【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る実施例により提供される中継端末の再選方法は、
制御ノードは、中継端末の再選トリガー条件により、ソース端末のために中継端末の再選に対する判断を行うステップであって、前記制御ノードは、前記ソース端末またはソース中継端末である前記判断ステップと、
前記制御ノードは、中継端末を再選することを判断すれば、前記ソース端末のために候補中継端末のリストを決定するステップと、
前記制御ノードは、取得した補助情報(assistance information)により、前記候補中継端末のリストから、前記ソース端末のためにターゲット中継端末を決定するステップとを備える。
【0009】
当該方法によれば、ソース端末、ターゲットノード、ソース中継端末が移動中に中継端末としてもう適切ではなくなる場合、ソース端末またはソース中継端末は、ソース端末のために中継端末を改めて選択することができる。
【0010】
また、前記候補中継端末のリストには、前記ソース端末及びターゲット端末と近接して、中継サービスを提供できる端末が含まれる。こうして、制御ノードが候補中継端末のリストからソース端末のためにUE−to−UERelay選択してターゲット中継端末とすることができるようになる。
【0011】
また、前記制御ノードがソース端末であれば、前記候補中継端末のリストは前記ソース端末により決められるか、または前記制御ノードがソース中継端末であれば、前記候補中継端末のリストは、前記ソース端末により決められた後に前記ソース中継端末にフィードバックされたものである。
【0012】
前記ソース端末が候補中継端末のリストを決定するステップは、
前記ソース端末は、近接端末によりブロードキャストされた発見信号を受信し、前記発見信号に、前記ターゲット端末の識別子情報及び前記近接端末が前記ソース端末に中継サービスを提供することを示す指示情報が含まれる場合、前記近接端末を前記ソース端末の候補中継端末として決定して、前記近接端末の識別子情報を前記候補中継端末のリストに追加するステップを備え、ここで、前記近接端末が前記ターゲット端末を発見した後に前記ターゲット端末の識別子情報を前記発見信号に含ませ、
または、
前記ソース端末は、発見信号をブロードキャストし、前記発見信号には、前記ソース端末及び前記ターゲット端末の識別子情報、及び前記ソース端末が中継サービスを要することを示す指示情報が含まれ、前記ソース端末が近接端末の発見信号の応答情報を受信し、且つ前記発見信号の応答情報に、前記近接端末が前記ソース端末に中継サービスを提供することを示す指示情報が含まれれば、前記近接端末を前記ソース端末の候補中継端末として決定して、前記近接端末の識別子情報を前記候補中継端末のリストに追加するステップを備え、前記近接端末は、前記ターゲット端末の識別子情報に対応する端末を発見した後、前記ソース端末に前記発見信号の応答情報をフィードバックする。
【0013】
以上のような実施は、ソース端末またはソース中継端末がUE−to−UERelay状況中の中継端末の再選に適用され、ソース端末のために候補中継端末のリストを決定する。
【0014】
また、前記候補中継端末のリストには、前記ソース端末と近接し、且つ中継サービスを提供できるオンライン端末が含まれる。こうして、制御ノードは、候補中継端末のリストから、ソース端末のために、UE-to- Network Relayを選択してターゲット中継端末とすることができるようになる。
【0015】
また、前記制御ノードがソース端末であれば、前記候補中継端末のリストは、前記ソース端末により決定されるか、または、前記制御ノードがソース中継端末であれば、前記候補中継端末のリストは、前記ソース端末により決定された後に前記ソース中継端末にフィードバックされたものであり、
前記ソース端末が候補中継端末のリストを決定するステップは、
前記ソース端末は、近接端末によりブロードキャストされた発見信号を受信し、前記近接端末を前記ソース端末の候補中継端末として決定して、前記近接端末の識別子情報を前記候補中継端末のリストに追加するステップであって、ここで、前記発見信号には、前記近接端末が前記ソース端末に中継サービスを提供することを示す指示情報が含まれるステップ、
または、
前記ソース端末は、発見信号をブロードキャストし、前記発見信号には、前記ソース端末の識別子情報、及び前記ソース端末が中継サービスを要することを示す指示情報が含まれ、前記ソース端末が近接端末の発見信号の応答情報を受信し、且つ前記発見信号の応答情報に、前記近接端末が前記ソース端末に中継サービスを提供することを示す指示情報が含まれれば、前記近接端末を前記ソース端末の候補中継端末として決定して、前記近接端末の識別子情報を前記候補中継端末のリストに追加するステップを備える。
【0016】
以上のような実施は、ソース端末またはソース中継端末がUE−to−NetworkRelay状況における中継端末の再選に適用され、ソース端末のために候補中継端末のリストを決定する。
【0017】
また、前記中継端末の再選トリガー条件は、少なくとも下記条件のうちの1つを含む。
【0018】
第1条件:ソース端末とソース中継端末間のチャネル品質または信号の受信強度が所定閾値より小さいか、または、ソース端末とソース中継端末間の伝送または再伝送回数が既定最大回数に至っても失敗する。
【0019】
第2条件:ソース中継端末とターゲットノード間のチャネル品質または信号の受信強度が所定閾値より小さいか、または、ソース中継端末とターゲットノード間の伝送または再伝送回数が既定最大回数に至っても失敗する。ここで、前記ターゲットノードは、ターゲット端末またはターゲットネットワークノードである。
【0020】
第3条件:ソース中継端末の中継ポリシーにより、ソース中継端末は、前記ソース端末の中継端末とすることにもう適切ではなくなる。こうして、制御ノードは、UE−to−UERelay情況またはUE−to−Network Relay情況における中継端末の再選の場合、上述の中継端末の再選トリガー条件のうちの1つを満足すると判断すれば、ソース端末のために中継端末を再選する。
【0021】
また、前記制御ノードが前記ソース端末である場合、
前記中継端末の再選トリガー条件に前記第1条件が含まれれば、前記第1条件は、前記ソース端末により測定して獲得したものであるか、または、前記ソース中継端末により測定して前記ソース端末にフィードバックされたものであり、
前記中継端末の再選トリガー条件に前記第2条件が含まれれば、前記第2条件は、前記ソース中継端末により測定して前記ソース端末にフィードバックされたものであるか、または、前記ターゲットノードにより測定して前記ソース中継端末により前記ソース端末にフィードバックされたものであり、
前記中継端末の再選トリガー条件に、前記第3条件が含まれれば、前記第3条件は、前記ソース中継端末により決定されて前記ソース端末にフィードバックされたものである。
【0022】
以上のような実施は、ソース端末がUE−to−UE Relay情況またはUE−to−Network Relay情況における中継端末を再選する場合、ソース端末が、前記中継端末の再選トリガー条件を獲得する方式である。
【0023】
また、前記制御ノードが前記ソース中継端末である場合、
前記中継端末の再選トリガー条件に前記第1条件が含まれれば、前記第1条件は、前記ソース端末により測定されて前記ソース中継端末にフィードバックされたものであるか、または、前記ソース中継端末により測定し得たものであり、
前記中継端末の再選トリガー条件に前記第2条件が含まれれば、前記第2条件は、前記ソース中継端末により測定し得たものであるか、または、前記ターゲットノードにより測定し得て前記ソース中継端末にフィードバックされたものであり、
前記中継端末の再選トリガー条件に、前記第3条件が含まれれば、前記第3条件は、前記ソース中継端末により決められたものである。
【0024】
以上のような実施は、ソース中継端末がUE−to−UE Relay情況またはUE−to−Network Relay情況における中継端末の再選の場合に、ソース中継端末が、前記中継端末の再選トリガー条件を獲得する方式である。
【0025】
また、前記補助情報は、第1補助情報、第2補助情報及び第3補助情報中の少なくとも1つを含み、
第1補助情報は、ソース端末と候補中継端末の間のチャネル品質または信号の受信強度であり、
第2補助情報は、候補中継端末とターゲットノード間のチャネル品質または信号の受信強度であり、前記ターゲットノードは、ターゲット端末またはターゲットネットワークノードであり、
第3補助情報は候補中継端末の中継ポリシーである。
【0026】
こうして、制御ノードは、UE−to−UE Relay情況またはUE−to−Network Relay情況における中継端末の再選の場合、得られた前記補助情報に基づき、前記候補中継端末のリストから、前記ソース端末のためにターゲット中継端末を決める。
【0027】
また、前記制御ノードが前記ソース端末である場合、
前記補助情報に前記第1補助情報が含まれる場合、前記第1補助情報が前記ソース端末により測定し得たものであるか、または、前記候補中継端末により測定して前記ソース端末にフィードバックされたものであり、
前記補助情報に前記第2補助情報が含まれる場合、前記第2補助情報は、前記候補中継端末または前記ターゲットノードにより測定して前記ソース端末にフィードバックされたものであり、
前記補助情報に前記第3補助情報が含まれる場合、前記第3補助情報は、前記候補中継端末により決められて前記ソース端末にフィードバックされたものである。
【0028】
以上のような実施は、ソース端末がUE−to−UE Relay情況またはUE−to−Network Relay情況における中継端末を再選する場合、ソース端末が前記補助情報を得る方式に関するものである。
【0029】
また、前記制御ノードが前記ソース中継端末である場合、
前記補助情報に前記第1補助情報が含まれる場合、前記第1補助情報は、前記ソース端末により測定されて前記ソース中継端末にフィードバックされたものであるか、または、前記候補中継端末により測定されて前記ソース端末を介して前記ソース中継端末にフィードバックされたものであり、
前記補助情報に前記第2補助情報が含まれる場合、前記第2補助情報は、前記ターゲットノードにより測定されて前記ソース中継端末にフィードバックされたものであるか、または、前記候補中継端末により測定されて前記ターゲットノードを介して前記ソース中継端末にフィードバックされたものであり、
前記補助情報に前記第3補助情報が含まれる場合、前記第3補助情報は、前記候補中継端末により決められて前記ソース端末または前記ターゲットノードを介して前記ソース中継端末にフィードバックされたものである。
【0030】
以上のような実施は、ソース中継端末がUE−to−UE Relay情況またはUE−to−Network Relay情況における中継端末の再選の場合、ソース中継端末が前記補助情報を得る方式に関するものである。
【0031】
また、前記制御ノードがソース端末である場合、前記制御
ノードが前記候補中継リストから前記ソース端末のためにターゲット中継端末を決めた後、
前記ソース端末は、前記ソース中継端末に接続解除命令を送信して前記ターゲット中継端末との接続を確立するステップをさらに備え、前記接続解除命令は、前記ソース端末の間の接続を解除するように前記ソース中継端末に指示し、前記ターゲットノードに通知して前記ソース中継端末との間の接続を解除するように前記ソース中継端末に指示することに用いられ、前記ターゲットノードは、ターゲット端末またはターゲットネットワークノードである。
【0032】
以上のような実施によれば、制御ノードがソース端末であり、ソース端末がターゲット中継端末を決めた後、ソース端末とターゲット中継端末との間の接続が確立され、また、ソース端末が、ソース端末との間の接続を解除するようにソース中継端末に指示し、また、ソース中継端末がターゲットノードにソース中継端末との間の接続を解除するように指示することにより、その後の、ソース端末及びターゲットノードそれぞれがターゲット中継端末との接続を確立するための便宜を図れる。
【0033】
または、前記制御ノードがソース中継端末である場合、前記制
御ノードが前記候補中継リストから前記ソース端末のためにターゲット中継端末を決めた後、
前記ソース中継端末は、前記ソース端末に第1接続解除命令を送信し、前記ターゲットノードに第2接続解除命令を送信するステップであって、前記第1接続解除命令は、前記ソース中継端末との間の接続を解除するように前記ソース端末に指示するためのものであり、前記第2接続解除命令は、前記ソース中継端末との間の接続を解除するように前記ターゲットノードに指示するためのものであり、前記ターゲットノードは、ターゲット端末またはターゲットネットワークノードである前記指示ステップをさらに備える。
【0034】
以上のような実施によれば、制御ノードがソース中継端末である場合、ソース中継端末がターゲット中継端末を決めた後に、ソース端末及びターゲットノードそれぞれにソース中継端末との間の接続を解除するように指示することにより、その後の、ソース端末及びターゲットノードそれぞれがターゲット中継端末との接続を確立することを図れる。
【0035】
また、前記接続解除命令には、前記ターゲット中継端末の情報が含まれ、前記ターゲットノードが前記ソース中継端末から前記通知を受信した後、前記ターゲットノードと前記ターゲット中継端末の間の接続を確立するステップをさらに備える。以上のような実施は、制御ノードがソース端末である場合、ソース中継端末により、ターゲットノードとターゲット中継端末の間の接続を確立するように指示することができる。
【0036】
または、前記第1接続解除命令及び前記第2接続解除命令には、前記ターゲット中継端末の情報が含まれ、前記ソース端末及びターゲットノードが前記第1接続解除命令または第2接続解除命令を受信した後、前記ターゲットノードと前記ターゲット中継端末の間の接続を確立するステップをさらに備える。以上のような実施によれば、制御ノードがソース中継端末である場合、ソース中継端末が、ターゲットノードとターゲット中継端末の間の接続を確立することができる。
【0037】
また、前記制御ノードがソース端末である場合、前記制御ノードが中継端末の再選を判断した後、
前記ソース端末は、前記ソース中継端末により前記ターゲットノードに通知メッセージを送信するステップであって、前記通知メッセージは、前記ソース端末へのデータ送信を停止するように前記ターゲットノードに通知するためのものであり、前記ターゲットノードは、ターゲット端末またはターゲットネットワークノードである前記送信ステップをさらに備え、
または、
前記制御ノードがソース中継端末である場合、前記制御ノードが中継端末の再選を判断した後、
前記ソース中継端末は、前記ソース端末に第1通知メッセージを送信し、前記ターゲットノードに第2通知メッセージを送信するステップであって、前記第1通知メッセージは前記ターゲットノードへのデータ送信を停止するように前記ソース端末に通知するためのものであり、前記第2通知メッセージは前記ソース端末へのデータ送信を停止するように前記ターゲットノードに通知するためのものであり、前記ターゲットノードは、ターゲット端末またはターゲットネットワークノードである前記送信ステップをさらに備える。
【0038】
以上のような実施によれば、制御ノードが中継端末の再選を決めた場合、ソース端末またはターゲットノードのデータ送信を停止するように通知することにより、中継端末の再選中の、ソース端末とターゲットノードの間のデータ紛失を最大限に減少させる。
【0039】
また、本発明に係る実施例は、制御ノード装置を提供し、前記制御ノード装置は前記ソース端末またはソース中継端末であり、
前記制御ノード装置は、
中継端末の再選トリガー条件に基づき、ソース端末のために中継端末の再選を判断する判断モジュールと、
中継端末の再選を要すると判断すれば、前記ソース端末のために候補中継端末のリストを決定する第1決定モジュールと、
取得した補助情報に基づき、前記候補中継端末のリストから前記ソース端末のためにターゲット中継端末を決める第2決定モジュールとを備える。
【0040】
当該制御ノード装置によれば、ソース端末、ターゲットノード、ソース中継端末が移動中に中継端末としてもう適切ではなくなる場合、ソース端末またはソース中継端末が、ソース端末のために中継端末を改めて選択することができる。
【0041】
また、前記候補中継端末のリストには、前記ソース端末及びターゲットと近接して、中継サービスを提供できる端末が含まれる。こうして、制御ノード装置が候補中継端末のリストからソース端末のために、UE−to−UERelayを選択してターゲット中継端末とすることができる。
【0042】
また、前記第1決定モジュールは、
前記制御ノード装置が前記ソース端末である場合、近接端末によりブロードキャスティングした発見信号を受信し、前記発見信号に、前記ターゲット端末の識別子情報及び前記近接端末が前記ソース端末に中継サービスを提供することを示す指示情報が含まれる場合、前記近接端末を前記ソース端末の候補中継端末として決定して、前記近接端末の識別子情報を前記候補中継端末のリストに追加し、前記近接端末が前記ターゲット端末を発見した後に前記ターゲット端末の識別子情報を前記発見信号に含ませ、
または、前記制御ノード装置が前記ソース端末である場合、発見信号をブロードキャスティングし、前記発見信号には、前記ソース端末及び前記ターゲット端末の識別子情報、及び前記ソース端末が中継サービスを要することを示す指示情報が含まれ、前記ソース端末が近接端末の発見信号の応答情報を受信し、且つ前記発見信号の応答情報に、前記近接端末が前記ソース端末に中継サービスを提供することを示す指示情報が含まれれば、前記近接端末を前記ソース端末の候補中継端末として決定して、前記近接端末の識別子情報を前記候補中継端末のリストに追加し、前記近接端末は、前記ターゲット端末の識別子情報に対応する端末を発見した後、前記ソース端末に前記発見信号の応答情報をフィードバックし、
または、前記制御ノード装置が前記ソース中継端末である場合、前記ソース端末により決めてフィードバックされた候補中継端末のリストを受信する。
【0043】
以上のような実施によれば、ソース端末またはソース中継端末がUE−to−UERelay状況中の中継端末の再選に適用され、ソース端末のために候補中継端末のリストを決定することができる。
【0044】
また、前記候補中継端末のリストには、前記ソース端末と近接し、且つ中継サービスを提供できるオンライン端末が含まれる。こうして、制御ノード装置が候補中継端末のリストからソース端末のためにUE-to- Network Relayを選択してターゲット中継端末とすることができる。
【0045】
また、前記第1決定モジュールは、
前記制御ノード装置が前記ソース端末である場合、近接端末によりブロードキャスティングした発見信号を受信し、前記発見信号には、前記近接端末が前記ソース端末に中継サービスを提供することを示す指示情報が含まれ、前記近接端末を前記ソース端末の候補中継端末として決定して、前記近接端末の識別子情報を前記候補中継端末のリストに追加し、
または、前記制御ノード装置が前記ソース端末である場合、発見信号をブロードキャスティングし、前記発見信号には、前記ソース端末の識別子情報、及び前記ソース端末が中継サービスを要することを示す指示情報が含まれ、前記ソース端末が近接端末の発見信号の応答情報を受信し、且つ前記発見信号の応答情報に、前記近接端末が前記ソース端末のために中継サービスを提供できることを示す情報が含まれば、前記近接端末を前記ソース端末の候補中継端末として決定して、前記近接端末の識別子情報を前記候補中継端末のリストに追加し、
または、前記制御ノード装置が前記ソース中継端末である場合、前記ソース端末により決めてフィードバックされた候補中継端末のリストを受信する。
【0046】
以上のような実施によれば、ソース端末またはソース中継端末がUE−to−NetworkRelay状況における中継端末の再選に適用され、ソース端末のために候補中継端末のリストを決定する。
【0047】
また、前記中継端末の再選トリガー条件は、少なくとも下記条件のうちの1つを含む:
【0048】
第1条件:ソース端末とソース中継端末間のチャネル品質または信号の受信強度が所定閾値より小さいか、または、ソース端末とソース中継端末間の伝送または再伝送回数が既定最大回数に至っても失敗する。
【0049】
第2条件:ソース中継端末とターゲットノード間のチャネル品質または信号の受信強度が所定閾値より小さいか、または、ソース中継端末とターゲットノード間の伝送または再伝送回数が既定最大回数に至っても失敗し、前記ターゲットノードは、ターゲット端末またはターゲットネットワークノードである。
【0050】
第3条件:ソース中継端末の中継ポリシーにより、ソース中継端末は、前記ソース端末の中継端末とすることにもう適切ではなくなる。こうして、制御ノード装置は、UE−to−UERelay情況またはUE−to−Network Relay情況における中継端末の再選の場合、上述の中継端末の再選トリガー条件のうちの1つを満足すると判断すれば、ソース端末のために中継端末を再選することができる。
【0051】
また、前記制御ノード装置が前記ソース端末である場合、
前記中継端末の再選トリガー条件に前記第1条件が含まれれば、前記第1条件は、前記ソース端末により測定して獲得したものであるか、または、前記ソース中継端末により測定して前記ソース端末にフィードバックされたものであり、
前記中継端末の再選トリガー条件に前記第2条件が含まれれば、前記第2条件は、前記ソース中継端末により測定して前記ソース端末にフィードバックされたものであるか、または、前記ターゲットノードにより測定して前記ソース中継端末により前記ソース端末にフィードバックされたものであり、
前記中継端末の再選トリガー条件に、前記第3条件が含まれれば、前記第3条件は、前記ソース中継端末により決定されて前記ソース端末にフィードバックされたものである。
【0052】
以上のような実施は、ソース端末がUE−to−UE Relay情況またはUE−to−Network Relay情況における中継端末を再選する場合、ソース端末が、前記中継端末の再選トリガー条件を獲得する方式である。
【0053】
また、前記制御ノード装置が前記ソース中継端末である場合、
前記中継端末の再選トリガー条件に前記第1条件が含まれれば、前記第1条件は、前記ソース端末により測定されて前記ソース中継端末にフィードバックされたものであるか、または、前記ソース中継端末により測定し得たものであり、
前記中継端末の再選トリガー条件に前記第2条件が含まれれば、前記第2条件は、前記ソース中継端末により測定し得たものであるか、または、前記ターゲットノードにより測定し得て前記ソース中継端末にフィードバックされたものであり、
前記中継端末の再選トリガー条件には、前記第3条件が含まれれば、前記第3条件は、前記ソース中継端末により決められたものである。
【0054】
以上のような実施は、ソース中継端末がUE−to−UE Relay情況またはUE−to−Network Relay情況における中継端末の再選の場合に、ソース中継端末が、前記中継端末の再選トリガー条件を獲得する方式である。
【0055】
また、前記補助情報には、少なくとも下記の情報のうちの1つを含む:
【0056】
第1補助情報は、ソース端末と候補中継端末の間のチャネル品質または信号の受信強度であり、
【0057】
第2補助情報は、候補中継端末とターゲットノード間のチャネル品質または信号の受信強度であり、前記ターゲットノードは、ターゲット端末またはターゲットネットワークノードであり、
【0058】
第3補助情報は、候補中継端末の中継ポリシーである。こうして、制御ノードは、UE−to−UERelay情況またはUE−to−Network Relay情況における中継端末の再選の場合、得られた前記補助情報に基づき、前記候補中継端末のリストから、前記ソース端末のためにターゲット中継端末を決める。
【0059】
また、前記制御ノード装置が前記ソース端末である場合、
前記補助情報に前記第1補助情報が含まれる場合、前記第1補助情報が前記ソース端末により測定し得たものであるか、または、前記候補中継端末により測定して前記ソース端末にフィードバックされたものであり、
前記補助情報に前記第2補助情報が含まれる場合、前記第2補助情報は、前記候補中継端末または前記ターゲットノードにより測定して前記ソース端末にフィードバックされたものであり、
前記補助情報に前記第3補助情報が含まれる場合、前記第3補助情報は、前記候補中継端末により決められて前記ソース端末にフィードバックされたものである。
【0060】
以上のような実施は、ソース端末がUE−to−UE Relay情況またはUE−to−Network Relay情況における中継端末を再選する場合、ソース端末が前記補助情報を得る方式に関するものである。
【0061】
また、前記制御ノード装置が前記ソース中継端末である場合、
前記補助情報に前記第1補助情報が含まれる場合、前記第1補助情報は、前記ソース端末により測定されて前記ソース中継端末にフィードバックされたものであるか、または、前記候補中継端末により測定されて前記ソース端末を介して前記ソース中継端末にフィードバックされたものであり、
前記補助情報に前記第2補助情報が含まれる場合、前記第2補助情報は、前記ターゲットノードにより測定されて前記ソース中継端末にフィードバックされたものであるか、または、前記候補中継端末により測定されて前記ターゲットノードを介して前記ソース中継端末にフィードバックされたものであり、
前記補助情報に前記第3補助情報が含まれる場合、前記第3補助情報は、前記候補中継端末により決められて前記ソース端末または前記ターゲットノードを介して前記ソース中継端末にフィードバックされたものである。
【0062】
以上のような実施は、ソース中継端末がUE−to−UE Relay情況またはUE−to−Network Relay情況における中継端末の再選の場合、ソース中継端末が前記補助情報を得る方式に関するものである。
【0063】
また、前記制御ノード装置は、送信モジュールをさらに備え、
前記送信モジュールは、前記制御ノード装置がソース端末である場合、前記ソース中継端末に接続解除命令を送信して前記ターゲット中継端末との接続を確立し、前記接続解除命令は、前記第2決定モジュールが前記ソース端末のためにターゲット中継端末を決めた後、送信したものであり、前記接続解除命令は、前記ソース端末の間の接続を解除するように前記ソース中継端末に指示し、前記ターゲットノードに通知して前記ソース中継端末との間の接続を解除するように前記ソース中継端末に指示することに用いられ、前記ターゲットノードは、ターゲット端末またはターゲットネットワークノードであり、
以上のような実施によれば、ソース端末を制御ノード装置とし、ソース端末がターゲット中継端末を決めた後、ソース端末とターゲット中継端末との間の接続が確立され、また、ソース端末が、ソース端末との間の接続を解除するようにソース中継端末に指示し、また、ソース中継端末がターゲットノードにソース中継端末との間の接続を解除するように指示することにより、その後の、ソース端末及びターゲットノードそれぞれがターゲット中継端末との接続を確立するための便宜を図れる。
【0064】
または、前記送信モジュールは、前記制御ノード装置がソース中継端末である場合、前記ソース端末に第1接続解除命令を送信し、前記ターゲットノードに第2接続解除命令を送信し、前記第1接続解除命令及び前記第2接続解除命令は、前記第2決定モジュールが前記ソース端末のためにターゲット中継端末を決めた後、送信したものであり、前記第1接続解除命令は、前記ソース中継端末との間の接続を解除するように前記ソース端末に指示するためのものであり、前記第2接続解除命令は、前記ソース中継端末との間の接続を解除するように前記ターゲットノードに指示するためのものであり、前記ターゲットノードは、ターゲット端末またはターゲットネットワークノードである。
【0065】
以上のような実施によれば、制御ノード装置がソース中継端末である場合、ソース中継端末がターゲット中継端末を決めた後、ソース端末及びターゲットノードそれぞれがソース中継端末との間の接続を解除するように指示することにより、その後の、ソース端末及びターゲットノードそれぞれがターゲット中継端末との間の接続を確立することができる。
【0066】
また、通知モジュールをさらに備え、
前記通知モジュールは、前記制御ノードがソース端末である場合、前記ターゲットノードに通知メッセージを送信し、前記通知メッセージは、前記判断モジュールが中継端末の再選を判断した後に送信されたものであり、前記通知メッセージは、前記ソース端末へのデータ送信を停止するように前記ターゲットノードに通知するためのものであり、前記ターゲットノードは、ターゲット端末またはターゲットネットワークノードであり、
または、前記制御ノードがソース中継端末である場合、前記ソース端末に第1通知メッセージを送信し、前記ターゲットノードに第2通知メッセージを送信し、ここで、前記第1通知メッセージ及び前記第2通知メッセージは、前記判断モジュールが中継端末の再選を判断した後に送信されたものであり、前記第1通知メッセージは前記ターゲットノードへのデータ送信を停止するように前記ソース端末に通知するためのものであり、前記第2通知メッセージは前記ソース端末へのデータ送信を停止するように前記ターゲットノードに通知するためのものであり、前記ターゲットノードは、ターゲット端末またはターゲットネットワークノードである。
【0067】
または、本発明に係る実施例は端末を送信し、前記端末は、ソース端末またはソース中継端末であり、前記端末は、プロセッサと、送受信機と、メモリとを備え、
前記プロセッサは、メモリからプログラムを呼び出して、以下のように動作し、
中継端末の再選トリガー条件に基づき、ソース端末のために中継端末の再選を判断し、
中継端末の再選を要すると判断すれば、前記ソース端末のために候補中継端末のリストを決定し、
取得した補助情報に基づき、前記候補中継端末のリストから前記ソース端末のためにターゲット中継端末を決め、
送受信機は、プロセッサの制御によりデータを送受信し、
メモリは、プロセッサが操作を執行する場合に利用したデータを記憶する。
【0068】
前記端末によれば、ソース端末、ターゲットノード、ソース中継端末が移動中に中継端末としてもう適切ではなくなる場合、ソース端末またはソース中継端末は、ソース端末のために中継端末を改めて選択することができる。
【0069】
以上のような実施によれば、制御ノード装置が中継端末の再選を決めた場合、通知ソース端末またはターゲットノードのデータ送信を通知することにより、中継端末の再選中の、ソース端末とターゲットノード間のデータ紛失を最大限に減少することができる。