,3H),4.16(d,J=6,2H),2.90(m,4H),2.66(m,1H)2.56(m,4H),2.18(s,3H),2.14(s,6H),1.00(d,J=7,6H).
【0239】
実施例14
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((5−メチル−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド14の合成
【化41】
中間体5−アミノ−3−((5−メチル−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0240】
5−アミノ−3−((5−メチル−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(0.21g)をEtOH(8mL)および酢酸(1mL)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.136g)を追加した。16時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。
【0241】
DMF(3mL)およびMeOH(1mL)中イミン(153mg)の懸濁液に室温で水素化ホウ素ナトリウム(25mg)をゆっくりと追加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、水を追加し、結果として生じる懸濁液を30分間撹拌した。固体を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、白色の粉末として化合物14(41mg、99.3%の純度)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.43(s,1H),8.51および8.44(s,s,1H),8.12および8.08(s,s,2H),7.59および7.56(s,s,1H),6.92(s,2H),6.69(d,J=5Hz,3H),4.16(d,J=6Hz,2H),3.17(m,1H),3.04(m,1H),2.91(m,4H),2.60(s,1H),2.44(s,2H),2.22(s,2H),2.18(d,J=3Hz,3H),2.14(s,6H).
【0242】
実施例15
3−((3−クロロ−4−(2,6−ジメチルモルホリノ)フェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド15の合成
【化42】
中間体5−アミノ−3−((3−クロロ−4−(2,6−ジメチルモルホリノ)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0243】
5−アミノ−3−((3−クロロ−4−(2,6−ジメチルモルホリノ)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(0.235g)をEtOH(4.7mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.145g)を追加した。18時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。
【0244】
DMF(1mL)およびMeOH(1mL)中イミン(55mg)の懸濁液に室温で水素化ホウ素ナトリウム(8mg)をゆっくりと追加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、水を追加し、結果として生じる固体を吸引ろ過によって収集した。回収した沈殿物をDMSO中で溶解し、綿栓を通してろ過し、これをEtOHでさらにすすいだ。DMSOおよびEtOHのろ液を組み合わせ、沈殿物が形成されるまで水を追加した。結果として生じる懸濁液を3時間冷蔵庫で冷やした。結果として生じる沈殿物をろ過し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物15(55mg、97.5%の純度)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.50(s,1H),8.62(s,1H),8.15(s,1H),7.56(s,1H),7.07(d,1H),7.0(d,1H),6.92(s,2H),6.71(m,1H),6.68(s,2H),4.16(m,2H),3.71(m,2H),3.01(d,2H),2.30(t,2H),2.14(s,6H),1.10(d,6H).
【0245】
実施例16
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(ピリジン−3−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド16の合成
【化43】
中間体5−アミノ−3−((4−(ピリジン−3−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0246】
5−アミノ−3−((4−(ピリジン−3−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(0.330g)をEtOH(20mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.250g)を追加した。18時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。
【0247】
DMF(6mL)およびMeOH(3mL)中イミン(64mg)の懸濁液に室温で水素化ホウ素ナトリウム(10mg)をゆっくりと追加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、水を追加し、結果として生じる固体を吸引ろ過によって収集した。回収した沈殿物をDMSO中で溶解し、綿栓を通してろ過し、これをEtOHでさらにすすいだ。DMSOおよびEtOHのろ液を組み合わせ、沈殿物が形成されるまで水を追加した。結果として生じる懸濁液を3時間冷蔵庫で冷やした。結果として生じる沈殿物をろ過し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物16(57mg、98.4%の純度)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.57(s,1H),8.83(m,1H),8.79(s,1H),8.46(m,1H),8.16(s,1H),7.99(m,1H),7.57(d,J=9Hz,2H),7.41(m,1H),7.35(d,J=9Hz,2H),6.93(2H),6.71(m,3H),4.19(d,J=6Hz,2H),2.15(s,6H).
【0248】
実施例17
3−((3−クロロ−4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド17の合成
【化44】
中間体5−アミノ−3−((3−クロロ−4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0249】
5−アミノ−3−((3−クロロ−4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(0.460g)をEtOH(8mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.270g)を追加した。18時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。
【0250】
DMF(2mL)およびMeOH(1mL)中イミン(80mg)の懸濁液に室温で水素化ホウ素ナトリウム(12mg)をゆっくりと追加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、水を追加し、結果として生じる固体を吸引ろ過によって収集した。回収した沈殿物をDMSO中で溶解し、綿栓を通してろ過し、これをEtOHでさらにすすいだ。DMSOおよびEtOHのろ液を組み合わせ、沈殿物が形成されるまで水を追加した。結果として生じる懸濁液を3時間冷蔵庫で冷やした。結果として生じる沈殿物をろ過し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物17(60mg、96.1%の純度)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.95(s,1H),8.57(s,1H),8.14(s,1H),7.54(s,1H),7.01(m,2H),6.92(s,2H),6.67(m,3H),4.16(d,J=6Hz,2H),2.86(s,4H),2.68(m,1H),2.57(s,4H),2.14(s,6H),1.00(d,J=7Hz,6H).
【0251】
実施例18
3−([1,1’−ビフェニル]−4−イルアミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド18の合成
【化45】
中間体5−アミノ−3−((3−クロロ−4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0252】
3−([1,1’−ビフェニル]−4−イルアミノ)−5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(0.086g)をEtOH(10mL)および酢酸(0.5mL)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.270g)を追加した。20時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。粗イミンをDMF(1mL)およびMeOH(1mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。5時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物18(60mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.54(s,1H),8.71(s,1H),8.15(s,1H),7.59(d,2H),7.50(s,2H),7.40(t,2H),7.31(d,2H),7.24(t,1H),6.93(s,2H),6.69(s,3H),4.19(d,2H),2.15(s,6H).
【0253】
実施例19
3−((4−(1H−イミダゾール−1−イル)フェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド19
【化46】
中間体3−((4−(1H−イミダゾール−1−イル)フェニル)アミノ)−5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0254】
3−((4−(1H−イミダゾール−1−イル)フェニル)アミノ)−5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(0.246g)をEtOH(10mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.4当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。20時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。粗イミンをDMF(1mL)およびMeOH(1mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。5時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物19(25mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):2.15(s,6H),4.19(d,2H),6.70(s,3H),6.93(s,2H),7.05(s,1H),7.35(s,2H),7.42(d,2H),7.58(s,1H),8.06(s,1H),8.15(s,1H),8.76(s,1H),11.54(s,1H)
【0255】
実施例20
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−メトキシフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド20の合成
【化47】
中間体5−アミノ−3−((4−メトキシフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0256】
5−アミノ−3−((4−メトキシフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(160mg)をEtOH(10mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.4当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。24時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。粗イミンをDMF(1mL)およびMeOH(1mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。5時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物20(20mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):2.17(s,6H),3.68(s,3H),4.16(d,2H),6.64(m,3H),6.77(d,2H),6.92(s,2H),7.18(d,2H),8.14(s,1H),8.31(s,1H),11.38(s,1H).
【0257】
実施例21
3−((4−(tert−ブチル)フェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド21の合成
【化48】
中間体5−アミノ−3−((4−(tert−ブチル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0258】
5−アミノ−3−((4−(tert−ブチル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(98mg)をEtOH(10mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。20時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。粗イミンをDMF(1mL)およびMeOH(1mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。5時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物21(90mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):1.23(s,9H),2.14(s,6H),4.17(d,2H),6.64(m,3H),6.92(s,2H),7.10(m,2H),7.20(d,2H),8.13(s,1H),8.40(s,1H),11.53(s,1H).
【0259】
実施例22
3−((1H−インダゾール−5−イル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド22の合成
【化49】
中間体3−((1H−インダゾール−5−イル)アミノ)−5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0260】
3−((1H−インダゾール−5−イル)アミノ)−5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(99mg)をEtOH(10mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。20時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。粗イミンをDMF(1mL)およびMeOH(1mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。5時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物22(112mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):2.15(s,6H),4.18(d,2H),6.66(m,3H),6.93(s,2H),7.12(d,1H),7.37(d,2H),7.66(m,1H),7.86(s,1H),8.14(m,1h0,8.47(s,1H),11.43(s,1H),12.75(s,1H).
【0261】
実施例23
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(4−メチル−[1,4’−ビピペリジン]−1’−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド23
【化50】
中間体5−アミノ−3−((4−(4−メチル−[1,4’−ビピペリジン]−1’−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0262】
5−アミノ−3−((4−(4−メチル−[1,4’−ビピペリジン]−1’−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(99mg)をEtOH(10mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。20時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。粗イミンをDMF(1mL)およびMeOH(1mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。5時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物23(112mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):2.15(s,6H),4.18(d,2H),6.66(m,3H),6.93(s,2H),7.12(d,1H),7.37(d,2H),7.66(m,1H),7.86(s,1H),8.14(m,1h0,8.47(s,1H),11.43(s,1H),12.75(s,1H).
【0263】
実施例24
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(4−(ピロリジン−1−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド24の合成
【化51】
中間体5−アミノ−3−((4−(4−(ピロリジン−1−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0264】
5−アミノ−3−((4−(4−(ピロリジン−1−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(60mg)をEtOH(10mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。2日後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。粗イミンをDMF(1mL)およびMeOH(2mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。6時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物24(40mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.38(s,1H),8.28(s,1H),8.14(s,1H),7.14(d,2H),6.92(s,2H),6.82(d,2H),6.64(s,3H),4.16(d,2H),3.28(m,8H),2.97(m,4H),2.14(s,6H),1.75(m,4H).
【0265】
実施例25
3−((4−(4−フルオロピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド25
【化52】
中間体5−アミノ−3−((4−(4−フルオロピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0266】
5−アミノ−3−((4−(4−フルオロピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(320mg)をEtOH(15mL)および酢酸(1mL)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。16時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。粗イミンをDMF(2mL)およびMeOH(0.5mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。1時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物25(92mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.37(s,1H),8.27(s,1H),8.14(s,1H),7.13(d,2H),6.92(s,2H),6.83(d,2H),6.63(m,3H),4.793(m,1H),4.16(d,2H),3.17(m,2H),2.94(m,2H),2.14(s,6H),1.95(m,2H),7.80(m,2H).
【0267】
実施例26
3−((6−((2R,6S)−2,6−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリジン−3−イル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド26
【化53】
中間体5−アミノ−3−((6−(2R,6S)−2,6−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリジン−3−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0268】
5−アミノ−3−((6−(2R,6S)−2,6−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリジン−3−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(1.020g)をEtOH(3mL)および酢酸(0.5mL)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。12時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した(0.955g)。粗イミン(0.056g)をDMF(2mL)およびMeOH(1mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。30分後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物26(36mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.35(s,1H),8.27(s,1H),8.15(d,2H),7.64(d,1H),6.91(s,2H),6.74(d,1H),6.68(m,3H),4.16(d,2H),3.92(d,2H),3.62(m,2H),2.25(t,3H),2.14(s,6H),1.14(d,6H).
【0269】
実施例27
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド27
【化54】
中間体5−アミノ−3−((4−(ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0270】
5−アミノ−3−((4−(ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(89mg)をEtOH(10mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。20時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。粗イミンをDMF(1mL)およびMeOH(1mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。5時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物27(36mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.37(s,1H),8.23(s,1H),8.14(s,1H),7.11(d,2H),6.92(s,2H),6.79(d,2H),6.63(s,2H),4.16(d,2H),2.95(,5H),2.14(s,6H),1.60(m,4H),1.48(m,2H).
【0271】
実施例28
3−((3−クロロ−4−((2S,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)フェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド28の合成
【化55】
中間体5−アミノ−3−((3−クロロ−4−((2S,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0272】
5−アミノ−3−((3−クロロ−4−((2S,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(235mg)をEtOH(3mL)および酢酸(0.5mL)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。5時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。粗イミン(55mg)をDMF(1mL)およびMeOH(0.5mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。1時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物28(55mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.50(s,1H),8.62(s,1H),8.15(s,1H),7.56(s,1H),7.07(d,1H),7.0(d,1H),6.92(s,2H),6.71(m,1H),6.68(s,2H),4.16(m,2H),3.71(m,2H),3.01(d,2H),2.30(t,2H),2.14(s,6H),1.10(d,6H).
【0273】
実施例29
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド29の合成
【化56】
中間体5−アミノ−3−((3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0274】
5−アミノ−3−((3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(420mg)をEtOH(10mL)および酢酸(0.5mL)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。16時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ(0.650g)、これを精製せずに使用した。粗イミン(87mg)をDMF(1mL)およびMeOH(0.5mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。1時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物29(87mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.42(s,1H),8.33(s,1H),8.14(s,1H),7.03(m,2H),6.92(s,2H),6.88(d,1H),6.64(s,3H),4.16(m,2H),2.88(m,1H),2.74(m,4H),2.44(m,3H),2.19(3H),2.15(m,9H).
【0275】
実施例30
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((3−メチル−4−(ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド30の合成
【化57】
中間体5−アミノ−3−((3−メチル−4−(ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0276】
5−アミノ−3−((3−メチル−4−(ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(240mg)をEtOH(10mL)および酢酸(0.5mL)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。16時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ(0.240g)、これを精製せずに使用した。粗イミン(51mg)をDMF(1mL)およびMeOH(0.5mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。1時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物30(51mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.41(s,1H),8.302(s,1H),8.14(s,1H),7.05(s,1H),6.94(m,1H),6.92(s,2H),6.86(m,1H),6.64(s,3H),4.16(m,2H),2.68(m,4H),2.15(m,9H),1.61(m,4H),1.49(m,2H).
【0277】
実施例31
3−((4−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド31の合成
【化58】
中間体5−アミノ−3−((4−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0278】
5−アミノ−3−((4−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(240mg)をEtOH(5mL)および酢酸(0.5mL)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.4当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。5時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ(0.489g)、これを精製せずに使用した。粗イミン(116mg)をDMF(1mL)およびMeOH(1mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。30分後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物31(92mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.37(s,1H),8.25(s,1H),8.14(s,1H),7.31(m,4H),7.25(m,1H),7.13(d,2H),6.91(s,2H),6.79(d,2H),6.63(s,3H),4.16(d,2H),3.51(s,2H),2.99(s,4H),2.14(s,6H).
【0279】
実施例32
3−((4−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)フェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド32の合成
【化59】
中間体5−アミノ−3−((4−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0280】
5−アミノ−3−((4−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(108mg)をEtOH(5mL)および酢酸(0.5mL)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.4当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。5時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ(0.240g)、これを精製せずに使用した。粗イミン(51mg)をDMF(6mL)およびMeOH(3mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。30分後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物32(73mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.40(s,1H),8.34(s,1H),8.16(s,1H),7.17(s,1H),6.90(m,4H),6.65(s,2H),4.16(d,2H),3.58(s,4H),3.12(m,4H),2.14(s,6H).
【0281】
実施例33
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((5−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド33の合成
【化60】
中間体5−アミノ−3−((5−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0282】
5−アミノ−3−((5−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(167mg)をEtOH(10mL)および酢酸(0.5mL)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。16時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。粗イミンをDMF(1mL)およびMeOH(0.5mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。1時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物33(150mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.66(m,1H),9.35(m,1H),8.13(s,1H),7.81(m,1H),7.55(d,1H),7.29(m,1H),6.91(s,2H),6.68(s,2H),6.41(m,1H),4.15(m,2H),2.98(m,4H),2.13(s,6H),1.61(m,4H),1.48(m,2H).
【0283】
実施例34
3−((4−(4−クロロピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド34の合成
【化61】
中間体5−アミノ−3−((4−(4−クロロピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0284】
5−アミノ−3−((4−(4−クロロピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(167mg)をEtOH(10mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。16時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、(0.320g)これを精製せずに使用した。粗イミン(52mg)をDMF(0.5mL)およびMeOH(2mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。1時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物34(52mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.38(s,1H),8.27(s,1H),8.14(s,1H),7.13(d,2H),6.92(s,2H),6.82(d,2H),6.64(m,3H),4.33(m,1H),4.16(d,2H),2.87(m,2H),2.13(m,10H),1.86(m,2H).
【0285】
実施例35
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド35の合成
【化62】
中間体5−アミノ−3−((4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0286】
5−アミノ−3−((4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(400mg)をEtOH(5mL)およびピペリジン(5滴 mL)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。16時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ(0.420g)、これを精製せずに使用した。粗イミン(0.182g)をDMF(6mL)およびMeOH(3mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。30分後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物35(123mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.48(s,1H),8.50(s,1H),8.14(s,1H),7.10(m,4H),6.92(s,2H),6.65(s,2H),4.17(d,2H),3.43(s,2H),3.38(m,4H),2.15(s,6H),1.66(m,4H).
【0287】
実施例36
3−((4−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド36の合成
【化63】
中間体5−アミノ−3−((4−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0288】
5−アミノ−3−((4−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(300mg)をEtOH(8mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。16時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ(0.470g)、これを精製せずに使用した。粗イミン(50mg)をDMF(2mL)およびMeOH(2mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。2時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物36(150mg)がもたらされた。
【0289】
実施例37
3−((3−フルオロ−4−モルホリノフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド37の合成
【化64】
中間体3−((3−フルオロ−4−モルホリノフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0290】
3−((3−フルオロ−4−モルホリノフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(400mg)をEtOH(5mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.4当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。20時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。いくらかの粗イミン(97mg)をDMF(1mL)およびMeOH(4mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。15分後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物37(75mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):2.14(s,6H),2.88(t,4H),3.70(t,4H),4.17(d,2H),6.68(m,3H),6.90(m,4H),7.28(d,1H),8.15(s,1H),8.61(s,1H),11.47(s,1H).
【0291】
実施例38
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(オキサゾール−5−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド38の合成
【化65】
中間体5−アミノ−3−((4−(オキサゾール−5−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0292】
5−アミノ−3−((4−(オキサゾール−5−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(176mg)をEtOH(5mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.4当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。18時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これをDMF(1mL)およびMeOH(1mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。1時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物38(33mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):2.15(s,6H),4.18(d,2H),6.70(m,3H),6.93(s,2H),7.33(d,2H),7.43(s,1H),7.54(d,2H),8.15(s,1H),8.31(s,1H),8.88(s,1H),11.57(s,1H).
【0293】
実施例39
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(4−(モルホリン−4−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド39の合成
【化66】
中間体5−アミノ−3−((4−(4−(モルホリン−4−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0294】
5−アミノ−3−((4−(4−(モルホリン−4−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(210mg)をEtOH(15mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.4当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。24時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。粗イミンをDMF(1mL)およびMeOH(2mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。30分後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物39(41mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.38(s,1H),8.28(s,1H),8.14(s,1H),7.14(d,2H),6.92(s,2H),6.82(d,2H),6.63(m,3H),4.16(d,2H),3.57(t,4H),3.28(t,4H),3.16(t,4H),2.89(t,4H),2.14(s,6H).
【0295】
実施例40
3−((3−アセトアミドフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド40の合成
【化67】
中間体3−((3−アセトアミドフェニル)アミノ)−5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0296】
3−((3−アセトアミドフェニル)アミノ)−5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(100mg)をEtOH(8mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。16時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを精製せずに使用した。粗イミンをDMF(1mL)およびMeOH(2mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。1時間後、水を追加し、混合物を酢酸エチルにより抽出し、水および飽和NaCl溶液により洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、蒸発させ、粗い固体がもたらされた。粗い固体をアセトンおよび水から再結晶化し、化合物40(68mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.53(s,1H),9.75(s,1H),8.46(s,1H),8.15(s,1H),7.33(s,1H),7.06(t,2H),6.92(m,3H),6.65(m,3H),4.18(d,2H),2.15(s,6H),2.00(s,3H).
【0297】
実施例41
3−((3−クロロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド41の合成
【化68】
中間体5−アミノ−3−((3−クロロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0298】
5−アミノ−3−((3−クロロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(370mg)をEtOH(10mL)およびピペリジン(3滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.4当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。17時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ(487mg)、これを精製せずに使用した。粗イミン(82mg)をDMF(2mL)およびMeOH(2mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。30分後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物41(65mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.50(s,1H),8.59(s,1H),8.15(s,1H),7.55(s,1H),7.02(m,2H),6.92(s,2H),6.69(m,3H),4.16(d,2H),2.86(m,4H),2.45(m,4H),2.21(s,3H),2.14(s,6H).
【0299】
実施例42
3−((4−フルオロフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド42の合成
【化69】
中間体5−アミノ−3−((4−フルオロフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0300】
5−アミノ−3−((4−フルオロフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(225mg)をEtOH(5mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.4当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。22時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ(342mg)、これを精製せずに使用した。粗イミン(70mg)をDMF(1mL)およびMeOH(1mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。3時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物42(63mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.46(s,1H),8.54(s,1H),8.14(s,1H),7.25(m,2H),7.00(t,2H),6.92(s,2H),6.67(m,3H),4.17(d,2H),2.15(s,6H).
【0301】
実施例43
3−((3−シアノフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド43の合成
【化70】
中間体5−アミノ−3−((3−シアノフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0302】
5−アミノ−3−((3−シアノフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(250mg)をEtOH(5mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.4当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。22時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ(342mg)、これを精製せずに使用した。粗イミン(64mg)をDMF(1mL)およびMeOH(1mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。3時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物43(47mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):9.01(s,1H),8.15(s,1H),7.84(s,1H),7.46(d,1H),7.36(t,1H),7.16(d,2H),6.93(s,2H),6.74(m,3H),4.18(d,2H),2.15(s,6H).
【0303】
実施例44
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(4−(ピリミジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド44の合成
【化71】
中間体5−アミノ−3−((4−(4−(ピリミジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0304】
5−アミノ−3−((4−(4−(ピリミジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(104.4mg)をEtOH(5mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。24時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ(141mg)、これを精製せずに使用した。粗イミン(109mg)をDMF(1mL)およびMeOH(3mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。18時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物44(109mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.38(s,1H),8.38(m,2H),8.29(s,1H),8.13(s,1H),7.16(d,2H),6.92(s,2H),6.87(d,2H),6.64(m,4H),4.16(d,2H),3.86(t,4H),3.05(t,4H),2.14(s,6H).
【0305】
実施例45
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(ピペリジン−1−イルメチル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド45の合成
【化72】
中間体5−アミノ−3−((4−(ピペリジン−1−イルメチル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0306】
5−アミノ−3−((4−(ピペリジン−1−イルメチル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(150mg)をEtOH(3mL)およびピペリジン(0.5mL)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.4当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。18時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ(145mg)、これを精製せずに使用した。粗イミン(100mg)をDMF(2mL)およびMeOH(1mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。30分後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物45(100mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.48(s,1H),7.14(s,2H),7.06(d,2H),6.92(s,2H),6.65(s,3H),4.17(s,2H),3.28(s,4H),2.27(s,4H),2.14(s,6H),1.46(m,4H),1.36(m,2H).
【0307】
実施例46
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−チオモルホリノフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド46の合成
【化73】
中間体5−アミノ−3−((4−チオモルホリノフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0308】
5−アミノ−3−((4−チオモルホリノフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(389mg)をEtOH(10mL)および酢酸(0.5mL)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。16時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ(497mg)、これを精製せずに使用した。粗イミン(135mg)をDMF(6mL)およびMeOH(2mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。30分後、水を追加し、粗生成物を1時間80℃でEtOHにより倍散した。沈殿物を吸引ろ過によって収集し、EtOHにより洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物46(105mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.38(s,1H),8.29(s,1H),8.14 9s,1H),7.14(d,2H),6.92(s,2H),6.81(d,2H),6.63(m,3H),4.16(d,2H),3.28(m,4H),2.68(m,4H),2.14(s,6H).
【0309】
実施例47
3−((4−アミノフェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド47の合成
【化74】
中間体5−アミノ−3−((4−ニトロフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0310】
5−アミノ−3−((4−ニトロフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(1.006g)をEtOH(3mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。24時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ(1.308g)、これを精製せずに使用した。粗イミン(100mg)をDMF(0.5mL)およびMeOH(1mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。2時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄した。この沈殿物をMeOH(1mL)およびTHF(2mL)中で溶解し、10%パラジウム炭素により処理し、水素雰囲気(30psi)下で撹拌した。懸濁液を吸引によって収集し、次いでDMSOおよび水から再結晶化し、化合物47(18mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.28(s,1H),8.13(s,1H),8.00(s,1H),6.91(s,4H),6.60(s,3H),6.46(d,J=9,2H),4.50(s,2H),4.15(d,J=6,2H),2.14(s,6H).
【0311】
実施例48
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−スルファモイルフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド48の合成
【化75】
中間体5−アミノ−3−((4−スルファモイルフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0312】
5−アミノ−3−((4−スルファモイルフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(230mg)をEtOH(5mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。60時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミンがもたらされ、これをDMF(1mL)およびMeOH(3mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。30分後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物48(244mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.65(s,1H),9.08(s,1H),8.16(s,1H),7.62(d,J=9,2H),7.31(d,J=9,2H),7.05(s,2H),6.93(s,2H),6.73(m,3H),4.18(d,J=6,2H),2.15(s,6H).
【0313】
実施例49
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((6−(4−(ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド49の合成
【化76】
中間体5−アミノ−3−((6−(4−(ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0314】
5−アミノ−3−((6−(4−(ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(46mg)をEtOH(5mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。36時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これをDMF(1.5mL)およびMeOH(2.5mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。48時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物49(29mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):8.21および8.15(s,s,3H),7.60および7.54(d,s,1H),6.91(s,1H),6.81および6.73(d,J=9Hz,d,J=9Hz,1H),6.69および6.66(s,s,3H),4.16,4.05および3.99(m,m,m,4H),2.74(m,3H),2.14(s,6H),1.87(d,J=10Hz,2H),1.67(s,4H),1.38(m,2H).
【0315】
実施例50
3−((4−(ジメチルアミノ)フェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド50の合成
【化77】
中間体5−アミノ−3−((4−(ジメチルアミノ)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0316】
5−アミノ−3−((4−(ジメチルアミノ)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(95mg)をEtOH(5mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。22時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これをDMF(0.5mL)およびMeOH(2.5mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。3時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物50(93mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.33(s,1H),8.15(m,2H),7.13(d,J=7,2H),6.92(s,2H),6.65(m,5H),4.16(d,J=6,2H),2.77(s,6H),2.14(s,6H).
【0317】
実施例51
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(モルホリノメチル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド51の合成
【化78】
中間体5−アミノ−3−((4−(モルホリノメチル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0318】
5−アミノ−3−((4−(モルホリノメチル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(122mg)をEtOH(5mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。24時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これをDMF(1mL)およびMeOH(3mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。24時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物51(110mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.48(s,1H)8.54(s,1H),8.15(s,1H),7.16(d,J=8,2H),7.08(d,J=8,2H),6.92(s,2H),6.66(s,3H),4.17(d,J=6,2H),3.55(m,4H),2.31(s,4H),2.14(s,6H).
【0319】
実施例52
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド52の合成
【化79】
中間体5−アミノ−3−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0320】
5−アミノ−3−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(122mg)をEtOH(3mL)および酢酸(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。24時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを次いでDMF(0.5mL)およびMeOH(2.5mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。4時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物52(35mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.52(s,1H),8.63(s,1H),8.15(s,1H),7.05(t,J=9Hz,1H),6.95(s,1H),6.92(s,2H),6.69(m,4H),6.33(d,J=8Hz,1H),4.17(d,J=6Hz,2H),3.69(s,3H),2.14(s,6H).
【0321】
実施例53
3−((4−(4−フルオロベンズアミド)フェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド53の合成
【化80】
中間体5−アミノ−3−((4−(4−フルオロベンズアミド)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0322】
5−アミノ−3−((4−(4−フルオロベンズアミド)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(84mg)をEtOH(5mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。18時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを次いでDMF(1mL)およびMeOH(2mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。15分後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物53(97mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.47(s,1H),10.04(s,1H),8.59(s,1H),8.16(s,1H),8.01(m,2H),7.54(d,J=9,2H),7.34(t,J=18Hz,2H),7.23(d,J=9Hz,2H),6.93(s,2H),6.68(s,3H),8.18(d,J=6Hz,2H),2.15(s,6H).
【0323】
実施例54
3−((4−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド54の合成
【化81】
中間体3−((4−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)アミノ)−5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0324】
3−((4−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)アミノ)−5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(515mg)をEtOH(5mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。24時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを次いでDMF(0.5mL)およびMeOH(1.5mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。24時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物54(19mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):13.02(ブロード s,.4H),12.65(ブロード s,.6H),11.52(s,1H),8,90−8.60(2 ブロード s,1H),8.16(s,1H),7.80−7.18(m,5H),6.93(s,2H),6.69(s,3H),6.53(m,1H),4.18(d,2H),2.15(s,6H).
【0325】
実施例55
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(2−メトキシベンズアミド)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド55の合成
【化82】
5−アミノ−3−((4−(2−メトキシベンズアミド)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0326】
5−アミノ−3−((4−(2−メトキシベンズアミド)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(49mg)をEtOH(5mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。22時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを次いでDMF(0.5mL)およびMeOH(2.5mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。3時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物54(34mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.46(s,1H),9.88(s,1H),8.59(s,1H),8.16(s,1H),7.65(d,J=7Hz,1H),7.54(d,J=9Hz,2H),7.48(t,J=8Hz,1H),7.23(d,J=9Hz,2H),7.16(d,J=8Hz,1H),7.05(t,J=8Hz,1H),6.93(s,2H),6.68(s,3H),4.18(d,J=6Hz,2H),3.90(s,3H),2.15(s,6H).
【0327】
実施例56
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(3−メトキシベンズアミド)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド56の合成
【化83】
中間体5−アミノ−3−((4−(3−メトキシベンズアミド)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0328】
5−アミノ−3−((4−(3−メトキシベンズアミド)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(85mg)をEtOH(5mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。22時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを次いでDMF(0.5mL)およびMeOH(2.5mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。6時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物56(75mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.82(s,1H),10.00(s,1H),8.59(s,1H),8.16(s,1H),7.54(m,3H),7.47(m,1H),7.42(t,J=8Hz,1H),7.23(d,J=8Hz,2H),7.13(dd,1H),6.93(s,2H),6.68(s,3H),4.18(d,J=6Hz,2H),3.83(s,3H),2.15(s,6H).
【0329】
実施例57
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(4−メトキシベンズアミド)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド57の合成
【化84】
中間体5−アミノ−3−((4−(4−メトキシベンズアミド)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0330】
5−アミノ−3−((4−(4−メトキシベンズアミド)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(73mg)をEtOH(5mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。22時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを次いでDMF(0.5mL)およびMeOH(2.5mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。1時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物57(69mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.80(s,1H),9.87(s,1H),8.56(s,1H),8.16(s,1H),7.94(m,2H),7.54(d,J=9Hz,2H),7.22(d,J=8Hz,2H),7.05(m,2H),6.93(s,2H),6.68(s,3H),4.18(d,J=6Hz,2H),3.84(m,3H),2.15(s,1H).
【0331】
実施例58
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(4−イソプロピルピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド58の合成
【化85】
中間体5−アミノ−3−((4−(4−イソプロピルピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0332】
5−アミノ−3−((4−(4−イソプロピルピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(151mg)をEtOH(5mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。22時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを次いでDMF(1mL)およびMeOH(3mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。24時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物58(142mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.36(s,1H),8.22(s,1H),8.13(s,1H),7.12(d,J=9Hz,2H),6.92(s,2H),8.79(d,J=9Hz,2H),6.63(m,3H),4.16(d,J=6Hz,2H),5.50(d,J=12Hz,2H),2.46(m,2H),2.14(s,6H),1.71(d,2H),1.44(m,1H),1.28(m,2H),1.08(m,1H),0.88(d,J=7Hz,6H).
【0333】
実施例59
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(3−オキソモルホリノ)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド59の合成
【化86】
中間体5−アミノ−3−((4−(3−オキソモルホリノ)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0334】
5−アミノ−3−((4−(3−オキソモルホリノ)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(400mg)をEtOH(8mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.4当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。20時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物をもたらすこと。いくらかの粗イミン(50mg)をDMF(1mL)およびMeOH(1mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。18時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物59(36mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):2.15(s,6H),3.64(t,2H),3.94(t,2H),4.15(s,2H),4.18(d,2H),6.68(m,3H),6.93(s,2H),7.15(t,2H),7.22(d,2H),8.15(s,1H),8.63(s,1H),11.53(s,1H).
【0335】
実施例61
3−((4−(シアノメチル)フェニル)アミノ)−5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド61の合成
【化87】
中間体5−アミノ−3−((4−(シアノメチル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0336】
5−アミノ−3−((4−(シアノメチル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(86mg)をEtOH(5mL)および酢酸(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。24時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされた。粗イミン産物の一部を次いでDMF(0.5mL)およびMeOH(1.5mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。2時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物61(62mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.51(s,1H),8.65(s,1H),8.14(s,1H),7.24(d,J=9Hz,2H),7.14(d,J=9Hz,2H),6.92(s,2H),6.67(m,3H),4.18(d,J=6Hz,2H),3.87(s,2H),2.15(s,6H).
【0337】
実施例62
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド62の合成
【化88】
中間体5−アミノ−3−((4−(4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0338】
5−アミノ−3−((4−(4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(101mg)をEtOH(5mL)および酢酸(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。24時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを次いでDMF(1mL)およびMeOH(3mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。2時間後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物62(15mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.48(s,1H),10.26(s,1H),8.63(s,1H),8.16(s,1H),8.13(d,J=8Hz,2H),7.90(d,J=9Hz,2H),7.58(d,2H),7.25(d,J=7Hz,2H),6.93(s,2H),6.69(s,3H),4.18(d,J=7Hz,2H),2.15(s,6H).
【0339】
実施例63
5−((4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル)アミノ)−3−((4−(4−メチルピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド63の合成
【化89】
中間体5−アミノ−3−((4−(4−メチルピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを実施例1のA2について記載されるものと実質的に同様のやり方で調製した。
【0340】
5−アミノ−3−((4−(4−メチルピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(114mg)をEtOH(5mL)およびピペリジン(5滴)中で懸濁した。反応混合物は撹拌の間80℃で加熱し、1.5当量の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを追加した。21時間後、反応混合物を室温まで冷却した。分離した固体を吸引ろ過によって収集し、エタノールですすぎ、粗イミン産物がもたらされ、これを次いでDMF(0.5mL)およびMeOH(2mL)と組み合わせ、室温で2当量の水素化ホウ素ナトリウムにより処理した。30分後、水を追加し、分離した沈殿物を吸引ろ過によって収集し、水により洗浄し、乾燥させ、粉末として化合物63(30mg)がもたらされた。
1H−NMR(500MHz,DMSO):11.36(s,1H),8.21(s,2H),8.12(s,2H),7.10(s,2H),6.92(s,2H),6.79(d,2H),6.62(s,2H),4.16(d,2H),3.43(d,2H),2.54(s,1H),2.14(s,6H),1.67(d,2H),1.43(m,1H),1.26(m,2H),0.93(d,3H).
【0341】
実施例I
キナーゼ阻害剤についての質量分析データ
キナーゼ阻害剤についての質量分析データを下記の表1に要約する。
【0342】
【表1】
【0343】
【表2】
【0344】
【表3】
【0345】
実施例II
キナーゼ阻害活性についての酵素アッセイ
ほとんどのアッセイについては、キナーゼタグ付きT7ファージ株を、BL21株に由来する大腸菌宿主において調製した。大腸菌を対数期まで増殖させ、T7ファージにより感染させ、溶解まで32℃で振盪しながらインキュベートした。溶解物をろ過し、細胞片を除去するために遠心分離した。残りのキナーゼはHEK−293細胞において産生し、続いて、定量的PCR(qPCR)検出のためにDNAによりタグ付けした。
【0346】
ストレプトアビジンコーティング磁気ビーズを室温で30分間ビオチン化小分子リガンドにより処理し、キナーゼアッセイのための親和性樹脂を生成した。リガンドビーズを過剰ビオチンにより遮断し、遮断バッファー(SeaBlock(Pierce)、1% BSA、0.05% Tween 20、1mM DTT)により洗浄し、非結合リガンドを除去し、非特異的結合を低下させた。結合反応は、1×結合バッファー(20% SeaBlock、0.17xPBS、0.05% Tween 20、6mM DTT)においてキナーゼ、リガンド親和性ビーズ、および試験化合物を組み合わせることによって組み立てた。反応はすべて、0.135mLの最終容量でポリスチレン96ウェルプレートにおいて実行した。アッセイプレートは、1時間振盪させながら室温でインキュベートし、親和性ビーズは洗浄バッファー(1×PBS、0.05% Tween 20)により洗浄した。ビーズは、次いで、溶出バッファー(1×PBS、0.05% Tween 20、0.5μM非ビオチン化親和性リガンド)中で再懸濁し、30分間振盪させながら室温でインキュベートした。溶出物中のキナーゼ濃度をqPCRによって測定した。
【0347】
それぞれの試験化合物の11点3倍段階希釈液を100×最終試験濃度で100% DMSO中で調製し、続いてアッセイにおいて1×まで希釈した(最終DMSO濃度=1%)。ほとんどのK
d値は、化合物最大濃度=30,000nMを使用して決定した。決定した最初のK
dが<0.5nMであった場合(試験した濃度のうち最も低い濃度)、測定は、より低い最大濃度から開始して段階希釈により繰り返した。このアッセイについてのより詳細な説明は、本明細書においてその全体が組み込まれるFabian,M.A.et al.Nat.Biotechnol.2005,23,329−336において見つけられてもよい。
【0348】
RCキナーゼ(RCK)およびJAK2およびJAK3のキナーゼドメインタンパク質の阻害についての生物学的結果を表2および3に要約する。Aは、<50nMのK
dを示し、Bは、50nM<K
d<100nMを示し、Cは、100nM<K
d<1000nMを示し、Dは、K
d>1000nMを示す。
【0349】
そのうえ、比K
d(JAK2):K
d(RCK)によって測定されるRCK:JAK2選択性を以下のように示す。Aは、K
d(JAK2):K
d(RCK)>100を示し、Bは、10<K
d(JAK2):K
d(RCK)<100を示し、Cは、1<K
d(JAK2):K
d(RCK)<10を示し、Dは、K
d(JAK2):K
d(RCK)<1を示す。
【0350】
同様に、比K
d(JAK3):K
d(RCK)によって測定されるRCK:JAK3選択性を以下のように示す。Aは、K
d(JAK3):K
d(RCK)>100を示し、Bは、10<K
d(JAK3):K
d(RCK)<100を示し、Cは、1<K
d(JAK3):K
d(RCK)<10を示し、Dは、K
d(JAK3):K
d(RCK)<1を示す。
【0351】
【表4】
【0352】
【表5】
【0353】
【表6】
【0354】
【表7】
【0355】
【表8】
【0356】
【表9】
【0357】
【表10】
【0358】
【表11】
【0359】
【表12】
【0360】
【表13】
【0361】
【表14】
【0362】
【表15】
【0363】
【表16】
【0364】
【表17】
【0365】
【表18】
【0366】
【表19】
【0367】
【表20】
【0368】
【表21】
【0369】
【表22】
【0370】
【表23】
【0371】
【表24】
【0372】
【表25】
【0373】
【表26】
【0374】
【表27】
【0375】
【表28】
【0376】
【表29】
【0377】
【表30】
【0378】
【表31】
【0379】
【表32】
【0380】
上記に示される実施例は、主張される実施形態を作製し、使用するための方法についての完全な開示および説明を当業者らに示すために提供され、本明細書において開示されるものの範囲を限定するようには意図されない。当業者らにとって明白な変更は、下記の請求項の範囲内にあることが意図される。本明細書において引用される刊行物、特許、および特許出願はすべて、それぞれのそのような刊行物、特許、または特許出願が、参照によって本明細書において組み込まれるように明確にかつ個々に示されるかのように、参照によって本明細書において組み込まれる。