特許第6463352号(P6463352)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ゼットティーイー コーポレーションの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6463352
(24)【登録日】2019年1月11日
(45)【発行日】2019年1月30日
(54)【発明の名称】モード切り替え方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/23 20180101AFI20190121BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20190121BHJP
【FI】
   H04W76/23
   H04W92/18
【請求項の数】26
【全頁数】58
(21)【出願番号】特願2016-522221(P2016-522221)
(86)(22)【出願日】2014年6月25日
(65)【公表番号】特表2016-526835(P2016-526835A)
(43)【公表日】2016年9月5日
(86)【国際出願番号】CN2014080763
(87)【国際公開番号】WO2014206302
(87)【国際公開日】20141231
【審査請求日】2017年4月7日
(31)【優先権主張番号】201310263247.8
(32)【優先日】2013年6月27日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】509024525
【氏名又は名称】ゼットティーイー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】110002066
【氏名又は名称】特許業務法人筒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チェン,リン
(72)【発明者】
【氏名】マー,シューユー
(72)【発明者】
【氏名】ルオ,ユーミン
(72)【発明者】
【氏名】ホアン,イン
(72)【発明者】
【氏名】リウ,ユーラン
(72)【発明者】
【氏名】シエ,フェン
【審査官】 三枝 保裕
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2010/0279672(US,A1)
【文献】 中国特許出願公開第103179575(CN,A)
【文献】 国際公開第2013/042979(WO,A2)
【文献】 特開2009−017559(JP,A)
【文献】 LG Electronics,Solution for selecting a direct communication path when multiple paths are available[online],3GPP TSG-SA WG2#96 S2-131138,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_96_San_Diego/Docs/S2-131138.zip>,2013年 4月12日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の基地局がモード切り替え情報を含むメッセージを第1のユーザ機器UEに送信し、前記第1のUEが前記モード切り替え情報を含むメッセージに持つモードの指示情報に基づいてモード切り替えを行うようにトリガーすることを含み、
前記第1の基地局がモード切り替え情報を含むメッセージを前記第1のUEに送信する前、
前記第1のUEのサービング基地局である前記第1の基地局が前記第1のUEがモード切り替えの条件を満たすと判定することをさらに含み、
第1の基地局、前記移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが、第1のユーザ機器UEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定することは、
前記第1のUEが端末直接通信機能を支援し又は端末直接通信を介して認証し、前記第1のUEと第2のUEとの間でセルラ通信を行い、前記第1のUEと前記第2のUEが近接関係であり、かつ、前記第1のUEと前記第2のUEが端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがある条件を満たす場合、前記第1のUEがセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの条件を満たすと判定し、
前記第1のUEと第2のUEとの間で端末直接通信を行い、かつ、充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力接続リソースがある条件と、
前記第1のUEと第2のUEとの間で端末直接通信を行い、第1のUEと前記第2のUEは近接関係ではなく、かつ、充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力接続リソースがある条件との中の一つを満たす場合、前記第1のUEが端末直接通信モードからセルラ通信モードへの切り替えの条件を満たすと判定することを含み、
ここで、前記第2のUEが、第1のUEとセルラ通信を確立したUE、前記第1のUEと端末直接通信を確立したUEの中の一つであるモード切り替え方法。
【請求項2】
前記第1の基地局が前記第1のUEがモード切り替えの条件を満たすと判定することが、
前記第1の基地局が移動管理エンティティ又はパススルーサーバーに第1のモード切り替え要求を送信し、前記第1の基地局が前記移動管理エンティティ又は前記パススルーサーバーから送信された前記第1のUEがモード切り替えの条件を満たすことを指示するための第1のモード切り替え応答メッセージを受信することと、又は、
前記第1の基地局が、前記移動管理エンティティ又は前記パススルーサーバーが前記第1の基地局に送信した前記第1のユーザ機器にモード切り替えを指示するメッセージを受信することを含む請求項に記載の方法。
【請求項3】
第1の基地局が、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が近接関係であるか否かを判定することは、
第1の基地局が第2のUEに対する信号測定を第1のUEに配置し、前記第1のUEの測定報告に基づいて、端末直接通信リンク品質閾値を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、前記第1のUEと前記第2のUEとが近接関係であると確定し、そうでないと、前記第1のUEと前記第2のUEが近接関係ではないと確定することと、又は
前記第1の基地局が、受信した第1のUEから送信された第2のモード切り替え要求情報を含むメッセージに持つ第1のUEによる第2のUEに対する信号測定結果に基づいて、前記端末直接通信リンク品質閾値を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、前記第1のUEと前記第2のUEとが近接すると確定し、そうでないと、前記第1のUEと前記第2のUEが近接関係ではないと確定することと、又は
前記第1の基地局がネットワーク側のエンティティから前記第1のUEが前記第2のUEと近接するか否かの情報を取得し、前記第1のUEと前記第2のUEとの間の距離が前記端末直接通信距離閾値を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、前記第1のUEと前記第2のUEとが近接関係であると確定し、そうでないと、前記第1のUEと前記第2のUEが近接関係ではないと確定することと、又は
第1の基地局が前記ネットワーク側のエンティティから前記第1のUEと前記第2のUEの地理位置情報又は距離情報を取得して、前記第1のUEと前記第2のUEとの間の距離が前記端末直接通信距離閾値を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、前記第1のUEと前記第2のUEとが近接関係であると確定し、そうでないと、前記第1のUEと前記第2のUEが近接関係ではないと確定することと、を含み、
ここで、前記第1のUEと前記第2のUEとが近接関係であると、前記第1の基地局は第1のUEと第2のUEが端末直接通信を行うことが可能であると判定し、満たさないと、前記第1の基地局は前記第1のUEと前記第2のUEがセルラ通信のみが可能であると判定する請求項に記載の方法。
【請求項4】
第1のモード切り替え要求情報を含むメッセージは、
前記第2のUEの識別子、前記第1のUEによる前記第2のUEに対する信号測定結果、前記第1のUEによる第1の基地局に対する信号測定結果、第1のUEと第2のUEがセルラ通信又は端末直接通信を行う指示、前記第1のUEと前記第2のUEが前記セルラ通信又は前記端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、前記第1のUEと前記第2のUEが前記セルラ通信又は前記端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、前記第1のUEが前記第2のUEとの間で前記端末直接通信のデータベアラを確立したか否か及び/又は前記第1のUEと前記第2のUEとの間に前記直通通信のデータベアラを確立する必要があるとの指示の中の少なくとも一つを含む請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記ネットワーク側のエンティティが、ユーザ機器にサービスを提供するパケットデータゲートウェイ、サービングゲートウェイ、移動管理エンティティ、パススルーサーバー、位置情報サーバーまたはUE発見検定機能付きエンティティの中の少なくとも一つを含み、又は、
前記第1の基地局が第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあるか否を判定することは、
前記第1の基地局が、前記第1のUEと前記第2のUEがセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及び前記第1のUEと前記第2のUEがセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報に基づいて、対応する端末直接通信を支援可能である充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定することと、
判定結果が、前記端末直接エアインターフェースリソースが前記第1のUEと前記第2のUEによるセルラ通信のデータストリームを支援可能であると、前記第1の基地局が、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあると確定することと、を含み、又は、
前記第1の基地局が、充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースがあるか否かを判定することは、
前記第1の基地局が、前記第1のUEと前記第2のUEが端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及び前記第1のUEと前記第2のUEが端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報に基づいて、対応するセルラ通信を支援可能な充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースがあるか否かを判定することを含み、
前記セルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースが前記第1のUEと前記第2のUEによる端末直接通信のデータストリーム及び/又はベアラを支援可能であると、前記第1の基地局が、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信を行うための充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースがあると確定する請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の基地局が、前記第1のUEのモード切り替えを発することが、
前記第1の基地局が前記第2の基地局を確定し、前記第2の基地局により前記第2のUEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、前記第1の基地局と前記第2の基地局が異なると、前記第1の基地局が前記第2の基地局とのモード切り替え協議を発して、第2のユーザ機器がモード切り替えの条件を満たすか否かを確認することと、
前記第2の基地局により前記第2のUEがモード切り替えの条件を満たすと判定した場合、前記第1の基地局と前記第2の基地局はモード切り替え情報を含むメッセージを送信して、第1のUEと第2のUEにモード切り替えを行うことを要求することと、を含む請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の基地局が、第2の基地局とのモード切り替え協議を発することが、
前記第1の基地局が、モード切り替え協議要求情報を含むメッセージを第2の基地局に送信することと、
前記第2の基地局が、モード切り替え協議要求情報を含むメッセージを受信し、前記第2のUEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定することと、
前記第2のUEがモード切り替え条件を満たすと、前記第2の基地局が、モード切り替え協議要求確認情報を含むメッセージを第1の基地局に送信し、そうではないと、第2の基地局が、モード切り替え協議失敗情報を含むメッセージを第1の基地局に送信することと、ここで、モード切り替え協議失敗情報に失敗原因指示を含み、
前記第1の基地局がモード切り替え協議要求確認情報を含むメッセージを受信すると、前記モード切り替え協議に成功し、
前記第1の基地局が、モード切り替え協議要求情報を含むメッセージを前記第2の基地局に送信した後、モード切り替え協議取消情報を含むメッセージを第2の基地局に送信し、行っているモード切り替え協議を取り消すことと、を含む請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記モード切り替え協議要求情報を含むメッセージが、第1のユーザ機器識別子、第2のユーザ機器識別子、第1の基地局が支援する第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信/端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、第1の基地局が支援する第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信/端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、第1のユーザ機器が第2のユーザ機器と対応する端末直接通信/セルラ通信ベアラを確立したか否か及び/又は第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信/セルラ通信ベアラを確立する必要があるとの指示、第1の基地局が第1のユーザ機器に配置した端末直接通信リソースモード、第1のユーザ機器の端末直接能力情報の中の一つ又は任意の組み合せを持ち、
前記モード切り替え協議要求情報を含むメッセージが明示的にモード切り替えタイプを含む請求項に記載の方法。
【請求項9】
第1の基地局、前記移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが第1のユーザ機器UEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定する前、
前記切り替えモードが、前記セルラ通信モードから前記端末直接通信モードへの切り替えである場合、前記第1の基地局、前記移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが、前記第1のUEのモード傾向情報を取得して、前記端末直接通信モードを優先して利用することを指示することと、及び/又は、以下条件の一つ:
前記第1の基地局、前記移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが前記第1のUEから送信された第2のモード切り替え要求情報を含むメッセージを受信し、パケットデータゲートウェイ、サービングゲートウェイ及び/又は前記第1の基地局がネットワークの負担を低減することと、
前記切り替えモードが、前記端末直接通信モードから前記セルラ通信モードへの切り替えである場合、前記第1の基地局又は前記移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが、前記第1のUEのモード傾向情報を取得して、前記セルラ通信モードを優先して利用することと指示することと、及び/又は、
前記第1の基地局又は前記移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが、前記第1のUEから送信された第2のモード切り替え要求情報を含むメッセージを受信することと、を更に含む請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記モード傾向情報が、前記端末直接通信モードを優先して利用することと、前記セルラ通信モードを優先して利用することと、無傾向を含み、又は、
前記モード傾向情報の範囲が、
UEレベル、アプリレベル、データストリームレベル、ベアラレベルの中の少なくとも一つを含み、又は、
前記モード傾向情報がUEのサブスクリプト情報としてHSS又はパススルーサーバーに記憶され、かつ、前記モード傾向情報が対応するUEによって配置及び修正される請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記第2のモード切り替え要求が専用シグナルによって直接送信されるか、又は測定報告メッセージを介して間接的に送信される請求項に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のモード切り替え要求情報と前記第2のモード切り替え要求情報は、前記第2のUEの識別子、前記第1のUEによる前記第2のUEに対する信号測定結果、前記第1のUEによる第1の基地局に対する信号測定結果、第1のUEと第2のUEのセルラ通信又は端末直接通信実行指示、前記第1のUEと前記第2のUEが前記セルラ通信又は前記端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、前記第1のUEと前記第2のUEが前記セルラ通信又は前記端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、前記第1のUEが前記第2のUEとの間に前記端末直接通信のデータベアラを確立したか否か、及び/又は前記第1のUEと前記第2のUEとの間に前記直通通信のデータベアラを確立する必要があるとの中の少なくとも一つを含み、又は、
前記第1のモード切り替え要求情報と前記第2のモード切り替え要求情報が第2の基地局の情報を含み、ここで、前記第2の基地局が第2のUEのサービング基地局である請求項2乃至4の中のいずれかに記載の方法。
【請求項13】
第1のユーザ機器UEが、第1の基地局から送信されたモード切り替え情報を含むメッセージを受信することと、ここで、前記第1の基地局は該第1のUEのサービング基地局であり、
前記第1のUEが、前記モード切り替え情報を含むメッセージに持つモードの指示情報に基づいて、モード切り替えを行うことと、を含み、
前記第1のUEが前記モード切り替えメッセージに持つモードの指示情報に基づいて、モード切り替えを行う前、
前記第1のUEが、受信した前記モード切り替えメッセージに基づいて、セルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの切り替え条件を満たすか否かを判定することと、
前記第1のUEが、受信した前記モード切り替えメッセージに基づいて、端末直接通信モードからセルラ通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定することを更に含み、
前記第1のUEが前記モード切り替えメッセージを受信して、セルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの切り替え条件を満たすか否かを判定することが、
第1のUEが、端末直接通信機能を支援するか否か及び/又は端末直接通信を介して認証したか否かを判定することと、
第1のUEが、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定することと、を含むモード切り替え方法。
【請求項14】
前記モード切り替えは、セルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えと前記端末直接通信モードから前記セルラ通信モードへの切り替えを含む請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記モード切り替え情報は、
モード切り替え指示、ユーザ機器識別子、モード切り替えを行う端末直接通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報、モード切り替えを行うセルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報を含み、
さらに、前記モード切り替えメッセージは、
第1のUEと第2のUEが端末直接通信を行うリソース配置情報と、
第1のUEと第2のUEとの端末直接通信/セルラベアラを確立するための端末直接通信/セルラ通信ベアラ確立及び配置情報と、
更新されたTFT情報と、の中の少なくとも一つを持つ請求項13に記載の方法
【請求項16】
第1のUEがモード切り替え情報に含まれた指示情報に基づいて、モード切り替えを行うことは、
第1のUEが、前記モード切り替え情報により指示されたモード切り替えを行う端末直接通信/セルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報に基づいて、セルラ通信データベアラ/端末直接通信データベアラを確立するか否かを判定し、又はセルラ通信データベアラ/端末直接通信データベアラを修正するか否かを判定することと、
前記第1のUEが前記セルラ通信/端末直接通信データベアラを確立していない場合、前記第1のUEが前記モード切り替え情報の指示情報に対応する通信データベアラを確立することと、
前記第1のUEが前記セルラ通信データベアラ/端末直接通信データベアラを確立していて、前記第1のUEが更新されたTFT情報を取得した場合、前記第1のUEが、前記モード切り替え情報により指示された前記端末直接通信のデータストリーム及び/又はデータベアラ又はセルラ通信のデータストリーム及び/又はデータベアラを前記モード切り替え情報の指示情報に対応するベアラに切り替えして通信を行うことと、
前記第1のUEが前記セルラ通信/端末直接通信データベアラを修正する必要がある場合、前記第1のUEがデータベアラ修正操作を発することと、を含み、
前記セルラ通信データベアラ/端末直接通信データベアラが、PDCP、RLC、MACエンティティ及び論理チャネルに対応する配置情報を含む請求項13乃至15の中のいずれかに記載の方法
【請求項17】
前記第1のUEが、モード切り替え完成情報を含むメッセージを第1の基地局に送信することと、又は、前記第1のUEが、モード切り替え情報により指示された端末直接通信/セルラ通信のデータベアラのリリースを発することを更に含む請求項16に記載の方法
【請求項18】
前記第1のUEが前記セルラ通信/端末直接通信データベアラを確立していない場合、前記第1のUEが前記モード切り替え情報に指示された通信データベアラを確立することが、
セルラ通信から端末直接通信へのモード切り替えである場合、前記第1のUEが、第1の基地局を介して、又は直接に第2のUEとの端末直接通信データベアラを確立してTFT情報を更新することと、
端末直接通信からセルラ通信へのモード切り替えである場合、前記第1のUEが前記第2のUEとセルラ通信データベアラを確立していないと、前記第1のUEがセルラ通信データベアラの確立を請求し、TFT情報を更新することと、を含む請求項16に記載の方法
【請求項19】
前記第1のUEが、前記モード切り替え情報に指示された前記端末直接通信のデータストリーム及び/又はデータベアラ又はセルラ通信のデータストリーム及び/又はデータベアラを前記モード切り替え情報の指示情報に対応するベアラに切り替えして通信を行うことは、
セルラ通信から端末直接通信へのモード切り替えである場合、前記第1のUEが、第1の基地局に配置された、第1の基地局がスケジューリングした又は前記第1のUEが競争した端末直接通信リソースを利用して、端末直接通信データベアラによって、モード切り替えメッセージに指示された前記第1のUEと前記第2のUEのデータストリームを端末直接通信することと、
端末直接通信からセルラ通信へのモード切り替えである場合、前記第1のUEが、第1の基地局がスケジューリングしたセルラ通信リソースに基づいて、セルラ通信データベアラによって、モード切り替え情報に指示された前記第1のUEと前記第2のUEのデータストリームをセルラ通信することと、を含む請求項16に記載の方法
【請求項20】
第1の基地局に応用されるモード切り替え装置であって、
第1のユーザ機器UEにモード切り替え情報を含むメッセージを送信し、前記第1のUEが前記モード切り替え情報を含むメッセージに持つモードの指示情報に基づいてモード切り替えを行うようにトリガーするように構成された送信モジュールを備え、
前記第1の判定モジュールは、
前記第1のUEは端末直接通信機能を支援し、
前記第1のUEと第2のUEとの間でセルラデータ通信を行い、
前記第1のUEと前記第2のUEは近接関係であって、
前記第1のUEと前記第2のUEが端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがある条件を満たす場合、前記第1のUEがセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替え条件を満たすと判定するように構成された第2の判定モジュールと、
前記第1のUEと第2のUEとの間で端末直接データ通信を行い、
充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力接続リソースがあって、
前記第1のUEと前記第2のUEは近接関係ではない条件の中の少なくとも一つを満たす場合、前記第1のUEが端末直接通信モードからセルラ通信モードへの切り替えの条件を満たすと判定するように構成された第3の判定モジュールと、を含み、
前記第2のUEが、既に第1のUEとセルラ通信を確立し、前記第1のUEと端末直接通信を確立したUE、前記第1のUEと端末直接通信を確立したUEの中の一つであるモード切り替え装置。
【請求項21】
前記第1のUEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定するように構成された第1の判定モジュールを更に備え、前記第1の基地局が前記第1のUEのサービング基地局であり、
さらに、前記第1の判定モジュールは、
移動管理エンティティ又はパススルーサーバーに第1のモード切り替え要求情報を含むメッセージを送信するように構成された第2の送信モジュールと、
前記移動管理エンティティ又は前記パススルーサーバーから送信されたモード切り替え応答情報を含むメッセージを受信するように構成された受信モジュールと、を含み、前記モード切り替え応答情報が前記第1のUEがモード切り替えの条件を満たすことを指示するものである請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記第1の判定モジュールが第1のユーザ機器UEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定する前、かつ、前記モード切り替えが前記セルラ通信モードから前記端末直接通信モードへの切り替えである場合、前記第1のUEのモード傾向情報を取得して、前記端末直接通信モードを優先して利用することを指示するように構成された第1の取得モジュールと、及び/又は以下条件の一つ:
前記第1の基地局が前記第1のUEから送信された第2のモード切り替え要求情報を含むメッセージを受信し、パケットデータゲートウェイ、サービングゲートウェイ及び/又は前記第1の基地局がネットワーク負担を低減し、
前記第1の判定モジュールが第1のユーザ機器UEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定する前、かつ、前記モード切り替えが前記端末直接通信モードから前記セルラ通信モードへの切り替えである場合、前記第1の基地局が前記第1のUEのモード傾向情報を取得して、前記セルラ通信モードを優先して利用することを指示するように構成された第2の取得モジュールと、を更に含み、及び/又は、
前記第1の基地局が前記第1のUEから送信された第2のモード切り替え要求情報を含むメッセージを受信する請求項20に記載の装置。
【請求項23】
前記モード傾向情報が、前記端末直接通信モードを優先して利用することと、前記セルラ通信モードを優先して利用することと、無傾向を含み、又は、
前記モード傾向情報の範囲が、UEレベル、アプリレベル、データストリームレベル、ベアラレベルの中の少なくとも一つを含み、又は、
前記モード傾向情報をUEのサブスクリプト情報としてHSS又はパススルーサーバーに記憶し、かつ、前記モード傾向情報が対応するUEによって配置及び修正される請求項20に記載の装置。
【請求項24】
前記第1のモード切り替え要求情報と前記第2のモード切り替え要求を、専用シグナルによって直接に送信するか、又は測定報告メッセージによって送信し、又は、
前記第1のモード切り替え要求情報と前記第2のモード切り替え要求情報が、前記第2のUEの識別子、前記第1のUEによる前記第2のUEに対する信号測定結果、前記第1のUEによる第1の基地局に対する信号測定結果、第1のUEと第2のUEのセルラ通信又は端末直接通信実行指示、前記第1のUEと前記第2のUEが前記セルラ通信又は前記端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、前記第1のUEと前記第2のUEが前記セルラ通信又は前記端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、前記第1のUEが前記第2のUEとの間で前記端末直接通信のデータベアラを確立したか否か及び/又は前記第1のUEと前記第2のUEとの間に前記直通通信のデータベアラを確立する必要があるの中の少なくとも一つを含む請求項21乃至22の中のいずれかに記載の装置。
【請求項25】
前記第1のモード切り替え要求情報と前記第2のモード切り替え要求情報が第2の基地局の情報を含み、前記第2の基地局が第2のUEのサービング基地局である請求項24に記載の装置。
【請求項26】
第1のUEに応用されるモード切り替え装置であって、
第1の基地局から送信されたモード切り替え情報を含むメッセージを受信するように構成された受信モジュールと、ここで、前記第1の基地局は当該第1のUEのサービング基地局であり、
前記モード切り替え情報に持つモードの指示情報に基づいて、モード切り替えを行うように構成された切り替えモジュールと、を含み、
前記モード切り替えは、セルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えと、前記端末直接通信モードから前記セルラ通信モードへの切り替えを含み、
受信した前記モード切り替え情報に基づいて、セルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの切り替え条件を満たすか否かを判定するように構成された第4の判定モジュールと、
受信した前記モード切り替え情報に基づいて、端末直接通信モードからセルラ通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定するように構成された第5の判定モジュールと、を更に含むモード切り替え装置
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信分野に関し、具体的に、モード切り替え方法及び装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
無線マルチメディア業務の発展に伴って、高いデータレートやユーザ体験に対する人々の需要もますます高まっていて、伝統的なセルラネットワークのシステム容量及びカバーに一層高い要求を提示した。一方、ソーシャル・ネットワーク、近距離のデータ共有、ローカル広告等のアプリが流行されているので、近傍の興味のある人又は事物を了解しそれと通信(Proximity Services:近接サービス)するに対する人々の需要もますます高まっている。伝統的な基地局を中心とするセルラネットワークによると、高データレート及び近接サービスの支援面で明らかな制限性を受けていて、上記のような需要がある状況で、今後の通信技術の新しい発展方向を表すD2D(Device−to−Device:端末から端末)技術が現れた。D2D技術の応用によって、セルラネットワークの負担を低減し、ユーザ機器の電池消費を減少し、データレートを向上させ、ネットワークインフラストラクチャのロバスト性を改善し、上記した高いデータレート業務及び近接サービスの要求を効率よく満たすことができる。
【0003】
D2D技術は認定された周波数区間又は認定されてない周波数区間で作動でき、D2D機能を支援する複数のユーザ機器(即ち、D2Dユーザ機器、D2D User Equipment:D2D UE)がネットワークインフラストラクチャ有り又はネットワークインフラストラクチャ無しの状況で直接発見/直接通信することを許可する。D2D技術は通常、D2D発見技術とD2D通信技術と、を含み、ここで、D2D発見技術とは二つ又は複数のD2Dユーザ機器間での相互接近(例えば、D2D直接通信を行なえる範囲内)を判定/確定する技術、又は第1のユーザ機器が第2のユーザ機器に接近することを判定/確定する技術を言う。通常、D2Dユーザ機器間は、発見信号/情報を送信又は受信することで相手を発見し、セルラネットワークがカバーされている場合、ネットワークはD2Dユーザ機器によるD2D発見を補助することができる。D2D通信技術とはD2Dユーザ機器間の一部又は全部の通信データをネットワークインフラストラクチャを通過せずに直接に通信を行うことが可能である技術を言う。
【0004】
D2D機能を支援するユーザ機器間の相互発見及び通信は不変なものではなく、UEの相対的な移動に対応して変化する。図1に示すように、ネットワークインフラストラクチャがカバーされてい場合、D2D機能を支援するUE1とUE2との間にデータセッション通信が構築されていると、そのデータストリームはセルラネットワークのインフラストラクチャを介して伝送される。UE1がUE2の周辺領域ヘ移動すると、UE1とUE2との間の距離はD2Dの発見及びD2D通信を支援可能な程度に接近される。このような場合、UE1とUE2との間のデータストリームをセルラ通信モードからD2D通信モードに切り替えることで、D2D通信レートが高く、遅延が低く、省エネーのメリットを実現できる。相反して、UE1とUE2とのD2D通信中に、UE1が継続して移動してUE2から離れていくと、UE1とUE2との間のデータセッションをD2D通信リンクが使用不可能であるときにはD2D通信モードからセルラモードヘ切り替えしなければならない。セルラ通信からD2D通信モードへの切り替えであれ、D2D通信からセルラ通信モードへの切り替えであれ、いずれもシステムは、ネットワークインフラストラクチャによる制御で行われるモード切り替え中にユーザがモードの切り替えを感じることができなくようにすることで、サービスの連続性を保証することを要求している。
上記のように、関連技術においてモードを融通性よく切り替えすることができないので、サービスの連続性が悪いである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施例は、少なくとも上記した問題を解決できるモード切り替え方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によると、第1の基地局がモード切り替え情報を含むメッセージを第1のユーザ機器UEに送信し、前記第1のUEが前記モード切り替え情報を含むメッセージに持つモードの指示情報に基づいてモード切り替えを行うようにトリガーすることを含むモード切り替え方法を提供する。
【0007】
前記第1の基地局がモード切り替え情報を含むメッセージを前記第1のUEに送信する前、
前記第1のUEのサービング基地局である前記第1の基地局が前記第1のUEがモード切り替えの条件を満たすと判定することをさらに含むことが好ましい。
【0008】
第1の基地局が前記第1のUEがモード切り替えの条件を満たすと判定することが、
前記第1の基地局が移動管理エンティティ又はパススルーサーバーに第1のモード切り替え要求を送信し、前記第1の基地局が前記移動管理エンティティ又は前記パススルーサーバーから送信された前記第1のUEがモード切り替えの条件を満たすことを指示するための第1のモード切り替え応答メッセージを受信することと、又は
前記第1の基地局が、前記移動管理エンティティ又は前記パススルーサーバーが前記第1の基地局に送信した前記第1のユーザ機器にモード切り替えを指示するメッセージを受信することを含むことが好ましい。
【0009】
第1の基地局、前記移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが、第1のユーザ機器UEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定することは、
前記第1のUEが端末直接通信機能を支援し又は端末直接通信を介して認証し、前記第1のUEと第2のUEとの間でセルラ通信を行い、前記第1のUEと前記第2のUEが近接関係であり、かつ、前記第1のUEと前記第2のUEが端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがある条件を満たす場合、前記第1のUEがセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの条件を満たすと判定し、
前記第1のUEと第2のUEとの間で端末直接通信を行い、かつ、充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力接続リソースがある条件と、
前記第1のUEと第2のUEとの間で端末直接通信を行い、第1のUEと前記第2のUEは近接関係ではなく、かつ、充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力接続リソースがある条件との中の一つを満たす場合、前記第1のUEが端末直接通信モードからセルラ通信モードへの切り替えの条件を満たすと判定することを含み、
ここで、前記第2のUEが、第1のUEとセルラ通信を確立したUE、前記第1のUEと端末直接通信を確立したUEの中の一つであることが好ましい。
【0010】
第1の基地局が、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が近接関係であるか否かを判定することは、
第1の基地局が第2のUEに対する信号測定を第1のUEに配置し、前記第1のUEの測定報告に基づいて、端末直接通信リンク品質閾値を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、前記第1のUEと前記第2のUEとが近接関係であると確定し、そうでないと、前記第1のUEと前記第2のUEが近接関係ではないと確定することと、又は
前記第1の基地局が受信した第1のUEから送信された第2のモード切り替え要求情報を含むメッセージに持つ第1のUEによる第2のUEに対する信号測定結果に基づいて、前記端末直接通信リンク品質閾値を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、前記第1のUEと前記第2のUEとが近接すると確定し、そうでないと、前記第1のUEと前記第2のUEが近接関係ではないと確定することと、又は
前記第1の基地局がネットワーク側のエンティティから前記第1のUEと前記第2のUEが近接するか否かの情報を取得し、前記第1のUEと前記第2のUEとの間の距離が前記端末直接通信距離閾値を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、前記第1のUEと前記第2のUEとが近接関係であると確定し、そうでないと、前記第1のUEと前記第2のUEが近接関係ではないと確定することと、又は
第1の基地局が前記ネットワーク側のエンティティから前記第1のUEと前記第2のUEの地理位置情報又は距離情報を取得して、前記第1のUEと前記第2のUEとの間の距離が前記端末直接通信距離閾値を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、前記第1のUEと前記第2のUEとが近接関係であると確定し、そうでないと、前記第1のUEと前記第2のUEが近接関係ではないと確定することと、を含み、
ここで、前記第1のUEと前記第2のUEとが近接関係であると、前記第1の基地局は第1のUEと第2のUEが端末直接通信を行うことが可能であると判定し、満たさないと、前記第1の基地局は前記第1のUEと前記第2のUEがセルラ通信のみが可能であると判定することが好ましい。
【0011】
前記第1のモード切り替え要求情報を含むメッセージは、
前記第2のUEの識別子、前記第1のUEによる前記第2のUEに対する信号測定結果、前記第1のUEによる第1の基地局に対する信号測定結果、第1のUEと第2のUEがセルラ通信又は端末直接通信を行う指示、前記第1のUEと前記第2のUEが前記セルラ通信又は前記端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、前記第1のUEと前記第2のUEが前記セルラ通信又は前記端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、前記第1のUEが前記第2のUEとの間で前記端末直接通信のデータベアラを確立したか否か及び/又は前記第1のUEと前記第2のUEとの間に前記直通通信のデータベアラを確立する必要があるとの指示の中の少なくとも一つを含むことが好ましい。
【0012】
前記ネットワーク側のエンティティが、ユーザ機器にサービスを提供するパケットデータゲートウェイ、サービングゲートウェイ、移動管理エンティティ、パススルーサーバー、位置情報サーバーまたはUE発見検定機能付きエンティティの中の少なくとも一つを含むことが好ましい。
【0013】
前記第1の基地局が第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあるか否を判定することは、
前記第1の基地局が、前記第1のUEと前記第2のUEがセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及び前記第1のUEと前記第2のUEがセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報に基づいて、対応する端末直接通信を支援可能である充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定することと、
判定結果が、前記端末直接エアインターフェースリソースが前記第1のUEと前記第2のUEによるセルラ通信のデータストリームを支援可能であると、前記第1の基地局が、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあると確定することと、を含むことが好ましい。
【0014】
前記第1の基地局が、充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースがあるか否かを判定することは、
前記第1の基地局が、前記第1のUEと前記第2のUEが端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及び前記第1のUEと前記第2のUEが端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報に基づいて、対応するセルラ通信を支援可能な充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースがあるか否かを判定することを含み、
ここで、前記セルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースが前記第1のUEと前記第2のUEの端末直接通信のデータストリーム及び/又はベアラを支援可能であると、前記第1の基地局が、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信を行うための充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースがあると確定することが好ましい。
【0015】
前記第1の基地局が、前記第1のUEのモード切り替えを発することは、
前記第1の基地局が前記第2の基地局を確定し、前記第2の基地局により前記第2のUEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、前記第1の基地局と前記第2の基地局が異なると、前記第1の基地局が前記第2の基地局とのモード切り替え協議を発して、第2のユーザ機器がモード切り替えの条件を満たすか否かを確認することと、
前記第2の基地局により前記第2のUEがモード切り替えの条件を満たすと判定した場合、前記第1の基地局と前記第2の基地局はモード切り替え情報を含むメッセージを送信して、第1のUEと第2のUEにモード切り替えを行うことを要求することと、を含むことが好ましい。
【0016】
前記第1の基地局が条件を満たさないと判定した場合、前記第1の基地局がモード切り替え拒絶情報を含むメッセージを送信することと、
前記第1の基地局が前記第1のUEから送信されたモード切り替え拒絶メッセージを受信することと、を更に含み、ここで、前記モード切り替え拒絶メッセージが拒絶原因指示情報を含むことが好ましい。
【0017】
前記第1の基地局が、第2の基地局とのモード切り替え協議を発することは、
前記第1の基地局が、モード切り替え協議要求情報を含むメッセージを第2の基地局に送信することと、
前記第2の基地局が、モード切り替え協議要求情報を含むメッセージを受信し、前記第2のUEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定することと、
前記第2のUEがモード切り替え条件を満たすと、前記第2の基地局が、モード切り替え協議要求確認情報を含むメッセージを第1の基地局に送信し、そうではないと、第2の基地局が、モード切り替え協議失敗情報を含むメッセージを第1の基地局に送信することと、ここで、モード切り替え協議失敗情報に失敗原因指示を含み、
前記第1の基地局がモード切り替え協議要求確認情報を含むメッセージを受信すると、前記モード切り替え協議に成功し、
前記第1の基地局が、モード切り替え協議要求情報を含むメッセージを前記第2の基地局に送信した後、モード切り替え協議取消情報を含むメッセージを第2の基地局に送信し、行っているモード切り替え協議を取り消すことと、を含むことが好ましい。
【0018】
前記モード切り替え協議要求情報を含むメッセージが、第1のユーザ機器識別子、第2のユーザ機器識別子、第1の基地局が支援する第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信/端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、第1の基地局が支援する第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信/端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、第1のユーザ機器が第2のユーザ機器と対応する端末直接通信/セルラ通信ベアラを確立したか否か及び/又は第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信/セルラ通信ベアラを確立する必要があるとの指示、第1の基地局が第1のユーザ機器に配置した端末直接通信リソースモード、第1のユーザ機器の端末直接能力情報の中の一つ又は任意の組み合せを持ち、
前記モード切り替え協議要求情報を含むメッセージが明示的にモード切り替えタイプを含むことが好ましい。
【0019】
第1の基地局、前記移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが第1のユーザ機器UEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定する前、
前記切り替えモードが、前記セルラ通信モードから前記端末直接通信モードへの切り替えである場合、前記第1の基地局、前記移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが、前記第1のUEのモード傾向情報を取得して、前記端末直接通信モードを優先して利用することを指示することと、及び/又は、以下条件の一つ:
前記第1の基地局、前記移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが前記第1のUEから送信された第2のモード切り替え要求情報を含むメッセージを受信し、パケットデータゲートウェイ、サービングゲートウェイ及び/又は前記第1の基地局がネットワークの負担を低減することと、
前記切り替えモードが、前記端末直接通信モードから前記セルラ通信モードへの切り替えである場合、前記第1の基地局又は前記移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが、前記第1のUEのモード傾向情報を取得して、前記セルラ通信モードを優先して利用することと指示することと、及び/又は、
前記第1の基地局又は前記移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが、前記第1のUEから送信された第2のモード切り替え要求情報を含むメッセージを受信することと、を更に含むことが好ましい。
【0020】
前記モード傾向情報が、前記端末直接通信モードを優先して利用することと、前記セルラ通信モードを優先して利用することと、無傾向を含むことが好ましい。
【0021】
前記モード傾向情報の範囲が、
UEレベル、アプリレベル、データストリームレベル、ベアラレベルの中の少なくとも一つを含むことが好ましい。
【0022】
前記モード傾向情報がUEのサブスクリプト情報としてHSS又はパススルーサーバーに記憶され、かつ、前記モード傾向情報が対応するUEによって配置及び修正されることが好ましい。
【0023】
前記第2のモード切り替え要求が専用シグナルによって直接送信されるか、又は測定報告メッセージを介して間接的に送信されることが好ましい。
【0024】
前記第1のモード切り替え要求情報と前記第2のモード切り替え要求情報が、前記第2のUEの識別子、前記第1のUEによる前記第2のUEに対する信号測定結果、前記第1のUEによる第1の基地局に対する信号測定結果、第1のUEと第2のUEのセルラ通信又は端末直接通信実行指示、前記第1のUEと前記第2のUEが前記セルラ通信又は前記端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、前記第1のUEと前記第2のUEが前記セルラ通信又は前記端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、前記第1のUEが前記第2のUEとの間に前記端末直接通信のデータベアラを確立したか否か、及び/又は前記第1のUEと前記第2のUEとの間に前記直通通信のデータベアラを確立する必要があるとの中の少なくとも一つを含むことが好ましい。
【0025】
前記第1のモード切り替え要求情報と前記第2のモード切り替え要求情報が、第2の基地局の情報を含み、ここで、前記第2の基地局が第2のUEのサービング基地局であることが好ましい。
【0026】
本発明の他の一態様によると、第1のユーザ機器UEが、第1の基地局から送信されたモード切り替え情報を含むメッセージを受信することと、ここで、前記第1の基地局は該第1のUEのサービング基地局であって、前記第1のUEが、前記モード切り替え情報を含むメッセージに持つモードの指示情報に基づいて、モード切り替えを行うことと、を含むモード切り替え方法を提供する。
【0027】
前記モード切り替えが、セルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えと前記端末直接通信モードから前記セルラ通信モードへの切り替えを含むことが好ましい。
【0028】
前記第1のUEが前記モード切り替えメッセージに持つモードの指示情報に基づいて、モード切り替えを行う前、
前記第1のUEが、前記モード切り替えメッセージを受信して、セルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの切り替え条件を満たすか否かを判定することと、
前記第1のUEが、受信した前記モード切り替えメッセージに基づいて、端末直接通信モードからセルラ通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定することを更に含むことが好ましい。
【0029】
前記第1のUEが前記モード切り替えメッセージを受信して、セルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの切り替え条件を満たすか否かを判定することが、
第1のUEが、端末直接通信機能を支援するか否か及び/又は端末直接通信を介して認証したか否かを判定することと、
第1のUEが、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定することと、を含むことが好ましい。
【0030】
前記モード切り替え情報が、
モード切り替え指示、ユーザ機器識別子、モード切り替えを行う端末直接通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報、モード切り替えを行うセルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報を含むことが好ましい。
【0031】
前記モード切り替えメッセージが、
第1のUEと第2のUEが端末直接通信を行うリソース配置情報と、
第1のUEと第2のUEとの端末直接通信/セルラベアラを確立するための端末直接通信/セルラ通信ベアラ確立及び配置情報と、
更新されたTFT情報と、の中の少なくとも一つを持つことが好ましい。
【0032】
前記モード切り替え情報を含むメッセージがRRC再配置シグナル又は他の専用シグナルに載せられ、そして、モード切り替え情報はアクセスサブレイヤを介して送信されるか、又は非アクセスサブレイヤのプロトコルデータユニットによって伝達されることが好ましい。
【0033】
第1のUEがモード切り替え情報に含まれた指示情報に基づいて、モード切り替えを行うことは、
第1のUEが、前記モード切り替え情報により指示されたモード切り替えを行う端末直接通信/セルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報に基づいて、セルラ通信データベアラ/端末直接通信データベアラを確立するか否かを判定し、又はセルラ通信データベアラ/端末直接通信データベアラを修正するか否かを判定することと、
前記第1のUEが前記セルラ通信/端末直接通信データベアラを確立していない場合、前記第1のUEが前記モード切り替え情報の指示情報に対応する通信データベアラを確立することと、
前記第1のUEが前記セルラ通信データベアラ/端末直接通信データベアラを確立していて、前記第1のUEが更新されたTFT情報を取得した場合、前記第1のUEが、前記モード切り替え情報により指示された前記端末直接通信のデータストリーム及び/又はデータベアラ又はセルラ通信のデータストリーム及び/又はデータベアラを前記モード切り替え情報の指示情報に対応するベアラに切り替えして通信を行うことと、
前記第1のUEが前記セルラ通信/端末直接通信データベアラを修正する必要がある場合、前記第1のUEがデータベアラ修正操作を発することと、を含み、
さらに、前記セルラ通信データベアラ/端末直接通信データベアラが、PDCP、RLC、MACエンティティ及び論理チャネルに対応する配置情報を含むことが好ましい。
【0034】
前記第1のUEが、モード切り替え完成情報を含むメッセージを第1の基地局に送信することと、又は、前記第1のUEが、モード切り替え情報により指示された端末直接通信/セルラ通信のデータベアラのリリースを発することを更に含むことが好ましい。
【0035】
前記第1のUEが前記セルラ通信/端末直接通信データベアラを確立していない場合、前記第1のUEが前記モード切り替え情報に指示された通信データベアラを確立することは、
セルラ通信から端末直接通信へのモード切り替えである場合、前記第1のUEが、第1の基地局を介して、又は直接に第2のUEとの端末直接通信データベアラを確立してTFT情報を更新することと、
端末直接通信からセルラ通信へのモード切り替えである場合、前記第1のUEが前記第2のUEとセルラ通信データベアラを確立していないと、前記第1のUEがセルラ通信データベアラの確立を請求し、TFT情報を更新することと、を含むことが好ましい。
【0036】
前記第1のUEが前記モード切り替え情報に指示された前記端末直接通信のデータストリーム及び/又はデータベアラ又はセルラ通信のデータストリーム及び/又はデータベアラを前記モード切り替え情報の指示情報に対応するベアラに切り替えして通信を行うことは、
セルラ通信から端末直接通信へのモード切り替えである場合、前記第1のUEが、第1の基地局に配置された、第1の基地局がスケジューリングした又は前記第1のUEが競争した端末直接通信リソースを利用して、端末直接通信データベアラによって、モード切り替えメッセージに指示された前記第1のUEと前記第2のUEのデータストリームを端末直接通信することと、
端末直接通信からセルラ通信へのモード切り替えである場合、前記第1のUEが、第1の基地局がスケジューリングしたセルラ通信リソースに基づいて、セルラ通信データベアラによって、モード切り替え情報に指示された前記第1のUEと前記第2のUEのデータストリームをセルラ通信することと、を含むことが好ましい。
【0037】
本発明の又一態様によると、第1の基地局に応用されるモード切り替え装置であって、
第1のユーザ機器UEにモード切り替え情報を含むメッセージを送信し、前記第1のUEが前記モード切り替え情報を含むメッセージに持つモードの指示情報に基づいてモード切り替えを行うようにトリガーするように構成された送信モジュールを備えるモード切り替え装置を提供する。
【0038】
前記第1のUEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定するように構成された第1の判定モジュールを更に備え、前記第1の基地局が前記第1のUEのサービング基地局であることが好ましい。
【0039】
前記第1の判定モジュールが、
移動管理エンティティ又はパススルーサーバーに第1のモード切り替え要求情報を含むメッセージを送信するように構成された第2の送信モジュールと、
前記移動管理エンティティ又は前記パススルーサーバーから送信されたモード切り替え応答情報を含むメッセージを受信するように構成された受信モジュールと、を含み、前記モード切り替え応答情報が前記第1のUEがモード切り替えの条件を満たすことを指示するものであることが好ましい。
【0040】
前記第1の判定モジュールが、
前記第1のUEは端末直接通信機能を支援し、
前記第1のUEと第2のUEとの間でセルラデータ通信を行い、
前記第1のUEと前記第2のUEは近接関係であって、
前記第1のUEと前記第2のUEが端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがある条件を満たす場合、前記第1のUEがセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替え条件を満たすと判定するように構成された第2の判定モジュールと、
前記第1のUEと第2のUEとの間で端末直接データ通信を行い、
充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力接続リソースがあって、
前記第1のUEと前記第2のUEは近接関係ではない条件の中の少なくともひとつを満たす場合、前記第1のUEが端末直接通信モードからセルラ通信モードへの切り替えの条件を満たすと判定するように構成された第3の判定モジュールと、を含み
前記第2のUEが、既に第1のUEとセルラ通信を確立し、前記第1のUEと端末直接通信を確立したUE、前記第1のUEと端末直接通信を確立したUEの中の一つであることが好ましい。
【0041】
前記第1の判定モジュールが第1のユーザ機器UEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定する前、かつ、前記モード切り替えが前記セルラ通信モードから前記端末直接通信モードへの切り替えである場合、前記第1のUEのモード傾向情報を取得して、前記端末直接通信モードを優先して利用することを指示するように構成された第1の取得モジュールと、及び/又は以下条件の一つ:
前記第1の基地局が前記第1のUEから送信された第2のモード切り替え要求情報を含むメッセージを受信し、パケットデータゲートウェイ、サービングゲートウェイ及び/又は前記第1の基地局がネットワーク負担を低減し、
前記第1の判定モジュールが第1のユーザ機器UEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定する前、かつ、前記モード切り替えが前記端末直接通信モードから前記セルラ通信モードへの切り替えである場合、前記第1の基地局が前記第1のUEのモード傾向情報を取得して、前記セルラ通信モードを優先して利用することを指示するように構成された第2の取得モジュールと、を更に含み、及び/又は、
前記第1の基地局が前記第1のUEから送信された第2のモード切り替え要求情報を含むメッセージを受信することが好ましい。
【0042】
前記モード傾向情報が、前記端末直接通信モードを優先して利用することと、前記セルラ通信モードを優先して利用することと、無傾向を含むことが好ましい。
【0043】
前記モード傾向情報の範囲が、UEレベル、アプリレベル、データストリームレベル、ベアラレベルの中の少なくとも一つを含むことが好ましい。
【0044】
前記モード傾向情報をUEのサブスクリプト情報としてHSS又はパススルーサーバーに記憶し、かつ、前記モード傾向情報が対応するUEによって配置及び修正されることが好ましい。
【0045】
前記第1のモード切り替え要求情報と前記第2のモード切り替え要求を、専用シグナルによって直接に送信するか、又は測定報告メッセージによって送信することが好ましい。
【0046】
前記第1のモード切り替え要求情報と前記第2のモード切り替え要求情報が、前記第2のUEの識別子、前記第1のUEによる前記第2のUEに対する信号測定結果、前記第1のUEによる第1の基地局に対する信号測定結果、第1のUEと第2のUEのセルラ通信又は端末直接通信実行指示、前記第1のUEと前記第2のUEが前記セルラ通信又は前記端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、前記第1のUEと前記第2のUEが前記セルラ通信又は前記端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、前記第1のUEが前記第2のUEとの間で前記端末直接通信のデータベアラを確立したか否か及び/又は前記第1のUEと前記第2のUEとの間に前記直通通信のデータベアラを確立する必要があるの中の少なくとも一つを含むことが好ましい。
【0047】
前記第1のモード切り替え要求情報と前記第2のモード切り替え要求情報が第2の基地局の情報を含み、前記第2の基地局が第2のUEのサービング基地局であることが好ましい。
【0048】
本発明の更に他の一態様によると、第1のUEに応用されるモード切り替え装置であって、第1の基地局から送信されたモード切り替え情報を含むメッセージを受信するように構成された受信モジュールと、ここで、前記第1の基地局は当該第1のUEのサービング基地局であって、前記モード切り替え情報を含むメッセージに持つモードの指示情報に基づいて、モード切り替えを行うように構成された切り替えモジュールと、を含むモード切り替え装置を提供する。
【0049】
前記モード切り替えが、セルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えと、前記端末直接通信モードから前記セルラ通信モードへの切り替えを含むことが好ましい。
【0050】
受信した前記モード切り替え情報に基づいて、セルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの切り替え条件を満たすか否かを判定するように構成された第4の判定モジュールと、受信した前記モード切り替え情報に基づいて、端末直接通信モードからセルラ通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定するように構成された第5の判定モジュールと、を更に含むことが好ましい。
【0051】
本発明の上記実施例に提供される技術案によると、第1の基地局が第1のUEにモード切り替え情報を含むメッセージを送信して、第1のUEによる前記モード切り替え情報に持つモードの指示情報に基づくモード切り替えをトリガーすることによって、解决了既存技術においてモードを融通性よく切り替えすることができないのでサービスの連続性が悪い問題を解決し、システム全体の処理量を向上させる効果を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
ここで説明する図面は本発明を理解させるためのもので、本発明の一部を構成し、本発明における例示的な実施例及びその説明は本発明を解釈するもので、本発明を不当に限定するのではない。
図1】本発明の実施例に係わるモード切り替え方法を示す第1のフローチャートである。
図2】本発明の実施例に係わるモード切り替え方法を示す第2のフローチャートである。
図3】本発明の実施例に係わるモード切り替え装置の構造を示す第1のブロック図である。
図4】本発明の実施例に係わるモード切り替え装置の好適な構造を示す第1のブロック図である。
図5】本発明の実施例に係わるモード切り替え装置の構造を示す第2のブロック図である。
図6】本発明の実施例に係わるモード切り替え装置の好適な構造を示す第2のブロック図である。
図7】本発明の実施例に係わる端末直接システムのモード切り替えを示す図である。
図8】本発明の好適な実施例に係わるモード切り替え方法を示すフローチャートである。
図9】本発明の実施例に係わるUEが開始したモード切り替えエアインターフェースのフローチャートである。
図10】本発明の実施例に係わるeNBが開始したモード切り替えエアインターフェースのフローチャートである。
図11】本発明の実施例に係わるUEが開始したモード切り替え失敗エアインターフェースのフローチャートである。
図12】本発明の実施例に係わるeNBが開始したモード切り替え協議エアインターフェースのフローチャートである。
図13】本発明の実施例に係わるeNBが開始したモード切り替え協議失敗エアインターフェースのフローチャートである。
図14】本発明の実施例に係わるeNBがUEコンテクスト取得プロセスを介してモード傾向及び端末直接通信能力情報を取得することを示すフローチャートである。
図15】本発明の実施例に係わるeNBがMME/D2Dサーバー又はHSSからUE端末直接関連情報を取得することを示すフローチャートである。
図16】本発明の実施例に係わるeNBがMME/D2Dサーバーにモード切り替えの判定を行うことを要求することを示すフローチャートである。
図17】本発明の実施例の実例1に係わるモード切り替えを示すフローチャートである。
図18】本発明の実施例の実例2に係わるモード切り替えを示すフローチャートである。
図19】本発明の実施例の実例3に係わるモード切り替えを示すフローチャートである。
図20】本発明の実施例の実例4に係わるモード切り替えを示すフローチャートである。
図21】本発明の実施例の実例5に係わるモード切り替えを示すフローチャートである。
図22】本発明の実施例の実例6に係わるモード切り替えを示すフローチャートである。
図23】本発明の実施例の実例7に係わるモード切り替えを示すフローチャートである。
図24】本発明の実施例に係わる隣り合うeNBがモード切り替え協議を行うことを示すフローチャートであるである。
図25】本発明の実施例に係わる隣り合うeNBがモード切り替え協議を取り消すことを示すフローチャートである。
図26】本発明の実施例に係わる隣り合うeNBのモード切り替え協議失敗を示すフローチャートである。
図27】本発明の実施例に係わる隣り合うeNBがMMEを介してモード切り替え協議を行うことを示すフローチャートである。
図28】本発明の実施例に係わる本発明の実例8のモード切り替えを示すフローチャートである。
図29】本発明の実施例に係わる実例9のモード切り替えを示すフローチャートである。
図30】本発明の実施例に係わる実例10のモード切り替えを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0053】
以下、図面を参照しつつ実施例を結合して本発明の実施例を説明する。ここで、衝突しない限り、本願の実施例及びび実施例中の特徴を互いに結合することができる。
本実施例においてモード切り替え方法を提供し、図1は本発明の実施例に係わるモード切り替え方法の第1のフローチャートで、図1に示すように、該方法は以下のステップ(ステップS102)を含む。
第1の基地局が第1のUEにモード切り替え情報を含むメッセージを送信して、当該第1のUEが当該モード切り替え情報に持つモードの指示情報に基づいてモード切り替えを行うようにトリガーする(ステップS102)。
【0054】
好適な一実施形態として、モード切り替えの信頼性を向上させるため、ステップS102の前に、前記第1の基地局が前記第1のUEがモード切り替えの条件を満たすと判定することを更に含み、ここで、前記第1の基地局は前記第1のUEのサービング基地局である。
【0055】
好適に、第1の基地局は以下の方式で前記第1のUEがモード切り替えの条件を満たすことを判定することができる。
方式1:前記第1の基地局が移動管理エンティティ又はパススルーサーバーに第1のモード切り替え要求を送信し、前記第1の基地局が前記移動管理エンティティ又は前記パススルーサーバーから送信された第1のモード切り替え応答メッセージを受信する。ここで、前記第1のモード切り替え応答メッセージは前記第1のUEがモード切り替えの条件を満たすことを指示するものである。
【0056】
方式2:前記第1の基地局が、前記移動管理エンティティ又は前記パススルーサーバーから前記第1の基地局に送信した前記第1のユーザ機器にモード切り替えを指示するためのメッセージを受信する。
【0057】
好適な一実施形態として、第1の基地局、前記移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが、第1のユーザ機器UEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定することが、
前記第1のUEが端末直接通信機能を支援し又は端末直接通信を介して認証し、前記第1のUEと第2のUEとの間でセルラ通信を行い、前記第1のUEと前記第2のUEが近接関係であって、かつ、前記第1のUEと前記第2のUEが端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがある条件を満たす場合、前記第1のUEがセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの条件を満たすと判定し、
前記第1のUEと第2のUEとの間で端末直接通信を行い、かつ、充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力接続リソースがあることと、
前記第1のUEと第2のUEとの間で端末直接通信を行い、第1のUEと前記第2のUEが近接関係ではなく、かつ、充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力接続リソースがあることと、の条件の中の一つを満たすと、前記第1のUEが端末直接通信モードからセルラ通信モードへの切り替えの条件を満たすと判定し、
ここで、前記第2のUEは、第1のUEとセルラ通信を確立したUEと、前記第1のUEと端末直接通信を確立したUEとの中の一つである。
【0058】
好適に、第1の基地局が以下の方式で、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が近接関係であるか否かを判定することができる。
第1の基地局が第1のUEに第2のUEに対する信号測定を配置し、前記第1のUEの測定報告に基づいて、端末直接通信リンク品質閾値を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、前記第1のUEと前記第2のUEとの近接関係を確定し、そうでないと、前記第1のUEと前記第2のUEが近接関係ではないと確定し、又は、
前記第1の基地局が受信した第1のUEから送信された第2のモード切り替え要求情報を含むメッセージに持つ第1のUEによる第2のUEに対する信号測定結果に基づいて、前記端末直接通信リンク品質閾値を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、前記第1のUEと前記第2のUEとが近接すると確定し、そうでないと、前記第1のUEと前記第2のUEが近接関係ではないと確定し、又は、
前記第1の基地局がネットワーク側のエンティティから前記第1のUEと前記第2のUEが近接するか否かの情報を取得して、前記第1のUEと前記第2のUEとの間の距離が前記端末直接通信距離閾値を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、前記第1のUEと前記第2のUEとが近接関係であると確定し、そうでないと、前記第1のUEと前記第2のUEが近接関係ではないと確定し、又は、
第1の基地局が前記ネットワーク側のエンティティから前記第1のUEと前記第2のUEの地理位置情報又は距離情報を取得して、前記第1のUEと前記第2のUEとの間の距離が前記端末直接通信距離閾値を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、前記第1のUEと前記第2のUEとが近接関係であると確定し、そうでないと、前記第1のUEと前記第2のUEが近接関係ではないと確定し、
ここで、前記第1のUEと前記第2のUEが近接関係であると、前記第1の基地局は第1のUEと第2のUEが端末直接通信を行なえる条件を満たすと認め、満たさないと、前記第1の基地局は前記第1のUEと前記第2のUEがセルラ通信を行うしかできないと確定する。
【0059】
実施する際、前記第1のモード切り替え要求情報は、
前記第2のUEの識別子、前記第1のUEによる前記第2のUEに対する信号測定結果、前記第1のUEによる第1の基地局に対する信号測定結果、第1のUEと第2のUEのセルラ通信又は端末直接通信実行指示、前記第1のUEと前記第2のUEが前記セルラ通信又は前記端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、前記第1のUEと前記第2のUEが前記セルラ通信又は前記端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、前記第1のUEが前記第2のUEとの間で前記端末直接通信のデータベアラを確立したか否か及び/又は前記第1のUEと前記第2のUEとの間に前記直通通信のデータベアラを確立する必要があるかの中の少なくとも一つを含むことができる。
【0060】
前記ネットワーク側のエンティティが、ユーザ機器にサービスを提供するパケットデータゲートウェイ、サービングゲートウェイ、移動管理エンティティ、パススルーサーバー、位置情報サーバー、UE発見検定機能付きエンティティの中の一つを含むことが好ましい。
【0061】
前記第1のUEが、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあるか否かを判定することが、
前記第1の基地局が、前記第1のUEと前記第2のUEがセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及び前記第1のUEと前記第2のUEがセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報に基づいて、対応する端末直接通信を支援可能な充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定することと、
判定結果が、前記端末直接エアインターフェースリソースが前記第1のUEと前記第2のUEがセルラ通信を行うデータストリームを支援可能であると、前記第1の基地局が、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあると判定することと、を含むことが好ましい。
【0062】
第1の基地局が、以下の方式で充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースがあるか否かを判定することができる:前記第1の基地局が前記第1のUEと前記第2のUEが端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及び前記第1のUEと前記第2のUEが端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報に基づいて、対応するセルラ通信を支援可能である充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースがあるか否かを判定し、ここで、前記セルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースが前記第1のUEと前記第2のUEが端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラを支援可能であると、前記第1の基地局が、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信を行うための充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースがあると確定することが好ましい。
【0063】
好適な一実施形態として、ステップS102において第1の基地局が前記第1のUEのモード切り替えを開始することが以下の方式で実現される。
前記第1の基地局が前記第2の基地局を確定し、前記第2の基地局により前記第2のUEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、ここで、前記第1の基地局と前記第2の基地局が異なると、前記第1の基地局により前記第2の基地局とのモード切り替え協議を発して、第2のユーザ機器がモード切り替えの条件を満たすか否かを確認し、前記第2の基地局により前記第2のUEがモード切り替えの条件を満たすと判定すると、前記第1の基地局と前記第2の基地局がモード切り替えメッセージを送信して第1のUEと第2のUEにモード切り替えを行と要求する。
【0064】
他の好適な一実施形態として、第1の基地局が条件を満たさないと判定した場合、当該第1の基地局は、前記第1のUEから送信されたモード切り替え拒絶情報を含むメッセージを受信した後、モード切り替え拒絶情報を含むメッセージを送信することができ、ここで、前記モード切り替え拒絶情報は拒絶原因指示情報を含む。
【0065】
実施する際、当該第1の基地局は、前記第1の基地局がモード切り替え協議要求情報を含むメッセージを第2の基地局に送信し、前記第2の基地局がモード切り替え協議要求情報を含むメッセージを受信して、前記第2のUEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、前記第2のUEがモード切り替え条件を満たすと、前記第2の基地局がモード切り替え協議要求確認情報を含むメッセージを第1の基地局に送信し、そうではないと、第2の基地局がモード切り替え協議失敗情報を含むメッセージを第1の基地局に送信し、モード切り替え協議失敗情報に失敗原因指示を持ち、前記第1の基地局がモード切り替え協議要求確認情報を含むメッセージを受信できると、前記モード切り替え協議に成功し、前記第1の基地局はモード切り替え協議要求情報を含むメッセージを前記第2の基地局に送信した後、モード切り替え協議取消情報を含むメッセージを第2の基地局に送信して、行っているモード切り替え協議を取り消す方式で、第2の基地局とのモード切り替え協議を行う。
【0066】
前記モード切り替え協議要求情報が、第1のユーザ機器識別子、第2のユーザ機器識別子、第1の基地局が支援する第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信/端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、第1の基地局が支援する第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信/端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、第1のユーザ機器が第2のユーザ機器と対応する端末直接通信/セルラ通信ベアラを確立したか否か及び/又は第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信/セルラ通信ベアラを確立する必要があるとの指示、第1の基地局が第1のユーザ機器に割り当て可能な端末直接通信リソース、第1のユーザ機器の端末直接能力情報の中の一つ又は任意の組み合せを持ち、前記モード切り替え協議要求メッセージが明示的にモード切り替えタイプを含むことが好ましい。
【0067】
他の好適な一実施形態として、第1の基地局、前記移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが第1のユーザ機器UEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定する前、
前記切り替えモードが前記セルラ通信モードから前記端末直接通信モードへの切り替えである場合、前記第1の基地局、前記移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが、前記第1のUEのモード傾向情報を取得して前記端末直接通信モードを優先して利用することを指示することと、及び/又は、以下条件の一つ:
前記第1の基地局、前記移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが、前記第1のUEから送信された第2のモード切り替え要求を受信し、パケットデータゲートウェイ、サービングゲートウェイ及び/又は前記第1の基地局がネットワークの負担を低減し、
前記切り替えモードが前記端末直接通信モードから前記セルラ通信モードへの切り替えである場合、前記第1の基地局又は前記移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが、前記第1のUEのモード傾向情報を取得して、前記セルラ通信モードを優先して利用することを指示することと、及び/又は、
前記第1の基地局又は前記移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが、前記第1のUEから送信された第2のモード切り替え要求情報を含むメッセージを受信することと、を更に含む。
【0068】
前記モード傾向情報が、前記端末直接通信モードを優先して利用することと、前記セルラ通信モードを優先して利用することと、無傾向を含むことが好ましい。
【0069】
前記モード傾向情報の範囲が、UEレベル、アプリレベル、データストリームレベル、ベアラレベルの中の少なくとも一つを含むことが好ましい。
【0070】
前記モード傾向情報をUEのサブスクリプト情報としてHSS又はパススルーサーバーに記憶し、かつ、前記モード傾向情報を対応するUEによって配置及び修正することが好ましい。
【0071】
前記第2のモード切り替え要求を専用シグナルによって直接に送信するか、又は測定報告メッセージを介して間接的に送信することが好ましい。
【0072】
前記第1のモード切り替え要求情報と前記第2のモード切り替え要求情報が、前記第2のUEの識別子、前記第1のUEによる前記第2のUEに対する信号測定結果、前記第1のUEによる第1の基地局に対する信号測定結果、第1のUEと第2のUEのセルラ通信又は端末直接通信実行指示、前記第1のUEと前記第2のUEが前記セルラ通信又は前記端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、前記第1のUEと前記第2のUEが前記セルラ通信又は前記端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、前記第1のUEが前記第2のUEとの間で前記端末直接通信のデータベアラを確立したか否か及び/又は前記第1のUEと前記第2のUEとの間に前記直通通信のデータベアラを確立する必要があるの中の少なくとも一つを含むことが好ましい。
【0073】
前記第1のモード切り替え要求情報と前記第2のモード切り替え要求情報が、第2の基地局の情報を含み、ここで、前記第2の基地局は第2のUEのサービング基地局であることが好ましい。
【0074】
本実施例においてモード切り替え方法を提供し、図2は本発明の実施例に係わるモード切り替え方法を示す第2のフローチャートで、図2に示すように、該方法は以下のステップ(ステップS202〜ステップS204)を含む。
第1のUEが、第1の基地局から送信されたモード切り替え情報を含むメッセージを受信し(ステップS202)、ここで、当該第1の基地局は当該第1のUEのサービング基地局であり、
第1のUEが、当該モード切り替え情報に持つモードの指示情報に基づいて、モード切り替えを行う(ステップS204)。
【0075】
前記モード切り替えが、セルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えと、前記端末直接通信モードから前記セルラ通信モードへの切り替えとを含むことが好ましい。
【0076】
好適な一実施形態として、ステップS204の前、前記第1のUEが、受信した前記モード切り替え情報を含むメッセージに基づいて、セルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの切り替え条件を満たすか否かを判定することと、前記第1のUEが、受信した前記モード切り替え情報に基づいて、端末直接通信モードからセルラ通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定することと、を更に含む。
【0077】
好適に、前記第1のUEが、前記モード切り替え情報を含むメッセージを受信して、セルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの切り替え条件を満たすか否かを判定することが、第1のUEが端末直接通信機能を支援するか否かを判定することと、第1のUEが第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定することと、を更に含む。
【0078】
実施する際、当該モード切り替え情報は、モード切り替え指示、ユーザ機器識別子、モード切り替えを行う端末直接通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報、モード切り替えを行うセルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報を含むことができる。
【0079】
当該モード切り替え情報が、第1のUEと第2のUEが端末直接通信を行うリソース配置情報と、第1のUEと第2のUEが端末直接通信/セルラベアラに用いられる端末直接通信/セルラ通信ベアラ確立情報と、更新されたTFT情報との中の少なくとも一つを持つことが好ましい。
【0080】
前記モード切り替えメッセージがRRC再配置シグナル又は専用シグナルに載せられ、そして、モード切り替え情報がアクセスサブレイヤ又は非アクセスサブレイヤのプロトコルデータ単元によって伝送されることが好ましい。
【0081】
他の好適な一実施形態として、第1のUEがモード切り替え情報に含まれた指示情報に基づいて、モード切り替えを行うことが、第1のUEが前記モード切り替えメッセージに指示されたモード切り替えの端末直接通信/セルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報に基づいて、セルラ通信データベアラ/端末直接通信データベアラを確立するか否かを判定し、又はセルラ通信データベアラ/端末直接通信データベアラを修正するか否かを判定することと、前記第1のUEが前記セルラ通信/端末直接通信データベアラを確立していない場合、前記第1のUEが前記モード切り替え情報の指示情報に対応する通信データベアラを確立することと、前記第1のUEが前記セルラ通信データベアラ/端末直接通信データベアラを確立していて前記第1のUEが更新さらたTFT情報を受信した場合、前記第1のUEが前記モード切り替え情報に指示された前記端末直接通信のデータストリーム及び/又はデータベアラ又はセルラ通信のデータストリーム及び/又はデータベアラを前記モード切り替え情報の指示情報に対応するベアラに切り替えて通信を行うことと、前記第1のUEが前記セルラ通信/端末直接通信データベアラを修正する場合、前記第1のUEがデータベアラ修正操作を開始することと、を含む。
【0082】
当該方法がさらに、前記第1のUEがモード切り替え完成メッセージを第1の基地局に送信することと、前記第1のUEがモード切り替え情報に指示された端末直接通信/セルラ通信のデータベアラをリリースすることと、を含むことが好ましい。
【0083】
他の好適な一実施形態として、前記第1のUEが前記セルラ通信/端末直接通信データベアラを確立していない場合、前記第1のUEが前記モード切り替えメッセージの通信データベアラを確立することが、
セルラ通信から端末直接通信へのモード切り替えである場合、前記第1のUEが第1の基地局を介して、又は第2のUEと直接に端末直接通信データベアラを確立して、TFT情報を更新することと、
端末直接通信からセルラ通信へのモード切り替えである場合、前記第1のUEと前記第2のUEとがセルラ通信データベアラを確立していない場合、前記第1のUEがセルラ通信データベアラを確立しTFT情報を更新することを要求することと、を含む。
【0084】
前記第1のUEが前記モード切り替え情報に指示された前記端末直接通信のデータストリーム及び/又はデータベアラ又はセルラ通信のデータストリーム及び/又はデータベアラを前記モード切り替え情報の指示情報に対応するベアラに切り替えて通信を行うことが、
セルラ通信から端末直接通信へのモード切り替えである場合、前記第1のUEが第1の基地局がスケジューリング/配置した、又は前記第1のUEが前記第2のUEと協議した端末直接通信リソースを利用して、端末直接通信データベアラによって、モード切り替え情報に指示された前記第1のUEと前記第2のUEのデータストリームを端末直接通信することと、
端末直接通信からセルラ通信へのモード切り替えである場合、前記第1のUEが第1の基地局がスケジューリングしたセルラ通信リソースを利用して、セルラ通信データベアラによって、モード切り替え情報に指示された前記第1のUEと前記第2のUEのデータストリームをセルラ通信することと、を含むことが好ましい。
【0085】
本実施例においてモード切り替え装置を提供し、図3は本発明の実施例に係わるモード切り替え装置の構造を示す第1のブロック図で、図3に示すように、当該装置は、第1のユーザ機器UEにモード切り替え情報を含むメッセージを送信して、前記第1のUEが前記モード切り替え情報を含むメッセージに持つモードの指示情報に基づいてモード切り替えを行うようにトリガーするように構成された送信モジュール32を含む。
【0086】
図4は本発明の実施例に係わるモード切り替え装置の好適な構造を示す第1のブロック図で、図4に示すように、第1のUEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定するように構成された第1の判定モジュール42を更に含み、ここで、前記第1の基地局は前記第1のUEのサービング基地局である。
【0087】
本実施例においてモード切り替え装置を提供し、第1のUEに応用されるものであって、図5は本発明の実施例に係わるモード切り替え装置の構造を示す第2のブロック図で、図5に示すように、当該装置は、第1の基地局から送信されたモード切り替え情報を含むメッセージを受信するように構成された受信モジュール52と、ここで、前記第1の基地局は当該第1のUEのサービング基地局であって、前記モード切り替え情報を含むメッセージに持つモードの指示情報に基づいて、モード切り替えを行うように構成された切り替えモジュール54と、を含む。
【0088】
図6は本発明の実施例に係わるモード切り替え装置の好適な構造を示す第2のブロック図で、図6に示すように、受信した前記モード切り替え情報に基づいて、セルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの切り替え条件を満たすか否かを判定するように構成された第4の判定モジュール62と、受信した前記モード切り替え情報を含むメッセージに基づいて、端末直接通信モードからセルラ通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定するように構成された第5の判定モジュール64と、を更に含む。
【好適な実施例1】
【0089】
本好適な実施例において端末直接システムの端末モード切り替え方法を提供し、図8は本発明の好適な実施例に係わるモード切り替え方法を示すフローチャートで、図8に示すように、該方法はステップS802〜ステップS804を含む。
第1のユーザ機器が、モード切り替えメッセージを受信する(ステップS802)
第1のユーザ機器が、モード切り替えメッセージに含まれた指示情報に基づいて、モード切り替えを行う(ステップS804)。
前記モードが、セルラ通信モードと端末直接通信モードを含むことが好ましい。
モード切り替えが、セルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えと、端末直接通信モードからセルラ通信モードへの切り替えとを含むことが好ましい。
【0090】
好適な一実施形態として、第1のユーザ機器がモード切り替えメッセージを受信する前、第1の基地局が第1のユーザ機器がモード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、条件を満たすのであれば、第1の基地局がモード切り替えを開始し、条件を満たさないと、第1の基地局が選択的にモード切り替え拒絶メッセージを送信することを更に含む。
当該第1の基地局は第1のユーザ機器のサービング基地局であることが好ましい。
【0091】
他の好適な一実施形態として、第1の基地局が第1のユーザ機器がモード切り替えの条件を満たすか否かを判定することが、第1の基地局が移動管理エンティティ又はパススルーサーバーにモード切り替え要求を送信することと、移動管理エンティティ又はパススルーサーバーがモード切り替え要求を受信してモード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、モード切り替え応答メッセージを第1の基地局に送信し、そうではないと、モード切り替え拒絶メッセージを第1の基地局に送信することと、第1の基地局がモード切り替え応答メッセージを受信すると、第1の基地局が第1のユーザ機器がモード切り替えの条件を満たすと認めることと、を含む。
【0092】
好適に、第1の基地局又は移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが第1のユーザ機器がセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定することが、前記第1のユーザ機器が端末直接通信機能を支援するか否かを判定することと、前記第1のユーザ機器が第2のユーザ機器との間でセルラデータ通信を行うか否かを判定することと、第1のユーザ機器が第2のユーザ機器と近接するか否かを判定することと、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあるか否かを判定することと、を含む。
【0093】
前記第1の基地局又は移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが、第1のユーザ機器が端末直接通信モードからセルラ通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定することが、前記第1のユーザ機器が第2のユーザ機器と端末直接データ通信を行っているか否かを判定することと、充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースがあるか否かを判定することと、及び/又は、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が近接するか否かを判定することと、を含むことが好ましい。
前記第2のユーザ機器が、第1のユーザ機器が端末直接通信の確立を希望しているユーザ機器又は第1のユーザ機器と端末直接通信を確立したユーザ機器を指すことが好ましい。
【0094】
前記第1の基地局又は移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが、第1のユーザ機器がセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定する前、さらに、
前記第1のユーザ機器のモード傾向情報によって端末直接通信モードを優先して利用することを指示することと、及び/又は、
第1の基地局が第1のユーザ機器から送信されたモード切り替え要求を受信し、又は、
パケットデータゲートウェイ及び/又はサービングゲートウェイ及び/又は基地局がネットワークの負担を低減することと、を含むことが好ましい。
【0095】
前記第1の基地局又は移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが第1のユーザ機器が端末直接通信モードからセルラ通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定する前、さらに、
前記第1のユーザ機器のモード傾向情報によってセルラ通信モードを優先して利用することを指示することと、及び/又は、
第1の基地局が第1のユーザ機器から送信されたモード切り替え要求を受信することと、を含むことが好ましく、
前記第1のユーザ機器モード傾向情報が、端末直接通信モードを優先して利用することと、セルラ通信モードを優先して利用することと、無傾向とを含むことが好ましく、
前記第1のユーザ機器モード傾向情報の範囲がユーザ機器レベル、アプリレベル、データストリームレベル、ベアラレベルの中の少なくとも一つを含むことが好ましい。
【0096】
第1のユーザ機器のモード傾向情報を第1のユーザ機器のサブスクリプト情報としてHSS又はパススルーサーバー又は他のユーザ機器端末直接属性を記憶する機能エンティティに記憶し、
第1のユーザ機器のモード傾向情報を第1のユーザ機器が配置及び修正し、
第1のユーザ機器又は移動管理エンティティ又はパススルーサーバー又は他の機能エンティティが第1のユーザ機器モード傾向情報を含むメッセージを送信し、第1の基地局が前記メッセージを受信して第1のユーザ機器のモード傾向情報を取得することが好ましい。
【0097】
前記第1の基地局が第1のユーザ機器から送信されたモード切り替え要求を受信する前、さらに、
前記第1のユーザ機器がモード切り替え要求メッセージを送信して、端末直接通信又はセルラ通信への切り替えを要求することを含むことが好ましく、
モード切り替え要求メッセージが専用シグナルによって送信され、又は他の暗黙的にモード切り替え要求情報を含むメッセージ、例えば測定報告メッセージに載せられることが好ましく、
前記モード切り替え要求メッセージが専用シグナルによって送信され、又は他の暗黙的にモード切り替え要求情報を含むメッセージ、例えば測定報告メッセージに載せられることが、さらに、
モード切り替え要求メッセージが、第2のユーザ機器の識別子、第1のユーザ機器による第2のユーザ機器に対する信号測定結果、第1のユーザ機器によるサービング基地局に対する信号測定結果、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信/端末直接通信を行う指示、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信/端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信/端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、第1のユーザ機器が第2のユーザ機器と対応する端末直接通信データベアラを確立したか、及び/又は第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信データベアラを確立する必要がある指示の中の少なくとも一つ又は任意の組み合せを含み、
モード切り替え要求メッセージが明示的にモード切り替えタイプを含むことが好ましく、
モード切り替え要求メッセージが選択的に第2の基地局情報を含むことが好ましい。
【0098】
第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信/端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及び第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信/端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報が、モード切り替えを行おうとする一部のデータストリーム及び/又はベアラに対応することが好ましく、
第2の基地局が第2のユーザ機器のサービング基地局であることが好ましい。
【0099】
第1の基地局が前記第1のユーザ機器が第2のユーザ機器との間でセルラデータ通信を行っているか否かを判定することが、さらに、
第1の基地局が、受信したモード切り替え要求情報持つ第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信を行う指示に基づいて、第1のユーザ機器が第2のユーザ機器との間でセルラデータ通信を行っているか否かを取得することと、又は、
第1の基地局がサービスを提供するユーザ機器の通信データパケットにパケットヘッド検査を行って、ソースアドレス及び目標アドレスの検査に基づいて、第1のユーザ機器が基地局がサービスする第2のユーザ機器とセルラ通信を行っているか否かを判定することと、又は、
第1の基地局が他のネットワーク側のエンティティから第1のユーザ機器が第2のユーザ機器とセルラデータ通信を行っているか否か情報を取得することと、を含むことが好ましい。
【0100】
第1の基地局が、前記第1のユーザ機器が第2のユーザ機器と端末直接通信を行っているか否かを判定することが、さらに、
第1の基地局が受信したモード切り替え要求情報に持つ第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行う指示に基づいて、第1のユーザ機器が第2のユーザ機器とセルラデータ通信を行っているか否かを取得することと、又は、
第1の基地局が記憶した第1のユーザ機器のコンテクスト情報から、第1のユーザ機器が第2のユーザ機器と端末直接通信を行っているか否かを取得することと、又は、
第1の基地局が他のネットワーク側のエンティティから第1のユーザ機器が第2のユーザ機器と端末直接通信を行っているか否かの情報を取得することと、を含むことが好ましい。
【0101】
第1の基地局が、第1のユーザ機器が第2のユーザ機器と近接するか否かを判定することが、さらに、
第1の基地局が第1のユーザ機器に第2のユーザ機器に対する信号測定を配置し、第1のユーザ機器の測定報告に基づいて、端末直接通信リンク品質閾値を満たすか否かを判定し、又は、第1の基地局が受信したモード切り替え要求メッセージに持つ第1のユーザ機器による第2のユーザ機器に対する信号測定結果に基づいて、端末直接通信リンク品質閾値を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が近接すると確定し、満たさないと、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が近接しないと確定することと、又は、
第1の基地局が他のネットワーク側のエンティティから、第1のユーザ機器が第2のユーザ機器と近接するか否かの情報を取得することと、又は、
第1の基地局が他のネットワーク側のエンティティから、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器の地理位置情報又は距離情報を取得して、両方の距離が端末直接通信距離閾値を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が近接すると確定し、そうではないと、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が近接しないと確定することと、を含むことが好ましい。
【0102】
第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が近接すると、第1の基地局が第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行なえる条件を具備すると判定し、満たさないと、第1の基地局が第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信しかできないと判定することが好ましい。
【0103】
前記ネットワーク側のエンティティが、ユーザ機器にサービスを提供するパケットデータゲートウェイ、サービングゲートウェイ、移動管理エンティティ、パススルーサーバー、又は他のユーザ機器発見検査機能付きエンティティの中の一つを含むことが好ましい。
【0104】
前記第1の基地局が第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあるか否かを判定することが、さらに、
第1の基地局が第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及び第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報に基づいて、対応する端末直接通信を支援可能な充分な端末直接通信リソースがあるかを判定することと、
端末直接エアインターフェースリソースが第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信を行うデータストリームの全部または一部を支援可能であると、第1の基地局が、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあるとの条件を満たすと判定し、そうではないと当該条件を満たさないと判定することと、を含むことが好ましい。
【0105】
前記第1の基地局が充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースがあるか否かを判定することが、さらに、
第1の基地局が第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及び第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報に基づいて、対応するセルラ通信を支援可能な充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースがあるか否かを判定することを含むことが好ましい。
【0106】
セルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースが第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラの全部又は一部を支援可能であると、第1の基地局は、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信を行うための充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースがあるとの条件を満たすと判定し、そうではないと、当該条件を満たさないと判定することもできる。
【0107】
条件を満たすのであれば、前記第1の基地局が第1のユーザ機器のモード切り替えを開始することが、さらに、
前記第1の基地局が第2の基地局を確定し、第2の基地局により第2のユーザ機器がモード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、さらに、第1の基地局が第2の基地局と異なると、第1の基地局が第2の基地局とのモード切り替え協議を発して第2のユーザ機器がモード切り替えの条件を満たすか否かを確認することを含むことが好ましい。
第2の基地局が、第2のユーザ機器がモード切り替えの条件を満たすと判定すると、第1の基地局と第2の基地局がモード切り替えメッセージを送信して、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器にモード切り替えを行うことを要求する。
【0108】
条件を満たさないと、第1の基地局がモード切り替え拒絶メッセージを送信することが、さらに、
第1の基地局が第1のユーザ機器から送信されたモード切り替え要求メッセージを受信することを含むことが好ましい。
モード切り替え拒絶メッセージに拒絶原因指示情報が含まれることが好ましい。
【0109】
前記第1の基地局が第2の基地局とのモード切り替え協議を開始することが、さらに、
第1の基地局がモード切り替え協議要求メッセージを第2の基地局に送信し、
第2の基地局がモード切り替え協議要求メッセージを受信して、第2のユーザ機器がモード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、
第2のユーザ機器がモード切り替え条件を満たすと、第2の基地局がモード切り替え協議要求確認メッセージを第1の基地局に送信し、そうではないと、第2の基地局がモード切り替え協議失敗メッセージを第1の基地局に送信し、モード切り替え協議失敗メッセージに失敗原因指示を含み、
第1の基地局がモード切り替え協議要求確認メッセージを受信できれば、モード切り替え協議成功したことを含むことが好ましい。
第1の基地局がモード切り替え協議要求メッセージを第2の基地局に送信した後、モード切り替え協議取消メッセージを第2の基地局して行っているモード切り替え協議を取り消すことが好ましい。
【0110】
第1の基地局がモード切り替え協議要求メッセージを第2の基地局に送信することが、さらに、
モード切り替え協議要求メッセージに、第1のユーザ機器識別子、第2のユーザ機器識別子、第1の基地局が支援する第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信/端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、第1の基地局が支援する第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信/端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、第1のユーザ機器が第2のユーザ機器と対応する端末直接通信/セルラ通信ベアラを確立したか否か及び/又は第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信/セルラ通信ベアラを確立する必要があるとの指示、第1の基地局が第1のユーザ機器に割り当て可能な端末直接通信リソース、第1のユーザ機器の端末直接能力情報の中の一つ又は任意の組みわせを持つことを含むことが好ましい。
モード切り替え協議要求メッセージが明示的にモード切り替えタイプを含むことが好ましい。
【0111】
前記第2の基地局が、第2のユーザ機器がセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定することが、さらに、
第2の基地局が、前記第2のユーザ機器が端末直接通信機能を支援するか否かを判定し、
第2の基地局が、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定することを含むことが好ましい。
【0112】
前記第2の基地局が、第2のユーザ機器が端末直接通信モードからセルラ通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定することが、
第2の基地局が、充分なエアインターフェース及び主力リンクリソースがあるか否かを判定することを含む。
【0113】
第2の基地局が、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあるか否かを判定することが、さらに、
第2の基地局が受信した第1の基地局が支援する第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及び第1のユーザ機器と第2のユーザ機器セルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報及び/又は第1のユーザ機器のサービング基地局が第1のユーザ機器に割り当て可能な端末直接通信エアインターフェースリソース情報に基づいて、端末直接通信を行うための第2のユーザ機器に割り当て可能な対応するリソースがあるか否かを判定することを含むことが好ましい。
【0114】
端末直接エアインターフェースリソースが第1の基地局が支援する第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信を行うデータストリームの全部又は一部を支援可能であると、第2の基地局は、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあるとの条件を満たすと判定し、そうではないと、当該条件を満たさないと判定する。
【0115】
前記第2の基地局が充分なエアインターフェース及び主力リンクリソースがあるか否かを判定することが、さらに、
第2の基地局が、受信した第1の基地局が支援する第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及び第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報に基づいて、対応するセルラ通信を支援可能な充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースがあるか否かを判定することを含むことが好ましい。
【0116】
さらに、セルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースが、第1の基地局が支援する第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラの全部又は一部を支援可能であると、第2の基地局は、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信を行うための充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースがあるとの条件を満たすと判定し、そうではないと、当該条件を満たさないと判定する。
【0117】
第2の基地局がモード切り替え協議要求確認メッセージを第1の基地局に送信することが、さらに、
切り替え協議要求確認メッセージが、第2の基地局が支援する第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信/セルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、第2の基地局が支援する第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信/セルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、第1のユーザ機器及び第2のユーザ機器が端末直接通信を行うように割り当て可能なリソース情報、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が共通して支援する能力情報の中の少なくとも一つ又は任意の組み合せを含むことを含むことが好ましい。
【0118】
さらに、切り替え協議要求確認メッセージが、第2の基地局が支援しない第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信/セルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、第2の基地局が支援しない第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信/セルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報を更に含む。
【0119】
第2の基地局が、第2のユーザ機器がモード切り替えの条件を満たすか否かを判定することが、さらに、
第2の基地局がモード切り替え協議要求メッセージを第2のユーザ機器に送信し、
第2のユーザ機器がモード切り替え協議要求メッセージを受信して、モード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、満たすと、モード切り替え協議要求確認メッセージを送信し、そうではないと、モード切り替え協議失敗メッセージを送信することを含み、モード切り替え協議失敗メッセージに失敗原因指示が含まれることが好ましい。
第2の基地局がモード切り替え協議要求確認メッセージを受信すると、第2のユーザ機器がモード切り替えの条件を満たすと判定する。
【0120】
モード切り替え協議要求メッセージに、第1のユーザ機器識別子、第1の基地局が支援する第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信/端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、第1の基地局が支援する第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信/端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、第1の基地局が第1のユーザ機器に割り当て可能な端末直接通信リソース、第1のユーザ機器の能力情報の中の一つ又は任意の組み合せを持ち、さらに、モード切り替え協議要求メッセージが明示的にモード切り替えタイプを含むことが好ましい。
【0121】
モード切り替え協議要求確認メッセージが、第1のユーザ機器識別子、第2のユーザ機器が支援する第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信/セルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、第2のユーザ機器が支援する第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信/セルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、端末直接通信を行うように第1のユーザ機器及び第2のユーザ機器に割り当て可能なリソース情報、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が共通して支援する能力情報の中の少なくとも一つ又は任意の組み合せを含むことが好ましい。
【0122】
モード切り替え協議要求確認メッセージが、第2のユーザ機器が支援しない第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信/セルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、第2のユーザ機器が支援しない第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信/セルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報を更に含むことが好ましい。
【0123】
第2のユーザ機器がモード切り替え要求メッセージを受信し、セルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの切り替え条件を満たすか否かを判定することが、さらに、
第2のユーザ機器が、端末直接通信機能を支援するか否か及び/又は端末直接通信によって認証されたか否かを判定し、
第2のユーザ機器が、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定することと、を含むことが好ましい。
【0124】
第1の基地局と第2の基地局がそれぞれ、モード切り替えメッセージを送信して、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器にモード切り替えを行うことを要求することが、さらに、
モード切り替えメッセージが、ユーザ機器識別子、モード切り替えを行う端末直接通信/セルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報を含むことを含むことが好ましい。
【0125】
モード切り替えメッセージが第1のユーザ機器及び第2のユーザ機器が端末直接通信を行うリソース配置情報を持つことが好ましい。
モード切り替えメッセージが、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が端末直接通信/セルラベアラを確立するための端末直接通信/セルラ通信ベアラ確立情報を含むことが好ましい。
モード切り替えメッセージが、更新されたTFT情報を含むことが好ましい。
モード切り替えメッセージが専用シグナル又はRRC再配置及び他の既存のエアインターフェースシグナルに載せられることが好ましい。
【0126】
第1のユーザ機器がモード切り替えメッセージに含まれた指示情報に基づいて、モード切り替えを行うことが、さらに、
第1のユーザ機器がモード切り替えメッセージに指示されたモード切り替えする端末直接通信/セルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報に基づいて、対応するセルラ通信/端末直接通信データベアラを確立又は修正するか否かを判定し、
第1のユーザ機器が対応するセルラ通信/端末直接通信データベアラを確立していないと、対応する通信データベアラを確立することを含む。
対応するベアラを確定していて、更新されたTFT情報を取得すると、第1のユーザ機器は、モード切り替えメッセージに指示された端末直接通信/セルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラを対応するベアラに切り替えして通信を行う。
第1のユーザ機器が対応するセルラ通信/端末直接通信データベアラを修正すると、データベアラ修正を開始する。
さらに、セルラ通信データベアラ/端末直接通信データベアラは、PDCP、RLC、MACエンティティ及び論理チャネルに対応する配置情報を含む。
【0127】
第1のユーザ機器がモード切り替え完成メッセージを第1の基地局に送信することが好ましい。
そして、第1のユーザ機器がモード切り替えメッセージに指示された端末直接通信/セルラ通信のデータベアラのリリースを開始することもできる。
【0128】
第1のユーザ機器が対応するセルラ通信/端末直接通信データベアラを確立していないと、対応する通信データベアラを確立することが、さらに、
セルラ通信から端末直接通信へのモード切り替えである場合、第1のユーザ機器が、第1の基地局を介して、又は直接に第2の端末と端末直接通信データベアラを確立してTFT情報を更新し、
端末直接通信からセルラ通信へのモード切り替えである場合、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信データベアラを確立していないと、第1のユーザ機器がセルラ通信データベアラを確立してTFT情報を更新することを要求することを含むことが好ましい。
【0129】
第1のユーザ機器が、モード切り替えメッセージに指示された端末直接通信/セルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラを対応するベアラに切り替えして通信を行うことが、さらに、
セルラ通信から端末直接通信へのモード切り替えである場合、第1のユーザ機器が、第1の基地局がスケジューリング/配置した又は第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が協議した端末直接通信リソースを利用して、端末直接通信データベアラによって、モード切り替えメッセージに指示された第1のユーザ機器と第2のユーザ機器のデータストリームを端末直接通信することを含むことが好ましい。
端末直接通信からセルラ通信へのモード切り替えである場合、第1のユーザ機器が、第1の基地局がスケジューリングしたセルラ通信リソースを利用して、セルラ通信データベアラによって、モード切り替えメッセージに指示された第1のユーザ機器と第2のユーザ機器のデータストリームをセルラ通信する。
【0130】
第1のユーザ機器がモード切り替え完成メッセージを第1の基地局に送信した後、さらに、
第1の基地局がモード切り替え完成メッセージを受信し、第1の基地局が切り替えられた端末直接通信/セルラ通信のデータベアラのリリース又は修正を開始することを含むことが好ましい。
【好適な実施例2】
【0131】
セルラ通信からD2D通信モードへの切り替えであれ、D2D通信からセルラ通信モードへの切り替えであれ、システムいづれもネットワークインフラストラクチャ制御でのモード切り替え中にユーザがモードの切り替えを感じることができないようにして、サービス連続性を保証することを要求している。当該要求に鑑み、本発明において端末直接システムにおける端末モード切り替え方法を提供する。具体的に、図2に示すように、第1のユーザ機器がモード切り替えメッセージを受信した後、第1のユーザ機器がモード切り替えメッセージに含まれた指示情報に基づいてモード切り替えを行う。本発明に提供する方法によると、ネットワークインフラストラクチャがユーザ機器及びその負荷状況に応じて、ユーザ機器にセルラ通信とD2D通信モードとの間で融通性よく切り替えすることを要求し、サービス連続性を保証し、システム全体の処理量を向上させることができる。
【実施例1】
【0132】
本実施例においてネットワークにカバーされた状況でのユーザ機器のモード切り替えの方法を提供する。当該実施例の特徴は、モード切り替えを行うユーザ機器が同一の基地局にカバーされていることである。モード切り替えを実現するため、ユーザ機器と基地局及び基地局とコアネットワークエレメントとのシグナル交換は以下のプロセスを含む。
【0133】
UEが開始するモード切り替えエアインターフェースプロセスは図9に示すように、以下のステップを含む。
UE1がeNBにモード切り替え要求メッセージを送信する(ステップS902)。
eNB1が、当該メッセージを受信した後、UE1がモード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、モード切り替えメッセージをUE1に送信する(ステップS904)。
UE1がモード切り替えメッセージを受信した後、モード切り替えを行って、モード切り替えを完成した後、モード切り替え完成メッセージをeNBに送信する(ステップS906)。
【0134】
本実施例において、eNBが開始するモード切り替えエアインターフェースプロセスは図10に示すように、以下のステップS1002とステップS1004を含む。
eNB1がモード切り替えメッセージをUE1に送信する(ステップS1002)。
UE1がモード切り替えメッセージを受信した後、モード切り替えを行って、モード切り替えを完成した後、モード切り替え完成メッセージをeNBに送信する(ステップS1004)。
【0135】
本実施例において、図11に示すように、UEが開始するモード切り替え失敗のエアインターフェースプロセスは以下のステップS1102〜ステップS1104を含む。
UE1がeNBにモード切り替え要求メッセージを送信する(ステップS1102)。
eNB1が当該メッセージを受信した後、UE1がモード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、満たさないと、モード切り替え拒絶メッセージをUE1に送信する(ステップS1104)。
【0136】
本実施例において、図12に示すように、eNBが開始するモード切り替え協議のエアインターフェースプロセスは以下のステップS1202〜ステップS1204を含む。
eNBがモード切り替え協議要求をUE1に送信する(ステップS1202)。
UE1が、モード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、モード切り替え協議確認メッセージをeNBに送信する(ステップS1204)。
【0137】
本実施例において、図13に示すように、eNBが開始するモード切り替え協議失敗のエアインターフェースプロセスは以下のステップS1302〜ステップS1304を含む。
eNBがモード切り替え協議要求をUE1に送信する(ステップS1302)。
UE1がモード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、満たさないと、モード切り替え協議失敗メッセージをeNBに送信する(ステップS1304)。
【0138】
eNBがUEモード切り替えを判定する際、通常、例えばモード傾向、端末直接通信能力、モード切り替えを行うUEノードピアの位置情報又はUEオーど対が近接するか否かの情報等のUEの端末直接属性情報を取得しなければならなく、これらの情報の取得プロセスは図14図15に示すとおりである。
【0139】
図14は本発明の実施例に係わるeNBがUEコンテクスト取得プロセスを介してモード傾向及び端末直接通信能力情報を取得することを示すフローチャートで、図14に示すように、以下のステップS1402〜ステップS1404を含む。
MMEがeNBに初期コンテクスト確立要求メッセージを送信し(ステップS1402)、当該メッセージにはUEのコンテクストが含まれていて、UEのコンテクストにはUEのモード傾向及び端末直接通信能力等情報が含まれている。
eNBが当該メッセージを受信した後、MMEに初期コンテクスト確立応答メッセージを送信する(ステップS1404)。
【0140】
図15は本発明の実施例に係わるeNBがMME/D2Dサーバー又はHSSからUE端末直接関連情報を取得することを示すフローチャートで、その中、eNBがUEにて初めてアクセスする時、又はUEがモード切り替えを要求する時、又はeNBが自発的にモード切り替え検査を開始する際、以下のステップS1502〜ステップS1504を行う。
eNBが、MME又はD2Dサーバー又はHSSにUE端末直接情報要求メッセージを送信し(ステップS1502)、当該メッセージは必要な情報タイプを指示することもできる。
MME又はD2Dサーバー又はHSSは当該メッセージを受信した後、UE端末直接情報応答メッセージをeNBに送信し(ステップS1504)、その中にUEのモード傾向、端末直接発見ブラックリスト・ホワイトリスト、端末直接通信能力、モード切り替えを行うUEノードピアの位置情報又はUEノードピアが地理的に近接するかの情報を含む。
【0141】
eNBがUEの端末直接属性情報を直接に取得することができないと、UEのモード切り替えを判定するに、eNBがUE端末直接属性情報を取得または記憶しているMME/D2Dサーバーにモード切り替えの判定を行うことを要求しなければならなく、図16に示すように、そのプロセスは以下のステップS1602〜ステップS1604を含む。
eNBがUE1にMME/D2Dサーバーにモード切り替え要求メッセージを送信する(ステップS1602)。
MME/D2Dサーバーが当該メッセージを受信した後、関連するUEがモード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、モード切り替え応答メッセージをeNBに送信し、そうではないと、モード切り替え拒絶メッセージをeNBに送信する(ステップS1604)。
【0142】
例えばモード傾向、端末直接通信能力などのUEの一部の端末直接属性をeNBにより図15に示すプロセスに従って取得することができ、例えば端末直接発見ブラックリスト・ホワイトリスト、UEノードピアの位置情報又はUEノードピアが近接するか否かの情報などのその他の一部のUEの端末直接属性はeNBが取得できなく、図16に示すプロセスに従ってMME/D2Dサーバーによって関連する判定を行うことが好ましい。
【0143】
以下、実例1〜実例7によって端末直接システムでのモード切り替え方法を詳しく説明する。
(実例1)
ネットワークインフラストラクチャにカバーされている状況下、UE1とUE2は端末直接発見及び端末直接通信能力を具備し、端末直接機能をオンした。UE1とUE2との間にデータセッション通信を確立していて、そのデータストリームはセルラネットワークのインフラストラクチャを介して転送される。UE1がUE2の周辺領域ヘ移動するに伴って、UE1はUE2から送信された発見信号を検出できる。UE1とUE2との距離が近接し、UE1が検査できるUE2から送信された測定信号はますます強くなって、測定報告に設定された閾値を超えると、UE1は測定報告メッセージをサービング基地局eNB1に送信する。図17は本発明の実施例に係わる実例1のモード切り替えを示すフローチャートで、図17に示すように、以下のステップを含む。
UE2が、UE1にD2D発見信号を送信する(ステップS1702)。
UE1が、UE2から送信されたD2D発見信号を検査して測定を行って、必要な時には測定報告する(ステップS1704)。測定報告メッセージにUE2の識別子、UE1によるUE2に対する信号測定結果、UE1によるサービング基地局に対する信号測定結果、UE1とUE2がセルラ通信を行う指示、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、UE1がUE2と対応する端末直接通信データベアラを確立したか否か及び/又はUE1とUE2が端末直接通信データベアラを確立する必要があるとの指示を含むことができる。そして、測定報告メッセージ中に、モード切り替えタイプ及びUE2のサービング基地局情報を含むこともでき、その中のモード切り替えタイプはセルラ通信から端末直接通信モードへの切り替えを指示する。
【0144】
UE1が、eNB1に測定報告する(ステップS1706)。
eNB1がUE1の測定報告を受信した後、モード切り替えの条件を満たすか否かを判定する(ステップS1708)。例えば、測定報告中のUE2の信号品質が十分に優れていて、その前にコアネットワークエレメントから取得したUE1のモード傾向情報によってUE1がユーザ機器レベルにより端末直接通信モード(ユーザ機器レベル優先)を優先して利用することを指示していると、UE1がセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かの判定をトリガーする。
eNB1が、モード切り替えを制御する(ステップS1710)。
【0145】
eNB1が、UE1がセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの条件を満たすか否化を判定することが、UE1が端末直接通信機能を支援するか否か、UE1がUE2との間にセルラデータ通信を行っているか否か、UE1がUE2と近接するか否か及びUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあるか否かを判定することを含む。
eNB1が、MME/D2Dサーバー又はHSSから取得したUE端末直接属性情報に基づいて、UE1の端末直接通信支援能力を判定する。
【0146】
eNB1は、測定報告メッセージに持つUE1とUE2がセルラ通信を行う指示に基づいて、UE1とUE2とがセルラデータ通信を行っているか否かを判定することができる。
eNB1は、UE1の測定報告に基づいて、UE1がUE2と端末直接通信を行うリンク品質閾値を満たすと判定するので、UE1とUE2が近接する判定する。
【0147】
eNB1はUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及びUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報に基づいて、対応する端末直接通信を支援可能な充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定する。端末直接エアインターフェースリソースが、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームの全部または一部を支援可能であると、eNB1はUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあると判定する。
【0148】
次に、eNB1はUE2のサービング基地局を確定し、UE2のサービング基地局を取得する方法は本発明の保護範囲内のものではない。本実例において、UE2のサービング基地局がeNB1であるので、eNB1は継続してUE2がモード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、具体的には、eNB1が前記UE2が端末直接通信機能を支援するか否かを判定し、eNB1はMME/ProSeサーバー又はHSSから取得したUE端末直接属性情報に基づいてUE2の端末直接通信支援能力を取得する。
【0149】
UE1とUE2がモード切り替えを完成する(ステップS1712)。
UE1とUE2がいずれもモード切り替えの条件を満たす場合、eNB1はモード切り替えメッセージをUE1とUE2に送信する。モード切り替えメッセージはモード切り替え通信を行おうとするUE識別子、モード切り替えを行うセルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報を含む。そして、モード切り替えメッセージは、eNB1がUE1とUE2に端末直接通信用の専用リソース又は専用リソースプールを割り当てるための、UE1とUE2が端末直接通信を行うリソース配置情報を含む。UE1とUE2が端末直接通信データベアラを確立していない又は測定報告メッセージに端末直接通信データベアラを確立する必要のある指示があると、モード切り替えメッセージは、UE1とUE2が端末直接通信ベアラを確立するための、端末直接通信ベアラ確立情報を更に含むことができる。そして、モード切り替えメッセージは、元のUE1とUE2のセルラ通信データストリームをセルラデータベアラから端末直接データベアラに更新するための、更新されたTFT情報を含むことができる。当該モード切り替えメッセージは新規に設計されたエアインターフェースシグナルであるか、又はRRC再配置及び他の既存エアインターフェースシグナルに載せられることができる。
【0150】
UE1とUE2は、モード切り替えメッセージに指示されたモード切り替えを行う必要のあるセルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報に基づいて、対応する端末直接通信データベアラを確立するか否かを判定する。対応するベアラを確立していて、更新されたTFT情報を取得していると、UE1とUE2はモード切り替えメッセージに指示されたセルラ通信のデータストリームを対応する端末直接通信データベアラに切り替えする。セルラ通信から端末直接通信へのモード切り替えである場合、UE1はeNB1がモード切り替えメッセージに配置した端末直接通信リソースを利用して、UE2と端末直接通信を行う。
UE1とUE2はモード切り替えを完成した後、モード切り替え完成メッセージをeNB1に送信することもできる。eNB1はUE1とUE2のモード切り替え完成メッセージを受信した後、切り替えられたセルラ通信データベアラをリリースまたは修正を開始することができる。これで、UE1とUE2のセルラ通信モードから端末直接通信モードへのモード切り替えを完成する。
【0151】
(実例2)
ネットワークインフラストラクチャにカバーされた状況下、UE1とUE2は端末直接発見及び端末直接通信能力を具備し、端末直接機能をオンした。UE1とUE2はデータセッション通信を確立し、そのデータストリームはセルラネットワークのインフラストラクチャを介して転送される。UE1がUE2の周辺領域ヘ移動するに伴って、UE1はUE2から送信された発見信号を検査できる。UE1とUE2との距離がますます近接し、UE1が検査できるUE2から送信された測定信号はますます強くなる。同時に、UE1はUE2との間にセルラ通信するデータストリームがあると判定する。UE1はモード切り替え要求メッセージをサービング基地局eNB1に送信する。図18は本発明の実施例に係わる実例2のモード切り替えを示すフローチャートで、図18に示すように、ステップS1802〜ステップ1816を含む。
【0152】
UE2がUE1にD2D発見信号を送信する(ステップS1802)。
UE1がUE2から送信されたD2D発見信号を検査して測定すると共に、UE2とのデータストリームがあるか否かを判定する(ステップS1804)。
【0153】
モード切り替え要求を送信する(ステップS1806)。
当該モード切り替え要求メッセージに、UE2の識別子、UE1によるUE2に対する信号測定結果、UE1とUE2がセルラ通信を行う指示、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、UE1がUE2と対応する端末直接通信データベアラを確立したか否か及び/又はUE1とUE2が端末直接通信データベアラを確立する必要があるとの指示を含むことができる。そして、モード切り替え要求メッセージにモード切り替えタイプ及びUE2のサービング基地局情報を更に含むことができ、その中、モード切り替えタイプはセルラ通信から端末直接通信モードへの切り替えを指示する。
eNB1がMME/D2Dサーバーにモード切り替え要求を送信する(ステップS1808)。
eNB1はUE1のモード切り替え要求を受信した後、移動管理エンティティ又はパススルーサーバーにモード切り替え要求を送信する。eNB1が移動管理エンティティ又はパススルーサーバーに送信するモード切り替え要求は、UE1とUE2の識別子、UE1によるUE2に対する信号測定結果、UE1とUE2がセルラ通信を行う指示、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、UE1がUE2と対応する端末直接通信データベアラを確立したか否か及び/又はUE1とUE2が端末直接通信データベアラを確立する必要があるとの指示の中の少なくとも一つ又は任意の組み合せを含むことができる。そして、モード切り替え要求メッセージは、モード切り替えタイプ及びUE2のサービング基地局情報を更に含むこともでき、その中、モード切り替えタイプはセルラ通信から端末直接通信モードへの切り替えを指示する。
【0154】
モード切り替えの条件を満たすか否かを判定する(ステップS1810)。
移動管理エンティティ又はパススルーサーバーが、モード切り替え要求を受信し、モード切り替えの条件を満たすか否かを判定する。移動管理エンティティ又はパススルーサーバーがUE1とUE2がセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定することが、UE1が端末直接通信機能を支援するか否かを判定することを含む。そして、移動管理エンティティ又はパススルーサーバーはさらに、UE1がUE2と近接するか否かを判定するように情報を提供することができる。
移動管理エンティティ又はパススルーサーバーにUE端末直接通信能力情報を記憶していると、直接にUE1とUE2が端末直接通信を支援するか否かを判定することができる。そうでないと、移動管理エンティティ又はパススルーサーバーはHSSからUE端末直接属性情報を取得して、UE1とUE2が端末直接通信を支援する条件を満たすか否かを判定する。
【0155】
モード切り替え応答を送信する(ステップS1812)。
UE1とUE2がいずれも端末直接通信能力を具備する場合、移動管理エンティティ又はパススルーサーバーはモード切り替え応答メッセージをeNB1に送信する。eNB1はモード切り替え応答メッセージを受信した後、eNB1はさらにUE1とUE2が近接するか否か及びUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定する。
eNB1はUE1から送信されたモード切り替え要求に持つ発見信号測定に基づいて、UE1がUE2と端末直接通信を行うためのリンク品質閾値を満たすと判定することで、UE1がUE2と近接すると判定する。そして、移動管理エンティティ又はパススルーサーバーは位置サーバーからUE1とUE2の地理位置情報又は距離情報を取得して、両方の距離が端末直接通信距離閾値を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器が近接すると判定し、当該情報をモード切り替え応答メッセージを介してeNB1に送信する。
eNB1は、サービスを提供するユーザ機器の通信データパケットのパケットヘッドを検査し、ソースアドレス及び目標アドレスに基づいて検査して、UE1とUE2がセルラ通信を行うこと及びに対応するベアラ情報を判定することができる。その後、eNBはUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及びUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報に基づいて、対応する端末直接通信を支援可能な充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定する。端末直接エアインターフェースリソースがUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームの全部または一部を支援可能であると、eNB1はUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあると判定する。
【0156】
モード切り替えを行う(ステップS1814)。
上記条件を全て満たす場合、eNB1はUE1がモード切り替えの条件を満たすと判定し、モード切り替えメッセージをUE1とUE2に送信する。モード切り替えメッセージはモード切り替え通信を行うUE識別子、モード切り替えを行うセルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報を含む。そして、モード切り替えメッセージは、eNB1及び/又はパススルーサーバーが端末直接通信用の専用リソース又は専用リソースプールをUE1とUE2に割り当てるためのUE1とUE2が端末直接通信を行うリソース配置情報を含むこともできる。UE1とUE2が端末直接通信データベアラを確立していないと、又は測定報告メッセージに端末直接通信データベアラを確立する必要があるとの指示があると、モード切り替えメッセージに、UE1とUE2が端末直接通信ベアラを確立するための、端末直接通信ベアラ確立情報を含むことができる。そして、モード切り替えメッセージは、元のUE1とUE2のセルラ通信データストリームをセルラデータベアラから端末直接データベアラに更新するための、更新されたTFT情報を含むことができる。当該モード切り替えメッセージは新規に設計されたエアインターフェースシグナルであるか、又はRRC再配置及び他の既存エアインターフェースシグナルに載せられることができる。
UE1とUE2は、モード切り替えメッセージに指示されたモード切り替えを行うべきセルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報に基づいて、対応する端末直接通信データベアラを確立するか否かを判定する。対応するベアラを確立していないと、UE1とUE2はeNB1を介して、又は直接に端末直接通信データベアラを確立してTFT情報を更新し、その後、モード切り替えメッセージに指示されたセルラ通信のデータストリームを対応する端末直接通信データベアラに切り替えし、最後に、UE1はeNB1がモード切り替えメッセージに配置した端末直接通信リソースを利用して、UE2と端末直接通信を行う。
【0157】
モード切り替えを完成する(ステップS1816)。
UE1とUE2はモード切り替えを完成した後、モード切り替え完成メッセージをeNB1に送信することもできる。eNB1はUE1とUE2のモード切り替え完成メッセージを受信した後、切り替えられたセルラ通信データベアラのリリースまたは修正を開始することができる。これで、UE1とUE2のセルラ通信モードから端末直接通信モードへのモード切り替えを完成する。
上記実例において、eNB1が、UE1とUE2が近接するか否か及びUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分なエアインターフェースリソースがあるか否かを判定する。こらに対し、移動管理エンティティとパススルーサーバーが、UE1とUE2が端末直接通信能力を具備するか否かを判定する。そして、移動管理エンティティとパススルーサーバーがUE1とUE2が近接するか否かを判定することもでき、この場合、eNB1が、UE1とUE2が端末直接通信を行うための充分なエアインターフェースリソースがあるか否かを判定すればよい。又は、移動管理エンティティとパススルーサーバーが、UE1とUE2が端末直接通信能力を具備するか否か、UE1とUE2が近接するか否か、UE1とUE2が端末直接通信を行うための充分なエアインターフェースリソースがあるか否かを判定することもでき、このような場合、eNB1はモード切り替え要求メッセージを転送すればよい。又は、移動管理エンティティとパススルーサーバーが、UE1とUE2が近接するか否かを判定し、eNB1がUE1とUE2が端末直接通信能力を具備するか否か及びUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分なエアインターフェースリソースがあるか否かを判定することもできる。
【0158】
(実例3)
ネットワークインフラストラクチャにカバーされた状況下、UE1とUE2は端末直接発見及び端末直接通信能力を具備し、端末直接機能をオンした。UE1とUE2との間にデータセッション通信を確立していて、そのデータストリームは端末直接通信ベアラによって通信する。UE1がUE2の周辺領域からますます離れていくに伴って、UE1が検査できるUE2から送信された発見信号は次第に所定の閾値より弱くなる。同時に、UE1はUE2との間に端末直接通信のデータストリームがあると判定する。UE1はモード切り替え要求メッセージをサービング基地局eNB1に送信する。
【0159】
図19は本発明の実施例に係わる実例3のモード切り替えを示すフローチャートで、図19に示すように、以下のステップS1902〜ステップS1918を含む。
UE2がUE1にD2D発見信号を送信する(ステップS1902)。
UE1が、UE2から送信されたD2D発見信号を検査して測定すると共に、UE2との間にデータストリームがあるか否かを判定する(ステップS1904)。
【0160】
モード切り替え要求を送信する(ステップS1906)。
モード切り替え要求メッセージは、UE2の識別子、UE1によるUE2に対する信号測定結果、UE1によるサービング基地局に対する測定結果、UE1とUE2が端末直接通信を行う指示、UE1とUE2が端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、UE1とUE2が端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、UE1がUE2との間で対応するセルラ通信データベアラを確立したか否か及び/又はUE1とUE2がセルラ通信データベアラを確立する必要があるとの指示の中の少なくとも一つ又は任意の組み合せを含むことができる。そして、モード切り替え要求メッセージは、モード切り替えタイプ及びUE2のサービング基地局情報を更に含むこともでき、その中、モード切り替えタイプは端末直接通信からセルラ通信モードへの切り替えを指示する。
【0161】
eNB1が、モード切り替えの条件を満たすか否かを判定する(ステップS1908)。
eNB1はモード切り替え要求メッセージを受信した後、測定報告中のUE2の発見信号品質が悪く、割り当てられた端末直接通信リソースがUE1とUE2のデータストリーム及び/又はベアラのサービス品質要求を満たすことができないことを発現すると、UE1が端末直接通信モードからセルラ通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かの判定をトリガーする。
eNB1が、UE1が端末直接通信モードからセルラ通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定することが、UE1がUE2と端末直接データ通信を行っているか否かを判定することと、充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースがあるか否かを判定することと、を含む。
【0162】
eNB1は、モード切り替え要求メッセージに持つUE1とUE2が端末直接通信を行う指示に基づいて、UE1とUE2とが端末直接通信を行っているか否かを判定することができる。そして、eNB1は記憶したUE1のコンテクスト情報に基づいて、第1のユーザ機器が第2のユーザ機器と端末直接通信を行っているか否かを判定することができ、そして、eNB1は他のネットワーク側のエンティティからUE1がUE2と端末直接通信を行っているか否かの関連情報を取得することもできる。
eNB1は、UE1とUE2が端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及びUE1とUE2が端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報に基づいて、対応するセルラ通信を支援可能な充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースがあるか否かを判定する。セルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースがUE1とUE2が端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラの全部又は一部を支援可能であると、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器がセルラ通信を行うための充分なセルラ通信エアインターフェース及び主力リンクリソースがあるとの条件を満たすと判定し、そうではないと、当該条件を満たさないと判定する。
【0163】
モード切り替え協議要求を送信する(ステップS1910)。
eNB1がUE2のサービング基地局を確定し、UE2のサービング基地局を取得する方法は本願の保護範囲内のものではない。本実例において、UE2のサービング基地局はeNB1で、eNB1は継続してUE2がモード切り替えの条件を満たすか否かを判定する。eNB1はモード切り替え協議要求メッセージをUE2に送信する。モード切り替え協議要求メッセージは、UE1の識別子、UE1とUE2が端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、UE1とUE2が端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報の中の一つ又は任意の組み合せを含むことができる。そして、モード切り替え協議要求メッセージは明示的にモード切り替えタイプを含んで、端末直接通信からセルラ通信への切り替えを指示することができる。
【0164】
モード切り替えの条件を満たすか否かを判定する(ステップS1912)。
UE2はモード切り替え協議要求メッセージを受信して、モード切り替えの条件を満たすか否かを判定する。
【0165】
満たすと、モード切り替え協議要求確認メッセージを送信し、そうではないと、モード切り替え協議失敗メッセージを送信し(ステップS1914)、モード切り替え協議失敗メッセージは失敗原因指示を含む。モード切り替え協議要求確認メッセージは、UE1の識別子、UE2が支援するUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、UE2が支援するUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報の中の少なくとも一つ又は任意の組み合せを含むことができる。そして、モード切り替え協議要求確認メッセージは、UE2が支援しないUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、UE2が支援しないUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報を含むこともできる。eNB1はモード切り替え協議要求確認メッセージを受信すると、UE2がモード切り替えの条件を満たすと判定する。
【0166】
その後、eNB1はモード切り替えメッセージをUE1とUE2に送信する。モード切り替えメッセージは、モード切り替え通信を行うUE識別子、モード切り替えを行う端末直接通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報を含む。UE1とUE2がセルラ通信データベアラを確立していないと、又は測定報告メッセージにセルラ通信データベアラを確立する必要のあるとの指示があると、モード切り替えメッセージはUE1とUE2がセルラ通信ベアラを確立するためのセルラ通信ベアラ配置/確立情報を含むことができる。当該モード切り替えメッセージは新規に設計されたエアインターフェースシグナルであるか、又はRRC再配置及び他の既存エアインターフェースシグナルに載せられることができる。
【0167】
UE1とUE2は、モード切り替えメッセージに指示されたモード切り替えを行う必要のある端末直接通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報に基づいて、対応するセルラ通信データベアラを確立するか否か及びセルラ通信データベアラを修正するか否かを判定する(ステップS1916)。対応するベアラを確立していないと又はベアラを修正する必要があると、UE1及び/又はUE2はeNB1を介して端末直接通信データベアラを確立又は修正して、TFT情報を更新し、その後、モード切り替えメッセージに指示された端末直接通信のデータストリームを対応するセルラ通信データベアラに切り替えし、最後に、UE1とUE2はeNB1のスケジューリングに応じてセルラ通信を行う。
【0168】
UE1とUE2はモード切り替えを完成した後、モード切り替え完成メッセージをeNB1に送信することもできる(ステップS1918)。eNB1はUE1とUE2のモード切り替え完成メッセージを受信した後、端末直接通信データベアラのリリース又は修正を開始することができる。これで、UE1とUE2の端末直接通信モードからセルラ通信モードへののモード切り替えを完成する。
【0169】
(実例4)
ネットワークインフラストラクチャにカバーされた状況下、UE1とUE2は端末直接発見及び端末直接通信能力を具備し、端末直接機能をオンした。UE1とUE2との間にデータセッション通信を確立していて、そのデータストリームはセルラネットワークのインフラストラクチャを介して転送される。UE1がUE2の周辺領域ヘ移動するに伴って、UE1はUE2から送信された発見信号を検査できる。UE1とUE2との距離がますます近接し、UE1が検査できるUE2から送信された測定信号は次第に強くなる。同時に、UE1はUE2との間にセルラ通信するデータストリームがあると判定する。UE1はモード切り替え要求メッセージをサービング基地局eNB1に送信する。図20は本発明の実施例に係わる実例4のモード切り替えを示すフローチャートで、図20に示すように、以下のステップS2002〜ステップS2016を含む。
【0170】
UE2がUE1にD2D発見信号を送信する(ステップS2002)。
UE1がUE2から送信されたD2D発見信号を検査して測定すると共に、UE2とのデータストリームがあるか否かを判定する(ステップS2004)。
【0171】
モード切り替え要求を送信する(ステップS2006)。
モード切り替え要求メッセージは、UE2の識別子、UE1によるUE2に対する信号測定結果、UE1とUE2がセルラ通信を行う指示、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、UE1がUE2と対応する端末直接通信データベアラを確立したか否か及び/又はUE1とUE2が端末直接通信データベアラを確立する必要があるとの指示を含むことができる。そして、モード切り替え要求メッセージは、モード切り替えタイプ及びUE2のサービング基地局情報を更に含むこともでき、その中、モード切り替えタイプはセルラ通信から端末直接通信モードへの切り替えを指示する。
【0172】
モード切り替えの条件を満たすか否かを判定する(ステップS2008)。
eNB1はUE1の測定報告を受信した後、測定報告中のUE2の信号品質が優れていて、さらにその前にコアネットワークエレメントから取得したUE1のモード傾向情報によりUE1がユーザ機器レベルによって優先して端末直接通信モード(ユーザ機器レベル優先)であることを指示することを発現すると、UE1がセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かの判定をトリガーする。
eNB1が、UE1がセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定することが、UE1が端末直接通信機能を支援するか否か、UE1がUE2との間でセルラデータ通信を行うか否か、UE1がUE2と近接するか否か、及びUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあるか否かを判定することを含む。
eNB1は、MME/D2Dサーバー又はHSSから取得したUE端末直接属性情報に基づいて、UE1の端末直接通信支援能力を判定する。又は、eNB1はMME/D2DサーバーにUE1が端末直接通信を支援するか否かを判定することを直接に要求する。
eNB1は。測定報告メッセージに持つUE1とUE2がセルラ通信を行う指示に基づいて、UE1とUE2がセルラデータ通信を行っていることを判定することができる。
eNB1は、UE1の測定報告に基づいて、UE1がUE2と端末直接通信を行うリンク品質閾値を満たすと判定することで、UE1とUE2が近接すると判定する。
eNB1は、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及びUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報に基づいて、対応する端末直接通信を支援可能な充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定する。端末直接エアインターフェースリソースがUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームの全部又は一部を支援可能であると、eNB1はUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあると判定する。
【0173】
モード切り替え協議要求を送信する(ステップS2010)。
eNB1がUE2のサービング基地局を確定し、UE2のサービング基地局を取得する方法は本願の保護範囲内のものではない。本実例において、UE2のサービング基地局はeNB1である。
【0174】
eNB1は継続してUE2がモード切り替えの条件を満たすか否かを判定し(ステップS2012)、該判定はUE2が端末直接通信機能を支援するか否かの判定を含む。支援すると、eNB1はモード切り替え協議要求メッセージをUE2に送信する。モード切り替え協議要求メッセージは、UE1の識別子、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、eNB1が割り当て可能な端末直接通信リソース、UE1の能力情報の中の一つ又は任意の組み合せを含むことができる。そして、モード切り替え協議要求メッセージは明示的にモード切り替えタイプを含んでセルラ通信から端末直接通信への切り替えを指示することもできる。UE2はモード切り替え協議要求メッセージを受信し、モード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、具体的に、UE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定する。
【0175】
UE2がUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信リソースがないと判定すると、モード切り替え協議失敗メッセージを送信し(ステップS2014)、モード切り替え協議失敗メッセージは失敗原因指示を含む。
【0176】
eNB1はモード切り替え協議失敗メッセージを受信すると、UE1がモード切り替えを行うことができないと判定する(ステップS2016)。eNB1は、モード切り替え拒絶メッセージをUE1に送信して、モード切り替え失敗原因を指示する。
【0177】
(実例5)
ネットワークインフラストラクチャにカバーされた状況下、eNB1が、SGWとの間の主力リンクリソースが緊張で、ネットワークの負担を低減する必要があることを発現したので、隠れている端末直接通信ノードピアを検査する。図21は本発明の実施例に係わる実例5のモード切り替えを示すフローチャートで、図21に示すように、以下のステップS2102〜ステップS2110を含む。
eNB1/SGW/PGWがネットワークの負担の低減をトリガーする(ステップS2102)。
隠れている端末直接通信ノードピアを検査する(ステップS2104)。
隠れている端末直接通信ノードピアの検査をSGW又はPGWによって開始することもできる。隠れている端末直接通信ノードピアの検査とは、同一の基地局がサービスを提供するセルラデータ通信中のUEノードピアを発見することを指し、eNB1/SGW/PGWによってサービスを提供するUEの通信データパケットのパケットヘッドを検査し、ソースアドレス及び目標アドレスに基づいて、UE1が同一の基地局がサービスを提供するUE2とセルラ通信を行っているか否かを検査して判定する。eNB1が条件を満たすUEノードピアを検査できると、例えばUE1とUE2が条件を満たすと、eNB1はさらにモード切り替えの条件を満たすか否かを判定する。
【0178】
モード切り替えの条件を満たすか否かを判定する(ステップS2106)。
eNB1が、UE1とUE2がセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定することが、UE1とUE2が端末直接通信機能を支援するか否か、UE1がUE2と近接するか否か及びUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあるか否かを判定することを含む。
eNB1は、MME/D2Dサーバー又はHSSから取得したUE端末直接属性情報に基づいて、UE1とUE2の端末直接通信支援能力を判定する。
eNB1は、UE1とUE2に端末直接発見測定を行うことを要求し、測定報告に基づいて、UE1がUE2と端末直接通信を行うリンク品質閾値を満たすか否かを判定することで、UE1とUE2の近接を判定する。又は、eNB1は直接、位置サーバー又は間接的にMME及びパススルーサーバーからUE1とUE2の地理位置情報又は距離情報を取得し、距離情報に基づいて、UE1とUE2が近接するか否かを判定する。
eNB1は、検査されたUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及びUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報に基づいて、対応する端末直接通信を支援可能な充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定する。端末直接エアインターフェースリソースがUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームの全部又は一部を支援可能であると、eNB1はUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあると判定する。
eNB1がUE2のサービング基地局を確定し、UE2のサービング基地局を取得する方法は本願の保護範囲内のものではない。本実例において、UE2のサービング基地局はeNB1で、eNB1が継続してUE2がモード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、具体的に、eNB1が前記UE2が端末直接通信機能を支援するか否かを判定し、eNB1はMME/ProSeサーバー又はHSSから取得したUEの端末直接属性情報に基づいて、UE2の端末直接通信支援能力を取得する。
【0179】
モード切り替えを行う(ステップS2108)。
UE1とUE2がモード切り替えの条件を満たす場合、eNB1はモード切り替えメッセージをUE1とUE2に送信する。モード切り替えメッセージは、モード切り替え通信を行うUE識別子、モード切り替えを行うセルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報を含む。そして、モード切り替えメッセージは、eNB1がUE1とUE2に端末直接通信用の専用リソース又は専用リソースプールを割り当てるための、UE1及びUE2が端末直接通信を行うリソース配置情報を含むこともできる。UE1とUE2が端末直接通信データベアラを確立していないと、又はeNB1に記憶されているUE1とUE2のコンテクストに基づいて、端末直接通信データベアラを修正する必要があることを発見すると、モード切り替えメッセージは、UE1とUE2が端末直接通信ベアラを確立するための、端末直接通信ベアラ確立/修正情報を含むことができる。そして、モード切り替えメッセージは、元のUE1とUE2のセルラ通信データストリームをセルラデータベアラから端末直接データベアラに更新するための、更新されたTFT情報を含むことができる。当該モード切り替えメッセージは新規に設計されたエアインターフェースシグナルであるか、又はRRC再配置及び他の既存エアインターフェースシグナルに載せられることができる。
UE1とUE2はモード切り替えメッセージに指示されたモード切り替えを行うべきセルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報に基づいて、対応する端末直接通信データベアラを確立するか否かを判定する。対応するベアラを確定していて、更新されたTFT情報を取得していると、UE1とUE2はモード切り替えメッセージに指示されたセルラ通信のデータストリームを対応する端末直接通信データベアラに切り替えする。セルラ通信から端末直接通信へのモード切り替えである場合、UE1はeNB1がモード切り替えメッセージに配置した端末直接通信リソースを利用して、UE2と端末直接通信を行う。
【0180】
モード切り替えを完成する(ステップS2110)。UE1とUE2はモード切り替えを完成した後、モード切り替え完成メッセージをeNB1に送信することもできる。eNB1はUE1とUE2のモード切り替え完成メッセージを受信した後、切り替えられたセルラ通信データベアラのリリースまたは修正を開始することができる。これで、UE1とUE2のセルラ通信モードから端末直接通信モードへのモード切り替えを完成する。
【0181】
(実例6)
ネットワークインフラストラクチャにカバーされた状況下、eNB1は、SGWとの間の主力リンクリソースが緊張で、ネットワークの負担を低減する必要があることを発見したので、隠れている端末直接通信ノードピアの検査を開始する。
図22は本発明の実施例に係わる実例6のモード切り替えを示すフローチャートで、図22に示すように、以下のステップS2202〜ステップS2216を含む。
eNB1/SGW/PGWがネットワークの負担低減を開始する(ステップS2202)。
隠れている端末直接通信ノードピアを検査する(ステップS2204)。
隠れている端末直接通信ノードピアの検査をSGW又はPGWにより開始することもできる。隠れている端末直接通信ノードピアの検査とは、同一の基地局がサービスを提供するセルラデータ通信中のUEノードピアを発見することを指し、eNB1/SGW/PGWによってサービスを提供するUEの通信データパケットにパケットヘッドの検査を行って、ソースアドレス及び目標アドレスに基づいて、UE1が同一の基地局がサービスを提供するUE2とセルラ通信を行っているか否かを検査して判定する。eNB1が条件を満たすUEノードピアを検査できると、例えばUE1とUE2が条件を満たすと、eNB1はさらにモード切り替えの条件を満たすか否かを判定する。
【0182】
モード切り替えの条件を満たすか否かを判定する(ステップS2206)。
eNB1が、UE1とUE2がセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定することが、UE1とUE2が端末直接通信機能を支援するか否か、UE1がUE2と近接するか否か及びUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあるか否かを判定することを含む。
eNB1は、MME/D2Dサーバー又はHSSから取得したUE端末直接属性情報に基づいて、UE1とUE2が端末直接通信能力を支援すると判定する。
eNB1は、UE1とUE2に端末直接発見測定を要求し、測定報告に基づいて、UE1がUE2と端末直接通信を行うリンク品質閾値を満たすか否かを判定することで、UE1とUE2が近接すると判定する。又は、eNB1は直接に位置サーバーから又は間接的にMME及びパススルーサーバーからUE1とUE2の地理位置情報又は距離情報を取得し、距離情報に基づいて、UE1とUE2が近接するか否かを判定する。
【0183】
eNB1が、モード切り替え協議要求メッセージをUE1とUE2に送信する(ステップS2208)。モード切り替え協議要求メッセージは、UE1及び/又はUE2の識別子、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、UE1及び/又はUE2の能力情報の中の一つ又は任意の組み合せを含むことができる。そして、モード切り替え協議要求メッセージはさらに明示的に、モード切り替えタイプを含んで、セルラ通信から端末直接通信への切り替えを指示することができる。
【0184】
UE1とUE2がモード切り替え協議要求メッセージを受信して、モード切り替えの条件を満たすか否かを判定し(ステップS2210)、具体的には、UE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定する。
【0185】
UE1とUE2がいずれもUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信リソースを具備すると、UE1とUE2はeNB1にモード切り替え協議確認メッセージを送信する(ステップS2212)。
【0186】
モード切り替えを行う(ステップS2214)。
eNB1は、UE1とUE2から送信されたモード切り替え協議確認メッセージを受信した後、eNB1はモード切り替えメッセージをUE1とUE2に送信する。モード切り替えメッセージは、モード切り替え通信を行うUE識別子、モード切り替えを行うセルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報を含む。そして、モード切り替えメッセージはさらに、eNB1がUE1とUE2に端末直接通信用の専用リソース又は専用リソースプールを割り当てるための、UE1及びUE2が端末直接通信を行うリソース配置情報を含むことができる。UE1とUE2が端末直接通信データベアラを確立していないと、又はeNB1に記憶されたUE1とUE2のコンテクストに基づいて、端末直接通信データベアラを修正する必要があることを発見すると、モード切り替えメッセージはさらに、UE1とUE2が端末直接通信ベアラを確立するための、端末直接通信ベアラ確立/修正情報を含むことができる。そして、モード切り替えメッセージは、元のUE1とUE2のセルラ通信データストリームをセルラデータベアラから端末直接データベアラに更新するための、更新されたTFT情報を含むことができる。当該モード切り替えメッセージは新規に設計されたエアインターフェースシグナルであるか、又はRRC再配置及び他の既存エアインターフェースシグナルに載せられることができる。
UE1とUE2はモード切り替えメッセージに指示されたモード切り替えを行うべきセルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報に基づいて、対応する端末直接通信データベアラを確立するか否かを判定する。対応するベアラを確立していて、更新されたTFT情報を取得していると、UE1とUE2はモード切り替えメッセージに指示されたセルラ通信のデータストリームを対応する端末直接通信データベアラに切り替えする。セルラ通信から端末直接通信へのモード切り替えである場合、UE1はeNB1がモード切り替えメッセージに配置した端末直接通信リソースを利用して、UE2と端末直接通信を行う。
【0187】
モード切り替えを完成する(ステップS2216)。UE1とUE2はモード切り替えを完成した後、モード切り替え完成メッセージをeNB1に送信することもできる。eNB1はUE1とUE2のモード切り替え完成メッセージを受信した後、切り替えられたセルラ通信データベアラのリリースまたは修正を開始することができる。これで、UE1とUE2のセルラ通信モードから端末直接通信モードへのモード切り替えを完成する。
【0188】
(実例7)
ネットワークインフラストラクチャにカバーされた状況下、eNB1が、SGWとの間の主力リンクリソースが変更され、さらに多いセルラ通信を支援可能であることを発見した。それで、eNB1はセルラ通信への傾向を示しているが、端末直接通信を行っているノードを検査する。図23は本発明の実施例に係わる実例7のモード切り替えを示すフローチャートで、図23に示すように、以下のステップS2302〜ステップS2310を含む。
eNB1は定時でトリガーするか、又はエアインターフェースリソース及び主力リンクバンド幅の変化に応じてトリガーする(ステップS2302)。
セルラ通信への傾向を示しているが、端末直接通信を行っているノードを検査する(ステップS2304)。
【0189】
モード切り替えの条件を満たすか否かを判定する(ステップS2306)。
eNB1が条件を満たすUEノードピアを検査できると、例えばUE1とUE2が条件を満たすと、eNB1はさらに、モード切り替えの条件を満たすか否かを判定する。
eNB1が、UE1とUE2がセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定することは、UE1とUE2がセルラ通信を行うための充分なエアインターフェースリソースがあるか否かを判定することを含む。eNB1が条件を満たすと判定すると、eNB1はモード切り替えメッセージをUE1とUE2に送信する。モード切り替えメッセージは、モード切り替え通信を行うUE識別子、モード切り替えを行う端末直接通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報を含む。UE1とUE2がセルラ通信データベアラを確立していないと、又はeNB1に記憶されたUE1とUE2のコンテクストに基づいて、セルラ通信データベアラを修正する必要があることを発見すると、モード切り替えメッセージはさらに、UE1とUE2がセルラ通信ベアラを確立するためのセルラ通信ベアラ確立/修正情報を含むことができる。そして、モード切り替えメッセージは、元のUE1とUE2のセルラ通信データストリームを端末直接データベアラからセルラデータベアラへ更新するための、更新されたTFT情報を含むこともできる。当該モード切り替えメッセージは新規に設計されたエアインターフェースシグナルであるか、又はRRC再配置及び他の既存エアインターフェースシグナルに載せられることができる。
【0190】
モード切り替えを行う(ステップS2308)。
UE1とUE2は、モード切り替えメッセージに指示されたモード切り替えを行うべき端末直接通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報に基づいて、対応するセルラ通信データベアラを確立するか否かを判定する。対応するベアラを確立していて、更新されたTFT情報を取得していると、UE1とUE2はモード切り替えメッセージに指示された端末直接通信のデータストリームを対応するセルラ通信データベアラに切り替えする。
【0191】
モード切り替えを完成する(ステップS2310)。
UE1とUE2はモード切り替えを完成した後、モード切り替え完成メッセージをeNB1に送信することもできる。eNB1はUE1とUE2のモード切り替え完成メッセージを受信した後、切り替えられた端末直接通信データベアラのリリース又は修正を開始することができる。これで、UE1とUE2の端末直接通信モードからセルラ通信モードへのモード切り替えを完成する。
【実施例2】
【0192】
本実施例においてネットワークにカバーされた状況下、ユーザ機器のモード切り替えの方法を提供する。当該実施例の特徴は、モード切り替えを行うユーザ機器が異なる基地局にカバーされたことである。モード切り替えを実現するため、基地局同士間及び基地局とコアネットワークエレメントとのシグナル交換は以下の基本プロセスを含む。
【0193】
本実施例において隣り合うeNB間のモード切り替え協議プロセスを提供し、図24は本発明の実施例に係わる隣り合うeNBがモード切り替え協議を行うことを示すフローチャートで、図24に示すように、以下のステップS2402〜ステップS2404を含む。
eNB1が、eNB2にモード切り替え協議要求メッセージを送信する(ステップS2402)。
eNB2は、当該メッセージを受信した後、モード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、モード切り替え協議確認メッセージをeNB1に送信する(ステップS2404)。eNB1は、モード切り替え協議確認メッセージを受信した後、モード切り替え協議に成功した認定する。
【0194】
本実施例において、図25に示すように、eNBがモード切り替え協議を取り消すプロセスは以下のステップS2502を含む。
eNB1がモード切り替え協議を開始し、モード切り替え協議確認メッセージを受信する前、関連するUEがモード切り替えの条件を満たさないことを発見すると、eNB1はモード切り替え協議取消メッセージをeNB2に送信する(ステップS2502)。
【0195】
図26に示すように、隣り合うeNB間のモード切り替え協議失敗プロセスは以下のステップS2602〜ステップS2604を含む。
eNB1が、eNB2にモード切り替え協議要求メッセージを送信する(ステップS2602)。
eNB2は当該メッセージを受信した後、モード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、満たさないと、モード切り替え協議失敗メッセージをeNB1に送信する(ステップS2604)。eNB1は、モード切り替え失敗メッセージを受信した後、モード切り替え協議に失敗したと認定する。
【0196】
図27に示すように、隣り合うeNBがMMEを介してモード切り替え協議を行うプロセスは以下のステップS2702〜ステップS2708を含む。
eNB1が、MMEにモード切り替え協議要求メッセージを送信する(ステップS2702)。
MMEは、当該メッセージを受信した後、モード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、モード切り替え協議メッセージをeNB2に転送する(ステップS2704)。
【0197】
eNB2は、当該メッセージを受信した後、モード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、満たすのであれば、モード切り替え協議応答メッセージをMMEに送信する(ステップS2706)。
MMEは、当該メッセージを受信した後、モード切り替え協議確認メッセージをeNB1に転送する(ステップS2708)。eNB1は、モード切り替え協議確認メッセージを受信した後、モード切り替え協議に成功したと認定する。
【0198】
以下、実例8〜実例10を介して、端末直接システムでのモード切り替え方法を詳しく説明する。
(実例8)
ネットワークインフラストラクチャにカバーされた状況下、UE1とUE2は端末直接発見及び端末直接通信能力を具備し、端末直接機能をオンした。UE1とUE2との間にデータセッション通信を確立していて、そのデータストリームはセルラネットワークのインフラストラクチャを介して転送される。UE1がUE2の周辺領域ヘ移動するに伴って、UE1はUE2から送信された発見信号を検査できる。UE1とUE2との距離がますます近接し、UE1が検査できるUE2から送信された測定信号は次第に強くなって、測定報告に設定された閾値を超えると、UE1は測定報告メッセージをサービング基地局eNB1に送信する。図28は本発明の実施例に係わる本発明の実例8のモード切り替えを示すフローチャートで、図28に示すように、以下のステップS2802〜ステップS2818を含む。
【0199】
UE2が、UE1にD2D発見信号を送信する(ステップS2802)。
UE1は、UE2から送信されたD2D発見信号を検査して測定し、必要な時に測定報告を行う(ステップS2804)。
UEが測定報告する(ステップS2806)。
測定報告メッセージに、UE2の識別子、UE1によるUE2に対する信号測定結果、UE1によるサービング基地局に対する信号測定結果、UE1とUE2がセルラ通信を行う指示、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、UE1がUE2と対応する端末直接通信データベアラを確立したか否か及び/又はUE1とUE2が端末直接通信データベアラを確立する必要があるとの指示を含むことができる。そして、測定報告メッセージはさらに、モード切り替えタイプ及びUE2のサービング基地局情報を含むことができ、その中、モード切り替えタイプはセルラ通信から端末直接通信モードへの切り替えを指示する。
【0200】
eNB1が、モード切り替えの条件を満たすか否かを判定する(ステップS2808)。
eNB1は、UE1の測定報告を受信した後、測定報告中のUE2の信号品質が優れていて、さらに、その前にコアネットワークエレメントから取得したUE1のモード傾向情報にUE1がユーザ機器レベルにより優先して端末直接通信モードを利用する(ユーザ機器レベル優先)ことが指示されていると、UE1がセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かの判定をトリガーする。
eNB1が、UE1がセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定することは、UE1が端末直接通信機能を支援するか否か、UE1がUE2とセルラデータ通信を行っているか否か、UE1がUE2と近接するか否か及びUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあるか否かを判定することを含む。
eNB1は、MME/D2Dサーバー又はHSSから取得したUE端末直接属性情報に基づいて、UE1の端末直接通信支援能力を判定する。
eNB1は、測定報告メッセージに持つUE1とUE2がセルラ通信を行う指示に基づいて、UE1とUE2がセルラデータ通信を行っていると判定することができる。
eNB1は、UE1の測定報告に基づいて、UE1がUE2と端末直接通信を行うためのリンク品質閾値を満たしていると判定することで、UE1とUE2が近接すると認定する。
eNB1は、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及びUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報に基づいて、対応する端末直接通信を支援可能な充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定する。端末直接エアインターフェースリソースがUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームの全部又は一部を支援可能であると、eNB1はUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあると認定する。
【0201】
eNB1が、eNB2にモード協議要求を送信する(ステップS2810)。
eNB1がUE2のサービング基地局を確定し、UE2のサービング基地局を取得する方法は本願の保護範囲内のものではない。本実例において、UE2のサービング基地局はeNB2で、eNB1はeNB2と協議しなければならない。eNB1がeNB2にモード切り替え協議要求メッセージを送信する。モード切り替え協議要求メッセージは、UE1の識別子、UE2の識別子、eNB1が支援するUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、eNB1が支援するUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、UE1がUE2と対応する端末直接通信ベアラを確立したか否か及び/又はUE1とUE2が端末直接通信ベアラを確立する必要があるとの指示、eNB1がUE1に割り当て可能な端末直接通信リソース、UE1の能力情報の中の一つ又は任意の組み合せを含むことができる。
【0202】
eNB2が、モード切り替えの条件を満たすか否かを判定する(ステップS2812)。
eNB2はモード切り替え協議要求メッセージを受信し、UE2がモード切り替えの条件を満たすか否かを満たすか否かを判定し、具体的には、UE2が端末直接通信機能を支援するか否か、及びUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定することを含む。
eNB2は、MME/ProSeサーバー又はHSSから取得したUE端末直接属性情報に基づいて、UE2の端末直接通信支援能力を取得することができる。
eNB2は、受信したeNB1が支援するUE1とUE2が端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及びUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報及び/又はUE1のサービング基地局がUE1に割り当て可能な端末直接通信エアインターフェースリソース情報に基づいて、端末直接通信を行うようにUE2に割り当て可能なリソースがあるか否かを判定する。端末直接エアインターフェースリソースがeNB1が支援するUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームの全部又は一部を支援可能であると、eNB2は、UE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがある条件を満たすと認定する。
【0203】
UE2がモード切り替え条件を満たすと、eNB2はモード切り替え協議要求確認メッセージをeNB1に送信する(ステップS2814)。切り替え協議要求確認メッセージは、eNB2が支援するUE1とUE2が端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、eNB2が支援するUE1とUE2が端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、端末直接通信を行うようにUE1及びUE2に割り当て可能なリソース情報、UE1とUE2が共同して支援する能力情報の中の少なくとも一つ又は任意の組み合せを含む。そして、切り替え協議要求確認メッセージはさらに、eNB2が支援しないUE1とUE2が端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、eNB2が支援しないUE1とUE2が端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報を含むことができる。
【0204】
モード切り替えを行う(ステップS2816)。
eNB1がモード切り替え協議要求確認メッセージを受信すると、モード切り替え協議に成功し、eNB1はモード切り替えメッセージをUE1とUE2に送信する。モード切り替えメッセージはモード切り替え通信を行うUE識別子、モード切り替えを行うセルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報を含むことができる。そして、モード切り替えメッセージはさらに、eNB1がUE1とUE2に端末直接通信用の専用リソース又は専用リソースプールを割り当てるための、UE1及びUE2が端末直接通信を行うリソース配置情報を含むことができる。UE1とUE2が端末直接通信データベアラを確立していないと、又は測定報告メッセージに端末直接通信データベアラを確立する必要があるとの指示があると、モード切り替えメッセージはさらに、UE1とUE2が端末直接通信ベアラを確立するための端末直接通信ベアラ確立情報を含むことができる。そして、モード切り替えメッセージは、元のUE1とUE2のセルラ通信データストリームをセルラデータベアラから端末直接データベアラに更新するための、更新されたTFT情報を含むことができる。当該モード切り替えメッセージは新規に設計されたエアインターフェースシグナルであるか、又はRRC再配置及び他の既存エアインターフェースシグナルに載せられることができる。
UE1とUE2はモード切り替えメッセージに指示されたモード切り替えを行うべきセルラ通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報に基づいて、対応する端末直接通信データベアラを確立するか否かを判定する。対応するベアラを確立していて、更新されたTFT情報を取得していると、UE1とUE2はモード切り替えメッセージに指示されたセルラ通信のデータストリームを対応する端末直接通信データベアラに切り替えする。セルラ通信から端末直接通信へのモード切り替えである場合、UE1はeNB1がモード切り替えメッセージに配置した端末直接通信リソースを利用して、UE2と端末直接通信を行う。
【0205】
モード切り替えを完成する(ステップS2818)。
UE1とUE2はモード切り替えを完成した後、モード切り替え完成メッセージをeNB1に送信することができる。eNB1はUE1とUE2のモード切り替え完成メッセージを受信した後、切り替えられたセルラ通信データベアラのリリースまたは修正を開始することができる。これで、UE1とUE2のセルラ通信モードから端末直接通信モードへのモード切り替えを完成する。
【0206】
(実例9)
ネットワークインフラストラクチャにカバーされた状況下、UE1とUE2は端末直接発見及び端末直接通信能力を具備し、端末直接機能をオンした。UE1とUE2との間にデータセッション通信を確立していて、そのデータストリームはセルラネットワークのインフラストラクチャを介して転送される。UE1がUE2の周辺領域ヘ移動するに伴って、UE1はUE2から送信された発見信号を検査できる。UE1とUE2との距離がますます近接し、UE1が検査できるUE2から送信された測定信号は次第に強くなり、同時に、UE1はUE2との間にセルラ通信するデータストリームがあると判定する。UE1はモード切り替え要求メッセージをサービング基地局eNB1に送信し、図29に示すように、以下のステップS2902〜ステップS2922を含む。
【0207】
eNB2がUE1にD2D発見信号を送信する(ステップS2902)。
UE1が、UE2から送信されたD2D発見信号を検査して測定し、同時に、UE2とのデータストリームがあるか否かを判定する(ステップS2904)。
【0208】
UE1がeNB1にモード切り替え要求を送信する(ステップS2906)。
モード切り替え要求メッセージは、UE2の識別子、UE1によるUE2に対する信号測定結果、UE1とUE2がセルラ通信を行う指示、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、UE1がUE2と対応する端末直接通信データベアラを確立したか否か及び/又はUE1とUE2が端末直接通信データベアラを確立する必要があるとの指示を含むことができる。そして、モード切り替え要求メッセージは、モード切り替えタイプ及びUE2のサービング基地局情報を更に含むこともできる、その中、モード切り替えタイプはセルラ通信から端末直接通信モードへの切り替えを指示する。
【0209】
eNB1はモード切り替えの条件を満たすか否かを判定する(ステップS2908)。
eNB1はUE1のモード切り替え要求を受信した後、UE1がセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かの判定を開始する。eNB1がUE1がセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定することは、UE1が端末直接通信機能を支援するか否か、UE1がUE2とセルラデータ通信を行っているか否か、UE1がUE2と近接するか否か及びUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがあるか否かを含むことができる。
eNB1は、MME/D2Dサーバー又はHSSから取得したUEの端末直接属性情報に基づいて、UE1の端末直接通信支援能力を判定する。
eNB1は、測定報告メッセージに持つUE1とUE2がセルラ通信を行う指示に基づいて、UE1とUE2がセルラデータ通信を行っていると認定することができる。
eNB1は、UE1の測定報告に基づいて、UE1がUE2と端末直接通信を行うためのリンク品質閾値を満たすと判定することで、UE1とUE2が近接すると認定する。
eNB1は、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及びUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報に基づいて、対応する端末直接通信を支援可能な充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定する。端末直接エアインターフェースリソースがUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームの全部又は一部を支援可能であると、eNB1はUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがある認定する。
【0210】
eNB1が、eNB2にモード切り替え協議要求を送信する(ステップS2910)。
eNB1がUE2のサービング基地局を確定し、UE2のサービング基地局を取得する方法は本願の保護範囲内のものではない。本実例において、UE2のサービング基地局はeNB2で、eNB1がeNB2と協議しなければならない。eNB1がeNB2にモード切り替え協議要求メッセージを送信する。モード切り替え協議要求メッセージは、UE1の識別子、UE2の識別子、eNB1が支援するUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、eNB1が支援するUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、UE1がUE2と対応する端末直接通信ベアラを確立したか否か及び/又はUE1とUE2が端末直接通信ベアラを確立する必要のあるとの指示、eNB1がUE1に割り当て可能な端末直接通信リソース、UE1の能力情報の中の一つ又は任意の組み合せを含む。
【0211】
eNB2がモード切り替えの条件を満たすか否かを判定する(ステップS2912)。
eNB2はモード切り替え協議要求メッセージを受信し、UE2がモード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、具体的には、UE2が端末直接通信機能を支援するか否か、及びUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定することを含む。
【0212】
eNB2がUE2にモード切り替え協議要求を送信する(ステップS2914)。
eNB2がまず、UE2が端末直接通信機能を支援するか否かを判定する。支援すると、eNB2はモード切り替え協議要求メッセージをUE2に送信する。モード切り替え協議要求メッセージは、UE1の識別子、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、UE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、eNB1が割り当て可能な端末直接通信リソース、UE1の能力情報の中の一つ又は任意の組み合せを含むことができる。そして、モード切り替え協議要求メッセージはさらに明示的にモード切り替えタイプを含んで、セルラ通信から端末直接通信への切り替えを指示することができる。
【0213】
UE2はモード切り替え協議要求メッセージを受信し、モード切り替えの条件を満たすか否かを判定し(ステップS2916)、具体的には、UE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信リソースがあるか否かを判定することを含む。
【0214】
UE2がUE1とUE2が端末直接通信を行うための充分な端末直接通信リソースがないと判定した場合、モード切り替え協議失敗メッセージを送信シ(ステップS2918)、モード切り替え協議失敗メッセージに失敗原因指示を含む。
【0215】
eNB2はモード切り替え協議失敗メッセージを受信すると、UE1がモード切り替えを行うことが不可能であると認定し、モード協議失敗メッセージをeNB1に送信し(ステップS2920)、メッセージに失敗原因指示を含む。
【0216】
eNB1は当該メッセージを受信した後、モード切り替え拒絶メッセージをUE1に送信して、モード切り替え失敗原因を指示する(ステップS2922)。
【0217】
(実例10)
ネットワークインフラストラクチャにカバーされた状況下、eNB1がSGWとの間の主力リンクリソースが変化し、さらに多いセルラ通信を支援可能であることを検出した。それでeNB1がセルラ通信への傾向を示しているが端末直接通信を行っているノードの検査を開始し、図30に示すように、以下のステップS3002〜ステップS3016を含む。
eNB1が定時にトリガーし、又はエアインターフェースリソース及び主力リンクバンド変化に応じてトリガーする(ステップS3002)。
セルラ通信への傾向を示しているが端末直接通信を行っているノードピアを検査する(ステップS3004)。
モード切り替えの条件を満たすか否かを判定する(ステップS3006)。
eNB1が条件を満たすUEノードピアを検知できると、例えばUE1とUE2が条件を満たすと、eNB1はさらにモード切り替えの条件を満たすか否かを判定する。
eNB1がUE1がセルラ通信モードから端末直接通信モードへの切り替えの条件を満たすか否かを判定することは、UE1とUE2がセルラ通信を行うための充分なエアインターフェースリソースがあるか否かを判定することを含む。eNB1がUE1が条件を満たすと判定した場合、次にeNB1はUE2のサービング基地局を確定する。
【0218】
モード切り替え協議要求を送信する(ステップS3008)。
本実例において、UE2のサービング基地局はeNB2で、eNB1がeNB2と協議しなければならない。eNB1がeNB2にモード切り替え協議要求メッセージを送信する。モード切り替え協議要求メッセージは、UE1の識別子、UE2の識別子、eNB1が支援するUE1とUE2が端末直接通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、eNB1が支援するUE1とUE2が端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報、UE1がUE2と対応するセルラ通信ベアラを確立したか否か及び/又はUE1とUE2がセルラ通信ベアラを確立する必要のあるとの指示の中の一つ又は任意の組み合せを含むことができる。
【0219】
モード切り替えの条件を満たすか否かを判定する(ステップS3010)。
eNB2はモード切り替え協議要求メッセージを受信し、UE2がモード切り替えの条件を満たすか否かを判定し、具体的には、UE2が端末直接通信機能を支援するか否か、及びUE1とUE2がセルラ通信を行うための充分なエアインターフェースセルラリソース及び主力リンクリソースがあるか否かを判定することを含む。
eNB2は、MME/ProSeサーバー又はHSSから取得したUE端末直接属性情報に基づいて、UE2の端末直接通信支援能力を取得することができる。
eNB2は、受信したeNB1が支援するUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報及びUE1とUE2が端末直接通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報に基づいて、セルラ通信を行うようにUE2に割り当て可能なリソースがあるか否かを判定する。セルラエアインターフェースリソース及び/又は主力リンクリソースがeNB1が支援するUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームの全部又は一部を支援可能であると、eNB2はUE1とUE2がセルラ通信を行うための充分な端末直接通信エアインターフェースリソースがある条件を満たすと認定する。
【0220】
モード切り替え協議要求を確認する(ステップS3012)。
UE2がモード切り替え条件を満たすと、eNB2はモード切り替え協議要求確認メッセージをeNB1に送信する。切り替え協議要求確認メッセージは、eNB2が支援するUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、eNB2が支援するUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報の中の少なくとも一つ又は任意の組み合せを含むことができる。そして、切り替え協議要求確認メッセージはさらに、eNB2が支援しないUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリームに対応するベアラ情報、eNB2が支援しないUE1とUE2がセルラ通信を行うデータストリーム及び/又はベアラに対応するサービス品質情報を含むことができる。
【0221】
モード切り替えを行う(ステップS3014)。
eNB1がモード切り替え協議要求確認メッセージを受信すると、モード切り替え協議に成功した。eNB1とeNB2はそれぞれ、モード切り替えメッセージをUE1とUE2に送信する。モード切り替えメッセージは、モード切り替え通信を行うUE識別子、モード切り替えを行う端末直接通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報を含むことができる。UE1とUE2がセルラ通信データベアラを確立していないと、又はeNB1に記憶されたUE1とUE2のコンテクストに基づいて、セルラ通信データベアラを修正する必要があると、モード切り替えメッセージは、UE1とUE2がセルラ通信ベアラを確立するためのセルラ通信ベアラ確立/修正情報を含むことができる。そして、モード切り替えメッセージはさらに、元のUE1とUE2のセルラ通信データストリームを端末直接データベアラからセルラデータベアラに更新するための更新されたTFT情報を含むこともできる。当該モード切り替えメッセージは新規に設計されたエアインターフェースシグナルであるか、又はRRC再配置及び他の既存エアインターフェースシグナルに載せられることができる。
UE1とUE2はモード切り替えメッセージに指示されたモード切り替えを行うべき端末直接通信のデータストリーム及び/又はベアラ情報に基づいて、対応するセルラ通信データベアラを確立するか否かを判定する。対応するベアラを確立していて、更新されたTFT情報を取得していると、UE1とUE2はモード切り替えメッセージに指示された端末直接通信のデータストリームを対応するセルラ通信データベアラに切り替えする。
【0222】
モード切り替えを完成する(ステップS3016)。
UE1とUE2はモード切り替えを完成した後、モード切り替え完成メッセージをeNB1に送信することもできる。eNB1はUE1とUE2のモード切り替え完成メッセージを受信した後、切り替えられた端末直接通信データベアラのリリース又は修正を開始することができる。これで、UE1とUE2の端末直接通信モードからセルラ通信モードへのモード切り替えを完成する。
関連技術においてモード切り替えに対するシステムの完璧な解決案を提示していない。本願の方法によると、ネットワークインフラストラクチャがユーザ機器及びその負荷状況に応じて、ユーザ機器にセルラ通信とD2D通信モードとの間で融通性よく切り替えすると要求することができ、サービスの連続性を保証し、システム全体の処理量を向上させることができる。
【0223】
当業者にとって、上記の本発明の各ブロック又は各ステップは共通の計算装置によって実現することができ、単独の計算装置に集中させることができれば、複数の計算装置から構成されるネットワークに分布させることもでき、さらに計算装置が実行可能なプログラムのコードによって実現することもできるので、それらを記憶装置に記憶させて計算装置によって実行することができ、又は夫々集積回路ブロックに製作し、又はそれらにおける複数のブロック又はステップを単独の集積回路ブロックに製作して実現することができることは明らかなことである。このように、本発明は如何なる特定のハードウェアとソフトウェアの結合にも限定されない。
【0224】
以上は、本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明を限定するものではない。当業者であれば本発明に様々な修正や変形が可能である。本発明の精神や原則内での如何なる修正、置換、改良などは本発明の保護範囲内に含まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30