【実施例】
【0150】
実施例1
炎症性疼痛のラットモデルにおけるゾレドロン酸の経口投与の効果
方法
炎症性疼痛におけるゾレドロン酸の経口投与の効果を、ラットの完全フロイントアジュバント(CFA)モデルを使用して調べた。0日目において、スプラーグドーリー(Sprague−Dawley)ラットの左後足の中へ75μL容積の100%CFAを注入することによって、炎症性疼痛を誘導し、続いて1から3日目において評価した。動物には、1から3日目において、毎日、溶媒(コントロール)、ゾレドロン酸18mg/m
2(もしくは3mg/kg)、ゾレドロン酸120mg/m
2(もしくは20mg/kg)、または、ゾレドロン酸900mg/m
2(もしくは150mg/kg)を経口投与した。薬剤は蒸留水に溶解させ、毎日新しく調製した。動物は、投与前には絶食させておいた。動物からヒトへ開始投与量を外挿するための現在のFDAガイドラインの下では、mg/m
2において表されている投与量は、哺乳動物種間で同等に考慮している。従って、例えば、ラットにおける18mg/m
2は、ヒトにおける18mg/m
2と同等に考慮されるが、一方では、ラットにおける3mg/kgはヒトにおける3mg/kgと同等になり得ない。
【0151】
CFA注入前の0日目、ならびに1から3日目における基線(ベースライン)および治療後(Post−treatment)において、溶媒および薬剤治療の動物における炎症性疼痛の値(機械的痛覚過敏)を得た。疼痛は、デジタルランダル−セリット(digital Randall−Selitto)デバイス(dRS;IITC Life Sciences,Woodland Hills,CA)を使用して評価した。動物は、試験に用いる後肢を残して、拘束スリングに留めて配置した。足の圧縮の閾値は、第3および第4中足骨の間に配置されたドーム状の先端を用いて、後足の底面への圧力増加を適用することにより測定された。圧力は、徐々に、約10秒間にわたって適用された。測定は、発声、もがきまたは撤退の、初めに観測された防御行動から得られた。動物への損傷を防ぐために、300gのカットオフ値が使用された。
【0152】
炎症性疼痛の回復は次の式に従って計算した。
%回復=(治療後−CFA処置後基線)/(CFA処置前基線−CFA処置後基線)×100
【0153】
実験は、1群当たり9から10の動物を使用して行った。
【0154】
結果
ゾレドロン酸の経口投与は、溶媒と比較して、炎症性疼痛の閾値を有意に改善した。様々な時間において測定された疼痛の閾値を、
図1において示す。18mg/m
2の群における足の圧縮の閾値は、治療開始から30分後から、全体の測定期間の間、溶媒よりも高くなっていた。3日目において、18mg/m
2および900mg/m
2の両方の群における足の圧縮の閾値は、溶媒よりも大きくなっていた。基線から49%および83%の疼痛の閾値における改善が、それぞれ、18mg/m
2および900mg/m
2の群で観察された。
【0155】
経口投与ゾレドロン酸は、18mg/m
2投与量において炎症性疼痛の29%の回復をもたらし、900mg/m
2投与量において48%の回復をもたらしていた。この効果の大きさは、同様の炎症性疼痛のモデルにおいて試験した場合、市販されているNSAIDの臨床投与量で得られるものに匹敵するものである。現在のFDAガイドラインの下では、ヒト成人の基準体表面積は、1.62m
2である。従って、毎日での18mg/m
2投与量は、毎月での約500から560mg/m
2投与量に対応し、または約800から900mgのヒト投与量に対応する。
【0156】
驚くべき事に、2つの多い方の投与量では、投与の最初の2日間において、溶媒よりも低い閾値となる結果になった。120mg/m
2の群は、評価期間中の全ての時点において、溶媒に対してほぼ等しいか、または劣っていた。900mg/m
2の群が3日目において有効性を示したが、この結果は、投与中止から2日後に、この群における全ての動物の安楽死を余儀なくさせる顕著な毒性が伴うものであった。
【0157】
実施例2
関節炎痛のラットモデルにおけるゾレドロン酸の経口投与の効果
方法
関節炎痛におけるゾレドロン酸の経口投与の効果を、関節炎痛のラットの完全フロイントアジュバント(CFA)モデルにおいて調べた。このモデルでは、関節炎痛を発達させるために、左後足の中へ75μL容積の100%完全フロイントアジュバント(CFA)を注入し、10から14日の期間において続けた。動物には、CFA注入処置の最初の3日間において、溶媒(コントロール)、ゾレドロン酸54mg/m
2(もしくは9mg/kg)、または、ゾレドロン酸360mg/m
2(もしくは60mg/kg)を、3つに等分した毎日の投与量において分けて経口投与した。薬剤は蒸留水に溶解させ、毎日新しく調製した。動物は、投与前には絶食させておいた。
【0158】
溶媒および薬剤治療動物における関節炎痛(機械的痛覚過敏)は、デジタルランダル−セリット(digital Randall−Selitto)デバイス(dRS;IITC Life Sciences,Woodland Hills,CA)を使用して、CFA注入処置後の14日目において評価した。動物は、試験に用いる後肢を残して、拘束スリングに留めて配置した。足の圧縮の閾値は、第3および第4中足骨の間に配置されたドーム状の先端を用いて、後足の底面への圧力増加を適用することにより測定された。圧力は、徐々に、約10秒間にわたって適用された。測定は、発声、もがきまたは撤退の、初めに観測された侵害防御行動から得られた。動物への損傷を防ぐために、300gのカットオフ値が使用された。
【0159】
同側の(CFA注入側の)足における関節炎痛の回復は次の式に従って計算した。
%回復=(同側の薬剤閾値−同側の溶媒閾値)/(反対側の溶媒閾値−同側の溶媒閾値)×100
【0160】
実験は、1群当たり7から10の動物を使用して行った。
【0161】
結果
ゾレドロン酸の経口投与は、溶媒と比較して、関節炎痛の閾値を有意に改善していた。
図2Aおよび
図2Bに示すように、ゾレドロン酸の経口投与は、投与量に応じた関節炎痛の回復をもたらした。54mg/m
2の群においては33%の回復が観察され、360mg/m
2の群においては54%の回復が観察された。現在のFDAガイドラインの下では、ヒト成人の基準体表面積は、1.62m
2である。従って、ラットにおける54mg/m
2は約87mgの示唆されたヒト投与量と同等であり、ラットにおける360mg/m
2は約583mgの示唆されたヒト投与量と同等である。
【0162】
実施例3
ゾレドロン酸の経口投与を用いた複合性局所疼痛症候群の治療
ゾレドロン酸の経口投与の効果を、複合性局所疼痛症候群(CRPS)のラット脛骨骨折モデルにおいて調べた。CRPSは、Guo TZら(Pain.2004;108:95−107)によって開示されているように、ラットの右遠位脛骨を破砕し骨折した後足を4週間において型に入れる(ギブスをする)ことにより、ラットに誘導した。この動物モデルは、ヒトのCRPS患者において観察される扇動外傷、自然病歴、徴候、症状および病理学的変化を再現することが示されている(Kingery WS et al.,Pain.2003;104:75−84)。
【0163】
骨折および型入れの日において開始し、動物に、溶媒(コントロール)またはゾレドロン酸のいずれかを、28日間にわたり18mg/m
2/日(3mg/kg/日)の投与量において、経口投与した。薬剤は蒸留水に溶解させ、胃管栄養法により投与した。動物は、投与前4時間および投与後2時間において絶食させた。28日の期間の最後において、型を取り外し、次の日において、ラットを、後足の疼痛、浮腫および暖気について試験した。
【0164】
疼痛評価
痛覚過敏および体重負荷の測定によって、疼痛を評価した。
【0165】
痛覚過敏を評価するために、アップダウン・フォンフレイテストのパラダイムを使用した。ラットを、ワイヤーメッシュ底を有する透明なプラスチックシリンダー(直径20cm)中に配置し、15分間順応させた。0.41gから15.14gの剛性の範囲の8つの一連のフォンフレイヘアの1つを用いて、足を試験した。フォンフレイヘアは、円環のパッドを避けるように気を付けておよそミッドソールにおける後足底皮膚に対して適用された。ファイバーを、それがわずかに曲がり、その後その位置において6秒間揺さぶられるまで、押し当てた。刺激は、数秒の間隔において当てられた。ファイバーからの後足撤退は、肯定的な反応であったと考えられた。最初のファイバー提示圧は2.1gであり、50%の閾値のすぐ近くにおいて6つの反応を生じるように、ディクソンのアップダウン法に従って当該ファイバーを当てた。刺激は、数秒の間隔において当てられた。
【0166】
後足体重負荷、疼痛の体位性影響を測定するために、インキャパシタンスデバイス(IITC Inc.Life Sciences Woodland,CA,USA)を使用した。別々の金属スケール板上に後足を静止させた状態で、装置にわたり、ラットを垂直配置に手動で保持し、ラットの全体重を後足上に支持させた。それぞれの測定の持続時間は6秒であり、10連続での測定を60秒間隔で行った。(最高のものと最低のものを除く)8つの測定値を、両側後足体重負荷値を算出するために、平均化した。体重負荷データは、右(骨折)と左との間の後足体重負荷値の比率((2R/(R+L))×100%)として分析した。
【0167】
浮腫評価
背側−腹側の後足厚さを判定するために、レーザーセンサ技術を使用した。基線の試験の前に、第3中足骨の中間点を超えた背側皮膚上において、両側後足に2から3mmスポットの入れ墨を入れた。レーザー測定では、それぞれのラットにイソフルランで簡単に麻酔をし、その後、レーザー下のテーブル上部上において後足が静止されるように垂直に保持した。足関節の上部に適用される小さな金属ロッドを用いて、足をテーブル上部に平らに穏やかに保持した。光学三角測量を利用し、測距センサを備えるレーザーを使用して、テーブル上部までの距離および入れ墨箇所における後足の上部までの距離を測定し、当該距離を、背側−腹側の足の厚さを算出するために使用した。この実験において使用された測定センサデバイス(4381 Precicura,Limab,Goteborg,Sweden)は、0.01mmの分解能を備える200mmの測定範囲を有している。
【0168】
後足温度測定
後足の温度は、足の皮膚に対して適用される細線熱電対(Omega,Stanford,CT,USA)を使用して測定した。後足当たり6箇所を試験した。それぞれの後足での6測定値は、平均温度として平均化された。
【0169】
結果
図3に示すように、ゾレドロン酸の経口投与での治療は、溶媒で処置された動物と比較すると、疼痛反転させ、体重負荷を回復し、および浮腫を防止した。
【0170】
図4に示すように、右(骨折)後足におけるフォンフレイでの疼痛の閾値は、溶媒で処置された動物における反対側(通常)後足に対して、72%減少していた。ゾレドロン酸治療は、溶媒処置と比較して、骨折で誘発される疼痛を77%反転させた。
【0171】
図5に示すように、体重負荷、疼痛の体位性影響における減少は、ゾレドロン酸治療群と比較して、溶媒処置群では顕著に大きかった。骨折後肢における体重負荷は、溶媒処置群において、通常の55%に減少していた。ゾレドロン酸治療は、溶媒処置と比較して、後肢体重負荷は有意に回復していた(通常の86%)。
【0172】
図6に示すように、浮腫の発達を反映する、後足厚さの予想される増加は、ゾレドロン酸治療群と比較して、溶媒処置群において大きくなっていた。ゾレドロン酸治療は、溶媒処置に対して60%後足浮腫を減少させていた。
【0173】
ゾレドロン酸は、溶媒処置に対して5%後足暖気を減少させた。
【0174】
上記の実験における毎日の投与量は、18mg/m
2/日であった。現在のFDAガイドラインの下では、ヒト成人の基準体表面積は、1.62m
2である。従って、18mg/m
2の毎日の投与量は、約500から560mg/m
2の毎月の投与量に対応し、または約800から900mgのヒト投与量に対応する。
【0175】
実施例6
ゾレドロン酸の二ナトリウム塩の溶解度
ゾレドロン酸およびゾレドロン酸二ナトリウム四水和物の水溶解度を測定した。試験化合物の1グラムをビーカー中で測定した。その後、脱塩水(pH5.5)を当該試験化合物へと少量ずつ添加し、当該混合物に超音波処理を適用した。完全に溶解するまで、当該手順を続けた。目視できる物質が無くなり透明な溶液が存在した時に、完全溶解に達したと判定した。当該完全溶解に達するために必要とされる水の体積を、100mL当たりのグラムにおいて表される溶解度の値を算出するために使用した。当該手順は、それぞれの化合物において行われた。
【0176】
結果
図7に示すように、ゾレドロン酸二ナトリウム四水和物の水溶解度は、ゾレドロン酸の溶解度の約50倍である。ゾレドロン酸二ナトリウム四水和物は、ゾレドロン酸における、たった0.25g/100mLの溶解度と比較して、12.5g/100mLの溶解度を有している。
【0177】
実施例7
ゾレドロン酸およびゾレドロン酸二ナトリウムの経口投与のバイオアベイラビリティー
純粋なゾレドロン酸またはゾレドロン酸の二ナトリウム塩(ゾレドロン酸二ナトリウム四水和物)のいずれかを含む錠剤が製造された。両タイプの錠剤は、錠剤当たり50mgのゾレドロン酸当量を有した。酸と二ナトリウム塩との間の分子量の差を考慮して調製された量で同一の賦形剤が両タイプの錠剤で用いられた。
【0178】
ゾレドロ酸二ナトリウムの形態(グループ1)または純粋なゾレドロン酸の形態(グリープ2)いずれかで150mgのゾレドロン酸当量を有する錠剤をビーグルイヌに経口的投与した。各動物は、3つの50mg当量の錠剤(全150mg)が与えられ、それらは一緒に投与された。動物の下の裏に錠剤を置く前に、動物の口腔を水で湿らせた。動物を投与前後で絶食させた。動物は、投与の日で生後6ヶ月から9ヶ月で6から10kgの重量だった。1グループ当たり3匹のイヌだった。
【0179】
ゾレドロン酸の血漿濃度の測定のための投与後、様々なポイントで頸静脈の静脈穿刺によって各動物から連続血液サンプルを採取した。抗凝固剤としてK
2EDTAを含む冷却試験管に血液試料を集めた。次いで、試料を血漿導出のために10分間、+4℃、約3000rpmで遠心分離した。ゾレドロン酸の血漿濃度は、LC/MS/MS法を用いて測定した。
【0180】
結果
各グループのイヌにおけるゾレドロン酸の平均血漿濃度は、表1にまとめられ、
図8に示される。ゾレドロン酸の検知可能な血漿濃度は、全48時間観察され、測定された。
【表1】
【0181】
ゾレドロン酸二ナトリウムは、純粋ゾレドロン酸よりも非常に高い血漿濃度ゾレドロン酸を生成し、塩形態で改善された経口吸収を示した。ピーク血漿濃度(C
最大)を用いて測定すると、二ナトリウム塩は、純粋ゾレドロン酸と比べてバイオアベイラビリティーにおいて事実上119%且つ重量調整で74%の増量をもたらした。血漿濃度曲線(AUC
0−inf)下面積を使用して測定すると、バイオアベイラビリティーは、事実上および重量調整基準でそれぞれ、二ナトリウム塩が純粋ゾレドロン酸よりも84%および46%大きくなった。二ナトリウム塩の平均AUC
0−∞は4073ng・時間/mLであり、二酸の平均AUC
0−∞は2217ng・時間/mLであった。AUC
0−∞は、用量に比例することが見出された。こうして、試験されたイヌと同様のビーグルイヌについては、約3mgから約4mgの二ナトリウム塩では約100ng・時間/mLのAUC
0−∞をもたらすことが期待され、約7mgから約8mgの二ナトリウム塩では約200ng・時間/mLのAUC
0−∞をもたらすことが期待されるであろう。
【0182】
二ナトリウム塩の150mg酸当量を受けるイヌの排泄半減期は、20.5±5.2時間であった。
【0183】
実施例8
錠剤は、遊離酸または二ナトリウム塩の形態のゾレドロン酸を同じ賦形剤と配合することにより調製された。より多くの活性剤の量を含む剤形にとって、約100mgに錠剤の重量を維持するために賦形剤の量は比例して低減される。配合後、材料は様々な圧力で圧縮され、その後フィルムコーティングされる。得られた錠剤は、Dr.Schleuniger Pharmatron 8M錠剤硬度テスターを用いて硬度がテストされた。その結果を表2および
図9に示す。
【表2】
【0184】
以下の実施形態は、特に意図される。
(実施形態1)
炎症性疼痛を緩和する方法であって、
ゾレドロン酸を含有する経口剤形を、それを必要とする哺乳動物へ投与することを含み、
前記哺乳動物は、当該哺乳動物の体表面積に基づき、約800mg/m
2以下であるゾレドロン酸の月毎の総投与量を受ける、方法。
(実施形態2)
前記哺乳動物は、約30mg/m
2から約700mg/m
2であるゾレドロン酸の月毎の総投与量を受けるヒトである、実施形態1に記載の方法。
(実施形態3)
前記月毎の総投与量は、4回または5回の週毎の投与量において投与される、実施形態2に記載の方法。
(実施形態4)
前記月毎の総投与量は、28回から31回の日毎の投与量において投与される、実施形態2に記載の方法。
(実施形態5)
前記月毎の総投与量は、その月の間で5回から10回の単位毎の投与量において投与される、実施形態2に記載の方法。
(実施形態6)
前記哺乳動物は、約10mgから約300mgであるゾレドロン酸の週毎の総投与量を受けるヒトである、実施形態1に記載の方法。
(実施形態7)
前記週毎の総投与量は1回の投与量であり、週に1度投与される、実施形態6に記載の方法。
(実施形態8)
前記週毎の総投与量は、その週の間で2回から7回の単位毎の投与量において投与される、実施形態6に記載の方法。
(実施形態9)
前記哺乳動物は、約10mgから約150mgであるゾレドロン酸の週毎の総投与量を受けるヒトである、実施形態1に記載の方法。
(実施形態10)
前記哺乳動物は、前記剤形の投与後、3時間を経過してから有意な疼痛の緩和を経験する、実施形態1〜9のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態11)
前記哺乳動物は、前記剤形の投与後、約3時間から約24時間の少なくとも1部の時間の間において、有意な疼痛の緩和を経験する、実施形態10に記載の方法。
(実施形態12)
前記哺乳動物は、前記剤形の投与後、約3時間から約3週間の少なくとも1部の時間の間において、有意な疼痛の緩和を経験する、実施形態10に記載の方法。
(実施形態13)
炎症性疼痛を緩和する方法であって、
ゾレドロン酸を含有する経口剤形を、それを必要とする哺乳動物へ投与することを含み、
前記経口剤形は、前記哺乳動物の体表面積に基づき、約10mg/m
2から約20mg/m
2のゾレドロン酸を含有する、方法。
(実施形態14)
前記経口剤形は、前記哺乳動物の体表面積に基づき、約15mg/m
2から約20mg/m
2のゾレドロン酸を含有する、実施形態13に記載の方法。
(実施形態15)
炎症性疼痛を緩和する方法であって、
それを必要とする哺乳動物に、当該哺乳動物の体表面積に基づき、1ヶ月当たり約300mg/m
2から約600mg/m
2のゾレドロン酸を、経口投与することを含む、方法。
(実施形態16)
前記哺乳動物に、当該哺乳動物の体表面積に基づき、1ヶ月当たり約450mg/m
2から約600mg/m
2のゾレドロン酸を経口投与することを含む、実施形態15に記載の方法。
(実施形態17)
前記哺乳動物は骨転移を患っていない、実施形態1〜16のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態18)
前記哺乳動物は癌を患っていない、実施形態1〜17のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態19)
前記ゾレドロン酸は、ゾレドロン酸のジアニオンの塩として投与される、実施形態1〜18のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態20)
関節炎に関連する疼痛を緩和する方法であって、
ゾレドロン酸を含有する経口剤形を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態21)
前記ヒトは、約40mgから約2000mgであるゾレドロン酸の月毎の総投与量を受ける、実施形態20に記載の方法。
(実施形態22)
前記月毎の総投与量は、4回または5回の週毎の投与量において投与される、実施形態21に記載の方法。
(実施形態23)
前記月毎の総投与量は、28回から31回の日毎の投与量において投与される、実施形態21に記載の方法。
(実施形態24)
前記月毎の総投与量は、その月の間で5回から10回の単位毎の投与量において投与される、実施形態21に記載の方法。
(実施形態25)
前記ヒトは、約100mgから約300mgであるゾレドロン酸の週毎の総投与量を受ける、実施形態20に記載の方法。
(実施形態26)
前記週毎の総投与量は1回の投与量であり、週に1度投与される、実施形態25に記載の方法。
(実施形態27)
前記週毎の総投与量は、その週の間で2回から7回の単位毎の投与量において投与される、実施形態25に記載の方法。
(実施形態28)
前記ヒトは、約10mgから約100mgであるゾレドロン酸の週毎の総投与量を受ける、実施形態20に記載の方法。
(実施形態29)
前記ヒトは、前記剤形の投与後、3時間以降に有意な疼痛の緩和を経験する、実施形態20〜28のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態30)
前記ヒトは、前記剤形の投与後、約3時間から約24時間の少なくとも1部の時間の間において、有意な疼痛の緩和を経験する、実施形態29に記載の方法。
(実施形態31)
前記ヒトは、前記剤形の投与後、約3時間から約3週間の少なくとも1部の時間の間において、有意な疼痛の緩和を経験する、実施形態29に記載の方法。
(実施形態32)
前記剤形は、前記ヒトの体表面積に基づき、約10mg/m
2から約20mg/m
2のゾレドロン酸を含有する、実施形態20〜31のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態33)
前記剤形は、前記ヒトの体表面積に基づき、約15mg/m
2から約20mg/m
2のゾレドロン酸を含有する、実施形態32に記載の方法。
(実施形態34)
前記ヒトの体表面積に基づき、1ヶ月当たり約50mg/m
2から約200mg/m
2のゾレドロン酸が経口投与される、実施形態20〜33のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態35)
前記剤形は、前記ヒトの体表面積に基づき、約80mg/m
2から約150mg/m
2のゾレドロン酸を含有する、実施形態20〜31のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態36)
前記ヒトの体表面積に基づき、1ヶ月当たり約300mg/m
2から約1000mg/m
2のゾレドロン酸が経口投与される、実施形態35に記載の方法。
(実施形態37)
前記ヒトは骨転移を患っていない、実施形態20〜36のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態38)
前記ヒトは癌を患っていない、実施形態20〜37のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態39)
前記ゾレドロン酸は二ナトリウム塩形態である、実施形態1〜38のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態40)
ゾレドロン酸を含み、
剤形におけるゾレドロン酸の経口バイオアベイラビリティーは、約0.01%から約4%である、経口剤形。
(実施形態41)
約10mgから約300mgのゾレドロン酸を含有する、実施形態40に記載の経口剤形。
(実施形態42)
約10mgから約50mgのゾレドロン酸を含有する、実施形態40に記載の経口剤形。
(実施形態43)
前記剤形におけるゾレドロン酸の経口バイオアベイラビリティーは、約0.1%から約2%である、実施形態40〜42のいずれか1つに記載の経口剤形。
(実施形態44)
実施形態40に記載の経口剤形の複数のユニットを含む、医薬製品。
(実施形態45)
前記経口剤形のそれぞれのユニットは、約1mgから約50mgのゾレドロン酸を含有する、実施形態44に記載の医薬製品。
(実施形態46)
約1ヶ月間において合計で約28mgから約1600mg投与されるゾレドロン酸のための、前記経口剤形の28、29、30または31ユニットを含む、実施形態45に記載の医薬製品。
(実施形態47)
約3ヶ月間において合計で約85mgから約4800mg投与されるゾレドロン酸のための、前記経口剤形の85から95ユニットを含む、実施形態45に記載の医薬製品。
(実施形態48)
約6ヶ月間において合計で約170mgから約10000mg投与されるゾレドロン酸のための、前記経口剤形の170から200ユニットを含む、実施形態45に記載の医薬製品。
(実施形態49)
約1年間において合計で約350mgから約19000mg投与されるゾレドロン酸のための、前記経口剤形の350から380ユニットを含む、実施形態45に記載の医薬製品。
(実施形態50)
前記経口剤形のそれぞれのユニットは、約10mgから約300mgを含有する、実施形態44に記載の医薬製品。
(実施形態51)
約1ヶ月間の期間内で合計で約40mgから約1500mg投与されるゾレドロン酸のための、前記経口剤形の4または5ユニットを含む、実施形態50に記載の医薬製品。
(実施形態52)
約2ヶ月間において合計で約80mgから約2700mg投与されるゾレドロン酸のための、前記経口剤形の8または9ユニットを含む、実施形態50に記載の医薬製品。
(実施形態53)
約3ヶ月間において合計で約120mgから約4200mg投与されるゾレドロン酸のための、前記経口剤形の12、13または14ユニットを含む、実施形態50に記載の医薬製品。
(実施形態54)
約6ヶ月間において合計で約220mgから約9000mg投与されるゾレドロン酸のための、前記経口剤形の22から30ユニットを含む、実施形態50に記載の医薬製品。
(実施形態55)
約1年間において合計で約450mgから約18000mg投与されるゾレドロン酸のための、前記経口剤形の45から60ユニットを含む、実施形態50に記載の医薬製品。
(実施形態56)
前記経口剤形の1から10ユニットを含み、
前記製品は、約200mgから約2000mgのゾレドロン酸を含有する、実施形態44に記載の医薬製品。
(実施形態57)
前記ゾレドロン酸は、ナトリウム塩の形態である、実施形態40〜43のいずれか1つに記載の経口剤形。
(実施形態58)
前記ゾレドロン酸は、1%(w/v)より大きい水溶解度を有する形態である、実施形態40〜43または57のいずれか1つに記載の経口剤形。
(実施形態59)
前記ゾレドロン酸は、約5%(w/v)から約50%(w/v)の水溶解度を有する形態である、実施形態40〜43、57または58のいずれか1つに記載の経口剤形。
(実施形態60)
ゾレドロン酸および賦形剤を含み、
前記ゾレドロン酸は、1%(w/v)より大きい水溶解度を有する形態である、経口剤形。
(実施形態61)
前記ゾレドロン酸は、約5%(w/v)から約50%(w/v)の水溶解度を有する形態である、実施形態60に記載の経口剤形。
(実施形態62)
複合性局所疼痛症候群を治療する方法であって、
ゾレドロン酸を含有する経口剤形を、それを必要とする哺乳動物へ投与することを含む、方法。
(実施形態63)
前記哺乳動物は、1ヶ月以内の期間において約30mg/m
2から約700mg/m
2であるゾレドロン酸の量を受けるヒトである、実施形態62に記載の方法。
(実施形態64)
4回または5回の週毎の投与量が、1ヶ月以内の期間において投与される、実施形態63に記載の方法。
(実施形態65)
28回から31回の日毎の投与量が、1ヶ月以内の期間において投与される、実施形態63に記載の方法。
(実施形態66)
5から10の単位の投与量が、1ヶ月以内の期間において投与される、実施形態63に記載の方法。
(実施形態67)
約30mg/m
2から約700mg/m
2のゾレドロン酸が、1ヶ月のみの間において投与される、実施形態63に記載の方法。
(実施形態68)
約30mg/m
2から約700mg/m
2のゾレドロン酸が、2ヶ月以上の間連続して、1ヶ月以内の期間において投与される、実施形態63に記載の方法。
(実施形態69)
前記哺乳動物は、毎日、約10mg/m
2から約30mg/m
2のゾレドロン酸を受ける、実施形態62に記載の方法。
(実施形態70)
前記哺乳動物は、約10mgから約300mgであるゾレドロン酸の週毎の総投与量を受けるヒトである、実施形態62に記載の方法。
(実施形態71)
前記週毎の総投与量は、1回の投与量であり、週に1度投与される、実施形態70に記載の方法。
(実施形態72)
前記週毎の総投与量は、その週の間で2回から7回の単位毎の投与量において投与される、実施形態70に記載の方法。
(実施形態73)
前記複合性局所疼痛症候群は、複合性局所疼痛症候群I型である、実施形態62〜72のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態74)
前記複合性局所疼痛症候群は、複合性局所疼痛症候群II型である、実施形態62〜72のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態75)
前記ゾレドロン酸は塩形態である、実施形態62〜74のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態76)
前記剤形は、前記哺乳動物の体表面積に基づき、約10mg/m
2から約20mg/m
2のゾレドロン酸を含有する、実施形態62〜75のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態77)
前記剤形は、前記哺乳動物の体表面積に基づき、約15mg/m
2から約20mg/m
2のゾレドロン酸を含有する、実施形態76に記載の方法。
(実施形態78)
複合性局所疼痛症候群を治療する方法であって、
パミドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態79)
複合性局所疼痛症候群を治療する方法であって、
ネリドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態80)
複合性局所疼痛症候群を治療する方法であって、
オルパドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態81)
複合性局所疼痛症候群を治療する方法であって、
アレンドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態82)
複合性局所疼痛症候群を治療する方法であって、
インカドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態83)
複合性局所疼痛症候群を治療する方法であって、
イバンドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態84)
複合性局所疼痛症候群を治療する方法であって、
リセドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態85)
疼痛を治療する方法であって、
パミドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態86)
疼痛を治療する方法であって、
ネリドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態87)
疼痛を治療する方法であって、
オルパドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態88)
疼痛を治療する方法であって、
アレンドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態89)
疼痛を治療する方法であって、
インカドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態90)
疼痛を治療する方法であって、
イバンドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態91)
疼痛を治療する方法であって、
リセドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態92)
関節炎痛を治療する方法であって、
パミドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態93)
関節炎痛を治療する方法であって、
ネリドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態94)
関節炎痛を治療する方法であって、
オルパドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態95)
関節炎痛を治療する方法であって、
アレンドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態96)
関節炎痛を治療する方法であって、
インカドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態97)
関節炎痛を治療する方法であって、
イバンドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態98)
関節炎痛を治療する方法であって、
リセドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態99)
炎症性疼痛を治療する方法であって、
パミドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態100)
炎症性疼痛を治療する方法であって、
ネリドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態101)
炎症性疼痛を治療する方法であって、
オルパドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態102)
炎症性疼痛を治療する方法であって、
アレンドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態103)
炎症性疼痛を治療する方法であって、
インカドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態104)
炎症性疼痛を治療する方法であって、
イバンドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態105)
炎症性疼痛を治療する方法であって、
リセドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態106)
複合性局所疼痛症候群を治療する方法であって、
エチドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態107)
疼痛を治療する方法であって、
エチドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態108)
関節炎痛を治療する方法であって、
エチドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態109)
炎症性疼痛を治療する方法であって、
エチドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態110)
複合性局所疼痛症候群を治療する方法であって、
クロドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態111)
疼痛を治療する方法であって、
クロドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態112)
関節炎痛を治療する方法であって、
クロドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態113)
炎症性疼痛を治療する方法であって、
クロドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態114)
複合性局所疼痛症候群を治療する方法であって、
チルドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態115)
疼痛を治療する方法であって、
チルドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態116)
関節炎痛を治療する方法であって、
チルドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態117)
炎症性疼痛を治療する方法であって、
チルドロン酸を、それを必要とするヒトへ投与することを含む、方法。
(実施形態118)
前記活性化合物は、経口投与される実施形態78から117のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態119)
前記活性化合物は、非経口投与される実施形態78から117のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態120)
二ナトリウム塩形態のゾレドロン酸を含む剤形を経口投与することを含む、ゾレドロン酸の経口バイオアベイラビリティーを増強する方法。
(実施形態121)
前記二ナトリウム塩形態の前記ゾレドロン酸は、二酸形態のゾレドロン酸と比べて、前記剤形における任意のバイオアベイラビリティー増強剤によりもたらされた任意のバイオアベイラビリティーに対する増強を助長するバイオアベイラビリティーに対する増強をもたらす、実施形態120に記載の方法。
(実施形態122)
前記剤形は、実質的にバイオアベイラビリティー増強剤を含まない、実施形態120に記載の方法。
(実施形態123)
前記二ナトリウム塩形態の前記ゾレドロン酸は、前記二ナトリウム塩形態の前記ゾレドロン酸が投与されるごとに、哺乳動物に約4ng・時間/mLから約2000ng・時間/mLのゾレドロン酸の血漿濃度曲線下面積をもたらすような量で哺乳動物に投与される、実施形態120に記載の方法。
(実施形態124)
前記二ナトリウム塩形態の前記ゾレドロン酸は、前記二ナトリウム塩形態の前記ゾレドロン酸が投与されるごとに、哺乳動物に約100ng・時間/mLから約2000ng・時間/mLのゾレドロン酸の血漿濃度曲線下面積をもたらすような量で約3から約4週間の間隔で投与される、実施形態123に記載の方法。
(実施形態125)
前記二ナトリウム塩形態の前記ゾレドロン酸は、前記二ナトリウム形態の前記ゾレドロン酸が投与されるごとに、哺乳動物に約20ng・時間/mLから約700ng・時間/mLのゾレドロン酸の血漿濃度曲線下面積をもたらすような量で、毎週、または月に3から5回投与される、実施形態123に記載の方法。
(実施形態126)
前記二ナトリウム塩形態の前記ゾレドロン酸は、前記二ナトリウム塩形態の前記ゾレドロン酸が投与されるごとに、哺乳動物に約4ng・時間/mLから約100ng・時間/mLのゾレドロン酸の血漿濃度曲線下面積をもたらすような量で毎日投与される、実施形態123に記載の方法。
(実施形態127)
前記剤形は固体である、実施形態120に記載の方法。
(実施形態128)
ゾレドロン酸の前記バイオアベイラビリティーは、前記二酸形態のゾレドロン酸の投与と比べて少なくとも約20%改善される、実施形態120、121、122、123、124、125、126または127に記載の方法。
(実施形態129)
ゾレドロン酸の同じ血漿濃度を達成するために、モルベースで、前記二酸形態のゾレドロン酸が投与される量よりも少ない量の前記二ナトリウム塩形態のゾレドロン酸を投与することを更に含む、実施形態120、121、122、123、124、125、126、127または128に記載の方法。
(実施形態130)
ゾレドロン酸の同じ血漿濃度を達成するために、投与される前記二酸形態のゾレドロン酸の量と比べて、少なくとも約10モル%少ない量の二ナトリウム塩形態が投与される、実施形態129に記載の方法。
(実施形態131)
前記二ナトリウム塩形態は、モルベースで、約0.8n
dから約1.2n
dの値を有する量で投与され、
n
d=(b
a/b
d)(n
a)を満たし、
b
aは前記二酸形態の前記バイオアベイラビリティーであり、b
dは前記二ナトリウム塩形態の前記バイオアベイラビリティーであり、n
aは、ゾレドロン酸の同じ血漿濃度を達成するために投与される前記二酸形態のゾレドロン酸のモル数である、実施形態129に記載の方法。
(実施形態132)
前記二ナトリウム塩は、約n
dの値を有する量で投与される、実施形態131に記載の方法。
(実施形態133)
前記ゾレドロン酸は炎症症状を治療するために用いられる、実施形態120から132のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態134)
前記ゾレドロン酸は関節炎を治療するために用いられる、実施形態133に記載の方法。
(実施形態135)
前記ゾレドロン酸は複合性局所疼痛症候群を治療するために用いられる、実施形態133に記載の方法。
(実施形態136)
前記ゾレドロン酸は、炎症症状、関節炎、または複合性局所疼痛症候群の治療用であり、
第1経口剤形が投与され、
第2経口剤形が投与され、
前記第1経口剤形に対して、前記第2経口剤形は、10×T
最大以上で投与され、T
最大は、前記第1経口剤形が最大血漿濃度である時間である、実施形態1から39、62から77および120から135のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態137)
二ナトリウム塩形態のゾレドロン酸の哺乳動物でのバイオアベイラビリティーは、同じ剤形の二酸形態のゾレドロン酸のバイオアベイラビリティーより大きい、二ナトリウム塩形態のゾレドロン酸を含む、剤形。
(実施形態138)
前記二ナトリウム塩形態のゾレドロン酸を含む剤形であって、
前記剤形は、前記剤形が投与されるヒトに対して約4ng・時間/mLから約2000ng・時間/mLのゾレドロン酸の血漿濃度曲線下面積を提供する前記二ナトリウム塩形態のゾレドロン酸の量を含む、剤形。
(実施形態139)
前記剤形は、前記剤形が投与されるヒトに約100ng・時間/mLから約2000ng・時間/mLのゾレドロン酸の血漿濃度曲線下面積をもたらす前記二ナトリウム塩形態のゾレドロン酸の量を含む、実施形態138に記載の剤形。
(実施形態140)
前記剤形は、前記剤形が投与されるヒトに約20ng・時間/mLから約700ng・時間/mLのゾレドロン酸の血漿濃度曲線下面積をもたらす前記二ナトリウム塩形態のゾレドロン酸の量を含む、実施形態138に記載の剤形。
(実施形態141)
前記剤形は、前記剤形が投与されるヒトに約4ng・時間/mLから約100ng・時間/mLのゾレドロン酸の血漿濃度曲線下面積をもたらす前記二ナトリウム塩形態のゾレドロン酸の量を含む、実施形態138に記載の剤形。
(実施形態142)
二酸塩形態のゾレドロン酸を含む剤形であって、
前記二ナトリウム塩形態は、前記ゾレドロン酸が前記二酸形態であると仮定した場合に存在するよりもより少ないモル量で存在し、前記二ナトリウム塩形態の前記ゾレドロン酸は、前記剤形のより少ないモル量の前記二ナトリウム塩でも、哺乳動物の血漿まで送達されるゾレドロン酸の量を低減しない程度にまで、前記二酸形態の前記ゾレドロン酸と比べて改善されたバイオアベイラビリティーを有する、剤形。
(実施形態143)
前記剤形は、固体である、実施形態137、138、139、140、141または142に記載の剤形。
(実施形態144)
前記二酸ナトリウム塩形態のゾレドロン酸の前記バイオアベイラビリティーは、前記二酸形態のゾレドロン酸を含むそれ以外同一の剤形と比べて少なくとも約10%改善されている、実施形態142または143に記載の剤形。
(実施形態145)
前記ゾレドロン酸が前記二酸形態であると仮定した場合に存在する前記二酸形態のゾレドロン酸の量と比べて、少なくとも約20モル%低い前記二ナトリウム塩形態を含む、実施形態142、143または144に記載の剤形。
(実施形態146)
前記二ナトリウム塩形態は、モルベースで、約0.9n
dから約1.1n
dの値を有する量で存在し、
n
d=(b
a/b
d)(n
a)を満たし、
b
aは前記二酸形態の前記バイオアベイラビリティーであり、b
dは前記二ナトリウム塩形態の前記バイオアベイラビリティーであり、n
aは、前記ゾレドロン酸が前記二酸形態であると仮定した場合に存在する前記二酸形態のモル数である、実施形態142に記載の剤形。
(実施形態147)
前記二ナトリウム塩形態は、約n
dの値を有する量で投与される、実施形態146に記載の剤形。
(実施形態148)
前記ゾレドロン酸は、炎症症状、関節炎、または複合性局所疼痛症候群の治療用であり、
一回だけ経口剤形が投与され、または、
第1経口剤形が投与され、前記第1経口剤形の後に第2経口剤形が投与され、
前記第2経口剤形は、前記第1経口剤形の最大痛み緩和効果が達成される前に投与され、または前記第2経口剤形は、観察可能な痛み緩和効果が達成される前に投与される、実施形態1から39、62から77および120から136のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態149)
前記第2経口剤形は、観察可能な痛み緩和効果が達成される前に投与される、実施形態148に記載の方法。
(実施形態150)
前記ゾレドロン酸は、炎症症状、関節炎、または複合性局所疼痛症候群の治療用であり、
第1経口剤形が投与され、その後に第2経口剤形が投与され、
前記第2経口剤形が、前記第1経口剤形の最大痛み緩和効果が達成された後に投与され、且つ
前記第2経口剤形が、前記第1経口剤形からの痛み緩和効果が観察可能な間に投与される、1から39、62から77および120から132のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態151)
前記第2経口剤形は、前記第1経口剤形が投与された後約24時間から約28日間投与される、実施形態148、149または150に記載の方法。
(実施形態152)
前記ヒトは、約30歳から約75歳である、実施形態20から39のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態153)
前記ヒトは、約1歳から約16歳である、実施形態20から39のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態154)
前記ヒトは、約80歳から約95歳である、実施形態20から39のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態155)
前記ヒトは、少なくとも2ヶ月間関節炎を患っている、実施形態20から39のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態156)
前記関節炎が、膝、肘、指、手首、肩、または腰に影響している、実施形態20から39のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態157)
ゾレドロン酸が投与される前記哺乳動物またはヒトが、前記ゾレドロン酸が投与される前に少なくとも1時間食べ物を食べたり、飲み物を飲んだりしていない、実施形態1から44、62から133および144から156のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態158)
ゾレドロン酸が投与される前記哺乳動物またはヒトが、前記ゾレドロン酸が投与される前に少なくとも2時間食べ物を食べたり、飲み物を飲んだりしていない、実施形態157に記載の方法。
(実施形態159)
ゾレドロン酸が投与される前記哺乳動物またはヒトが、前記ゾレドロン酸が投与される前に少なくとも4時間食べ物を食べたり、飲み物を飲んだりしていない、実施形態157に記載の方法。
(実施形態160)
ゾレドロン酸が投与される前記哺乳動物またはヒトが、前記ゾレドロン酸が投与される前に少なくとも6時間食べ物を食べたり、飲み物を飲んだりしていない、実施形態157に記載の方法。
(実施形態161)
ゾレドロン酸が投与される前記哺乳動物またはヒトが、前記ゾレドロン酸が投与される後に少なくとも30分間食べ物を食べたり、飲み物を飲んだりしていない、実施形態157から160のいずれか1つに記載の方法。
(実施形態162)
ゾレドロン酸が投与される前記哺乳動物またはヒトが、前記ゾレドロン酸が投与される後に少なくとも1時間食べ物を食べたり、飲み物を飲んだりしていない、実施形態161に記載の方法。
(実施形態163)
ゾレドロン酸が投与される前記哺乳動物またはヒトが、前記ゾレドロン酸が投与される後に少なくとも2時間食べ物を食べたり、飲み物を飲んだりしていない、実施形態161に記載の方法。
(実施形態164)
前記経口剤形の前記ゾレドロン酸は、24時間持続血漿濃度要因が約1以上である、実施形態1から163のいずれか1つに記載の方法、剤形または製品。
(実施形態165)
前記経口剤形の前記ゾレドロン酸は、静脈内に投与されたゾレドロン酸の24時間持続血漿濃度要因よりも高い24時間持続血漿濃度要因を有する、実施形態1から164のいずれか1つに記載の方法、剤形または製品。
(実施形態166)
前記経口剤形は、約5kから約20kPaの硬さを有する固体である、実施形態1から165のいずれか1つに記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態167)
ゾレドロン酸を含む前記経口剤形は、哺乳動物の特定の種に適切な用量および形態を含み、前記ゾレドロン酸は、前記特定の種に対する前記経口剤形の投与において約50ng・時間/mLから約700ng・時間/mLのゾレドロン酸のAUCをもたらす量で存在する、実施形態1から166のいずれか1つに記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態168)
前記ゾレドロン酸は、前記特定の種に対する前記経口剤形の投与において約130ng・時間/mLから約180ng・時間/mLのゾレドロン酸のAUCをもたらす量で存在する、実施形態167に記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態169)
前記ゾレドロン酸は、前記特定の種に対する前記経口剤形の投与において約300ng・時間/mLから約450ng・時間/mLのゾレドロン酸のAUCをもたらす量で存在する、実施形態167に記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態170)
前記ゾレドロン酸は、前記特定の種に対する前記経口剤形の投与において約300ng・時間/mLから約350ng・時間/mLのゾレドロン酸のAUCをもたらす量で存在する、実施形態167に記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態171)
前記ゾレドロン酸は、前記特定の種に対する前記経口剤形の投与において約370ng・時間/mLから約420ng・時間/mLのゾレドロン酸のAUCをもたらす量で存在する、実施形態167に記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態172)
ゾレドロン酸を含む前記経口剤形は、哺乳動物の特定の種に適切な用量および形態を含み、前記ゾレドロン酸は、特定の種に対する前記経口剤形の投与において約5ng/mLから約300ng/mLのゾレドロン酸のC
最大をもたらす量で存在する、実施形態1から171のいずれか1つに記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態173)
前記ゾレドロン酸は、特定の種に対する前記経口剤形の投与において約5ng/mLから約50ng/mLのゾレドロン酸のC
最大をもたらす量で存在する、実施形態172に記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態174)
前記ゾレドロン酸は、特定の種に対する前記経口剤形の投与において約50ng/mLから約200ng/mLのゾレドロン酸のC
最大をもたらす量で存在する、実施形態1から171のいずれか1つに記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態175)
ゾレドロン酸を含む前記経口剤形は、哺乳動物の特定の種に適切な用量および形態を含み、前記経口剤形は、哺乳動物の前記特定の種に対する前記経口剤形の投与が、約0.4時間から約1時間のゾレドロン酸のT
最大をもたらすように構成されている、実施形態1から174のいずれか1つに記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態176)
前記経口剤形は、哺乳動物の前記特定の種に対する前記経口剤形の投与が、約0.5時間のゾレドロン酸のT
最大をもたらすように構成されている、実施形態175に記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態177)
前記経口剤形は、哺乳動物の前記特定の種に対する前記経口剤形の投与が、約0.75時間のゾレドロン酸のT
最大をもたらすように構成されている、実施形態175に記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態178)
ゾレドロン酸を含む前記経口剤形は、哺乳動物の特定の種に適切な用量および形態を含み、前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が哺乳動物の前記特定の種のために約12から約50の12時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、実施形態1から177のいずれか1つに記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態179)
前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が哺乳動物の前記特定の種のために約20から約40の12時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、実施形態178に記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態180)
ゾレドロン酸を含む前記経口剤形は、哺乳動物の特定の種に適切な用量および形態を含み、前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が哺乳動物の前記特定の種のために約10から約30の24時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、実施形態1から179のいずれか1つに記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態181)
前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が哺乳動物の前記特定の種のために約10から約20の24時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、実施形態180に記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態182)
ゾレドロン酸を含む前記経口剤形は、哺乳動物の特定の種に適切な用量および形態を含み、前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が哺乳動物の前記特定の種のために約6から約20の36時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、実施形態1から181のいずれか1つに記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態183)
前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が哺乳動物の前記特定の種のために約8から約15の36時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、実施形態182に記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態184)
ゾレドロン酸を含む前記経口剤形は、哺乳動物の特定の種に適切な用量および形態を含み、前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が哺乳動物の前記特定の種のために約5から約20の48時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、実施形態1から183のいずれか1つに記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態185)
前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が哺乳動物の前記特定の種のために約6から約15の48時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、実施形態184に記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態186)
ゾレドロン酸を含む前記経口剤形は、哺乳動物の特定の種に適切な用量および形態を含み、前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が哺乳動物の前記特定の種のために約4から約20の72時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、実施形態1から186のいずれか1つに記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態187)
前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が哺乳動物の前記特定の種のために約5から約10の72時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、実施形態186に記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態188)
ゾレドロン酸を含む前記経口剤形は、哺乳動物の特定の種に適切な用量および形態を含み、前記経口剤形は、前記哺乳動物の前記特定の種が、約0.5ng/mLから約5ng/mLである12時間でのゾレドロン酸の血漿濃度を有するように構成されている、実施形態1から187のいずれか1つに記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態189)
ゾレドロン酸を含む前記経口剤形は、哺乳動物の特定の種に適切な用量および形態を含み、前記経口剤形は、前記哺乳動物の前記特定の種が、約0.2ng/mLから約2ng/mLである24時間でのゾレドロン酸の血漿濃度を有するように構成されている、実施形態1から188のいずれか1つに記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態190)
ゾレドロン酸を含む前記経口剤形は、哺乳動物の特定の種に適切な用量および形態を含み、前記経口剤形は、前記哺乳動物の前記特定の種が、約0.1ng/mLから約2ng/mLである36時間でのゾレドロン酸の血漿濃度を有するように構成されている、実施形態1から189のいずれか1つに記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態191)
ゾレドロン酸を含む前記経口剤形は、哺乳動物の特定の種に適切な用量および形態を含み、前記経口剤形は、前記哺乳動物の前記特定の種が、約0.1ng/mLから約2ng/mLである48時間でのゾレドロン酸の血漿濃度を有するように構成されている、実施形態1から190のいずれか1つに記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態192)
ゾレドロン酸を含む前記経口剤形は、哺乳動物の特定の種に適切な用量および形態を含み、前記経口剤形は、前記哺乳動物の前記特定の種が、約0.2ng/mLから約1ng/mLである72時間でのゾレドロン酸の血漿濃度を有するように構成されている、実施形態1から191のいずれか1つに記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態193)
ゾレドロン酸を含む前記経口剤形は、哺乳動物の特定の種に適切な用量および形態を含み、前記経口剤形は、哺乳動物の前記特定の種におけるゾレドロン酸の前記排泄半減期が、約30時間から約100時間であるように構成されている、実施形態1から192のいずれか1つに記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態194)
ゾレドロン酸を含む前記経口剤形は、哺乳動物の特定の種に適切な用量および形態を含み、前記経口剤形は、哺乳動物の前記特定の種におけるゾレドロン酸の前記排泄半減期が、約40時間から約60時間であるように構成されている、実施形態1から193のいずれか1つに記載の方法、剤形、または製品。
(実施形態195)
哺乳動物の特定の種に適切な用量および形態を有するゾレドロン酸を含む経口剤形であって、
前記ゾレドロン酸は、哺乳動物の前記特定の種に対する前記経口剤形の投与において約50ng・時間/mLから約700ng・時間/mLのゾレドロン酸の血漿濃度曲線(AUC)下面積をもたらすような量で存在する、経口剤形。
(実施形態196)
前記ゾレドロン酸は、哺乳動物の前記特定の種に対する前記経口剤形の投与において約130ng・時間/mLから約180ng・時間/mLのゾレドロン酸のAUC下面積をもたらすような量で存在する、実施形態195に記載の経口剤形。
(実施形態197)
前記ゾレドロン酸は、哺乳動物の前記特定の種に対する前記経口剤形の投与において約300ng・時間/mLから約450ng・時間/mLのゾレドロン酸のAUC下面積をもたらすような量で存在する、実施形態195に記載の経口剤形。
(実施形態198)
前記ゾレドロン酸は、哺乳動物の前記特定の種に対する前記経口剤形の投与において約300ng・時間/mLから約350ng・時間/mLのゾレドロン酸のAUC下面積をもたらすような量で存在する、実施形態195に記載の経口剤形。
(実施形態199)
前記ゾレドロン酸は、哺乳動物の前記特定の種に対する前記経口剤形の投与において約370ng・時間/mLから約420ng・時間/mLのゾレドロン酸のAUC下面積をもたらすような量で存在する、実施形態195に記載の経口剤形。
(実施形態200)
哺乳動物の特定の種に適切な用量および形態を有するゾレドロン酸を含む経口剤形であって、
前記ゾレドロン酸は、哺乳動物の前記特定の種に対する前記経口剤形の投与において約5ng/mLから約300ng/mLのゾレドロン酸のC
最大をもたらすような量で存在する、経口剤形。
(実施形態201)
前記ゾレドロン酸は、哺乳動物の前記特定の種に対する前記経口剤形の投与において約5ng/mLから約50ng/mLのゾレドロン酸のC
最大をもたらすような量で存在する、実施形態200に記載の経口剤形。
(実施形態202)
前記ゾレドロン酸は、哺乳動物の前記特定の種に対する前記経口剤形の投与において約50ng/mLから約200ng/mLのゾレドロン酸のC
最大をもたらすような量で存在する、実施形態200に記載の経口剤形。
(実施形態203)
哺乳動物の特定の種に適切な用量および形態を有するゾレドロン酸を含む経口剤形であって、
前記経口剤形は、哺乳動物の特定の種に対する前記経口剤形の投与が、約0.4時間から約1時間のゾレドロン酸のT
最大をもたらすような量で存在する、経口剤形。
(実施形態204)
前記経口剤形は、哺乳動物の特定の種に対する前記経口剤形の投与が、約0.5時間のゾレドロン酸のT
最大をもたらすような量で存在する、実施形態203に記載の経口剤形。
(実施形態205)
前記経口剤形は、哺乳動物の特定の種に対する前記経口剤形の投与が、約0.75時間のゾレドロン酸のT
最大をもたらすような量で存在する、実施形態203に記載の経口剤形。
(実施形態206)
哺乳動物の特定の種に適切な用量および形態を有するゾレドロン酸を含む経口剤形であって、
前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が、哺乳動物の前記特定の種のために約12から約50の12時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、経口剤形。
(実施形態207)
前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が、哺乳動物の前記特定の種のために約20から約40の12時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、経口剤形。
(実施形態208)
前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が、哺乳動物の前記特定の種のために約10から約30の24時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、実施形態206または207に記載の経口剤形。
(実施形態209)
前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が、哺乳動物の前記特定の種のために約10から約20の24時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、実施形態206から208のいずれか1つに記載の経口剤形。
(実施形態210)
前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が、哺乳動物の前記特定の種のために約6から約20の36時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、実施形態206から209のいずれか1つに記載の経口剤形。
(実施形態211)
前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が、哺乳動物の前記特定の種のために約8から約15の36時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、実施形態206から210のいずれか1つに記載の経口剤形。
(実施形態212)
前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が、哺乳動物の前記特定の種のために約5から約20の48時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、実施形態206から211のいずれか1つに記載の経口剤形。
(実施形態213)
前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が、哺乳動物の前記特定の種のために約6から約15の48時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、実施形態206から212のいずれか1つに記載の経口剤形。
(実施形態214)
前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が、哺乳動物の前記特定の種のために約4から約20の72時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、実施形態206から213のいずれか1つに記載の経口剤形。
(実施形態215)
前記経口剤形は、前記ゾレドロン酸が、哺乳動物の前記特定の種のために約5から約10の72時間持続血漿濃度要因を有するように構成されている、実施形態206から213のいずれか1つに記載の経口剤形。
(実施形態216)
前記経口剤形は、哺乳動物の前記特定の種が、約0.5ng/mLから約5ng/mLである12時間におけるゾレドロン酸の血漿濃度のゾレドロン酸を有するように構成されている、実施形態206から215のいずれか1つに記載の経口剤形。
(実施形態217)
前記経口剤形は、哺乳動物の前記特定の種が、約0.2ng/mLから約2ng/mLである24時間におけるゾレドロン酸の血漿濃度のゾレドロン酸を有するように構成されている、実施形態206から216のいずれか1つに記載の経口剤形。
(実施形態218)
前記経口剤形は、哺乳動物の前記特定の種が、約0.1ng/mLから約2ng/mLである36時間におけるゾレドロン酸の血漿濃度のゾレドロン酸を有するように構成されている、実施形態206から217のいずれか1つに記載の経口剤形。
(実施形態219)
前記経口剤形は、哺乳動物の前記特定の種が、約0.1ng/mLから約2ng/mLである48時間におけるゾレドロン酸の血漿濃度のゾレドロン酸を有するように構成されている、実施形態206から218のいずれか1つに記載の経口剤形。
(実施形態220)
前記経口剤形は、哺乳動物の前記特定の種が、約0.2ng/mLから約1ng/mLである72時間におけるゾレドロン酸の血漿濃度のゾレドロン酸を有するように構成されている、実施形態206から219のいずれか1つに記載の経口剤形。
(実施形態221)
前記経口剤形は、哺乳動物の前記特定の種におけるゾレドロン酸の排泄半減期が、約30時間から約100時間である24時間であるように構成されている、実施形態206から220のいずれか1つに記載の経口剤形。
(実施形態222)
前記経口剤形は、哺乳動物の前記特定の種におけるゾレドロン酸の排泄半減期が、約40時間から約60時間である24時間であるように構成されている、実施形態206から221のいずれか1つに記載の経口剤形。
【0185】
特に言及しなければ、成分の量、分子量のような特性、反応条件、ならびに、本明細書および特許請求の範囲において使用されているそのようなものを表している全ての数字は、示される正確な値、および、“約”の用語によって変更されるような値の両方を示すものとして、全ての場合において、理解されるべきである。従って、逆を示していない限り、本明細書および添付の特許請求の範囲において記載されている数値パラメーターは、所望の特性が得られ得る条件下に応じて変化することができる、近似値である。最低限でも、特許請求の範囲の観点に対する均等論の適用を制限することはなく、それぞれの数値パラメーターは、少なくとも報告された有効数字の数に照らして、および、通常の丸め技術を適用することにより解釈されるべきである。
【0186】
本発明を説明する文脈において(特に、次の特許請求の範囲の文脈において)使用されている、“1つの”、“当該”および同様の言及の用語は、本明細書中に特に示されていなければ、または文脈によって明らかに矛盾していなければ、単数および複数の両方を含むように解釈されるべきである。本明細書に記載されている全ての方法は、本明細書中に特に示されていなければ、または文脈によって明らかに矛盾していなければ、任意の適当な順序において行うことができる。本明細書に提供されている、任意の、および全ての実施例または例示的な言語(例えば、“のような”)の使用は、単に本発明をより明瞭とすることを意図しているものであり、任意の特許請求の範囲を限定するものではない。本明細書中の言語は、本発明の実施に不可欠な任意の請求されない要素を示すものと解釈されるべきではない。
【0187】
本明細書に開示されている代替の要素または実施の形態の群は、限定して解釈されるべきものではない。それぞれの群のメンバーは、個別において、または、他の群のメンバーもしくは本明細書中に見出されている他の要素と任意に組み合わせて、示され、および請求され得る。群の1以上のメンバーが、便宜上および/または特許上の理由で群中に包含され得る、または群から削除され得ることは、予測されることである。任意のそのような包含または削除が生じる場合、本明細書は、添付の特許請求の範囲において使用される全てのマーカッシュ群の記載を満たすように変形された群を含むとみなされる。
【0188】
特定の実施の形態は、本発明を実施するための本発明者に公知である最良の形態を含め、本明細書中に記載されている。もちろん、これらの記載されている実施の形態の変形は、前述の説明を読めば本分野の当業者には明らかとなるだろう。本発明者は、当業者が適宜そのような変形を使用することを予想しており、本発明が具体的に本明細書中に記載されているもの以外でも実施されることを意図している。従って、特許請求の範囲は、準拠法により許可されるような、特許請求の範囲において示されている主題の全ての変形および均等なものを含む。さらに、本明細書中に特に示されていなければ、または文脈によって明らかに矛盾していなければ、それらの全ての可能な変形における上記の要素の任意の組み合わせは考慮される。
【0189】
最後に、本明細書に開示されている実施の形態は、特許請求の範囲の原理を例示するものであることが理解されるべきである。使用され得る他の変形は、特許請求の範囲の観点の範囲内である。そのため、一例として、限定されることはないが、代替の実施の形態は本明細書中の教示に従って利用され得る。従って、特許請求の範囲は、示されており記載されているような正確な実施の形態に限定されない。