(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
より明確に本発明の実施例または従来技術の技術案を説明するために、実施例または従来技術の記述で必要な図面を簡単に説明し、明らかに、以下に記述されている図面はただ本発明の幾つかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、これらの図面に基づいてその他の図面が得られることができる。
【0010】
本発明の目的、技術案及び利点をよりよく明確するために、以下、図面及び実施例を結びつけて本発明に対してさらに詳細を説明する。此処で記述される具体的な実施例は本発明を解釈するためのものに過ぎず、本発明を限定するわけではないことを理解すべきである。
【0011】
図1に示すように、一実施例において、メッセージ伝達システム100が提供されていて、メッセージ送信端102、サーバ104、及びメッセージ受信端106を含む。メッセージ送信端102はメッセージを送信する端末に用いられ、メッセージ受信端106はメッセージを受信する端末に用いられる。双方向通信を実現するために、メッセージ送信端102としての端末とメッセージ受信端106としての端末との機能を互いに交換することができる。
【0012】
一実施例において、メッセージ送信端102の構成は
図2に示すように、システムバスによって繋いでいるプロセッサ、内蔵メモリ、不揮発性記憶装置、ネットワークインターフェイス、集音装置(Sound gathering device)、ディスプレイスクリーン、スピーカー及び入力装置を含む。該メッセージ送信端102の不揮発性記憶装置にメッセージ送信装置が記憶され、該メッセージ送信装置がメッセージ送信方法を実現するために用いられる。該メッセージ送信端102のプロセッサは、計算およびコントロールの能力を提供するために用いられ、メッセージ送信方法を実行するように構成されている。該メッセージ送信端102のディスプレイスクリーンは、液晶スクリーン、または電子インクディスプレイなどであってもよく、該メッセージ送信端102の入力装置は、ディスプレイスクリーンに覆われるタッチ層、メッセージ送信端102のケース上に設けられているボタン、トラックボール、トラックパッド、外接キーボート、トラックパッドまたはマウスなどあっても良い。該メッセージ送信端102は、携帯電話、タブレットコンピュータ、個人デジタルアシスタントであっても良い。
【0013】
一実施例において、メッセージ受信端106の構成は
図3に示すように、システムバスによって繋いでいるプロセッサ、内蔵メモリ、不揮発性記憶装置、ネットワークインターフェイス、ディスプレイスクリーン、スピーカー及び入力装置を含む。該メッセージ受信端106の不揮発性記憶装置にメッセージ処理装置が記憶され、該メッセージ処理装置がメッセージ処理方法を実現することに用いられる。該メッセージ受信端106のプロセッサは、計算およびコントロールの能力を提供するために用いられ、メッセージ処理方法を実行するように構成されている。該メッセージ受信端106のディスプレイスクリーンは、液晶スクリーン、またはe-inkディスプレイなどであってもよく、該メッセージ受信端106の入力装置は、ディスプレイスクリーンに覆われるタッチ層、メッセージ受信端106のケース上に設けられているボタン、トラックボール、トラックパッドでも、外接のキーボート、トラックパッドまたはマウスなどであっても良い。該メッセージ受信端106は、携帯電話、タブレットコンピュータ、個人デジタルアシスタントであっても良い。該メッセージ受信端106はメッセージ送信端102と同様なタイプの端末、異なるタイプの端末であっても良い。
【0014】
図4を示すように、一実施例において、メッセージ送信方法を提供し、本実施例は、該方法を上記
図1及び
図2のメッセージ送信端102に応用することを例として説明する。該メッセージ送信端102上でアプリケーションが実行されていて、該アプリケーションを通して該メッセージ送信方法を実現する。該方法は具体的に下記のステップ402〜ステップ414を含む。
【0015】
ステップ402において、受信側識別子を取得する。
【0016】
具体的に、受信側識別子は、指定された、メッセージ受信が必要となるユーザのユニーク識別子である。受信側識別子は、数字、アルファベット、句読点の中の少なくとも一種のキャラクタを含むキャラクタ列である。ステップ402はステップ414の前に実行すればよく、ステップ404〜ステップ412の任意のステップの前またはその後に実行しても良い。
【0017】
一実施例において、バディリスト表示命令を受信してから、現在のログインに使われるユーザ識別子に対応するバディリストを取得して表示し、そして該当バディリスト内のユーザ識別子を選択する命令を受信してから、該選択命令に基づいて選定されたユーザ識別子を受信側識別子とする。
【0018】
一実施例において、現在のページが通信ダイアログページであれば、現在の通信ダイアログページに対応する通信対象のユーザ識別子を直接に取得して受信側識別子とすることが可能である。例えば、現在のページは
図5に示す通信ダイアログページであり、通信対象のユーザのニックネームは「小明」であり、該通信対象がユニークユーザ識別子を有し、該ユーザ識別子を直接に取得して受信側識別子とすることができる。
【0019】
ステップ404において、ビジュアル要素の識別子を取得する。
【0020】
ステップ404はステップ414の前に実行すれば良い。ビジュアル要素は人の目で見えるように表示可能な何かしらの情報を伝えるためのデータを指している。ビジュアル要素は画像または動画ファイルを含むが、それらに限られない。その中の画像のフォーマットはJPEGフォーマット(一種の画像フォーマット、Joint Photographic Experts Group、即ちジョイント・フォトグラフィック・エキスパート・グループより規格化されている画像圧縮フォーマットである)、PNGフォーマット(全称がPortable Network Graphic Formatであり、ポータブル的なネットワークグラフィックスを意味する)またはその他のユーザ定義画像フォーマットを採用しても良い。動画ファイルがGIFフォーマット(全称がGraphics Interchange Formatであり、グラフィックス交換フォーマットである)、SWFフォーマット(全称がShock Wave Flashであり、Adobe社によって提供されるFLASH動画ファイルフォーマットである)またはその他のユーザ定義動画フォーマットを採用しても良い。
【0021】
画像は具体的に表情画像であってもよく、動画ファイルは具体的に表情動画ファイルであっても良い。表情画像は、例えば喜怒哀楽などの人間感情を表現する人間の顔画像であってもよく、衣食住などを表現する人間と関連する活動の画像であっても良い。ビジュアル要素の識別子は一個のビジュアル要素をユニーク的に識別するために用いられる。例えば、ビジュアル要素とそれに対応する識別子の対応関係を表1に示すように設定することができる。
【0023】
【表1】
此処のビジュアル要素は、ビジュアル要素のセットから選定された特定のビジュアル要素であっても良い。具体的に現在の通信ダイアログページにビジュアル要素リストを表示してトリガーコントロールを表示することが可能であり、該ビジュアル要素リストに対してトリガーコントロールを表示する操作を検知したときに、ビジュアル要素リストを表示するようにトリガーし、該ビジュアル要素リストのビジュアル要素の選択命令を受信してから、該ビジュアル要素の選択命令に基づいて選定されたビジュアル要素の識別子をビジュアル要素の識別子とする。
【0024】
ステップ406において、集音命令を受信する。
【0025】
具体的に、ビジュアル要素の識別子を取得してから自動的に集音命令をトリガーすることができる。これによって操作のステップを省き、操作の便利性を向上することができる。ビジュアル要素リストを表示すると同時に集音トリガーコントロールを表示してもよく、該集音トリガーコントロールに対する操作を検知したとき、集音命令をトリガーする。運動センサーを通して機器の運動軌跡を検知してもよく、運動軌跡とプリセットされた運動軌跡がマッチングしたことを検知した場合に、集音命令をトリガーする。例えばユーザが携帯電話を振ることによって集音命令をトリガーすることができる。
【0026】
ステップ408において、集音命令に基づいて音声を集音してオーディオデータを生成する。
【0027】
具体的に、集音命令を受信してから、集音装置、例えばマイクを呼び出して環境音声を集音し、ユーザが話をしたりまたはその他の音響機を借りて発声したりして、集音装置によってユーザの音声または他の音声を集音し、そしてプリセットされたオーディオデータエンコーディング方式で圧縮エンコーディングを行い、オーディオデータを生成する。
【0028】
一実施例において、集音サンプリングレートは、8kHZ(キロヘルツ)、単一チャネルの方式を採用する。このように異なるオペレーションシステムの互換性の問題が避けられ、同時にオーディオファイルの音声がくっきりであることを保障する前提で、さらにオーディオデータの大きさを圧縮し、通信量と送信時間を省く。
【0029】
一実施例において、ステップ408は、具体的に集音命令に応答して集音を開始し、集音停止命令を検知すると集音を停止し、オーディオデータを取得することを含む。具体的に、集音装置によって集音命令を検知した時刻から集音停止命令を検知した時刻までの間の環境音声を集音して、オーディオ圧縮エンコーディングを通して、オーディオデータを生成する。
【0030】
さらに、ユーザが機器のタッチパネルに表示されている集音トリガーコントロールの位置をタッチすることによって集音命令をトリガーすることができ、ユーザが該当集音トリガーコントロールへの押下を保持し、該当集音トリガーコントロールへの押下を取り消すときに集音停止命令をトリガーする。または、ユーザが機器のタッチパネル上に表示されている集音トリガーコントロールの位置を一回にタッチすることによって集音命令をトリガーすることができ、再度タッチしたら集音停止命令をトリガーする。
【0031】
一実施例において、ステップ408は、具体的に集音命令に応答して集音及び計時を開始し、プリセット時間に達すると集音を停止し、オーディオデータを取得することを含む。本実施例において、ユーザは集音命令をトリガーすることだけを必要とし、該当集音命令を検知してから計時を開始し、1つのプリセット時間のオーディオデータを集音してから集音を停止し、オーディオデータの大きさを制御するのに有利であり、多くのネットワーク資源の無駄を防ぐ。此処のプリセット時間が5秒〜1分間を採用し、10秒〜25秒が好ましい。
【0032】
一実施例において、上記二つの実施例の中のステップ408の具体的なステップの組み合わせが可能であり、ステップ408は具体的に、集音命令に応答して集音及び計時を開始し、計時がプリセット時間に達していないうちに集音停止命令を検知したら、集音を停止し、オーディオデータを取得することと、計時がプリセット時間に達したれ集音を停止し、オーディオデータを取得することとを含む。
【0033】
ステップ410において、オーディオデータをサーバにアップロットして記憶する。
【0034】
具体的に、集音すると同時に自動的に集音されたオーディオデータをグループを分けてサーバ104にアップロードし、サーバ104が完全なオーディオデータを受信してから記憶して記憶位置識別子を生成する。オーディオデータを生成してから、自動的にオーディオデータをサーバ104にアップロットして記憶し、また対応する記憶位置識別子を生成する。
【0035】
記憶位置識別子は、サーバ104上の対応するオーディオデータを位置付けることができる完全記憶アドレスであってもよく、オーディオデータの識別番号であってもよく、メッセージ受信端106はサーバ104に記憶している各々のオーディオデータのデフォルトアドレスをあらかじめ記憶してもよく、デフォルトアドレスとオーディオデータの識別番号との組み合わせで、サーバ104上に記憶されたオーディオデータを位置付けることができる。
【0036】
ステップ412において、サーバよりフィードバックしたオーディオデータの記憶位置識別子を受信する。
【0037】
サーバ104は、オーディオデータの記憶が成功してから、該当オーディオデータをアップロードしたメッセージ送信端102に、対応する記憶位置識別子をフィードバックし、メッセージ送信端102によって受信する。
【0038】
ステップ414において、ビジュアル要素の識別子と記憶位置識別子に基づいてメッセージを生成して受信側識別子に対応するメッセージ受信端に送信し、メッセージ受信端にビジュアル要素を表示させると同時にオーディオデータを再生させるようにする。
【0039】
具体的に、プリセットしたメッセージ構成によって、ビジュアル要素の識別子と記憶位置識別子からプリセットメッセージ構成のメッセージを生成する。此処のプリセットメッセージ構成はJSON(JavaScript(登録商標) Object Notation、一種の軽量なデータ交換フォーマット)フォーマット、XML(Extensible Markup Language、拡張可能なマーク付け言語)フォーマットまたはその他のユーザ定義メッセージフォーマットを採用しても良い。
【0040】
一実施例において、受信側識別子、メッセージタイム、ビジュアル要素の識別子および記憶位置識別子に基づいてメッセージを生成して良い。その中のメッセージタイムは、メッセージを生成する時間を指し、該当メッセージタイムはメッセージ受信端106で、相応なメッセージに対応するメッセージタイムを表示することに用いられてもよく、受信されているメッセージを順序付けで表示するのに用いられても良い。一具体的な事例において、生成したメッセージの具体構成は表2に示す。
【0042】
【表2】
メッセージ送信端102は、受信側識別子に対応するメッセージ受信端106とポイント・ツー・ポイントの接続を確立することができる。それによってポイント・ツー・ポイントの接続を介して直接にメッセージをメッセージ受信端106に伝達することができる。送信したメッセージはメッセージ受信端106にビジュアル要素を表示するようにトリガーすると同時に、記憶位置識別子に基づいてサーバからダウンロードしたオーディオデータを再生することに用いられる。
【0043】
上記メッセージ送信方法において、ユーザは、ビジュアル要素を選択すると同時に、自分でオーディオデータを録音してサーバにアップロードして記憶することができる。ビジュアル要素の識別子とオーディオデータのサーバでの記憶位置識別子に基づいて生成されたメッセージをメッセージ受信端に送信してから、メッセージ受信端は、ビジュアル要素を表示すると同時に、記憶位置識別子に基づいてサーバから取得したオーディオデータを再生することができる。これによってユーザが一回に送信したメッセージは、ビジュアル要素で表現する情報が伝達できるだけではなく、オーディオデータで伝わる情報も伝達でき、一回に情報を送信することによって伝達する情報量が増え、ユーザ間のコミュニケーションがより素早くになる。
【0044】
一実施例において、ステップ414において、ビジュアル要素の識別子、受信側識別子および記憶位置識別子に基づいて、メッセージを生成してサーバに送信し、サーバにメッセージより受信側識別子を取得して対応するメッセージ受信端に送信させるようにすることを含む。
【0045】
具体的に、メッセージ受信端106が受信側識別子に基づいてサーバ104にログインし、サーバ104と持続的な接続を確立して保持する。これによってサーバ104が必要に応じて該当持続的な接続を介して直接にメッセージ受信端106と通信することが可能である。メッセージ送信端102がメッセージをサーバ104に送信してから、サーバ104はメッセージから受信側識別子を解析し、それによって該当受信側識別子に対応する持続的な接続を介して、該当受信側識別子に対応するメッセージ受信端106に該当メッセージを送信する。
【0046】
一実施例において、サーバ104は受信側識別子に対応するログイン状態を検知してもよく、ログインしていない状態の場合メッセージをキャッシュし、受信側識別子に対応する状態がログイン済みであることを検知してから、キャッシュされたメッセージを受信側識別子に対応するメッセージ受信端106に送信し、ログイン状態がログイン済み状態である場合、直接に該当メッセージを受信側識別子に対応するメッセージ受信端106に該当メッセージを送信する。
【0047】
本実施例において、メッセージ送信端102とメッセージ受信端106は、サーバ104を介してメッセージを伝達し、メッセージの伝達の効率と品質を保証することができる。
【0048】
一実施例において、ステップ414の前またはその後には、ビジュアル要素を表示し、同時にローカルで集音した音声によって形成されたオーディオデータを再生することをさらに含む。本実施例において、ローカルで自動的にビジュアル要素を表示し、またそれに対応するオーディオデータを再生することによって、ユーザが即時に送信したメッセージによって達された効果を知ることができ、そして必要に応じてメッセージの送信をキャンセルすることができ、操作の便利性を向上する。
【0049】
下記でひとつの具体的な応用場面を用いて上記のメッセージ送信方法の原理を説明する。この応用場面で第1携帯電話をメッセージ送信端として、第2携帯電話をメッセージ受信端として説明する。具体的に下記のステップを含む。
【0050】
図6を参照し、第1ユーザが第1携帯電話を操作し、第1携帯電話でインスタントメッセージングアプリケーションを実行して、通信ダイアログページに入り、第1ユーザが表情動画選択キー602をクリックし、表示されている表情動画リストから爆弾を投げるという動画を選択して指定表情動画とする。その後第1ユーザが録音キー604を押し続き、話しを開始し、「機嫌が悪い、構わないで!」、その後に録音キー604を放して、このように第1携帯電話はマイクによって録音キー604を押してから放すまでの間にユーザの話しを集音して、音声データを生成する。第1携帯電話は、音声データをサーバにアップロードして記憶して、またサーバよりフィードバックした音声データの記憶アドレスを受信する。第1携帯電話は表2に示すメッセージ構成に従ってメッセージを作成してサーバに送信し、サーバでメッセージからり受信側識別子を解析して対応する第2携帯電話に送信する。
【0051】
図7を参照し、第2ユーザが第2携帯電話を操作し、第2携帯電話でインスタントメッセージングアプリケーションを実行して、通信ダイアログページに入る。第2携帯電話が第1携帯電話より送信されたメッセージを受信してから、該当メッセージを解析して爆弾を投げるという動画の識別子及びサーバに保存する音声データの記憶アドレスを取得する。第2携帯電話は、該当記憶アドレスに基づいてサーバから対応する音声データをダウンロードし、そして通信ダイアログページに爆弾を投げるという動画を表示すると同時に、ダウンロードした音声データを再生する。このように第2ユーザは第1ユーザから自分に爆弾を投げるとのいう動画を送信したことを見当たるだけではなく、付随した音声内容が「機嫌が悪い、構わないで!」であることも聞こえ、このように第2ユーザは第1ユーザから自分に爆弾を投げるという動画を送信する意味を分かり、誤解を生じない。
【0052】
図8に示すように、一実施例において、メッセージ処理方法を提供し、本実施例が該方法を用いて上記の
図1及び
図3の中のメッセージ受信端106に応用されることを例として説明する。該方法は、メッセージ送信端102が上記のメッセージ送信方法のステップ414を実行してから、メッセージ受信端106で実行される。該メッセージ受信端106にはアプリケーションが実行され、該当アプリケーションで該メッセージ処理方法を実現する。該メッセージ処理方法は具体的に下記のステップ802〜ステップ808を含む。
【0053】
ステップ802において、メッセージを受信する。
【0054】
具体的に、メッセージ送信端102は、受信側識別子に対応するメッセージ受信端106とポイント・ツー・ポイントの接続を確立することができ、それによってポイント・ツー・ポイントの接続を介して直接にメッセージをメッセージ受信端106に伝達することができ、メッセージ受信端106がメッセージ送信端102よりポイント・ツー・ポイントの接続を介して送信されたメッセージを受信することができる。
【0055】
メッセージ送信端102は、ビジュアル要素の識別子と記憶位置識別子に基づいてメッセージを生成してサーバ104に送信することができ、サーバ104にメッセージから受信側識別子を取得してそれに対応するメッセージ受信端106に送信させ、それに応じて、メッセージ受信端106がサーバ104より送信されたメッセージを受信することができる。
【0056】
ステップ804において、メッセージを解析し、ビジュアル要素の識別子とサーバに記憶されているオーディオデータの記憶位置識別子を取得する。
【0057】
具体的に、メッセージ送信端102はプリセットしたメッセージ構成に従って、ビジュアル要素の識別子と記憶位置識別子からプリセットしたメッセージ構成のメッセージを生成し、それに応じて、メッセージ受信端106がプリセットしたメッセージ構成に従ってメッセージを解析し、メッセージからビジュアル要素の識別子とサーバに記憶されているオーディオデータの記憶位置識別子を取得する。その中のプリセットメッセージ構成はJSONフォーマット、XMLフォーマットまたはその他のユーザ定義メッセージフォーマットを採用しても良い。サーバに記憶されているオーディオデータはメッセージ送信端102により集音されてサーバにアップロードしているものである。
【0058】
ステップ806において、ビジュアル要素の識別子に基づいてビジュアル要素を取得し、記憶位置識別子に基づいてサーバからオーディオデータをダウンロードする。
【0059】
具体的に、メッセージ受信端106は、ビジュアル要素の識別子に基づいてローカルで対応するビジュアル要素を検索することができ、見当たらない場合にはサーバ104に該当ビジュアル要素の識別子を載せている取得要求を送信し、サーバ104より該当取得要求に基づいて検索してフィードバックしたビジュアル要素の識別子に対応するビジュアル要素を受信する。
【0060】
記憶位置識別子は、サーバ104上の対応するオーディオデータを位置付けることができる完全記憶アドレスであってもよく、このように、メッセージ受信端106は直接に該当完全記憶アドレスに基づいて対応するオーディオデータをダウンロードするようにサーバ104に要求することができる。記憶位置識別子がオーディオデータの識別番号であっても良く、これによってメッセージ受信端106は予めサーバ104に記憶した各々のオーディオデータのデフォルトアドレスを取得し、該当デフォルトアドレスとオーディオデータの識別番号と組み合わせ、オーディオデータの完全記憶アドレスを取得し、そしてメッセージ受信端106が該当完全記憶アドレスに基づいて対応するオーディオデータをダウンロードするようにサーバ104に要求することができる。
【0061】
ステップ808において、ビジュアル要素を表示し、同時にオーディオデータを再生する。
【0062】
ビジュアル要素は画像または動画ファイルであってもよく、メッセージ受信端106は、現在の通信ダイアログページにビジュアル要素を表示すると同時に、オーディオデータをデコーディングしてローカルのスピカーで再生する。ビジュアル要素が動画ファイルである場合にはサイクル再生して表示することが可能であり、またはサイクル再生表示がプリセットした回数に達してから再生を停止することが可能である。ユーザはメッセージ送信端102より送信されたビジュアル要素をチェックすることができるだけではなく、付随するオーディオデータの内容も聞こえる。
【0063】
一実施例において、オーディオデータ再生のサンプリングレートは8kHZ、単一チャネルの方式を採用する。このように異なるオペレーションシステムの互換性の問題が避けられ、同時にオーディオファイルの音声がくっきりであることを保障する前提で、さらにオーディオデータの大きさを圧縮し、通信量と送信時間を省く。
【0064】
上記メッセージ処理方法において、メッセージがビジュアル要素の識別子とサーバに記憶しているオーディオデータの記憶位置識別子に基づいて生成され、これによって一回に送信したメッセージを伝達してから、ビジュアル要素を取得しまた対応するオーディオデータをダウンロードすることができ、ビジュアル要素を表示することと同時にオーディオデータを再生する。これによってユーザが一回に受信したメッセージは、ビジュアル要素で表現する情報が伝達できるだけではなく、オーディオデータで伝わる情報も伝達でき、一回に情報を送信することによって伝達する情報量が増え、ユーザ間のコミュニケーションがより素早くになる。
【0065】
図9に示すように、もう1つの実施例において、メッセージ処理方法を提供し、具体的に下記のステップ902〜ステップ916を含む。
【0066】
ステップ902において、メッセージを受信する。
【0067】
具体的に、メッセージ受信端106は、メッセージ送信端102がポイント・ツー・ポイントの接続を介して送信したメッセージを受信することができ、またはサーバ104がメッセージ送信端102より送信されたメッセージから受信側識別子を取得してから、該当受信側識別子に基づいて転送したメッセージを受信することができる。
【0068】
ステップ904において、メッセージを解析し、ビジュアル要素の識別子、受信側識別子及びサーバに記憶されているオーディオデータの記憶位置識別子を取得する。
【0069】
具体的に、メッセージ送信端102は、プリセットしたメッセージ構成に従って、ビジュアル要素の識別子と記憶位置識別子からプリセットしたメッセージ構成のメッセージを生成し、それに応じて、メッセージ受信端106がプリセットしたメッセージ構成に従ってメッセージを解析し、メッセージからビジュアル要素の識別子とサーバに記憶されているオーディオデータの記憶位置識別子を取得する。その中のプリセットメッセージ構成はJSONフォーマット、XMLフォーマットまたはその他のユーザ定義メッセージフォーマットを採用しても良い。サーバに記憶されているオーディオデータはメッセージ送信端102より集音されてサーバにアップロードしているものである。
【0070】
一実施例においてメッセージからメッセージタイムを解析することもでき、該当メッセージタイムはメッセージ受信端106で、相応なメッセージに対応するメッセージタイムを表示するのに用いられてもよく、受信されているメッセージを順序付けで表示するのに用いられても良い。
【0071】
ステップ906において、ビジュアル要素の識別子及び/或いは受信側識別子が検証条件を満たすか否かを判断することによって検証を行い、検証が通った場合ステップ908を実行し、検証が通らない場合ステップ916を実行する。
【0072】
此処の検証はデータの一致性検証であり、検証条件はデータの一致性検証条件である。検証条件は、ビジュアル要素の識別子が現在ビジュアル要素を表示するためのアプリケーションのサポートするビジュアル要素識別子のセットに存在しているか、及び/或いは、受信側識別子が現在ログインしているユーザ識別子とマッチングしているかを含む。
【0073】
ここで、サポートするビジュアル要素識別子のセットは、現在ビジュアル要素を表示するためのアプリケーションが、ビジュアル要素識別子のセットの任意な識別子に対応するビジュアル要素をサポートすることができるものを指している。ビジュアル要素の識別子が該当サポートするビジュアル要素識別子のセットに存在していることは、該当ビジュアル要素が該当アプリケーションに適していることを示す。ビジュアル要素識別子がビジュアル要素識別子のセットに存在しているかを検証することによって、現在のアプリケーションがビジュアル要素の表示をサポートすることを保証することができる。
【0074】
現在のログインしているユーザ識別子は、ユーザが通信するためのログインに使用するユーザ識別子を指している。受信側識別子と現在ログインしているユーザ識別子をマッチングし、受信側識別子と該当ユーザ識別子が完全に一致することであってもよく、該当受信側識別子と該当ユーザ識別子が関連することであってもよい。受信側識別子と現在のログインしているユーザ識別子がマッチングしているかを検証することによって、メッセージ受信端106で受信したメッセージが確かに自分に送信しているものであることを保証し、間違いを避けることができる。
【0075】
ステップ908において、ビジュアル要素の識別子に基づいてビジュアル要素を取得し、記憶位置識別子に基づいてサーバからオーディオデータをダウンロードする。
【0076】
具体的に、メッセージ受信端106は、ビジュアル要素の識別子に基づいてローカルで対応するビジュアル要素を検索することができ、見当たらない場合サーバ104に該当ビジュアル要素の識別子を載せている取得要求を送信し、サーバ104より該当取得要求に基づいて検索してフィードバックしたビジュアル要素の識別子に対応するビジュアル要素を受信する。
【0077】
記憶位置識別子は、サーバ104上の対応するオーディオデータを位置付けることができる完全記憶アドレスであってもよく、このように、メッセージ受信端106は、直接に該当完全記憶アドレスに基づいて対応するオーディオデータをダウンロードするようにサーバ104に要求することができる。記憶位置識別子は、オーディオデータの識別番号であっても良く、このようにメッセージ受信端106は予め記憶したサーバ104に記憶した各々のオーディオデータのデフォルトアドレスを取得することができ、該当デフォルトアドレスとオーディオデータの識別番号と組み合わせ、オーディオデータの完全記憶アドレスを取得し、そしてメッセージ受信端106が該当完全記憶アドレスに基づいて対応するオーディオデータをダウンロードするようにサーバ104に要求することができる。
【0078】
ステップ910において、オーディオデータをダウンロードしてから、未読メッセージプロンプトを表示する。
【0079】
未読メッセージプロンプトは、まだローカルで表示されていないメッセージが存在していることをプロンプトするのを指し、テキスト形式のプロンプトであってもよく、例えばシステム通知欄に「あなたに一件の未読メッセージがある」、グラフィックス形式のプロンプトであっても良く、例えば、プロフィール画像上のプリセット位置にプリセットした形のグラフィックスを表示することができ、具体的に丸い点であっても良い。ダウンロードが成功してからユーザに未読メッセージの存在をプロンプトすることを採用し、ダウンロード失敗による再生時の音が出ないという問題を避けることができる。
【0080】
ステップ912において、未読メッセージプロンプトに対するメッセージ読みトリガー命令を検知し、該メッセージ読みトリガー命令を検知したらステップ914を実行する。
【0081】
具体的に、ユーザが未読メッセージプロンプトをクリックすることができ、それによって対応するメッセージ読みトリガー命令をトリガーし、ユーザが「未読メッセージチェック」とのプリセットしたリンクまたはボタンをクリックすることによって、メッセージ読みトリガー命令をトリガーすることもできる。該当メッセージ読みトリガー命令を検知したらステップ914をトリガーする。検知されなければ検知し続き、メッセージ読みトリガー命令を検知してからステップ914を実行する。
【0082】
ステップ914において、ビジュアル要素を表示し、同時にオーディオデータを再生する。
【0083】
ビジュアル要素は画像または動画ファイルであってもよく、メッセージ受信端106は現在の通信ダイアログページにビジュアル要素を表示すると同時に、オーディオデータをデコーディングしてローカルのスピカーで再生する。ユーザはメッセージ送信端102より送信されたビジュアル要素をチェックすることができるだけではなく、付随するオーディオデータの内容も聞こえる。
【0084】
ステップ916において、フローを終了する。
【0085】
具体的に、検証が通らない場合、現在受信したメッセージが間違いであることを示し、表示する必要がなく、フローを直接に終了してもよく、またはメッセージ受信がエラーになったというプロンプトを表示してからフローを終了しても良い。
【0086】
本実施例において、データの一致性検証によって、現在アプリケーションがビジュアル要素の表示をサポートするのを保証することが可能であり、またメッセージが確かに自分に送信しているものであり、メッセージ受信の間違いを避けることができる。オーディオデータをダウンロードしてから、未読メッセージプロンプトを表示し、未読メッセージプロンプトに対するメッセージ読みトリガー命令を検知してからビジュアル要素を表示して対応するオーディオデータを再生し、ユーザの現在の動きを邪魔することを避けることができ、メッセージに載せている情報が正しく伝わることを保証する。
【0087】
一実施例において、ステップ910は具体的にオーディオデータをダウンロードしてから、現在のページがプリセットメッセージ表示ページであるか否かを判断することを含み、現在のページがプリセットメッセージ表示ページである場合、ステップ914を実行し、現在のページがプリセットメッセージ表示ページでない場合、現在のページのプリセットメッセージ表示画面に入るようにトリガーするためのプリセット位置に未読メッセージプロンプトを表示する。
【0088】
具体的に、現在のページはメッセージ受信端106に現在表示されているページであり、該当ページがプリセットメッセージ表示ページである場合、例えば通信ダイアログページまたはバディ詳細情報ページである場合、直接にビジュアル要素を表示してそれに対応するオーディオデータを再生することができる。プリセットメッセージ表示ページではない場合、ユーザが現在該当メッセージを読むことができないことを示し、現在のページのプリセット位置に未読メッセージプロンプトを表示することができ、該当プリセット位置がプリセットメッセージ表示ページに入るようにトリガーする位置である。これによってユーザに現在存在している未読のメッセージをプロンプトすることができるだけではなく、ユーザの現在の動きを邪魔することを避けることができ、メッセージに載せている情報が正しく伝わることを保証し、ユーザにプリセットメッセージ表示ページへの入り口をプロンプトし、ユーザに対応するページに入って関連内容をチェックするようにプロンプトすることもできる。
【0089】
一実施例において、現在のページから直接にプリセットメッセージ表示ページに入ることができない場合、現在のページに、またはプリセットメッセージ表示ページに遷移する各ページの次のレベルのページに入るようにトリガーするためのプリセット位置に、未読メッセージプロンプトを表示することができる。該当未読メッセージプロンプトはグラフィックス形式のプロンプトが好ましい。
【0090】
一の実施例において、該メッセージ処理方法はさらに、メッセージの解析によって記憶位置識別子を取得できない場合、ビジュアル要素に対応するデフォルトのオーディオデータを取得し、ビジュアル要素を表示し、同時にデフォルトのオーディオデータを再生することを含む。
【0091】
具体的に、メッセージの記憶位置識別子に対応する属性の属性値が空であってもよく、これによってメッセージの解析は記憶位置識別子を取得することができない。記憶位置識別子が取得できないのは、メッセージ送信端102がオーディオデータを録音していないことを示し、その時に直接にデフォルトのオーディオデータを取得して、ビジュアル要素を表示すると同時にデフォルトのオーディオデータを再生しても良い。例えば、爆弾を投げる表情動画のデフォルトのオーディオデータで表現する音が爆弾の爆発音であり、ユーザがオーディオデータを録音していなければ、爆弾を投げる表情動画を表示すると同時に爆弾の爆発音を再生する。
【0092】
図10に示すように、一実施例において、メッセージ送信装置1000を提供していて、上記の各々の実施例のメッセージ送信方法を実現するための機能を備えている。該メッセージ送信装置1000は第1取得モジュール1001、第2取得モジュール1002、集音命令受信モジュール1003、集音モジュール1004、アップロードモジュール1005、記憶位置識別子受信モジュール1006及びメッセージ処理モジュール1007を含む。
【0093】
第1取得モジュール1001は、受信側識別子の取得に用いられる。
【0094】
具体的に、受信側識別子は、指定したメッセージ受信が必要となるユーザのユニーク識別子である。受信側識別子は数字、アルファベット、句読点の中の少なくとも一種のキャラクタを含むキャラクタ列である。第1取得モジュール1001は、メッセージ処理モジュール1007がジュアル要素の識別子と記憶位置識別子に基づいてメッセージを生成する前の任意時刻に、受信側識別子の取得を実行することに用いられることが可能である。
【0095】
一実施例において、第1取得モジュール1001はバディリストの表示命令を受信した後に、現在のログインに使われるユーザ識別子に対応するバディリストを取得して表示し、そして該当バディリスト内のユーザ識別子の選択命令を受信してから、該選択命令に基づいて選定されたユーザ識別子を受信側識別子とする。
【0096】
一実施例において、現在のページが通信ダイアログページであれば、第1取得モジュール1001は現在の通信ダイアログページに対応する通信対象のユーザ識別子を直接に取得して受信側識別子とすることが可能である。例えば、現在のページは
図5に示している通信ダイアログページで、通信対象のユーザのニックネームが「小明」であり、該通信対象がユニークユーザ識別子を持っていて、該ユーザ識別子を直接に取得して受信側識別子とすることができる。
【0097】
第2取得モジュール1002は、ビジュアル要素の識別子の取得に用いられる。
【0098】
具体的に、ビジュアル要素は人の目で見えるように表示可能な何かしらの情報を伝えるためのデータを指している。ビジュアル要素は画像または動画ファイルを含むが、それらに限られない。その中の画像のフォーマットはJPEGフォーマット、PNGフォーマットまたはその他のユーザ定義画像フォーマットを採用しても良い。動画ファイルがGIFフォーマット、SWFフォーマットまたはその他のユーザ定義動画フォーマットを採用しても良い。
【0099】
画像は具体的に表情画像であってもよく、動画ファイルは具体的に表情動画ファイルであっても良い。表情画像は例えば喜怒哀楽などの人間感情を表現する人間の顔画像であってもよく、衣食住などを表現する人間と関係する活動の画像であっても良い。ビジュアル要素の識別子は一個のビジュアル要素をユニーク的に識別するために用いられる。
【0100】
此処のビジュアル要素はビジュアル要素のセットから選定された特定のビジュアル要素であっても良い。具体的に第2取得モジュール1002は現在の通信ダイアログページにビジュアル要素リストを表示してトリガーコントロールを表示することに用いられることが可能である。該ビジュアル要素リストに対してトリガーコントロールを表示する操作を検知したときに、ビジュアル要素リストを表示するようにトリガーし、該ビジュアル要素リストのビジュアル要素の選択命令を受信してから、該ビジュアル要素の選択命令に基づいて選定されたビジュアル要素の識別子をビジュアル要素の識別子とする。
【0101】
集音命令受信モジュール1003は、集音命令の受信に用いられる。
【0102】
具体的に、集音命令受信モジュール1003は、ビジュアル要素の識別子を取得してから自動的に集音命令をトリガーすることに用いられることが可能である。これによって操作のステップを省き、操作の便利性を向上することができる。集音命令受信モジュール1003はさらに、ビジュアル要素リストを表示すると同時に集音トリガーコントロールを表示することにも用いられることも可能である。該集音トリガーコントロールに対する操作を検知したとき、集音命令をトリガーする。集音命令受信モジュール1003はさらに、運動センサーを通して機器の運動軌跡を検知することにも用いられることも可能であり、運動軌跡とプリセットされた運動軌跡とマッチングすることを検知した場合に、集音命令をトリガーする。例えばユーザが携帯電話を振ることによって集音命令をトリガーすることができる。
【0103】
集音モジュール1004は、集音命令に基づいて音声を集音してオーディオデータを生成することに用いられる。
【0104】
具体的に、集音モジュール1004は集音命令を受信してから、集音装置例えばマイクを呼び出して環境音声を集音し、ユーザが話をしたりまたはその他の音響機を借りて発声したりして、集音装置にユーザの音声または他の音声を集音し、そしてプリセットされたオーディオデータエンコーディング方式で圧縮エンコーディングを行い、オーディオデータを生成することに用いられる。
【0105】
一実施例において、集音モジュール1004は、具体的に集音命令に応答して集音を開始し、集音停止命令を検知すると集音を停止し、オーディオデータを取得する。具体的に、集音装置によって集音命令を検知した時刻から集音停止命令を検知した時刻までの間の環境音声を集音して、オーディオ圧縮エンコーディングを通して、オーディオデータを生成する。
【0106】
さらに、ユーザが機器のタッチパネルに表示されている集音トリガーコントロールの位置をタッチすることによって集音命令をトリガーすることができ、ユーザが該当集音トリガーコントロールへの押下を保持し、該当集音トリガーコントロールへの押下を取り消すときに集音停止命令をトリガーする。または、ユーザが機器のタッチパネル上に表示されている集音トリガーコントロールの位置を一回にタッチすることによって集音命令をトリガーすることができ、再度タッチしたら集音停止命令をトリガーする。
【0107】
一実施例において、集音モジュール1004は具体的に、集音命令に応答して集音及び計時を開始し、プリセット時間に達すると集音を停止し、オーディオデータを取得することに用いられる。本実施例において、ユーザは集音命令をトリガーすることだけを必要として、該当集音命令を検知してから計時を開始し、1つのプリセット時間のオーディオデータを集音してから集音を停止し、オーディオデータの大きさを控えるのに有利であり、多くのネットワーク資源の無駄を防ぐ。此処のプリセット時間が5秒〜1分間を採用し、10秒〜25秒が好ましい。
【0108】
一実施例において、集音モジュール1004は具体的に、集音命令に応答して集音及び計時を開始し、計時がプリセット時間に到達していないうちに集音停止命令を検知してから集音を停止し、オーディオデータを取得すること、計時がプリセット時間に到達する時に集音を停止し、オーディオデータを取得することに用いられる。
【0109】
アップロードモジュール1005は、オーディオデータをサーバにアップロードすることに用いられる。
【0110】
具体的に、アップロードモジュール1005は、集音すると同時に自動的に集音されたオーディオデータをグループを分けてサーバ104にアップロードすることに用いられることが可能であり、サーバ104が完全なオーディオデータを受信してから記憶して記憶位置識別子を生成する。アップロードモジュール1005は、オーディオデータを生成してから、自動的にオーディオデータをサーバ104にアップロットして記憶し、また対応する記憶位置識別子を生成することにも用いられることが可能である。
【0111】
記憶位置識別子は、サーバ104上の対応するオーディオデータを位置付けることができる完全記憶アドレスであってもよく、オーディオデータの識別番号であってもよく、メッセージ受信端106はサーバ104に記憶している各々のオーディオデータのデフォルトアドレスをあらかじめ記憶してもよく、デフォルトアドレスとオーディオデータの識別番号との組み合わせで、サーバ104上に記憶されたオーディオデータにマッピングすることができる。
【0112】
記憶位置識別子受信モジュール1006は、サーバよりフィードバックしたオーディオデータの記憶アドレスを受信することに用いられる。
【0113】
サーバ104は、オーディオデータの記憶が成功してから、該当オーディオデータをアップロードしたメッセージ送信端102に、対応する記憶位置識別子をフィードバックし、記憶位置識別子受信モジュール1006は該当記憶位置識別子を受信することに用いられる。
【0114】
メッセージ処理モジュール1007は、ビジュアル要素の識別子と記憶位置識別子に基づいてメッセージを生成して受信側識別子に対応するメッセージ受信端に送信し、メッセージ受信端にビジュアル要素を表示させると同時にオーディオデータを再生させるようにすることに用いられる。
【0115】
具体的に、メッセージ処理モジュール1007はプリセットしたメッセージ構成に従って、ビジュアル要素の識別子と記憶位置識別子からプリセットメッセージ構成のメッセージを生成することに用いられる。此処のプリセットメッセージ構成はJSONフォーマット、XMLフォーマットまたはその他のユーザ定義メッセージフォーマットを採用しても良い。
【0116】
一実施例において、メッセージ処理モジュール1007はさらに、受信側識別子、メッセージタイム、ビジュアル要素の識別子および記憶位置識別子に基づいてメッセージを生成することにも用いられる。その中のメッセージタイムは、メッセージを生成する時間を指し、該当メッセージタイムはメッセージ受信端106で、相応なメッセージに対応するメッセージタイムを表示することに用いられてもよく、受信されているメッセージを順序付けで表示するのもに用いられても良い。
【0117】
メッセージ処理モジュール1007は受信側識別子に対応するメッセージ受信端106とポイント・ツー・ポイントの接続を確立することに用いられることができ、それによってポイント・ツー・ポイントの接続を介して直接にメッセージをメッセージ受信端106に伝達することができる。送信したメッセージはメッセージ受信端106にビジュアル要素を表示するようにトリガーすると同時に、記憶位置識別子に基づいてサーバからダウンロードしたオーディオデータを再生することに用いられる。
【0118】
メッセージ送信装置1000において、ユーザは、ビジュアル要素を選択すると同時に、自分でオーディオデータを録音してサーバにアップロードして記憶することができる。ビジュアル要素の識別子とオーディオデータのサーバでの記憶位置識別子に基づいて生成されたメッセージをメッセージ受信端に送信してから、メッセージ受信端は、ビジュアル要素を表示すると同時に、記憶位置識別子に基づいてサーバから取得したオーディオデータを再生することができる。これによってユーザが一回に送信したメッセージは、ビジュアル要素で表現する情報が伝達できるだけではなく、オーディオデータで伝わる情報も伝達でき、一回に情報を送信することによって伝達する情報量が増え、ユーザ間のコミュニケーションがより素早くになる。
【0119】
一実施例において、メッセージ処理モジュール1007は、ビジュアル要素の識別子、受信側識別子および記憶位置識別子に基づいて、メッセージを生成してサーバに送信し、サーバにメッセージより受信側識別子を取得して対応するメッセージ受信端に送信させるようにすることに用いられる。
【0120】
具体的に、メッセージ受信端106が受信側識別子に基づいてサーバ104にログインし、サーバ104と持続的な接続を確立して保持する。これによってサーバ104が必要に応じて該当持続的な接続を介して直接にメッセージ受信端106と通信することが可能である。メッセージ送信端102がメッセージをサーバ104に送信してから、サーバ104はメッセージより受信側識別子を解析し、それによって該当受信側識別子に対応する持続的な接続を介して、該当受信側識別子に対応するメッセージ受信端106に該当メッセージを送信する。
【0121】
一実施例において、サーバ104は受信側識別子に対応するログイン状態を検知してもよく、ログインしていない状態の場合メッセージをキャッシュし、受信側識別子に対応する状態がログイン済みであることを検知してから、キャッシュされたメッセージを受信側識別子に対応するメッセージ受信端106に送信し、ログイン状態がログイン済み状態である場合、直接に該当メッセージを受信側識別子に対応するメッセージ受信端106に該当メッセージを送信する。
【0122】
本実施例において、メッセージ受信端106は、サーバ104を介してメッセージを伝達し、メッセージの伝達の効率と品質を保証することができる。
【0123】
一実施例において、メッセージ処理モジュール1007はさらに、ビジュアル要素の識別子と記憶位置識別子に基づいてメッセージを生成して受信側識別子に対応するメッセージ受信端に送信する前にまたはその後に、ビジュアル要素を表示し、同時にローカルで集音した音声によって形成されたオーディオデータを再生することにも用いられることも可能である。本実施例において、ローカルで自動的にビジュアル要素を表示し、またそれに対応するオーディオデータを再生することによって、ユーザが即時に送信したメッセージによって達された効果を知ることができ、そして必要に応じてメッセージの送信をキャンセルすることができ、操作の便利性を向上する。
【0124】
図11に示すように、一実施例において、メッセージ処理装置1100を提供し、上記の各々の実施例のメッセージ送信方法を実現するための機能を備えている。メッセージ処理装置1100は、メッセージ受信モジュール1101、メッセージ解析モジュール1102、ビジュアル要素取得モジュール1103、ダウンロードモジュール1104及びメッセージ処理実行モジュール1105を含む。
【0125】
メッセージ受信モジュール1101はメッセージの受信に用いられる。具体的に、メッセージ受信モジュール1101は、メッセージ送信端102よりポイント・ツー・ポイントの接続を介して送信されたメッセージを受信することに用いられることが可能であり、さらにサーバ104がメッセージ送信端102より送信されたメッセージから受信側識別子を取得してから、該当受信側識別子に基づいて転送したメッセージを受信することにも用いられることが可能である。
【0126】
メッセージ解析モジュール1102は、メッセージを解析し、ビジュアル要素の識別子とサーバに記憶されているオーディオデータの記憶位置識別子を取得することに用いられる。
【0127】
具体的に、メッセージ送信端102は、プリセットしたメッセージ構成に従って、ビジュアル要素の識別子と記憶位置識別子からプリセットしたメッセージ構成のメッセージを生成し、それに応じて、メッセージ解析モジュール1102は、プリセットしたメッセージ構成に従ってメッセージを解析し、メッセージからビジュアル要素の識別子とサーバに記憶されているオーディオデータの記憶位置識別子を取得することに用いられる。その中プリセットメッセージ構成はJSONフォーマット、XMLフォーマットまたはその他のユーザ定義メッセージフォーマットを採用しても良い。
【0128】
ビジュアル要素取得モジュール1103は、ビジュアル要素の識別子に基づいてビジュアル要素を取得することに用いられる。
【0129】
具体的に、ビジュアル要素取得モジュール1103は、ビジュアル要素の識別子に基づいてローカルで対応するビジュアル要素を検索することに用いられることが可能であり、見当たらない場合サーバ104に該当ビジュアル要素の識別子を載せている取得要求を送信し、サーバ104より該当取得要求に基づいて検索してフィードバックしたビジュアル要素の識別子に対応するビジュアル要素を受信する。
【0130】
ダウンロードモジュール1104は、記憶位置識別子に基づいてサーバからオーディオデータをダウンロードすることに用いられる。記憶位置識別子は、サーバ104上の対応するオーディオデータを位置付けることができる完全記憶アドレスであってもよく、このようにダウンロードモジュール1104は、直接に該当完全記憶アドレスに基づいて対応するオーディオデータをダウンロードするようにサーバ104に要求することに用いられる。記憶位置識別子がオーディオデータの識別番号であっても良く、これによってダウンロードモジュール1104は、予め記憶したサーバ104に記憶した各々のオーディオデータのデフォルトアドレスを取得し、該当デフォルトアドレスとオーディオデータの識別番号と組み合わせ、オーディオデータの完全記憶アドレスを取得することに用いられ、ダウンロードモジュール1104は該当完全記憶アドレスに基づいて対応するオーディオデータをダウンロードするようにサーバ104に要求することに用いられる。
【0131】
メッセージ処理実行モジュール1105は、ビジュアル要素を表示し、同時にオーディオデータを再生することに用いられる。ビジュアル要素は画像または動画ファイルであってもよく、メッセージ処理実行モジュール1105は現在の通信ダイアログページにビジュアル要素を表示すると同時に、オーディオデータをデコーディングしてローカルのスピカーで再生することに用いられることが可能である。ユーザはメッセージ送信端102より送信されたビジュアル要素をチェックすることができるだけではなく、付随するオーディオデータの内容も聞こえる。
【0132】
上記のメッセージ処理装置1100において、メッセージは、ビジュアル要素の識別子とサーバに記憶しているオーディオデータの記憶位置識別子に基づいて生成され、これによって一回に送信されたメッセージを受信してから、ビジュアル要素を取得してまた対応するオーディオデータをダウンロードすることができ、ビジュアル要素を表示することと同時にオーディオデータを再生する。これによってユーザが一回に受信したメッセージは、ビジュアル要素で表現する情報が伝達できるだけではなく、オーディオデータで伝わる情報も伝達でき、一回に情報を送信することによって伝達する情報量が増え、ユーザ間のコミュニケーションがより素早くになる。
【0133】
図12に示すように、一実施例において、メッセージ解析モジュール1102はさらに、メッセージを解析し、ビジュアル要素の識別子、受信側識別子及びサーバに記憶されているオーディオデータの記憶位置識別子を取得することに用いられる。該メッセージ処理装置1100はさらに検証モジュール1106を含み、ビジュアル要素の識別子及び/或いは受信側識別子が検証条件を満たすか否かを判断することによって検証を行うことに用いられる。ビジュアル要素取得モジュール1103はさらに、検証が通ってからビジュアル要素識別子に基づいてビジュアル要素を取得することに用いられる。ダウンロードモジュール1104はさらに、検証が通ってから記憶位置識別子に基づいてサーバからオーディオデータをダウンロードすることにも用いられる。
【0134】
此処の検証はデータの一致性検証であり、検証条件はデータの一致性検証条件である。検証条件は、ビジュアル要素の識別子が現在ビジュアル要素を表示するためのアプリケーションのサポートするビジュアル要素識別子のセットに存在しているか、及び/或いは、受信側識別子が現在ログインしているユーザ識別子とマッチングしているかを含む。
【0135】
その中、サポートするビジュアル要素識別子のセットは、現在ビジュアル要素を表示するためのアプリケーションが、ビジュアル要素識別子のセットの任意な識別子に対応するビジュアル要素をサポートすることができるものを指している。ビジュアル要素の識別子が該当サポートするビジュアル要素識別子のセットに存在していることは、該当ビジュアル要素が該当アプリケーションに適していることを示す。ビジュアル要素識別子がビジュアル要素識別子のセットに存在しているかを検証することによって、現在のアプリケーションがビジュアル要素の表示をサポートすることを保証することができる。
【0136】
現在のログインしているユーザ識別子は、ユーザが通信するためのログインに使用するユーザ識別子を指している。受信側識別子と現在ログインしているユーザ識別子をマッチングし、受信側識別子と該当ユーザ識別子が完全に一致することであってもよく、該当受信側識別子と該当ユーザ識別子が関連することであってもよい。受信側識別子と現在のログインしているユーザ識別子がマッチングしているかを検証することによって、メッセージ受信端106で受信したメッセージが確かに自分に送信しているものであることを保証し、間違いを避けることができる。
【0137】
図13に示すように、一実施例において、該メッセージ処理装置1100はさらにプロンプトモジュール1107を含み、オーディオデータをダウンロードしてから、未読メッセージプロンプトを表示することに用いられる。メッセージ処理実行モジュール1105はさらに、未読メッセージプロンプトに対するメッセージ読みトリガー命令を検知してから、ビジュアル要素を表示し、同時にオーディオデータを再生するこにも用いられる。
【0138】
未読メッセージプロンプトは、まだローカルで表示されていないメッセージが存在していることをプロンプトするのを指し、テキスト形式のプロンプトであってもよく、グラフィックス形式のプロンプトであっても良い。ダウンロードが成功してからユーザに未読メッセージの存在をプロンプトすることを採用し、ダウンロード失敗による再生時の音が出ないという問題を避けることができる。
【0139】
一実施例において、プロンプトモジュール1107はさらに、オーディオデータをダウンロードしてから、現在のページがプリセットメッセージ表示ページであるか否かを判断することにも用いられる。メッセージ処理実行モジュール1105はさらに、現在のページがプリセットメッセージ表示ページである時に自動的にビジュアル要素を表示し、同時にオーディオデータを再生することにも用いられる。プロンプトモジュール1107はさらに、現在のページがプリセットメッセージ表示ページではない時に、現在のページのプリセットメッセージ表示ページに入るようにトリガーするためのプリセット位置に未読メッセージプロンプトを表示することを含む。
【0140】
具体的に、現在のページはメッセージ受信端106に現在表示されているページであり、該当ページがプリセットメッセージ表示ページである場合、例えば通信ダイアログページまたはバディ詳細情報画面である場合、直接にビジュアル要素を表示してそれに対応するオーディオデータを再生することができる。プリセットメッセージ表示ページではない場合、ユーザが現在該当メッセージを読むことができないことを示し、現在のページのプリセット位置に未読メッセージプロンプトを表示することができ、該当プリセット位置がプリセットメッセージ表示ページに入るようにトリガーする位置である。これによってユーザに現在存在している未読のメッセージをプロンプトすることができるだけではなく、ユーザの現在の動きを邪魔することを避けることができ、メッセージに載せている情報が正しく伝わることを保証し、ユーザにプリセットメッセージ表示ページへの入り口をプロンプトし、ユーザに対応するページに入って関連内容をチェックするようにプロンプトすることもできる。
【0141】
一実施例において、現在のページから直接にプリセットメッセージ表示ページに入ることができない場合、現在のページに、またはプリセットメッセージ表示ページに遷移する各画面の次ぎのページに入るようにトリガーするためのプリセット位置に、未読メッセージプロンプトを表示することができる。該当未読メッセージプロンプトはグラフィックス形式のプロンプトが好ましい。
【0142】
一実施例において、メッセージ処理実行モジュール1105はさらに、メッセージを解析して記憶位置識別子を取得することができない場合、オーディオデータの識別子に対応するデフォルトのオーディオデータを取得し、ビジュアル要素を表示し、同時にデフォルトのオーディオデータを再生することにも用いられる。
【0143】
具体的に、メッセージの記憶位置識別子に対応する属性の属性値が空であってもよく、これによってメッセージの解析は記憶位置識別子を取得することができない。記憶位置識別子が取得できないのは、メッセージ送信端102がオーディオデータを録音していないことを示し、その時に直接にデフォルトのオーディオデータを取得して、ビジュアル要素を表示すると同時にデフォルトのオーディオデータを再生しても良い。
【0144】
当業者は、上記の実施例方法のすべてまたは一部のフローの実現は、プログラムに関連するハードウェアを命令することによって完成することができる。前記プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶されることができ、該プログラム実行時に、上記の各方法の実施例のフローを含むことができることを理解できるだろう。ここで、前記記憶媒体は、ディスク、CD、読み取り専用記憶装置(Read−Only Memory,ROM)などの不揮発性記憶媒体、またはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)などでも良い。
【0145】
以上に記載している実施例の各技術的特徴が任意に組み合わせてもよく、説明を簡単にさせるために、上記の実施例の各々の技術的特徴のすべての可能な組み合わせを説明していないが、これらの技術的特徴の組み合わせが矛盾さえしなければ、すべてが本明細書の記述範囲であることを認識すべきである。
【0146】
以上に記載している実施例はただ本発明のいくつかの実施形態を表すに過ぎず、それに対して具体的に詳細まで説明しているが、これによって本発明特許範囲を制限すると理解すべきではない。当業者にとって、本発明の構想を脱逸しない前提で、若干な変形と改良を行ってもよく、これらはすべて本発明の保護範囲以内に含まれる。そのため、本発明特許の保護範囲は添付している特許請求の範囲を準じるべきである。