特許第6469281号(P6469281)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6469281電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末、当該端末による電子割符ソフトウエア提供方法、電子割符ソフトウエア提供・利用システム及び電子割符ソフトウエア提供・利用システムによる電子割符ソフトウエア提供・利用方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6469281
(24)【登録日】2019年1月25日
(45)【発行日】2019年2月13日
(54)【発明の名称】電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末、当該端末による電子割符ソフトウエア提供方法、電子割符ソフトウエア提供・利用システム及び電子割符ソフトウエア提供・利用システムによる電子割符ソフトウエア提供・利用方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 21/10 20130101AFI20190204BHJP
【FI】
   G06F21/10 350
【請求項の数】4
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2018-83670(P2018-83670)
(22)【出願日】2018年4月25日
(65)【公開番号】特開2019-21301(P2019-21301A)
(43)【公開日】2019年2月7日
【審査請求日】2018年4月25日
(31)【優先権主張番号】特願2017-140440(P2017-140440)
(32)【優先日】2017年7月20日
(33)【優先権主張国】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】503014883
【氏名又は名称】ネクスト・イット株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】509114251
【氏名又は名称】トモソウ・ジャパン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001922
【氏名又は名称】特許業務法人 日峯国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】仲西 敏雄
【審査官】 金沢 史明
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−007138(JP,A)
【文献】 特開2006−139807(JP,A)
【文献】 特開2004−356706(JP,A)
【文献】 特開2002−023879(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 21/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末であって、
記憶手段、演算処理手段及び入出力手段を備え、クライアントごとにクライアント端末及び当該クライアント端末によって管理され、連携される連携クライアント端末から構成されるクライアント端末群にそれぞれ接続可能とされ、
記憶手段に、電子割符ソフトウエア提供会社から発行された情報であって、クライアントを示すクライアントIDコード及び当該クライアントIDコードに組み合わされた、クライアント内の部署を示す部署コードからなるクライアントコード情報と、割符設定環境を表す割符設定環境コード情報を含んで構成され、電子割符ソフトウエア提供会社とクライアントとの間で締結された契約で定められた電子割符ソフトウエアのダウンロードを許可するに際して用いられるライセンスキー情報クライアントIDコードが設定されたクライアント端末と、部署コードが設定され、クライアント端末にクライアントIDコードで連携される連携クライアント端末とからなるクライアント端末群、及び割符設定環境コード情報に関連付けられた、電子情報を割符に分割させ、保存させ、そして保存され、分割された割符から元の電子情報に復元させる当該電子割符ソフトウエアが登録され、
入出力手段が、前記クライアント端末群を構成する連携クライアント端末のいずれから、クライアントIDコード、部署コード及び割符設定環境コードを持つライセンスキー情報に基づいて、クライアント端末を介することなく電子割符ソフトウエアの提供要求を受け、
演算処理手段が、
クライアントIDコード、部署コード及び割符設定環境コードを持つライセンスキー情報に基づいた電子割符ソフトウエアの提供要求があったときに、当該ライセンスキー情報が電子割符ソフトウエア提供会社発行の、クライアントIDコード、部署コードからなるクライアントコード情報と、割符設定環境コードと、を持つライセンスキー情報と同一であることを確認し、当該連携クライアント端末が、当該ライセンスキー情報に関連された電子割符ソフトウエアをインストール受信可能な連携クライアント端末であることを示す情報であるダウンロード許可確認情報を取得し、
当該ダウンロード許可確認情報に基づいて、当該連携クライアント端末に、クライアント端末を介することなく当該電子割符ソフトウエアをダウンロードして提供して、当該連携クライアント端末に分割した割符から元の電子情報に復元させる処理を可能とさせ、当該連携クライアント端末が電子割符ソフトウエアをインストール受信したことを示すインストール受信情報に基づいて当該クライアント端末が統計した、クライアント端末群がインストール受信したインストール受信回数からなるインストール受信回数統計情報を取得すること
を特徴とする電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末。
【請求項2】
端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末であって、当該端末から当該端末に接続されたクライアント端末群に、クライアント端末群の端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアを提供し利用させる電子割符ソフトウエア提供・利用システムであって、
端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の電子割符ソフトウエアを提供する端末であって、
記憶手段、演算処理手段及び入出力手段を備え、クライアントごとにクライアント端末及び当該クライアント端末に連携される連携クライアント端末から構成されるクライアント端末群にそれぞれ接続可能とされ、
記憶手段に、電子割符ソフトウエア提供会社から発行された情報であって、クライアントを示すクライアントIDコード及び当該クライアントIDコードに組み合わされた、クライアント内の部署を示す部署コードからなるクライアントコード情報と、割符設定環境を表す割符設定環境コード情報と、を含んで構成され、電子割符ソフトウエア提供会社とクライアントとの間で締結された契約で定められた電子割符ソフトウエアのダウンロードを許可するに際して用いられるライセンスキー情報、クライアントIDコードが設定されたクライアント端末と、部署コードが設定され、クライアント端末にクライアントIDコードで連携される連携クライアント端末とからなるクライアント端末群、及び割符設定環境コード情報に関連付けられた、電子情報を割符に分割させ、保存させ、そして保存され、分割された割符から元の電子情報に復元させる当該電子割符ソフトウエアが登録され、
入出力手段が、前記クライアント端末群を構成する連携クライアント端末のいずれから、クライアントIDコード、部署コード及び割符設定環境コードを持つライセンスキー情報に基づいて、クライアント端末を介することなく電子割符ソフトウエアの提供要求を受け、
演算処理手段が、
クライアントIDコード、部署コード及び割符設定環境コードを持つライセンスキー情報に基づいた電子割符ソフトウエアの提供要求があったときに、当該ライセンスキー情報が電子割符ソフトウエア提供会社発行の、クライアントIDコード、部署コードからなるクライアントコード情報と、割符設定環境コードと、を持つライセンスキー情報と同一であることを確認し、確認することでダウンロード許可確認情報を取得し、当該連携クライアント端末が、ライセンスキー情報によって管理された電子割符ソフトウエアをインストール受信可能な連携クライアント端末であることを当該ダウンロード許可確認情報が確認する電子割符ソフトウエア提供会社の電子割符ソフトウエアを提供する端末と、
クライアントIDコードが設定されたクライアント端末及び部署コードが設定され、当該クライアント端末にクライアントIDコードで連携される連携クライアント端末からなるクライアント端末群と、からなり、
前記電子割符ソフトウエア提供会社の端末が、当該ダウンロード許可確認情報に基づいて、当該連携クライアント端末に、クライアント端末を介することなく当該電子割符ソフトウエアをダウンロードして提供して、当該連携クライアント端末に分割した割符から元の電子情報に復元させる処理を可能とさせ、当該連携クライアント端末が電子割符ソフトウエアをインストール受信したことのインストール受信情報に基づいて当該クライアント端末が統計した、クライアント端末群がインストール受信したインストール受信回数からなるインストール受信回数統計情報を取得し、
前記連携クライアント端末が、割符設定環境コード情報に関連付けられ、前記クライアント端末を介することなくインストール受信した電子割符ソフトウエアでもって、電子情報を割符に分割し、保存し、そして保存し、分割した割符から元の電子情報に復元することを可能とし、電子割符ソフトウエアをインストール受信したことを前記クライアント端末に通信し、
前記クライアント端末が、クライアント端末群がインストール受信したインストール受信回数からなるインストール受信回数統計情報を統計し、インストール受信回数統計情報を電子割符ソフトウエア提供会社の端末に取得させること
を特徴とする電子割符ソフトウエアを提供し利用させる電子割符ソフトウエア提供・利用システム。
【請求項3】
端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末であって、
記憶手段、演算処理手段及び入出力手段を備え、クライアントごとにクライアント端末及び当該クライアント端末に連携される連携クライアント端末から構成されるクライアント端末群にそれぞれ接続可能とされる電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末による電子割符ソフトウエアの提供方法において、
記憶手段に、電子割符ソフトウエア提供会社から発行された情報であって、クライアントを示すクライアントIDコード及び当該クライアントIDコードに組み合わされた、クライアント内の部署を示す部署コードからなるクライアントコード情報と、割符設定環境を表す割符設定環境コード情報と、を含んで構成され、電子割符ソフトウエア提供会社とクライアントとの間で締結された契約で定められた電子割符ソフトウエアのダウンロードを許可するに際して用いられるライセンスキー情報、クライアントIDコードが設定されたクライアント端末と、部署コードが設定され、クライアント端末にクライアントIDコードで連携される連携クライアント端末とからなるクライアント端末群、及び割符設定環境コード情報に関連付けられた、電子情報を割符に分割させ、保存させ、そして保存され、分割された割符から元の電子情報に復元させる当該電子割符ソフトウエアが登録され、
入出力手段が、前記クライアント端末群を構成する連携クライアント端末のいずれから、クライアントIDコード、部署コード及び割符設定環境コードを持つライセンスキー情報に基づいて、クライアント端末を介することなく電子割符ソフトウエアの提供要求を受け、
演算処理手段が、
クライアントIDコード、部署コード及び割符設定環境コードを持つライセンスキー情報に基づいた電子割符ソフトウエアの提供要求があったときに、当該ライセンスキー情報が電子割符ソフトウエア提供会社発行の、クライアントIDコード、部署コードからなるクライアントコード情報と、割符設定環境コードと、を持つライセンスキー情報と同一であることを確認し、確認することでダウンロード許可確認情報を取得し、当該連携クライアント端末が、ライセンスキー情報によって管理された電子割符ソフトウエアをインストール受信可能な連携クライアント端末であることを当該ダウンロード許可確認情報が確認し、
当該ダウンロード許可確認情報に基づいて、当該連携クライアント端末に、クライアント端末を介することなく当該電子割符ソフトウエアをダウンロードして提供して、当該連携クライアント端末に分割した割符から元の電子情報に復元させる処理を可能とさせ、当該連携クライアント端末が電子割符ソフトウエアをインストール受信したことを示すインストール受信情報に基づいて当該クライアント端末が統計した、クライアント端末群がインストール受信したインストール受信回数からなるインストール受信回数統計情報を取得すること
を特徴とする電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末による電子割符ソフトウエアの提供方法。
【請求項4】
端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末であって、当該端末から当該端末に接続されたクライアント端末群に、クライアント端末群の端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアを提供し利用させる電子割符ソフトウエア提供・利用システムであって、
クライアント端末群の端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末が、記憶手段、演算処理手段及び入出力手段を備え、クライアントごとにクライアント端末及び当該クライアント端末に連携される連携クライアント端末から構成されるクライアント端末群にそれぞれ接続可能とされ、
記憶手段に、電子割符ソフトウエア提供会社から発行された情報であって、クライアントを示すクライアントIDコード及び当該クライアントIDコードに組み合わされた、クライアント内の部署を示す部署コードからなるクライアントコード情報と、割符設定環境を表す割符設定環境コード情報を含んで構成され、電子割符ソフトウエア提供会社とクライアントとの間で締結された契約で定められた電子割符ソフトウエアのダウンロードを許可するに際して用いられるライセンスキー情報と、からなる情報、クライアントIDコードが設定されたクライアント端末と、部署コードが設定され、クライアント端末にクライアントIDコードで連携される連携クライアント端末とからなるクライアント端末群、及び割符設定環境コード情報に関連付けられた、電子情報を割符に分割させ、保存させ、そして保存され、分割された割符から元の電子情報に復元させる当該電子割符ソフトウエアが登録され、
入出力手段が、前記クライアント端末群を構成する連携クライアント端末のいずれから、クライアントIDコード、部署コード及び割符設定環境コードを持つライセンスキー情報に基づいて、クライアント端末を介することなく電子割符ソフトウエアの提供要求を受け、
演算処理手段が、
クライアントIDコード、部署コード及び割符設定環境コードを持つライセンスキーに基づいた電子割符ソフトウエアの提供要求があったときに、当該ライセンスキーが電子割符ソフトウエア提供会社発行の、クライアントIDコード、部署コードからなるクライアントコード情報と、割符設定環境コードと、を持つライセンスキー情報と同一であることを確認し、確認することでダウンロード許可確認情報を取得し、当該連携クライアント端末が、ライセンスキー情報に関連された電子割符ソフトウエアをインストール可能な連携クライアント端末であることを当該ダウンロード許可確認情報が確認する電子割符ソフトウエア提供会社の端末と、
クライアントIDコードが設定されたクライアント端末及び部署コードが設定され、当該クライアント端末にクライアントIDコードで連携される連携クライアント端末からなるクライアント端末群と、からなる電子割符ソフトウエア提供・利用システムによる電子割符ソフトウエアの提供・利用方法において、
前記電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末が、当該ダウンロード許可確認情報に基づいて、当該連携クライアント端末に、クライアント端末を介することなく当該電子割符ソフトウエアをダウンロードして提供して、当該連携クライアント端末に分割した割符から元の電子情報に復元させる処理を可能とさせ、当該連携クライアント端末が電子割符ソフトウエアをインストール受信したことを示すインストール受信情報に基づいて当該クライアント端末が統計した、クライアント端末群がインストール受信したインストール受信回数からなるインストール受信回数統計情報を取得し、
前記連携クライアント端末が、割符設定環境コード情報に関連付けられ、前記クライアント端末を介することなくインストール受信した電子割符ソフトウエアでもって、電子情報を割符に分割し、保存し、そして保存し、分割した割符から元の電子情報に復元することを可能とし、電子割符ソフトウエアをインストール受信したことを前記クライアント端末に通信し、
前記クライアント端末が、クライアント端末群がインストール受信したインストール受信回数からなるインストール受信回数統計情報を統計し、インストール受信回数統計情報を電子割符ソフトウエア提供会社の端末に取得させること
を特徴とする電子割符ソフトウエアを提供し利用させる電子割符ソフトウエア提供・利用システムによる電子割符ソフトウエアの提供・利用方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末、当該端末による電子割符ソフトウエア提供方法、電子割符ソフトウエア提供・利用システム及び電子割符ソフトウエア提供・利用システムによる電子割符ソフトウエア提供・利用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電子データ、電磁気媒体で電子データを社外に持ち出す場合、盗難、置き忘れ、紛失事故等の情報漏洩の危険が伴う。しかし、持ち出しやハンドキャリングそのものを規制し管理することには困難がある。セキュリテイの度合いと業務における利便性はトレードオフの関係にあるといわれている。秘密情報分散システムとしての電子割符を導入することで、このセキュリテイ問題を解決することが提案される。割符を利用する場合、ファイルを分割した時点でデータとしての体をなしていないため、単なる意味のないビット集合体によるごみデータとしかみ見なされず、割符の形で情報が流出しても復元が不可能なために、重大なインシデントにはならず、秘密情報分散システムとしての電子割符は、情報資産の流出を防ぐ最適なソリューションといわれている。
【0003】
秘密情報分散システムとしての電子割符は、一つの電子情報について、分割された一方のデータからは、情報が復元できない方法によってファイルを二つ以上に分割し、それぞれ暗号化を施したうえで、一方を電子メール、他方をUSBフラッシュメモリーなどの外部電磁的記憶媒体を利用するのがよいとされている。
【0004】
特許文献1には、割符ファイル生成プログラム及び方法、並びにデータ復元プログラム及び方法が記載される。
【0005】
特許文献2には、機密情報を復元する際に、必要数の割符データを収集し、割符副データ基づいて復元可否判定を行い、判定結果が「復元可」の場合に機密情報Sを復元し、判定結果が「復元不可」の場合には、機密情報Sを復元することができないことが記載される。
【0006】
特許文献3には、複数のノードがライセンスキーを共有することが記載される。
特許文献4には、コンポーネントの利用制限を内容したライセンス管理システムが記載される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特許第5397062号公報
【特許文献2】特許第4868131号公報
【特許文献3】特許第5177852号公報
【特許文献4】特開2004−295846号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1あるいは2に示されるように、電子情報ファイルを、複数の電子割符データに分割させ、分割された電子割符データを、分割された電子割符データごとに割符保存場所に保存させ、分割され保存された電子割符データから元の電子情報ファイルに復元させる電子割符ソフトウエアが用いられる。電子割符ソフトウエアによって、割符ファイル生成プログラム及び方法、並びにデータ復元プログラム及び方法が提供される。電子割符ソフトウエアが電子割符ソフトウエア提供会社端末からクライアント側電子情報漏洩対策装置を備えたクライアント端末に提供される。この提供に際して、電子割符ソフトウエア提供会社は、クライアントから電子割符ソフトウエアの提供依頼があると、クライアントとの間で電子割符ソフトウエアの提供のための契約を締結することになる。この場合に、当該クライアントに属するクライアント端末の全てについて、一つ一つ契約を締結していく方法では煩雑であり、サービス提供の利点からも問題がある。上述の特許文献1、2は、サービス提供の利便性の向上について言及しない。特許文献3、4は、クライアントに属するクライアント群に電子割符ソフトウエアを直接的に迅速に提供することについて言及しない。
【0009】
本発明は、かかる点に鑑みクライアントに属する、電子割符ソフトウエアの提供を希望するクライアント端末群について、一つ一つ契約を締結してダウンロード、インストールしていく方法一つ一つ対価処理する方法による煩雑さを無くし、電子割符ソフトウエアが電子割符ソフトウエア提供会社端末から電子割符ソフトウエアの提供を希望するクライアント端末群のそれぞれに直接的に迅速に提供されるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末であって、
記憶手段、演算処理手段及び入出力手段を備え、クライアントごとにクライアント端末及び当該クライアント端末によって管理され、連携される連携クライアント端末から構成されるクライアント端末群にそれぞれ接続可能とされ、
記憶手段に、電子割符ソフトウエア提供会社から発行された情報であって、クライアントを示すクライアントIDコード及び当該クライアントIDコードに組み合わされた、クライアント内の部署を示す部署コードからなるクライアントコード情報と、割符設定環境を表す割符設定環境コード情報を含んで構成され、電子割符ソフトウエア提供会社とクライアントとの間で締結された契約で定められた電子割符ソフトウエアのダウンロードを許可するに際して用いられるライセンスキー情報クライアントIDコードが設定されたクライアント端末と、部署コードが設定され、クライアント端末にクライアントIDコードで連携される連携クライアント端末とからなるクライアント端末群、及び割符設定環境コード情報に関連付けられた、電子情報を割符に分割させ、保存させ、そして保存され、分割された割符から元の電子情報に復元させる当該電子割符ソフトウエアが登録され、
入出力手段が、前記クライアント端末群を構成する連携クライアント端末のいずれから、クライアントIDコード、部署コード及び割符設定環境コードを持つライセンスキー情報に基づいて、クライアント端末を介することなく電子割符ソフトウエアの提供要求を受け、
演算処理手段が、
クライアントIDコード、部署コード及び割符設定環境コードを持つライセンスキー情報に基づいた電子割符ソフトウエアの提供要求があったときに、当該ライセンスキー情報が電子割符ソフトウエア提供会社発行の、クライアントIDコード、部署コードからなるクライアントコード情報と、割符設定環境コードと、を持つライセンスキー情報と同一であることを確認し、当該連携クライアント端末が、当該ライセンスキー情報に関連された電子割符ソフトウエアをインストール受信可能な連携クライアント端末であることを示す情報であるダウンロード許可確認情報を取得し、
当該ダウンロード許可確認情報に基づいて、当該連携クライアント端末に、クライアント端末を介することなく当該電子割符ソフトウエアをダウンロードして提供して、当該連携クライアント端末に分割した割符から元の電子情報に復元させる処理を可能とさせ、当該連携クライアント端末が電子割符ソフトウエアをインストール受信したことを示すインストール受信情報に基づいて当該クライアント端末が統計した、クライアント端末群がインストール受信したインストール受信回数からなるインストール受信回数統計情報を取得すること
を特徴とする電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末を提供する。
本発明は、端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末であって、当該端末から当該端末に接続されたクライアント端末群に、クライアント端末群の端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアを提供利用させる電子割符ソフトウエア提供・利用システムであって、
端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の電子割符ソフトウエアを提供する端末であって、
記憶手段、演算処理手段及び入出力手段を備え、クライアントごとにクライアント端末及び当該クライアント端末に連携される連携クライアント端末から構成されるクライアント端末群にそれぞれ接続可能とされ、
記憶手段に、電子割符ソフトウエア提供会社から発行された情報であって、クライアントを示すクライアントIDコード及び当該クライアントIDコードに組み合わされた、クライアント内の部署を示す部署コードからなるクライアントコード情報と、割符設定環境を表す割符設定環境コード情報と、を含んで構成され、電子割符ソフトウエア提供会社とクライアントとの間で締結された契約で定められた電子割符ソフトウエアのダウンロードを許可するに際して用いられるライセンスキー情報、クライアントIDコードが設定されたクライアント端末と、部署コードが設定され、クライアント端末にクライアントIDコードで連携される連携クライアント端末とからなるクライアント端末群、及び割符設定環境コード情報に関連付けられた、電子情報を割符に分割させ、保存させ、そして保存され、分割された割符から元の電子情報に復元させる当該電子割符ソフトウエアが登録され、
入出力手段が、前記クライアント端末群を構成する連携クライアント端末のいずれから、クライアントIDコード、部署コード及び割符設定環境コードを持つライセンスキー情報に基づいて、クライアント端末を介することなく電子割符ソフトウエアの提供要求を受け、
演算処理手段が、
クライアントIDコード、部署コード及び割符設定環境コードを持つライセンスキー情報に基づいた電子割符ソフトウエアの提供要求があったときに、当該ライセンスキー情報が電子割符ソフトウエア提供会社発行の、クライアントIDコード、部署コードからなるクライアントコード情報と、割符設定環境コードと、を持つライセンスキー情報と同一であることを確認し、確認することでダウンロード許可確認情報を取得し、当該連携クライアント端末が、ライセンスキー情報によって管理された電子割符ソフトウエアをインストール受信可能な連携クライアント端末であることを当該ダウンロード許可確認情報が確認する電子割符ソフトウエア提供会社の電子割符ソフトウエアを提供する端末と、
クライアントIDコードが設定されたクライアント端末及び部署コードが設定され、当該クライアント端末にクライアントIDコードで連携される連携クライアント端末からなるクライアント端末群と、からなり、
前記電子割符ソフトウエア提供会社の端末が、当該ダウンロード許可確認情報に基づいて、当該連携クライアント端末に、クライアント端を介することなく当該電子割符ソフトウエアをダウンロードして提供して、当該連携クライアント端末に分割した割符から元の電子情報に復元させる処理を可能とさせ、当該連携クライアント端末が電子割符ソフトウエアをインストール受信したことをしめすインストール受信情報に基づいて当該クライアント端末が統計した、クライアント端末群がインストール受信したインストール受信回数からなるインストール受信回数統計情報を取得し、
前記連携クライアント端末が、割符設定環境コード情報に関連付けられ、前記クライアント端末を介することなくインストール受信した電子割符ソフトウエアでもって、電子情報を割符に分割し、保存し、そして保存し、分割した割符から元の電子情報に復元することを可能とし、電子割符ソフトウエアをインストール受信したことを前記クライアント端末に通信し、
前記クライアント端末が、クライアント端末群がインストール受信したインストール受信回数らなるインストール受信回数統計情報を統計し、インストール受信回数統計情報を電子割符ソフトウエア提供会社の端末に取得させること
を特徴とする電子割符ソフトウエアを提供利用させる電子割符ソフトウエア提供・利用システムを提供する。
本発明は、端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末であって、
記憶手段、演算処理手段及び入出力手段を備え、クライアントごとにクライアント端末及び当該クライアント端末に連携される連携クライアント端末から構成されるクライアント端末群にそれぞれ接続可能とされる電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末による電子割符ソフトウエアの提供方法において、
記憶手段に、電子割符ソフトウエア提供会社から発行された情報であって、クライアントを示すクライアントIDコード及び当該クライアントIDコードに組み合わされた、クライアント内の部署を示す部署コードからなるクライアントコード情報と、割符設定環境を表す割符設定環境コード情報と、を含んで構成され、電子割符ソフトウエア提供会社とクライアントとの間で締結された契約で定められた電子割符ソフトウエアのダウンロードを許可するに際して用いられるライセンスキー情報、クライアントIDコードが設定されたクライアント端末と、部署コードが設定され、クライアント端末にクライアントIDコードで連携される連携クライアント端末とからなるクライアント端末群、及び割符設定環境コード情報に関連付けられた、電子情報を割符に分割させ、保存させ、そして保存され、分割された割符から元の電子情報に復元させる当該電子割符ソフトウエアが登録され、
入出力手段が、前記クライアント端末群を構成する連携クライアント端末のいずれから、クライアントIDコード、部署コード及び割符設定環境コードを持つライセンスキー情報に基づいて、クライアント端末を介することなく電子割符ソフトウエアの提供要求を受け、
演算処理手段が、
ライアントIDコード、部署コード及び割符設定環境コードを持つライセンスキー情報に基づいた電子割符ソフトウエアの提供要求があったときに、当該ライセンスキー情報が電子割符ソフトウエア提供会社発行の、クライアントIDコード、部署コードからなるクライアントコード情報と、割符設定環境コードと、を持つライセンスキー情報と同一であることを確認し、確認することでダウンロード許可確認情報を取得し、当該連携クライアント端末が、ライセンスキー情報によって管理された電子割符ソフトウエアをインストール受信可能な連携クライアント端末であることを当該ダウンロード許可確認情報が確認
当該ダウンロード許可確認情報に基づいて、当該連携クライアント端末に、クライアント端末を介することなく当該電子割符ソフトウエアをダウンロードして提供して、当該連携クライアント端末に分割した割符から元の電子情報に復元させる処理を可能とさせ、当該連携クライアント端末が電子割符ソフトウエアをインストール受信したことを示すインストール受信情報に基づいて当該クライアント端末が統計した、クライアント端末群がインストール受信したインストール受信回数からなるインストール受信回数統計情報を取得すること
を特徴とする電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末による電子割符ソフトウエアの提供方法を提供する。
本発明は、端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末であって、当該端末から当該端末に接続されたクライアント端末群に、クライアント端末群の端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアを提供利用させる電子割符ソフトウエア提供・利用システムであって、
クライアント端末群の端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末が、記憶手段、演算処理手段及び入出力手段を備え、クライアントごとにクライアント端末及び当該クライアント端末に連携される連携クライアント端末から構成されるクライアント端末群にそれぞれ接続可能とされ、
記憶手段に、電子割符ソフトウエア提供会社から発行された情報であって、クライアントを示すクライアントIDコード及び当該クライアントIDコードに組み合わされた、クライアント内の部署を示す部署コードからなるクライアントコード情報と、割符設定環境を表す割符設定環境コード情報を含んで構成され、電子割符ソフトウエア提供会社とクライアントとの間で締結された契約で定められた電子割符ソフトウエアのダウンロードを許可するに際して用いられるライセンスキー情報と、からなる情報、クライアントIDコードが設定されたクライアント端末と、部署コードが設定され、クライアント端末にクライアントIDコードで連携される連携クライアント端末とからなるクライアント端末群、及び割符設定環境コード情報に関連付けられた、電子情報を割符に分割させ、保存させ、そして保存され、分割された割符から元の電子情報に復元させる当該電子割符ソフトウエアが登録され、
入出力手段が、前記クライアント端末群を構成する連携クライアント端末のいずれから、クライアントIDコード、部署コード及び割符設定環境コードを持つライセンスキー情報に基づいて、クライアント端末を介することなく電子割符ソフトウエアの提供要求を受け、
演算処理手段が、
クライアントIDコード、部署コード及び割符設定環境コードを持つライセンスキーに基づいた電子割符ソフトウエアの提供要求があったときに、当該ライセンスキーが電子割符ソフトウエア提供会社発行の、クライアントIDコード、部署コードからなるクライアントコード情報と、割符設定環境コードと、を持つライセンスキー情報と同一であることを確認し、確認することでダウンロード許可確認情報を取得し、当該連携クライアント端末が、ライセンスキー情報に関連された電子割符ソフトウエアをインストール可能な連携クライアント端末であることを当該ダウンロード許可確認情報が確認する電子割符ソフトウエア提供会社の端末と、
クライアントIDコードが設定されたクライアント端末及び部署コードが設定され、当該クライアント端末にクライアントIDコードで連携される連携クライアント端末からなるクライアント端末群と、からなる電子割符ソフトウエア提供・利用システムによる電子割符ソフトウエアの提供・利用方法において、
前記電子割符ソフトウエアを提供する電子割符ソフトウエア提供会社の端末が、当該ダウンロード許可確認情報に基づいて、当該連携クライアント端末に、クライアント端末を介することなく当該電子割符ソフトウエアをダウンロードして提供して、当該連携クライアント端末に分割した割符から元の電子情報に復元させる処理を可能とさせ、当該連携クライアント端末が電子割符ソフトウエアをインストール受信したことを示すインストール受信情報に基づいて当該クライアント端末が統計した、クライアント端末群がインストール受信したインストール受信回数からなるインストール受信回数統計情報を取得し、
前記連携クライアント端末が、割符設定環境コード情報に関連付けられ、前記クライアント端末を介することなくインストール受信した電子割符ソフトウエアでもって、電子情報を割符に分割し、保存し、そして保存し、分割した割符から元の電子情報に復元することを可能とし、電子割符ソフトウエアをインストール受信したことを前記クライアント端末に通信し、
前記クライアント端末が、クライアント端末群がインストール受信したインストール受信回数からなるインストール受信回数統計情報を統計し、インストール受信回数統計情報を電子割符ソフトウエア提供会社の端末に取得させること
を特徴とする電子割符ソフトウエアを提供利用させる電子割符ソフトウエア提供・利用システムによる電子割符ソフトウエアの提供・利用方法を提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、前記電子割符ソフトウエア提供会社の電子割符ソフトウエアを提供する端末が、ダウンロード許可確認に基づいて、当該連携クライアント端末に、クライアント端末を介することなく当該電子割符ソフトウエアをダウンロードして提供し、当該連携クライアント端末のインストール受信情報を当該クライアントIDコードの設定されたクライアント端末に発信させて、当該連携クライアント端末での割符形成復元させる処理を可能とさせ、当該クライアント端末が統計した、クライアント端末群がインストールしたインストール受信回数からなるインストール受信回数統計情報を取得することができる。
前記連携クライアント端末が、割符設定環境コード情報に関連付けられ、クライアント端末を介することなくインストールした電子割符ソフトウエアでもって、電子情報を割符に分割し、保存し、そして保存し、分割した割符から元の電子情報に復元することを可能とし、前記クライアント端末が、クライアント端末群がインストールしたインストール受信回数からなるインストール受信回数統計情報を統計し、インストール受信回数統計情報を電子割符ソフトウエア提供会社の端末に提供、取得させる。
クライアントIDごとに当該クライアントIDで連携されるクライアント端末からの電子割符ソフトウエア提供要求に対して、特定されたる電子割符ソフトウエアを、電子割符ソフトウエア提供会社の電子割符ソフトウエアを提供する端末からクライアント端末群のいずれかに直接的に迅速にダウンロードして提供することができ、対価処理に際して当該連携クライアントが電子割符ソフトウエアを一つ一つ契約を締結していく方法による煩雑さを避けることができ利用上の利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の概要を説明する概要図
図2】ライセンスキーの構造形態を示す図
図3】各社、部門に設定される要件の例を示す図
図4】電子割符ソフトウエア提供会社、クライアント及びクライアント内の部署間における電子割符提供・利用状況を示す図
図5】本発明の実施例をブロックで示すブロック図
図6】本発明の内容を説明する図
図7】割符情報と復元化のための情報の組み合わせの例を示す図
図8】アクテイベーション処理を示す図
図9】割符基本設定を示す図
図10】割符対象設定のための割符対象のファイルタイプ及び割符対象のフォルダパスを説明する図
図11】ユーザID,パスワードを設定する図
図12】USBリスト登録を示す図
図13】管理サーバ設定を示す図
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は、本発明の概要を説明する概要図である。
【0015】
図1は、電子情報漏洩対策システム100を示す。電子情報漏洩対策システム100が、ASPモデル、すなわちアプリケーションサービスプロバイダー(Application Service Provider)の形態で示される。
【0016】
図1において、電子割符ソフトウエア(インストールプログラム)がアプリケーションサービスとして、電子割符ソフトウエア提供会社(電子割符ソフトウエア提供者)1からクライアント2に提供される。電子割符ソフトウエア提供会社(電子割符ソフトウエア提供者)1は、電子割符ソフトウエア提供会社端末3を有し、クライアント2は、その内部に設置されたクライアント端末群4を有する。電子割符ソフトウエア提供会社の端末は、端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアを提供する。このように、電子割符ソフトウエア提供会社の端末は、電子割符ソフトウエアを提供する端末である。
【0017】
電子割符ソフトウエア提供会社の端末3は、その内部に電子情報漏洩対策支援装置5を備え、クライアント端末4は、電子情報漏洩対策支援装置5からの電子情報漏洩対策用の電子割符ソフトウエアの支援提供を受けて、その内部に電子情報漏洩対策装置6を構成する。ここでは、電子割符ソフトウエア提供会社の電子情報漏洩対策支援装置を電子情報漏洩対策支援装置5と呼ぶ。クライアントの電子情報漏洩対策装置を電子情報漏洩対策装置6と呼ぶ。電子情報漏洩対策支援装置5と電子情報漏洩対策装置6とから、電子情報漏洩対策システム100が構成される。電子情報漏洩対策装置6が電子情報漏洩対策支援装置5からの電子割符ソフトウエア提供支援を受けて構成され、クライアント端末群4での電子割符ソフトウエア利用による電子情報漏洩対策が可能になる。
図1において、電子割符ソフトウエア提供会社の電子割符ソフトウエアを提供する端末3と、当該端末に、ライセンスキーに基づいて接続されたクライアント端末群であって、電子割符ソフトウエアの提供された回数を一括して統計、一括経理処理できるクライアント端末群4と、から電子割符ソフトウエア提供・利用システムである電子情報漏洩対策システム100が構成され、端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアが提供・利用される。
【0018】
電子割符ソフトウエア提供会社1は、図2に示されるライセンスキー8を発行する。ライセンスキー8の発行は、電子割符ソフトウエア提供会社1とクライアント2と間で電子割符提供・利用のための契約10が締結されたときに発行され、電子割符ソフトウエア提供会社1の電子割符ソフトウエアを提供する端末3は、クライアント端末群のいずれかのクライアント端末(1)〜(4)他からのライセンスキー8を伴う電子割符ソフトウエア提供を受付ける。
電子割符ソフトウエア提供会社1から発行されるライセンスキー8は、クライアント2を示すクライアントIDコード及び当該クライアントIDコードに組み合わされた、クライアント内の部署を示す部署コードからなるクライアントコード情報、及び割符設定環境を表す割符設定環境コード情報を含んで構成され、一定手続の下、その存在がクライアント端末群4のいずれかに確認されると、当該確認されたクライアント端末に電子割符ソフトウエアのダウンロードを許可することになる。会社コードにクライアントコードが追加される場合がある。会社コードとクライアントコードが同一の場合もあり、会社コードあるいはクライアントコードで説明される。
クライアント2は、複数の顧客である会社、その他の組織からなり、それぞれクライアントIDが設定、付与される。
クライアント端末群4は、クライアントIDコードが設定されたクライアント端末4Aと、部署コードが設定され、クライアント端末にクライアントIDコードで連携される連携クライアント端末4Bとからなる。クライアント端末4Aと連携クライアント端末4BとはクライアントIDコードで連携されれば十分で、監視・被監視の状態にあることが必要とされない。クライアント端末群4は、組織の中で、クライアントIDコードでクライアント内の部署を示す部署コードに関連しての利用された電子割符ソフトウエアの使用対価について一括経理処理される関係にある。
図1では、クライアント端末群4がクライアント端末(1)、クライアント端末(2)、クライアント端末(3)及びクライアント端末(4)他から構成されることを示し、クライアント端末(1)が、クライアントIDが設定されたクライアント端末4Aとなり、クライアント端末(2)、クライアント端末(3)及びクライアント端末(4)他が、クライアント端末4AにクライアントIDコードで連携される連携クライアント端末4Bとなる。
連携は、このように一つの企業内の組織であって、電子割符ソフトウエアの使用対価について一括した一体的な経理的な処理がなされる端末間に形成される。
【0019】
電子割符ソフトウエアがアプリケーションの提供サービスとして、電子割符ソフトウエア提供会社1からクライアント2に提供され、期間を限定して使用許諾されるに際して、電子割符ソフトウエア提供会社1とクライアント2との間で契約10が締結される。
【0020】
契約には、
・ライセンスキーの構造、設定対象、通知方法
・電子割符ソフトウエアの使用許諾と割符設定内容の決定
・電子割符ソフトウエア提供の要求と提供・利用
・提供される電子割符ソフトウエアの製品サポート
・契約対価、契約期間
・通常の契約で規定されるその他の項(etc)
が規定される。
【0021】
ライセンスキーは、シリアルナンバーや登録コードのようなものであり、電子割符ソフトウエアを利用する上で、正規に手続されたものであることを判断するパスワードとなる。
【0022】
電子割符ソフトウエア提供会社1のセキュリテイ部門は、24時間、提供される電子割符ソフトウエアの製品についてのサポートを行う。
【0023】
図2は、ライセンスキーの構造形態を示す図である。
図2において、ライセンスキー8の一例が示される。
【0024】
図2において、ライセンスキー8は、例えば会社コードあるいはクライアントコード、及び区分コードとして、会社コードあるいはクライアントコード内のコードとしての部署コード、及び種別コード、割符設定情報コード及びランダム数字から構成される。 会社自体がクライアントである場合、会社コードは、クライアント端末(1)であるクライアント端末4Aのクライアントコードで示される。部署コードは、クライアント内の組織上の部署に設置され、クライアント端末にクライアントIDコードで連携される連携クライアント端末4Bについて設定された部署を示す。クライアントを示すクライアントIDコード及びクライアントの部署を示す部署コードからクライアントコード情報が生成される。種別コードは、予めライセンスキーに組み込む予約されたデータ領域が設定されたときに使用されるものであり、電子割符ソフトウエア提供会社1の便宜にために設定されるものであり、なくてもよい。
【0025】
設定情報コードは、割符基本設定・割符対象設定についての割符の環境の設定要件を示す情報である。設定された設定情報コードの違いによって、電子情報を割符に分割し、保存し、そして保存し、分割した割符から元の電子情報に復元する使用が異なってくる。
ランダム数字は、ライセンスキーが漏洩しづらくなるようにするために任意に設定された数字であり、冗長コードを形成する。区分コードは、少なくとも部署コード及び設定情報コードを含む概念のコードである。
ライセンスキーの各コードは、適宜変更可能であり、変更される。
この例の場合、ライセンスキーは、4桁×4ブロックの文字列からなる。最初にランダム文字列が生成され、そのランダム文字列の中に、例えば会社コード、クライアントコード、部署コード、種別コード、設定情報コード、ランダム数字からなるコードを混合し、
更にライセンス列全体として処理する。例えば、会社コードについて、ABC株式会社なら会社コード0001、DEF株式会社なら会社コード0002に、他のコードが混合される。混合された情報が4桁×4ブロックの文字列とされ、4桁×4ブロックの文字列がライセンスキーとされ、ABC株式会社あるいはDEF株式会社に許諾されるライセンスNoが取得される。
【0026】
図3は、一つの会社、企業に、その組織内にある部門に割符設定される要件の例を示す図である。
【0027】
例えば、A社XX部門について割符基本設定・割符対象設定についての割符の環境の設定要件として、
・割符分割の方法として、
三分割でN−1での使用(後述)
【0028】
・分割された割符の保存先として、
クライアント分割ファイルは、端末本体+社内サーバ+WebDav
・割符対象としてクライアントが指定した任意のフォルダ及びそのサブフオルダのパスが用いられる。
【0029】
・割符対象のファイルタイプとして、
XXフォルダ及びサブフォルダ
MS Office ファイル(Word、Excel、Powerpoint)が設定された。
・拡張子オフイス関連が設定された。
【0030】
H社XX部門について、同様にして
・割符分割の方法として、
三分割でN−1での使用(後述)
【0031】
・分割された割符の保存先として、
クライアント分割ファイルは、端末本体+USB+FTP
【0032】
・割符対象のファイルタイプとして、
AAフォルダ
MS Office ファイル(Word、Excel、Powerpoint)
・拡張子オフイス関連として、
拡張子オフイス+一太郎が設定された。
・バックアップとして、社内サーバが使用されることが設定された。
【0033】
電子割符ソフトウエア提供会社の電子割符ソフトウエアを提供する端末の機能
・アップリケ―ションの環境設定
・割符データの保存場所として、ボリュームやフォルダ(サブフォルダを含む。)を設定
・分割数を設定。分割は10個以内。典型的には、2から5まで。
・複合には、分割したすべての割符が必要な通常モード、割符データが1〜2つ欠けていても複合を容認するリカバリーモードを選定可能とする。
・データ均等割りの他に、一つの割符データに偏差を付け最少量にする最少ファイルモードを選択可能とする。
【0034】
・分割された割符データにパスワードを設定可能
・保存場所は、ローカルハードデイスク、外部記憶装置、ネットワークドライブ、WebDAVを選択可能とさせる。
【0035】
・割符条件設定として任意の割符作業フォルダと対象拡張子を指定可能とする。
【0036】
・割符データの保存用USBを登録させることで媒体の個体トラックを可能とする。
【0037】
クライアント側に負担を感じさせることなく、利用できる機能を与え、利便性が損なわれることなく社内セキュリテイポリシーの推進に貢献できる。
【0038】
図4は、電子割符ソフトウエア提供会社1、クライアント2及びクライアント内の部署2A間における電子割符提供・利用状況を示す図である。クライアント2の典型的な例が会社であり、クライアントコードの典型的な例が会社コードであり、クライアント内の部署2Aを含むコードの典型的例が区分コードである。区分コードとは、クライアント内の部署のようにクライアントに連携され、あるいは経理上の処理において管理されるポジションにある部署に区分されるような場合において、当該部署に付与されるコードを含むコードであり、割符設定コードを含んで構成される。この場合に、部署は、通常の会社、組織における〇〇部よりは広義の意味で使用され、複数の部署からなる。クライアントには、会社以外にも事業部、工場、センター等の、連携され、あるいは経理上の処理において管理されるポジションにある部署を所轄する統括、管理する管理組織体が入り、クライアントコードが付与され得る。
上述したように、電子割符ソフトウエア提供会社1内にコンポネントとしての電子割符ソフトウエアを提供する端末3、クライアント2内にコンポネントとしての電子割符ソフトウエアの提供を受けるクライアント端末(管理端末)4A,そしてクライアント内の部署2A内にコンポネントとしての電子割符ソフトウエアの提供を受ける連携クライアント端末(被管理端末)4Bが所属する。クライアント端末(管理端末)4Aと連携クライアント端末(被管理端末)4Bでクライアント端末群4が構成される。
電子割符ソフトウエア提供会社1の管理者とクライアント2の管理者間で、すなわち電子割符ソフトウエア提供会社1とクライアント2と間で、上述したように、クライアント内の部署2A間を含めて、電子割符ソフトウエアの提供・利用についての契約が締結される。これに伴って、クライアント2の管理者から電子割符ソフトウエア提供会社1の管理者に、電子割符ソフトウエアの提供を受け、利用する部署の端末情報が通知(端末で通信)される。
電子割符ソフトウエア提供会社1において、電子割符ソフトウエアを提供する端末3で、乱数発生のAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)が用いられて、4桁×4ブロックの文字列が生成される。
会社コード及び区分コードがこの文字列に挿入され、混合される。この混合によってライセンスキーが生成される。ライセンスキーにライセンスNoが付与され、ライセンスNoをDBに登録する。この際に、上述したように、契約内容としての設定情報がDBに保存される。契約期間としての契約月数がDBに保存される。また、管理者が必要とするメモが任意にDBに保存される。会社コード及び区分コードは、上述したように、クライアントコード、クライアント内の部署コード及び割符設定コードと言い換えることができる。
生成されたライセンスキーがクライアント2に向けて、すなわちクライアント端末4Aに向けて発行される。
クライアント2において、クライアント2の管理者はクライアント端末4Aを介してクライアント内の部署コードの設定された連携クライアント端末4Bにライセンスキーを配布する。同時に電話番号が配布される。これによって、連携クライアント端末4Bは、ライセンスNoを取得し、クライアント端末4Aを介することなく電子割符ソフトウエアの提供を受けることができるようになる。
クライアント内の連携クライアント端末4Bにおいて、業務担当は、ライセンスキーで被管理端末である連携クライアント端末4B上で、ライセンスNoと電話番号を入力し、電子割符ソフトウエアをインストールするアクテイベーション処理を行う。アクテイベーション処理されたことが電子割符ソフトウエアを提供する端末3に通知される。
電子割符ソフトウエアを提供する端末3において、上述のアクテイベーション処理に基づいて、アクテイベーション日(ライセンス開始日)とアクテイベーションコードが生成され、記憶手段であるDB(データベース)に登録される。これに伴って、電子割符ソフトウエア提供会社1の電子割符を提供する端末3から目的の電子割符ソフトウエアが連携クライアント端末4Bに直接ダウンロードされる。
連携クライアント端末4Bにおいて、業務担当は、設定ファイルを自己の連携クライアント端末4Bに自己適用して、自身の環境設定を変更する。そして、アクテイベーションコードを適用する。
このような処理をもって、アクテイベーションが完了し、目的の電子割符ソフトウエアのインストールが完了する。
上述のインストールが完了することに伴い、連携クライアント端末4B内に、電子情報漏洩対策装置6が形成される。クライアント端末4Aにも同様にして、電子情報漏洩対策装置6が形成される。このようにして、クライアント端末群4のいずれの端末にも電子情報漏洩対策装置6が形成される。よって、電子割符ソフトウエア提供会社1の電子割符ソフトウエアを提供する端末が備える電子情報漏洩対策支援装置5とクライアント端末群4のいずれの端末にも形成される電子情報漏洩対策装置6とによって、電子割符対策システム100が構成される。

クライアント端末群4のいずれの端末も、特に連携クライアント端末4Bが、割符設定環境コード情報に関連付けられ、前記クライアント端末を介することなくインストールした電子割符ソフトウエアでもって、電子情報を割符に分割し、保存し、そして保存し、分割した割符から元の電子情報に復元することを可能となる。

次いで、連携クライアント端末4Bが、電子割符ソフトウエアをインストールしたことをクライアント端末4Aに送信する。
クライアント端末4Aが、クライアント端末群4がインストールしたインストール受信回数及び自身のインストール受信回数をからなるインストール受信回数統計情報を統計する。
インストール受信回数統計情報を電子割符ソフトウエア提供会社1の電子割符ソフトウエアを提供する端末3に提供、取得させる。連携クライアント端末4Bからは電子割符ソフトウエア提供会社1の電子割符ソフトウエアを提供する端末にインストール受信回数情報は提供されない。提供されることがあっての経理処理上のデータにはならない。
電子割符ソフトウエアを提供する端末3が、取得、統計されたインストール受信回数統計情報に基づいて、所定の期間内における電子割符ソフトウエアの提供になる電子割符ソフトウエア使用に対する対価の計算処理を所定の計算式を用いることで行う。
電子割符ソフトウエアの提供を希望するクライアント端末群について、一つ一つ契約を締結してダウンロード、インストールしていく方法一つ一つ対価処理する方法による煩雑さを無くし、電子割符ソフトウエアが電子割符ソフトウエア提供会社端末から電子割符ソフトウエアの提供を希望するクライアント端末群のそれぞれに直接的に迅速に提供される。ここで、「直接的に迅速に提供」とは、上述のように電子割符ソフトウエアを、クライアント端末4Aを介することなく連携クライアント端末4Bに直接提供するということである。
上述したように、電子情報漏洩対策支援装置5とクライアント端末群4のいずれの端末にも形成されたこれらの電子情報漏洩対策装置6とによって、電子割符対策システム100が構成される。
【0039】
図5は、電子情報漏洩対策システム100、及びこのシステムを構成する電子情報漏洩対策支援装置5及び電子情報漏洩対策6の内容をブロックで示す図である。
【0040】
図5において、電子情報漏洩対策システム100は、電子割符ソフトウエア提供会社の端末3に設けられた電子情報漏洩対策支援装置5及びクライアント端末群4のクライアント端末4A及び関連クライアント端末4Bのそれぞれに構成される電子情報漏洩対策装置6からなる。電子割符ソフトウエア提供会社の端末3とクライアント端末群4とはインターネットなどの通信手段で結ばれる。
【0041】
電子割符ソフトウエア提供会社1の電子割符ソフトウエアを提供する端末3は、記憶手段11、入力手段12、演算処理手段13、出力手段14及び画面表示手段15から形成される。画面表示手段15は、画面15Aを備える。
【0042】
記憶手段11は、
・クライアントID及びクライアントIDに関係付けられた関連クライアントIDの設定されたクライアント端末群
・クライアントIDごとのライセンスキー
・ライセンスキーごとの電子割符ソフトウエア
を記憶する。設定情報としてBDには、登録される設定ファイルは、次に3つになる。 ・割符基本設定(割数、復元オプションのタイプ)
・保存先設定(保存先場所形式、保存先のパス、ログイン情報)
・割符対象設定(割符対象フォルダのパス、割符対象のファイルタイプ)
更に、ライセンスキーに付与されたライセンスNoに対応して
・契約対価、契約期間
・メモ(任意)
がBDに保存される。すなわち、
記憶手段11に、電子割符ソフトウエア提供会社1から発行され、クライアント2を示すクライアントIDコード及び当該クライアントIDコードに組み合わされた、クライアント内の部署を示す部署コードからなるクライアントコード情報、及び割符設定環境を表す割符設定環境コード情報を含んで構成され、電子割符ソフトウエアのダウンロードを許可するライセンスキー情報、クライアントIDコードが設定されたクライアント端末4Aと、部署コードが設定され、クライアント端末4AにクライアントIDコードで連携される連携クライアント端末4Bとからなるクライアント端末群4、割符設定環境コード情報に関連付けられた、電子情報を割符に分割させ、保存させ、そして保存され、分割された割符から元の電子情報に復元させる電子割符ソフトウエア(ライセンスNoごとの電子割符ソフトウエア)が登録される。
【0043】
入力手段12は、電子割符ソフトウエア提供要求を入力する。すなわち、
入出力手段12が、クライアント端末群4を構成する連携クライアント端末4Bのいずれから、クライアントIDコード、部署コード及び割符設定環境コードを持つライセンスキーに基づいて電子割符ソフトウエアの提供要求を受ける。
【0044】
演算処理手段13は、
・ライセンスキーの確認(電子割符ソフトウエア提供会社1の電子割符ソフトウエアを提供する端末3に登録されたライセンスキーとクライアント端末群4提供されたライセンスキーの同一性の確認)とダウンロード許可確認情報の取得
・電子割符ソフトウエア提供要求のあったクライアント端末への電子割符ソフトウエアのダウンロード(アクテイベーションを含む)による提供処理
・統計されたインストール受信回数情報の一括した取得と対価請求処理
クライアント端末4Aから提供された、統計されたインストール受信回数情報に基づいて対価請求処理がなされる。インストール受信回数情報が、クライアント端末4Aで生成されるので、クライアント端末群4の個々の関連クライアント端末4Bについて対価請求処理をすることを要せず、効率的な処理となる。すなわち、
演算処理手段13が、
クライアントIDコード、部署コード及び割符設定環境コードを持つライセンスキーに基づいた電子割符ソフトウエアの提供要求があったときに、当該ライセンスキーが電子割符ソフトウエア提供会社発行の、クライアントIDコード、部署コード及び割符設定環境コードを持つライセンスキーと同一であることを確認し、確認することで、当該連携クライアント端末が、ライセンスキーの割符設定環境コード情報に関連し、管理された電子割符ソフトウエアをインストール可能な連携クライアント端末であることを確認するダウンロード許可確認情報を取得する。
ダウンロード許可確認に基づいて、当該連携クライアント端末に、当該電子割符ソフトウエアをダウンロードして提供し、当該連携クライアント端末のインストール受信情報を当該クライアントIDコードの設定されたクライアント端末に発信させて、当該連携クライアント端末での割符形成復元させる処理を可能とさせ、当該クライアント端末が統計した、クライアント端末群がインストールしたインストール受信回数をからなるインストール受信回数統計情報を取得する。
【0045】
出力手段14は、電子割符ソフトウエアの送信処理を行う。
【0046】
画面表示手段15は、画面15AAに処理前処理後の種々の情報の表示を行う。
【0047】
次に、クライアント端末群4について説明する。
上述したように、クライアント端末群4は、クライアント端末4A及び関連クライアント端末4Bからなる。すなわち、クライアント端末群4は、クライアント端末4Aのクライアント端末(1)、関連クライアント端末4Bのクライアント端末(2)〜クライアント端末(4)他からなる。
クライアント端末4Aは、記憶手段21A、演算処理手段23A、入出力手段24A及び画面表示手段25Aから形成される。画面表示手段25は、画面25AAを備える。
【0048】
記憶手段21Aは、
・契約10で特定されたライセンスキー
・関連クライアント端末4Bのクライアント端末(2)〜クライアント端末(4)他
を登録する。
【0049】
演算処理手段23Aは、
・契約10で特定されたライセンスキーの連携クライアント端末への配布
・契約10で特定されたライセンスキーに基づく電子割符ソフトウエア提供要求処理
・電子割符ソフトウエアのインストールに基づく割符データの生成と復元化処理
・クライアント端末群がインストールしたインストール受信回数の統計処理と統計されたインストール受信回数の電子情報漏洩対策支援装置5への提供
のための処理を行う。
【0050】
入出力手段24Aは、電子割符ソフトウエアの入力処理を行い、クライアント端末群4がインストールしたインストール受信回数について統計処理を行う。
【0051】
画面表示手段25Aは、画面25AAに処理前処理後の種々の情報の表示を行う。
【0052】
クライアント端末群4Bは、端末ごとに記憶手段21B、演算処理手段23B、入出力手段24B及び画面表示手段25Bから形成される。画面表示手段25Bは、画面25BBを備える。
【0053】
記憶手段21Bは、
・契約で特定されたライセンスキー
・クライアント端末4A(クライアント端末4(1))
を登録する。
【0054】
演算処理手段23Bは、
・電子割符ソフトウエア提供要求処理
アクテイベーション処理
アクテイベーションコードの要求
・割符データの生成と復元化
・インストールしたインストール受信回数情報提供
の処理を行う。
【0055】
入出力手段24Bは、特定され関連された電子割符ソフトウエアの入出力処理を行う。
【0056】
画面表示手段25Bは、画面25BBに処理前処理後の種々の情報の表示を行う。
このように、
電子割符ソフトウエア提供会社の電子割符ソフトウエアを提供する端末が、ダウンロード許可確認に基づいて、当該連携クライアント端末に、当該電子割符ソフトウエアを直接にダウンロードして提供し、当該連携クライアント端末のインストール受信情報を当該クライアントIDコードの設定されたクライアント端末から送信させる。当該連携クライアント端末での割符形成復元させる直接処理を可能とさせ、当該クライアント端末が統計した、クライアント端末群がインストールしたインストール受信回数からなるインストール受信回数統計情報を間接取得する。
連携クライアント端末が、クライアント端末を介することなくアクテイベーション処理
することが可能とされ、割符設定環境コード情報に関連付けられ、直接入手したインストールした電子割符ソフトウエアでもって、電子情報を割符に分割し、保存し、そして保存し、分割した割符から元の電子情報に復元することを可能とする。また、インストール受信は、クライアント端末に対して行う。
クライアント端末が、クライアント端末群がインストールしたインストール受信回数をからなるインストール受信回数統計情報を統計し、インストール受信回数統計情報を電子割符ソフトウエア提供会社の端末に提供し、取得させる。クライアント端末自身もアクテイベーション処理することが可能とされる。
【0057】
図6は、電子割符ソフトウエア提供要求処理及び電子割符ソフトウエア提供要求のあったクライアント端末への電子割符ソフトウエアの提供処理の状況を示す図である。
【0058】
インストールプログラムである電子割符ソフトウエアが確認される。また、アクテイベーションを行うためのライセンスキーの確認がなされる。インストールプログラム及びライセンスキーの自動インストールがクライアント端末4(クライアント端末(1))あるいは連携クライアント端末4A(クライアント端末群クライアント端末(2)〜(4)になされる。
【0059】
クライアント端末群4のいずれかの端末から電子割符ソフトウエア提供会社の端末3に向けて、個別に電子割符ソフトウエア提供要求処理31がなされる。電子割符ソフトウエア提供会社の電子割符ソフトウエアを提供する端末が、ダウンロード許可確認に基づいて、当該連携クライアント端末に、当該電子割符ソフトウエアをダウンロードする処理32がなされ、電子割符ソフトウエア提供要求のあった端末(クライアント端末(1)〜クライアント端末(4)他のいずれか。)に提供される。電子情報漏洩対策装置6が形成される。電子割符ソフトウエアの提供になるインストール受信回数処理がなされ、処理データが、クライアント端末4(クライアント端末(1))で集計され統計されることでなされる。統計された電子割符ソフトウエアのインストール受信回数に基づいて、電子割符ソフトウエア利用に対する対価請求がなされる。
次に示される電子割符ソフトウエア提供・利用システムによる電子割符ソフトウエアの提供・利用方法が構成される。
前記電子割符ソフトウエア提供会社の電子割符ソフトウエアを提供する端末が、ダウンロード許可確認に基づいて、当該連携クライアント端末に、当該電子割符ソフトウエアを直接ダウンロードして提供し、当該連携クライアント端末のインストール受信情報を当該クライアントIDコードの設定されたクライアント端末に発信させて、当該連携クライアント端末での割符形成復元させる処理を可能とさせ、当該クライアント端末が統計した、クライアント端末群がインストールしたインストール受信回数からなるインストール受信回数統計情報を取得する。連携クライアント端末がインストールしたインストール受信回数を、クライアント端末を介して間接的に取得する。
前記連携クライアント端末が、クライアント端末を介することなく直接アクテイベーション処理することが可能とされ、可能割符設定環境コード情報に関連付けられ、インストールした電子割符ソフトウエアでもって、電子情報を割符に分割し、保存し、そして保存し、分割した割符から元の電子情報に復元することを可能とし、インストール回数を前記クライアント端末に送信する。
前記クライアント端末が、クライアント端末群がインストールしたインストール受信回数をからなるインストール受信回数統計情報を統計し、インストール受信回数統計情報を電子割符ソフトウエア提供会社の電子割符ソフトウエアを提供する端末に取得させる電子割符ソフトウエアの提供・利用システムによる電子割符ソフトウエアの提供・利用方法が構成される。
【0060】
連携クライアント端末が、ライセンスキーの割符設定環境コード情報に関連し、管理された電子割符ソフトウエアをインストール可能な連携クライアント端末であることを確認するダウンロード許可確認情報を取得することについて説明する。
図7は、割符情報と復元化のための情報の組み合わせの例を示す図である。
【0061】
割符情報には、N数に分割された割符が該当する。復元化のための情報には、N,N−1,N−2の割符が該当する。
【0062】
割符情報N=2、3、4、5の場合、復元化のための割符はNとなり、N=2、3、4、5となる。
【0063】
割符情報N=3、4の場合、復元化のための割符はN−1も選択でき、N−1=2、3、となる
割符情報N=5の場合、復元化のための割符はN−2も選択でき、N−2=3となる。
【0064】
復元に必要な割数Nは全数を必要とする設定の他、N>3の場合、N−1が加わり、さらにN>5の場合、N−2が選択オプションに加わる。例えば、N=3の場合、復元に必要な割数は、全数、つまり2個とも揃っている必要があるが、Nが4の時は、全数以外に4−1=3個を使用して復元することをオプションとして選択することができる。すなわちリカバリー様式が採用される。
【0065】
割符情報Nは、5以内に限定されず、10以内であってもよい。11以上になると煩雑になるので避けるのがよい。また、N、N−1,N−2に設定することで煩雑になることを避ける。電子割符データが、電子割符ソフトウエアによって、電子情報ファイルをN数に分割させた割符情報及びN又はNよりも少ない個数で2よりも大の割符数で元の電子情報ファイルに復元させる復元化のための情報の組み合わせから作成される。
どのようなリカバリー様式を採用するかは、クライアント2によって決定され、その決定は、クライアント端末(1)によって統括される全てのクライン端末に適用される。クライアント端末の適用が、ライセンスキーの種別によって決められる。
【0066】
端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアが電子割符ソフトウエア提供会社の端末からクライアント端末に提供され、
端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアが電子割符ソフトウエア提供会社端末からクライアント端末に提供され、
電子情報ファイルを、複数の電子割符データに分割させ、分割された電子割符データを、分割された電子割符データごとに割符保存場所に保存させ、分割され保存された電子割符データから元の電子情報ファイルに復元させる電子割符ソフトウエアを、クライアント端末に提供する、電子割符ソフトウエア提供会社の端末による電子割符ソフトウエア提供会社側電子情報漏洩対策方法が、
電子割符データが、電子割符ソフトウエアによって、電子情報ファイルをN数(N=2、3、4、5)に分割させた割符情報及びN(N=2、3、4、5)又はN−1(N=3、4)又はN−2(N=5)割符数で元の電子情報ファイルに復元させる復元化のための情報の組み合わせから作成され、
記憶手段に、クライアントID、クライアントIDごとに設定された電子割符ソフトウエア提供会社発行のライセンスキーが登録され、当該ライセンスキーに特定された関連にある電子割符ソフトウエアが登録され、
当該クライアント端末からライセンスキーを指定して電子割符ソフトウエア提供要求があった時に、当該クライアント端末に特定された関連にある電子割符ソフトウエア提供会社発行のライセンスキーが確認され、当該ライセンスキーによって特定された関連にある電子割符ソフトウエアを当該クライアント端末に提供することで構成される。
【0067】
また、端末で実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な電子割符ソフトウエアが電子割符ソフトウエア提供会社の端末からクライアント端末に提供され、
電子情報ファイルを、複数の電子割符データに分割させ、分割された電子割符データを、分割された電子割符データごとに割符保存場所に保存させ、分割され保存された電子割符データから元の電子情報ファイルに復元させる電子割符ソフトウエアが、電子割符ソフトウエア提供会社の端末から提供される、クライアント端末によるクライアント側電子情報漏洩対策方法が、
電子割符データが、電子割符ソフトウエアによって、電子情報ファイルをN数(N=2、3、4、5)に分割させた割符情報及びN(N=2、3、4、5)又はN−1(N=3、4、5)又はN−2(N=5)割符数で元の電子情報ファイルに復元させる復元化のための情報の組み合わせから作成され、
電子割符ソフトウエア提供会社の端末の記憶手段に、クライアントID、クライアントIDごとに設定された電子割符ソフトウエア提供会社発行のライセンスキーが登録され、当該ライセンスキーに特定された関連にある電子割符ソフトウエアが登録されている場合に、
当該電子割符ソフトウエア提供会社の端末にライセンスキーを指定して電子割符ソフトウエア提供要求を行い、当該ライセンスキーによって特定された関連にある電子割符ソフトウエアが提供され、電子割符ソフトウエアに特定された関連にある、電子情報ファイルをN数(N=2、3、4、5)に分割させた割符情報及びN(N=2、3、4、5)又はN−1(N=3、4、5)又はN−2(N=5)割符数で元の電子情報ファイルに復元させる復元化のための情報の組み合わせから作成される。
【0068】
図8は、アクテイベーション処理を示す図であり、割符アクテイベーション(ライセンス認証に基づくダウンロードするための処理)するための画面である。画面の詳細については図8上に記載した。以下、同様である。
【0069】
ライセンスキーを〔ライセンスNo〕フイールドに入力する。また、電話番号を入力する。クライアントは、〔オンライン取得〕チェックボックスを有効にし、〔アクテイベーション〕ボタンをクリックすると、認証Noとアクテイベーションコードが生成・自動入力される。アクテイベーションコードには、ライセンスの終了日が格納されている。
【0070】
図9図13によって割符処理のための環境設定を行う。
【0071】
割符の環境設定は、クライアント端末(1)を使用して、管理者によってなされる。管理者は、ログイン情報を使って、割符の設定画面にログインする。
【0072】
図9は、割符基本設定を示す図であり、割符の基本設定を行う画面である。
【0073】
〔環境設定〕をクリックする。
【0074】
管理者が管理サーバを使用して、割数及び復元オプションを入力する時に使用される。
【0075】
割符ファイル保存先が入力される。
【0076】
インストール時に設定したユーザアカウントでログインする。
【0077】
クライアントが設定できる項目にアクセスする。
【0078】
以上のように割符対象を設定する。
【0079】
図10は、割符対象設定のための割符対象のファイルタイプ及び割符対象のフォルダパスを説明する図であり、割符のログイン情報や、割符時に設定するパスワードを登録するための画面である。
【0080】
クライアントのログイン情報やログインタイムアウトが編集できる。これは、クライアントが、割符にログインしてから、無操作の状態が連続で何分経過したらタイムアウトさせるという機能である。編集後、〔設定保存〕ボタンをクリックして、設定内容を保存する。
図11は、ユーザID,パスワードを設定する図である。
【0081】
図12は、USBリスト登録を示す図であり、割符で使用できるUSBを登録する画面である。
【0082】
USB登録では、割符で利用するUSBを登録する。
【0083】
図13は、管理サーバ設定を示す図であり、割符で管理サーバを使用するための画面である。
【0084】
管理者が管理サーバ設定する時に使用する。
【0085】
割符ファイル保存先が入力される。
以上の実施例によれば、クライアント端末群による電子情報漏洩対策方法において、
電子割符データが、電子情報をN数(N=2、3、4、5)に分割させた分割数及びN(N=2、3、4、5)又はN−1(N=3、4)又はN−2(N=5)割符数で元の電子情報ファイルに復元させる復元化のための割符情報の組み合わせから作成されること
を特徴とするクライアント端末群による電子情報漏洩対策方法が提供される。
また、この電子情報漏洩対策方法において、
電子割符データが、電子情報をN数(N=2、3、4、5)に分割させた分割数及びN(N=2、3、4、5)又はN−1(N=3、4)又はN−2(N=5)割符数で元の電子情報ファイルに復元させる復元化のための割符情報の組み合わせから作成されることを内容とした電子情報漏洩対策方法が提供される。
【符号の説明】
【0086】
1…電子割符ソフトウエア提供会社(電子割符ソフトウエア提供者)、2…クライアント、3…電子割符ソフトウエア提供会社の電子割符ソフトウエアを提供する端末、4…クライアント端末群、4A…クライアント端末(クライアント端末(1))、4B…連携クライアント端末(クライアント端末(2)〜(4)他、5…電子割符ソフトウエア提供会社の電子情報漏洩対策支援(サポート)装置、6…クライアント端末群4に構成される電子情報漏洩対策装置、8…ライセンスキー、10…電子割符ソフトウエア提供会社1とクライアント2との間で締結される契約、11…記憶手段、12…入力手段、13…演算処理手段、14…出力手段、15…画面表示手段、21A,21B…記憶手段、23A、23B…演算処理手段、24A、24B…入出力手段、25A、25B…画面表示手段、100…電子情報漏洩対策システム。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13