【課題を解決するための手段】
【0010】
この課題は本発明に従い、請求項1の特徴を有する装置によって解決される。有利な実施形態、発展形態および変形は従属請求項の対象である。
【0011】
車両接続システムは、例えば列車の2台の車両の間で少なくとも1本の供給ケーブルを案内するように形成されている。車両接続システムは供給ケーブル用の少なくとも1つの貫通案内部を有する挟持部材を備えている。貫通案内部は縦軸線に沿って入口と出口との間で延在している。貫通案内部はさらに縦断面プロファイルを有し、この縦断面プロファイルは内側と外側の縦断面輪郭を有し、この縦断面輪郭の少なくとも1つが少なくとも部分的に湾曲している。
【0012】
本発明によって得られる効果は特に、運転中または供給ケーブルの運動時に、点状の機械的負荷が回避されるかまたは少なくとも低減されることにある。特に少なくとも部分的に湾曲した貫通案内部の縦断面輪郭によって、これに適した供給ケーブルの曲げ運動が可能になり、同時に供給ケーブルが挟持部材内で固定保持される。供給ケーブルが特に縦軸線に対して垂直に運動する際に、湾曲した縦断面輪郭によって、挟持部材との供給ケーブルの接触面が有利に増大するので、機械的負荷がより大きな面に分配される。それによって、供給ケーブルに関する面積あたりの押圧力が低減され、従って供給ケーブルの摩耗、特にそのシースの摩耗が小さくなる。
【0013】
独国特許第19614427号明細書では、ケーブル端子が同時に供給ケーブルを電気的に接触させる働きをする。それに対して、本発明の重要な効果は、電気的および機械的接続が分断され、互いに空間的に分離されることにある。挟持部材は専ら供給ケーブルを機械的に保持する働きをし、電気的な接続は別個の接続個所で行われ、挟持部材では行われない。それによって特に、複数の供給ケーブルの場合に、この供給ケーブルを異なる接続個所で接続し、挟持部材によって一緒に省スペース的に保持することができる。
【0014】
供給ケーブルの保持個所と接続個所を空間的に分離することによってさらに、車両接続システムのそれぞれの部品および材料を要求に応じて合目的に選択することができる。すなわち、特に挟持部材を、その目的、すなわち供給ケーブルの機械的保持に関して最適に設計することができる。この場合、電気的特性は問題ではないので有利である。挟持部材は特に機械的に丈夫な合成樹脂、例えば低コストの射出成形品で作ることが好ましい。この合成樹脂は特別な電気的要求を満足する必要はない。なぜなら、挟持部材が供給ケーブルに電気的に接続されていないからである。供給ケーブルは絶縁材料からなるケーブルシースを備えている。この絶縁材料は貫通案内部内で挟持部材に接触する。例えばきわめて良好なまたは具体的に定められる静止摩擦を保証するために、ケーブルシースの材料を考慮して挟持部材の材料を選択すると合目的である。
【0015】
供給ケーブルは特に送電のためのケーブルであり、それによって高電圧ケーブルまたは強電流ケーブルとして設計されている。特に、供給ケーブルはらせんケーブルまたは屋根ケーブルとして形成され、このケーブルはケーブル縦軸線回りにらせん状に延在する、すなわちケーブル縦軸線回りに巻線を形成して延在する。変形では、供給ケーブルはらせん状に形成されないで、例えば真っ直ぐにまたは曲げられて形成されている。供給ケーブルは一端が適切な電気的接続部に接続され、例えば供給ケーブルの端部に固定されたケーブルシューを用いて接続され、先ず最初に入口に入り、貫通案内部を通過し、そして出口を経て再び挟持部材から出る。入口と出口は一般的にそれぞれ開口部と呼ばれる。
【0016】
貫通案内部は内壁を有し、この内壁の延在具合が縦軸線の方向において特別に適合されているので、供給ケーブルの改善された案内と保持が達成される。これにより、縦断面プロファイルが、縦断面内に、すなわち貫通案内部の縦軸線に対して平行な縦断平面内に生じる。この縦断面プロファイルは2つの縦断面輪郭によって特徴づけられる。その際、縦軸線は縦断平面内で少なくとも一部が湾曲して延在し、特に両縦断面輪郭の中心線である。貫通案内部が縦断平面に関して鏡像対称であるので、縦断平面は特に対称平面である。
【0017】
縦断面内で、縦断面輪郭が貫通案内部の内室を画成している。その際、縦断面輪郭は必ずしも同じように形成する必要はない、すなわち必ずしも同じ延在具合を有する必要はない。貫通案内部はさらに、挟持部材の中心に関してずらして配置されるように、挟持部材内に挿置されている。この中心の近くに延在する縦断面輪郭が内側の縦断面輪郭であり、さらに外側にある縦断面輪郭が外側の縦断面輪郭である。
【0018】
貫通案内部の内室は入口と出口を除いて、挟持部材によって特に完全に取り囲まれている。換言すると、貫通案内部は挟持部材内に管状にまたはホース状に形成され、貫通する壁部を有する。それによって、供給ケーブルは挟持部材によって完全に取り囲まれているので、縦方向に対して横向きのすべての方向において均一に最適に保持される。
【0019】
縦断面プロファイルの両縦断面輪郭の少なくとも一方は少なくとも部分的に湾曲して形成されている。すなわち、この縦断面輪郭は縦断平面内で少なくとも部分的に曲げられて延在している。それによって、一方では、らせんケーブルを貫通案内部によってきわめて適切に案内することができる。その代わりにまたはそれに追加して、他方では、運転中に供給ケーブルの適切な運動空間が提供される。特に貫通案内部内での供給ケーブルの点状の機械的負荷を回避するために、少なくとも1つの縦断面輪郭、特に両縦断面輪郭が全くエッジのないように形成されている。その際、ここでおよび以下において、エッジのないとは、湾曲した部分が少なくとも1mm、好ましくは2mmの曲率半径を有することであると理解される。縦断面輪郭は場合によっては真っ直ぐな部分を有するかもしれない。この場合、真っ直ぐな部分から湾曲した部分への移行部は同様に丸められて形成されている。挟持部材を形成する際好ましくは、供給ケーブルが接触するかもしれない範囲にはエッジが形成されていない。
【0020】
特に、開口部における供給ケーブルの点状の負荷を回避するために、開口部は好ましくはそれぞれ丸められたエッジを備えている。その際、丸められたエッジは特に縦断面輪郭の部分ではない。丸められたエッジのための適切な曲率半径は少なくとも1mm、最大でも50mm、好ましくは最大で10mmである。曲率半径が約2mmであると有利である。
【0021】
少なくとも1本の供給ケーブルのために好ましくは、異なる縦断面プロファイルを有する2つの貫通案内部、すなわち第1と第2の貫通案内部が形成されている。これにより、挟持部材の保持作用がさらに改善される。第1と第2の貫通案内部の異なる形成に基づいてさらに、供給ケーブルの異なる部分と挟持部材の異なる範囲への、機械的負荷のきわめて適切な分配が実現される。供給ケーブルが両貫通案内部を順々に通過する。この場合、供給ケーブルはその都度その端部から見て先ず最初にそれぞれの入口から各貫通案内部に入り、そして付随する出口から再び出る。
【0022】
有利な実施形態では、少なくとも1つの縦断面輪郭の少なくとも一部が、供給ケーブルの曲率半径に一致する曲率半径を有する。換言すると、縦断面輪郭の曲率半径は部分的に供給ケーブルの曲率半径に適合している。供給ケーブルの太さ、すなわち定められた供給ケーブルの直径に基づいて、供給ケーブルは特に内側と外側の曲率半径を有する。内側の縦断面輪郭の場合、その曲率半径が部分的に内側の曲率半径に一致し、外側の縦断面輪郭の曲率半径が外側の曲率半径に一致する。それによって、らせんケーブル、一般的には曲がった供給ケーブルを案内するために非常に適している貫通案内部、すなわち特に適切に成形された貫通案内部が形成される。
【0023】
その際、供給ケーブルの曲率半径とは特に、供給ケーブルが機械的に負荷されていない状態で有する曲率半径、すなわち供給ケーブルが機械的な力作用を受けていない時点および特に供給ケーブルの製作時に形成された曲がりを有する時点で、供給ケーブルが有する曲率半径であると理解される。縦断面輪郭は、湾曲した内側縦断面輪郭の場合には凸形に形成され、供給ケーブルの巻線の内側に、すなわちケーブル縦軸線寄りの側に接触する。湾曲した外側縦断面輪郭の場合には、縦断面輪郭は同様に凸形に形成され、巻線の外側に接触する。
【0024】
その代わりにまたはそれに追加して、適当な変形では、少なくとも1つの縦断面輪郭が少なくとも部分的に次のような曲率半径を有する。すなわち、供給ケーブルの予め定められた最小曲率半径に一致するかまたは最小曲率半径での供給ケーブルの延在を可能にする曲率半径を有する。これにより、供給ケーブルのために、きわめて適切な運動自由空間が提供される。その際、最小曲率半径は供給ケーブルの設計に従って予め定められた最小曲率半径に一致する。運転中供給ケーブルが運動する際、縦断面輪郭により、一方では最小曲率半径が少なくとも貫通案内部内で保持され、他方ではこの場合供給ケーブルが貫通案内部の内壁に最適に接触し、力の作用が大きな面積で分布する。
【0025】
最小曲率半径での供給ケーブルの湾曲を可能にするために、実施形態では、縦断面輪郭の対応する部分における曲率半径が、機械的に負荷されていない状態での供給ケーブルの曲率半径と比べて小さくなっている。これと類似の作用は、縦断面輪郭のより大きな曲率半径によっても達成可能である。これは、代替的な実施形態において、この曲率半径が、供給ケーブルの曲率半径の中心に対して、特にケーブル縦軸線から半径方向にずれていることにより達成可能である。その際特に、縦断面輪郭は負荷されない供給ケーブルと同じ曲率半径を有することができるが、ずれに基づいて適切な自由空間が貫通案内部内に形成される。この自由空間は、運転中の負荷時に、供給ケーブルのより強い曲がり、すなわち曲率半径の縮小を可能にする。
【0026】
有利な実施形態では、両縦断面輪郭が第1部分において同じ方向に湾曲し、第2部分において反対方向に湾曲している。これによって形成された貫通案内部は特に、その中を湾曲して延在する供給ケーブル、例えばらせんケーブルに適している。第1部分では、供給ケーブルは特に保持され、第2部分では反対向きの湾曲に基づいて供給ケーブルのための広がる運動自由空間が形成されている。換言すると、一方の縦断面輪郭はS字状に形成され、他方の縦断面輪郭はほぼC字状に形成され、それによって一方では第1部分が同じように延在する縦断面輪郭によって形成され、第2部分が互いに離れる縦断面輪郭によって形成されている。特にらせんケーブルの場合には、内側の縦断面輪郭がC字状に形成され、外側の縦断面輪郭がS字状に形成されていると合目的である。
【0027】
貫通案内部内で供給ケーブルを固定保持するために、貫通案内部が保持部分を有し、この保持部分において、供給ケーブルの直径にほぼ一致する直径を有すると有利である。換言すると、保持部分に沿った貫通案内部の内法幅は、供給ケーブルの外形寸法に適合している。ほぼとは特に、保持部分の直径が最大で供給ケーブルの直径に一致する、すなわち少なくとも確動するということであり、かつ供給ケーブルの直径よりも最大で10%小さいことであると理解される。保持部分の直径が供給ケーブルの直径よりも5〜8%だけ小さいと有利である。それによって、供給ケーブルが貫通案内部の内壁との摩擦によって固定保持されて押しつぶされないような適切な挟持作用が生じる。それによって、供給ケーブルのシース内を案内される導体の滑りまたはスリップが可能である。供給ケーブルは例えば約21.5mmの直径を有し、保持部分は約20.4mmの直径を有する。保持部分は特に上記の第1部分に相当する。
【0028】
有利な実施形態では、保持部分が曲がった円筒のように形成されている。円筒状の形成により、供給ケーブルは保持部分内で確動保持され、押しつぶされないので有利である。この押しつぶしは従来知られている挟持部材の場合には特に頻繁に起こる。この挟持部材はボルトによって互いに押圧された2つの半割り部材によって形成され、この半割り部材内に供給ケーブルが挿入されて押しつぶされる。この場合さらに、供給ケーブルの固定保持のために必要で、場合によっては挟持部材の摩耗を生じる挟持力を発生しなければならないのではなく、半割り部材の相互の連結だけを達成すればよいように、半割り部材の画成したボルト止めをすることができる。この画成したボルト止めに基づいて、特に両半割り部材の間における隙間の形成が回避される。もしそうしないと、この隙間は場合によっては供給ケーブルの不所望な側方運動を可能にする。すなわち、半割り部材は互いに接触し、貫通案内部だけが半割り部材の間に中空室を形成する。従って、半割り部材は隙間のないように互いに連結されている。
【0029】
貫通案内部が供給ケーブルの直径に設計されていることにより、供給ケーブルは確動保持される。ケーブルの機械的負荷の際、特に曲げの際に、固定保持する摩擦作用が発生する。これは特に、供給ケーブル内の導体または素線がシースと相対的に動くことができるという利点がある。さらに、ねじれがケーブル全体に分配される、すなわち挟持部材内に装着された供給ケーブルの部分にも分配される。換言すると、機械的負荷が供給ケーブル全体にわたって分配されるので有利である。
【0030】
合目的な発展形態では、保持部分が貫通案内部の長さの少なくとも4分の1にわたっておよび最大でも半分にわたって、好ましくは約3分の1にわたって延在している。その際、貫通案内部の長さとは特に、入口と出口との間の縦軸線の長さであると理解される。相応して選択された長さは、貫通案内部内での供給ケーブルのきわめて適切な保持を可能にし、同時に貫通案内部の残りの長さで運動自由空間を提供することができる。
【0031】
保持部分の代わりにまたは保持部分に追加して、漏斗のように形成された出口部分が出口に接続していると合目的である。そのために、貫通案内部は出口部分に、出口の方へ増大する直径を有する。これにより、運転中供給ケーブルのためにきわめて適した運動自由空間が形成される。この運動自由空間は特に、漏斗によって形成された内壁によって画成されている。その際、画成は好ましくは、縦断面輪郭の曲率半径が供給ケーブルの最小曲率半径に一致するように行われる。出口部分は特に上記の第2部分に一致している。
【0032】
合目的な発展形態では、貫通案内部が出口部分の全体にわたって円形横断面を有する。この横断面は貫通案内部の縦軸線に対して横方向に、すなわち特に垂直に延在している。換言すると、出口部分は縦軸線に関して回転対称に形成されている。これにより、縦軸線に対して垂直なすべての方向において、適切な曲げ自由空間が形成される。直径は特に、出口部分における両縦断面輪郭の間隔に一致している。
【0033】
特に2つの貫通案内部を用いてらせんケーブルを保持する場合、第1貫通案内部は完全に曲がった円筒として形成されている。この円筒は両開口部の間で延在している。特に、第1貫通案内部は全体が保持部分として形成されている。それに対して、第2貫通案内部は好ましくは漏斗と曲がった円筒の組合せとして形成されている。この場合、円筒は特に保持部分を形成し、貫通案内部は全体がトランペットの形をしている。第1貫通案内部の縦断面輪郭はそれぞれC字状であり、同じ方向に湾曲している。供給ケーブルは接続部から出発して、先ず最初に円筒状の第1貫通案内部を通過し、続いてトランペット状の第2貫通案内部を通過する。この形成により、第1貫通案内部内で主として供給ケーブルの固定保持が行われ、一方、第2貫通案内部では部分的にのみ保持が行われ、その他は漏斗状出口部分によって、供給ケーブルのためのコントロールされた運動自由空間が提供される。
【0034】
課題はさらに、請求項11の特徴を有する車両接続システムによって解決される。有利な実施形態、発展形態および変形は従属請求項の対象である。装置のきわめて有利な実施形態は特に上記の変形との組合せによって生じる。
【0035】
車両接続システムは特に、上記の実施形態の1つに対応して形成され、供給ケーブルのための少なくとも1つの貫通案内部を有する挟持部材を備えている。その際、ここでは供給ケーブルは巻かれ、特にらせん状に巻かれ、ケーブル縦方向に延在している。巻かれるとは特に、供給ケーブルが挟持部材の傍らを通過する少なくとも1つの巻線を有することであると理解される。挟持部材はさらに、ケーブル縦方向に向いた外面を有し、この外面は端面とも呼ばれ、ケーブル縦方向に対して傾斜して延在する、すなわちケーブル縦方向に対して斜めに向いた、供給ケーブル用の少なくとも1つの接触面を有する。特に供給ケーブルがらせん状であるかまたは巻かれている場合には、運転中に供給ケーブルの部分が挟持部材に押し付けられることがある。特に直方体状に形成された挟持部材の場合には、供給ケーブルがエッジ、特に外側エッジに接触し、不利な点状の負荷が供給ケーブルに加えられる。外面がそれに押しつけられる供給ケーブルのために接触面の範囲に、エッジの代わりに載置面または接触面を提供するように、外面全体が接触面によって形成されている。接触面を画成する他のエッジが丸められて形成されていると合目的である。その際、同時に外面を画成する外側エッジと呼ばれるエッジと、外面上に延在し特に接触面への移行部であるエッジは、内側エッジである。エッジは好ましくは少なくとも1mmおよび最大でも50mmの曲率半径を有する。この場合、特に、外側エッジは開口部の上記のエッジと同様に形成され、内側エッジよりも小さな曲率半径を有すると合目的である。
【0036】
きわめて適切な接触面を形成するために、接触面は好ましくは予め定めた角度で傾斜している。この角度は供給ケーブルの巻線の勾配にほぼ一致している。特に送電のための供給ケーブルの場合、適切な接触面を形成するために、接触面はケーブル縦方向に対して少なくとも65°、最大で85°の角度で傾斜している。
【0037】
さらに、挟持部材は特に貫通案内部の縦軸線の方向にかつケーブル縦方向に対して垂直に高さを有する。合目的な実施形態では、接触面は高さの少なくとも15%、最大で50%にわたって延在している。これにより、適当な大きさの接触面が形成される。
【0038】
好ましくは、外面が反対方向に傾斜した2つの接触面を有する。これにより、供給ケーブルの巻線を外面の両側で接触面に接触させることができる。さらに、2つの接触面を有する構造は、複数の供給ケーブルを案内する際に、異なる2本の供給ケーブルが挟持部材の異なる側から出るので有利である。この場合、両側でエッジによって点状の負荷を発生し得る。しかし、これは2つの接触面を有する構造によって有利に回避される。
【0039】
課題はさらに、請求項15の特徴を有する挟持部材によって解決される。車両接続システムに関連して説明した発展形態および利点は、挟持部材にも同様にあてはまる。
【0040】
この挟持部材は鉄道分野で使用されると有利である。基本的には、通常相対的に動く2個のユニットの間で供給ケーブルを案内する場合にも、この挟持部材を使用することができる。例えば、相対的に動く2個の部品が供給ケーブルによって互いに連結されているロボットシステムまたはその他の製造機械において使用することができる。
【0041】
次に、本発明の実施形態を図に基づいて詳しく説明する。