【実施例】
【0046】
図1(c)及び
図2(b)に示す本発明の太陽電池ケーブルの保持構造の第1実施例は、凸状部51に固定する取付部材1と、該取付部材1に取り付ける連絡材6Aと、該連絡材6Aに固定して太陽電池パネル7から延在するケーブル(図示せず)を保持する受け材6Bと、からなる構成である。
【0047】
まず、前記取付部材1は、凸状部51の上方に位置する上面部と、該上面部の端縁から外方へ延在する取付横片26と、その側端を傾斜状に折り上げると共にその上端に係合溝271を形成した取付傾斜片27と、凸状部51を挟んで臨む左右一対の底面部23,32と、該底面部23,32の締め付け手段1B,1Cと、を備え、前記締め付け手段1B,1Cを締め付けることにより、前記底面部23,32の内側端25,35を凸状部51に挟着できる構成である。
【0048】
この第1実施例における取付部材1は、
図3(a)〜(e)に示すように凸状部51の上方及び左右の何れか一方(=右方)に配する上方部材2と、該上方部材2と回動自在に枢着されて凸状部51の他方(=左方)に配される下方部材3と、該下方部材3に取り付けられて前記上方部材2を貫通する取付ボルト1Bと取付ボルト1Bと締着ナット1Cと、該取付ボルト1Bの先端に螺合される締着ナット1Cとからなる。これらの取付ボルト1Bと締着ナット1Cとが締め付け手段を構成する。
また、前記上方部材2と前記下方部材3とは、組み合わせ状態が断面略筺状になるように形成され、凸状部51を挟んで略水平状に臨む左右一対の横片部分である底面部23,32を有し、内部に空間10が形成される。
さらに、前記底面部23,32の下面には、下方へ突出し、先端が断面略円弧状に形成される接地部231,321がそれぞれ長さ方向に連続するように設けられている。
【0049】
前記上方部材2は、前述のように凸状部51の上方及び右方に配する部材であり、図示するように凸状部51を囲う筺状部分の上面に相当する横片21と、右側面に相当する縦片22と、底面右側に相当する横片である底面部23とを形成する略つ字状のアルミ押出材である。前記横片21には、取付ボルト1Bが貫通する横長の孔211が設けられている。そして、下方部材3と回動自在に枢着するための軸部15を形成する凹状の枢支受部24は、上面左端(横片21の左端)に位置し、凸状部51に当接する底面部23の先端が挟着部25である。
なお、この上方部材2には、前記横片21の一方(図面右方)に略水平状に延在する取付横片26と、その略中央を傾斜状に折り上げた取付傾斜片27が設けられている。前記取付横片26は、先端261が係止突部であって、前端付近及び後端付近にそれぞれ孔262が設けられている。また、前記取付傾斜片27は、中央上端が切り欠かれた板状であって、この切欠溝を係合溝271とし、残存する前後の上端272,272とする。
【0050】
前記下方部材3は、前述のように凸状部51の左方に配する部材であり、図示するように左側面に相当する縦片31と、底面左側に相当する横片である底面部32とを形成する略L字状のアルミ押出材である。そして、取付ボルト1Bの頭部が嵌着される凹状の収容部33が略中央、即ち前記上面(横片21)の裏面側に形成され、上方部材2と回動自在に枢着するための軸部15を形成する凸状の枢支部34は、左側面上端(縦片31の上端)に位置し、凸状部51に当接する底面部32の先端が挟着部35である。
【0051】
前記取付ボルト1Bは、図示するように下端に頭部16が位置し、上方に雄ネジ部分17が位置する六角ボルトである。
また、前記締着ナット1Cは、六角ナットである。
【0052】
そして、これらの部材を図示ずるように一体的に組み合わせるのであるが、上方部材2と下方部材3とは回転自在に枢着されて軸部15を形成し、下方部材3の収容部33にその頭部16を取り付けられた取付ボルト1Bの雄ネジ部分17の先端は、上方部材2に設けた孔211を貫通して上方に突出するように組み合わせる。
なお、締着ナット1Cは、それを締め付ける作業まで取り外した状態としておくようにしてもよいし、取付ボルト1Bの雄ネジ部分17の先端に緩く取り付けておくようにしてもよい。
【0053】
次に、前記連絡材6Aは、上端に位置する取付部61と、該取付部61から下方へ延在する受面部62と、とを備え、金属製の成形材でも硬質樹脂製の成形材でもよい。この第1実施例における連絡材6Aには、更に前記受面部62の下端を折曲して横片部63を形成している構成である。
【0054】
この第1実施例における連絡材6Aは、
図2(d)に示すように前記係合溝271の横幅とほぼ等しくやや狭い短冊状の金属材等を折曲成形して作成される部材である。そして、断面7字状に形成される取付部61の下方には、下方外側へ延在して略垂下状に下方へ延在する受面部62が設けられ、その下端を内側へ折曲すると共に先端を断面円弧状に形成した横片部63とが設けられている。この横片部63の先端が、断面が略円弧状に形成された当接部631である。また、この連絡材6Aの上方には上端を折返し状に形成して下方が開放する溝状の取付部61と内側上方へ突出する突起612とが設けられる。なお、内側、外側とは、取り付ける取付部材1に向かう方向を内側とし、その逆を外側とした。
【0055】
また、前記受け材6Bは、
図2(e)に示すように前端及び後端が下方へ折曲された断面逆皿状の短冊材等を折曲して作成される部材であって、前記連絡材6Aより広幅に形成される。そして、左右方向に略水平状に形成される中央部65の内側及び外側を上方へ折り曲げ、内側の折り曲げ部分を側部66とした。これらの中央部65や側部66には、それぞれ円状(651,661)、細孔(652,662)が形成されている。なお、
図1(d)〜(g)に示す三面図では右側の側部66の中央に比較的大径の円孔661を設けたが、
図1(c)や
図2(a),(e)に示すようにこの右側の側部66が左方に位置するように配設した。
【0056】
そして、前記取付部材1に前記連絡材6Aを取り付けるには、前記取付傾斜片27に設けた係合溝271に、前記連絡材6Aの取付部61を上方から配置(係合)するが、前後の上端272,272に挟まれる形で係合しているので、前後方向にズレ動くことがなく取り付けられる。しかも、取付部61自体を傾斜状に設けたので、前記係合溝271への取付部61の係合が共に傾斜状で行われるため、安定に係合させることができる
また、突起612の下端を、取付横片26の係止突部261に嵌まり込むように係合(嵌合)させる。即ち取付部61を上顎とすると、突起612が下顎となり、上下から取付傾斜片27を噛むように取り付けることができる。
【0057】
この状態で、連絡材6Aには、前述のように横片部63が設けられているので、その先端(当接部631)が取付部材1の側壁面22に臨む状態となっているが、断面が略円弧状に形成されているため、側壁面22と当接部631とが仮に当接することがあっても表面を傷付けることがない。
このように連絡材6Aには横片部63が設けられているので、受面部62と取付部材1の側壁面22と横片部63とで囲まれる空間67が形成され、該空間67には、受け材6Bを固定するための前記ナット6dgが位置している。
【0058】
なお、この状態で連絡材6Aには自重やそれに作用する正荷重により、外側への傾倒は防止されるが、取付部61に遊び(深さの余裕)を設けているため、必要に応じて連絡材6Aを上方へ持ち上げることにより、突起612を係止突部261から外してこの連絡材6Aを容易に取り外すことができる。
【0059】
次に、前記連絡材6Aに対し、前記受け材6Bを固定するが、この作業は連絡材6Aの取付以前に予め行ってもよいし、受け材6Bの取付後に行うようにしてもよい。
前述のように前記受け材6Bは、断面逆皿状に形成されているため、前記連絡材6Aの受面部62に対し、側部66が包持するように沿わせ、側方からボルト6c及びナット6dを取り付けて一体化すればよい。その際、ボルト6cは側部66に設けた円孔661を挿通させて取り付ける。
【0060】
このように、本発明では、前記連絡材6Aの取付部61を、前記取付部材の取付傾斜片27の係合溝271に取り付けると共に、当接部631を前記取付部材1の側壁面22に臨ませ、受け材6Bを前記連絡材6Aの受面部62に固定した構成である。
【0061】
なお、
図2(a),(b)に示した外装面(外装材)5上に形成される凸状部51は、山状部分と谷状部分とが連続する構成の外装面5において、山状部分の頂部に形成されたものであり、図示しないタイトフレーム上に固定された吊子(図示せず)の起立片に、左右の外装材5,5の側縁部52,52の端部を略垂直状に立ち上げて重合状に沿わせ、カシメて形成したものである。
【0062】
そして、前記凸状部51に対し、前記取付部材1を取付施工するには、以下の第1〜第3の工程を実施すればよい。
まず、第1の工程として、上方部材2と下方部材3と取付ボルト1Bとを予め緩く一体的に組み合わせた状態で、上方部材2と下方部材3で形成される空間10に位置させるように凸状部51に配置する。
上方部材2及び下方部材3は、回動自在に枢着されているので、上方部材2を凸状部51の右側に配設し、底面部23の内側端である挟着部25を凸状部51の立ち上がり基部に沿わせ、下方部材3を凸状部51の左側に配設し、底面部32の内側端である挟着部35を凸状部51の立ち上がり基部に沿わせ、左右から挟むように配設する。
【0063】
次に、第2の工程として、前記取付ボルト1Bに締着ナット1Cを取り付けて上方から工具等で締め付ける。この締め付けにより、取付ボルト1Bを引っ張り上げる作用が働き、上方部材2と下方部材3とが一体的に固定する。この状態では、左右一対の底面部23,32が凸状部51の立ち上がり基部を右左から挟む状態となり、該底面部23,32の内側端である挟着部25,35が挟着する状態となるため、上方部材2及び下方部材3が凸状部51に係止状に取り付けられ、取付ボルト1Bが上方部材2上に起立し、前記底面部23,32から下方へ突出する接地部231,321が外装面5に線接触させて載置されるように取り付けられる。
【0064】
その後、第3の工程として、固定した取付部材1の取付傾斜片27に設けた係合溝271に、前記連絡材6Aの取付部61を上方から取り付ける(係合する)。そして、突起612の下端を、取付横片26の係止突部261に嵌まり込むように係合(嵌合)させる。
その後、前記連絡材6Aに対し、前記受け材6Bを固定するが、前述のようにこの作業は連絡材6Aの取付以前に予め行ってもよい。
【0065】
そして、第4の工程として、
図2(b)に示すように固定した取付部材1の上面(横片21)に太陽電池パネル7を臨ませ、傾斜取付片27の端縁(=前後方向の端縁)に沿わせる(係止する)ように配設する。
なお、この太陽電池パネル7の取付に際しては、取付部材1の取付ボルト1Bの雄ネジ部分17の先端に、直接的に取り付けてもよいし、適宜支持材などを介して間接的に取り付けるようにしてもよい。また、前述のように取付部材1には受け材6Bが一体的に取り付けられているので、太陽電池パネル7から延在するケーブルをこの受け材6Bに直接的に保持させるようにしてもよいし、隣り合う受け材6B,6Bに連続する支持材を配設して該支持材にケーブル等を保持させるようにしてもよい。
【0066】
このように施工される本発明の太陽電池ケーブル7の保持構造は、取付部材1に設けた取付横片26と取付傾斜片27に対し、連絡材6A及び受け材6Bを容易に且つ安定に取り付けたものであり、連絡材6Aの取付部61は、前後の上端272,272に挟まれる形で係合(嵌合)しているので、前後方向にズレ動くことがなく取り付けられる。
また、太陽電池パネル7自体は前記取付傾斜片27(の前後方向の端縁)を位置規制部として容易に配設することができ、太陽電池パネル7から延在するケーブルは、受け材6Bやそれに固定した各種の金具などを適宜に収容、保持させることができる。
さらに、取付横片26に設けた孔262は、太陽電池パネル7の取付孔として用いることができる。
【0067】
また、この第1実施例では、取付横片26及び取付傾斜片27に取り付けた連絡材6Aに、横片部63が設けられているので、受面部62と取付部材1の側壁面22と横片部63とで囲まれる空間67が形成され、該空間67を、受け材6Bを固定するための止着具(6c,6d)の収容空間として利用することができる。
【0068】
また、この第1実施例における取付部材1は、外装面5に載置される接地部231,321が断面略円弧状に形成されているので、外装面5との接触が線接触状となるため、仮に外装面(外装材)5を形成する金属板材の変形等が生じても確実且つ安定な配設が行われるものとなる。また、接地部231,321により、底面部23,32と外装面5とは面接触することがないため、経年の摩擦等によっても外装材5を形成する金属板表面の防錆塗装等の処理が剥がされることがなく、サビや腐食の原因となることがない。なお、底面部23,32と外装面5との間に形成される空間4は、雨水(水分)を保持するものではないため、サビ等の原因とならない。
【0069】
また、この第1実施例では、凸状部51の上方及び右方に配する上方部材2と、該上方部材2と回動自在に枢着されて凸状部51の左方に配される下方部材3と、該下方部材3に取り付けられて前記上方部材2を貫通する取付ボルト1Cと、該取付ボルト1Cの先端に螺合される締着ナット1Bと、からなり、回動自在に枢着した上方部材2と下方部材3で凸状部51を左右から挟む挟着部231,321を形成し、取付ボルト1Cに締着ナット1Bを取り付けて締め付け手段を形成したので、この取付部材1を取り付けて一体化させることで、上方部材2及び下方部材3を凸状部51に係止させ、取付ボルト1Bを上方部材2上に起立させることができる。
【0070】
図4(a)〜(e)に示す本発明の第2実施例における取付部材1
2は、左右一対の横片部分である底面部23,32の下面に、下方へ長く突出し、先端が断面略円弧状に形成される接地部232,322が設けられている上方部材2
2、下方部材3
2からなる以外は、前記第1実施例と全く同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
即ちこの第2実施例では、底面部23,32の下面の接地部232,322を足長に形成しているが、
図4(f)に示すようにその凸状部51
2が首長に形成される外装面(外装材)5
2に好適に適応するものであり、底面部23,32と外装面5
2との間に前記第1実施例における空間4よりも大きな空間4
2を形成するものである。
【0071】
図5(a)〜(e)に示す本発明の第3実施例における取付部材1
3は、底面部23,32の下面に接地部が設けられず、側壁面を形成する縦片22
3,31
3がそれぞれ鉛直状ではなく、下方へ向かって広がるように傾斜状に形成されている構成である以外は、前記第1実施例と全く同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
即ちこの第3実施例では、
図5(f)に示す外装構造に対して面状に接触して安定に載置されている。
【0072】
図6(a)〜(e)に示す本発明の第4実施例の取付部材1
4は、底面部23,32の下面の接地部234,324を中央寄りに形成している以外は、前記第1実施例と全く同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
即ちこの第4実施例では、
図6(f)に示す外装構造では設置安定性について判断できないが、底面部23,32と外装面5
4との間に前記第1実施例における空間4よりも小さな空間4
4を形成するものである。
【0073】
図7(a)〜(c)に示す第1比較例における取付部材1
5は、上面(横片21)の右端縁に、前後方向の端縁付近に下方へ傾斜する下向き傾斜片28,28を、前後方向の略中央に上方へ傾斜する上向き傾斜片29を設けた構成であり、この上向き傾斜片29には係合溝(271)が設けられていない。
したがって、この第1比較例では、仮に前記連絡材(6A)を取り付けようとしても前後方向へのズレ動きが生じてしまうし、下向き傾斜片28に設けられた孔281は少なくとも太陽電池パネル(7)の取付用としては望ましくない。
【0074】
図7(d)〜(f)に示す第2比較例における取付部材1
6は、上面(横片21)の右端縁に、前後方向に沿う下方へ傾斜する下向き傾斜片28',28'を、前後方向の略中央に上方へ傾斜する上向き傾斜片29'を設けた構成であり、連絡材6Aに代えて用いる連絡材6Eには横片部(63)が設けられておらず、受け材6Bは全く同様である。
この第2比較例では、前後方向のズレを防止するため、連絡材6Eの上端を係合した状態で、この連絡材6Eの受面部62に設けた孔621からビス6gを打ち込んで下向き傾斜片29'に固定している。
なお、この例(続く第3比較例も同様)における凸状部51'は、山状部分と谷状部分とが連続する構成の外装面5において、山状部分の頂部に形成された点では、前記実施例等と同様であるが、タイトフレーム5C上に固定された吊子5Bの起立片に、左右の外装材5',5’の側縁部52',52'の端部を略垂直状に立ち上げて重合状に沿わせ、カシメて形成したものである。
【0075】
図7(g)〜(i)に示す第3比較例では、取付部材1
7自体は、前記第2比較例の取付部材1
6とほぼ同様であるが、連絡材6Aに代えて用いる連絡材6Fは、取付部61の中央寄りに取付ボルト1Bの上端に締着ナット1Cと共締めされる共締め部68が設けられている。
【0076】
図8(a)〜(g)に示す第5実施例における連絡材8は、上端に位置する取付部81と、該取付部81から下方へ延在する受面部82と、を備え、更に前記受面部82の下端を折曲して横片部83を形成している構成である。
この連絡材8の取付部81は、外側への下り傾斜部811a、垂直部811b、内側への下り傾斜部811cからなる断面7字状に形成される傾斜基部811と、前記下り傾斜部811aの上端から内側へ向かって延在する上側横片812と、前記下り傾斜部811cから内側へ向かって延在する下側横片813と、からなる。また、前記上側横片812を貫通して上方から締着具8bが配設され、前記下側横片813の先端は、斜め上方へ折り上げられている。
【0077】
この構成の連結材8を取付部材1に取り付けるには、
図9(b),(e)に示すように取り付ければ良い。
即ち
図9(d)〜(f)及び
図10(a),(b)に、外装材5に取り付けた取付部材1に対して連絡材8及び受け材6Bを取り付ける手順を示しているが、敢えて
図9(a)〜(c)では外装材5を省略してこの連絡材8の取付機構を明確に示すようにした。
要するに
図9(b)に示すように、前記連結材8の取付部81を前記取付部材1の係合溝271に取り付ける。その際、傾斜基部811が係合溝271に配設され、前後方向へのズレ外れが防止されるのはその他の実施例と同様であるが、当該実施例では、前記傾斜基部811から延在する前記上側横片812を、前記取付横片26の上方に臨ませると共に、該上側横片812に上方から締着具8bを配してその下端を前記取付横片26の上面に圧接するように締着させる。
【0078】
しかも当該実施例における連絡材8には、前記下側横片813を設けているので、
図10(b)に示すように該下側横片813を前記取付横片26の下面に沿うように配設する(取り付ける)と、この下側横片813は、前記取付横片26の強度を補強する役割を果たすため、前記締着具8bを強固に締め付けて取り付けることができる。
したがって、この第5実施例における連絡材8の取付部81は、前記取付横片26への取付強度及び取付安定性がより高いものとなる。
なお、当該第5実施例における取付部材1や受け材6Bは、前記実施例と同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。