特許第6463823号(P6463823)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6463823
(24)【登録日】2019年1月11日
(45)【発行日】2019年2月6日
(54)【発明の名称】参照信号送信方法及びユーザ機器
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20190128BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20190128BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20190128BHJP
   H04W 72/02 20090101ALI20190128BHJP
【FI】
   H04L27/26 114
   H04W72/04 136
   H04W92/18
   H04W72/02
【請求項の数】16
【外国語出願】
【全頁数】33
(21)【出願番号】特願2017-224107(P2017-224107)
(22)【出願日】2017年11月22日
(62)【分割の表示】特願2016-563230(P2016-563230)の分割
【原出願日】2014年1月13日
(65)【公開番号】特開2018-67933(P2018-67933A)
(43)【公開日】2018年4月26日
【審査請求日】2017年12月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】517332063
【氏名又は名称】華為終端有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲鍵▼
【審査官】 北村 智彦
(56)【参考文献】
【文献】 特表2010−525708(JP,A)
【文献】 特開2008−193666(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0287877(US,A1)
【文献】 Qualcomm Incorporated,Reference Signal Design for Discovery[online],3GPP TSG-RAN WG1#75 R1-135324,2013年11月 2日,[検索日:2018.11.22],インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_75/Docs/R1-135324.zip>
【文献】 Intel Corporation,On message-based D2D discovery signal design[online],3GPP TSG-RAN WG1#75 R1-135117,2013年11月 2日,[検索日:2018.11.22],インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_75/Docs/R1-135117.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 27/26
H04W 72/02
H04W 72/04
H04W 92/18
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−2
CT WG1
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
参照信号送信方法であって、
第1のユーザ機器によって、前記第1のユーザ機器に関連する第1の識別子を判定するステップと、
前記第1のユーザ機器によって、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するステップであって、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、事前設定された動作ルールに従って、前記第1の識別子の値及び第1のパラメータの値に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である、ステップと、
前記第1のユーザ機器によって、前記第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第1の参照信号を判定するステップと、
前記第1のユーザ機器によって、前記第1の参照信号を第2のユーザ機器に送信するステップと
を備える、方法。
【請求項2】
前記第1のパラメータは、リソースに対応する以下のパラメータ、フレーム番号、サブフレーム番号、物理リソースブロック番号、又は帯域幅、のうちの1つ又は複数を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
参照信号送信方法であって、
第1のユーザ機器によって、前記第1のユーザ機器に関連する第1の識別子を判定するステップと、
前記第1のユーザ機器によって、前記第1の識別子の値、第1のパラメータの値、及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップであって、前記第1のオフセット値は、前記第1のユーザ機器が位置するセルのセル識別子値、前記第1のユーザ機器が属するエンドツーエンドD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である、ステップと、
前記第1のユーザ機器によって、前記第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第1の参照信号を判定するステップと、
前記第1のユーザ機器によって、前記第1の参照信号を第2のユーザ機器に送信するステップと
を備える、方法。
【請求項4】
前記第1のパラメータは、リソースに対応する以下のパラメータ、フレーム番号、サブフレーム番号、物理リソースブロック番号、又は帯域幅、のうちの1つ又は複数を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
参照信号送信方法であって、
第2のユーザ機器によって、第1のユーザ機器に関連する第1の識別子を判定するステップと、
前記第2のユーザ機器によって、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するステップであって、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、事前設定された動作ルールに従って、前記第1の識別子の値及び第1のパラメータの値に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である、ステップと、
前記第2のユーザ機器によって、前記第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第2の参照信号を判定するステップと、
前記第2のユーザ機器によって、前記第2の参照信号及びチャネルを通じて送信された、受信された第1の参照信号に従って、前記チャネル上でチャネルサウンディングを実行するステップと
を備える、方法。
【請求項6】
前記第1のパラメータは、リソースに対応する以下のパラメータ、フレーム番号、サブフレーム番号、物理リソースブロック番号、又は帯域幅、のうちの1つ又は複数を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
参照信号送信方法であって、
第2のユーザ機器によって、第1のユーザ機器に関連する第1の識別子を判定するステップと、
前記第2のユーザ機器によって、前記第1の識別子の値、第1のパラメータの値、及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップであって、前記第1のオフセット値は、前記第1のユーザ機器が位置するセルのセル識別子値、前記第1のユーザ機器が属するエンドツーエンドD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である、ステップと、
前記第2のユーザ機器によって、前記第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第2の参照信号を判定するステップと、
前記第2のユーザ機器によって、前記第2の参照信号及びチャネルを通じて送信された、受信された第1の参照信号に従って、前記チャネル上でチャネルサウンディングを実行するステップと
を備える、方法。
【請求項8】
前記第1のパラメータは、リソースに対応する以下のパラメータ、フレーム番号、サブフレーム番号、物理リソースブロック番号、又は帯域幅、のうちの1つ又は複数を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
ユーザ機器であって、
前記ユーザ機器に関連する第1の識別子を判定するように構成された第1の判定ユニットと、
n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するように構成され第2の判定ユニットであって、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、事前設定された動作ルールに従って、前記第1の識別子の値及び第1のパラメータの値に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である、第2の判定ユニットと、
前記第2の判定ユニットによって判定された前記第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第1の参照信号を判定するように構成された第3の判定ユニットと、
前記第3の判定ユニットによって判定された前記第1の参照信号を第2のユーザ機器に送信するように構成された送信ユニットと
を備える、ユーザ機器。
【請求項10】
前記第1のパラメータは、リソースに対応する以下のパラメータ、フレーム番号、サブフレーム番号、物理リソースブロック番号、又は帯域幅、のうちの1つ又は複数を含む、請求項9に記載のユーザ機器。
【請求項11】
ユーザ機器であって、
前記ユーザ機器に関連する第1の識別子を判定するように構成された第1の判定ユニットと、
前記第1の識別子の値、第1のパラメータの値、及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するように構成された第2の判定ユニットであって、前記第1のオフセット値は、前記ユーザ機器が位置するセルのセル識別子値、前記ユーザ機器が属するエンドツーエンドD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である、第2の判定ユニットと、
前記第2の判定ユニットによって判定された前記第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第1の参照信号を判定するように構成された第3の判定ユニットと、
前記第3の判定ユニットによって判定された前記第1の参照信号を第2のユーザ機器に送信するように構成された送信ユニットと
を備える、ユーザ機器。
【請求項12】
前記第1のパラメータは、リソースに対応する以下のパラメータ、フレーム番号、サブフレーム番号、物理リソースブロック番号、又は帯域幅、のうちの1つ又は複数を含む、請求項11に記載のユーザ機器。
【請求項13】
ユーザ機器であって、
第1のユーザ機器に関連する第1の識別子を判定するように構成された第1の判定ユニットと、
n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するように構成された第2の判定ユニットであって、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、事前設定された動作ルールに従って、前記第1の識別子の値及び第1のパラメータの値に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である、第2の判定ユニットと、
前記第2の判定ユニットによって判定された前記第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第2の参照信号を判定するように構成された第3の判定ユニットと、
チャネルを通じて送信された、第1の参照信号を受信するように構成された受信ユニットであって、前記第1の参照信号は、前記第1のユーザ機器によって送信される、受信ユニットと、
前記第3の判定ユニットによって判定された前記第2の参照信号、及び前記受信ユニットによって受信された前記第1の参照信号に従って、チャネル上でチャネルサウンディングを実行するように構成されたチャネルサウンディングユニットと
を備える、ユーザ機器。
【請求項14】
前記第1のパラメータは、リソースに対応する以下のパラメータ、フレーム番号、サブフレーム番号、物理リソースブロック番号、又は帯域幅、のうちの1つ又は複数を含む、請求項13に記載のユーザ機器。
【請求項15】
ユーザ機器であって、
第1のユーザ機器に関連する第1の識別子を判定するように構成された第1の判定ユニットと、
前記第1の識別子の値、第1のパラメータの値、及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するようにさらに構成された第2の判定ユニットであって、前記第1のオフセット値は、前記第1のユーザ機器が位置するセルのセル識別子値、前記第1のユーザ機器が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である、第2の判定ユニットと、
前記第2の判定ユニットによって判定された前記第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第2の参照信号を判定するように構成された第3の判定ユニットと、
チャネルを通じて送信された、第1の参照信号を受信するように構成された受信ユニットであって、前記第1の参照信号は、前記第1のユーザ機器によって送信される、受信ユニットと、
前記第3の判定ユニットによって判定された前記第2の参照信号、及び前記受信ユニットによって受信された前記第1の参照信号に従って、チャネル上でチャネルサウンディングを実行するように構成されたチャネルサウンディングユニットと
を備える、ユーザ機器。
【請求項16】
前記第1のパラメータは、リソースに対応する以下のパラメータ、フレーム番号、サブフレーム番号、物理リソースブロック番号、又は帯域幅、のうちの1つ又は複数を含む、請求項15に記載のユーザ機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、無線通信の分野、より詳細には、参照信号送信方法及びユーザ機器に関する。
【背景技術】
【0002】
デバイスツーデバイス近接サービス(英語:Device to Device Proximity Service,略してD2D ProSe)が、ロングタームエボリューション(英語:Long Term Evolution,略してLTE)システムに対する研究課題となっている。
【0003】
D2D ProSeの物理レイヤを設計する過程で、設計の観点から、発見信号設計及び直接接続通信設計、の2つの主要な態様が分類されることがある。発見信号設計の目的は、ユーザ機器(英語:User Equipment,略してUE)がネットワーク環境の近くに存在するUEを識別することを可能にすることである。発見信号設計は、発見信号を送信すること、及び発見信号を受信することを含む。直接接続通信設計の目的は、通話開始、チャネルサウンディング、チャネルフィードバック、リソーススケジューリング、データ送信、及び通話完了などの一連の手順を含む、UEの間での直接接続通信手順を設計することである。
【0004】
UEが発見信号又は直接接続通信信号を受信するとき、UEは、参照信号を使用することによってチャネル推定を実行して、後続の復調及び復号処理を実行する必要がある。
【0005】
したがって、D2D通信においてどのように参照信号送信を実行するかが早急に解決される必要がある。
【発明の概要】
【0006】
本発明の実施形態は、D2D通信において参照信号送信を実行するための参照信号送信方法及びユーザ機器を提供する。
【0007】
第1の態様に従って、第1のユーザ機器によって、第1のユーザ機器に関連する第1の識別子を判定するステップと、第1のユーザ機器によって、第1の識別子に従って、選択されることになる循環シフトインジケーションから第1の循環シフトインジケーションを判定するステップと、第1のユーザ機器によって、第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第1の参照信号を判定するステップと、第1のユーザ機器によって、第1の参照信号を第2のユーザ機器に送信するステップと、を含む参照信号送信方法が提供される。
【0008】
第1の態様を参照して、第1の態様の実行方式で、第1のユーザ機器によって、第1のユーザ機器に関連する第1の識別子を判定するステップは、第1のユーザ機器によって、第2のユーザ機器によって送信された、受信された要求において搬送される第1の識別子に従って、第1の識別子を判定するステップを含む。
【0009】
第1の態様、又は第1の態様の上述した実行方式を参照して、第1の態様の別の実行方式で、第1のユーザ機器によって、第1のユーザ機器に関連する第1の識別子を判定するステップの前に、方法は、第1のユーザ機器によって、第2のユーザ機器によって送信された要求を受信するステップをさらに含み、要求は、第1の識別子を搬送する。
【0010】
第1の態様、又は第1の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第1の態様の別の実行方式で、第1のユーザ機器によって、第1のユーザ機器に関連する第1の識別子を判定するステップは、第1のユーザ機器によって、第1のユーザ機器に関連する識別子から事前設定されたルールに従って、識別子を第1の識別子として選択するステップを含む。
【0011】
第1の態様、又は第1の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第1の態様の別の実行方式で、第1のユーザ機器によって、第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第1の参照信号を判定するステップは、第1のユーザ機器によって、第1の循環シフトインジケーションに従って、基本シーケンスで循環シフトを実行した後に第1の参照信号を取得するステップを含む。
【0012】
第1の態様、又は第1の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第1の態様の別の実行方式で、第1のユーザ機器によって、第1の識別子に従って、選択されることになる循環シフトインジケーションから第1の循環シフトインジケーションを判定するステップは、第1のユーザ機器によって、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するステップを含み、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、第1の識別子に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0013】
第1の態様、又は第1の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第1の態様の別の実行方式で、第1の識別子は、第1のユーザ機器の1つの識別子を含み、mは、第1の識別子の値に等しい。
【0014】
第1の態様、又は第1の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第1の態様の別の実行方式で、第1の識別子は、第1のユーザ機器の少なくとも2つの識別子を含み、mは、事前設定された動作ルールに従って少なくとも2つの識別子の値に基づいて判定された値である。
【0015】
第1の態様、又は第1の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第1の態様の別の実行方式で、第1のユーザ機器によって、第1の識別子に従って、選択されることになる循環シフトインジケーションから第1の循環シフトインジケーションを判定するステップは、第1のユーザ機器によって、第1の識別子の値、及び第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータの値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップを含む。
【0016】
第1の態様、又は第1の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第1の態様の別の実行方式で、第1のユーザ機器によって、第1の識別子の値、及び第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータの値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップは、第1のユーザ機器によって、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するステップを含み、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、事前設定された動作ルールに従って、第1の識別子の値及び第1のパラメータの値に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0017】
第1の態様、又は第1の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第1の態様の別の実行方式で、第1のパラメータは、リソースに対応する以下のパラメータ、フレーム番号、サブフレーム番号、物理リソースブロック番号、又は帯域幅、のうちの1つ又は複数を含む。
【0018】
第1の態様、又は第1の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第1の態様の別の実行方式で、第1のユーザ機器によって、第1の識別子の値、及び第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータの値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップは、第1のユーザ機器によって、第1の識別子の値、第1のパラメータの値、及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップを含み、第1のオフセット値は、第1のユーザ機器が位置するセルのセル識別子値、第1のユーザ機器が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0019】
第1の態様、又は第1の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第1の態様の別の実行方式で、第1のユーザ機器によって、第1の識別子に従って、選択されることになる循環シフトインジケーションから第1の循環シフトインジケーションを判定するステップは、第1のユーザ機器によって、第1の識別子の値及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップを含み、第1のオフセット値は、第1のユーザ機器が位置するセルのセル識別子値、第1のユーザ機器が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0020】
第1の態様、又は第1の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第1の態様の別の実行方式で、第1の識別子は、第1のユーザ機器の以下の識別子、D2D識別子、IMSI、TMSI、D2Dユーザグループ識別子、サービスタイプ識別子、又はD2Dクラスタ識別子、のうちの1つ又は複数を含み、D2Dユーザグループ識別子は、第1のユーザ機器が属するD2Dユーザグループを示すのに使用され、サービスタイプ識別子は、第1のユーザ機器によって提供されるサービスタイプを示すのに使用される。
【0021】
第2の態様に従って、第2のユーザ機器によって、第1のユーザ機器に関連する第1の識別子を判定するステップと、第2のユーザ機器によって、第1の識別子に従って、選択されることになる循環シフトインジケーションから第1の循環シフトインジケーションを判定するステップと、第2のユーザ機器によって、第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第2の参照信号を判定するステップと、第2のユーザ機器によって、第2の参照信号及びチャネルを通じて送信された、受信された第1の参照信号に従って、チャネル上でチャネルサウンディングを実行するステップと、を含み、第1の参照信号は、第1のユーザ機器によって送信される、参照信号送信方法が提供される。
【0022】
第2の態様を参照して、第2の態様の実行方式で、第2のユーザ機器によって、第1のユーザ機器に関連する第1の識別子を判定するステップは、第2のユーザ機器によって、第1のユーザ機器に送信され、及び第1の識別子を搬送する要求に従って、第1の識別子を判定するステップを含む。
【0023】
第2の態様、又は第2の態様の上述した実行方式を参照して、第2の態様の別の実行方式で、第2のユーザ機器によって、第1のユーザ機器に関連する第1の識別子を判定するステップの前に、方法は、第2のユーザ機器によって、要求を第1のユーザ機器に送信するステップをさらに含み、要求は、第1の識別子を搬送する。
【0024】
第2の態様、又は第2の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第2の態様の別の実行方式で、第2のユーザ機器によって、第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第2の参照信号を判定するステップは、第2のユーザ機器によって、第1の循環シフトインジケーションに従って、基本シーケンスで循環シフトを実行した後に第2の参照信号を取得するステップをさらに含む。
【0025】
第2の態様、又は第2の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第2の態様の別の実行方式で、第2のユーザ機器によって、第1の識別子に従って、選択されることになる循環シフトインジケーションから第1の循環シフトインジケーションを判定するステップは、第2のユーザ機器によって、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するステップを含み、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、第1の識別子に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0026】
第2の態様、又は第2の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第2の態様の別の実行方式で、第1の識別子は、第1のユーザ機器の1つの識別子を含み、mは、第1の識別子の値に等しい。
【0027】
第2の態様、又は第2の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第2の態様の別の実行方式で、第1の識別子は、第1のユーザ機器の少なくとも2つの識別子を含み、mは、事前設定された動作ルールに従って少なくとも2つの識別子の値に基づいて判定された値である。
【0028】
第2の態様、又は第2の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第2の態様の別の実行方式で、第2のユーザ機器によって、第1の識別子に従って、選択されることになる循環シフトインジケーションから第1の循環シフトインジケーションを判定するステップは、第2のユーザ機器によって、第1の識別子の値、及び第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータの値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップを含む。
【0029】
第2の態様、又は第2の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第2の態様の別の実行方式で、第2のユーザ機器によって、第1の識別子の値、及び第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータの値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップは、第2のユーザ機器によって、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するステップを含み、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、事前設定された動作ルールに従って、第1の識別子の値及び第1のパラメータの値に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0030】
第2の態様、又は第2の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第2の態様の別の実行方式で、第1のパラメータは、リソースに対応する以下のパラメータ、フレーム番号、サブフレーム番号、物理リソースブロック番号、又は帯域幅、のうちの1つ又は複数を含む。
【0031】
第2の態様、又は第2の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第2の態様の別の実行方式で、第2のユーザ機器によって、第1の識別子の値、及び第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータの値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップは、第2のユーザ機器によって、第1の識別子の値、第1のパラメータの値、及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップを含み、第1のオフセット値は、第1のユーザ機器が位置するセルのセル識別子値、第1のユーザ機器が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0032】
第2の態様、又は第2の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第2の態様の別の実行方式で、第2のユーザ機器によって、第1の識別子に従って、選択されることになる循環シフトインジケーションから第1の循環シフトインジケーションを判定するステップは、第2のユーザ機器によって、第1の識別子の値及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップを含み、第1のオフセット値は、第1のユーザ機器が位置するセルのセル識別子値、第1のユーザ機器が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0033】
第2の態様、又は第2の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第2の態様の別の実行方式で、第1の識別子は、第1のユーザ機器の以下の識別子、D2D識別子、IMSI、TMSI、D2Dユーザグループ識別子、サービスタイプ識別子、又はD2Dクラスタ識別子、のうちの1つ又は複数を含み、D2Dユーザグループ識別子は、第1のユーザ機器が属するD2Dユーザグループを示すのに使用され、サービスタイプ識別子は、第1のユーザ機器によって提供されるサービスタイプを示すのに使用される。
【0034】
第3の態様に従って、ユーザ機器に関連する第1の識別子を判定するように構成された第1の判定ユニットと、第1の判定ユニットによって判定された第1の識別子に従って、選択されることになる循環シフトインジケーションから第1の循環シフトインジケーションを判定するように構成された第2の判定ユニットと、第2の判定ユニットによって判定された第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第1の参照信号を判定するように構成された第3の判定ユニットと、第3の判定ユニットによって判定された第1の参照信号を第2のユーザ機器に送信するように構成された送信ユニットと、を含むユーザ機器が提供される。
【0035】
第3の態様を参照して、第3の態様の実行方式で、ユーザ機器は、第2のユーザ機器によって送信され、及び第1の識別子を搬送する要求を受信するように構成された受信ユニットをさらに含み、第1の判定ユニットは特に、受信ユニットによって受信された要求において搬送された第1の識別子に従って、第1の識別子を判定するように構成される。
【0036】
第3の態様、又は第3の態様の上述した実行方式を参照して、第3の態様の別の実行方式で、ユーザ機器は、第2のユーザ機器によって送信された要求を受信するように構成された受信ユニットをさらに含み、要求は、第1の識別子を搬送する。
【0037】
第3の態様、又は第3の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第3の態様の別の実行方式で、第1の判定ユニットは特に、ユーザ機器に関連する識別子から事前設定されたルールに従って、識別子を第1の識別子として選択するように構成される。
【0038】
第3の態様、又は第3の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第3の態様の別の実行方式で、第3の判定ユニットは特に、第1の循環シフトインジケーションに従って、基本シーケンスで循環シフトを実行した後に第1の参照信号を取得するように構成される。
【0039】
第3の態様、又は第3の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第3の態様の別の実行方式で、第2の判定ユニットは特に、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するように構成され、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、第1の識別子に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0040】
第3の態様、又は第3の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第3の態様の別の実行方式で、第1の識別子は、ユーザ機器の1つの識別子を含み、mは、第1の識別子の値に等しい。
【0041】
第3の態様、又は第3の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第3の態様の別の実行方式で、第1の識別子は、ユーザ機器の少なくとも2つの識別子を含み、mは、事前設定された動作ルールに従って少なくとも2つの識別子の値に基づいて判定された値である。
【0042】
第3の態様、又は第3の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第3の態様の別の実行方式で、第2の判定ユニットは特に、第1の識別子の値、及び第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータの値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するように構成される。
【0043】
第3の態様、又は第3の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第3の態様の別の実行方式で、第2の判定ユニットは特に、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するようにさらに構成され、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、事前設定された動作ルールに従って、第1の識別子の値及び第1のパラメータの値に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0044】
第3の態様、又は第3の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第3の態様の別の実行方式で、第1のパラメータは、リソースに対応する以下のパラメータ、フレーム番号、サブフレーム番号、物理リソースブロック番号、又は帯域幅、のうちの1つ又は複数を含む。
【0045】
第3の態様、又は第3の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第3の態様の別の実行方式で、第2の判定ユニットは特に、第1の識別子の値、第1のパラメータの値、及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するようにさらに構成され、第1のオフセット値は、ユーザ機器が位置するセルのセル識別子値、ユーザ機器が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0046】
第3の態様、又は第3の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第3の態様の別の実行方式で、第2の判定ユニットは特に、第1の識別子の値及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するように構成され、第1のオフセット値は、ユーザ機器が位置するセルのセル識別子値、ユーザ機器が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0047】
第3の態様、又は第3の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第3の態様の別の実行方式で、第1の識別子は、ユーザ機器の以下の識別子、D2D識別子、IMSI、TMSI、D2Dユーザグループ識別子、サービスタイプ識別子、又はD2Dクラスタ識別子、のうちの1つ又は複数を含み、D2Dユーザグループ識別子は、ユーザ機器が属するD2Dユーザグループを示すのに使用され、サービスタイプ識別子は、ユーザ機器によって提供されるサービスタイプを示すのに使用される。
【0048】
第4の態様に従って、第1のユーザ機器に関連する第1の識別子を判定するように構成された第1の判定ユニットと、第1の判定ユニットによって判定された第1の識別子に従って、選択されることになる循環シフトインジケーションから第1の循環シフトインジケーションを判定するように構成された第2の判定ユニットと、第2の判定ユニットによって判定された第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第2の参照信号を判定するように構成された第3の判定ユニットと、チャネルを通じて送信された第1の参照信号を受信するように構成された受信ユニットであって、第1の参照信号は、第1のユーザ機器によって送信される、受信ユニットと、第3の判定ユニットによって判定された第2の参照信号及び受信ユニットによって受信された第1の参照信号に従って、チャネル上でチャネルサウンディングを実行するように構成されたチャネルサウンディングユニットと、を含むユーザ機器が提供される。
【0049】
第4の態様を参照して、第4の態様の実行方式で、ユーザ機器は、送信ユニットをさらに含み、送信ユニットは、第1のユーザ機器に、第1の識別子を搬送する要求を送信するように構成され、第1の判定ユニットは特に、送信ユニットによって送信され、及び第1の識別子を搬送する要求に従って、第1の識別子を判定するように構成される。
【0050】
第4の態様、又は第4の態様の上述した実行方式を参照して、第4の態様の別の実行方式で、ユーザ機器は、要求を第1のユーザ機器に送信するように構成された送信ユニットをさらに含み、要求は、第1の識別子を搬送する。
【0051】
第4の態様、又は第4の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第4の態様の別の実行方式で、第3の判定ユニットは特に、第1の循環シフトインジケーションに従って、基本シーケンスで循環シフトを実行した後に第2の参照信号を取得するように構成される。
【0052】
第4の態様、又は第4の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第4の態様の別の実行方式で、第2の判定ユニットは特に、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するように構成され、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、第1の識別子に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0053】
第4の態様、又は第4の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第4の態様の別の実行方式で、第1の識別子は、第1のユーザ機器の1つの識別子を含み、mは、第1の識別子の値に等しい。
【0054】
第4の態様、又は第4の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第4の態様の別の実行方式で、第1の識別子は、第1のユーザ機器の少なくとも2つの識別子を含み、mは、事前設定された動作ルールに従って少なくとも2つの識別子の値に基づいて判定された値である。
【0055】
第4の態様、又は第4の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第4の態様の別の実行方式で、第2の判定ユニットは特に、第1の識別子の値、及び第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータの値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するように構成される。
【0056】
第4の態様、又は第4の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第4の態様の別の実行方式で、第2の判定ユニットは特に、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するようにさらに構成され、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、事前設定された動作ルールに従って、第1の識別子の値及び第1のパラメータの値に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0057】
第4の態様、又は第4の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第4の態様の別の実行方式で、第1のパラメータは、リソースに対応する以下のパラメータ、フレーム番号、サブフレーム番号、物理リソースブロック番号、又は帯域幅、のうちの1つ又は複数を含む。
【0058】
第4の態様、又は第4の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第4の態様の別の実行方式で、第2の判定ユニットは特に、第1の識別子の値、第1のパラメータの値、及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するようにさらに構成され、第1のオフセット値は、第1のユーザ機器が位置するセルのセル識別子値、第1のユーザ機器が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0059】
第4の態様、又は第4の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第4の態様の別の実行方式で、第2の判定ユニットは特に、第1の識別子の値及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するようにさらに構成され、第1のオフセット値は、第1のユーザ機器が位置するセルのセル識別子値、第1のユーザ機器が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0060】
第4の態様、又は第4の態様の上述した実行方式のいずれか1つを参照して、第4の態様の別の実行方式で、第1の識別子は、第1のユーザ機器の以下の識別子、D2D識別子、IMSI、TMSI、D2Dユーザグループ識別子、サービスタイプ識別子、又はD2Dクラスタ識別子、のうちの1つ又は複数を含み、D2Dユーザグループ識別子は、第1のユーザ機器が属するD2Dユーザグループを示すのに使用され、サービスタイプ識別子は、第1のユーザ機器によって提供されるサービスタイプを示すのに使用される。
【0061】
本発明の実施形態では、第1のユーザ機器は、第1のユーザ機器に関連する第1の識別子に従って、第1の循環シフトインジケーションを選択し、第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに基づいて、第1の参照信号を生成し、次いで、第1の参照信号を第2のユーザ機器に送信し、それによって、D2D通信において参照信号送信を実行する。
【0062】
本発明の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下では、本発明の実施形態を説明するために必要な添付図面を簡潔に導入する。明らかに、以下の説明における添付図面は、本発明の一部の実施形態を示しているにすぎず、当業者はなお、創造的努力なしに、それらの添付図面から他の図面を導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0063】
図1】本発明の実施形態に従った参照信号送信方法の概略的なフローチャートである。
図2】本発明の別の実施形態に従った参照信号送信方法の概略的なフローチャートである。
図3】本発明の実施形態に従ったユーザ機器の概略的なブロック図である。
図4】本発明の実施形態に従ったユーザ機器の概略的なブロック図である。
図5】本発明の実施形態に従ったユーザ機器の概略的なブロック図である。
図6】本発明の実施形態に従ったユーザ機器の概略的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0064】
以下では、本発明の実施形態における添付図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決策を明確且つ完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態の一部であり、全てではない。創造的努力なしに、本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られる全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲に入ることになる。
【0065】
本発明の技術的解決策は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(英語:Global System for Mobile communications,略してGSM)、符号分割多元アクセス(英語:Code Division Multiple Access,略してCDMA)システム、広帯域符号分割多元アクセス(英語:Wideband Code Division Multiple Access,略してWCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(英語:General Packet Radio Service,略してGPRS)、及びLTEシステム、ロングタームエボリューションアドバンスト(英語:Long Term Evolution Advanced,略してLTE−A)システム、並びにユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(英語:Universal Mobile Telecommunication System,略してUMTS)などの、種々の通信システムに適用されてもよいことが理解されるべきである。
【0066】
本発明の実施形態において、ユーザ機器は、移動局(英語:Mobile Station,略してMS)、移動端末(英語:Mobile Terminal)、携帯電話(英語:Mobile Telephone)、ハンドセット(英語:handset)、及びポータブル機器(英語:portable equipment)などを含むが、それらに限定されないことが理解されるべきである。ユーザ機器は、無線アクセスネットワーク(英語:Radio Access Network,略してRAN)を使用することによって、1つ又は複数のコアネットワークと通信してもよい。例えば、ユーザ機器は、携帯電話(若しくは「セルラー」電話と称される)、又は無線通信機能を有するコンピュータであってもよく、ユーザ機器はさらに、ポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵、又は車載移動式装置であってもよい。
【0067】
本発明の実施形態では、基地局は、GSM又はCDMAにおける基地局(英語:Base Transceiver Station,略してBTS)であってもよく、また、WCDMAにおける基地局(NodeB)であってもよく、さらに、LTEにおける進化型NodeB(英語:evolved NodeB,略してeNB又はe−NodeB)であってもよく、本発明の実施形態では限定されない。
【0068】
LTEでは、ユーザ機器は、チャネルサウンディングを実行するためにアップリンク参照信号を使用する。アップリンク参照信号は、復調参照信号(英語:Demodulation Reference Signal,略してDMRS)であってもよく、又はサウンディング参照信号(英語:Sounding Reference Signal,略してSRS)であってもよい。ユーザ機器がアップリンク信号を送信するとき、ユーザ機器は、複数の選択されることになる循環シフトインジケーションから循環シフトインジケーションを選択し、及び選択された循環シフトインジケーションに従って、基本シーケンスで循環シフトを実行して、参照信号を生成する。異なる循環シフトインジケーションに従って生成された参照信号は、相互に直交する。したがって、同一の時間−周波数リソース上で送信された参照信号の間の干渉が回避される。
【0069】
D2D通信における参照信号送信について、LTEアップリンクにおける参照信号送信方式に対し、参照がなされることがある。特に、同一の時間−周波数リソースを使用してユーザ機器の間で送信された参照信号の間の干渉を回避するために、選択されることになる循環シフトインジケーションを設定する上述した方式と同様の方式が、設計のために代わりに使用されてもよい。例えば、8個の循環シフトインジケーションが事前構成され、送信端に位置する2つのユーザ機器が同一の時間−周波数リソース上で参照信号を送信するとき、2つのユーザ機器の各々は、8個の循環シフトインジケーションから1つをランダムに選択して、参照信号を生成してもよい。この設計方式に従って、D2D通信では、同一の時間−周波数リソース上で2つのユーザ機器によって送信された参照信号の間で干渉が発生する確率が著しく低減する。
【0070】
しかしながら、上述した例で示されたように、2つのユーザ機器が同一の循環シフトインジケーションを選択するとき、2つのユーザ機器によって送信された参照信号はなお、相互に干渉し、確率は1/64である。上述したことに基づいて、本発明の実施形態は、干渉をさらに低減させるための参照信号送信方法を提供する。
【0071】
図1は、本発明の実施形態に従った参照信号送信方法の概略的なフローチャートである。図1における方法は、第1のユーザ機器によって実行されてもよい。
【0072】
110.第1のユーザ機器は、第1のユーザ機器に関連する第1の識別子を判定する。
【0073】
第1の識別子は、第1のユーザ機器を含む少なくとも1つのユーザ機器に対して特に構成された識別子であってもよい。特に、第1の識別子は、第1のユーザ機器に対して特に構成された識別子であってもよい。例えば、第1の識別子は、以下の識別子、第1のユーザ機器のD2D識別子、国際移動加入者識別番号(英語:International Mobile Subscriber Identity,略してIMSI)、又は一時移動加入者識別番号(英語:Temporary Mobile Subscriber Identity,略してTMSI)、のうちの1つ又は複数を含んでもよい。代わりに、第1の識別子は、第1のユーザ機器を含む同一のグループ又は同一のタイプのユーザ機器に対して構成された共同識別子であってもよい。例えば、第1の識別子は、以下の識別子、第1のユーザ機器が属するD2DユーザグループのD2Dユーザグループ識別子、第1のユーザ機器によって提供されるサービスタイプのサービスタイプ識別子、又は第1のユーザ機器が属するD2DクラスタのD2Dクラスタ識別子、のうちの1つ又は複数を含んでもよい。
【0074】
120.第1のユーザ機器は、第1の識別子に従って、選択されることになる循環シフトインジケーションから第1の循環シフトインジケーションを判定する。
【0075】
第1の循環シフトインジケーションは、例えば、8個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中で第2の循環シフトインジケーションとすることができる、1つの選択されることになる循環シフトインジケーションであることが理解されるべきである。
【0076】
130.第1のユーザ機器は、第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第1の参照信号を判定する。
【0077】
選択されることになる循環シフトインジケーションの中で異なる循環シフトインジケーションに基づいて生成された参照信号が直交することが理解されるべきである。特に、2つのユーザ機器(ユーザ機器1及びユーザ機器2)が同一の時間−周波数リソース上で参照信号を送信するとき、ユーザ機器1及びユーザ機器2によって送信された参照信号が異なる循環シフトインジケーションに基づいて生成される場合、ユーザ機器1及びユーザ機器2によって送信された参照信号は直交し、相互に干渉しない。
【0078】
基本シーケンスは事前構成されてもよく、複数の循環シフトインジケーションは、基本シーケンスに対して構成されることが理解されるべきである。送信端としてのユーザ機器が循環シフトインジケーションを選択するとき、ユーザ機器は、循環シフトインジケーションに従って基本シーケンスで循環シフトを実行して、参照信号を生成してもよい。
【0079】
本発明のこの実施形態は、選択されることになる循環シフトインジケーションの数に特定の制限を設けず、例えば、数は8、10、又はいずれかの他の数であってもよいことがまた理解されるべきである。
【0080】
第1の識別子は、第1のユーザ機器に関連する1つ又は複数の識別子であってもよいことが留意されるべきである。例えば、第1の識別子は、第1のユーザ機器のD2D識別子であってもよく、又は第1の識別子は、第1のユーザ機器のD2D識別子及びD2Dユーザグループ識別子を含む。
【0081】
140.第1のユーザ機器は、第1の参照信号を第2のユーザ機器に送信する。
【0082】
本発明のこの実施形態では、第1のユーザ機器は、第1のユーザ機器に関連する第1の識別子に従って、第1の循環シフトインジケーションを選択し、第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに基づいて、第1の参照信号を生成し、次いで、第1の参照信号を第2のユーザ機器に送信し、それによって、D2D通信において参照信号送信を実行する。
【0083】
さらに、第1のユーザ機器は、第1のユーザ機器の第1の識別子に従って、循環シフトインジケーションを選択する。第1の識別子は、第1のユーザ機器に関連し、異なるユーザ機器の第1の識別子は概して、相互に異なる。したがって、異なるユーザ機器が異なるユーザ機器の第1の識別子に基づいて同一の循環シフトインジケーションを選択する確率は低い。したがって、生成された参照信号の間で衝突が発生する確率は低く、D2D通信においてユーザ機器の間で送信された参照信号の間の干渉が低減する。
【0084】
参照信号は、DMRSであってもよく、又は他の参照信号、例えば、SRSであってもよく、本発明のこの実施形態はそれらに特定の制限を設けないことが理解されるべきである。特に、参照信号がDMRSであるとき、DMRSは概して、ユーザ機器の間で送信されるデジタル信号で搬送され、及び送信され、すなわち、DMRS及びデジタル信号は、同一の周波数リソース上で送信される。参照信号がSRSであるとき、SRSは、事前定義され、及びSRSによって占有されたリソースを示すのに使用されるSRSパラメータに従って送信されてもよく、SRSパラメータは、サウンディング帯域幅、SRS送信間隔、及び周波数ホッピングモードなどを含む。
【0085】
任意選択で、第1のユーザ機器は、第1の識別子の値に従って、及びあらかじめ定められた動作ルールに従って計算を実行してもよく、計算結果と選択されることになる循環シフトインジケーションとの間で1対1の対応関係が存在する。特に、n個の循環シフトインジケーションが事前設定され、モジュロ演算が第1のユーザ機器の第1の識別子の値について実行されてもよく、剰余は、0からn−1に変化する(0及びn−1を含む)ことが想定される。次いで、対応関係がn個の剰余結果とn個の循環シフトインジケーションとの間で設定される。さらに、第1の循環シフトインジケーションが選択されるとき、基本シーケンスで循環シフトを実行するために第1の循環シフトインジケーションが使用され、第1の参照信号(第1の基準シーケンスとも称されてもよい)が生成されてもよい。
【0086】
モジュロ演算は、あらかじめ定められた動作ルールの実行方式にすぎないことが理解されるべきである。実際に、別の動作ルールが使用されてもよい。例えば、第1の識別子の値が20であり、n=8である場合、n個の循環シフトインジケーションの中で(2+0)番目の循環シフトインジケーションが第1の循環シフトインジケーションとして選択される。同様に、第1の識別子の値が211であるとき、(2+1+1)番目の循環シフトインジケーションが第1の循環シフトインジケーションとして選択される。第1の識別子が2つの識別子(別個に、識別子1及び識別子2である)を含み、識別子1の値が30であり、識別子2の値が14であるとき、(3+0+1+4)番目の循環シフトインジケーションが第1の循環シフトインジケーションとして選択される。
【0087】
本発明のこの実施形態では、第1のユーザ機器は、第1のユーザ機器の第1の識別子の値に従って、循環シフトインジケーションを選択する。第1の識別子は、第1のユーザ機器に関連し、異なるユーザ機器の第1の識別子の値は概して、相互に異なる。したがって、異なるユーザ機器が異なるユーザ機器の第1の識別子の値に基づいて同一の循環シフトインジケーションを選択する確率は低い。したがって、生成された参照信号の間で衝突が発生する確率は低く、D2D通信においてユーザ機器の間で送信された参照信号の間の干渉が低減する。
【0088】
任意選択で、別の実施形態では、ステップ120は、第1のユーザ機器によって、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するステップを含み、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、第1の識別子に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0089】
mod(x,y)は、xをyで除算することによって取得された剰余を示すことが理解されるべきである。
【0090】
任意選択の方式1:第1の識別子は、第1のユーザ機器の1つの識別子を含み、mは、第1の識別子の値に等しい。
【0091】
例えば、第1の識別子がD2D識別子である場合、D2D識別子の値は、ID_d2dであり、n=8であり、m=ID_d2dであり、k=mod(ID_d2d,8)である。
【0092】
別の例では、第1の識別子がD2Dユーザグループ識別子である場合、D2Dユーザグループ識別子の値は、ID_d2d_groupであり、n=8であり、m=ID_d2d_groupであり、k=mod(ID_d2d_group,8)である。
【0093】
別の例では、第1の識別子がサービスタイプ識別子である場合、サービスタイプ識別子の値は、ID_d2d_serviceであり、n=8であり、m=ID_d2d_serviceであり、k=mod(ID_d2d_service,8)である。
【0094】
別の例では、第1の識別子がIMSIである場合、n=8であり、m=IMSIであり、k=mod(IMSI,8)である。
【0095】
別の例では、第1の識別子がTMSIである場合、n=8であり、m=TMSIあり、k=mod(TMSI,8)である。
【0096】
任意選択の方式2:第1の識別子は、第1のユーザ機器の少なくとも2つの識別子を含み、mは、事前設定された動作ルールに従って少なくとも2つの識別子の値に基づいて判定された値である。
【0097】
この任意選択の方式では、第1のユーザ機器に関連する複数の識別子は、同時に考慮され、それによって、異なるユーザ機器が同一の循環シフトインジケーションを選択する確率がさらに低減し、ユーザ機器の間で送信された参照信号の間の干渉がさらに低減する。
【0098】
例えば、第1の識別子は、D2D識別子及びD2Dユーザグループ識別子を含む。D2D識別子の値は、ID_d2dである。D2Dユーザグループ識別子の値は、ID_d2d_groupである。n=8であり、事前設定された動作ルールが、2つの識別子の値を追加している場合、m=ID_d2d+ID_d2d_groupであり、k=mod(ID_d2d+ID_d2d_group,8)である。
【0099】
上述した任意選択の方式は、説明のための例として使用されるにすぎないことが理解されるべきである。実際に、nは、2以上のいずれかの自然数として選択されてもよい。加えて、第1の識別子が第1のユーザ機器の1つの識別子である場合、mは、事前設定された動作ルールを使用することによって取得されてもよい。例えば、第1の識別子の値が16進数である場合、第1の識別子の値は、10進数値に変換されてもよく、次いで、モジュロ演算が実行される。第1の識別子が第1のユーザ機器の複数の識別子を含む場合、上述した事前設定された動作ルールは、追加したものを含むがそれに限定されない。例えば、異なる識別子の値は、異なる識別子の重み値によって乗算されてもよく、次いで、乗算結果が追加される。
【0100】
任意選択で、実施形態では、ステップ120は、第1のユーザ機器によって、第1の識別子の値及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップを含み、第1のオフセット値は、第1のユーザ機器が位置するセルのセル識別子(若しくは、セルIDと称される)値、第1のユーザ機器が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0101】
第1のオフセット値が、第1のユーザ機器が位置するセルのセル識別子値であるとき、第1のユーザ機器及び第2のユーザ機器は、同一のセルに位置してもよいことが留意されるべきである。したがって、第2のユーザ機器は、第2のユーザ機器が位置するセルのセル識別子値を使用することによって、第1のオフセット値を取得することができる。
【0102】
第1のオフセット値が第1のユーザ機器が属するD2Dクラスタの識別子値であるとき、第1のユーザ機器及び第2のユーザ機器は、同一のD2Dクラスタに位置してもよい。したがって、第2のユーザ機器は、第2のユーザ機器が位置するD2Dクラスタの識別子を使用することによって、第1のオフセット値を取得することができる。
【0103】
代わりに、第1のオフセット値は、第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値であってもよい。第1の通信デバイスは、基地局であってもよく、基地局は、第1のユーザ機器及び第2のユーザ機器に対するオフセット値を同時に構成する。第1のユーザ機器及び第2のユーザ機器が同一のD2Dクラスタに位置するとき、第1の通信デバイスは、D2Dクラスタのクラスタヘッドであってもよい。
【0104】
例えば、オフセット値は、N_offsetとして示される。第1の循環シフトインジケーションは、8個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中で[mod(ID_d2d+N_offset,8)]番目の循環シフトインジケーションであってもよく、又は第1の循環シフトインジケーションは、8個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中で[mod(ID_d2d+ID_d2d_group+N_offset,8)]番目の循環シフトインジケーションであってもよい。本発明のこの実施形態の目的は、ユーザ機器が同一の循環シフトインジケーションを選択する確率を低減させることであるが、特定の動作方式を限定するものではない。実際に、目的を達成することができる全ての動作方式は、本発明のこの実施形態の保護範囲に入ることになる。
【0105】
任意選択で、別の実施形態では、ステップ120は、第1のユーザ機器によって、第1の識別子の値及び第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータに従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップを含む。
【0106】
第1のパラメータは、第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの時間ドメイン位置及び/又は周波数ドメイン位置を示すために使用されてもよいことが理解されるべきである。
【0107】
任意選択で、第1のパラメータは、第1のデータを送信するためのリソースのパラメータであってもよく、第1のデータは、第1の参照信号と共に送信されたデータである。例えば、第1の参照信号がDMRSであり、並びにDMRSが概してユーザ機器の間で送信されたデータと共に混合及び送信される場合、第1のパラメータは、送信されたデータを送信するためのリソースのパラメータであってもよい。
【0108】
本発明のこの実施形態では、第1のユーザ機器は、第1のユーザ機器の第1の識別子の値及び第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータに従って、循環シフトインジケーションを選択する。第1の識別子は、第1のユーザ機器に関連し、異なるユーザ機器の第1の識別子の値は概して、相互に異なる。したがって、異なるユーザ機器が異なるユーザ機器の第1の識別子の値に基づいて同一の循環シフトインジケーションを選択する確率は低い。したがって、生成された参照信号の間で衝突が発生する確率は低く、D2D通信においてユーザ機器によって送信された参照信号の間の干渉が低減する。
【0109】
異なる循環シフトインジケーションに従って判定された参照信号を使用するチャネル推定性能は、良好又は不良であることがある。第1の識別子に従って第1のユーザ機器によって判定された参照信号を使用するチャネル推定性能は、比較的不良であることがある。第1の参照信号が第1の識別子及び事前設定された動作ルールにのみ従って判定され、第1の識別子が比較的固定であるので、選択された第1の循環シフトインジケーションは比較的固定されている場合、時間ごとに判定された第1の参照信号を使用するチャネル推定性能は、比較的不良であることがある。本発明のこの実施形態では、第1の循環シフトインジケーションが選択される場合、第1のユーザ機器の第1の識別子が考慮されるだけでなく、参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータも考慮される。参照信号を送信するためのリソースは、リアルタイムで変化し、それによって、同一のユーザ機器によって選択された第1の循環シフトインジケーションは固定されず、時間ごとに判定された第1の参照信号を使用するチャネル推定性能が比較的不良であるケースを回避する。
【0110】
第1の参照信号を送信するためのリソースは、時間ドメインリソース及び/又は周波数ドメインリソースであってもよい。第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータは、リソースに対応する以下のパラメータ、フレーム番号、サブフレーム番号、物理リソースブロック(英語:Physical Resource Block,略して、PRB)番号、又は帯域幅、のうちの1つ又は複数であってもよい。
【0111】
任意選択で、別の実施形態では、第1のユーザ機器によって、第1の識別子の値及び第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータに従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップは、第1のユーザ機器によって、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するステップを含み、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、事前設定された動作ルールに従って第1の識別子の値及び第1のパラメータに基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0112】
本発明のこの実施形態では、第1のユーザ機器は、第1のユーザ機器の第1の識別子の値及び第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータに従って、循環シフトインジケーションを選択する。第1の識別子は、第1のユーザ機器に関連し、異なるユーザ機器の第1の識別子の値は概して、相互に異なる。したがって、異なるユーザ機器が異なる第1の識別子の値に基づいて同一の循環シフトインジケーションを選択する確率は低い。したがって、生成された参照信号の間で衝突が発生する確率は低く、D2D通信においてUEの間で送信された参照信号の間の干渉が低減する。
【0113】
n=8であり、第1の識別子はD2D識別子であり、D2D識別子の値がID_d2dであることが、説明のための例として使用される。
【0114】
任意選択の方式1:第1のパラメータは、第1の参照信号によって占有されたサブフレームの番号であり、サブフレーム番号は、N_subframeとして示される。事前設定された動作ルールがm=ID_d2d+N_subframeである場合、k=mod(ID_d2d+N_subframe,8)である。
【0115】
任意選択の方式2:第1のパラメータは、第1の参照信号によって占有されたフレームの番号であり、フレーム番号は、N_frameとして示される。事前設定された動作ルールがm=ID_d2d+N_frameである場合、k=mod(ID_d2d+N_frame,8)である。
【0116】
任意選択の方式3:第1のパラメータは、第1の参照信号によって占有されたサブフレーム及びフレームの番号を含み、サブフレーム番号は、N_subframeとして示され、フレーム番号は、N_frameとして示される。事前設定された動作ルールがm=ID_d2d+N_frame*10+N_subframeである場合、k=mod(ID_d2d+N_frame*10+N_subframe,8)である。
【0117】
任意選択の方式4:第1のパラメータは、第1の参照信号によって占有されたサブフレーム及びPRB、並びに帯域幅の番号を含み、サブフレーム番号は、N_subframeとして示され、帯域幅は、N_bandwidthとして示され、PRB番号は、N_PRBとして示される。事前設定された動作ルールがm=ID_d2d+N_subframe*N_bandwidth+N_PRBである場合、k=mod(ID_d2d+N_subframe*N_bandwidth+N_PRB,8)である。
【0118】
任意選択の方式5:第1のパラメータは、第1の参照信号によって占有されたフレーム及びPRBの番号、並びに帯域幅を含み、フレーム番号は、N_frameとして示され、帯域幅は、N_bandwidthとして示され、PRB番号は、N_PRBとして示される。事前設定された動作ルールがm=ID_d2d+N_frame*N_bandwidth+N_PRBである場合、k=mod(ID_d2d+N_frame*N_bandwidth+N_PRB,8)である。
【0119】
任意選択の方式6:第1のパラメータは、第1の参照信号によって占有されたフレーム、サブフレーム及びPRBの番号、並びに帯域幅を含み、フレーム番号は、N_frameとして示され、サブフレーム番号は、N_subframeとして示され、帯域幅は、N_bandwidthとして示され、PRB番号は、N_PRBとして示される。事前設定された動作ルールがm=ID_d2d+(N_frame*10+N_subframe)*N_bandwidth+N_PRBである場合、k=mod(ID_d2d+(N_frame*10+N_subframe)*N_bandwidth+N_PRB,8)である。
【0120】
上述した任意選択の方式は、説明のための例として使用されるにすぎないことが理解されるべきである。実際に、nは、2以上のいずれかの自然数として選択されてもよい。本発明のこの実施形態では、ID_d2dは、上記で説明されたいずれかの第1の識別子と置き換えられてもよく、例えば、ID_d2dは、ID_d2d_group及びID_d2d_serviceの組み合わせと置き換えられる。
【0121】
任意選択で、第1のユーザ機器によって、第1の識別子の値、及び第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータに従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップは、第1のユーザ機器によって、第1の識別子の値、第1のパラメータの値、及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップを含み、第1のオフセット値は、第1のユーザ機器が位置するセルのセル識別子値、第1のユーザ機器が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0122】
第1のオフセット値は、第1のユーザ機器が位置するセルのセル識別子値であり、第1のユーザ機器及び第2のユーザ機器は、同一のセルに位置してもよいことが留意されるべきである。したがって、第2のユーザ機器は、第2のユーザ機器が位置するセルのセル識別子を使用することによって、第1のオフセット値を取得することができる。
【0123】
第1のオフセット値が第1のユーザ機器が属するD2Dクラスタの識別子であるとき、第1のユーザ機器及び第2のユーザ機器は、同一のD2Dクラスタに位置してもよい。したがって、第2のユーザ機器は、第2のユーザ機器が位置するD2Dクラスタの識別子を使用することによって、第1のオフセット値を取得することができる。
【0124】
代わりに、第1のオフセット値は、第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値であってもよい。第1の通信デバイスは基地局であってもよく、基地局は、第1のユーザ機器及び第2のユーザ機器に対するオフセット値を同時に構成する。第1のユーザ機器及び第2のユーザ機器が同一のD2Dクラスタに位置するとき、第1の通信デバイスは、D2Dクラスタのクラスタヘッドであってもよい。
【0125】
例えば、オフセット値は、N_offsetとして示される。第1の循環シフトインジケーションは、8個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中で[mod(ID_d2d+(N_frame*10+N_subframe)*N_bandwidth+N_PRB+N_offset,8)]番目の循環シフトインジケーションであってもよく、又は第1の循環シフトインジケーションは、8個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中で[mod(ID_d2d+N_frame*10+N_subframe+N_offset,8)]番目の循環シフトインジケーションであってもよい。本発明のこの実施形態の目的は、異なるユーザ機器が同一の循環シフトインジケーションを選択する確率を低減させることであるが、特定の動作方式に限定しない。実際に、目的を達成することができる全ての動作方式が、本発明のこの実施形態の保護範囲に入ることになる。
【0126】
任意選択で、ステップ110は、第1のユーザ機器によって、第2のユーザ機器によって送信された、受信された要求において搬送された第1の識別子に従って、第1の識別子を判定するステップを含む。
【0127】
特に、第2のユーザ機器は、要求(例えば、要求は、発見信号要求であってもよい)を周囲のユーザ機器に直接送信し、及び第1の識別子を要求に追加してもよい。代わりに、第2のユーザ機器は、要求を基地局に送信し、基地局は、ページング信号を第2のユーザ機器の周囲のユーザ機器に送信し、及び第1の識別子をページング信号に追加する。
【0128】
第2のユーザ機器が、第1のD2Dサービスを提供することができるユーザ機器を探索することを要求する場合、第2のユーザ機器は、発見信号要求を周囲のユーザ機器に送信し、及び第1のD2Dサービスに対応するD2Dサービスタイプ識別子を発見信号要求に追加する。D2Dサービスタイプを提供することができる第1のユーザ機器は、発見信号要求を受信し、及び発見信号要求において搬送されたD2Dサービスタイプ識別子に従って、第1の参照信号を生成する。
【0129】
代わりに、第2のユーザ機器が、第1のD2Dサービスを提供することができるユーザ機器を探索することを要求する場合、第2のユーザ機器は、発見信号要求を基地局に送信し、及び第1のD2Dサービスに対応するD2Dサービスタイプ識別子を発見信号要求に追加する。発見信号要求を受信した後、基地局は、ページング信号を第2のユーザ機器の周囲のユーザ機器に送信し、及びD2Dサービスタイプ識別子をページング信号に追加する。D2Dサービスタイプを提供することができる第1のユーザ機器は、発見信号要求を受信し、及び発見信号要求において搬送されたD2Dサービスタイプ識別子に従って、第1の参照信号を生成する。
【0130】
任意選択で、ステップ110は、第1のユーザ機器によって、第1のユーザ機器に関連する識別子から事前設定されたルールに従って、識別子を第1の識別子として選択するステップを含む。
【0131】
特に、第1のユーザ機器は、第1のユーザ機器に関連する複数の識別子を有し、第1のユーザ機器は、参照信号を周期的に転送する。第1のユーザ機器が参照信号を送信する準備ができているとき、第1のユーザ機器は、識別子を、複数の関連する識別子からランダムに、又はあらかじめ定められた順序に従って選択し、及び選択された識別子を第1の循環シフトインジケーションとして判定してもよい。
【0132】
例えば、第1のユーザ機器は、3つのサービスタイプを提供することができる。3つのサービスタイプの中からサービスタイプを要求する周囲のユーザ機器が第1のユーザ機器を発見することを可能にするために、第1のユーザ機器は、参照信号を周期的に送信し、参照信号は、3つのサービスタイプのサービスタイプ識別子を連続して搬送する。周囲のユーザ機器は、参照信号をブラインド検出方式で復調してもよい。
【0133】
上述したことは、図1を参照して、本発明の実施形態に従った第1のユーザ機器(参照信号の送信端)の観点から参照信号送信方法を詳細に説明している。以下では、図2を参照して、本発明の実施形態に従った第2のユーザ機器(参照信号の受信端)の観点から参照信号送信方法を詳細に説明する。
【0134】
第2のユーザ機器側から説明される第1のユーザ機器及び第2のユーザ機器の相互作用、関連する特徴、及び機能などは、第1のユーザ機器側からの説明に対応することが理解されるべきである。簡潔のために、関連する説明が適切に省略される。
【0135】
図2は、本発明の別の実施形態に従った参照信号送信方法の概略的なフローチャートである。図2における方法は、以下のステップを含む。
【0136】
210.第2のユーザ機器は、第1のユーザ機器に関連する第1の識別子を判定する。
【0137】
220.第2のユーザ機器は、第1の識別子に従って、選択されることになる循環シフトインジケーションから第1の循環シフトインジケーションを判定する。
【0138】
230.第2のユーザ機器は、第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第2の参照信号を判定する。
【0139】
240.第2のユーザ機器は、第2の参照信号、及びチャネルを通じて送信された、受信された第1の参照信号に従って、チャネル上でチャネルサウンディングを実行し、第1の参照信号は、第1のユーザ機器によって送信される。
【0140】
第1の参照信号は、第1の識別子に基づいて、第1のユーザ機器によって生成され、したがって第1の参照信号は第2の参照信号と同一であることが理解されるべきである。
【0141】
本発明のこの実施形態では、第2のユーザ機器は、第1のユーザ機器に関連する第1の識別子に従って、第1の循環シフトインジケーションを選択し、第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに基づいて、第2の参照信号を判定し、次いで、第2の参照信号及び、チャネルを通じて送信された、受信された第1の参照信号に従って、チャネル上でチャネルサウンディングを実行し、それによって、D2D通信において参照信号送信を実行する。技術的解決策が使用され、それによって、第2のユーザ機器はブラインド検出方式を使用する必要がなく、チャネルサウンディングの複雑度が低減し、第2のユーザ機器のエネルギー消費が低減する。
【0142】
任意選択で、実施形態では、ステップ210は、第2のユーザ機器によって、第1のユーザ機器に送信され、及び第1の識別子を搬送する要求に従って、第1の識別子を判定するステップを含む。
【0143】
第2のユーザ機器が要求を送信するとき、第2のユーザ機器は、第1の識別子を要求に追加する。要求を受信する第1のユーザ機器は、第1の識別子を使用することによって、循環シフトインジケーションを選択し、及び第1の参照信号を生成し、第2のユーザ機器も、第1の識別子を使用することによって、循環シフトインジケーションを選択し、及びどの循環シフトインジケーションが、第1のユーザ機器によって送信された参照信号を生成するのに使用されるかを、第2のユーザ機器が事前に学習するものと同等の、第2の参照信号を生成するが、ブラインド検出方式で判定する必要はなく、それによって、第2のユーザ機器によって実行されるチャネルサウンディングの複雑度が著しく低減する。
【0144】
任意選択で、別の実施形態では、ステップ230は、第2のユーザ機器によって、第1の循環シフトインジケーションに従って事前設定された基本シーケンスで循環シフトを実行した後、第2の参照信号を取得するステップを含む。
【0145】
任意選択で、別の実施形態では、ステップ220は、第2のユーザ機器によって、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定し、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、第1の識別子に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0146】
任意選択で、別の実施形態では、第1の識別子は、第1のユーザ機器の1つの識別子を含み、mは、第1の識別子の値に等しい。
【0147】
任意選択で、別の実施形態では、第1の識別子は、第1のユーザ機器の少なくとも2つの識別子を含み、mは、事前設定された動作ルールに従って、少なくとも2つの識別子の値に基づいて判定された値である。
【0148】
任意選択で、別の実施形態では、ステップ220は、第2のユーザ機器によって、第1の識別子の値及び第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータに従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップを含む。
【0149】
任意選択で、別の実施形態では、ステップ220は、第2のユーザ機器によって、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するステップを含み、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、事前設定された動作ルールに従って、第1の識別子の値及び第1のパラメータの値に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0150】
任意選択で、別の実施形態では、第1のパラメータは、リソースに対応する以下のパラメータ、フレーム番号、サブフレーム番号、物理リソースブロック番号、又は帯域幅のうちの1つ又は複数を含む。
【0151】
任意選択で、別の実施形態では、ステップ220は、第2のユーザ機器によって、第1の識別子の値、第1のパラメータの値、及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップを含み、第1のオフセット値は、第1のユーザ機器が位置するセルのセル識別子、第1のユーザ機器が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0152】
任意選択で、別の実施形態では、ステップ220は、第2のユーザ機器によって、第1の識別子の値及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するステップを含み、第1のオフセット値は、第1のユーザ機器が位置するセルのセル識別子値、第1のユーザ機器が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0153】
任意選択で、別の実施形態では、第1の識別子は、第1のユーザ機器の以下の識別子、D2D識別子、IMSI、TMSI、D2Dユーザグループ識別子、サービスタイプ識別子、又はD2Dクラスタ識別子のうちの1つ又は複数を含み、D2Dユーザグループ識別子は、第1のユーザ機器が属するD2Dユーザグループを示すために使用され、サービスタイプ識別子は、第1のユーザ機器によって提供されるサービスタイプを示すために使用される。
【0154】
上述したことは、図1乃至図2を参照して、本発明の実施形態に従った参照信号送信方法を詳細に説明している。以下では、図3乃至図4を参照して、本発明の実施形態に従ったユーザ機器を詳細に説明する。
【0155】
図3は、本発明の実施形態に従ったユーザ機器の概略的なブロック図である。図3におけるユーザ機器300は、図1及び図2における第1のユーザ機器に対応する。ユーザ機器300は、第1の判定ユニット310、第2の判定ユニット320、第3の判定ユニット330、及び送信ユニット340を含む。
【0156】
第1の判定ユニット310は、ユーザ機器300に関連する第1の識別子を判定するように構成される。
【0157】
第2の判定ユニット320は、第1の判定ユニット310によって判定された第1の識別子に従って、選択されることになる循環シフトインジケーションから第1の循環シフトインジケーションを判定するように構成される。
【0158】
第3の判定ユニット330は、第2の判定ユニット320によって判定された第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第1の参照信号を判定するように構成される。
【0159】
送信ユニット340は、第3の判定ユニット330によって判定された第1の参照信号を第2のユーザ機器に送信するように構成される。
【0160】
本発明のこの実施形態では、ユーザ機器300は、ユーザ機器300に関連する第1の識別子に従って、第1の循環シフトインジケーションを選択し、第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに基づいて、第1の参照信号を生成し、次いで、第1の参照信号を第2のユーザ機器送信し、それによって、D2D通信において参照信号送信を実行する。
【0161】
さらに、ユーザ機器300は、ユーザ機器300の第1の識別子に従って、循環シフトインジケーションを選択する。第1の識別子は、ユーザ機器300に関連し、異なるユーザ機器の第1の識別子は概して、相互に異なる。したがって、異なるユーザ機器が異なるユーザ機器の第1の識別子に基づいて同一の循環シフトインジケーションを選択する確率は低い。したがって、生成された参照信号の間で衝突が発生する確率は低く、D2D通信におけるユーザ機器の間で送信された参照信号の間の干渉が低減する。
【0162】
任意選択で、実施形態では、ユーザ機器300はさらに受信ユニットを含み、受信ユニットは、第2のユーザ機器によって送信され、及び第1の識別子を搬送する要求を受信するように構成され、第1の判定ユニット310は特に、受信ユニットによって受信された要求において搬送された第1の識別子に従って、第1の識別子を判定するように構成される。
【0163】
任意選択で、別の実施形態では、第1の判定ユニット310は特に、ユーザ機器300に関連する識別子から事前設定されたルールに従って、識別子を第1の識別子として選択するように構成される。
【0164】
任意選択で、別の実施形態では、第3の判定ユニット330は特に、第1の循環シフトインジケーションに従って、事前設定された基本シーケンスで循環シフトを実行した後、第1の参照信号を取得するように構成される。
【0165】
任意選択で、別の実施形態では、第2の判定ユニット320は特に、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するように構成され、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、第1の識別子に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0166】
任意選択で、別の実施形態では、第1の識別子は、ユーザ機器300の1つの識別子を含み、mは、第1の識別子の値に等しい。
【0167】
任意選択で、別の実施形態では、第1の識別子は、ユーザ機器300の少なくとも2つの識別子を含み、mは、事前設定された動作ルールに従って、少なくとも2つの識別子の値に基づいて判定された値である。
【0168】
任意選択で、別の実施形態では、第2の判定ユニット320は特に、第1の識別子の値、及び第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータに従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するように構成される。
【0169】
任意選択で、別の実施形態では、第2の判定ユニット320は特に、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するように構成され、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、事前設定された動作ルールに従って、第1の識別子の値及び第1のパラメータの値に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0170】
任意選択で、別の実施形態では、第1のパラメータは、リソースに対応する以下のパラメータ、フレーム番号、サブフレーム番号、物理リソースブロック番号、又は帯域幅、のうちの1つ又は複数を含む。
【0171】
任意選択で、別の実施形態では、第2の判定ユニット320は特に、第1の識別子の値、第1のパラメータの値、及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するようにさらに構成され、第1のオフセット値は、ユーザ機器300が位置するセルのセル識別子値、ユーザ機器300が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0172】
任意選択で、別の実施形態では、第2の判定ユニット320は特に、第1の識別子の値及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するようにさらに構成され、第1のオフセット値は、ユーザ機器300が位置するセルのセル識別子値、ユーザ機器300が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0173】
任意選択で、別の実施形態では、第1の識別子は、ユーザ機器300の以下の識別子、D2D識別子、IMSI、TMSI、D2Dユーザグループ識別子、サービスタイプ識別子、又はD2Dクラスタ識別子を含み、D2Dユーザグループ識別子は、ユーザ機器300が属するD2Dユーザグループを示すために使用され、サービスタイプ識別子は、ユーザ機器300によって提供されるサービスタイプを示すために使用される。
【0174】
図4は、本発明の実施形態に従ったユーザ機器の概略的なブロック図である。図4におけるユーザ機器400は、図1及び図2における第2のユーザ機器に対応する。ユーザ機器400は、第1の判定ユニット410、第2の判定ユニット420、第3の判定ユニット430、チャネルサウンディングユニット440、及び受信ユニット450を含む。
【0175】
第1の判定ユニット410は、第1のユーザ機器に関連する第1の識別子を判定するように構成される。
【0176】
第2の判定ユニット420は、第1の判定ユニット410によって判定された第1の識別子に従って、選択されることになる循環シフトインジケーションから第1の循環シフトインジケーションを判定するように構成される。
【0177】
第3の判定ユニット430は、第2の判定ユニット420によって判定された第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第2の参照信号を判定するように構成される。
【0178】
受信ユニット450は、チャネルを通じて送信された第1の参照信号を受信するように構成され、第1の参照信号は、第1のユーザ機器によって送信される。
【0179】
チャネルサウンディングユニット440は、第3の判定ユニット430によって判定された第2の参照信号及び受信ユニット450によって受信された第1の参照信号に従って、チャネル上でチャネルサウンディングを実行するように構成される。
【0180】
本発明のこの実施形態では、ユーザ機器400は、第1のユーザ機器に関連する第1の識別子に従って、第1の循環シフトインジケーションを選択し、第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに基づいて、第2の参照信号を判定し、次いで、第2の参照信号及びチャネルを通じて送信された、受信された第1の参照信号に従って、チャネル上でチャネルサウンディングを実行し、それによって、D2D通信において参照信号送信を実行する。技術的解決策が使用され、それによって、ユーザ機器400が、ブラインド検出方式を使用する必要がなく、チャネルサウンディングの複雑度が低減し、ユーザ機器400のエネルギー消費が低減する。
【0181】
任意選択で、実施形態では、ユーザ機器400は、送信ユニットをさらに含み、送信ユニットは、第1のユーザ機器に、第1の識別子を搬送する要求を送信するように構成され、第1の判定ユニット410は特に、送信ユニットによって送信され、及び第1の識別子を搬送する要求に従って、第1の識別子を判定するように構成される。
【0182】
任意選択で、別の実施形態では、第3の判定ユニット430は特に、第1の循環シフトインジケーションに従って、事前設定された基本シーケンスで循環シフトを実行した後、第2の参照信号を取得するように構成される。
【0183】
任意選択で、別の実施形態では、第2の判定ユニット420は特に、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するように構成され、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、第1の識別子に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0184】
任意選択で、別の実施形態では、第1の識別子は、第1のユーザ機器の1つの識別子を含み、mは、第1の識別子の値に等しい。
【0185】
任意選択で、別の実施形態では、第1の識別子は、第1のユーザ機器の少なくとも2つの識別子を含み、mは、事前設定された動作ルールに従って、少なくとも2つの識別子の値に基づいて判定された値である。
【0186】
任意選択で、別の実施形態では、第2の判定ユニット420は特に、第1の識別子の値、及び第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータ値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するように構成される。
【0187】
任意選択で、別の実施形態では、第2の判定ユニット420は特に、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するようにさらに構成され、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、事前設定された動作ルールに従って、第1の識別子の値及び第1のパラメータの値に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0188】
任意選択で、別の実施形態では、第1のパラメータは、リソースに対応する以下のパラメータ、フレーム番号、サブフレーム番号、物理リソースブロック番号、又は帯域幅、のうちの1つ又は複数を含む。
【0189】
任意選択で、別の実施形態では、第2の判定ユニット420は特に、第1の識別子の値、第1のパラメータ、及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するようにさらに構成され、第1のオフセット値は、第1のユーザ機器が位置するセルのセル識別子値、第1のユーザ機器が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0190】
任意選択で、別の実施形態では、第2の判定ユニット420は特に、第1の識別子の値及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するように構成され、第1のオフセット値は、第1のユーザ機器が位置するセルのセル識別子値、第1のユーザ機器が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0191】
任意選択で、別の実施形態では、第1の識別子は、第1のユーザ機器の以下の識別子、D2D識別子、IMSI、TMSI、D2Dユーザグループ識別子、サービスタイプ識別子、又はD2Dクラスタ識別子、のうちの1つ又は複数を含み、D2Dユーザグループ識別子は、第1のユーザ機器が属するD2Dユーザグループを示すために使用され、サービスタイプ識別子は、第1のユーザ機器によって提供されるサービスタイプを示すために使用される。
【0192】
図5は、本発明の実施形態に従ったユーザ機器の概略的なブロック図である。図5におけるユーザ機器500は、図1及び図2における第1のユーザ機器に対応する。ユーザ機器500は、プロセッサ510及び送信機520を含む。
【0193】
プロセッサ510は、ユーザ機器500に関連する第1の識別子を判定し、第1の識別子に従って、選択されることになる循環シフトインジケーションから第1の循環シフトインジケーションを判定し、並びに第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第1の参照信号を判定するように構成される。
【0194】
送信機520は、第1の参照信号を第2のユーザ機器に送信するように構成される。
【0195】
本発明のこの実施形態では、選択されることになる循環シフトインジケーションは、事前設定され、ユーザ機器500は、ユーザ機器500に関連する第1の識別子に従って、第1の循環シフトインジケーションを選択し、第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに基づいて、第1の参照信号を生成し、次いで、第1の参照信号を第2のユーザ機器に送信し、それによって、D2D通信において参照信号送信を実行する。
【0196】
さらに、ユーザ機器500は、ユーザ機器500の第1の識別子に従って、循環シフトインジケーションを選択する。第1の識別子は、ユーザ機器500に関連し、異なるユーザ機器の第1の識別子は概して、相互に異なる。したがって、異なるユーザ機器が異なるユーザ機器の第1の識別子に基づいて同一の循環シフトインジケーションを選択する確率は低い。したがって、生成された参照信号の間で衝突が発生する確率は低く、D2D通信におけるユーザ機器の間で送信された参照信号の間の干渉が低減する。
【0197】
任意選択で、実施形態では、ユーザ機器500は、第2のユーザ機器によって送信され、及び第1の識別子を搬送する要求を受信するように構成された受信機をさらに含み、プロセッサ510は特に、受信機によって受信された要求において搬送された第1の識別子に従って、第1の識別子を判定するように構成される。
【0198】
任意選択で、別の実施形態では、プロセッサ510は特に、ユーザ機器500に関連する識別子から、事前設定されたルールに従って、識別子を第1の識別子として選択するように構成される。
【0199】
任意選択で、別の実施形態では、プロセッサ510は特に、第1の循環シフトインジケーションに従って、事前設定された基本シーケンスで循環シフトを実行した後、第1の参照信号を取得するように構成される。
【0200】
任意選択で、別の実施形態では、プロセッサ510は特に、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するように構成され、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、第1の識別子に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0201】
任意選択で、別の実施形態では、第1の識別子は、ユーザ機器500の1つの識別子を含み、mは、第1の識別子の値に等しい。
【0202】
任意選択で、別の実施形態では、第1の識別子は、ユーザ機器500の少なくとも2つの識別子を含み、mは、事前設定された動作ルールに従って、少なくとも2つの識別子の値に基づいて判定された値である。
【0203】
任意選択で、別の実施形態では、プロセッサ510は特に、第1の識別子の値、及び第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータに従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するように構成される。
【0204】
任意選択で、別の実施形態では、プロセッサ510は特に、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するように構成され、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、事前設定された動作ルールに従って、第1の識別子の値及び第1のパラメータの値に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0205】
任意選択で、別の実施形態では、第1のパラメータは、リソースに対応する以下のパラメータ、フレーム番号、サブフレーム番号、物理リソースブロック番号、又は帯域幅、のうちの1つ又は複数を含む。
【0206】
任意選択で、別の実施形態では、プロセッサ510は特に、第1の識別子の値、第1のパラメータの値、及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するようにさらに構成され、第1のオフセット値は、ユーザ機器500が位置するセルのセル識別子値、ユーザ機器500が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0207】
任意選択で、別の実施形態では、プロセッサ510は特に、第1の識別子の値及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するようにさらに構成され、第1のオフセット値が、ユーザ機器500が位置するセルのセル識別子値、ユーザ機器500が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0208】
任意選択で、別の実施形態では、第1の識別子は、ユーザ機器500の以下の識別子、D2D識別子、IMSI、TMSI、D2Dユーザグループ識別子、サービスタイプ識別子、又はD2Dクラスタ識別子、のうちの1つ又は複数を含み、D2Dユーザグループ識別子は、ユーザ機器500が属するD2Dユーザグループを示すために使用され、サービスタイプ識別子は、ユーザ機器500によって提供されるサービスタイプを示すために使用される。
【0209】
図6は、本発明の実施形態に従ったユーザ機器の概略的なブロック図である。図6におけるユーザ機器600は、図1及び図2における第2のユーザ機器に対応する。ユーザ機器600は、プロセッサ610及び受信機620を含む。
【0210】
プロセッサ610は、第1のユーザ機器に関連する第1の識別子を判定し、第1の識別子に従って、選択されることになる循環シフトインジケーションから第1の循環シフトインジケーションを判定し、並びに第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに従って、第2の参照信号を判定するように構成される。
【0211】
受信機620は、チャネルを通じて送信された第1の参照信号を受信するように構成され、第1の参照信号は、第1のユーザ機器によって送信される。
【0212】
プロセッサ610は、判定された第2の参照信号及び受信機620によって受信された第1の参照信号に従って、チャネル上でチャネルサウンディングを実行するようにさらに構成される。
【0213】
本発明のこの実施形態では、ユーザ機器600は、第1のユーザ機器に関連する第1の識別子に従って、第1の循環シフトインジケーションを選択し、第1の循環シフトインジケーション及び事前設定された基本シーケンスに基づいて、第2の参照信号を生成し、次いで、第2の参照信号、及びチャネルを通じて送信された、受信された第1の参照信号に従って、チャネル上でチャネルサウンディングを実行し、それによって、D2D通信において参照信号送信を実行する。技術的解決策が使用され、それによって、ユーザ機器600はブラインド検出方式を使用する必要がなく、チャネルサウンディングの複雑度が低減し、ユーザ機器600のエネルギー消費が低減する。
【0214】
任意選択で、実施形態では、ユーザ機器600は、第1のユーザ機器に、第1の識別子を搬送する要求を送信するように構成された送信機をさらに含み、プロセッサ610は特に、送信機によって送信され、及び第1の識別子を搬送する要求に従って、第1の識別子を判定するように構成される。
【0215】
任意選択で、別の実施形態では、プロセッサ610は特に、第1の循環シフトインジケーションに従って、事前設定された基本シーケンスで循環シフトを実行した後、第2の参照信号を取得するように構成される。
【0216】
任意選択で、別の実施形態では、プロセッサ610は特に、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するように構成され、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、第1の識別子に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0217】
任意選択で、別の実施形態では、第1の識別子は、第1のユーザ機器の1つの識別子を含み、mは、第1の識別子の値に等しい。
【0218】
任意選択で、別の実施形態では、第1の識別子は、第1のユーザ機器の少なくとも2つの識別子を含み、mは、事前設定された動作ルールに従って、少なくとも2つの識別子の値に基づいて判定された値である。
【0219】
任意選択で、別の実施形態では、プロセッサ610は特に、第1の識別子の値、及び第1の参照信号を送信するのに使用されるリソースの第1のパラメータの値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するように構成される。
【0220】
任意選択で、別の実施形態では、プロセッサ610は、n個の選択されることになる循環シフトインジケーションの中でk番目の循環シフトインジケーションを第1の循環シフトインジケーションとして判定するように構成され、nは、選択されることになる循環シフトインジケーションの数であり、mは、事前設定された動作ルールに従って、第1の識別子の値及び第1のパラメータの値に基づいて判定された値であり、k=mod(m,n)である。
【0221】
任意選択で、別の実施形態では、第1のパラメータは、リソースに対応する以下のパラメータ、フレーム番号、サブフレーム番号、物理リソースブロック番号、又は帯域幅、のうちの1つ又は複数を含む。
【0222】
任意選択で、別の実施形態では、プロセッサ610は特に、第1の識別子の値、第1のパラメータの値、及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するようさらに構成され、第1のオフセット値は、第1のユーザ機器が位置するセルのセル識別子値、第1のユーザ機器が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0223】
任意選択で、別の実施形態では、プロセッサ610は特に、第1の識別子の値及び第1のオフセット値に従って、第1の循環シフトインジケーションを判定するように構成され、第1のオフセット値は、第1のユーザ機器が位置するセルのセル識別子値、第1のユーザ機器が属するD2Dクラスタの識別子値、又は第1の通信デバイスによって構成されたオフセット値である。
【0224】
任意選択で、別の実施形態では、第1の識別子は、第1のユーザ機器の以下の識別子、D2D識別子、IMSI、TMSI、D2Dユーザグループ識別子、サービスタイプ識別子、又はD2Dクラスタ識別子、のうちの1つ又は複数を含み、D2Dユーザグループ識別子は、第1のユーザ機器が属するD2Dユーザグループを示すために使用され、サービスタイプ識別子は、第1のユーザ機器によって提供されるサービスタイプを示すために使用される。
【0225】
この明細書で開示された実施形態で説明された例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップが電子的ハードウェア、又はコンピュータソフトウェア及び電子的ハードウェアの組み合わせによって実装されてもよいことを当業者は認識することができる。機能がハードウェア又はソフトウェアによって実行されるかは、技術的解決策の特定の適用及び設計制約条件に依存する。当業者は、各々の特定の適用のために説明された機能を実装するために異なる方法を使用してもよいが、実装は、本発明の範囲を超えると考えられるべきではない。
【0226】
利便且つ簡潔な説明を目的に、上述したシステム、装置、及びユニットの詳細な動作の処理について、上述した方法の実施形態における対応する処理に対して参照がなされてもよいことが当業者によって明確に理解され得るが、詳細は、本明細書では説明されない。
【0227】
本出願で提供される幾つかの実施形態では、開示されるシステム、装置、及び方法が他の方式で実装されてもよいことが理解されるべきである。例えば、説明された装置の実施形態は例にすぎない。例えば、ユニット分割は、論理機能分割にすぎず、且つ実際の実装においては他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又は構成要素が別のシステムと組み合わされ、若しくは別のシステムに統合されてもよく、又は一部の機能が無視され、若しくは実行されなくてもよい。加えて、表示され又は論じられる相互結合若しくは直接結合、又は通信接続は、一部のインタフェースを使用することによって実装されてもよい。装置又はユニットの間の間接結合又は通信接続は、電子的、機械的又は他の方式で実装されてもよい。
【0228】
別個の部分として説明されるユニットは、物理的に別個であってもよく、又は別個でなくてもよく、ユニットとして表示された部分は、物理的ユニットであってもよく、又は物理的ユニットでなくてもよく、1つの場所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニット上で分散されてもよい。ユニットの一部又は全ては、実施形態の解決策の目的を達成するための実際の必要性に従って選択されてもよい。
【0229】
加えて、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つのプロセッシングユニットに統合されてもよく、ユニットの各々は、物理的に単独で存在してもよく、又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
【0230】
機能がソフトウェア機能ユニットの形式で実装され、及び独立製品として販売又は使用されるとき、機能は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解に基づいて、必須の本発明の技術的解決策、又は従来技術に貢献する部分、若しくは技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形式で実装されてもよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、及び本発明の実施形態で説明された方法のステップの全て又は一部を実行するようにコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスなどであってもよい)に命令するための幾つかの命令を含む。上述した記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、着脱可能ハードディスク、リードオンリメモリ(ROM、Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、又は光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができるいずれかの媒体を含む。
【0231】
上述した説明は、本発明の特定の実装方式にすぎないが、本発明の保護範囲を限定することを意図していない。本発明で開示された技術範囲内で当業者によって容易に理解されるいずれかの変形又は置換は、本発明の保護範囲内に入ることになる。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に依存する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6