(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記決定手段は、前記値から求まる明度が最も低い前記分割画像の位置と対応する前記領域の位置を、前記説明情報の配置位置として決定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
前記領域に配置する説明情報の色を、前記決定手段で決定された位置に対応する前記値に基づいて決定する色決定手段を更に備えることを特徴とする請求項3または4に記載の情報処理装置。
前記色決定手段は、前記決定手段で決定された位置に対応する前記値から求まる明度が閾値以上である場合には前記説明情報の色を前記算出手段で算出された前記値に対応する色とし、当該明度が閾値未満である場合には前記説明情報の色をあらかじめ設定可能な所定の色とすることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0011】
図1は、本実施形態における情報処理装置101と印刷装置102とからなる印刷制御システムのブロック図である。なお、
図1の各端末構成は一例あり、用途や目的に応じてさまざまな構成例があることは言うまでもない。
【0012】
情報処理装置101は、ROM202や外部メモリ211に記憶された文章処理プログラムに基づいて、図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が含まれる文書処理を実行するCPU201を備える。CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスを総括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下OS)や後述するプリンタドライバ等、上記文書処理の際に使用するフォントデータ等、上記文書処理等を行う際に使用する各種データが記憶されている。
【0013】
RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【0014】
入力コントローラ205は、キーボードやポインティングデバイス等の入力デバイス209からのキー入力を制御する。ここで入力されるデータとしては、後述するポスター印刷時の種々の設定事項が含まれる。ビデオコントローラ206は、ディスプレイ210の表示を制御する。
【0015】
メモリコントローラ207は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下プリンタドライバ)等を記憶するハードディスク(HD)、フロッピーディスク(FD)等の外部メモリ211とのアクセスを制御する。
【0016】
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワーク等を介して、印刷装置102等の外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。
【0017】
なお、CPU201は、例えばRAM203上に設定された表示情報用領域へのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、印刷される画像と同一の画像をディスプレイ210上に表示可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ210上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷を実行する際、印刷の設定に関するウインドウを開き、プリンタの設定や、印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理方法の設定を行える。
【0018】
印刷装置102は、CPU301により制御される。CPU301は、ROM302に記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ311に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス304に印刷部I/F306を介して接続される印刷部310に出力情報としての画像信号を出力する。
【0019】
また、このROM302には、CPU301の制御プログラム等が記憶される。さらに、ROM302には上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶され、さらに、ハードディスク等の外部メモリ311がない印刷装置の場合には、情報処理装置上で利用される情報等が記憶されている。
【0020】
CPU301は入力コントローラ305を介して情報処理装置101との通信処理が可能となっており、印刷装置内の情報等を情報処理装置101に通知できる。RAM303は、CPU301の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMであり、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM303は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。前述したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ311は、メモリコントローラ307によりアクセスを制御される。外部メモリ311は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。
【0021】
また、前述した外部メモリ311は1個に限らず、複数個備えられ、内蔵フォントに加えてオプションカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていてもよい。更に、操作パネル312からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。
【0022】
図2は、プリンタ等の印刷装置102が直接接続されているか、あるいはネットワーク経由で接続されている情報処理装置101における典型的な印刷処理の構成図の一例である。
【0023】
アプリケーション251、グラフィックエンジン252、プリンタドライバ253、およびシステムスプーラ254は、外部メモリ211に保存されたファイルとして存在し、実行される場合にOSやそのモジュールを利用するモジュールによってRAM203にロードされ実行されるプログラムモジュールである。また、アプリケーション251およびプリンタドライバ253は、外部メモリ211のFDや不図示のCD−ROM、あるいは不図示のネットワークを経由して外部ディスク211のHDに追加することが可能となっている。
【0024】
外部メモリ211に保存されているアプリケーション251はRAM203にロードされて実行されるが、このアプリケーション251から印刷装置102に対して印刷を行う際には、同様にRAM203にロードされ実行可能となっているグラフィックエンジン252を利用して出力(描画)を行う。
【0025】
グラフィックエンジン252は印刷装置ごとに用意されたプリンタドライバ253を同様に外部メモリ211からRAM203にロードし、アプリケーション251の出力をプリンタドライバ253を用いてプリンタの制御コマンドに変換する。変換されたプリンタ制御コマンドはOSによってRAM203にロードされたシステムスプーラ254を経て通信I/Fコントローラ208経由で印刷装置102へ出力される仕組みとなっている。
【0026】
次に、
図3乃至9を用いて、1つの画像が1枚のページに収まらないような場合、もしくは画像を拡大して複数のページに亘って印刷したい場合に、1つの画像を複数に分割した部分画像を印刷した複数の用紙を繋ぎあわせて1枚の印刷物(ポスター)を作る様子を説明する。
【0027】
このようなポスター印刷では、複数の用紙を繋ぎあわせる際に各用紙の配置(各部分画像の位置)が把握しやすくなる説明表記がされていることが好ましいが、本実施形態では、番号などの部分画像の位置を示す説明表記(説明画像)が、印刷物の表面から透けて見えることのないように配置させることができる方法を説明する。
【0028】
図3は、本発明の実施形態における情報処理装置101が行う印刷装置102への印刷指示を行うまでの処理を示すフローチャートである。
図4は、番号印字領域(説明画像印刷領域)を決定する流れを説明するフローチャートである。
図5は、番号印字色(説明画像印刷色)を決定する流れを説明するフローチャートである。
図3乃至5のフローチャートに示す処理は、CPU201が記憶されている制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。
【0029】
図6は、
図3のS301で情報処理装置101が受け付けるポスター印刷設定を行うことができる印刷設定画面601の画面構成の一例を示す図である。
図7は、番号印字領域の区分けの一例を説明する図である。
図8は、ポスター印刷に用いる画像と、当該画像から生成される部分画像の一例である。
【0030】
S301では、情報処理装置101のCPU201は、
図6に示すような印刷設定画面601を介して設定された印刷指示を受け付ける。印刷設定画面601では、印刷条件の設定各種を受け付けることが可能であり、現行サイズ、出力サイズ、部数、印刷の向き、に加え、ポスター印刷の指定603を受け付けることができる。さらに、ポスター印刷時の分割条件、具体的には
図6の603に示すような縦の分割数と横の分割数、境界線を印字するかどうか、のりしろ領域を設けるかどうかの設定604、各用紙の配置が把握しやすくなるような番号を印字するかどうかの設定605、番号を印字するのであれば、画像に応じた印字位置すなわち表面から見たときに透けない位置に印刷するかどうかの設定606を受け付けることができる。
【0031】
ユーザが、印刷を希望する画像を特定した状態で印刷設定画面601で印刷条件の入力操作を行い、ポスター印刷を指定した状態でOKを押下すると、情報処理装置101は、指定された画像をポスター印刷する指示を受け付けたとして処理を進める。
【0032】
S302では、S301で受け付けた画像を、印刷設定画面601を介して受け付けた分割条件に基づいて分割し、複数の部分画像を生成する。具体的には、
図6に示すように2×2の分割条件が指定されている場合には、縦2つ、横2つに分割が行われる。なお部分画像は、元画像を互いに重複する領域が少し設けた状態で分けられたものであってもよい。さらに、部分画像は、均等に分割されていなくてもよい。
【0033】
S303では、情報処理装置101のCPU201は、部分画像にのりしろ領域を設けるかどうかを判断する。具体的には、印刷設定画面601の設定604でのりしろ領域を設けるとのチェックが入っている場合に、のりしろ領域を設けると判断し、S304に進む。
【0034】
S304からS311の処理は、分割された部分画像の数だけループする。
【0035】
S304では、情報処理装置101のCPU201は、部分画像に対して必要に応じてのりしろ領域を付与する。例えば、
図8(a)に示すような画像801を、2×2の部分画像として分割し、のりしろ領域を付与する際には、部分画像811乃至部分画像813に対してはのりしろ領域を付与するが、部分画像814は最上面として張り付けられる用紙に印刷される部分画像であるため、のりしろ領域を設けないというようにしてもよく、その場合には番号は付与されない。なお、のりしろ領域の儲け方は、
図8の例に限られない。
【0036】
またS304では、のりしろ領域が部分画像811のようにL字形状となっている場合には、以下の処理で縦長の領域と横長の領域のいずれの領域に対して画像の平均色を算出し明度を求めてもよいが、見易さのために横長の領域のみを番号を付与するとしてもよい。
【0037】
S305では、情報処理装置101のCPU201は、のりしろ領域に番号を付与するかを判断する。具体的には、印刷設定画面601の設定605で番号を印刷するとのチェックが入っている場合に、部分画像の位置を示す番号を付与すると判断する。
【0038】
S306では、情報処理装置101のCPU201は、部分画像の位置を示す番号を、画像に応じた位置、すなわち用紙厚が薄い用紙に印刷したとしても表面から透けて見えない位置に印刷するかどうかを判断する。具体的には、印刷設定画面601の設定605で画像に応じた印刷位置に印刷するとのチェックが入っている場合に、画像に応じた位置に番号を付与すると判断する。なお、このような位置に配置する必要があるのは用紙厚が薄い用紙に印刷される場合であるため、画像に応じた位置に印刷するかどうかは、印刷設定で選択されている用紙種類に応じて自動判定してもよい。
【0039】
S307では、情報処理装置101のCPU201は、番号印刷領域の決定を行う(詳細は
図4を用いて後述する)。
【0040】
S307で番号印刷領域の決定がされた後に、S308では、情報処理装置101のCPU201は、番号印刷色の決定を行う(詳細は
図5を用いて後述する)。なお、S308の処理は、本実施形態における必須の処理ではなく、予め設定された色を印刷色としてもよいが、S308で決定した色とすることで、用紙厚が薄い用紙の際に透けて見えることをより防止することができる。
【0041】
一方、S306で画像に応じた位置に印刷しないと判断された場合には、S309に進み、情報処理装置101のCPU201は、予め定められている所定位置を番号の印刷領域として決定する。さらに、S310で番号を印字する色を予め設定された所定色に決定する。
【0042】
S311では、情報処理装置101のCPU201は、部分画像のS307若しくはS309で決定されたのりしろ領域の位置に番号画像を配置し、部分画像の部分画像データを生成する。
【0043】
S312では、情報処理装置101のCPU201は、画像データ(RGB)から印刷用データ(CMYK)を生成し、印刷装置に対して印刷指示を行う。これにより、各部分画像が印刷装置102によって用紙に印刷されることになる。ユーザは、このように印刷された複数の用紙を繋ぎあわせ(貼りあわせる)ことで1つの画像からなるポスターを作ることができる。
【0044】
次に、
図4を用いて、
図3のS307の番号印刷領域の詳細な流れを説明する。
【0045】
S401では、のりしろ領域を複数の領域に区分けする。この区分けの方法は、
図7(a)に示すようにのりしろ領域701を互いに重なることなく複数の領域702区分けする方法を用いてもよいし、
図7(b)に示すような所定量ずつずらしながら部分的に重複する領域712を特定、すなわち重なり領域を設けてのりしろ領域701を区分けしてもよい。なお、ここで区分けされる領域の幅は、のりしろ領域に印刷される番号(説明画像)が入る幅であればよいが、のりしろ領域に印刷される番号に対応したものが好ましい。
【0046】
S402では、情報処理装置101のCPU201は、S401で区分けした領域の上側に位置する画像データの平均色を算出する。ここで、上側に位置する画像とは、ユーザがポスターを作成するために用紙を繋ぎあわせた際にのりしろ領域の区分けされた各領域の画像を示し、3枚以上用紙が重なるような場合には最上面に位置する用紙に印字される画像を示す。そして、ここで算出される平均値とは、具体的には以下に示す数式(1)乃至(3)に示す式の通りであるが、対応する領域に含まれる各ピクセルのRGB各値の総和をその領域のピクセル数(n)で割ったものとする。
【0048】
S403では、情報処理装置101のCPU201は、S402で算出された領域ごとのRGBの平均値をもとに、領域ごとの平均明度を算出する。具体的には以下に示す数式(4)の通りである。
【0049】
領域の平均明度=(領域の平均色(R成分)×299)+(領域の平均色(G成分)+(領域の平均色(B成分)×114)÷1000 …数式(4)
【0050】
このような明度は、大きい値ほど、用紙に印刷すると薄い色となり、小さい値ほど用紙に印刷すると濃い色となる。
【0051】
S404では、情報処理装置101のCPU201は、S404で算出された各領域の明度をもとに、のりしろ領域701を区分けした複数の領域の中から番号印刷領域を特定する。具体的には、上述のように、明度が小さい値ほど印刷すると濃い色となるため、明度が最も小さい領域を番号印刷領域として特定してやることにより、薄い用紙であっても番号の上側に濃い印字物が重ねあわされることになるため、番号が表面から透けて見えるということを低減することができる。なお、明度が同じ領域が複数ある場合には、いずれの領域に番号を設けてもよい。
【0052】
S404で決定された番号印刷領域に各番号が配置されて印刷された例が
図8(b)である。部分画像が印刷された用紙のうちのりしろ領域がある部分画像811乃至813に、番号が付されて印字がなされている。部分画像811の場合には、のりしろ領域821の中央付近に番号831(1−1)が印字され、部分画像812ののりしろ領域822の左側付近に番号832(1−2)が印字され、部分画像813の場合には、右上付近に番号831(2−1)が印字されている。
【0053】
次に、
図5を用いて
図3のS308の番号印刷色決定の詳細な流れを説明する。
【0054】
まず、S501では、情報処理装置101のCPU201は、S404で特定された番号印刷領域における平均明度が閾値以上であるかを判断する。閾値としては、例えば236000を用いることができ、この閾値未満である場合には、当該平均色を番号(説明画像)の印刷色として用いても、ユーザが視認できるため、S503にすすみ印刷色をS402で特定した領域の平均色として決定する。これにより番号は上側に印字される印刷物とほぼ同じ色で文字が印刷されることになるため、番号が表面から透けて見えるということをより防止することができる。
【0055】
一方、明度が236000以上である場合には、S502に進む。このような明度の印刷色はかなり薄い色となるため、当該領域の平均色を印字色としてしまうと、ユーザが視認できなくなってしまう可能性がある。そのため、このような場合にはユーザが視認できる色でありつつも、表面から透ける可能性の低い所定色を印刷色として決定する。ここで示す所定色としては、例えばRGB(208,208,208)とすることができる。
【0056】
すなわち、本実施形態では、RGBの平均色から求まる明度に基づいて番号などの説明画像の配置位置を決定する。そして、当該位置に全体の画像における部分画像の位置を示す説明画像が印刷されるように制御することで、複数の用紙を繋ぎあわせて1枚のポスターを作成する際に、印刷対象の用紙厚が薄い場合であっても、表面から番号が透けて見えてしまうことを極力防止することができる。
【0057】
なお、本実施形態においては、部分画像の位置を示す説明画像の例として番号を用いて説明したが、それに限られるわけではなく、ユーザが用紙の配置がわかるような文字・図形・記号であってもよい。
【0058】
本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0059】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置の情報処理装置が前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
【0060】
したがって、本発明の機能処理を情報処理装置で実現するために、前記情報処理装置にインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0061】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
【0062】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
【0063】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
【0064】
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理を情報処理装置で実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0065】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行して情報処理装置にインストールさせて実現することも可能である。
【0066】
また、情報処理装置が、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、情報処理装置上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0067】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、情報処理装置に挿入された機能拡張ボードや情報処理装置に接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0068】
なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。