特許第6457651号(P6457651)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6457651
(24)【登録日】2018年12月28日
(45)【発行日】2019年1月23日
(54)【発明の名称】端子台
(51)【国際特許分類】
   H01R 9/03 20060101AFI20190110BHJP
【FI】
   H01R9/03 Z
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-543878(P2017-543878)
(86)(22)【出願日】2015年10月12日
(65)【公表番号】特表2017-534165(P2017-534165A)
(43)【公表日】2017年11月16日
(86)【国際出願番号】EP2015073555
(87)【国際公開番号】WO2016078832
(87)【国際公開日】20160526
【審査請求日】2017年5月10日
(31)【優先権主張番号】102014116811.9
(32)【優先日】2014年11月18日
(33)【優先権主張国】DE
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】504019733
【氏名又は名称】フェニックス コンタクト ゲーエムベーハー ウント コムパニー カーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ヴャチェスラフ・ヤンツェン
【審査官】 前田 仁
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2014/0125323(US,A1)
【文献】 特公平07−027745(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 9/03
H01R 4/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の接続レベル(11a、11b、11c、11d)と少なくとも1つの第2の接続レベル(11a、11b、11c、11d)とを有する絶縁材料ハウジング(10)
を備え、
電流レール(12a、12b、12c、12d)と、互いに対向して配置されておりかつ電気的に接触しているように前記電流レール(12a、12b、12c、12d)に接続されている2つの導体接続ユニット(13a’、13a”、13b’、13b”、13c’、13c”、13d’、13d”)とが各接続レベル(11a、11b、11c、11d)上に配置されており、
試験コネクタ(200)を受容する少なくとも1つの試験コネクタ開口部(22)が前記絶縁材料ハウジング(10)に形成されている、端子台(100)において、
前記試験コネクタ開口部(22)は、前記第1の接続レベル(11a、11b、11c、11d)に属する導体接続ユニット(13a’、13a”、13b’、13b”、13c’、13c”、13d’、13d”)と、前記導体接続ユニットに隣接して配置されている、前記第2の接続レベル(11a、11b、11c、11d)に属する導体接続ユニット(13a’、13a”、13b’、13b”、13c’、13c”、13d’、13d”)との間に配置されており、
前記試験コネクタ開口部の第1の部分は、前記第1の接続レベルの領域に亘って延在しており、前記試験コネクタ開口部の第2の部分は、前記第2の接続レベルの領域に亘って延在していることを特徴とする、端子台(100)。
【請求項2】
前記導体接続ユニット(13a’、13a”、13b’、13b”、13c’、13c”、13d’、13d”)は各々、第1の導体を接続するための第1の導体接続領域(13aa’、13ab’、13aa”、13ab”、13ba’、13bb’、13ba”、13bb”、13ca’、13cb’、13ca”、13cb”、13da’、13db’、13da”、13db”)と、第2の導体を接続するための第2の導体接続領域(13aa’、13ab’、13aa”、13ab”、13ba’、13bb’、13ba”、13bb”、13ca’、13cb’、13ca”、13cb”、13da’、13db’、13da”、13db”)とを有し、前記試験コネクタ開口部(22)は、前記第1の導体接続領域(13aa’、13ab’、13aa”、13ab”、13ba’、13bb’、13ba”、13bb”、13ca’、13cb’、13ca”、13cb”、13da’、13db’、13da”、13db”)と前記第2の導体接続領域(13aa’、13ab’、13aa”、13ab”、13ba’、13bb’、13ba”、13bb”、13ca’、13cb’、13ca”、13cb”、13da’、13db’、13da”、13db”)との間に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の端子台(100)。
【請求項3】
前記導体接続ユニット(13a’、13a”、13b’、13b”、13c’、13c”、13d’、13d”)は各々、電流バー(14)と、前記電流バー(14)に対して前記導体接続ユニット(13a’、13a”、13b’、13b”、13c’、13c”、13d’、13d”)内へ導入された導体を圧着する少なくとも1つの渦巻ばね(15、16)とを有し、前記電流バー(14)、および/または前記導体接続ユニット(13a’、13a”、13b’、13b”、13c’、13c”、13d’、13d”)の前記少なくとも1つの渦巻ばね(15、16)は、前記試験コネクタ開口部(22)内へ突出していることを特徴とする、請求項1または2に記載の端子台(100)。
【請求項4】
前記試験コネクタ開口部(22)は、前記試験コネクタ(200)を前記試験コネクタ開口部(22)内へ導入する面取り挿入領域(24)を有することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の端子台(100)。
【請求項5】
前記試験コネクタ開口部(22)は菱形形状を有することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の端子台(100)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は端子台、詳細には交差接続端子に関し、該端子台は、第1の接続レベルと少なくとも1つの第2の接続レベルとを有する絶縁材料ハウジングを有し、電流レールと、互いに対向して配置されておりかつ電気的に接触しているように電流レールに接続されている2つの導体接続ユニットとが各接続レベル上に配置されており、試験コネクタを受容する少なくとも1つの試験コネクタ開口部が絶縁材料ハウジングに形成されている。
【背景技術】
【0002】
端子台は、例えば特許文献1に記載されているものなどの、様々な構造設計において既知である。端子台は、詳細には、1つまたは複数の電位の分布に役立つ。交差接続端子の形を取る端子台が、通常、上下に配置されている2つのまたは3つ以上の接続レベルを有し、その各々において電流レールが配置されており、該電流レールの端部は各々、導電体を接続するための導体接続ユニットに接続されている。端子台は、通常、支持レール上にスナップ留めされており、スイッチキャビネット内に複数で配置され得ることが多い。導体接続ユニットは、ねじ式接続端子、引張ばね接続端子、または圧接接続端子の形を取っていてもよい。
【0003】
動作中、端子台は、端子台の個々の要素間で電流を送るように意図されている。電流の送りの秩序ある機能を試験するために、必要に応じて誤配線を検出するために、対応する試験コネクタを挿入するための試験コネクタ開口部が絶縁材料ハウジングに形成されている端子台が既知である。一方では、試験コネクタ開口部は、試験コネクタとの、絶縁材料ハウジングの内部での、導体接続ユニットおよび/または電流レールなどの導電性要素の接触を可能にする。他方では、試験コネクタ開口部は、端子台の電気素子への損傷の事態を防止するために、端子台内での試験コネクタの誘導およびしっかりした固定に役立つ。
【0004】
全般的に、電化製品および電気設備の増進する小型化により、スイッチキャビネットのサイズの益々の縮小もまた望ましい。これに加えて、さらに多くの電化製品および電気設備が共に配線されなければならないので、スイッチキャビネット内の電気端子台に利用可能な空間はさらに縮小している。したがって、非常に小型の構造を有する、すなわち非常に狭い幅および短い長さしかない端子台の必要性が高まっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】独国実用新案第29502347(U)号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明に内在する目的は、やはり外径寸法の縮小の事態において、試験コネクタによる試験タッピング(test tapping)を可能にし得る端子台を利用可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による目的は請求項1の特徴により達成される。本発明の適切な構造および有利な更なる開発が従属請求項において詳述されている。
【0008】
導入部においてより詳細に特徴付けられているタイプの端子台の場合には、本目的は、本発明に基づいて、第1の接続レベルに属する導体接続ユニットと、該導体接続ユニットに隣接して配置されている、第2の接続レベルに属する導体接続ユニットとの間に配置されている、試験コネクタ開口部により達成される。
【0009】
その結果として、試験コネクタ開口部は、2つの接続レベルにわたって延在しており、その結果、試験コネクタ開口部の第1の部分が第1の接続レベルの領域内に配置されており、試験コネクタ開口部の第2の部分が第2の接続レベルの領域内に配置されている。その結果として、試験コネクタ開口部は、互いに分離されている2つの電位にわたって延在している。この関連で、本発明は、試験コネクタ開口部の2つの部分が等しい大きさであるように設計されていることを優先的に実現しており、その結果、試験コネクタ開口部は2つの接続レベルに均等に分布されている。2つの接続レベル上への試験コネクタ開口部の分割のおかげで、試験コネクタ開口部に必要な設置空間は大幅に縮小されることが可能であり、その結果、端子台全体の外径寸法は、試験コネクタ開口部自体の大きさを縮小する必要なく、大幅に縮小され得ることが可能であり、その結果、外径寸法の縮小にも関わらず、従来の寸法を有する試験コネクタが活用され得る。
【0010】
本発明は、導体接続ユニットが各々、第1の導体を接続するための第1の導体接続領域を有し、かつ第2の導体を接続するための第2の導体接続領域を有することを実現することが好ましく、試験コネクタ開口部は、次いで、優先的に、第1の導体接続領域と第2の導体接続領域との間に配置されている。2つの導体接続領域間の、試験コネクタ開口部の配置のおかげで、試験コネクタ開口部に必要な空間要求はさらに低減されることが可能であり、その結果として、導体接続ユニットにつき2つの導体接続領域の場合、試験コネクタ開口部を有さないタイプのような端子台と比較して、端子台の外径寸法の拡大が不要である。
【0011】
導体接続ユニットは各々、優先的に、電流バーと、該電流バーに対して、導体接続ユニット内へ導入された導体を圧着する少なくとも1つの渦巻ばねとを有し、導体接続ユニットの電流バーおよび/または少なくとも1つの渦巻ばねは、試験コネクタ開口部内へ突出していることが好ましい。導体接続ユニットは、次いで、ばね力圧着接続の形を取ることが好ましい。導体接続ユニットの電流バーは、ある接続レベルの電流レールに電気的に接触しているように接続されており、その結果、電流レールとの導体接続ユニットの接触は電流バーを介して確立され得る。導体接続ユニットが2つの導体接続領域を有する場合、各々が導体接続ユニットの電流バーに対して導体を圧着することができる2つの渦巻ばねは、各導体接続ユニット内に配置されている。試験コネクタ開口部内へ導入される試験コネクタが、優先的に、導体接続ユニットの電流バーおよび/または1つの渦巻ばねもしくは2つの渦巻ばねと接触する。これを可能にするために、電流バーおよび/または1つの渦巻ばねもしくは2つの渦巻ばねは、試験コネクタ開口部内へ突出している。この目的のために、電流バーは、優先的に、試験コネクタ開口部の方向に曲げられるように設計されている。電流バーおよび/または1つの渦巻ばねもしくは2つの渦巻ばねが試験コネクタ開口部内へ突出している場合、試験コネクタ開口部内へ導入される試験コネクタとの、導体接続ユニットの少なくとも1つの接触点、しかし優先的には2つ以上の接触点、すなわち2つまたは3つの接触点が形成され得る。結果として、また、試験コネクタ開口部内へ導入されたDuspol試験コネクタの良好な接触が確実に保証され得る。
【0012】
試験コネクタ開口部内への試験コネクタの導入を容易にするために、本発明は、試験コネクタ開口部が、試験コネクタ開口部内へ試験コネクタを導入する面取り挿入領域を有することをさらに実現することが好ましい。
【0013】
本発明は、試験コネクタ開口部が菱形形状を有することをさらに実現することが特に好ましい。該菱形形状は試験コネクタ開口部の明確な画定を可能にし、その結果、試験コネクタ開口部は、端子台上の他の開口部とはっきりと区別され得る。試験コネクタの誤った挿入の可能性は、この手段により大幅に低減されることが可能であり、その結果、ユーザにとっての操作性が向上され得る。菱形試験コネクタ開口部は、横断面に関しては、絶縁材料ハウジングの試験コネクタ開口部に必要な空間の同時縮小にも関わらず、従来の試験コネクタに必要な空間に対応する。
【0014】
あるいは、しかし、試験コネクタ開口部が円形形状、長円形形状、または多角形形状を有することもまた可能である。
【0015】
本発明は、好適な実施形態に基づく添付図面を参照して、下記においてより詳細に明らかにされるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明による端子台の概略斜視図である。
図2図1に示されている端子台の細部の概略斜視図である。
図3図1に示されている端子台の、図2に示されている細部の概略上面図である。
図4図1に示されている端子台の2つの異なる接続レベルに属する、互いに隣接した2つの導体接続ユニットに沿った概略断面図である。
図5】試験コネクタが試験コネクタ開口部内へ導入された状態の、図4に示されている断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は、交差接続端子の形を取っている端子台100を示す。端子台100は、絶縁材料ハウジング10に形成されている、上下に配置されているいくつかの接続レベル11a、11b、11c、11d(ここでは、4つの接続レベル11a、11b、11c、11d)を備えた絶縁材料ハウジング10を有する。電流レール12a、12b、12c、12dと、互いに対向して配置されておりかつ電気的に接触しているように電流レール12a、12b、12c、12dに接続されている2つの導体接続ユニット13a’、13a”、13b’、13b”、13c’、13c”、13d’、13d”とがそれぞれ、各接続レベル11a、11b、11c、11d上に配置されている。導体接続ユニット13a’、13a”、13b’、13b”、13c’、13c”、13d’、13d”は各々、絶縁材料ハウジング10の前面上に形成されている受容室内へ挿入されていてもよい。
【0018】
ここに示されている構造では、図3および図4に詳細に示されている通り、各導体接続ユニット13a’、13a”、13b’、13b”、13c’、13c”、13d’、13d”は、電流バー14と、互いに並行して配置されている2つの渦巻ばね15、16と、該渦巻ばねを作動させる2つの作動要素17、18と、2つの導体挿入開口部19、20とを有する。その結果として、ここに図示されていない2つの導体が、導体接続ユニット13a’、13a”、13b’、13b”、13c’、13c”、13d’、13d”によって接続され得る。各電流バー14は分岐接点21を有し、該分岐接点により、電流バー14は各電流レール12a、12b、12c、12dと接触することができる。
【0019】
ここで、その結果として、導体接続ユニット13a’、13a”、13b’、13b”、13c’、13c”、13d’、13d”は各々、2つの導体接続領域13aa’、13ab’、13aa”、13ab”、13ba’、13bb’、13ba”、13bb”、13ca’、13cb’、13ca”、13cb”、13da’、13db’、13da”、13db”を有する。各導体接続領域13aa’、13ab’、13aa”、13ab”、13ba’、13bb’、13ba”、13bb”、13ca’、13cb’、13ca”、13cb”、13da’、13db’、13da”、13db”は、渦巻ばね15、16と、作動要素17、18と、導体挿入開口部19、20とを有し、導体接続ユニット13a’、13a”、13b’、13b”、13c’、13c”、13d’、13d”の電流バー14は、2つの導体接続領域13aa’、13ab’、13aa”、13ab”、13ba’、13bb’、13ba”、13bb”、13ca’、13cb’、13ca”、13cb”、13da’、13db’、13da”、13db”にわたって延在している。
【0020】
さらに、絶縁材料ハウジング10内に、試験コネクタ200を導入するいくつかの試験コネクタ開口部22が形成されている。試験コネクタ開口部22の各々は、互いに隣接して配置されている2つの接続レベル11a、11b、11c、11dにわたって延在しており、それぞれ、互いに隣接して配置されている接続レベル11a、11b、11c、11dに属する2つの導体接続ユニット13a’、13a”、13b’、13b”、13c’、13c”、13d’、13d”間に形成されている。
【0021】
詳細には図3において理解され得る通り、試験コネクタ開口部22の第1の部分23aが、第1の接続レベル11a、11b、11c、11dの領域にわたって延在しており、試験コネクタ開口部22の第2の部分23bが、第1の接続レベルに隣接した第2の接続レベル11a、11b、11c、11dの領域にわたって延在している。その結果として、試験コネクタ開口部22は、互いに分離されている2つの電位にわたって延在している。ここに図示されている構造では、試験コネクタ開口部22の2つの部分23a、23bは実質的に等しいサイズであるように設計されており、その結果、試験コネクタ開口部22は、互いに隣接した2つの接続レベル11a、11b、11c、11dに均等に分布されている。
【0022】
さらに、試験コネクタ開口部22は各々、導体接続ユニット13a’、13a”、13b’、13b”、13c’、13c”、13d’、13d”の2つの導体接続領域13aa’、13ab’、13aa”、13ab”、13ba’、13bb’、13ba”、13bb”、13ca’、13cb’、13ca”、13cb”、13da’、13db’、13da”、13db”間に形成されている。
【0023】
詳細には図4および図5において理解され得る通り、2つの渦巻ばね15、16および電流バー14の部分14aは、試験コネクタ開口部22内へ突出しており、その結果、試験コネクタ開口部22内へ導入された試験コネクタ200は、1つの渦巻ばねまたは両渦巻ばね15、16とかつ/または部分14aにより電流バー14と接触することができ、その結果、試験コネクタ開口部22内へ導入された試験コネクタ200との、導体接続ユニット13a’、13a”、13b’、13b”、13c’、13c”、13d’、13d”の最多3つの接触点が形成され得る。この関連で、1つの渦巻ばねもしくは2つの渦巻ばね15、16、および/または互いに隣接して配置されている2つの接続レベル11a、11b、11c、11dのうちのより低い第1の接続レベル11a、11b、11c、11dに配置されている導体接続ユニット13a’、13a”、13b’、13b”、13c’、13c”、13d’、13d”の電流バー14は、試験コネクタ開口部22内へ突出している。
【0024】
図2および図3においてさらに理解され得る通り、試験コネクタ開口部22は各々、試験コネクタ開口部22の上縁部を形成している挿入領域24を有し、この挿入領域24は、試験コネクタ開口部22内への試験コネクタ200の導入を容易にするために、面取りされているように設計されている。
【0025】
さらに、試験コネクタ開口部22は各々、菱形形状を有し、試験コネクタ開口部22の2つの部分23a、23bは各々、三角形状を形成している。
【符号の説明】
【0026】
10 絶縁材料ハウジング
11a、11b、11c、11d 接続レベル
12a、12b、12c、12d 電流レール
13a’、13a”、13b’、13b”、13c’、13c”、13d’、13d” 導体接続ユニット
13aa’、13ab’、13aa”、13ab”、13ba’、13bb’、13ba”、13bb”、13ca’、13cb’、13ca”、13cb”、13da’、13db’、13da”、13db” 導体接続領域
14 電流バー
14a 電流バーの部分
15、16 渦巻ばね
17、18 作動要素
19、20 導体挿入開口部
21 分岐接点
22 試験コネクタ開口部
23a 試験コネクタ開口部の第1の部分
23b 試験コネクタ開口部の第2の部分
24 挿入領域
100 端子台
200 試験コネクタ
図1
図2
図3
図4
図5