(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記基本パラメータは、各SIMカードが対応するカードスロットのパラメータ値と、発信通信を実施するカードスロットパラメータ値と、着信通信を実施するカードスロットパラメータ値と、通話履歴が対応するカードスロットパラメータ値との中の一つのデータまたはその組合せを含むこと、または、
前記実行関数は、SIM番号を識別する実行関数と、SIMカードの状態を識別する実行関数と、SIMネットワーク属性を識別する実行関数と、SIM通信事業者の属性を識別する実行関数との中の1種または複数の実行関数であることを特徴とする、請求項1に記載のデュアルSIMクラウド識別方法。
前記移動通信端末のマッチングを完成させるステップは、一部またはすべての基本パラメータ、または、実行関数を、前記移動通信端末に返すかダウンロードするステップを備えることを特徴とする、請求項1に記載のデュアルSIMクラウド識別方法。
前記基本パラメータは、各SIMカードが対応するカードスロットのパラメータと、発信通信を実施するカードスロットパラメータと、着信通信を実施するカードスロットパラメータと、通話履歴が対応するカードスロットパラメータとの中の一つのデータまたはその組合せを含むこと、または、
前記実行関数は、SIM番号を識別する実行関数と、SIMカードの状態を識別する実行関数と、SIMネットワーク属性を識別する実行関数と、SIM通信事業者の属性を識別する実行関数との中の1種または複数の実行関数であることを特徴とする、請求項5に記載のデュアルSIMクラウド識別システム。
前記移動通信端末のマッチングを実現させるステップは、一部またはすべての基本パラメータまたは実行関数を前記移動通信端末に返すかダウンロードするステップを備えることを特徴とする、請求項5に記載のデュアルSIMクラウド識別システム。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に添付図面を参照し、より全面的に具体的実施の形態を説明する。
【0022】
図1を参照されたい。
図1は本発明に係るデュアルSIMクラウド識別システムの一つの実施の形態の概略模式図を示す。なかでも、前記システムは、デュアルSIM移動通信端末110と、移動通信端末モデル及びマッチングする配置要素を記憶するデータベース120と、デュアルSIMクラウド識別装置200とを少なくとも備える。
【0023】
なかでも、デュアルSIMクラウド識別装置200は移動通信端末110及びデータベース120と通信する。具体的には、デュアルSIMクラウド識別装置200は、移動通信端末110のモデルを得ることにより、あるいは移動通信端末110の一部またはすべてのシステム関数またはデータを解析することにより、移動通信端末110がデュアルSIMモデルであるかを判断する。例えば、データベース120は、すべてのデュアルSIM移動通信端末のモデルを纏めることができ、デュアルSIMクラウド識別装置200は、移動通信端末110のモデルを得、データベース200に検索し、前記移動通信端末110がデュアルSIMモデルであるかを判断する。あるいはデュアルSIMクラウド識別装置200は、前記移動通信端末110のシステム関数を検索し、カードスロットを示すためのパラメータの数により前記移動通信端末110がデュアルSIMモデルであるかを判断する。あるいはデュアルSIMクラウド識別装置200は設定される実行関数の関数名またはその部分集合の文字列に基づいて、前記移動通信端末110のシステム関数を検索する。あるいはデュアルSIMクラウド識別装置200は、前記移動通信端末110中の実行関数と各種のデュアルSIM携帯電話の実行関数の可能な命名方法のまとめた結果とを照合し、設定された実行関数を得る。
【0024】
デュアルSIMクラウド識別装置200は、前記移動通信端末110がデュアルSIMモデルであると判断した場合、データベース120で前記移動通信端末とマッチングする配置要素を検索し、前記移動通信端末のマッチングを実現する。なかでも、前記配置要素は、フル通信機能を提供するための基本パラメータと実行関数との中のいずれか1種またはその組合せを含む。
【0025】
図2を参照されたい。本発明に係るデュアルSIMクラウド識別システムの別の実施の形態において、前記デュアルSIMクラウド識別装置200は配置要素検索モジュール220と、配置要素取得モジュール230と、配置要素記録モジュール240とを備えてもよい。
【0026】
なかでも、移動通信端末110に少なくとも2枚のSIMカードが存在すると確認された場合、移動通信端末210は、配置要素検索モジュール220を介して、データベース120で検索する。前記移動通信端末110とマッチングする配置要素が存在する場合、前記マッチングする配置要素をフィードバックし、前記マッチングする配置要素に基づいて前記移動通信端末110を操作する。前記移動通信端末110とマッチングする配置要素が存在しない場合、配置要素取得モジュール220を起動させ、前記移動通信端末110における各SIMカードの配置要素を得、配置要素記録モジュール240を介して前記移動通信端末110のモデル及び得られた配置要素をデータベース120に記録する。
【0027】
具体的には、配置要素取得モジュール230は、移動通信端末110のシステム通話プロセスを監視し、基本パラメータを得ることに適する基本パラメータ取得モジュール231と、システム関数をスキャンし、設定される規則に合致する実行関数を得ることに適する実行関数取得モジュール232とをさらに備えてもよい。
【0028】
なかでも、前記基本パラメータは、各SIMカードが対応するカードスロットのパラメータと、発信通信を実施するカードスロットパラメータと、着信通信を実施するカードスロットパラメータと、通話履歴が対応するカードスロットパラメータとの中の1種または複数のデータを含んでもよい。具体的実施例では、上記の基本パラメータは、対応するパラメータ名称であってもよく、対応するパラメータ数値であってもよく、対応するパラメータ種別であってもよい。他の実施例では、前記基本パラメータは、他のいずれか1種または複数の前記移動通信端末の動作プロセスにおいてその通信にまたは他の機能に識別的な影響をもたらすことができるパラメータをさらに含んでもよく、例えばどのSIMカードまたはどの番号で発信またはアクセスするか、あるいは通話履歴が発生するかについて識別することができる。
【0029】
前記実行関数は、SIM番号を識別する実行関数と、SIMカードの状態を識別する実行関数と、SIMネットワーク属性を識別する実行関数と、SIM通信事業者の属性を識別する実行関数との中の1種または複数であってもよい。他の実施例では、前記実行関数は、SIMカードの基本動作属性を識別するためのその他の実行関数を含んでもよい。
【0030】
当業者は、技術の発展に伴い、移動通信端末のタイプまたは性能の差異は前記基本パラメータが上記の言及されていないパラメータ名称またはパラメータ数値またはパラメータ種類を含むこと、あるいは前記実行関数が上記の言及されていない関数を含むことにつながる可能性があるが、それは本発明の発明実質を制限すべきではないことがわかる。
【0031】
一実施の形態において、基本パラメータ取得モジュール231は、通話プロセスのシステムイベントを傍受し、対応するシステムデータを得ることに適する傍受モジュールと、システムデータを解析し、基本パラメータを特定することに適する解析モジュールとを備えてもよい。発明者は、ユーザがシステム通話をする場合、例えばユーザが前記移動通信端末110のシステムプロセスを用いて、ある番号へ発信するか着信に応答する場合、システム通話を傍受することにより、一連の発信通信を実施するカードスロットパラメータを含むシステムデータが得られることを見出した。発明者は、さらに、得られたシステムデータを解析し、前記基本パラメータを得ることができた。
【0032】
なかでも、上記の以下に言及される通話プロセスは受話または発信であってもよく、他のいかなる通話に関連する指令または動作であってもよいが、それは通話がつながるかに影響されるものではない。他の実施例では、前記通話プロセスはある操作指令を実行することや、メールをある番号に配信することであってもよい。
【0033】
具体的には、前記解析モジュールは、二回のシステム通話プロセスが対応するシステムデータにより比較解析を行い、変わったデータビットを得、基本パラメータをマーキングするためのデータビットを特定することにより、基本パラメータを特定することに適することができる。別の実施の形態において、前記解析モジュールは、基本パラメータによりフィルタリングのための文字列を設置し、設定された文字列に基づいて、得られたシステムデータをフィルタリングすることに適する。さらに別の実施の形態において、前記解析モジュールは、さらに、システム固有のデータビットを排除することに適する。
【0034】
別の実施の形態において、基本パラメータ取得モジュール231は、移動通信端末110のデータベースから通話履歴のカードスロットパラメータを得ることに適する。
【0035】
別の実施の形態において、基本パラメータ取得モジュール231は、ユーザに移動通信端末110を用いてシステム通信するように指示することに適するインタラクションモジュールをさらに備えてもよい。
【0036】
なかでも、実行関数取得モジュール232は、すべてのシステム関数をスキャンすることを含んでもよく、一部のシステム関数をスキャンすることを含んでもよい。例えばシステム関数の設定位置においてスキャンすることにより、規則が設定される実行関数を得る。
【0037】
一実施の形態において、実行関数取得モジュール232は、設定される実行関数の関数名またはその部分集合を含む文字列によりシステム関数を検索することに適する検索モジュールを備えてもよい。他の実施の形態において、実行関数取得モジュール232は、システムにおける実行関数とすべての設定される実行関数の可能な命名方法のまとめた結果とを比較し、設定された実行関数を得ることに適する比較モジュールを備えてもよい。
【0038】
なかでも、配置要素検索モジュール220と、配置要素取得モジュール230と、配置要素記録モジュール240との中の一つまたは複数は移動通信端末110にあってもよく、移動通信端末以外の装置、例えばクラウド装置にあってもよい。例えば、配置要素検索モジュール220と、配置要素取得モジュール230と、配置要素記録モジュール240とは、すべて移動通信端末にあり、あるいはすべて移動通信端末以外の装置、例えばクラウド装置にあってもよい。また、例えば、配置要素取得モジュール230が移動通信端末にあり、配置要素検索モジュール220と配置要素記録モジュール240とが移動通信端末以外の装置、例えばクラウド装置にあり、またはその逆である。また、例えば、配置要素検索モジュール220と配置要素取得モジュール230とが移動通信端末にあり、配置要素記録モジュール240が移動通信端末以外の装置、例えばクラウド装置にあり、またはその逆である。さらに、例えば、配置要素取得モジュール230と配置要素記録モジュール240とが移動通信端末にあり、配置要素検索モジュール220が移動通信端末以外の装置、例えばクラウド装置にあり、またはその逆である。
【0039】
なかでも、データベース120は、クラウド装置にあるクラウドデータベース121を少なくとも含んでもよい。データベース120はクラウド装置にあるクラウドデータベース121と、移動通信端末110にあるローカルデータベース122により共同で構成されてもよく、この場合、配置要素検索モジュール220はまずローカルデータベース122を検索してもよく、ネットワーキングの状況により、優先的に検索するデータベースを設置してもよい。配置要素記録モジュール240は得られた配置要素を優先的にクラウドデータベース121に格納してもよく、得られた配置要素をクラウドデータベース121とローカルデータベース122とに同調して格納してもよく、ネットワーキング状況により、配置要素を格納するデータベースを選んでもよい。
【0040】
図3は本発明に係るデュアルSIMクラウド識別システムの別の実施の形態概略模式図を示す。なかでも、デュアルSIMクラウド識別装置300は、デュアルSIM検索モジュール310と、配置要素検索モジュール320と、配置要素取得モジュール330と、配置要素記録モジュール340とを備えてもよい。なかでも、デュアルSIM検索モジュール310は、移動通信端末110のシステムパラメータまたは関数を解析することにより、または移動通信端末110を介してユーザとインタラクションすることにより、移動通信端末110がデュアルSIM端末であるかを確認することに適する。
【0041】
具体的には、デュアルSIM検索モジュール310は、移動通信端末110に設定される実行関数を検索することに適する実行関数取得モジュールと、前記設定された実行関数の関数名がデュアルSIMの特徴に合致するかを判断することに適する関数確認モジュールとを備えてもよい。この場合、配置要素取得モジュール330はシステム通話プロセスを傍受し、対応する基本パラメータを得ることに適することができる。一方、一実施の形態において、実行関数取得モジュール311と通信し、設定された実行関数を得ることができる。別の実施の形態において、上記に言及された実施の形態により、自らシステム関数をスキャンし、設定された実行関数を得ることができる。
【0042】
他の実施の形態において、デュアルSIM検索モジュール310は、移動通信端末のモデルを得ることに適するモデル取得モジュールと、前記モデルに基づいて、前記モデルがデュアルSIMモデルであるかを検索することに適する検索モジュールとを備えてもよい。具体的には、すべてのデュアルSIMモードを有する移動通信端末のモデルを集計しまとめ、前記まとめた結果に基づいて検索し、前記移動通信端末110がデュアルSIMモデルであるかを確認してもよい。
【0043】
他の実施の形態において、デュアルSIM検索モジュール310は、前記移動通信端末を介してユーザとインタラクションし、例えばユーザに前記移動通信端末がデュアルSIMモデルであるかを聞き、またはユーザに前記移動通信端末がシングルSIMモデルまたはデュアルSIMモデルであることを確認するように指示することに適するインタラクシンモジュールをさらに備えてもよい。
【0044】
本発明に係るデュアルSIMクラウド識別システムにおいて、上記のデュアルSIMクラウド識別装置を介してシステムの基本パラメータ及び実行関数を得、メーカに遮蔽される場合においても、デュアルSIM移動通信端末の配置要素を迅速かつ簡単に知ることができ、モデルごとに複雑な逆コンパイルをしなくても構わず、多くの人力物資を節約した。その上、上記のデュアルSIMクラウド識別システムに、クラウドにあるデータベースをさらに配置し、得られた配置要素をクラウドに記憶することにより、配置要素がより便利かつ簡単に他の同じモデルのユーザに得られ、第三者ソフトウェア開発者が手動で記録しデータベースに更新するステップが省略され、効率が大いに向上された。
【0045】
図4は本発明に係るデュアルSIMクラウド識別方法の一実施形態のフロー模式図を示す。
図4に示すように、前記方法は、以下のステップを備えてもよい。
【0046】
ステップS1では、デュアルSIM移動通信端末に対して、前記移動通信端末とマッチングする配置要素が存在するかを検出する。なかでも、前記配置要素は、フル通信機能を提供するための基本パラメータと実行関数との中のいずれか1種またはその組合せを含む。具体的には、前記フル通信機能は、SIMカードまたは番号を指定し、発信または受話を行うものと、指定されたSIMカードまたは番号に連絡先の操作を行うものと、指定されたSIMカードまたは番号の通話履歴を得るものと、指定されたSIMカードまたは番号の着信履歴を得るものと、指定されたSIMカードまたは番号の発信履歴を得るものと、指定されたSIMカードまたは番号にIP操作を行うものと、指定されたSIMカードまたは番号を所定のソーシャルアプリケーション等に関連付けさせるものとの中の一つまたは複数の機能が提供されることを備えてもよい。
【0047】
具体的には、ステップS1には、前記移動通信端末のモデルを得るステップと、前記モデルに基づいてデータベースで検索し、マッチングする配置要素が存在する場合、マッチングを完成させるステップとを備えてもよい。なかでも、前記移動通信端末のモデルは、例えば対応するメーカ名、例えば前記移動通信端末のシリアル番号とタイプ、例えば前記移動通信端末の製造ロット番号等を備えてもよい。
【0048】
ステップS1には、マッチングする配置要素が存在する場合、前記マッチングする配置要素を移動通信端末110にフィードバックし、例えば一部またはすべての基本パラメータまたは実行関数を移動通信端末110に返すかダウンロードするステップをさらに備える。
【0049】
一実施の形態において、ステップS1は、マルチメディアの手段、例えば音声、振動、写真、文字等の方式により、ユーザにマッチングが存在するまたはすでにマッチングを完成させたことを通知ステップ、またはユーザにマッチングする配置要素が存在しないことを通知するステップをさらに備えてもよい。
マッチングする配置要素が存在しない場合、ステップS2を実施する。なかでも、前記マッチングする配置要素が存在しないことは、データベースに前記モデルとマッチングする配置要素が存在しないことを含み、データベースに既存の記載された前記モデルとマッチングする配置要素にエラーがあることをさらに含んでもよい。
【0050】
具体的には、ステップS2には、システム関数またはデータを解析することにより、または通話プロセスにおけるシステムイベントを監視して解析することにより、移動通信端末の配置要素を得るステップを備える。
【0051】
一実施の形態において、ステップS2で前記移動通信端末の配置要素を得るステップは、対応する基本パラメータを得るステップを備えてもよい。なかでも、前記基本パラメータは、各SIMカードが対応するカードスロットのパラメータと、発信通信を実施するカードスロットパラメータと、着信通信を実施するカードスロットパラメータと、通話履歴が対応するカードスロットパラメータとの中の少なくとも1種またはその組合せを含む。他の実施例では、前記基本パラメータは、他のフル通信機能を提供するためのパラメータ、例えば他の前記移動通信端末の動作プロセスにおいてその通信にまたは他の機能に識別的な影響をもたらすことができるパラメータを含んでもよい。
【0052】
一つの具体的実施例では、システムの通話プロセスを傍受して、対応する基本パラメータを得ることができる。ユーザが移動通信端末により発信または受話する場合、通じるかどうかにかかわらず、システムイベントを傍受し、システムデータを記録および解析することにより、前記基本パラメータを得る。
【0053】
具体的実現形態では、上記のシステムデータを記録および解析するステップは、二回の通話中のシステムデータを比較するステップを備えてもよい。発信通信を実施するカードスロットパラメータを例にする。例えば、ユーザはそれぞれ二つのカードスロットにおけるSIMカードにより同じ番号に発信する場合、発信されたシステムデータを照合することにより、中では一つのデータビットの数値が変わると発見した場合、前記データビットは前記SIMカードと対応するカードスロットパラメータを示すためのものであることが分かり、さらに、それぞれ、二回の発信に用いられるSIMカードと対応するカードスロットパラメータが分かる。なかでも、二回の通話中のシステムデータを比較し、そのまま二回の通話で得られたシステムデータを直接比較してもよく、参照値を設定し、それぞれ二回の通話で得られたシステムデータをそれぞれ前記参照値と比較し、前記基本パラメータを得てもよい。
【0054】
別の具体的実現形態では、上記のシステムデータを記録および解析するステップは、基本パラメータに基づいて、設定された文字列を特定するステップと、設定された文字列に基づいてシステムデータをフィルタリングするステップとを備えてもよい。例えば、設定された文字列はSIMまたはslotであり、または基本パラメータを示すためのアルファベットの組合せを含み、前記文字列に基づいてシステムデータにおける各データビットの名称を検索し、カードスロットパラメータまたは他の基本パラメータをマーキングするためのデータビットを特定し、各SIMカードと対応するカードスロットのパラメータまたは他の基本パラメータがさらに分かる。
【0055】
別の具体的実現形態では、システムデータを記録および解析するステップは、システム固有のパラメータを排除するステップを備えてもよい。具体的には、システムデータにはあるシステム固有のデータビット、例えば時間、通話時間等があり、異なる発信過程にはその数値も変わるが、これらのシステム固有のパラメータは移動通信端末の製造過程において製造メーカからそれに対して定義されることができないため、基本パラメータをマーキングするデータビットとなることはできない。これらのシステム固有のパラメータを排除することで、基本パラメータを得る効率を効果的に向上することができる。
【0056】
さらに別の具体的実現形態では、上記の実現の方法を組み合わせてもよく、例えば、二回の通話中のシステムデータを比較し、複数のデータビットが変わったと発見した場合、各変わったデータビットを一々解析してもよく、設定された文字列によりこれらの変わったデータビットをフィルタリングしてもよく、これらの変わったデータビットにおけるシステム固有のパラメータを排除し、基本パラメータを得てもよい。
【0057】
なお、移動通信端末のデータベースにアクセスすることにより、通話履歴のカードスロットパラメータ値を得、上記の実施の形態を組み合わせて、対応する基本パラメータを得ることができる。
【0058】
他の実施の形態において、基本パラメータを得る前に、システム通信プロセスを起動させるステップをさらに備えてもよい。具体的には、複数の方法を備えてもよい。例えば、ユーザにそれぞれ異なるカードスロットのSIMカードによりシステム通信の方法で設定された番号に発信または発信するように指示し、システム通話プロセスを起動させ、システム通話データを得ることができる。また、例えば、ユーザにそれぞれ異なるカードスロットのSIMカードによりシステム通信の方法でメールを送信するように指示し、システム通話プロセスを起動させ、システム通話データを得ることができる。また、例えば、指示を一切せず、ユーザの通信プロセスを監視し、ユーザがシステム通信方法により発信または受話する場合、システムイベントを解析し、システム通話データを得ることができる。
【0059】
一実施の形態において、ステップS2で前記移動通信端末の配置要素を得るステップは、設定された実行関数を得るステップを備えてもよい。
【0060】
なかでも、発明者は市販のすべてのデュアルSIMモデルについて多く実践と集計した後で、デュアルSIMモデルにはある一部の実行関数の関数名が所定の命名方法を有する、例えば所定の文法等を含むことを発見した。なかでも、前記設定された実行関数は、SIM番号を識別する実行関数と、SIMカードの状態を識別する実行関数と、SIMネットワーク属性を識別する実行関数と、SIM通信事業者の属性を識別する実行関数との中の1種または複数であってもよい。他の実施の形態において、前記設定された実行関数は、フル通信機能を提供するためのその他の実行関数、例えばSIMカードの基本動作属性を識別するためのその他の実行関数をさらに含んでもよい。
【0061】
具体的には、設定された実行関数を得るステップは、設定される実行関数の関数名またはその部分集合を含む文字列によりシステム関数を検索するステップを備えてもよい。別の実施の形態において、設定された実行関数を得るステップは、各設定された実行関数の可能な命名方法をまとめるステップと、システムにおける実行関数と纏められた結果とを照合し、設定された実行関数が存在するかを判断するステップとを備えてもよい。
【0062】
一実施の形態において、設定された実行関数を得るステップは、検索位置を設定するステップをさらに備えてもよい。発明者が市場における汎用のすべてのデュアルSIMモデルを研究および集計し、その実行関数の出現位置が一定の規律に適合し、設定された検索位置において実行関数を検索すれば、検索の効率を大幅に向上できると発見した。もちろん、すべてのシステム関数をエルゴディックすることで設定された実行関数を得てもよい。
【0063】
なお、設定された実行関数を得た後、設定された実行関数に基づいて、他の実行関数の関数名を得るステップをさらに備えてもよい。例えば、SIMカード番号を識別する実行関数の関数名としてGeuinelnumberを用いた場合、前記モデルにおいて他の実行関数の命名規則が第1の種別に該当する。SIMカード番号を識別する実行関数の関数名としてGetline1number Geminiを用いた場合、前記モデルの他の実行関数の命名規則が第2の種別に該当する。
【0064】
ステップS3では、前記移動通信端末の配置要素を得た後、前記移動通信端末モデルのマッチングを完成させ、前記モデル及びそのマッチングする配置要素をデータベースに格納する。
【0065】
具体的には、得られた基本パラメータ及び/又は実行関数をクラウドデータベースにアップロードしてもよい。この後、同じモデルの移動通信端末装置を検索する場合、前記クラウドデータベースからマッチングする基本パラメータ及び/又は実行関数が得られ、よって、マッチングする配置要素により、フル通信機能を提供し、ユーザのニーズを満たすことができる。
【0066】
図5を参照されたい。本発明に係るデュアルSIMクラウド識別装置の別の実施の形態において、ステップS1の前に、前記移動通信端末110がデュアルSIM端末であるかを検出するステップS100をさらに備えてもよい。メーカの制限により、通常、第三者の通信ソフトウェアはそのまま前記移動端末のハードウェアパラメータを読み取ることができず、さらに、一部のモデルにおいて、システムパラメータを記憶するデータベースにアクセスすることもできない。したがって、移動通信装置がデュアルSIM装置であるかを検出することは、システム関数またはパラメータまたはモデルを解析することにより、またはユーザとインタラクションすることにより実現するしかない。
【0067】
一実施の形態において、ステップS100には、システムの実行関数をスキャンし、関数名を判断することにより、デュアルSIM端末であるかを判断するステップS101をさらに備える。
【0068】
具体的には、ステップS101では、設定される実行関数の関数名またはその部分集合を含む文字列によりシステム関数を検索し、設定された実行関数が検索された後、これらの実行関数の関数名がデュアルSIMの特徴に合致するかを判断するステップを備えてもよい。なかでも、各設定された実行関数を確認し、すべてデュアルSIMの特徴に合致する場合、前記移動通信端末はデュアルSIMモデルであると考えられる。また、一定の数を設定し、デュアルSIMの特徴に合致する設定された実行関数の数が設定された数に達した場合、前記移動通信端末はデュアルSIMモデルであると考えられる。
【0069】
他の具体的実施例では、ステップS101は、以下のように実現されている。すなわち、さらに各設定された実行関数の可能なデュアルSIMの特徴をまとめ、システムにおける実行関数と纏められた結果とを照合し、デュアルSIMの特徴に合致する設定された実行関数が存在するかを判断し、前記移動通信端末がデュアルSIMモデルであるかの判断結果を得る。
【0070】
ステップS101において前記移動通信端末がデュアルSIMモデルであると判断した場合、後のステップS2で、直接にステップS101において得られた設定される実行関数により、前記移動通信端末の配置要素を得る。
【0071】
別の実施の形態において、ステップS100は、すべてのデュアルSIMモデルのモデル、例えばメーカ名及び移動通信端末のタイプをまとめるステップと、前記移動通信端末のモデルを得、次に、前記モデルに基づいて検索し、前記移動通信端末がデュアルSIM端末であるかを確認するステップとを備えてもよい。
【0072】
さらに別の実施の形態において、ステップS100は、移動通信端末のシステム関数を検索し、カードスロットを示すためのパラメータの数を検出するステップを備えてもよい。具体的には、特定のフィールドを有する文字列に基づいて、例えば、SIMまたはslot等を検索し、カードスロットを示すためのパラメータを得ることができる。前記文字列を含むパラメータの数が一つ以上であり、例えばslot1とs1ot2がある場合、前記移動通信端末はデュアルSIMモデルであると判断する。
【0073】
さらに別の実施の形態において、ステップS100は、ユーザとインタラクションし、さらに前記移動通信端末の検出結果を得ることを備えてもよい。例えば、ユーザに前記移動通信端末がデュアルSIMモデルであるかを聞き、またはユーザに前記移動通信端末がシングルSIMモデルであるかデュアルSIMモデルであるかを聞く。なかでも、インタラクションのみにより前記移動通信端末がデュアルSIM端末であるかの検出結果を得てもよく、上記の他の実施の形態の中のいずれか1種または複数と組み合わせ、前記移動通信端末がデュアルSIM端末であるかを検証してもよい。
【0074】
前記移動通信端末はデュアルSIM端末であることが検出された場合、ステップS1を実施する。上記のデュアルSIMクラウド識別方法は、デュアルSIM移動通信端末にマッチングできていない場合、システム関数をスキャンし、及びシステム通話から得たデータを解析することにより、移動通信端末に対応する配置要素を得、従来の機器ごとに逆コンパイルを行う必要がある不都合を解消し、効率を大幅に向上した。
【0075】
図6を参照されたい。本発明は、デュアルSIMクラウド識別方法の実施の形態をさらに提供する。具体的には、前記移動通信端末のシステム関数またはデータを解析することにより、または前記移動通信端末のモデルに基づいて、前記移動通信端末がデュアルSIM端末であるかを判断するステップS1101と、前記移動通信端末がデュアルSIM端末であると確認された場合、データベースに前記移動通信端末におけるSIMカードとマッチングする配置要素が存在するかを検出し、前記配置要素がフル通信機能を提供するための基本パラメータと実行関数との中の少なくとも1種を含むステップS1102と、検出結果に基づいて、前記移動通信端末のマッチングを完成させるステップS1103と、を備えてもよい。
【0076】
なかでも、ステップS1101では、上記のいずれかの実施形態により前記移動通信端末がデュアルSIM端末であるかを検索することができる。例えば、すべてのデュアルSIM移動通信端末のモデルを纏め、前記移動通信端末のモデルに基づいて検索し、前記移動通信端末がデュアルSIMモデルであるかを判断することができる。あるいはシステム関数を検索し、カードスロットを示すためのパラメータの数により前記移動通信端末がデュアルSIMモデルであるかを判断できる。あるいは設定される実行関数の関数名またはその部分集合を含む文字列によりシステム関数を検索できる。あるいは各設定された実行関数の可能な命名方法を纏め、システムにおける実行関数と纏められた結果とを照合し、設定された実行関数を得ることができる。
【0077】
前記移動通信端末はデュアルSIM端末であることが検出された場合、ステップS1102を実施する。データベースで前記移動通信端末とマッチングする配置要素が検索された場合、前記マッチングする配置要素をダウンロードし、または前記移動通信端末に送信し、マッチングを完成させる。
【0078】
図7を参照されたい。本発明は、デュアルSIMクラウド識別方法を用いた移動通信端末装置をさらに提供する。一実施の形態において、前記装置1310は、デュアルSIM機能を備えるカードスロット1320と、検索モジュール1330と、取得モジュール1340と、伝送モジュール1350とを備えてもよい。
【0079】
なかでも、検索モジュール1330は、検出データを送信し、移動通信端末1310とマッチングする配置要素が存在するかを検出し、及び移動通信端末1310のマッチング結果を受信することに適する。
【0080】
取得モジュール1340は、システム通話プロセスにおけるシステムイベントを監視して解析することにより、またはシステム関数またはデータを解析することにより、前記移動通信端末とマッチングする配置要素を得ることに適する。
【0081】
伝送モジュール1350は、得られた配置要素を、ネットワークを介して伝送することに適する。
【0082】
具体的には、前記配置要素は、フル通信機能を提供するための基本パラメータと実行関数との中の少なくとも1種を含む。
【0083】
なかでも、前記基本パラメータは、各SIMカードが対応するカードスロットのパラメータと、発信通信を実施するカードスロットパラメータと、着信通信を実施するカードスロットパラメータと、通話履歴が対応するカードスロットパラメータとの中の一つのデータまたはその組合せを含んでもよい。他の実施例では、前記基本パラメータは、前記移動通信端末の動作プロセスにおいてその通信にまたは他の機能に識別的な影響をもたらすことができるその他のパラメータを備えてもよい。
【0084】
なかでも、前記実行関数は、SIM番号を識別する実行関数と、SIMカードの状態を識別する実行関数と、SIMネットワーク属性を識別する実行関数と、SIM通信事業者の属性を識別する実行関数との中の1種または複数であってもよい。他の実施例では、前記実行関数は、SIMカードの基本動作属性を識別するためのその他の実行関数であってもよい。
【0085】
一実施の形態において、取得モジュール1340は、前記移動通信端末を用いてシステム通話プロセスを起動させることをユーザに指示することをさらに備える。例えば、通話プロセスにおけるシステムイベントに対する監視を完成させ、システムデータを得るために、ユーザに異なるSIMカードで発信または受話するように指示する。
【0086】
一実施の形態において、検索モジュール1330は、前記移動通信端末のモデル、例えば対応するメーカ名、例えば前記移動通信端末のシリアル番号とタイプ、例えば前記移動通信端末の製造ロット番号等を得ることとをさらに備える。この後、検索モジュール1330は得られたモデルを送信し、検索結果を得る。
【0087】
一実施の形態において、伝送モジュール1350は、前記基本パラメータ及び/又は実行関数をクラウドデータベース、または前記移動通信装置と接続された他の装置、例えば他の移動通信装置に伝送してもよい。
【0088】
さらに別の実施の形態において、移動通信端末1310は、移動通信端末のマッチング結果をユーザに提示することに適する表示モジュールをさらに備える。
【0089】
別の実施の形態において、移動通信端末1310は、前記移動通信端末1310がデュアルSIMモデルであるかを検出することに適するデュアルSIM検出モジュール1360をさらに備える。なかでも、一つの具体的実施例では、前記デュアルSIM検出モジュール1360はシステム関数をスキャンし、設定された実行関数を得、前記設定される実行関数の関数名がデュアルSIMの特徴に合致するかを判断し、前記移動通信端末1310がデュアルSIMモデルであるかを判断することができる。別の具体的実施例では、前記デュアルSIM検出モジュール1360は、さらに、移動通信端末1310のモデルに基づいて検索し、前記移動通信端末1310がデュアルSIMモデルであるかを確認することができる。さらに別の具体的実施例では、前記デュアルSIM検出モジュール1360は、さらにユーザとインタラクションすることにより、ユーザの入力に基づいて前記移動通信端末1310がデュアルSIMモデルであるかを確認することができる。
【0090】
図8を参照されたい。本発明は、上記のデュアルSIMクラウド識別方法を用いたネットワーク装置をさらに提供する。一実施の形態において、前記装置は、
所定の移動通信端末からの指令またはデータを受信することに適し、前記所定の移動通信端末がデュアルSIM端末であってもよいが、それに限定されず、例えば前記所定の移動通信端末は、一つまたは複数のデュアルSIM端末であってもよく、一つまたは複数のシングルSIM端末であってもよく、さらに、デュアルSIM端末とシングルSIM端末の集合であってもよい受信モジュール410と、
移動通信端末のモデルとマッチングする配置要素を記憶することに適するデータベース420と、
受信モジュール410に受信された指令またはデータに基づいて、データベース420で検索し、検索結果をフィードバックすることに適する検索モジュール430と、
前記所定の移動通信端末とマッチングする配置要素が存在しない場合、受信モジュール410に受信されたデータに基づいて、比較解析を行うことにより、前記所定の移動通信端末と対応する配置要素を得ることに適し、前記配置要素が、フル通信機能を提供するための基本パラメータと実行関数との中の少なくとも1種を含む取得モジュール440と、
取得モジュール440からの配置要素をデータベース420に記憶することに適する記
憶モジュール450と、を備えてもよい。
【0091】
なかでも、前記フル通信機能は、SIMカードまたは番号を指定し、発信または受話を行うものと、指定されたSIMカードまたは番号に連絡先の操作を行うものと、指定されたSIMカードまたは番号の通話履歴を得るものと、指定されたSIMカードまたは番号の着信履歴を得るものと、指定されたSIMカードまたは番号の発信履歴を得るものと、指定されたSIMカードまたは番号にIP操作を行うものと、SIMカードまたは番号を指定し、所定のソーシャルアプリケーション等に関連付けさせるものとの中の一つまたは複数の機能を提供することを含んでもよい。前記基本パラメータは、カードスロットを示すための対応する識別番号と、各カードスロットが対応するSIMカードの状態値と、SIMカードの通話履歴と、SIM着信履歴との中の一つのデータまたはその組合せを含んでもよく、あるいは前記移動通信端末の動作プロセスにおいてその通信にまたは他の機能に識別的な影響をもたらすことができるその他のパラメータであってもよい。前記実行関数は、SIM番号を識別する実行関数と、SIMカードの状態を識別する実行関数と、SIMネットワーク属性を識別する実行関数と、SIM通信事業者の属性を識別する実行関数との中の1種または複数であってもよく、あるいはSIMカードの基本動作属性を識別するためのその他の実行関数であってもよい。
【0092】
一実施の形態において、受信モジュール410は、所定の移動通信端末のモデルを受信し、また、前記モデルにマッチングする配置要素が存在するかの指令を検索する。検索モジュール430は、前記指令に基づいて、データベース420で前記モデルを検索し、マッチングする配置要素が存在する場合、前記配置要素を前記移動通信端末に返し、マッチングする配置要素が存在しない場合、前記マッチングする配置要素がないという検索結果を前記移動通信端末にフィードバックする。
【0093】
一実施の形態において、データベース420に前記モデルとマッチングする配置要素が存在しない場合、受信モジュール410は、所定の移動通信端末からの実行関数及び基本パラメータを含むシステム通信データをさらに取得モジュール440に送信する。取得モジュール440は、前記システム通信データをさらに解析し、例えば各データビットのデータ値を比較すること等により、基本パラメータを得る。
【0094】
別の実施の形態において、データベース420に前記モデルとマッチングする配置要素が存在しない場合、取得モジュール440は、所定の移動通信端末からのシステム通信データを受信し、前記システム通信データをさらに解析することにより基本パラメータを得る。一方、取得モジュール440は、前記所定の移動通信端末をスキャンし、実行関数を得る。
【0095】
本発明が提供する上記のデュアルSIMクラウド識別方法、装置及びシステム、及び前記デュアルSIMクラウド識別方法に適用する移動通信端末とクラウド装置は、すべてTouchPal(登録商標) Contactsの第三者の通信ソフトウェアに適用する。
【0096】
従来技術に比べ、本発明の各実施の形態では、システム関数をスキャンして対応する実行関数を得るステップと、システム通信プロセスを監視して対応する基本パラメータを得るステップとにより、少なくとも2枚のSIMカードを備える移動通信端末がフル通信機能を実施することに必要な配置要素を得、従来の方法で逆コンパイルの手段に依存しなければならないという制限が無くなり、それ以上メーカの歩調を合わせて常に新しいモデルを購入しなくても構わず、第三者の通信ソフトウェア開発による人力と経済コストを大幅に節約した。
【0097】
なお、本発明の各実施の形態において、データベースにユーザのモデルとマッチングする配置要素が存在しなくても、ユーザは簡単な操作でそのモデルとマッチングする配置要素が得られ、ネットワークを介して前記マッチングする配置要素をデータベースに格納し、他のそれと同じモデルを持つとともに、データベースを介してマッチングするいかなるユーザは前記マッチングする配置要素を得ることができ、前記モデルが主流のモデルであるかは制限条件とならず、ユーザエクスペリエンスを極めて大きく最適化にした。
【0098】
当業者は、本発明に記載のSIMカードは移動通信端末に装着されるインテリジェントチップまたはユーザIDチップであり、前記移動通信端末ユーザの情報、暗号化される秘密キー及び通話履歴、連絡先リスト等の内容を記憶することができ、ユーザ識別認証、顧客の通話時の音声情報暗号化等のサービスを提供することができ、それはmicro SIMカード、またはnano SIMカード等であってもよいことが分かるべきである。本発明に記載の「デュアルSIM」は2枚のSIMカードまたは他の通信カードに制限されるものではなく、本発明の精神を変えることなく、2枚以上のSIMカードまたは他の通信カードに適用してもよく、さらに、一枚のSIMカードに二つのまたは複数の番号を含む状況に適用することができる。それに対応して、前記配置要素中の基本パラメータは、他の異なるSIMカードまたは同じSIMカードにおける異なる番号を区別するためのパラメータを含んでもよい。
【0099】
本明細書及び特許請求の範囲では、用語「含む」または類似する用語は、非排他的に含むことを図るものであるので、一連の部材を含む方法または装置は、単独で挙げられたそれらの部材のみならず、さらに、他の挙げられていない部材を含んでもよい。以上に本発明の模式的実施の形態を具体的に示し説明した。本発明は開示された実施の形態に制限されるものではなく、逆に、本発明の趣旨は添付する請求項の精神と範囲に含まれる種々の変形と等価の構成を包含することである。