特許第6457597号(P6457597)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 東芝ホームテクノ株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6457597-炊飯器 図000002
  • 特許6457597-炊飯器 図000003
  • 特許6457597-炊飯器 図000004
  • 特許6457597-炊飯器 図000005
  • 特許6457597-炊飯器 図000006
  • 特許6457597-炊飯器 図000007
  • 特許6457597-炊飯器 図000008
  • 特許6457597-炊飯器 図000009
  • 特許6457597-炊飯器 図000010
  • 特許6457597-炊飯器 図000011
  • 特許6457597-炊飯器 図000012
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6457597
(24)【登録日】2018年12月28日
(45)【発行日】2019年1月23日
(54)【発明の名称】炊飯器
(51)【国際特許分類】
   A47J 27/00 20060101AFI20190110BHJP
【FI】
   A47J27/00 109P
   A47J27/00 103R
【請求項の数】2
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2017-157790(P2017-157790)
(22)【出願日】2017年8月18日
(62)【分割の表示】特願2016-142129(P2016-142129)の分割
【原出願日】2013年9月25日
(65)【公開番号】特開2017-221712(P2017-221712A)
(43)【公開日】2017年12月21日
【審査請求日】2017年8月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】390010168
【氏名又は名称】東芝ホームテクノ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100080089
【弁理士】
【氏名又は名称】牛木 護
(74)【代理人】
【識別番号】100161665
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 知之
(74)【代理人】
【識別番号】100188994
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 裕介
(72)【発明者】
【氏名】斎藤 紀子
(72)【発明者】
【氏名】木村 智志
【審査官】 黒田 正法
(56)【参考文献】
【文献】 特開平04−170915(JP,A)
【文献】 特開平09−168477(JP,A)
【文献】 特開2009−131430(JP,A)
【文献】 特開平11−056624(JP,A)
【文献】 特開2000−083810(JP,A)
【文献】 特開平11−342074(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 27/00−27/13
A47J 27/20−29/06
A47J 33/00−36/42
F24C 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被炊飯物を炊飯する炊飯手段と、
被炊飯物を保温する保温手段と、
前記炊飯手段および前記保温手段の制御を指示する複数の操作体からなる操作手段と、
前記複数の操作体に各々設けられる点灯手段と、
蓋の開閉を検知する検知手段と、
前記点灯手段を点灯させている時間をカウントする計時手段と、を備え、
前記操作体への操作が有効時には、対応する前記点灯手段を点灯させ、前記操作体への操作が無効時には、対応する前記点灯手段を消灯させ
前記点灯させている時間が一定値に達すると、前記点灯手段の輝度を切替える構成とし
前記被炊飯物の保温中に前記蓋が開いたことを検知すると、当該保温中に点灯状態にある前記点灯手段を消灯させて、前記操作手段への操作を無効にする判定手段をさらに備えたことを特徴とする炊飯器。
【請求項2】
前記判定手段は、点灯した前記点灯手段が存在する場合、現在の前記炊飯器の動作状態を判断し、
炊飯時である場合は、そのままの輝度で前記点灯手段を点灯させる一方で、
保温時である場合は、前記点灯させている時間が前記一定値に達したと判断したら、点灯している前記点灯手段の輝度をそれまでよりも弱めて減光させる構成としたことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、炊飯や保温の制御を指示する操作手段を備えた炊飯器に関する。
【背景技術】
【0002】
炊飯工程の全てが終了すると、切キーを含む操作手段への操作の無効化を解除して、操作手段に対する操作を受け付ける炊飯器が、例えば特許文献1,2に示されている。この場合、保温を停止する手段として、保温中には操作手段の操作を有効にしておくが、静電容量式のタッチキーのような操作手段では、軽く触れただけでもキーが効いてしまい、使用者の意図に反して保温が停止する虞があった。そこで従来は、操作手段を長押し操作することで、意図しない保温の停止を防止する方法が、例えば引用文献3に開示されている。
【0003】
また、別な引用文献4には、操作手段や表示手段を備えた操作パネルを蓋に備え、表示手段のバックライトを点滅または点灯する炊飯器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013−123617号公報
【特許文献2】特開2005−205060号公報
【特許文献3】特開2011−239879号公報
【特許文献4】特開2001−198009号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし上記従来技術では、保温中に蓋を開けた後、操作手段に指が触れた状態で蓋を閉めると、操作手段が長押し操作されてしまい、使用者の意図しない操作が行われる可能性があった。
【0006】
また、炊飯器を操作する方法として、操作手段である静電容量式のタッチキーの裏面を、点灯手段で点灯させるものが知られている。しかし、多機能な炊飯器ではキー操作が複雑になり、従来の点灯手段では、単に操作手段の裏面を点灯させるだけで、キーの表面に機能を印刷したものと使い勝手に大差がない。
【0007】
また、炊飯を停止する手段として、炊飯中の特定の工程でも操作手段の操作を有効にしておくが、操作手段を長押し操作したときに、操作手段の操作を有効にする構成では、炊飯中に大量の吹きこぼれが発生するなどして、炊飯をすぐに停止させたい場合に、慌ててキーを操作しても長押しできないこともあり得る。
【0008】
そこで本発明は上記問題点に鑑み、必要な情報だけを表示させて、操作性を向上させることが可能な炊飯器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の炊飯器は、被炊飯物を炊飯する炊飯手段と、被炊飯物を保温する保温手段と、前記炊飯手段および前記保温手段の制御を指示する複数の操作体からなる操作手段と、前記複数の操作体に各々設けられる点灯手段と、蓋の開閉を検知する検知手段と、前記点灯手段を点灯させている時間をカウントする計時手段と、を備え、前記操作体への操作が有効時には、対応する前記点灯手段を点灯させ、前記操作体への操作が無効時には、対応する前記点灯手段を消灯させ、前記点灯させている時間が一定値に達すると、前記点灯手段の輝度を切替える構成とし、前記被炊飯物の保温中に前記蓋が開いたことを検知すると、当該保温中に点灯状態にある前記点灯手段を消灯させて、前記操作手段への操作を無効にする判定手段をさらに備えた構成としている。
【0011】
また、本発明の炊飯器は、前記判定手段は、点灯した前記点灯手段が存在する場合、現在の前記炊飯器の動作状態を判断し、炊飯時である場合は、そのままの輝度で前記点灯手段を点灯させる一方で、保温時である場合は、前記点灯させている時間が前記一定値に達したと判断したら、点灯している前記点灯手段の輝度をそれまでよりも弱めて減光させる構成としている。
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明によれば、複数の操作体からなる操作手段に対し、操作に必要な操作体のみを点灯手段により点灯させることで、必要な情報だけを表示することが可能となり、炊飯器としての操作性を向上させることができる。また検知手段からの蓋開閉情報を利用して、蓋が開いていると判断した場合には、操作手段による操作を無効にして、操作手段からの操作信号を受け付けないようにすることができる。さらに蓋が開いているときには点灯手段を消灯させ、それにより操作手段への操作が無効であることを使用者に報知できる。また、必要以外に点灯手段を点灯させないことで、点灯手段の余計な電力消費を抑えることができる。
【0013】
請求項2の発明によれば、例えば保温時などに、長時間その状態が継続する場合、操作が有効な操作体に対する点灯手段を減光させ、余計な電力消費を抑えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施例における炊飯器の外観斜視図である。
図2】同上、操作パネルの正面図である。
図3】同上、操作手段の縦断面図である。
図4】同上、電気的構成を示すブロック図である。
図5】同上、制御部の動作手順を示す説明図である。
図6】同上、ホームキーの操作前と操作直後における操作パネルの正面図である。
図7】同上、炊飯開始時における操作パネルの正面図である。
図8】同上、蓋の開閉に伴う制御部の動作手順を示すフローチャートである。
図9】同上、ホームキーと切キーの操作に関連する制御部の動作手順を示すフローチャートである
図10】同上、点灯手段の点灯制御に関連する制御部41の動作手順を示すフローチャートである。
図11】同上、切キーの受け付け制御を説明するタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の炊飯器に係る一実施例について、添付図面を参照して説明する。
【0018】
炊飯器全体の構成を図1に基づいて説明すると、1は図示しない水や米などの被炊飯物を収容する有底状の本体、2は本体1の上面開口を開閉自在に覆う蓋である。蓋2の後部には本体1との連結部となるヒンジ3が設けられており、蓋2の前部上面に設けたフックボタン4を押動操作することで、蓋2と本体1との係合が解除され、蓋2がヒンジ3を回転中心として自動的に開く構成となっている。
【0019】
本体1の内部には、被炊飯物を加熱する誘導コイルなどの加熱手段(図4を参照)15が配設される。図1の外観図には現れないが、被炊飯物は本体1に着脱可能な有底筒状の内鍋に収容されており、加熱手段15に高周波電流を供給すると、加熱手段15から発生する交番磁界によって、内鍋の外面に設けた磁性体が発熱し、炊飯時と保温時に本体1内の被炊飯物を加熱する構成となっている。
【0020】
蓋2の上面には、蓋開操作体としてのフックボタン4の他に、表示手段5や操作手段6を含むパネルとしての操作パネル7や、本体1内の蒸気を炊飯器の外部に放出する蒸気口8などがそれぞれ配設される。また、蓋2の開閉を検知するために、蓋2の内部には蓋開閉検知手段9が設けられる。蓋開閉検知手段9は、光学式、機械式、磁石式など、どのような検知方式でも構わず、蓋2の開閉に応じた検知信号を出力できればよい。
【0021】
図2は、全表示状態の操作パネル7を示したものである。同図において、表示手段5は、操作パネル7の略中央部分に配置されるLED表示部11と、このLED表示部11の周辺に配置される表示ランプ12,13,14と、により構成される。LED表示部11は、現在時刻や、予約時刻や、炊飯完了までの時間などを表示する時間/時刻表示部11aと、設定された調理の種類や、内鍋に入れられるお米の種類や、炊き方を表示する設定表示部11bと、により構成される。また、表示ランプ12,13,14は、実際の炊飯器の状態を表示するもので、本実施例では、ecoモードの炊き方で炊飯が行われている時に、表示ランプ12の「ecoモード」が点灯し、保温状態になると表示ランプ12の「保温中」が点灯し、予約設定がされていている時に、表示ランプ13の「予約中」が点灯し、炊飯をしている時に、表示ランプ13の「炊飯中」が点灯し、図示しない減圧手段により内鍋の内部が真空状態になると、表示ランプ13の「真空」が点灯し、炊飯中に内鍋の内部に圧力がかかり始めてから、被炊飯物が炊き上がるまでの間に、表示ランプ13の「圧力」が点灯し、キーロックされている時に、表示ランプ13の鍵の記号が点灯し、後述する切キー23がロックされ、切キー23への操作が長押ししないと受け付けない時に、表示ランプ14の「切3秒押し」が点灯するようになっている。なお、LED表示部11や表示ランプ12,13,14の表示形態は、炊飯器の仕様に併せて適宜変更して構わない。
【0022】
操作手段6は、操作パネル7の下側部分に並んで配置されるホームキー21と、炊飯キー22と、切キー23と、予約キー24と、進むキー25と、戻るキー26の他に、保温再加熱キー27と、調理キー28と、お米キー29と、炊き方キー30がそれぞれ並んで配置される。図3は、操作手段6の断面を示したものであるが、これらのキー21〜30は、何れも静電容量式のタッチキーで構成され、操作パネル7の裏面には、電極31と点灯手段であるLED32が配設される。電極31は配線33によって後述する制御部41と電気的に接続され、電極31に導電体である人体が近付くと、その静電容量値が変化して制御部41に操作信号が出力される。またLED32は、制御部41からの表示制御信号を受けて、電極31の裏面から操作パネル7の表面に向けて所望の輝度でキー21〜30を点灯する構成となっている。なお、キー21〜30の構成は、炊飯器の仕様に併せて適宜変更して構わない。
【0023】
再度図2の構成に戻り、ホームキー21は、他のキー22〜30を操作する前に操作されるもので、制御部41からの表示制御信号により保温中や予約待機中は減光した状態で点灯され、それ以外の場合は消灯している。この状態でホームキー21をタッチすると、制御部41はタッチキー21からの操作信号を受け付けて、他のキー22〜30の中で、操作をできるキーに表示制御信号を一定時間送出して、その操作をできるキーを減光せずに明るく点灯させると共に、当該キーからの操作信号を受け付けるようになっている。
【0024】
また本実施例では、操作手段6の各キー21〜30を操作したときに、制御部41がそれらのキー21〜30からの操作信号を受け付けないようにするキーロックの設定と解除を、ホームキー21のタッチ操作で行なう構成となっている。具体的には、キーロックを解除した状態で、ホームキー21を所定の例えば3秒以上タッチしたときに、表示ランプ13の鍵の記号が点灯してキーロックが設定され、各キー21〜30の操作ができないようになり、キーロックが設定された状態で、ホームキー21を所定の例えば3秒以上タッチしたときに、表示ランプ13の鍵の記号が消灯してキーロックが解除され、各キー21〜30の操作ができるようになる。
【0025】
炊飯キー22は、炊飯を開始する際に操作されるもので、炊飯キー22が点灯した状態で、その炊飯キー22をタッチすると、制御部41が炊飯キー22からの操作信号を受け付けて、本体1内の被炊飯物に対する炊飯を開始する構成となっている。
【0026】
切キー23は、炊飯や保温をやめる際に操作されるもので、切キー23が点灯した状態で、その切キー23をタッチすると、制御部41が切キー23からの操作信号を受け付けて、本体1内の被炊飯物に対する加熱を中止して切状態にする。また本実施例では、不意に切状態となる誤動作を防ぐために、炊飯や調理開始の所定時間(例えば10秒)後に、切キー23が自動的にロックされる。
【0027】
予約キー24は、予約炊飯を行なう際に操作されるもので、予約キー24が点灯した状態で、その予約キー24をタッチし、予約時刻や炊飯コースを確認した後に、炊飯キー22をタッチすると、制御部41が予め設定した予約時刻に本体1内の被炊飯物を炊き上げる構成となっている。
【0028】
進むキー25や戻るキー26は、予約時刻や現在時刻は調理時間を調整するのに操作されるもので、例えば現在時刻を調整するには、切状態でホームキー21をタッチした後、点灯状態になっている進むキー25または戻るキー26を所定の例えば1秒以上タッチ操作すると、制御部41は時間/時刻表示部11aに表示される現在時刻を点滅させ、進むキー25や戻るキー26からの操作信号を受け付ける。ここで進むキー25をタッチすれば、現在時刻が1分進み、戻るキー26をタッチすれば、現在時刻が1分戻る。また、進むキー25や戻るキー26をタッチしたままでいると、現在時刻を10分単位で調整することができる。最後に切キー23をタッチすることで、時間/時刻表示部11aにおける現在時刻の点滅が止まり、現在時刻の調整が終了する。また、予約時刻を調整するには、点灯状態になっている予約キー24をタッチした後、進むキー25または戻るキー26をタッチすることで、時間/時刻表示部11aに表示される予約時刻を10分単位で可変設定することができる。
【0029】
保温キー27は、保温を行なう際に操作されるもので、保温キー27が点灯した状態で、その保温キー27をタッチすると、制御部41が保温キー27からの操作信号を受け付けて、本体1内の被炊飯物に対する保温再加熱を開始する構成となっている。
【0030】
その他、調理キー28と、お米キー29と、炊き方キー30は、調理コースや、お米の種類や、炊き方をそれぞれ設定するのに操作されるもので、調理キー28が点灯した状態で、その調理キー27をタッチする毎に、制御部41が調理キー28からの操作信号を受け付けて、お米以外の複数の調理コースの中から、特定の調理コースで本体1内の被調理物を調理できるように設定し、お米キー29が点灯した状態で、そのお米キー29をタッチすると、制御部41がお米キー29からの操作信号を受け付けて、複数のお米の種類の中から、特定のお米で本体1内の被炊飯物を炊飯できるように設定し、炊き方キー30が点灯した状態で、その炊き方キー30をタッチすると、制御部41が炊き方キー30からの操作信号を受け付けて、複数の炊き方の種類の中から、特定の炊き方で本体1内の被炊飯物を炊飯できるように設定する構成となっている。
【0031】
次に、上記炊飯器における主な制御系統について、図4を参照しながら説明する。同図において、41は炊飯器の各部を制御するために、本体1や蓋2の内部に組み込まれる制御部で、制御部41の入力ポートには、前述の蓋開閉検知手段9や、操作手段6を構成する各種のキー21〜30の他に、本体1や蓋2の温度を検知する温度検知手段42などが接続され、制御部41の出力ポートには、前述の加熱手段15や、表示手段5や、操作手段6に備えたLED32などが接続される。制御部41は、温度検知手段42からの温度情報や、蓋開閉検知手段9からの蓋開閉情報や、各キー21〜30からの操作信号を受け付けて、炊飯時および保温時に本体1の内部を加熱する加熱手段15と、操作パネル7に配置される表示手段5やLED32を各々制御するもので、自身の記憶手段(図示せず)に記憶されたプログラムの制御シーケンス上の機能として、炊飯時に本体1内の被炊飯物を炊飯加熱する炊飯制御手段45と、保温時に本体1内のご飯を所定の温度に保温する保温制御手段46とをそれぞれ備えている。
【0032】
炊飯制御手段45は、複数の操作体であるホームキー21や炊飯キー22からの指示を受けて、被炊飯物を米と水の状態からご飯に炊き上げる炊飯制御を行なうもので、制御部41は炊飯制御手段45による炊飯制御が完了すると、自動的に保温制御手段46による保温制御に移行させ、本体1内で炊き上がったご飯を所定の温度に保温する。また、本実施例の保温制御手段46は、複数の操作体であるホームキー21や保温キー27からの指示を受けて、切状態から保温制御を行なって、本体1内のご飯を再加熱する構成も備えている。
【0033】
制御部41はさらに、時間をカウントする計時手段48を内蔵している。計時手段48は、第1の操作体であるホームキー21が操作され、このホームキー21からの操作信号を制御部41で受け付けてからの第1時間をカウントするもので、制御部41は、計時手段48でカウントした第1時間が一定値に達するまでは、第2の操作体である例えば切キー23からの操作があっても、その操作信号を受け付けないように構成している。また計時手段48は、制御部41からの表示制御信号により、特に保温時や予約待機中に操作ができるキーをLED32で明るく点灯させている時に、その点灯させている第2時間をカウントするもので、制御部41は、計時手段48でカウントした第2時間が一定値に達すると、LED32の輝度を減光させるような表示制御信号を送出し、不必要な電力消費を抑えるようにしている。
【0034】
その他、計時手段48は、例えば切キー23をタッチしている間の操作時間を第3時間としてカウントすると共に、切キー23をタッチした後に、切キー23をタッチしていない非操作時間を第4時間としてカウントするもので、制御部41は、計時手段48でカウントした第3時間の積算値が一定値を超えた場合に、切キー23への操作を有効にして、その操作信号を受け付ける一方で、計時手段48でカウントした第4時間が継続して一定値となった場合に、第3時間の積算値をゼロにクリアするように構成している。
【0035】
なお、上述した第1時間〜第4時間とそれぞれ比較される一定値は、それぞれ異なる値に設定され、図示しない記憶手段に記憶保持される。また、上述した時間/時刻表示部11aに表示される現在時刻も、計時手段48でカウントされる構成となっている。
【0036】
図5は、予約待機から保温に至る制御部41の一連の制御手順を示したものである。同図において、炊飯制御手段45による炊飯中は、実質的な炊飯加熱の前に本体1内を弱く加熱して、米に水を吸水させるひたし工程と、本体1内の被炊飯物を短時間に沸騰にまで強加熱する加熱工程と、加熱工程よりも加熱量を減らし、被炊飯物をドライアップ状態に炊き上げる炊き上げ工程と、容器1内で炊き上がったご飯の温度を徐々に下げて蒸らすむらし工程が順に行なわれ、その後で保温制御手段46によるご飯の保温制御が行われる。また、予約時刻にご飯を炊き上げる予約炊飯では、予約炊飯の設定時からひたし工程の開始時までに、被炊飯物への加熱を行なわない予約待機時間が存在する。
【0037】
次に、上記炊飯器の構成に基づく主な作用について説明する。図6は、ホームキー21の操作前と、ホームキー21の操作直後における操作パネル7の形態を示している。同図において、ホームキー21の操作前は、操作手段6のホームキー21だけが明るく点灯され、それ以外のキー22〜30や、表示手段5は全て消灯している。したがって、使用者は最初にホームキー21を直感的に操作できる。
【0038】
使用者がホームキー21をタッチ操作すると、LED表示部11の時間/時刻表示部11aに現在時刻が表示され、設定表示部11bにそれまで記憶手段に記憶された設定状態(例えば、お米の種類は「白米」、炊き方は「ecoモード」)が表示される。また操作手段6は、切キー23を除く各キー21,22,24〜30が明るく点灯され、これらの各キー21,22,24〜30からの操作信号を受け付ける。
【0039】
その後、お米の種類や炊き方を変更する場合は、お米キー29や炊き方キー30をタッチ操作した後、炊飯キー22をタッチすると、図7に示すように、時間/時刻表示部11aには炊き上がりまでの残時間が表示されると共に、炊飯器の動作状態を示すために、表示ランプ13の「炊飯中」と「真空」がそれぞれ点灯して、炊飯制御手段45による炊飯制御が開始する。ここでは、例えばお米キー29をタッチ操作した後に、次に操作が可能なホームキー21と、スタートキーである炊飯キー22と、切キー23と、予約キー24と、お米キー29と、炊き方キー30のそれぞれが明るく点灯し、それ以外の操作不要な進むキー25や、戻るキー26や、保温再加熱キー27や、調理キー28を消灯させる。操作に必要なキー21〜24,29,30だけを点灯させることで、必要な情報を表示し、操作性を向上させることができる。
【0040】
また、炊飯制御の開始から所定の例えば10秒を経過すると、表示ランプ14の「切3秒押し」が点灯し、これ以降は切キー23を長押し操作しないと、切キー23からの操作信号を制御部41で受け付けない状態となる。これは炊飯制御が完了し、保温制御手段46による保温制御が行われる間も継続する。
【0041】
図8は、蓋2の開閉に伴う制御部41の動作手順を示すフローチャートである。同図において、制御部41は保温制御手段46による保温制御中、すなわち切キー23が点灯状態にあるときに、蓋開閉検知手段9からの蓋開閉情報を取り込んで、蓋2が閉じているか否かを判断する(ステップS1)。ここで、蓋2が閉じていないと判断した場合は、ステップS2に移行して切キー23を消灯し、この切キー23からの操作による操作信号を受け付けないようにする。一方、ステップS1で、蓋2が閉じていると判断した場合は、ステップS3に移行して、切キー23が押されているか否かを判断し、切キー23がタッチ操作されれば、その操作に伴う操作信号を受け付けて、保温制御を中止する指示を保温制御手段46に行なう(ステップS4)。
【0042】
本実施例の炊飯器は、保温制御手段46による保温中に、操作手段6の例えば切キー23を押すと保温が停止する仕様となっているが、切キー23は静電容量式のタッチキーであるため、軽く触れただけでキーが効いてしまい、そのまま何も対策しないと、使用者の意図に反して保温が停止するなどの誤動作が発生する虞がある。そこで本実施例では、保温中はキー23を所定時間(例えば2秒間)タッチし続けて長押ししないと、切キー23からの操作信号を受け付けないように制御部41を構成し、誤動作の可能性を少なくしているが、保温中に蓋2を開けた後、切キー23に指が触れた状態で蓋2を閉じると、切キー23が長押し状態になって、やはり誤動作が発生する可能性がある。そこで蓋開閉検知手段9からの蓋開閉情報を利用して、蓋2が開いていると判断した場合には、切キー23による操作を無効にして、切キー23からの操作信号を受け付けないようにすることで、蓋2を閉める際に意図しない操作を防ぐことができ、炊飯器としての操作性が向上する。また、これは切キー23だけでなく、他の操作手段6を構成する各種キーにも適用できる。
【0043】
以上のように、本実施例の炊飯器は、本体1内の被炊飯物を保温する保温手段としての保温制御手段46と、保温制御手段46の制御を指示するための操作手段6と、本体1の上面開口を覆う蓋2の開閉を検知する検知手段としての蓋開閉検知手段9と、蓋2の開閉検知により操作手段6への操作を有効または無効にして、蓋2が開いていると判断したときには、操作手段6の例えば切キー23からの操作信号を受け付けないようにし、蓋2が閉じていると判断したときには、切キー23からの操作信号を受け付けるようにする判定手段としての制御部41と、を備えている。
【0044】
この場合、蓋2が開いている場合は、制御部41により操作手段6への操作を無効にして、保温制御手段46への制御を指示できないようにすれば、蓋2を閉める時に、指が操作手段6に触れて保温が停止するなど、使用者が意図しない操作を防ぐことができ、炊飯器としての操作性を向上させることができる。
【0045】
また、本実施例の炊飯器は、操作手段6を構成する各々のキー21〜30に点灯手段であるLED32を備え、キー21〜30への操作を有効にした時は、対応するLED32を点灯させ、キー21〜30への操作を無効にした時は、対応するLED32を消灯させる構成となっている。
【0046】
この場合、蓋2が閉じていて、操作手段6の例えば切キー23が有効である場合には、その切キー23自体をLED32により点灯させる一方で、蓋2が開いているときには、LED32により操作手段6の例えば切キー23を消灯させ、それにより切キー23への操作が無効であることを使用者に報知できる。また、必要以外にLED32を点灯させないことで、LED32の余計な電力消費を抑えることができる。
【0047】
図9は、ホームキー21と切キー23の操作に関連する制御部41の動作手順を示すフローチャートである。同図において、制御部41はホームキー21が点灯している状態で、ホームキー21への押下げ(タッチ)操作が行われたか否かを、ホームキー21からの操作信号の有無に基づき判断する(ステップS11)。ホームキー21への操作が行われたならば、ステップS12に移行して、内蔵するフラグflgをホームキー受け付け無しから、ホームキー受け付け済の状態に切り替え、ホームキー21からの操作信号を受け付けてからの第1時間を、計時手段48でカウント開始する。一方、前記ステップS11で、ホームキー21への操作が行われない場合は、ステップS13に移行して、制御部41は内蔵するフラグflgがホームキー受け付け済であるかを判断するが、ホームキー21をタッチ操作しない限り、フラグflgはホームキー受け付け無しの状態であるため、そのまま終了してステップS11の手順に戻る。
【0048】
ステップS11でホームキー21がタッチ操作されたと判断された後、前述のステップS12の手順を経て再びステップS11に移行すると、利用者がホームキー21から指を離していれば、ステップS13に移行して、内蔵するフラグflgがホームキー受け付け済であると判断され、ステップS14の手順に移行する。ステップS14では、ホームキー21からの操作信号を受け付けてからの第1時間が、一定値である1秒を超えたか否かを制御部41で判断し、第1時間が1秒以下であればステップS11の手順に戻るものの、第1時間が1秒を超えていれば、ステップS15に移行して、切キー23への押下げ(タッチ)操作が行われたか否かを、切キー23からの操作信号の有無に基づき判断する。そして制御部41は、切キー23への操作が行なわれていなければ、ステップS11の手順に戻るものの、切キー23への操作が行なわれていれば、続くステップS16で切キー23からの操作信号を受け付けて、切状態に移行する制御を炊飯制御手段45や保温制御手段46に指示する。
【0049】
このように、本実施例の炊飯器は、操作手段6を構成する第1の操作体として、例えばホームキー21への操作に伴う操作信号を制御部41で受け付けてから、操作手段6を構成する第2の操作体として、例えば切キー23を受け付けることで、蓋2を閉める時などの意図しない切キー23への操作を防ぐことができ、操作性を向上させることが可能になる。
【0050】
以上のように、本実施例の炊飯器は、本体1内の被炊飯物を保温する保温手段としての保温制御手段46と、保温制御手段46の制御を指示する第1の操作体としてのホームキー21や、第2の操作体としての切キー23を含む操作手段6と、を備えており、ホームキー21への操作に伴う操作信号を受け付けてから、切キー23への操作に伴う操作信号を受け付けて、操作手段6への操作を有効にするように、制御部41を構成している。
【0051】
この場合、単に切キー23を操作するだけでは、切キー23からの操作信号を受け付けずに、操作手段6への操作を有効にしないようにし、ホームキー21に引き続いて切キー23を操作したときに、切キー23からの操作信号を受け付けて、操作手段6への操作を有効にすることで、蓋閉め時などに使用者が意図しない操作を防ぐことができ、炊飯器としての操作性を向上させることが可能になる。
【0052】
また本実施例では、ホームキー21への操作を受け付けてからの時間として、第1時間をカウントする計時手段48を備え、この第1時間が一定値に達しないと、切キー23への操作を受け付けないように、制御部41を構成している。
【0053】
この場合、例えば操作手段6を含む操作パネル7を布巾で拭いた時に、ホームキー21に引き続いて切キー23に布巾が偶然触れた場合でも、ホームキー21を操作してから切キー23を操作するまでの時間が一定値に達していなければ、切キー23を操作してもその操作信号は制御部41で受け付けられず、操作手段6への操作は有効にならないので、使用者が意図しない操作をより確実に防ぐことができる。
【0054】
図10は、LED32の点灯制御に関連する制御部41の動作手順を示すフローチャートである。同図において、例えば図6で示したように、ホームキー21以外の全てのキー22〜30が消灯している状態で、ホームキー21がタッチ操作されると、制御部41はホームキー21からの操作信号を受け付けて、現在の動作状態から操作手段6の中で、操作が可能なキー21〜30がどれであるのかを判断する(ステップS21)。制御部41はステップS21において、操作可能なキーがキー21,22,24〜30であると判断した場合、続くステップS22で、それらのキー21,22,24〜30を明るく点灯させ、残りの操作可能ではない切りキー23は、ステップS23で消灯させる。そして制御部41は、点灯した操作可能なキー21,22,24〜30からの操作信号を受け付ける一方で、消灯した操作できない切キー23からの操作信号を受け付けないようにする。
【0055】
前述のステップS22で、点灯したキー21,22,24〜30が存在する場合、制御部41はステップS24に移行して、現在の炊飯器の動作状態が保温時若しくは予約待機中であるか否かを判断する。そして制御部41は、炊飯器の動作状態が保温時または予約待機中の何れでもなく、例えば切状態や炊飯時などである場合に、そのままの輝度でキー21,22,24〜30を点灯させる一方で、飯器の動作状態が保温時または予約待機中の何れかである場合に、続くステップS25において、計時手段48による計時カウンター値Cntを初期値である0に設定した後、ステップS26でこの計時カウンター値Cntが30を超えるまで、次のステップS27で計時カウンター値Cntを1つずつ増加させる手順を繰り返し行なう。この繰り返しの手順で、計時カウンター値Cntが30を超え、すなわち計時手段48でカウントする第2時間が一定値である1秒に達したと判断したら、ステップS26からステップS28の手順に移行して、点灯しているキー21,22,24〜30の輝度をそれまでよりも弱めて減光させ、LED32による電力消費を抑制する。
【0056】
以上のように、本実施例の炊飯器は、本体1内の被炊飯物を炊飯する炊飯手段としての炊飯制御手段45と、炊飯制御手段45の制御を指示する複数の操作体であるキー21〜30からなる操作手段6と、各キー21〜30に各々設けられる点灯手段としてのLED32と、を備えており、キー21〜30への操作が有効時には、対応するLED32を点灯させ、キー21〜30への操作が無効時には、対応するLED32を消灯させるように、制御部41を構成している。
【0057】
この場合、複数のキー21〜30からなる操作手段6に対し、例えばお米キー29をタッチ操作した後には、操作に必要なホームキー21と、炊飯キー22と、切キー23と、予約キー24と、お米キー29と、炊き方キー30のみをLED32により点灯させることで、必要な情報だけを表示することが可能となり、炊飯器としての操作性を向上させることができる。
【0058】
また本実施例では、LED32を点灯させている時間として、第2時間をカウントする計時手段48を備えており、第2時間が一定値に達すると、LED32の輝度を例えばそれまでよりも暗くなるように切替える構成を有している。
【0059】
この場合、例えば保温時や予約待機中などに、長時間その状態が継続する場合、操作が有効なキー21〜30に対応するLED32を減光させ、余計な電力消費を抑えることが可能になる。
【0060】
図11は、切キー23の受け付け制御を説明するタイミングチャートである。同図において、制御部41は計時手段48を利用して、(A)切キー23の操作時間であるオン時間tonが、連続して1.5秒以上となった場合、(B)切キー23のオン時間の積算時間Σtonが、1.0秒以上となった場合、のどちらか一方を満足した時点で、切キー23からの操作信号を受け付ける。こうすることで、炊飯器から吹きこぼれが発生するなどして、使用者が慌てて切キー23を繰り返しタッチ操作した場合でも、その切キー23からの操作信号を受け付けて、加熱手段5を動作させる炊飯状態から、加熱手段15を動作させない安全な切状態に炊飯器を移行させることができる。
【0061】
上記(B)では、切キー23がオンからオフに切替わった時点から、切キー23が操作されない非操作時間であるオフ時間toffを計時手段48でカウントし、このオフ時間toffが連続して1.5秒以上となった場合に、切キー23のオン時間の積算時間Σtonをゼロにクリアする。そして計時手段48は、次に切キー23がオンになった時点で、積算時間Σtonの再カウントを開始する。このように、切キー23を一旦オフにしてから、次にオンにするまでの間隔が長すぎる場合は、使用者が意図して操作していないと考えて積算時間Σtonをゼロにクリアすることで、意図しない操作による制御部41への誤った指示を防ぐことができる。
【0062】
また上記(B)では、切キー23を何回かオン操作したときに、最新のオン時間tonxが所定値である0.35秒未満の場合は、切キー23のオン時間の積算時間Σtonが1.0秒以上であったとしても、切キー23からの操作信号を受け付けないようにし、最新のオン時間tonxが0.35秒になった時点で、切キー23からの操作信号を受け付ける。このように、最新のオン時間tonxが短すぎる場合は、使用者が意図して操作していないと考えて、切キー23からの操作信号を受け付けないようにすることで、意図しない操作による制御部41への誤った指示を防ぐことができる。
【0063】
こうして、本実施例の炊飯器では、切キー23を連続して長押しすることに加えて、切キー23を断続的に押して、そのオン時間の積算時間Σtonが一定値を超えた場合にも、切キー23が効くようにして、そこからの操作信号を受け付けることで、炊飯器としての操作性を向上させることができる。
【0064】
以上のように、本実施例の炊飯器は、本体1内の被炊飯物を炊飯する炊飯手段としての炊飯制御手段45と、炊飯制御手段45の制御を指示する操作手段6と、操作手段6の操作時間であるオン時間tonをカウントする計時手段48と、を備え、オン時間tonの積算時間Σtonが一定値を超えた場合に、操作手段6への操作を有効にして、そこからの操作信号を受け付けるように、制御部41を構成している。
【0065】
この場合、操作手段6を断続的に操作して、その操作時間であるオン時間tonの積算時間Σtonが一定値を超えた場合に、操作手段6への操作が効くようにすることで、操作手段6を慌てて何度も操作したときにも、炊飯制御手段45に必要な指示を行なうことが可能となり、炊飯器としての操作性を向上させることができる。
【0066】
また、本実施例の計時手段48は、操作手段6を操作した後の非操作時間であるオフ時間toffをさらにカウントするものであり、オフ時間toffが一定時間継続すると、オン時間tonの積算時間Σtonをゼロクリアするように構成している。
【0067】
この場合、操作手段5を操作していないオフ時間toffが一定時間継続すると、使用者が意図的に操作をしていないと判断して、オン時間tonの積算時間Σtonをゼロに戻すことで、使用者の意図しない操作指示を防ぐことが可能になる。
【0068】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更可能である。実施例中で例示した数字はあくまでも一例にすぎず、炊飯器の使用などに応じて適宜変更して構わない。また、例えば図11では、切キー23における受け付け制御を示したが、それ以外の各キー21,22,24〜30についても同様の制御を適用できる。
【符号の説明】
【0069】
6 操作手段
9 蓋開閉検知手段(検知手段)
32 LED(点灯手段)
41 制御部(判定手段)
45 炊飯制御手段(炊飯手段)
46 保温制御手段(保温手段)
48 計時手段
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11