(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明は、多様な変換を加えることができ様々な実施形態を有することができるものであって、以下、特定の実施形態を添付された図面を基に詳細に説明する。
【0022】
本発明を説明するにあたって関連する公知技術についての具体的な説明が本発明の要旨を不明確にするおそれがあると判断された場合はその詳細な説明を省略する。
【0023】
第1、第2などの用語は多様な構成要素を説明するために用いられる場合があるが、前記構成要素らは前記用語らによって限定されるものではなく、前記用語らは1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられる。
【0024】
以下、本発明による電動式移動台車の例示的な実施形態を添付された図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
図1は、本発明の一実施形態による電動式移動台車100の斜視図を示している。また、
図2は、本発明の一実施形態による電動式移動台車100の構成図を例示している。以下、
図1及び
図2を参照して本発明の一実施形態に係る電動式移動台車100を検討する。
【0026】
まず、
図1及び
図2を参照すると、本発明の一実施形態による電動式移動台車100は、運搬しようとする物を積載して移動する電動式移動台車100であって、左右に配列される一対の駆動輪111及び前記一対の駆動輪111を駆動する一対の電動モータ112を含む本体110と、左右に具備される一対の力感知センサ部131及び前記一対の力感知センサ部131の間を連結する連結部132を含むハンドル130と、前記一対の力感知センサ部131で感知される力を考慮して前記一対の電動モータ112の駆動を制御する制御部140と、を含んで構成され得る。
【0027】
以下、本発明の一実施形態による電動式移動台車100の各構成要素ごとに分けてより詳細に述べる。
【0028】
まず、本発明の一実施形態による電動式移動台車100で、本体110には、
図1及び
図2で確認できるように、左右に配列される一対の駆動輪111と、前記一対の駆動輪111を駆動する一対の電動モータ112が具備されるようになる。
【0029】
これにより、前記本体110は、運搬しようとする物が積載され前記一対の電動モータ112によって前記一対の駆動輪111が駆動されることによって、前記運搬しようとする物を望む場所に便利に運搬できるようになる。
【0030】
この時、前記本体110には前記運搬しようとする物を積載する積載板115が具備されてもよい。
【0031】
また、
図1で確認できるように、本発明の一実施形態による電動式移動台車100には使用者が掴むことができるハンドル130が前記本体110の一方の側に具備されてもよい。これにより、前記使用者は前記ハンドル130を掴んで前記物を運搬しようとする方向に力を印加できるようになる。
【0032】
より具体的には、前記ハンドル130は、左側力感知センサ部131a、右側力感知センサ部131b、及び前記左側力感知センサ部131aと前記右側力感知センサ部131bを連結する連結部132を含んで構成されてもよい。
【0033】
ここで、前記力感知センサ部131は、ストレインゲージ(strain gauge)を含んで構成されてよく、その他にもロードセル(load cell)等印加される力を適切に測定できる多様な装置が用いられてもよい。
【0034】
上述のように、本発明の一実施形態による電動式移動台車100では、前記連結部132が前記一対の力感知センサ部131の間を連結するように構成し、これにより前記一対の力感知センサ部131が、使用者が前記連結部132に印加する力を伝達されて感知できるようにすることによって、使用者は、必ずセンサが装着された領域など特定の領域を掴んで力を印加しなければならない制限から解放され、前記連結部132を掴んで前記電動式移動台車100を操作することもできるようになる。
【0035】
また、前記連結部132は、前記一対の力感知センサ131のいずれにも連結されて使用者が印加する力を分散して前記一対の力感知センサ131に伝達するようになり、前記使用者は前記連結部132に力を印加する際、必ずしも両手を全部使わなくても、片手だけを使用して前記連結部132を掴んで力を印加することもできる。
【0036】
この時、前記一対の力感知センサ部131は、前記使用者が印加した力のうち前記ハンドル130の左側終端に伝達される力を感知する左側力感知センサ部131aと、前記使用者が印加した力のうち前記ハンドル130の右側終端に伝達される力を感知する右側力感知センサ部131bを含んでもよい。
【0037】
より具体的には、
図3を参照して前記一対の力感知センサ部131の動作について述べると、使用者が片手又は両手で前記連結部132を掴んで積載された物を運搬しようとする方向に力を印加(
図3の(A))すると、前記使用者が印加した力のうち一部は前記左側力感知センサ部131aを経て(
図3の(B))、前記本体110の左側に印加(
図3の(D))されるようになる。また、前記使用者が印加した力のうち一部は前記右側力感知センサ部131bを経て(
図3の(C))、前記本体110の右側に印加(
図3の(E))されるようになる。
【0038】
この時、前記一対の電動モータ112が駆動されない場合、前記電動式移動台車100は使用者が印加して前記本体110に伝達される力によって前記物を運搬しようとする方向へ移動することができるが、完全に使用者が印加する力によってのみ駆動するようになるので重い重量の物が積載された場合に、使用者は相当な力を印加しなければならない負担があり、さらには、前記電動式移動台車100が適切な方向へ移動するように操作することも難しくなる。
【0039】
これに対し、本発明の一実施形態による電動式移動台車100では、前記使用者が前記ハンドル130に印加して前記本体110に伝達される力の方向を維持しつつも、前記本体110に伝達される力の大きさが増幅されるように、前記一対の電動モータ112の動作を制御することによって、重い重量の物が積載されても、使用者は容易に前記電動式移動台車100を操作して運搬しようとする場所に容易に移動できるようになる。
【0040】
さらには、使用者は前記電動式移動台車100を操作する際、必ずしも前記連結部132を掴んで所定の力を印加しなければならないことはなく、前記一対の力感知センサ131を直接掴んで力を印加して前記電動式移動台車100を操作してもよい。
【0041】
図4では、本発明の一実施形態による電動式移動台車100でのハンドル130の構造を例示している。
図4で確認できるように、本発明の一実施形態による電動式移動台車100のハンドル130は、左側力感知センサ部131a、右側力感知センサ部131b、及び前記左側力感知センサ部131aと前記右側力感知センサ部131bを連結する連結部132を含んで構成されてもよく、また、前記ハンドル130を本体110と締結したり、前記本体に連結する構造物などと締結するために用いられる締結部135が含まれてもよい。
【0042】
これにより、使用者は前記左側力感知センサ部131a及び右側力感知センサ部131bを掴んで所定の力を印加して前記電動式移動台車100の駆動を調節することができ、又は、前記連結部132を掴んで所定の力を印加することによって、前記印加される力が前記連結部132と前記左側力感知センサ部131a及び前記右側力感知センサ部131bとの連結構造を経て、前記左側力感知センサ部131a及び前記右側力感知センサ部131bに伝達されて感知されることで、前記電動式移動台車100の駆動を調節することもできるようになる。
【0043】
また、前記連結部132は、使用者が印加する力を分散して前記左側力感知センサ部131a及び前記右側力感知センサ部131bに伝達するようになるので、使用者は両手を全部使うことなく片手だけを使用して前記連結部132を掴んで力を印加して前記電動式移動台車100を駆動することもできるようになる。
【0044】
さらには、本発明の一実施形態として、前記連結部132と前記左側力感知センサ部131a及び前記右側力感知センサ部131bが連結される部位にポリマーなど弾性を有する弾性材134を使用することによって、使用者が所定の力を加えた時、前記弾性材134の変形によって前記連結部132が所定の間隔内で動くことができるようにすることによって、使用者の操作感を上げてもよい。
【0045】
より具体的に、
図5では、本発明の一実施形態による弾性材134を具備する連結部132及び力感知センサ131の連結構造を例示している。
【0046】
図5で確認できるように、前記左側力感知センサ部131aと前記右側力感知センサ部131bは一方の側に突出部133を有してよく、前記突出部133は、前記連結部132の開口に挿入されて前記弾性体134を媒介として前記連結部132と連結構造を形成してもよい。
【0047】
これにより、使用者が前記連結部132を掴んで所定の力を印加した場合、前記連結部132は前記弾性体の変形によって所定の範囲内で動けるようになることで使用者の操作感を上げることができる上、さらには、前記連結部132と前記力感知センサ131がボルトなどによって締結された場合は、その締結状態によって使用者が印加する力が特定の力感知センサ131に集中して伝達される問題を效果的に抑制することもできるようになる。
【0048】
また、本発明の一実施形態による電動式移動台車100には前記一対の力感知センサ部131で生成されるセンシングデータを用いて前記一対の電動モータ112の駆動を制御する制御部140が具備されてもよい。
【0049】
前記制御部140は、通常、前記本体110に具備され得るが、本発明はこれに限定されるものではなく、ハンドル130に具備されてもよく、その他にも前記制御部140の動作が適切に行われることができる位置であれば特に制限なく適用することが可能である。
【0050】
この時、前記制御部140は、前記使用者が前記連結部132又は前記力感知センサ131に印加する力による電動式移動台車100の駆動方向を維持しつつも、前記使用者が印加する力の大きさが増幅されて前記電動式移動台車100を駆動するように、前記一対の電動モータ112を制御することもできる。
【0051】
ここで、本発明の一実施形態による電動式移動台車100では、前記電動モータ112としてBLDC(Brushless DC)モータなどを用いてよく、その他にも前記制御部140が制御して前記電動式移動台車100を適切に駆動できるモータであれば特に制限なく適用することが可能である。
【0052】
さらには、前記制御部140は、使用者が前記連結部132又は前記力感知センサ131に印加する力を考慮して、前記電動モータ112に印加される電流を制御することによって、使用者が非常に直観的かつ容易に前記電動式移動台車100の移動を調節できるようになる。
【0053】
すなわち、前記制御部140が前記電動モータ112の駆動を制御する際、電流制御を行う場合、電動モータ112に印加される電流に比例して前記電動モータ112のトルク(torque)(すなわち、回転力)が発生されるので、本発明の一実施形態による電動式移動台車100では、使用者が小さな力を印加しても使用者が印加する力が増幅されることによって前記電動式移動台車100を駆動するようになり、使用者が非常に直観的かつ容易に前記電動式移動台車100を移動させることができるようになる。
【0054】
より具体的な例を挙げると、本発明の一実施形態による電動式移動台車100では、使用者が前記電動式移動台車100を慎重に移動させるために弱い力を印加した時は印加される力が増幅されても相対的に弱い力で前記電動式移動台車100を駆動することができ、また、使用者が強い力を印加した場合は増幅された力も大きくなるので重い物を積載して移動させる場合にも容易に前記電動式移動台車100を駆動させることができ、これにより、使用者は非常に直観的かつ便利に前記電動式移動台車100の駆動を操作できるようになる。
【0055】
一方、前記電動モータ112の駆動を制御する際、上述のような電流制御ではなく従来の技術などによる速度制御などを行う場合、使用者の操作に従って予め設定された速度で駆動されるなどの方法で制御されるが、この場合、使用者としてはまるでジョイスティックの調整レバーを使用するかのように不自然な操作感を感じるようになる問題が生じる場合がある。
【0056】
以下、より具体的な例として、
図6A、
図6B及び
図6Cの場合を挙げて本発明の一実施形態に係る電動式移動台車100の動作を説明する。
【0057】
まず、
図6Aで確認できるように、使用者が前記電動式移動台車100が前進するように前記連結部132に力を垂直に印加(
図6Aで1Nの力を印加)した場合、前記使用者が印加した力は半分されて使用者が印加した力のうち半分は前記ハンドル130の左側力感知センサ部131aを経て本体110の左側に印加されるようになる。
【0058】
また、前記使用者が印加した力のうち半分は前記ハンドル130の右側力感知センサ部131bを経て本体110の右側に印加されるようになる。
【0059】
この時、前記左側力感知センサ部131a及び右側力感知センサ部131bは、それぞれ0.5Nの力を感知するようになり、これにより、制御部140は、前記左側力感知センサ部131a及び右側力感知センサ部131bで感知された力(それぞれ0.5N)を考慮して、前記使用者が前記連結部132に印加する力による電動式移動台車100の駆動方向を維持しつつも、前記使用者が印加した力の大きさが増幅(すなわち、
図6Aで1Nの力が10Nに増幅)されるように、左側電動モータ112a及び右側電動モータ112bに印加される電流を制御するようになる。これにより、
図6Aでは、前記左側電動モータ112a及び右側電動モータ112bに同じ大きさの電流が印加され得る。
【0060】
また、
図6Bで確認できるように、
図6Aに印加される力の方向とは反対の方向に力を印加した場合にも本発明が適用され得る。
【0061】
図6Bで確認できるように、使用者が前記電動式移動台車100がゆっくり後退するように前記連結部132を掴んで引っ張る方向に力を印加(
図6Bで0.5Nの力を印加)した場合、前記左側力感知センサ部131a及び右側力感知センサ部131bはそれぞれ0.25Nの力を感知し、それに応じて制御部140は前記左側力感知センサ部131a及び右側力感知センサ部131bで感知された力(それぞれ0.25N)を考慮して、前記使用者が前記連結部132に印加した力の方向を維持しつつも、前記使用者が印加した力の大きさが増幅(すなわち、
図6Bで0.5Nの力が5Nに増幅)されるように、左側電動モータ112a及び右側電動モータ112bに印加される電流を制御するようになる。
【0062】
付け加えると、本発明で使用者が印加する力を増幅して電動式移動台車100を駆動する際、必ずしも予め決められた増幅比によって増幅されるものではなく、入力される力に応じて増幅比を異なるようにしたり、予め決められた大きさの力で駆動されるようにする等多様な方法で使用者が印加する力を増幅することもできる。
【0063】
さらには、本発明の一実施形態による電動式移動台車100では、使用者が
図6Cで確認できるように、前後進方向に対して傾いた方向に力を印加した場合にも、使用者が印加する力による電動式移動台車100の駆動方向を維持しつつも、前記力の大きさが増幅されるように、前記一対の電動モータ112の動作を制御できる。これにより、使用者は自分が望む方向に前記電動式移動台車100を旋回させたり、前記電動式移動台車100を意図する方向へ移動させることができるようになる。
【0064】
図6Cを参照してより具体的に述べると、使用者が所定の方向に連結部132に力を印加(
図6Cで1Nの力を印加)すると、前記使用者が印加した力は前記方向に応じて所定の割合に分けられ、一部は前記ハンドル130の左側力感知センサ部131aを経て本体110の左側に印加され、残りの力は前記ハンドル130の右側力感知センサ部131bを経て本体110の右側に印加されるようになる。
【0065】
この時、もし前記左側力感知センサ部131aがa[N]の力を感知し、前記右側力感知センサ部131bがb[N]の力を感知した場合、これにより、制御部140は前記左側力感知センサ部131a及び右側力感知センサ部131bで感知された力を考慮して、前記使用者が前記連結部132に印加した力の方向を維持しつつも、前記使用者が印加した力の大きさが増幅されるように、左側電動モータ112a及び右側電動モータ112bに印加される電流を制御するようになる。
【0066】
例えば、前記制御部140は、左側駆動輪111aで10a[N]の力が発生されるように増幅し、右側駆動輪111bで10b[N]の力が発生されるように増幅するように前記左側電動モータ112a及び右側電動モータ112bの電流を制御して、最終的に使用者が印加して本体110に伝達される力の方向を維持しつつも、前記力の大きさが10Nに増幅されるようにすることで、使用者は自分が望む方向に前記電動式移動台車100を旋回させたり、前記電動式移動台車100を意図する方向へ移動させることができるようになる。
【0067】
また、本発明の一実施形態による電動式移動台車100で、前記制御部140は、前記一対の電動モータ112を制御する際、パルス幅変調(Pulse Width Modulation、PWM)信号を用いて前記一対の電動モータ112に印加される電流を制御することができ、これにより、前記電動モータ112に印加される電流に比例する前記電動モータ112のトルク(torque)(すなわち、回転力)を調節することによって、使用者が非常に直観的かつ容易に前記電動式移動台車100を操作できるようになる。
【0068】
図7では、本発明の一実施形態による電動式移動台車100の制御部140で前記電動モータ112に印加される電流を制御するために用いる多様なデューティー(duty)を有するパルス幅変調(PWM)信号を例示している。
【0069】
図7で確認できるように、本発明の一実施形態による電動式移動台車100の制御部140でパルス幅変調(PWM)信号を用いることによって前記電動モータ112に印加される電流を效果的に制御できるようになる。
【0070】
また、
図8では、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200の斜視図を示している。また、
図9では、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200の構成図を例示している。以下、
図8及び
図9を参照して本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200を検討する。
【0071】
この時、
図8及び
図9で確認できるように、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200は、運搬しようとする物を積載して移動する電動式移動台車200であって、左右に配列される一対の駆動輪211、前記一対の駆動輪211を駆動する一対の電動モータ212及び前記運搬しようとする物を積載する積載板215を含む本体210と、前記本体210の一方の側に具備されるハンドル230と、前記ハンドル230の左右終端の下部と前記積載板215の上部の間に左右に具備されて使用者が前記ハンドル230に印加して前記本体210に伝達される力を感知する一対の力感知センサ部220と、前記本体210に伝達される力を考慮して前記電動モータ212の駆動を制御する制御部240と、を含んで構成され得る。
【0072】
以下、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200の各構成要素ごとに分けてより詳細に述べる。
【0073】
まず、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200で、本体210には、
図8及び
図9で確認できるように、左右に配列される一対の駆動輪211と、前記一対の駆動輪211を駆動する一対の電動モータ212と、前記運搬しようとする物を積載する積載板215と、が具備されるようになる。
【0074】
これにより、前記本体210には、運搬しようとする物が積載板215に積載され、前記一対の電動モータ212によって前記一対の駆動輪211が駆動されることによって、前記運搬しようとする物を望む場所に便利に運搬できるようになる。
【0075】
また、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200には使用者が掴むことができるハンドル230が前記本体210の一方の側に具備されてもよい。これにより、前記使用者は前記ハンドル230を掴んで前記物を運搬しようとする方向に力を印加するようになる。
【0076】
この時、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200には前記ハンドル230の左右終端と前記本体210の間に左右に一対の力感知センサ部220が具備されて使用者が前記ハンドル230に印加して前記本体210に伝達される力を感知できるようになる。
【0077】
ここで、前記力感知センサ部220は、ストレインゲージ(strain gauge)を含んで構成されてよく、その他にもロードセル(load cell)等印加される力を適切に測定できる多様なセンサが用いられてもよい。
【0078】
この時、前記一対の力感知センサ部220は、
図8で確認できるように、運搬しようとする物を積載する積載板215の上部の一方の側において左右に具備されてもよい。これにより、前記一対の力感知センサ部220は、前記使用者が前記ハンドル230に印加して前記本体210に伝達される力を正確かつ效果的に感知できるようになる。
【0079】
上述のように、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200では、前記一対の力感知センサ部220が前記ハンドル230に具備されず、前記ハンドル230の左右終端と前記積載板215の間に具備されるようにすることによって、使用者は前記ハンドル230の特定の位置でなく自分に便利な位置を掴んで前記電動式移動台車200を操作できるようになる
より具体的には、前記一対の力感知センサ部220は、前記使用者が印加した力のうち前記ハンドル230の左側終端に伝達される力を感知する左側力感知センサ部221と、前記使用者が印加した力のうち前記ハンドル230の右側終端に伝達される力を感知する右側力感知センサ部222を含んでもよい。
【0080】
これにより、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200では、前記一対の力感知センサ部220がハンドル230上に位置せず使用者が印加する力が伝達される経路に位置して前記使用者が印加する力を感知させることによって使用者が必ず両手を使う必要なく片手だけを使用しても前記電動式移動台車200を容易に操作できるようになる。
【0081】
より具体的には、
図10を参照して前記一対の力感知センサ部220の動作について述べると、使用者が片手又は両手で前記ハンドル230を掴んで積載された物を運搬しようとする方向に力を印加(
図10の(A))すると、前記使用者が印加した力のうち一部は前記ハンドル230の左側終端と前記左側力感知センサ部221を経て(
図10の(B))、前記本体210の左側に印加(
図10の(D))されるようになる。また、前記使用者が印加した力のうち一部は前記ハンドル230の右側終端と前記右側力感知センサ部222を経て(
図10の(C))、前記本体210の右側に印加(
図10の(E))されるようになる。
【0082】
この時、前記一対の電動モータ212が駆動されない場合、前記電動式移動台車200は、使用者が印加して前記本体210に伝達される力によって前記物を運搬しようとする方向へ移動され得るが、完全に使用者が印加する力によってのみ駆動するようになるので、重い重量の物が積載された場合は、使用者は相当な力を印加しなければならないという負担があり、さらには、前記電動式移動台車200が適切な方向へ移動するように操作することも難しくなる。
【0083】
これに対し、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200では、前記使用者が前記ハンドル230に印加して前記本体210に伝達される力による電動式移動台車200の駆動方向を維持しつつも、前記本体210に伝達される力の大きさが増幅されて、電動式移動台車200を駆動するように前記一対の電動モータ212の動作を制御することによって、重い重量の物が積載されても、使用者は容易に前記電動式移動台車200を操作して運搬しようとする場所に移動できるようになる。
【0084】
また、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200には、前記一対の力感知センサ部220で生成されるセンシングデータを用いて前記一対の電動モータ212の駆動を制御する制御部240が具備されてもよい。
【0085】
前記制御部240は、通常、前記本体210に具備されてよいが、本発明はこれに限定されるものではなく、ハンドル230に具備されてもよく、その他にも前記制御部240の動作が適切に行われることができる位置であれば特に制限なく適用することが可能である。
【0086】
この時、前記制御部240は、前記使用者が前記ハンドル230に印加して前記本体210に伝達される力による電動式移動台車200の駆動方向を維持しつつも、前記本体210に伝達される力の大きさが増幅されて、前記電動式移動台車200を駆動するように前記一対の電動モータ212を制御することもできる。
【0087】
ここで、本発明の一実施形態による電動式移動台車200で前記電動モータ212としてBLDC(Brushless DC)モータなどを用いてよく、その他にも前記制御部240が制御して前記電動式移動台車200を適切に駆動できるモータであれば特に制限なく適用することが可能である。
【0088】
さらには、前記制御部240は、使用者が前記連結部232又は前記力感知センサ231に印加する力を考慮して、前記電動モータ212に印加される電流を制御することによって、使用者が非常に直観的かつ容易に前記電動式移動台車200の移動を調節できるようになる。
【0089】
すなわち、前記制御部240が前記電動モータ212の駆動を制御する際、電流制御を行う場合、電動モータ212に印加される電流に比例して前記電動モータ212のトルク(torque)(すなわち、回転力)が発生されるので、本発明の一実施形態による電動式移動台車200では、使用者が小さな力を印加しても使用者が印加する力が増幅されることによって前記電動式移動台車200を駆動するようになり、使用者が非常に直観的かつ容易に前記電動式移動台車200を移動させることができるようになる。
【0090】
より具体的な例を挙げると、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200では、使用者が前記電動式移動台車200を慎重に移動させるために弱い力を印加した時は印加される力が増幅されても相対的に弱い力で前記電動式移動台車200を駆動することができ、また、使用者が強い力を印加した場合は増幅された力も大きくなるので重い物を積載して移動させる場合にも容易に前記電動式移動台車200を駆動させることができ、これにより、使用者は非常に直観的かつ便利に前記電動式移動台車200の駆動を操作できるようになる。
【0091】
一方、前記電動モータ212の駆動を制御する際、上述のような電流制御ではなく従来技術などによる速度制御などを行う場合、使用者の操作に従って予め設定された速度で駆動されるなどの方法で制御されるが、この場合、使用者としてはまるでジョイスティックの調整レバーを使用するかのように不自然な操作感を感じるようになる問題が生じる場合がある。
【0092】
以下、より具体的な例として上述の
図6A、
図6B及び
図6Cを参照して本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200の動作を説明する。
【0093】
まず、
図6Aを参照すると、上述のように使用者が前記電動式移動台車200が前進するようにハンドル230に力を垂直に印加(
図6Aで1Nの力を印加)した場合、前記使用者が印加した力は半分にされて、使用者が印加した力のうち半分が前記ハンドル230の左側終端と左側力感知センサ部221を経て本体210の左側に印加されるようになる。
【0094】
また、前記使用者が印加した力のうち半分は前記ハンドル230の右側終端と右側力感知センサ部222を経て本体210の右側に印加されるようになる。
【0095】
この時、前記左側力感知センサ部221及び右側力感知センサ部222は、それぞれ0.5Nの力を感知するようになり、これにより、制御部240は、前記左側力感知センサ部221及び右側力感知センサ部222で感知された力(それぞれ0.5N)を考慮して、前記使用者が前記ハンドル230に印加して前記本体210に伝達される力による電動式移動台車200の駆動方向を維持しつつも、前記本体210に伝達される力の大きさが増幅(すなわち、
図6Aで1Nの力が10Nに増幅)されて、電動式移動台車200を駆動するように、左側電動モータ212a及び右側電動モータ212bに印加される電流を制御するようになる。これにより、
図6Aでは、前記左側電動モータ212a及び右側電動モータ212bに同じ大きさの電流が印加されることができる。
【0096】
また、
図6Bに対しても上述のように、
図6Aで印加される力の方向とは反対の方向に力を印加した場合にも本発明が適用されることができる。
【0097】
すなわち、
図6Bで確認できるように、使用者が前記電動式移動台車200がゆっくり後退するようにハンドル230を引っ張る方向に力を印加(
図6Bで0.5Nの力を印加)した場合、前記左側力感知センサ部221及び右側力感知センサ部222はそれぞれ0.25Nの力を感知し、これにより、制御部240は、前記左側力感知センサ部221及び右側力感知センサ部222で感知された力(それぞれ0.25N)を考慮して、前記使用者が前記ハンドル230に印加して前記本体210に伝達される力による電動式移動台車200の駆動方向を維持しつつも、前記本体210に伝達される力の大きさが増幅(すなわち、
図6Bで0.5Nの力が5Nに増幅)されて、電動式移動台車200を駆動するように、左側電動モータ212a及び右側電動モータ212bに印加される電流を制御するようになる。
【0098】
付け加えると、本発明で使用者が印加する力を増幅して電動式移動台車200を駆動する際、必ずしも予め決められた増幅比によって増幅されるものではなく、入力される力に応じて増幅比を異なるようにしたり、予め決められた大きさの力で駆動されるようにする等多様な方法で使用者が印加する力を増幅することもできる。
【0099】
さらには、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200では、使用者が
図6Cで確認できるように、前後進方向に対して傾いた方向に力を印加した場合にも、使用者が印加して本体210に伝達される力による電動式移動台車200の駆動方向を維持しつつも、前記力の大きさが増幅されて、電動式移動台車200を駆動するように、前記一対の電動モータ212の動作を制御できる。これにより、使用者は自分が望む方向に前記電動式移動台車200を旋回させたり、前記電動式移動台車200を意図する方向へ移動させることができるようになる。
【0100】
図6Cを参照してより具体的に述べると、使用者が所定の方向にハンドル230に力を印加(
図6Cで1Nの力を印加)すると、前記使用者が印加した力は前記方向に応じて所定の割合に分けられ、一部は前記ハンドル230の左側終端と左側力感知センサ部221を経て本体210の左側に印加され、残りの力は前記ハンドル230の右側終端と右側力感知センサ部222を経て本体210の右側に印加されるようになる。
【0101】
この時、もし前記左側力感知センサ部221がa[N]の力を感知し、前記右側力感知センサ部222がb[N]の力を感知した場合、これにより、制御部240は、前記左側力感知センサ部221及び右側力感知センサ部222で感知された力を考慮して、前記使用者が前記ハンドル230に印加して前記本体210に伝達される力による電動式移動台車200の駆動方向を維持しつつも、前記本体210に伝達される力の大きさが増幅されて、前記電動式移動台車200を駆動するように、左側電動モータ212a及び右側電動モータ212bに印加される電流を制御するようになる。
【0102】
例えば、前記制御部240は、左側駆動輪211aで10a[N]の力が発生されるように増幅し、右側駆動輪211bで10b[N]の力が発生されるように増幅するように前記左側電動モータ212a及び右側電動モータ212bの電流を制御して、最終的に使用者が印加して本体210に伝達される力による電動式移動台車200の駆動方向を維持しつつも、前記力の大きさが10Nに増幅されるようにすることで、使用者は自分が望む方向に前記電動式移動台車200を旋回させたり、前記電動式移動台車200を意図する方向へ移動させることができるようになる。
【0103】
また、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200では、
図11で確認できるように、左右方向の棒状構造を有する上部ハンドル231と、前記上部ハンドル231の左右側終端に連結されて上下方向に具備される側部ハンドル232,233と、を含むハンドルを具備してもよい。
【0104】
これにより、
図11で確認できるように、使用者が側部ハンドル232,233を掴んで前記電動式移動台車200を移動させる場合にも、本発明の一実施形態による電動式移動台車200では、前記ハンドル230に印加される力を前記左側力感知センサ部221及び右側力感知センサ部222を用いて感知し、前記使用者が印加する力による電動式移動台車200の駆動方向を維持しつつも、前記力の大きさが増幅されて、電動式移動台車200を駆動させることができる。
【0105】
また、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200では、
図12Aで確認できるように、使用者が前記ハンドル230を掴んだことを感知できる第2センサ250を具備してもよい。
【0106】
この時、前記第2センサ250としてはタッチセンサなどを使用することができ、その他にも使用者が前記ハンドル230に着手することを適切に感知できるセンサであれば特に制限なく適用することが可能である。
【0107】
また、
図12Aではハンドル230に1つの第2センサ250が具備される場合を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記上部ハンドル231の複数の領域に第2センサ250が具備されてもよい。さらには、
図12Bで確認できるように、前記上部ハンドル231及び側部ハンドル232,233のいずれにも前記第2センサ250が具備されてもよく、側部ハンドル232,233に第2センサ250が具備されてもよく、その他にも使用者の使用環境を考慮して多様な位置に前記第2センサ250が具備されてもよい。
【0108】
上述のように、ハンドル230にタッチセンサなど第2センサ250が具備されることによって、前記制御部240は、前記使用者が前記ハンドル230を掴んだ(タッチした)状況でのみ前記本体210に伝達される力を考慮して前記一対の電動モータ212を駆動させることで、使用者が前記ハンドル230を掴んで操作しない状態でも前記電動式移動台車200が意図しない原因によって自ら駆動されることを防止できるようになる。
【0109】
より具体的な例を挙げると、
図13で確認できるように、積載板215に運搬しようとする所定の物が積載されている場合を考慮する。この時、前記物の積載状態によっては一部の物が前記ハンドル230などに接触して所定の力を印加(
図13の(A))する場合があり、この場合、前記制御部240では、前記物によって印加される力を使用者が印加する力と認識して電動モータ212を駆動することによって、前記電動式移動台車200が自ら移動するようになる問題が生じる場合がある。
【0110】
これに対し、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200では、前記ハンドル230の一部又は全ての領域に第2センサ250を具備し、使用者が前記ハンドル230を掴んだことを感知させ、前記使用者が前記ハンドル230を掴んだ状況でのみ前記本体210に伝達される力を考慮して前記一対の電動モータ212が駆動されるようにすることができる。
【0111】
さらには、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200で、前記制御部240は、前記使用者が前記ハンドル230を掴んだ瞬間、前記力感知センサ部220で感知される力を前記使用者以外の他の原因で印加(例えば、
図13で確認できるように、積載された物によって印加される力)された外部印加力として算出した後、以降、前記力感知センサ部220で感知される力から前記外部印加力を引いた(すなわち、使用者が印加する力と積載された物から印加される力の和から、前記積載された物から印加される力を引く)補正値を算出し、前記補正値を用いて前記電動モータ212の駆動を制御することで、使用者が印加する力をより正確に算出して前記電動式移動台車200の動きを調節できるようになる。
【0112】
また、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200で、前記制御部240は、前記一対の電動モータ212を制御する際、パルス幅変調(Pulse Width Modulation、PWM)信号を用いて前記一対の電動モータ212に印加される電流を制御することができ、これにより、前記電動モータ212に印加される電流に比例する前記電動モータ212のトルク(torque)(すなわち、回転力)を調節することによって、使用者が非常に直観的かつ容易に前記電動式移動台車200を操作できるようになる。
【0113】
また、先に
図7で説明したように、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200の制御部240では、前記電動モータ212に印加される電流を制御するために用いる多様なデューティー(duty)を有するパルス幅変調(PWM)信号を用いることができる。
【0114】
これにより、本発明の他の実施形態に係る電動式移動台車200の制御部240では、パルス幅変調(PWM)信号を用いることによって前記電動モータ212に印加される電流を效果的に制御できるようになる。
【0115】
以上の説明は、本発明の技術的思想を例示的に説明したものに過ぎず、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で多様な変更及び変形が可能である。よって、本発明に記載された実施形態らは本発明の技術的思想を限定するものではなく説明するためのものであって、かかる実施形態に限定されるものではない。本発明の保護範囲は以降の請求範囲によって解釈されるべきであって、それと同等な範囲内にあるあらゆる技術的思想は本発明の権利範囲に含まれるものであると解釈されるべきである。