(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の第1実施形態に係る建具及び開閉機構を示す斜視図である。
【
図2】本発明の第1実施形態に係る建具の通気部を示す断面図である。
【
図3】本発明の第1実施形態に係る建具の開閉機構を示す断面図である。
【
図4】本発明の第1実施形態に係る建具の開閉機構の分解斜視図である。
【
図5】本発明の第1実施形態に係る建具の開閉機構を示す断面図であり、(a)が通気部を開いた状態、(b)が通気部を閉じた状態を示す図である。
【
図6】本発明の第1実施形態に係る建具の開閉機構の取り付け時の状況を示す斜視図である。
【
図7】本発明の第2実施形態に係る建具及び開閉機構を示す斜視図である。
【
図8】本発明の第2実施形態に係る建具の通気部を示す断面図である。
【
図9】本発明の第2実施形態に係る建具の開閉機構を示す断面図である。
【
図10】本発明の第2実施形態に係る建具の開閉機構の分解斜視図である。
【
図11】本発明の第2実施形態に係る建具の開閉機構を示す断面図であり、(a)が通気部を開いた状態、(b)が通気部を閉じた状態を示す図である。
【
図12】本発明の第2実施形態に係る建具の開閉機構の取り付け時の状況を示す図であり、下方から斜め上を臨む斜視図である。
【
図14】
図13のビス打ち用治具を用いてビス止めを行う手順を示す図である。
【
図16】
図15のビス打ち用治具を用いてビス止めを行う手順を示す図である。
【
図18】
図17のビス打ち用治具を用いてビス止めを行う手順を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、
図1から
図6を参照し、本発明の第1実施形態に係る建具について説明する。
【0014】
本実施形態の建具Aは、例えば浴室と脱衣室の間の開口部に設けられる折り戸であり、
図1に示すように、一対の縦枠1、2、上枠3、下枠4からなり、開口部の内周に配設された枠体5と、上框(上桟)6、下框(下桟)7、一対の縦框(縦桟)8、9の框10及び面材11からなり、枠体5に開閉可能に支持された障子(本実施形態では戸体)12とを備えて構成されている。
【0015】
また、本実施形態では、
図1及び
図2に示すように、障子12を閉じた状態で戸先と対峙する枠体5の一方の縦枠1の脱衣室側に、見付け方向T1に突出する凸部15が設けられている。そして、本実施形態の建具Aにおいては、障子12を閉じた状態で、この障子12の戸先を形成する一方の縦框8と凸部15の見込み方向T2の間、戸先と一方の縦枠1の見付け方向T1の間にそれぞれ隙間が形成され、これら隙間によって脱衣室側の一方の側R1と浴室側の他方の側R2を連通させる通気部(換気経路)16が形成されている。
【0016】
一方、本実施形態の建具Aは、
図1及び
図3に示すように、通気部16を開閉する開閉機構17を備えている。
そして、本実施形態の開閉機構17は、一方の縦枠1に固着して配設される保持部材18と、保持部材18に回動自在に支持される開閉部材19と、開閉部材19を回動させるための操作部材20とを備えて構成されている。
【0017】
保持部材18は、例えばアルミ型材などであり、
図1、
図3、
図4に示すように、直交する一側部18a及び他側部18bを備えて断面略L字状に形成され、且つ枠体5や障子12の高さ寸法に応じた所定の長さで形成されている。また、一側部18aには、内面から裏面に貫通するネジ孔21が上下方向T3に所定の間隔をあけて複数設けられている。さらに、一側部18aは、先端側が裏面から内面に向かう方向に折れ曲り、この先端部に、断面略円形状に膨出形成してなるヒンジ軸部22が設けられ、上下方向T3の上端から下端まで延設されている。
【0018】
そして、このように形成された保持部材18は、一側部18aを、枠体5の一方の縦枠1の見付け方向T1を向き一方の側R1に露出する被固定面(表面)1aに当接させ、他側部18bを、被固定面1aに連接し、見付け方向T1に突出する凸部15の突出面(表面)1bに当接させて位置決めし、ネジ孔21から一方の縦枠1にネジ止めして固着されている。
【0019】
また、
図4に示すように、保持部材18の上端と下端にそれぞれ、例えば樹脂製のキャップ部材23が嵌合しネジ止めして取り付けられている。このとき、キャップ部材23を取り付けるためのネジ孔を上下方向T3に延びる長孔にするなどし、キャップ部材23の取付位置を調整できるようにすると、キャップ部材23を含めた保持部材18の上下方向T3の長さを適宜調節できる。
【0020】
一方、本実施形態の開閉部材19は、
図1、
図3、
図4に示すように、枠体5や障子12の高さ寸法に応じた所定の長さで形成された帯板状の開閉フィン部24と、開閉フィン部24の一側端部に一体形成されるとともに保持部材18のヒンジ軸部22に係合し、開閉部材19を上下方向T3に延びるヒンジ軸部22の軸線O1周りに回動可能に支持させるためのヒンジ受部25と、ヒンジ受部25から突出し、上下方向T3に所定の長さをもって延設された係合部26とを備えて構成されている。
【0021】
操作部材20は、所定の間隔をあけて並設された一方の側板部20a及び他方の側板部20bと、両側板部20a、20bの一側端同士を繋ぐ連接部20cとを備えて形成されている。また、一方の側板部20aの他側端には、開閉部材19の係合部26が係合する溝状の係合受部27が形成されている。
【0022】
さらに、操作部材20は、一方の側板部20aと他方の側板部20bの間に、一方の縦枠1に設けられた凸部15(及び/又は保持部材18の他側部18b)を挿入し、凸部15(及び/又は保持部材18の他側部18b)に案内されて見付け方向T1に進退自在に配設されている。
【0023】
さらに、本実施形態では、
図4及び
図6に示すように、ガイド部材30を保持部材18の他側部18bにビス止めして固着し、操作部材20の一方の側板部20aと他方の側板部20bの間にガイド部材30を挿入して、操作部材20を保持部材18に取り付ける。
【0024】
そして、本実施形態の開閉機構17においては、
図5に示すように、操作部材20の一方の側板部20aに設けられた係合受部27に開閉部材19の係合部26を係合することにより、操作部材20を見付け方向T1に進退させるとともに開閉部材19をヒンジ軸部22の軸線O1周りに回動させることができ、開閉フィン部24で通気部16を開閉することができる。
【0025】
また、本実施形態の操作部材20には、
図5(
図1、
図3)に示すように、操作部材20を進退させ、開閉フィン部24によって通気部16を閉じる位置と、通気部16を開く位置にそれぞれ配されると、この操作部材20を自動的に保持するための位置決め機構31が設けられている。
【0026】
また、操作部材20には、他方の側板部20bの表面に、外側に突出する指掛け部32が設けられており、この指掛け部32に指をかけて見付け方向T1の前後に押すことで操作部材20を容易に進退させることができる。
【0027】
そして、上記構成からなる本実施形態の建具Aにおいては、
図6(a)に示すように、キャップ部材23とガイド部材30を取り付けた保持部材18を枠体5の一方の縦枠1にネジ止めし、保持部材18に操作部材20を取り付けるとともに、
図6(b)に示すように、保持部材18のヒンジ軸部22にヒンジ受部25を係合させて開閉部材19を取り付けることで、開閉機構17が建具Aに容易に且つ着脱可能に具備される。
【0028】
よって、本実施形態の建具によれば、開閉部材19を後付けすることが可能になる。
【0029】
また、本実施形態の建具Aにおいては、枠体5に一方の側R1に露出した被固定面1aが設けられ、この被固定面1aに保持部材18を当接させて固定することにより、保持部材18を枠体5に容易に固定することができる。
【0030】
さらに、本実施形態の建具Aにおいては、保持部材18の固定位置を通気部16に対する開閉部材19の位置に関連し、これが開閉部材19の開閉性能ひいては気密性、操作性を左右することになるが、枠体5に、被固定面1aと、この被固定面1aに連接し、見付け方向T1に突出する突出面1bを設け、保持部材18が被固定面1aと突出面1bに当接することにより、確実且つ容易に保持部材18を位置決めして固定でき、開閉性を担保できる。
【0031】
次に、
図7から
図12を参照し、本発明の第2実施形態に係る建具について説明する。
【0032】
本実施形態の建具Bは、例えば浴室と脱衣室の間の開口部に設けられる引き戸であり、
図7に示すように、第1実施形態と同様、一対の縦枠1、2及び上枠3、下枠4からなり、開口部の内周に沿って配設される枠体5と、上框6、下框7、一対の縦框8、9の框10及び面材11からなり、枠体に開閉可能に支持される障子(本実施形態では戸体)12とを備えて構成されている。
【0033】
また、本実施形態では、
図7及び
図8に示すように、障子12を閉じた状態で戸先と対峙する枠体5の一方の縦枠1の脱衣室側に、見込み方向T2に所定の間隔をあけて配設され、見付け方向T1に突出する一対の凸部15が設けられている。そして、本実施形態の建具Bにおいては、障子12を閉じた状態で、この障子12の戸先を形成する一方の縦框8が一対の凸部15の間に係合し、一方の縦框8と一対の凸部15の見込み方向T2の間、戸先と一方の縦枠1の見付け方向T2の間にそれぞれ隙間が形成され、これら隙間によって脱衣室の一方の側R1と浴室の他方の側R2を連通させる通気部(換気経路)16が形成されている。
【0034】
一方、本実施形態の建具Aの開閉機構35は、
図7及び
図9に示すように、一方の縦枠1に固着して配設される保持部材36と、保持部材36に回動自在に支持されて配設される開閉部材37とを備えて構成されている。
【0035】
保持部材36は、例えばアルミ型材などであり、
図7、
図9、
図10に示すように、直交する一側部36a及び他側部36bを備えて断面略L字状に形成され、且つ枠体5や障子12の高さ寸法に応じた所定の長さで形成されている。また、一側部36aには、内面から裏面に貫通するネジ孔21が上下方向T3に所定の間隔をあけて複数設けられている。さらに、一側部36aと他側部36bが繋がる角部付近に、断面略円形状のヒンジ孔を形成するヒンジ受部38が上端から下端まで上下方向T3に延設されている。
【0036】
そして、このように形成された保持部材36は、一側部36aを、枠体5の一方の縦枠1の見付け方向T1を向き一方の側R1に露出する被固定面1aに当接させ、他側部36bを、被固定面1aに連接し、見付け方向R1に突出する凸部15の突出面1bに当接させて位置決めし、ネジ孔21から一方の縦枠1にネジ止めして固着されている。
【0037】
また、保持部材36の上端と下端にそれぞれ、例えば樹脂製のキャップ部材23が嵌合しネジ止めして取り付けられている。このとき、キャップ部材23を取り付けるためのネジ孔を上下方向T3に延びる長孔にするなどし、キャップ部材23の取付位置を調整できるようにすると、キャップ部材23を含めた保持部材36の上下方向T3の長さを適宜調節できる。
【0038】
開閉部材37は、上下方向T3に所定の長さをもって形成されるとともに、保持部材36のヒンジ受部38に係合し、開閉部材37を上下方向T3に延びる回動軸線O1周りに回動可能に支持させるヒンジ軸部39を一側端側に備えた開閉フィン部40と、開閉フィン部40の一側端から外側に突出するように開閉フィン部40に着脱可能に取り付けられ、開閉部材37を閉じた状態で障子12の縦框8に当接して通気部16を閉塞させるための当接パッキン部41とを備えて構成されている。
【0039】
そして、本実施形態の開閉機構35においては、
図11に示すように、開閉フィン部40に外側に突出する指掛け部32が設けられており、この指掛け部32に指をかけて開閉フィン部40を押すことで、開閉部材37を回動軸線周りに回動させることができ、開閉フィン部40及び当接パッキン部41で通気部16を開閉させることができる。
【0040】
さらに、本実施形態の開閉機構35においては、
図11(
図7、
図9)に示すように、保持部材36(他側部36b)に着脱可能に爪部材45が取り付けられており、通気部16を閉じる位置に回動するとともに開閉部材37に爪部材45が引っ掛かり、この爪部材45によって開閉部材37を自動的に保持する位置決め機構46が設けられている。
【0041】
そして、上記構成からなる本実施形態の建具Bにおいては、
図12に示すように、キャップ部材23を取り付けた保持部材36を枠体5の一方の縦枠1にネジ止めし、
図11に示すように、保持部材36のヒンジ受部38にヒンジ軸部39を係合させて開閉部材37を取り付けることで、開閉機構35が建具Bに容易に且つ着脱可能に具備される。
【0042】
よって、本実施形態の建具Bによれば、開閉部材37を後付けすることが可能になる。
【0043】
また、本実施形態の建具Bにおいては、枠体5に一方の側R1に露出した被固定面1aが設けられ、この被固定面1aに保持部材36を当接させて固定することにより、保持部材36を枠体5に容易に固定することができる。
【0044】
さらに、本実施形態の建具Bにおいては、枠体5に、被固定面1aと、この被固定面1aに連接し、見付け方向T1に突出する突出面1bを設け、保持部材36が被固定面1aと突出面1bに当接することにより、確実且つ容易に保持部材36を位置決めして固定でき、開閉性を担保できる。
【0045】
以上、本発明に係る建具の第1、第2実施形態について説明したが、本発明は上記の第1、第2実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0046】
例えば、第1実施形態では、障子12が折り戸であるものとして説明を行ったが、第1実施形態の開閉機構17は障子12が開き戸であっても適用可能である。
【0047】
また、第1、第2実施形態では、本発明に係る保持部材18、36と開閉部材19、37を備えた開閉機構17、35を枠体5に取り付けて設置するものとした。さらに、縦枠1と縦框8の間に通気部16が形成され、この上下方向T3に延びる通気部16を開閉するように開閉機構17、35を設けるものとした。また、第1、第2実施形態では、建具A、Bが戸体(障子12)を備えて構成されているものとした。
これに対し、本発明に係る保持部材18、36と開閉部材19、37を備えた開閉機構17、35を障子12の框10に取り付けて設置するようにしてもよい。また、本発明の建具A、Bをサッシ窓等の窓とし、枠体5と、框10及び面材11とからなる窓体(障子12)に本実施形態と同様の開閉機構を設けて構成してもよい。さらに、上枠3と上框6の間や、下枠4と下框7の間に通気部16を設け、この横方向に延びる通気部16を開閉するように開閉機構を設けてもよい。
【0048】
そして、上記のように構成した場合においても、第1、第2実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
【0049】
ここで、保持部材18、36を枠体5等にビス止めして固定する場合、特に既存の建具(枠体5)に開閉機構17、35の保持部材18、36を後付けで固定する場合には、ビスが斜めに打ち込まれ、見栄えが悪くなったり、所望の固定強度が得られなくなるおそれがある。
【0050】
これに対し、確実にビスを真っ直ぐに打ち込むため、例えば、
図13及び
図14、
図15及び
図16、
図17及び
図18に示すように、枠体5の凸部15等に係合させるとともに、枠体5等の延設方向に沿う一方向(見込み方向T2)の移動を規制した状態で枠体5に着脱可能に取り付けるための略ブロック状の係止部50を備え、この係止部50の後面50aから前面50bに向けて真っ直ぐにビス挿通孔51を貫通形成してなるビス打ち用治具52を用いることが望ましい。
【0051】
また、このビス打ち用治具52は、
図13及び
図14に示すように、ビス挿通孔51が形成された部分の前面50bが他の部分の前面50bよりも後面50a側に配されるように係止部50を形成し、後面50a側に凹設された部分の前面50bからビス挿通孔51と同軸O2上に配され、このビス挿通孔51に連通しつつ軸線O2方向に突設したビスガイド部53を備えて形成してもよい。この場合、スリットを設けるなどし、弾性変形してその径を拡幅可能にビスガイド部53を形成することが望ましい。
【0052】
このように形成したビス打ち用治具52は、
図14(a)に示すように、保持部材18を枠体5等の所定位置に配設するとともに、保持部材18を間に配しつつ係止部50を枠体5等に係合させる。また、ビス打ち用治具52を一方向T2に直交し枠体5の延設方向に沿う他方向(上下方向T3)にスライド移動させることで、所定のビス止め位置上にビス挿通孔51及びビスガイド部53を位置決めすることができる。
【0053】
そして、
図14(a)及び
図14(b)に示すように、係止部50の後面側からビス54をビス挿通孔51に挿入し、さらにビスガイド部53に挿入して保持させる。また、
図14(c)、
図14(d)に示すように、回転工具(不図示)をビス挿通孔51に挿入するとともにビス54に係合させ、この回転工具でビス54を打ち込む。
【0054】
このとき、係止部50が枠体5等に係合し、ビス挿通孔51の位置が固定され、且つビス54が弾性変形して拡径するビスガイド部53によってその軸線O2を真っ直ぐに保持できるため、確実にビス54を真っ直ぐに打ち込むことができる。
【0055】
また、回転工具がビス挿入孔51の内周面でガイドされるので、打ち込み時の回転工具のブレを防止でき、誤って回転工具がブレて保持部材18、36の表面を傷つけることがない。
【0056】
これにより、保持部材18を枠体5等にビス止めして固定する場合、特に既存の建具(枠体5)に開閉機構17の保持部材18を後付けで固定する場合においても、ビス54が斜めに打ち込まれることを回避できる。すなわち、従来のように、ビス54が斜めに打ち込まれて見栄えが悪くなったり、所望の固定強度が得られないという不都合を招くことなく、精度よくビス止め作業を行うことが可能になる。
【0057】
また、
図15及び
図16に示すように、スリットなどのアタッチメント取付部55を係止部50に設けておき、このアタッチメント取付部55にアタッチメント56を着脱可能に取り付けてビス打ち用治具52を構成してもよい。
【0058】
この場合には、アタッチメント56を取り付けることで、係止部50の大きさ、形状等を枠体5等の形状に合わせて調節することができる。これにより、所望の大きさ、形状のアタッチメント56を取り付けることで、確実に係止部50を枠体5等に係合させ、ビス挿通孔51を所望の位置に配した状態で保持することができる。また、複数のアタッチメント56を用意しておくことで、あらゆる枠体5等の形状に対応することが可能になる。
【0059】
さらに、
図17及び
図18に示すように、凹部57を設けて係止部50を形成し、この凹部57によって干渉物、障害物との干渉を回避できるようにビス打ち用治具52を構成してもよい。
【0060】
この場合には、確実にビス打ち用治具52を所定の位置に設置することができ、確実に係止部50を枠体5等に係合させ、ビス挿通孔51の位置を固定し、ビス54を真っ直ぐに打ち込むことができる。
【0061】
なお、上記のようなビス打ち用治具52は、保持部材18、36を枠体5等に固着するために限定して用いなくてもよい。例えば枠体5を開口部にビス止めして固定するために用いてもよく、あらゆるビス止め作業に用いることが可能である。