(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
表示装置に設置されたセンサーが検出する、前記表示装置に表示されている映像の領域のうち所定領域における輝度及び/又は色度を、前記映像を識別する映像識別情報に変換するセンシング結果変換部と、
前記映像が表示された時刻を取得する時間計測部と、
前記映像識別情報と、前記時刻と、を、前記映像識別情報と、前記時刻とが、前記表示装置に表示される映像に対して付加された映像識別情報と、当該付加された映像識別情報の表示予定時刻とに一致するか否かに基づいて、前記映像が表示されたか否かを判定する映像識別情報比較装置へ出力するセンシング結果読出部と、
を有する表示装置。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本実施形態の表示システム1の概略構成図である。
表示システム1は、表示装置10、信号受信部11、信号処理部12、時間計測部13、センシング結果変換部14、センシング結果記憶部15、センシング結果読出部16、センサー20を備えている。
【0013】
信号受信部11は、外部からID(映像識別情報)が付加された映像30を受信し、映像30を表示システム1内部で処理しやすい形式に変換して信号処理部12に送信する。なお、IDとは、映像のコンテンツを識別するための情報を有する識別子であり、映像30を識別するために映像30に付加される。
信号処理部12は、信号受信部11から受信した映像30を、表示装置10で表示するために適した信号の処理を行い表示装置10に送信する。
表示装置10は、信号処理部12から受信した映像30を表示する。この際、付加されたIDも画面上に表示される。
【0014】
センサー20は、表示装置10で表示されるIDに被さるように準備された状態で、表示装置10に設置されている。センサー20は、表示装置10に表示されているIDの輝度又は色度の変化を検出する。
図2は、IDについて説明するための図である。
図2(a)は、センサー20として輝度センサーを用いる場合のIDについて示し、
図2(b)は、センサー20としてカラーセンサーを用いる場合のIDについて示している。
図2(a)に示すように、IDは、センサーが輝度センサーだけの場合には、色情報を含まない白だけの信号で表示時間の長さが可変にされることにより、コンテンツの内容を表す。
図2(a)は、IDが3s(秒)、1s、2s、1s、2sと時間的に変化する様子を示している。
また、
図2(b)に示すように、IDは、センサーにカラーセンサーを用いる場合には、時間的に変化するIDに色情報を加えることができ、表示単位ごとにビット深度のある色情報を付加できる。
図2(b)は、IDが白3s、青1s、赤2s、白1s、緑2sと時間的に変化する様子を示している。
【0015】
IDには、広告主(広告提供側)の識別情報やコンテンツの識別情報を載せることが可能である。また、IDは、センサー20の場所を特定するため、予め定められた位置に定められたサイズで、すなわち、表示されている映像の領域のうち所定領域で表示される。また、IDは、広告表示側が広告提供側に情報を提示して広告提供側がコンテンツに加えるか、あるいはコンテンツの提供を受けた広告表示側が後付けで映像に付加することが可能である。
【0016】
センサー20は、IDを含むコンテンツを表示した表示装置10からIDを読み取り、読み取った結果をセンシング結果変換部14に輝度又は色度の変化を示す信号として送信する。
時間計測部13は、IDの付加された映像が表示された時間又は時刻を取得する。
センシング結果変換部14は、センサー20から受信した輝度又は色度の変化を、予め定められたルールに基づきIDに変換する。
ここで、予め定められたルールに基づくIDへの変換とは、輝度又は色度の変化に基づいて、IDを構成するIDパターン(例えば、
図2(a)、
図2(b)における最初の3sに表示されるIDパターンなど)各々が、どのようなIDパターンであるかを決定し、当該IDパターンの表示時間を算出することをいう。
センシング結果変換部14は、例えば、センサー20から受信した輝度又は色度が、IDパターンに対して予め設定された複数の基準範囲のいずれかに入っているか否かを判定することにより、IDを構成するIDパターン各々を決定することができる。
また、センシング結果変換部14は、IDパターン各々の表示時間の算出を行う。センシング結果変換部14は、例えば、上記判定を行っている際、IDパターン各々が予め設定された複数の基準範囲のいずれかに入っている時間を、時間計測部13が取得する時間に対応させることにより算出できる。
また、センシング結果変換部14は、IDを構成するIDパターンと時間信号とを測定順に順番にセンシング結果記憶部15に送信する。ここで、時間信号とは、IDパターンを構成するIDパターン各々の表示時間である。
【0017】
IDを構成するIDパターンが測定順に順番に並んだ状態は、センシング結果変換部14が変換するIDの状態を表すものである。すなわち、センシング結果変換部14は、センサー20から受信した輝度又は色度の変化を、映像30に付加されたIDに変換できる。例えば、
図2(a)に示すような、表示時間の長さが可変であるIDに変換できる。また、
図2(b)に示すような、表示時間の長さが可変であり、カラーセンサーによって得られる結果に基づく色情報を含むIDに変換できる。
【0018】
センシング結果記憶部15は、センシング結果変換部14から送信されてきたIDを構成するIDパターンと時間信号とを、所定のフォーマットで、送信されてきた順番に記憶する。
また、センシング結果記憶部15は、この際、時間計測部13と整合しIDが表示された時刻も合わせて記憶する。時間計測部13との整合とは、IDを構成するIDパターンのうち最初のIDパターンが表示開始された時刻を時間計測部13が取得しており、この時刻を表示装置10にIDが表示された時刻として、センシング結果記憶部15が記憶することである。
【0019】
センシング結果読出部16は、任意のタイミングでセンシング結果記憶部15の記憶内容を読み出すことが可能な構成を有する。センシング結果読出部16は、センシング結果記憶部15から、IDを構成するIDパターンと時間信号とを記憶された順番に読み出すことにより、センシング結果変換部14が変換したIDを受信する。例えば、センシング結果読出部16は、
図2に示すIDをセンシング結果記憶部15から受信する。
また、センシング結果読出部16は、センシング結果記憶部15から、表示装置10にIDが表示開始された時刻を受信する。
すなわち、センシング結果読出部16は、センシング結果記憶部15に記憶するセンシング結果変換部14により変換されたIDと、時間計測部13が計測する時間のうち表示装置10にIDが表示された時刻とを受信し、受信結果を出力する。
このように、表示システム1は、センシング結果変換部14により変換されたIDと、表示装置10にIDが表示された時刻と、を出力することで、広告表示側が広告提供側に所定のコンテンツがどの時刻に表示されていたかを示すことを可能にすることができる。
【0020】
上記実施形態の説明では、センサー20を表示装置10に対して固定設置したものとして説明をしたが、コンテンツの一部を隠してしまう場合がある。このため、IDを表示する時間を予め定めておくことで収納可能なセンサーを用いることも可能である。この場合、センサーは通常収納されているが、時間計測部13に接続され定められた時間になると出てきてIDの認識を行う構成としてもよい。
すなわち、センサーは、映像の表示開始から予め定められた時間において、輝度及び/又は色度を検出するように、表示装置10に設置されてもよい。
【0021】
次に、
図3は、
図1に示す表示システム1の主要な構成を示す図である。
図3に示すように、表示システム1は、センサー20と、時間計測部13と、センシング結果変換部14と、センシング結果読出部16と、を備える。
センサー20は、表示装置10に設置され、表示装置10に表示されている映像(映像30)の領域のうち所定領域における輝度及び/又は色度を検出する。センサー20は、輝度センサーであり、所定領域において時間的に変化する輝度を検出する。或いは、センサー20は、カラーセンサーであり、所定領域において時間的に変化する色度を検出する。
センシング結果変換部14は、輝度及び/又は色度を、ID(映像を識別する映像識別情報)に変換する。
時間計測部13は、IDの付加された映像が表示された時刻又は時間を取得する。
センシング結果読出部16は、IDと時刻又は時間とを出力する。
【0022】
これにより、本実施形態の表示システム1によれば、映像30に、映像30を識別し、そのコンテンツの内容を示すID(映像識別情報)を付加することで、外部に必要であったカメラを用いることなく、低価格で小さなセンサー20に置き換えることにより、表示内容の検証を行うことができる。また、表示内容の正しさは、センサー20の検知結果によりセンシング結果変換部14が変換するIDと、表示装置10にIDが表示された時刻とから判別できるため、映像として確認する必要はなくなり、検証に要する時間を短くできる。これにより、製造コストを抑え、かつ表示内容の正しさの検証に要する時間を短くできる表示システム1および表示システム1の制御方法を提供することができる。
【0023】
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、センシング結果読出部16をクラウドに接続するなどの方法で自動的に広告表示側あるいは広告提供側に情報として提供することも可能である。
センシング結果読出部16にクラウド接続などによる自動送信手段を用いる場合、センシング結果記憶部15を持たずに自動送信させることも可能である。
【0024】
また、上記実施形態の説明では、便宜的にIDに用いる信号は一定の振幅(輝度)を用いている。この振幅を変えてさらに情報量を増やすことも可能である。たとえば8つの諧調を表現することで3ビット分の情報の追加ができる。
【0025】
また、上記実施形態の説明では、表示システム1内の表示装置10にセンサー20を設置することを想定しているが、センサー20を外付けにして、センシング結果変換部14による変換やセンシング結果記憶部15による記憶をPC(Personal Computer)で実現する方法も考えられる。
【0026】
続いて、表示システム1を具体化した表示システム1Aについて説明する。
図4は、本実施形態の表示システム1Aの概略構成図である。なお、
図4において、
図1と同じ部分には同じ符号を付し、その説明については適宜省略する。
表示システム1Aは、映像識別情報付加装置100と、表示装置10Aと、センサー付きモジュール5(映像信号監視装置)と、映像識別情報比較装置200と、を含んで構成されている。
表示装置10Aは、信号受信部11と、信号処理部12と、表示パネル2Aと、を含んで構成されている。
センサー付きモジュール5は、センサー20Aと、センシングモジュール5Aと、を含んで構成されている。センシングモジュール5Aは、時間計測部13と、センシング結果変換部14と、センシング結果記憶部15と、センシング結果読出部16と、を含んで構成されている。
映像識別情報付加装置100は、表示装置10Aの外部に配置され、表示装置10Aに表示される広告コンテンツにコンテンツ判別用のIDを付加し、IDが付加された映像30を、表示装置10Aの信号受信部11に対して送信する。映像識別情報付加装置100は、1台の表示装置10Aへ映像30を送信するPCであってもよいし、2台以上の表示装置10Aへ映像30を送信するサーバであってもよい。
【0027】
ここで、センサー付きモジュール5の表示装置10Aに対する配置について、
図5及び
図6を参照して説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る表示装置10Aを表示面の表側から見た斜視図である。また、
図6は、
図5の表示装置を表示面の裏側から見た斜視図である。
表示装置10Aにおける表示パネル2Aは、前面に映像30を表示するための表示面3Aを有している。
センサー20Aは、表示パネル2Aの表示面3Aの端部領域(表示パネル2Aの最も外側の画素を含む一定領域)に被さるような状態で配置されている。また、センサー20Aは、コネクタ60Aを有しており、ケーブル7Aを介して、
図6に示す表示パネル2Aの背面側に配置されるセンシングモジュール5Aのコネクタ61Aに接続されている。コネクタ61Aは、センシングモジュール5A内の内部配線によりセンシング結果変換部14に接続され、センサー20Aが検出したIDがセンシング結果変換部14に入力される。
センシングモジュール5Aは、表示パネル2Aにおいて形成されているスロット8に対して挿抜可能である。スロット8に対するセンシングモジュール5Aの挿抜方向ABは、表示パネル2Aの厚さ方向Wに直交する方向となっている。センシングモジュール5Aは、スロット8に挿入された状態で、表示装置10A内の電源配線に電気的に接続され、センシング結果変換部14などの動作が可能になる。
センシングモジュール5Aは、コネクタ62Aを有している。センシング結果読出部16は、例えば、コネクタ62Aに接続される
図6では不図示のLANケーブルにより、映像識別情報比較装置200にID結果と時刻情報を出力する。もちろん、センシング結果読出部16は、映像識別情報比較装置200への送信を無線送信により行ってもよい。
【0028】
なお、センシングモジュール5Aを、スロット8に挿入された状態でなく、表示装置10Aの外部に設置された状態としてもよい。この場合、表示装置10A外の外部電源装置からの電源配線に電気的に接続され、センシング結果変換部14などの動作が可能になる。
また、表示装置を、複数(m行×n列(m、nは自然数))の表示装置10Aをデイジーチェーン接続してなるマルチディスプレイ装置で構成する場合、m×n個の表示装置のうち、少なくとも1つの表示パネル2Aの表示面3Aの端部にセンサー20Aが配置される構成としてもよい。
また、例えば、OPS(Open Pluggable Specification)のように表示装置10Aの機能を拡張する機能拡張モジュールに、センシングモジュール5Aの機能を載せ、機能拡張モジュールを
図6に示す方法で挿抜可能な構成としてもよい。また、例えば、ラズベリーパイ(Raspberry Pi)のような小型なコンピュータの基板を表示装置10Aに入れるときに、センシングモジュール5Aの基板を入れてもよい。
【0029】
図4に戻って、映像識別情報比較装置200は、例えば、PCで構成され、センシング結果読出部16が行うセンシング結果読出工程により得られるIDと、IDの表示された時刻とが、表示装置10Aに表示される映像30に対して映像識別情報付加装置100が付加したIDと、付加したIDの表示予定時刻とに一致するか否かに基づいて、映像30が表示装置10Aに表示されたか否かを判定する。
なお、センシング結果読出部16とUSB(Universal Serial Bus)ケーブルで接続されたUSBメモリに対して、センシング結果読出部16がセンシング結果読出工程により得られるIDと、IDの表示時刻とを書き込む。この書き込まれたIDと、IDの表示された時刻とが、映像識別情報付加装置100が映像30に対して付加したIDと、付加したIDの表示予定時刻とに一致する否かに基づいて、映像識別情報比較装置200が、映像30が表示装置10Aに表示されたか否かを判定する構成としてもよい。
【0030】
続いて、表示システム1Aにおける制御処理について説明する。
図7は、本実施形態の表示システム1Aの処理のフローチャートである。
映像識別情報付加装置100に広告コンテンツが入力される(ステップS1)。
映像識別情報付加装置100は、広告コンテンツに広告コンテンツ判別用のIDを付加する(ステップS2)。
表示装置10Aの信号受信部11に映像識別情報付加装置100から出力されたIDが付加された広告コンテンツ(映像30)が入力される(ステップS3)。
表示装置10Aの信号処理部12において映像30の処理がおこなわれる(ステップS4)。
表示装置10Aの表示パネル2Aに広告コンテンツ及び広告コンテンツ判別用のIDを含む映像30が表示される(ステップS5)。
【0031】
センサー20AがIDを検出する(ステップS6)。
センサー20Aは、検出したIDをセンシング結果変換部14へ送出する(ステップS7)。
センシング結果変換部14は、センサー20Aが検出したIDを受信する(ステップS8)。
センシング結果変換部14は、IDの信号形態を元の広告コンテンツに重畳したIDと同様な比較可能信号フォーマットに変換する(ステップS9)。これを、ID結果とする。
センシング結果変換部14は、時間計測部13からの時間情報をID結果に追加する(ステップS10)。
センシング結果記憶部15は、ID結果と時刻情報とを保存する(ステップS11)。
センシング結果読出部16は、ID結果と時刻情報とを出力する(ステップS12)。
【0032】
映像識別情報比較装置200が、ID結果と時刻情報を受信する(ステップS13)。
映像識別情報比較装置200は、映像識別情報付加装置100がコンテンツに付加したIDとID結果とを比較する(ステップS14)。これにより、広告コンテンツが、表示装置10Aに正しく表示出来ていたか否かの確認ができる。
【0033】
続いて、表示システム1を具体化した表示システム1Bについて説明する。
図8は、本実施形態の表示システム1Bの概略構成図である。なお、
図8において、表示システム1Aを示す
図4と同じ部分には同じ符号を付し、その説明については適宜省略する。
表示システム1Bは、映像識別情報付加装置100と、表示装置10B(表示装置)と、映像識別情報比較装置200と、を含んで構成されている。
表示装置10Bは、信号受信部11と、信号処理部12と、表示パネル2Bと、センシングモジュール5Bと、を含んで構成されている。
センシングモジュール5Bは、
図4に示すセンシングモジュール5Aと同じ構成を有しており、時間計測部13と、センシング結果変換部14と、センシング結果記憶部15と、センシング結果読出部16と、を含んで構成されている。センシングモジュール5Bは、
図4に示すセンシングモジュール5Aとは異なり、表示装置10Bに内蔵されている。
【0034】
ここで、センサー20Bの表示装置10Bに対する配置について、
図9を参照して説明する。
図9は、本発明の一実施形態に係る表示装置10Bを表示面の表側から見た斜視図である。
表示装置10Bにおける表示パネル2Bは、前面に映像30を表示するための表示面3Bを有している。
センサー20Bは、表示パネル2Bの表示面3Bの端部領域(表示パネル2Bの最も外側の画素を含む一定領域)に被さるような状態で配置されている。また、センサー20Bは、コネクタ60Bを有しており、ケーブル7Bを介して、
図9に示す表示パネル2Bのコネクタ61Bに接続されている。コネクタ61Bは、表示装置10B内の内部配線によりセンシング結果変換部14に接続され、センサー20Bが検出したIDがセンシング結果変換部14に入力される。
表示パネル2Bは、コネクタ62Bを有している。センシング結果読出部16は、例えば、コネクタ62Bに接続される
図9では不図示のLANケーブルにより、映像識別情報比較装置200に接続され、映像識別情報比較装置200にID結果と時刻情報を出力する。
これにより、広告コンテンツが、表示装置10Bに正しく表示出来ていたか否かの確認ができる。
【0035】
なお、表示システム1Aでは、センサー20Aとセンシングモジュール5Aとからなる映像信号監視装置とを、表示装置10Aの外付けとなる構成としている。また、表示システム1Bでは、センシングモジュール5Bが表示装置10Bの内部にあって、センサー20Bを、表示装置10Aの外付けとなる構成としている。これらに対して、表示システムにおいて、表示装置がセンサーとセンシングモジュールとを内蔵する構成をとってもよい。
また、
図1における表示システム1、1A、1Bの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、表示システム1、1A、1Bの制御システムにおいて、センシング結果変換部14が行うセンシング結果変換工程と、センシング結果読出部16が行うセンシング結果読出工程と、を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0036】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。