(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御信号生成回路は、前記モードレジストセット信号によって、前記入力制御信号と同じ前記反転制御信号を前記反転回路に提供するか、または、前記入力データ信号が反転しないように不活性化信号を前記反転制御信号として前記反転回路に提供することを特徴とする請求項4に記載の半導体メモリ装置。
前記データマスキング回路は、前記マスキング制御信号に応答して、前記入力データ信号に対応するデータが前記複数のメモリバンクに記録されないように構成されることを特徴とする請求項4に記載の半導体メモリ装置。
前記制御信号生成回路は、前記モードレジストセット信号によって、前記入力制御信号と同じ前記マスキング制御信号を前記データマスキング回路に提供するか、または前記入力データ信号がマスキングされないように、不活性化信号を前記マスキング制御信号として前記データマスキング回路に提供することを特徴とする請求項7に記載の半導体メモリ装置。
前記制御信号生成回路は、前記モードレジストセット信号によって、前記反転回路に前記入力制御信号と同じ前記反転制御信号を提供し、前記データマスキング回路に、前記入力データ信号がマスキングされないように不活性化信号を前記マスキング制御信号として提供するか、または前記反転回路に、前記入力データ信号が反転しないように不活性化信号を前記反転制御信号として提供し、前記データマスキング回路に前記入力制御信号と同じ前記マスキング制御信号を提供することを特徴とする請求項7に記載の半導体メモリ装置。
前記複数のメモリバンクそれぞれは、ロウ方向とカラム方向とに配列されたメモリサブブロックを備え、前記少なくとも1つの反転回路は、各カラムのメモリサブブロックごとに配されることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
前記複数のメモリバンクは、複数のメモリセルを備え、前記複数のメモリセルそれぞれは、スイッチング素子及びキャパシタを備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
前記データマスキング回路は、前記マスキング制御信号に応答して、前記入力データ信号に対応するデータを前記複数のメモリバンクに記録させないことを特徴とする請求項18に記載の半導体メモリ装置。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付した図面を参照して本発明の多様な実施形態を詳細に説明する。本発明の実施形態は当業者に本発明をさらに完全に説明するために提供されるものである。以下で示される実施形態は、多様な他の形態に変形され、本発明の範囲が下記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物ないし代替物を含むと理解されねばならない。
【0019】
添付した図面を説明するに際して類似した構成要素には類似した参照符号を付ける。添付した図面において、構造物の寸法は本発明の明確な理解を助けるために実際より拡大または縮小して図示される。
【0020】
本明細書で使われた用語はただ特定の実施形態を説明するために使われたものであり、本発明を限定しようとする意図で使われたものではない。単数の表現は、文脈上完全に異なる場合を除いては複数の表現を含む。本明細書で、“備える”または“持つ”などの用語は、挙げられた特徴の存在を特定するものであり、1つ以上の他の特徴の存在または付加可能性を予め排除しないと理解されねばならない。本明細書で、用語“及び/または”は、挙げられた特徴のうちいずれか1つ及び1つ以上のすべての組み合わせを含むために使われる。本明細書で、“第1”、“第2”などの用語が、多様な特徴を説明するために1つの特徴を他の特徴と区別するための意図でのみ使われ、これらの特徴はこれらの用語によって限定されるものではない。以下の説明で第1特徴が第2特徴と連結、結合または接続されると記載する場合、これは、第1特徴と第2特徴との間に第3特徴が介在されうるということを排除しない。
【0021】
特に定義されない限り、技術的や科学的な用語を始めとしてここで使われるすべての用語は、当業者により一般的に理解されるものと同じ意味を持つ。一般的に使われる辞書に定義されているような用語は、関連技術の文脈上の意味と一致する意味を持つと解釈されねばならず、本出願で明らかに定義しない限り、理想的または過度に形式的な意味とは解釈されない。
【0022】
図1は、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置の例示的なブロック図である。
【0023】
図1を参照すれば、半導体メモリ装置100は、複数のメモリセルを備えるメモリセルアレイ101、及び前記メモリセルアレイ101にデータを記録または再生するための各種回路ブロックを備える。例えば、タイミングレジスタ102は、不活性化レベル(例えば、ロジッグハイ)から活性化レベル(例えば、ロジッグロー)に遷移するチップ選択信号CS/に応答して活性化する。タイミングレジスタ102は、外部からクロック信号CLK、クロックイネーブル信号CKE、チップ選択信号CS/、ロウアドレスストロボ信号RAS/、カラムアドレスストロボ信号CAS/、記録イネーブル信号WE/及びデータ制御信号DCONなどのコマンド信号を受信する。タイミングレジスタ102は、受信した前記コマンド信号を処理して、前記回路ブロックを制御するための各種内部コマンド信号LRAS、LCBR、LWE、LCAS、LWCBR、LDCONを生成する。
【0024】
タイミングレジスタ102から生成された内部コマンド信号のうち一部は、プログラミングレジスタ104に保存される。例えば、データ出力に係るレイテンシー情報やバースト長情報などがプログラミングレジスタ104に保存される。プログラミングレジスタ104に保存された内部コマンド信号は、レイテンシー/バースト長制御部106に提供され、レイテンシー/バースト長制御部106は、データ出力のレイテンシーやバースト長を制御するための制御信号を、カラムアドレスラッチ108を介してカラムデコーダ110やデータ出力レジスタ112に提供する。
【0025】
アドレスレジスタ120は、外部からアドレス信号ADDを受信する。ロウアドレス信号は、ロウアドレスラッチ及びリフレッシュカウンタ122を介してロウデコーダ124に提供される。また、カラムアドレス信号は、カラムアドレスラッチ108を介してカラムデコーダ110に提供される。ロウアドレスラッチ及びリフレッシュカウンタ122は、リフレッシュ命令LRAS、LCBRに応答してリフレッシュアドレス信号を生成し、前記ロウアドレス信号と前記リフレッシュアドレス信号のうちいずれか1つの信号をロウデコーダ124に提供する。また、アドレスレジスタ120は、バンクを選択するためのバンク信号をバンク選択部126に提供する。
【0026】
ロウデコーダ124は、ロウアドレスバッファ及びリフレッシュカウンタ122から入力されるロウアドレス信号またはリフレッシュアドレス信号をデコードし、メモリセルアレイ101のワードラインを活性化させる。カラムデコーダ110は、カラムアドレス信号をデコードし、メモリセルアレイ101のビットラインに対する選択動作を行う。一例として、カラム選択ラインが半導体メモリ装置100に適用され、カラム選択ラインを介する選択動作が行われる。
【0027】
感知増幅器130は、ロウデコーダ124及びカラムデコーダ110によって選択されたメモリセルのデータを増幅し、増幅されたデータを、データ出力レジスタ112を介してデータ入出力端子DQに提供する。データセルの記録のためのデータは、データ入出力端子DQを介して入力され、データ入力レジスタ132を介してメモリセルアレイ101に提供される。
【0028】
再生/記録回路134は、感知増幅器130で増幅されたデータをデータ出力レジスタ112に伝達する動作を行い、データ入力レジスタ132から入力されたデータをメモリセルアレイ101に記録する動作を行う。再生/記録回路134は、内部コマンド信号LWE、LDCONに応答して動作する。例えば、再生/記録回路134は、内部コマンド信号LWEによって記録動作するか否かを判断する。また、再生/記録回路134は、内部コマンド信号LDCONによって、データマスキング動作またはデータ反転動作を行う。
【0029】
半導体メモリ装置100は、セル/コア領域CELL/COREと周辺領域PERIとに大別される。
図1に示したように、セル/コア領域CELL/COREには複数のメモリセルアレイ101が備えられる。また、セル/コア領域CELL/COREには、メモリセルアレイ101それぞれにデータを記録/再生するために要求される感知増幅器130、ロウデコーダ124、再生/記録回路134及びカラムデコーダ110が備えられる。この時、
図1に示したように、1つのメモリセルアレイ101に、1つの感知増幅器130、1つのロウデコーダ124、1つの再生/記録回路134及び1つのカラムデコーダ110が対応する。この場合、1つのメモリセルアレイ101は、1つのメモリバンクBANKを構成する。しかし、2つ以上のメモリセルアレイ101が1つのメモリバンクを構成してもよく、2つ以上のメモリセルアレイ101に1つのロウデコーダ124または1つのカラムデコーダ110が対応してもよい。本発明でセル/コア領域CELL/COREには、複数のメモリバンクBANK及び前記複数のメモリバンクBANKそれぞれにデータを記録または再生するために要求される機能回路(例えば、感知増幅器130、ロウデコーダ124、再生/記録回路134及びカラムデコーダ110)が備えられると定義する。また、一般的に互いに異なるメモリバンクBANKは独立的に機能し、互いに異なるメモリバンクBANKに従属する機能回路も互いに独立的に機能する。
図1で、セル/コア領域CELL/COREは点線内側と表示される。
【0030】
周辺領域PERIには、セル/コア領域CELL/COREに含まれていない他の機能回路(例えば、タイミングレジスタ102、アドレスレジスタ120、データ入力レジスタ132、データ出力レジスタ112、データ入出力端子DQ、電圧発生器など)が配される。周辺領域PERIに配される機能回路は、特定メモリバンクBANKに従属する機能回路ではなく、全体半導体メモリ装置100の機能を行うために存在する回路である。
図1で、周辺領域PERIは点線外側と表示される。
【0031】
したがって、特定のメモリバンクBANKまたは特定のメモリバンクBANKのために存在する機能回路は、セル/コア領域CELL/COREに配され、全体メモリバンクBANKのために存在する機能回路は、周辺領域PERIに配される。
【0032】
図2は、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置の例示的なアーキテクチャである。
【0033】
図2を参照すれば、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置200は、半導体基板201上にセル/コア領域CELL/CORE及び周辺領域PERIを含む。
図2に示したように、セル/コア領域CELL/COREは、半導体基板201上で周辺領域PERIによって取り囲まれた4つのサブ領域に区分される。すなわち、周辺領域PERIは、セル/コア領域CELL/COREを限定する。周辺領域PERIによって取り囲まれるそれぞれのサブ領域には、2つのメモリバンクが備えられる。
【0034】
4つに分割されたセル/コア領域CELL/COREのうち左上端のセル/コア領域CELL/COREを参照すれば、第1メモリバンクBANK0及び第2メモリバンクBANK1が備えられる。第1メモリバンクBANK0と第2メモリバンクBANK1との間にロウデコーダROW DECが配される。また、第1メモリバンクBANK0及び第2メモリバンクBANK1それぞれに対応する再生/記録回路R/W CIRCUIT及びカラムデコーダCOL DECが配される。
図2に示したように、セル/コア領域CELL/COREには、メモリバンクBANK0〜BANK7、ロウデコーダROW DEC、再生/記録回路R/W CIRCUIT、及びカラムデコーダCOL DECが配される。
【0035】
ロウデコーダROW DECは、
図1のロウデコーダ124に対応し、カラムデコーダCOL DECは、
図1のカラムデコーダ110に対応する。再生/記録回路R/W CIRCUITは、
図1の再生/記録回路134に対応する。メモリバンクBANK0〜BANK7のそれぞれに、少なくとも1つの再生/記録回路R/W CIRCUITが配される。再生/記録回路R/W CIRCUITは、
図2に示したように、セル/コア領域CELL/CORE内に、周辺領域PERIに隣接して配される。
図2で、再生/記録回路R/W CIRCUITが、周辺領域PERIのアドレス/コマンドパッドアレイADD/COM PAD Array及び入出力パッドアレイI/O PAD Arrayに向けて互いに対向して配されると図示されているが、これは例示的なものである。例えば、再生/記録回路R/W CIRCUITは、設計によって、セル/コア領域CELL/CORE内に多様な配置を持つ。例えば、再生/記録回路R/W CIRCUITは、半導体基板201のエッジに配されるか、またはロウ方向に延びずにカラム方向に延びるように配されるか、またはある一地点に集中して配される。
【0036】
また、それぞれのメモリバンクBANK0〜BANK7は、メモリサブブロックSUB−BLKのアレイで形成される。
図2では、8行8列に配されたメモリサブブロックSUB−BLKが例示的に示す。また、それぞれのメモリバンクBANK0〜BANK7は、ビットライン感知増幅器アレイBL SA Array及びサブワードライン駆動器アレイSWL DRV Arrayを備える。ビットライン感知増幅器アレイBL SA Arrayは、メモリサブブロックSUB−BLKの行間に水平方向(すなわち、カラムデコーダCOL DECと平行な方向)に配される。サブワードライン駆動器アレイSWL DRVArrayは、メモリサブブロックSUB−BLKの列間に垂直方向(すなわち、ロウデコーダROW DECと平行な方向)に配される。メモリサブブロックSUB−BLKについては、
図3を参照して以下でさらに詳細に説明される。
【0037】
周辺領域PERIには、例えば、
図1に示したタイミングレジスタ102、アドレスレジスタ120、データ入力レジスタ132、データ出力レジスタ112、データ入出力端子DQなどが配される。
図2では、アドレス信号が入力されるアドレス入力端子及びコメント信号が入力されるコマンド入力端子が配されるアドレス/コマンドパッドアレイADD/COM PAD Array、及びデータ信号が入出力されるデータ入出力端子が配される入出力パッドアレイI/O PAD Arrayが周辺領域PERIに配される。アドレス/コマンドパッドアレイADD/COM PAD Arrayに配される入力端子は、アドレス信号とコマンド信号いずれも共通して入力されてもよい。
【0038】
図3は、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置のメモリサブブロックについての例示的な回路図である。
【0039】
図3を参照すれば、例示的に1つのメモリサブブロックSUB−BLK、前記メモリサブブロックSUB−BLKの上下に配されるビットライン感知増幅器アレイBL SA Array、及び前記メモリサブブロックSUB−BLKの左右に配されるサブワードライン駆動器アレイSWL DRV Arrayが図示される。言い換えれば、2個のビットライン感知増幅器アレイBL SA Arrayは、メモリサブブロックSUB−BLKの両側面に配され、2個のサブワードライン駆動器アレイSWB DRV Arrayは、メモリサブブロックSUB−BLKの両側面に配される。
【0040】
メモリサブブロックSUB−BLKは、行方向に延びる複数のサブワードラインSWL0〜SWL4、及び列方向に延びる複数のビットライン対BL0〜BL6,BLB0〜BLB6を含む。メモリサブブロックSUB−BLKは、行方向に延びるダミーサブワードラインDUMMYをさらに含んでもよい。メモリサブブロックSUB−BLKは、複数のサブワードラインSWL0〜SWL4と複数のビットライン対BL0〜BL6,BLB0〜BLB6とが交差する地点に配されるメモリセルを備える。前記メモリセルは、ビットライン対のうち1つ、すなわち、ビットラインまたは相補ビットラインとサブワードラインとが交差する地点に配される。
【0041】
図3で、メモリセルは、1つのトランジスタ及び1つのキャパシタを備えるDRAM(
Dynamic Random Access Memory)セルであると示しているが、本発明は、DRAMに限定されるものではない。例えば、メモリセルは、
図15に示したようなMRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)セルMCまたはSTT−RAM(Spin Transfer Torque−Random Access Memory)セルである。MRAMセルMCまたはSTT−RAMセルは、1つのトランジスタTr及び少なくとも1つの磁気トンネル接合MTJ構造を備える。磁気トンネル接合MTJ構造は、自由磁性層1501、固定磁性層1502、及び自由磁性層1501と固定磁性層1502との間の絶縁層1503を含む。この場合、自由磁性層1501と固定磁性層1502との磁化方向が互いに一致するかどうかによってデータが保存される。
【0042】
サブワードライン駆動器アレイSWL DRV Arrayは、サブワードラインSWL0〜SWL4をそれぞれ駆動するためのサブワードライン駆動器SWL DRVを備える。
図3に示したように、サブワードライン駆動器SWL DRVは、交互にメモリサブブロックSUB−BLKの左側及び右側に配される。すなわち、偶数番目のサブワードライン駆動器SWL DRV及び奇数番目のサブワードライン駆動器SWL DRVは、メモリサブブロックSUB−BLKの両側面に配される。
【0043】
ビットライン感知増幅器アレイBL SA Arrayは、ビットライン対BL0〜BL6,BLB0〜BLB6をローカル入出力ライン対LIO0〜LIO3,LIOB0〜LIOB3にそれぞれ連結させるビットライン感知増幅器BLSAを備える。ビットライン感知増幅器BLSAは、ビットライン対BL,BLBに感知される電圧レベルの差を増幅し、増幅された電圧レベルの差をローカル入出力ライン対LIO,LIOBに載せる。
図3に示したように、ビットライン感知増幅器BLSAは、交互にメモリサブブロックSUB−BLKの上側及び下側に配される。すなわち、偶数番目のビットライン感知増幅器BLSA及び奇数番目のビットライン感知増幅器BLSAは、メモリサブブロックSUBBLKの両側面に配される。
【0044】
図3に示したメモリサブブロックSUB−BLK、ビットライン感知増幅器アレイBLSA Array及びサブワードライン駆動器アレイSWL DRV Arrayの配置及びこれらの連結関係はいずれも例示的であり、本発明を限定しない。
【0045】
図4は、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置のメモリバンクについての例示的な回路図である。
【0046】
図4を参照すれば、
図2に示したように、1つのメモリバンクは、複数のメモリサブブロックSUB−BLKを含む。また、
図3に示したように、複数のメモリサブブロックSUB−BLKの行間にローカル入出力ライン対LIO0〜LIO3が配される。
図4では、ローカル入出力ライン対を単線で表示した。ローカル入出力ライン対LIO0〜LIO3は、例えば、マルチプレクサMUX(図示せず)などを用いてグローバル入出力ライン対GIO0〜GIO7と連結され、グローバル入出力ライン対GIO0〜GIO7は、複数のメモリサブブロックSUB−BLKの列間にカラム方向に配される。グローバル入出力ライン対GIO0〜GIO7も、
図4で単線で表示した。
【0047】
図4で、ローカル入出力ライン対LIO0〜LIO3とグローバル入出力ライン対GIO0〜GIO7とが複数のメモリサブブロックSUB−BLKの間に配されると図示しているが、実際には、複数層配線を用いて複数のメモリサブブロックSUB−BLKの上部に配される。
【0048】
メモリバンクBANKの下側には再生/記録回路アレイR/W CIRCUIT Arrayが配される。再生/記録回路アレイR/W CIRCUIT Arrayは、グローバル入出力ライン対GIO0_GIO7をデータバスDATA BUSにそれぞれ連結する再生/記録回路R/W CIRCUITを含む。
図4に示したように、再生/記録回路R/W CIRCUITは、一カラムのメモリサブブロックごとに1つずつ配される。図示されていないが、再生/記録回路R/W CIRCUITは、入出力ライン感知増幅器及び記録駆動器を備える。
【0049】
再生/記録回路R/W CIRCUITは、データバスDATA BUSを介して入力されるデータ信号をグローバル入出力ライン対GIOに載せる。また、再生/記録回路R/W CIRCUITは、グローバル入出力ライン対GIOを介して伝達されるデータ信号をデータバスDATA BUSに載せる。データバスDATA BUSは、データ入出力レジスタやマルチプレクサなどを通過してデータ入出力パッド(図示せず)に連結される。
【0050】
前述したように、再生/記録回路アレイR/W CIRCUIT Arrayは、メモリバンクBANKから、またはメモリバンクBANKへデータを再生/記録するために、メモリバンクBANKに対応して存在する機能ブロックであり、セル/コア領域に含まれる。
【0051】
また、本明細書の全体にわたって、再生/記録回路R/W CIRCUITに連結されるグローバル入出力ライン及び相補グローバル入出力ラインを指称するために、グローバル入出力ライン対という用語が使われたが、グローバル入出力ラインが対に存在せねばならないものではなく、グローバル入出力ライン対は、グローバル入出力ラインと指称されてもよい。但し、差動モードを用いた信号伝達が多く使われるため、グローバル入出力ライン対という用語が使われたものであり、本発明がこれに限定されるものではない。
【0052】
図5は、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置のデータ入力経路を説明するための例示的なブロック図である。
【0053】
図5を参照すれば、データ入力パッドDQを介してメモリコントローラのような外部装置からデータが入力される。入力されたデータは周辺領域PERIに配される入力レジスタINPUT REGISTERに一時的に保存され、データバスDATA BUSを介してセル/コア領域CELL/COREに伝達される。記録回路WRITE CIRCUITは、データバスを介して伝達されるデータを受信してグローバル入出力ライン対GIOに載せる。入出力マルチプレクサIO MUXは、グローバル入出力ライン対GIOを該ローカル入出力ライン対LIOと連結することで、前記データがローカル入出力ライン対LIOを介して伝達させる。ビットライン感知増幅器BLSAは、ビットライン対BLを駆動してローカル入出力ライン対LIOに示されるデータをメモリセルMCに保存させる。
【0054】
図5に示したように、データバスDATA BUSは、周辺領域PERIとセル/コア領域CELL/COREとを区分する1つの基準になる。
【0055】
図6は、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置の記録回路のブロック図である。
【0056】
図6を参照すれば、半導体メモリ装置の記録回路600は、反転回路610及び記録駆動回路620を備える。記録回路600は、
図5に示した記録回路WRITE CIRCUITに対応し、
図5に示したように、セル/コア領域CELL/COREに配され、データバスDATA BUSとグローバル入出力ライン対GIOとの間でこれらを連結する。
【0057】
反転回路610は、データバスDATA BUSを介して伝達されるデータDATAを受信する。反転回路610は、データDATAが反転されたか否かを示す反転制御信号SINVを受信する。反転回路610は、反転制御信号SINVによってデータDATAを反転または非反転させることで、復原データDATA’を生成する。例えば、前記データが“1011”であり、前記反転制御信号SINVは、前記データが反転されたものであることを示す場合、前記反転回路610は、前記データを反転させて“0100”の復原データを生成する。理解を容易にするために、前記データが4ビットのデータであると例示したが、前記データは、1ビットのデータでありうる。また、記録回路600が集合的に形成された場合、前記データは、複数ビットのデータでありうる。
【0058】
反転回路610は、
図2に示した再生/記録回路R/W CIRCUITに備えられる。また、反転回路610は、
図6に示したように、記録駆動回路620と一対一に配される。記録駆動回路620は、復原データDATA’によってグローバル入出力ライン対GIO、GIOBを駆動することで、前記復原データDATA’をメモリバンク内のメモリセルに記録させる。
【0059】
図7は、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置の記録回路のブロック図である。
【0060】
図7を参照すれば、半導体メモリ装置の記録回路700は、反転回路710、記録駆動回路720、制御信号生成回路730及びモードレジスタ740を備える。記録回路700は、
図5に示した記録回路WRITE CIRCUITに対応し、
図5に示したように、セル/コア領域CELL/CORE内に配され、データバスDATA BUSとグローバル入出力ライン対GIOとの間でこれらを連結する。
【0061】
反転回路710は、データバスDATA BUSを介して伝達されるデータDATAを受信する。反転回路710は、データDATAが反転されたか否かを示す反転制御信号SINVを受信する。反転回路710は、反転制御信号SINVによってデータDATAを反転または非反転させることで、復原データDATA’を生成する。
【0062】
記録駆動回路720は、復原データDATA’によってグローバル入出力ライン対GIO、GIOBを駆動する。前述したように、グローバル入出力ライン対GIO、GIOBは、ローカル入出力ライン対LIO,LIOBを介してビットライン対BL,BLBに連結されるので、復原データDATA’がメモリセルに記録される。
【0063】
制御信号生成回路730は、モードレジスタ740によって提供される選択信号SELによって、制御信号DCONに基づいて反転制御信号SINVを生成する。モードレジスタ740は、半導体メモリ装置の動作モードに関する情報を持つ。このようなモード情報は、制御信号DCONを提供した外部装置、例えば、コントローラまたは中央処理装置(CPU)によって提供される。外部装置と半導体メモリ装置とが互いに連結される時、外部装置は、前記モード情報を半導体メモリ装置に提供することで、外部装置と半導体メモリ装置とが互いに同一モードで動作する。
【0064】
モードレジスタ740は、半導体メモリ装置の動作モードが反転モードあるいはデータマスキングモードに関する情報を持ち、モードレジスタ740が提供する選択信号SELは、動作モード、すなわち、反転モードあるいはデータマスキングモードを示す。選択信号SELは、モードレジストセット信号と指称される。
【0065】
制御信号生成回路730は、選択信号SELによって制御信号DCONに基づいて反転制御信号SINVを生成し、生成された反転制御信号SINVを反転回路710に提供する。選択信号SELが反転モードである場合、制御信号生成回路730は、制御信号DCONと同じ反転制御信号SINVを生成する。しかし、選択信号SELがデータマスキングモードである場合、データバスDATA BUSを介して伝達されるデータDATAが反転されたか否かは重要ではないので、反転回路710が不活性化されるように、不活性化信号の反転制御信号SINVを生成する。その結果、動作モードが反転モードである場合、反転回路710は、制御信号DCONに基づいて反転または非反転動作を行う。逆に、動作モードがデータマスキングモードである場合、反転回路710は、制御信号生成回路730が提供する不活性化信号の反転制御信号SINVによって不活性化される。すなわち、反転回路710は、データDATAを反転させなくてもよい。
【0066】
制御信号DCONは、外部装置、例えば、コントローラから提供される制御信号として、例えば、
図2のアドレス/コマンドパッドアレイADD/COM PAD Array内のコマンドパッドを介して提供される。一例によれば、制御信号DCONは、
図1に示したタイミングレジスタ102によって内部制御信号LDCONに変形され、この場合、制御信号生成回路730は、内部制御信号LDCONに基づいて反転制御信号SINVを生成する。他の例によれば、
図1に示したタイミングレジスタ102は、制御信号生成回路730及びモードレジスタ740を備え、この場合、反転回路710は、タイミングレジスタ102によって提供される内部制御信号LDCONに応答して反転または非反転動作を行う。
【0067】
図8は、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置の記録回路のブロック図である。
【0068】
図8を参照すれば、半導体メモリ装置の記録回路800は、反転回路810、記録駆動回路820、制御信号生成回路830、モードレジスタ840及びデータマスキング回路850を備える。記録回路800は、
図5に示した記録回路WRITE CIRCUITに対応し、
図5に示したように、セル/コア領域CELL/CORE内に配され、データバスDATA BUSとグローバル入出力ライン対GIOとの間でこれらを連結する。
【0069】
反転回路810は、データバスDATA BUSを介して伝達されるデータDATAを受信する。反転回路810は、データDATAが反転されたか否かを示す反転制御信号SINVを受信する。反転回路810は、反転制御信号SINVによってデータDATAを反転または非反転させることで、復原データDATA’を生成する。記録駆動回路820は、復原データDATA’によってグローバル入出力ライン対GIO、GIOBを駆動し、メモリセルに復原データDATA’を記録させる。
【0070】
制御信号生成回路830は、モードレジスタ840によって提供される選択信号SELによって、制御信号DCONに基づいて反転制御信号SINV及びマスキング制御信号SDMを生成する。モードレジスタ840は、半導体メモリ装置の動作モードに関する情報、例えば、反転モードあるいはデータマスキングモードに関する情報を持つ。それによって、モードレジスタ840が提供する選択信号SELは、動作モード、すなわち、反転モードあるいはデータマスキングモードを示す。
【0071】
制御信号生成回路830は、選択信号SELによって、制御信号DCONに基づいて反転制御信号SINV及びマスキング制御信号SDMを生成し、反転制御信号SINV及びマスキング制御信号SDMをそれぞれ反転回路710及びデータマスキング回路850に提供する。データマスキング回路850は、内部コマンド信号(例えば、内部記録イネーブル信号LWE)を受信し、制御信号生成回路830から提供されるマスキング制御信号SDMに応答して、例えば、内部記録イネーブル信号LWE’を生成する。すなわち、データマスキング回路850は、記録イネーブル信号を変形させることでデータマスキングが行われたか否かを決める。内部記録イネーブル信号LWE’は、既存の内部記録イネーブル信号LWEと共に記録駆動回路820に提供され、記録駆動回路820は、内部記録イネーブル信号LWE’によってグローバル入出力ラインが駆動されるか否かを決める。
【0072】
半導体メモリ装置が反転モードで動作する場合、制御信号DCONは、反転制御信号SINVの基礎になる。また、反転モードで動作するとは、データバスDATA BUSを介して伝達されるデータDATAが有意であるというので、データDATAがマスキングされる必要がないということを意味する。よって、反転モードの場合、制御信号生成回路830は、データマスキング回路850が不活性化されるように、データマスキング回路850には不活性化信号のマスキング制御信号SDMが提供される。
【0073】
これに対し、半導体メモリ装置がデータマスキングモードで動作する場合、制御信号DCONは、マスキング制御信号SDMの基礎になる。また、データマスキングモードで動作するというのは、データバスDATA BUSを介して伝達されるデータDATAが記録されないということを意味するので、データDATAが反転されたか否かを決める必要がない。よって、データマスキングモードの場合、制御信号生成回路830は、反転回路810が不活性化されるように、反転回路810には不活性化信号の反転制御信号SINVが提供される。
【0074】
したがって、選択信号SELが反転モードを示す場合、制御信号生成回路730は、制御信号DCONと同じ反転制御信号SINVを生成し、不活性化信号のマスキング制御信号SDMを生成する。逆に、選択信号SELがデータマスキングモードを示す場合、制御信号生成回路730は、制御信号DCONと同じマスキング制御信号SDMを生成し、不活性化信号の反転制御信号SINVを生成する。その結果、反転モードの場合、データマスキング回路850はデータマスキング動作を行わず、データマスキングモードの場合、反転回路810は反転を行わない。
【0075】
制御信号DCONは、外部装置、例えば、コントローラから提供される制御信号であり、例えば、
図2のアドレス/コマンドパッドアレイADD/COM PAD Array内のコマンドパッドを介して提供される。
図8の制御信号DCONは、
図1の内部制御信号LDCONに入れ替えられる。また、
図1に示したタイミングレジスタ102は、制御信号生成回路730及びモードレジスタ740を備え、この場合、
図1のタイミングレジスタ102は、内部制御信号LDCONとして反転制御信号SINV及びマスキング制御信号SDMを生成する。
【0076】
図9Aは、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置の記録回路に備えられる制御信号生成回路及びモードレジスタの例示的な回路図である。
図9Bは、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置の記録回路に備えられる反転回路、データマスキング回路及び記録駆動回路の例示的な回路図である。
【0077】
図9A及び
図9Bを参照すれば、反転回路910、記録駆動回路920、制御信号生成回路930、モードレジスタ940及びデータマスキング回路950が図示され、これらは、それぞれ
図8に示した記録回路800の反転回路810、記録駆動回路820、制御信号生成回路830、モードレジスタ840及びデータマスキング回路850に対応する。但し、
図8に示した一部の制御信号の場合、
図9A及び
図9Bでは反転制御信号が使われてもよい。また、
図9A及び
図9Bに示した一部の概略的に対応する構成要素のみを使って、
図6または
図8に示した記録回路600、700が具現されうると理解されねばならない。
【0078】
図9Aを参照すれば、制御信号生成回路930は、制御信号DCON及び選択信号SELを受信し、反転制御信号バーSINVB及びマスキング制御信号バーSDMBを出力する。モードレジスタ940は、選択信号SELを制御信号生成回路930に提供する。
【0079】
反転モードの場合、選択信号SELはロジッグハイレベルを持ち、データマスキングモードの場合、選択信号SELはロジッグローレベルを持つ。また、反転制御信号バーSINVBがロジッグハイレベルを持つ場合、データDATAが非反転されているので反転回路910を反転させる必要がないということを示し、反転制御信号バーSINVBがロジッグローレベルを持つ場合、データDATAが反転されているので反転回路910を反転させる必要があるということを示す。また、マスキング制御信号バーSDMBがロジッグハイレベルを持つ場合、データDATAをマスキングさせる必要がないということを示し、マスキング制御信号バーSDMBがロジッグローレベルを持つ場合、データDATAをマスキングさせる必要があるということを示す。
【0080】
制御信号生成回路930は、デマルチプレクサ932、第1マルチプレクサ934及び第2マルチプレクサ936を備える。デマルチプレクサ932、第1マルチプレクサ934及び第2マルチプレクサ936は、いずれも選択信号SELによって制御される。デマルチプレクサ932は、ロジッグハイレベルの選択信号SELに応答して、制御信号DCONを第1出力端子Q1に出力する。デマルチプレクサ932の第1出力端子Q1は、第1マルチプレクサ934の第1入力端子I1に入力され、第1マルチプレクサ934も、ロジッグハイレベルの選択信号SELに応答するので、第1入力端子I1に入力される信号を出力する。一方、デマルチプレクサ932の第2出力端子Q2は、ロジッグハイレベルの選択信号SELによって何も出力しない。デマルチプレクサ932の第2出力端子Q2は、第2マルチプレクサ936の第2入力端子I2と連結されるが、第2マルチプレクサ936は、ロジッグハイレベルの選択信号SELに応答して第1入力端子I1に入力される信号を出力する。第2マルチプレクサ936の第1入力端子I1には、ロジッグハイレベルの電圧H、例えば、電源電圧Vddが印加されているので、マスキング制御信号バーSDMBはロジッグハイレベルを持つ。したがって、選択信号SELがロジッグハイレベルを持つ場合、制御信号生成回路930は、制御信号DCONと同じ反転制御信号バーSINVBを出力し、ロジッグハイレベルのマスキング制御信号バーSDMBを出力する。
【0081】
一方、選択信号SELがロジッグローレベルの場合、デマルチプレクサ932は、制御信号DCONを第2出力端子Q2に出力し、第1出力端子Q1からは何も出力されない。第1マルチプレクサ934は、ロジッグローレベルの選択信号SELに応答して、ロジッグハイレベルの電圧Hを反転制御信号バーSINVBとして出力する。第2マルチプレクサ936は、ロジッグローレベルの選択信号SELに応答して、第2入力端子I2に入力される制御信号DCONをマスキング制御信号バーSDMBとして出力する。したがって、選択信号SELがロジッグローレベルを持つ場合、制御信号生成回路930は、制御信号DCONと同じマスキング制御信号バーSDMBを出力し、ロジッグハイレベルの反転制御信号バーSINVBを出力する。
【0082】
図9Bを参照すれば、反転回路910はデータDATAを入力され、反転制御信号バーSINVBに応答してデータDATA’を出力する。データマスキング回路950は、内部記録イネーブル信号LWE及びマスキング制御信号バーSDMBを受信し、内部記録イネーブル信号LWE’を出力する。記録駆動回路920は、データDATA’によってグローバル入出力ライン対GIO、GIOBを駆動し、内部記録イネーブル信号LWE’によって制御される。記録駆動回路920は、内部記録イネーブル信号LWE’がロジッグハイレベルである時に記録動作を行い、内部記録イネーブル信号LWE’がロジッグローレベルである時に記録動作を行わない。また、本発明による半導体メモリ装置の記録回路が、
図6または
図7に示したようにデータマスキング回路950を要求しない場合、内部記録イネーブル信号LWE’の代りに、内部記録イネーブル信号LWEが直接記録駆動回路920に提供される。
【0083】
反転回路910は、インバータ912及びマルチプレクサ914を備える。インバータ912はデータDATAを受信し、データDATAを反転させた反転データDATABを出力する。マルチプレクサ914は、データDATAが入力される第1入力端子I1及び反転データDATABが入力される第2入力端子I2を含み、反転制御信号バーSINVBの論理レベルによって、データDATAまたは反転データDATABをデータDATA’として出力する。前述したように、反転制御信号バーSINVBがロジッグハイレベルを持つ場合、反転回路910は、データDATAをデータDATA’として出力し、反転制御信号バーSINVBがロジッグローレベルを持つ場合、反転回路910は、反転データDATABをデータDATA’として出力する。
【0084】
データマスキング回路950は、論理ゲート952を備える。例えば、論理ゲート952は、
図9Bに示したようにANDゲートである。しかし、論理ゲート952が必ずしもANDゲートである必要はなく、制御信号の設計によって他の論理ゲートまたは複数の他の論理ゲートが使われてもよい。データマスキング回路950は、内部記録イネーブル信号LWEとマスキング制御信号バーSDMBとをAND演算して、内部記録イネーブル信号LWE’を出力する。したがって、マスキング制御信号バーSDMBが論理ハイレベルを持つ場合、すなわち、マスキング制御信号SDMが論理ローレベルを持つ場合(マスキング制御信号SDMが不活性化される場合)、内部記録イネーブル信号LWEと内部記録イネーブル信号LWE’とは互いに同一である。しかし、マスキング制御信号バーSDMBが論理ローレベルを持つ場合、すなわち、マスキング制御信号SDMが論理ハイレベルを持つ場合(マスキング制御信号SDMが活性化される場合)、内部記録イネーブル信号LWE’は、常に論理ローレベルを持つ。その結果、マスキング制御信号SDMが論理ハイレベルの場合、記録駆動回路920は不活性化される。
【0085】
図9Bに示したように、記録駆動回路920は、第1及び第2インバータ921、922、第1ないし第4論理ゲート923、924、925、926、及び第1ないし第4スイッチP1、N1、P2、N2を備える。しかし、記録駆動回路920は、内部記録イネーブル信号LWE’によって制御され、入力されるデータDATA’によって、グローバル入出力ライン対GIO/GIOBを駆動するすべての従来の駆動回路に入れ替えられてもよい。
図9Bに示した記録駆動回路920は、ただ例示的に提示されるものである。
【0086】
図9Bに示した記録駆動回路920によれば、第1インバータ921は、データDATA’から反転データDATA’Bを生成する。第2インバータ922は、内部記録イネーブル信号LWE’から内部記録イネーブル信号バーLWE’Bを生成する。また、第1論理ゲート923と第3論理ゲート925はNANDゲートであり、第2論理ゲート924及び第4論理ゲート926はNORゲートである。しかし、これは例示的なものであり、制御信号の設計及び回路の配置によって他の論理ゲートが使われてもよい。また、第1及び第3スイッチP1、P2はP型MOSFETであり、第2及び第4スイッチN1、N2はN型MOSFETである。しかし、これも例示的なものであり、回路の設計によって他のスイチング素子が使われてもよい。
【0087】
データDATA’及び内部記録イネーブル信号LWE’を入力される第1論理ゲート923の出力端子は、第1スイッチP1のゲートに連結される。第1スイッチP1のドレインは、第1電源電圧Vddに連結され、第1スイッチP1のソースは、グローバル入出力ラインGIO及び第2スイッチN1のドレインに共通で連結される。データDATA’及び内部記録イネーブル信号バーLWE’Bを入力される第2論理ゲート924の出力端子は、2スイッチN1のゲートに連結される。第2スイッチN1のソースは、第2電源電圧Vssに連結される。反転データDATA’B及び内部記録イネーブル信号LWE’を入力される第3論理ゲート925の出力端子は、第3スイッチP2のゲートに連結される。第3スイッチP2のドレインは、第1電源電圧Vddに連結され、第3スイッチP2のソースは、グローバル入出力ラインバーGIOB及び第4スイッチN2のドレインに共通で連結される。反転データDATA’B及び内部記録イネーブル信号バーLWE’Bを入力される第4論理ゲート926の出力端子は、第4スイッチN2のゲートに連結される。第4スイッチN2のソースは、第2電源電圧Vssに連結される。第1電源電圧Vddは、ロジッグハイレベルの電圧に対応し、第2電源電圧Vssは、接地電圧としてロジッグローレベルの電圧に対応する。
【0088】
したがって、内部記録イネーブル信号LWE’がロジッグハイレベルを持つ場合、記録駆動回路920は活性化する。データDATA’が論理ハイレベルを持つ場合、グローバル入出力ラインGIOは論理ハイレベルを持ち、グローバル入出力ラインバーGIOBは論理ローレベルを持つ。また、データDATA’が論理ローレベルを持つ場合、グローバル入出力ラインバーGIOBが論理ハイレベルを持ち、グローバル入出力ラインGIOは論理ローレベルを持つ。
【0089】
一方、内部記録イネーブル信号LWE’がロジッグローレベルを持つ場合、記録駆動回路920は不活性化される。データDATA’の論理レベルと関係なく、第1ないし第4スイッチP1、N1、P2、N2は、いずれもターンオフされる。したがって、グローバル入出力ラインGIO及びグローバル入出力ラインバーGIOBは、いずれもフローテイングされる。すなわち、記録駆動回路920は、グローバル入出力ライン対GIO、GIOBを駆動できなくなる。
【0090】
図10は、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置の概略的なブロック図である。
【0091】
図10を参照すれば、半導体メモリ装置1000は、半導体基板1001上に配されるメモリセルアレイ1010、メモリセルアレイ1010にデータを記録するための記録回路1020、データDQが入力される第1バッファ1040、制御信号DCONが入力される第2バッファ1050及びモードレジスタ1030を備える。
【0092】
図10で、1つのメモリバンクBANKに属するメモリセルアレイ1010のみ図示される。メモリセルアレイ1010は、
図1のメモリセルアレイ101に対応する。記録回路1020は、
図1の再生/記録回路134のうち記録回路部分のみを表示したものであり、
図6ないし9に示した記録回路に対応する。バッファ1040に保存されたデータDQは、記録回路1020を介してメモリセルアレイ1010に記録される。しかし、前述したように、データDQは、伝送線損失の最小化のために反転されたデータである。このために、データDQが反転されたか否かに関する情報を伝送するために、反転制御信号がデータDQと共に伝送される必要がある。また、データDQのうち一部またはデータDQの全体は、メモリセルアレイ1010に記録されなくてもよい。例えば、速い演算のために、データDQのうち重要でない一部については演算を省略し、この場合、演算が省略される部分については、マスキング制御信号を通じて記録されないようにする。
【0093】
本発明の多様な実施形態によれば、制御信号DCONは、反転制御信号またはマスキング制御信号である。制御信号DCONは、1つの端子またはパッドを介して入力される信号である。すなわち、いずれか1つの端子を介して入力される制御信号DCONは、反転制御信号またはマスキング制御信号である。これに関する情報は、モードレジスタ1030に保存されている。モードレジスタ1030は、制御信号DCONが反転制御信号あるいはマスキング制御信号に関する情報を含む選択信号SELを記録回路1020に提供する。
【0094】
記録回路1020は、選択信号SELによって第2バッファ1050を介して入力された制御信号DCONが反転制御信号であるか、それともマスキング制御信号であるかが判断できる。そして、記録回路1020は、制御信号DCONによってデータDQが反転されたか否かを決め、これを反転または非反転させるか、またはデータDQがマスキングされたか否かを決め、データDQをメモリセルアレイ1010に記録させない。
【0095】
図11は、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置の記録回路アレイについての概略的なブロック図である。
【0096】
図11を参照すれば、記録回路アレイ1100が図示される。記録回路アレイ1100は、
図2の再生/記録回路R/W CIRCUITのうち記録回路部分に対応する。また、記録回路アレイ1100は、
図4の再生/記録回路アレイR/W CIRCUIT Arrayのうち記録回路アレイ部分に対応する。
【0097】
記録回路アレイ1100は、複数の記録回路WRC0〜WRC7を含む。
図11では、1つの記録回路アレイ1100が8個の記録回路WRC0〜WRC7を含むと示しているが、これは例示的なものであり、8より少ない数または8より多い数の記録回路が1つの記録回路アレイ1100に含まれてもよい。
図11に示したように、それぞれの記録回路WRC0〜WRC7は、1つのインバータ回路INV0〜INV7及び1つの記録駆動回路WRDRV0〜WRDRV7を含む。以下の説明で、記録回路WRCは、8つの記録回路WRC0〜WRC7のうち任意の1つを指称するために使われ、このような方式で、インバータ回路INV及び記録駆動回路WRDRVも、記録回路WRCに含まれるインバータ回路INV0〜INV7のうち任意の1つと、記録駆動回路WRDRV0〜WRDRV7のうち任意の1つとを指称するために使われる。
図11に示した記録回路WRCは、
図6の記録回路600に対応する。
【0098】
図11に示したように、記録回路アレイ1100には、複数の記録駆動回路WRDRV0〜WRDRV7が含まれる。また、記録回路アレイ1100には、複数の記録駆動回路WRDRV0〜WRDRV7に一対一に対応する複数のインバータ回路INV0〜INV7が含まれる。
【0099】
記録回路WRC0〜WRC7のインバータ回路INV0〜INV7は、それぞれデータDATA0〜DATA7を受信し、共通の反転制御信号SINVによってデータDATA0〜DATA7を反転または非反転する。記録回路WRC0〜WRC7の記録駆動回路WRDRV0〜WRDRV7は、インバータ回路INV0〜INV7の出力によってグローバル入出力対GIO0〜GIO7,GIOB0〜GIOB7をそれぞれ駆動する。
【0100】
反転制御信号SINVは、インバータ回路INV0〜INV7にいずれも共通で提供される。反転制御信号SINVは、記録回路アレイ1100の外部で生成される。例えば、反転制御信号SINVは、
図1のタイミングレジスタ102で内部制御信号LDCONの形態で生成される。
【0101】
図12は、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置の記録回路アレイについての概略的なブロック図である。
【0102】
図12を参照すれば、記録回路アレイ1200が図示される。記録回路アレイ1200は、
図2の再生/記録回路R/W CIRCUITのうち記録回路部分に対応する。また、記録回路アレイ1200は、
図4の再生/記録回路アレイR/W CIRCUIT Arrayのうち記録回路アレイ部分に対応する。
【0103】
記録回路アレイ1200は、インバータ回路INV0〜INV7、記録駆動回路WRDRV0〜WRDRV7及び制御信号生成回路CTRL SIG GEN0〜CTRL SIG GEN7をそれぞれ含む複数の記録回路WRC0〜WRC7を含む。
図12に示したように、記録回路アレイ1200には、複数の記録駆動回路WRDRV0〜WRDRV7と、複数の記録駆動回路WRDRV0〜WRDRV7に一対一に対応する複数のインバータ回路INV0〜INV7、及び複数の記録駆動回路WRDRV0〜WRDRV7に一対一に対応する複数の制御信号生成回路CTRL SIG GEN0〜CTRL SIG GEN7が含まれる。
図12に示した記録回路WRCは、
図7の記録回路700に対応する。
【0104】
記録回路WRC0〜WRC7の制御信号生成回路CTRL SIG GEN0〜CTRLSIG GEN7は、制御信号DCONを受信し、選択信号SELに基づいて反転制御信号SINVをそれぞれ生成する。記録回路WRC0〜WRC7のインバータ回路INV0〜INV7は、それぞれデータDATA0〜DATA7を受信し、反転制御信号SINVによってデータDATA0〜DATA7を反転または非反転する。記録回路WRC0〜WRC7の記録駆動回路WRDRV0〜WRDRV7は、インバータ回路INV0〜INV7の出力によってグローバル入出力対GIO0〜GIO7,GIOB0〜GIOB7をそれぞれ駆動する。
【0105】
反転制御信号SINVは、複数の制御信号生成回路CTRL SIG GEN0〜CTRL SIG GEN7によって生成されたが、これらはいずれも同じ制御信号DCON及び同じ選択信号SELを用いて生成されるため、互いに同一である。しかし、制御信号生成回路CTRL SIG GEN0〜CTRL SIG GEN7が記録駆動回路WRDRV0〜WRDRV7に一対一に対応するように配されることで、回路設計を簡単にすることができ、制御信号の生成にかかる時間を極めて短縮できる。
【0106】
図12では、制御信号生成回路CTRL SIG GEN0〜CTRL SIG GEN7が記録駆動回路WRDRV0〜WRDRV7に一対一に対応するように配されると示しているが、記録回路アレイ1100内にただ1つの制御信号生成回路CTRL SIG GENのみ存在してもよい。この場合、制御信号生成回路CTRL SIG GENは反転制御信号を生成し、生成された反転制御信号を、記録回路アレイ1100内のすべてのインバータ回路INV0〜INV7に提供する。
【0107】
図13は、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置の記録回路アレイについての概略的なブロック図である。
図13を参照すれば、記録回路アレイ1300は、
図2の再生/記録回路R/W CIRCUITの記録回路に対応する。また、記録回路アレイ1300は、
図4の再生/記録回路アレイR/W CIRCUIT Arrayの記録回路アレイに対応する。
【0108】
図13を参照すれば、記録回路アレイ1300が図示される。記録回路アレイ1300は、インバータ回路INV0〜INV7、データマスキング回路MASK0〜MASK7、記録駆動回路WRDRV0〜WRDRV7及び制御信号生成回路CTRL SIG GEN0〜CTRL SIG GEN7をそれぞれ含む複数の記録回路WRC0〜WRC7を含む。
図13に示したように、インバータ回路INV0〜INV7と制御信号生成回路CTRL SIG GEN0〜CTRL SIG GEN7だけでなく、データマスキング回路MASK0〜MASK7も、記録駆動回路WRDRV0〜WRDRV7と一対一に配される。
【0109】
図13に示した記録回路WRCは、
図8の記録回路800に対応する。
図8では、制御信号生成回路CTRL SIG GENから提供される反転制御信号SINV及びマスキング制御信号SDMが図示されているが、
図13では、これらの制御信号が紙面空間上の制約によって表示していない。しかし、当業者ならば、
図8の記録回路800を参照することで、
図13に示した記録回路WRCの制御信号生成回路CTRL SIG GEN及びこれから生成される制御信号を理解できるであろう。
【0110】
記録回路WRC0〜WRC7の制御信号生成回路CTRL SIG GEN0〜CTRLSIG GEN7は、制御信号DCONを受信し、選択信号SELに基づいて、反転制御信号SINV(
図8参照)及びマスキング制御信号SDM(
図8参照)をそれぞれ生成する。記録回路WRC0〜WRC7のインバータ回路INV0〜INV7は、それぞれデータDATA0〜DATA7を受信し、反転制御信号SINVによってデータDATA0〜DATA7を反転または非反転する。また、記録回路WRC0〜WRC7のデータマスキング回路MASK0〜MASK7は、内部記録イネーブル信号LWEを受信し、マスキング制御信号SDMによって内部記録イネーブル信号LWE’を生成する。記録回路WRC0〜WRC7の記録駆動回路WRDRV0〜WRDRV7は、内部記録イネーブル信号LWE’によって制御され、インバータ回路INV0〜INV7から出力されるデータDATA0’〜DATA7’によってグローバル入出力対GIO0〜GIO7,GIOB0〜GIOB7をそれぞれ駆動する。
【0111】
図13では、制御信号生成回路CTRL SIG GEN0〜CTRL SIG GEN7及びデータマスキング回路MASK0〜MASK7が、記録駆動回路WRDRV0〜WRDRV7に一対一に対応するように配されると示しているが、記録回路アレイ1100内にただ1つの制御信号生成回路CTRL SIG GEN及びただ1つのデータマスキング回路MASKのみ存在してもよい。この場合、制御信号生成回路CTRL SIG GENは、反転制御信号を生成し、生成された反転制御信号を記録回路アレイ1100内のすべてのインバータ回路INV0〜INV7に提供する。また、回路設計によって、制御信号生成回路STRL SIG GENは、マスキング制御信号を生成し、データマスキング回路MASKは、前記マスキング制御信号を用いて内部記録イネーブル信号LWE’を生成し、この内部記録イネーブル信号LWE’を記録回路アレイ1100内のすべての記録駆動回路WRDRV0〜WRDRV7に提供してもよい。
【0112】
図14Aないし
図14Eは、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置の概略的なアーキテクチャを例示的に示す。具体的に、
図14Aないし
図14Eは、多様なアーキテクチャを概略的に示し、ここで記録回路WRCは、セル/コア領域内に提供され、それぞれの対応するメモリバンクBANKの少なくとも一側面に隣接して、例えば、直ぐ隣接して配される。
【0113】
図14Aを参照すれば、セル/コア領域CC1〜CC4と周辺領域PERIが限定された半導体メモリ装置1400aが図示される。セル/コア領域CC1〜CC4は、半導体メモリ装置1400a内に2行2列に配されて、周辺領域PERIによって取り囲まれている。また、それぞれのセル/コア領域CC1〜CC4内に2個のメモリバンクBANK0〜BANK7が配される。しかし、このような配置は例示的なものであって、1つのメモリバンクが1つのセル/コア領域内に含まれるように配されることもある。この場合、セル/コア領域は8個に区分されることができる。
【0114】
1つのメモリバンクBANKにデータを記録するために、複数の記録回路WRCが要求される。記録回路WRCは、データを記録するメモリバンクBANKの上部または下部に配される。具体的に、セル/コア領域CC1〜CC2内の記録回路WRCは、メモリバンクBANKの下部に配され、セル/コア領域CC3〜CC4内の記録回路WRCは、メモリバンクBANKの上部に配される。セル/コア領域CC1〜CC2内の記録回路WRCと、セル/コア領域CC3〜CC4内の記録回路WRCとの間の周辺領域PERIには、データバスが通過する。記録回路WRCは、実質的に同一間隔で離隔され、水平方向(例えば、ワードライン方向)に配される。
【0115】
図14Aには、1つのメモリバンクBANKごとに8個の記録回路WRCが配されているが、これは例示的なものであり、さらに多いかまたは少ない数の記録回路WRCが配されてもよい。
【0116】
記録回路WRCは、
図6ないし
図8、及び
図11ないし
図13に示した記録回路に対応する。
図4を参照して前述したように、記録回路WRCは、周辺領域PERIに配されるデータバスからデータを受信し、前記データに対応してセル/コア領域CC1〜CC4に配されるグローバル入出力ライン対を駆動する。
図14Aに示したように、記録回路WRCは、セル/コア領域CC1〜CC4内に配される。
【0117】
図14Bを参照すれば、半導体メモリ装置1400bは、
図14Aに示した半導体メモリ装置1400aと実質的に類似しているが、記録回路WRCの位置が異なる。類似した部分についての説明は省略し、差のある部分を中心として説明する。
【0118】
図14Bに示したように、記録回路WRCは、メモリバンクBANK0〜BANK7に相応して対応するメモリバンクの下部に配されるが、メモリバンクBANK0〜BANK7と周辺領域PERIとの間に、セル/コア領域CC1〜CC4内に密集して配される。このような差は、回路配線の設計及び入出力配線の階層によって変わる。
【0119】
図14Cを参照すれば、半導体メモリ装置1400cは、
図14Aに示した半導体メモリ装置1400aと実質的に類似しているが、記録回路WRCの位置が異なる。類似した部分についての説明は省略し、差のある部分を中心として説明する。
【0120】
図14Cに示したように、記録回路WRCは、メモリバンクBANK0〜BANK7に相応して配されるが、メモリバンクBANK0〜BANK7と半導体メモリ装置1400cのエッジとの間に、セル/コア領域CC1〜CC4内に互いに離隔して配される。例えば、貫通シリコンビア(Through Silicon Via)技術を採用する場合、貫通シリコンビア置は、半導体メモリ装置1400cのエッジに位置し、この場合、記録回路WRCが、メモリバンクBANK0〜BANK7と半導体メモリ装置1400cのエッジとの間に位置することが効率的である。
【0121】
図14Dを参照すれば、半導体メモリ装置1400dは、
図14Aに示した半導体メモリ装置1400aと実質的に類似しているが、記録回路WRCの位置が異なる。類似した部分についての説明は省略し、差のある部分を中心として説明する。
【0122】
図14Dに示したように、セル/コア領域CC内の記録回路WRCは、前記セル/コア領域CC内のメモリバンクBANKの間に配される。すなわち、セル/コア領域CC1内の記録回路WRCは、セル/コア領域CC1内のメモリバンクBANK0、BANK1の間に垂直方向(例えば、ビットライン方向)に配される。例えば、記録回路WRCは、セル/コア領域CC1内のメモリバンクの間に、すなわち、メモリバンクBANK0の右側及びメモリバンクBANK1の左側に配される。
【0123】
図14Eを参照すれば、半導体メモリ装置1400eは、
図14Aに示した半導体メモリ装置1400aと実質的に類似しているが、記録回路WRCの位置が異なる。類似した部分についての説明は省略し、差のある部分を中心として説明する。
【0124】
図14Eに示したように、セル/コア領域CC内の記録回路WRCは、前記セル/コア領域CC内のメモリバンクBANKの外側に配される。すなわち、セル/コア領域CC1内の記録回路WRCは、セル/コア領域CC1内のメモリバンクBANK0、BANK1の外側に垂直方向(例えば、ビットライン方向)に配される。すなわち、セル/コア領域CC1内の記録回路WRCは、メモリバンクBANK0及びBANK1の間の隣接する側面と逆の側面に、すなわち、メモリバンクBANK0の左側及びメモリバンクBANK1の右側に配される。
【0125】
図16は、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置を積層して構成した半導体メモリパッケージの断面図を例示的に示す。
【0126】
図16を参照すれば、半導体メモリパッケージ1600は、第1半導体メモリ装置1610、第1半導体メモリ装置1610上に積層された第2半導体メモリ装置1620、及び第2半導体メモリ装置1620上に積層された第3半導体メモリ装置1630を備える。半導体メモリパッケージ1600は、3つの半導体メモリ装置1610、1620、1630を備えると示しているが、積層される半導体メモリ装置の数は本発明を限定しない。
図16に示した半導体メモリパッケージは、ただ例示的に提示されるものである。
【0127】
第1ないし第3半導体メモリ装置1610、1620、1630のうち少なくとも1つは、前述し半導体メモリ装置のうちいずれか1つを備える。
【0128】
第1半導体メモリ装置1610は、外部装置と接続するためのバンプ1612、第1半導体メモリ装置1610上にバンプ1612を支持するための下部パッド1614、下部パッド1614と連結されて第1半導体メモリ装置1610を貫通する貫通シリコンビア1616、及び貫通シリコンビア1616と連結されて第2半導体メモリ装置1620のような外部装置と接続するための上部パッド1618を備える。
【0129】
第2半導体メモリ装置1620は、第1半導体メモリ装置1610のような外部装置と接続するためのバンプ1622、第2半導体メモリ装置1620上にバンプ1622を支持するための下部パッド1624、下部パッド1624と連結されて第2半導体メモリ装置1620を貫通する貫通シリコンビア1626、及び貫通シリコンビア1626と連結されて第3半導体メモリ装置1630のような外部装置と接続するための上部パッド1628を備える。
【0130】
第3半導体メモリ装置1630は、第2半導体メモリ装置1620などの外部装置と接続するためのバンプ1632、及び第3半導体メモリ装置1630上にバンプ1632を支持するための下部パッド1634を備える。
【0131】
前記バンプ1612、1622、1632、下部パッド1614、1624、1634、貫通シリコンビア1616、1626及び上部パッド1618、1628は、本発明の半導体メモリ装置に入力されるデータ及び制御信号が入力される伝送経路を提供する。また、第1ないし第3半導体メモリ装置1610、1620、1630間のデータ伝送も、バンプ1612、1622、1632、下部パッド1614、1624、1634、貫通シリコンビア1616、1626及び上部パッド1618、1628を用いて行われる。
【0132】
図17は、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置を備える電子システムの応用例を示すブロック図である。
【0133】
図17を参照すれば、電子システム1700は、入力装置1710、出力装置1720、プロセッサー装置1730及び半導体メモリ装置1740を備える。プロセッサー装置1730は、それぞれ該インターフェースを介して入力装置1710、出力装置1720及び半導体メモリ装置1740を制御する。プロセッサー装置1730は、少なくとも1つのマイクロプロセッサー、デジタル信号プロセッサー、マイクロコントローラ、そしてこれらと類似した機能を行える集積回路のうち少なくともいずれか1つを備える。入力装置1710は、キーボード、マウス、キーパッド、タッチスクリーン、スキャナなどから選択される少なくとも1つを備え、出力装置1720は、モニタ、スピーカー、プリンタ、表示装置などから選択される少なくとも1つを備える。
【0134】
半導体メモリ装置1740は、前述した多様な実施形態による半導体メモリ装置を備える。半導体メモリ装置1740は、複数のメモリバンクが位置する第1領域と、入力データ信号が入力されるデータ端子が位置する第2領域とに区分される。半導体メモリ装置1740は、前記入力データ信号が反転されたか否かを示す反転制御信号に応答して、前記入力データ信号を反転または非反転して前記複数のメモリバンクのうち対応するメモリバンクに提供するように構成される反転回路を備える。この時、前記複数のメモリバンクそれぞれに少なくとも1つの前記反転回路が配される。
【0135】
また、半導体メモリ装置1740は、メモリセルアレイをそれぞれ備える複数のメモリバンク、入力データ信号が入力されるデータ端子、前記入力データ信号の反転如何を示す反転制御信号に応答して、前記入力データ信号を反転または非反転して原データ信号として出力するように構成される反転回路、及び前記原データ信号によって、前記原データ信号に対応するデータを前記メモリセルアレイ内に保存するように、入出力ライン対を駆動するように構成される記録駆動回路を備える。前記記録駆動回路は、前記反転回路と一対一に配される。
【0136】
図18は、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置が適用されたメモリシステムの一具体例を示す図面である。
【0137】
図18を参照すれば、メモリシステム1800は、メモリモジュール1810及びメモリコントローラ1820を備える。メモリモジュール1810は、モジュールボード(Module Board)上に装着される少なくとも1つの半導体メモリ装置1830を備える。半導体メモリ装置1830は、前述し多様な実施形態による半導体メモリ装置を備える。例えば、半導体メモリ装置1830は、DRAMチップで具現される。また、それぞれの半導体メモリ装置1830は、互いに積層された複数の半導体チップを備える。この場合、半導体チップは、少なくとも1つのマスタチップ1831及び少なくとも1つのスレーブチップ1832を備える。互いに積層された半導体チップ間の信号の伝達は、貫通シリコンビアTSVを介して行われる。
【0138】
マスタチップ1831及びスレーブチップ1832は、前述した多様な実施形態による半導体メモリ装置を備える。半導体メモリ装置は、複数のメモリバンクが位置する第1領域と、入力データ信号が入力されるデータ端子が位置する第2領域とに区分される。半導体メモリ装置は、前記入力データ信号が反転されたか否かを示す反転制御信号に応答して、前記入力データ信号を反転または非反転して、前記複数のメモリバンクのうち対応するメモリバンクに提供するように構成される反転回路を備える。この時、前記複数のメモリバンクそれぞれに少なくとも1つの前記反転回路が配される。
【0139】
また、半導体メモリ装置は、メモリセルアレイをそれぞれ備える複数のメモリバンク、入力データ信号が入力されるデータ端子、前記入力データ信号が反転されたか否かを示す反転制御信号に応答して前記入力データ信号を反転または非反転して、原データ信号として出力するように構成される反転回路、及び前記原データ信号によって、前記原データ信号に対応するデータを前記メモリセルアレイ内に保存するように、入出力ライン対を駆動するように構成される記録駆動回路を備える。前記記録駆動回路は、前記反転回路と一対一に配される。
【0140】
メモリモジュール1810は、システムバスを介してメモリコントローラ1820と通信する。システムバスを介してデータDQ、コマンド/アドレスCMD/ADD及びクロック信号CLKなどが、メモリモジュール1810とメモリコントローラ1820との間で送受信される。
【0141】
図19は、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置を備えるメモリシステムが装着されたコンピューティングシステムを示すブロック図である。コンピューティングシステム1900は、中央処理装置1910、RAM 1920、ユーザーインターフェース1930及び不揮発性メモリ1940を備え、これら構成要素はそれぞれバス1950に電気的に連結されている。
【0142】
図19を参照すれば、モバイル器機やデスクトップコンピュータなどのコンピューティングシステム1900に、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置を備えるメモリシステムがRAM 1920として装着される。RAM 1920に装着される半導体メモリ装置は、前記多くの実施形態のうちいずれか1つが適用される。例えば、RAM 1920は、前記実施形態のうち半導体メモリ装置が適用され、またはメモリモジュール形態で適用される。また、RAM 1920は、半導体メモリ装置及びメモリコントローラを含む概念である。
【0143】
不揮発性メモリ1940は、SSDやHDDなどの大容量保存装置が使われる。
【0144】
コンピューティングシステム1900で、RAM 1920は、本発明の多様な実施形態による半導体メモリ装置を備える。半導体メモリ装置は、複数のメモリバンクが位置する第1領域と、入力データ信号が入力されるデータ端子が位置する第2領域とに区分される。半導体メモリ装置は、前記入力データ信号が反転されたか否かを示す反転制御信号に応答して前記入力データ信号を反転または非反転し、前記複数のメモリバンクのうち対応するメモリバンクに提供するように構成される反転回路を備える。この時、前記複数のメモリバンクそれぞれに少なくとも1つの前記反転回路が配される。
【0145】
また、半導体メモリ装置は、メモリセルアレイをそれぞれ備える複数のメモリバンク、入力データ信号が入力されるデータ端子、前記入力データ信号が反転されたか否かを示す反転制御信号に応答して前記入力データ信号を反転または非反転し、原データ信号として出力するように構成される反転回路、及び前記原データ信号によって、前記原データ信号に対応するデータを前記メモリセルアレイ内に保存するように、入出力ライン対を駆動するように構成される記録駆動回路を備える。前記記録駆動回路は、前記反転回路と一対一に配される。
【0146】
本発明の半導体メモリ装置は、記録データバス反転機能を行える記録回路を備え、前記記録回路は、記録データバス反転機能だけではなくデータマスキング機能を行える。また、記録データバス反転機能及びデータマスキング機能を行うのに必要な制御信号が1つの端子を介して受信されることで、別途の端子を追加する必要がない。また、記録データバス反転機能が周辺回路内で行われるものではなく、データが記録される半導体メモリアレイに隣接しているセル/コア領域で行われるため、複雑な回路設計が不要であり、記録データバス反転機能を行うのにかかる時間を非常に短縮できる。
【0147】
また、記録データバス反転機能を行える記録回路は多様な形態を持つため、設計自由度を高める。また、データ反転機能を行う回路がメモリセルの近くに配されることで、半導体メモリ装置内でかかる電力も低減させる。
【0148】
本発明は図面に示した実施形態を参照として説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これより多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は特許請求の範囲の技術的思想によって定められねばならない。