(54)【発明の名称】4−アミノ−2−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン誘導体及び心血管疾患を治療するためのcGMPモジュレーターとしてのそれぞれの(1H−インダゾール−3−イル)誘導体
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシンII受容体アンタゴニスト、中性エンドペプチダーゼ阻害剤、アルドステロンアンタゴニスト、レニン阻害剤、エンドセリン受容体アンタゴニスト、アルドステロンシンターゼ阻害剤、ホスホジエステラーゼ−5阻害剤、血管拡張薬、カルシウムチャネル遮断薬、カリウムチャネル活性化剤、利尿薬、交感神経遮断薬、β−アドレナリン受容体遮断薬、αアドレナリン受容体遮断薬、中枢アルファアドレナリン作動薬、末梢血管拡張薬、脂質低下薬又は代謝改変剤から選択される1種又は複数の追加の活性剤をさらに含む、請求項18に記載の医薬組成物。
心血管疾患、内皮機能障害、拡張機能障害、粥状動脈硬化、高血圧、心不全、肺高血圧(WHO群I、II、III、IV)、狭心症、血栓症、再狭窄、心筋梗塞、脳卒中、急性心不全、線維症、肺筋緊張亢進、勃起不全、喘息、急性呼吸促迫症候群(ARDS)、慢性腎臓病、嚢胞性線維症、鎌状赤血球貧血、強皮症、レイノー症候群、糖尿病、糖尿病性網膜症、肝硬変、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、急性肺傷害、肺線維症又は間質性肺疾患から選択される状態を治療するための、請求項1から17のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物。
心血管疾患、内皮機能障害、拡張機能障害、粥状動脈硬化、高血圧、心不全、肺高血圧(WHO群I、II、III、IV)、狭心症、血栓症、再狭窄、心筋梗塞、脳卒中、急性心不全、線維症、肺筋緊張亢進、勃起不全、喘息、急性呼吸促迫症候群(ARDS)、慢性腎臓病、嚢胞性線維症、鎌状赤血球貧血、強皮症、レイノー症候群、糖尿病、糖尿病性網膜症、肝硬変、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、急性肺傷害、肺線維症又は間質性肺疾患から選択される状態を治療するのに有用な医薬品を調製するための、請求項1から17のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用。
【発明を実施するための形態】
【0011】
実施形態1番では、本発明は、構造式(I)を有する化合物
【化2】
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【0012】
又はその薬学的に許容される塩(式中、
XはC(H)又はNであり;
各R
1は、独立に、ハロ、ヒドロキシ、C
1〜C
3アルキル、C
3〜C
6シクロアルキル又は−O−C
1〜C
3アルキルであり;
R
2は:
(a.)C
1〜C
6アルキル(R
2の前記C
1〜C
6アルキルは非置換である、又はフルオロもしくは−O−C
1〜C
3アルキルから独立に選択される1〜6個の部分によって置換されている);
(b.)環C
2(環C
2は、
(i.)C
3〜C
12シクロアルキル;
(ii.)フェニル;
(iii.)N、O又はSから選択される1〜2個のヘテロ原子を含む5員又は6員単環式ヘテロアリール;又は
(iv.)N、O又はSから選択される1〜2個のヘテロ原子を含む5員又は6員単環式ヘテロシクリル
であり;
環C
2は非置換である、又はハロ、シアノ、C
1〜C
3アルキル、−O−C
1〜C
3アルキルもしくはオキソから独立に選択される1〜3個の部分によって置換されている)
であり;
R
4はC
1〜C
6アルキル、CF
3又はC
3〜C
6シクロアルキルであり;
環C
3は:
(a.)フェニル;
(b.)N、O又はSから選択される1〜3個のヘテロ原子を含む5員もしくは6員単環式ヘテロアリール又は9員〜10員二環式ヘテロアリール;
(c.)N、O又はSから選択される1〜3個のヘテロ原子を含む5員又は6員単環式ヘテロシクリル;又は
(d.)C
3〜C
6シクロアルキル
であり;
各R
aはハロ、シアノ、C
1〜C
3アルキル、−O−C
1〜C
3アルキル、オキソ又はヒドロキシから独立に選択され;
Yは:
(a.)結合;
(b.)式
【化3】
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【0013】
の基
(式中、R
Y1及びR
Y2は、独立に、H、C
1〜C
3アルキル、ヒドロキシ、フルオロ、C
1〜C
3ヒドロキシアルキル又はアミノである;或いはR
Y1及びR
Y2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、C
3〜C
6シクロアルキルを形成し;
R
Y3及びR
Y4は、独立に、H、C
1〜C
3アルキル、ヒドロキシ、フルオロ又はC
1〜C
3ヒドロキシアルキルである;或いはR
Y3及びR
Y4は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、C
3〜C
6シクロアルキルを形成する);
(c.)式
【化4】
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【0014】
の基;
(d.)環A
H(環A
HはC
3〜C
6シクロアルキル又はフェニルであり、環A
Hは非置換である、又はハロもしくはC
1〜C
3アルキルから独立に選択される1〜3個の部分によって置換されている);
(e.)基−CH=CH−;又は
(f.)基
【化5】
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【0015】
であり;
Zは:
(a.)−CO
2H;(b)−C(O)N(H)OH;(c)
【化6】
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【0016】
(f.)−SO
3H;(g)−P(=O)(OH)
2;又は(h.)−C(O)N(H)S(O)
2CH
3
であり;
添字mは0、1又は2であり;
添字pは0、1、2又は3であり;
添字qは0又は1であり;
添字r1は0、1、2、3又は4であり;
添字r2は0又は1である)
を提供する。
【0017】
式(I)の化合物において、Yが式
【化7】
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【0018】
の基である場合、R
Y3及びR
Y4を有する炭素原子(下の構造式において矢印で示される)
【化8】
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【0019】
は、環C
3の環原子に結合し、R
Y1及びR
Y2を有する炭素原子はZに結合している。
【0020】
同様に、式(I)の化合物において、Yが式
【化9】
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【0021】
の基である場合、一番左の炭素原子(下の構造式において矢印で示される)
【化10】
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【0022】
は、環C
3の環原子に結合し、R
Y1及びR
Y2を有する炭素原子はZに結合している。
【0023】
同様に、式(I)の化合物において、Yが式
【化11】
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【0024】
の基である場合、基Yの酸素原子は、環C
3の環原子に結合し、基Yの炭素原子はZに結合している。
【0025】
実施形態2番では、本発明は、
環C
3が:
(a.)フェニル;
(b.)N、O又はSから選択される1〜3個のヘテロ原子を含む5員又は6員単環式ヘテロアリール;
(c.)N、O又はSから選択される1〜3個のヘテロ原子を含む5員又は6員単環式ヘテロシクリル;又は
(d.)C
3〜C
6シクロアルキル
であり;
各R
aがハロ、シアノ、C
1〜C
3アルキル、−O−C
1〜C
3アルキル又はオキソから独立に選択され;
Yが:
(a.)結合;
(b.)式
【化12】
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【0026】
の基
(式中、R
Y1及びR
Y2は、独立に、H、C
1〜C
3アルキル、ヒドロキシ、フルオロ又はC
1〜C
3ヒドロキシアルキルである;或いはR
Y1及びR
Y2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、C
3〜C
6シクロアルキルを形成し;
R
Y3及びR
Y4は、独立に、H、C
1〜C
3アルキル、ヒドロキシ、フルオロ又はC
1〜C
3ヒドロキシアルキルである;或いはR
Y3及びR
Y4は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、C
3〜C
6シクロアルキルを形成する);
(c.)式の基
【化13】
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【0027】
又は
(d.)環A
H(環A
HはC
3〜C
6シクロアルキル又はフェニルであり、環A
Hは非置換である、又はハロもしくはC
1〜C
3アルキルから独立に選択される1〜3個の部分によって置換されている)
であり;
残りの変数が実施形態1番に示される通りである、
構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0028】
実施形態3番では、本発明は、添字qが1であり、R
2が非置換である、又は1〜5個のフルオロによって置換されたC
2〜C
3アルキルであり;残りの変数が実施形態2番に示される通りである、構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0029】
実施形態4番では、本発明は、添字qが1であり、基
【化14】
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【0030】
が−CH
2CH
2CF
2CF
3、−CH
2CH
2CH
2CF
3、−CH
2CH
2CH
3、−CH
2CH
2CH
2CH
2CH
3又は−CH
2CH
2OCH
3から選択され;残りの変数が実施形態2番に示される通りである、構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0031】
実施形態5番では、本発明は、添字qが1であり、基
【化15】
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【0032】
が−CH
2CH
2CF
2CF
3であり;残りの変数が実施形態2番に示される通りである、構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0033】
実施形態6番では、本発明は、添字qが1であり;
R
2が環C
2であり;
環C
2がフェニル、シクロヘキシル、アダマンチル、ピリジル又はテトラヒドロピラニルであり;
環C
2が非置換である、又は1〜3個のフルオロもしくはメチルによって独立に置換されており;
残りの変数が実施形態2番に示される通りである、
構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0034】
実施形態7番では、本発明は、環C
3がフェニル、チアゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル又はピリジルであり;残りの変数が実施形態2番に示される通りである、構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0035】
実施形態8番では、本発明は、環C
3がフェニルであり;残りの変数が実施形態2番に示される通りである、構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0036】
実施形態9番では、本発明は、環C
3がチアゾリルであり;残りの変数が実施形態2番に示される通りである、構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0037】
実施形態10番では、本発明は、環C
3がオキサゾリルであり;残りの変数が実施形態2番に示される通りである、構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0038】
実施形態11番では、本発明は、Yが式
【化16】
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【0039】
の基であり;残りの変数が実施形態2番に示される通りである、構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0040】
実施形態12番では、本発明は、Yが式
【化17】
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【0041】
の基であり;残りの変数が実施形態2番に示される通りである、構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0042】
実施形態13番では、本発明は、Yが実施形態11番又は12番に示される通りであり、
添字r1が1であり;
添字r2が0であり(実施形態11番のように存在する場合);
R
Y1及びR
Y2が、独立に、H又はC
1〜C
3アルキルであり;
残りの変数が実施形態2番に示される通りである、
構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0043】
実施形態14番では、本発明は、Zが(a.)−CO
2H;(b.)−C(O)N(H)OH;
【化18】
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【0044】
であり;残りの変数が実施形態2番に示される通りである、構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0045】
実施形態15番では、本発明は、Zが−CO
2Hであり、残りの変数が実施形態2番に示される通りである、構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0046】
実施形態16番では、本発明は、添字mが0又は1であり、残りの変数が実施形態2番に示される通りである、構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0047】
実施形態17番では、本発明は、R
1がクロロ又はフルオロであり、残りの変数が実施形態2番に示される通りである、構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0048】
実施形態18番では、本発明は、XがC(H)であり;残りの変数が実施形態2番に示される通りである、構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0049】
実施形態19番では、本発明は、XがNであり;残りの変数が実施形態2番に示される通りである、構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0050】
実施形態20番では、本発明は、R
4がメチル又はシクロプロピルであり、残りの変数が実施形態2番に示される通りである、構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0051】
実施形態21番では、本発明は、R
4がメチルであり、残りの変数が実施形態2番に示される通りである、構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0052】
実施形態22番では、本発明は、
R
2が非置換である、又は1〜5個のフルオロによって置換されたC
2〜C
3アルキルであり:
環C
3が実施形態7番に示される通りであり;
Yが実施形態11番に示される通りであり;
Zが実施形態14番に示される通りであり;
R
1がクロロ又はフルオロであり;
XがC(H)又はNであり;
R
4がメチル又はシクロプロピルであり;
添字mが0又は1であり;
添字qが1であり;
R
a、R
Y1、R
Y2、R
Y3、R
Y4並びに添字p、r1及びr2が実施形態2番に示される通りである、
構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0053】
実施形態23番では、本発明は、
基
【化19】
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【0054】
が−CH
2CH
2CF
2CF
3であり:
環C
3が実施形態8番、9番又は10番に示される通りであり;
R
aがフルオロ、クロロ、シアノ、メチル、メトキシ又はオキソであり;
Yが
【化20】
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【0055】
であり;
R
Y1及びR
Y2が、独立に、H又はC
1〜C
3アルキルであり;
Zが−CO
2Hであり;
R
1がクロロ又はフルオロであり;
XがC(H)又はNであり;
R
4がメチルであり;
添字mが0又は1であり;
添字pが0、1又は2であり;
添字qが1であり;
添字r1が1である、
構造式(I)を有する化合物を提供する。
【0056】
実施形態24番では、式(I)の化合物が、式(IA)
【化21】
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【0057】
(式中、
XはC(H)又はNであり;
R
1はメチル又はハロであり;
C
3はフェニル又はチアゾリルであり;
R
aはメチル、シアノ又はハロであり;
R
Y1及びR
Y2は、独立に、H又はメチルであり;
添字mは0又は1であり;
添字pは0又は1である)
を有する。
【0058】
実施形態25番では、式(I)の化合物が、式(IB)
【化22】
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【0059】
(式中、
XはC(H)又はNであり;
R
1はメチル又はハロであり;
R
2は環C
2であり、環C
2は:
(i.)C
3〜C
12シクロアルキル;
(ii.)フェニル;
(iii.)N、O又はSから選択される1〜2個のヘテロ原子を含む5員又は6員単環式ヘテロアリール;又は
(iv.)N、O又はSから選択される1〜2個のヘテロ原子を含む5員又は6員単環式ヘテロシクリル
であり;
環C
2は非置換である、又はハロ、シアノ、C
1〜C
3アルキル、−O−C
1〜C
3アルキルもしくはオキソから独立に選択される1〜3個の部分によって置換されており;
C
3はフェニル、チアゾリル又はオキサゾリルであり;
R
aはメチル、シアノ又はハロであり;
R
Y1及びR
Y2は、独立に、H又はメチルであり;
添字mは0又は1であり;
添字pは0又は1である)
を有する。
【0060】
実施形態26番では、本発明は、
R
2が非置換である、又はハロ、シアノ、C
1〜C
3アルキルもしくは−O−C
1〜C
3アルキルから独立に選択される1〜3個の部分によって置換されたフェニルであり;
残りの変数が実施形態25番に示される通りである、
式(IB)を有する化合物を提供する。
【0061】
実施形態27番では、本発明は、
R
1がハロであり;
C
3がフェニル、チアゾリル、オキサゾリル又はベンゾチアゾリルであり;
R
Y1及びR
Y2が、独立に、H、メチル又はアミノであり;
X、R
a並びに添字m及びpが実施形態24番に示される通りである、
式(IA)を有する化合物を提供する。
【0062】
実施形態28番では、本発明は、
R
1がハロであり;
C
3がフェニル、チアゾリル、オキサゾリル又はベンゾチアゾリルであり;
R
Y1及びR
Y2が、独立に、H、メチル又はアミノであり;
X、R
2、R
a並びに添字m及びpが実施形態25番に示される通りである、
式(IB)を有する化合物を提供する。
【0063】
実施形態29番では、本発明は、R
2がフェニルであり、
X、R
1、C
3、R
a、R
Y1、R
Y2、添字m及びpが実施態様25番に示される通りである、
式(IB)を有する化合物を提供する。
【0064】
別の実施形態では、本発明は、以下から選択される化合物を提供する:
3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)オキサゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−ブロモフェニル)プロパン酸;
3−{4−[4−アミノ−2−{6−クロロ−1−[(4−メチルシクロヘキシル)メチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
3−{4−[4−アミノ−2−{6−クロロ−1−[テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(6−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピリジン−3−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(3−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−(1−ブチル−6−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−(1−ブチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−メチルプロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−5−メチル−2−[6−メチル−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(3−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(3−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2,3−ジフルオロ−4−メチルベンジル)−6−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}安息香酸;
3−(3−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)酢酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)プロパン酸;
2−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
1−[(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル]シクロプロパンカルボン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−メチルプロパン酸;
2−{4−[4−アミノ−2−(1−ブチル−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル}酢酸;
3−{4−[4−アミノ−2−(1−ブチル−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル}プロパン酸;
3−{4−[4−アミノ−2−(1−ブチル−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−{4−[4−アミノ−2−(1−ブチル−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
3−(3−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−メトキシエチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−メトキシエチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−{4−[4−アミノ−2−(6−クロロ−1−ペンチル−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−{4−[4−アミノ−2−(6−クロロ−1−ヘキシル−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(3−{4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
4−(2−{4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)ブタン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)プロパン酸;
2−(2−{4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)酢酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4,4−ジメチルペンチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(3−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)プロパン酸;
4−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)ブタン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(4−[4−アミノ−2−{6−クロロ−1−[(3−フルオロピリジン−2−イル)メチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル)プロパン酸;
3−(4−[4−アミノ−2−{6−クロロ−1−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)メチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(3−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2,6−ジフルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−メチルベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4−メチルベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−メチルベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{2−[1−(アダマンタン−1−イルメチル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[5−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[5−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2,3−ジフルオロ−4−メチルベンジル)−6−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸;
3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−3−メチルブタン酸;
2−(2−{−4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)シクロプロパンカルボン酸;
1−[(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]シクロプロパンカルボン酸;
3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)プロパン酸;
(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−4−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)酢酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−{2−[4−アミノ−2−(1−ブチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1,3−チアゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸。
【0065】
3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)プロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)安息香酸;
4−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−5−メチル−1,3−チアゾール−4−イル)安息香酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−5−シクロプロピル−2−[5−フルオロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−N−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド;
[5−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−オキソ−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル]酢酸;
2−[5−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−オキソ−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル]−2−メチルプロパン酸;
(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノイル)グリシン;
2−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンアミド)−2−メチルプロパン酸;
(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノイル)−D−アラニン;
(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノイル)−L−アラニン;
(2R)−2−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンアミド)ブタン酸;
(2S)−2−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンアミド)ブタン酸;
(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノイル)−D−セリン;
(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノイル)−D−トレオニン;
N−((2H−テトラゾール−5−イル)メチル)−3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンアミド;
3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−5−ヒドロキシ−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−{4−[4−アミノ−2−(1−ブチル−6−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−{4−[2−(2H−テトラゾール−5−イル)エチル]フェニル}−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
4−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)ブタン酸;
(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)酢酸;
4−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)ブタン酸;
4−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)ブタン酸;
2−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)酢酸;
2−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)酢酸;
3−(6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピリジン−3−イル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−シアノフェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−メチルフェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸;
(5S)−3−{2−[4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−{1−[テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1,3−チアゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−{2−[4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−{1−[テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1,3−オキサゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸;
(5S)−3−{2−[4−アミノ−5−メチル−2−{1−[4−メチルシクロヘキシルメチル]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル}−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1,3−チアゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−{2−[4−アミノ−5−メチル−2−{1−[4−メチルシクロヘキシルメチル]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル}−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1,3−オキサゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸;
4−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジフルオロブタン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピリジン−3−イル)プロパン酸;
2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−ベンゾチアゾール−5−カルボン酸;
3−(6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピリジン−3−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−{2−[4−アミノ−2−{6−クロロ−1−[4−メチルシクロヘキシルメチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1,3−オキサゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸;
(5S)−3−{2−[4−アミノ−2−{6−フルオロ−1−[テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1,3−チアゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−{2−[4−アミノ−2−{6−フルオロ−1−[テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1,3−オキサゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸;
4−(2−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジフルオロブタン酸;
(5S)−3−{2−[4−アミノ−2−{6−フルオロ−1−[4−メチルシクロヘキシルメチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1,3−チアゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−{2−[4−アミノ−2−{6−フルオロ−1−[4−メチルシクロヘキシルメチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1,3−オキサゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−シクロプロピル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−5−シクロプロピル−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
2−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−ピラゾール−1−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−ピラゾール−1−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
4−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)安息香酸;
4−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)安息香酸;
3−(4−{4−アミノ−5−シクロプロピル−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(3−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[1−(3−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(シクロヘキシルメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[1−(シクロヘキシルメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(シクロペンチルメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[1−(シクロペンチルメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}安息香酸;
4−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)安息香酸;
(2E)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパ−2−エン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−シクロプロピル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(シクロペンチルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(シクロペンチルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(シクロペンチルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−{4−[4−アミノ−2−{6−クロロ−1−[(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
4−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)安息香酸;
4−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)安息香酸;
4−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルブタン酸;
4−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルブタン酸;
2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−ベンゾオキサゾール−5−カルボン酸;
3−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}安息香酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−5−メチル−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−ピラゾール−1−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−D−アラニン;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−5−メチル−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
4−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルブタン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2,4−ジフルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2,4−ジフルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2,3−ジフルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2,3−ジフルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2,6−ジフルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2,6−ジフルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−{2−[4−アミノ−2−{6−クロロ−1−[(3−フルオロピリジン−2−イル)メチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1,3−オキサゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−{2−[4−アミノ−2−{6−クロロ−1−[(3−フルオロピリジン−2−イル)メチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1,3−チアゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−メチルベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロ−3−メチルベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロ−3−メチルベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2,3,6−トリフルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2,3,6−トリフルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}安息香酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−ピラゾール−1−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
4−(2−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルブタン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
4−(2−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルブタン酸;
4−(2−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルブタン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−5−メチル−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2,3−ジフルオロベンジル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2,3−ジフルオロベンジル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(シクロヘキシルメチル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[1−(シクロヘキシルメチル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)酢酸;
4−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルブタン酸;
4−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルブタン酸;
4−{2−[4−アミノ−2−{6−クロロ−1−[(3−フルオロピリジン−2−イル)メチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1,3−オキサゾール−4−イル}−2,2−ジメチルブタン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3−ジメチルブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}安息香酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[1−(3,3−ジメチルブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロ−3−メチルベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−ピラゾール−1−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロ−3−メチルベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロ−5−メチルベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロ−5−メチルベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−((3−フルオロ−4−メチルピリジン−2−イル)メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−((3−フルオロ−4−メチルピリジン−2−イル)メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(2E)−3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパ−2−エン酸;
(2E)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパ−2−エン酸;
2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピリジン−4−カルボン酸;
4−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルブタン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[1−(4−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(2,3,6−トリフルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−5−メチル−2−[1−(3−メチルベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−5−メチル−2−[1−(3−メチルベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[1−(シクロペンチルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[1−(シクロヘキシルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(5S)−3−{2−[4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−{1−[テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル]−1H−インダゾール−3−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1,3−チアゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸。
【0066】
3−{2−[4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−{1−[テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル]−1H−インダゾール−3−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1,3−オキサゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸。
【0067】
3−{2−[4−アミノ−5−メチル−2−{1−[4−メチルシクロヘキシルメチル]−1H−インダゾール−3−イル}−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1,3−オキサゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−{4−[4−アミノ−2−{1−[(3−フルオロピリジン−2−イル)メチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロ−3−メチルベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−D−アラニン;
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−イミダゾール−4−イル)プロパン酸;
(S)−4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−{4−[2−メチル−2−(2H−テトラゾール−5−イル)−イル)プロピル]チアゾール−2−イル}−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
;
(S)−4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−{4−[2−(2H−テトラゾール−5−イル)エチル]フェニル}−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
(S)−4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−{4−[2−メチル−2−(2H−テトラゾール−5−イル)プロピル]−1,3−チアゾール−2−イル}−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−{4−[2−メチル−2−(2H−テトラゾール−5−イル)プロピル]−1,3−オキサゾール−2−イル}−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
(S)−4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−5−{4−[2−(2H−テトラゾール−5−イル)エチル]フェニル}−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
(S)−4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−5−{4−[2−メチル−2−(2H−テトラゾール−5−イル)プロピル]−1,3−チアゾール−2−イル}−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
(S)−4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−{4−[2−(2H−テトラゾール−5−イル)エチル]フェニル}−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
5−[4−(2H−テトラゾール−5−イル)ピリジン−2−イル]−4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
5−{4−[(2H−テトラゾール−5−イル)メチル]フェニル}−4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
(S)−5−{4−[2−(2H−テトラゾール−5−イル)エチル]フェニル}−4−アミノ−2−{1−[(3−フルオロピリジン−2−イル)メチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
5−{5−[2−(2H−テトラゾール−5−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
5−{5−[2−(2H−テトラゾール−5−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−{4−[2−メチル−2−(2H−テトラゾール−5−イル)プロピル]オキサゾール−2−イル}−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−[3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−[3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
4−アミノ−5−メチル−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−[3−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
5−[6−(2H−テトラゾール−5−イル)ピリジン−2−イル]−4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピリジン−3−カルボン酸;
6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピコリン酸;
(S)−4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−{4−[2−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)エチル]フェニル}−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
[2−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)エチル]ホスホン酸;
2−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)エタンスルホン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−N−(メチルスルホニル)プロパンアミド;
(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェノキシ)酢酸;
3−[1−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピロリジン−3−イル]プロパン酸;
3−(1−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピペリジン−4−イル)プロパン酸;
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}シクロヘキシル)プロパン酸;又はその薬学的に許容される塩。
【0068】
別の実施形態では、本発明は、以下から選択される化合物を提供する:
(R)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)オキサゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−ブロモフェニル)プロパン酸;
(5R)−3−{4−[4−アミノ−2−{6−クロロ−1−[(4−メチルシクロヘキシル)メチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
(R)−3−{4−[4−アミノ−2−{6−クロロ−1−[テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(6−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピリジン−3−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(3−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−(1−ブチル−6−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−(1−ブチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(5R)−3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−メチルプロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−5−メチル−2−[6−メチル−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(3−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(3−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2,3−ジフルオロ−4−メチルベンジル)−6−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}安息香酸;
(R)−3−(3−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)酢酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)プロパン酸;
(R)−2−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−2−メチルプロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−1−[(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル]シクロプロパンカルボン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(5R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−メチルプロパン酸;
(R)−2−{4−[4−アミノ−2−(1−ブチル−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル}酢酸;
(R)−3−{4−[4−アミノ−2−(1−ブチル−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル}プロパン酸;
(R)−3−{4−[4−アミノ−2−(1−ブチル−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−{4−[4−アミノ−2−(1−ブチル−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
(R)−3−(3−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−メトキシエチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−メトキシエチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−{4−[4−アミノ−2−(6−クロロ−1−ペンチル−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−{4−[4−アミノ−2−(6−クロロ−1−ヘキシル−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(3−{4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−4−(2−{4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)ブタン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)プロパン酸;
(R)−2−(2−{4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)酢酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4,4−ジメチルペンチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(3−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)プロパン酸;
(R)−4−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)ブタン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(4−[4−アミノ−2−{6−クロロ−1−[(3−フルオロピリジン−2−イル)メチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−[4−アミノ−2−{6−クロロ−1−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)メチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(3−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2,6−ジフルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−メチルベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4−メチルベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−メチルベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{2−[1−(アダマンタン−1−イルメチル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[5−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−2−[5−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2,3−ジフルオロ−4−メチルベンジル)−6−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−3−メチルブタン酸;
(5R)−2−(2−{−4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)シクロプロパンカルボン酸;
(R)−1−[(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]シクロプロパンカルボン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)プロパン酸;
(R)−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−4−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)酢酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−{2−[4−アミノ−2−(1−ブチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1,3−チアゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸。
【0069】
(R)−3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)プロパン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)安息香酸;
(R)−4−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−5−メチル−1,3−チアゾール−4−イル)安息香酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−5−シクロプロピル−2−[5−フルオロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(R)−3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−N−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド;
(R)−[5−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−オキソ−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル]酢酸;
(R)−2−[5−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−オキソ−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル]−2−メチルプロパン酸;
(R)−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノイル)グリシン;
(R)−2−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンアミド)−2−メチルプロパン酸;
(5R)−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノイル)−D−アラニン;
(5R)−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノイル)−L−アラニン;
(5R)−(2R)−2−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンアミド)ブタン酸;
(5R)−(2S)−2−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンアミド)ブタン酸;
(5R)−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノイル)−D−セリン;
(5R)−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノイル)−D−トレオニン;
(R)−N−((2H−テトラゾール−5−イル)メチル)−3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンアミド;
(R)−3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−5−ヒドロキシ−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(R)−3−{4−[4−アミノ−2−(1−ブチル−6−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
(R)−4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−{4−[2−(2H−テトラゾール−5−イル)エチル)フェニル}−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
(R)−4−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)ブタン酸;
(R)−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)酢酸;
(R)−4−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)ブタン酸;
(R)−4−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)ブタン酸;
(R)−2−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)酢酸;
(R)−2−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)酢酸;
(R)−3−(6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピリジン−3−イル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−シアノフェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−メチルフェニル)プロパン酸;
(R)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸;又はその薬学的に許容される塩。
【0070】
別の実施形態では、本発明は、以下から選択される化合物を提供する:
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)オキサゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−ブロモフェニル)プロパン酸;
(5S)−3−{4−[4−アミノ−2−{6−クロロ−1−[(4−メチルシクロヘキシル)メチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
(S)−3−{4−[4−アミノ−2−{6−クロロ−1−[テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(6−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピリジン−3−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(3−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−(1−ブチル−6−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−(1−ブチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(5S)−3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−メチルプロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−5−メチル−2−[6−メチル−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(3−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(3−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2,3−ジフルオロ−4−メチルベンジル)−6−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}安息香酸;
(S)−3−(3−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)酢酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)プロパン酸;
(S)−2−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−2−メチルプロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−1−[(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル]シクロプロパンカルボン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(5S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−メチルプロパン酸;
(S)−2−{4−[4−アミノ−2−(1−ブチル−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル}酢酸;
(S)−3−{4−[4−アミノ−2−(1−ブチル−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル}プロパン酸;
(S)−3−{4−[4−アミノ−2−(1−ブチル−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−{4−[4−アミノ−2−(1−ブチル−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
(S)−3−(3−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−メトキシエチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−メトキシエチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−{4−[4−アミノ−2−(6−クロロ−1−ペンチル−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−{4−[4−アミノ−2−(6−クロロ−1−ヘキシル−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(3−{4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−4−(2−{4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)ブタン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)プロパン酸;
(S)−2−(2−{4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)酢酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4,4−ジメチルペンチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(3−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)プロパン酸;
(S)−4−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)ブタン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(4−[4−アミノ−2−{6−クロロ−1−[(3−フルオロピリジン−2−イル)メチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−[4−アミノ−2−{6−クロロ−1−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)メチル]−1H−インダゾール−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(3−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2,6−ジフルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−メチルベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4−メチルベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−メチルベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{2−[1−(アダマンタン−1−イルメチル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[5−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[5−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2,3−ジフルオロ−4−メチルベンジル)−6−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−3−メチルブタン酸;
(5S)−2−(2−{−4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)シクロプロパンカルボン酸;
(S)−1−[(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]シクロプロパンカルボン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)プロパン酸;
(S)−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−4−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)酢酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−{2−[4−アミノ−2−(1−ブチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−1,3−チアゾール−4−イル}−2,2−ジメチルプロパン酸。
【0071】
(S)−3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)プロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[5−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)安息香酸;
(S)−4−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−5−メチル−1,3−チアゾール−4−イル)安息香酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−5−シクロプロピル−2−[5−フルオロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸;
(S)−3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−N−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド;
(S)−[5−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−オキソ−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル]酢酸;
(S)−2−[5−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−オキソ−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル]−2−メチルプロパン酸;
(S)−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノイル)グリシン;
(S)−2−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンアミド)−2−メチルプロパン酸;
(5S)−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノイル)−D−アラニン;
(5S)−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノイル)−L−アラニン;
(5S)−(2R)−2−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンアミド)ブタン酸;
(5S)−(2S)−2−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンアミド)ブタン酸;
(5S)−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノイル)−D−セリン;
(5S)−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノイル)−D−トレオニン;
(S)−N−((2H−テトラゾール−5−イル)メチル)−3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンアミド;
(S)−3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−5−ヒドロキシ−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸;
(S)−3−{4−[4−アミノ−2−(1−ブチル−6−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸;
(S)−4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−{4−[2−(2H−テトラゾール−5−イル)エチル]フェニル}−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン;
(S)−4−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)ブタン酸;
(S)−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)酢酸;
(S)−4−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)ブタン酸;
(S)−4−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)ブタン酸;
(S)−2−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)酢酸;
(S)−2−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)酢酸;
(S)−3−(6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピリジン−3−イル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−シアノフェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−メチルフェニル)プロパン酸;
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸;又は
その薬学的に許容される塩。
【0072】
本発明は、本明細書で定義される全ての構造式、実施形態及びクラスの薬学的に許容される塩を含む、本明細書で定義される化合物の薬学的に許容される塩を含む。構造式(I)の化合物への言及は、それだけに限らないが、式(IA)又は(IB)の化合物を含む式(I)の範囲内に入る他の一般構造式及び実施形態の化合物を含む。
【0073】
「アルキル」並びにアルコキシなどの接頭辞「alk」を有する他の基は、指示された数の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐、又はこれらの組合せであり得る炭素鎖を意味する。数が指定されない場合、直鎖については1〜6個の炭素原子、分岐アルキル基については、3〜7個の炭素原子が意図される。アルキル基の例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−及びtert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニルなどが挙げられる。
【0074】
「アルコキシ」及び「アルキル−O−」は互換的に使用され、酸素に結合したアルキル基を指す。
【0075】
「アルキル−NH−」は、NH基に結合したアルキル基を指す。アルキル−NH−の例としては、メチル−アミノ又はメチル−NH−及びエチル−アミノ又はエチル−NH−が挙げられる。
【0076】
「アリール」は、フェニル又はナフチルを意味する。
【0077】
「ハロアルキル」には、一置換並びに複数ハロ置換アルキル基、最大でパーハロ置換アルキルまでが含まれる。例えば、ハロメチル、1,1−ジフルオロエチル、トリフルオロメチル又は1,1,1,2,2−ペンタフルオロブチルが含まれる。
【0078】
「ハロアルコキシ」及び「ハロアルキル−O」は互換的に使用され、酸素原子を通して結合したハロ置換アルキル基又は「ハロアルキル」を指す。ハロアルコキシには、一置換並びに複数ハロ置換アルコキシ基、最大でパーハロ置換アルコキシまでが含まれる。例えば、トリフルオロメトキシが含まれる。
【0079】
「シクロアルキル」は、指定された炭素原子数を有する飽和環状炭化水素基を意味し、原子数が指定されていない場合、縮合した1〜3個の炭素環を形成する3〜12個の炭素原子が意図される。「シクロアルキル」はまた、結合点が非芳香族部分上にあるアリール基に縮合した単環式環を含む。シクロアルキルの例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、テトラヒドロナフチル、アダマンチル、デカヒドロナフチル、インダニルなどが挙げられる。
【0080】
「シクロアルコキシ」及び「シクロアルキル−O」は互換的に使用され、酸素に結合した上で定義されるシクロアルキル基を指す。
【0081】
「ヘテロシクリル」「複素環」又は「複素環式」は、環中の1個又は複数の原子、(1又は複数の)ヘテロ原子が炭素以外の元素である非芳香族単環式環構造を指す。このような非芳香族環状環構造は、飽和であっても不飽和であってもよい。ヘテロ原子は、典型的にはO、S又はN原子である。ヘテロシクリル基の例としては、ピペリジン、ピペラジニル、モルホリニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、アゼチジニル、オキシラニル又はアジリジニルなどが挙げられる。
【0082】
「ヘテロアリール」は、環中の1個又は複数の原子、(1又は複数の)ヘテロ原子が炭素以外の元素である芳香族単環式及び二環式環構造を指す。ヘテロ原子は、典型的にはO、S又はN原子である。ヘテロ芳香族基の例としては、ピリジニル、ピリミジニル、ピロリル、ピリダジニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、インドリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル又はイミダゾリルが挙げられる。
【0083】
特に指示しない限り、「ハロゲン」(又は「ハロ」)には、フッ素(フルオロ)、塩素(クロロ)、臭素(ブロモ)及びヨウ素(ヨード)が含まれる。一実施形態では、ハロはフルオロ(−F)又はクロロ(−Cl)である。
【0084】
いずれかの変項(例えば、R
1、R
2等)がいずれかの成分又は本明細書中の一般式(I)もしくは他の一般式中で2回以上生じる場合、各出現におけるその定義は全ての他の出現におけるその定義から独立している。置換基及び/又は変数の組合せは、このような組合せが安定な化合物をもたらす場合にのみ許容される。本発明の化合物の選択において、当業者であれば、種々の置換基、すなわち、R
1、R
2等が化学構造結合性及び安定性の周知の原理に従って選択されるべきであることを認識するだろう。逆のことが明記されていない限り、このような環置換が化学的に許容され、安定な化合物をもたらす限り、環(例えば、アリール、ヘテロアリール環又は飽和複素環)中の任意の原子上で指定の置換基による置換が可能である。「安定な」化合物は、調製及び単離することができ、その構造及び特性が、本明細書に記載される目的のための化合物の使用を可能にするのに十分な時間、本質的に変化しないままである、又は変化しないままであるようにすることができる化合物である。
【0085】
「置換された」という用語は、命名置換基による複数の置換度を含むとみなされるべきである。複数の置換基部分が開示されている又は特許請求されている場合、置換された化合物は、開示されている又は特許請求されている置換基部分の1つ又は複数によって単独で又は複数で独立に置換されていてもよい。独立に置換されているによって、(2個以上の)置換基が同じであっても異なっていてもよいとされる。
【0086】
特に明示的に描写又は記載しない限り、式(I)中のR
1などの「浮遊」結合を有する構造式に描写される変項は、変項が結合している環内の任意の利用可能な炭素原子上で許容される。部分が式(I)又はその任意の実施形態において「置換されていてもよい」と記述されている場合、式(I)又はその実施形態が、その部分に記述される置換基(又は複数の置換基)を含む化合物、及びその部分に記述される置換基(又は複数の置換基)を含まない化合物も包含することを意味する。
【0087】
式(I)の化合物は1個又は複数の不斉中心を含有し得るので、ラセミ体及びラセミ混合物、単一エナンチオマー、ジアステレオ異性体混合物及び個々のジアステレオ異性体として生じることができる。式(I)の化合物に存在する非対称中心は、全て互いに独立に、S配置又はR配置を有することができる。本発明の化合物は、全ての可能なエナンチオマー及びジアステレオマー並びに2つ以上の立体異性体の混合物、例えばエナンチオマー及び/又はジアステレオマーの混合物を全ての比率で含む。したがって、エナンチオマーは、左旋性対掌体と右旋性対掌体の両方としての鏡像異性的に純粋な形態、ラセミ体の形態、及び全ての比率の2種のエナンチオマーの混合物の形態で、本発明の主題である。シス/トランス異性の場合、本発明は、シス形態とトランス形態の両方、並びに全ての比率のこれらの形態の混合物を含む。本発明は、式(I)の化合物の全てのこのような立体異性体形態を包含するものとする。構造式又は化学名が立体中心における特定の立体配置を指定する場合、その指定された立体中心から生じる化合物のエナンチオマー又は立体異性体が意図される。式(I)の化合物の構造式がキラル中心で直線を示す場合、構造式は、キラル中心に付随するS立体異性体とR立体異性体の両方及びその混合物を含む。
【0088】
式(I)の化合物は、例えば、適切な溶媒、例えば、メタノールもしくは酢酸エチル又はこれらの混合物からの分別結晶によって、或いは光学活性固定相を用いるキラルクロマトグラフィーを介して、個々のジアステレオ異性体に分離することができる。絶対立体化学は、必要に応じて、既知の絶対配置の不斉中心を含有する試薬を用いて誘導体化した結晶性生成物又は結晶性中間体のX線結晶解析によって決定することができる。振動円二色性(VCD)を使用して絶対立体化学を決定することもできる。或いは、式(I)の化合物の任意の立体異性体又は異性体を、光学的に純粋な出発材料又は公知の絶対配置の試薬を用いて立体特異的合成によって得ることができる。
【0089】
所望であれば、化合物のラセミ混合物を、個々のエナンチオマーが単離されるように分離することができる。分離は、化合物のラセミ混合物をエナンチオマー的に純粋な化合物とカップリングしてジアステレオ異性体混合物を形成し、引き続いて分別結晶又はクロマトグラフィーなどの標準的な方法により個々のジアステレオ異性体を分離するなどの当技術分野で周知の方法によって行うことができる。カップリング反応は通常、エナンチオマー的に純粋な酸又は塩基を用いた塩の形成である。次いで、ジアステレオマー誘導体を付加キラル残基の切断によって純粋なエナンチオマーに変換することができる。化合物のラセミ混合物を、キラル固定相を利用するクロマトグラフィー法(この方法は当技術分野で周知である)によって直接分離することもできる。
【0090】
オレフィン性二重結合を含む本明細書に記載される式(I)化合物については、特に指定しない限り、EとZの両方の幾何異性体を含むものとする。
【0091】
本明細書に記載される化合物のいくつかは、1つ又は複数の二重結合シフトを伴う水素の異なる結合点を有する互変異性体として存在し得る。例えば、ケトン及びそのエノール型はケト−エノール互変異性体である。個々の互変異性体並びにこれらの混合物が本発明の式Iの化合物に包含される。
【0092】
式(I)の化合物中、原子がその天然同位体存在度で存在しても、原子の1個又は複数が同じ原子番号を有するが、天然で優勢に見られる原子質量又は質量数と異なる原子質量又は質量数を有する特定の同位元素に人工的に豊富であってもよい。本明細書に記載及び請求される本発明は、式(I)の化合物及びその実施形態の全ての適切な同位体変種を含むものとする。例えば、水素(H)の異なる同位体型にはプロチウム(
1H)及び重水素(本明細書でDとも示される
2H)が含まれる。プロチウムが天然に見られる優勢な水素である。重水素の富化によって、インビボ半減期の増加もしくは投与量必要量の減少などの特定の治療上の利点が得られ得る、又は生物学的試料の特性評価のための標準として有用な化合物が提供され得る。式(I)の同位体富化化合物は、当業者に周知の従来技術、或いは適切な同位体富化試薬及び/又は中間体を用いた本明細書のスキーム及び実施例に記載される方法と類似の方法によって不要な実験をすることなく調製することができる。
【0093】
「薬学的に許容される塩」という用語は、薬学的に許容される非毒性の塩基又は酸から調製される塩を指す。本発明の化合物が酸性である場合、その対応する塩は、無機塩基及び有機塩基を含む薬学的に許容される非毒性塩基から簡便に調製することができる。このような無機塩基から誘導される塩には、アルミニウム、アンモニウム、カルシウム、銅(ic及びous)、第二鉄、第一鉄、リチウム、マグネシウム、マンガン(ic及びous)、カリウム、ナトリウム、亜鉛及び同様の塩が含まれる。アンモニウム、カルシウム、第二マンガン、カリウム及びナトリウム塩が好ましい。薬学的に許容される有機非毒性塩基から調製される塩には、天然源と合成源の両方から誘導される一級、二級及び三級アミンの塩が含まれる。塩を形成することができる薬学的に許容される有機非毒性塩基には、例えば、アルギニン、ベタイン、カフェイン、コリン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、ジエチルアミン、2−ジエチルアミノエタノール、2−ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N−エチルモルホリン、N−エチルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、ヒドラバミン、イソプロピルアミン、ジシクロヘキシルアミン、リジン、メチルグルカミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン、テオブロミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミン、トロメタミンなどが含まれる。
【0094】
本発明の化合物が塩基性である場合、その対応する塩は、薬学的に許容される非毒性の無機及び有機酸から簡便に調製することができる。このような酸には、例えば、酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、カンファースルホン酸、クエン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコン酸、グルタミン酸、臭化水素酸、塩酸、イセチオン酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、ムチン酸、硝酸、パモ酸、パントテン酸、リン酸、コハク酸、硫酸、酒石酸、p−トルエンスルホン酸などが含まれる。クエン酸、臭化水素酸、塩酸、マレイン酸、リン酸、硫酸及び酒石酸が好ましい。式(I)の化合物が分子中に酸性基と塩基性基を同時に含む場合、本発明はまた、言及される塩型に加えて、分子内塩又はベタイン(両性イオン)も含む。塩は、当業者に知られている慣用的な方法、例えば、溶媒又は分散剤中の有機又は無機の酸又は塩基との組合せによって、或いは他の塩からの陰イオン交換又は陽イオン交換によって、式(I)の化合物から得ることができる。本発明はまた、低い生理学的適合性のために、医薬品での使用に直接適していないが、例えば、化学反応のための中間体として、又は薬学的に許容される塩を調製するために使用することができる式(I)の化合物の全ての塩を含む。
【0095】
さらに、本発明の化合物は、非晶質形態及び/又は1つもしくは複数の結晶形態で存在してもよく、よって、実施例を含む式(I)の化合物の全ての非晶質及び結晶形態並びにこれらの混合物が本発明の範囲に含まれることが意図される。さらに、本発明の化合物のいくつかは、水(すなわち、水和物)又は限定されないが酢酸エチルなどの一般的な有機溶媒と溶媒和物を形成し得る。本発明の化合物のこのような溶媒和物及び水和物、特に薬学的に許容される溶媒和物及び水和物も同様に、溶媒和していない形態及び無水形態と共に本発明の範囲内に包含される。
【0096】
本発明の範囲内の化合物へのインビボでの変換をもたらす、本発明の化合物の薬学的に許容されるプロドラッグ変異型もまた、本発明の範囲内である。例えば、エステルは、利用可能なカルボン酸(−COOH)基のエステル化によって、又は化合物中の利用可能なヒドロキシ基上のエステルの形成によって生成されてもよい。同様に、不安定なアミドも生成することができる。本発明の化合物の薬学的に許容されるエステル又はアミドは、特にインビボで加水分解して酸(又は変換が起こる流体もしくは組織のpHに応じて−COO−)又はヒドロキシ形態に戻ることができるプロドラッグとして作用するように調製することができ、本発明の範囲内に包含される。徐放又はプロドラッグ製剤として使用するために溶解度又は加水分解特性を修飾するための当技術分野で既知のエステル及びアシル基が含まれる。また、カルボン酸(−COOH)又はアルコール基が本発明の化合物中に存在する場合、メチル、エチルもしくはピバロイルオキシメチルなどのカルボン酸誘導体の薬学的に許容されるエステル、又はO−アセチル、O−ピバロイル、O−ベンゾイル及びO−アミノアシルなどのアルコールのアシル誘導体を使用することができる。
【0097】
本発明は、以下に記載され、本発明の化合物が得られる式(I)の化合物の調製方法にも関する。
【0098】
本発明による式(I)の化合物は、可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)の活性化を介してcGMP濃度の上昇をもたらすので、低いもしくは低下したcGMPレベルに関連し、それによって引き起こされる、又はその治療もしくは予防に本cGMPレベルの上昇が望ましい障害の治療及び予防に有用な薬剤となり得る。式(I)の化合物によるsGCの活性化は、例えば、以下の生物学的アッセイに記載される細胞ベースのsGC機能アッセイにおいて調べることができる。
【0099】
式(I)の化合物は、sGCに高い効力で結合する。高効力化合物は、低ヒト用量の投与を可能にするために好ましい。吸入送達用途では、高効力化合物は、低ヒト用量の使用を可能にし、吸入送達装置の制限内での製剤化を可能にする。
【0100】
式(I)の化合物の結合効力は、標識sGCリガンドを使用する競合結合アッセイにおいて決定することができる。以下の生物学的アッセイの節では、精製された組換えsGCに結合する放射性リガンドを置換する化合物の能力を決定するために使用される競合結合アッセイの例を記載する。
【0101】
インビボでの化合物の活性は、自然発症高血圧ラット(SHR)におけるその急性有効性の測定などにより、高血圧の種々の動物モデルにおいて評価することができる。さらに、化合物の活性は、sGC刺激化合物の気管内投与後の低酸素誘発肺高血圧ラットモデルにおける肺及び収縮期血圧を測定することによって評価することができる。一実施形態では、式(I)の好ましい化合物が、低酸素誘発性肺高血圧ラットモデルにおいて、収縮期血圧の対応するより小さい低下で、15mmHg以上の肺動脈圧の最小低下を達成する。例えば、一実施形態では、式(I)の好ましい化合物が、このアッセイで10mmHG以下である収縮期血圧の対応する低下で、15mmHg以上の肺動脈圧の最小低下を達成する。以下の「生物学的アッセイ」の節で、これらのインビボ高血圧モデルを説明する。
【0102】
「治療上有効(又は効果的な)量」という用語及び「治療に効果的な量」などの類似の記述は、研究者、獣医師、医師又は他の臨床医によって求められている組織、系、動物又はヒトの生物学的又は医学的応答を誘発する医薬品の量を意味することを意図している。好ましい実施形態では、「治療上有効量」という用語は、ヒト患者で少なくとも1つの臨床症状を緩和する医薬品の量を意味する。「予防上有効(又は効果的な)量」という用語及び「予防に効果的な量」などの類似の記述は、研究者、獣医師、医師又は他の臨床医によって組織、系、動物又はヒトで防ぐことが求められている生物学的又は医学的事象の発生のリスクを防ぐ又は低下させる医薬品の量を意味することを意図している。一例として、患者が受ける投与量は、血圧の所望の低下を達成するように選択することができる;患者が受ける投与量はまた、目標血圧に到達するために経時的に滴定されてもよい。本発明の化合物を利用する投与レジメンは、患者のタイプ、種、年齢、体重、性別及び医学的状態;治療される状態の重症度;投与するために選択された化合物の効力;投与経路;並びに患者の腎機能及び肝機能を含む種々の因子に従って選択される。これらの因子の考慮は、状態の進行を予防、対抗、又は阻止するのに必要な治療上有効投与量又は予防上有効投与量を決定する目的で、熟練した臨床医の範囲内である。具体的な1日投与量は、同時に、例えば高血圧を治療するための治療上有効量と、例えば心筋梗塞を予防するための予防上有効量の両方となり得ることが理解される。
【0103】
低cGMPレベルに関連する、又はcGMPレベルの上昇が望ましく、その治療及び予防のために、式(I)の化合物を使用することが可能である障害及び病理学的状態は、例えば、心血管疾患、例えば内皮機能障害、拡張機能障害、粥状動脈硬化、高血圧、心不全、肺高血圧(WHO群1〜5)(肺動脈高血圧症(PAH)を含む)、安定及び不安定狭心症、血栓症、再狭窄、心筋梗塞、脳卒中、急性心不全、線維症もしくは肺筋緊張亢進、又は例えば、勃起不全、喘息(例えば、気管支喘息)、急性呼吸促迫症候群(ARDS)、急性肺傷害、肺線維症、慢性腎臓病、慢性腎不全、嚢胞性線維症、間質性肺疾患、鎌状赤血球貧血、強皮症、レイノー症候群及び糖尿病である。式(I)の化合物はさらに、肝硬変の治療において、また限られた記憶能力もしくは学習能力を改善するために使用することができる。
【0104】
本発明の一実施形態では、式(I)の化合物を、心血管疾患、内皮機能障害、拡張機能障害、粥状動脈硬化、高血圧、心不全、肺高血圧(WHO群I、II、III、IV)、狭心症、血栓症、再狭窄、心筋梗塞、脳卒中、急性心不全、線維症、肺筋緊張亢進、勃起不全、喘息、慢性腎臓病、糖尿病、糖尿病性網膜症、肝硬変、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、急性呼吸促迫症候群、急性肺傷害、肺線維症、嚢胞性線維症又は間質性肺疾患を治療するために使用することができる。
【0105】
式(I)の化合物及びその薬学的に許容される塩は、単独で医薬品として、互いの混合物で又は医薬組成物の形態で、動物、好ましくは哺乳動物、特にヒトに投与することができる。「患者」という用語は、医学的状態の予防又は治療のために即時活性剤を使用する動物、好ましくは哺乳動物、特にヒトを含む。患者への薬物の投与には、自己投与と他人による患者への投与の両方が含まれる。患者は、既存の疾患又は医学的状態の治療を必要としている又は望んでいる、或いは前記疾患又は医学的状態の発生のリスクを防止又は低減するための予防的治療を必要としている又は望んでいる可能性がある。本明細書で使用される場合、既存の状態の治療又は予防的治療を「必要とする」患者は、このような治療についての医療専門家による必要性の判定並びに患者の希望の両方を包含する。
【0106】
そのため、本発明の主題は、医薬品としての使用するための式(I)の化合物及びその薬学的に許容される塩、cGMPバランスの乱れを正常化するために可溶性グアニル酸シクラーゼを活性化するためのその使用、特に上記症候群の治療及び予防におけるその使用並びにこれらの目的のための医薬品を調製するためのその使用に関する。
【0107】
さらに、本発明の主題は、活性成分としての有効用量の少なくとも1種の式(I)の化合物及び/又はその薬学的に許容される塩と、慣用的な薬学的に許容される担体、すなわち1種又は複数の薬学的に許容される担体物質及び/又は添加剤とを含む医薬組成物である。
【0108】
したがって、本発明の主題は、例えば、医薬品として使用するための前記化合物及びその薬学的に許容される塩、活性成分としての有効用量の式(I)の化合物及び/又はその薬学的に許容される塩と、慣用的な薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物、並びに上記の症候群の治療又は予防における前記化合物及び/又はその薬学的に許容される塩の使用、並びにこれらの目的のための医薬品を調製するためのその使用である。
【0109】
本発明による医薬組成物は、例えば、丸剤、錠剤、ラッカー被覆錠剤(lacquered tablet)、糖衣錠、顆粒剤、硬質及び軟質ゼラチンカプセル剤、水性、アルコール性もしくは油性溶液、シロップ、乳剤又は懸濁剤の形態で、或いは直腸に、例えば坐剤の形態で投与することができる。投与はまた、注射又は注入のための溶液の形態で非経口的に、例えば皮下、筋肉内又は静脈内に行うこともできる。
【0110】
医薬組成物は、吸入経路によって投与することもできる。吸入投与のための剤形は、エアゾール又は乾燥粉末として簡便に製剤化され得る。吸入投与に適した及び/又は適合した組成物については、式(I)の化合物が粒径減少形態であることが好ましく、より好ましくは粒径減少形態が微粒子化によって得られる又は得ることができる。
【0111】
例えば吸入投与のためのエアゾール製剤は、活性物質の薬学的に許容される水性又は非水性溶媒中溶液又は微細懸濁液を含むことができる。エアゾール製剤は、噴霧装置又は吸入器と共に使用するためのカートリッジ又はリフィルの形態をとることができる密封容器内の滅菌形態の単回用量又は複数回用量で提供することができる。或いは、密封容器は、いったん容器の内容物を使い尽くしたら処分することを意図した単回用量鼻吸入器又は計量弁(計量吸入器)を備えたエアゾールディスペンサーなどの単位分注装置であり得る。
【0112】
剤形がエアゾールディスペンサーを含む場合、これは、好ましくは圧縮空気、二酸化炭素又はヒドロフルオロカーボン(HFC)などの有機噴射剤などの圧力下で好適な噴霧剤を含む。適切なHFC噴射剤には、1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン及び1,1,1,2−テトラフルオロエタンが含まれる。エアゾール剤形はまた、ポンプ−アトマイザーの形態をとることもできる。加圧エアゾールは、活性化合物の溶液又は懸濁液を含有し得る。これは、懸濁製剤の分散特性及び均質性を改善するために、追加の賦形剤、例えば、共溶媒及び/又は界面活性剤の取り込みを必要とし得る。溶液製剤はまた、エタノールなどの共溶媒の添加を必要とし得る。例えば、製剤の安定性及び/又は味及び/又は微粒子質量特性(量及び/又はプロファイル)を改善するために、他の賦形剤改変剤を組み込むこともできる。
【0113】
吸入投与に適した医薬組成物はまた、乾燥粉末吸入組成物の形態をとってもよい。このような組成物は、ラクトース、グルコース、トレハロース、マンニトール又はデンプンなどの粉末基剤と、式(I)の化合物(好ましくは、粒径減少形態、例えば微粉化形態)と、場合により性能改変剤、例えばL−ロイシンもしくは別のアミノ酸及び/又はステアリン酸の金属塩、例えば、ステアリン酸マグネシウムもしくはステアリン酸カルシウムとを含むことができる。いくつかの実施形態では、乾燥粉末吸入可能組成物は、ラクトースと式(I)の化合物又はその塩の乾燥粉末ブレンドを含む。
【0114】
特に乾燥粉末吸入可能組成物の場合、吸入投与のための医薬組成物を、適切な吸入装置の内側のストリップ又はリボンに長手方向に取り付けられた複数の密封用量容器(例えば、乾燥粉末組成物を含む)に組み込んでもよい。容器は、必要に応じて破裂可能又は剥離開封可能であり、例えば、乾燥粉末組成物の用量は、DISKUS(登録商標)装置(GlaxoSmithKline)などの装置を介して吸入によって投与することができる。他の乾燥粉末吸入器は当業者に周知であり、多くのこのような装置は商業的に入手可能であり、代表的な装置としてはAerolizer(登録商標)(Novartis)、Airmax(商標)(IVAX)、ClickHaler(登録商標)(Innovata Biomed)、Diskhaler(登録商標)(GlaxoSmithKline)、Accuhaler(GlaxoSmithKline)、Easyhaler(登録商標)(Orion Pharma)、Eclipse(商標)(Aventis)、FlowCaps(登録商標)(Hovione)、Handihaler(登録商標)(Boehringer Ingelheim)、Pulvinal(登録商標)(Chiesi)、Rotahaler(登録商標)(GlaxoSmithKline)、SkyeHaler(商標)又はCertihaler(商標)(SkyePharma)、Twisthaler(Merck&Co.,Inc.)、Turbuhaler(登録商標)(AstraZeneca)、Ultrahaler(登録商標)(Aventis)などが挙げられる。
【0115】
他の適切な投与形態は、例えば軟膏、チンキ、スプレー又は経皮治療システム、又は例えばマイクロカプセル、インプラント又はロッドの形態の経皮又は局所投与である。好ましい投与形態は、例えば、治療すべき疾患及びその重症度に依存する。
【0116】
医薬組成物中の式(I)の活性化合物及び/又はその薬学的に許容される塩の量は、通常、1用量当たり0.01〜200mg、例えば0.1〜200mg、好ましくは1〜200mgであるが、医薬組成物の種類に応じて、より高くすることもできる。いくつかの実施形態では、医薬組成物中の式(I)の活性化合物及び/又はその薬学的に許容される塩の量が、1用量当たり0.01〜10mgである。医薬組成物は、通常、0.5〜90重量%の式(I)の化合物及び/又はその薬学的に許容される塩を含む。医薬組成物の調製は、それ自体公知の様式で行うことができる。この目的のために、1種又は複数の式(I)の化合物及び/又はその薬学的に許容される塩を、1種又は複数の固体又は液体医薬担体物質及び/又は添加剤(又は補助物質)と一緒に、及び所望であれば治療又は予防作用を有する他の薬学的に活性な化合物と組み合わせて、ヒト又は獣医学における医薬品として使用することができる適切な投与形態又は剤形にする。
【0117】
丸剤、錠剤、糖衣錠及び硬質ゼラチンカプセルを製造するために、例えばラクトース、デンプン、例えばトウモロコシデンプン、又はデンプン誘導体、タルク、ステアリン酸又はその塩等を使用することが可能である。軟質ゼラチンカプセル及び坐剤用の担体は、例えば、脂肪、ワックス、半固体及び液体ポリオール、天然又は硬化油等である。溶液、例えば注射用溶液又は乳剤もしくはシロップの調製に適した担体は、例えば水、生理学的に許容される塩化ナトリウム溶液、アルコール(エタノール、グリセロール、ポリオールなど)、スクロース、転化糖、グルコース、マンニトール、植物油等である。式(I)の化合物及びその薬学的に許容される塩を凍結乾燥し、得られた凍結乾燥物を、例えば注射又は注入用調製物を調製するために使用することも可能である。マイクロカプセル、インプラント又はロッドに適した担体は、例えば、グリコール酸と乳酸のコポリマーである。
【0118】
活性化合物及び担体に加えて、医薬組成物は、慣用的な添加剤、例えば充填剤、崩壊剤、結合剤、潤滑剤、湿潤剤、安定剤、乳化剤、分散剤、保存剤、甘味剤、着色剤、香味剤、香料、増粘剤、希釈剤、緩衝物質、溶媒、可溶化剤、デポー効果を達成するための薬剤、浸透圧を変えるための塩、コーティング剤又は抗酸化剤を含有することもできる。
【0119】
投与される式(I)の活性化合物及び/又はその薬学的に許容される塩の投与量は、個々の場合に依存し、慣用的なように、最適な効果を達成するために個々の状況に適合される。したがって、これは、治療される障害の性質及び重症度、並びに治療されるヒト又は動物の性別、年齢、体重及び個々の応答性、使用される化合物の有効性及び作用持続時間、治療が急性であるか慢性であるか予防的であるかどうか、又は(I)の化合物に加えて他の活性化合物が投与されるかどうかに依存する。一般に、約0.0001〜100mg/kg、特に0.0001〜0.30mg/kg又は0.01〜0.03mg/kg(各場合で、体重1kg当たりのmg)の1日量が、所望の結果を得るために約75kgの体重の成人に投与するのに適している。1日量は、単回投与で投与することができる、又は特に多量を投与する場合には、数回、例えば2回、3回又は4回の個々の投与に分割することができる。場合によっては、個々の応答に応じて、与えられた1日用量から上向き又は下向きに逸脱することが必要となり得る。1日1回用量が好ましい。
【0120】
式(I)の化合物は、可溶性グアニル酸シクラーゼを活性化する。この特性のために、ヒト医学及び獣医学における薬学的に活性な化合物としての使用以外に、これらはまた、科学的ツールとして、又は可溶性グアニル酸シクラーゼに対するこのような効果が意図される生化学的研究の助けとして、及び診断目的、例えば細胞試料又は組織試料のインビトロ診断に使用することもできる。式(I)の化合物及びその塩は、既に上記のように、他の薬学的に活性な化合物を調製するための中間体としてさらに使用することができる。
【0121】
1種又は複数の追加の薬理学的に活性な薬剤を、式(I)の化合物と組み合わせて投与してもよい。追加の(1又は複数の)活性剤は、式(I)の化合物とは異なる、投与後に薬学的に活性な形態に変換するプロドラッグを含む、体内で活性な薬学的に活性な(1又は複数の)薬剤を意味することを意図し、前記追加の活性薬剤の遊離酸、遊離塩基及び薬学的に許容される塩も含む。一般的に、それだけに限らないが、降圧薬、抗粥状硬化薬、例えば脂質修飾化合物、抗糖尿病薬及び/又は抗肥満薬を含む任意の適切な追加の(1又は複数の)活性剤を、単一投与製剤で式(I)の化合物との任意の組合せ(一定用量の薬剤の組合せ)で使用することができる、或いは活性剤の同時又は逐次投与を可能にする1つ又は複数の別個の投与製剤(別個の活性剤の同時投与)で患者に投与することができる。使用することができる追加の活性剤の例としては、それだけに限らないが、アンジオテンシン変換酵素阻害剤(例えば、アラセプリル、ベナゼプリル、カプトプリル、セロナプリル、シラザプリル、デラプリル、エナラプリル、エナラプリラート、ホシノプリル、イミダプリル、リシノプリル、モベルチプリル、ペリンドプリル、キナプリル、ラミプリル、スピラプリル、テモカプリル又はトランドラプリル)、アンジオテンシンII受容体アンタゴニスト(例えば、ロサルタン、すなわち、COZAAR(登録商標)、バルサルタン、カンデサルタン、オルメサルタン、テルメサルタン及びHYZAAR(登録商標)などのヒドロクロロチアジドと組み合わせて使用されるこれらの薬物のいずれか);中性エンドペプチダーゼ阻害剤(例えば、チオルファン及びホスホラミドン)、アルドステロンアンタゴニスト、アルドステロンシンターゼ阻害剤、レニン阻害剤(例えば、ジ−及びトリ−ペプチドの尿素誘導体)(米国特許第5116835号明細書参照)、アミノ酸及び誘導体(米国特許第5095119号明細書及び第5104869号明細書)、非ペプチド性結合によって連結されたアミノ酸鎖(米国特許第5114937号明細書)、ジ−及びトリ−ペプチド誘導体(米国特許第5106835号明細書)、ペプチジルアミノジオール(米国特許第5063208号明細書及び第4845079号明細書)並びにペプチジルβ−アミノアシルアミノジオールカルバメート(米国特許第5089471号明細書);また以下の米国特許第5071837号明細書;第5064965号明細書;第5063207号明細書;第5036054号明細書;第5036053号明細書;第5034512号明細書及び第4894437号明細書に開示される種々の他のペプチド類似体、及び小分子レニン阻害剤(ジオールスルホンアミド及びスルフィニルを含む)(米国特許第5098924号明細書)、N−モルホリノ誘導体(米国特許第5055466号明細書)、N−複素環式アルコール(米国特許第4885292号明細書)及びピロルイミダゾロン(米国特許第5075451号明細書);またペプスタチン誘導体(米国特許第4980283号明細書)並びにスタトン(statone)含有ペプチドのフルオロ−及びクロロ−誘導体(米国特許第5066643号明細書)、エナルクレイン(enalkrein)、RO42−5892、A65317、CP80794、ES1005、ES8891、SQ34017、アリスキレン(2(S),4(S),5(S),7(S)−N−(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2,7−ジイソプロピル−8−[4−メトキシ−3−(3−メトキシプロポキシ)−フェニル)−オクタンアミドヘミフマレート)、SPP600、SPP630及びSPP635)、エンドセリン受容体アンタゴニスト、ホスホジエステラーゼ−5阻害剤(例えば、シルデナフィル、タダラフィル及びバルデナフィル)、血管拡張薬、カルシウムチャネル遮断薬(例えば、アムロジピン、ニフェジピン、ベラパミル、ジルチアゼム、ガロパミル、ニルジピン、ニモジピン、ニカルジピン)、カリウムチャネル活性化剤(例えばニコランジル、ピナシジル、クロマカリム、ミノキシジル、アプリルカリム(aprilkalim)、ロプラゾラム)、利尿薬(例えばヒドロクロロチアジド)、交感神経遮断薬、β−アドレナリン受容体遮断薬(例えば、プロプラノロール、アテノロール、ビソプロロール、カルベジロール、メトプロロール又はメトプロロール酒石酸塩)、αアドレナリン受容体遮断薬(例えば、ドキサゾシン、プラゾシン又はαメチルドパ)、中枢αアドレナリン作動薬、末梢血管拡張薬(例えば、ヒドララジン);脂質低下薬、例えばHMG−CoAレダクターゼ阻害剤、例えばラクトンプロドラッグ形態でZOCOR(登録商標)及びMEVACOR(登録商標)として市販されており、投与後に阻害剤として機能するシンバスタチン及びロバスタチン、並びにアトルバスタチン(特にLIPITOR(登録商標)で販売されているカルシウム塩)、ロスバスタチン(特にCRESTOR(登録商標)で販売されているカルシウム塩)、プラバスタチン(特にPRAVACHOL(登録商標)で販売されているナトリウム塩)及びフルバスタチン(特にLESCOL(登録商標)で販売されているナトリウム塩)などのジヒドロキシ開環酸HMG−CoAレダクターゼ阻害剤の薬学的に許容される塩;コレステロール吸収阻害薬、例えばエゼチミブ(ZETIA(登録商標))及び上記のHMG−CoAレダクターゼ阻害剤などの任意の他の脂質低下薬と組み合わせた、特にシンバスタチン(VYTORIN(登録商標))又はアトルバスタチンカルシウムと組み合わせたエゼチミブ;即時放出又は制御放出形態の及び/又はHMG−CoAレダクターゼ阻害剤を含むナイアシン;ナイアシン受容体アゴニスト、例えばアシピモックス及びアシフラン、並びにナイアシン受容体部分アゴニスト;インスリン及びインスリン模倣物(例えば、インスリンデグルデク、インスリングラルギン、インスリンリスプロ)、ジペプチジルペプチダーゼIV(DPP−4)阻害剤(例えば、シタグリプチン、アログリプチン、オマリグリプチン、リナグリプチン、ビルダグリプチン)を含む代謝改変剤;(i)PPARαアゴニスト、例えばグリタゾン(例えば、ピオグリタゾン、AMG131、MBX2044、ミトグリタゾン、ロベグリタゾン、IDR−105、ロシグリタゾン及びバラグリタゾン)並びに(1)PPARα/γデュアルアゴニスト(例えば、ZYH2、ZYH1、GFT505、チグリタザル、ムラグリタザル、アレグリタザル、ソデルグリタザル及びナベグリタザル);(2)PPARαアゴニスト、例えばフェノフィブリン酸誘導体(例えば、ゲムフィブロジル、クロフィブラート、シプロフィブラート、フェノフィブラート、ベザフィブラート)、(3)選択的PPARγモジュレーター(SPPARγM)(例えば、国際公開第02/060388号、国際公開第02/08188号、国際公開第2004/019869号、国際公開第2004/020409号、国際公開第2004/020408号及び国際公開第2004/066963号に開示されているものなど);及び(4)PPARγ部分アゴニストを含む他のPPARリガンド;(ii)ビグアニド、例えばメトホルミン及びその薬学的に許容される塩、特にメトホルミン塩酸塩、その延長放出製剤、例えばGlumetza(商標)、Fortamet(商標)及びGlucophageXR(商標);及び(iii)タンパク質チロシンホスファターゼ−1B(PTP−1B)阻害剤(例えば、ISIS−113715及びTTP814)を含むインスリン増感剤;インスリン又はインスリンアナログ(例えば、インスリンデテミル、インスリングルリジン、インスリンデグルデク、インスリングラルギン、インスリンリスプロ及びそれぞれの吸入可能な製剤);レプチン及びレプチン誘導体及びアゴニスト;アミリン及びアミリン類似体(例えば、プラムリンチド);スルホニル尿素及び非スルホニル尿素インスリン分泌促進物質(例えば、トルブタミド、グリブリド、グリピジド、グリメピリド、ミチグリニド、メグリチニド、ナテグリニド及びレパグリニド);α−グルコシダーゼ阻害剤(例えば、アカルボース、ボグリボース及びミグリトール);グルカゴン受容体アンタゴニスト(例えば、MK−3577、MK−0893、LY−2409021及びKT6−971);インクレチン模倣物、例えばGLP−1、GLP−1類似体、誘導体及び模倣物;並びにGLP−1受容体アゴニスト(例えば、デュラグルチド、セマグルチド、アルビグルチド、エクセナチド、リラグルチド、リキシセナチド、タスポグルチド、CJC−1131及びBIM−51077(鼻腔内、経皮、及びその週1回製剤を含む));LDLコレステロール低下薬、例えば(i)HMG−CoAレダクターゼ阻害剤(例えば、シンバスタチン、ロバスタチン、プラバスタチン、セリバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン及びロスバスタチン)、(ii)胆汁酸金属イオン封鎖剤(例えば、コレスチラン、コレスチミド、塩酸コレセバラム、コレスチポール、コレスチラミン及び架橋デキストランのジアルキルアミノアルキル誘導体)、(iii)コレステロール吸収の阻害剤(例えば、エゼチミブ)、及び(iv)アシルCoA:コレステロールアシルトランスフェラーゼ阻害剤(例えば、アバシミベ);HDL上昇薬(例えば、ナイアシン及びニコチン酸受容体アゴニスト、及びその延長放出型);抗肥満化合物;炎症状態に使用することを意図した薬剤、例えばアスピリン、非ステロイド性抗炎症薬又はNSAID、グルココルチコイド、及び選択的シクロオキシゲナーゼ−2もしくはCOX−2阻害剤;グルコキナーゼ活性化剤(GKA)(例えば、AZD6370);11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼタイプ1の阻害剤(例えば、米国特許第6730690号明細書に開示されているもの及びLY−2523199など);CETP阻害剤(例えば、アナセトラピブ、エバセトラピブ及びトルセトラピブ);フルクトース1,6−ビスホスファターゼの阻害剤(例えば、米国特許第6054587号明細書;第6110903号明細書;第6284748号明細書;第6399782号明細書;及び第6489476号明細書に開示されているものなど);アセチルCoAカルボキシラーゼ−1又は2(ACC1又はACC2)の阻害剤;AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)活性化因子;Gタンパク質共役受容体:(i)GPR−109、(ii)GPR−119の他のアゴニスト(例えば、MBX2982及びPSN821)、及び(iii)GPR−40;SSTR3アンタゴニスト(例えば、国際公開第2009/001836号に開示されているものなど);ニューロメジンU受容体アゴニスト(例えば、それだけに限らないが、ニューロメジンS(NMS)を含む国際公開第2009/042053号に開示されているもの);SCDモジュレーター;GPR−105アンタゴニスト(例えば、国際公開第2009/000087に開示されているものなど);SGLT阻害剤(例えば、ASP1941、SGLT−3、エンパグリフロジン、ダパグリフロジン、エルツグリフロジン、カナグリフロジン、BI−10773、PF−04971729、レモグロフロジン、TS−071、トホグリフロジン、イプラグリフロジン及びLX−4211);アシル補酵素A:ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ1及び2(DGAT−1及びDGAT−2)の阻害剤;脂肪酸シンターゼの阻害剤;アシル補酵素A:モノアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ1及び2(MGAT−1及びMGAT−2)の阻害剤;TGR5受容体(GPBAR1、BG37、GPCR19、GPR131及びM−BARとしても知られている)のアゴニスト;回腸胆汁酸輸送体阻害剤;PACAP、PACAP模倣物、及びPACAP受容体3アゴニスト;PPARアゴニスト;タンパク質チロシンホスファターゼ−1B(PTP−1B)阻害剤;IL−1b抗体(例えば、XOMA052及びカナキヌマブ);並びにメシル酸ブロモクリ
プチン及びその速放性製剤;又はニトロプルシド及びジアゾキシドを含む上記の疾患の予防又は治療に有益な他の薬剤と組み合わせた、上記の活性剤の遊離酸、遊離塩基及び薬学的に許容される塩形態(化学的に可能な場合)。
【0122】
以下の実施例は、本発明がより完全に理解されるように提供される。特に指示しない限り、出発材料は商業的に入手可能である。これらは、いかなる形でも本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
【0123】
本発明の化合物を調製するいくつかの方法を以下のスキーム及び実施例で記載する。出発材料及び中間体は、購入する、公知の手順から作製する、又はその他示される通りである。式(I)の化合物へのいくつかの頻繁に適用される経路も、以下のスキームによって記載される。いくつかの場合、反応スキームのステップを行う順序を変えて反応を促進する又は不要な反応生成物を回避することができる。スキーム中の「R」及び「X」基は、構造上の同じ位置で式(I)で定義される変数に対応する。
【0124】
スキーム1は、タイプS−1dの化合物を組み立てるための一般的な手法を概説する。アミジンS−1aから出発して、それぞれ、無機塩基(例えば、KHCO
3)又はアミン塩基(例えば、NEt
3)の存在下で、マロノニトリルS−1b又はラクタムS−1cとカップリングさせると、ピリミジン含有基質S−1dが得られる。
【0125】
スキーム1
【化23】
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【0126】
マロノニトリル型カップリングパートナーは、スキーム2、行A及びBに概説されるように組み立てることができる。中間体S−2aは、購入することができる(R
4=Me)、又はグリニャール試薬もしくは他の有機金属試薬で処理することによりシュウ酸ジエチルから一段階で生成することができる。文献条件(Hagiwara et.al.Synthesis 1974,9,669)と同様に、マロノニトリルを中間体S−2aと縮合させると、中間体S−2bが得られる。室温〜−78℃でTHFなどの溶媒中でグリニャール試薬又は尿酸塩を用いてその後1,4−付加すると、官能化マロノニトリルS−1bが得られる。R
4基が後に導入される誘導体化マロノニトリルへの代替手法を行Bに概説する。シュウ酸ジアルキルから出発して、文献(Sentman et.al.J.Org.Chem.1982,47,4577)に記載される条件と同様のマロノニトリルとの縮合により、中間体S−2dが得られる。その後のグリニャール試薬による処理により、R
3=CO
2R
10である場合、中間体S−1bと同様である中間体S−2eが得られる。
【0127】
スキーム2
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
【0128】
マロノニトリル型試薬を組み立てるための代替方法を以下スキーム3で概説する。官能化エステルS−3aは、購入することができる、又はスキーム3の行Bに概説されるように銅触媒クロスカップリング反応、引き続く脱炭酸を介して組み立てることができる。S−3aはまた、トリメチルシリルジアゾメタン又は触媒硫酸と共にメタノールで処理することにより、対応するカルボン酸から調製することもできる。S−3aは、Buchwald,S.L.et al Organic Letters 2009,11(8),1773;又はShen,H.C.et al Organic Letters 2006,8(7),1447に記載されているようにエステルのαアリール化/ヘテロアリール化によって調製することができる。THF又はDMFなどの溶媒中、LiHMDS、NaHMDS、NaH又はLDAなどの塩基の存在下でのアルキル化を介したS−3aの追加の官能化により、中間体S−3bが得られる。化合物S−3cは、化合物S−3bを、四塩化炭素などの溶媒中、還流温度で、NBS及びAIBNなどの臭素化試薬で処理することによって調製される。或いは、化合物S−3cは、Yang,D.et al Journal of Organic Chemistry 2002,67(21),7429に記載されるように、アセトニトリル溶媒中室温で、NBS及び過塩素酸マグネシウムと反応させることによって調製することができる。化合物S−3cはまた、化合物S−3bを水素化ナトリウムなどの塩基で処理し、引き続いてNBSで処理することによって調製することもできる。化合物S−1bは、THF又はDMFなどの溶媒中、周囲温度〜高温で、マロノニトリル及び塩基(水素化ナトリウム、t−BuOK、K
2CO
3又はDBUなど)と反応させることによってS−3cから得られる。
【0129】
スキーム3
【化25】
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【0130】
タイプS−1bのマロノニトリルは、スキーム4に示されるように、メタノール中ナトリウムメトキシド又はエタノール中ナトリウムエトキシドなどのアルコキシド型塩基の存在下で環化してラクタムS−1cを形成することができる。さらに、マロノニトリルS−4aを含有する官能化アルキンは、銅試薬の存在下で官能化炭素結合アジドによる1,3−双極子環付加を受けて1,2,3−トリアゾールS−4bをもたらすことができる。
【0131】
スキーム4
【化26】
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【0132】
タイプS−5e及びS−5hの複素環は、スキーム5、行A及びBに概説されるように生成することができる。S−5eは、商業的に入手可能なエチル2−シアノプロパノエートS−5aから出発して、行Aに概説されるように調製することができ、ここでは水中クロロトリメチルシランで処理するとアミドS−5bが得られる。トリフリン酸銀の存在下でのS−5cなどの官能化α−ブロモケトン試薬を用いたその後の環化によりS−5dがもたらされる。ここから、NBS及びLiHMDSによる臭素化、引き続いてマロノニトリルによる処理により、S−5eなどの標的基質が得られる。S−5hは、商業的に入手可能なチオアミドS−5fから出発して、行Bに概説されるように入手することができる。S−5cなどのα−ブロモケトンで処理し、引き続いてKBr及び過酸化水素で臭素化し、引き続いて最後にマロノニトリルで処理すると、タイプS−5hの基質が得られる。
【0133】
スキーム5
【化27】
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【0134】
アミジンS−1aへの一般的な手法を、以下のスキーム6に概説する。一般的なタイプの2−フルオロベンズアルデヒドS−6aから出発して、DMAなどの溶媒中で加熱しながらヒドラジンと縮合させると、インダゾールS−6bが得られる。その後DCM又はDMAなどの溶媒中でNISなどのヨウ素化試薬でヨウ化し、引き続いてDMAなどの溶媒中Pd
2(dba)
3及びDPPFなどの触媒を使用してシアン化亜鉛とパラジウム触媒クロスカップリングさせると、ニトリル中間体S−6dが得られる。DMF、DMA又はアセトニトリルなどの溶媒中、周囲温度〜100℃で、炭酸セシウム、水素化ナトリウム又はK
2CO
3などの塩基を使用して使用してインダゾールをブロモ又はヨードハロゲン化物でアルキル化すると、S−6eが得られる。ニトリルのタイプS−1aのアミジンへの変換は、Garigipati,R.S.et al.Tetrahedron Letters 1990,31(14),1969によって記載されるように、加熱しながら、トルエンなどの非極性溶媒中、トリエチルアルミニウム及び塩化アンモニウムから調製されたアミノ(クロロ)メチルアルミニウムなどの試薬により達成することができる。代替条件はナトリウムメトキシドを利用し、引き続いて酢酸の存在下で塩化アンモニウムで処理する。
【0135】
スキーム6
【化28】
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【0136】
スキーム7に記載されるように、アザ−インダゾール基質S−7aを、酢酸溶媒中mCPBAによるピリジンの酸化によってさらに官能化してN−オキシドを得て、引き続いてPOCl
3で処理してα−クロロ置換中間体S−7cを得て、その後これをアミジンS−7dに変換することができる。
【0137】
スキーム7
【化29】
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【0138】
最終化合物合成のいくつかの一般的な経路を、以下のスキーム8、9及び10に概説する。スキーム8に一般的に概説される1つの手法は、官能化マロノニトリルS−8c又はラクタムS−8bをアミジンとカップリングさせて、エステルを有するタイプS−8dの中間体を得ることである。タイプS−8cのマロンジトリル試薬とのアミジンカップリングは、典型的にはtBuOHなどのアルコール溶媒中、室温〜80℃で行われ、KHCO
3などの塩基を利用するが、反応を塩基の非存在下でも行うことができる。S−8bなどの活性化ラクタム構造とのアミジンカップリングは、典型的にはTHFなどの溶媒中、室温〜80℃で、Et
3Nなどのアルキルアミン塩基を用いて行われる。水と組み合わせてジオキサン又はアセトニトリルなどの極性有機溶媒を含有する溶媒混合物中で、水酸化リチウムなどの塩基によりその後加水分解すると、最終生成物S−8eが得られる。エナンチオマーのキラル分割は、S−8eの加水分解形成まで及び加水分解形成後を含む任意の段階で起こり得る。この分割には、官能化マロニトリルS−8cもしくはラクタムS−8bのキラル分割又はエステル中間体S−8dでのアミジンとの後縮合もしくは酸S−8eの加水分解後分割が含まれる。
【0139】
スキーム8
【化30】
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【0140】
チアゾールに結合した官能化酸の合成のための別の方法を、スキーム9に概説する。キラル又はラセミS−9a(スキーム1に一般的に概説されるよう組み立てられた)のいずれかから出発して、メタノール中アンモニアを用いてアミドに変換し、引き続いてトルエン中高温でローソン試薬で処理すると、チオアミド中間体S−9bが得られる。エタノールなどのアルコール中高温でブロモ官能化β−ケトエステルとカップリングし、引き続いて加水分解すると、酸S−9cが得られる。タイプS−1cのキラル試薬の使用又はエステルS−9aの分割を通してキラルS−9aを生成することに加えて、チオアミドS−9b又はその後のエステルもしくは酸S−9cでキラル分割を行うことができる。
【0141】
スキーム9
【化31】
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【0142】
さらに、タイプS−10bの化合物は、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレートなどの一般的なカップリング試薬を使用してアミノエステルとカップリングして、タイプS−8eのより活性な単一エナンチオマー(スキーム8に概説されるような一般的合成)から形成することができる。次いで、エステル中間体S−10aを加水分解してS−10bを得ることができる。
【0143】
スキーム10
【化32】
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【0144】
タイプS−11bの化合物は、タイプS−8e(スキーム8に概説される一般的合成)から形成することができる。ニトリル化合物タイプS−11aは、Boc無水物及びTFAなどの試薬を用いてカルボン酸を対応するアミドに変換し、引き続いてトリフルオロ酢酸無水物などの試薬を用いてアミドを脱水してニトリルを形成することによって形成することができる。タイプS−11aの化合物をアジ化ナトリウム又はTMS−アジドで処理すると、テトラゾール化合物タイプS−11bが得られる。
【0145】
スキーム11
【化33】
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【0146】
本発明の化合物は、R配置及びS配置のいずれかであり得るR
3及びR
4置換基を有する炭素に不斉中心を有する。これらのエナンチオマー混合物は、キラルSFCクロマトグラフィーを用いて単一エナンチオマーに分離又は分割することができる。ラセミ材料は、スキーム8、9及び10に概説されるように、経路の最終段階、又は初期段階の1つでエナンチオマー的に純粋な化合物に分割することができる。例えば、中間体S−1b及びS−1cは、キラル分割を受けてエナンチオピュアな異性体をもたらし、これはエナンチオマー的に純粋な化合物へのアミジンとのカップリングにおいて維持され得る。或いは、エナンチオマー分割を、一般的中間体S−1dの形成後に行うことができる。例えば、タイプS−8d、S−9b又はS−10aの中間体の単一エナンチオマーへのキラル分割を、エナンチオピュアな化合物へさらに精緻化してもよく、或いはタイプS−8e、S−9c、S−10bの最終化合物で分割してもよい。特記しない限り、本発明の例はエナンチオマー的に純粋な異性体(R又はS)である。エナンチオマーのうちの1つのみが活性である場合、より活性なエナンチオマーに関して生化学アッセイデータを列挙する。
【0147】
ジアステレオマー及びエナンチオマーの独立した合成又はこれらのクロマトグラフィー分離は、当業者によく知られている方法を用いて、及び本明細書に開示される方法論の適切な修正によって達成することができる。その絶対立体化学は、必要に応じて、既知の絶対立体化学の不斉中心を含有する試薬を用いて誘導体化した結晶性生成物又は結晶性中間体のX線結晶解析によって、又は振動円二色性(VCD)分光法によって決定することができる。
【0148】
合成スキーム及び実施例を通して、特に指示しない限り、略語及び頭字語は、以下の意味で使用され得る:
AIBN=2,2’−アゾビスイソブチロニトリル;Anhydr.=無水;Aq.=水性;atm=大気;bp、b.p.=沸点;br s=ブロードな一重項;Bu=ブチル;t−Bu=tert−ブチル;BuLi=ブチルリチウム;t−BuOH、tert−BuOH=tert−ブタノール;tBuOK=カリウムtert−ブトキシド;CDCl
3=重水素化クロロホルム;CD
3OD=テトラジュウテロメタノール;CELITE=珪藻土;CF
3=トリフルオロメチル;cGMP=環状グアノシン一リン酸;conc、conc.=濃縮、濃縮、濃縮物;DBU=1,8−ジアザビシクロ[4.3.0]ウンデカ−7−エン;DCM=ジクロロメタン;1,2−DCE、DCE=1,2−ジクロロエタン;DETA−NO=ジエチレントリアミン/一酸化窒素付加物;DMA、DMAC=N,N−ジメチルアセトアミド;DMF=N,N−ジメチルホルムアミド;DMSO=ジメチルスルホキシド;dppf=1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン;DTT=ジチオトレイトール;EAB=卵アルブミン;EBSS=アールの平衡塩類溶液;equiv、eq.=(1又は複数の)当量;Et=エチル;Et
3N=トリエチルアミン;EtOAc=酢酸エチル;EtOH=エタノール;GTP=グアノシン三リン酸;h、hr=時間;HPLC=高圧液体クロマトグラフィー;Int.=中間体;iPr=イソプロピル;IPA、IP=変曲点;i−PrOH=イソプロパノール;IT=気管内;LCMS、LC/MS=液体クロマトグラフィー−質量分析;LDA=リチウムジイソプロピルアミド;LiHMDS、LHMDS=リチウムビス(トリメチルシリル)アミド;min、min.=分;M=モル濃度;Me=メチル;MeCN、ACN=アセトニトリル;MeI=ヨウ化メチル;MeOH=メタノール;mp、m.p.=融点;mpk=ミリグラム/キログラム;N=規定;N
2=窒素;NaOMe=ナトリウムメトキシド;NCS=N−クロロスクシンイミド;NBS=N−ブロモスクシンイミド;NaHMDS=ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド;NMR=核磁気共鳴;N.D.=未決定;NIS=N−ヨードスクシンイミド;PDA=フォトダイオードアレイ;Pd
2(dba)
3=トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0);Ph=フェニル;Pr=プロピル;psig=ポンド/平方インチゲージ;PTLC、prep TLC=分取薄層クロマトグラフィー;rac=ラセミ体;rt=保持時間;RP−HPLC=逆相HPLC;RT=室温;sat.、sat’d=飽和;SFC=超臨界流体クロマトグラフィー;sGC=可溶性グアニル酸シクラーゼ;TFA=トリフルオロ酢酸;TFAA=トリフルオロ酢酸無水物;TLC=薄層クロマトグラフィー;THF=テトラヒドロフラン;TMS=トリメチルシリル;VCD=振動円二色性;v、v/v=体積、体積対体積;w、w/w=重量、重量対重量。
【0149】
立体異性体のキラル分割に使用されるカラムは、以下の通り下記の実施例に示される:AD=CHIRALPAK(登録商標)AD;AD−H=CHIRALPAK(登録商標)AD−H;AS=CHIRALPAK(登録商標)AS;AS−H=CHIRALPAK(登録商標)AS−H;IA=CHIRALPAK(登録商標)IA;IC=CHIRALPAK(登録商標)IC;OD−H=CHIRALCEL(登録商標)OD−H;及びOJ−H=CHIRALCEL(登録商標)OJ−H。
【0150】
以下の実施例は、本発明をより完全に説明するために提供され、いかなる様式でも範囲を限定するものと解釈されるべきではない。特に明記しない限り、以下の条件を使用した。全ての操作は、室温又は周囲温度(RT)、すなわち18〜25℃の範囲の温度で行った。反応は、一般的に、窒素又はアルゴンのいずれかの不活性雰囲気下、商業的に入手可能な無水溶媒を用いて行う。マイクロ波反応は、BIOTAGE Initiator(商標)又はCEM EXPLORER(登録商標)システムを用いて行った。溶媒の蒸発は、最高50℃の浴温度で、減圧下(4.5〜30mmHg)、ロータリーエバポレーターを用いて行った。反応の経過に引き続いて、薄層クロマトグラフィー(TLC)及び/又はタンデム高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、引き続いて電子スプレー質量分析(MS)(本明細書ではLCMSと称する)を行い、いずれの反応時間も例示のみのために示している。全ての最終化合物の構造を、以下の技術:MS又はプロトン核磁気共鳴(
1H NMR)分光法の少なくとも1つによって保証し、純度を以下の技術:TLC又はHPLCの少なくとも1つによって保障した。
1H NMRスペクトルを、示される溶媒を用いて、300、400、500又は600MHzで、Varian Unity又はVarian Inova機器のいずれかで記録した。行に列挙する場合、NMRデータは残留溶媒ピーク(多重度及び水素数)に対する百万分率(ppm)で示される、主要な診断陽子についてのδ値の形態である。シグナル形状に使用される慣用的な略語は以下である:s.一重項d.二重項(明らか);t.三重項(明らか);m.多重項;br.ブロード;等。MSデータを、Hewlett−Packard(AGILENT 1100)HPLC機器とインターフェースし、MASSLYNX/OpenLynxソフトウェアで操作する、Waters Micromass又はWatersZQ装置で記録した。エレクトロスプレーイオン化を陽イオン(ES+)又は陰イオン(ES−)検出;及びダイオードアレイ検出で使用した。分取逆相HPLCによる化合物の精製を、水/アセトニトリル(0.1%TFA)勾配(典型的には5%アセトニトリルから95%アセトニトリル)で20mL/分で溶出するYMC−Pack Pro C18カラム(150×20mm内径)、又は水/アセトニトリル(0.1%TFA)勾配で50mL/分で溶出するSUNFIRE Prep C18 OBD5μMカラム(100×30mm内径)を用いてGILSONシステムで行った。分取質量誘因逆相HPLCによる化合物の精製を、Waters MS指示分取スケールHPLCで行った。分取薄層クロマトグラフィー(PTLC)による化合物の精製を、Analtech;又はE.Merckから商業的に入手可能なシリカゲルでコーティングされた20×20cmガラスプレートで行った。フラッシュカラムクロマトグラフィーを、Kieselgel 60、0.063〜0.200mm(SiO
2)を用いてガラスシリカゲルカラムで、又はBIOTAGE Horizon及びBIOTAGE SP−1システムを用いてBIOTAGE SiO
2カートリッジシステムで;又はCOMBIFLASH Rfシステムを用いてTeledyne Isco SiO
2カートリッジで行った。化学記号はその通常の意味を有し、以下の略語も使用されている:h又はhr(時間)、min(分)、v(体積)、w(重量)、b.p.(沸点)、m.p.(融点)、L((1又は複数の)リットル)、mL(ミリリットル)、g((1又は複数の)グラム)、mg((1又は複数の)ミリグラム)、mol(モル)、mmol(ミリモル)、eq又はequiv((1又は複数の)当量)、μM(マイクロモル濃度)、nM(ナノモル濃度)、ca(約/約)。
【0151】
以下は、後の実施例に記載される最終生成物を調製するために使用される中間体の調製のための代表的な手順である。これらの実施例は、さらなる説明の目的でのみ提供され、開示される発明を限定することを意図するものではない。
【0152】
化合物中のキラル中心が、「S」もしくは「R」立体配置、又は両方の混合物として存在し得ることが理解される。中間体化合物及び最終化合物の例のいくつかでは、ラセミキラル中心を有するこのような化合物を、例えば観察される速く溶出する異性体を指す異性体A(又はエナンチオマーAなど)、及び観察される遅く溶出する異性体を指す異性体B(又はエナンチオマーBなど)と呼ばれる個々の立体異性体に分離し、それぞれのこのような異性体は速く又は遅く溶出する異性体として実施例に記され得る。単一の「A」又は「B」異性体中間体が下流の化合物を調製するために使用される場合、下流の化合物は、以前に使用された中間体に対応する「A」又は「B」の名称をとることができる。
【0153】
以下に記載される中間体は、本明細書において、「I−」が前に付された番号で呼ばれ得る。例示のために、ラセミ体の親標題化合物を中間体37(I−37又はrac−I−37)と呼び、分離した立体異性体を中間体37A及び37B(又はI−37A及びI−37B)と記す。いくつかの例では、キラル中心を有する化合物を、単一の異性体中間体から合成的に誘導した;例えば、立体異性体I−11Bを用いて実施例13Bを作製した。いくつかの場合、中間体又は実施例は2個以上のキラル中心を含む。このような場合、異性体の分離は、2回以上のキラル分離を必要とし得る。このような場合、中間又は実施例番号に2文字続き得る(例えば、I−38AB又はEx−5BA)。これらの中間体及び実施例については、最初の文字が第1の分離からのA又はB異性体を表し、第2の文字が第2の分離からのA又はB異性体を表す。実施例及び中間体における別個の立体異性体の絶対立体化学は、実施例又は中間体合成において特に明記しない限り決定しなかった。アスタリスク(*)は、キラル中心の位置を示す化学構造図において使用され得る。
【0154】
中間体1
メチル3−(4−ヨードフェニル)−2−メチルプロパノエート
【化34】
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【0155】
−78℃のメチル3−(4−ヨードフェニル)プロパノエート(2g、6.89mmol)のTHF(27mL)中溶液を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、カリウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1M、8.3mL、8.3mmol)の溶液をゆっくり添加した。得られた溶液を−78℃で30分間攪拌した後、ヨウ化メチル(0.560mL、8.96mmol)を添加した。反応物を−78℃で2時間攪拌し、次いで、塩酸の1M水溶液でクエンチした。混合物をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮乾固した。残渣をEtOAc:ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、ラセミ体の標記生成物I−1が得られた。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.66−7.60(m,2H),6.94(d,J=8.2Hz,2H),3.67(s,3H),2.99(dd,J=13.5,7.1Hz,1H),2.73(h,J=7.0Hz,1H),2.64(dd,J=13.4,7.4Hz,1H),1.18(d,J=6.9Hz,3H);m/z=305(M+1).
中間体2
メチル3−(4−ヨードフェニル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【化35】
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【0156】
−78℃のメチルイソブチレート(1.16mL、10.1mmol)のTHF(34mL)中溶液を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、リチウムジイソプロピルアミド(THF中1M、11.1mL、11.1mmol)をゆっくり添加した。得られた溶液を−78℃で1時間攪拌した後、4−ヨードベンジルブロミド(3g、10.10mmol)のTHF(2mL)中溶液を添加した。反応物を室温まで加温させ、2時間攪拌し、次いで、飽和NH
4Cl水溶液を添加して反応をクエンチした。混合物をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮乾固した。残渣をEtOAc:ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、ラセミ体の標記生成物I−2が得られた。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.65−7.54(m,2H),6.94−6.81(m,2H),3.68(s,3H),2.82(s,2H),1.20(s,6H);m/z=319(M+1).
中間体3
エチル3−(3−ヨードフェニル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【化36】
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【0157】
出発材料として3−ヨードベンジルブロミド及びエチルイソブチレートを使用して、中間体2について記載されるのと本質的に同じ手順を使用して、標記化合物I−3を調製した。m/z=333(M+1)
中間体4
tert−ブチル3−(6−ブロモピリジン−3−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【化37】
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【0158】
出発材料として2−ブロモ−5−(ブロモメチル)ピリジン及びt−ブチルイソブチレートを使用して、中間体2について記載されるのと本質的に同じ手順を使用して、標記化合物I−4を調製した。m/z=316(M+1)
中間体5
メチル3−(2−ブロモ−4−ヨードフェニル)プロパノエート
【化38】
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【0159】
ステップA−3−(2−ブロモ−4−ニトロフェニル)プロパン酸。0℃の水(40mL)及び濃硫酸(40mL)中3−(4−ニトロフェニル)プロパン酸(8g、41.0mmol)を含有するフラスコに、N−ブロモスクシンイミド(9.48g、53.3mmol)をゆっくり添加した。得られた混合物を暗所中40℃で2時間攪拌し、次いで、水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮乾固すると、標記化合物が得られた。
【0160】
ステップB−メチル3−(2−ブロモ−4−ニトロフェニル)プロパノエート。フラスコに、3−(2−ブロモ−4−ニトロフェニル)プロパン酸(16g、40.9mmol)、濃硫酸(20mL)及びMeOH(40mL)を入れた。得られた混合物を80℃で2時間攪拌し、次いで室温に冷却し、水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜30%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0161】
ステップC−メチル3−(4−アミノ−2−ブロモフェニル)プロパノエート。フラスコに、エタノール(80mL)及び水(20mL)の混合物中メチル3−(2−ブロモ−4−ニトロフェニル)プロパノエート(10.0g、24.3mmol)、鉄(5.4g、97mmol)及び塩化アンモニウム(3.9g、72.9mmol)を入れた。得られた混合物を90℃で1時間攪拌した。固体を濾過し、EtOAcで洗浄した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣を水に溶解し、溶液のpHを塩酸(1N)でpH1に調整した。得られた溶液をEtOAc(2×)で抽出した。水酸化ナトリウム(1N)でpHを10に調整した。得られた溶液をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固すると、標記化合物が得られた。
【0162】
ステップD−メチル3−(2−ブロモ−4−ヨードフェニル)プロパノエート。0℃のメチル3−(4−アミノ−2−ブロモフェニル)プロパノエート(5.0g、19.4mmol)、濃塩酸(15mL)及び水(13mL)を含有するフラスコに、亜硝酸ナトリウム(1.47g、21.3mmol)の水(2mL)中溶液を滴加した。混合物を0℃で1時間攪拌した後、ヨウ化カリウム(6.43g、38.7mmol)を添加した。0℃でさらに5分後、混合物をEt
2Oで希釈し、飽和NaHSO
4水溶液で洗浄した。有機層を無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜30%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物I−5が得られた。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.85(d,J=1.8Hz,1H),7.51(dd,J=1.8,8.4Hz,1H),6.97(d,J=8.4Hz,1H),3.65(s,3H),2.98(t,J=7.5Hz,2H),2.60(t,J=7.5Hz,2H).
中間体6
メチル3−(4−ヨード−2−メトキシフェニル)プロパノエート
【化39】
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【0163】
ステップA−7−ヨードクロマン−2−オン。フラスコに、3−(4−ヨードフェニル)プロパン酸(6.0g、21.7mmol)、トリフルオロ酢酸(109mL)及び[ビス(トリフルオロアセトキシ)ヨード]ベンゼン(14.0g、32.6mmol)を入れた。混合物を0℃に冷却し、三フッ化ホウ素エーテラート(4.1mL、32.6mmol)を滴加した。得られた混合物を室温で16時間攪拌した。反応物を飽和NaHCO
2水溶液の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜30%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0164】
ステップB−3−(2−ヒドロキシ−4−ヨードフェニル)プロパン酸。THF(20mL)、水(20mL)混合物中7−ヨードクロマン−2−オン(2.8g、10.2mmol)を含有するフラスコに、LiOH(2.1g、51.1mmol)を添加した。得られた混合物を室温で16時間攪拌した。反応物を塩酸(2N)水溶液の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮乾固すると、標記化合物が得られた。
【0165】
ステップC−メチル3−(4−ヨード−2−メトキシフェニル)プロパノエート。DMF(50mL)中3−(2−ヒドロキシ−4−ヨードフェニル)プロパン酸(3.0g、10.3mmol)及びヨードメタン(1.9mL、30.8mmol)を含有するフラスコに、炭酸カリウム(5.7g、41.1mmol)を添加した。得られた混合物を50℃で16時間攪拌した。反応物を水の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜30%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物I−6が得られた。
1H NMR(300MHz,CDCl
3):δ 7.49(dd,J=8.7Hz,2.4Hz,1H),7.44(d,J=2.4Hz,1H),6.61(d,J=8.7Hz,1H),3.81(s,3H),3.69(s,3H),2.88(t,J=7.5Hz,2H),2.59(t,J=7.5Hz,2H).
中間体7
メチル5−ブロモ−2,2−ジメチル−4−オキソペンタノエート
【化40】
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【0166】
0℃のエタノール(100mL)、水(75mL)混合物中メチル4−クロロ−2,2−ジメチルペンタ−4−エノエート(19.0mL、113mmol)を含有するフラスコに、臭素(5.95mL、115mmol)を滴加し、反応物を0℃で3時間攪拌した。反応物を水で希釈し、DCM(3×)で抽出した。有機層を合わせ、飽和NaHCO
3水溶液(2×)及び食塩水(1×)で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮乾固すると、標記化合物I−7が得られた。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 3.86(s,2H);3.67(s,3H);2.93(s,2H);1.26(s,6H).
中間体8
トランス−エチル2−(2−ブロモアセチル)シクロプロパン−1−カルボキシレート
【化41】
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【0167】
0℃のエタノール(14mL)中トランス−エチル2−アセチルシクロプロパンカルボキシレート(700mg、4.48mmol)を含有するフラスコに、臭素(0.28mL、5.38mmol)を滴加した。得られた混合物を0℃で3時間及び室温で16時間攪拌した。反応溶液を水の添加によってクエンチし、DCMで抽出した。有機層を合わせ、飽和NaHCO
3水溶液及び食塩水で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮乾固すると、標記生成物が得られた。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 4.22−4.09(m,2H),4.05(s,2H),2.75−2.68(m,1H),2.29−2.23(m,1H),1.59−1.48(m,2H),1.32−1.26(m,3H).
中間体9
メチル1−(3−ブロモ−2−オキソプロピル)シクロプロパン−1−カルボキシレート
【化42】
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【0168】
ステップA−tert−ブチル1−(2−(ブロモメチル)アリル)シクロプロパン−1−カルボキシレート
−78℃のTHF(75mL)中ジイソプロピルアミン(8.90g、88mmol)を含有する、不活性窒素雰囲気下のフラスコに、n−ブチルリチウム(32.3mL、81mmol、THF中2.5M)を滴加した。得られた混合物を室温までゆっくり加温し、室温で30分間攪拌し、次いで、−78℃に冷却して戻した。tert−ブチルシクロプロパンカルボキシレート(10g、70.3mmol)を滴加し、得られた混合物を−78℃で3時間攪拌した後、2,3−ジブロモプロパ−1−エン(15.5g、77mmol)を滴加した。得られた混合物を室温までゆっくり加温し、室温で16時間攪拌した。反応物を飽和NH
4Cl水溶液の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0169】
ステップB−1−(3−ブロモ−2−オキソプロピル)シクロプロパン−1−カルボン酸
0℃のエタノール(5mL)及び水(4mL)混合物中tert−ブチル1−(2−(ブロモメチル)アリル)シクロプロパン−1−カルボキシレート(1.0g、3.83mmol)を含有するフラスコに、臭素(673mg、4.21mmol)を添加した。得られた混合物を室温で4時間攪拌し、次いで、真空中で濃縮して粗標記物質を得て、これをステップCに直接使用した。
【0170】
ステップC−メチル1−(3−ブロモ−2−オキソプロピル)シクロプロパン−1−カルボキシレート
MeOH(10mL)中粗1−(3−ブロモ−2−オキソプロピル)シクロプロパン−1−カルボン酸(3.83mmolと仮定)を含有するフラスコに、硫酸(0.5mL、9.38mmol)を添加し、得られた混合物を還流で2時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液(2×)及び食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(5〜15%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、I−9が得られた。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 4.00(s,2H),3.66(s,3H),2.86(s,2H),1.45−1.35(m,2H),0.93−0.84(m,2H).
中間体10、10A及び10B
エチル−2−(ジシアノメチル))−2−メチルブタ−3−イノエート並びにそのS異性体及びR異性体
【化43】
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【0171】
THF(1mL)中無水LiCl(25.8mg、0.609mmol)を含有するフラスコに、エチニルマグネシウムブロミドの溶液(1.3mL、0.64mmol、THF中0.5M)を添加した。反応物を室温で0.5時間攪拌した。次いで、得られた溶液を、エチル3,3−ジシアノ−2−メチルプロパ−2−エノエート(0.609mL、0.609mmol、ベンゼン中1M溶液)(Hagiware et.al.Synthesis 1974,9,669により調製)のTHF(22.5mL)中溶液に−10℃でシリンジを介して素早く滴加した。反応物を10分間攪拌し、次いで、飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、水及びEtOAcで希釈した。層を分離し、有機層を無水Na
2SO
4上で乾燥させ、真空中で濃縮乾固した。残渣をEtOAc:ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、ラセミ体の標記生成物I−10が得られた。キラルSFC(OJ−Hカラム)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体I−10A(速く溶出)及びI−10B(遅く溶出)が得られた。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 4.34(2H,q,J=7.2Hz),4.31(1H,s),2.66(1H,s),1.80(3H,s),1.35(3H,t,J=7.1Hz).
中間11、11A及び11B
エチル3,3−ジシアノ−2−(4−(3−メトキシ−3−オキソプロピル)フェニル)−2−メチルプロパノエート並びにそのS異性体及びR異性体
【化44】
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【0172】
−40℃のメチル3−(4−ヨードフェニル)プロパノエート(1.3g、4.48mmol)のTHF(6mL)中溶液を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、イソプロピルマグネシウムクロリド塩化リチウム錯体(3.9mL、5.18mmol、THF中1.3M)をゆっくり添加した。得られた溶液を−30℃で1時間攪拌し、次いで、−50℃に冷却した。エチル3,3−ジシアノ−2−メチルプロパ−2−エノエート(3.0mL、3.05mmol、ベンゼン中1M)(Hagiware et.al.Synthesis 1974,9,669により調製)をゆっくり添加し、反応物を−50℃で1時間攪拌し、次いで、飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、水及びEtOAcで希釈した。層を分離し、有機層を無水Na
2SO
4上で乾燥させ、真空中で濃縮乾固した。残渣をEtOAc/石油エーテル(0%〜30%)勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、ラセミ体の標記生成物I−11が得られた。キラルSFC(CHIRALPAK(登録商標)AD)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体I−11A(速く溶出)及びI−11B(遅く溶出)が得られた。
【0173】
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.32−7.19(m,4H),4.45(s,1H),4.36−4.14(m,2H),3.67(s,3H),2.96(t,J=7.8Hz,2H),2.64(dd,J=8.4,7.2Hz,2H),1.97(s,3H),1.25(t,J=7.1Hz,3H);m/z=329(M+1).
中間体10又は11の合成について記載されるのと同様の手順を使用して、市販の出発試薬又は文献で公知の化合物を用いて、表1の以下の化合物を調製した。
【0174】
表1
【化45】
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【表1】
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【0175】
中間体21、21A及び21B
エチル2−(4−ブロモフェニル)−3,3−ジシアノ−2−メチルプロパノエート並びにそのS異性体及びR異性体
【化46】
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【0176】
ステップA−エチル2−(4−ブロモフェニル)プロパノエート。0℃のTHF(200mL)中エチル2−(4−ブロモフェニル)アセテート(20.0g、82.9mmol)を含有するフラスコに、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(99.6mL、99.6mmol、THF中1M)を滴加した。得られた溶液を0℃で1時間攪拌し、次いで、0℃でヨードメタン(11.7g、82.4mmol)を滴加した。反応混合物を2時間室温まで加温させ、飽和NH
4Cl水溶液の添加によりクエンチした。得られた溶液をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をEtOAc:石油エーテルを用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0177】
ステップB−エチル2−ブロモ−2−(4−ブロモフェニル)プロパノエート。フラスコに、テトラクロロメタン(100mL)中エチル2−(4−ブロモフェニル)プロパノエート(19.5g、75.8mmol)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(1.25g、7.61mmol)及びN−ブロモスクシンイミド(16g、89.9mmol)を入れた。得られた溶液を80℃で3時間攪拌し、次いで、飽和チオ硫酸ナトリウム五水和物水溶液の添加によりクエンチした。得られた溶液をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をEtOAc:石油エーテルを用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0178】
ステップC−エチル2−(4−ブロモフェニル)−3,3−ジシアノ−2−メチルプロパノエート。0℃のDMF(200mL)中水素化ナトリウム(1.5g、62.5mmol)を含有するフラスコに、プロパンジニトリル(2.4g、36.3mmol)を小分けで添加した。得られた溶液を0℃で30分間攪拌した後、エチル2−ブロモ−2−(4−ブロモフェニル)プロパノエート(10.0g、29.8mmol)を小分けで添加した。得られた溶液を0℃でさらに30分間、次いで室温で16時間攪拌した。反応物を食塩水の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をEtOAc:石油エーテルを用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記ラセミ化合物I−21が得られた。キラルSFC(CHIRALPAK(登録商標)OJ−H)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体I−21A(速く溶出)及びI−21B(遅く溶出)が得られた。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.57(d,J=8.7Hz,2H),7.25(d,J=7.8Hz,2H),4.44(s,1H),4.33−4.20(m,2H),1.98(s,3H),1.25(d,J=7.2Hz,3H);m/z=319(M−1).
中間体22
メチル1−(アジドメチル)シクロプロパン−1−カルボキシレート
【化47】
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【0179】
室温のアジ化ナトリウム(471mg、7.25mmol)のDMSO(40mL)中溶液を含有する密封バイアルに、メチル1−(ブロモメチル)シクロプロパンカルボキシレート(1g、5.18mmol)を添加した。得られた溶液を45℃で48時間攪拌した。反応物を室温に冷却させ、水を添加してクエンチした。混合物をEt
2O(2×)で抽出した。有機層を無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮乾固するとI−22が得られた。m/z=156(M+1)。
【0180】
中間体23
メチル2−アジド−2−メチルプロパノエート
【化48】
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【0181】
室温のアジ化ナトリウム(2.6g、40mmol)及びメチル2−ブロモ−2−メチルプロパノエート(1.3mL、10mmol)の1:1DCM:水混合物10mL中溶液を含有するバイアルに、テトラブチルアンモニウム水素硫酸塩(700mg、2.0mmol)を添加した。得られた溶液を室温で48時間攪拌した。有機層を水(2×)で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮乾固すると、I−23が得られた。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 3.76(s,3H),1.45(s,6H).
中間体24B
エチル3,3−ジシアノ−2−(1−(3−メトキシ−3−オキソプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−2−メチルプロパノエート
【化49】
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【0182】
不活性窒素雰囲気下のフラスコに、エチル−2−(ジシアノメチル)−2−メチルブタ−3−イノエートI−10B(300mg、1.5mmol)、ブロモトリス(トリフェニルホスフィン)銅(I)(144mg、0.16mmol)及びDMSO(7.7mL)を装入した。これにメチル3−アジドプロパノエート(500mg、3.1mmol)を添加し、反応物を50℃で18時間攪拌した。反応混合物をEtOAc及び水で希釈した。混合物をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水(2×)で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:ヘキサン(0〜100%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物I−24Bが得られた。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.77(s,1H),4.94(s,1H),4.67(t,J=6.3Hz,2H),4.30(qd,J=7.2,1.3Hz,2H),3.70(s,3H),2.99(t,J=6.3Hz,2H),1.95(s,3H),1.30(t,J=7.1Hz,3H);m/z=320(M+1).
中間体I−24Bの合成について記載される手順と同様の手順を使用して、市販の出発試薬又は文献で公知の化合物から、表2の以下の化合物を調製した。
【0183】
表2
【化50】
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【表2】
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【0184】
中間体30
ジエチル2−(ジシアノメチル)−2−メチルマロネート
【化51】
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【0185】
国際公開第2015/088885号に記載される手順を用いて、中間体30を調製した。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 4.55(1H,s),4.28−4.39(4H,m),1.82(3H,s),1.34(6H,t,J=7.12Hz).
中間体31
ジエチルシクロプロピル(ジシアノメチル)プロパンジオート(diethyl cyclopropyl(dicyanomethyl)propanediote)
【化52】
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【0186】
国際公開第2015/088885号に記載される手順を用いて、中間体31を調製した。
【0187】
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 4.41(s,1H);4.38−4.26(m,4H);1.52−1.45(m,1H);1.33(t,J=7.14Hz,6H);0.86−0.79(m,2H);0.71−0.66(m,2H).
中間体32
エチル3,3−ジシアノ−2−(4−(3−メトキシ−2,2−ジメチル−3−オキソプロピル)オキサゾール−2−イル)−2−メチルプロパノエート
【化53】
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【0188】
ステップA−エチル3−アミノ−2−メチル−3−オキソプロパノエート。0℃のエチル2−シアノプロパノエート(20g、157mmol)を含有するフラスコに、反応温度を0℃に維持しながら、クロロトリメチルシラン(40.2mL、315mmol)を滴加し、引き続いて水(5.7mL、315mmol)を滴加した。反応混合物を室温まで加温させ、4時間攪拌した。反応混合物を2層に分け、上清を捨てた。これにヘキサンを添加し、上清を再び捨てた。次いで、残渣を0℃で飽和NaHCO
3の添加によって中和した。混合物をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水(2×)で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮乾固すると、標記化合物が得られた。
【0189】
ステップB−3−(2−(1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート。EtOAc(20mL)中メチル5−ブロモ−2,2−ジメチル−4−オキソペンタノエート(8.0g、33.7mmol)、エチル3−アミノ−2−メチル−3−オキソプロパノエート(5.0g、34.4mmol)を含有するフラスコに、トリフルオロメタンスルホン酸銀(8.7g、33.7mmol)を添加した。得られた混合物を暗所中90℃で2時間攪拌し、室温に冷却し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣をアセトニトリル/水+0.1%TFAを含むC18カラムにアプライした。残渣をEtOAc:ヘキサンを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0190】
ステップC−メチル3−(2−(2−ブロモ−1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート。0℃でTHF(300mL)中メチル3−(2−(1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(9.0g、31.8mmol)を含有するフラスコに、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(34.9mL、34.9mmol、THF中1M)を滴加した。得られた混合物を0℃で30分間攪拌した後、N−ブロモスクシンイミド(6.2g、34.9mmol)を一度に添加した。得られた混合物を0℃で30分間攪拌し、次いで、飽和NH
4Cl水溶液の添加によりクエンチした。混合物をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮乾固した。残渣をEtOAc/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記生成物が得られた。
【0191】
ステップD−エチル3,3−ジシアノ−2−(4−(3−メトキシ−2,2−ジメチル−3−オキソプロピル)オキサゾール−2−イル)−2−メチルプロパノエート。0℃のTHF(200mL)中メチル3−(2−(2−ブロモ−1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(6.16g、17.01mmol)、マロノニトリル(2.25g、34.0mmol)を含有するフラスコに、DBU(5.13mL、34.0mmol)を添加した。得られた混合物を0℃で30分間攪拌し、次いで、飽和NH
4Cl水溶液の添加によりクエンチした。混合物をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮乾固した。残渣をEtOAc/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、ラセミ体I−32が得られた。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.46(s,1H),4.83(s,1H),4.31(q,J=7.2Hz,2H),3.70(s,3H),2.80(s,2H),2.02(s,3H),1.29(t,J=7.2Hz,3H),1.23(d,J=2.8Hz,6H);m/z=348(M+1).
中間体32の合成について記載される手順と同様の手順を使用して、市販の出発試薬又は文献で公知の化合物から、表3の以下の化合物を調製した。キラルSFC(カラム、表参照)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体A(速く溶出)及びB(遅く溶出)が得られた。
【0192】
表3
【化54】
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【表3】
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【0193】
中間体35、35A及び35B
エチル3,3−ジシアノ−2−(4−(3−メトキシ−2,2−ジメチル−3−オキソプロピル)チアゾール−2−イル)−2−メチルプロパノエート並びにそのS異性体及びR異性体
【化55】
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【0194】
ステップA−メチル3−(2−(1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート。EtOH(95mL)中エチル3−アミノ−2−メチル−3−チオキソプロパノエート(6.1g、37.8mmol)及びメチル5−ブロモ−2,2−ジメチル−4−オキソペンタノエート(9.44g、37.8mmol)を含有するフラスコを、50℃で1.5時間攪拌した。反応物を室温に冷却し、DCMで冷却し、トリエチルアミン(5.27mL、37.8mmol)をゆっくり添加し、得られた混合物を真空中で濃縮乾固した。残渣をEtOAc/ヘキサン勾配を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ 7.18(s,1H);4.17(q,J=8.0Hz,1H);4.08(q,J=8.0Hz,2H);3.05(s,3H);2.88(s,2H),1.45(d,J=8.0Hz,3H),1.13(t,J=8.0Hz,3H),1.08(s,6H).m/z=300(M+1).
ステップB−メチル3−(2−(2−ブロモ−1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート。トルエン(175mL)中メチル3−(2−(1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(10.5g、35.1mmol)を含有するフラスコに、HCl(9.64mL、38.6mmol、ジオキサン中4M)を滴加し、得られた混合物を室温で10分間攪拌した。反応物を0℃に冷却し、KBr(4.59g、38.6mmol)を添加し、引き続いてH
2O
2(3.99mL、45.6mmol、35重量%)をゆっくり添加した。反応物を0℃で30分間攪拌し、次いで、チオ硫酸ナトリウム(22.2g、140mmol)を添加してクエンチし、水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、飽和NaHCO
3水溶液で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮乾固すると、標記化合物が得られた。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ 7.41(s,1H);4.20(q,J=8.0Hz,2H);3.56(s,3H);2.90(s,2H),2.24(s,3H),1.18(t,J=8.0Hz,3H),1.08(s,6H).m/z=378(M+1).
ステップC−エチル3,3−ジシアノ−2−(4−(3−メトキシ−2,2−ジメチル−3−オキソプロピル)チアゾール−2−イル)−2−メチルプロパノエート。0℃のTHF(14.5mL)中メチル3−(2−(2−ブロモ−1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(520mg、1.37mmol)及びマロノニトリル(182mg、2.75mmol)を含有するフラスコに、1,8−ジアザビシクロウンデカ−7−エン(0.41mL、2.75mmol)を滴加した。得られた混合物を0℃で30分間攪拌し、次いで、飽和NH
4Cl水溶液を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc/ヘキサン勾配を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記ラセミ化合物I−35が得られた。キラルSFC(CHIRALPAK(登録商標)ICカラム)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体I−35A(速く溶出)及びI−35B(遅く溶出)が得られた。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ 7.45(s,1H),5.71(s,1H),4.22(q,J=8.0Hz,2H),3.58(s,3H),2.94(m,2H),1.86(s,3H),1.17(t,J=8.0Hz,3H),1.11(s,3H)1.08(s,3H);m/z=364(M+1).
中間体35の合成について記載される手順と同様の手順を用いて、表4の以下の化合物を調製した。キラルSFC(カラム、表参照)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体A(速く溶出)及びB(遅く溶出)が得られた。
【0195】
表4
【化56】
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【表4】
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【0196】
中間体37、37A及び37B
エチル4−シアノ−5−エトキシ−3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピロール−3−カルボキシレート並びにそのS異性体及びR異性体
【化57】
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【0197】
室温のI−18(300mg、1.0mmol)のMeOH2.0mL中溶液を含有するフラスコに、NaOMe溶液(0.27mL、1.2mmol、MeOH中25重量%)をゆっくり添加した。得られた溶液を65℃で6時間攪拌した。反応物を室温に冷却させ、次いで、1M KH
2PO
4水溶液及びEtOAcを添加してクエンチした。混合物をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮乾固した。残渣を(EtOAc:EtOH3:1):ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、ラセミ体の標記生成物I−37が得られた。キラルSFC(CHIRALPAK(登録商標)AS−H)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体I−37A(速く溶出)及びI−37B(遅く溶出)が得られた。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.08(t,J=1.8Hz,1H),8.00(dt,J=7.8,1.4Hz,1H),7.64(ddd,J=7.9,2.1,1.2Hz,1H),7.47(t,J=7.8Hz,1H),7.39(s,1H),4.34(s,3H),3.93(s,3H),1.84(s,3H);m/z=287(M+1).
中間体38、38AA、38AB、38BA及び38BB
エチル4−シアノ−5−エトキシ−3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピロール−3−カルボキシレート並びにそのSS、SR、RS及びRR異性体
【化58】
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【0198】
室温のMeOH(4mL)中I−12(683mg、2.0mmol)を含有するフラスコに、ナトリウムメトキシド(0.55mL、2.4mmol、MeOH中25重量%)を添加し、混合物を65℃で2時間攪拌した。反応物を室温に冷却させ、次いで、1M KH
2PO
4水溶液及びEtOAcを添加してクエンチした。混合物をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮乾固した。残渣を(EtOAc:EtOH3:1):ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、ラセミ体の標記生成物I−38が得られた。キラルSFC(CHIRALPAK(登録商標)AD−Hカラム)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体I−38A(速く溶出)及びI−38A(遅く溶出)が得られた。キラルSFC(CHIRALPAK(登録商標)AD−Hカラム)を用いて異性体I−38Aを分割すると、異性体I−38AA(速く溶出)及びI−38AB(遅く溶出)が得られた。キラルSFC(CHIRALPAK(登録商標)AD−Hカラム)を用いて異性体I−38Bを分割すると、異性体I−38BA(速く溶出)及びI−38BB(遅く溶出)が得られた。
【0199】
中間体I−37又はI−38の合成について記載される手順と同様の手順を用いて、表5の以下の化合物を調製した。
【0200】
表5
【化59】
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【表5】
[この文献は図面を表示できません]
【0201】
中間体44
メチル6−ブロモ−2,2−ジフルオロ−5−オキソヘキサノエート
【化60】
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【0202】
0℃のMeOH(30mL)中エチル2,2−ジフルオロ−5−オキソヘキサノエート(12.0g、61.8mmol)を含有するフラスコに、臭素(9.9g、61.8mmol)を滴加した。得られた混合物を室温で16時間攪拌した。反応物を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテルを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物I−44が得られた。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 3.88(s,2H),3.23(s,3H),2.99−2.83(m,2H),2.71−2.51(m,2H).
中間体45
メチル6−ブロモ−2,2−ジメチル−5−オキソヘキサノエート
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0203】
出発材料としてメチル2,2−ジメチル−5−オキソヘキサノエートを使用して、中間体I−44の合成について記載される手順と同様の手順を使用して、中間体I−45を調製した。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 3.88(s,2H),3.67(s,3H),2.67−2.61(m,2H),1.81−1.83(m,2H),1.20(s,6H).
中間体46
メチル5−ブロモ−2,2−ジメチル−4−オキソヘキサノエート
【化62】
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【0204】
出発材料としてメチル−4−ブロモ−2,2−ジメチルヘキサ−4−エノエートを使用して、中間体I−7の合成について記載される手順と同様の手順を使用して、中間体I−46を調製した。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 4.40(q,J=5.1Hz,1H),3.70(s,3H),3.09(d,J=13.2Hz,2H),2.94(d,J=13.2Hz,2H),1.74(d,J=5.1Hz,3H),1.24(s,6H).
中間体47
(R)−メチル−2−{[(9H−フルオレン−9−イル)メトキシ]カルボニルアミノ}−5−ブロモ−4−オキソペンタノエート
【化63】
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【0205】
ステップA−(R)−メチル−2−{[(9H−フルオレン−9−イル)メトキシ]カルボニルアミノ}−4−ブロモペンタ−4−エノエート。0℃のMeOH(30mL)中(R)−2−({[(9H−フルオレン−9−イル)メトキシ]カルボニル}アミノ)−4−ブロモペンタ−4−エン酸(1.9g、4.56mmol)を含有するフラスコに、二塩化スルフリル(62mg、0.46mmol)を滴加した。得られた混合物を室温で16時間攪拌し、次いで、水の添加によりクエンチした。混合物をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を飽和NaHCO
3水溶液及び食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮すると、標記生成物が得られた。m/z=430、432(M+1)。
【0206】
ステップB−(R)−メチル−2−{[(9H−フルオレン−9−イル)メトキシ]カルボニルアミノ}−5−ブロモ−4−オキソペンタノエート。0℃のDMF(3mL)−水(15mL)混合物中(R)−メチル2−({[(9H−フルオレン−9−イル)メトキシ]カルボニル}アミノ)−4−ブロモペンタ−4−エノエート(300mg、0.70mmol)を含有するフラスコに、N−ブロモスクシンイミド(136mg、0.77mmol)を小分けで添加した。得られた混合物を室温で16時間攪拌し、次いで、EtOAc(100mL)で希釈し、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮乾固した。残渣をEtOAc:石油エーテル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記生成物I−47が得られた。m/z=446、448(M+1)。
【0207】
中間体48〜52
中間体I−10又はI−11の合成について記載されるのと同様の手順を使用して、市販の出発試薬又は文献で公知の化合物から、表6の以下の化合物を調製した。キラルSFC又はHPLC(カラム、表参照)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体A(速く溶出)及びB(遅く溶出)が得られた。
【0208】
表6
【化64】
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【表6】
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【0209】
中間体53〜57
中間体I−32の合成について記載される手順と同様の手順を使用して、市販の出発試薬又は文献で公知の化合物から、表7の以下の化合物を調製した。キラルSFC又はHPLC(カラム、表参照)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体A(速く溶出)及びB(遅く溶出)が得られた。
【0210】
表7
【化65】
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【表7】
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【0211】
中間体58〜59
中間体I−35の合成について記載される手順と同様の手順を用いて、表8の以下の化合物を調製した。キラルSFC又はHPLC(カラム、表参照)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体A(速く溶出)及びB(遅く溶出)が得られた。
【0212】
表8
【化66】
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【表8】
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【0213】
中間体60〜61
中間体I−24の合成について記載される手順と同様の手順を使用して、市販の出発試薬又は文献で公知の化合物から、表9の以下の化合物を調製した。
【0214】
表9
【化67】
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【表9】
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【0215】
中間体62
エチル3,3−ジシアノ−2−(5−(3−エトキシ−3−オキソプロピル)ピリジン−2−イル)−2−メチルプロパノエート
【化68】
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【0216】
THF(16mL)中I−19(450mg、1.40mmol)及び第2世代XPhosプレ触媒(クロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)[2−(2’−アミノ−1,1’−ビフェニル)]パラジウム(II)、220mg、0.28mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、(3−エトキシ−3−オキソプロピル)亜鉛(II)ブロミド(16.8mL、8.38mmol、THF中0.5M)を添加した。得られた混合物を50℃で6時間攪拌し、次いで、飽和NH
4Cl水溶液を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。次いで、残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.05%NH
4HCO
3修飾剤)によって精製すると、標記化合物I−62が得られた。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 8.41(d,J=2.4Hz,1H),7.61(dd,J=8.1,2.4Hz,1H),7.39(dd,J=8.1,0.9Hz,1H),5.20(s,1H),4.25−4.05(m,4H),2.95(t,J=7.5Hz,2H),2.61(t,J=7.5Hz,2H),1.95(s,3H),1.23−1.17(m,6H);m/z=342(M−1).
中間体63、63A及び63B
エチル3,3−ジシアノ−2−[1−(3−メトキシ−2,2−ジメチル−3−オキソプロピル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−メチルプロパノエート並びにそのS異性体及びR異性体
【化69】
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【0217】
ステップA−メチル2,2−ジメチル−3−(1H−ピラゾール−1−イル)プロパノエート。DMF(70mL)中1H−ピラゾール(5.2g、77mmol)、メチル2,2−ジメチル−3−(トシルオキシ)プロパノエート(20g、69.8mmol)及び炭酸セシウム(29.6g、91mmol)を含有する混合物をフラスコ中80℃で48時間攪拌した。次いで、反応物を水の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水NaSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。次いで、残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.1%TFA修飾剤)によって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=183(M+1)。
【0218】
ステップB−3−[4−(2−エトキシ−2−オキソアセチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−2,2−ジメチルプロパノエート。メチル2,2−ジメチル−3−(1H−ピラゾール−1−イル)プロパノエート(3.6g、19.76mmol)及びエチル2−クロロ−2−オキソアセテート(10mL、89mmol)を含有する混合物をフラスコ中100℃で24時間攪拌した。次いで、氷水を添加することによって反応混合物をクエンチした。NaHCO
3の添加によりpHをpH8に調整した。得られた混合物をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水NaSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。次いで、残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.1%TFA修飾剤)によって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=283(M+1)。
【0219】
ステップC−エチル3,3−ジシアノ−2−[1−(3−メトキシ−2,2−ジメチル−3−オキソプロピル)−1H−ピラゾール−4−イル]アクリレート。EtOH(10mL)中メチル3−[4−(2−エトキシ−2−オキソアセチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−2,2−ジメチルプロパノエート(1.4g、4.96mmol)、マロノニトリル(1.31g、19.84mmol)及びピペリジン(84mg、0.99mmol)を含有するフラスコを室温で16時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮し、次いで、残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.1%TFA修飾剤)によって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=331(M+1)。
【0220】
ステップD−エチル−3,3−ジシアノ−2−[1−(3−メトキシ−2,2−ジメチル−3−オキソプロピル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−メチルプロパノエート。0℃のTHF(40mL)中エチル3,3−ジシアノ−2−[1−(3−メトキシ−2,2−ジメチル−3−オキソプロピル)−1H−ピラゾール−4−イル]アクリレート(1.4g、4.24mmol)及び塩化リチウム(0.36g、8.48mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、メチルマグネシウムブロミド(8.5mL、8.5mmol、THF中1M)を滴加した。得られた混合物を0℃で1時間攪拌し、次いで、反応物を飽和NH
4Cl水溶液を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水NaSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。次いで、残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.1%TFA修飾剤)によって精製すると、標記ラセミ生成物I−63が得られた。キラルSFC(CHIRALPAK(登録商標)AD−H)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体I−63A(速く溶出)及びI−63B(遅く溶出)が得られた。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.50(d,J=0.8Hz,1H),7.48(d,J=0.9Hz,1H),4.41(s,1H),4.34−4.28(m,4H),3.73(s,3H),1.91(s,3H),1.32(t,J=7.2Hz,3H),1.22(s,3H),1.21(s,3H);m/z=347(M+1).
中間体64
エチル3,3−ジシアノ−2−[2−(3−メトキシ−2,2−ジメチル−3−オキソプロピル)オキサゾール−4−イル]−2−メチルプロパノエート
【化70】
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【0221】
ステップA−メチル4−アミノ−2,2−ジメチル−4−オキソブタノエート。0℃のDCM(50mL)中4−メトキシ−3,3−ジメチル−4−オキソブタン酸(5g、31.2mmol)を含有するフラスコに、塩化オキサリル(15mL、171mmol)及びDMF1滴を添加した。得られた混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をTHF(20mL)に溶解し、アンモニア水和物(28%、20mL)のTHF(20mL)中溶液に0℃で添加した。得られた混合物を0℃で15分間攪拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をEtOAcに溶解し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮すると、標記化合物が得られた。
【0222】
ステップB−3−[4−(1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)オキサゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロパノエート。EtOAc(50mL)中メチル4−アミノ−2,2−ジメチル−4−オキソブタノエート(4g、25.1mmol)、エチル4−ブロモ−2−メチル−3−オキソブタノエート(6.7g、30.2mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銀(6.78g、26.4mmol)を含有するフラスコを90℃で4時間攪拌した。反応混合物を冷却し、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.05%TFA修飾剤)によって精製すると、標記化合物が得られた。
【0223】
ステップC−3−[4−(2−ブロモ−1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)オキサゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロパノエート。0℃のTHF(10mL)中メチル3−[4−(1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)オキサゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロパノエート(1.2g、4.24mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(5.08mL、5.08mmol)を滴加した。得られた混合物を0℃で30分間攪拌し、次いで、N−ブロモスクシンイミド(0.98g、5.51mmol)のTHF(5mL)中溶液を添加し、混合物を0℃で30分間攪拌した。反応物を飽和NH
4Cl水溶液の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテルを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0224】
ステップD−エチル−3,3−ジシアノ−2−[2−(3−メトキシ−2,2−ジメチル−3−オキソプロピル)オキサゾール−4−イル]−2−メチルプロパノエート。15℃のDMSO(100mL)中メチル3−[4−(2−ブロモ−1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)オキサゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロパノエート(750mg、2.07mmol)及びマロノニトリル(684mg、10.35mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、炭酸カリウム(715mg、5.18mmol)を小分けで添加した。得られた混合物を室温で1時間攪拌した。反応物を飽和NH
4Cl水溶液の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテルを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物I−64が得られた。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.60(s,1H),4.79(s,1H),4.25(q,J=7.2Hz,2H),3.66(s,3H),2.99(s,2H),1.83(s,3H),1.28−1.22(m,9H);m/z=348(M+1).
中間体65、65A及び65B
エチル3,3−ジシアノ−2−[2−(3−メトキシ−2,2−ジメチル−3−オキソプロピル)チアゾール−4−イル]−2−メチルプロパノエート並びにそのS異性体及びR異性体
【化71】
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【0225】
ステップA−メチル4−アミノ−2,2−ジメチル−4−チオキソブタノエート。0℃のTHF(200mL)中メチル4−アミノ−2,2−ジメチル−4−オキソブタノエート(5.1g、32.0mmol)を含有するフラスコに、五硫化リン(21.4g、96mmol)を添加した。得られた混合物を室温で16時間攪拌した。反応混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテルを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0226】
ステップB−メチル3−[4−(1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)チアゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロパノエート。EtOH(20mL)中メチル4−アミノ−2,2−ジメチル−4−チオキソブタノエート(1.65g、9.42mmol)及びエチル4−ブロモ−2−メチル−3−オキソブタノエート(3.50g、9.42mmol)を含有するフラスコを50℃で30分間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(0〜5%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。残渣をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮すると、標記化合物が得られた。m/z=300(M+1)。
【0227】
ステップC−メチル3−[4−(2−ブロモ−1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)チアゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロパノエート。0℃のTHF(40mL)中メチル3−[4−(1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)チアゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロパノエート(1.87g、6.25mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(6.87mL、6.87mmol、THF中1M)を滴加した。得られた混合物を0℃で30分間攪拌し、次いで、N−ブロモスクシンイミド(1.223g、6.87mmol)のTHF(4mL)中溶液を添加した。得られた混合物を0℃でさらに30分間攪拌し、次いで、飽和NH
4Cl水溶液を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.1%TFA修飾剤)によって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=378、380(M+1)。
【0228】
ステップD−エチル3,3−ジシアノ−2−[2−(3−メトキシ−2,2−ジメチル−3−オキソプロピル)チアゾール−4−イル]−2−メチルプロパノエート。15℃のDMSO(20mL)中メチル3−[4−(2−ブロモ−1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)チアゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロパノエート(560mg、1.48mmol)及びマロノニトリル(489mg、7.40mmol)を含有するフラスコに、炭酸カリウム(511mg、3.70mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間攪拌した。反応物を飽和NH
4Cl水溶液の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.1%TFA修飾剤)によって精製すると、ラセミ体の標記化合物I−65が得られた。キラルHPLC(CHIRALPAK(登録商標)IF)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体I−65A(速く溶出)及び異性体I−65B(遅く溶出)が得られた。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.27(s,1H),5.05(s,1H),4.26(q,J=7.2Hz,2H),3.73(s,3H),3.24(s,2H),1.97(s,3H),1.29−1.25(m,9H);m/z=364(M+1).
中間体66、66A及び66B
メチル2−(1,1−ジシアノ−3−エトキシ−2−メチル−3−オキソプロパン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−5−カルボキシレート並びにそのS異性体及びR異性体
【化72】
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【0229】
ステップA−2−(1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−5−カルボキシレート。メチル3−アミノ−4−ヒドロキシベンゾエート(5.0g、29.9mmol)及びジエチル2−メチルマロネート(15.6g、90mmol)を含有するフラスコを160℃で8時間攪拌した。これに、4−メチルベンゼンスルホン酸(1.0g、5.98mmol)を添加した。得られた混合物を160℃でさらに10時間攪拌し、次いで、濾過した。濾液をEtOAc:石油エーテルを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供すると、標記化合物が得られた。m/z=278(M+1)。
【0230】
ステップB−メチル2−(2−ブロモ−1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−5−カルボキシレート。0℃のTHF(100mL)中メチル2−(1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−5−カルボキシレート(3g、10.82mmol)を含有するフラスコに、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(14.1mL、14.10mmol、THF中1M)を添加した。得られた混合物を0℃で15分間攪拌し、次いで、N−ブロモスクシンイミド(2.89g、16.23mmol)のTHF(10mL)中溶液を添加した。得られた混合物を0℃で30分間攪拌し、次いで、飽和NH
4Cl水溶液を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテルを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=356、358(M+1)。
【0231】
ステップC−メチル2−(1,1−ジシアノ−3−エトキシ−2−メチル−3−オキソプロパン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−5−カルボキシレート。15℃のDMSO(40mL)中メチル2−(2−ブロモ−1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−5−カルボキシレート(1.5g、4.21mmol)及びマロノニトリル(1.39g、21.06mmol)を含有するフラスコに、炭酸カリウム(1.46g、10.53mmol)を少しずつ添加した。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、次いで、飽和NH
4Cl水溶液を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.05%TFA修飾剤)によって精製すると、ラセミI−66が得られた。キラルHPLC(CHIRALPAK(登録商標)ID)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体I−66A(速く溶出)及び異性体I−66B(遅く溶出)が得られた。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.51(s,1H),8.20(d,J=8.8Hz,1H),7.64(d,J=8.8Hz,1H),4.98(s,1H),4.35(q,J=7.2Hz,2H),3.99(s,3H),2.17(s,3H),1.31(t,J=7.2Hz,3H);m/z=342(M+1)
.
中間体67
メチル2−(1,1−ジシアノ−3−エトキシ−2−メチル−3−オキソプロパン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−5−カルボキシレート
【化73】
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【0232】
ステップA−メチル2−(1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−5−カルボキシレート。メチル3−アミノ−4−メルカプトベンゾエート塩酸塩(8.4g、38.20mmol)及びエチル2−シアノプロパノエート(4.9g、38.20mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコを120℃で2時間攪拌した。反応物を水の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜50%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.1%TFA修飾剤)によって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=294(M+1)。
【0233】
ステップB−メチル2−(2−ブロモ−1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−5−カルボキシレート。0℃のTHF(20mL)中メチル2−(1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−5−カルボキシレート(457mg、1.56mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(1.56mmol、1.56mL、THF中1M)を滴加した。混合物を0℃で15分間攪拌した後、N−ブロモスクシンイミド(305mg、1.714mmol)を添加した。得られた混合物を0℃で30分間攪拌し、次いで、飽和NH
4Cl水溶液を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=372、374(M+1)。
【0234】
ステップC.メチル2−(1,1−ジシアノ−3−エトキシ−2−メチル−3−オキソプロパン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−5−カルボキシレート。15℃のDMSO(5mL)中メチル2−(2−ブロモ−1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−5−カルボキシレート(269mg、0.72mmol)及びマロノニトリル(286mg、4.34mmol)を含有するフラスコに、炭酸カリウム(300mg、2.17mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、次いで、反応混合物を飽和NH
4Cl水溶液を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.1%TFA修飾剤)によって精製すると、標記化合物が得られた。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.76(d,J=1.6Hz 1H),8.17(dd,J=1.6,8.4Hz,1H),8.09(d,J=8.4Hz,1H),5.27(s,1H),4.38(q,J=7.2Hz,2H),3.99(s,3H),2.17(s,3H),1.34(t,J=7.2Hz,3H);m/z=358(M+1).
中間体68
メチル2−(4−{[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]メチル}シクロヘキシル)−3,3−ジシアノ−2−メチルプロパノエート
【化74】
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【0235】
ステップA−(4−ブロモシクロヘキシル)メタノール。0℃のTHF(200mL)中LiAlH
4(5.6g、148mmol)を含有するフラスコに、エチル4−ブロモシクロヘキサンカルボキシレート(31.2g、133mmol)のTHF(50mL)中溶液を滴加した。得られた混合物を0℃で1時間攪拌した。反応混合物を0℃で水(5.6mL)を添加ことによりゆっくりクエンチした。次いで、これに、水酸化ナトリウム(15%、5.6mL)及び水(16.8mL)を添加した。得られた混合物を15分間攪拌した。これに無水MgSO
4を添加した。得られた混合物を15分間攪拌し、濾過した。濾液を真空中で濃縮すると、標記化合物が得られた。
【0236】
ステップB−[(4−ブロモシクロヘキシル)メトキシ](tert−ブチル)ジメチルシラン。0℃のDMF(100mL)中(4−ブロモシクロヘキシル)メタノール(25.1g、130mmol)及びtert−ブチルクロロジメチルシラン(21.6g、143mmol)を含有するフラスコに、イミダゾール(11.5g、169mmol)を少しずつ添加した。得られた混合物を室温で3時間攪拌した。次いで、反応物を水の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水NaSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0237】
ステップC−メチル2−(4−{[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]メチル}シクロヘキシル)−2−オキソアセテート。ジエチルエーテル(5mL)中マグネシウム屑(0.79g、32.5mmol)、[(4−ブロモシクロヘキシル)メトキシ](tert−ブチル)ジメチルシラン数滴及びヨウ素(0.21g、0.81mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、加熱還流した。[(4−ブロモシクロヘキシル)メトキシ](tert−ブチル)ジメチルシラン(5g、16.27mmol)のジエチルエーテル(40mL)中溶液を、反応混合物を還流で維持しながら、約1.5時間にわたって反応物に滴加した。反応物を還流でさらに1時間攪拌し、次いで、室温に冷却した。この反応混合物を、0℃でジエチルエーテル(30mL)−THF(50mL)混合物中シュウ酸ジメチル(2.50g、21.15mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに滴加した。得られた混合物を室温で2時間攪拌した。次いで反応物を飽和NH
4Cl水溶液の添加によってクエンチし、ジエチルエーテル(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水NaSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 3.92−3.88(m,3H),3.48−3.41(m,2H),2.10−1.80(m,4H),1.70−1.25(m,4H),1.10−0.95(m,1H),0.95−0.90(m,10H),0.07−0.05(m,6H).
ステップD−メチル2−(4−{[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]メチル}シクロヘキシル)−3,3−ジシアノアクリレート。フラスコに、メチル2−(4−{[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]メチル}シクロヘキシル)−2−オキソアセテート(2.7g、8.59mmol)、マロノニトリル(1.13g、17.17mmol)、3−アミノプロパン酸(0.23g、2.58mmol)及び水(20mL)を入れた。得られた混合物を室温で15分間攪拌した後、エタノール(20mL)を添加し、混合物を室温でさらに2時間攪拌した。次いで、反応物を食塩水の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水NaSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0238】
ステップE−2−(4−{[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]メチル}シクロヘキシル)−3,3−ジシアノ−2−メチルプロパノエート。0℃のTHF(30mL)中メチル2−(4−{[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]メチル}シクロヘキシル)−3,3−ジシアノアクリレート(2.2g、6.07mmol)及び塩化リチウム(0.77g、18.20mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、メチルマグネシウムブロミド(4.1mL、12.14mmol、ジエチルエーテル中3M)を滴加した。得られた混合物を0℃で1時間攪拌し、次いで、飽和NH
4Cl水溶液を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水NaSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物I−68が得られた。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ4.34−4.30(m,1H),3.83−3.82(brs,3H),3.41(d,J=6.4Hz,2H),1.90−1.65(m,5H),1.57(s,3H),1.40−1.35(m,1H),1.15−0.80(m,13H),0.06−0.04(m,6H);m/z=377(M−1).
中間69、69A及び69B
エチル3,3−ジシアノ−2−(3−シアノフェニル)−2−メチルプロパノエート並びにそのS異性体及びR異性体
【化75】
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【0239】
ステップA−エチル2−ブロモ−2−(3−ブロモフェニル)プロパノエート。テトラクロロメタン(300mL)中エチル2−(3−ブロモフェニル)プロパノエート(21g、73.5mmol)、N−ブロモスクシンイミド(15.7g、88mmol)及びアゾジイソブチロニトリル(1.2g、7.35mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコを80℃で1.5時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、飽和二硫酸ナトリウム水溶液の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜30%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0240】
ステップB−エチル2−(3−ブロモフェニル)−3,3−ジシアノ−2−メチルプロパノエート。0℃のDMF(30mL)中マロノニトリル(1.24g、18.8mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、水素化ナトリウム(0.56g、14.1mmol、60%)を小分けで添加した。混合物を0℃で30分間攪拌した後、エチル2−ブロモ−2−(3−ブロモフェニル)プロパノエート(3.5g、9.37mmol)を添加した。得られた混合物を0℃で1時間攪拌し、次いで、水を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜50%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.59−7.51(m,2H),7.36−7.29(m,2H),4.47(s,1H),4.34−4.23(m,2H),1.98(s,3H),1.26(t,J=7.2Hz,3H).
ステップC−エチル3,3−ジシアノ−2−(3−シアノフェニル)−2−メチルプロパノエート DMA(25mL)中エチル2−(3−ブロモフェニル)−3,3−ジシアノ−2−メチルプロパノエート(2.5g、7.39mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(0.82g、1.479mmol)、シアン化亜鉛(1.13g、9.61mmol)、亜鉛(0.24g、3.70mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホルム付加物(0.76g、0.739mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコを120℃で16時間攪拌した。混合物を室温に冷却し、水の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜50%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、ラセミ体の標記化合物I−69が得られた。キラルHPLC(Chiralcel OJ−H)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体I−69A(速く溶出)及び異性体I−69B(遅く溶出)が得られた。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.76−7.57(m,4H),4.49(s,1H),4.39−4.23(m,2H),2.02(s,3H),1.27(t,J=7.2Hz,3H);m/z=266(M−1).
中間体70A
エチル3,3−ジシアノ−2−(4−シアノフェニル)−2−メチルプロパノエート
【化76】
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【0241】
DMA(10mL)中I−21A(320mg、1.00mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(50mg、0.09mmol)、亜鉛粉末(32mg、0.49mmol)、シアン化亜鉛(150mg、1.29mmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)−クロロホルム付加物(60mg、0.06mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコを120℃で2時間攪拌した。反応物を室温に冷却し、水の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜20%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物I−70Aが得られた。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.79(d,J=8.0Hz,2H),7.55(d,J=8.4Hz,2H),4.50(s,1H),4.39−4.26(m,2H),2.04(s,3H),1.29(t,J=7.2Hz,3H);m/z=266(M−1).
中間71、71A及び71B
メチル3,3−ジシアノ−2−(5−シアノピリジン−2−イル)−2−メチルプロパノエート並びにそのS異性体及びR異性体
【化77】
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【0242】
ステップA−エチル2(5−ブロモピリジン−2−イル)プロパノエート。0℃のTHF(20mL)中エチル2−(5−ブロモピリジン−2−イル)アセテート(4g、16.39mmol)を含有するフラスコに、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(18.2mL、18.7mmol、THF中1M)を滴加した。得られた溶液を0℃で30分間攪拌し、ヨードメタン(2.3g、16.20mmol)を添加した。得られた溶液を室温で2時間攪拌し、次いで、水を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0243】
ステップB 2−エチル(5−シアノピリジン−2−イル)プロパノエート。DMA(30mL)中エチル2−(5−ブロモピリジン−2−イル)プロパノエート(3.8g、14.72mmol)、ジシアノ亜鉛(2.25g、19.14mmol)、亜鉛(0.48g、7.36mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム−クロロホルム付加物(1.52g、1.472mmol)及び1,1’−フェロセンビス(ジフェニルホスフィン)(1.63g、2.94mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコを120℃で2時間攪拌した。混合物を冷却し、DCM/MeOH(1/1)(100mL)の混合物で希釈した。固体を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。水を残渣に添加し、混合物をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0244】
ステップC−エチル−2−ブロモ−2−(5−シアノピリジン−2−イル)プロパノエート。四塩化炭素(25mL)中エチル2−(5−シアノピリジン−2−イル)プロパノエート(2.5g、12.24mmol)、N−ブロモスクシンイミド(2.83g、15.91mmol)及び2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(0.20g、1.22mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコを80℃で4時間攪拌した。反応物を冷却し、水の添加によってクエンチし、DCM(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0245】
ステップD−エチル−3,3−ジシアノ−2−(5−シアノピリジン−2−イル)−2−メチルプロパノエート。0℃のDMF(12mL)中水素化ナトリウム(0.28g、7.06mmol)を含有するフラスコに、マロノニトリル(0.47g、7.06mmol)のDMF(2mL)中溶液を滴加した。混合物を0℃で15分間攪拌し、次いで、エチル2−ブロモ−2−(5−シアノピリジン−2−イル)プロパノエート(1.0g、3.53mmol)を添加した。反応混合物を0℃で2時間攪拌した。反応物を水の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、ラセミ体の標記化合物I−71が得られた。キラルHPLC(CHIRALPAK(登録商標)AS−H)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体I−71A(速く溶出)及び異性体I−71B(遅く溶出)が得られた。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 8.85(dd,J=2.1,0.9Hz,1H),8.07(dd,J=8.4,2.1Hz,1H),7.65(dd,J=8.4,0.9Hz,1H),5.11(s,1H),4.29−4.18(m,2H),2.00(s,3H),1.23(t,J=7.2Hz,3H);m/z=269(M+1).
中間体72
エチル3,3−ジシアノ−2−(6−シアノピリジン−2−イル)−2−メチルプロパノエート
【化78】
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【0246】
DMA(15mL)中I−52(197mg、1.68mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホルム付加物(145mg、0.14mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(155mg、0.28mmol)及び亜鉛(45.7mg、0.698mmol)を含有する不活性窒素雰囲気でパージ及び維持したフラスコを120℃で90分間攪拌した。反応物を室温に冷却し、水の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテルを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物I−72が得られた。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.02(dd,J=8.0,8.0Hz,1H),7.80−7.76(m,2H),5.17(s,1H),4.35−4.25(m,2H),2.06(s,3H),1.30(t,J=7.2Hz,3H);m/z=269(M+1).
中間体73
エチル3,3−ジシアノ−2−シクロプロピル−2−[4−(3−メトキシ−2,2−ジメチル−3−オキソプロピル)オキサゾール−2−イル]プロパノエート
【化79】
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【0247】
ステップA−エチル3−アミノ−2−シクロプロピル−3−オキソプロパノエート。エチル2−シアノ−2−シクロプロピルアセテート(20g、131mmol)及びクロロトリメチルシラン(28.4g、261mmol)を含有するフラスコに、0℃で水(4.7mL、261mmol)を滴加した。得られた混合物を室温で5時間攪拌した。反応混合物を2層に分け、上清を捨てた。これにヘキサン(100mL)を添加し、上清を再び捨てた。水層を0℃で飽和NHCO
3水溶液を添加することによって中和し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄し、乾燥させると、標記化合物が得られた。
【0248】
ステップB−メチル3−(2−(1−シクロプロピル−2−エトキシ−2−オキソエチル)オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート。EtOAc(10mL)中エチル3−アミノ−2−シクロプロピル−3−オキソプロパノエート(4.7g、27.4mmol)、メチル5−ブロモ−2,2−ジメチル−4−オキソペンタノエート(5.0g、21.09mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銀(I)(5.96g、23.20mmol)を含有するフラスコを80℃で16時間攪拌した。得られた混合物を濾過し、固体をEtOAcで洗浄した。濾液を真空中で濃縮した。残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.1%TFA修飾剤)によって精製すると、標記化合物が得られた。
【0249】
ステップC−3−[2−(1−ブロモ−1−シクロプロピル−2−エトキシ−2−オキソエチル)オキサゾール−4−イル]−2,2−ジメチルプロパノエート。0℃のTHF(60mL)中メチル3−[2−(1−シクロプロピル−2−エトキシ−2−オキソエチル)オキサゾール−4−イル]−2,2−ジメチルプロパノエート(3.4g、10.99mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(13.19mL、13.19mmol、THF中1M溶液)を滴加した。得られた混合物を0℃で30分間攪拌した後、1−ブロモピロリジン−2,5−ジオン(2.93g、16.49mmol)のTHF(30mL)中溶液を0℃で添加した。得られた混合物を0℃で30分間攪拌し、次いで、飽和NH
4Cl水溶液を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0250】
ステップD−エチル3,3−ジシアノ−2−シクロプロピル−2−[4−(3−メトキシ−2,2−ジメチル−3−オキソプロピル)オキサゾール−2−イル]プロパノエート。15℃のDMSO(5mL)中メチル3−[2−(1−ブロモ−1−シクロプロピル−2−エトキシ−2−オキソエチル)オキサゾール−4−イル]−2,2−ジメチルプロパノエート(840mg、2.16mmol)及びマロノニトリル(858mg、12.98mmol)を含有するフラスコに、炭酸カリウム(897mg、6.49mmol)を小分けで添加した。得られた混合物を15℃で1.5時間攪拌し、次いで、飽和NH
4Cl水溶液を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.05%TFA修飾剤)によって精製すると、標記化合物I−73が得られた。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.44(s,1H),4.67(s,1H),4.33(q,J=7.2Hz,2H),3.68(s,3H),2.79(s,2H),1.67−1.58(m,1H),1.31(t,J=7.2Hz,3H),1.22(s,3H),1.21(s,3H),0.85−0.77(m,2H),0.66−0.57(m,2H).;m/z=374(M+1).
中間体74、74A及び74B
メチル4−(1,1−ジシアノ−3−メトキシ−2−メチル−3−オキソプロパン−2−イル)ピコリネート並びにそのS異性体及びR異性体
【化80】
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【0251】
ステップA−メチル4−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ピコリネート。DMF(44ml)中メチル2−(2−ブロモピリジン−4−イル)アセテート(2.0g、8.69mmol)、酢酸パラジウム(II)(0.46g、2.09mmol)及び1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(2.31g、4.17mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、MeOH(31.7ml、782mmol)中N,N−ジイソプロピルエチルアミン(7.59ml、43.5mmol)を添加した。フラスコにCOを流し、1atmのCO(バルーン)下で4時間攪拌した。反応物をEtOAcの添加によってクエンチし、濾過した。有機層を合わせ、水及び食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:ヘキサン(0〜100%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0252】
ステップB−メチル4−(1−メトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)ピコリネート。0℃のリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(5.26mL、5.26mmol、THF中1M)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、メチル4−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ピコリネート(1.1g、5.26mmol)のTHF(10mL)中溶液、引き続いてヨウ化メチル(0.329ml、5.26mmol)をゆっくり添加した。得られた混合物を0℃で45分間攪拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:ヘキサン(0〜100%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0253】
ステップC−メチル4−(2−ブロモ−1−メトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)ピコリネート。MeCN(13mL)中メチル4−(1−メトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)ピコリネート(600mg、2.15mmol)を含有するフラスコに、過塩素酸マグネシウム(316mg、1.42mmol)を添加した。混合物を室温で5分間攪拌した後、N−ブロモスクシンイミド(928mg、5.16mmol)を添加した。混合物を室温で2日間攪拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をEtOAcに希釈した。有機層を合わせ、水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:ヘキサンを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0254】
ステップD−メチル4−(1,1−ジシアノ−3−メトキシ−2−メチル−3−オキソプロパン−2−イル)ピコリネート。0℃のDMF(5mL)中水素化ナトリウム(53.7mg、1.34mmol、60重量%)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、マロノニトリル(89mg、1.343mmol)のDMF(5mL)中溶液、引き続いてメチル4−(2−ブロモ−1−メトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)ピコリネート(390mg、1.03mmol)のDMF(5mL)中溶液を滴加した。反応物を室温まで加温させ、室温で1時間攪拌した。反応物を飽和NH
4Cl水溶液の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:ヘキサン(0〜100%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記ラセミ化合物I−74が得られた。キラルSFC(CHIRALPAK(登録商標)IC)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体I−74A(速く溶出)及び異性体I−74B(遅く溶出)が得られた。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3):δ2.033(s,3H),3.820(s,3H),4.015(s,3H),4.539(s,1H),7.454−7.478(d,1H),8.103−8.108(s,1H),8.820−8.839(d,1H),m/z=288(M+1).
中間体75A
メチル3,3−ジシアノ−2−シクロプロピル−2−[4−(3−エトキシ−3−オキソプロピル)フェニル]プロパノエート
【化81】
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【0255】
ステップA−メチル2−(4−ブロモフェニル)−3,3−ジシアノ−2−シクロプロピルプロパノエート
−70℃のTHF(60mL)中1,4−ジブロモベンゼン(4.82g、20.43mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、sec−ブチルリチウム(17.0mL、22.14mmol)を滴加した。混合物を−70℃で30分間攪拌した後、メチル3,3−ジシアノ−2−シクロプロピルアクリレート(3g、17.03mmol)のTHF(20mL)中溶液を−70℃で滴加した。得られた混合物を室温で30分間攪拌し、次いで、飽和NH
4Cl水溶液を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜40%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記ラセミ化合物が得られた。キラルHPLC(CHIRALPAK(登録商標)AD−H)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体A(速く溶出)及び異性体B(遅く溶出)が得られた。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.58(d,J=8.4Hz,2H),7.34(d,J=8.4Hz,2H),4.45(s,1H),3.77(s,3H),1.69−1.62(m,1H),1.05−0.98(m,1H),0.92−0.79(m,2H),0.53−0.47(m,1H);m/z=331,333(M−1).
ステップB メチル3,3−ジシアノ−2−シクロプロピル−2−[4−(3−エトキシ−3−オキソプロピル)フェニル]プロパノエート。THF(10mL)中メチル2−(4−ブロモフェニル)−3,3−ジシアノ−2−シクロプロピルプロパノエート異性体A(300mg、0.900mmol)及び第2世代Xphosプレ触媒(クロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)[2−(2’−アミノ−1,1’−ビフェニル)]パラジウム(II)、142mg、0.180mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、(3−エトキシ−3−オキソプロピル)亜鉛(II)ブロミド(10.8mL、5.40mmol)を添加した。得られた混合物を50℃で6時間攪拌した。反応物を飽和NH
4Cl水溶液の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜40%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物I−75Aが得られた。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.34(d,J=8.4Hz,2H),7.25(d,J=8.4Hz,2H),4.42(s,1H),4.10(q,J=7.2Hz,2H),3.73(s,3H),2.95(t,J=7.8Hz,2H),2.61(t,J=7.8Hz,2H),1.67−1.59(m,1H),1.20(t,J=7.2Hz,3H),1.02−0.78(m,3H),0.50−0.41(m,1H);m/z=353(M−1).
中間体76A
メチル(E)−3−(4−(1,1−ジシアノ−3−エトキシ−2−メチル−3−オキソプロパン−2−イル)フェニル)アクリレート
【化82】
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【0256】
ジオキサン(9mL)中エチル2−(4−クロロフェニル)−3,3−ジシアノ−2−メチルプロパノエート(国際公開第2016/081668号の中間体2A)(500mg、1.80mmol)、メチルアクリレート(325μl、3.61mmol)、トリ−tert−ブチルホスホニウムテトラフルオロボレート(52.4mg、0.181mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(42.2mg、0.045mmol)及びジシクロヘキシルメチルアミン(464μl、2.168mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコを100℃で2時間攪拌した。反応物を冷却し、水の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物I−76Aが得られた。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.67(d,J=16.0Hz,1H),7.62−7.56(m,2H),7.44−7.37(m,2H),6.47(d,J=16.0Hz,1H),4.48(s,1H),4.35−4.18(m,2H),3.82(s,3H),2.00(s,3H),1.26(t,J=7.1Hz,3H).m/z=327(M+1).
中間体77
エチル2−{4−[3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル]−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾール−2−イル}−3,3−ジシアノ−2−メチルプロパノエート
【化83】
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【0257】
ステップA−tert−ブチル3−(1H−イミダゾール−4−イル)アクリレート。0℃のDMF(100mL)中1H−イミダゾール−4−カルバルデヒド(10g、104mmol)及びtert−ブチル2−(ジエトキシホスホリル)アセテート(39.4g、156mmol)を含有するフラスコに、水素化ナトリウム(4.99g、208mmol、60重量%)を小分けで添加した。得られた混合物を95℃で3時間攪拌し、次いで、室温に冷却し、飽和NaHCO
3水溶液を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、水及び食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜80%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0258】
ステップB−tert−ブチル3−(1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾール−4−イル)アクリレート。0℃のDMF(100mL)中tert−ブチル3−(1H−イミダゾール−4−イル)アクリレート(9.3g、43.1mmol)及び炭酸カリウム(11.9g、86mmol)を含有するフラスコに、1−(クロロメチル)−4−メトキシベンゼン(10.1g、64.6mmol)を滴加した。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、次いで、水を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、水及び食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(10〜60%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0259】
ステップC−tert−ブチル3−[1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾール−4−イル]プロパノエート。MeOH(100mL)中tert−ブチル3−(1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾール−4−イル)アクリレート(10g、31.8mmol)を含有するフラスコに、パラジウム炭素(湿潤、1.5g、10%)を室温で添加した。フラスコを排気し、窒素を3回流し、引き続いて水素を流した。混合物を、水素雰囲気下(1.5atm)、室温で4時間攪拌した。混合物を濾過し、残渣をMeOHですすいだ。濾液を真空中で濃縮すると、標記化合物が得られた。
【0260】
ステップD−3−[2−(2−エトキシ−2−オキソアセチル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾール−4−イル]プロパノエート。−40℃のDCM(100mL)中tert−ブチル3−[1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾール−4−イル]プロパノエート(8.5g、26.9mmol)を含有するフラスコに、エチル2−クロロ−2−オキソアセテート(11.0g、81mmol)を滴加し、引き続いてN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(10.4g、81mmol)を−40℃で滴加した。混合物を室温で6時間攪拌し、次いで、飽和NaHCO
3水溶液を添加してクエンチし、DCM(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(10〜60%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0261】
ステップE−エチル2−[4−(3−tert−ブトキシ−3−オキソプロピル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾール−2−イル]−3,3−ジシアノアクリレート。室温のクロロホルム(20mL)中tert−ブチル3−[2−(2−エトキシ−2−オキソアセチル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾール−4−イル]プロパノエート(2.0g、4.80mmol)、マロノニトリル(1.59g、24.01mmol)を含有するフラスコに、酸化アルミニウム(4.9g、48.0mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、次いで、濾過し、残渣をDCMですすいだ。濾液を飽和NH
4Cl水溶液で希釈し、DCM(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(10〜60%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0262】
ステップF−エチル2−{4−[3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル]−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾール−2−イル}−3,3−ジシアノ−2−メチルプロパノエート。THF(10mL)中エチル2−{4−[3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル]−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾール−2−イル}−3,3−ジシアノアクリレート(550mg、1.18mmol)及び塩化リチウム(100mg、2.37mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコを0℃で30分間攪拌した後、メチルマグネシウムクロリド(0.51mL、1.54mmol、THF中3M)を0℃で滴加した。混合物を0℃で2時間攪拌し、次いで、飽和NH
4Cl水溶液を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜50%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物I−77が得られた。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 6.97(d,J=8.7Hz,2H),6.89(d,J=8.7Hz,2H),6.55(s,1H),5.22(s,1H),5.05(s,2H),4.29−4.09(m,2H),3.82(s,3H),2.82(t,J=7.2Hz,2H),2.58(t,J=7.2Hz,2H),1.98(s,3H),1.41(s,9H),1.28(t,J=7.2Hz,3H);m/z=479(M−1).
中間体78A
エチル2−(4−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)フェニル)−3,3−ジシアノ−2−メチルプロパノエート
【化84】
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【0263】
THF(15mL)中I−21A(500mg、1.56mmol)、(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)亜鉛(II)ブロミド(4.05g、15.57mmol)、テトラキス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(179mg、0.16mmol)及びトリ−tert−ブチルホスホニウムテトラフルオロボレート(181mg、0.62mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のマイクロ波バイアルを室温で1時間攪拌し、次いで、120℃で1時間マイクロ波照射で照射した。反応物を飽和NH
4Cl水溶液の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜20%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物I−78Aが得られた。
1H NMR(400MHz,CD
3OD),7.41−7.33(m,4H),4.86(s,1H),4.27(q,J=7.2Hz,2H),3.57(s,2H),1.93(s,3H),1.42(s,9H),1.23(t,J=7.2Hz,3H);m/z=355(M−1).
中間体A1
6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−カルボキシイミドアミド
【化85】
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【0264】
ステップA−6−クロロ−1H−インダゾール:無水酢酸(10.0mL、106mmol)を、5−クロロ−2−メチルアニリン(5.0g、35.3mmol)及び酢酸カリウム(3.8g、38.7mmol)を含有するベンゼン溶液(110mL)に室温で滴加した。10分後、反応混合物を80℃に加熱した。亜硝酸tert−ブチル(6.99mL、90%、53.0mmol)を20分間にわたって添加した。反応混合物を80℃で一晩保持し、次いで、室温に冷却し、濃縮した。残渣をMeOHに溶解し、10分間攪拌した。溶液を濃縮し、残渣にMeOH(175mL)、THF(30mL)、水(60mL)及びLiOH一水和物(8g、195mmol)を添加した。次いで、溶液を室温で一晩攪拌した。次いで、溶液を濃縮し、残渣をEtOAcと0.5M NaOH水溶液に分配した。水相をEtOAc(2×)で抽出した。合わせた有機物を食塩水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して示される生成物を得た。物質をさらに精製することなくステップBに使用した。
1H NMR(400MHz,CH
3CN−d
3):δ 11.20(br s,1H);8.01(s,1H);7.75−7.70(m,1H);7.60(s,1H);7.13(dd,J=8.6,1.7Hz,1H).m/z=153(M+1).
ステップA代替−6−クロロ−1H−インダゾール。4−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒド(50g、315mmol)及びヒドラジン一水和物(230mL、4730mmol)を含有するDMA(250mL)溶液を室温で30分間攪拌した。次いで、溶液を100℃で17時間攪拌した。濃厚な白色スラリーである反応混合物を室温に冷却した。固体を濾過によって回収し、水で洗浄し、真空下で乾燥させると、標記生成物が得られた。
【0265】
ステップB−6−クロロ−3−ヨード−1H−インダゾール。ステップAからの中間体(6.14g、40.2mmol)及びNIS(9.33g、41.4mmol)を含有するMeCN溶液(250mL)を60℃で3時間加熱した。反応溶液を室温に冷却し、約70mLの体積に濃縮した。次いで、反応物を水で希釈し、懸濁液を10分間攪拌し、次いで、濾過した。固体をフィルター上で風乾して、指示される生成物を得た。物質をさらに精製することなくステップCに使用した。
1H NMR(400MHz,CH
3CN−d
3):δ 1.52(br s,1H);7.62(d,J=1.7Hz,1H);7.44(d,J=8.6Hz,1H);7.21(dd,J=8.6,1.7Hz,1H).m/z=279.0(M+1).
ステップC−6−クロロ−1H−インダゾール−3−カルボニトリル。ステップBからの中間体(4.0g、14.36mmol)、亜鉛粉末(113mg、1.72mmol)、シアン化亜鉛(1.01g、8.86mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(318mg、0.58mmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(263mg、0.29mmol)を含有するDMA(48mL)溶液を120℃で45分間加熱した。溶液を室温に冷却し、EtOAcと0.5M HCl水溶液に分配した。有機相を0.5M HCl水溶液及び食塩水で2回洗浄した。次いで、有機相をMgSO
4上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗物質を、ヘキサン/EtOAc勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、指示される生成物が得られた。
1H NMR(400MHz,CH
3CN−d
3):δ 7.83(d,J=8.7Hz,1H);7.77(d,J=1.7Hz,1H);7.36(dd,J=8.7,1.7Hz,1H);m/z=178.1(M+1).
ステップD−6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−カルボニトリル。ステップCからの中間体(30g、169mmol)、炭酸カリウム(116.6g、844mmol)及び1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−4−ヨードブタン(97.2g、354.7mmol)を含有するアセトニトリル溶液(450mL)を36時間還流した。溶液を室温に冷却し、EtOAcと水に分配した。有機相を濃縮し、粗物質を、10%EtOAc/ヘプタンを溶離液として用いて、シリカゲルプラグを通して濾過した。その後、単離された物質をヘプタンから再結晶すると、指示される生成物が得られた。
1H NMR(400MHz,CH
3CN−d
3):δ 7.87−7.80(m,2H);7.40(dd,J=8.7,1.7Hz,1H);4.77(t,J=7.0Hz,2H);2.95−2.78(m,2H).m/z=324.1(M+1).
ステップE−6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−カルボキシイミドアミド。トリメチルアルミニウム(23.17mL、46.3mmol、トルエン中2.0M)を、塩化アンモニウム(2.49g、46.5mmol)のトルエン(69mL)中懸濁液に0℃で滴加した。溶液を室温で3時間攪拌し、次いで、ステップDからの中間体(3.0g、9.27mmol)に添加し、110℃で6時間加熱した。混合物を室温に冷却し、シリカゲルとMeOHの混合物に注いだ。1.5時間攪拌した後、懸濁液を濾過し、濾液を濃縮してI−A1を得た。
1H NMR(400MHz,CH
3CN−d
3):δ 8.26(d,J=8.7Hz,1H);7.70(d,J=1.7Hz,1H);7.24(dd,J=8.7,1.8Hz,1H);4.67(t,J=7.1Hz,2H);3.01−2.78(m,2H);m/z=341.1(M+1).
中間体A2
1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−カルボキシイミドアミド
【化86】
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【0266】
ステップA−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−カルボニトリル。アセトニトリル(75mL)中1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−カルボニトリル(5g、34.7mmol)を含有するフラスコに、1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−4−ヨードブタン(9.82mL、69.4mmol)及び炭酸カリウム(24.0g、173mmol)を添加した。反応物を45℃で18時間攪拌し、次いで、室温に冷却し、水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:ヘキサン(0〜100%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0267】
ステップB−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−カルボキシイミドアミド
室温のMeOH(11mL)中1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−カルボニトリル(5.1g、17.7mmol)を含有するフラスコに、NaOMe(1.34g、24.7mmol)を添加した。混合物を室温で3時間攪拌した後、酢酸(4.05mL、70.7mmol)を添加し、引き続いて塩化アンモニウム(1.23g、23.0mmol)を添加した。得られたスラリーを4時間65℃に加熱し、次いで、室温に冷却し、飽和NaHCO
3水溶液を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣を(EtOAc:MeOH10:1):ヘキサン勾配を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物I−A2が得られた。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 9.45(s,3H),8.77(dd,J=4.5,1.5Hz,1H),8.56(dd,J=8.3,1.5Hz,1H),7.53(dd,J=8.3,4.5Hz,1H),4.93(t,J=6.8Hz,2H),3.06(tt,J=19.1,6.9Hz,2H);m/z=308(M+1).
中間体A1及びA2の調製で記載される手順と同様の手順を使用して、市販の出発試薬又は文献で公知の化合物から、表10の以下の化合物を調製した。
【0268】
表10
【化87】
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【表10】
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【0269】
中間体A35
6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−カルボキシイミドアミド
【化88】
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【0270】
ステップA−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−カルボニトリル。出発材料として3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジンを使用して、I−A1ステップC及びDに記載されるのと本質的に同じ手順を使用して、標記化合物を調製した。m/z=291(M+1)。
【0271】
ステップB−3−シアノ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン7−オキシド。1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−カルボニトリル(6.3g、21.8mmol)及び3−クロロ過安息香酸(22g、98mmol)を含有するフラスコに、酢酸(50mL)を添加した。得られた混合物を80℃で8時間攪拌した後、混合物を室温に冷却し、真空中で濃縮乾固した。残渣をヘキサン:EtOAcの2:1混合物250mLに溶解し、飽和K
2CO
3水溶液を添加することによって、pHをpH7に調整した。得られた溶液をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をEtOAc:石油エーテル:NH
3(MeOH中2M)(0〜20%)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=307(M+1)。
【0272】
ステップC−6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−カルボニトリル。3−シアノ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン7−オキシド(1.9g、1.2mmol)を含有するフラスコに、オキシ塩化リン(V)(6.9mL、74mmol)を添加した。得られた混合物を80℃で5時間攪拌した。混合物をヘキサン:EtOAcの2:1混合物250mLに希釈し、飽和K
2CO
3水溶液を添加することによって、pHをpH7に調整した。得られた溶液をヘキサン:EtOAcの2:1混合物(3×)で抽出した。有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をEtOAc:石油エーテルを用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=325(M+1)。
【0273】
ステップD−6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−カルボキシイミドアミド。トリメチルアルミニウム(19.9mL、39.8mmol、トルエン中2.0M)を、塩化アンモニウム(2.1g、39.8mmol)のトルエン24mL中懸濁液に0℃で滴加した。次いで、溶液を室温で3時間攪拌し、次いで、6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−カルボニトリル(2.6g、8.0mmol)に添加し、75℃で一晩加熱した。反応混合物を室温に冷却し、MeOH:DCM(1:1)及びシリカの添加によってクエンチした。3時間攪拌した後、懸濁液を珪藻土を通して濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固すると、標記化合物I−A35が得られた。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 8.68(d,J=8.4Hz,1H),7.41(d,J=8.4Hz,1H),6.68(br,3H),4.76(t,J=7.2Hz,2H),3.07−2.93(m,2H);m/z=342(M+1).
中間体I−A35の調製で記載される手順と同様の手順を使用して、市販の出発試薬又は文献で公知の化合物から、表7の以下の化合物を調製した。
【0274】
表11
【化89】
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【表11】
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【0275】
中間体A38
6−メチル−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−カルボキシイミドアミド
【化90】
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【0276】
ステップA−6−クロロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−カルボニトリル。中間体I−35ステップA〜Cに記載されるのと本質的に同じ手順を使用して、標記化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 8.16(d,J=8.5Hz,1H),7.38(d,J=8.5Hz,1H),4.65(t,J=6.6Hz,2H),2.38−2.09(m,4H);m/z=288(M+1).
ステップB−6−メチル−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−カルボニトリル:THF(10ml)中6−クロロ−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−カルボニトリル(800mg、2.77mmol)を含有する溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(195mg、0.28mmol)を添加し、得られた溶液を室温で30分間攪拌した。ジメチル亜鉛(8.31mL、8.31mmol、THF中1M)を添加し、得られた混合物を室温で16時間攪拌した。反応物を飽和NH
4Cl水溶液の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜30%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=269(M+1)。
【0277】
ステップC−6−メチル−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−カルボキシイミドアミド。トリメチルアルミニウム(4.0mL、8.0mmol、トルエン中2.0M)を、塩化アンモニウム(570mg、10.6mmol)の0℃に冷却したトルエン10mL中懸濁液に滴加した。次いで、溶液を室温で1時間攪拌した。この溶液に、6−メチル−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−カルボニトリル(270mg、1.00mmol)を添加し、得られた混合物を100℃で2時間加熱した。反応混合物を0℃に冷却し、MeOH:DCM(1:1)混合物の添加によってクエンチした。1時間攪拌した後、懸濁液を珪藻土を通して濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をEtOAcで希釈し、1M NaOH(水溶液)の添加によって、pHをpH10に調整した。得られた溶液をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮すると、標記化合物I−A38が得られた。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 8.50(d,J=8.4Hz,1H),7.18(d,J=8.4Hz,1H),6.48(br,3H),4.52(t,J=7.2Hz,2H),2.61(s,3H),2.45−2.28(m,2H),2.16−2.06(m,2H);m/z=286(M+1).
中間体A39
1−(2,3−ジフルオロ−4−メチルベンジル)−6−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−カルボキシイミドアミド
【化91】
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【0278】
国際公開第2015−004105号に公開されたプロトコルを使用して標記化合物を調製した。
【0279】
中間体A40
1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−カルボキシイミドアミド
【化92】
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【0280】
MeOH(50mL)中I−A15(1.0g、2.95mmol)及びパラジウム炭素(1.0g、10重量%)を含有する窒素下のフラスコを水素でパージした。混合物を、水素雰囲気下(約2atm)、室温で0.5時間攪拌した。固体を濾過し、MeOH(3×)で洗浄した。濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をアセトニトリル:水:0.1%トリフルオロ酢酸(20%〜40%)を用いたC18カラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物I−A40が得られた。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 9.40−9.30(br,4H),8.04(d,J=8.4Hz,1H),7.95(d,J=8.4Hz,1H),7.64−7.59(m,1H),7.47−7.37(m,2H),7.28−7.23(m,2H),7.21−7.16(m,1H),5.92(s,2H);m/z=269(M+1).
中間体A41
6−クロロ−1−(シクロペンチルメチル)−1H−インダゾール−3−カルボキシイミドアミド
【化93】
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【0281】
ステップA−6−クロロ−1−(シクロペンチルメチル)−1H−インダゾール−3−カルボニトリル。DMF(10mL)中の6−クロロ−1H−インダゾール−3−カルボニトリル(1.0g、5.63mmol)及びシクロペンチルメチル4−メチルベンゼンスルホネート(1.9g、7.32mmol)を含有するフラスコに、リン酸カリウム(2.4g、11.26mmol)を添加し、得られた混合物を70℃で16時間攪拌した。反応物を室温に冷却し、食塩水の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=301(M+1)。
【0282】
ステップB−6−クロロ−1−(シクロペンチルメチル)−1H−インダゾール−3−カルボキシイミドアミド。MeOH(10mL)中6−クロロ−1−(シクロペンチルメチル)−1H−インダゾール−3−カルボニトリル(1.0g、3.85mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、NaOMe(0.42g、7.70mmol)を添加した。溶液を室温で2時間攪拌し、塩化アンモニウム(0.62g、11.55mmol)を添加した。得られた混合物を7℃で3時間攪拌した。混合物を室温に冷却し、真空中で濃縮乾固した。残渣を水(100mL)に注ぎ入れた。2N HCl溶液を添加してpH1〜2に到達させ、得られた溶液をEt
2O(2×)で抽出し、水層を維持した。次いで、水層のpH値をNaOH(1N)で11〜12に調整した。得られた水溶液をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮すると、標記化合物I−A41が得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD)δ 8.08(d,J=8.7Hz,1H),8.68(d,J=1.8Hz,1H),7.18(dd,J=8.7,1.8Hz,1H),4.31(d,J=7.5Hz,2H),2.57−2.48(m,1H),1.73−1.47(m,6H),1.39−1.21(m,2H);m/z=277(M+1).
中間体A1、I−A2及びI−A41の調製で記載される手順と同様の手順を使用して、市販の出発試薬又は文献で公知の化合物から、表12の以下の化合物を調製した。
【0283】
表12
【化94】
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【表12】
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【0284】
実施例1A
3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【化95】
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【0285】
ステップA−メチル3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート。フラスコに、I−A16(200mg、0.74mmol)、I−32(258mg、0.74mmol)、重炭酸カリウム(112mg、1.11mmol)及びt−BuOH(10mL)を入れた。得られた混合物を80℃で16時間攪拌し、次いで、真空中で濃縮乾固した。残渣を(MeOH:DCM)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、ラセミ体の標記生成物が得られた。キラルSFC(CHIRALPAK(登録商標)AD−H)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体A(速く溶出)及び異性体B(遅く溶出)が得られた。m/z=571(M+1)。
【0286】
ステップB−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸。MeOH(5mL)中メチル3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}オキサゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート異性体A(160mg、0.280mmol)を含有するフラスコに、水1mL中LiOH(67mg、2.80mmol)を添加した。得られた混合物を室温で48時間攪拌した。反応物を真空中で濃縮乾固した。残渣を濃飽和Na
2CO
3で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。水相のpHをHCl(1M)でpH6に調整し、得られた固体を濾過により回収し、水で洗浄し、真空下で乾燥させると、標記生成物実施例1Aが得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD)δ 9.06(d,J=7.8Hz,1H),8.61(dd,J=4.5,1.5Hz,1H),7.63(s,1H),7.40−7.27(m,2H),7.16−7.06(m,3H),5.91(s,2H),2.86−2.72(m,2H),1.92(s,3H),1.23(s,3H),1.19(s,3H);m/z=557(M+1).
実施例1Aに記載されるのと本質的に同じ手順を使用して、表13の以下の化合物を調製した。
【0287】
表13
【表13】
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【0288】
実施例9B
3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【化96】
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【0289】
ステップA−メチル3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパノエート。フラスコに、I−13B(50mg、0.14mmol)、I−A2(48mg、0.14mmol)、重炭酸カリウム(42mg、0.42mmol)及びt−BuOH(1.4mL)を入れた。得られた混合物を65℃で16時間加温した。反応物を室温に冷却し、水の添加によってクエンチした。得られた溶液をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣を(EtOAc:EtOH3:1):ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記生成物が得られた。m/z=618.2(M+1)。
【0290】
ステップB−3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸。フラスコに、メチル3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパノエート(61mg、0.10mmol)、LiOH(24mg、0.98mmol)、ジオキサン(2.5mL)及び水(2.5mL)を入れた。得られた混合物を65℃で16時間加温した。反応物を室温に冷却し、酢酸(73μL、1.3mmol)の添加によってクエンチした。得られた溶液をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を合わせ、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣を(EtOAc:EtOH3:1):ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記生成物実施例9Bが得られた。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 12.24(s,1H),11.11(s,1H),9.03(dd,J=8.1,1.6Hz,1H),8.63(dd,J=4.5,1.6Hz,1H),7.37(dd,J=8.1,4.5Hz,1H),7.17(d,J=8.4Hz,2H),7.11(d,J=8.3Hz,2H),6.56(s,2H),4.87(t,J=6.8Hz,2H),2.97(tt,J=19.1,6.8Hz,2H),2.74(s,2H),1.77(s,3H),1.04(s,6H);m/z=604(M+1)
実施例10B
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸
【化97】
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【0291】
ステップA−(S)−メチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノエート。t−BuOH(2.4mL)中I−A1(91mg、0.27mmol)、I−11B(80mg、0.24mmol)及び重炭酸カリウム(73.2mg、0.73mmol)を含有するフラスコ中で、80℃で16h攪拌した。反応物を室温に冷却し、EtOAc及び水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣を(EtOAc:EtOH3:1):ヘキサン(0〜40%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=623(M+1)。
【0292】
ステップB−(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸。ジオキサン(8.7mL)中(S)−メチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノエート(120mg、0.19mmol)を含有するフラスコに、水(1mL)中LiOH(46mg、1.93mmol)を添加した。反応物を50℃で2時間攪拌した。反応物を室温に冷却し、真空中で濃縮し、EtOAcで希釈した。酢酸(132μl、2.31mmol)を添加し、混合物をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水(2×)で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣を(EtOAc:EtOH3:1):ヘキサン(0〜100%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物実施例10Bが得られた。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 12.12(s,1H),11.09(s,1H),8.69(d,J=8.7Hz,1H),8.03(d,J=1.7Hz,1H),7.26(dd,J=8.7,1.7Hz,1H),7.22−7.11(m,4H),6.54(s,2H),4.82(t,J=6.8Hz,2H),2.90(tt,J=19.4,6.9Hz,2H),2.77(t,J=7.6Hz,2H),2.52−2.49(m,2H),1.76(s,3H);m/z=609(M+1).
実施例11B
3−(3−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【化98】
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【0293】
ステップA−メチル3−(3−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパノエート。THF(2.7mL)中の中間体A2(45.6mg、0.15mmol)及びI−39B(50mg、0.14mmol)を含有するフラスコに、トリエチルアミン(56μl、0.40mmol)を添加した。得られた混合物を80℃で6時間、次いで60℃で24時間攪拌した。反応物を室温に冷却し、EtOAc及び水で希釈した。得られた混合物をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣を(EtOAc:EtOH3:1):ヘキサン(0〜40%)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=632(M+1)。
【0294】
ステップB−3−(3−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸。ジオキサン(5.8mL)、水(0.6mL)混合物中メチル3−(3−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,2−ジメチルプロパノエート(80mg、0.13mmol)を含有するフラスコに、LiOH(30mg、1.28mmol)を添加し、得られた混合物を80℃で16時間攪拌した。反応物を室温に冷却し、EtOAc及び水で希釈し、酢酸(87μl、1.52mmol)の添加によってクエンチした。得られた溶液をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣を(EtOAc:EtOH3:1):ヘキサン(10%〜70%)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物実施例11Bが得られた。
1H NMR(500MHz,MeOD)δ 9.03(dd,J=8.1,1.6Hz,1H),8.60(dd,J=4.5,1.6Hz,1H),7.35(dd,J=8.1,4.5Hz,1H),7.30−7.18(m,3H),7.18−7.11(m,1H),4.95(t,J=7.3Hz,2H),3.05−2.93(m,2H),2.91(d,J=13.2Hz,1H),2.79(d,J=13.2Hz,1H),1.88(s,3H),1.18(s,3H),1.10(s,3H);m/z=604(M+1).
実施例9、10及び11に記載されるのと本質的に同じ手順を使用して、表14の以下の化合物を調製した。
【0295】
表14
【表14】
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【0296】
実施例76B
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸
【化99】
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【0297】
ステップA−(S)−メチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノエート。出発材料として中間体I−A15及びI−11Bを使用して、実施例11ステップAに記載されるのと本質的に同じ手順を使用して、標記化合物を調製した。
【0298】
ステップB−(S)−メチル3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノエート。MeOH(8mL)中(S)−メチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノエート(100mg、0.17mmol)及びパラジウム炭素(50mg、10重量%)を含有する窒素下のフラスコを水素でパージした。混合物を、水素雰囲気下(約2atm)、室温で6時間攪拌した。固体を濾過し、MeOH(3×)で洗浄した。濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=551(M+1)。
【0299】
ステップC−(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸。MeOH(5mL)中(S)−メチル3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノエート(80mg、0.145mmol)を含有するフラスコに、水1mL中LiOH(35mg、1.45mmol)を添加した。得られた混合物を室温で16時間攪拌した後、真空中で濃縮した。残渣を塩酸(14.5mL、0.1N)で希釈し、固体を濾過によって回収し、水で洗浄し、真空中で乾燥させた。次いで、残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.05%TFA修飾剤)によって精製すると、標記化合物実施例76Bが得られた。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.63(d,J=8.0Hz,1H),7.76(d,J=8.8Hz,1H),7.57(dd,J=8.0,7.6Hz,1H),7.45−7.28(m,6H),7.22−7.11(m,3H),5.92(s,2H),2.93(t,J=7.2Hz,2H),2.61(t,J=7.2Hz,2H),1.95(s,3H);m/z=537(M+1).
実施例77B
(S)−3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【化100】
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【0300】
ステップA−(S)−エチル4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボキシレート。室温のTHF(65mL)中I−A2(1.0g、3.2mmol)及びI−40B(1.16g、4.88mmol)の混合物に、トリエチルアミン(1.3mL、9.76mmol)を添加した。得られた混合物を65℃で16時間加温した。反応物を室温に冷却し、真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(1〜10%)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=500(M+1)。
【0301】
ステップB−(S)−4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボキサミド。(S)−エチル4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボキシレート(1.5g、3.00mmol)を含有する密封管に、アンモニア(30mL、MeOH中3N)を添加した。得られた混合物を40℃で16時間加温した。反応物を室温に冷却し、真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(5%)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=471(M+1)。
【0302】
ステップC−(S)−4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボチオアミド。フラスコに、(S)−4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボキサミド(1.1g、2.34mmol)、ローソン試薬(1.1g、2.81mmol)及びトルエン(67mL)を入れた。得られた混合物を80℃で16時間加温した。反応物を飽和NaHCO
3水溶液の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(5%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=487(M+1)。
【0303】
ステップD−(S)−エチル3−(2−(4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート。EtOH(1.2mL)中(S)−4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボチオアミド(60mg、0.123mmol)及びエチル5−ブロモ−2,2−ジメチル−4−オキソペンタノエート(48.9mg、0.185mmol)を含有する密封管に、80℃で16時間加温した。反応物を室温に冷却し、真空中で濃縮乾固した。残渣を(EtOAc:EtOH3:1):ヘキサンを用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=639(M+1)。
【0304】
ステップE−(S)−3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸。フラスコに、(S)−エチル3−(2−(4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(130mg、0.12mmol)、LiOH(29mg、1.22mmol)、ジオキサン(2.2mL)及び水(2.2mL)を入れた。得られた混合物を60℃で16時間攪拌した。反応物を室温に冷却し、真空中で濃縮し、次いで、EtOAc及び水で希釈し、酢酸(84μl、1.46mmol)を添加した。得られた溶液をEtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣を(EtOAc:EtOH3:1):ヘキサンを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物実施例77Bが得られた。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 12.23(s,1H),11.45(s,1H),9.02(dd,J=8.1,1.7Hz,1H),8.63(dd,J=4.5,1.6Hz,1H),7.37(dd,J=8.1,4.5Hz,1H),7.24(s,1H),6.96(s,2H),4.87(t,J=6.8Hz,2H),3.06−2.85(m,4H),1.80(s,3H),1.08(s,6H);m/z=611(M+1).
実施例78A
(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸
【化101】
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【0305】
出発材料としてラセミI−30を使用してラセミエチル4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボキシレートを形成して、実施例77に記載されるのと本質的に同じ手順を使用して、(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸を調製した。
【0306】
ステップA−エチル4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボキシレート。フラスコに、I−A2(1.0g、3.2mmol)、I−30(0.85g、3.6mmol)、重炭酸カリウム(390mg、3.9mmol)及びt−BuOH(100mL)を入れた。得られた混合物を70℃で8時間加温し、反応物を室温に冷却し、水を添加することによってクエンチした。得られた溶液をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(1〜10%)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0307】
出発材料としてエチル4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボキシレートを使用して、実施例77BステップB及びCに記載されるように、ラセミメチル2−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)アセテートを調製した。
【0308】
ステップD.ラセミメチル2−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)アセテートを、キラルSFC(CHIRALPAK(登録商標)AD−H)を用いて分割すると、異性体A(速く溶出)及びB(遅く溶出)が得られた。次いで、異性体Aを前記条件(実施例77BのステップE)を用いて加水分解して、実施例78Aを得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 10.45(br s,1H),11.43(s,1H),9.04(dd,J=8.1,1.5Hz,1H),8.64(dd,J=4.5,1.5Hz,1H),7.45(s,1H),7.38(dd,J=8.1,4.5Hz,1H),6.94(br s,2H),4.88(t,J=6.6Hz,2H),3.73(s,1H),3.4−2.91(m,2H);1.84(s,3H);m/z=569(M+1).
実施例77B及び78Aに記載される手順と本質的に同じ手順を使用して、表10の以下の化合物を調製した。表15の化合物のキラリティーは、キラル中間体の使用及び/又はステップDもしくはEで行われる異性体の分離の結果として生じる。
【0309】
表15
【表15】
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【0310】
実施例97B
(S)−3−(2−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−N−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド
【化102】
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【0311】
DMF(5mL)中実施例77B(80mg、0.13mmol)、トリエチルアミン(53mg、0.52mmol)、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(100mg、0.26mmol)を含有するフラスコを室温で10分間攪拌した後、ヒドロキシルアンモニウムクロリド(18mg、0.26mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、次いで、真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(2〜4%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィー、次いで逆相HPLC(ACN/水+0.05%NH
4HCO
3修飾剤)によって精製すると、標記化合物実施例97Bが得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD)δ 9.00(dd,J=1.5,8.1Hz,1H),8.58(dd,J=1.5,4.5Hz,1H),7.32(dd,J=4.5,8.1Hz,1H),7.12(s,1H),4.91(t,J=7.2Hz,2H),3.11−2.82(m,4H),1.83(s,3H),1.18(s,3H),1.14(s,3H);m/z=626(M+1).
実施例98A
[5−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−オキソ−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル]酢酸
【化103】
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【0312】
ステップA−出発材料としてI−A1及びI−30を使用して、エチル4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボキシレートの合成について記載される条件と同様の条件を使用して、エチル4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボキシレートを調製した。
【0313】
ステップB−4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボヒドラジド。MeOH(10mL)中エチル4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボキシレート(900mg、1.69mmol)及びヒドラジン水和物(863mg、16.89mmol)を含有するフラスコを70℃で2時間攪拌した。固体を濾過によって回収すると、標記化合物が得られ、これを精製することなくステップCに使用した。
【0314】
ステップC−5−(4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン。DCM(25mL)中4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボヒドラジド(400mg、0.77mmol)及びN,N’−カルボニルジイミダゾール(375mg、2.31mmol)を含有するフラスコを室温で2時間攪拌した。得られた混合物を真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(2〜4%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0315】
ステップD−エチル2−(5−(4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−オキソ−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)アセテート。−20℃のDMF(20mL)中5−(4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン(150mg、0.28mmol)及び炭酸カリウム(19mg、0.14mmol)を含有するフラスコに、エチル2−ブロモアセテート(41.5mg、0.25mmol)を添加し、混合物を−20℃で5時間攪拌した。反応物を真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(2〜10%)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記ラセミ生成物が得られた。キラルSFC(CHIRALCEL(登録商標)OD−Hカラム)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体A(速く溶出)及び異性体B(遅く溶出)が得られた。
【0316】
ステップE−[5−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−オキソ−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル]酢酸。THF(3mL)中エチル2−(5−(4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−オキソ−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)アセテート異性体A(25mg、0.04mmol)を含有するフラスコに、水(1mL)中LiOH(2.9mg、0.12mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間攪拌した後、真空中で濃縮した。残渣を塩酸(0.1N、1.1mL)で希釈し、固体を濾過によって回収し、水で洗浄し、真空下で乾燥させると、標記生成物実施例98Aが得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD)δ 8.64(d,J=8.4Hz,1H),7.72(d,J=1.2Hz,1H),7.24(dd,J=1.8,8.7Hz,1H),4.80−4.74(m,2H),4.27(s,2H),3.06−2.83(m,2H),1.82(s,3H);m/z=603(M+1).
実施例99B
2−[5−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−オキソ−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル]−2−メチルプロパン酸
【化104】
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【0317】
出発材料としてメチル2−ブロモ−2−メチルプロパノエートを使用して、実施例98Aに記載されるのと本質的に同じ手順を使用して、標記化合物を調製した。ラセミ実施例99をキラルSFC(Kromasil(R,R)WHELK−01 5/100カラム)を用いて分割すると、標記化合物の異性体実施例99A(速く溶出)及び実施例99B(遅く溶出)が得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD)δ 8.68(d,J=8.7Hz,1H),7.78(d,J=1.5Hz,1H),7.29(dd,J=1.5,8.7Hz,1H),4.95−4.80(m,2H),3.11−2.86(m,2H),1.86(s,3H),1.75(s,3H),1.74(s,3H);m/z=631(M+1).
実施例100B
(S)−(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノイル)グリシン
【化105】
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【0318】
ステップA−(S)−tert−ブチル(3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパノイル)グリシネート。室温のDMF(300μl)中実施例21B(20mg、0.037mmol)及びO−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(12.19mg、0.04mmol)を含有するフラスコに、トリエチルアミン(52μl、0.37mmol)を添加した。次いで、グリシンtert−ブチルエステル塩酸塩(18mg、0.112mmol)を添加した。得られた混合物を室温で20分間攪拌した。揮発物質を真空中で除去し、次いで、水を添加し、固体を回収し、真空下で乾燥させた。粗物質を次のステップに直接使用した。
【0319】
ステップB−(S)−(3−(4−(4−アミノ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)プロパノイル)グリシン。ステップAからの粗生成物にトリフルオロ酢酸(250μL、3.24mmol)及びDCM(0.7mL)を添加し、反応物を室温で2時間攪拌した。次いで、反応混合物を真空中で濃縮乾固した。混合物を濾過し、質量誘発逆相HPLC(ACN/水+0.1%TFA修飾剤)によって精製すると、標記化合物実施例100BがTFA塩として得られた。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 9.06(dd,J=8.0,1.7Hz,1H),8.65(dd,J=4.5,1.7Hz,1H),8.15(d,J=5.9Hz,1H),7.43−7.31(m,2H),7.23−7.10(m,7H),6.55(s,2H),5.83(s,2H),3.71(d,J=5.8Hz,2H),2.79(t,J=7.9Hz,2H),2.41(t,J=8.0Hz,2H),1.77(s,3H);m/z=595.3(M+1).
中間体100Bに記載される手順と同様の手順を使用して、市販の出発試薬又は文献で公知の化合物を使用して、表16の以下の化合物を調製した。前記の水酸化リチウム条件を使用してメチルエステルを加水分解した。
【0320】
表16
【表16】
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【0321】
実施例108B
(S)−N−((2H−テトラゾール−5−イル)メチル)−3−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンアミド
【化106】
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【0322】
室温のDMF(300μl)中実施例21B(20mg、0.037mmol)及びO−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(29.9mg、0.093mmol)を含有するフラスコに、トリエチルアミン(26μl、0.186mmol)を添加した。次いで、(2−トリチル−2H−テトラゾール−5−イル)メタンアミン(40mg、0.11mmol)を添加した。得られた混合物を室温で20分間攪拌した。反応物を真空中で濃縮乾固し、次いで、水を添加し、固体を回収し、真空下で乾燥させた。残渣をHCl(1mL、ジオキサン中4M)で処理し、得られた混合物を80℃で攪拌し、次いで、真空中で濃縮乾固し、残渣を質量誘発逆相HPLC(ACN/水+0.1%TFA修飾剤)によって精製すると、標記化合物実施例108BがTFA塩として得られた。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 11.10(s,1H),9.06(dd,J=8.1,1.6Hz,1H),8.65(dd,J=4.5,1.6Hz,1H),8.58(t,J=5.7Hz,1H),7.43−7.32(m,2H),7.29−7.11(m,7H),6.55(s,2H),5.84(s,2H),4.53(d,J=5.6Hz,2H),2.81(t,J=8.0Hz,2H),2.44(t,J=8.0Hz,2H),1.78(s,3H);m/z=619(M+1).
実施例109B
3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)プロパン酸
【化107】
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【0323】
ステップA−4−アミノ−5−エチニル−5−メチル−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン。t−BuOH(10mL)中I−A2(400mg、1.30mmol)及びI−10B(272mg、1.43mmol)を含有するフラスコに、重炭酸カリウム(130mg、1.30mmol)を添加した。得られた混合物を70℃で16時間攪拌し、次いで、食塩水を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣をMeOH:DCMを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0324】
ステップB−4−アミノ−5−メチル−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン。DMSO(22mL)中4−アミノ−5−エチニル−5−メチル−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン(500mg、1.11mmol)及びブロモトリス(トリフェニルホスフィン)銅(I)(103mg、0.11mmol)を含有するマイクロ波バイアルに、アジドトリメチルシラン(770μL、5.54mmol)を添加した。反応混合物を120℃で1時間マイクロ波照射した。得られた混合物を室温に冷却し、EtOAc及び食塩水で希釈した。有機相に、水酸化アンモニウム水溶液を添加し、得られた混合物を16時間攪拌した。水層をEtOAc(3×)で抽出し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣を(EtOAc:EtOH3:1):ヘキサン勾配を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0325】
ステップC−エチル3−(4−(4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)プロパノエート。DMF(2.9mL)中4−アミノ−5−メチル−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン(160mg、0.29mmol)及びK
2CO
3(121mg、0.87mmol)を含有するフラスコに、アクリル酸エチル(38μl、0.35mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、次いで、EtOAc及び食塩水で希釈した。有機層を食塩水で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣を最初に(EtOAc:EtOH3:1):ヘキサンを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィー、次いで質量誘発逆相HPLC(ACN/水+0.1%TFA修飾剤)によって精製すると、標記化合物がTFA塩として得られた。
【0326】
ステップD−3−(4−{4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−[1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)プロパン酸MeCN(1.8mL)及び水(1.8mL)中エチル3−(4−(4−アミノ−5−メチル−6−オキソ−2−(1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)プロパノエート(22mg、0.037mmol)を含有するフラスコに、LiOH(5mg、0.18mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間攪拌し、次いで、EtOAc及び酢酸(13μl、0.22mmol)に希釈した。得られた溶液をEtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、(EtOAc:EtOH3:1):ヘキサンを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物実施例109Bが得られた。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 11.24(s,1H),9.02(dd,J=8.1,1.7Hz,1H),8.63(dd,J=4.5,1.6Hz,1H),7.73(s,1H),7.37(dd,J=8.1,4.5Hz,1H),6.62(s,2H),4.87(t,J=6.7Hz,2H),4.49(t,J=7.2Hz,2H),2.94(dt,J=19.1,6.8Hz,3H),2.71(t,J=7.1Hz,2H),1.75(s,3H).m/z=567.1(M+1).
実施例110B
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−5−ヒドロキシ−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸
【化108】
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【0327】
ステップA−(S)−メチル3−(4−(4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−5−メトキシ−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)プロパノエート。t−BuOH(10mL)中I−A24(100mg、0.30mmol)、I−11B(99mg、0.30mmol)及び重炭酸カリウム(90mg、0.90mmol)を含有するフラスコを70℃で16時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(0〜5%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0328】
ステップB−(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−5−ヒドロキシ−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパン酸。
【0329】
0℃のDCM(10mL)中(S)−メチル3−(4−(4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−5−メトキシ−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)プロパノエート(105mg、0.17mmol)を含有するフラスコに、トリブロモボラン(1.0mL、10.6mmol)を滴加した。得られた混合物を室温で16時間攪拌した。反応物を氷水の添加によってクエンチし、混合物のpH値をNaHCO
3の添加によってpH7〜8に調整した。得られた溶液をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣をMeOH:DCM(1〜6%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物実施例110Bが得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD):δ 8.10(s,1H),7.59(s,1H),7.30−7.20(m,5H),7.15−7.06(m,3H),5.70(s,2H),2.87(t,J=7.2Hz,2H),2.56(t,J=7.2Hz,2H),1.84(s,3H);m/z=587(M+1).
実施例111B
(S)−3−{4−[4−アミノ−2−(1−ブチル−6−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸
【化109】
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【0330】
ステップA−(S)−メチル3−(4−(4−アミノ−2−(1−ブチル−6−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)プロパノエート。t−BuOH(5mL)中I−A36(50mg、0.20mmol)、I−11B(65mg、0.20mmol)及び重炭酸カリウム(60mg、0.60mmol)を含有するフラスコを75℃で16時間攪拌した。反応物を室温に冷却し、水の添加によってクエンチした。得られた溶液をDCM(3×)で抽出し、有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(0〜3%)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記生成物が得られた。
【0331】
ステップB−(S)−メチル3−(4−(4−アミノ−2−(1−ブチル−6−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)プロパノエート。不活性窒素雰囲気下のフラスコに、(S)−メチル3−(4−(4−アミノ−2−(1−ブチル−6−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)プロパノエート(140mg、0.26mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(28mg、0.039mmol)及びTHF(10mL)を入れた。得られた混合物を30分間攪拌した後、ジメチル亜鉛(1.57mL、1.57mmol、THF中1M)を添加した。混合物を室温で16時間攪拌した。反応物を飽和NH
4Cl水溶液の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣を最初にMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィー、次いで逆相HPLC(ACN/水+0.05%NH
4HCO
3修飾剤)によって精製すると、標記化合物が得られた。
【0332】
ステップC−(S)−3−{4−[4−アミノ−2−(1−ブチル−6−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}プロパン酸。THF(8mL)中(S)−メチル3−(4−(4−アミノ−2−(1−ブチル−6−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)プロパノエート(70mg、0.14mmol)を含有するフラスコに、水(0.5mL)中LiOH(16mg、0.68mmol)を添加した。得られた混合物を室温で16時間攪拌した後、真空中で濃縮した。残渣を水(2mL)で希釈し、塩酸(6.8mL、0.1N)を添加した。固体を濾過によって回収し、真空下で乾燥させると、標記生成物実施例111Bが得られた。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.88(d,J=8.0Hz,1H),7.30−7.20(m,5H),4.59(t,J=6.8Hz,2H),2.90(t,J=7.6Hz,2H),2.69(s,3H),2.58(t,J=7.6Hz,2H),2.02−1.95(m,2H),1.87(s,3H),1.40−1.34(m,2H),0.97(t,J=7.6Hz,3H);m/z=500(M+1).
実施例112B
(S)−4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−{4−[2−(2H−テトラゾール−5−イル)エチル]フェニル}−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン
【化110】
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【0333】
ステップA−(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンアミド。DMF(10mL)中実施例47B(1.0g、1.58mmol)を含有するフラスコに、N,N’−カルボニルジイミダゾール(1.28g、7.88mmol)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌し、NH
4Cl(0.17g、3.15mmol)を添加した。得られた混合物を室温で16時間攪拌し、次いで、水に注ぎ入れ、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(0〜5%)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0334】
ステップB−(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンニトリル。0℃のDCM(5mL)中(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンアミド(800mg、1.40mmol)及びピリジン(0.5mL、6.18mmol)を含有するフラスコに、2,2,2−トリフルオロ酢酸無水物(0.5mL、3.54mmol)を滴加した。混合物を室温で1時間攪拌した。次いで、反応物をMeOH(20mL)で希釈し、真空中で濃縮した。残渣を水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出し、有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(0〜5%)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記生成物が得られた。
【0335】
ステップC−(S)−4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−{4−[2−(2H−テトラゾール−5−イル)エチル]フェニル}−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オントルエン(10mL)中(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンニトリル(170mg、0.31mmol)及びジブチルスタナノン(15.3mg、0.062mmol)を含有するフラスコに、アジドトリメチルシラン(177mg、1.54mmol)を添加した。混合物を100℃で16時間攪拌し、次いで、混合物を真空中で濃縮した。残渣を最初にMeOH:DCM(0〜5%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィー、次いで逆相HPLC(ACN/水+0.05%NH
4HCO
3修飾剤)によって精製すると、標記化合物実施例112Bが得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD)δ 8.66(d,J=8.7Hz,1H),7.63(s,1H),7.35−7.05(m,9H),5.76(s,2H),3.16−2.96(m,4H),1.83(s,3H);m/z=595(M+1).
実施例113A
4−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)ブタン酸
【化111】
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【0336】
ステップA−4−アミノ−5−(4−ブロモフェニル)−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン。t−BuOH(10mL)中I−A16(250mg、0.82mmol)、I−21A(263mg、0.82mmol)及び重炭酸カリウム(180mg、1.80mmol)を含有するフラスコを、70℃で16時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=546(M+1)。
【0337】
ステップB−エチル4−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)ブタノエート。THF(0.5mL)中4−アミノ−5−(4−ブロモフェニル)−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン(150mg、0.28mmol)及び第2世代Xphosプレ触媒(43mg、0.055mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、4−エトキシ−4−オキソブチル亜鉛ブロミド(3.3mL、1.65mmol)を添加した。得られた混合物を55℃で16時間攪拌した。反応物を飽和NH
4Cl水溶液の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0338】
ステップC−4−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)ブタン酸。THF(4mL)中エチル4−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)ブタノエート(100mg、0.17mmol)を含有するフラスコに、水(4mL)中LiOH(72mg、1.72mmol)を添加した。得られた混合物を室温で16時間攪拌した後、真空中で濃縮した。残渣を塩酸(0.1N、17.2mL)で希釈し、固体を濾過によって回収し、水で洗浄し、真空下で乾燥させると、標記生成物実施例113Aが得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD):δ 9.10(d,J=8.1Hz,1H),8.61(dd,J=4.5Hz,1.2Hz,1H),7.40−7.06(m,9H),5.92(s,2H),2.65(t,J=7.2Hz,2H),2.28(t,J=7.2Hz,2H),1.98−1.85(m,5H);m/z=552(M+1).
実施例114A
(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)酢酸
【化112】
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【0339】
ステップA−tert−ブチル2−(4−(4−アミノ−2−{1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)アセテート。マイクロ波バイアルに、THF(15mL)中4−アミノ−5−(4−ブロモフェニル)−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン(実施例113A、ステップA、異性体A)(150mg、0.28mmol)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(32mg、0.055mmol)、トリ−tert−ブチルホスホニウムテトラフルオロボレート(32mg、0.11mmol)及び(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)亜鉛(II)ブロミド(1.07g、4.13mmol)を入れた。反応混合物を室温で1時間攪拌し、次いで、120℃で1時間マイクロ波照射した。反応物を飽和NH
4Cl水溶液の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.05%NH
4HCO
3修飾剤)によって精製すると、標記化合物が得られた。
【0340】
ステップB−(4−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)酢酸。フラスコに、tert−ブチル2−(4−(4−アミノ−2−{1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル}−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)アセテート(65mg、0.11mmol)、DCM(5mL)及びトリフルオロ酢酸(1mL)を入れた。得られた混合物を室温で16時間攪拌した。次いで、反応物を真空中で濃縮し、水で希釈した。水酸化ナトリウム(1N)を添加してpH値をpH10に調整し、次いで、塩酸(1N)でpH値を6に調整し、固体を濾過によって回収し、水で洗浄し、真空下で乾燥させると、標記生成物実施例114Aが得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD)δ 9.04(dd,J=1.8Hz,8.4Hz,1H),8.60(dd,J=1.8Hz,4.5Hz,1H),7.39−7.24(m,6H),7.13−7.01(m,3H),5.90(s,2H),3.57(s,2H),1.86(s,3H);m/z=524(M+1).
実施例113A及び114Aに記載されるのと本質的に同じ手順を使用して、表17の以下の化合物を調製した。
【0341】
表17
【表17】
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【0342】
実施例119B
3−(6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピリジン−3−イル)プロパン酸
【化113】
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【0343】
ステップA−4−アミノ−5−(5−ブロモピリジン−2−イル)−2−(6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン。t−BuOH(10mL)中I−A1(200mg、0.59mmol)、I−19(189mg、0.587mmol)及び重炭酸カリウム(88mg、0.88mmol)を含有するフラスコを75℃で16時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0344】
ステップB−メチル−3−(6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピリジン−3−イル)アクリレート。不活性窒素雰囲気下のフラスコに、DMF(8mL)中4−アミノ−5−(5−ブロモピリジン−2−イル)−2−(6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−(1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン(300mg、0.49mmol)、酢酸パラジウム(II)(22mg、0.097mmol)、トリ−tert−ブチルホスフィン(394mg、0.20mmol)、トリエチルアミン(0.14mL、0.97mmol)及びメチルアクリレート(126mg、1.46mmol)を入れた。得られた混合物を100℃で16時間攪拌した。反応物を室温に冷却し、水の添加によってクエンチした。得られた溶液をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をEtOAc:石油エーテル(20%〜100%)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記生成物が得られた。
【0345】
ステップB−メチル3−(6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピリジン−3−イル)プロパノエート。水(1mL)及びジメトキシエタン(10mL)の混合物中メチル−3−(6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピリジン−3−イル)アクリレート(300mg、0.48mmol)、4−メチルベンゼンスルホンヒドラジド(269mg、1.45mmol)、酢酸ナトリウム三水和物(328mg、2.41mmol)を含有するフラスコを80℃で16時間攪拌した。反応物を室温に冷却し、水の添加によってクエンチした。得られた溶液をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をEtOAc:石油エーテル(30%〜70%)を用いたシリカゲルクロマトグラフィー、次いで逆相HPLC(ACN/水+0.05%NH
4HCO
3修飾剤)によって精製すると、ラセミ体の標記化合物が得られた。キラルSFC(CHIRALPAK(登録商標)ICカラム)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体A(速く溶出)及び異性体B(遅く溶出)が得られた。
【0346】
ステップC−3−(6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピリジン−3−イル)プロパン酸。MeOH(2mL)中メチル3−(6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピリジン−3−イル)プロパノエート異性体B(70mg、0.11mmol)を含有するフラスコに、水(1mL)中LiOH(13mg、0.56mmol)を添加した。得られた混合物を室温で16時間攪拌した後、真空中で濃縮した。残渣を塩酸(0.1N、5.6mL)で希釈し、固体を濾過によって回収し、水で洗浄し、真空下で乾燥させると、標記生成物実施例119Bが得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD)δ 8.64(dd,J=8.7,3.3Hz,1H),8.50(d,J=2.1Hz,1H),7.73(s,1H),7.70(d,J=2.4Hz,1H),7.41(d,J=8.1Hz,1H),7.25(d,J=8.4Hz,1H),4.79(t,J=6.6Hz,2H),3.01−2.84(m,4H),2.64(t,J=7.5Hz,2H),1.89(s,3H);m/z=610(M+1).
実施例120B
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−シアノフェニル)プロパン酸
【化114】
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【0347】
ステップA−メチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−ブロモフェニル)プロパノエート。t−BuOH(25mL)中I−A1(550mg、1.61mmol)、I−14(657mg、1.61mmol)及び重炭酸カリウム(485mg、4.84mmol)を含有するフラスコを70℃で16時間攪拌した。反応物を室温に冷却し、食塩水の添加によってクエンチした。得られた溶液をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(0〜2%)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記ラセミ生成物が得られた。キラルSFC(Kromasil(R,R)WHELK−01 5/100カラム)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体A(速く溶出)及び異性体B(遅く溶出)が得られた。m/z=703(M+1)。
【0348】
ステップB−メチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−シアノフェニル)プロパノエート。DMF(10mL)中メチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−ブロモフェニル)プロパノエート異性体B(120mg、0.17mmol)、シアン化亜鉛(26mg、0.22mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム−クロロホルム付加物(17.7mg、0.017mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(19mg、0.034mmol)及び亜鉛(11mg、0.17mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコを120℃で1時間攪拌した。反応物を室温に冷却し、食塩水の添加によってクエンチした。得られた溶液をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(0〜2%)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記生成物が得られた。
【0349】
ステップC−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−シアノフェニル)プロパン酸。THF(2mL)中メチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−シアノフェニル)プロパノエート(58mg、0.090mmol)を含有するフラスコに、水(2mL)中LiOH(38mg、0.90mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間攪拌した後、真空中で濃縮した。残渣を塩酸(0.1N、8.9mL)で希釈し、固体を濾過によって回収し、水で洗浄し、真空下で乾燥させると、標記生成物実施例120Bが得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD)δ 8.64(d,J=8.7Hz,1H),7.72(s,1H),7.68(s,1H),7.52−7.42(m,2H),7.24(d,J=8.7Hz,1H),4.82−4.76(m,2H),3.10(t,J=7.2Hz,2H),3.00−2.82(m,2H),2.70−2.60(m,2H),1.87(s,3H);m/z=634(M+1).
実施例121B
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−メチルフェニル)プロパン酸
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0350】
ステップA−メチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−メチルフェニル)プロパノエート。不活性窒素雰囲気下のマイクロ波管にメチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−ブロモフェニル)プロパノエート異性体B(100mg、0.14mmol)、1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(9.3mg、0.014mmol)、炭酸カリウム(197mg、1.43mmol)、2,4,6−トリメチル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリボリナン(322mg、1.28mmol)及びジオキサン(10mL)を添加した。管に窒素を4分間流し、次いで、70℃で2時間マイクロ波照射した。反応物を室温に冷却し、食塩水の添加によってクエンチした。得られた溶液をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(0〜2%)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記生成物が得られた。
【0351】
ステップB−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−メチルフェニル)プロパン酸。THF(2mL)中メチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−メチルフェニル)プロパノエート(55mg、0.086mmol)を含有するフラスコに、水(2mL)中LiOH(36mg、0.86mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間攪拌した後、真空中で濃縮した。残渣を塩酸(0.1N、8.6mL)で希釈し、固体を濾過によって回収し、水で洗浄し、真空下で乾燥させると、標記生成物実施例121Bが得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD)δ 8.64(d,J=8.7Hz,1H),7.72(s,1H),7.24(d,J=8.7Hz,1H),7.17−7.07(m,3H),4.80−4.76(m,2H),3.00−2.82(m,4H),2.51(t,J=7.8Hz,2H),2.29(s,3H),1.87(s,3H);m/z=623(M+1).
実施例122B
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸
【化116】
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【0352】
ステップA−メチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−メトキシフェニル)プロパノエート。t−BuOH(5mL)中I−A1(143mg、0.42mmol)、I−17(150mg、0.42mmol)及び重炭酸カリウム(51mg、0.51mmol)を含有するフラスコを70℃で16時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、ラセミ体の標記化合物が得られた。キラルSFC(Phenomenex Lux 5u Cellulose−4)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体A(速く溶出)及び異性体B(遅く溶出)が得られた。
【0353】
ステップB−4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−5−(2−オキソクロマン−7−イル)−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン。0℃のDCM(1mL)中メチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−メトキシフェニル)プロパノエート異性体A(60mg、0.092mmol)を含有するフラスコに、トリブロモボラン(0.2mL、2.11mmol)を滴加した。得られた混合物を0℃で1時間、次いで室温で16時間攪拌した。次いで、水酸化ナトリウムを添加することによって反応物をクエンチした。溶液のpH値を塩酸(2N)の添加によってpH6に調整した。得られた溶液をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固すると、標記生成物が得られた。
【0354】
ステップC−メチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−ヒドロキシフェニル)プロパノエート。MeOH(4mL)中4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−5−(2−オキソクロマン−7−イル)−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン(60mg、0.099mmol)を含有するフラスコを110℃で3時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮乾固すると、標記生成物が得られた。
【0355】
ステップD−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸。THF(4mL)中メチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−ヒドロキシフェニル)プロパノエート(60mg、0.094mmol)を含有するフラスコに、水(0.5mL)中水酸化ナトリウム(19mg、0.47mmol)を添加した。得られた混合物を室温で6時間攪拌し、次いで、真空中で濃縮乾固した。残渣を水で希釈し、塩酸(1N)でpHをpH4に調整した。得られた溶液をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をEtOAc:DCM:ヘキサン(1:1:4)で希釈し、固体を濾過によって回収し、真空下で乾燥させると、標記生成物実施例122Bが得られた。
1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ 8.70(d,J=8.8Hz,1H),7.78(s,1H),7.29(d,J=8.8Hz,1H),7.14(d,J=2.4Hz,1H),7.04(dd,J=8.4Hz,2.4Hz,1H),6.78(d,J=8.4Hz,1H),4.84(t,J=7.2Hz,2H),3.03−2.86(m,4H),2.60(t,J=7.6Hz,2H),1.85(s,3H);m/z=625(M+1).
実施例123A〜139B
実施例1Aに記載されるのと本質的に同じ手順を使用して、表18の以下の化合物を調製した。
【0356】
表18
【表18】
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【0357】
実施例140A
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【化117】
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【0358】
ステップA−エチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート。フラスコ中のt−BuOH(10ml)中I−60(460mg、1.273mmol)、I−A15(432mg、1.273mmol)及び重炭酸カリウム(637mg、6.36mmol)を含有する混合物を70℃で48時間攪拌した。反応物を水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣を(EtOAc:EtOH3:1):ヘキサンを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=418(M+1)。
【0359】
ステップB−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸。MeCN(5ml)と水(5ml)の混合物中エチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(470mg、0.760mmol)及びLiOH(91mg、3.80mmol)を含有するフラスコを40℃で3時間攪拌した。混合物を室温に冷却し、EtOAc及び飽和KH
2PO
4水溶液で希釈し、EtOAcで抽出し、有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮すると、ラセミ体の標記化合物実施例140が得られた。キラルSFC(CHIRALPAK(登録商標)AD)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体140A(速く溶出)及び異性体140B(遅く溶出)が得られた。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 12.73(s,1H),11.25(s,1H),8.69(d,J=8.7Hz,1H),8.01(d,J=1.7Hz,1H),7.91(s,1H),7.36(t,J=7.0Hz,1H),7.29(dd,J=8.7,1.8Hz,1H),7.27−7.20(m,1H),7.19−7.10(m,2H),6.73(s,2H),5.81(s,2H),4.48(s,2H),1.24(s,3H),1.07(d,J=15.1Hz,6H),m/z=590(M+1).
実施例141A
2−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−2−メチルプロパン酸
【化118】
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【0360】
出発材料としてI−61を使用して、実施例140Aに記載されるのと本質的に同じ手順に従って、実施例141Aを調製した。キラルSFC(CHIRALCEL(登録商標)OZ)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体141A(速く溶出)及び異性体141B(遅く溶出)が得られた。
【0361】
実施例142B〜219A
実施例9B、実施例10B及び実施例11Bに記載されるのと本質的に同じ手順を使用して、表19の以下の化合物を調製した。
【0362】
表19
【表19】
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【0363】
実施例220B〜233A
実施例76Bに記載されるのと本質的に同じ手順を使用して、表20の以下の化合物を調製した。
【0364】
表20
【表20】
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【0365】
実施例234B
(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)−D−アラニン
【化119】
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【0366】
出発材料としてI−40B、及びブロモケトンとしてI−47を使用して、実施例77Bに記載される手順と本質的に同じ手順を使用して、実施例234Bを調製した。
1H NMR(300MHz,CD
3OD):δ 8.48(d,J=8.7Hz,1H),7.89(s,1H),7.48(s,1H),7.43−7.28(m,3H),7.17−7.11(m,2H),5.89(s,2H),4.38(dd,J=7.2,5.4Hz,1H),3.51−3.32(m,2H),2.00(s,3H);m/z=593(M+1).
実施例235B
3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−イミダゾール−4−イル)プロパン酸
【化120】
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【0367】
ステップA−tert−ブチル3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾール−4−イル)プロパノエート。t−BuOH(15mL)中I−A15(136mg、0.45mmol)、I−77(180mg、0.38mmol)及び重炭酸カリウム(375mg、3.75mmol)を含有するフラスコを、80℃で16時間攪拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、ラセミ体の標記化合物が得られた。キラルHPLC(CHIRALPAK(登録商標)IC)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体A(速く溶出)及び異性体B(遅く溶出)が得られた。
【0368】
ステップB−3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1H−イミダゾール−4−イル)プロパン酸。tert−ブチル3−(2−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾール−4−イル)プロパノエート異性体B(70mg、0.095mmol)及びトリフルオロ酢酸(3mL)を含有するフラスコを100℃で16時間攪拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.05%TFA修飾剤)によって精製すると、標記化合物が得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD)δ 8.51(d,J=8.7Hz,1H),7.87(s,1H),7.41−7.28(m,4H),7.17−7.12(m,2H),5.88(s,2H),2.97(t,J=6.9Hz,2H),2.71(t,J=6.9Hz,2H),2.05(s,3H);m/z=561(M+1).
実施例236A
(S)−4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−{4−[2−メチル−2−(2H−テトラゾール−5−イル)−イル)プロピル]チアゾール−2−イル}−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン
【化121】
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【0369】
ステップA−(S)−エチル3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート。t−BuOH(3mL)中I−A40(130mg、0.49mmol)、I−35A(183mg、0.49mmol)及び重炭酸カリウム(97mg、0.97mmol)を含有するフラスコを75℃で16時間攪拌し、次いで、真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(0〜5%)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記生成物が得られた。m/z=600(M+1)
ステップB−(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸 室温のMeOH(5mL)及び水(2.5mL)中(S)−エチル3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(225mg、0.38mmol)を含有するフラスコに、LiOH(180mg、7.50mmol)を添加した。混合物を室温で16時間攪拌した。混合物にHCl(7.5mL、1N)を添加し、固体を濾過によって回収し、水(20mL)で洗浄し、オーブン中で乾燥させると、標記化合物が得られた。m/z=572(M+1)。
【0370】
ステップC−(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパンアミド。室温のDCM(3mL)中(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸(190mg、0.33mmol)及びジ−tert−ブチルジカーボネート(160mg、0.731mmol)を含有するフラスコに、ピリジン(58mg、0.73mmol)を添加し、得られた混合物を室温で2時間攪拌した。これに重炭酸アンモニウム(79mg、0.99mmol)を添加し、混合物を室温で16時間攪拌した。反応物を水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出し、有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣にジクロロメタン(4mL)及びTFA(2mL)を添加した。混合物を室温で2時間攪拌した後、水(10mL)を添加し、混合物のpHをNaHCO
3でpH=7に調整した。得られた混合物をDCM(3×)で抽出し、有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(0〜5%)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記生成物が得られた。m/z=571(M+1)。
【0371】
ステップD−(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパンニトリル。0℃のDCM(5mL)中(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパンアミド(180mg、0.32mmol)及びピリジン(0.5mL、6.18mmol)を含有するフラスコに、TFAA(0.5mL、3.54mmol)を滴加した。混合物を室温で1時間攪拌した後、MeOH(20mL)を添加し、混合物を真空中で濃縮した。残渣を水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(0〜5%)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記生成物が得られた。m/z=553(M+1)。
【0372】
ステップE−(S)−4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−{4−[2−メチル−2−(2H−テトラゾール−5−イル)プロピル]チアゾール−2−イル}−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6(7H)−オン。DMA(3mL)中(S)−3−(2−{4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}チアゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパンニトリル(100mg、0.181mmol)、アジ化ナトリウム(118mg、1.81mmol)及び塩化アンモニウム(97mg、1.81mmol)を含有する密封管を120℃で16時間攪拌した。得られた混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。次いで、残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.05%NH
4HCO
3修飾剤)によって精製すると、標記化合物実施例236Aが得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD)δ 8.69(d,J=8.4Hz,1H),7.57(d,J=8.4Hz,1H),7.44(dd,J=7.5,7.5Hz,1H),7.31−7.26(m,2H),7.16−7.04(m,4H),5.81(s,2H),3.22(d,J=6.6Hz,2H),1.76(s,3H),1.52(s,3H),1.48(s,3H);m/z=596(M+1).
実施例112B及び実施例236Aに記載されるのと本質的に同じ手順を使用して、表20の以下の化合物を調製した。
【0373】
表20
【表21】
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【0374】
実施例248B
4−アミノ−2−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−{4−[2−メチル−2−(2H−テトラゾール−5−イル)プロピル]オキサゾール−2−イル}−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン
【化122】
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【0375】
MeOH(2mL)中実施例239A(60mg、0.098mmol)及びパラジウム炭素(80mg、0.068mmol、10重量%)を含有するフラスコを排気し、窒素を流し(3X)、引き続いて水素を流した。混合物を、水素雰囲気下(1.5atm)、室温で5時間攪拌した。パラジウム炭素を濾過し、MeOH(3×)、EtOAc(3×)及びDCM(3×)で洗浄した。合わせた濾液を真空中で濃縮した。次いで、残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.05%NH
4HCO
3修飾剤)によって精製すると、標記化合物が得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD)δ 8.68(d,J=8.4Hz,1H),7.54(d,J=8.4Hz,1H),7.41(dd,J=7.2,7.2Hz,1H),7.32−7.23(m,2H),7.14−7.00(m,4H),5.78(s,2H),2.91(d,J=8.7Hz,2H),1.83(s,3H),1.43(s,3H),1.40(s,3H);m/z=580(M+1).
実施例249B
4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−[3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン
【化123】
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【0376】
ステップA−3−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ベンゾニトリル。t−BuOH(1.8mL)中I−A23(126mg、0.44mmol)、I−69B(98mg、0.37mmol)及び重炭酸カリウム(110mg、1.10mmol)を含有するフラスコを、80℃で16時間攪拌した。次いで、混合物を真空中で濃縮乾固した。残渣を(EtOAc:EtOH3:1):ヘキサン(0〜30%)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記生成物が得られた。
【0377】
ステップB−4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−[3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン:トルエン(1mL)中3−{4−アミノ−2−[6−フルオロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ベンゾニトリル(120mg、0.24mmol)を含有するフラスコに、ジブチルスズオキシド(6.0mg、0.02mmol)及びTMSアジド(0.06mL、0.47mmol)を添加した。得られた混合物を130℃で2日間攪拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.05%ギ酸修飾剤)によって精製すると、標記化合物実施例249Bが得られた。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6):δ 11.15(s,1H),8.74(dd,J=10Hz,5Hz,1H),7.95−7.88(m,2H),7.68(dd,J=10Hz,5Hz,1H),7.49−7.08(m,7H),6.57(br s,2H),5.77(s,2H),1.83(s,3H);m/z=551(M+1).
実施例249Bに記載されるのと本質的に同じ手順を使用して、表21の以下の化合物を調製した。
【0378】
表21
【表22】
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【0379】
実施例254A
6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピリジン−3−カルボン酸
【化124】
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【0380】
ステップA−6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ニコチノニトリル。t−BuOH(5mL)中I−71A(89mg、0.33mmol)、I−A15(100mg、0.33mmol)及び重炭酸カリウム(49mg、0.49mmol)を含有するフラスコを70℃で16時間攪拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0381】
ステップB−メチル6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ニコチネート。室温のMeOH(10mL)中6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ニコチノニトリル(120mg、0.23mmol)を含有するフラスコに、亜硫酸ジクロリド(3mL)を滴加した。得られた混合物を80℃で16時間攪拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣に飽和NaHCO
3水溶液を添加し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0382】
ステップC−6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ニコチン酸。MeOH(5mL)中メチル6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ニコチネート(90mg、0.16mmol)、水酸化リチウム(1.6mL、水中1M、1.6mmol)を含有するフラスコを室温で16時間攪拌し、次いで、真空中で濃縮した。水(3mL)及び塩化水素(1N、1.6mL)を添加した。得られた固体を濾過によって回収し、水(3×)で洗浄した。残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.05%TFA修飾剤)によって精製すると、標記化合物実施例254Aが得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD)δ 9.11(d,J=1.5Hz,1H),8.67(d,J=8.7Hz,1H),8.28(dd,J=8.1,2.1Hz,1H),7.64(s,1H),7.49(d,J=8.1H,1H),7.37−7.29(m,1H),7.25(dd,J=8.7,1.5Hz,1H),7.18−7.07(m,3H),5.77(s,2H),1.92(s,3H);m/z=544(M+1).
実施例255A
6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピコリン酸
【化125】
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【0383】
ステップA−6−[4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピコリノニトリル。t−BuOH(10mL)中I−72(430mg、1.60mmol)、I−A15(510mg、1.68mmol)及び重炭酸カリウム(802mg、8.01mmol)を含有するフラスコを70℃で16時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記ラセミ化合物が得られた。キラルHPLC(CHIRALPAK(登録商標)IA)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体A(速く溶出)及び異性体B(遅く溶出)が得られた。
【0384】
ステップB−メチル6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピコリネート。室温のMeOH(10mL)中6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピコリノニトリル異性体A(40mg、0.076mmol)を含有するフラスコに、亜硫酸ジクロリド(1mL、13.70mmol)を滴加した。得られた混合物を80℃で16時間攪拌し、次いで、混合物を真空中で濃縮した。残渣を飽和NaHCO
3水溶液で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。
【0385】
ステップC−6−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピコリン酸。水(1.5mL):THF(1.5mL)の混合物中メチル6−(4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)ピコリネート(40mg、0.072mmol)及び水酸化リチウム(69mg、2.87mmol)を含有するフラスコを、室温で16時間攪拌した。これに塩酸(28.7mL、0.1N)を添加した。固体を濾過によって回収し、水(2×5mL)で洗浄し、オーブン中で乾燥させると、標記化合物実施例255Aが得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD)δ 8.65(d,J=8.7Hz,1H),8.08(d,J=7.8Hz,1H),7.99(dd,J=7.8,7.8Hz,1H),7.71(d,J=7.8Hz,1H),7.64(s,1H),7.36−7.22(m,2H),7.17−7.06(m,3H),5.76(s,2H),1.91(s,3H);m/z=544(M+1).
実施例256B
(S)−4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5−{4−[2−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)エチル]フェニル}−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−オン
【化126】
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【0386】
ステップA−(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンアミド。DMF(10mL)中実施例47B(1.0g、1.58mmol)を含有するフラスコに、ジ(1H−イミダゾール−1−イル)メタノン(1.28g、7.88mmol)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した後、塩化アンモニウム(0.17g、3.15mmol)を添加した。得られた混合物を室温で16時間攪拌し、次いで、水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮乾固した。残渣をMeOH:DCM(0〜5%)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、標記生成物が得られた。m/z=570(M+1)。
【0387】
ステップB−(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンニトリル。0℃のDCM(5mL)中(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンアミド(0.8g、1.40mmol)及びピリジン(0.5mL、6.18mmol)を含有するフラスコに、TFAA(0.5mL、3.54mmol)を滴加した。混合物を室温で1時間攪拌した。混合物をMeOHで希釈し、真空中で濃縮した。残渣を水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(0〜5%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=552(M+1)。
【0388】
ステップC−(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル}−N−ヒドロキシプロパンイミドアミド。EtOH(7.5mL)中(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンニトリル(150mg、0.272mmol)及びヒドロキシルアミン水溶液(7.5mL、0.272mmol、50%)を含有するフラスコを30℃で16時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮し、残渣を凍結乾燥すると、標記化合物が得られた。m/z=585(M+1)。
【0389】
ステップD−(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェネチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン。THF(12mL)中(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−N−ヒドロキシプロパンイミドアミド(120mg、0.21mmol)、ジ(1H−イミダゾール−1−イル)メタノン(332mg、2.05mmol)を含有するフラスコを室温で16時間及び50℃で24時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮し、飽和NaHCO
3水溶液を残渣に添加した。混合物をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィー、次いで逆相HPLC(ACN/水+0.05%TFA修飾剤)によって精製すると、標記化合物実施例256Bが得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD)δ 8.65(d,J=8.7Hz,1H),7.62(s,1H),7.33−7.21(m,6H),7.15−7.04(m,3H),4.84(s,2H),2.94(t,J=7.2Hz,2H),2.78(t,J=7.2Hz,2H),1.98(s,3H);m/z=611(M+1).
実施例257A
[2−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)エチル]ホスホン酸
【化127】
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【0390】
ステップA−4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−[4−(ジエトキシメチル)フェニル]−5−メチル−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6(7H)−オン。t−BuOH(4mL)中I−A15(200mg、0.66mmol)、I−49(228mg、0.66mmol)及び重炭酸カリウム(79mg、0.79mmol)を含有するフラスコを、70℃で16時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮乾固すると、標記化合物が得られた。m/z=601(M+1)。
【0391】
ステップB−4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ベンズアルデヒド。室温のDCM(10ml)中4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−[4−(ジエトキシメチル)フェニル]−5−メチル−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6(7H)−オン(250mg、0.25mmol)を含有するフラスコに、TFA(1mL)を滴加した。得られた混合物を室温で16時間攪拌し、次いで、真空中で濃縮し、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=527(M+1)。
【0392】
ステップC−ジエチル4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}スチリルホスホネート。DMF(2mL):トルエン(10mL)混合物中4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ベンズアルデヒド(120mg、0.228mmol)、ジエチル((トリフェニルホスホラニリデン)メチル)ホスホネート(470mg、1.139mmol)(J.Org.Chem.,1996,61(22),7697に従って調製)を含有するフラスコを、90℃で16時間攪拌した。反応物をEtOAcで希釈し、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=661(M+1)。
【0393】
ステップD−ジエチル4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェネチルホスホネート。1,2−ジメトキシエタン(20mL):水(2mL)混合物中ジエチル4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}スチリルホスホネート(65mg、0.098mmol)、酢酸ナトリウム(40mg、0.492mmol)及び4−メチルベンゼンスルホンヒドラジド(55mg、0.295mmol)を含有するフラスコを、80℃で16時間攪拌した。反応物を水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、ラセミ体の標記生成物が得られた。キラルHPLC(CHIRALPAK(登録商標)IA)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体A(速く溶出)及び異性体B(遅く溶出)が得られた。m/z=663(M+1)。
【0394】
ステップE−4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェネチルホスホン酸。0℃のDCM(20mL)中ジエチル4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェネチルホスホネート異性体A(25mg、0.038mmol)を含有するフラスコに、ブロモトリメチルシラン(2mL)を滴加した。得られた混合物を室温で5日間攪拌した。混合物を真空中で濃縮し、MeOH(2mL)で希釈した。得られた混合物を室温で30分間攪拌した。次いで、混合物を真空中で濃縮し、残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.05%TFA修飾剤)によって精製すると、標記化合物実施例257Aが得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD)δ 8.56(d,J=8.7Hz,1H),7.79(s,1H),7.43−7.21(m,6H),7.19−7.08(m,3H),5.82(s,2H),2.91−2.82(m,2H),1.99−1.88(m,2H),1.81(s,3H);m/z=607(M+1).
実施例258B
2−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)エタンスルホン酸
【化128】
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【0395】
ステップA−エチル2−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)エテンスルホネート。−78℃のTHF(70mL)中エチル(ジエトキシホスホリル)メタンスルホネート(3.46g、13.28mmol)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、n−ブチルリチウム(4.3mL、10.63mmol、ヘキサン中2.5M)を滴加した。得られた混合物を−78℃で30分間攪拌した後、4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ベンズアルデヒド(700mg、1.33mmol)を添加し、得られた混合物を室温で16時間攪拌した。反応物を飽和NH
4Cl水溶液の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=633(M+1)。
【0396】
ステップB−2−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)エタンスルホン酸。1,2−ジメトキシエタン(100mL):水(20mL)混合物中エチル2−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)エテンスルホネート(750mg、1.19mmol)、酢酸ナトリウム(1.46g、17.77mmol)、4−メチルベンゼンスルホンヒドラジド(2.20mg、11.85mmol)を含有するフラスコを、80℃で6時間攪拌した。反応物を水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣を逆相HPLC(ACN/水)によって精製すると、標記ラセミ化合物実施例258が得られた。キラルSFC(CHIRALPAK(登録商標)IC)を用いてラセミ物質を分割すると、異性体実施例258A(速く溶出)及び異性体実施例258B(遅く溶出)が得られた。
1H NMR(300MHz,CD
3OD)δ 8.71(d,J=8.7Hz,1H),7.68(d,J=1.5Hz,1H),7.41−7.30(m,6H),7.27−7.10(m,3H),5.81(s,2H),3.13−3.00(m,4H),1.89(s,3H);m/z=607(M+1).
実施例259B
(S)−3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−N−(メチルスルホニル)プロパンアミド
【化129】
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【0397】
DMF(16mL)中実施例47B(100mg、0.17mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(26mg、0.21mmol)及びN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(47mg、0.24mmol)を含有するフラスコを室温で30分間攪拌した後、メタンスルホンアミド(50mg、0.52mmol)を添加した。得られた混合物を室温で16時間攪拌した。反応物を水の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(0〜8%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.05%NH
4HCO
3修飾剤)によって精製すると、標記化合物実施例259Bが得られた。
1H NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.71(d,J=8.8Hz,1H),7.68(s,1H),7.39−7.26(m,6H),7.20−7.11(m,3H),5.81(s,2H),3.06(s,3H),2.95(t,J=7.2Hz,1H),2.59(t,J=7.2Hz,2H),1.89(s,3H);m/z=648(M+1).
実施例260A
(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェノキシ)酢酸
【化130】
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【0398】
ステップA−4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−(4−メトキシフェニル)−5−メチル−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6(7H)。t−BuOH(5mL)中I−A15(200mg、0.59mmol)、I−50A(161mg、0.59mmol)及び重炭酸カリウム(177mg、1.77mmol)を含有するフラスコを、75℃で16時間攪拌した。反応物を食塩水の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=529(M+1)。
【0399】
ステップB−4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−(4−ヒドロキシフェニル)−5−メチル−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6(7H)−オン。0℃のDCM(5mL)中4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−(4−メトキシフェニル)−5−メチル−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6(7H)(255mg、0.48mmol)及びトリブロモボラン(1mL)を含有するフラスコに。得られた混合物を室温で16時間攪拌した。反応物を氷水の添加によってクエンチした。得られた混合物のpHをNaHCO
3でpH8に調整し、得られた混合物をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣を臭化水素酸(40%、8mL)で溶解し、80℃で16時間攪拌した。反応物を氷水に注ぎ入れた。得られた溶液のpHをNaHCO
3でpH8に調整し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=515(M+1)。
【0400】
ステップC−エチル2−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェノキシ)アセテート。アルミ箔で包んだフラスコに、アセトニトリル(80mL)中4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−(4−ヒドロキシフェニル)−5−メチル−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6(7H)−オン(80mg、0.16mmol)、炭酸銀(880mg、3.20mmol)及びエチル2−ブロモアセテート(7mL)を入れた。混合物を80℃で16時間攪拌した。固体を濾過し、ジメチルスルホキシド(3×)で洗浄した。濾液を真空中で濃縮した。残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.05%NH
4HCO
3修飾剤)によって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=601(M+1)。
【0401】
ステップD−2−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェノキシ)酢酸。THF(4mL):水(4mL):MeOH(2mL)混合物中エチル2−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェノキシ)アセテート(55mg、0.09mmol)及び水酸化リチウム一水和物(110mg、2.62mmol)を含有するフラスコを室温で16時間攪拌した。得られた混合物を真空中で濃縮した。残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.05%NH
4HCO
3修飾剤)によって精製した。画分を合わせ、真空中で濃縮した。得られた溶液のpHを塩酸(1N)でpH4に調整した。固体を濾過によって回収し、水(2×)で洗浄し、オーブン中で乾燥させると、標記生成物実施例260Aが得られた。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ 13.01(brs,1H),11.07(s,1H),8.71(d,J=8.7Hz,1H),8.01(d,J=1.2Hz,1H),7.40−7.30(m,1H),7.28(dd,J=8.8,1.4Hz,2H),7.18−7.14(m,4H),7.87(d,J=8.8Hz,2H),6.60−6.50(br,2H),5.81(s,2H),4.63(s,2H),1.75(s,3H);m/z=573(M+1).
実施例261C
3−[1−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピロリジン−3−イル]プロパン酸
【化131】
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【0402】
ステップA−エチル−4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボキシレート。t−BuOH(15mL)中I−A15(1g、2.95mmol)、I−30(0.84g、3.54mmol)及び重炭酸カリウム(1.47g、14.74mmol)を含有するフラスコを、70℃で16時間攪拌した。得られた混合物を真空中で濃縮した。DCM及びMeOHを残渣に添加し、固体を濾過によって除去した。濾液を真空中で濃縮し、残渣をEtOAc:石油エーテルから再結晶した。m/z=495(M+1)。
【0403】
ステップB−4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6(7H)−オン。0℃のEtOH(50mL)中エチル4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボキシレート(1.3g、2.63mmol)を含有するフラスコに、水酸化ナトリウム(6.6mL、13.2mmol、2M)を滴加した。得られた混合物を0℃で10分間攪拌した後、反応物を飽和NH
4Cl水溶液を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣をEtOAc:石油エーテルを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=423(M+1)。
【0404】
ステップC−エチル3−(1−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピロリジン−3−イル)プロパノエート。DCM(10mL)中4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6(7H)−オン(300mg、0.71mmol)を含有するフラスコに、臭素(227mg、1.42mmol)を添加した。混合物を室温で3時間攪拌した後、エチル3−(ピロリジン−3−イル)プロパノエート(1460mg、8.51mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、次いで、水を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、ラセミ体の標記化合物が得られた。キラルHPLC(CHIRALPAK IA)を用いてラセミ物質を分割すると、4つのピーク、異性体A(速く溶出)、異性体B(第2の溶出)、異性体C(第3の溶出)及び異性体D(遅く溶出)が得られた。m/z=592(M+1)。
【0405】
ステップD−3−(1−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピロリジン−3−イル)プロパン酸。THF(6mL)中エチル3−(1−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピロリジン−3−イル)プロパノエート異性体C(47mg、0.079mmol)及び水酸化リチウム(2mL、水中2M)を含有するフラスコを、室温で16時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮し、水(3mL)及び塩化水素(2mL、水中2M)を残渣に添加した。固体を濾過によって回収し、水(3×)で洗浄し、乾燥させると、標記生成物実施例261Cが得られた。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.64(d,J=8.8Hz,1H),7.71(s,1H),7.36−7.27(m,2H),7.17−7.08(m,3H),5.79(s,2H),3.48−3.30(m,1H),3.27−2.98(m,3H),2.33−2.21(m,3H),2.17−2.08(m,1H),1.82(s,3H),1.77−1.64(m,2H),1.58−1.53(m,1H);m/z=564(M+1).
実施例261D
3−[1−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピロリジン−3−イル]プロパン酸
【化132】
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【0406】
中間体としてエチル3−(1−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピロリジン−3−イル)プロパノエート異性体Dを使用して、実施例261Cと同じ手順を使用して、実施例261Dを調製した。m/z=564(M+1)。
【0407】
実施例262B
3−(1−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}ピペリジン−4−イル)プロパン酸
【化133】
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【0408】
4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6(7H)−オンをエチル3−(ピペリジン−4−イル)プロパノエートとカップリングさせてラセミエチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}シクロヘキシル)プロパノエートを得て、これをキラルHPLC(CHIRALPAK IC)を使用して分割して異性体A(速く溶出)及び異性体B(遅く溶出)を得て、実施例261と同じプロトコルを使用して、実施例262Bを調製した。異性体Bを使用して実施例262Bを調製した。m/z=578(M+1)。
【0409】
実施例263AA
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}シクロヘキシル)プロパン酸
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0410】
ステップA−4−アミノ−5−(4−{[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]メチル}シクロヘキシル)−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6(7H)−オン。t−BuOH(20mL)中I−A27(0.8g、2.64mmol)、I−68(1g、2.64mmol)及び重炭酸カリウム(0.4g、3.96mmol)を含有するフラスコを70℃で16時間攪拌した。反応物を水の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をMeOH:DCM(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=649(M+1)。
【0411】
ステップB−4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−[4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]−5−メチル−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6(7H)−オン。THF(20mL)中4−アミノ−5−(4−{[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]メチル}シクロヘキシル)−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6(7H)−オン(0.61g、0.940mmol)、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(1.3g、4.97mmol)を含有するフラスコを、室温で16時間攪拌した。反応物を食塩水の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(60〜100%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=535(M+1)。
【0412】
ステップC−4−(4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)シクロヘキサンカルバルデヒド。−78℃のDMSO(0.14mL、1.97mmol)及びDCM(20mL)を含有する不活性窒素雰囲気下のフラスコに、DCM(2mL)中塩化オキサリル(0.14mL、1.65mmol)を滴加した。得られた混合物を−78℃で30分間攪拌した後、4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−[4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]−5−メチル−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6(7H)−オン(440mg、0.82mmol)のDCM(2mL)及びDMSO(0.5mL)中溶液を−78℃で滴加した。得られた混合物を−78℃で2時間攪拌し、次いで、トリエチルアミン(0.57mL、4.11mmol)のDCM(2mL)中溶液を添加した。得られた混合物を−78℃で30分間攪拌し、次いで、30分間にわたって室温に加温した。反応物を水の添加によってクエンチし、DCM(3×)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(60〜100%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=533(M+1)。
【0413】
ステップD−エチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}シクロヘキシル)アクリレート。0℃のEt
2O(40mL)中エチル2−(ジエトキシホスホリル)アセテート(1.75g、7.81mmol)を含有するフラスコに、水素化ナトリウム(311mg、7.79mmol)を添加した。得られた混合物を室温で15分間攪拌した後、4−(4−アミノ−2−(6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)シクロヘキサンカルバルデヒド(415mg、0.779mmol)のTHF(6mL)中溶液を添加した。得られた混合物を室温で2時間攪拌した後、飽和NH
4Cl水溶液を添加してクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.1%TFA修飾剤)によって精製すると、標記化合物が得られた。m/z=603(M+1)。
【0414】
ステップE−エチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}シクロヘキシル)プロパノエート。ジエチレングリコールジメチルエーテル(10mL)及び水(1mL)中エチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}シクロヘキシル)アクリレート(370mg、0.61mmol)、4−メチルベンゼンスルホノヒドラジド(472mg、2.53mmol)、酢酸ナトリウム(347mg、4.23mmol)を含有するフラスコを、80℃で16時間攪拌した。反応物を水の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc:石油エーテル(0〜10%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。残渣を逆相HPLC(ACN/水+0.05%TFA修飾剤)によって精製すると、異性体A(速く溶出)及び異性体B(遅く溶出)が得られた。キラルSFC(CHIRALPAK IC)を用いてラセミ異性体Aを分割すると、異性体AA(速く溶出)、異性体AB(遅く溶出)が得られた。m/z=605(M+1)。
【0415】
ステップF−3−(4−{−4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}シクロヘキシル)プロパン酸。THF(4mL):水(3mL)混合物中エチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}シクロヘキシル)プロパノエート異性体AA(34mg、0.056mmol)、水酸化リチウム水和物(34mg、0.81mmol)を含有するフラスコを、室温で16時間攪拌した。反応物を塩酸(8.1mL、0.1N)の添加によってクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮すると、標記化合物実施例263AAが得られた。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.46(d,J=8.4Hz,1H),7.86(s,1H),7.40−7.37(m,2H),7.19−7.02(m,3H),5.87(s,2H),2.27(t,J=6.8Hz,2H),2.07−1.84(m,3H),1.76−1.59(m,6H),1.49−1.47(m,2H),1.26−0.89(m,4H);m/z=577(M+1).
実施例263BA
3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}シクロヘキシル)プロパン酸
【化135】
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【0416】
実施例263AAとして調製されたエチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}シクロヘキシル)プロパノエート異性体Bを、キラルSFC(CHIRALPAK IB)を用いて分割すると、異性体BA(速く溶出)及び異性体BB(遅く溶出)が得られた。エチル3−(4−{4−アミノ−2−[6−クロロ−1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}シクロヘキシル)プロパノエートBAを加水分解すると、標記化合物実施例263BAが得られた。
【0417】
生物学的アッセイ:
細胞ベースのsGC機能的アッセイ(sGC活性化因子の環状GMPアッセイ:CASAアッセイ)
可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)は、GTPを二次メッセンジャーcGMPに変換するヘム含有酵素である。cGMPレベルの上昇は、複数の下流経路をして血管弛緩を含むいくつかの生理学的過程に影響を及ぼす。sGCがcGMP形成を触媒する速度は、NO及び近年発見されたNO非依存性活性化因子及び刺激因子によって大きく増加する。ヘム依存性活性化因子(HDA)は、第一鉄ヘム基を含むsGCを優先的に活性化する。酵素活性に対するsGC活性化因子の効果を決定するために、ヘテロ二量体sGCタンパク質を安定に発現する細胞株においてcGMPの生成を監視するためのCASAアッセイを開発した。
【0418】
方法:sGCα1/β1ヘテロ二量体を安定に発現するCHO−K1細胞株を、標準的なトランスフェクションプロトコルを用いて作製した。CHO−K1細胞を、FUGENE試薬を用いてプラスミドpIREShyghsGCα1及びpIRESneo−hsGCβ1で同時にトランスフェクトした。両方のサブユニットを安定に発現するクローンをハイグロマイシン及びネオマイシンで約2週間選択した。アッセイのためにクローン7番を選択し、CHO−K1/sGCと命名した。CHO−K1/sGC細胞を、10%熱不活性化ウシ胎児血清(FBS)、100μg/mLペニシリン/ストレプトマイシン、0.5mg/mLハイグロマイシン及び0.25mg/mL G418を含有するF−K12培地中で維持した。次いで、細胞をLN2中で凍結保存した。アッセイの日に、細胞を解凍し、5mM MgCl2、10mM HEPES(4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−エタンスルホン酸)及び0.05%BSA(ウシ血清アルブミン)(EAB)を補充したEBSSアッセイ緩衝液(Sigma、E3024)に再懸濁し、次いで、細胞密度をEABで2.25×105/mLに調整した。IBMX(3−イソブチル−1−メチルキサンチン、0.5mM)を添加して、cGMPの分解を阻害した。化合物をDMSOストック溶液から希釈し、2.5%の最終DMSO濃度でアッセイに添加した。細胞を、1μMのジエチレントリアミン/一酸化窒素付加物(DETA−NO;Sigma、17018)の存在下及び非存在下、25℃で30分間プレインキュベートした。その後、化合物を添加し、37℃で1時間インキュベートする。インキュベーション期間の最後に、反応を停止させ、細胞をCisbioキットの検出試薬で溶解した。細胞内cGMPレベルを、その特異的抗体からの蛍光標識cGMPの置換を検出するHTRFベースのアッセイキット(CisBio、62GM2PEC)を用いて測定した。試験化合物によって産生されたcGMPを、公開されたsGC−HDA化合物Aの最大cGMP産生(この値を100%活性化に等しいと設定した)と直接比較した:
【化136】
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【0419】
(2010年6月10日に公開された国際公開第2010/065275号の実施例1)。次いで、試験化合物の活性を、各実験における標準である化合物Aの百分率として表した。この活性化%をDETA−NOの存在下又は非存在下で計算し、次いで、これをプロットした。変曲点(IP)及び最大誘導倍率を、4P適合のためのAbase分析ソフトウェアを用いて得た。
【0420】
最も好ましい化合物は、約1500nM以下のIPを有していた。実施例の化合物のデータを表22に提供する。
【0421】
表22
【表23】
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【0422】
結合アッセイ:ヒト組換えsGC酵素に対するsGC化合物の結合効力を、[
3H]実施例77Bを放射性リガンドとして用いてサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)競合結合アッセイで測定した。
【0423】
[
3H]実施例77Bを標準化トリチウム交換手順を用いて調製した。親(標識されていない)分子を最初にヨウ素化し、次いで、Pd触媒によるヨウ素−トリチウム交換により標識化合物を得た。
【0424】
方法:結合緩衝液は、50mMトリエタノールアミン、pH7.4、3mM MgCl
2、0.025%BSA、2mMジチオトレイトール(DTT)、300μM DETA/NO及び400μM GTPで構成されていた。96ウェルプレート中総体積200μLでアッセイを実施した。DMSO溶液として送達される種々の濃度のsGC試験化合物の存在下及び非存在下で、組換えヒトsGCタンパク質(40ng)を1.6nM[
3H]実施例77Bと共に37℃で24時間インキュベートして、合計1%の有機溶媒含量を得た。非特異的結合を、1μMの実施例77Bとの競合によって定義した。インキュベーション時間の後、結合緩衝液で予め平衡化したゲル濾過プレート(ThermoFischerカタログ番号89808)に結合混合物を充填し、Benchトップ遠心分離機において4℃で3分間、1000xgで回転させた。White Frame Clear Well Isoplates(Perkin Elmerカタログ番号6005040)中の回収した溶出液に、UltimaGoldシンチレーションカクテル100μlを入れた。密封したプレートを激しく振とうし、回転させ、Wallac Microbeta TriLux 1450 LSC&Luminescence Counter(Perkin Elmer)で6時間後に計数した。競合実験からのデータを分析して、1部位適合K
i方程式を用いてK
i値を決定した。
【0425】
最も好ましい化合物は、約1nM以下のKiを有していた。実施例の化合物のデータを表23に提供する。
【0426】
表23
【表24】
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【0427】
自然発症高血圧ラット(SHR)における急性有効性
イソフルラン又はケタミン/メトミジン麻酔下で、DSI TA11PA−C40遠隔測定装置(Data Sciences,Inc.、St.Paul、MN)を自然発症高血圧ラット(SHR、雄、Charles River)に埋め込んだ。遠隔測定ユニットカテーテルを大腿動脈を介して下行大動脈に挿入し、遠隔測定装置を左脇腹に皮下移植した。任意の試験の開始前に14日間、動物を手術から回復させた。意識のある、自由に動くラットからの血圧、心拍数及び活動シグナルを、10分毎に30秒間連続して記録した。化合物の投与前日に、単回経口用量のビヒクル(10%トランスクトール/20%Cremophor/70%水)を全動物に投与してベースライン対照データを確立した。化合物(PO)又はビヒクルの血圧低下有効性を、単回経口胃管栄養法の後に評価した。データを時間平均として収集し、血圧の変化を、時間ベースで対照ベースラインデータを減算することによって計算した。動物を12時間の明暗サイクルで通常の食餌で維持した。
【0428】
以下の実施例化合物についての特定のP.O.用量(mpk mg/kg)でのSHRの収縮期血圧(SBP)の最大ピーク低下を提供する。
【0429】
カテゴリーA=5〜25mmHgのSHRのSBPの低下;
カテゴリーB=25〜40mmHgのSHRのSBPの低下;
カテゴリーC=40mmHg超のSHRのSBPの低下。
【0430】
表24
【表25】
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【0431】
気管内投与後のラットにおける低酸素誘発性肺高血圧の急性有効性
体重約350gのCharles River Sprague−Dawley(CD)雄ラットに、HD−S21デュアル圧力遠隔測定送信機(Data Sciences International(DSI))を肺動脈及び大腿動脈に移植した。この送信機は、同じ動物の肺と全身両方の血行動態パラメータの同時測定を可能にする。手術7〜10日後の回復期間の後、適合した入口ポートを介して修正げっ歯類ケージに接続されたHigher Peak Mountain Air Generator(MAG−10)を用いて、動物に常圧低酸素(10%酸素)環境に供した。酸素(10%)、温度、湿度及びCO
2を正常範囲内に制御し、動物を12時間の明暗サイクルで維持し、食物及び水を自由に摂取させた。10%O
2低酸素環境に2週間暴露した後、収縮期肺動脈圧数値は約25mmHgから50mmHg超に上昇した。48時間のベースライン平均を用いて、50〜110mmHg(標準偏差10mmHg未満)の数値及び収縮期全身血圧の最小変化を有する動物を試験に登録した。試験薬剤の投与の間に最低2日間の洗い流しを入れ、動物を最大1週間に2回までの試験に4週間利用した。
【0432】
化合物又はビヒクルを、軽いイソフルラン麻酔下(酸素中5%;流量2.0L/分で3分間)で気管内投与した。いったん麻酔をかけたら、ラットを仰臥位で角度のついた挿管スタンドに置き、小型喉頭鏡を用いて気管を可視化した。次いで、1mLの高さの圧力シリンジ(Penn Century−Model B−SYR−PL1000)(Penn−Century、Philadelphia、PA)に取り付けられたPenn−Century Microsprayer(登録商標)針3(モデルIA−1B−GP)を使用することによってマイクロ噴霧器を介して気管内送達される0.5mL/kgのビヒクル又は0.5mL/kgのビヒクル含有化合物を動物に受けさせた。Microsprayer(登録商標)チップを、針の曲がり部が鼻口部先端に近接する点まで気管に挿入し、Microsprayer(登録商標)の先端を竜骨(気管支の気管分岐部)の前に配置した。用量送達後、動物を回復のために飼育ケージに戻す。
【0433】
血行動態測定値を連続的に記録し、数値を時間移動平均に連結した。各動物に、1日目にビヒクル、引き続いて2日目にビヒクル又は試験薬剤を受けさせた。ビヒクルベースラインからの変化を、1時間毎の2日目の応答から1時間毎の1日目の応答を差し引くことによって計算し、処理群のデータを平均値±SEMとして表した。
【0434】
収縮期血圧(SBP)及び収縮期肺動脈圧(PAP)の低下を、以下の実施例化合物についての特定のIT用量(mpk mg/kg)で測定した。表25の化合物は、列挙されたSBPの対応する低下のために、15mmHg以上のPAPの最小低下を達成した。
【0435】
カテゴリーA=0〜5mmHgのSBPの低下;
カテゴリーB=5〜10mmHgのSBPの低下;
カテゴリーC=10mmHg超のSBPの低下。
【0436】
表25
【表26】
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