特許 6461246 インダストリアル・インターネットオペレーションシステムに基づく安全性の検査方法と装置

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】6461246

(24)【登録日】2019年1月11日

(45)【発行日】2019年1月30日

(54)【発明の名称】インダストリアル・インターネットオペレーションシステムに基づく安全性の検査方法と装置

(51)【国際特許分類】

   G06Q 10/06 20120101AFI20190121BHJP

   G06Q 50/04 20120101ALI20190121BHJP

【ＦＩ】

   G06Q10/06 326

   G06Q50/04

【請求項の数】10

【全頁数】25

(21)【出願番号】特願2017-129289(P2017-129289)

(22)【出願日】2017年6月30日

(65)【公開番号】特開2018-129023(P2018-129023A)

(43)【公開日】2018年8月16日

【審査請求日】2017年6月30日

(31)【優先権主張番号】201710071598.7

(32)【優先日】2017年2月9日

(33)【優先権主張国】CN

(73)【特許権者】

【識別番号】516273486

【氏名又は名称】キーランド テクノロジー カンパニー リミテッド

(74)【代理人】

【識別番号】110002516

【氏名又は名称】特許業務法人白坂

(72)【発明者】

【氏名】リュ， ヂーヨン

(72)【発明者】

【氏名】グゥォ， ウェイカン

(72)【発明者】

【氏名】ティェン， ミンハオ

【審査官】 山内 裕史

(56)【参考文献】

【文献】 特開２０１６−２０３８１９（ＪＰ，Ａ）

【文献】 特開２００７−１６４４４２（ＪＰ，Ａ）

【文献】 特開２００７−０５８６６９（ＪＰ，Ａ）

(58)【調査した分野】（Int.Cl.，ＤＢ名）

Ｇ０６Ｑ １０／００ − ９９／００

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報を獲得し、獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、相応の現場設備の前記指定期間内の特徴性データ情報を取り出すステップと、
取り出された各々の現場設備の前記指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得するステップと、
獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を決定するステップと、
決定したそれぞれの目標安全検査規則を相応の実行設備に送信し、それぞれの実行設備に受信した目標安全検査規則に基づいて、相応の現場設備に対する安全性検査を行わせるステップとを含むことを特徴とする、インダストリアル・インターネットオペレーションシステムに基づく安全性検査方法。

【請求項2】

獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、相応の現場設備の前記指定期間内の特徴性データ情報を取り出すステップは、
各々の現場設備が対応している運行データ情報に対する分析を行い、相応の現場設備が対応しているそれぞれの次元を獲得し、そしてそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を決定するステップと、
獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を相応の現場設備の前記指定期間内の特徴性データ情報とするステップとを含むことを特徴とする、請求項１に記載の安全性検査方法。

【請求項3】

取り出された各々の現場設備の前記指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得するステップは、
各々の現場設備の前記指定期間内の特徴性データ情報を相応の現場設備が対応している安全検査基準とし、そしてデフォルトの規則説明方式に基づいて、各々の現場設備が対応している安全検査基準に対する説明を行い、各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得するステップを含むことを特徴とする、請求項１に記載の安全性検査方法。

【請求項4】

獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を決定するステップは、
選択インターフェースを出力するステップを含み、前記選択インターフェースに少なくとも獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則と各々の現場設備が対応しているそれぞれの実行設備標識を表示し、検知した前記選択インターフェース上で実行する選択操作に基づいて、各々の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を獲得し、
あるいは、
デフォルトの規則選択条件に基づいて、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則の中から、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則を選択し、デフォルトの実行設備の分配方式に基づいて、選択されたそれぞれの目標安全検査規則に相応の実行設備を割り当てるステップを含むことを特徴とする、請求項１に記載の安全性検査方法。

【請求項5】

外部から導入された安全検査規則を受信した場合、外部から導入された前記安全検査規則が対応している現場設備と実行設備を決定した後、外部から導入された前記安全検査規則を前記現場設備が対応している目標安全検査規則として、そして前記目標安全検査規則を前記実行設備に送信し、前記実行設備に受信した前記目標安全検査規則に基づいて、前記現場設備に対する安全性検査を行わせることを含むことを特徴とする、請求項１乃至４のいずれか一項に記載の安全性検査方法。

【請求項6】

各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報を獲得し、獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、前記指定期間内の現場設備のそれぞれの次元における特徴性データ情報を取り出すのに用いるデータ収集ユニットと、
取り出された各々の現場設備の前記指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得するのに用いる規則形成ユニットと、
獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を決定するのに用いる規則選択ユニットと、
決定したそれぞれの目標安全検査規則を相応の実行設備に送信し、それぞれの実行設備に受信した目標安全検査規則に基づいて相応の現場設備に対する安全性検査を行わせるのに用いる規則送信ユニットとを含むことを特徴とする、インダストリアル・インターネットオペレーションシステムに基づく安全性検査装置。

【請求項7】

獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、相応の現場設備の前記指定期間内の特徴性データ情報を取り出す際、前記データ収集ユニットは、
各々の現場設備が対応している運行データ情報に対する分析を行い、相応の現場設備が対応しているそれぞれの次元を獲得し、それぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を決定し、
獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を相応の現場設備の前記指定期間内の特徴性データ情報とするのに用いることを特徴とする、請求項６に記載の安全性検査装置。

【請求項8】

取り出された各々の現場設備の前記指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得する際、前記規則形成ユニットは、
各々の現場設備の前記指定期間内の特徴性データ情報を相応の現場設備が対応している安全検査基準とし、デフォルトの規則説明方式に基づいて、各々の現場設備が対応している安全検査基準に対する説明を行い、各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得するのに用いることを特徴とする、請求項６に記載の安全性検査装置。

【請求項9】

獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を決定する際、前記規則選択ユニットは、
選択インターフェースを出力するのに用い、前記選択インターフェースに少なくとも獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則と各々の現場設備が対応しているそれぞれの実行設備標識を表示し、検知した前記選択インターフェースで実行する選択操作に基づいて、各々の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を獲得し、
あるいは、
デフォルトの規則選択条件に基づいて、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則の中から、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則を選択し、デフォルトの実行設備の分配方式に基づいて、選択されたそれぞれの目標安全検査規則に相応の実行設備を割り当てるのに用いることを特徴とする、請求項６に記載の安全性検査装置。

【請求項10】

前記規則送信ユニットはさらに、外部から導入された安全検査規則を受信した場合、外部から導入された前記安全検査規則が対応している現場設備と実行設備を決定した後、外部から導入された前記安全検査規則を前記現場設備が対応している目標安全検査規則として、前記目標安全検査規則を前記実行設備に送信し、前記実行設備に受信した前記目標安全検査規則に基づいて、前記現場設備に対する安全性検査を行わせるのに用いることを特徴とする、請求項６乃至９のいずれか一項に記載の安全性検査装置。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明はインダストリアル・インターネットの技術領域に関し、特にインダストリアル・インターネットオペレーションシステムに基づく安全性の検査方法と装置に関する。

【背景技術】

【0002】

通常の状況において、インダストリアル現場は大量の現場設備から構築されており、インダストリアル現場の各々の現場設備の間には主に現場バスを通じてデータ伝送と情報伝達を行うことによって、各々の現場設備間の連携を実現し、相応の業務を完成させている。

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0003】

既存技術において、相応の安全保護装置による各々の現場設備間のデータ伝送と情報伝達の安全検査と保護を行っておらず、インダストリアル現場全体にとって、安全上に大きな問題が隠れている恐れがある。その上、異なる現場設備に異なる自己保護機構を有しているため、あるデータ情報はある現場設備にとって合法的であるが、その他の現場設備にとって違法である恐れがあり、現場設備制御の融通性を低下させているだけではなく、現場設備管理の難しさを増している。

【0004】

本発明の実施例は既存のインダストリアル現場技術に存在する安全性不備の問題、現場設備を管理しにくい問題を解決するためのインダストリアル・インターネットオペレーションシステムに基づく安全性の検査方法と装置を提供する。

【課題を解決するための手段】

【0005】

本発明の実施例が提供する具体的な技術手段は次の通りである。

【0006】

インダストリアル・インターネットオペレーションシステムに基づく安全性の検査方法であって、それは、
各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報を獲得し、獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を取り出し、
取り出された各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得し、
獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を決定し、
決定したそれぞれの目標安全検査規則を相応の実行設備に送信し、それぞれの実行設備に受信したそれぞれの目標安全検査規則が対応している相応の現場設備に対する安全性検査を行わせること、を含む。

【0007】

好ましくは、獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を取り出し、それは、
各々の現場設備が対応している運行データ情報に対する分析を行い、相応の現場設備が対応しているそれぞれの次元を獲得し、そしてそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を決定し、
獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの次元における運行事件とぞれぞれの次元における運行事件間の相関関係を相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報とすること、を含む。

【0008】

好ましくは、取り出された各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得し、それは、
各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を相応の現場設備が対応している安全検査基準として、そしてデフォルトの規則説明方式に基づいて、各々の現場設備が対応している安全検査基準に対する説明を行い、各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得すること、を含む。

【0009】

好ましくは、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を決定し、それは、
選択インターフェースを出力することを含み、そのうち、選択インターフェースに少なくとも獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則と各々の現場設備が対応しているそれぞれの実行設備標識を表示し、そして検知した選択インターフェース上で実行する選択操作に基づいて、各々の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を獲得し、あるいは、
デフォルトの規則選択条件に基づいて、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則の中から、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則を選択し、そしてデフォルトの実行設備の分配方式に基づいて、選択されたそれぞれの目標安全検査規則に相応の実行設備を割り当てる。

【0010】

好ましくは、外部から導入された安全検査規則を受信した場合、外部から導入された安全検査規則が対応している現場設備と実行設備を決定した後、外部から導入された安全検査規則を現場設備が対応している目標安全検査規則として、そして目標安全検査規則を実行設備に送信し、実行設備に受信した目標安全検査規則に基づいて現場設備に対する安全性検査を行わせる。

【0011】

インダストリアル・インターネットオペレーションシステムに基づく安全性の検査装置であって、それは、
各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報を獲得し、獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、指定した期間内の現場設備のそれぞれの次元における特徴性データ情報を取り出すのに用いるデータ収集ユニット、
取り出された各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得するのに用いる規則形成ユニット、
獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応しているそれぞれの実行設備を決定するのに用いる規則選択ユニット、
決定したそれぞれの目標安全検査規則を相応の実行設備に送信し、それぞれの実行設備に受信したそれぞれの目標安全検査規則に基づいて相応の現場設備に対する安全性検査を行わせるのに用いる規則送信ユニット、を含む。

【0012】

好ましくは、獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を取り出す際に、データ収集ユニットは具体的に、
各々の現場設備が対応している運行データ情報に対する分析を行い、相応の現場設備が対応しているそれぞれの次元を獲得し、そしてそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を決定し、
獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報とするのに用いる。

【0013】

好ましくは、取り出された各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得する際に、規則形成ユニットは具体的に、
各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を相応の現場設備が対応している安全検査基準として、そしてデフォルトの規則説明方式に基づいて、各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査基準に対する説明を行い、各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得するのに用いる。

【0014】

好ましくは、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応しているそれぞれの実行設備を決定する際に、規則選択ユニットは具体的に、
選択インターフェースを出力するのに用い、そのうち、選択インターフェースに少なくとも獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則と各々の現場設備が対応しているそれぞれの実行設備標識を表示し、そして検知した選択インターフェースで実行する選択操作に基づいて、各々の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を獲得し、あるいは、
デフォルトの規則選択条件に基づいて、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則の中から、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則を選択し、そしてデフォルトの実行設備の分配方式に基づいて、選択されたそれぞれの目標安全検査規則に相応の実行設備を割り当てる。

【0015】

好ましくは、規則送信ユニットはさらに、外部から導入された安全検査規則を受信した場合、外部から導入された安全検査規則が対応している現場設備と実行設備を決定した後、外部から導入された安全検査規則を現場設備が対応している目標安全検査規則として、そして目標安全検査規則を実行設備に送信し、実行設備に受信した目標安全検査規則に基づいて現場設備に対する安全性検査を行わせる。

【0016】

本発明の実施例はさらにコンピュータが実行可能な命令を保存するための非揮発性コンピュータ記憶媒体を提供し、前記コンピュータが実行可能な命令は、
各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報を獲得し、獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を取り出し、
取り出された各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得し、
獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を決定し、
決定したそれぞれの目標安全検査規則を相応の実行設備に送信し、それぞれの実行設備に受信したそれぞれの目標安全検査規則に基づいて相応の現場設備に対する安全性検査を行わせるように構成されている。

【0017】

好ましくは、獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を取り出す際に、前記コンピュータが実行可能な命令は、
各々の現場設備が対応している運行データ情報に対する分析を行い、相応の現場設備が対応しているそれぞれの次元を獲得し、そしてそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を決定し、
獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報とするのに用いることができる。

【0018】

好ましくは、取り出された各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得する際に、前記コンピュータが実行可能な命令は、
各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査基準として、そしてデフォルトの規則説明方式に基づいて、各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査基準に対する説明を行い、各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得するのに用いることができる。

【0019】

好ましくは、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応しているそれぞれの実行設備を決定する際、前記コンピュータが実行可能な命令は、
選択インターフェースを出力するのに用い、そのうち、選択インターフェースに少なくとも獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則と各々の現場設備が対応しているそれぞれの実行設備標識を表示し、そして検知した選択インターフェースで実行する選択操作に基づいて、各々の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を獲得し、あるいは、
デフォルトの規則選択条件に基づいて、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則の中から、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則を選択し、そしてデフォルトの実行設備の分配方式に基づいて、選択されたそれぞれの目標安全検査規則に相応の実行設備を割り当てる。

【0020】

好ましくは、前記コンピュータが実行可能な命令はさらに、外部から導入された安全検査規則を受信した場合、外部から導入された安全検査規則が対応している現場設備と実行設備を決定した後、外部から導入された安全検査規則を現場設備が対応している目標安全検査規則として、そして目標安全検査規則を実行設備に送信し、実行設備に受信した目標安全検査規則に基づいて現場設備に対する安全性検査を行わせるのに用いる。

【0021】

本発明の実施例はさらに記憶装置、ならびに少なくとも１つのプロセッサーを含む電子設備を提供し、そのうち、
記憶装置は、前記少なくとも１つのプロセッサーが実行する命令を保存するのに用い、
前記少なくとも１つのプロセッサーは、記憶装置に保存している命令を実行するのに用い、各々の現場設備の指定期間内のそれぞれ運行データ情報を獲得し、獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を取り出し、取り出された各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得し、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応しているそれぞれの実行設備を決定し、決定したそれぞれの目標安全検査規則を相応の実行設備に送信し、それぞれの実行設備に受信したそれぞれの目標安全検査規則に基づいて相応の現場設備に対する安全性検査を行わせる。

【0022】

好ましくは、前記電子設備はさらに入力装置と出力装置を含み、そのうち、入力装置は入力されたデータ情報を受信し、そしてインダストリアル・インターネットオペレーションシステムに基づく安全性検査装置のユーザー設置と/あるいは機能制御に関連する命令情報を形成するのに用い、出力装置は少なくとも１つの表示装置を含む。

【0023】

好ましくは、記憶装置、プロセッサー、入力装置と出力装置はバスあるいはその他の方式を通じて接続することができる。

【0024】

好ましくは、獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を取り出す際に、前記命令は、
各々の現場設備が対応している運行データ情報に対する分析を行い、相応の現場設備が対応しているそれぞれの次元を獲得し、そしてそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を決定し、
獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報とするように構成することができる。

【0025】

好ましくは、取り出された各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得する際、前記命令は、
各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を相応の現場設備が対応している安全検査基準として、そしてデフォルトの規則説明方式に基づいて、各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査基準に対する説明を行い、各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得するように構成することができる。

【0026】

好ましくは、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を決定する際、前記命令は、
選択インターフェースを主力するようにすることが可能で、そのうち、選択インターフェースに少なくとも獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則と各々の現場設備が対応しているそれぞれの実行設備標識を表示し、そして検知した選択インターフェースで実行する選択操作に基づいて、各々の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応しているそれぞれの実行設備を獲得し、あるいは、
デフォルトの規則選択条件に基づいて、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則の中から、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則を選択し、そしてデフォルトの実行設備の分配方式に基づいて、選択されたそれぞれの目標安全検査規則に相応の実行設備を割り当てる。

【0027】

好ましくは、前記命令はさらに、外部から導入された安全検査規則を受信した場合、外部から導入された安全検査規則が対応している現場設備と実行設備を決定した後、外部から導入された安全検査規則を現場設備が対応している目標安全検査規則として、そして目標安全検査規則を実行設備に送信し、実行設備に受信した目標安全検査規則に基づいて現場設備に対する安全性検査を行わせる。

【発明の効果】

【0028】

本発明の実施例の有益な効果は次の通りである。

【0029】

本発明の実施例において、各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報に対する統計解析を通じて、各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を正確に獲得することができ、かつ、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則の中から、各々の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則を決定した後、相応の実行設備に送信して、必要のない安全検査規則を取り除き、それぞれの安全検査規則のフィルターリングを実現することができるだけではなく、それぞれの実行設備が相応の安全性検査を実行する際に使う処理資源を減らし、安全性検査の効率を高めることもできる。そのほか、それぞれの目標安全検査規則を相応の実行設備に送信することを通じて、それぞれの実行設備は受信した目標安全検査規則に基づいて相応の現場設備に対する安全性検査を行うことができるため、各々の現場設備に対する全方位の検査を実現し、インダストリアル現場の安全性と信頼度を高め、インダストリアル現場の各々の現場設備は信用できる仕事環境で運行することができる。さらに、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を通じて、相応の現場設備に対する安全性検査を行い、各々の現場設備の自己保護機構を使う必要がなくなり、異なる現場設備が異なる自己保護機構を有することによる現場設備制御の融通性不備の問題を回避し、現場設備管理の難しさを低減させることができる。

【図面の簡単な説明】

【0030】

【図1A】図１Aは本発明の実施例におけるインダストリアル・インターネットオペレーションシステムの機能構成図である。

【図1B】図１Bは本発明の実施例におけるインダストリアル・インターネットオペレーションシステムに基づく安全性検査方法の概要説明図である。

【図2A】図２Aは本発明の実施例におけるインダストリアル・インターネットオペレーションシステムに基づく安全性検査方法の具体的なフロー説明図である。

【図2B】図２Bは本発明の実施例におけるインダストリアル・インターネットオペレーションシステムに基づく安全性検査方法の他の具体的なフロー説明図である。

【図3】図３は本発明の実施例におけるインダストリアル・インターネットオペレーションシステムに基づく安全性検査装置の機能構造説明図である。

【図4】図４は本発明の実施例におけるインダストリアル・インターネットオペレーションシステムに基づく安全性検査方法を実行するための電子設備のハードウエアの構造説明図である。

【発明を実施するための形態】

【0031】

次に本発明の実施例の図面に合わせて、本発明の技術的解決手段を一層明瞭、完全に説明するが、当然のことながら、ここで説明する実施例は本発明実施例の一部に過ぎず、すべての実施例ではない。 本発明の実施例に基づいて、当該領域の普通の技術者が創造的労働をせずに獲得したその他のあらゆる実施例は、すべて本発明の保護範囲に属するものである。

【0032】

実際に応用する際、インダストリアル・インターネットオペレーションシステムはネットワークインダストリアル制御、クラウドインダストリアル制御、可視化工場とインダストリアルビッグデータ分析の基礎システム、ならびに制御情報フロー、管理情報フローとサプライチェーン情報フローを融合し合う統一システム、引いてはインダストリアル現場可制御性を実現するための信頼できる保障である。図１Aに示したインダストリアル・インターネットオペレーションシステムの機能構造説明図において、インダストリアル・インターネットオペレーションシステムは少なくとも応用層、クラウド制御層と現場層を含み、そのうち、応用層は少なくとも統一されたインダストリアルモデリング基準モジュール、ソフトウェア定義インダストリアルフローモジュールとインダストリアル可視化管理モジュールを含み、クラウド制御層は少なくともリアルタイムデータベース、インダストリアルプライベートクラウドプラットフォームとインダストリアルビッグデータ分析プラットフォームを含み、現場層は少なくとも現場バス通信プロトコルモジュール、インダストリアルフロー制御管理モジュール、各種の異種構造現場設備集積モジュールとインダストリアル管理ソフトウェアロードモジュールを含む。そのほか、インダストリアル・インターネットオペレーションシステムはさらに応用層、クラウド制御層と現場層をカバーするインダストリアルデータ安全モジュールを含み、インダストリアルデータ安全モジュールについては、既存技術の場合インダストリアル現場の安全性が劣り、各々の現場設備の管理制御が難い問題があり、これらの問題を解決するために、本発明の実施例において、各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報に対する分析を行い、相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を取り出し、各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得し、そして各々の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応しているそれぞれの実行設備を決定した後、それぞれの目標安全検査規則を相応の実行設備に送信し、それぞれの実行設備に受信したそれぞれの目標安全検査規則に基づいて相応の現場設備に対する安全性検査を行わせることができる。

【0033】

次に具体的な実施例を通じて本発明の手段に対する詳しい説明を行うが、当然のことながら、本発明は次の実施例に制限されるものではない。

【0034】

本発明の実施例において、インダストリアル・インターネットオペレーションシステムに基づく安全性の検査方法はインダストリアル・インターネットオペレーションシステムのインダストリアルデータ安全モジュールに応用することができるが、それに限定するものではない。それに対応して、インダストリアル・インターネットオペレーションシステムが対応しているクラウドサーバーに実行することができるが、それに限定するものではない。さらに、多様、異種構造、分散している異なるインダストリアル現場に対する安全性検査を行うことができる。次は単に１つのインダストリアル現場の各々の現場設備に対する安全性検査を例にして説明するが、具体的には、図１Bに示したように、インダストリアル・インターネットオペレーションシステムに基づく安全性検査方法のフローは次の通りである。

【0035】

ステップ１００、各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報を獲得し、獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を取り出す。

【0036】

具体的に実施する際、クラウドサーバーは各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報（そのうち、運行データ情報は少なくとも通信類データ情報、制御類データ情報と状態類データ情報を含むが、それらに限定するものではない。）を獲得することできることを保証するために、インダストリアル現場の現場バスごとに前もって１つデータ収集器を接続し、それぞれの現場バスに接続しているデータ収集器を通じて、相応の現場バスに接続している各々の現場設備の通信類データ情報と制御類データ情報（そのうち、通信類データ情報は伝送したデータ情報、伝達した通信情報などであってもよいが、それらに限定するものではなく、制御類データ情報は受信と/あるいは送信した制御命令などでもよいが、それらに限定するものではない。）を採集し、指定した期間に到達した後に採集を停止し、そして各々の現場設備に前もって１つのデータ収集器を接続し、各々の現場設備に接続しているデータ収集器を通じて、相応の現場設備の状態類データ情報（そのうち、状態類データ情報は運行速度、使用電流、作動電圧、温度などでもよいが、それらに限定するものではない。）を採集し、指定した期間に到達した後に採集を停止する。当然のことながら、現場バスごとに接続しているデータ収集器は相応の現場バスに接続している各々の現場設備の状態類データ情報を採集してもよく、この際、主に“現場バスごとに接続している各々の現場設備は相応の現場バスに接続しているデータ収集器に自身の状態類データ情報を報告する”方式を通じて、現場バスごとに接続している各々の現場設備の状態類データ情報を採集し、現場設備ごとに接続しているデータ収集器は相応の現場設備の通信類データ情報と制御類データ情報を採集することができる。本発明の実施例において、“現場バスごとに接続しているデータ収集器が相応の現場バスに接続している各々の現場設備の通信類データ情報と制御類データ情報を採集することと、各々の現場設備に接続しているデータ収集器が相応の現場設備の状態類データ情報を採集すること”のみを例にして説明する。

【0037】

例えば、インダストリアル現場に１本の現場バス、つまり現場バス１が接続されているとし、現場バス１に２つの現場設備、つまり現場設備Aと現場設備Bが接続されているとする。

【0038】

現場バス１に１つデータ収集器、つまりデータ収集器１が接続され、そして現場設備Aに１つデータ収集器、つまりデータ収集器Aが接続され、現場設備Bに１つデータ収集器、つまりデータ収集器Bが接続されている。

【0039】

インダストリアル現場のすべての現場設備（すなわち、現場設備Aと現場設備B）とすべてのデータ収集器（すなわち、データ収集器A、データ収集器Bとデータ収集器１）に通電した後、現場設備Aと現場設備Bが運行し始める。

【0040】

データ収集器Aは現場設備Aの状態類データ情報を採集し始め、データ収集器Bは現場設備Bの状態類データ情報を採集し始め、データ収集器１は現場設備Aと現場設備Bの通信類データ情報と制御類データ情報を採集し始め、２４時間（すなわち、指定した期間）に到達した後、データ収集器A、データ収集器Bとデータ収集器１が採集を停止する。

【0041】

選択可能な、クラウドサーバーが各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報を獲得した際、以下の２つの方式を採用することができるが、それらに限定するものではない。

【0042】

第１方式（報告獲得方式）、現場バスに接続しているデータ収集器が通信類データ情報と制御類データ情報を一回採集するごとに、採集した通信類データ情報と制御類データ情報をクラウドサーバーに報告し、指定した期間に到達した後に報告を停止し、現場設備に接続しているデータ収集器が状態類データ情報を一回採集するごとに、採集した状態類データ情報をクラウドサーバーに報告し、指定した期間に到達した後に採集を停止する。このように、クラウドサーバーは現場バスごとに接続しているデータ収集器が報告した通信類データ情報と制御類データ情報および各々の現場設備に接続しているデータ収集器が報告した状態類データ情報に基づいて、各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報を獲得することができる。選択可能な、クラウドサーバーは各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報を獲得した後、獲得した各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報に基づいて、相応の現場設備の指定期間内の指紋データベースを創立し、そして各々の現場設備の指定期間内の指紋データベースを指定した記憶領域に保存し、引き続いて指定した記憶領域に保存した各々の現場設備の指定期間内の指紋データベースに対するビッグデータ分析を行い、各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得することができる。

【0043】

例えば、引き続き前記の例を用いて、データ収集器Aは現場設備Aの状態類データ情報を一回採集するごとに、採集した状態類データ情報をクラウドサーバーに報告する。この際、クラウドサーバーは受信した状態類データ情報の中に携帯されている現場設備標識“現場設備A”に基づいて、受信した状態類データ情報を指定した記憶領域の中で現場設備Aに対応して創立した指紋データベースAに保存することができる。

【0044】

データ収集器Bは現場設備Bの状態類データ情報を一回採集するごとに、採集した状態類データ情報をクラウドサーバーに報告する。この際、クラウドサーバーは受信した状態類データ情報の中に携帯されている現場設備標識“現場設備B”に基づいて、受信した状態類状態類データ情報を指定した記憶領域の中で現場設備Bに対応して創立した指紋データベースBに保存することができる。

【0045】

データ収集器１は現場設備Aと現場設備B間の通信類データ情報を一回採集するごとに、採集した通信類データ情報をクラウドサーバーに報告する。この際、クラウドサーバーは受信した通信類データ情報の中に携帯されている発送側標識 “現場設備A” と受信側標識“現場設備B”に基づいて、受信した通信類データを指定した記憶領域の中で現場設備Aに対応して創立した指紋データベースAと現場設備Bに対応して創立した指紋データベースBにそれぞれ保存することができる。

【0046】

データ収集器１は現場設備Aと現場設備B間の制御類データ情報を一回採集するごとに、採集した制御類データ情報をクラウドサーバーに報告する。この際、クラウドサーバーは受信した制御類データ情報の中に携帯されている制御側標識 “現場設備A”と被制御側標識“現場設備B”に基づいて、受信した制御類データ情報を指定した記憶領域の中で現場設備Aに対応して創立した指紋データベースAと現場設備Bに対応して創立した指紋データベースBにそれぞれ保存することができる。

【0047】

このように、現場設備Aが対応している指紋データベースAの中に現場設備Aの２４時間以内の状態類データ情報、通信類データ情報と制御類データ情報、つまり現場設備Aの２４時間以内の運行データ情報を保存しており、現場設備Bが対応している指紋データベースBの中に現場設備Bの２４時間以内の状態類データ情報、通信類データ情報と制御類データ情報、つまり現場設備Bの２４時間以内の運行データ情報を保存している。

【0048】

第２方式（能動的獲得方式）、クラウドサーバーは指定した期間に到達したことを決定した後、現場バスごとに接続しているデータ収集器の中から、相応の現場バスに接続している各々の現場設備の通信類データ情報と制御類データ情報を獲得し、そして各々の現場設備に接続しているデータ収集器の中から、相応の現場設備の状態類データ情報を獲得する。このように、クラウドサーバーは各々の現場設備の指定期間内の通信類データ情報、状態類データ情報と制御類データ情報を獲得した後、獲得した各々の現場設備の指定期間内の通信類データ情報、状態類データ情報と制御類データ情報をそれぞれ相応の現場設備の指定期間内の運行データ情報とすることができる。選択可能な、クラウドサーバーはさらに獲得した各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報に基づいて、相応の現場設備の指定期間内の指紋データベースを創立し、そして各々の現場設備の指定期間内の指紋データベースを指定した記憶領域（そのうち、指定した記憶領域はインダストリアル・インターネットオペレーションシステムのクラウド制御層のリアルタイムデータベースであってもよいが、それに限定するものではない。）にそれぞれ保存し、引き続いて指定した記憶領域に保存している各々の現場設備の指定期間内の指紋データベースに対するビッグデータ分析を行い、各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得することができる。

【0049】

例えば、クラウドサーバーは２４時間（すなわち、指定した期間）に到達したことを決定した後、データ収集器Aの中から、データ収集器Aが２４時間以内に採集したすべての状態類データ情報を獲得し、そして前もって保存したデータ収集器Aと現場設備A間の相関関係に基づいて、データ収集器Aの中から獲得したすべての状態類データ情報を指定した記憶領域の中で現場設備Aに対応して創立した指紋データベースAに保存し、そしてデータ収集器Bの中から、データ収集器Bが２４時間以内に採集したすべての状態類データ情報を獲得し、そして前もって保存したデータ収集器Bと現場設備B間の相関関係に基づいて、データ収集器Bの中から獲得したすべての状態類データ情報を指定した記憶領域の中で現場設備Bに対応して創立した指紋データベースBに保存し、そしてデータ収集器１の中から、データ収集器１が２４時間以内に採集したすべての通信類データ情報と制御類データ情報を獲得し、そして各々の通信類データ情報と制御類データ情報の中に携帯されている送信側標識と受信側標識に基づいて、各々の通信類データ情報と制御類データ情報を相応の現場設備の指紋データベースにそれぞれ保存する。

【0050】

このように、現場設備Aが対応している指紋データベースAの中に現場設備Aの２４時間以内の状態類データ情報、通信類データ情報と制御類データ情報、つまり現場設備Aの２４時間以内の運行データ情報を保存している。現場設備Bが対応している指紋データベースBの中に現場設備Bの２４時間以内の状態類データ情報、通信類データ情報と制御類データ情報、つまり現場設備Bの２４時間以内の運行データ情報を保存している。

【0051】

好ましくは、クラウドサーバーは各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報を獲得した場合、獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を取り出す際、以下の方式を採用することができるが、それらに限定するものではない。クラウドサーバーはインダストリアル・インターネットオペレーションシステムのクラウド制御層のインダストリアルビッグデータ分析のプラットフォームが提供したビッグデータ分析の方式を採用し、各々の現場設備が対応している運行データ情報に対する分析を行い、相応の現場設備が対応しているそれぞれの次元を獲得し、そしてそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を決定し、そして獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報とする。

【0052】

例えば、クラウドサーバーは現場設備Aの指紋データベースAに含まれているすべての運行データ情報と現場設備Bの指紋データベースBに含まれているすべての運行データ情報に対する分類を行い、現場設備Aのそれぞれの次元における運行データ情報と現場設備Bのそれぞれの次元における運行データ情報を獲得し、そのうち、それぞれの次元は運行速度、使用電流、作動電圧、温度（運転温度と/あるいは周囲温度などを含んでもよい。）、データ伝送（伝送時間、発送側、受け入れ側、データ内容と伝送頻度などを含んでもよい。）、情報伝達（伝達時間、発送側、受け入れ側、伝達内容と伝達頻度などを含んでもよい。）、および業務制御（制御側、被制御側、制御内容と制御頻度などを含んでもよい。）などであってもよいが、それらに制限するものではない。

【0053】

クラウドサーバーはビッグデータの分析方式を採用し、現場設備Aのそれぞれの次元における運行データ情報と現場設備Bのそれぞれの次元における運行データ情報に対する分析をそれぞれ行えば、現場設備Aのそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係、ならびに現場設備Bのそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を獲得することができる。例えば、現場設備Aの運行速度、運転温度とデータ伝送の３つの次元における運行事件を獲得したとし、そのうち、運行速度という次元における運行事件として、現場設備Aの２４時間以内の大多数時点における時間内の運行速度がすべて１３００rpm―１５０００rpmの間にあり、運転温度という次元における運行事件として、現場設備Aの２４時間以内の大多数時点における運転温度がすべて３５℃―３７℃の間にあり、データ伝送という次元における運行事件として、現場設備Aが２４時間以内に何度も発送側として現場設備Bにデータ情報Lを伝送し、運行速度という次元における運行事件と運転温度という次元における運行事件間の相関関係として、現場設備Aの運行速度が１５０００rpmに到達した際、１０分を過ぎた後に、運転温度が３５℃から３７℃に上昇した、などがあげられる。

【0054】

クラウドサーバーは獲得した現場設備Aのそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を現場設備Aのそれぞれの次元における特徴性データ情報とし、現場設備Bのそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を現場設備Bのそれぞれの次元における特徴性データ情報とする。

【0055】

ステップ１１０、取り出された各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得する。

【0056】

好ましくは、ステップ１１０を実行する際、以下の方式を採用してもよいが、それらに限定するものではない。クラウドサーバーは各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を相応の現場設備が対応している安全検査基準として、そしてデフォルトの規則説明方式に基づいて、各々の現場設備が対応している安全検査基準に対する説明を行い、各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得する。

【0057】

例えば、クラウドサーバーは運行速度という次元における運行事件“現場設備Aの２４時間以内の大多数時点における時間内の運行速度がすべて１３００rpm―１５０００rpmの間にある”を現場設備Aの運行速度という次元における安全検査基準として、そしてデフォルトの規則説明方式に基づいて、運行速度という次元における安全検査基準“現場設備Aの２４時間以内の大多数時点における時間内の運行速度がすべて１３００rpm―１５０００rpmの間にある”を“運行速度が１３００rpm―１５０００rpmの間になければ、現場設備Aが異常であると決定する”と説明すれば、“運行速度が１３００rpm―１５０００rpmの間になければ、現場設備Aが異常であると決定する”という現場設備Aの１つの安全検知検査規則が形成される。

【0058】

また、クラウドサーバーは運転温度という次元における運行事件“現場設備Aの２４時間以内の大多数時点における運転温度がすべて３５℃―３７℃の間にある”を現場設備Aの運転温度という次元における安全検査基準として、そしてデフォルトの規則説明方式に基づいて、運転温度という次元における安全検査基準“現場設備Aの２４時間以内の大多数時点における運転温度がすべて３５℃―３７℃間にある”を“運転温度が３５℃―３７℃の間になければ、現場設備Aが異常であると決定する”と説明すれば、“運転温度が３５℃―３７℃の間になければ、現場設備Aが異常であると決定する”という現場設備Aの もう一つの安全検査規則が形成される。

【0059】

さらに、クラウドサーバーはデータ伝送という次元における運行事件“現場設備Aが２４時間以内に何度も発送側として現場設備Bにデータ情報Lを伝送する”を現場設備Aのデータ伝送という次元における安全検査基準として、そしてデフォルトの規則説明方式に基づいて、データ伝送という次元における安全検査基準“現場設備Aが２４時間以内に何度も発送側として現場設備Bにデータ情報Lを伝送する”を“現場設備Aが現場設備Bに伝送したデータ情報がデータ情報データLでなければ、現場設備Aが現場設備Bに伝送したデータ情報が不法なデータ情報であると決定する”と説明すれば、“現場設備Aが現場設備Bに伝送したデータ情報がデータ情報Lでなければ、現場設備Aが現場設備Bに伝送したデータ情報が不法なデータ情報であると決定する”というもう１つの現場設備Aの安全検知検査規則が形成される。

【0060】

ステップ１２０、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を決定する。

【0061】

選択可能な、ステップ１２０を実行する際、以下の２つの方式を採用してもよいが、それらに限定するものではない。

【0062】

第１方式、クラウドサーバーは選択インターフェースを出力し、そのうち、選択インターフェースに少なくとも獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則と各々の現場設備が対応しているそれぞれの実行設備標識を表示し、そして検知した選択インターフェースで実行する選択操作に基づいて、各々の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を獲得する。

【0063】

例えば、クラウドサーバーは１つの選択インターフェースを出力し、当該選択インターフェースに現場設備Aが対応しているそれぞれの安全検査規則とそれぞれの実行設備（そのうち、それぞれの実行設備は少なくとも、現場設備Aと前もって現場設備Aが対応している現場バス１に接続している安全検査設備１を含む。）、および現場設備Bが対応しているそれぞれの安全検査規則とそれぞれの実行設備（そのうち、それぞれの実行設備は少なくとも、現場設備Bと前もって現場設備Bが対応している現場バス１に接続している安全検査設備１を含む。）を表示している。この際、インダストリアル・インターネットオペレーションシステムの管理人は当該選択インターフェースで、現場設備Aが対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を選択することができ、そして現場設備Bが対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を選択することができる。

【0064】

クラウドサーバーは検知した管理人が当該選択インターフェースで実行する選択操作に基づいて、現場設備Aが対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を決定し、そして現場設備Bが対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を選択する。

【0065】

第２方式、クラウドサーバーはデフォルトの規則選択条件に基づいて、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則の中から、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則を選択し、そしてデフォルトの実行設備の分配方式に基づいて、選択されたそれぞれの目標安全検査規則に相応の実行設備を割り当てる。

【0066】

例えば、前もってクラウドサーバーに配置した規則選択条件は、運転温度、運行速度、伝送データと伝達情報に存在している任意の１つあるいは任意に組み合わせた安全検査規則を目標安全検査規則とし、前もってクラウドサーバーに配置した実行設備の分配方式は、目標安全検査規則が現場設備の状態類データ情報に基づいて形成したものであれば、当該目標安全検査規則が対応している現場設備を当該目標安全検査規則が対応している実行設備とし、目標安全検査規則が現場設備の通信類データ情報あるいは制御類データ情報に基づいて形成したものであれば、当該目標安全検査規則が対応している現場設備と/あるいは現場設備の現場バスに接続している外部安全検査設備を当該目標安全検査規則が対応している実行設備とする。

【0067】

クラウドサーバーは現場設備Aが対応しているそれぞれの安全検査規則と現場設備Bが対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得した後、当該規則選択条件に基づいて、現場設備Aが対応しているそれぞれの安全検査規則の中から、当該規則選択条件に合致するすべての安全検査規則を選択して、現場設備Aが対応しているそれぞれの目標安全検査規則とし、そして当該実行設備の分配方式に基づいて、現場設備Aが対応しているそれぞれの目標安全検査規則に相応の実行設備を割り当て、ならびに現場設備Bが対応しているそれぞれの安全検査規則の中から、デフォルトの規則選択条件に合致するすべての安全検査規則を選択して、現場設備Bが対応しているそれぞれの目標安全検査規則とし、そして当該実行設備の分配方式に基づいて、現場設備Bが対応しているそれぞれの目標安全検査規則に相応の実行設備を割り当てる。

【0068】

ステップ１３０、決定したそれぞれの目標安全検査規則を相応の実行設備にそれぞれ送信して、それぞれの実行設備に受信した目標安全検査規則に基づいて相応の現場設備に対する安全性検査を行わせる。

【0069】

好ましくは、ステップ１３０を実行する際、次の方式を採用してもよいが、それらに限定するものではない。クラウドサーバーは実行設備が識別したデータパッケージング方式に基づいて、それぞれの目標安全検査規則に対するパッケージングを行い、そしてパッケージングした後の目標安全検査規則を相応の実行設備に送信し、それぞれの実行設備はクラウドサーバーが送信した目標安全検査規則を受信した後、受信した目標安全検査規則に基づいて相応の現場設備に対する安全性検査を行う。

【0070】

例えば、クラウドサーバーは現場設備Aの目標安全検査規則“運行速度が１３００rpm―１５０００rpmの間になければ、現場設備Aが異常であると決定する”が対応している実行設備が現場設備Aであると決定した後、現場設備Aが識別したデータパッケージング方式に基づいて、目標安全検査規則“運行速度が１３００rpm―１５０００rpmの間になければ、現場設備Aが異常であると決定する” に対するパッケージングを行い、そしてパッケージングした後の目標安全検査規則を現場設備Aに送信する。このように、現場設備Aは後続の運行過程において、目標安全検査規則“運行速度が１３００rpm―１５０００rpmの間になければ、現場設備Aが異常であると決定する”に基づいて、自身の運行速度が１３００rpm―の１５０００rpmの間にないと決定した場合、自身に異常が生じていると認定する。この際、現場設備Aは運行を停止することができる。

【0071】

また、クラウドサーバーは現場設備Aの目標安全検査規則“運転温度が３５℃―３７℃の間になければ、現場設備Aに異常が生じていると決定する”が対応している実行設備が現場設備Aであると決定した後、現場設備Aが識別したデータパッケージング方式に基づいて、目標安全検査規則“運転温度が３５℃―３７℃の間になければ、現場設備Aに異常が生じていると決定する”に対するパッケージングを行い、そしてパッケージングした後の目標安全検査規則を現場設備Aに送信する。このように、現場設備Aが後続の運行過程において、目標安全検査規則“運転温度が３５℃―３７℃の間になければ、現場設備Aに異常が生じていると決定する”に基づいて、自身の運転温度が３５℃―３７℃の間にないと決定した場合、自身に異常が生じていると認定する。この際、現場設備Aは運行を停止することができる。

【0072】

さらに、クラウドサーバーは現場設備Aの目標安全検査規則“現場設備Aが現場設備Bに伝送したデータ情報がデータ情報Lでなければ、現場設備Aが現場設備Bに伝送したデータ情報が不法なデータ情報であると決定する”が対応している実行設備が現場設備Aと/あるいは現場設備Aの現場バス１に接続している安全検査設備１であると決定した後、現場設備Aと/あるいは安全検査設備１が識別したデータパッケージング方式基づいて、目標安全検査規則“現場設備Aが現場設備Bに伝送したデータ情報がデータ情報Lでなければ、現場設備Aが現場設備Bに伝送したデータ情報が不法なデータ情報であると決定する”に対するパッケージングを行い、そしてパッケージングした後の目標安全検査規則を現場設備Aと/あるいは安全検査設備１に送信する。このように、現場設備Aと/あるいは安全検査設備１は目標安全検査規則“現場設備Aが現場設備Bに伝送したデータ情報がデータ情報Lでなければ、現場設備Aが現場設備Bに伝送したデータ情報が不法なデータ情報であると決定する” に基づいて、現場設備Aが現場設備Bに伝送したデータ情報がデータ情報Lでないと決定した場合、現場設備Bに伝送したデータ情報が不法なデータ情報であると認定する。この際、現場設備Aと/あるいは安全検査設備１は当該不法データ情報の伝送を阻止することができる。

【0073】

言うべきなのは、クラウドサーバーはさらに外部から導入された安全検査規則を受信し、そして外部から導入された安全検査規則が対応している現場設備と実行設備を決定した後、外部から導入された安全検査規則を当該現場設備が対応している目標安全検査規則として、そして当該目標安全検査規則を当該実行設備に送信し、当該実行設備に受信した目標安全検査規則に基づいて相応の現場設備に対する安全性検査を行わせることができる。具体的な安全性検査方法は前記検査方法と同様であるため、ここでその詳細を省略する。

【0074】

次に“クラウドサーバーが１つのインダストリアル現場の各々の現場設備に対する安全性検査を行い、かつクラウドサーバーは自発的に各々の現場設備の指定時間範囲内の運行データ情報を獲得し、そしてインダストリアル・インターネットオペレーションシステム管理人の選択操作を通じて、各々の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則を獲得して、具体的な応用場面に前記実施例に対する更なる詳細な説明を行い、図２Aと図２Bに示したように、本発明の実施例において、インダストリアル・インターネットオペレーションシステムに基づく安全性検査方法の具体的なフローは次の通りである。

【0075】

ステップ２００、インダストリアル現場の現場バスごとに１つのデータ収集器を接続し、そして各々の現場設備に１つのデータ収集器を接続する。

【0076】

ステップ２０１、現場バスごとに接続しているデータ収集器を通じて、相応の現場バスに接続している各々の現場設備の通信類データ情報と制御類データ情報を採集し、そして各々の現場設備に接続しているデータ収集器を通じて、相応の現場設備の状態類データ情報を採集し、指定した期間に到達した後に採集を停止する。

【0077】

ステップ２０２、クラウドサーバーは指定した期間に到達したと決定した後、現場バスごとに接続しているデータ収集器の中から、相応の現場バスに接続している各々の現場設備の通信類データ情報と制御類データ情報を獲得し、そして各々の現場設備に接続しているデータ収集器の中から、相応の現場設備の状態類データ情報を獲得する。

【0078】

ステップ２０３、クラウドサーバーは獲得した各々の現場設備の指定期間内の通信類データ情報、状態類データ情報と制御類データ情報をそれぞれ相応の現場設備の指定期間内の運行データ情報とする。

【0079】

好ましくは、クラウドサーバーの異常停止による運行データ情報の逸失を避けるために、クラウドサーバーはステップ２０３を実行した後、さらに獲得した各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報に基づいて、相応の現場設備の指定期間内の指紋データベースを創立し、そして各々の現場設備の指定期間内の指紋データベースを指定した記憶領域に保存することができる。

【0080】

ステップ２０４、クラウドサーバーはビッグデータの分析方式を用いて、各々の現場設備が対応している運行データ情報に対する分析を行い、相応の現場設備が対応しているそれぞれの次元を獲得し、そしてそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を決定する。

【0081】

ステップ２０５、クラウドサーバーは獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報とする。

【0082】

ステップ２０６、クラウドサーバーは各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を相応の現場設備が対応している安全検査基準とし、そしてデフォルトの規則説明方式に基づいて、各々の現場設備が対応している安全検査基準に対する説明を行い、各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得する。

【0083】

ステップ２０７、クラウドサーバーは選択インターフェースを出力し、そのうち、当該選択インターフェースに少なくとも獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則と各々の現場設備が対応しているそれぞれの実行設備標識を表示する。

【0084】

ステップ２０８、クラウドサーバーは管理人が当該選択インターフェースで実行する選択操作を検知し始め、そして検知した管理人が実行する選択操作に基づいて、各々の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を決定する。

【0085】

ステップ２０９、クラウドサーバーは実行設備が識別したデータパッケージング方式に基づいて、それぞれの目標安全検査規則に対するパッケージングを行い、そしてパッケージングした後の目標安全検査規則を相応の実行設備に送信する。

【0086】

ステップ２１０、それぞれの実行設備はクラウドサーバーが送信した目標安全検査規則を受信した後、受信した目標安全検査規則に基づいて相応の現場設備に対する安全性検査を行う。

【0087】

前記実施例に基づいて、図３に示したように、本発明の実施例において、インダストリアル・インターネットオペレーションシステムに基づく安全性検査装置（すなわち、インダストリアル・インターネットオペレーションシステムのインダストリアルデータ安全モジュール）は少なくとも、
各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報を獲得し、獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、指定した期間内の現場設備のそれぞれの次元における特徴性データ情報を取り出すのに用いるデータ収集ユニット３００、
取り出された各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得するのに用いる規則形成ユニット３１０、
獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を決定するのに用いる規則選択ユニット３２０、
決定したそれぞれの目標安全検査規則を相応の実行設備に送信し、それぞれの実行設備に受信した目標安全検査規則に基づいて相応の現場設備に対する安全性検査を行わせるのに用いる規則送信ユニット３３０、を含む。

【0088】

好ましくは、獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を取り出す際、データ収集ユニット３００は具体的に、
各々の現場設備が対応している運行データ情報に対する分析を行い、相応の現場設備が対応しているそれぞれの次元を獲得し、そしてそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を決定し、
獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報とするのに用いる。

【0089】

好ましくは、取り出された各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得する際、規則形成ユニット３１０は具体的に、
各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査基準として、そしてデフォルトの規則説明方式に基づいて、各々の現場設備が対応している安全検査基準に対する説明を行い、各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得するのに用いる。

【0090】

好ましくは、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を決定する際、規則選択ユニット３２０は具体的に、
選択インターフェースを出力するのに用い、そのうち、選択インターフェースに少なくとも獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則と各々の現場設備が対応しているそれぞれの実行設備標識を表示し、そして検知した選択インターフェースで実行する選択操作に基づいて、各々の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を獲得し、あるいは、

【0091】

デフォルトの規則選択条件に基づいて、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則の中から、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則を選択し、そしてデフォルトの実行設備の分配方式に基づいて、選択されたそれぞれの目標安全検査規則に相応の実行設備を割り当てるのに用いる。

【0092】

好ましくは、規則送信ユニット３３０はさらに、外部から導入された安全検査規則を受信した場合、外部から導入された安全検査規則が対応している現場設備と実行設備を決定した後、外部から導入された安全検査規則を当該現場設備が対応している目標安全検査規則として、そして当該目標安全検査規則を実行設備に送信し、当該実行設備に受信した目標安全検査規則に基づいて、当該現場設備に対する安全性検査を行わせるのに用いる。
同様な発明構想に基づいて、本発明の実施例は非揮発性コンピュータ記憶媒体を提供し、コンピュータが実行可能な命令を保存し、そのうち、コンピュータが実行可能な命令は、
各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報を獲得し、獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を取り出し、
取り出された各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得し、
獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を決定し、
決定したそれぞれの目標安全検査規則を相応の実行設備に送信し、それぞれの実行設備に受信した目標安全検査規則に基づいて相応の現場設備に対する安全性検査を行わせるように構成することができる。

【0093】

好ましくは、獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を取り出す際、前記コンピュータが実行可能な命令は、
各々の現場設備が対応している運行データ情報に対する分析を行い、相応の現場設備が対応しているそれぞれの次元を獲得し、そしてそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を決定し、
獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報として用いることができる。

【0094】

好ましくは、取り出された各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得する際、前記コンピュータが実行可能な命令は、
各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を相応の現場設備が対応している安全検査基準として、そしてデフォルトの規則説明方式に基づいて、各々の現場設備が対応している安全検査基準に対する説明を行い、各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得するのに用いることができる。

【0095】

好ましくは、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を決定する際、前記コンピュータが実行可能な命令は、
選択インターフェースを出力するのに用い、そのうち、選択インターフェースに少なくとも獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則と各々の現場設備が対応しているそれぞれの実行設備標識を表示し、そして検知した選択インターフェースで実行する選択操作に基づいて、各々の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を獲得し、あるいは、
デフォルトの規則選択条件に基づいて、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則の中から、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則を選択し、そしてデフォルトの実行設備の分配方式に基づいて、選択されたそれぞれの目標安全検査規則に相応の実行設備を割り当てるのに用いることできる。

【0096】

好ましくは、前記コンピュータが実行可能な命令はさらに、外部から導入された安全検査規則を受信した場合、外部から導入された安全検査規則が対応している現場設備と実行設備を決定した後、外部から導入された安全検査規則を現場設備が対応している目標安全検査規則として、そして目標安全検査規則を実行設備に送信し、実行設備に受信した目標安全検査規則に基づいて現場設備に対する安全性検査を行わせるのに用いる。

【0097】

同様の発明構想に基づいて、図４に示したように、本発明の実施例はさらに電子設備を提供し、当該電子設備は少なくとも、記憶装置４００と、少なくとも１つのプロセッサー４１０（図４は単に１つのプロセッサー４１０を例としている。）を含み、そのうち、
記憶装置４００は、前記少なくとも１つのプロセッサー４１０が実行する命令を保存するのに用い、
前記少なくとも１つのプロセッサー４１０は、記憶装置４００に保存している命令を実行するのに用いることによって、各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報を獲得し、獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を取り出し、取り出された各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得し、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を決定し、決定したそれぞれの目標安全検査規則を相応の実行設備に送信し、それぞれの実行設備に受信した目標安全検査規則に基づいて相応の現場設備に対する安全性検査を行わせる。

【0098】

好ましくは、当該電子設備はさらに入力装置４２０と出力装置４３０を含み、そのうち、入力装置４２０は入力されたデータ情報を受信し、そしてインダストリアル・インターネットオペレーションシステムに基づく安全性検査装置のユーザー設置と/あるいは機能制御と関連する命令情報を形成するのに用い、出力装置４３０は少なくとも１つの表示装置を含む。

【0099】

好ましくは、記憶装置４００、プロセッサー４１０、入力装置４２０と出力装置４３０はバスあるいはその他の方式を通じて接続することができる。

【0100】

好ましくは、獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を取り出す際、前記命令は、
各々の現場設備が対応している運行データ情報に対する分析を行い、相応の現場設備が対応しているそれぞれの次元を獲得し、そしてそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を決定し
獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの次元における運行事件とそれぞれの次元における運行事件間の相関関係を相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報とするように構成することができる。

【0101】

好ましくは、取り出された各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得する際、前記命令は、
各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を相応の現場設備が対応している安全検査基準として、そしてデフォルトの規則説明方式に基づいて、各々の現場設備が対応している安全検査基準に対する説明を行い、各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得するように構成することができる。

【0102】

好ましくは、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を決定する際、前記命令は、
選択インターフェースを出力するように構成し、そのうち、選択インターフェースに少なくとも獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則と各々の現場設備が対応している実行設備標識を表示し、そして検知した選択インターフェースで実行する選択操作に基づいて、各々の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を獲得し、あるいは、
デフォルトの規則選択条件に基づいて、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則の中から、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則を選択し、そしてデフォルトの実行設備の分配方式に基づいて、選択されたそれぞれの目標安全検査規則に相応の実行設備を割り当てるように構成することができる。

【0103】

好ましくは、前記命令はさらに、外部から導入された安全検査規則を受信した場合、外部から導入された安全検査規則が対応している現場設備と実行設備を決定した後、外部から導入された安全検査規則を現場設備が対応している目標安全検査規則として、そして目標安全検査規則を実行設備に送信し、実行設備に受信した目標安全検査規則に基づいて現場設備に対する安全性検査を行わせるように構成することができる。

【0104】

本発明の実施例の電子設備は多種の形式で存在し、それは次を含むが、それらに限定するものではない。

【0105】

（１）移動通信設備。移動通信設備の特徴としては移動通信機能を備えており、かつ音声、データ通信を提供することを主な目標としている。そのうち、移動通信設備はスマートフォン、マルチメディア携帯電話、機能性携帯電話および低価携帯電話などを含む。

【0106】

（２）ウルトラモバイルパソコン。ウルトラモバイルパソコンはパソコンの範疇に属し、計算と処理機能を備えており、一般にモバイルインターネットの特性も有している。そのうち、ウルトラモバイルパソコンは携帯情報端末（Personal Digital Assistant、PDA）、モバイル・ネットワーク設備（Mobile Internet Device、MID）およびウルトラモバイルパソコン（Ultra-Mobile Personal Computer、UMPC）を含む。

【0107】

（３）ポータブルレクリエーション設備。ポータブルレクリエーション設備はマルチメディアの内容を表示・放送することができる。そのうち、ポータブルレクリエーション設備はオーディオと/あるいはビデオプレーヤー、ポータブルゲーム機、電子書籍、知能玩具およびポータブル式車載ナビゲーションなどを含む。

【0108】

（４）サーバー。計算サービスを提供する設備で、サーバーの構成はプロセッサー、ハードディスク、メモリとシステムバスなどを含み、サーバーは通常のコンピューターアーキテクチャに似ているが、高信頼度のサービスを提供する必要があるため、処理能力、安定性、信頼性、安全性、拡張性、管理の簡易さなどの面において高く要求されている。

【0109】

（５）その他のデータ交換機能を有する電子装置。

【0110】

前記のように、本発明の実施例において、各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報を獲得し、獲得した各々の現場設備が対応している運行データ情報の中から、相応の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報を取り出し、取り出された各々の現場設備の指定期間内の特徴性データ情報に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を獲得し、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則に基づいて、相応の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則とそれぞれの目標安全検査規則が対応している実行設備を決定し、決定したそれぞれの目標安全検査規則を相応の実行設備に送信し、それぞれの実行設備に受信した目標安全検査規則に基づいて相応の現場設備に対する安全性検査を行わせる。このように、各々の現場設備の指定期間内の運行データ情報に対する統計解析を通じて、各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を正確に獲得することができる。かつ、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則の中から、各々の現場設備が対応しているそれぞれの目標安全検査規則を決定した後、相応の実行設備に送信し、必要のない安全検査規則を除去し、それぞれの安全検査規則に対するフィルターリングを実現することができるだけではなく、それぞれの実行設備が相応の安全性検査を実行する際に使う処理資源を減らすこともできるため、安全性検査の効率を高めることができる。そのほか、それぞれの目標安全検査規則を相応の実行設備に送信することを通じて、それぞれの実行設備に受信した目標安全検査規則に基づいて相応の現場設備に対する安全性検査を行わせることができるため、各々の現場設備の全方位検査を実現し、インダストリアル現場の安全性と信頼度を高め、インダストリアル現場における各々の現場設備を信用できる仕事環境で運行させることができる。さらに、獲得した各々の現場設備が対応しているそれぞれの安全検査規則を通じて、相応の現場設備に対する安全性検査を行い、各々の現場設備の自己保護機構を使う必要がなくなり、異なる現場設備が異なる自己の保護機構を必要とすることによって引き起こされる現場設備制御の融通性不備の問題を最大限に回避することできると同時に、現場設備管理の難しさを低減させることもできる。

【0111】

当領域の技術者に分かってもらうべきなのは、本発明の実施例が提供できるのは手段、システム、あるいはコンピュータプログラム製品である。そのため、本発明は完全なハードウエア実施例、完全なソフトウェア実施例、あるいはソフトウェアとハードウエアを結合させた実施例形式を採用することができる。その上、本発明はコンピュータが利用可能なプログラムコードを含む１つあるいは複数のコンピュータが利用可能な記憶媒体（ディスク・メモリー、CD-ROM、光メモリなどを含むが、それらに限定するものではない。）上で実施するコンピュータプログラム製品形式を採用することができる。

【0112】

本発明は本発明の実施手段、設備（システム）、およびコンピュータプログラム製品のフローチャートと／あるいはブロック図を参照して説明したものである。コンピュータプログラムの命令によってフローチャートと／あるいはブロック図のそれぞれのプロセスと／あるいはブロック、ならびにフローチャートと／あるいはブロック図のプロセスと／あるいはブロック図の結合を実現させることができることが理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込み式プロセッサーあるいはその他のプログラミングできるデータ処理装置のプロセッサーに提供することによって１つの機器を形成し、コンピュータあるいはその他のプログラミングできるデータ処理装置のプロセッサーが実行する命令を通じて、フローチャートの１つのプロセスあるいは複数のプロセスと／あるいはブロック図の１つのブロックあるいは複数のブロックが指定した機能を実現するための装置を形成することができる。

【0113】

これらのコンピュータプログラム命令はコンピュータあるいはその他のプログラミングできるデータ処理装置を誘導して特定方式で作動するコンピュータが読み取れる記憶装置に保存することもできるため、当該コンピュータが読み取れる記憶装置に保存した命令にコマンド装置を含む製造品を形成させ、当該コマンド装置によってフローチャートの１つのプロセスあるいは複数のプロセスと／あるいはブロック図１つのブロックあるいは複数のブロックが指定した機能を実現することができる。

【0114】

これらのコンピュータプログラム命令はコンピュータあるいはその他のプログラミングできるデータ処理装置に搭載することも可能で、コンピュータあるいはその他のプログラミングできる設備において一連の操作ステップを実行することによって、コンピュータが実現する処理を形成し、それによってコンピュータあるいはその他のプログラミングできる設備で実行する命令にフローチャートの１つのプロセスあるいは複数のプロセスと／あるいはブロック図の１つのブロックあるいは複数のブロックが指定した機能を実現するステップを提供させることができる。

【0115】

本発明の好ましい実施例について説明したが、当該領域の技術者は一旦その基本的創造概念を察知すれば、これらの実施例に対する変更と改正を行うことができる。そのため、請求範囲は好ましい実施例および本発明の範囲に包括されたすべての変更と改正を含むものと見なされる。

【0116】

当然のことながら、当該領域の技術者は本発明の精神と範囲を逸脱しない限り本発明の実施例に対する種々の変更と修正を行ってもよい。仮に本発明の実施例のこれらの変更と修正は本発明の請求範囲内および同等の技術範囲に属するものであれば、本発明はこれらの変更と修正も含むことを意図する。

【図1A】

【図1B】

【図2A】

【図2B】

【図3】

【図4】