(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記補償加重因子に基づき、各々の予め設定された方向に対応する、前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値を加重計算し、計算結果に基づいて前記不良画素を補償することは、
各々の予め設定された方向に対応する、前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値の平均値をそれぞれ計算するステップと、
前記補償加重因子に基づき、各々の予め設定された方向に対応する、前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値の平均値を加重計算し、計算結果に基づいて前記不良画素を補償するステップと、を含む請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
一つ又は複数のプログラムが記憶される非一時的な(non−transitory)コンピュータ可読記憶媒体であって、前記一つ又は複数のプログラムが一つの機器により実行される際、前記機器に画像の不良画素補償方法を実行させ、前記方法は、
補償待ち画像データ中の各々の予め設定された方向に対し、不良画素両側の輝度変化傾向をそれぞれ予測し、相応の予め設定された方向での前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値をそれぞれ決定するステップと、
各々の予め設定された方向での不良画素両側の輝度変化傾向の第1差異値をそれぞれ決定し、各々の予め設定された方向での前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値の第2差異値をそれぞれ決定するステップと、
各々の予め設定された方向に対応する第1差異値及び第2差異値のそれぞれに基づき、相応の予め設定された方向に対応する補償加重因子を決定するステップと、
前記補償加重因子に基づき、各々の予め設定された方向に対応する、前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値を加重計算し、前記不良画素に対する補償結果を取得するステップと、を含む非一時的な(non−transitory)コンピュータ可読記憶媒体。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を詳細に説明し、前記実施例の例示は図面に示され、全体的に同一または類似の記号で同一または類似の素子或いは同一または類似の機能を有する素子を示す。図面を参照して説明した以下の実施例は例示的なもので、本発明を解釈するためのものだけで、本発明を限定するものと理解してはいけない。
【0010】
本発明の実施例が提供した画像の不良画素補償方案は画像センサを有する端末装置に配置されることができる。例えば、携帯電話、タブレットPC、スマートウェアラブル機器などの多くの種類の端末装置があることに留意すべきである。以下、図面を参照して本発明の実施例による画像の不良画素補償方法、装置及び電子機器を説明する。
【0011】
本発明の以下の実施例において、Bayer画像センサが生成する感光データを例にして本発明を説明したが、実際的な応用はBayer画像センサに限定されたものではなく、他のいずれの画像センサが生成した感光データであってもよい。
【0012】
位相の画像センサの特徴は、位相の情報を提供することに用いられる画素自体も感光し、得られた輝度値は環境の輝度によって変化される。一般に、普通の画素に比べ、その感光量はより高い(位相の情報の精度を高めるため異なるマイクロレンズを使用する)。
【0013】
本発明の少なくとも一つの実施例によれば、補償待ち画像データ中の各々の予め設定された方向に対し、不良画素両側の輝度変化傾向をそれぞれ予測し、相応の予め設定された方向での前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値をそれぞれ決定するステップと、各々の予め設定された方向での不良画素両側の輝度変化傾向の第1差異値をそれぞれ決定し、各々の予め設定された方向での前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値の第2差異値をそれぞれ決定するステップと、各々の予め設定された方向に対応する第1差異値及び第2差異値のそれぞれに基づき、相応の予め設定された方向に対応する補償加重因子を決定するステップと、前記補償加重因子に基づき、各々の予め設定された方向に対応する、前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値を加重計算し、前記不良画素に対する補償結果を取得するステップと、を含む画像の不良画素補償方法を提供する。
【0014】
一つの実施例において、補償待ち画像データ中の各々の予め設定された方向に対し、不良画素両側の輝度変化傾向をそれぞれ予測することは、予め設定された領域内で、それぞれの予め設定された方向に対し、前記不良画素の第1側に位置する、前記不良画素と異なるチャネルの画素点の第1輝度情報を取得し、且つ、前記不良画素の第2側に位置する、前記不良画素と異なるチャネルの画素点の第2輝度情報を取得し、前記第1側と前記第2側はそれぞれ前記不良画素が前記予め設定された方向での両側であるステップと、前記第1輝度情報に基づいて前記不良画素の第1側の第1輝度変化傾向を予測し、前記第2輝度情報に基づいて前記不良画素の第2側の第2輝度変化傾向を予測するステップと、を含む。
【0015】
一つの実施例において、補償待ち画像データ中の各々の予め設定された方向に対し、相応の予め設定された方向での前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値をそれぞれ決定することは、予め設定された領域内で、それぞれの予め設定された方向に対し、前記不良画素の第1側に位置する、前記不良画素と同一のチャネルの画素点の第3輝度情報を取得し、且つ、前記不良画素の第2側に位置する、前記不良画素と同一のチャネルの画素点の第4輝度情報を取得するステップと、前記第3輝度情報と前記不良画素の第1側の輝度変化傾向に基づき、第1不良画素輝度補償値を決定し、前記第4輝度情報と前記不良画素の第2側の輝度変化傾向に基づき、第2不良画素輝度補償値を決定するステップと、を含む。
【0016】
一つの実施例において、各々の予め設定された方向に対応する第1差異値及び第2差異値に基づき、相応の予め設定された方向に対応する補償加重因子をそれぞれ決定することは、各々の予め設定された方向に対し、相応の予め設定された方向に対応する前記第1不良画素輝度補償値と前記第2不良画素輝度補償値の輝度補償平均値をそれぞれ計算するステップと、各々の予め設定された方向に対し、前記不良画素の輝度情報と相応の予め設定された方向に対応する前記輝度補償平均値の差値をそれぞれ計算し、前記差値に基づいて対応する第1加重値を決定するステップと、各々の予め設定された方向に対応する第1差異値、第2差異値のそれぞれに基づき、相応の予め設定された方向の第1加重値を修正し、相応の予め設定された方向に対応する補償加重因子を得るステップと、を含む。
【0017】
一つの実施例において、前記補償加重因子に基づき、各々の予め設定された方向に対応する、前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値を加重計算し、計算結果に基づいて前記不良画素を補償することは、各々の予め設定された方向に対応する、前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値の平均値をそれぞれ計算するステップと、前記補償加重因子に基づき、各々の予め設定された方向に対応する、前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値の平均値を加重計算し、計算結果に基づいて前記不良画素を補償するステップと、を含む。
【0018】
本発明の少なくとも一つの実施例によれば、補償待ち画像データ中の各々の予め設定された方向に対し、不良画素両側の輝度変化傾向をそれぞれ予測することに用いられる予測モジュールと、補償待ち画像データ中の各々の予め設定された方向に対し、相応の予め設定された方向での前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値をそれぞれ決定することに用いられる第1決定モジュールと、各々の予め設定された方向での不良画素両側の輝度変化傾向の第1差異値をそれぞれ決定し、各々の予め設定された方向での前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値の第2差異値をそれぞれ決定することに用いられる第2決定モジュールと、各々の予め設定された方向に対応する第1差異値及び第2差異値のそれぞれに基づき、相応の予め設定された方向に対応する補償加重因子を決定することに用いられる第3決定モジュールと、前記補償加重因子に基づき、各々の予め設定された方向に対応する、前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値を加重計算し、前記不良画素に対する補償結果を取得することに用いられる補償モジュールと、を含む画像の不良画素補償装置を提供する。
【0019】
一つの実施例において、前記予測モジュールは、予め設定された領域内で、それぞれの予め設定された方向に対し、前記不良画素の第1側に位置する、前記不良画素と異なるチャネルの画素点の第1輝度情報を取得し、且つ、前記不良画素の第2側に位置する、前記不良画素と異なるチャネルの画素点の第2輝度情報を取得し、前記第1側と前記第2側はそれぞれ前記不良画素が前記予め設定された方向での両側であることと、前記第1輝度情報に基づいて前記不良画素の第1側の第1輝度変化傾向を予測し、前記第2輝度情報に基づいて前記不良画素の第2側の第2輝度変化傾向を予測することに用いられる。
【0020】
一つの実施例において、前記第1決定モジュールは、予め設定された領域内で、それぞれの予め設定された方向に対し、前記不良画素の第1側に位置する、前記不良画素と同一のチャネルの画素点の第3輝度情報を取得し、且つ、前記不良画素の第2側に位置する、前記不良画素と同一のチャネルの画素点の第4輝度情報を取得することと、前記第3輝度情報と前記不良画素の第1側の輝度変化傾向に基づき、第1不良画素輝度補償値を決定し、前記第4輝度情報と前記不良画素の第2側の輝度変化傾向に基づき、第2不良画素輝度補償値を決定することに用いられる。
【0021】
一つの実施例において、前記第3決定モジュールは、各々の予め設定された方向に対し、相応の予め設定された方向に対応する前記第1不良画素輝度補償値と前記第2不良画素輝度補償値の輝度補償平均値をそれぞれ計算することと、各々の予め設定された方向に対し、前記不良画素の輝度情報と相応の予め設定された方向に対応する前記輝度補償平均値の差値をそれぞれ計算し、前記差値に基づいて対応する第1加重値を決定することと、各々の予め設定された方向に対応する第1差異値、第2差異値のそれぞれに基づき、相応の予め設定された方向の第1加重値を修正し、相応の予め設定された方向に対応する補償加重因子を得ることに用いられる。
【0022】
一つの実施例において、前記補償モジュールは、各々の予め設定された方向に対応する、前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値の平均値をそれぞれ計算することと、前記補償加重因子に基づき、各々の予め設定された方向に対応する、前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値の平均値を加重計算し、計算結果に基づいて前記不良画素を補償することに用いられる。
【0023】
本発明の少なくとも一つの実施例によれば、ケース、プロセッサー、メモリ、回路板及び電源回路を備える電子機器を提供し、回路板はケースに囲まれた空間内に配置され、プロセッサーとメモリは回路板に配置されており、電源回路は前記電子機器の各々の回路又は素子に電源を供給することに用いられ、メモリは実行可能なプログラムコードを格納することに用いられ、プロセッサーはメモリに格納した実行可能なプログラムコードを読み出すことにより実行可能なプログラムコードに対応するプログラムを実行し、前記画像の不良画素補償方法を実行することに用いられる。
【0024】
本発明の少なくとも一つの実施例によれば、一つ又は複数のプログラムが記憶される記憶媒体を提供し、前記の一つ又は複数のプログラムが機器により実行される際に、前記機器に前記画像の不良画素補償方法を実行させる。
【0025】
図1は本発明の一つの実施例に係る画像の不良画素補償方法のフローチャートである。
【0026】
図1に示すように、本発明の実施例による画像の不良画素補償方法は以下のスッテップを含む。
【0027】
S101において、補償待ち画像データ中の各々の予め設定された方向に対し、不良画素両側の輝度変化傾向をそれぞれ予測し、相応の予め設定された方向での前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値をそれぞれ決定する。
【0028】
本発明の実施例において、補償される(補償待ち)画像データは画像センサの感光データであってもよい。画像センサ自体に不良画素が存在するので、画像センサの感光データに感光度の低い画素点が存在するようになり、感光データ中の不良画素と見なせる。即ち、画像センサの不良画素によって画像データ中の不良画素を決定することができる。又は、本発明の他の一つの実施例において、画像データに対して不良画素を検出することにより、前記画像データ中の不良画素を決定することができる。
【0029】
画像データ中の不良画素を補償するために、不良画素周囲にある他の画素点の輝度情報が予め設定された方向での変化傾向、及び不良画素を分割点とした不良画素両側の輝度情報の変化傾向の差異、不良画素両側の輝度補償値の間の差異など情報に基づき、不良画素の実際の補償値を決定する。
【0030】
本発明の一つの実施例において、予め設定された方向は以下の規則に基づいて前記複数の予め設定された方向を配置することができる。不良画素を中心にして外側に伸びる八つの方向において、それぞれ二つは互いに反対方向であるため、方向が反対する二つの方向を一つの予め設定された方向の対応する反対両側として合併し、すなわち合計で4つの予め設定された方向がある。
【0031】
例えば、
図2aは本発明の一つの実施例に係る感光データの概略図である。
図2aに示すように、不良画素を中心とした7×7の領域である。当該領域において、不良画素以外の他の画素点の輝度情報、は不良画素を補償することに用いられる。
図2bにおいて、前記7×7の領域中には、中心点(不良画素)から外側に延伸する8つの方向には不良画素と同一のチャネル(Rチャネル)の画素点だけでなく、不良画素と異なるチャネル(Gチャネル及びBチャネル)の画素点も含まれている。従って、当該7×7の領域に不良画素がない場合、異なるチャネルの画素点を完全に不良画素の輝度として参照でき、その同一のチャネルの画素点の輝度を組み合わせて不良画素の修正値を予測することに合わせて用いられる。
【0032】
なお、本発明の方案を容易に説明するために、本発明の実施例では
図2aに示した「不良画素を中心にした7×7の領域」のみで不良画素の補償過程を例示的に説明した。しかしながら、実際的な応用においては、当該領域のサイズ・大きさを限定しなく、面積的な画素領域で不良画素を補償でき、例え「不良画素を中心にした9×9の領域」、「不良画素を中心にした10×10の領域」などがあり、実際の需要に応じて選択でき、本発明ではそれに対し具体的な限定をしない。
【0033】
近接点とは不良画素と直接的な近接関係を有する画素点を指す。図面に示すように、領域M中の不良画素以外の画素点である。
【0034】
具体的に説明すると、前記4つの方向にそれぞれ対応した4つのベクトルグループを構成し、前記7×7の領域において、不良画素及びその周囲にある各々の画素点の輝度情報を取得し、各々の画素点の方向に基づき、相応の方向に対応するベクトルグループを記憶する。
【0035】
前記
図2bに示した4つの方向に対して、それぞれに対応するベクトルグループは、以下のとおりである。
【0036】
その中、
は第i方向上でのすべての画素点の輝度値から構成されたベクトルを表し、7つの値を含み、これらの7つの値それぞれは不良画素及び相応の方向での不良画素両側の各3つの画素点に対応し、
は
図2bに示した画像データ中の第i行、第j列に位置する画素点の輝度情報を表し、その中、
は
図2bの不良画素の輝度情報を表する。
【0037】
その中、それぞれの方向にとっては、不良画素の一方の側の輝度情報の変化傾向とは、当該方向における正の方向での遠端画素点から近端画素点までの輝度情報の変化傾向を指し、他方の側の輝度情報の変化傾向とは、当該方向における負の方向での遠端画素点から近端画素点までの輝度情報の変化傾向を指す。
【0038】
例えば、第1方向にとっては、不良画素両側の輝度情報の変化傾向それぞれは以下のようである。第1側は、第
行、第
列に位置する画素点から第
行、第
列に位置する画素点までの輝度情報の変化傾向である。第2側は、第
行、第
列に位置する画素点から第
行、第
列に位置する画素点までの輝度情報の変化傾向である。
【0039】
本発明の一つの実施例において、前記輝度情報の変化傾向は同一のチャネルの画素点の輝度情報の変化傾向であってもよい。例えば、前記第1方向にとっては、不良画素の両側のGチャネルに位置する画素点の輝度情報の変化傾向であってもよい。
【0040】
具体的に説明すると、画素点の輝度情報の変化傾向は各々の画素点の輝度情報を微分して計算し得る。本発明の一つの実施例において、
図3に示した実施例によって不良画素両側の輝度変化傾向をそれぞれ予測でき、具体的にはステップS301〜S302を含む。
【0041】
S301において、予め設定された領域内で、それぞれの予め設定された方向に対し、前記不良画素の第1側に位置する、前記不良画素と異なるチャネルの画素点の第1輝度情報を取得し、且つ、前記不良画素の第2側に位置する、前記不良画素と異なるチャネルの画素点の第2輝度情報を取得し、前記第1側と前記第2側それぞれは前記不良画素が前記予め設定された方向での両側である。
【0042】
例えば、第i方向に対しては、
では、不良画素に対応する輝度情報元素は
と表示することができる。第1側は不良画素の左側(第1方向を例にする)であってもよく、その中、
で不良画素左側の第j画素点の輝度情報を表示でき、その場合、前記不良画素の第1側に位置する、不良画素と異なるチャネルの画素点の第1輝度情報は、
(例えば、第1方向にとっては、
である)と
(例えば、第1方向にとっては、
である)を含む。第2側は不良画素右側であってもよく、その中、
で不良画素右側の第j画素点の輝度情報を表示でき、その場合、前記不良画素の第2側に位置する、不良画素と異なるチャネルの画素点の第1輝度情報は、
(例えば、第1方向にとっては、
である)と
(例えば、第1方向にとっては、
である)を含む。
【0043】
S302において、前記第1輝度情報に基づいて前記不良画素の第1側の第1輝度変化傾向を予測し、前記第2輝度情報に基づいて前記不良画素の第2側の第2輝度変化傾向を予測する。
【0044】
本発明の一つの実施例において、輝度情報の導関数値で輝度変化傾向を表示できる。
【0045】
具体的に説明すると、第i方向に対し、第1側の第1輝度変化傾向は、以下の公式で計算できる。
【0046】
、
第2側の第2輝度変化傾向は、以下の公式で計算できる。
、
は、第1輝度変化傾向であり、
は第2輝度変化傾向である。
【0047】
本発明の一つの実施例において、それぞれの方向にとっては、不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値は以下のように理解できる。第1側に対応する輝度補償値とは、当該方向において、不良画素の第1側の輝度情報の変化傾向及び第1側中で不良画素と同一のチャネルの画素点の輝度情報に基づき決定した、不良画素輝度情報を補償することに用いる数値を指す。相応的に、第2側に対応する輝度補償値とは、当該方向において、不良画素の第2側の輝度情報の変化傾向及び第2側中で不良画素と同一のチャネルの画素点の輝度情報に基づき決定した、不良画素輝度情報を補償することに用いる数値を指す。
【0048】
具体的に説明すると、本発明の一つの実施例において、
図4に示した実施例によって相応の予め設定された方向での前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値をそれぞれ決定し、具体的にステップS401-S402を含むことができる。
【0049】
S401において、予め設定された領域内で、それぞれの予め設定された方向に対し、前記不良画素の第1側に位置する、前記不良画素と同一のチャネルの画素点の第3輝度情報を取得し、且つ、前記不良画素の第2側に位置する、前記不良画素と同一のチャネルの画素点の第4輝度情報を取得する。
【0050】
例えば、第i方向に対しては、前記不良画素の第1側に位置する、前記不良画素と同一のチャネルの画素点の第3輝度情報は、
(例えば、第1方向にとっては、
である)を含み、前記不良画素の第2側に位置する、前記不良画素と同一のチャネルの画素点の第4輝度情報は、
(例えば、第1方向に対しては、
である)を含む。
【0051】
S402において、前記第3輝度情報と前記不良画素の第1側の輝度変化傾向に基づき、第1不良画素輝度補償値を決定し、前記第4輝度情報と前記不良画素の第2側の輝度変化傾向に基づき、第2不良画素輝度補償値を決定する。
【0052】
具体的に説明すると、第i方向に対し、第1不良画素輝度補償値(
で表示する)は、以下の公式で計算できる。
、
第2不良画素輝度補償値(
で表示)は、以下の公式で計算できる。
。
S102において、各々の予め設定された方向での不良画素両側の輝度変化傾向の第1差異値をそれぞれ決定し、各々の予め設定された方向での前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値の第2差異値をそれぞれ決定する。
【0053】
本発明の一つの実施例において、不良画素両側の輝度変化傾向の差異は不良画素両側の輝度情報の導関数値の差の絶対値で表示できる。
【0054】
具体的に説明すると、第i方向に対し、不良画素両側の輝度変化傾向の第1差異値
は以下である。
。
第i方向に対し、不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値の第2差異値
は以下である。
。
S103において、各々の予め設定された方向に対応する第1差異値及び第2差異値のそれぞれに基づき、相応の予め設定された方向に対応する補償加重因子を決定する。
【0055】
本発明の一つの実施例において、それぞれの方向に対しては、当該方向での不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値に基づき一つの不良画素に対する補償値を決定できるので、複数の予め設定された方向でのデータに基づいて対応する複数の補償値を得られる。しかしながら、各方向での不良画素両側の輝度変化傾向が不良画素箇所の輝度に対する予測作用が異なる可能性があり、例えば、不良画素箇所の輝度は、その中の一つの方向のみの輝度変化傾向に一致することがあり、又は、いくつかの方向の輝度変化傾向に関連することがあり、又は、全ての方向の輝度変化傾向に関連することがある。そのため、各方向での補償値を単純に加算すれば、不良画素に対する補償結果が不正確になる問題がある。
【0056】
そのため、本発明の実施例において、各々の予め設定された方向に対応する第1差異値、第2差異値に基づいて相応の予め設定された方向に対応する補償加重因子を決定でき、第1差異値が小さいほど、第2差異値が小さいほど、対応する補償加重因子が小さくなり、第1差異値が大きいほど、第2差異値が大きいほど、対応する補償加重因子が大きくなる。
【0057】
具体的に説明すると、本発明の一つの実施例において、
図5に示すように、ステップS103は、具体的にステップS501〜S503を含むことができる。
【0058】
S501において、各々の予め設定された方向に対し、相応の予め設定された方向に対応する前記第1不良画素輝度補償値と前記第2不良画素輝度補償値の輝度補償平均値をそれぞれ計算する。
【0059】
具体的に説明すると、第i方向に対し、それに対応する輝度補償平均値は
である。
【0060】
S502において、各々の予め設定された方向に対し、前記不良画素の輝度情報と相応の予め設定された方向に対応する前記輝度補償平均値の差値をそれぞれ計算し、前記差値に基づいて対応する第1加重値を決定する。
【0061】
具体的に説明すると、第i方向に対し、以下の公式で前記不良画素の輝度情報と相応の予め設定された方向に対応する前記輝度補償平均値の差値
を計算できる。
【0062】
、
その中、
は不良画素の輝度情報である。
【0063】
そして、
に基づいて対応する第1加重を決定する。具体的に説明すると、予め設定した規則に基づき各々の
に対応する第1加重
を決定できる。具体的に説明すると、第1加重の設定規則は実際的な応用の需要に基づいたものである。本発明の一つの実施例において、不良画素の輝度が他の画素点より高い場合、
が高くほど、より小さい第1加重を設定することができ、不良画素の輝度が他の画素点より低い場合、
小さいほど、より大きい第1加重を設定することができる。従って、各方向に応じる
と第1加重の探索テーブル
を構成でき、
である。
【0064】
S503において、各々の予め設定された方向に対応する第1差異値、第2差異値のそれぞれに基づき、相応の予め設定された方向の第1加重値を修正し、相応の予め設定された方向に対応する補償加重因子を得る。
【0065】
第1差異値、第2差異値及第1加重値それぞれは、不良画素両側の補償値差異、不良画素両側の輝度変化傾向の差異、不良画素輝度と補償値との間の差異の三つの方面から不良画素を補償する際の影響を表示する。不良画素補償の精度を高めるために、本発明の実施例は第1差異値、第2差異値及第1加重値に基づき補償加重因子を生成でき、従って、前記三つの方面の要素を総合的に考慮して不良画素を補償でき、補償効果を高めることができる。
【0066】
具体的に説明すると、画像センサ中の不良画素の具体的な状況に応じて、異なるアルゴリズムを選択することにより第1差異値、第2差異値及第1加重値を計算して補償加重因子を得られる。
【0067】
本発明の一つの実施例において、第i方向に対し、当該方向に対応する第1差異値、第2差異値と第1加重値を乗算して対応する補償加重因子を得られる。
【0068】
なお、発明の他の実施例において、他のアルゴリズムによって修正でき、例えば、第1差異値、第2差異値に基づき、予め設定されたアルゴリズムによって計算して修正係数を得られ、当該修正係数と第1加重値を乗算して対応する補償加重因子を得られる。
【0069】
S104において、前記補償加重因子に基づき、各々の予め設定された方向に対応する、前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値を加重計算し、前記不良画素に対する補償結果を取得する。
【0070】
本発明の一つの実施例において、各々の予め設定された方向に対応する、前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値の平均値をそれぞれ計算し、前記補償加重因子に基づき、各々の予め設定された方向に対応する、前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値の平均値を加重計算し、計算結果に基づいて前記不良画素を補償することができる。
【0071】
具体的に説明すると、以下の公式で不良画素の補償結果
を計算することができる。
、
は、第iの予め設定された方向に対応する前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値の平均値であり、
は第iの予め設定された方向に対応する加重値である。
【0072】
本発明の実施例の画像の不良画素補償方法によると、各々の予め設定された方向上で不良画素両側の輝度変化傾向及びその差異をそれぞれ予測でき、不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値及びその差異をそれぞれ予測でき、その二つの差異を組み合わせて不良画素を補償することに用いる加重因子を決定でき、従って、加重因子に基づき各方向の補償値を加重計算でき、得られた補償結果は他の画素点とより一致するようになり、効果がより良く、特に、複雑な画面における静的不良画素を補償及び修正する際の効果がさらに顕著である。
【0073】
例えば、
図6aは、本発明の実施例に係る補償待ち画像データの概略図である。
図6bは、従来の方法によって
図6aに示す画像データを補償した結果概略図である。
図6cは、本発明の実施例によって
図6aに示す画像データを補償した結果概略図である。上記から分かるように、
図6bの補償結果では、数字「5」の周囲及び5本の垂直線の周囲にはやはり多くの不良画素が存在するが、
図6cに示した本発明の実施例の補償結果では、数字「5」の周囲及び5本の垂直線の周囲には不良画素数が大幅に減少した。したがって、上述した対比から分かるように、本発明の実施例の画像の不良画素補償方法は不良画素の補償効果を顕著に高めることができる。
【0074】
なお、本発明の実施例において、前記複数の予め設定された方向は、
図2bに示した方向を例として説明したが、実際的な応用では、本発明は
図2bに示した方向に限定されるものではなく、他の方向に広げることができ、ここで説明しない。
【0075】
本発明は画像の不良画素補償装置をさらに提供する。
【0076】
図7は本発明の一つの実施例に係る画像の不良画素補償装置の構造概略図である。
【0077】
図7に示すように、本発明の実施例に係る画像の不良画素補償装置は、予測モジュール10、第1決定モジュール20、第2決定モジュール30、第3決定モジュール40及び補償モジュール50を備える。
【0078】
予測モジュール10は、補償待ち画像データ中の各々の予め設定された方向に対し、不良画素両側の輝度変化傾向をそれぞれ予測することに用いられる。
【0079】
予測モジュール10の実現過程は
図1に示した実施例を参照することができる。
【0080】
具体的に説明すると、本発明の一つの実施例において、予測モジュール10は、
予め設定された領域内で、それぞれの予め設定された方向に対し、前記不良画素の第1側に位置する、前記不良画素と異なるチャネルの画素点の第1輝度情報を取得し、且つ、前記不良画素の第2側に位置する、前記不良画素と異なるチャネルの画素点の第2輝度情報を取得し、前記第1側と前記第2側はそれぞれ前記不良画素が前記予め設定された方向での両側であることと、
前記第1輝度情報に基づいて前記不良画素の第1側の第1輝度変化傾向を予測し、前記第2輝度情報に基づいて前記不良画素の第2側の第2輝度変化傾向を予測することに用いられる。
【0081】
上述した具体的な実現過程は
図3に示した実施例を参照することができる。
【0082】
第1決定モジュール20は、補償待ち画像データ中の各々の予め設定された方向に対し、相応の予め設定された方向での前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値をそれぞれ決定することに用いられる。
【0083】
第1決定モジュール20の実現過程は、
図1に示した実施例を参照することができる。
【0084】
具体的に説明すると、本発明の一つの実施例において、第1決定モジュール20は、
【0085】
予め設定された領域内で、各々の予め設定された方向に対し、前記不良画素の第1側に位置する、前記不良画素と同一のチャネルの画素点の第3輝度情報を取得し、且つ、前記不良画素の第2側に位置する、前記不良画素と同一のチャネルの画素点の第4輝度情報を取得することと、
【0086】
前記第3輝度情報と前記不良画素の第1側の輝度変化傾向に基づき、第1不良画素輝度補償値を決定し、前記第4輝度情報と前記不良画素の第2側の輝度変化傾向に基づき、第2不良画素輝度補償値を決定することに用いられる。
【0087】
上述した具体的な過程は
図4に示した実施例を参照することができる。
【0088】
第2決定モジュール30は、各々の予め設定された方向での不良画素両側の輝度変化傾向の第1差異値をそれぞれ決定し、各々の予め設定された方向での前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値の第2差異値をそれぞれ決定することに用いられる。
【0089】
第2決定モジュール30の実現過程は、
図1に示した実施例を参照することができる。
【0090】
第3決定モジュール40は、各々の予め設定された方向に対応する第1差異値及び第2差異値のそれぞれに基づき、相応の予め設定された方向に対応する補償加重因子を決定することに用いられる。
【0091】
第3決定モジュール40の実現過程は、
図1に示した実施例を参照することができる。
【0092】
具体的に説明すると、本発明の一つの実施例において、第3決定モジュール40は、
各々の予め設定された方向に対し、相応の予め設定された方向に対応する前記第1不良画素輝度補償値と前記第2不良画素輝度補償値の輝度補償平均値をそれぞれ計算することと、
各々の予め設定された方向に対し、前記不良画素の輝度情報と相応の予め設定された方向に対応する前記輝度補償平均値の差値をそれぞれ計算し、前記差値に基づいて対応する第1加重値を決定することと、
各々の予め設定された方向に対応する第1差異値、第2差異値のそれぞれに基づき、相応の予め設定された方向の第1加重値を修正し、相応の予め設定された方向に対応する補償加重因子を得ることに用いられる。
【0093】
上述した具体的な過程は
図5に示した実施例を参照することができる。
【0094】
補償モジュール50は、前記補償加重因子に基づき、各々の予め設定された方向に対応する、前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値を加重計算し、前記不良画素に対する補償結果を取得することに用いられる。
【0095】
補償モジュール50の実現過程は、
図1に示した実施例を参照することができる。
【0096】
具体的に説明すると、本発明の一つの実施例において、補償モジュール50は、各々の予め設定された方向に対応する、前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値の平均値をそれぞれ計算することと、前記補償加重因子に基づき、各々の予め設定された方向に対応する、前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値の平均値を加重計算し、計算結果に基づいて前記不良画素を補償することに用いられる。
【0097】
本発明の実施例の画像の不良画素補償装置は、各々の予め設定された方向上で不良画素両側の輝度変化傾向及びその差異をそれぞれ予測でき、不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値及びその差異をそれぞれ予測でき、その二つの差異を組み合わせて不良画素を補償することに用いる加重因子を決定でき、従って、加重因子に基づき各方向の補償値を加重計算でき、得られた補償結果は他の画素点とより一致するようになり、効果がより良く、特に、複雑な画面における静的不良画素を補償及び修正する際の効果がさらに顕著である。
【0098】
図8は一つの例示的な実施例に係る電子機器800のブロック図である。例えば、電子機器800としては、携帯電話、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタル補助装置などがある。
【0099】
図8を参照すると、電子機器800は、以下の一つ又は複数のアセンブリを含むことができる。ケース802、プロセッサー804、メモリ806、回路板808及び電源回路810であり、回路板808は、ケース802に囲まれた空間内に配置され、プロセッサー804とメモリ806は、回路板808に配置され、電源回路810は、前記電子機器の各々の回路又は素子に電源を供給することに用いられ、メモリ806は実行可能なプログラムコードを格納することに用いられ、プロセッサー804は、メモリ806に格納した実行可能なプログラムコードを読み出すことにより実行可能なプログラムコードに対応するプログラムを実行し、前記のいずれの実施例による前記の画像の不良画素補償方法を実行することに用いられる。
【0100】
プロセッサー804は、通常、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ動作及び記録動作に関連する動作などの電子機器800の全体的な動作を制御する。プロセッサー804は前記方法の全て又は一部のステップを完成するように、指示を実行する一つ又は複数のプロセッサー804を備えてもよい。なお、プロセッサー804は、プロセッサー804と他のアセンブリとの間の交換動作を容易にするために、一つ又は複数のモジュールを備えてもよい。例えば、マルチメディアアセンブリとプロセッサー804との間の交換動作を容易にするために、プロセッサー804はマルチメディアモジュールを備えてもよい。
【0101】
メモリ806は、様々な種類のデータを格納して電子機器800での動作を支援するように配置される。これらのデータの例として、電子機器800で動作し得るいずれのアプリケーションプログラム又は方法の指示、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ806はいずれの種類の揮発性記憶装置、非揮発性記憶装置又はそれらが組み合わせたものから実現でき、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、読取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクなどがある。
【0102】
電源回路810は、電子機器800の様々なアセンブリに電力を供給する。電源回路810は、電源管理システム、一つ又は複数の電源、及び電子機器800の電力の生成、管理及び分配に関連する他のアセンブリを備えてもよい。
【0103】
例示的な実施例において、電子機器800は一つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサー(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル論理装置(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又は他の電子部品などで実現することにより前記方法を実行してもよい。
【0104】
例示的な実施例において、指示を含むメモリ806等の指示を含む非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を提供する。電子機器800のプロセッサー804により前記指示を実行して前記方法を完成できる。例えば、前記非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク及び光データ記憶装置等であってもよい。
【0105】
当業者は、明細書に対する理解、及び明細書に記載された発明に対する実施を通じて、本発明の他の実施形態を容易に得ることができる。本願は、本発明に対する任意の変形、用途、または適応的な変化を含み、このような変形、用途、または適応的な変化は、本発明の一般的な原理に従い、本発明では開示していない本技術分野の公知の知識、または通常の技術手段を含む。明細書と実施例は、ただ例示的なものであって、本発明の本当の範囲と主旨は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0106】
本発明は、上記で記述し、図面で図示した特定の構成に限定されず、その範囲を離脱しない状況で、様様な修正と変更を実現できる。本発明の範囲は、添付される特許請求の範囲のみにより限定される。
を提出し、当該画像の不良画素補償方法は、補償待ち画像データ中の各々の予め設定された方向に対し、不良画素両側の輝度変化傾向をそれぞれ予測し、相応の予め設定された方向での前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値をそれぞれ決定するステップと、各々の予め設定された方向での不良画素両側の輝度変化傾向の第1差異値をそれぞれ決定し、各々の予め設定された方向での前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値の第2差異値をそれぞれ決定するステップと、各々の予め設定された方向に対応する第1差異値及び第2差異値のそれぞれに基づき、相応の予め設定された方向に対応する補償加重因子を決定するステップと、前記補償加重因子に基づき、各々の予め設定された方向に対応する、前記不良画素両側に対応する不良画素輝度補償値を加重計算し、前記不良画素に対する補償結果を取得するステップと、を含む。