特許第6467135号(P6467135)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6467135ウェブページ共有方法、システム及びこれを支援する端末機
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6467135
(24)【登録日】2019年1月18日
(45)【発行日】2019年2月6日
(54)【発明の名称】ウェブページ共有方法、システム及びこれを支援する端末機
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20190128BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20190128BHJP
【FI】
   G06F13/00 650A
   G06F13/00 500D
   H04M11/00 302
【請求項の数】25
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2014-19780(P2014-19780)
(22)【出願日】2014年2月4日
(65)【公開番号】特開2014-154161(P2014-154161A)
(43)【公開日】2014年8月25日
【審査請求日】2017年2月3日
(31)【優先権主張番号】10-2013-0012209
(32)【優先日】2013年2月4日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100121382
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 託嗣
(72)【発明者】
【氏名】尹 弼 注
(72)【発明者】
【氏名】姜 斗 錫
(72)【発明者】
【氏名】李 光 斌
(72)【発明者】
【氏名】鄭 志 惠
(72)【発明者】
【氏名】崔 普 根
(72)【発明者】
【氏名】黄 ▲ミン▼ 敬
【審査官】 北川 純次
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−234562(JP,A)
【文献】 特開2011−198118(JP,A)
【文献】 特開2002−149640(JP,A)
【文献】 特開2012−133210(JP,A)
【文献】 特開2005−123804(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
H04M 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブページを受信する通信部と、
前記ウェブページのうちのウェブページ一部領域を横モードまたは縦モードで表示する表示部と、
前記ウェブページの固有アドレス情報、前記ウェブページでのウェブページ一部領域の位置情報、及び前記ウェブページが前記横モードまたは縦モードで表示されることを指示する画面方向の情報を収集し、これを他の端末機に送信し、
前記ウェブページ全体サイズ情報及び前記ウェブページ一部領域の特定地点座標情報を前記位置情報として収集し、
前記収集された座標情報を利用して、前記ウェブページ表示時に前記ウェブページ一部領域が表示部に表示されるように設定する仮想アンカーを生成するように制御する制御部と、
を含むことを特徴とする、ウェブページ共有を支援する端末機。
【請求項2】
前記制御部は、前記ウェブページの最上端に表示されたコンテンツのタグID情報と前記表示部に出力中の前記ウェブページ一部領域の特定地点座標情報とを位置情報として収集するように制御することを特徴とする、請求項1に記載の端末機。
【請求項3】
前記制御部は、前記ウェブページ一部領域に含まれた少なくとも1つのコンテンツのタグID情報を前記位置情報として収集するように制御することを特徴とする、請求項1に記載の端末機。
【請求項4】
前記制御部は、前記ウェブページ一部領域に含まれた複数個のコンテンツのタグID情報のうち、入力イベントによって指定された特定コンテンツのタグID情報を位置情報として収集するように制御することを特徴とする、請求項に記載の端末機。
【請求項5】
前記制御部は前記ウェブページ一部領域に含まれたテキストのうち、少なくとも一部を位置情報検索語として収集するように制御することを特徴とする、請求項1に記載の端末機。
【請求項6】
前記制御部は、前記ウェブページ一部領域のうち一定領域に対するキャプチャー情報を位置情報として収集するように制御することを特徴とする、請求項1に記載の端末機。
【請求項7】
他の端末機から、第1ウェブページの固有アドレス情報、前記第1ウェブページでの第1ウェブページ一部領域の位置情報、及び前記第1ウェブページが前記他の端末機で横モードまたは縦モードで表示されることを指示する画面方向の情報を受信する通信部と、
前記固有アドレス情報を利用して前記第1ウェブページと同じ固有アドレス情報を有する第2ウェブページ受信を制御し、前記位置情報及び前記画面方向の情報に基づいて前記第1ウェブページ一部領域に該当する第2ウェブページ一部領域を決定する制御部と、
決定された前記第2ウェブページ一部領域を表示する表示部と、
を含むことを特徴とする、ウェブページ共有を支援する端末機。
【請求項8】
前記制御部は、前記第1ウェブページ全体サイズ情報及び前記第1ウェブページ一部領域の特定地点座標情報を含む位置情報受信時に、前記第1ウェブページサイズに対して第2ウェブページサイズの比率を前記位置情報に適用し、第2ウェブページ一部領域を表示するように制御することを特徴とする、請求項に記載の端末機。
【請求項9】
前記制御部は、前記第1ウェブページ一部領域に含まれた少なくとも1つのコンテンツのタグID情報を含む位置情報受信時に、前記コンテンツのタグID情報を第2ウェブページで検索し、前記タグID情報を有するコンテンツが位置する一定領域を第2ウェブページ一部領域に表示するように制御することを特徴とする、請求項に記載の端末機。
【請求項10】
前記制御部は、前記第1ウェブページ一部領域に含まれたテキストのうち少なくとも一部のテキストを含む位置情報受信時に、前記第2ウェブページを表示し、且つ、前記少なくとも一部のテキストを含む領域を第2ウェブページ一部領域に表示するように制御することを特徴とする、請求項に記載の端末機。
【請求項11】
前記制御部は、前記第1ウェブページ一部領域のうち一定領域に対するキャプチャー情報を含む位置情報受信時に、前記第2ウェブページを表示し、且つ、前記キャプチャー情報とマッチする領域を含むように第2ウェブページ一部領域を表示するように制御することを特徴とする、請求項に記載の端末機。
【請求項12】
端末機によるウェブページ共有方法であって、
ウェブページを受信する過程と、
前記ウェブページのうちのウェブページ一部領域を横モードまたは縦モードで表示する過程と、
前記ウェブページの固有アドレス情報、前記ウェブページ一部領域の位置情報、及び前記ウェブページが前記横モードまたは縦モードで表示されることを指示する画面方向の情報を収集する過程と、
前記収集されたウェブページ固有アドレス情報、前記位置情報及び前記画面方向の情報を他の端末機に送信する送信過程と、
を含み、
前記位置情報を収集する過程は、
前記ウェブページ全体サイズ情報及び前記ウェブページ一部領域の特定地点座標情報を前記位置情報として収集する過程であり、
前記収集された座標情報を利用して前記ウェブページ表示時に前記ウェブページ一部領域が表示部に表示されるように設定する仮想アンカーを生成する過程をさらに含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項13】
前記位置情報収集を行う過程は、
前記ウェブページの最上端に表示されたコンテンツのタグID情報と表示部に出力中の前記ウェブページ一部領域の特定地点座標情報を位置情報として収集する過程を含むことを特徴とする、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記位置情報収集を行う過程は、前記ウェブページ一部領域に含まれた少なくとも1つのコンテンツのタグID情報を前記位置情報として収集する過程であることを特徴とする、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記位置情報収集を行う過程は、前記ウェブページ一部領域に含まれた複数個のコンテンツのタグID情報のうち入力イベントによって指定された特定コンテンツのタグID情報を位置情報として収集するように制御することを特徴とする、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記位置情報収集を行う過程は、
前記ウェブページ一部領域に含まれたテキストのうち少なくとも一部を位置情報検索語として収集する過程、及び、
前記ウェブページ一部領域のうち一定領域に対するキャプチャー情報を位置情報として収集する過程、
のうちの少なくとも1つの過程をさらに含むことを特徴とする、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
端末機によるウェブページ共有方法であって、
他の端末機から、第1ウェブページの固有アドレス情報、前記第1ウェブページでの第1ウェブページ一部領域の位置情報、及び前記第1ウェブページが前記他の端末機で横モードまたは縦モードで表示されることを指示する画面方向の情報を受信する過程と、
前記固有アドレス情報を利用して、前記第1ウェブページと同じ固有アドレス情報を有する第2ウェブページを受信する過程と、
前記位置情報及び前記画面方向の情報に基づいて前記第1ウェブページ一部領域に該当する第2ウェブページ一部領域を決定する過程と、
決定された前記第2ウェブページ一部領域を表示する表示過程と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項18】
前記位置情報を受信する過程は、前記第1ウェブページ全体サイズ情報及び前記第1ウェブページ一部領域の特定地点座標情報を含む位置情報を受信する過程であることを特徴とする、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記表示過程は、前記第1ウェブページサイズに対して第2ウェブページサイズの比率を前記位置情報に適用し、第2ウェブページ一部領域を表示する過程であることを特徴とする、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記位置情報を受信する過程は、前記第1ウェブページ一部領域に含まれた少なくとも1つのコンテンツのタグID情報を含む位置情報を受信する過程であることを特徴とする、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記表示過程は、前記コンテンツのタグID情報を第2ウェブページで検索し、前記タグID情報を有するコンテンツが位置する一定領域を第2ウェブページ一部領域に表示する過程であることを特徴とする、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記位置情報を受信する過程は、前記第1ウェブページ一部領域に含まれたテキストのうち少なくとも一部のテキストを含む位置情報を受信する過程であることを特徴とする、請求項17に記載の方法。
【請求項23】
前記表示過程は、前記第2ウェブページを表示し、且つ前記少なくとも一部のテキストを含む領域を第2ウェブページ一部領域に表示する過程であることを特徴とする、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記位置情報を受信する過程は、前記第1ウェブページ一部領域のうち一定領域に対するキャプチャー情報を含む位置情報を受信する過程であることを特徴とする、請求項17に記載の方法。
【請求項25】
前記表示過程は、前記第2ウェブページを表示し、且つ、前記キャプチャー情報とマッチする領域を含むように第2ウェブページ一部領域を表示する過程であることを特徴とする、請求項24に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末機のウェブページ共有に関し、特に送信側端末機で現在表示されている特定位置のウェブページを受信側端末機に正確に伝達し、情報の共有をさらに正確に行うことができるように支援するウェブページ共有方法、システム及びこれを支援する端末機に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯端末機は、通信機能を有し、そのサイズが携帯することができるほどに充分に小さいため、多くの人々が利用している。このような携帯端末機は、最近になってタッチスクリーンのサイズが拡大されると共に、多様なコンテンツを提供することができるハードウェア及びソフトウェアのサポートに伴い、顕著な成長を遂げている傾向にある。
【0003】
このような従来の携帯端末機は、多様なコンテンツを提供するとき、表示部を通じて提供する。特に従来の携帯端末機の機能のうちウェブ接続機能は、ウェブに接続されたサーバーにアクセスし、表示部を通じて、当該サーバーが提供するウェブページに含まれたコンテンツのうち表示コンテンツを提供する機能である。このようなウェブ接続機能は、最近になって、非常に一般化された機能となり、多様な生活環境の中で多様なユーザが利用している傾向にある。
【0004】
一方、携帯端末機がウェブ接続機能を実行している過程で送信側端末機ユーザが現在見ているウェブページを受信側端末機ユーザに伝送することを送信側端末機ユーザが希望する場合がたびたび発生する。例えば、送信側端末機ユーザがウェブページで特定コンテンツを検索し、当該コンテンツを受信側端末機ユーザに示したい欲求が発生することがある。ところが、従来の携帯端末機のウェブ接続機能では、送信側端末機ユーザが現在見ているウェブページのアドレス情報をコピーして提供することしかできないので、受信側端末機ユーザは、送信側端末機ユーザが検索したコンテンツを見るのではなく、当該ウェブページのうちデフォルトとして定められた画面のみを最初は見ることになる。
【0005】
このような問題は、受信側端末機ユーザが送信側端末機ユーザと共有しようとするコンテンツを検索するために、当該ウェブページの特定位置から特定コンテンツが配置された領域を検索しなければならず、受信側端末機ユーザにとっては煩わしい。しかも、ウェブページに含まれた特定コンテンツが非常に小さく表示される場合には、コンテンツを容易に探索することができないため、受信側端末機ユーザに非常に大きい不便を感じさせることとなる。さらに、当該コンテンツの検索がどうしても要求される状況である場合、送信側端末機ユーザは、当該コンテンツを受信側端末機ユーザが正確に検索することができるように追加的な情報を音声通話や文字メッセージなどで提供しなければならず、送信側端末機ユーザに対しても不便を感じさせることとなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明の目的は、前述するような従来技術の問題点を解決するためになされたものであって、送信側端末機ユーザが共有しようとするウェブページの特定位置をさらに正確に共有することができるように支援するウェブページ共有方法とシステム及びこれを支援する端末機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明の第1の態様に係るウェブページ共有支援システムは、固有アドレス情報を有するウェブページを提供するウェブページ提供装置と、ウェブページのうちの一部領域を表示し、入力イベントによってウェブページの固有アドレス情報及び表示された一部領域のウェブページでの位置情報を収集して送信する送信側端末機と、送信側端末機からウェブページの固有アドレス情報と位置情報を受信し、固有アドレス情報を利用してウェブページ提供装置からウェブページを受信し、位置情報に基づいて送信側端末機に表示されるウェブページの一部領域に対応する領域を表示する受信側端末機とを含むことを特徴とする。
【0008】
本発明の第2の態様に係るウェブページ共有方法は、送信側端末機が固有アドレス情報を有する第1ウェブページを出力する過程と、入力イベントによって送信側端末機が第1ウェブページの固有アドレス情報及び表示された一部領域の第1ウェブページでの位置情報を収集する過程と、送信側端末機が収集された情報を受信側端末機に送信する過程と、受信側端末機が送信側端末機から第1ウェブページの固有アドレス情報と位置情報とを受信する過程と、受信側端末機が固有アドレス情報を利用して第1ウェブページに対応する第2ウェブページを受信し、位置情報に基づいて送信側端末機に表示される第1ウェブページの一部領域に対応する第2ウェブページの一部領域を表示する過程とを含むことを特徴とする。
【0009】
本発明の第3の態様に係る端末機は、ウェブページを受信する通信部と、ウェブページのうちのウェブページ一部領域を表示する表示部と、ウェブページの固有アドレス情報及びウェブページでのウェブページ一部領域の位置情報を収集し、これを他の端末機に送信するように制御する制御部とを含むことを特徴とする。
【0010】
本発明の第4の態様に係る端末機は、第1ウェブページの固有アドレス情報及び第1ウェブページでの第1ウェブページ一部領域の位置情報を受信する通信部と、固有アドレス情報を利用して第1ウェブページと同じ固有アドレス情報を有する第2ウェブページ受信を制御し、前記位置情報に基づいて第1ウェブページ一部領域に該当する第2ウェブページ一部領域を決定する制御部と、決定された第2ウェブページ一部領域を表示する表示部とを含むことを特徴とする。
【0011】
本発明の第5の態様に係る端末機によるウェブページ共有方法は、ウェブページを受信する過程と、ウェブページのうちのウェブページ一部領域を表示する過程と、ウェブページの固有アドレス情報及び前記ウェブページ一部領域の位置情報を収集する過程と、収集されたウェブページ固有アドレス情報及び位置情報を他の端末機に送信する送信過程とを含むことを特徴とする。
【0012】
本発明の第6の態様に係る端末機によるウェブページ共有方法は、第1ウェブページの固有アドレス情報及び第1ウェブページでの第1ウェブページ一部領域の位置情報を受信する過程と、固有アドレス情報を利用して第1ウェブページと同じ固有アドレス情報を有する第2ウェブページを受信する過程と、位置情報に基づいて第1ウェブページ一部領域に該当する第2ウェブページ一部領域を決定する過程と、決定された第2ウェブページ一部領域を表示する表示過程とを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように、本発明のウェブページ共有方法、システム及びこれを支援する端末機によれば、本発明は、送信側端末機ユーザが指定した特定位置のウェブページと同じ特定位置のウェブページを受信側端末機でも見られるように支援する。
【0014】
また、本発明は、さらに簡単な情報の伝送に基づいてウェブページの特定位置共有が可能になるように支援する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の実施形態によるウェブページ共有システムの構成を概略的に示す図である。
図2】本発明の実施形態によるウェブページ共有機能を支援する端末機の構成を概略的に示す図である。
図3図1の制御部の構成をさらに詳しく示す図である。
図4】本発明の実施形態によるウェブページ共有のためのシステムの各構成間の信号フローを示す図である。
図5】本発明の実施形態によるウェブページ共有のための送信側端末機の動作を説明するための図である。
図6】本発明の実施形態によるウェブページ共有のための受信側端末機の動作を説明するための図である。
図7】本発明の実施形態によるウェブページ共有機能をサポートする端末機の画面インターフェースの一例を示す図である。
図8】本発明の実施形態によるウェブページ共有機能をサポートする端末機の画面インターフェースの他の例を示す図である。
図9】本発明の実施形態によるウェブページ共有機能をサポートする端末機の画面インターフェースのさらに他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態を添付の図面に基づいて詳しく説明する。
【0017】
実施例を説明するにあたって、本発明の属する技術分野によく知られており、本発明と直接的に関連がない技術内容については、説明を省略する。また、実質的に同一の構成と機能を有する構成要素については、詳細な説明を省略する。
【0018】
同様の理由で添付の図面において、一部の構成要素は、誇張されるか、省略されるかまたは概略的に図示され、各構成要素のサイズは、実際サイズを反映するものではない。したがって、本発明は、添付の図面に描かれた相対的なサイズや間隔によって制限されない。
【0019】
図1は、本発明の実施形態によるウェブページ共有支援システム10の構成を概略的に示す図である。
【0020】
図1を参照すれば、本発明の共有支援システム10は、送信側端末機101、受信側端末機102、ウェブページ提供装置400、通信ネットワーク300を含むことができる。
【0021】
このような構成を含む本発明の共有支援システム10は、送信側端末機101がウェブページ提供装置400への接続を行い、ウェブページを受信し、これを検索及び確認する過程で当該ウェブページの固有アドレス情報と送信側端末機101の表示部上に現在出力中のウェブページの位置情報を収集する。そして、送信側端末機101は、収集されたウェブページの固有アドレス情報及びウェブページの位置情報を受信側端末機102に送信し、受信側端末機102は、ウェブページ提供装置400から当該ウェブページを受信し、且つ、受信したウェブページの位置情報に基づいて、当該ウェブページを自らの表示部に出力する。これにより、本発明の共有支援システム10は、送信側端末機101のユーザが検索中の特定位置の特定ウェブページを受信側端末機102の表示部に正確に出力することによって、受信側端末機102のユーザが別に当該ウェブページの特定位置検索を行う必要なく、ページの位置を共有することができるように支援する。このような機能は、送信側端末機101のユーザが受信側端末機102のユーザに特定ウェブページの特定位置に配置されたアイテムやコンテンツをすぐ確認することができるようにして、プレゼントリクエストや、情報確認などをさらに容易且つ迅速に、また便利に行うことができるように支援する。
【0022】
送信側端末機101は、通信部を利用して通信ネットワーク300への接続を行い、ウェブページ提供装置400への接続を行うことができる。そして、送信側端末機101は、入力部または入力機能の表示部から入力される入力信号によってウェブページ提供装置400が提供する特定ウェブページを受信し、表示部に出力する。この際、提供されるウェブページは、ウェブページまたは特定サーバー装置が提供する特定ウェブページ、クラウドシステム基盤で提供されるページなど多様なページであってもよい。
【0023】
一方、送信側端末機101は、ユーザリクエストによる入力イベントが発生すれば、表示部上に出力中のウェブページの固有アドレス情報及び表示部上に現在表示中のウェブページの位置情報を収集する。そして、送信側端末機101は、ユーザリクエストに従って収集されたウェブページの固有アドレス情報及び位置情報を、通信ネットワーク300を通じて受信側端末機102に送信することができる。
【0024】
受信側端末機102は、通信ネットワーク300に対してキャンプオンしておき、送信側端末機101が提供するウェブページの固有アドレス情報及び位置情報を利用して送信側端末機101の表示部に出力中のウェブページ状態を受信側端末機102の表示部で再現する。このために、受信側端末機102は、送信側端末機101が提供したウェブページの固有アドレス情報を利用してウェブページ提供装置400への接続を行う。そして、ウェブページ提供装置400から当該固有アドレス情報に該当するウェブページを受信する。その後、受信側端末機102は、ウェブページを自分の表示部に出力し、且つ、ウェブページの位置情報に対応するウェブページの特定位置が表示されるように制御する。これにより、受信側端末機102は、送信側端末機101のリクエストに従って送信側端末機101に表示中の、または表示されたウェブページと同一の位置を表示部に出力する。
【0025】
ウェブページ提供装置400は、通信ネットワーク300に接続され、送信側端末機101及び受信側端末機102のリクエストに従って特定ウェブページを提供する構成である。このようなウェブページ提供装置400は、あらかじめ多様なウェブページを構築して格納し、送信側端末機101及び受信側端末機102のリクエストによる特定ウェブページを、通信ネットワーク300を通じて提供する。このようなウェブページ提供装置400は、固有アドレス情報、例えばウェブアドレス情報を通信ネットワーク300上のDNS(Domain Name System)サーバーに登録し、当該固有アドレス情報にアクセスする送信側端末機101及び受信側端末機102にウェブページを提供する。この過程でウェブページ提供装置400は、設計によっては認証手続を行うようにリクエストすることができる。ウェブページ提供装置400が提供するウェブページは、特定ウェブページ提供装置400の識別のための識別情報と、ウェブページ提供装置400が保有したページのうちどんなページであるかを識別することができる識別情報などを含むことができる。また、ウェブページ内には、多様なコンテンツやアイテムが配置されてもよい。例えば、ウェブページは、特定テキストコンテンツ、イメージコンテンツ、動画コンテンツ、オーディオコンテンツなどが一定形態に配置されてもよい。一方、前述したウェブページは、ウェブページ形態で構成される場合、HTML言語で作成されてもよい。この場合、前述したそれぞれの特定コンテンツは、タグ情報を含む。タグ情報は、タグID情報を含んでそれぞれの特定コンテンツは、固有なタグID情報を有する。また、それぞれのコンテンツは、固有なソース情報を含んでもよい。ソース情報は、前述したタグ情報を含んで構成される。
【0026】
通信ネットワーク300は、送信側端末機100と受信側端末機200との間に配置され、送信側端末機100と受信側端末機200との間の通信チャネルを形成する。このような通信ネットワーク300は、送信側端末機100及び受信側端末機200の機器特性によって多様な形態の通信ネットワーク装置を含んでもよい。通信ネットワーク300は、送信側端末機100と受信側端末機200が移動型装置として設けられる場合、端末機のモビリティ(移動性)をサポートするために移動通信ネットワークで構築されてもよい。例えば、通信ネットワーク300は、2G、3G、4Gなど多様な世代の通信方式をサポートするためのネットワーク装置を含んでもよい。一方、通信ネットワーク300は、送信側端末機101及び受信側端末機102とウェブページ提供装置400との間の通信チャネルを形成する。そして、通信ネットワーク300によって、ウェブページ提供装置400のウェブページは、送信側端末機101及び受信側端末機102に提供される。
【0027】
したがって、本発明の通信ネットワーク300は、送信側端末機100が収集したウェブページの固有アドレス情報と位置情報を受信側端末機200に伝送することができるネットワーク装置、及び、受信側端末機200がウェブページ提供装置400に接続し、多様なコンテンツを含むウェブページを受信することができるように支援するネットワーク装置など多様な通信ネットワーク装置のうち少なくとも1つを含むことができることが理解されるとよい。
【0028】
以上説明したように、本発明のウェブページ共有支援システム10は、送信側端末機101がリクエストしたウェブページの特定位置を受信側端末機102で確認することができるようにして、情報共有をさらに正確で且つ精密に行うことができるように支援する。以下、前述したウェブページ共有機能についてさらに詳しく説明する。
【0029】
図2は、本発明の実施形態によるウェブページ共有支援システム10の構成のうち端末機の構成をさらに詳しく示す図である。説明に先立って、端末機100は、送信側機能及び受信側機能を共にサポートすることができる形態として構成されるので、送信側機能を主に説明するが、説明過程で受信側機能についても追加的に説明することにする。これにより、以下では、本発明の端末機は、参照番号"100"を割り当てて説明することにし、このような端末機は、状況によって送信側端末機または受信側端末機として動作することが理解されるとよい。
【0030】
図2を参照すれば、本発明の端末機100は、通信部110、入力部120、オーディオ処理部130、表示部140、格納部150及び制御部160の構成を含むことができる。
【0031】
このような構成の端末機100は、ウェブページ共有機能のうち送信側機能をサポートために入力部120及び入力機能の表示部140で発生する入力イベントによってウェブページ提供装置400から特定ウェブページを受信する。そして、端末機100は、受信されたウェブページを表示部140に出力し、当該ウェブページを受信側端末機と共有するように指示する入力イベントが発生するか否かを確認する。そして、ウェブページ共有機能を指示する入力イベントが発生すれば、制御部160は、現在表示部140に出力中のウェブページの固有アドレス情報及び位置情報を収集する。収集された固有アドレス情報及び位置情報は、ユーザが指定した受信側端末機に自動で、またはユーザ確認を経て伝達されてもよい。一方、端末機100は、受信側機能を行う過程で送信側端末機から特定ウェブページの固有アドレス情報と位置情報を受信すれば、これに基づいてウェブページ提供装置400への接続を行い、当該ウェブページと当該位置に対応する情報を受信し、表示部140に出力する。
【0032】
このために、端末機100の通信部110は、通信ネットワーク300を通じてウェブページ提供装置400と通信チャネルを形成することができる。そして、通信部110は、ユーザが入力した入力イベントによって特定ウェブページをリクエストするメッセージをウェブページ提供装置400に送信し、ウェブページ提供装置400から当該ウェブページを受信することができる。受信されたウェブページは、制御部160の制御によって表示部140に出力される。通信部110は、ウェブページ受信のためにデータ通信チャネルを形成し、当該通信チャネルに基づいてウェブページに該当するデータを受信する。この際、形成されるデータ通信チャネルは、WiFi通信チャネル、3G、4Gなど多様な通信チャネルのうちの1つであってもよい。
【0033】
一方、通信部110が受信したウェブページは、固有アドレス情報を含み、ウェブページに含まれたそれぞれのコンテンツは、固有なタグ情報を含む。固有アドレス情報は、URL情報などウェブページアドレス情報であってもよい。これにより、通信部110は、ウェブページの特定位置を共有するように指示する入力イベント発生によって受信側端末機にウェブページの固有アドレス情報及び表示部140に表示される現在位置情報を伝送することができる。この際、通信部110は、前述した情報伝送のために文字メッセージチャネル、チャットサービスチャネルなど多様なチャネルを運用することができる。
【0034】
一方、端末機100が受信側機能を行う場合、通信部110は、他の端末機から特定ウェブページの固有アドレス情報と位置情報とを受信する。受信された固有アドレス情報と位置情報とは、制御部160に提供され、通信部110は、制御部160の制御によって当該ウェブページを提供するウェブページ提供装置400への接続を行うことができる。そして、通信部110は、ウェブページ提供装置400が提供するウェブページを受信し、制御部160に提供することができる。
【0035】
入力部120は、端末機100の操作に必要な多様な入力信号を生成する。入力部120は、ボタンキーや、サイドキー、ホームキーなど特定のキー形態で形成されることは勿論、フルタッチスクリーンをサポートするために仮想タッチパッドとして提供されてもよい。ここで、仮想タッチパッドは、表示部140上に表示され、ユーザタッチによる入力信号を生成することができる。
【0036】
ウェブページ共有機能のうちの送信側機能をサポートする場合、入力部120は、ウェブページ提供装置400への接続のための入力信号、特定ウェブページ受信をリクエストする入力信号、受信されたウェブページ検索のためのナビゲーション入力信号を生成することができる。特に入力部120は、ウェブページの特定位置が表示部140に出力されている状態で現在ウェブページの位置を他の端末機と共有するようにリクエストするウェブページ共有機能選択のための入力信号を生成することができる。
【0037】
ウェブページ共有機能のうち受信側機能をサポートする場合、入力部120は、他の端末機が伝送した特定ウェブページの固有アドレス情報及び表示部に出力された位置情報確認のための入力信号を生成する。この確認のための入力信号は、設計によって省略されてもよい。例えば、端末機100は、チャット中の他のユーザ端末機が提供したウェブページの固有アドレス情報と位置情報とをデフォルトで確認し、当該ウェブページ受信のためのウェブページ提供装置400への接続を自動で行うことができる。さらに、入力部120は、受信されたウェブページの固有アドレス情報と位置情報とを格納するための入力信号をユーザ制御によって生成することができる。
【0038】
オーディオ処理部130は、端末機の操作過程で発生する多様なオーディオ信号を処理する。例えば、オーディオ処理部130は、端末機100で生成された、またはデコードされたオーディオ信号を出力するためにスピーカーSPKを含むことができ、また、音声通話や映像通話機能、録音機能などをサポートするためにオーディオ信号を収集することができるマイクMICを含むことができる。このようなオーディオ処理部130は、ウェブページにオーディオコンテンツが含まれており、当該オーディオコンテンツ再生のためのスケジュール情報や入力イベントがあれば、当該オーディオ信号を出力する。特に、オーディオ処理部130は、ウェブページ共有機能選択のための入力イベントが発生すれば、ウェブページの固有アドレス情報と現在位置情報とを収集し、これを他の端末機への伝送が正常に成功した場合または伝送が失敗した場合などに対応する効果音や案内音を出力することができる。オーディオ処理部130の前述した効果音や案内音の出力は、ユーザ設定などによって省略されてもよい。
【0039】
表示部140は、本発明の端末機100の操作に必要な多様な機能画面を出力する。例えば、表示部140は、メニュー画面、複数のアイコン表示画面、複数のウィジェット表示画面、待機画面、ロックスクリーン画面など、設定された機能及び端末機100のサポート機能などによって多様な画面を提供することができる。特に本発明の表示部140は、ウェブページ提供装置400への接続過程に対する画面、ウェブページ提供装置400が提供するウェブページ出力画面、ナビゲーション入力イベントによってウェブページの多様な位置領域を出力する画面、ウェブページ共有機能実行によって固有アドレス情報と位置情報との収集及び送信を案内する画面などを出力することができる。一方、表示部140は、受信側機能の実行において他の端末機が提供したウェブページ固有アドレス情報と位置情報との受信を案内する画面、デフォルト実行または確認によって固有アドレス情報を利用してウェブページ提供装置400に接続する画面、接続されたウェブページ提供装置400から当該固有アドレス情報に該当するウェブページを受信して出力するウェブページ出力画面を提供する。ここで、受信側端末機のウェブページ出力画面は、送信側端末機が提供したウェブページの位置情報に該当するウェブページの特定領域に該当する。表示部140に出力されるウェブページの送信側端末機での出力画面及び受信側端末機での出力画面について、後述する画面例示図などを参照してさらに詳しく説明する。
【0040】
格納部150は、本発明の端末機100の運用に必要な多様なデータとプログラムを格納する。例えば、格納部150は、端末機100の動作のためのオペレーティングシステム、端末機100の動作において送受信されるかまたは入力されたデータなどを格納することができる。特に格納部150は、本発明のウェブページ共有機能をサポートするためのページ共有プログラム151を格納することができる。
【0041】
ページ共有プログラム151は、大別して、ページ共有のための送信側ルーチンと受信側ルーチンとを含む。まず、送信側ルーチンは、ウェブページ出力のためのルーチン、例えばウェブブラウザーなどのプログラムルーチン、受信されたウェブページの共有機能選択を行うことができるようにアイコンやメニューを提供するルーチン、当該アイコンやメニュー選択時にウェブページの固有アドレス情報と表示部140に現在出力中のウェブページの位置情報との収集ルーチン、収集された情報をユーザが指定した他の端末機に伝送する伝送ルーチンを含むことができる。伝送ルーチンは、チャットサービスチャネルを通じて伝送するルーチン、文字メッセージサービスを通じて伝送するルーチンなどを含むことができる。
【0042】
受信側ルーチンは、ウェブページの固有アドレス情報及び位置情報の受信時にこれを出力するルーチン、スケジュール情報または入力イベントによって受信されたウェブページの固有アドレス情報を利用してウェブページ提供装置400に接続を行うルーチン、ウェブページ提供装置400から固有アドレス情報に該当するウェブページを受信するルーチンを含む。特に受信側ルーチンは、受信ウェブページを出力し、且つ、位置情報に該当するウェブページ領域を表示部140に出力するルーチンを含む。
【0043】
制御部160は、本発明の実施形態によるウェブページ共有機能をサポートするための端末機100の信号フローと、データの処理、情報の収集と伝送などを制御する構成である。このような制御部160は、ウェブページ共有機能をサポートするために図3に示されたような構成を含むことができる。
【0044】
図3は、本発明の実施形態による端末機100の制御部160の構成をさらに詳しく示す図である。
【0045】
図3を参照すれば、本発明の制御部160は、入力イベント収集部161、ページ共有制御モジュール163の構成を含むことができる。
【0046】
入力イベント収集部161は、端末機100の入力部120及び入力機能をサポートする表示部140のうち少なくとも1つを含む入力手段から発生する入力イベントを収集する。特に、入力イベント収集部161は、送信側機能を実行するために入力手段から入力される入力イベントのうち、本発明のウェブページ共有機能選択及び動作のための入力イベントを収集する。このために、入力イベント収集部161は、ウェブページ提供装置400への接続を行う場合、当該ウェブページ提供装置400が提供するウェブページ共有のためのアイコンやメニューアイテムを出力することができる。または、入力イベント収集部161は、ウェブページ共有機能のためのホットキーを入力部120の特定ボタンキーに割り当てることができる。そして、入力イベント収集部161は、当該メニューまたはアイコンやホットキー選択のための入力イベントが収集されれば、これをページ共有制御モジュール163に伝達することができる。
【0047】
一方、受信側機能の実行において、入力イベント収集部161は、ウェブページ共有をリクエストするメッセージ受信時に、これを確認または許容する入力イベント発生を収集する。そして、入力イベント収集部161は、当該確認または許容入力イベント発生時に、これをページ共有制御モジュール163に提供することができる。一方、入力イベント収集部161は、送信側端末機のウェブページ共有リクエストに対して不可または拒絶入力イベント発生時に、当該ウェブページ共有リクエストを無視する。そして、入力イベント収集部161は、ウェブページ共有不可メッセージを作成し、送信側端末機に伝送するように制御することができる。
【0048】
ページ共有制御モジュール163は、入力イベント収集部161から伝達される入力イベントによってウェブページ共有機能を支援する構成である。入力イベント収集部161からウェブページ共有機能活性化をリクエストする入力イベントが伝達されれば、ページ共有制御モジュール163は、表示部140に現在出力中のウェブページの固有アドレス情報及び当該ウェブページのうち表示部140に現在出力中の位置情報を収集する。ここで、ページ共有制御モジュール163は、位置情報収集過程で表示部140上に出力中のウェブページの開始位置値、例えば一定位置に表示されたウェブページの位置情報を収集することができる。例えば、ページ共有制御モジュール163は、ウェブページのうち表示部140の中央に位置する地点の座標、表示部140の右上側の隅部に位置する座標、表示部140の左上側や右下側または左下側の隅部に位置するウェブページの座標情報を収集する。一方、ページ共有制御モジュール163は、表示部140に出力中のウェブページのURL情報など固有アドレス情報を収集することができる。このために、ページ共有制御モジュール163は、現在表示部140に出力中のウェブページ情報を収集し、収集されたウェブページ情報からURL情報が記入された位置を検索し、当該情報を収集するように制御する。
【0049】
一方、ページ共有制御モジュール163は、ウェブページの固有アドレス情報及び表示部140上に表示される位置情報収集が完了すれば、当該ウェブページを共有した受信側端末機情報を収集する。この際、ページ共有制御モジュール163は、受信側端末機情報収集のための入力ウインドウを表示部140に出力し、ユーザに入力されるか、またはデフォルトとして設定された受信側端末機の電話番号や電子メールアドレス情報、チャットID情報などを収集することができる。例えば、ページ共有制御モジュール163は、ウェブページ共有機能を行った履歴を有する情報のうち直前に行われた履歴を有する受信側端末機をデフォルトとして設定し、設定された受信側端末機の情報を収集する。受信側端末機情報収集が完了すれば、ページ共有制御モジュール163は、受信された固有アドレス情報及び位置情報を受信側端末機に伝送するように制御する。
【0050】
受信側機能を実行している際には、ページ共有制御モジュール163は、送信側端末機から特定ウェブページの固有アドレス情報及び位置情報を受信すれば、ウェブページ共有機能を許容すべきかをユーザが確認するようにリクエストすることができる。例えば、ウェブページ共有モジュール163は、ウェブページ共有機能の許容可否を問う確認ウインドウを表示部140に出力することができる。一方、ページ共有制御モジュール163は、デフォルトとしてサービス共有機能を許容するように設定された場合、別途の確認ウインドウを出力することなく、受信されたウェブページの固有アドレス情報を利用してウェブページ受信を制御する。この過程で、ページ共有制御モジュール163は、ウェブページ受信のために固有アドレス情報を利用してウェブページ提供装置400への接続を行うことができる。
【0051】
ウェブページ受信が完了すれば、ページ共有制御モジュール163は、送信側端末機が提供したウェブページの位置情報を確認する。そして、ページ共有制御モジュール163は、ウェブページの位置情報に基づいて、表示部140に現在出力されたウェブページの位置を決定し、ウェブページの当該位置が表示部140に出力されるように制御する。
【0052】
図4は、本発明の実施形態によるウェブページ共有機能をサポートするシステム構成間の信号フローを示すものである。
【0053】
図4を参照すれば、本発明のシステム動作は、ステップ401において送信側端末機101がウェブページ提供装置400への接続を行い、ステップ403においてウェブページ提供装置400が提供するウェブページを受信する。その後、ステップ405において、送信側端末機101は、受信されたウェブページを表示部140に出力する。
【0054】
一方、送信側端末機101は、共有リクエストが発生すれば、ステップ407において、共有リクエストによるウェブページの固有アドレス情報及び位置情報の収集を行うことができる。そして、ステップ409において、送信側端末機101は、ウェブページの固有アドレス情報及び位置情報を受信側端末機102に提供する。
【0055】
受信側端末機102は、送信側端末機101からウェブページ共有のための固有アドレス情報及び位置情報を受信すれば、デフォルトとして、またはユーザ選択によって当該共有機能を許容し、ステップ411において、受信された情報で固有アドレス情報を利用してウェブページ提供装置400への接続を行う。ステップ413において、ウェブページ提供装置400は、受信側端末機102のリクエストに従って当該固有アドレス情報に対応するウェブページを受信側端末機102に提供する。受信側端末機102は、ウェブページ提供装置400からウェブページを受信すれば、ステップ415において、位置情報に該当するウェブページ出力を行う。この過程で、受信側端末機102は、送信側端末機101の表示部に出力中のウェブページ領域が出力されるように、画面表示された座標情報の適用、画面サイズに対する出力されるウェブページのサイズの比率の適用、テキスト検索語の適用、ソースコードやタグIDの適用、画面方向の適用、キャプチャー情報の適用のうちの少なくとも1つを行うことができる。
【0056】
図5は、本発明のウェブページ共有機能をサポートする端末機の送信側機能の動作を説明するための図である。
【0057】
図5を参照すれば、本発明の端末機の動作では、ステップ501において、電源部から電源が供給されれば、制御部160が端末機100の運用に必要な各構成に電源を供給するように制御する。次に、入力部120及び入力機能を有する表示部140から入力イベントが受信されれば、ステップ503において、制御部160は、当該入力イベントがページ表示機能活性化のための入力イベントであるか否かを確認する。特に、制御部160は、特定のウェブページ提供装置400が提供するウェブページ出力機能の活性化をリクエストする入力イベントであるか否かを確認する。このステップで、制御部160は、当該入力イベントがページ出力機能リクエストのためのものではない場合、ステップ504において、当該入力イベントによる機能を実行する。例えば、制御部160は、入力イベントの種類によって、放送受信機能、ファイル再生機能、ファイル編集機能、通話機能など多様な機能を実行することができる。
【0058】
一方、ステップ503においてページ表示機能リクエストのための入力イベントであれば、ステップ505において、制御部160は、リクエストされたページを表示部140に表示するように制御することができる。この過程で、制御部160は、通信ネットワーク300を通じてウェブページ提供装置400への接続を行い、ウェブページ提供装置400が提供するウェブページの受信を制御する。
【0059】
ウェブページが表示部140に表示された状態で、特定の入力イベントが発生すれば、ステップ507において、制御部160は、当該入力イベントがページ共有のための入力イベントであるか否かを確認する。このために、制御部160は、ページ共有機能の選択のためのメニューアイテムやアイコンを表示部140に出力するか、特定のホットキーの割当を制御することができる。そして、当該メニューアイテムやアイコンまたはホットキーの選択による入力イベントが発生すれば、ステップ509において、制御部160は、ページ固有アドレス情報及び現在表示位置情報を収集するように制御することができる。ページの固有アドレス情報は、ウェブアドレス情報またはURLアドレス情報などであってもよい。ウェブページの現在表示位置情報は、端末機100の表示部140に出力中のページの位置情報であって、全体ウェブページのうち、表示部140上に出力されているページ領域に対する情報であってもよい。
【0060】
制御部160は、位置情報を収集する過程で、全体ウェブページのサイズ情報、例えば横サイズ及び縦サイズ情報と、表示部140上に現在出力されているページ領域の一定地点の座標情報とを位置情報として収集することができる。ここで、一定地点は、前述したように、表示部140上に出力されているウェブページの特定地点に対する座標情報であってもよい。座標情報が収集されれば、制御部160は、当該ウェブページのデザインに従って、座標情報に基づく仮想アンカー(virtual Anchor)機能を提供することができる。仮想アンカーは、特定ウェブページ内でユーザが指定した表示部140の特定位置に移動することができるように"URL+#+virtual anchor(座標情報)"のように定義されることができる。ここで、"#"は、次につながる情報が表示部140に出力されるべきウェブページの特定領域に該当する仮想アンカーであることを指示するコードであってもよい。受信側端末機の制御部160は、"URL+#+virtual anchor座標情報"を受信すれば、当該URL情報に基づいてウェブページ提供装置400からウェブページを受信し、ソース情報をデコードし、内容を確認し、"#"以下に記載された座標情報に画面が移動するように制御することができる。この際、制御部160は、仮想アンカーの座標情報が有効でない場合、例えばウェブページの全体サイズから外れた座標情報を有する場合、デフォルトとして定義された位置に対応する当該ウェブページの領域を表示部に出力するとよい。一方、仮想アンカーの座標情報が有効な場合、制御部160は、後述する方式によって当該ウェブページの特定領域を出力する。
【0061】
一方、制御部160は、ウェブページ位置情報として表示部140上に現在出力されているウェブページ領域に含まれているコンテンツのソース情報またはタグID情報を収集することができる。表示部140上に出力中のコンテンツのサイズに応じて少なくとも1つのタグID情報が収集される。例えば、出力中のコンテンツのサイズが表示部140のサイズよりも大きい場合、制御部160は、1つのタグID情報のみを収集することができる。また、コンテンツのサイズが小さくて、表示部140に複数個が配置される場合、制御部160は、少なくとも1つのタグID情報を収集することができる。ここで、制御部160は、設計によって、表示部140の一定位置に出力されているコンテンツのタグID情報のみを位置情報として収集するか、表示部140上で発生するタッチイベントが指定したコンテンツのタグID情報を収集するか、複数個のコンテンツのタグID情報すべてを収集して、位置情報を作成することができる。さらに、制御部160は、ウェブページの最上端に位置するコンテンツのタグID情報と表示部140に出力中のウェブページの一部の領域の特定の座標情報を位置情報として収集してもよい。一方、タグID情報に代えて、ソース情報を直接利用してコンテンツの位置情報を収集するように設計されてもよい。ソース情報は、前述したように、少なくとも1つのコンテンツタグID情報を含むことができる。
【0062】
一方、制御部160は、表示部140上に現在出力されているウェブページ領域に含まれた特定のテキストを収集し、これを位置情報として提供することもできる。特に、特定の語彙や単語が全体画面で重複して使用されることを考慮すれば、制御部160は、表示部140に出力中のコンテンツが含む複数個の語彙、複数個の単語、特定文章、特殊文字を少なくとも1つ収集し、これを位置情報として提供することもできる。一方、制御部160は、位置情報作成過程で端末機100の現在の画面方向の状態に対する情報、例えば横モード表示状態または縦モード表示状態に対する情報を収集し、これを他の情報、例えばタグID情報や座標情報、キャプチャー情報やテキスト情報などとともに、位置情報として含むように制御することができる。このために、端末機100は、加速度センサーなど横モードまたは縦モード変換に対する情報を収集することができるセンサーをさらに含んでもよい。
【0063】
さらに、制御部160は、表示部140に現在出力中のウェブページの一定領域のうち少なくとも一部の領域をキャプチャーし、位置情報として提供してもよい。特に、制御部160は、画面領域の全体をキャプチャーする場合、伝送すべき位置情報のサイズが大きくなるので、表示部140に表示されるウェブページ領域を一定のマトリックス形態で区分し、区分されたマトリックス形態のうち少なくとも1つを位置情報として収集することができる。この際、制御部160は、さらに、迅速且つ正確な位置検出のために複数個の領域に対するキャプチャー情報を位置情報として提供することができる。
【0064】
例えば、制御部160は、表示部140に表示中のウェブページ領域を9個または16個のサブ領域に区分し、区分された領域のうちあらかじめ定義された特定位置の領域、例えば右上側の隅部及び左下側の隅部に配置された領域をキャプチャーするか、ランダムに選択された領域に対するキャプチャー情報を位置情報として提供することができる。ここで、制御部160は、ユーザが指定した少なくとも1つの特定の領域に対するキャプチャー情報を収集し、これを位置情報として作成することもできる。ユーザが特定領域をキャプチャー情報として選択する場合、制御部160は、ユーザが選択した領域と選択されない領域とを区分する情報、例えばハイライト情報やマーキング情報などを有するように設定し、これを位置情報に含ませてもよい。
【0065】
ウェブページの固有アドレス情報及び位置情報の収集が完了すれば、ステップ513において、制御部160は、収集された固有アドレス情報及び位置情報を受信側端末機に送信する。この過程で、制御部160は、受信側端末機の電話番号や電子メールアドレス、チャットID情報を収集し、当該情報の入力のために入力ウインドウを出力してもよい。入力ウインドウは、電話帳データ検索ウインドウであってもよい。
【0066】
一方、ステップ507において、発生した入力イベントがページ共有のための入力イベント発生ではない場合、ステップ511において、制御部160は、当該入力イベントによる機能を実行することができる。例えば、制御部160は、入力イベントによってウェブページの他の領域を表示部140に出力させ、入力イベントが指定した特定位置のコンテンツに対して当該コンテンツの詳細情報表示画面へ切り替えてもよい。
【0067】
次に、制御部160は、ステップ515において、ページ表示終了のための入力イベントを受信すれば、ページ表示機能を終了し、既定のスケジュール情報による機能へ切り替えるか、ページ表示機能直前に行われた機能へ切り替える。一方、制御部160は、ページ表示終了のための入力イベント発生がない場合、ステップ505に戻り、ページ表示機能を継続する。
【0068】
図6は、本発明のウェブページ共有機能をサポートする端末機の受信側機能の動作を説明するための図である。
【0069】
図6を参照すれば、本発明の端末機の動作では、ステップ601において、端末機100の制御部160は、電源部が供給する電源を、端末機100の各構成のうち現在実行中の機能を支援するための構成に供給するように制御することができる。特に、制御部160は、通信部110に電源を供給し、文字、チャットメッセージまたは電子メールなどを受信することができる状態に維持する。
【0070】
その後、ステップ603において、制御部160は、ページ共有をリクエストするメッセージ受信が発生するか否かを確認する。このステップでページ共有リクエストのためのメッセージ受信がない場合、制御部160は、ステップ605において、通信部110の待機状態を維持しながら、入力イベントによって端末機100の機能を実行する。例えば、制御部160は、入力イベントに応じて特定通信機能、ウェブ接続機能、ファイル再生や編集機能などを実行することができ、入力イベントがない場合、スリープ状態に遷移させて、電源節約モードに移行するか、または端末機100終了のための入力イベント発生時に端末機100を終了させるように制御することができる。
【0071】
一方、ステップ603において、ページ共有をリクエストするメッセージが受信されれば、ステップ607において、制御部160は、共有を許容するか否かを確認する。デフォルトとしてページ共有機能を許容するように設定されている場合、ステップ607は省略され、制御部160はステップ609に進んでもよい。一方、制御部160は、共有許容可否がデフォルトとして設定されていなければ、共有許容可否を問うポップアップウインドウやメッセージを出力してもよい。共有許容可否が問われて、共有不可に関する入力イベントが発生すれば、制御部160は、ページ共有機能を無視し、ステップ605に進み、入力イベントによる端末機100の機能を実行してもよい。この過程で、制御部160は、共有不可に対する応答メッセージを作成し、応答メッセージを送信側端末機に送信してもよい。
【0072】
一方、ステップ607において共有が許容されるか、共有の許容がデフォルトとして設定されている場合、ステップ609において、制御部160は、受信情報のうちウェブページ固有アドレス情報及び位置情報を構文解析により抽出(パーシング)する。そして、制御部160は、パーシングされるウェブページ固有アドレス情報を利用して、通信部110及び通信ネットワーク300を介してウェブページ提供装置400へ接続する。そして、制御部160は、ステップ611において、ウェブページ提供装置400から当該固有アドレス情報に該当するウェブページのデータを受信する。
【0073】
次に、制御部160は、ステップ613において、受信ウェブページを出力し、且つ、ステップ609において、パーシングされた位置情報に対応するウェブページ領域を表示部140に出力させる。これをさらに詳しく説明すれば、表示部140のサイズに対する表示されるウェブページのサイズの比率が異なるように設定されてもよい。すなわち送信側端末機の表示部と受信側端末機の表示部のサイズが異なっている場合、送信側端末機に適用されたウェブページの全体サイズは、受信側端末機に適用されるウェブページの全体サイズと異なるように設定されてもよい。これにより、送信側端末機がウェブページの全体サイズ情報と表示部140に出力された位置の座標情報を提供した場合、制御部160は、送信側ウェブページの全体サイズ情報に対する比率と受信側ウェブページの全体サイズ情報に対する比率が同一であるかを確認する。同一である場合、制御部160は、当該位置情報に含まれた座標情報と同じ座標情報を受信側端末機の表示部にも適用し、当該座標情報に該当するウェブページ領域を出力させる。一方、制御部160は、送信側と受信側のページの比率が異なる場合、双方のウェブページ全体サイズの比率を座標情報に適用し、受信側端末機の表示部に対応する座標情報に換算し、当該座標情報に該当するウェブページ領域を表示部に出力させる。このように、本発明は、ウェブページの全体領域を確認することができる場合、座標情報に基づいてページ共有機能を実行することができる。
【0074】
また、位置情報にタグID情報が含まれた場合、制御部160は、タグID情報に基づいてウェブページの特定領域を表示部140に出力させてもよい。例えば、1つのタグID情報が位置情報として含まれた場合、制御部160は、ウェブページのソース情報から当該タグID情報を検索した後、タグID情報を含むウェブページ領域を表示部140に出力させる。ここで、タグID情報が複数個である場合、複数個のタグID情報が共に表示部140に出力される地点を算出し、算出された地点に該当するウェブページ領域を表示部140に出力させる。
【0075】
このようなタグID提供方式は、ウェブページの全体サイズ領域をあらかじめ確認することができないように設計された場合に有用である。すなわち、ウェブページの全体サイズ情報よりコンテンツのソース情報やタグID情報を含むレンダーツリー(Rnder tree)が先に提供されるウェブページを受信すれば、制御部160は、優先的にレンダーツリーを確認し、タグID情報がどこに位置するかどうかを確認し、当該タグID情報が位置するウェブページ領域を優先的に表示部140に出力する。この過程で、制御部160は、ウェブページ提供装置400が提供するウェブページのソース情報を受信し、タグで構成されたDomツリーを生成した後、実際に描かれるレンダーツリーを生成する。
【0076】
そして、制御部160は、レンダーツリーに基づいて全体ウェブページに対するレイアウトを動的に生成することができる。その後、タグIDに該当するコンテンツの実際のサイズに対する情報が受信されれば、制御部160は、実際のサイズに対する情報に基づいてレイアウト内にコンテンツのサイズや位置を再割当することができる。この際、制御部160は、送信側端末機から位置情報として提供されたタグID情報を表示部140の特定位置に配置されるように、他のタグIDに対するコンテンツ表示制御を行ってもよい。例えば、制御部160は、位置情報として提供されたタグIDに該当するコンテンツの開始地点が表示部140の一定地点、例えば右上側の隅部の中央地点に位置するように制御し、周辺タグIDに対応するコンテンツ配置を制御することができる。一方、位置情報として1つのタグIDが提供され、当該タグIDに対応するコンテンツが表示部140の全体サイズよりも大きい場合には、当該コンテンツの開始地点が一定地点、例えば表示部140の右上隅などに配置されるようにウェブページ表示を制御することができる。
【0077】
制御部160は、位置情報としてテキスト検索語が提供された場合、ウェブページをロードし、デフォルトとして定められたウェブページの特定領域を表示部140に出力するように制御し、その後に提供されたテキスト検索語が含まれたウェブページ領域を検索する。そして、制御部160は、当該テキスト検索語が含まれたウェブページ領域が表示部140に表示されるようにウェブページの画面を移動する。このとき、制御部160は、前述した機能を、バックグラウンドで行い、テキスト検索語が含まれたウェブページ領域が表示部140にすぐ表示されるように制御してもよい。また、キャプチャー情報を、前述したテキスト検索語と同様に適用することができる。すなわち、制御部160は、ウェブページ全体をデフォルトとして表示し、位置情報として提供されたキャプチャー情報とマッチングするブロックを有する領域を検索した後、当該領域に対応するウェブページ領域を表示部140に出力させてもよい。
【0078】
制御部160は、位置情報に画面方向の情報が含まれ、共に提供されたタグID情報や、座標情報、キャプチャー情報やテキスト情報に基づいてウェブページの出力領域を決定するとき、開始点に対する表示方向を画面方向の情報に対応するように調整する。すなわち、制御部160は、送信側端末機で横モード状態の開始地点を提供した場合、受信側端末機でも横モード状態で特定開始地点のウェブページ領域が表示部140に出力させてもよい。
【0079】
次に、ステップ615において、制御部160は、ページ表示終了のための入力イベント発生有無を確認し、当該入力イベントが発生すれば、ページ表示機能を終了するように制御することができる。一方、制御部160は、ページ表示終了のための入力イベント発生がない場合、ステップ603に戻り、ステップ603以降の過程を再度実行する。
【0080】
図7は、本発明の実施形態によるウェブページ共有機能をサポートする端末機の表示部に出力される画面の一例を示す図である。説明に先立って、701画面は、送信側機能を行う端末機での画面例を示すものであり、703画面は、受信側機能を行う端末機での画面例を示すものである。
【0081】
図7を参照すれば、送信側端末機101は、ウェブページ提供装置400への接続を行い、ウェブページ提供装置400から701画面に示したような第1ウェブページ141を受信することができる。受信された第1ウェブページ141は、表示部に出力される画面のサイズよりも大きく構成されてもよい。そして、送信側端末機101は、第1ウェブページ141の特定領域を検索するためのナビゲーションイベントなどが発生すれば、図示されたように、第1ウェブページ141の全体領域のうち特定ウェブページ領域が表示部に出力させる。例えば、図示されたように、第1ウェブページ141が"w1"及び"h1"に該当する幅と長さを有し、ナビゲーション機能実行によってページの領域移動が発生した場合"x1、y1"地点を表示の開始地点とする第1ウェブページ一部領域149が表示部に出力されたとする。
【0082】
制御部160は、前述した第1ウェブページ141のサイズ情報である"w1、h1"に対する情報及び表示部に出力される第1ウェブページ一部領域149の開始座標情報"x1、y1"情報を収集し、位置情報として作成することができる。ここで、開始座標情報として"(0、100)"は、開始座標情報として例示的に示したもので、第1ウェブページ一部領域149の位置変換によって開始座標情報は変更されてもよい。また、開始座標情報を表示部の左上隅地点の座標情報として例示したが、本発明がこれに限定されるものではない。すなわち第1ウェブページ一部領域149に対する開始座標情報は、表示部の右上隅地点、右下隅地点、左下隅地点、中央地点など多様な地点のうち少なくとも1つを含んでいればよい。このような開始座標情報は、受信側端末機102とあらかじめ合意した地点に対する情報であってもよい。
【0083】
一方、第1ウェブページ一部領域149には、多数のコンテンツが含まれる。含まれた各コンテンツは、固有タグID情報を有する。送信側端末機101の制御部160は、第1ウェブページ一部領域149を表示部に出力する過程で、前述したレンダーツリーを参照して出力するので、どんなタグID情報を有するコンテンツまたはコンテンツが表示部に現在出力されているかに関する情報収集を行うことができる。これにより、制御部160は、位置情報作成時に第1ウェブページ一部領域149に含まれた少なくとも1つのコンテンツのタグID情報を収集し、これを当該位置情報に含ませるように制御することができる。また、制御部160は、第1ウェブページ一部領域149にテキストコンテンツが含まれた場合、当該テキストコンテンツに含まれた少なくとも一部のテキストを収集し、位置情報として提供することができる。
【0084】
受信側機能を行う受信側端末機102の制御部160は、送信側端末機101からウェブページの固有アドレス情報及び位置情報を収集すれば、当該固有アドレス情報を利用してウェブページ提供装置400への接続を行い、固有アドレス情報に該当する第2ウェブページ241を受信する。第1ウェブページ141と第2ウェブページ241は、実質的に同じウェブページであるとよい。但し、第2ウェブページ241のサイズは、第1ウェブページ141と異なってもよい。
【0085】
受信側端末機102がウェブページを受信するためにウェブページ提供装置400への接続を行う過程で、受信側端末機102は、表示部のサイズ情報をウェブページ提供装置400に提供してもよい。ウェブページ提供装置400は、受信側端末機102の表示部のサイズに対応する第2ウェブページ241を提供してもよい。結果的に、第2ウェブページ241の幅と長さは、第1ウェブページ141の幅と長さと異なってもよい。一方、送信側端末機101と受信側端末機102が同じ表示部のサイズを有する場合、そして同じ表示条件を有する場合、第1ウェブページと第2ウェブページは、同じサイズのウェブページであってもよい。
【0086】
一方、制御部160は、位置情報に含まれた第1ウェブページ141の幅と長さに対して第2ウェブページの幅と長さの比率を算出し、この比率を開始座標情報に適用する。すなわち制御部160は、次のような数式を通じて受信側端末機102の表示部に出力される開始座標情報を算出することができる。
[数式1]
w1:w2=x1:x2
[数式2]
h1:h2=y1:y2
[数式3]
x2=[x1*w2]/w1
[数式4]
y2=[y1*h2]/h1
上述する数式で、w2及びh2は、第2ウェブページ241の幅と長さであり、x2及びy2は、受信側端末機102の表示部の開始座標情報である。w1及びh1は、前述した第1ウェブページ141の幅と長さの値である。
【0087】
前述した数式を通じて開始座標情報が算出されれば、制御部160は、第2ウェブページ241を表示部に出力し、且つ開始座標が"x2、y2"地点を基準に第2ウェブページ一部領域249を出力する。図7では、第2ウェブページ一部領域249の開始座標は、第1ウェブページ141と異なる"(0、80)"値として算出された状況を例示している。第2ウェブページ一部領域249の座標値は、端末機の表示部サイズに応じて変化してもよい。
【0088】
一方、制御部160は、送信側端末機101が第1ウェブページ一部領域149に含まれた固有タグID情報などを提供した場合、第2ウェブページ241を受信した後、第2ウェブページ241に該当するソース情報から当該タグID情報に対応するコンテンツを検索する。そして、制御部160は、パーシングされたタグID情報に対応するコンテンツを含む第2ウェブページ一部領域249が出力されるように制御することができる。一方、制御部160は、テキスト情報が提供された場合には、第2ウェブページ241を表示するようにデフォルトとして定義された特定位置に該当するウェブページ一部領域を表示部に出力するように制御する。そして、制御部160は、第2ウェブページ241への検索を行い、受信された情報から抽出されたテキスト情報を含む第2ウェブページ一部領域249を検索して、検索された第2ウェブページ一部領域249が表示部に表示されるように画面を移動する。
【0089】
図8は、本発明の実施形態によるウェブページ共有機能をサポートする端末機の表示部に出力される画面の一例を示す図である。説明に先立って、801画面は、送信側機能を実行する端末機100の画面例であり、803及び805画面は、受信側機能を実行する端末機100の画面例である。
【0090】
図8を参照すれば、本発明のページ共有機能を行う送信側端末機101がウェブページ提供装置400への接続を実行すれば、ウェブページ提供装置400は、801画面のような第1ウェブページ141を送信側端末機101に提供することができる。そして、送信側端末機101は、受信された第1ウェブページ141のうち、表示部に出力するように定義されたデフォルト領域を表示部に出力する。
【0091】
その後、図示されるように、送信側端末機101は、ナビゲーション機能キーなどの入力イベントによって、第1ウェブページ141のうち右下隅に位置する第1ウェブページ一部領域149を表示部に出力するとする。ここで、送信側端末機101は、ユーザのページ共有機能を活性化するための入力イベントが発生すれば、第1ウェブページ一部領域149に対する位置情報及び第1ウェブページ141の固有アドレス情報を収集する。この際、送信側端末機101は、第1ウェブページ一部領域149の右上側の隅部に該当する位置を第1ウェブページ一部領域149の表示開始情報である"x1、y1"として収集することができる。
【0092】
特に送信側端末機101は、横モード表示状態に配置されている状態で"x1、y1"に対する位置情報収集を行うことができる。位置情報及び固有アドレス情報の収集が完了すれば、送信側端末機101は、当該情報を受信側端末機102に送信することができる。一方、送信側端末機101は、ページ共有機能選択のためのメニューアイテムやアイコンを801画面の特定領域に出力するか、入力イベント発生によって表示部上に別途表示してもよい。
【0093】
送信側端末機101が第1ウェブページ一部領域149に対する固有アドレス情報と位置情報とを提供すれば、受信側端末機102は、受信された情報から固有アドレス情報を先に抽出する。そして、受信側端末機102は、抽出された固有アドレス情報に基づいてウェブページ提供装置400への接続を行い、当該固有アドレス情報に対応して受信側端末機102の表示部に対応する形態である第2ウェブページ241を803画面のように受信することができる。この過程で、受信側端末機102は、送信側端末機101が提供した位置情報を確認し、図7で前述したような方式で画面の比率を計算し、"x2、y2"値を計算することができる。
【0094】
そして、受信側端末機102は、"x2、y2"に基づいて、第2ウェブページ一部領域249を表示部に出力する。ここで、位置情報"x1、y1"が横モード表示状態であった送信側端末機101によって送信されたものであるにも関わらず、受信側端末機102は、位置情報"x2、y2"に基づいて、縦モード表示状態において、803画面のように、第2ウェブページ一部領域249を出力してもよい。この場合、第2ウェブページ241の表示可能領域にコンテンツが含まれない領域が除外されるので、第2ウェブページ一部領域249の表示過程でエラーが発生することがある。すなわち、受信側端末機102は、コンテンツが含まれない領域を有する第2ウェブページ一部領域249を出力することがある。
【0095】
したがって、受信側端末機102は、第2ウェブページ一部領域249の出力に際し、当該領域にコンテンツが含まれない領域が含まれるか、第2ウェブページ241の範囲を逸脱した領域を含んでいる場合、自動的に第2ウェブページ一部領域249を変更するように制御してもよい。すなわち、受信側端末機102は、"x2、y2"を含み、且つ、第2ウェブページ一部領域249の全体が第2ウェブページ241の領域内に含まれるように調整することができる。これにより、805画面のように、受信側端末機102は、"y2"値を変更し、第2ウェブページ一部領域249の位置が変更されるように調節することができる。
【0096】
一方、図示していないが、送信側端末機101は、"x1、y1"に対する位置情報収集過程で、送信側端末機101の横モードまたは縦モードに対する方向情報を収集し、収集された方向情報を位置情報に含ませて受信側端末機102に提供することができる。このとき、受信側端末機102は、"x2、y2"位置情報による第2ウェブページ一部領域249の決定時に、横モードまたは縦モードに状態変換を案内するメッセージを出力するか、別途のメッセージ出力なしに第2ウェブページ一部領域249を第1ウェブページ一部領域149の方向と一致するように自動的に調整して出力するように制御してもよい。
【0097】
また、送信側端末機101は、801画面を一定個数のマトリックス単位に分割し、分割されたマトリックスブロックのうち少なくとも1つのブロックに対するキャプチャー情報を収集し、収集されたキャプチャー情報を受信側端末機102に位置情報として提供してもよい。この際、送信側端末機101は、マトリックス分割情報を一緒に受信側端末機102に提供してもよい。受信側端末機102は、マトリックス分割情報に基づいて第2ウェブページ241の分割を行い、位置情報に含まれたキャプチャー情報にマッチするブロック検出を行う。そして、受信側端末機102は、キャプチャー情報にマッチするブロックを含む領域を表示部に出力する。
【0098】
一方、送信側端末機101は、座標情報、テキスト情報、キャプチャー情報のうち少なくとも1つを位置情報に含んで送信してもよい。これに対応して受信側端末機102は、設計によって、座標情報、テキスト情報、キャプチャー情報のうちの少なくとも1つに基づいて位置情報を確認し、確認された位置情報に該当する第2ウェブページ一部領域を表示部に出力してもよい。
【0099】
図9は、本発明の実施形態によるウェブページ共有機能をサポートする端末機の表示部に出力される画面の一例を示す図である。説明に先立って、901画面は、送信側端末機での画面例であり、903画面は、受信側端末機での画面例である。一方、901画面が受信側端末機画面であり、903画面が送信側端末機画面であってもよい。
【0100】
図9を参照すれば、送信側端末機101は、画面が一定のサイズ以上に提供され、PC向けの画面を表示することができると仮定する。したがって、901画面により示された第1ウェブページ141は、PC向けの画面である。つまり、送信側端末機101は、PC向けの画面を出力することができる端末機であって、タブレットパソコンや、大画面PDA、大画面ノートパソコン、スレートパソコン、一定サイズ以上の大画面が提供される携帯端末などのPC向けの画面出力が可能な多様な端末機を含む。
【0101】
また、送信側端末機101は、901画面のように、第1ウェブページ141の第1ウェブページ一部領域149を表示部に出力するとする。そして、この状態でページ共有機能選択による入力イベントが発生すれば、当該位置に対応する位置情報、すなわち第1ウェブページ141の全体サイズ情報である"300、450"、第1ウェブページ一部領域149の開始地点に対する座標情報である"80、100"を位置情報として収集する。そして、送信側端末機101は、収集された位置情報と第1ウェブページ141の固有アドレス情報とを受信側端末機102に提供することができる。
【0102】
受信側端末機102は、送信側端末機101から受信された情報から第1ウェブページ141の固有アドレス情報を抽出し、ウェブページ提供装置400からモバイル向けの第2ウェブページ241を受信することができる。そして、受信側端末機102は、送信側端末機101から受信された情報から抽出されたPC向け画面の位置情報を確認し、画面の比率に基づいて第2ウェブページ一部領域249に対する座標情報、例えば、図示のように"53、80"を算出する。受信側端末機102は、算出された座標情報に基づいて第2ウェブページ一部領域249を出力することができる。
【0103】
一方、PC向け画面とモバイル向け画面とでは、構成されるコンテンツが変わることもある。例えば、モバイル向け画面では、PC向け画面と異なる広告などが挿入されるか、他のコンテンツが提供されることもある。したがって、送信側端末機101は、座標情報提供とともに第1ウェブページ一部領域149に含まれたタグID情報を少なくとも1つ抽出し、これを位置情報に含むように制御することができる。
【0104】
このとき、受信側端末機102は、座標情報に基づいて第2ウェブページ一部領域249を出力し、且つ、特定タグID情報に該当するコンテンツが含まれるかを確認し、当該タグID情報に該当するコンテンツがない場合、共有エラーメッセージ出力を行うことができる。または、受信側端末機102は、座標情報を無視し、タグID情報に該当するコンテンツが位置する領域が出力されるように制御することができる。
【0105】
なお、PC向け画面とモバイル向け画面においてウェブページが区分されることについて前述したが、本発明がこれに限定されるものではない。すなわち、前述したPC向け画面は、スマートテレビのような大画面提供のためのモニター向け画面であるか、プロジエクターへの提供のためのプロジエクター向け画面であってもよい。したがって、PC向け画面とモバイル向け画面は、同じアドレス情報を有し、且つ、互いに異なる端末機をターゲットとして作成された第1バージョン画面及び第2バージョン画面として理解されてもよい。ここで、ウェブページ提供装置400は、同じアドレス情報を有するが、多様なバージョン提供のためにそれぞれのバージョンを製作して配布してもよい。
【0106】
以上説明したように、本発明の実施形態によるページ共有機能は、端末機に搭載されるブラウザーの機能として提供されてもよい。これにより、ユーザは、本発明のブラウザーを操作する過程でページ共有をさらに正確で且つ容易に行うことができ、直観的で且つ迅速なウェブページ共有機能を利用することができる。
【0107】
一方、前述した携帯端末機100は、その提供形態によって多様な追加モジュールをさらに含んでもよい。すなわち、携帯端末機100は、通信端末機の場合、近距離通信のための近距離通信モジュール、有線通信方式または無線通信方式によるデータ送受信のためのインターフェース、インターネットと通信してインターネット機能を行うインターネット通信モジュール及びデジタル放送受信と再生機能を行うデジタル放送モジュールなどのように、前述されていない構成をさらに含んでもよい。このような構成要素は、デジタル機器のコンバージェンス(convergence)のトレンドにあわせて、多様に変化するので、すべて列挙することはできないが、言及された構成要素と同等な水準の構成要素がデバイスにさらに追加されて構成されてもよい。また、本発明の携帯端末機100は、その提供形態によって前述した構成から特定構成が除外されるか、他の構成に代替されてもよいことは勿論である。これは、本技術分野における通常の知識を有する者には、容易に理解されることである。
【0108】
また、本発明の実施形態による携帯端末機100は、例えば、多様な通信ネットワークに対応する通信プロトコル(communication protocols)に基づいて動作するすべての移動通信端末機(mobile communication terminals)を含み、PMP(Portable Multimedia Player)、デジタル放送プレーヤー、PDA(Personal Digital Assistant)、音楽再生機(例えば、MP3プレーヤー)、携帯ゲーム端末、スマートフォン(Smart Phone)、ノートパソコン(Notebook)及びハンドヘルドパソコンなどすべての情報通信機器とマルチメディア及びそれに対する応用機器を含むことができる。
【0109】
一方、本明細書と図面を通じて本発明の好ましい実施形態について説明し、特定の用語が使用されたが、これは、ただ本発明の技術内容を容易に説明し、発明の理解を助けるための一般的な意味として使用されたものに過ぎず、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施形態以外にも本発明の技術的思想に基づく他の変形例が実施可能であるということは、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に自明である。
【符号の説明】
【0110】
10 ウェブページ共有支援システム
100、101、102 端末機
110 通信部
120 入力部
130 オーディオ処理部
140 表示部
150 格納部
160 制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9