特許第6461774号(P6461774)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6461774
(24)【登録日】2019年1月11日
(45)【発行日】2019年1月30日
(54)【発明の名称】検出回路及び有機発光表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09G 3/3275 20160101AFI20190121BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20190121BHJP
【FI】
   G09G3/3275
   G09G3/20 611H
   G09G3/20 623L
   G09G3/20 623R
   G09G3/20 642A
   G09G3/20 670J
【請求項の数】9
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2015-235298(P2015-235298)
(22)【出願日】2015年12月2日
(65)【公開番号】特開2016-126328(P2016-126328A)
(43)【公開日】2016年7月11日
【審査請求日】2015年12月2日
(31)【優先権主張番号】10-2014-0191076
(32)【優先日】2014年12月26日
(33)【優先権主張国】KR
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】501426046
【氏名又は名称】エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100106183
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 弘司
(72)【発明者】
【氏名】チュルウォン・リ
(72)【発明者】
【氏名】スンテ・キム
【審査官】 西島 篤宏
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2014/0368415(US,A1)
【文献】 特開平03−122588(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0139510(US,A1)
【文献】 特開2014−123125(JP,A)
【文献】 特開2006−259374(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0122119(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0162617(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 3/20−3/38
G01T 1/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示パネルの各画素に備えられて、有機発光素子に流れる電流を制御する駆動TFTの劣化による閾値電圧の変化を検知して検知電圧を得るようにして、複数の基準ラインを介して順次入力される複数の検知電圧から複数のサンプリング電圧を出力する複数のサンプリングホールド回路と、
前記複数のサンプリングホールド回路とそれぞれ接続される複数のスイッチを備え、入力される複数のサンプリングされた電圧のうち1つを選択して出力させるスイッチモジュールと、
前記スイッチモジュールと連結され、前記スイッチモジュールから選択されて出力される1つのサンプリングされた電圧からスケーリング電圧を出力する単一のスケーラと、
前記スケーリング電圧をアナログ/デジタル変換して検知データを出力するアナログ/デジタル変換器と
を含み、
前記複数のスイッチは、前記複数のサンプリングホールド回路と前記単一のスケーラとの間に、前記複数のサンプリングホールド回路と同じ数だけ配置され、順次ONとなって、前記複数のサンプリング電圧を単一のスケーラに出力し、
前記複数のサンプリングホールド回路のそれぞれは、第1コンデンサを含み、
前記単一のスケーラは、
前記スイッチモジュールを通じて前記複数のサンプリングホールド回路に前記スイッチモジュールを介して共通に接続された1つの第1入力端、第2基準電圧に接続された第2入力端、及び出力端から構成されたオペアンプと、
前記オペアンプの前記第1入力端と前記出力端間に接続された第2コンデンサを含み、
前記第2コンデンサには、前記第1コンデンサと、前記検知電圧から第1の基準電圧を減算して得た電圧との間の容量比率に基づいて、電圧が充電され、
前記スケーリング電圧は、前記第2基準電圧から前記第2コンデンサに充電された電圧を減算した大きさを有し、
前記第2コンデンサの容量は、前記第1コンデンサの容量より大きいことを特徴とする検出回路。
【請求項2】
前記複数のサンプリングホールド回路のそれぞれは、
前記第1コンデンサと、
前記第1コンデンサと第1基準電圧電源間に配置された第1スイッチと、
前記第1コンデンサと第2基準電圧電源間に配置された第2スイッチとを含み、
前記第1コンデンサは、前記複数の基準ラインのうち所定数の基準ラインに共通に接続され、
前記第1スイッチ及び前記第2スイッチは、第1スイッチング信号及び第2スイッチング信号により交互にターンオンして前記検知電圧から前記サンプリング電圧を出力することを特徴とする請求項1に記載の検出回路。
【請求項3】
前記複数の基準ラインと前記複数のサンプリングホールド回路間に配置された複数のスイッチをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の検出回路。
【請求項4】
前記複数のスイッチは、前記複数の基準ラインと同じ数で構成され、前記第1スイッチング信号によりターンオンして前記検知電圧を前記複数のサンプリングホールド回路に出力することを特徴とする請求項3に記載の検出回路。
【請求項5】
前記スケーラは、
前記オペアンプの前記第1入力端と前記出力端間に前記第2コンデンサと並列に接続された第3スイッチをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の検出回路。
【請求項6】
記第3スイッチは、前記第1スイッチング信号によりターンオンして前記第2コンデンサを初期化することを特徴とする請求項5に記載の検出回路。
【請求項7】
前記スケーラは、電流積分器として動作することを特徴とする請求項1に記載の検出回路。
【請求項8】
前記スイッチモジュールの複数のスイッチは、前記複数のサンプリングホールド回路と同じ数で構成され、第3スイッチング信号により順次ターンオンして前記サンプリング電圧を前記スケーラに出力することを特徴とする請求項1に記載の検出回路。
【請求項9】
有機発光素子が備えられた複数の画素、及び前記複数の画素のそれぞれに接続された複数の基準ラインを備えた表示パネルと、
前記複数の基準ラインを介して印加された検知電圧から検知データを出力する検出回路を備えたデータ駆動部と、
前記検知データに基づいて画像データから補償画像データを生成し、前記データ駆動部を介して前記補償画像データを前記表示パネルに出力するタイミング制御部とを含み、
前記検出回路は、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の検出回路でなる
ことを特徴とする有機発光表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検出回路に関し、特に、データ駆動部毎に備えられる検出回路のサイズを小さくしてデータ駆動部の構成を簡素化することのできる検出回路及びそれを含む有機発光表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
有機発光表示装置は、自発光素子を用いるので、応答速度が速く、発光効率及び輝度が高く、視野角が大きいという利点がある。有機発光表示装置は、自発光素子である有機発光ダイオードが含まれる画素を表示パネルに配列し、ゲート信号により選択された画素の明るさをデータ信号の階調レベルに応じて制御して画像を表示する。
【0003】
図6は一般的な有機発光表示装置の1画素の等価回路図である。図6に示すように、有機発光表示装置の画素Pは、有機発光ダイオードOLED、ゲートラインGL、検出ラインSL、データラインDL、第1スイッチングTFT ST1、第2スイッチングTFT ST2、駆動TFT DT及びストレージキャパシタCstを備える。
【0004】
第1スイッチングTFT ST1は、ゲートラインGLから供給されたゲート信号に応答してターンオンし、ソース電極とドレイン電極間の電流経路を導通させる。第1スイッチングTFT ST1は、ターンオン期間にデータラインDLからのデータ信号を駆動TFT DT及びストレージキャパシタCstに供給する。第2スイッチングTFT ST2は、検出ラインSLから供給された検出信号に応答してターンオンし、基準ラインRLから供給される基準電圧Vrefを有機発光ダイオードOLEDのアノード電極に印加する。駆動TFT DTは、ターンオン期間に電源電圧EVDDから有機発光ダイオードOLEDに流れる電流を制御する。ストレージキャパシタCstは、駆動TFT DTのゲート電位を1フレームの間一定に維持する。有機発光ダイオードOLEDは、駆動TFT DTと基底電圧EVSS間に接続される。
【0005】
前述した有機発光表示装置の画素Pはフレーム区間で有機発光ダイオードOLEDが継続して発光して画像を表示することにより駆動TFT DTがターンオン状態を継続して維持するので、駆動TFT DTの劣化が発生する。よって、従来の有機発光表示装置においては、閾値電圧Vthの変化及び有機発光ダイオードOLEDの特性変化を検知して補償する方法が提案されている。
【0006】
図7は従来の有機発光表示装置の一部を示す図である。図7に示すように、従来の有機発光表示装置は、表示パネル10と検知部とを含む。表示パネル10には、図6で説明した画素Pがマトリクス状に配列されている。検知部は、表示パネル10の画素Pに備えられた駆動TFT DTの閾値電圧Vthや移動度などの特性変化を検知して対応する検知データSDを生成するために、サンプリングホールド部20、スケーリング部30、増幅器(AMP)40及びアナログ/デジタル変換器(ADC)50を備える。
【0007】
サンプリングホールド部20は、複数の基準ラインRL、すなわち各画素Pの第2スイッチングTFT ST2に接続されて基準電圧Vrefを供給する複数の基準ラインRLを介して印加された検知電圧を一時的に蓄積し、表示パネル10の閾値電圧の変化などの特性変化を検知する。サンプリングホールド部20は、所定数の基準ラインRL毎に1つずつ接続され、検知電圧を一時的に蓄積する。サンプリングホールド部20と基準ラインRL間には複数の第1スイッチSW1が配置され、基準ラインRLを介して印加された検知電圧のサンプリングホールド部20への供給を制御する。サンプリングホールド部20は、第2スイッチSW2、第3スイッチSW3及び第1コンデンサC1を含み、第2スイッチSW2と第3スイッチSW3のスイッチング動作によって第1コンデンサC1に電圧を蓄積する。
【0008】
スケーリング部30は、サンプリングホールド部20と1対1対応して配置され、サンプリングホールド部20から印加される検知電圧をスケーリングして大きさを調整する。スケーリング部30は、第4スイッチSW4、第5スイッチSW5及び第2コンデンサC2を含む。
【0009】
スケーリング部30により大きさが調整された検知電圧は、増幅器40を介してアナログ/デジタル変換器50に印加される。アナログ/デジタル変換器50は、大きさが調整された検知電圧をアナログ/デジタル変換して検知データSDを出力する。
【0010】
前記検知部は、表示パネル10に接続される駆動集積回路(Driving Integrated Circuit; DIC)タイプの複数のデータ駆動部にそれぞれ備えられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
このため、従来の有機発光表示装置においては、1つのデータ駆動部に複数のサンプリングホールド部20及び複数のスケーリング部30を備えた検知部が含まれるので、データ駆動部の大きさが増加する。
【0012】
また、従来の有機発光表示装置においては、検知部の各スケーリング部30と増幅器40間に複数の第6スイッチSW6が備えられ、複数の第6スイッチSW6が順次スイッチング動作を行うことにより、スケーリングされた電圧がアナログ/デジタル変換器50に印加される。ここで、複数の第6スイッチSW6のスイッチング動作により寄生容量が発生し、その寄生容量により、スケーリングされた電圧において誤差が生じる。スケーリングされた電圧の誤差はスケーリング部30の数が多くなるほど、すなわち第6スイッチSW6の数が多くなるほど大きくなり、これにより、検知部の動作信頼性が低下する。
【0013】
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、サイズを小さくすると共に動作信頼性を向上させることのできる検出回路及びそれを含む有機発光表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するための本発明による検出回路は、表示パネルの各画素に備えられて、有機発光素子に流れる電流を制御する駆動TFTの劣化による閾値電圧の変化を検知して検知電圧を得るようにして、複数の基準ラインを介して順次入力される複数の検知電圧から複数のサンプリング電圧を出力する複数のサンプリングホールド回路と、前記複数のサンプリングホールド回路とそれぞれ接続される複数のスイッチを備え、入力される複数のサンプリングされた電圧のうち1つを選択して出力させるスイッチモジュールと、前記スイッチモジュールと連結され、前記スイッチモジュールから選択されて出力される1つのサンプリングされた電圧からスケーリング電圧を出力するスケーラと、前記スケーリング電圧をアナログ/デジタル変換して検知データを出力するアナログ/デジタル変換器とを含み、前記複数のサンプリングホールド回路のそれぞれは、第1コンデンサを含み、前記スケーラは、前記スイッチモジュールを通じて前記複数のサンプリングホールド回路に前記スイッチモジュールを介して共通に接続された1つの第1入力端、第2基準電圧に接続された第2入力端、及び出力端から構成されたオペアンプと、前記オペアンプの前記第1入力端と前記出力端間に接続された第2コンデンサとを含み、前記第2コンデンサには、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサの大きさの比率に応じた電圧が充電され、前記スケーリング電圧は、前記第2基準電圧から前記第2コンデンサに充電された電圧を減算した大きさを有する。
【0015】
また、本発明による有機発光表示装置は、有機発光素子が備えられた複数の画素、及び前記複数の画素のそれぞれに接続された複数の基準ラインを備えた表示パネルと、前記複数の基準ラインを介して印加された検知電圧から検知データを出力する検出回路を備えたデータ駆動部と、前記検知データに基づいて画像データから補償画像データを生成し、前記データ駆動部を介して前記補償画像データを前記表示パネルに出力するタイミング制御部とを含み、ここで、検出回路は、前述した本発明による検出回路でなる。
【発明の効果】
【0016】
本発明による検出回路は、複数のサンプリングホールド回路に1つのスケーラを対応させて構成することにより、検出回路及びそれを含むデータ駆動部のサイズを小さくすることができる。また、オペアンプ(OP AMP)を用いた電流積分器でスケーラを構成しており、オペアンプを用いるので、従来の検知部に比べて第2スイッチモジュールのスイッチング動作により発生する寄生容量の影響を最小限に抑えることができる。よって、寄生容量によりスケーラから出力されるスケーリング電圧において誤差が生じることを防止し、正確な検知データを出力することができる。
【0017】
また、本発明による有機発光表示装置は、検出回路から閾値電圧の変化量に応じた検知データが供給され、各画素の駆動トランジスタに供給されるデータ信号を正確に補償することができるので、表示品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の一実施形態による有機発光表示装置の構成を示す図である。
図2図1に示すデータ駆動部の検知部の具体的な構成を示す図である。
図3図2に示すサンプリングホールドモジュールの1つのサンプリングホールド回路を示す図である。
図4図2に示すサンプリングホールドモジュールとスケーラの接続を詳細に示す図である。
図5】本実施形態の検知部の動作による出力電圧を示す図である。
図6】一般的な有機発光表示装置の1画素の等価回路図である。
図7】従来の有機発光表示装置の一部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、添付図面を参照して本発明による検出回路及びそれを含む有機発光表示装置の実施形態について詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態による有機発光表示装置の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態による有機発光表示装置100は、表示パネル110、ゲート駆動部120、データ駆動部140及びタイミング制御部130を含む。
【0021】
表示パネル110には、複数のゲートラインGL、複数の検出ラインSL及び複数のデータラインDLが交差して形成され、複数のゲートラインGLと複数のデータラインDLが交差して形成される領域には画素Pがマトリクス状に配置される。
【0022】
画素Pは、有機発光素子OLED、第1スイッチングTFT ST1、第2スイッチングTFT ST2、駆動TFT DT及びストレージキャパシタCstを含む。
【0023】
有機発光素子OLEDは、駆動TFT DTと基底電圧電源EVSS間に接続され、駆動電圧電源EVDDと基底電圧電源EVSS間に流れる電流により発光する。第1スイッチングTFT ST1は、ゲートラインGLを介して供給されたゲート信号によりターンオンし、データラインDLを介して供給されたデータ信号を駆動TFT DT及びストレージキャパシタCstに伝達する。第2スイッチングTFT ST2は、検出ラインSLを介して供給された検出信号に応答してターンオンし、基準ラインRLを介して供給される基準電圧Vrefを有機発光ダイオードOLEDのアノード電極に印加するようにしてもよい。駆動TFT DTは、駆動電圧電源EVDDと有機発光素子OLED間に接続され、駆動電圧電源EVDDとゲート電極間にかかる電圧によって有機発光素子OLEDに流れる電流量を調整する。ストレージキャパシタCstは、スイッチングTFT STと駆動TFT DT間に接続される。
【0024】
ゲート駆動部120は、タイミング制御部130から供給されたゲート制御信号GCSに基づいてゲート信号を生成する。前記ゲート信号は、表示パネル110の複数のゲートラインGLに供給される。ゲート駆動部120は、表示パネル110にGIP(Gate In Panel)方式で形成される。
【0025】
データ駆動部140は、タイミング制御部130から供給されたデータ制御信号DCSに基づいて画像データ、例えば補償画像データRGB’をアナログ形態のデータ信号に変換し、データ信号を表示パネル110の複数のデータラインDLを介して出力する。
【0026】
また、データ駆動部140は、複数の基準ラインRLにより画素Pの駆動TFT DTの閾値電圧Vthや移動度などの特性変化を検知して検知データSDを生成し、それをタイミング制御部130に出力する。このために、データ駆動部140は、データ出力部141及び検知部145を含む。
【0027】
データ出力部141は、タイミング制御部130から供給された補償画像データRGB’を表示パネル110の複数のデータラインDLに出力する。
【0028】
検知部145は、基準ラインRLにより画素Pの駆動TFT DTの閾値電圧Vthや移動度などの特性変化を検知し、それに基づいて検知データSDを生成して出力する。
【0029】
このようなデータ駆動部140は、複数の駆動集積回路形態で構成されてもよく、それぞれが複数のデータラインDLのうち所定数のデータライン毎に接続されるようにしてもよい。
【0030】
タイミング制御部130は、外部システム(図示せず)から入力される制御信号、例えば垂直同期信号(Vsync)、水平同期信号(Hsync)、ドットクロック信号(DCLK)及びデータイネーブル信号(DE)などから、ゲート制御信号GCS及びデータ制御信号DCSを生成する。ゲート制御信号GCSはゲート駆動部120に出力され、データ制御信号DCSはデータ駆動部140に出力される。
【0031】
また、タイミング制御部130は、外部システムから入力された画像信号RGBを表示パネル110に合わせて変換することで画像データを生成する。また、データ駆動部140から供給された検知データSDに基づいて画像データを補償することで補償画像データRGB’を生成する。補償画像データRGB’は、データ制御信号DCSと共にデータ駆動部140に出力される。補償画像データRGB’は、表示パネル110の各画素Pの駆動TFT DTの特性変化を補償する。
【0032】
図2は、図1に示すデータ駆動部の検知部の具体的な構成を示す図である。図1及び図2に示すように、本実施形態の検知部145は、複数の基準ラインRLを介して印加される電圧、例えば画素Pの閾値電圧Vthを検知した検知電圧から検知データSDを生成して出力する。
【0033】
検知部145は、第1スイッチモジュール151、サンプリングホールドモジュール153、第2スイッチモジュール155、スケーラ156及びアナログ/デジタル変換器(ADC)157を含む。検知部145は、複数のデータ駆動部140のそれぞれに備えられるようにしてもよい。
【0034】
第1スイッチモジュール151は、複数の基準ラインRL1〜RLnとサンプリングホールドモジュール153間に配置される。第1スイッチモジュール151は、複数の基準ラインRL1〜RLnと1対1対応する複数のスイッチ151_1〜151_nを含む。
【0035】
第1スイッチモジュール151の複数のスイッチ151_1〜151_nは、タイミング制御部130から供給されるスイッチング信号、例えば第1スイッチング信号Φ1に基づいて順次スイッチング動作を行う。第1スイッチモジュール151は、スイッチング動作により複数の基準ラインRL1〜RLnから検知電圧を出力する。
【0036】
一方、複数のデータ駆動部140のそれぞれは、表示パネル110の複数のデータラインDL1〜DLn及び複数の基準ラインRLのうち768個のデータライン及び768個の基準ラインに接続されるようにしてもよく、この場合、第1スイッチモジュール151は、768個の基準ラインと1対1対応するスイッチ151_1〜151_nを含むようにしてもよい。
【0037】
サンプリングホールドモジュール153は、第1スイッチモジュール151を介して印加される検知電圧を一時的に蓄積しておき、出力する。サンプリングホールドモジュール153は、複数のサンプリングホールド回路153_1〜153_mを含む。
【0038】
複数のサンプリングホールド回路153_1〜153_mのそれぞれは、第1スイッチモジュール151の複数のスイッチ151_1〜151_nに接続されるようにしてもよい。ここで、複数のサンプリングホールド回路153_1〜153_mのそれぞれは、第1スイッチモジュール151の4つのスイッチに対応して接続される。第1スイッチモジュール151が768個のスイッチ151_1〜151_nを含む場合、サンプリングホールドモジュール153は、192個のサンプリングホールド回路153_1〜153_mを含むようにしてもよい。
【0039】
図3は、図2に示すサンプリングホールドモジュールの1つのサンプリングホールド回路を示す図である。図2及び図3に示すように、サンプリングホールド回路153_1は、第1スイッチモジュール151の4つのスイッチ151_1〜151_4に対応して接続される。サンプリングホールド回路153_1は、第1コンデンサC1、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2を含む。
【0040】
第1スイッチSW1は、第1基準電圧Vref1を供給する第1基準電圧電源と第1コンデンサC1間に接続され、第2スイッチSW2は、第2基準電圧Vref2を供給する第2基準電圧電源と第1コンデンサC1間に接続される。第1スイッチSW1は、第1スイッチモジュール151のスイッチ151_1〜151_4と共に第1スイッチング信号Φ1に基づいてスイッチング動作を行う。第2スイッチSW2は、第2スイッチング信号Φ2に基づいてスイッチング動作を行う。ここで、第1基準電圧Vref1のほうを第2基準電圧Vref2より大きくしてもよい。
【0041】
前述したサンプリングホールド回路153_1は、第1スイッチモジュール151を介して印加された検知電圧からサンプリング電圧VS1を出力する。また、サンプリング電圧VS1は前記検知電圧より小さくしてもよい。
【0042】
以下、前述したサンプリングホールド回路153_1の動作について詳細に説明する。説明の便宜上、第1スイッチモジュール151の最初のスイッチ151_1がスイッチング動作して検知電圧VS0を出力する場合のサンプリングホールド回路153_1の動作を例に説明する。
【0043】
まず、第1スイッチモジュール151の最初のスイッチ151_1とサンプリングホールド回路153_1の第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2の全てがターンオフされた状態で、第1スイッチング信号Φ1により第1スイッチモジュール151の最初のスイッチ151_1がターンオンされる。そして、サンプリングホールド回路153_1の第1スイッチSW1も第1スイッチング信号Φ1によりターンオンされる。
【0044】
このとき、サンプリングホールド回路153_1の第1コンデンサC1には所定の電圧が充電される。例えば、第1コンデンサC1には、検知電圧VS0から第1基準電圧Vref1を減算した大きさを有する第1電圧VS0−Vref1が充電される。
【0045】
サンプリングホールド回路153_1の第1コンデンサC1に第1電圧VS0−Vref1が充電された状態で、第1スイッチング信号Φ1により第1スイッチモジュール151の最初のスイッチ151_1とサンプリングホールド回路153_1の第1スイッチSW1がターンオフされる。そして、第2スイッチング信号Φ2によりサンプリングホールド回路153_1の第2スイッチSW2がターンオンされる。
【0046】
このとき、サンプリングホールド回路153_1の第1コンデンサC1は、充電電圧、すなわち第1電圧VS0−Vref1を維持し、サンプリングホールド回路153_1の出力ノードの電圧は、第1電圧VS0−Vref1に第2基準電圧Vref2を加算した大きさを有する第2電圧VS0−Vref1+Vref2となる。
【0047】
次いで、第2スイッチング信号Φ2によりサンプリングホールド回路153_1の第2スイッチSW2がターンオフされると、サンプリングホールド回路153_1の出力ノードの電圧、すなわち第2電圧VS0−Vref1+Vref2がサンプリング電圧VS1として出力される。
【0048】
このように、本実施形態のサンプリングホールド回路153_1は、第1スイッチモジュール151を介して基準ラインRLから印加された検知電圧VS0を充電しておき、サンプリング電圧VS1として出力することができる。ここで、サンプリング電圧VS1は検知電圧VS0より小さくしてもよい。
【0049】
一方、図3に示すサンプリングホールド回路153_1は、第1スイッチモジュール151の4つのスイッチ151_1〜151_4を介して4つの基準ラインRLに接続される。また、第1スイッチング信号Φ1により第1スイッチモジュール151の4つのスイッチ151_1〜151_4が順次スイッチング動作を行うようにし、サンプリングホールド回路153_1に4つの検知電圧が入力される。
【0050】
これにより、サンプリングホールド回路153_1は、前述した動作を繰り返し行い、4つのサンプリング電圧VS1を順次出力することができる。さらに、第1スイッチモジュール151の4つのスイッチ151_1〜151_4が同時にスイッチング動作を行うようにし、サンプリングホールド回路153_1に4つの検知電圧が入力されるようにしてもよい。
【0051】
図2に示すように、検知部145の第2スイッチモジュール155は、サンプリングホールドモジュール153とスケーラ156間に配置される。第2スイッチモジュール155は、サンプリングホールドモジュール153の複数のサンプリングホールド回路153_1〜153_mのそれぞれと1対1対応する複数のスイッチ155_1〜155_mを含む。
【0052】
第2スイッチモジュール155の複数のスイッチ155_1〜155_mは、タイミング制御部130から供給されるスイッチング信号、例えば第3スイッチング信号Φ3に基づいて順次スイッチング動作を行う。第2スイッチモジュール155は、スイッチング動作によりサンプリングホールドモジュール153の複数のサンプリングホールド回路153_1〜153_mのそれぞれから出力されるサンプリング電圧VS1を順次スケーラ156に出力する。
【0053】
一方、サンプリングホールドモジュール153が192個のサンプリングホールド回路153_1〜153_mを含むようにしてもよいことを説明した。この場合、第2スイッチモジュール155は、192個のスイッチ155_1〜155_mを含むようにしてもよい。
【0054】
スケーラ156は、第2スイッチモジュール155の複数のスイッチ155_1〜155_mに共通に接続される。スケーラ156は、第2スイッチモジュール155を介して順次入力されるサンプリング電圧VS1をスケーリングしてスケーリング電圧VS2を出力する。また、スケーリング電圧VS2はサンプリング電圧VS1より小さくしてもよい。
【0055】
図4は、図2に示すサンプリングホールドモジュールとスケーラの接続を詳細に示す図である。図2図4を参照すると、前述したように、サンプリングホールドモジュール153は、複数のサンプリングホールド回路153_1〜153_mを含み、各サンプリングホールド回路153_1〜153_mは、第1コンデンサC1、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2を含む。
【0056】
サンプリングホールドモジュール153とスケーラ156間には、各サンプリングホールド回路153_1〜153_mと1対1対応する第2スイッチモジュール155の複数のスイッチ155_1〜155_mが配置される。
【0057】
スケーラ156は、第2スイッチモジュール155を介してサンプリングホールドモジュール153から順次出力されるサンプリング電圧VS1をスケーリングして出力する。スケーラ156は、後述するアナログ/デジタル変換器157の処理範囲内の電圧を生成するために、サンプリング電圧VS1の大きさを小さくしてスケーリング電圧VS2を出力する。スケーラ156は、オペアンプOP1、第2コンデンサC2及び第3スイッチSW3を含む。
【0058】
オペアンプOP1は、第1入力端(−)、第2入力端(+)及び出力端有する。オペアンプOP1の第2入力端(+)には第2基準電圧Vref2が入力される。オペアンプOP1の出力端はスケーリング電圧VS2を出力する。オペアンプOP1の第2入力端(+)に入力される第2基準電圧Vref2は、前述したサンプリングホールド回路153_1〜153_mの説明における第2基準電圧Vref2と同一であってもよく異なってもよい。
【0059】
第2コンデンサC2及び第3スイッチSW3は、オペアンプOP1における第1入力端(−)と出力端間に接続される。また、第3スイッチSW3は、第1スイッチング信号Φ1によりスイッチング動作を行う。ここで、第2コンデンサC2は第3スイッチSW3と並列に接続される。
【0060】
以下、前述したスケーラ156の動作について詳細に説明する。説明の便宜上、複数のサンプリングホールド回路153_1〜153_mのいずれか、すなわち第1サンプリングホールド回路153_1とスケーラ156の動作について詳細に説明する。
【0061】
まず、第1スイッチング信号Φ1により第1サンプリングホールド回路153_1の第1スイッチSW1がターンオンし、第1コンデンサC1に第1電圧VS0−Vref1が充電される。このとき、スケーラ156の第3スイッチSW3も第1スイッチング信号Φ1によりターンオンされる。そして、ターンオンされた第3スイッチSW3により第2コンデンサC2が放電されて初期化される。また、ターンオンされた第3スイッチSW3により第2スイッチモジュール155内の寄生容量が初期化される。
【0062】
次いで、第1スイッチング信号Φ1により第1サンプリングホールド回路153_1の第1スイッチSW1とスケーラ156の第3スイッチSW3がターンオフされ、第2スイッチング信号Φ2により第1サンプリングホールド回路153_1の第2スイッチSW2がターンオンされる。このとき、サンプリングホールド回路153_1の第1コンデンサC1は、充電電圧、すなわち第1電圧VS0−Vref1を維持し、サンプリングホールド回路153_1の出力ノードの電圧は、第1電圧VS0−Vref1に第2基準電圧Vref2を加算した大きさを有する第2電圧VS0−Vref1+Vref2となる。
【0063】
次いで、第2スイッチング信号Φ2により第1サンプリングホールド回路153_1の第2スイッチSW2がターンオフされ、第3スイッチング信号Φ3により第2スイッチモジュール155の最初のスイッチ155_1がターンオンされる。すると、第1サンプリングホールド回路153_1の出力ノードの電圧、すなわち第2電圧VS0−Vref1+Vref2がサンプリング電圧VS1としてスケーラ156に出力される。
【0064】
サンプリング電圧VS1は、スケーラ156の第2コンデンサC2に所定の電圧を充電する。例えば、スケーラ156の第2コンデンサC2には、第1サンプリングホールド回路153_1の第1コンデンサC1とスケーラ156の第2コンデンサC2の大きさの比率に応じた電圧が充電される。
【0065】
一方、スケーラ156の第2コンデンサC2は、スケーラ156のスケール性能、すなわちサンプリング電圧VS1の大きさを小さくする性能を向上させるために、第1サンプリングホールド回路153_1の第1コンデンサC1より大きな容量にしなければならない。また、その容量差により、第2コンデンサC2に充電された電圧はサンプリング電圧VS1より小さくなる。例えば、第2コンデンサC2には下記式(1)による電圧VC2が充電される。なお、VC1はサンプリングホールド回路の第1コンデンサに充電された第1電圧である。
【0066】
【数1】
【0067】
さらに、スケーラ156のオペアンプOP1は、第2コンデンサC2に充電された電圧からスケーリング電圧VS2を出力する。ここで、オペアンプOP1は、電流積分器として動作することができる。よって、オペアンプOP1から出力されるスケーリング電圧VS2は、第2基準電圧Vref2から第2コンデンサC2に充電された電圧を減算した大きさを有する。
【0068】
一方、図4に示すスケーラ156は、第2スイッチモジュール155の複数のスイッチ155_1〜155_mを介して複数のサンプリングホールド回路153_1〜153_mに接続される。よって、スケーラ156は、複数のサンプリングホールド回路153_1〜153_mの数に相当する回数だけ前述した動作を繰り返し行い、複数のサンプリング電圧、すなわち複数のサンプリングホールド回路153_1〜153_mから出力される複数のサンプリング電圧VS1と同じ数の複数のスケーリング電圧VS2を順次出力することができる。
【0069】
図2に示すように、スケーラ156の後段にはアナログ/デジタル変換器157が接続される。アナログ/デジタル変換器157は、スケーラ156からのスケーリングされたスケーリング電圧VS2をアナログ/デジタル変換して検知データSDを出力する。
【0070】
検知データSDは、図1に示すようにタイミング制御部130に出力され、タイミング制御部130は、検知データSDに基づいて画像データを補償して補償画像データRGB’を生成する。
【0071】
前述したように、本実施形態の検知部145は、サンプリングホールドモジュール153の複数のサンプリングホールド回路153_1〜153_mのそれぞれに対応する1つのスケーラ156を備え、複数の基準ラインRLを介して印加される検知電圧をサンプリング/ホールド及びスケーリングして複数のスケーリング電圧VS2を出力する。
【0072】
本実施形態の検知部145は、従来の検知部に比べて、スケーラ156の数を大幅に削減することができ、よって、検知部145の大きさ及び検知部145を含むデータ駆動部140のサイズを小さくすることができる。
【0073】
また、検知部145に1つのスケーラ156が備えられることにより、スケーラ156の内部コンデンサ、すなわち第2コンデンサC2の容量をさらに増加させることができ、よって、スケーラ156のスケーリング性能を向上させることができる。
【0074】
さらに、オペアンプOP1を用いた電流積分器でスケーラ156を構成しており、オペアンプOP1を用いるので、従来の検知部に比べて第2スイッチモジュール155のスイッチング動作により発生する寄生容量の影響を最小限に抑えることができる。よって、寄生容量によりスケーラ156から出力されるスケーリング電圧VS2において誤差が生じることを防止し、正確な検知データSDを出力することができる。
【0075】
従って、本発明による有機発光表示装置100は、検知部145のサイズを小さくすることにより、データ駆動部140のサイズを小さくすることができ、検知部145から正確な検知データSDが出力されるようにすることにより、タイミング制御部130で生成される補償画像データRGB’の正確度を向上させることができる。また、補償画像データRGB’に基づいて表示パネル110の各画素Pの特性変化を補償することにより、表示パネル110の表示品質の低下を防止することができる。
【0076】
図5は、本実施形態の検知部の動作による出力電圧を示す図である。図2図5を参照すると、時間t0で第1スイッチモジュール151の複数のスイッチ151_1〜151_nがターンオンされると、複数の基準ラインRLを介して初期検知電圧VS0がサンプリングホールドモジュール153に入力される。
【0077】
次に、時間t1で第1スイッチモジュール151がターンオフされ、サンプリングホールドモジュール153の複数のサンプリングホールド回路153_1〜153_mのそれぞれの第2スイッチ(内部スイッチ)SW2がターンオンされると、サンプリングホールドモジュール153は複数のサンプリング電圧VS1を順次出力する。ここで、サンプリング電圧VS1は、初期検知電圧VS0から第1基準電圧Vref1を減算した電圧に第2基準電圧Vref2を加算した電圧(VS0−Vref1+Vref2)であってもよい。
【0078】
次いで、時間t2でサンプリングホールドモジュール153の複数のサンプリングホールド回路153_1〜153_mのそれぞれの第2スイッチSW2がターンオフされ、第2スイッチモジュール155の複数のスイッチ155_1〜155_mがターンオンされると、スケーラ156は複数のスケーリング電圧VS2を順次出力する。ここで、スケーリング電圧VS2は、第2基準電圧Vref2から第2コンデンサC2に充電された電圧(すなわち、第1電圧VS0−Vref1と第1コンデンサC1と第2コンデンサC2の大きさの比率に応じて充電された電圧)を減算した電圧であってもよい。
【0079】
そして、第2スイッチモジュール155の複数のスイッチ155_1〜155_mがターンオフされると、スケーラ156はスケーリング電圧VS2をアナログ/デジタル変換器157に出力する。
【0080】
前述した説明には多くの事項が具体的に記載されているが、これは発明の範囲を限定するものではなく、好ましい実施形態の例示として解釈されるべきである。よって、本発明の範囲は、前述した実施形態により定められるのではなく、特許請求の範囲とその均等物により定められるべきである。
【符号の説明】
【0081】
100 有機発光表示装置
110 表示パネル
120 ゲート駆動部
130 タイミング制御部
140 データ駆動部
141 データ出力部
145 検知部
151 第1スイッチモジュール
153 サンプリングホールドモジュール
155 第2スイッチモジュール
156 スケーラ
157 アナログ/デジタル変換器
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7