特許第6453604号(P6453604)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6453604
(24)【登録日】2018年12月21日
(45)【発行日】2019年1月16日
(54)【発明の名称】長尺構造部材
(51)【国際特許分類】
   F16D 3/14 20060101AFI20190107BHJP
   B60B 35/16 20060101ALI20190107BHJP
   B60B 35/14 20060101ALI20190107BHJP
   F16C 3/02 20060101ALN20190107BHJP
【FI】
   F16D3/14
   B60B35/16 Z
   B60B35/14 Z
   !F16C3/02
【請求項の数】3
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-205894(P2014-205894)
(22)【出願日】2014年10月6日
(65)【公開番号】特開2016-75342(P2016-75342A)
(43)【公開日】2016年5月12日
【審査請求日】2017年7月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】597021598
【氏名又は名称】株式会社イケヤフォ−ミュラ
(74)【代理人】
【識別番号】100110629
【弁理士】
【氏名又は名称】須藤 雄一
(74)【代理人】
【識別番号】100166615
【弁理士】
【氏名又は名称】須藤 大輔
(72)【発明者】
【氏名】池谷 信二
【審査官】 星名 真幸
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭57−043012(JP,A)
【文献】 実開昭62−151424(JP,U)
【文献】 特開2012−141000(JP,A)
【文献】 実開平03−046023(JP,U)
【文献】 特開2011−140998(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16D 3/14
B60B 35/14
B60B 35/16
F16C 3/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸状の長尺構造部材であって、
ダンピングトルクを伝達する中空のアウターシャフトと、
このアウターシャフトの軸心部に配置され一端部が前記アウターシャフトの一端部に一体的な回転が可能に結合され他端部が前記アウターシャフトの他端部に対して相対回転可能な駆動トルクを伝達するトーションバーと、
前記アウターシャフト及びトーションバーの他端部間に設けられ前記トーションバーの捩じれ動作をダンピングするダンピング結合部と、
を備えた長尺構造部材であって、
前記アウターシャフトの一端部の外周にファイナルドライブのデファレンシャル装置のインナースプラインにスプライン嵌合するスプラインを備えると共に、前記トーションバーの他端部にホイールを結合させるホイール結合部を備えた、
ことを特徴とする長尺構造部材。
【請求項2】
請求項1記載の長尺構造部材であって、
前記アウターシャフトに対し前記トーションバーが軸方向相対移動可能に配置され、
前記トーションバーの一端部を前記アウターシャフトの一端部外に突出させ、
前記アウターシャフトの一端部外に突出した前記トーションバーの部分で前記アウターシャフトと前記トーションバーとの間に軸方向に付勢力を発生する弾性体を介設し、
前記ダンピング結合部は、前記弾性体の付勢力で締結されて摩擦力によりダンピングする機構である、
ことを特徴とする長尺構造部材。
【請求項3】
請求項1又は2記載の長尺構造部材であって、
前記アウターシャフト及びトーションバー間に、前記トーションバーの設定以上の捻れ動作を防止する係合突起及び係止突起を備えた、
ことを特徴とする長尺構造部材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のアクスルシャフト等に供される長尺構造部材に関する。
【背景技術】
【0002】

一般に、特許文献1、2に記載されたアクスルシャフト等の軸状の長尺構造部材では、トルク伝達を可能にする径を維持させつつ細く形成することでトーショナルダンパーを構成することができ、急発進やトランスミッションの急変速等によるショックロードを大幅に軽減することが可能となる。
【0003】
しかし、ショック吸収後の揺れ戻しの継続をダンピングする構造が必要となるため、スペース的に無理があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2014−125041号公報
【特許文献2】特開2014−163493号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
解決しようとする問題点は、アクスルシャフト等の長尺構造部材をトーショナルダンパーとして構成する場合、ダンピング構造を付加するためにスペース的に無理があった点である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、アクスルシャフト等の長尺構造部材をトーショナルダンパーとして構成する場合に、ダンピング構造をスペース的に無理なく付加することを可能とするために、軸状の長尺構造部材であって、ダンピングトルクを伝達する中空のアウターシャフトと、このアウターシャフトの軸心部に配置され一端部が前記アウターシャフトの一端部に一体的な回転が可能に結合され他端部が前記アウターシャフトの他端部に対して相対回転可能な駆動トルクを伝達するトーションバーと、前記アウターシャフト及びトーションバーの他端部間に設けられ前記トーションバーの捩じれ動作をダンピングするダンピング結合部とを備えた長尺構造部材であって、前記アウターシャフトの一端部の外周にファイナルドライブのデファレンシャル装置のインナースプラインにスプライン嵌合するスプラインを備えると共に、前記トーションバーの他端部にホイールを結合させるホイール結合部を備えた
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、上記構成としたため、トーションバーによりショックエネルギーの吸収量を増大させることができる。アウターシャフトとトーションバーとの二重構造によりダンピング結合部をスペース的に無理なく設けることができ、トーションバーの捩じれ振動をダンピングし、揺れ戻しの捩じれ振動を早期に収束させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】アクスルシャフトの断面図である。(実施例)
図2】アウターシャフトの断面図である。(実施例)
図3アクスルシャフトの断面図である。(実施例)
図4】トーションバーの側面図である。(実施例)
図5】(A)は、アウタープレートの正面図、(B)は、インナープレートの正面図、(C)は、ストッパープレートの正面図である。(実施例)
【発明を実施するための形態】
【0009】
アクスルシャフト等の長尺構造部材をトーショナルダンパーとして構成する場合に、ダンピング構造をスペース的に無理なく付加することを可能にするという目的を、ダンピングトルクを伝達する中空のアウターシャフトと、このアウターシャフトの軸心部に配置された主駆動トルクを伝達するトーションバーと、前記アウターシャフト及びトーションバー間に設けられ前記アウターシャフトに対する前記トーションバーの捩じれ動作をダンピングするダンピング結合部とを備えることで実現した。
【0010】
前記ダンピング結合部は、多板間の摩擦力によりダンピングする機構であってもよい。
【0011】
前記アウターシャフトに対し前記トーションバーが軸方向相対移動可能に配置され、 前記アウターシャフトと前記トーションバーとの間に軸方向に付勢力を発生する弾性体を介設し、前記ダンピング結合部は、前記アウターシャフトの他端部と前記トーションバーの他端部とに各別に係合して交互に配置され前記弾性体の付勢力で締結されるアウタープレート及びインナープレートとを備えてもよい。
【実施例1】
【0012】
図1は、アクスルシャフトの断面図である。
【0013】
図1は、軸状の長尺構造部材の一例としてアクスルシャフト1を適用している。軸状の長尺構造部材としては、その他、プロペラシャフト、フロントエンジンリヤドライブ構造のエクステンションシャフトなどを適用することもできる。
【0014】
アクスルシャフト1は、この構造物を構成する中空のアウターシャフト3と、弾性部としてトーションバー5とを備えている。アウターシャフト3は、ダンピングトルクを伝達し、トーションバー5は、駆動部材として主駆動トルクを伝達する。
【0015】
トーションバー5は、アウターシャフト3の軸心部に配置され一端部7がアウターシャフト3の一端部9に一体的な回転が可能に結合されている。トーションバー5の他端部11はアウターシャフト3の他端部13に対して相対回転可能な構成となっている。
【0016】
アウターシャフト3及びトーションバー5の他端部13、11間には、ダンピング結合部15が設けられている。本実施例においてダンピング結合部15は、アウターシャフト3及びトーションバー5の他端部13、11間を相対回転可能に結合する結合部を構成するとともに、アウターシャフト3に対するトーションバー5の捩じれ動作をダンピングするものである。但し、ダンピング結合部15を、単なる結合部として構成し、アウターシャフト3及びトーションバー5の他端部13、11間を相対回転可能に結合する機能のみを有する構成にすることもできる。結合部としては、アウターシャフト3の他端部13に、トーションバー5の他端部11が回転自在に支持される構成であればよい。
【0017】
アウターシャフト3に対しトーションバー5が軸方向相対移動可能に配置され、アウターシャフト3とトーションバー5との間に軸方向に付勢力を発生する弾性体として複数枚の皿ばね17が介設されている。
【0018】
図2は、アウターシャフトの断面図、図3は、アクスルシャフトの断面図である。
【0019】
図2のアウターシャフト3は、機械構造用炭素鋼などにより中空に形成され、均一径の中間部8に対し、一端部9の内周に六角嵌合穴部18が形成されている。六角嵌合穴部18は、六角形断面の穴で形成されている。この六角嵌合穴部18は、後述の六角嵌合軸部29に嵌合させ、一端部9においてアウターシャフト3からトーションバー5へ回転伝達するものであり、スプライン、キー、その他の多角形軸など他の構造を適宜採用することができる。
【0020】
一端部9の開口端内周にはインロー部19が形成されている。一端部9の外周には、スプライン21が形成されている。一端部9のスプライン21は、図示しないデファレンシャル装置のサイド・ギヤのインナースプラインにスプイライン嵌合し、デファレンシャル装置からのトルク伝達が可能となっている。
【0021】
図2図3のように、アウターシャフト3の他端部13には、径を拡大した拡径部23が形成されている。拡径部23の内周には、回転係合用の凹条23aが軸方向に沿って形成され、周方向6箇所に均等配置されている。拡径部23の内周奥側には、2箇所のストッパー用の係止突起23bが180°配置で設けられている。拡径部23の内周とアウターシャフト3の中間部8との間には、中間部8の内径よりも大きく拡径部23の内径よりも小さな径の軸支持部27が形成されている。
【0022】
図4は、トーションバーの側面図である。
【0023】
図4のトーションバー5は、例えばばね鋼で形成され、均一径の中間部25に対し、一端部7には、六角嵌合軸部29と雄ねじ部31とが順次形成されている。六角嵌合軸部29は、断面が六角形に形成されている。トーションバー5の他端部11には、四角軸部33とホイール結合部35とが順次形成されている。四角係合軸部33の角部外周部33aは、軸支持部27に相対回転可能に軸支持されるように、円の一部を構成する曲率を有している。
【0024】
四角係合軸部33は、断面が四角形に形成されている。この四角係合軸部33は、後述のインナープレート45を嵌合させ、インナープレート45がトーションバー5と共に回転するように構成したものであり、スプライン、キー、その他の多角形軸など他の構造を適宜採用することができる。
【0025】
ホイール結合部35には、フランジ部35aとスプライン35bとが形成されている。
【0026】
このトーションバー5が、アウターシャフト3内に挿入され、六角嵌合軸部29が六角嵌合穴部18に嵌合して前記一体的な回転が可能なように結合される。四角係合軸部33の角部外周部33aは、軸支持部27に相対回転可能に軸支持される。この状態でトーションバー5は、アウターシャフト3に対し軸方向相対移動可能に配置された構成となる。
【0027】
雄ねじ部31は、アウターシャフト3外へ突出する。アウターシャフト3のインロー部19にばね座37が嵌め込まれ、このばね座37に対し前記皿ばね17が、ナット41により締結されている。この締結結合によりトーションバー5は、アウターシャフト3の他端部13側から一端部9側方向へ向けた付勢力を受ける。
【0028】
ダンピング結合部15は、多板間の摩擦力により前記ダンピングを行なう機構である。ダンピング結合部15は、アウターシャフト3に対するトーションバー5の捩じれ動作をダンピングできればよく、多板間の摩擦力に限らず、コーンクラッチ、或いは粘性流体や磁性流体を用いたクラッチなどでもよく、さらにはダンピング用のゴムをアウターシャフト3及びトーションバー5間に固着する構成にすることもできる。さらに、アウターシャフト3及びトーションバー5間の隙間全体に粘性流体を充填する構成にすることもできる。
【0029】
このダンピング結合部15は、アウタープレート43及びインナープレート45とを備えている。アウタープレート43及びインナープレート45は、アウターシャフト3の他端部13とトーションバー5の他端部11とに各別に係合して交互に配置され、前記皿ばね17の付勢力で締結される。
【0030】
図5(A)は、アウタープレートの正面図、(B)は、インナープレートの正面図、(C)は、ストッパープレートの正面図である。
【0031】
図5(A)のように、アウタープレート43は、外周に6箇所の突部43aが形成され、内周は、円形の穴43bとなっている。穴43bは、トーションバー5の四角軸部33の角部外周部33aに遊嵌する径を有している。
【0032】
図5(B)のように、インナープレート45の外周は、円形に形成され、拡径部23の内周に遊嵌する外径を有している。インナープレート45の内周は、四角軸部33に嵌合する角穴45aとなっている。インナープレート45には、油孔45bが形成されている。
【0033】
図5(C)のように、ストッパープレート47には、外周の2箇所にストッパー用の係合突起47aが180°配置で設けられている。ストッパープレート47の内周は、四角軸部33に嵌合する角穴47bとなっている。
【0034】
そして、ストッパープレート47が角穴47bで四角軸部33に嵌合して拡径部23内の奥側に配置される。この配置で係止突起23bに係合突起47aが位置的に対応する。このストッパープレート47側からインナープレート45、アウタープレート43の順に交互に配置され、インナープレート45は、角穴45aにより四角軸部33に嵌合し、アウタープレート43の突部43aが拡径部23の凹条23aに係合する。外端部のアウタープレート43は、フランジ部35aに当接し、前記皿ばね17の付勢力をフランジ部35aを介して受けるようになっている。
【0035】
したがって、アウターシャフト3の一端部9のスプライン21が、図示しないデファレンシャル装置のサイド・ギヤのインナースプラインにスプイライン嵌合し、ホイール結合部35に図示しないホイールが結合された車両搭載状態で、サイド・ギヤ及びホイール間でショックロードが発生すると、トーションバー5の他端部11側が一端部7側に対して捻られ、その捻り弾性力でショックロードを吸収する。
【0036】
このとき、トーションバー5には、揺れ戻しによりアウターシャフト3に対する捻れ振動が発生する。ダンピング結合部15では、アウタープレート43に対しインナープレート45が相対回転して摩擦摺動してアウターシャフト3がダンピングトルクを伝達し、トーションバー5の捻り振動を減衰(ダンピング)する。
【0037】
トーションバー5が大きく捻られるとストッパープレート47の係合突起47aがアウターシャフト3の係止突起23bに係止され、設定以上の捻れが防止される。
【0038】
つまり、トーションバー5は、外形が細く形成され、捻れ剛性を低下させ、その外側にアウターシャフト3を配置し、このトーションバー5とアウターシャフト3との径方向間にダンピング結合部15を設けたものである。
【0039】
また、ナット41を締め上げることでダンピング結合部15のアウタープレート43及びインナープレート45が摩擦トルクを増大させることができる。
【0040】
トーションバー5は、ショックトルクが発生したときねじれることでショックエネルギーを蓄え、平坦なトルクとしてホイールに伝達する。このとき、ダンピング結合部15のアウタープレート43及びインナープレート45が摺動し、揺れ戻しエネルギーを吸収する。
【0041】
アクスルシャフト1の捻れ剛性、すなわちばね定数は、伝達トルクにより変化せず一定であるため、大きなトルクであってもショックは発生しない。
【0042】
また、アクスルシャフト1は、ファイナルドライブよりも下流にある。したがって、小さな捩じれ角がファイナルドライブ上流の減速比を乗じた大きな捩じれ角と等価である。その上、アクスルシャフト1は長く捩じれ角が大きい上に内外二重構造である。結果、吸収可能エネルギーは、他の箇所に設置した場合に比較して格段に大きくなる。また、他の部品の変更なくダンパーを簡単に設けることができる。
【0043】
[実施例の効果]
本発明実施例のトーショナルダンパーであるアクスルシャフト1は、ダンピングトルクを伝達する中空のアウターシャフト3と、このアウターシャフト3の軸心部に配置され一端部7がアウターシャフト3の一端部9に一体的な回転が可能に結合され他端部11がアウターシャフト3の他端部13に対して相対回転可能な主駆動トルクを伝達するトーションバー5と、アウターシャフト3及びトーションバー5の他端部13、11間を相対回転可能に結合するダンピング結合部15とを備えた。
【0044】
このため、アウターシャフト3とトーションバー5との構造によりトーションバー5を細くしてショックエネルギーの吸収量を増大させることができる。
【0045】
前記ダンピング結合部15は、アウターシャフト3に対するトーションバー5の捩じれ動作をダンピングする。
【0046】
このため、ダンピング結合部15によりトーションバー5の捩じれ振動をダンピングし、揺れ戻しエネルギーを早期に収束させることができる。
【0047】
前記アウターシャフト3に対し前記トーションバー5が軸方向相対移動可能に配置され、 前記アウターシャフト3と前記トーションバー5との間に軸方向に付勢力を発生する皿ばね17を介設し、前記ダンピング結合部15は、前記アウターシャフト3の他端部13と前記トーションバー5の他端部11とに各別に係合して交互に配置され前記皿ばね17の付勢力で締結されるアウタープレート43及びインナープレート45とを備えた。
【0048】
このため、アウターシャフト3に対するトーションバー5の捻れによりアウタープレート43及びインナープレート45間が相対回転して摩擦摺動し、揺れ戻しエネルギーを減衰することができる。
【0049】
しかも、アウタープレート43及びインナープレート45は、トーションバー5の捩じれの基端となる一端部7に対して反対側の他端部11に配置されるから、捻れ動作の大きな部分で摩擦摺動することができ、小さなダンピング結合部15により大きな減衰効果を得ることができる。
【0050】
このため、駆動部材の急発進やトランスミッションの急変速によるショックロードを大幅に軽減することが可能となり、より小さな歯車や、細いシャフトが使用できる。
【0051】
したがって、車両軽量化による運動性能及び燃費向上、コスト軽減が可能である。
【0052】
ダンピング結合部15に多板構造を使用することでダンピング効果を大きく変化させることができる。
【0053】
競技等の限界走行においては、路面とタイヤ間の急激なトルク変化により、グリップを失い、スピンに至る場合がある。この場合でも、前記ダンピング効果によりショックトルクが消滅するため、限界速度が向上する効果がある。
【符号の説明】
【0054】
1 アクスルシャフト(長尺構造部材)
3 アウターシャフト
5 トーションバー
7 トーションバーの一端部
9 アウターシャフトの一端部
11 トーションバーの他端部
13 アウターシャフトの他端部
15 ダンピング結合部
17 皿ばね(弾性体)
43 アウタープレート
45 インナープレート
図1
図2
図3
図4
図5