(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
地上デジタル放送波から抽出された時間方向に並ぶ放送波タイミング信号列から選択された注目放送波タイミング信号と、GPS信号に基づいて得られたGPSタイミング信号との位相差である第1位相差を演算する位相差演算装置と通信可能に接続された同期信号生成装置であって、
同期信号を生成する同期信号生成部と、
前記地上デジタル放送波から前記放送波タイミング信号列を抽出する第2放送波タイミング信号列抽出部と、
前記位相差演算装置から受信した、前記注目放送波タイミング信号を特定するための識別情報に基づいて、前記第2放送波タイミング信号列抽出部が抽出した前記放送波タイミング信号列の中から前記注目放送波タイミング信号を特定する放送波タイミング信号特定部と、
前記放送波タイミング信号特定部が特定した前記注目放送波タイミング信号と前記同期信号との位相差である第2位相差を演算する第2位相差演算部と、
前記位相差演算装置から受信した位相差情報によって示される前記第1位相差、及び、前記第2位相差に基づいて、前記同期信号の位相を前記GPSタイミング信号の位相に一致させる同期信号位相補正部と、
を備えることを特徴とする同期信号生成装置。
【発明を実施するための形態】
【0015】
<同期信号生成システムの構成概略>
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る同期信号生成システム10の構成概略図である。同期信号生成システム10は、位相差演算装置としての基地局12と、同期信号生成装置としての端末14、及び、端末14から同期信号が供給される1又は複数のネットワーク機器16を含んで構成される。
【0016】
基地局12は、地上デジタルアンテナ20を備えており、送信所から送信される地上デジタル放送波を受信することができる。また、基地局12はGPSアンテナ22を備えており、GPS衛星からのGPS信号を受信することができる。さらに、基地局12は端末14との通信手段を有している。本実施形態では、当該通信手段として特定小電力無線が用いられており、基地局12は特定小電力無線アンテナ24を備えている。なお、基地局12と端末14との間の通信は、特定小電力無線に限られるものではない。基地局12としては、地上デジタル放送波及びGPS信号が受信可能であり、後述の位相差演算処理が実行可能であり、当該位相差演算処理により得られたデータを端末14に送信できる限りにおいていかなる装置であってもよい。
【0017】
端末14は、基地局12同様、地上デジタルアンテナ26を備えており、送信所から送信される地上デジタル放送波を受信することができる。また、端末14は、基地局12との通信手段を有している。上述の通り本実施形態では当該通信手段として特定小電力無線が用いられているため、当該通信手段として端末14は特定小電力無線アンテナ28を備えている。端末14は、GPSアンテナを備えておらず、あるいはGPSアンテナを備えていたとしても屋内に設置されるなどしてGPS信号が受信できなくなっている。端末14としては、地上デジタル放送波が受信可能であり、基地局12からデータを受信可能であり、後述の同期信号生成処理が実行可能である限りにおいていかなる装置であってもよい。
【0018】
ネットワーク機器16は、例えばルータあるいは無線子機などであり、端末14において生成された同期信号が供給されるものである。
【0019】
<基地局の構成概略>
図2には、基地局12の構成概略図が示されている。以下、
図2を参照して、基地局12の構成概略について説明する。
【0020】
放送波受信部40は、地上デジタルアンテナ20が受信した地上デジタル放送波を処理する。具体的には、地上デジタル放送波の復調処理、あるいは誤り訂正処理などを行う。また、放送波受信部40は、地上デジタル放送波の復調処理により得られたTS(トランスポートストリーム)パケットに含まれるアダプテーションフィールドに収められている放送波タイミング信号としてのPCR(Program Clock Reference)信号を抽出する。
【0021】
PCR信号は、1つの番組の基準となる時刻情報である。放送波受信部40が地上デジタル放送波を順次復調することで、時間方向に並ぶPCR信号列が取得される。つまり、放送波受信部40は、第1放送波タイミング信号列抽出部としても機能する。規定により、各PCR信号の時間間隔は100ミリ秒以下であることが定められている。本実施形態では、PCR信号列に含まれる各PCR信号間の時間間隔は100ミリ秒であるとする。
【0022】
また、各PCR信号には、各PCR信号を識別するための識別情報としてのカウンタ値が付されている。
【0023】
送信所において地上デジタル放送波が送信されてから、地上デジタルアンテナ20で当該放送波を受信するまでの間に遅延時間が生じる場合がある。したがって、放送波受信部40は、送信所から基地局12までの地上デジタル放送波の伝播遅延時間に応じて、抽出したPCR信号の位相(タイミング)を補正するようにしてもよい。つまり、放送波受信部40は、第1放送波タイミング信号列位相補正部としても機能する。後述するように、PCR信号の位相を補正することで、基地局12と端末14における各PCR信号列の位相ずれを低減させることができる。
【0024】
送信所から基地局12までの地上デジタル放送波の伝播遅延時間の演算方法は既知の様々な方法を採用することができる。例えば、当該伝播遅延時間は、一般的に、送信所から基地局12(地上デジタルアンテナ20)までの距離に応じたものとなるため、送信所から基地局12までの距離に対する伝播遅延時間を予め演算しておき、基地局12に与えておくようにしてもよい。
【0025】
放送波受信部40は、抽出したPCR信号列を後述の位相差演算部46へ出力する。また、放送波受信部40は、地上デジタル放送波から得られたクロック情報をクロック同期部42に出力する。当該クロック情報は、上述のPCR信号でもよいが、それに限られない。例えば、地上デジタル放送波の復調処理により得られるクロック情報であってもよい。
【0026】
クロック同期部42は、放送波受信部40からのクロック情報に基づいて動作クロックを生成し、位相差演算部46へ出力する。
【0027】
GPS受信部44は、GPSアンテナ22が受信したGPS信号を処理する。具体的には、GPS信号に基づいて、GPSタイミング情報としての1PPS信号を取得する処理を行う。1PPS信号としては、GPS信号に含まれる時刻情報を抽出して、それをそのまま利用してもよいし、当該時刻情報に基づいてGPS受信部44が生成した信号であってもよい。以上のように、GPS受信部44は、GPSタイミング信号取得部としても機能する。GPS受信部44は、取得した1PPS信号を位相差演算部46へ出力する。
【0028】
図3には、PCR信号と1PPS信号の位相を示す図が示されている。
図3において、横軸が時間軸を表す。
図3において、各PCR信号に付されたカウンタ値が示されている。例えば、
図3における最初のPCR信号に付されたPCR(2)の記載は、当該PCR信号のカウンタ値が2であることを示す。
図3においては、簡単のためにカウンタ値が1つずつインクリメントされているが、実際には各PCRに付されたカウンタ値は不連続な値となっている。ただし、その場合であってもカウンタ値によりPCR信号が一意に識別可能となっている。
【0029】
上述のように、本実施形態においてPCR信号間の時間間隔は100ミリ秒であり、1PPS信号間の時間間隔は1秒となっている。したがって、PCR信号は1PPS信号に対して10倍の頻度で生じることになっている。ここで、地上デジタル放送波とGPS信号との間において同期が取られていないから、PCR信号列と1PPS信号も同期していない。そのため、PCR信号列と1PPS信号との間には位相差が存在する。
【0030】
第1位相差演算部としての位相差演算部46は、GPS受信部44からの1PPS信号と、放送波受信部40からのPCR信号列から選択された注目PCR信号(PCR(n
R))との位相差である第1位相差を演算する。本実施形態では、位相差演算部46は、1PPS信号と、1PPS信号を検出した後に最初に検出したPCR信号(これが注目PCR信号となる)までの位相差を演算する。
図3の例では、1PPS信号は、PCR(2)とPCR(3)の間で検出されているから、位相差演算部46は、1PPS信号とPCR(3)までの間の第1位相差ΔTを演算する。なお、第1位相差ΔTは、基地局12が有している内部タイマなどの時刻計測手段を用いて演算される。また、注目PCR信号としては、1PPS信号直後のPCR信号に代えて、他のPCR信号が選択されてもよい。
【0031】
さらに、位相差演算部46は、第1位相差ΔTを演算すると共に、注目PCR信号に付された注目カウンタ値n
Rを取得する。
図3の例では、注目カウンタ値n
Rとして「3」を取得する。
【0032】
図2に戻り、位相差演算部46は、第1位相差ΔTを示す位相差情報、及び取得した注目カウンタ値n
Rを示すカウンタ値情報をRF送信部48へ出力する。
【0033】
送信部としてのRF送信部48は、位相差演算部46からの位相差情報及びカウンタ値情報を特定小電力無線による送信に適した信号にアップコンバートする処理を行う。変換されたこれらの情報は特定小電力無線アンテナ24から端末14へ向けて送信される。なお、これらの情報は、端末14においてうまく受信できなかった(パケットロスした)場合に備え、1PPS信号周期の1/2以下の周期で送信する。
【0034】
<端末の構成概略>
図4には、端末14の構成概略図が示されている。以下、
図4を参照して、端末14の構成概略について説明する。
【0035】
放送波受信部60は、基地局12の放送波受信部40同様、地上デジタルアンテナ26が受信した地上デジタル放送波を処理する。また、放送波受信部60は、地上デジタル放送波からPCR信号を抽出する。放送波受信部60が地上デジタル放送波を順次復調することで、時間方向に並ぶPCR信号列が取得される。このように、放送波受信部60は、第2放送波タイミング信号列抽出部としても機能する。
【0036】
なお、PCR信号は、放送局毎に異なる場合があるため、基地局12と端末14においては、同一放送エリア及び同一放送チャネルの地上デジタル放送波を受信するものとする。
【0037】
基地局12の放送波受信部40同様、放送波受信部60は、送信所から端末14までの地上デジタル放送波の伝播遅延時間に応じて、抽出したPCR信号の位相(タイミング)を補正するようにしてもよい。つまり、放送波受信部60は、第2放送波タイミング信号列位相補正部としても機能する。
【0038】
放送波受信部60は、抽出したPCR信号列を後述の位相差演算部68に出力する。また、放送波受信部60は、地上デジタル放送波から得られたクロック情報をクロック同期部62へ出力する。
【0039】
クロック同期部62は、放送波受信部60からのクロック情報に基づいて動作クロックを生成し、位相差演算部68及び後述の同期信号生成部64へ出力する。
【0040】
同期信号生成部64は、複数のネットワーク機器16、あるいは端末14とネットワーク機器16との間において同期を取るための同期信号を生成する。本実施形態では、同期信号生成部64は、同期信号としてパルス状の波形を生成する。生成された同期信号は、位相差演算部68へフィードバックされる。同期信号生成部64は、フィードバックされた同期信号に対する位相差演算部68及び位相比較部70による処理(後述)により得られた補正情報に基づいて、同期信号の位相を補正する処理も行う。つまり、同期信号生成部64は、同期信号位相補正部としても機能する。位相が補正された同期信号がネットワーク機器16へ出力される。
【0041】
RF受信部66は、特定小電力無線アンテナ28が受信した、基地局12からの位相差情報、及びカウンタ値情報をダウンコンバートする処理を行う。変換されたこれらの情報は位相比較部70へ出力される。
【0042】
第2位相差演算部としての位相差演算部68は、同期信号生成部64からの同期信号と、放送波受信部60からのPCR信号列に含まれる各PCR信号との間の複数の位相差(位相差列)を演算する。詳しくは、位相差演算部68は、PCR信号を受信する度に、同期信号と、受信したPCR信号との位相差を演算する。なお、当該位相差は、端末14が有している内部タイマなどの時刻計測手段を用いて演算される。さらに、位相差演算部68は、位相差の演算の対象となったPCR信号に付されていたカウンタ値を取得し、当該カウンタ値を演算した位相差に関連付ける。
【0043】
図5には、PCR信号と同期信号の位相を示す図が示されている。
図5において、横軸が時間軸を表す。位相差演算部68は、PCR(2)を受信すると、同期信号とPCR(2)との位相差であるΔt(2)を演算する。Δt(2)にはカウンタ値「2」が関連付けられる。また、位相差演算部68は、PCR(3)を受信すると、同期信号とPCR(3)との位相差であるΔt(3)を演算する。Δt(3)にはカウンタ値「3」が関連付けられる。以下同様に、PCR信号を受信する度に位相差が演算され、その結果位相差列が生成される。当該位相差列には、同期信号と注目PCR信号PCR(n
R)(本実施形態ではPCR(3))との間の位相差である第2位相差Δt(n
R)(本実施形態ではΔt(3))が含まれる。生成された位相差列は、位相比較部70へ出力される。
【0044】
位相比較部70は、基地局12から送信された、注目カウンタ値n
Rを示すカウンタ値情報に基づいて、位相差演算部68からの位相差列のうち、注目PCR信号と同期信号との位相差である第2位相差Δt(n
R)を特定する。本実施形態では、注目PCR信号はPCR(3)であるため、第2位相差としてΔt(3)が特定される。
【0045】
さらに、位相比較部70は、特定された第2位相差Δt(n
R)と、RF受信部66からの位相差情報が示す、1PPS信号と注目PCR信号との位相差である第1位相差ΔTとの差分Δt(n
R)−ΔTを演算する。本実施形態では、Δt(3)−ΔTが演算される。当該差分を示す補正情報は、同期信号生成部64へ出力される。
【0046】
同期信号位相補正部としての同期信号生成部64は、第1位相差ΔT及び第2位相差Δt(n
R)に基づいて、同期信号の位相を補正する。具体的には、位相比較部70からの補正情報に基づいて、同期信号の位相を上記差分Δt(n
R)−ΔTだけずらす補正を行う。本実施形態では、
図5に示される通り、同期信号の位相をΔt(3)−ΔTだけ遅らせる補正を行う。もし、Δt(n
R)−ΔTが負の値になるならば、同期信号の位相を|Δt(n
R)−ΔT|だけ早める補正を行えばよい。
【0047】
当該補正前においては、同期信号と注目PCR信号との位相差がΔt(n
R)であったが、当該補正により、同期信号と注目PCR信号との位相差はΔt(n
R)−(Δt(n
R)−ΔT)、つまりΔTとなる。これは、注目PCR信号と1PPS信号との位相差に一致する。したがって、補正後の同期信号の位相は1PPS信号と一致したことになる。なお、本明細書における「一致」との用語は、位相が完全に同一であるのみならず、多少の誤差範囲をも含む概念である。
【0048】
同期信号生成部64において、上述したような、同期信号の生成、同期信号の位相補正処理、補正後の同期信号のネットワーク機器16への出力処理が繰り返される。これにより、ネットワーク機器16に対して、1PPS信号相当の同期信号列が出力される。
【0049】
<実施形態の効果>
以上説明した通り、本実施形態に係る同期信号生成システム10によれば、同期信号生成装置である端末14がGPS信号を受信できない場合であっても、端末14から1PPS信号相当の同期信号を出力することができる。これにより、従来であれば端末14から1PPS信号を出力するためには、GPS信号を端末14に受信させるためのGPSケーブル配線工事などが必要であったところ、そのような工事を行う必要がなくなる。
【0050】
また、同期信号生成システム10においては、基地局12からは、位相差情報と共にカウンタ値情報が端末14に送信される。そして、端末14において、カウンタ値情報に基づいて、予め演算しておいた位相差列の中から注目PCR信号と同期信号との位相差である第2位相差Δt(n
R)を特定し、第1位相差ΔTと第2位相差Δt(n
R)に基づいて同期信号の補正量が決定されている。このような方法を取ることにより、基地局12と端末14間の通信における通信遅延を考慮する必要がない。つまり、基地局12と端末14間の通信には高速な通信は要求されない。したがって、基地局12と端末14間の通信においては、通信速度よりも、その他の特性、特に通信距離を重視した方式(例えば特定小電力無線)を採用することができる。また、1つの基地局12に対して複数の端末14を通信可能に接続した場合であっても、各端末14において好適に同期信号を生成することができると共に、各端末14間においても好適に同期を取ることができる。
【0051】
<処理の流れ>
以下、
図6に示すフローチャートに従って、同期信号生成システムの処理の流れを説明する。
【0052】
まず、基地局12の処理の流れについて説明する。ステップS10において、放送波受信部40は、地上デジタルアンテナ20が受信した地上デジタル放送波からPCR信号を抽出する。PCR信号の抽出処理を順次行うことで、PCR信号列が抽出される。
【0053】
ステップS12において、GPS受信部44は、GPSアンテナ22が受信したGPS信号に基づいて、1PPS信号を取得する。
【0054】
ステップS14において、位相差演算部46は、1PPS信号と注目PCR信号間の位相差である第1位相差ΔTを演算する。上述のとおり、本実施形態においては、注目CPR信号は、1PPS信号の検出後最初に検出されたPCR信号である。
【0055】
ステップS16において、RF送信部48は、第1位相差ΔTを示す位相差情報、及び注目PCR信号のカウンタ値である注目カウンタ値n
Rを示すカウンタ値情報を特定小電力無線アンテナ24から端末14へ送信する。
【0056】
次に、端末14の処理の流れについて説明する。以下のステップS20からS26は、基地局12におけるステップS10からS16までの処理と並行して行われるものである。
【0057】
ステップS20において、同期信号生成部64は、パルス状の波形である同期信号を生成する。
【0058】
ステップS22において、放送波受信部60は、地上デジタルアンテナ26が受信した地上デジタル放送波からPCR信号を抽出する。
【0059】
ステップS24において、位相差演算部68は、同期信号と、ステップS22で抽出したPCR信号との位相差を演算する。
【0060】
ステップS26において、位相比較部70は、基地局12から位相差情報及びカウンタ値情報を受信したか否かを判定する。これらの情報を未だ受信していない場合は、ステップS22に戻る。つまり、これらの情報を受信するまでの間、位相差演算部68は、地上デジタル放送波から抽出されたPCR信号と同期信号との位相差を演算し続ける。これにより、位相差列Δt(n)が生成される。
【0061】
ステップS26において、基地局12から位相差情報及びカウンタ値情報を受信したと判定した場合、ステップS28に進む。
【0062】
ステップS28において、位相比較部70は、カウンタ値情報に基づいて、位相差列Δt(n)の中から、注目PCR信号と同期信号との位相差である第2位相差Δt(n
R)を特定する。さらに、位相比較部70は、位相差情報に基づいて、第2位相差Δt(n
R)と第1位相差ΔTとの差分Δt(n
R)−ΔTを演算する。
【0063】
ステップS30において、同期信号生成部64は、ステップS28で演算された差分Δt(n
R)−ΔTの分だけ、同期信号の位相を遅らせる補正を行う。なお、上述のように、Δt(n
R)−ΔTが負の値になる場合は、同期信号の位相を|Δt(n
R)−ΔT|だけ早める補正を行う。補正後の同期信号は、ネットワーク機器16へ出力される。
【0064】
上述の処理を繰り返すことにより、端末14から1PPS信号相当の同期信号列がネットワーク機器16へ出力される。
【0065】
以上、本発明に係る実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。