(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6452068
(24)【登録日】2018年12月21日
(45)【発行日】2019年1月16日
(54)【発明の名称】コンピュータボードをモジュール化した洗濯機
(51)【国際特許分類】
D06F 39/00 20060101AFI20190107BHJP
D06F 33/02 20060101ALI20190107BHJP
【FI】
D06F39/00 F
D06F33/02 Z
【請求項の数】11
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-545836(P2016-545836)
(86)(22)【出願日】2014年5月29日
(65)【公表番号】特表2017-503588(P2017-503588A)
(43)【公表日】2017年2月2日
(86)【国際出願番号】CN2014078730
(87)【国際公開番号】WO2015109714
(87)【国際公開日】20150730
【審査請求日】2016年12月13日
(31)【優先権主張番号】201410029727.2
(32)【優先日】2014年1月22日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】512127855
【氏名又は名称】海爾集団公司
(73)【特許権者】
【識別番号】512128645
【氏名又は名称】青島海爾洗衣机有限公司
【氏名又は名称原語表記】QingDao Haier Washing Machine Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】傅曉東
(72)【発明者】
【氏名】梁青
(72)【発明者】
【氏名】劉桃
(72)【発明者】
【氏名】何云峰
【審査官】
吉田 昌弘
(56)【参考文献】
【文献】
特開平09−024179(JP,A)
【文献】
中国特許出願公開第101838911(CN,A)
【文献】
特開2008−152501(JP,A)
【文献】
欧州特許出願公開第2620535(EP,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2005/0235306(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 39/00
D06F 33/02
D06F 25/00
D06F 37/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御回路基板および機能制御モジュールを含み、各機能制御モジュールが対応する負荷とそれぞれ接続される、コンピュータボードをモジュール化した洗濯機であって、前記制御回路基板が主制御モジュール(1)を含み、前記機能制御モジュールがモータ制御モジュール(10)、給水制御モジュール(4)、排水制御モジュール(5)を少なくとも含み、少なくとも2つの機能制御モジュールが制御回路基板と相互に独立して設置され、主制御モジュール(1)、独立して設置される機能制御モジュールがそれぞれ、データバス(3)および電源バス(2)と接続され、
独立して設置される前記少なくとも2つの機能制御モジュールは、それぞれが、独立した回路基板に設けられていることを特徴とする、洗濯機。
【請求項2】
すべての前記機能制御モジュールがいずれも、それぞれ制御回路基板と相互に独立して設置されることを特徴とする、請求項1に記載のコンピュータボードをモジュール化した洗濯機。
【請求項3】
独立して設置される各機能制御モジュールが、それぞれ洗濯機の槽体と筐体との間のいずれか1つの位置に設けられることを特徴とする、請求項1または2に記載のコンピュータボードをモジュール化した洗濯機。
【請求項4】
独立して設置される各機能制御モジュールが、対応する負荷に、または対応する負荷に近い部分に取り付けられることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンピュータボードをモジュール化した洗濯機。
【請求項5】
前記データバス(3)が、独立して設置される各機能制御モジュールおよび主制御モジュール(1)を直列接続し、前記電源バス(2)が、独立して設置される各機能制御モジュールおよび主制御モジュール(1)を直列接続することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンピュータボードをモジュール化した洗濯機。
【請求項6】
主制御モジュール(1)が設けられる制御回路基板が操作パネル(11)部分に取り付けられ、前記主制御モジュール(1)が操作パネル(11)とつながり、さらに各機能制御モジュールと相互に直列接続され、これにより操作パネル(11)が反応したヒューマンコンピュータインタラクションの情報と、各機能制御モジュールからフィードバックされた情報とを処理、分析し、各機能制御モジュールにコマンド信号を送信することを特徴とする、請求項1に記載のコンピュータボードをモジュール化した洗濯機。
【請求項7】
前記モータ制御モジュール(10)の負荷が負荷モータ(101)であり、前記負荷モータ(101)がユニバーサルモータ、可変周波数モータまたはDDダイレクトドライブモータであり、前記モータ制御モジュール(10)が独立した回路基板に設けられ、モータ制御モジュールが設けられる独立した回路基板が、負荷モータ(101)に、または負荷モータ(101)に近い部分に取り付けられ、
前記給水制御モジュール(4)の負荷が、給水管の開閉を制御する給水バルブ(41)であり、前記給水制御モジュール(4)が独立した回路基板に設けられ、給水制御モジュール(4)が設けられる独立した回路基板が、給水バルブ(41)に近い部分に取り付けられ、
前記排水制御モジュール(5)の負荷が排水要素であり、前記負荷排水要素が排水管の導通、遮断を制御する排水ポンプおよび/または排水バルブ(51)であり、前記排水制御モジュール(5)が独立した回路基板に設けられ、排水制御モジュール(5)が設けられる独立した回路基板が、排水要素に近い部分に取り付けられることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のコンピュータボードをモジュール化した洗濯機。
【請求項8】
前記機能制御モジュールが、ドアロック制御モジュール(6)、乾燥制御モジュール(7)、自動投入制御モジュール(8)、加熱制御モジュール(9)の1つまたは少なくとも2つの組合せをさらに含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のコンピュータボードをモジュール化した洗濯機。
【請求項9】
前記ドアロック制御モジュール(6)、乾燥制御モジュール(7)、自動投入制御モジュール(8)、加熱制御モジュール(9)のうち少なくとも1つの機能制御モジュールが、制御回路基板と相互に独立して設置されることを特徴とする、請求項8に記載のコンピュータボードをモジュール化した洗濯機。
【請求項10】
前記ドアロック制御モジュール(6)の負荷が、洗濯機のドア体をロックするドアロック(61)であり、前記乾燥制御モジュール(7)の負荷が、洗濯機の衣類乾燥システムを構成する各乾燥要素(71)であり、前記自動投入制御モジュール(8)の負荷が、洗剤ケースからの投入を制御する自動投入モジュール(81)であり、前記加熱制御モジュール(9)の負荷が、加熱システム中の加熱要素であることを特徴とする、請求項8または9に記載のコンピュータボードをモジュール化した洗濯機。
【請求項11】
前記各機能制御モジュールに、データバス(3)と接続されるデータバス端子と、電源バス(3)と接続される電源バス端子とがそれぞれ設けられることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載のコンピュータボードをモジュール化した洗濯機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は洗濯機分野に関し、特にコンピュータボードをモジュール化した洗濯機に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、洗濯機の生産、製造は、一般的に1つの回路基板に各負荷の制御モジュールを集積しており、これにより洗濯機の様々な外部機器をそれぞれ制御し、洗濯機の各負荷の機能を実現する。上記案を採用して製造する洗濯機は、様々な型の洗濯機に応じて、この型と適合する回路基板をそれぞれ製造する必要がある。これにより新しい製品の開発過程において、回路基板を新たに設計、調整および起型して製造する必要があり、開発コストが増加している。各型の洗濯機の統一、適合にも不利であり、生産、製造過程におけるモジュール管理の向上にも不利である。
【0003】
中国特許出願番号第201310281507.4号の洗濯機の自動制御システムは、主制御モジュールおよび洗濯機動作システムを含み、さらに衣類量モニタリングモジュール、水量制御モジュール、粉末洗剤量制御モジュールおよび統合モニタリングユニットを含む。衣類量モニタリングモジュール、水量制御モジュールおよび粉末洗剤量制御モジュールは、それぞれ統合モニタリングユニットを介して主制御モジュールと接続され、主制御モジュールは洗濯機動作システムと接続される。既存技術と比較して、本洗濯機の自動制御システムは、衣類量モニタリングモジュール、水量制御モジュール、粉末洗剤量制御モジュールおよび統合モニタリングユニットが組み合わさって作用することにより、さらに主制御モジュールの総合的制御により、衣類量の多少に基づいて、加える必要がある水量、粉末洗剤量および洗濯機の動作時間を自動制御することができ、洗濯機の自動化レベルが上昇し、洗濯機のエネルギー消費が顕著に低下した。
【0004】
しかし、上記技術案で製造するコンピュータ回路基板は、各種制御回路を一体に集積した回路基板構造である。コンピュータボード上のあるモジュールまたは制御回路が損傷すると、コンピュータボード全体を交換する必要があり、メンテナンスコストが増加し、製品のバージョンアップ、またはコンピュータボードを新たに設計する必要があるユーザの新しいニーズに対する開発周期が長くなり、開発コストが高くなる。さらに、一体に集積されたコンピュータボードモジュールは、それぞれ電源バスにより対応する負荷との開閉が制御される。コンピュータボードモジュールと実際の負荷との取付距離は比較的遠いため、洗濯機内の各制御回路の配線が長くて複雑になり、製品の不具合の分析に不利であり、不具合を判断する難易度が増加した。
【0005】
このことを考慮して、特に本発明を示す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】中国特許出願番号第201310281507.4号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、コンピュータボードをモジュール化した洗濯機を提供することであり、これにより洗濯機のコンピュータボードの生産、取付をモジュール化する目的を達成する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
発明の目的を実現するため、以下の技術案を採用する。
【0009】
コンピュータボードをモジュール化した洗濯機は、制御回路基板および機能制御モジュールを含み、各機能制御モジュールは対応する負荷とそれぞれ接続される。前記制御回路基板は主制御モジュールを含み、前記機能制御モジュールはモータ制御モジュール、給水制御モジュール、排水制御モジュールを少なくとも含む。少なくとも1つの機能制御モジュールは制御回路基板と相互に独立して設置される。主制御モジュール、独立して設置される機能制御モジュールはそれぞれ、データバスおよび電源バスと接続される。
【0010】
さらに、少なくとも2つの機能制御モジュールは、それぞれ制御回路基板と相互に独立して設置される。
【0011】
さらに好ましくは、すべての機能制御モジュールはいずれも、それぞれ制御回路基板と相互に独立して設置される。
【0012】
さらに、独立して設置される各機能制御モジュールは、それぞれ洗濯機の槽体と筐体との間のいずれか1つの位置に設けられる。前記洗濯機の筐体は洗濯機の外装、パネル台、操作パネルなど、洗濯機の最外層のいずれか1つの構造部品を含む。すなわち、独立して設置される各機能制御モジュールは、洗濯機上のいずれか1つの位置に取り付けることができる。
【0013】
さらに、独立した回路基板に設けられる各機能制御モジュールは、対応する負荷に、または対応する負荷に近い部分に取り付けられる。
【0014】
さらに、前記データバスは、独立した回路基板に設けられる各機能制御モジュールおよび主制御モジュールを直列接続する。前記電源バスは、独立した回路基板に設けられる各機能制御モジュールおよび主制御モジュールを直列接続する。
【0015】
さらに、主制御モジュールが設けられる制御回路基板は、操作パネル部分に取り付けられる。前記主制御モジュールは操作パネルとつながり、さらに各機能制御モジュールと相互に直列接続され、これにより操作パネルが反応したヒューマンコンピュータインタラクションの情報と各機能制御モジュールからフィードバックされた情報とを処理、分析し、各機能制御モジュールにコマンド信号を送信する。
【0016】
さらに、前記モータ制御モジュールの負荷は負荷モータであり、前記負荷モータはユニバーサルモータ、可変周波数モータまたはDDダイレクトドライブモータである。前記モータ制御モジュールは独立した回路基板に設けられ、モータ制御モジュールが設けられる独立した回路基板は、負荷モータに、または負荷モータに近い部分に取り付けられる。前記給水制御モジュールの負荷は、給水管の開閉を制御する給水バルブである。前記給水制御モジュールは独立した回路基板に設けられ、給水制御モジュールが設けられる独立した回路基板は、給水バルブに近い部分に取り付けられる。前記排水制御モジュールの負荷は排水要素であり、前記負荷排水要素は排水管の導通、遮断を制御する排水ポンプおよび/または排水バルブである。前記排水制御モジュールは独立した回路基板に設けられ、排水制御モジュールが設けられる独立した回路基板は、排水要素に近い部分に取り付けられる。
【0017】
さらに、モータ制御モジュール、給水制御モジュールおよび排水制御モジュールがそれぞれ設けられる独立した回路基板に、いずれもデータバス端子および電源バス端子が設置される。各機能制御モジュールのデータバス端子はデータバスと接続され、電源バス端子は電源バスと接続される。
【0018】
さらに、前記データバスは主制御モジュール部分から延伸し、対応する負荷に、または対応する負荷に近い部分に設けられる各機能制御モジュールを順番に直列接続し、各負荷に、または負荷に近い部分に設置される各機能制御モジュール間の情報伝送を実現した。前記電源バスは主制御モジュール部分から延伸して設置され、対応する負荷に、または対応する負荷に近い部分に設けられる各機能制御モジュールを順番に直列接続し、各負荷に、または負荷に近い部分に設置される各機能制御モジュールの電源の割り当てを実現した。
【0019】
さらに、前記機能制御モジュールは、ドアロック制御モジュール、乾燥制御モジュール、自動投入制御モジュール、加熱制御モジュールの1つまたは少なくとも2つの組合せをさらに含む。
【0020】
さらに、前記ドアロック制御モジュール、乾燥制御モジュール、自動投入制御モジュール、加熱制御モジュールの少なくとも1つの機能制御モジュールは、制御回路基板と相互に独立して設置される。
【0021】
さらに、ドアロック制御モジュール、乾燥制御モジュール、自動投入制御モジュール、加熱制御モジュールはいずれも、それぞれ制御回路基板と相互に独立して設置される。
【0022】
さらに、前記機能制御モジュールはドアロック制御モジュールを含む。前記ドアロック制御モジュールの負荷は、洗濯機のドア体をロックするドアロックである。好ましくは、前記ドアロック制御モジュールは、洗濯機のドアロックの開閉状態を制御し、洗濯機のドアロックに取り付けられるインテリジェント制御のコンピュータボードである。
【0023】
さらに、前記機能制御モジュールは乾燥制御モジュールを含む。前記乾燥制御モジュールの負荷は、洗濯機の衣類乾燥システムを構成する各乾燥要素である。好ましくは、前記ドアロック制御モジュールは、洗濯機の乾燥要素の動作状態を制御し、乾燥要素に近い部分に取り付けられるインテリジェント制御のコンピュータボードである。
【0024】
さらに、前記機能制御モジュールは自動投入制御モジュールを含む。前記自動投入制御モジュールの負荷は、洗剤ケースからの投入を制御する自動投入モジュールである。好ましくは、前記自動投入制御モジュールは、洗濯機の液体洗剤および/または粉末洗剤および/または柔軟剤の投入量を制御し、自動投入モジュール付近に取り付けられるインテリジェント制御のコンピュータボードである。
【0025】
さらに、前記機能制御モジュールは加熱制御モジュールを含む。前記加熱制御モジュールの負荷は、加熱システム中の加熱要素であり、好ましくは、前記加熱要素は電熱線、加熱管またはヒートポンプシステムである。さらに好ましくは、前記加熱制御モジュールは、洗濯機の加熱要素の加熱状態を制御し、加熱要素に近い部分に取り付けられるインテリジェント制御のコンピュータボードである。
【0026】
さらに、前記各機能制御モジュールに、データバスと接続されるデータバス端子と、電源バスと接続される電源バス端子とがそれぞれ設けられる。前記各制御モジュールは対応する負荷と直接接続され、これにより、負荷に、または負荷に近い部分に設けられる制御モジュールは直接負荷に制御コマンドを送信する。
【0027】
さらに、制御回路基板に設けられる各機能制御モジュール、主制御モジュールの相互間は、制御回路基板に設置される接続回路により接続される。
【0028】
さらに、制御回路基板に設けられる各機能制御モジュール、主制御モジュールはそれぞれ、電源バス接続端子により電源バスとつながり、制御回路基板に設けられる各機能制御モジュール、主制御モジュールはそれぞれ、データバス端子によりデータバスとつながる。
【0029】
さらに、制御回路基板に設けられる、または独立して設置される各機能制御モジュールは、それぞれ接続コードにより対応する負荷と接続される。
【0030】
本発明では、データバスおよび電源バスに、各機能制御モジュールとつながる複数のデータバス端子および電源バス端子とを予め有し、これにより様々な型の洗濯機における組立部材の違いに基づいて、回路基板に対応する機能制御モジュールを相応して取り付けることができる。したがって、洗濯機のコンピュータボードのモジュール化組立を実現し、洗濯機の接続案のプラットフォーム化を実現し、製品の開発周期を大幅に短縮し、製品販売後のメンテナンスコストが低下した。さらに、上記モジュール化した回路基板からなる洗濯機を採用すると、ユーザの個別のニーズに迅速に応えることができ、また製品のアップグレードが迅速、簡便であり、開発コストが大幅に低下する。
【発明の効果】
【0031】
上記技術案を採用し、本発明の既存技術と比較した利点は次の通りである。主制御モジュールが設けられたコンピュータボードを、電源バスおよびデータバスにより、各機能制御モジュールとそれぞれ接続することにより、洗濯機のコンピュータボードの制御回路基板はモジュール化の構成方式を実現した。さらに、各機能制御モジュールを対応する負荷に、または対応する負荷に近い部分に取り付けることにより、負荷と制御モジュールとの間の回路が短くなり、洗濯機内部の回路構造を簡略化し、負荷と制御モジュールとの間の情報の伝送速度を高めた。より特別なこととして、様々な負荷の対応する制御モジュールを独立したモジュールとして設置することにより、後にモジュールが壊れたとき、対応するモジュールを交換するだけで、洗濯機のメンテナンスを実現することができ、メンテナンス過程を簡略化し、メンテナンスコストが低下した。さらに、本発明の構造は簡単で、効果は顕著であり、幅広い使用に適している。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図2】
図2は、本発明の電源バスの接続概要図である。
【
図3】
図3は、本発明のデータバスの接続概要図である。
【
図4】
図4は、本発明における実施例1の電源バスの接続概要図である。
【
図5】
図5は、本発明における実施例1のデータバスの接続概要図である。
【
図6】
図6は、本発明における実施例2の電源バスの接続概要図である。
【
図7】
図7は、本発明における実施例2のデータバスの接続概要図である。
【
図8】
図8は、本発明における実施例3の電源バスの接続概要図である。
【
図9】
図9は、本発明における実施例3のデータバスの接続概要図である。
【
図10】
図10は、本発明における実施例4の電源バスの接続概要図である。
【
図11】
図11は、本発明における実施例4のデータバスの接続概要図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、実施例を組み合わせて、本発明についてさらに詳細に説明する。
【0034】
図1に示すように、本発明は制御回路基板および機能制御モジュールを含む、コンピュータボードをモジュール化した洗濯機を紹介している。前記制御回路基板は主制御モジュール1と、主制御モジュール1および電源バス2を接続する電源バス接続端子と、主制御モジュール1およびデータバス3を接続するデータバス接続端子とを含む。前記機能制御モジュールは、モータ制御モジュール10、給水制御モジュール4、排水制御モジュール5を少なくとも含む。前記モータ制御モジュール10、給水制御モジュール4、排水制御モジュール5は、それぞれ洗濯機の槽体と筐体との間のいずれか1つの位置に設置され、各機能制御モジュールはそれぞれ、データバス3および電源バス2と接続される。
【0035】
本実施例において、各機能制御モジュールは対応する負荷とそれぞれ接続され、各機能モジュールは対応する負荷に、または対応する負荷に近い部分にそれぞれ取り付けられる。前記主制御モジュール1の負荷は操作パネル11であり、主制御モジュール1が設けられる回路基板は操作パネル11部分に取り付けられる。前記操作パネル11はボタン、ニキシー管、LCDディスプレイなどヒューマンコンピュータインタラクション機器をさらに含む。前記主制御モジュール1の負荷は各機能制御モジュールであり、操作パネル11が反応したヒューマンコンピュータインタラクションの情報と、各機能制御モジュールからフィードバックされた情報とを処理、分析した後、各機能制御モジュールにコマンド信号を送信し、各機能制御モジュールは対応するコマンド信号に応じて対応する負荷をそれぞれ制御する。
【0036】
本実施例において、前記モータ制御モジュール10の負荷は負荷モータ101であり、前記負荷モータ101はユニバーサルモータ、可変周波数モータまたはDDダイレクトドライブモータなどのいずれか1つのモータである。前記モータ制御モジュール10は独立した回路基板に設けられるか、または制御回路基板に設けられる。好ましくは、モータ制御モジュール10が設けられる独立した回路基板は、負荷モータ101に、または負荷モータ101に近い部分に取り付けられる。さらに好ましくは、前記モータ制御モジュール10は、負荷モータ10に取り付けられるインテリジェント制御のコンピュータボードである。
【0037】
本実施例において、前記給水制御モジュール4の負荷は、給水管の導通、遮断状態を制御する給水要素である。本実施例において、前記給水要素は給水バルブ41として設置され、前記給水制御モジュール4は独立した回路基板に設けられるか、または制御回路基板に設けられる。好ましくは、給水制御モジュール4が設けられる独立した回路基板は、給水バルブ41に近い部分に取り付けられる。さらに好ましくは、前記給水制御モジュール4は、給水バルブ41に近い部分に取り付けられるインテリジェント制御のコンピュータボードである。
【0038】
本実施例において、前記排水制御モジュール5の負荷は負荷排水要素であり、前記負荷排水要素は排水管の開閉を制御する排水ポンプおよび/または排水バルブ51である。本実施例において、前記負荷排水要素は排水バルブ51である。前記排水制御モジュール5は独立した回路基板に設けられるか、または制御回路基板に設けられる。好ましくは、排水制御モジュール5が設けられる独立した回路基板は、排水バルブ51に近い部分に取り付けられる。さらに好ましくは、前記排水制御モジュール5は、排水バルブ51に近い部分に取り付けられるインテリジェント制御のコンピュータボードである。
【0039】
本実施例において、上記独立した回路基板はいずれも、制御回路基板と相互に別々に、独立して設置される回路基板である。これにより、各負荷の対応する機能制御モジュールを独立して設置することを実現し、回路基板のメンテナンス、交換の工程を簡略化し、洗濯機のメンテナンス、生産効率が向上した。
【0040】
本実施例において、前記モータ制御モジュール10、給水制御モジュール4および排水制御モジュール5に、それぞれデータバス端子および電源バス端子が設置される。各機能制御モジュールのデータバス端子はそれぞれデータバス3と接続され、電源バス端子はそれぞれ電源バス2と接続される。
【0041】
各機能制御モジュールの電源バス端子を電源バスと接続することにより、各機能制御モジュールは電源バスと各経路の負荷との開閉を制御し、これにより相応する負荷は電源を得て動作する。さらに、各機能制御モジュールのデータバス端子をデータバスと接続することにより、主制御モジュールが得たヒューマンコンピュータインタラクションの情報を機能制御モジュールに伝送して、対応する負荷の動作状態を制御する。または、各負荷の動作情報が主制御モジュールにフィードバックされ、これにより主制御モジュールおよび各機能制御モジュール間の情報伝送を実現する。
【0042】
図2に示すように、本実施例において、洗濯機上部の操作パネル部分から洗濯機の筐体内にデータバス3が延伸し、前記データバス3は順番に給水バルブ41、負荷モータ101および排水バルブ51を経過する。前記データバス3の給水バルブ41、負荷モータ101および排水バルブ51部分に、対応するポートがそれぞれ設けられ、各ポートは対応する給水制御モジュール4、モータ制御モジュール10および排水制御モジュール5の端子とそれぞれ接続される。データバスが主制御モジュール、給水制御モジュール、モータ制御モジュールおよび排水制御モジュールを順番に直列接続することにより、各負荷に、または負荷に近い部分に設置される各機能制御モジュール間の情報伝送を実現した。本実施例において、上記主制御モジュールおよび各機能制御モジュールを、いずれか1つの順序に応じて、データバスにより直列接続することもできる。
【0043】
図3に示すように、本実施例において、洗濯機の電源アダプタ部分から洗濯機の筐体内に電源バス2が延伸し、前記電源バス2は順番に操作パネル11、給水バルブ41、負荷モータ101および排水バルブ51を経過する。前記電源バス2の操作パネル11、給水バルブ41、負荷モータ101および排水バルブ51部分に、対応するポートがそれぞれ設けられ、各ポートは対応する主制御モジュール1、給水制御モジュール4、モータ制御モジュール10および排水制御モジュール5の端子とそれぞれ接続される。電源バスが主制御モジュール、給水制御モジュール、モータ制御モジュールおよび排水制御モジュールを順番に直列接続することにより、各負荷に、または負荷に近い部分に設置される各機能制御モジュールの電源の割り当てを実現した。本実施例において、上記主制御モジュールおよび各機能制御モジュールを、いずれか1つの順序に応じて、電源バスにより直列接続することもできる。
【実施例】
【0044】
実施例1
図1に示すように、本実施例において、前記機能制御モジュールはドアロック制御モジュール6を含む。前記ドアロック制御モジュールの負荷は洗濯機のドアロック61であり、前記ドアロック61は洗濯機の筐体またはドア体に取り付けられ、洗濯機のドア体を閉/開状態にロックする/開ける装置である。前記ドアロック制御モジュール6は独立した回路基板に設けるか、または制御回路基板に設けることができる。好ましくは、前記ドアロック制御モジュール6は、洗濯機のドアロック61の開閉状態を制御し、洗濯機のドアロック61に取り付けられるインテリジェント制御のコンピュータボードである。ドアロック制御モジュール6を構成するインテリジェント制御のコンピュータボードは、直接洗濯機のドアロック61とつながる。
【0045】
図4に示すように、本実施例において、前記データバス3は順番に操作パネル11、洗濯機のドアロック61、給水バルブ41、負荷モータ101および排水バルブ51を経過する。前記データバス3の上記各負荷部分に、対応するポートがそれぞれ設けられ、各ポートは対応するドアロック制御モジュール6、給水制御モジュール4、モータ制御モジュール10および排水制御モジュール5の端子とそれぞれ接続される。データバスが主制御モジュール、ドアロック制御モジュール、給水制御モジュール、モータ制御モジュールおよび排水制御モジュールを順番に直列接続し、各負荷に、または負荷に近い部分に設置される各機能制御モジュール間の情報伝送を実現した。本実施例において、上記主制御モジュールおよび各機能制御モジュールを、いずれか1つの順序に応じて、データバスにより直列接続することもできる。
【0046】
図5に示すように、本実施例において、洗濯機の電源アダプタ部分から洗濯機の筐体内に電源バス2が延伸し、前記電源バス2は順番に操作パネル11、洗濯機のドアロック61、給水バルブ41、負荷モータ101および排水バルブ51を経過する。前記電源バス2の上記各負荷部分に、対応するポートがそれぞれ設けられ、各ポートは対応する主制御モジュール1、ドアロック制御モジュール6、給水制御モジュール4、モータ制御モジュール10および排水制御モジュール5の端子とそれぞれ接続される。電源バスが主制御モジュール、ドアロック制御モジュール、給水制御モジュール、モータ制御モジュールおよび排水制御モジュールを順番に直列接続することにより、各負荷に、または負荷に近い部分に設置される各機能制御モジュールの電源の割り当てを実現した。本実施例において、上記主制御モジュールおよび各機能制御モジュールを、いずれか1つの順序に応じて、電源バスにより直列接続することもできる。
【0047】
実施例2
図1に示すように、本実施例において、前記機能制御モジュールは乾燥制御モジュール7を含む。前記乾燥制御モジュール7の負荷は、洗濯機の衣類乾燥システムを構成する各乾燥要素71である。前記乾燥制御モジュール7は独立した回路基板に設けるか、または制御回路基板に設けることができる。好ましくは、前記乾燥制御モジュール7は、洗濯機の乾燥要素71の動作状態を制御し、乾燥要素に近い部分に取り付けられるインテリジェント制御のコンピュータボードである。乾燥制御モジュール7を構成するインテリジェント制御のコンピュータボードは、直接乾燥要素とつながる。
【0048】
図6に示すように、本実施例において、前記データバス3は順番に操作パネル11、乾燥要素71、給水バルブ41、負荷モータ101および排水バルブ51を経過する。前記データバス3の上記各負荷部分に、対応するポートがそれぞれ設けられ、各ポートは対応する乾燥制御モジュール7、給水制御モジュール4、モータ制御モジュール10および排水制御モジュール5の端子とそれぞれ接続される。データバスが主制御モジュール、乾燥制御モジュール、給水制御モジュール、モータ制御モジュールおよび排水制御モジュールを順番に直列接続し、各負荷に、または負荷に近い部分に設置される各機能制御モジュール間の情報伝送を実現した。本実施例において、上記主制御モジュールおよび各機能制御モジュールを、いずれか1つの順序に応じて、データバスにより直列接続することもできる。
【0049】
図7に示すように、本実施例において、洗濯機の電源アダプタ12部分から洗濯機の筐体内に電源バス2が延伸し、前記電源バス2は順番に、操作パネル11、乾燥要素71、給水バルブ41、負荷モータ101および排水バルブ51を経過する。前記電源バス2の上記各負荷部分に、対応するポートがそれぞれ設けられ、各ポートは対応する主制御モジュール1、乾燥制御モジュール7、給水制御モジュール4、モータ制御モジュール10および排水制御モジュール5の端子とそれぞれ接続される。電源バスが主制御モジュール、乾燥制御モジュール、給水制御モジュール、モータ制御モジュールおよび排水制御モジュールを順番に直列接続することにより、各負荷に、または負荷に近い部分に設置される各機能制御モジュールの電源の割り当てを実現した。本実施例において、上記主制御モジュールおよび各機能制御モジュールを、いずれか1つの順序に応じて、電源バスにより直列接続することもできる。
【0050】
実施例3
図1に示すように、本実施例において、前記機能制御モジュールは自動投入制御モジュール8を含む。前記自動投入制御モジュール8は独立した回路基板に設けるか、または制御回路基板に設けることができる。前記自動投入制御モジュール8の負荷は、洗剤ケース82からの投入を制御する自動投入モジュール81である。本実施例において、前記自動投入モジュール81は自動投入装置からなり、自動投入装置は洗濯機の外槽と投入管路を介して通じており、前記投入管路に制御バルブが設けられる。好ましくは、前記自動投入制御モジュール8は、洗濯機の液体洗剤および/または粉末洗剤および/または柔軟剤の投入量を制御し、制御バルブに近い部分に取り付けられるインテリジェント制御のコンピュータボードである。自動投入制御モジュール8を構成するインテリジェント制御のコンピュータボードは、直接自動投入モジュール81を構成する制御バルブと接続される。
【0051】
図8に示すように、本実施例において、前記データバス3は順番に操作パネル11、洗剤ケースの自動投入モジュール81、給水バルブ41、負荷モータ101および排水バルブ51を経過する。前記データバス3の上記各負荷部分に、対応するポートがそれぞれ設けられ、各ポートは対応する自動投入制御モジュール8、給水制御モジュール4、モータ制御モジュール10および排水制御モジュール5の端子とそれぞれ接続される。データバスが主制御モジュール、自動投入制御モジュール、給水制御モジュール、モータ制御モジュールおよび排水制御モジュールを順番に直列接続し、各負荷に、または負荷に近い部分に設置される各機能制御モジュール間の情報伝送を実現した。本実施例において、上記主制御モジュールおよび各機能制御モジュールを、いずれか1つの順序に応じて、データバスにより直列接続することもできる。
【0052】
図9に示すように、本実施例において、洗濯機の電源アダプタ部分から洗濯機の筐体内に電源バス2が延伸し、前記電源バス2は順番に操作パネル11、洗剤ケース82の自動投入モジュール81、給水バルブ41、負荷モータ101および排水バルブ51を経過する。前記電源バス2の上記各負荷部分に、対応するポートがそれぞれ設けられ、各ポートは対応する主制御モジュール1、自動投入制御モジュール、給水制御モジュール4、モータ制御モジュール10および排水制御モジュール5の端子とそれぞれ接続される。電源バスが主制御モジュール、自動投入制御モジュール、給水制御モジュール、モータ制御モジュールおよび排水制御モジュールを順番に直列接続することにより、各負荷に、または負荷に近い部分に設置される各機能制御モジュールの電源の割り当てを実現した。本実施例において、上記主制御モジュールおよび各機能制御モジュールを、いずれか1つの順序に応じて、電源バスにより直列接続することもできる。
【0053】
実施例4
図1に示すように、本実施例において、前記機能制御モジュールは加熱制御モジュール9を含む。前記加熱制御モジュール9は独立した回路基板に設けるか、または制御回路基板に設けることができる。前記加熱制御モジュールの負荷は、加熱システム中の加熱要素である。前記加熱要素は、電熱線91、加熱管またはヒートポンプシステムなどのいずれか1つの加熱要素を含む。本実施例において、好ましくは、加熱要素は電熱線91であり、さらに好ましくは、前記電熱線91を給水管路中に設け、給水水流を加熱する。前記加熱制御モジュール9は、洗濯機の加熱要素の加熱状態を制御し、電熱線91に近い部分に取り付けられるインテリジェント制御のコンピュータボードである。加熱制御モジュール9を構成するインテリジェント制御の電気回路は、直接電熱線91とつながる。
【0054】
図10に示すように、本実施例において、前記データバス3は順番に操作パネル11、給水バルブ41、電熱線91に近い部分、負荷モータ101および排水バルブ51を経過する。前記データバス3の上記各負荷部分に、対応するポートがそれぞれ設けられ、各ポートは対応する給水制御モジュール4、加熱制御モジュール9、モータ制御モジュール10および排水制御モジュール5の端子とそれぞれ接続される。データバスが主制御モジュール、給水制御モジュール、加熱制御モジュール、モータ制御モジュールおよび排水制御モジュールを順番に直列接続し、各負荷に、または負荷に近い部分に設置される各機能制御モジュール間の情報伝送を実現した。本実施例において、上記主制御モジュールおよび各機能制御モジュールを、いずれか1つの順序に応じて、データバスにより直列接続することもできる。
【0055】
図11に示すように、本実施例において、洗濯機の電源アダプタ部分から洗濯機の筐体内に電源バス2が延伸し、前記電源バス2は順番に操作パネル11、給水バルブ41、電熱線91に近い部分、負荷モータ101および排水バルブ51を経過する。前記電源バス2の上記各負荷部分に、対応するポートがそれぞれ設けられ、各ポートは対応する主制御モジュール1、給水制御モジュール4、加熱制御モジュール9、モータ制御モジュール10および排水制御モジュール5の端子とそれぞれ接続される。電源バスが主制御モジュール、給水制御モジュール、加熱制御モジュール、モータ制御モジュールおよび排水制御モジュールを順番に直列接続することにより、各負荷に、または負荷に近い部分に設置される各機能制御モジュールの電源の割り当てを実現した。本実施例において、上記主制御モジュールおよび各機能制御モジュールを、いずれか1つの順序に応じて、電源バスにより直列接続することもできる。
【0056】
実施例5
本実施例は実施例1から4を基礎にしており、以下の違いが存在する。少なくとも1つの機能制御モジュールおよび主制御モジュールは制御回路基板に設けられ、主制御モジュールと共に制御回路基板に設けられる各機能制御モジュールは、接続コードにより対応する負荷とそれぞれ接続される。さらに、主制御モジュールおよび少なくとも1つの機能制御モジュールが設けられる制御回路基板は、それぞれ電源バスおよびデータバスにより、制御回路基板と相対して独立した回路基板に設けられるその他の各機能制御モジュールを順番に直列接続する。前記各機能制御モジュールが設けられる独立した回路基板は、対応する負荷に、または対応する負荷に近い部分に取り付けられる。
【0057】
制御回路基板に共に設けられる主制御モジュールおよび各機能制御モジュールを接続回路により相互に接続し、さらに主制御モジュールおよび各機能制御モジュールをそれぞれ電源バス端子により電源バスとつなげ、データバス端子によりデータバスとつなげることにより、制御回路基板に設けられる主制御モジュールおよび各機能制御モジュールはそれぞれ、独立した回路基板に設けられるその他の各機能制御モジュールと相互に直列接続され、主制御モジュールおよび各機能制御モジュールを相互に接続する効果を達成し、各モジュール間のデータ伝送、電源制御の目的を実現した。
【0058】
制御回路基板に、または独立した回路基板に設けられる上記各機能制御モジュールは、それぞれ接続コードにより対応する負荷と接続され、これにより洗濯機の各負荷部材の制御を実現する。
【0059】
上記実施例における実施案は、さらなる組合せまたは置換を行うことができる。また、実施例は本発明の好ましい実施例を記載したに過ぎず、本発明の構想および範囲を限定しない。本発明の設計、発想を逸脱しない前提の下、当業者が本発明の技術案に対して行う各種の変更および改善は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【符号の説明】
【0060】
1 主制御モジュール
2 電源バス
3 データバス
4 給水制御モジュール
5 排水制御モジュール
6 ドアロック制御モジュール
7 乾燥制御モジュール
8 自動投入制御モジュール
9 加熱制御モジュール
10 モータ制御モジュール
11 操作パネル
12 電源アダプタ
41 給水バルブ
51 排水バルブ
61 ドアロック
71 乾燥要素
81 自動投入モジュール
82 洗剤ケース
91 電熱線
101 負荷モータ