【0113】
本発明のデバイスおよび方法は、多様な実施形態の形態において採用することが可能であり、そのうち数例のみを上記において例示および記載してきたことが理解される。本明細書中の開示は、その意図または本質的特徴から逸脱することなく、他の特定の形態として具現化することが可能である。記載の実施形態は、全ての局面において限定的なものとしてではなく例示的なもののみとしてみなされるべきであり、よって、本発明の範囲は、上記の記載によって示されるのではなく、添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲の均等な意味および範囲内に収まる全ての変更は、その範囲内に包含されるべきものである。
本明細書の開示内容は、以下の態様を含み得る。
(態様1)
医療デバイスであって、
カテーテルと、
前記カテーテルに取り付けられた圧縮状態の中空金属構造であって、前記金属構造は、拡張状態において単一のローブを含み、前記単一のローブは壁を有し、前記壁は、空洞を規定する内面と外面とを含み、前記壁内の開口部により、前記空洞内への流体移動が可能になり、前記中空金属構造の前記空洞と前記カテーテルのルーメンとは流体接続可能であり、前記カテーテルから流体が前記中空金属構造の前記空洞内へと移動すると、前記中空金属構造が拡張する、中空金属構造と、
を含む、医療デバイス。
(態様2)
前記拡張状態の金属構造の形態は円筒型であり、平坦または曲線状の対向端部を備える、態様1に記載の医療デバイス。
(態様3)
前記金属構造の前記壁は、金、白金、銀、これらの合金およびこれらの組み合わせからなる群から選択された材料を含む、態様1に記載の医療デバイス。
(態様4)
前記金属構造の拡張時直径は約2mm〜約30mmである、態様1に記載の医療デバイス。
(態様5)
前記金属構造の拡張時長さは約5mm〜約60mmである、態様1に記載の医療デバイス。
(態様6)
前記金属構造の壁厚さは約3μm〜約180μmである、態様1に記載の医療デバイス。
(態様7)
前記金属構造の壁は、外側層を含む、態様1に記載の医療デバイス。
(態様8)
前記外側層は、多孔性外側層を形成するための多孔性材料を含む、態様7に記載の医療デバイス。
(態様9)
前記多孔性外側層の厚さは、約1μm〜約177μmである、態様8に記載の医療デバイス。
(態様10)
前記多孔性外側層は、直径が約0.01μm〜約100μmである複数の孔を含む、態様8に記載の医療デバイス。
(態様11)
前記多孔性外側層は、金、白金、銀、これらの合金およびこれらの組み合わせからなる群から選択された材料を含む、態様8に記載の医療デバイス。
(態様12)
前記多孔性外側層は、薬剤、薬理活性分子、薬学的組成およびこれらの組み合わせからなる群から選択された組成を含む、態様8に記載の医療デバイス。
(態様13)
前記多孔性外側層は、トロンビン、血小板由来成長因子、エチオドール、ソトラデコールおよびこれらの組み合わせからなる群から選択された組成を含む、態様12に記載の医療デバイス。
(態様14)
前記外側層は、ポリマー、プラスチック、ラテックス、ゴム、エラストマー、繊維材料およびこれらの組み合わせを含む、態様7に記載の医療デバイス。
(態様15)
前記外側層はパリレン(登録商標)を含む、態様14に記載の医療デバイス。
(態様16)
前記金属構造の壁は、前記内面上に配置された内側層を含む、態様1に記載の医療デバイス。
(態様17)
前記内側層は、ポリマー、プラスチック、ゴム、金属、繊維材料、ラテックス、エラストマーおよびこれらの組み合わせからなる群から選択された材料を含む、態様16に記載の医療デバイス。
(態様18)
前記金属構造の壁は、パリレン(登録商標)を含む内側層を含む、態様17に記載の医療デバイス。
(態様19)
前記内側層の厚さは約0.01μm〜約177μmである、態様16に記載の医療デバイス。
(態様20)
前記金属構造の壁は多孔性外側層と、前記内面上に配置された内側層とを含み、前記多孔性外側層は前記外面上に配置され、前記多孔性外側層は、金、白金、銀、これらの合金およびこれらの組み合わせを含む群から選択された組成を含み、前記内側層はパリレン(登録商標)を含む、態様1に記載の医療デバイス。
(態様21)
前記金属構造の壁は、パリレン(登録商標)を含む前記外面上に配置された外側層と、パリレン(登録商標)を含む前記内面上に配置された内側層とを含む、態様1に記載の医療デバイス。
(態様22)
前記金属構造は、開口部を規定する首部を有する、態様1に記載の医療デバイス。
(態様23)
前記首部の壁厚さは約3μm〜約180μmである、態様22に記載の医療デバイス。
(態様24)
前記首部の長さは0.5mm〜60mmである、態様22に記載の医療デバイス。
(態様25)
前記首部は、直径が約0.25mm〜約2mmである開口部を規定し、これにより、前記開口部により、前記金属構造の前記空洞内への流体移動が可能となる、態様22に記載の医療デバイス。
(態様26)
前記首部は、前記金属構造の前記空洞内へ延びるかまたは前記金属構造から離隔方向に延び得る、態様22に記載の医療デバイス。
(態様27)
前記金属構造は、折り畳まれて1つ以上のプリーツを形成した後、圧縮される、態様1に記載の医療デバイス。
(態様28)
前記金属構造は、ヒト患者内において少なくとも部分的に拡張される、態様1に記載の医療デバイス。
(態様29)
前記金属構造の内壁によって規定された前記空洞は、前記内壁と接触する材料によって少なくとも部分的に充填される、態様28に記載の医療デバイス。
(態様30)
前記充填材料は、流体、液体、気体、固体またはこれらの組み合わせからなる群から選択される、態様29に記載の医療デバイス。
(態様31)
前記金属構造の前記内壁によって規定された前記空洞は、支持構造によって少なくとも部分的に充填される、態様28〜30のいずれか1項に記載の医療デバイス。
(態様32)
前記支持構造は、金属コイルもしくはワイヤ、ポリマーコイルもしくはワイヤ、金属もしくはポリマー性の伸張性構造、ビーズ、ボール、ミクロスフェア、ラジアル拡張可能な材料、またはこれらの組み合わせからなる群から選択される、態様31に記載の医療デバイス。
(態様33)
前記金属構造の外面は複数の突起を含み、前記複数の突起は直線状または分岐状である、態様1に記載の医療デバイス。
(態様34)
前記突起の長さは0.01μm〜約157μmである、態様33に記載の医療デバイス。
(態様35)
前記突起はニチノールまたは繊維を含む、態様33に記載の医療デバイス。
(態様36)
前記カテーテルは、
ルーメンを規定する円筒状部材であって、前記円筒状部材は近位および遠位端を有し、前記カテーテルは、前記近位端にある流体源からの流体を前記遠位端にある前記金属構造の前記空洞内へと送達させるような寸法にされる、円筒状部材、
を含む、態様1に記載の医療デバイス。
(態様37)
前記カテーテルは第2の円筒状部材を含み、前記第2の円筒状部材はルーメンを規定し、前記ルーメンは、誘導部材またはガイドワイヤの通過を可能にするような寸法にされる、態様36に記載の医療デバイス。
(態様38)
前記カテーテルは、誘導部材またはガイドワイヤの通過を可能にするような寸法にされたルーメンを規定する円筒状部材を含まない、態様36に記載の医療デバイス。
(態様39)
前記カテーテルの壁は、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、または
ポリテトラフルオロエチレン(テフロン(登録商標))およびこれらの組み合わせからなる群から選択された材料を含む、態様36に記載の医療デバイス。
(態様40)
前記カテーテルの壁は、1つ以上の金属コイル、金属ブレードまたはこれらの組み合わせを含む、態様39に記載の医療デバイス。
(態様41)
前記金属コイル、金属ブレードまたはこれらの組み合わせは、ステンレススチールまたはニチノールを含む、態様40に記載の医療デバイス。
(態様42)
前記カテーテルのルーメンは、前記カテーテルの前記近位端にある流体源からの流体が前記遠位端にある前記金属構造の前記空洞内へと移動することを可能にするように構成され、栓塞子またはマンドレルを含むかまたは前記栓塞子またはマンドレルに合わせた寸法にされる、態様36に記載の医療デバイス。
(態様43)
前記栓塞子またはマンドレルはワイヤである、態様42に記載の医療デバイス。
(態様44)
前記金属構造は、前記カテーテルの前記栓塞子またはマンドレルのうち少なくとも一部へと圧縮される、態様42に記載の医療デバイス。
(態様45)
前記金属構造は、前記カテーテルのうち少なくとも一部へと圧縮される、態様1に記載の医療デバイス。
(態様46)
前記医療デバイスはコンポーネントを含み、前記コンポーネントは、前記カテーテルおよび前記拡張状態の金属構造を分離させるように構成される、態様1に記載の医療デバイス。
(態様47)
前記コンポーネントは、電解による前記金属構造の一部の溶解によって分離を発生させるように構成される、態様46に記載の医療デバイス。
(態様48)
前記金属構造の首部の一部が溶解される、態様47に記載の医療デバイス。
(態様49)
前記コンポーネントは、前記金属構造と前記カテーテルとの間の溶接または半田のうち少なくとも一部を電解方法によって溶解させることにより、分離を発生させるように構成される、態様46に記載の医療デバイス。
(態様50)
前記コンポーネントは、前記拡張状態の金属構造のうち一部を切断または破断することにより分離を発生させるように構成される、態様46に記載の医療デバイス。
(態様51)
前記金属構造の首部の一部は切断または破断される、態様50に記載の医療デバイス。
(態様52)
前記コンポーネントは、前記金属構造と前記カテーテルとの間の接着ボンドを加熱および溶融させることにより分離を発生させるように構成される、態様46に記載の医療デバイス。
(態様53)
前記金属構造は、前記カテーテルの前記遠位部分へ摩擦保持される、態様1に記載の医療デバイス。
(態様54)
前記カテーテル中に真空が存在する、態様53に記載の医療デバイス。
(態様55)
前記金属構造は、弾性スリーブまたはラップによって前記カテーテルの前記遠位部分へと保持される、態様53に記載の医療デバイス。
(態様56)
前記金属構造は、弾性スリーブまたはラップによって前記カテーテルの前記遠位部分へと保持され、前記カテーテル中に真空が存在する、態様53に記載の医療デバイス。
(態様57)
前記医療デバイスは、必要としているヒト患者内において前記金属構造を拡張させることが可能なように構成され、前記金属構造の拡張後に前記カテーテルおよび前記金属構造を引き離すことが可能なようにさらに構成される、態様53〜56のいずれか1項に記載の医療デバイス。
(態様58)
前記金属構造は、接着剤またはのりによって前記カテーテルへ取り付けられる、態様1に記載の医療デバイス。
(態様59)
前記医療デバイスは、コンポーネントをさらに含み、前記コンポーネントは、前記金属構造の一部を電解方法によって溶解させることにより前記カテーテルおよび前記拡張状態の金属構造を分離させるように、構成される、態様58に記載の医療デバイス。
(態様60)
前記金属構造の首部の一部が溶解される、態様59に記載の医療デバイス。
(態様61)
前記医療デバイスは、電流を伝送するための絶縁された導電体ワイヤをさらに含み、前記絶縁された導電体ワイヤは、少なくとも前記カテーテルの近位端から少なくとも前記カテーテルの遠位端へと、前記カテーテルの長手方向軸に沿って延びる、態様58〜60のいずれか1項に記載の医療デバイス。
(態様62)
前記絶縁された導電体ワイヤは電解ワイヤである、態様61に記載の医療デバイス。
(態様63)
前記絶縁された導電体ワイヤの一部は、前記カテーテルの壁内、前記カテーテルの外面上または前記カテーテルのルーメン内に配置される、態様61に記載の医療デバイス。
(態様64)
前記金属構造の外面は、絶縁性物質でコーティングされる、態様59に記載の医療デバイス。
(態様65)
前記金属構造の内面は、絶縁性物質でコーティングされる、態様59に記載の医療デバイス。
(態様66)
前記金属構造の内面および外面は、絶縁性物質でコーティングされる、態様59に記載の医療デバイス。
(態様67)
前記金属構造のうち少なくとも一部は、コーティングされていないかまたは非絶縁性である、態様64〜66のいずれか1項に記載の医療デバイス。
(態様68)
前記金属構造の首部のうち少なくとも一部は、コーティングされていないかまたは非絶縁性である、態様64〜66のいずれか1項に記載の医療デバイス。
(態様69)
前記医療デバイスは、コンポーネントをさらに含み、前記コンポーネントは、前記拡張状態の金属構造のうち一部を切断または破断することにより前記カテーテルおよび前記拡張状態の金属構造を分離させるように、構成される、態様58に記載の医療デバイス。
(態様70)
前記金属構造の首部の一部は、切断または破断される、態様69に記載の医療デバイス。
(態様71)
材料のループをさらに含む、態様58および70に記載の医療デバイス。
(態様72)
前記材料のループは、ワイヤ、ポリマーストランド、フィラメント、ストリング、スレッドまたはスネアを含む、態様71に記載の医療デバイス。
(態様73)
前記拡張状態の金属構造を切断するように構成された1つ以上の刃部をさらに含む、態様58および70に記載の医療デバイス。
(態様74)
前記医療デバイスは、コンポーネントをさらに含み、前記コンポーネントは、前記金属構造と前記カテーテルとの間の接着ボンドを加熱および溶融させることにより、前記カテーテルおよび前記拡張状態の金属構造を分離させるように構成される、態様58に記載の医療デバイス。
(態様75)
電流を受容可能な抵抗発熱体をさらに含む、態様58および74に記載の医療デバイス。
(態様76)
前記医療デバイスは、電流を伝送するための絶縁された導電体ワイヤをさらに含み、前記絶縁された導電体ワイヤは、少なくとも前記カテーテルの近位端から少なくとも前記カテーテルの遠位端へと、前記カテーテルの長手方向軸に沿って延びる、態様75に記載の医療デバイス。
(態様77)
前記金属構造は、溶接または半田によって前記カテーテルへと取り付けられる、態様1に記載の医療デバイス。
(態様78)
前記医療デバイスは、コンポーネントをさらに含み、前記コンポーネントは、前記金属構造の一部を電解方法によって溶解させることにより前記カテーテルおよび前記拡張状態の金属構造を分離させるように、構成される、態様77に記載の医療デバイス。
(態様79)
前記金属構造の首部の一部が溶解される、態様78に記載の医療デバイス。
(態様80)
前記医療デバイスは、コンポーネントをさらに含み、前記コンポーネントは、前記金属構造と前記カテーテルとの間の溶接または半田のうち少なくとも一部を電解方法によって溶解させることにより、前記カテーテルおよび前記拡張状態の金属構造を分離させるように構成される、態様77に記載の医療デバイス。
(態様81)
前記医療デバイスは、電流を伝送するための絶縁された導電体ワイヤをさらに含み、前記絶縁された導電体ワイヤは、少なくとも前記カテーテルの近位端から少なくとも前記カテーテルの遠位端へと、前記カテーテルの長手方向軸に沿って延びる、態様78〜80のいずれか1項に記載の医療デバイス。
(態様82)
前記絶縁された導電体ワイヤは電解ワイヤである、態様81に記載の医療デバイス。
(態様83)
前記絶縁された導電体ワイヤの一部は、前記カテーテルの壁内、前記カテーテルの外面上または前記カテーテルのルーメン内に配置される、態様81に記載の医療デバイス。
(態様84)
前記金属構造の外面は、絶縁性物質でコーティングされる、態様78〜80のいずれか1項に記載の医療デバイス。
(態様85)
前記金属構造の内面は、絶縁性物質でコーティングされる、態様78〜80のいずれか1項に記載の医療デバイス。
(態様86)
前記金属構造の内面および外面は、絶縁性物質でコーティングされる、態様78〜80のいずれか1項に記載の医療デバイス。
(態様87)
前記溶接または半田のうち少なくとも一部は、コーティングされていないかまたは非絶縁性である、態様78〜80のいずれか1項に記載の医療デバイス。
(態様88)
前記金属構造の首部のうち少なくとも一部は、コーティングされていないかまたは非絶縁性である、態様78〜80のいずれか1項に記載の医療デバイス。
(態様89)
前記医療デバイスは、コンポーネントをさらに含み、前記コンポーネントは、前記拡張状態の金属構造のうち一部を切断または破断することにより、前記カテーテルおよび前記拡張状態の金属構造を分離させるように構成される、態様77に記載の医療デバイス。
(態様90)
前記金属構造の首部の一部は切断または破断される、態様89に記載の医療デバイス。
(態様91)
材料のループをさらに含む、態様77および89に記載の医療デバイス。
(態様92)
前記材料のループは、ワイヤ、ポリマーストランド、フィラメント、ストリング、スレッドまたはスネアを含む、態様91に記載の医療デバイス。
(態様93)
前記拡張状態の金属構造を切断するように構成された1つ以上の刃部をさらに含む、態様77および89に記載の医療デバイス。
(態様94)
前記金属構造は、噛み合い部分の物理的結合によって前記カテーテルへ取り付けられる、態様1に記載の医療デバイス。
(態様95)
前記医療デバイスは、コンポーネントをさらに含み、前記コンポーネントは、コンポーネントの作動により前記カテーテルおよび前記拡張状態の金属構造を分離させるように構成される、態様94に記載の医療デバイス。
(態様96)
前記医療デバイスは、クランプをさらに含み、前記クランプは、前記カテーテルと前記金属構造との間の結合を分離させるように作動することが可能である、態様94および95に記載の医療デバイス。
(態様97)
前記医療デバイスは、ワイヤ、ポリマーストランド、フィラメント、ストリング、スレッドまたはスネアをさらに含み、前記ワイヤ、ポリマーストランド、フィラメント、ストリング、スレッドまたはスネアを牽引することにより、前記金属構造と前記カテーテルとの間の結合を分離するかまたは前記金属構造および前記カテーテルを引き離すことが可能になる、態様94および95に記載の医療デバイス。
(態様98)
医療デバイスであって、
圧縮状態の中空金属構造であって、前記中空金属構造は、拡張状態になったとき、単一のローブを含み、前記金属構造は壁を有し、前記壁は、空洞を規定する内面と、外面とを有し、前記壁内に規定された開口部により、前記圧縮状態の中空金属構造の空洞内への流体移動が可能となる、中空金属構造と、
ルーメンを規定する円筒状部材によって前記圧縮状態の中空金属構造へ取り付けられたカテーテルであって、前記円筒状部材は近位および遠位端を有し、前記カテーテルは、前記近位端にある流体源からの流体を前記遠位端にある前記圧縮状態の中空金属構造の空洞内へと送達するような寸法にされ、前記カテーテルからの流体が前記空洞内へと移動すると、前記中空金属構造が拡張する、カテーテルと、
を含み、
前記圧縮状態の中空金属構造および前記カテーテルは、接着ボンド、半田または溶接を用いずに摩擦によって連結され、前記中空金属構造および前記カテーテルは、前記拡張状態の中空金属構造および前記カテーテルを引き離すことが可能なように構成される、
医療デバイス。
(態様99)
前記拡張状態の金属構造の形態は円筒状であり、平坦または曲線状の対向端部を含む、態様98に記載の医療デバイス。
(態様100)
前記金属構造の拡張時直径は約2mm〜約30mmである、態様98に記載の医療デバイス。
(態様101)
前記金属構造の拡張時長さは約5mm〜約60mmである、態様98に記載の医療デバイス。
(態様102)
前記金属構造の壁厚さは約3μm〜約180μmである、態様98に記載の医療デバイス。
(態様103)
前記金属構造は、直径が約0.01μm〜約100μmである複数の孔を含む、態様98に記載の医療デバイス。
(態様104)
前記金属構造は、長さが0.01μm〜約177μmである複数の突起を含む外側層を有する、態様98に記載の医療デバイス。
(態様105)
前記金属構造の壁は、前記内面上に配置された内側層を含み、前記内側層は、ポリマー、プラスチック、ラテックス、ゴム、エラストマー、繊維材料、パリレン(登録商標)およびこれらの組み合わせからなる群から選択された材料を含む、態様98に記載の医療デバイス。
(態様106)
前記金属構造は、開口部を規定する首部を有する、態様98に記載の医療デバイス。
(態様107)
前記金属構造の前記首部は、弾性スリーブまたはラップによって前記カテーテルの遠位端へと固定される、態様106に記載の医療デバイス。
(態様108)
前記カテーテルおよび前記拡張状態の中空金属構造を引き離すことにより、前記拡張状態の金属構造および前記カテーテルを分離させることができる、態様98および107に記載の医療デバイス。
(態様109)
医療デバイスであって、
圧縮状態の中空金属構造であって、前記中空金属構造は、拡張状態になると、単一の、ローブを含み、前記金属構造は壁を有し、前記壁は、空洞を規定する内面と、外面とを有し、前記壁内に規定された開口部により、前記圧縮状態の中空金属構造の空洞内への流体移動が可能になる、中空金属構造と、
ルーメンを規定する円筒状部材によって前記圧縮状態の中空金属構造へ取り付けられたカテーテルであって、前記円筒状部材は近位および遠位端を有し、前記カテーテルは、前記近位端にある流体源からの流体を前記遠位端にある前記圧縮状態の中空金属構造の空洞内へと送達するような寸法にされ、前記カテーテルからの流体が前記空洞内へと移動すると、前記中空金属構造が拡張する、カテーテルと、
前記拡張状態の中空金属構造および前記カテーテルを分離させるように構成されたコンポーネントであって、前記コンポーネントが作動すると、前記拡張状態の中空金属構造のうち一部が切断または破断され、その結果、前記拡張状態の中空金属構造と前記カテーテルとが分離される、コンポーネントと、
を含む、医療デバイス。
(態様110)
前記拡張状態の金属構造の形態は円筒状であり、平坦または曲線状の対向端部を備える、態様109に記載の医療デバイス。
(態様111)
前記金属構造の拡張時直径は約2mm〜約30mmである、態様109に記載の医療デバイス。
(態様112)
前記金属構造の拡張時長さは約5mm〜約60mmである、態様109に記載の医療デバイス。
(態様113)
前記金属構造の壁厚さは、約3μm〜約180μmである、態様109に記載の医療デバイス。
(態様114)
前記金属構造は、直径が0.01μm〜約100μmである複数の孔を含む外側層を有する、態様109に記載の医療デバイス。
(態様115)
前記金属構造は、長さが0.01μm〜約177μmである複数の突起を備えた外側層を有する、態様109に記載の医療デバイス。
(態様116)
前記金属構造の壁は、前記内面上に配置された内側層を含み、前記内側層は、ポリマー、プラスチック、ラテックス、ゴム、エラストマー、繊維材料、パリレン(登録商標)およびこれらの組み合わせからなる群から選択された材料を含む、態様109に記載の医療デバイス。
(態様117)
前記中空金属構造は、開口部を規定する首部を有する、態様109に記載の医療デバイス。
(態様118)
前記金属構造の首部部分は、切断または破断される、態様117に記載の医療デバイス。
(態様119)
前記コンポーネントは材料のループである、態様109に記載の医療デバイス。
(態様120)
前記材料のループは、ワイヤ、ポリマーストランド、フィラメント、ストリング、スレッドまたはスネアを含む、態様119に記載の医療デバイス。
(態様121)
前記コンポーネントは1つ以上の刃部を含む、態様109に記載の医療デバイス。
(態様122)
医療デバイスであって、
圧縮状態の中空金属構造であって、前記中空金属構造は、拡張状態になったとき、単一のローブを含み、前記金属構造は壁を有し、前記壁は、空洞を規定する内面と、外面とを有し、前記壁内に規定された開口部により、前記圧縮状態の中空金属構造の空洞内への流体移動が可能となる、中空金属構造と、
ルーメンを規定する円筒状部材によって前記圧縮状態の中空金属構造へ取り付けられたカテーテルであって、前記円筒状部材は近位および遠位端を有し、前記カテーテルは、前記近位端にある流体源からの流体を前記遠位端にある前記圧縮状態の中空金属構造の空洞へと送達するような寸法にされ、前記カテーテルからの流体が前記空洞内へと移動すると、前記中空金属構造が拡張する、カテーテルと、
前記拡張状態の中空金属構造および前記カテーテルを分離させるためのコンポーネントであって、前記コンポーネントは、電解による前記金属構造の一部の溶解によって分離を発生させるように構成される、これにより、前記拡張状態の中空金属構造および前記カテーテルが分離される、コンポーネントと、
を含む、医療デバイス。
(態様123)
前記拡張状態の金属構造の形態は円筒状であり、平坦または曲線状の対向端部を備える、態様122に記載の医療デバイス。
(態様124)
前記金属構造の拡張時直径は約2mm〜約30mmである、態様122に記載の医療デバイス。
(態様125)
前記金属構造の拡張時長さは約5mm〜約60mmである、態様122に記載の医療デバイス。
(態様126)
前記金属構造の壁厚さは約3μm〜約180μmである、態様122に記載の医療デバイス。
(態様127)
前記金属構造は、直径が5μm〜約100μmである複数の孔を含む外側層を有する、態様122に記載の医療デバイス。
(態様128)
前記金属構造は、長さが0.01μm〜約57μmである複数の突起を備えた外側層を有する、態様122に記載の医療デバイス。
(態様129)
前記金属構造の壁は、前記内面上に配置された内側層を含み、前記内側層は、ポリマー、プラスチック、ラテックス、ゴム、エラストマー、繊維材料、パリレン(登録商標)およびこれらの組み合わせからなる群から選択された材料を含む、態様122に記載の医療デバイス。
(態様130)
前記金属構造の首部の一部が溶解される、態様122に記載の医療デバイス。
(態様131)
前記医療デバイスは、電流を伝送するための絶縁された導電体ワイヤを含み、前記絶縁された導電体ワイヤは、少なくとも前記カテーテルの近位端から少なくとも前記カテーテルの遠位端へと、前記カテーテルの長手方向軸に沿って延びる、態様122および130に記載の医療デバイス。
(態様132)
前記絶縁された導電体ワイヤは電解ワイヤである、態様131に記載の医療デバイス。
(態様133)
前記絶縁された導電体ワイヤの一部は、前記カテーテルの壁内、前記カテーテルの外面上または前記カテーテルのルーメン内に配置される、態様131に記載の医療デバイス。
(態様134)
医療デバイスであって、
圧縮状態の中空金属構造であって、前記中空金属構造は、拡張状態になると、単一のローブを含み、前記金属構造は壁を有し、前記壁は、空洞を規定する内面と、外面とを有し、前記壁内に規定された開口部により、前記圧縮状態の中空金属構造の空洞内への流体移動が可能となる、中空金属構造と、
前記金属構造と前記カテーテルとの間の溶接または半田によって前記圧縮状態の中空金属構造へと取り付けられたカテーテルであって、前記カテーテルは、ルーメンを規定する円筒状部材を有し、前記円筒状部材は近位および遠位端を有し、前記カテーテルは、前記近位端にある流体源からの流体を前記遠位端にある前記圧縮状態の中空金属構造の空洞内へと送達するような寸法にされ、前記カテーテルからの流体が前記空洞内へと移動すると、前記中空金属構造が拡張する、カテーテルと、
前記拡張状態の中空金属構造および前記カテーテルを分離させるためのコンポーネントであって、前記コンポーネントは、前記金属構造と前記カテーテルとの間の溶接または半田を電解により溶解させることにより分離させるように構成され、その結果、前記拡張状態の中空金属構造および前記カテーテルが分離される、コンポーネントと、
を含む、医療デバイス。
(態様135)
前記拡張状態の金属構造の形態は円筒状であり、平坦または曲線状の対向端部を備える、態様134に記載の医療デバイス。
(態様136)
前記金属構造の拡張時直径は約2mm〜約30mmである、態様134に記載の医療デバイス。
(態様137)
前記金属構造の拡張時長さは、約5mm〜約60mmである、態様134に記載の医療デバイス。
(態様138)
前記金属構造の壁厚さは、約3μm〜約180μmである、態様134に記載の医療デバイス。
(態様139)
前記金属構造は、直径が5μm〜約100μmである複数の孔を備える外側層を有する、態様134に記載の医療デバイス。
(態様140)
前記金属構造は、長さが0.01μm〜約177μmである複数の突起を備える外側層を有する、態様134に記載の医療デバイス。
(態様141)
前記金属構造の壁は、前記内面上に配置された内側層を含み、前記内側層は、ポリマー、プラスチック、ラテックス、ゴム、エラストマー、繊維材料、パリレン(登録商標)およびこれらの組み合わせからなる群から選択された材料を含む、態様134に記載の医療デバイス。
(態様142)
前記医療デバイスは、電流を伝送するための絶縁された導電体ワイヤを含み、前記絶縁された導電体ワイヤは、少なくとも前記カテーテルの近位端から少なくとも前記カテーテルの遠位端へと、前記カテーテルの長手方向軸に沿って延びる、態様134に記載の医療デバイス。
(態様143)
前記絶縁された導電体ワイヤは電解ワイヤである、態様142に記載の医療デバイス。
(態様144)
前記絶縁された導電体ワイヤの一部は、前記カテーテルの壁内、前記カテーテルの外面上または前記カテーテルのルーメン内に配置される、態様142に記載の医療デバイス。
(態様145)
医療デバイスであって、
取り付けられた圧縮状態の中空金属構造であって、前記中空金属構造は、拡張状態になると、単一のローブを含み、前記金属構造は壁を有し、前記壁は、空洞を規定する内面と、外面とを含み、前記壁内に規定された開口部により、前記圧縮状態の中空金属構造の空洞内への流体移動が可能となる、中空金属構造と、
接着ボンドにより前記圧縮状態の中空金属構造へ取り付けられたカテーテルであって、前記カテーテルは、ルーメンを規定する円筒状部材を有し、前記円筒状部材は近位および遠位端を有し、前記カテーテルは、前記近位端にある流体源からの流体を前記遠位端にある前記圧縮状態の中空金属構造の空洞内へと送達するような寸法にされ、前記カテーテルからの流体が前記空洞内へと移動すると、前記中空金属構造が拡張する、カテーテルと、
前記拡張状態の中空金属構造および前記カテーテルを分離させるためのコンポーネントであって、前記コンポーネントは、前記金属構造と前記カテーテルとの間の接着ボンドを加熱および溶融させることにより分離を発生させるように構成される、コンポーネントと、
を含む、医療デバイス。
(態様146)
前記拡張状態の金属構造の形態は円筒状であり、平坦または曲線状の対向端部を備える、態様145に記載の医療デバイス。
(態様147)
前記金属構造の拡張時直径は約2mm〜約30mmである、態様145に記載の医療デバイス。
(態様148)
前記金属構造の拡張時長さは約5mm〜約60mmである、態様145に記載の医療デバイス。
(態様149)
前記金属構造の壁厚さは約3μm〜約180μmである、態様145に記載の医療デバイス。
(態様150)
前記金属構造は、直径が0.01μm〜約100μmである複数の孔を備える外側層を有する、態様145に記載の医療デバイス。
(態様151)
前記金属構造は、長さが0.01μm〜約177μmである複数の突起を備えた外側層を有する、態様145に記載の医療デバイス。
(態様152)
前記金属構造の壁は、前記内面上に配置された内側層を含み、前記内側層は、ポリマー、プラスチック、ラテックス、ゴム、エラストマー、繊維材料、パリレン(登録商標)およびこれらの組み合わせからなる群から選択された材料を含む、態様145に記載の医療デバイス。
(態様153)
電流を受容可能な抵抗発熱体をさらに含む、態様145に記載の医療デバイス。
(態様154)
電流を伝送するための絶縁された導電体ワイヤをさらに含み、前記絶縁された導電体ワイヤは、少なくとも前記カテーテルの近位端から少なくとも前記カテーテルの遠位端へと、前記カテーテルの長手方向軸に沿って延びる、態様153に記載の医療デバイス。
(態様155)
医療デバイスであって、
カテーテルと、
内面および外面を含む壁を有する前記カテーテルに取り付けられたブロックステントであって、前記内面は空洞を規定し、前記壁厚さは3μm〜約180μmである、ブロックステントと、
を含む、医療デバイス。
(態様156)
拡張状態の
前記ブロックステントの形態は円筒状であり、平坦または曲線状の対向端部を備える、態様155に記載の医療デバイス。
(態様157)
前記ブロックステントの拡張時直径は約2mm〜約30mmである、態様155に記載の医療デバイス。
(態様158)
前記ブロックステントの拡張時長さは約5mm〜約60mmである、態様155に記載の医療デバイス。
(態様159)
前記ブロックステントは、前記壁の外面上に配置された多孔性外側層を含む、態様155に記載の医療デバイス。
(態様160)
前記多孔性層は、直径が約0.01μm〜約100μmである複数の孔を含む、態様159に記載の医療デバイス。
(態様161)
前記ブロックステントの外面は、複数の突起を含む、態様155に記載の医療デバイス。
(態様162)
前記突起の長さは、0.01μm〜約57μmである、態様161に記載の医療デバイス。
(態様163)
前記金属構造の壁は、前記内面上に配置された内側層を含み、前記内側層は、ポリマー、プラスチック、ラテックス、ゴム、エラストマー、繊維材料、パリレン(登録商標)およびこれらの組み合わせからなる群から選択された材料を含む、態様155に記載の医療デバイス。
(態様164)
医療デバイスであって、
壁を有するブロックステントであって、前記壁は内面および外面を含み、前記内面は空洞を規定し、前記壁厚さは3μm〜約180μmである、ブロックステントと、
流体を伝送させることが可能なルーメンを含むカテーテルであって、前記カテーテルは、前記ブロックステントに取り付けられた遠位端と、近位端とを有し、前記近位端は、流体源へ接続可能であり、流体が前記カテーテルのルーメンを通じて前記ブロックステントの空洞内へと流入することが可能なように構成される、カテーテルと、
を含む、医療デバイス。
(態様165)
拡張状態の
前記ブロックステントの形態は円筒状であり、平坦または曲線状の対向端部を備える、態様164に記載の医療デバイス。
(態様166)
拡張状態の前記ブロックステントの拡張時直径は約2mm〜約30mmである、態様164に記載の医療デバイス。
(態様167)
前記ブロックステントの拡張時長さは約5mm〜約60mmである、態様164に記載の医療デバイス。
(態様168)
前記ブロックステントは、前記壁の外面上に配置された多孔性外側層を有する、態様164に記載の医療デバイス。
(態様169)
前記多孔性外側層は、直径が約0.01μm〜約100μmである複数の孔を有する、態様168に記載の医療デバイス。
(態様170)
前記ブロックステントの外面は、複数の突起を含む。態様164に記載の医療デバイス。
(態様171)
前記突起の長さは0.01μm〜約177μmである、態様170に記載の医療デバイス。
(態様172)
前記ブロックステントの壁は、前記内面上に配置された内側層を含み、前記内側層を形成するために用いられる材料は、ポリマー、プラスチック、ゴム、ラテックス、エラストマー、パリレン(登録商標)およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、態様164に記載の医療デバイス。
(態様173)
医療デバイスであって、
壁を有するブロックステントであって、前記壁は、内面と、外面と、開口部を規定する首部とを有し、前記内面は空洞を規定し、壁厚さは3μm〜約180μmであり、前記開口部により、前記ブロックステントの空洞中への流体流入が可能となる、ブロックステントと、
流体を伝送させることが可能なルーメンを含むカテーテルであって、前記カテーテルは、前記ブロックステントへ摩擦嵌めされた遠位端と、流体源へ接続可能な近位端とを有し、前記カテーテルのルーメンを通じて流体を前記ブロックステントの空洞中へと移動させることが可能なように構成される、カテーテルと、
を含む、医療デバイス。
(態様174)
拡張状態の
前記ブロックステントの形態は円筒状であり、平坦または曲線状の対向端部を備える、態様173に記載の医療デバイス。
(態様175)
前記ブロックステントの拡張時直径は約2mm〜約30mmである、態様173に記載の医療デバイス。
(態様176)
前記ブロックステントの拡張時直径は約5mm〜約60mmである、態様173に記載の医療デバイス。
(態様177)
前記ブロックステントは、前記壁の外面上に配置された多孔性外側層を有する、態様173に記載の医療デバイス。
(態様178)
前記多孔性外側層は、直径が約0.01μm〜約100μmである複数の孔を有する、態様177に記載の医療デバイス。
(態様179)
前記ブロックステントの外面は、複数の突起を含む、態様173の医療デバイス。
(態様180)
前記突起の長さは0.01μm〜約177μmである、態様179に記載の医療デバイス。
(態様181)
前記ブロックステントの壁は、前記内面上に配置された内側層を含み、前記内側層を形成するために用いられる材料は、ポリマー、プラスチック、ラテックス、ゴム、エラストマー、繊維材料、パリレン(登録商標)およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、態様173に記載の医療デバイス。
(態様182)
弾性スリーブまたはラップは、前記カテーテルと前記ブロックステントとの間の前記摩擦嵌めの一部を形成する、態様173に記載の医療デバイス。
(態様183)
医療デバイスであって、
壁を有するブロックステントであって、前記壁は、内面および外面を含み、前記内面によって空洞が規定され、壁厚さは3μm〜約180μmであり、前記壁によって規定された開口部により、前記ブロックステントの空洞中への流体流入が可能となる、ブロックステントと、
流体を伝送させることが可能なルーメンを含むカテーテルであって、前記ルーメンは前記ブロックステントへと取り付けられ、前記カテーテルの遠位端は、溶接または半田によって前記ブロックステントへと取り付けられ、前記カテーテルの近位端は、流体源へと接続可能であり、前記カテーテルは、前記カテーテルのルーメンを通じて流体を前記ブロックステントの空洞内へと移動させることが可能なように構成される、カテーテルと、
電流を伝送するための絶縁された導電性ワイヤであって、前記絶縁された導電性ワイヤは、少なくとも前記カテーテルの近位端から少なくとも前記カテーテルの遠位端へと、前記カテーテルの長手方向軸に沿って延び、前記ブロックステントと前記カテーテルとの間の溶接または半田へと電気的に連結される、絶縁された導電性ワイヤと、
を含む、医療デバイス。
(態様184)
拡張状態の
前記ブロックステントの形態は円筒状であり、平坦または曲線状の対向端部を備える、態様183に記載の医療デバイス。
(態様185)
前記ブロックステントの拡張時直径は約2mm〜約30mmである、態様183に記載の医療デバイス。
(態様186)
前記ブロックステントの拡張時長さは約5mm〜約60mmである、態様183に記載の医療デバイス。
(態様187)
前記ブロックステントは、前記壁の外面上に配置された多孔性外側層を有する、態様183に記載の医療デバイス。
(態様188)
前記多孔性外側層は、直径が約0.01μm〜約100μmである複数の孔を有する、態様187に記載の医療デバイス。
(態様189)
前記ブロックステントの外面は、複数の突起を含む、態様183に記載の医療デバイス。
(態様190)
前記突起の長さは0.01μm〜約177μmである、態様189に記載の医療デバイス。
(態様191)
前記ブロックステントの壁は、前記内面上に配置された内側層を含み、前記内側層を形成するために用いられる材料は、ポリマー、プラスチック、ラテックス、ゴム、エラストマー、繊維材料、パリレン(登録商標)およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、態様183に記載の医療デバイス。
(態様192)
前記絶縁された導電性ワイヤは電解ワイヤである、態様183に記載の医療デバイス。
(態様193)
前記医療デバイスの構成は、前記ブロックステントがヒト患者内において拡張状態となったとき、前記電解ワイヤ中の電気通過に起因して前記溶接または半田のうち少なくとも一部を溶解させることができ、その結果前記拡張状態のブロックステントと前記カテーテルとが分離するような構成である、態様183に記載の医療デバイス。
(態様194)
医療デバイスであって、
壁を有するブロックステントであって、前記壁は、内面および外面を含み、前記内面は空洞を規定し、壁厚さは3μm〜約180μmであり、前記壁によって規定された開口部により、前記ブロックステントの空洞中への流体流入が可能となる、ブロックステントと、
流体を伝送させることが可能なルーメンを含むカテーテルであって、前記カテーテルの遠位端は、接着剤、溶接または半田によって前記ブロックステントへと接続され、前記カテーテルの近位端は流体源に接続可能であり、前記カテーテルは、前記カテーテルのルーメンを通じて流体が前記ブロックステントの空洞内へと移動することが可能なように構成される、カテーテルと、
電流を伝送するための絶縁された導電性ワイヤであって、前記絶縁された導電性ワイヤは、少なくとも前記カテーテルの近位端から少なくとも前記カテーテルの遠位端へと、前記カテーテルの長手方向軸に沿って延び、前記ブロックステントへと電気的に連結される、絶縁された導電性ワイヤと、
を含む、医療デバイス。
(態様195)
拡張状態の
前記ブロックステントの形態は円筒状であり、平坦または曲線状の対向端部を備える、態様194に記載の医療デバイス。
(態様196)
前記ブロックステントの拡張時直径は約2mm〜約30mmである、態様194に記載の医療デバイス。
(態様197)
前記ブロックステントは、前記壁の外面上に配置された多孔性外側層を有する、態様194に記載の医療デバイス。
(態様198)
前記多孔性外側層は、直径が約0.01μm〜約100μmである複数の孔を有する、態様197に記載の医療デバイス。
(態様199)
前記ブロックステントの外面は、複数の突起を含む、態様194に記載の医療デバイス。
(態様200)
前記突起の長さは0.01μm〜約177μmである、態様199に記載の医療デバイス。
(態様201)
前記ブロックステントの壁は、前記内面上に配置された内側層を含み、前記内側層を形成するために用いられる材料は、ポリマー、プラスチック、ラテックス、ゴム、エラストマー、繊維材料、パリレン(登録商標)およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、態様194に記載の医療デバイス。
(態様202)
前記絶縁された導電性ワイヤは電解ワイヤである、態様194に記載の医療デバイス。
(態様203)
前記医療デバイスの構成は、前記ブロックステントがヒト患者内において拡張状態となったとき、前記電解ワイヤを通過する電気に起因して前記拡張状態のブロックステントの一部を溶解させることができ、その結果、前記拡張状態のブロックステントおよび前記カテーテルを分離させるような構成である、態様194に記載の医療デバイス。
(態様204)
医療デバイスであって、
壁を有するブロックステントであって、前記壁は、内面および外面を備え、前記内面は空洞を規定し、壁厚さは3μm〜約180μmであり、前記壁によって規定された開口部により、前記ブロックステントの空洞中への流体流入が可能となる、ブロックステントと、
流体を伝送させることが可能なルーメンを含むカテーテルであって、前記ルーメンは前記ブロックステントへと取り付けられ、前記カテーテルの遠位端は、接着剤またはのりによって前記ブロックステントへと取り付けられ、前記カテーテルの近位端は流体源へと接続可能であり、前記カテーテルは、前記カテーテルのルーメンを通じて流体が前記ブロックステントの空洞内へと移動可能なように構成される、カテーテルと、
前記ブロックステントの一部を切断または破断することにより拡張状態の
前記ブロックステントを前記カテーテルから分離させるように構成されたコンポーネントと、
を含む、医療デバイス。
(態様205)
前記拡張状態のブロックステントの形態は円筒状であり、平坦または曲線状の対向端部を備える、態様204に記載の医療デバイス。
(態様206)
前記ブロックステントの拡張時直径は約2mm〜約30mmである、態様204に記載の医療デバイス。
(態様207)
前記ブロックステントの拡張時長さは約5mm〜約60mmである、態様204に記載の医療デバイス。
(態様208)
前記ブロックステントは、前記壁の外面上に配置された多孔性外側層を有する、態様204に記載の医療デバイス。
(態様209)
前記多孔性外側層は、直径が約0.01μm〜約100μmである複数の孔を有する、態様208に記載の医療デバイス。
(態様210)
前記ブロックステントの外面は、複数の突起を含み、前記複数の突起は直線状または分岐状である、態様204に記載の医療デバイス。
(態様211)
前記突起の長さは0.01μm〜約177μmである、態様210に記載の医療デバイス。
(態様212)
前記ブロックステントの壁は、前記内面上に配置された内側層を含み、前記内側層を形成するために用いられる材料は、ポリマー、プラスチック、ラテックス、ゴム、エラストマー、繊維材料、パリレン(登録商標)およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、態様204に記載の医療デバイス。
(態様213)
前記コンポーネントは、前記ブロックステントのうち一部を切断または破断することができ、材料の可撓性ループを含む、態様204に記載の医療デバイス。
(態様214)
前記材料のループは、ワイヤ、ポリマーストランド、フィラメント、ストリング、スレッドまたはスネアからなる群から選択される、態様213に記載の医療デバイス。
(態様215)
前記コンポーネントは、前記ブロックステントのうち一部を切断または破断することができ、1つ以上の刃部を含む、態様204に記載の医療デバイス。
(態様216)
血管の内腔の一部を拡張状態のブロックステントで閉塞させる方法であって、前記ブロックステントは、内面を有する壁を備え、前記内面は空洞を規定し、
取り付けられたカテーテルを用いて、圧縮状態のブロックステントを血管の内腔内に位置決めすることと、
前記ブロックステントが拡張状態になるまで、流体源からの流体を前記カテーテルのルーメンを通じて前記圧縮状態のブロックステントの空洞内へ移動させることと、
前記拡張状態のブロックステントを前記カテーテルから分離させることと、
前記カテーテルを前記患者から除去する際、前記拡張状態のブロックステントを前記血管の内腔内に留置することと、
を含む、方法。
(態様217)
前記圧縮状態のブロックステントをガイドカテーテルのルーメンを通じて送ることを含む、態様216に記載の方法。
(態様218)
前記取り付けられたカテーテルは、誘導部材またはガイドワイヤの通過が可能なような寸法にされたルーメンを規定する円筒状部材を含まない、態様216に記載の方法。
(態様219)
誘導部材またはガイドワイヤを用いて前記圧縮状態のブロックステントを前記血管の内腔内に位置決めすることを含み、前記取り付けられたカテーテルは、前記誘導部材またはガイドワイヤの通過が可能なような寸法にされたルーメンを規定する円筒状部材を含む、態様216に記載の方法。
(態様220)
前記拡張状態のブロックステントの外面のうち少なくとも50%、75%または90%が前記血管の内膜表面と接触するように、前記圧縮状態のブロックステントを拡張させることを含む、態様216に記載の方法。
(態様221)
前記血管の内腔のうち少なくとも50%、75%または90%が前記拡張状態のブロックステントで充填されるように、前記圧縮状態のブロックステントを拡張させることを含む、態様216に記載の方法。
(態様222)
前記拡張状態のブロックステントの形態は円筒状であり、平坦または曲線状の対向端部を備える、態様216に記載の方法。
(態様223)
前記ブロックステントの拡張時直径は約2mm〜約30mmである、態様216に記載の方法。
(態様224)
前記ブロックステントの拡張時長さは約5mm〜約60mmである、態様216に記載の方法。
(態様225)
前記ブロックステントは、前記壁の外面上に配置された多孔性外側層を有する、態様216に記載の方法。
(態様226)
前記層は、直径が約0.01μm〜約100μmである複数の孔を含む、態様225に記載の方法。
(態様227)
前記ブロックステントの外面は複数の突起を含み、前記複数の突起は直線状または分岐状である、態様216に記載の方法。
(態様228)
前記突起の長さは0.01μm〜約177μmである、態様227に記載の方法。
(態様229)
前記ブロックステントの壁は、前記内面上に配置された内側層を含み、前記内側層を形成するために用いられる材料は、ポリマー、プラスチック、ラテックス、ゴム、エラストマー、繊維材料、パリレン(登録商標)およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、態様216に記載の方法。
(態様230)
前記カテーテルおよび前記拡張状態のブロックステントを引き離して前記カテーテルと前記拡張状態のブロックステントとの間の摩擦嵌めを終了させることにより、前記カテーテルを前記拡張状態のブロックステントから分離させる、態様216に記載の方法。
(態様231)
前記カテーテルおよび前記拡張状態のブロックステントを引き離して前記カテーテルと前記拡張状態のブロックステントとの間の摩擦嵌めを終了させることにより、前記カテーテルを前記拡張状態のブロックステントから分離させ、前記摩擦嵌めは、前記ブロックステントを前記カテーテルへと保持する弾性スリーブまたはラップによって形成された摩擦嵌めを含む、態様216に記載の方法。
(態様232)
前記カテーテルと前記拡張状態のブロックステントとの間の溶接または半田を電解を用いて溶解させることにより、前記カテーテルを前記拡張状態のブロックステントから分離させる、態様216に記載の方法。
(態様233)
前記カテーテルおよび前記ブロックステントを分離させるのに充分な量および時間にわたって前記溶接または半田に電流を付加することを含む、態様232に記載の方法。
(態様234)
電流を伝送するための絶縁された導電体ワイヤを通じて電流を前記半田または溶接へ伝送することを含み、前記絶縁された導電体ワイヤは、少なくとも前記カテーテルの近位端から少なくとも前記カテーテルの遠位端へと、前記カテーテルの長手方向軸に沿って延びる、態様232に記載の方法。
(態様235)
前記絶縁された導電体ワイヤは電解ワイヤである、態様234に記載の方法。
(態様236)
前記拡張状態のブロックステントのうち一部を電解を用いて溶解させることにより、前記カテーテルを前記拡張状態のブロックステントから分離させる、態様216に記載の方法。
(態様237)
前記拡張状態のブロックステントの首部のうち一部を溶解させる、態様236に記載の方法。
(態様238)
前記カテーテルおよび前記拡張状態のブロックステントを分離させるのに充分な量および時間にわたって前記拡張状態のブロックステントへ電流を付加することを含む、態様236および237に記載の方法。
(態様239)
電流を伝送するための絶縁された導電体ワイヤを通じて前記半田または溶接へ電流を伝送することを含み、前記絶縁された導電体ワイヤは、少なくとも前記カテーテルの近位端から少なくとも前記カテーテルの遠位端へと、前記カテーテルの長手方向軸に沿って延びる、態様238に記載の方法。
(態様240)
前記絶縁された導電体ワイヤは電解ワイヤである、態様239に記載の方法。
(態様241)
前記拡張状態のブロックステントのうち一部を切断または破断することにより、前記カテーテルを前記拡張状態のブロックステントから分離させる、態様216に記載の方法。
(態様242)
前記拡張状態のブロックステントの首部の一部を切断または破断させる、態様241に記載の方法。
(態様243)
前記拡張状態のブロックステントを材料のループで切断することを含む、態様242に記載の方法。
(態様244)
前記材料のループは、ワイヤ、ポリマーストランド、フィラメント、ストリング、スレッドまたはスネアからなる群から選択される、態様243に記載の方法。
(態様245)
前記拡張状態のブロックステントを1つ以上の刃部で切断することを含む、態様242に記載の方法。
(態様246)
前記カテーテルと前記拡張状態のブロックステントとの間の接着ボンドを加熱および溶融させることにより、前記カテーテルを前記拡張状態のブロックステントから分離させる、態様216に記載の方法。
(態様247)
前記接着ボンドに隣接する抵抗発熱体内に電流を通過させることにより、前記接着ボンドを加熱することを含む、態様246に記載の方法。
(態様248)
機械的係合部分を分離させることにより、前記カテーテルを前記拡張状態のブロックステントから分離させる、態様216に記載の方法。
(態様249)
前記カテーテルから分離された後に前記拡張状態のブロックステントの形状を変化させることを含み、前記変化させることは、前記拡張状態のブロックステントの壁のうち少なくとも一部を継続的に変形させる外力を付加することにより、行われる、態様216に記載の方法。
(態様250)
前記外力は、バルーンカテーテルによって付加される、態様249に記載の方法。
(態様251)
血管の内腔の一部を拡張状態のブロックステントで閉塞させる方法であって、前記ブロックステントは壁を有し、前記壁は、多孔性外側層および内面を含み、前記内面は空洞を規定し、
前記ブロックステントのうち少なくとも一部を溶液中に配置するステップであって、前記溶液は、薬剤、薬理活性分子、薬学的組成およびこれらの組み合わせからなる群から選択され、前記溶液は、前記ブロックステントの多孔性外側層中へと移動する、ステップと、
取り付けられたカテーテルを用いて、前記圧縮状態のブロックステントを血管の内腔内に位置決めするステップと、
前記ブロックステントが拡張状態になるまで、流体源からの流体を前記カテーテルのルーメンを通じて前記圧縮状態のブロックステントの空洞内にへと移動させるステップと、
前記拡張状態のブロックステントを前記カテーテルから分離させるステップと、
前記カテーテルを前記患者から除去する際、前記拡張状態のブロックステントを前記血管の内腔内に留置するステップと、
を含む、方法。
(態様252)
前記圧縮状態のブロックステントをガイドカテーテルのルーメンを通じて送ることを含む、態様251に記載の方法。
(態様253)
前記取り付けられたカテーテルは、誘導部材またはガイドワイヤの通過を可能にするような寸法にされたルーメンを規定する円筒状部材を含まない、態様251に記載の方法。
(態様254)
誘導部材またはガイドワイヤを用いて前記圧縮状態のブロックステントを前記血管の内腔内に位置決めすることを含み、前記取り付けられたカテーテルは、誘導部材またはガイドワイヤの通過を可能にするような寸法にされたルーメンを規定する円筒状部材を含む、態様251に記載の方法。
(態様255)
前記取り付けられたカテーテルは、前記誘導部材またはガイドワイヤの通過を可能にするような寸法にされたルーメンを規定する円筒状部材を含む、態様251に記載の方法。
(態様256)
前記拡張状態のブロックステントの外面のうち少なくとも50%、75%または90%が前記血管の内膜表面と接触するように、前記圧縮状態のブロックステントを拡張させることを含む、態様251に記載の方法。
(態様257)
前記治療対象である血管セグメントの内腔のうち少なくとも50%、75%または90%が前記拡張状態のブロックステントによって充填されるように、前記圧縮状態のブロックステントを拡張させることを含む、態様251に記載の方法。
(態様258)
前記拡張状態のブロックステントの形態は円筒状であり、平坦または曲線状の対向端部を備える、態様251に記載の方法。
(態様259)
前記ブロックステントの拡張時直径は約2mm〜約30mmである、態様251に記載の方法。
(態様260)
前記ブロックステントの拡張時長さは約5mm〜約60mmである、態様251に記載の方法。
(態様261)
前記多孔性外側層は、直径が約0.01μm〜約100μmである複数の孔を有する、態様251に記載の方法。
(態様262)
前記ブロックステントの外面は、複数の突起を含む、態様251に記載の方法。
(態様263)
前記突起の長さは0.01μm〜約177μmである、態様262に記載の方法。
(態様264)
前記ブロックステントの壁は、前記内面上に配置された内側層を含み、前記内側層を形成するために用いられる材料は、ポリマー、プラスチック、ラテックス、ゴム、エラストマー、繊維材料、パリレン(登録商標)およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、態様251に記載の方法。
(態様265)
前記カテーテルおよび前記拡張状態のブロックステントを引き離して前記カテーテルと前記拡張状態のブロックステントとの間の摩擦嵌めを終了させることにより、前記カテーテルを前記拡張状態のブロックステントから分離させる、態様251に記載の方法。
(態様266)
前記カテーテルおよび前記拡張状態のブロックステントを引き離して前記カテーテルと前記拡張状態のブロックステントとの間の摩擦嵌めを終了させることにより、前記カテーテルを前記拡張状態のブロックステントから引き離し、前記摩擦嵌めは、前記ブロックステントを前記カテーテルへと保持する弾性スリーブまたはラップによって形成された摩擦嵌めを含む、態様251に記載の方法。
(態様267)
前記カテーテルと前記拡張状態のブロックステントとの間の溶接または半田を電解を用いて溶解させることにより、前記カテーテルを前記拡張状態のブロックステントから分離させる、態様251に記載の方法。
(態様268)
前記カテーテルおよび前記拡張状態のブロックステントを分離させるのに充分な量および時間にわたって前記溶接または半田に電流を付加することを含む、態様267に記載の方法。
(態様269)
絶縁された導電性ワイヤを通じて前記半田または溶接へ電流を伝送することを含み、前記絶縁された導電性ワイヤは、前記カテーテルの長手方向軸に沿って少なくとも前記カテーテルの近位端から少なくとも前記カテーテルの遠位端へと延びる、態様268に記載の方法。
(態様270)
前記絶縁された導電体ワイヤは電解ワイヤである、態様269に記載の方法。
(態様271)
前記拡張状態のブロックステントのうち一部を電解を用いて溶解させることにより、前記カテーテルを前記拡張状態のブロックステントから分離させる、態様251に記載の方法。
(態様272)
前記拡張状態のブロックステントの首部の一部を溶解させる、態様271に記載の方法。
(態様273)
前記カテーテルおよび前記ブロックステントを分離させるのに充分な量および時間にわたって電流を前記拡張状態のブロックステントに付加することを含む、態様271および272に記載の方法。
(態様274)
絶縁された導電性ワイヤを通じて電流を前記拡張状態のブロックステントへと伝送することを含み、前記絶縁された導電性ワイヤは、前記カテーテルの長手方向軸に沿って少なくとも前記カテーテルの近位端から少なくとも前記カテーテルの遠位端へと延びる、態様271に記載の方法。
(態様275)
前記絶縁された導電体ワイヤは電解ワイヤである、態様274に記載の方法。
(態様276)
前記拡張状態のブロックステントのうち一部を切断または破断させることにより、前記カテーテルを前記拡張状態のブロックステントから分離させる、態様251に記載の方法。
(態様277)
前記拡張状態のブロックステントの首部の一部を切断または破断させる、態様276に記載の方法。
(態様278)
前記ブロックステントを材料のループで切断することを含む、態様277に記載の方法。
(態様279)
前記材料のループは、ワイヤ、ポリマーストランド、フィラメント、ストリング、スレッドまたはスネアからなる群から選択される、態様278に記載の方法。
(態様280)
前記ブロックステントを1つ以上の刃部で切断することを含む、態様277に記載の方法。
(態様281)
前記カテーテルと前記拡張状態のブロックステントとの間の接着ボンドを加熱および溶融させることにより、前記カテーテルを前記拡張状態のブロックステントから分離させる、態様251に記載の方法。
(態様282)
前記接着ボンドに隣接する抵抗発熱体内に電流を通過させることにより、前記接着ボンドを加熱することを含む、態様281に記載の方法。
(態様283)
機械的係合部分を分離させることにより、前記カテーテルを前記拡張状態のブロックステントから分離させる、態様251に記載の方法。
(態様284)
前記拡張状態のブロックステントの壁のうち少なくとも一部を継続的に変形させる外力を付加することにより、前記カテーテルから分離された後の前記拡張状態のブロックステントの形状を変化させることを含む、態様251に記載の方法。
(態様285)
前記外力は、バルーンカテーテルによって付加される、態様284に記載の方法。
(態様286)
血管の内腔内に配置された拡張状態のブロックステントであって、前記拡張状態のブロックステントは、金属壁を含み、前記金属壁は外面および内面を含み、前記ブロックステントは、円筒状であり、平坦状または曲線状の対向端部を有する、拡張状態のブロックステント。
(態様287)
前記壁は、金、白金、銀、これらの合金およびこれらの組み合わせからなる群から選択された材料を有する、態様286に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様288)
前記直径は約1mm〜約30mmである、態様286に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様289)
前記ブロックステントの拡張時長さは約5mm〜約60mmである、態様286に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様290)
前記壁厚さは約3μm〜約180μmである、態様286に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様291)
前記ブロックステントの外面上に配置された外側層を含む、態様286に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様292)
前記外側層は、多孔性外側層を形成するための多孔性材料を含む、態様291に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様293)
前記多孔性外側層の厚さは約1μm〜約177μmである、態様292に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様294)
前記多孔性外側層は、直径が約0.01μm〜約100μmである複数の孔を有する、態様292に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様295)
前記多孔性外側層は、金、白金、銀、これらの合金、およびこれらの組み合わせを含む材料から形成される、態様292に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様296)
前記多孔性外側層は溶液を含み、前記溶液は、薬剤、薬理活性分子、薬学的組成、およびこれらの組み合わせからなる群から選択され、前記溶液は前記多孔性外側層中へと移動する、態様292に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様297)
前記多孔性外側層は、トロンビン、血小板由来成長因子、エチオドール、ソトラデコールおよびこれらの組み合わせからなる群から選択された薬剤または薬学的組成を含む、態様296に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様298)
前記ブロックステント壁の内面上に配置された内側層を含む、態様286に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様299)
前記内側層は、ポリマー、プラスチック、ラテックス、ゴム、エラストマー、繊維材料およびこれらの組み合わせから選択された材料を含む、態様298に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様300)
前記内側層はパリレン(登録商標)を含む、態様299に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様301)
前記内側層の厚さは約0.01μm〜約59μmである、態様298に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様302)
前記壁は、多孔性外側層および内側層を含み、前記内側層は、ポリマー、プラスチック、ゴム、ラテックス、エラストマーおよびこれらの組み合わせからなる群から選択された材料を含む、態様286に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様303)
前記内側層はパリレン(登録商標)を含む、態様302に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様304)
前記ブロックステントの外面は、複数の突起を含む、態様286に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様305)
前記突起の長さは0.01μm〜約177μmである、態様304に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様306)
開口部を規定する首部を含む、態様286に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様307)
前記首部の壁厚さは約3μm〜約180μmである、態様306に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様308)
前記首部の長さは0.5mm〜60mmである、態様306に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様309)
前記首部は開口部を規定し、前記開口部は約0.25mm〜約2mmであり、前記開口部により、前記ブロックステント中への流体移動が可能となる、態様306に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様310)
前記首部は、密閉されるかまたは部分的に密閉される、態様306に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様311)
前記ブロックステントの内面によって規定された空間または空洞は、前記内壁と接触する材料によって充填されるかまたは部分的に充填される、態様286に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様312)
前記充填材料は、流体、液体、気体、固体またはこれらの組み合わせからなる群から選択される、態様311に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様313)
前記ブロックステントの内壁によって規定された空間または空洞は、支持構造によって少なくとも部分的に充填される、態様312に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様314)
前記支持構造は、金属コイルもしくはワイヤ、ポリマーコイルもしくはワイヤ、金属もしくはポリマー性の伸張性構造、ビーズ、ボール、ラジアル拡張可能な材料またはミクロスフェアを含む、態様313に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様315)
外力の付加により、前記拡張状態のブロックステントの形状を変化させる、態様286に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様316)
前記外力は、バルーンカテーテルによって付加される、態様315に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様317)
前記第1の拡張状態のブロックステントに隣接して配置された第2の拡張状態のブロックステントであって、前記第2のブロックステントは、血管の内腔の残り部分を占有する、第2の拡張状態のブロックステント、
をさらに含む、態様286に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様318)
前記第1のブロックステントおよび第2の拡張状態のブロックステントに隣接して配置された第3の拡張状態のブロックステントであって、前記第3のブロックステントは、血管の内腔の残り部分を占有する、第3の拡張状態のブロックステント、
をさらに含む、態様317に記載の拡張状態のブロックステント。
(態様319)
医療キットであって、
医療デバイスであって、前記医療デバイスは、カテーテルに取り付けられた圧縮状態のブロックステントと、使用についての指示事項とを含む、医療デバイス、
を含む、医療キット。
(態様320)
前記医療デバイスは、拡張状態の
前記ブロックステントを前記カテーテルから分離させるためのコンポーネントを含む、態様319に記載の医療キット。
(態様321)
前記医療デバイスと、前記使用についての指示事項とを封入した無菌パッケージを含む、態様319に記載の医療キット。
(態様322)
前記指示事項は、
前記カテーテルを用いて前記圧縮状態のブロックステントを血管の内腔内に位置決めすることと、
流体、固体またはこれらの組み合わせによって前記圧縮状態のブロックステントを拡張させることと、
拡張状態の
前記ブロックステントを前記カテーテルから分離させることと、
拡張状態の
前記ブロックステントを血管の内腔内に留置することと、
前記カテーテルを除去することと、
についての指示を含む、
態様319に記載の医療キット。
(態様323)
前記カテーテルおよび拡張状態の
前記ブロックステントを分離させるためのコンポーネントは、絶縁された導電体ワイヤを含み、前記絶縁された導電体ワイヤは、前記カテーテルを拡張状態の
前記ブロックステントへと接着させる溶接または半田へ電流を伝送させる、態様319に記載の医療キット。
(態様324)
前記カテーテルおよび拡張状態の
前記ブロックステントを分離させるためのコンポーネントは、拡張状態の
前記ブロックステントへ電流を伝送させるための絶縁された導電性ワイヤを含む、態様319に記載の医療キット。
(態様325)
前記絶縁された導電性ワイヤは、前記カテーテルの長手方向軸に沿って少なくとも前記カテーテルの近位端から少なくとも前記カテーテルの遠位端へと延びる、態様323または324に記載の医療キット。
(態様326)
前記カテーテルおよび拡張状態の
前記ブロックステントを分離させるためのコンポーネントは、前記ブロックステントを切断または破断するように構成されたコンポーネントを含む、態様319に記載の医療キット。
(態様327)
前記コンポーネントは材料のループを含む、態様326に記載の医療キット。
(態様328)
前記材料のループは、ワイヤ、ポリマーストランド、フィラメント、スレッドまたはスネアからなる群から選択される、態様327に記載の医療キット。
(態様329)
拡張状態の
前記ブロックステントおよび前記カテーテルを分離させるためのデバイスは、前記ブロックステントを切断するように構成された1つ以上の刃部を含む、態様328に記載の医療キット。
(態様330)
前記カテーテルおよび拡張状態の
前記ブロックステントを分離させるためのデバイスは、抵抗発熱体を含み、前記抵抗発熱体は、電流を受容して、前記ブロックステントと前記カテーテルとの間の接着ボンドを加熱および溶融させる、態様319に記載の医療キット。
(態様331)
前記カテーテルおよび拡張状態の
前記ブロックステントを分離させるための前記デバイスは、前記カテーテルおよび前記ブロックステントを取り付ける噛み合い部分を機械的に分離させるデバイスを含む、態様319に記載の医療キット。
(態様332)
医療キットであって、
圧縮状態のブロックステントと、カテーテルと、弾性スリーブまたはラップとを含む医療デバイスであって、前記弾性スリーブまたはラップは、前記ブロックステントおよび前記カテーテルを摩擦嵌めによって保持する、医療デバイスと、
使用についての指示事項と、
を含む、医療キット。
(態様333)
前記カテーテルおよび拡張状態の
前記ブロックステントは引き離すことが可能である、態様332に記載のキット。
(態様334)
ブロックステントを形成する方法であって、
基板を提供することと、
前記基板へ1つ以上の金属層を付加することと、
前記基板を除去することと、
を含む、方法。
(態様335)
前記基板はマンドレルまたはモールドである、態様334に記載の方法。
(態様336)
前記基板への層付加は、電鋳法、電気めっき、スパッタリングまたは蒸着によって行われる、態様334に記載の方法。
(態様337)
前記ブロックステントへ1つ以上の多孔性外側層が付加される、態様334に記載の方法。
(態様338)
前記多孔性外側層の付加は、電鋳法、電気めっき、スパッタリングまたは蒸着によって行われる、態様337に記載の方法。
(態様339)
前記ブロックステントへ1つ以上の内側層が付加される、態様334に記載の方法。
(態様340)
前記内側層の付加は、電鋳法、電気めっき、スパッタリングまたは蒸着によって行われる、態様339に記載の方法。
(態様341)
前記ブロックステントの壁または前記ブロックステントの壁の一部を2次元形態で形成した後、3次元ブロックステント形態を形成すること、
を含む、態様334に記載の方法。
(態様342)
ブロックステントの形成方法であって、
前記ブロックステントの壁または前記ブロックステントの壁の一部を2次元形態で形成した後、3次元ブロックステント形態を形成すること、
を含む、方法。