特許第6469441号(P6469441)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6469441
(24)【登録日】2019年1月25日
(45)【発行日】2019年2月13日
(54)【発明の名称】多層配線板
(51)【国際特許分類】
   H01L 23/12 20060101AFI20190204BHJP
   H05K 3/46 20060101ALI20190204BHJP
   H05K 1/02 20060101ALI20190204BHJP
   H05K 1/18 20060101ALI20190204BHJP
   H01L 25/04 20140101ALI20190204BHJP
   H01L 25/18 20060101ALI20190204BHJP
【FI】
   H01L23/12 F
   H05K3/46 B
   H05K3/46 Z
   H05K3/46 U
   H05K3/46 Q
   H05K1/02 E
   H05K1/02 F
   H05K1/18 S
   H01L25/04 Z
   H01L23/12 N
   H01L23/12 501B
【請求項の数】15
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-262607(P2014-262607)
(22)【出願日】2014年12月25日
(65)【公開番号】特開2016-122758(P2016-122758A)
(43)【公開日】2016年7月7日
【審査請求日】2017年12月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000158
【氏名又は名称】イビデン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100091096
【弁理士】
【氏名又は名称】平木 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100105463
【弁理士】
【氏名又は名称】関谷 三男
(74)【代理人】
【識別番号】100129861
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 滝治
(74)【代理人】
【識別番号】100169410
【弁理士】
【氏名又は名称】小町 澄輝
(72)【発明者】
【氏名】坂本 一
【審査官】 豊島 洋介
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−214579(JP,A)
【文献】 特開2014−082334(JP,A)
【文献】 特開2011−249711(JP,A)
【文献】 特開2009−239109(JP,A)
【文献】 特開2006−005235(JP,A)
【文献】 特開2000−252594(JP,A)
【文献】 実開昭63−087860(JP,U)
【文献】 特開2001−291802(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L23/12−23/15
25/00−25/07
25/10−25/11
25/16−25/18
H05K 1/00− 1/02
1/18
3/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
主絶縁層と主導体層とを交互に積層してなる主配線板と、前記主配線板に搭載されるとともに前記主導体層の配線幅よりも狭い配線幅の副導体層を有する配線構造体とを備え、隣接する第1半導体素子及び第2半導体素子を実装するための多層配線板であって、
前記多層配線板の表面には、前記配線構造体の前記副導体層とそれぞれ電気的に接続され、前記第1半導体素子を実装するための複数の第1実装パッドと、前記第2半導体素子を実装するための複数の第2実装パッドとが形成され、
前記複数の第1実装パッドと前記複数の第2実装パッドとの間には、前記表面及び該表面の下方の少なくとも一方に形成される応力緩和部材が配置されている。
【請求項2】
請求項1に記載の多層配線板において、
前記配線構造体は、前記主配線板の内部に埋設され、
前記第1実装パッド及び前記第2実装パッドは、前記主配線板に形成されている。
【請求項3】
請求項1に記載の多層配線板において、
前記配線構造体は、外部に露出するように前記主配線板に搭載され、
前記第1実装パッド及び前記第2実装パッドは、前記配線構造体に形成されている。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の多層配線板において、
前記応力緩和部材は、前記第1実装パッド及び前記第2実装パッドと同じ材料によって形成されている。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の多層配線板において、
前記多層配線板の前記表面には、その表面に形成される前記第1実装パッド及び前記第2実装パッドを外部に露出するように応力緩和樹脂層が形成されている。
【請求項6】
請求項5に記載の多層配線板において、
前記配線構造体は、副絶縁層を有し、
前記応力緩和樹脂層は、前記主絶縁層及び前記副絶縁層のいずれよりも柔らく、且つ残留応力が小さい樹脂材料によって形成されている。
【請求項7】
請求項5又は6に記載の多層配線板において、
前記第1実装パッド及び前記第2実装パッドの上表面と、前記応力緩和樹脂層の上表面とは、同一平面に位置している。
【請求項8】
請求項5に記載の多層配線板において、
前記配線構造体は、前記主配線板の内部に埋設され、
前記配線構造体の最外層には、前記複数の第1実装パッドと対応する複数の第1副導電パッドと、前記複数の第2実装パッドと対応する複数の第2副導電パッドと、前記第1副導電パッド及び前記第2副導電パッドを取り囲む応力緩和樹脂層とが更に形成されている。
【請求項9】
請求項6に記載の多層配線板において、
前記副絶縁層は、前記主絶縁層と同じ又は同等な熱膨張率を有する材料によって形成されている。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか一項に記載の多層配線板において、
前記配線構造体はグランド層を有し、
前記応力緩和部材は、前記グランド層に配置されている。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の多層配線板において、
前記配線構造体には、前記主配線板に固定するための接着層が形成されている。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか一項に記載の多層配線板において、
前記配線構造体には、放熱部材が設けられている。
【請求項13】
請求項11に記載の多層配線板において、
前記配線構造体には、放熱部材が設けられ、
前記放熱部材は、前記接着層が形成される側に設けられている。
【請求項14】
請求項12又は13に記載の多層配線板において、
前記放熱部材は、金属板、金属めっき層又はナノカーボン材料によって形成されている。
【請求項15】
請求項12〜14のいずれか一項に記載の多層配線板において、
前記放熱部材の厚さは10〜80μmである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の半導体素子を実装するための多層配線板に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、このような分野の技術として、例えば特許文献1に記載のものがある。この公報に記載された多層配線板は、主絶縁層と主導体層とを交互に積層してなる主配線板と、該主配線板の内部に埋設される配線構造体とを備えている。配線構造体は、主導体層の配線幅よりも狭い配線幅の副導体層を有する。また、主配線板の表面には、MPU(Micro-Processing Unit)(第1半導体素子)を実装するための第1実装パッドと、DRAM(Dynamic Random Access Memory)(第2半導体素子)を実装するための第2実装パッドとがそれぞれ複数形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−214578号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した多層配線板に第1及び第2半導体素子を実装する場合、多層配線板と半導体素子双方の材料の熱膨張率の違いによって、熱応力が生じる可能性があると考えられる。特に、第1実装パッド及び第2実装パッド間の多層配線板の表面は、隣接して実装された第1及び第2半導体素子による熱膨張や収縮の影響を最も大きく受けるので、熱応力が生じやすいと推察される。このため、熱応力による応力集中が発生し、該表面にクラックが生じ、該表面の近くに埋設される配線構造体の副導体層の断線を引き起こしかねないと考えられる。
【0005】
本発明は、応力集中に起因するクラックの発生を防止することができる多層配線板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する本発明の多層配線板は、主絶縁層と主導体層とを交互に積層してなる主配線板と、前記主配線板に搭載されるとともに前記主導体層の配線幅よりも狭い配線幅の副導体層を有する配線構造体とを備え、隣接する第1半導体素子及び第2半導体素子を実装するための多層配線板であって、前記多層配線板の表面には、前記配線構造体の前記副導体層とそれぞれ電気的に接続され、前記第1半導体素子を実装するための複数の第1実装パッドと、前記第2半導体素子を実装するための複数の第2実装パッドとが形成され、前記複数の第1実装パッドと前記複数の第2実装パッドとの間には、前記表面及び該表面の下方の少なくとも一方に形成される応力緩和部材が配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の実施形態によれば、応力集中に起因するクラックの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1実施形態に係る多層配線板を示す部分断面図である。
図2図1の配線構造体を示す拡大断面図である。
図3】第1実施形態に係る多層配線板の模式的平面図である。
図4】第2実施形態に係る多層配線板を示す部分断面図である。
図5図4の配線構造体を示す拡大断面図である。
図6】第3実施形態に係る多層配線板を示す部分断面図である。
図7図6の配線構造体を示す拡大断面図である。
図8】第4実施形態に係る多層配線板を示す拡大断面図である。
図9】第5実施形態に係る多層配線板を示す拡大断面図である。
図10】第6実施形態に係る多層配線板を示す拡大断面図である。
図11】第7実施形態に係る多層配線板を示す拡大断面図である。
図12】第8実施形態に係る多層配線板を示す拡大断面図である。
図13】アンダーフィル材が充填された状態を示す部分断面図である。
図14】多層配線板の模式的平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明に係る多層配線板の実施形態について説明する。図面の説明において同一の要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0010】
<第1実施形態>
図1に示すように、第1実施形態に係る多層配線板1は、主配線板20と主配線板20に搭載される配線構造体10とを備えている。主配線板20は、その中央位置に配置されたコア基板200を挟んで、コア基板200の主面F1及び主面F1の反対側の主面F2の上にそれぞれ主絶縁層と主導体層とを交互に積層してなるビルドアップ積層配線板である。主配線板20は、配線構造体10の埋設部分を除いて、コア基板200の中心軸Lを挟んで同じ工程により同様の機能を有する層を順次積層することで形成されている。従って、以下の説明においては、片側(コア基板200の主面F1側)のみを用いて説明する。
【0011】
コア基板200の上には、無電解めっき層201a及び電解めっき層201bを有する第1主導体層201が形成されている。第1主導体層201は、その上に形成された第1主絶縁層202によって覆われている。第1主絶縁層202は、例えば熱硬化性エポキシ樹脂により形成されている。なお、本実施形態において、主導体層及び後述の副導体層は、電気回路を構成する配線層であり、その位置によってパッドと配線パターン等とを含む場合もあれば、電子部品を実装するための実装パッドのみを含む場合もある。
【0012】
第1主絶縁層202の上には、更に、第2主導体層203、第2主導体層203を覆う第2主絶縁層204、第3主導体層205、第3主導体層205を覆う第3主絶縁層206、第4主導体層207、第4主導体層207を覆う第4主絶縁層208が、この順番で積層されている。第2主導体層203、第3主導体層205及び第4主導体層207は、第1主導体層201と同様に無電解めっき層及び電解めっき層によって構成されている。一方、第2主絶縁層204、第3主絶縁層206及び第4主絶縁層208は、第1主絶縁層202と同様に熱硬化性エポキシ樹脂により形成されている。
【0013】
また、第1主絶縁層202の内部には第1主ビア導体210、第2主絶縁層204の内部には第2主ビア導体211、第3主絶縁層206の内部には第3主ビア導体212が、それぞれ複数形成されている。これらの主ビア導体210,211,212は、それぞれ円錐台形状を呈し、コア基板200の主面F2から主面F1に向かう方向に拡径されている。そして、第1主導体層201及び第2主導体層203はその間に配置された第1主ビア導体210、第2主導体層203及び第3主導体層205はその間に配置された第2主ビア導体211、第3主導体層205及び第4主導体層207はその間に配置された第3主ビア導体212によってそれぞれ電気的に接続されている。なお、コア基板200の主面F1に形成された第1主導体層201は、コア基板200の内部に設けられたスルーホール導体209を介して、反対側の主面F2に形成された第1主導体層201と電気的に接続されている。
【0014】
主配線板20の内部には、配線構造体10が埋設されている。配線構造体10は、主配線板20の第3主導体層205の上に配置され、第4主導体層207及び第3主ビア導体212と並設されている。配線構造体10は、第4主導体層207とともに第4主絶縁層208によって覆われ、配線構造体10の内部に封止されている。第4主絶縁層208は、多層配線板1の最も外側に配置され、多層配線板1の最外層を構成する。そして、第4主絶縁層208の上表面208aは、特許請求の範囲に記載の「多層配線板の表面」に相当するものである。
【0015】
第4主絶縁層208の上表面208aには、隣接する第1半導体素子2及び第2半導体素子3を実装するための第1実装パッド213、第2実装パッド214、第3実装パッド215及び第4実装パッド216がそれぞれ複数形成されている。これらの複数の第1実装パッド213、第2実装パッド214、第3実装パッド215及び第4実装パッド216は、所定の間隔を開けて並設されている(図3参照)。そして、これらの第1実装パッド213、第2実装パッド214、第3実装パッド215及び第4実装パッド216の上表面は、同一平面に位置している。
【0016】
第1実装パッド213は、第1半導体素子2を実装するためのパッドであり、第4主絶縁層208の上表面208aであって埋設された配線構造体10に対応するエリアA(すなわち、配線構造体10の直上位置)に配置されている。第2実装パッド214は、第2半導体素子3を実装するためのパッドであり、第4主絶縁層208の上表面208aであって埋設された配線構造体10に対応するエリアAに配置され、第1実装パッド213と並設されている。これらの第1実装パッド213及び第2実装パッド214は、それぞれ所定の間隔を開けて上表面208a上に配列されている。そして、第1実装パッド213は、第4主絶縁層208の内部に設けられた第4主ビア導体217を介して、その下方に配置された配線構造体10と電気的に接続されている。一方、第2実装パッド214は、第4主絶縁層208の内部に設けられた第5主ビア導体218を介して、その下方に配置された配線構造体10と電気的に接続されている。
【0017】
第3実装パッド215は、第4主絶縁層208の上表面208aであってエリアAを挟んで一方側(図1では、エリアAの左側)のエリアBに配置されている。第3実装パッド215は、第1実装パッド213と同様に第1半導体素子2を実装するためのパッドであるが、その配線幅が第1実装パッド213よりも広い。言い換えれば、第1実装パッド213の配線幅は、第3実装パッド215の配線幅よりも狭い。この第3実装パッド215は、第4主絶縁層208の内部に設けられた第6主ビア導体219を介して、主配線板20の第4主導体層207と電気的に接続されている。そして、第1半導体素子2が多層配線板1に実装される場合、第3実装パッド215及び第1実装パッド213は、半田バンプ4を介してそれぞれ第1半導体素子2の電極と電気的に接続される。
【0018】
第4実装パッド216は、第4主絶縁層208の上表面208aであってエリアAを挟んで他方側(図1では、エリアAの右側)のエリアCに配置されている。第4実装パッド216は、第2実装パッド214と同様に第2半導体素子3を実装するためのパッドであるが、その配線幅が第2実装パッド214よりも広い。言い換えれば、第2実装パッド214の配線幅は、第4実装パッド216の配線幅よりも狭い。この第4実装パッド216は、第4主絶縁層208の内部に設けられた第7主ビア導体220を介して、主配線板20の第4主導体層207と電気的に接続されている。そして、第2半導体素子3が多層配線板1に実装される場合、第4実装パッド216及び第2実装パッド214は、半田バンプ4を介してそれぞれ第2半導体素子3の電極と電気的に接続される。
【0019】
図2に示すように、配線構造体10は、断面矩形を呈し、三次元的には直方体に形成されており、その底部に配置されたダイアタッチフィルム(接着層)109を介して主配線板20の第3主導体層205に固定されている。ダイアタッチフィルム109の上には、第1副絶縁層100が配置されている。第1副絶縁層100の上には、第1副導体層101、第2副絶縁層102、第2副導体層103及び第3副絶縁層104がこの順番で積層されている。
【0020】
第1副絶縁層100、第2副絶縁層102及び第3副絶縁層104は、感光性樹脂からなる絶縁層である。このように感光性樹脂層を用いることで、副絶縁層に小径のビア孔及び狭い配線幅の副導体層を容易に形成することができる。第1副導体層101及び第2副導体層103は、シード層と銅めっき層によって構成され、主配線板20の主導体層201,203,205,207の配線幅よりも狭い配線幅で形成されている。また、第2副絶縁層102の内部には第1副ビア導体107、第3副絶縁層104の内部には第2副ビア導体108が、それぞれ複数形成されている。
【0021】
第3副絶縁層104は、配線構造体10の最も外側に配置されている。第3副絶縁層104の上表面104aには、第1実装パッド213に対応する第1副導電パッド105、第2実装パッド214に対応する第2副導電パッド106がそれぞれ複数形成されている。すなわち、第1副導電パッド105は、第1実装パッド213の直下位置に配置され、第1実装パッド213と同じ配線幅で配列されている。第2副導電パッド106は、第2実装パッド214の直下位置に配置され、第2実装パッド214と同じ配線幅で配列されている。第1副導電パッド105は、第4主ビア導体217を介して第1実装パッド213と電気的に接続されており、第2副導電パッド106は、第5主ビア導体218を介して第2実装パッド214と電気的に接続されている。
【0022】
図2に示すように、第1副導電パッド105及び第2副導電パッド106は、第3副絶縁層104の内部に設けられた第2副ビア導体108を介して第2副導体層103とそれぞれ電気的に接続されている。第2副導体層103は、更に第1副ビア導体107を介して第1副導体層101と電気的に接続されている。また、図示しないが、第1副導電パッド105及び第2副導電パッド106は、配線構造体10内部に設けられた配線によって互いに電気的に接続されている。このため、第1実装パッド213に実装される第1半導体素子2、及び第2実装パッド214に実装される第2半導体素子3は、主ビア導体217,218及び配線構造体10を介して互いに電気的に接続される。
【0023】
本実施形態において、複数の第1実装パッド213と複数の第2実装パッド214との間には、第4主絶縁層208の上表面208aに形成される応力緩和部材221、及び該上表面208aの下方に形成される応力緩和部材110が配置されている。具体的には、図2に示すように、第1実装パッド213と第2実装パッド214との間に位置する第4主絶縁層208の上表面208aには、ダミー配線からなる応力緩和部材221が設けられている。この応力緩和部材221は、隣接する第1実装パッド213及び第2実装パッド214と同様に無電解めっき層及び電解めっき層によって構成されているが、その周囲に配置される第1実装パッド213、第2実装パッド214及び配線構造体10のいずれも電気的に接続されていない。すなわち、応力緩和部材221は、電気接続に寄与しない配線である。なお、応力緩和部材221の上表面は、第1実装パッド213の上表面及び第2実装パッド214の上表面と同一平面に位置している。
【0024】
また、第1実装パッド213と第2実装パッド214との間に位置する第4主絶縁層208の上表面208aの下方(すなわち、上表面208aより主配線板20の内部側)には、ダミー配線からなる応力緩和部材110が更に設けられている。この応力緩和部材110は、配線構造体10の第3副絶縁層104の上表面104aに設けられ、応力緩和部材221の略直下位置に配置されている。応力緩和部材110は、隣接する第1副導電パッド105及び第2副導電パッド106と同様にシールド層と銅めっき層によって構成されているが、その周囲に配置される第1副導電パッド105、第2副導電パッド106、第2副導体層103及び第1副導体層101のいずれも電気的に接続されていない。すなわち、応力緩和部材110は、電気接続に寄与しない配線である。なお、応力緩和部材110の上表面は、第1副導電パッド105の上表面及び第2副導電パッド106の上表面と同一平面に位置している。
【0025】
以上の構成を有する多層配線板1では、第1実装パッド213と第2実装パッド214との間に、第4主絶縁層208の上表面208aに形成される応力緩和部材221、及び該上表面208aの下方に形成される応力緩和部材110が配置されている。このように、隣接して実装された第1半導体素子2及び第2半導体素子3による熱膨張や収縮の影響を最も受けやすい場所に応力緩和部材110,221を設けることで、多層配線板1と半導体素子2,3双方の材料の熱膨張率の違いによって生じる熱応力を緩和し、熱応力による応力集中の発生を抑制することができる。従って、応力集中に起因して第1実装パッド213と第2実装パッド214との間位置する第4主絶縁層208の上表面208aでのクラックの発生を防止することができる。そして、クラックの発生を防止することにより、内部に埋設された配線構造体10の副導体層101,103の断線を確実に抑えることができ、多層配線板1の信頼性を高める効果を奏する。
【0026】
加えて、応力緩和部材110がその隣接する第1副導電パッド105、第2副導電パッド106と同様に第3副絶縁層104の上に形成され、しかも同じ材料によって構成されているため、第1副導電パッド105及び第2副導電パッド106の形成と同時に応力緩和部材110を形成することが可能になる。従って、応力緩和部材110の設置に伴う製造工数を増やすことがなく、製造コストを抑制することができる。同様に、応力緩和部材221もその隣接する第1実装パッド213、第2実装パッド214と同様に第4主絶縁層208の上に形成され、且つ同じ材料によって構成されているため、第1実装パッド213及び第2実装パッド214の形成と同時に応力緩和部材221を形成することが可能になり、製造コストを抑制することができる。
【0027】
<第2実施形態>
以下、図4及び5を参照して本発明の第2実施形態を説明する。この実施形態に係る多層配線板5と上述した第1実施形態との相違点は、配線構造体10が主配線板21の内部に埋設されずに外部に露出すること、及び応力緩和部材110だけを設けることである。
【0028】
具体的には、配線構造体10は、主配線板21の第3主絶縁層206部に設けられた凹部222内に配置され、ダイアタッチフィルム109を介して第3主導体層205に固定されている(図5参照)。本実施形態に係る配線構造体10は、主絶縁層に覆われておらず、外部に露出している。このため、配線構造体10の第3副絶縁層104は、多層配線板5の最外層を構成することになる。従って、第3副絶縁層104の上表面104aは、特許請求の範囲に記載の「多層配線板の表面」に相当する。なお、第3副絶縁層104の上表面104aは、主配線板21の第3主絶縁層206の上表面206aと同一平面に位置している。
【0029】
第3副絶縁層104の上表面104aに形成された複数の第1副導電パッド105及び複数の第2副導電パッド106は、外部に露出し、第1半導体素子2を実装するための第1実装パッド、第2半導体素子3を実装するための第2実装パッドをそれぞれ構成する。そして、第1半導体素子2と第2半導体素子3とが実装される際に、第1副導電パッド105は半田バンプ4を介して直接に第1半導体素子2の電極と電気的に接続され、第2副導電パッド106は半田バンプ4を介して直接に第2半導体素子3の電極と電気的に接続される。
【0030】
配線構造体10を挟んで第3主絶縁層206の上表面206aの一方側(図4では、左側)には、第1半導体素子2を実装するための第3実装パッド215が複数形成されている。一方、配線構造体10を挟んで第3主絶縁層206の上表面206aの他方側(図4では、右側)には、第2半導体素子3を実装するための第4実装パッド216が複数形成されている。第3実装パッド215は第3主絶縁層206の内部に設けられた第6主ビア導体219を介し、第4実装パッド216は第3主絶縁層206の内部に設けられた第7主ビア導体220を介し、第3主導体層205とそれぞれ電気的に接続されている。なお、第3実装パッド215、第4実装パッド216、第1副導電パッド105及び第2副導電パッド106の上表面は、同一平面に位置している。
【0031】
本実施形態に係る多層配線板5は、ダミー配線からなる応力緩和部材110だけを有する。この応力緩和部材110は、第1副導電パッド105と第2副導電パッド106との間に位置する第3副絶縁層104の上表面104aに設けられている。以上の構成を有する多層配線板5は、第1実施形態と同様な作用効果を得られる。
【0032】
<第3実施形態>
以下、図6及び7を参照して本発明の第3実施形態を説明する。この実施形態に係る多層配線板6と上述した第1実施形態との相違点は、配線構造体10が主配線板22の内部に埋設されずに主配線板22より外部に突出すること、及び応力緩和部材110だけを設けることである。
【0033】
具体的には、配線構造体10は、ダイアタッチフィルム109を介して主配線板22の第3主絶縁層206の上表面206aに固定されている(図7参照)。本実施形態に係る配線構造体10は、第1実施形態と異なって主絶縁層に覆われておらず、第3主絶縁層206より外部に突出し、外部に露出している。このため、配線構造体10の第3副絶縁層104は、多層配線板6の最外層を構成することになり、第3副絶縁層104の上表面104aは、特許請求の範囲に記載の「多層配線板の表面」に相当する。
【0034】
第3副絶縁層104の上表面104aに形成された複数の第1副導電パッド105及び複数の第2副導電パッド106は、外部に露出し、第1半導体素子2を実装するための第1実装パッド、第2半導体素子3を実装するための第2実装パッドをそれぞれ構成する。そして、第1半導体素子2と第2半導体素子3とが実装される際に、第1副導電パッド105は半田バンプ7を介して直接に第1半導体素子2の電極と電気的に接続され、第2副導電パッド106は半田バンプ7を介して直接に第2半導体素子3の電極と電気的に接続される。
【0035】
配線構造体10を挟んで第3主絶縁層206の上表面206aの一方側(図6では、左側)には第1半導体素子2を実装するための第3実装パッド215、他方側(図6では、右側)には第2半導体素子3を実装するための第4実装パッド216が、それぞれ複数形成されている。第3実装パッド215は第3主絶縁層206の内部に設けられた第6主ビア導体219を介し、第4実装パッド216は第3主絶縁層206の内部に設けられた第7主ビア導体220を介し、第3主導体層205とそれぞれ電気的に接続されている。なお、第3実装パッド215及び第4実装パッド216の上表面は、同一平面に位置している。
【0036】
図6に示すように、本実施形態に係る配線構造体10は主配線板22より外部に突出するため、第1副導電パッド105及び第2副導電パッド106は、第3実装パッド215及び第4実装パッド216と比べて位置が高い。従って、第1半導体素子2及び第2半導体素子3が実装され場合には、これらの半導体素子2,3が第3主絶縁層206の上表面206aと平行するように、配線構造体10側の半田バンプ7と主配線板22側の半田バンプ4との高さ(厚み)を調整する必要がある。
【0037】
本実施形態に係る多層配線板6は、第1実施形態と異なり、ダミー配線からなる応力緩和部材110だけを有する。この応力緩和部材110は、第1副導電パッド105と第2副導電パッド106との間に位置する第3副絶縁層104の上表面104aに設けられている。以上の構成を有する多層配線板6は、第1実施形態と同様な作用効果を得られる。
【0038】
<第4実施形態>
以下、図8を参照して本発明の第4実施形態を説明する。この実施形態に係る多層配線板8は、配線構造体11がグランド層116を有し、グランド層116内に応力緩和部材113が配置される点において上述の第2実施形態と異なっているが、その他の構造等は第2実施形態と同様のため、重複する説明を省略する。
【0039】
具体的には、配線構造体11は、第2副絶縁層102と第3副絶縁層104との間に配置された第4副絶縁層114を更に備える。第4副絶縁層114は、第2副絶縁層102及び第3副絶縁層104と同様に感光性樹脂からなる絶縁層である。この第4副絶縁層114には、第3副導体層115とグランド層116が設けられている。更に、グランド層116には、ダミー配線からなる応力緩和部材113が配置されている。本実施形態に係る多層配線板8は、第1実施形態と同様な作用効果を得られるほか、配線構造体11の内部に更に応力緩和部材113が配置されるので、熱応力を緩和する効果を更に高めることができる。しかも、応力緩和部材113がグランド層116に設けられるので、応力緩和部材113の設置によって副導体層への影響を与えず、応力緩和部材113の設置場所を容易に確保することができる。
【0040】
<第5実施形態>
以下、図9を参照して本発明の第5実施形態を説明する。この実施形態に係る多層配線板9は、応力緩和樹脂層111を更に備える点において上述の第1実施形態と異なっているが、その他の構造等は第1実施形態と同様のため、重複する説明を省略する。
【0041】
具体的には、配線構造体10の第3副絶縁層104の上表面104aには、応力緩和樹脂層111が形成されている。応力緩和樹脂層111は、第1副導電パッド105と第4主ビア導体217との導通、第2副導電パッド106と第5主ビア導体218との導通に影響を与えないように、第1副導電パッド105、第2副導電パッド106及び応力緩和部材110を取り囲んで形成されている。
【0042】
応力緩和樹脂層111に用いられる材料として、主配線板20の主絶縁層202,204,206,208及び配線構造体10の副絶縁層100,102,104のいずれよりも柔らかく、且つ残留応力が小さい樹脂材料であることが好適である。具体的には、応力緩和樹脂層111の材料として、例えば、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、エラストマー、ノルボルネン系樹脂、シリコーン系樹脂、ノボラック系樹脂、エポキシ系樹脂などが挙げられる。そして、ポリエステル樹脂を用いた場合、残留応力がポリブチレンテレフタレート樹脂の80%以下であるものが好適である。
【0043】
本実施形態に係る多層配線板9は、第1実施形態と同様な作用効果を得られるほか、配線構造体10の第3副絶縁層104の上表面104aに応力緩和樹脂層111が更に形成されるため、多層配線板1と半導体素子2,3双方の材料の熱膨張率の違いによって生じる熱応力を緩和する効果を一層高めることができる。従って、クラックの発生及び配線構造体10の副導体層101,103の断線を確実に防止することができる。
【0044】
<第6実施形態>
以下、図10を参照して本発明の第6実施形態を説明する。この実施形態に係る多層配線板30と上述した第5実施形態との相違点は、応力緩和樹脂層223が主配線板20の最外層に形成されることである。
【0045】
具体的には、主配線板20の最外層である第4主絶縁層208の上表面208aには、応力緩和樹脂層223が形成されている。応力緩和樹脂層223は、第4主絶縁層208の上表面208aに形成された第1実装パッド213及び第2実装パッド214の上表面を外部に露出するように、第1実装パッド213、第2実装パッド214及び応力緩和部材221を取り囲んでいる。また、応力緩和樹脂層223の上表面は、第1実装パッド213、第2実装パッド214及び応力緩和部材221の上表面と同一平面に位置している。このようにすれば、第1実装パッド213、第2実装パッド214及び応力緩和部材221の剥離を防止することができる。
【0046】
応力緩和樹脂層223は、第4主絶縁層208の上表面208a全面にわたって形成される必要はなく、少なくとも第1実装パッド213、第2実装パッド214及び応力緩和部材221の配置領域に形成されればよい。なお、応力緩和樹脂層223には、上述した応力緩和樹脂層111と同じ材料が用いられている。
【0047】
本実施形態に係る多層配線板30は、上述した第1実施形態と同様な作用効果を得られるほか、実装される半導体素子2,3による熱膨張や収縮の影響を最も受けやすい最外層である第4主絶縁層208の上表面208aに応力緩和樹脂層223を形成することで、熱応力を緩和する効果をより一層高めることができる。
【0048】
<第7実施形態>
以下、図11を参照して本発明の第7実施形態を説明する。この実施形態に係る多層配線板31は、応力緩和樹脂層111を備える点において上述の第2実施形態と異なっているが、その他の構造等は第2実施形態と同様のため、重複する説明を省略する。
【0049】
具体的には、多層配線板31の最外層である配線構造体10の第3副絶縁層104の上表面104aには、応力緩和樹脂層111が形成されている。この応力緩和樹脂層111は、第3副絶縁層104の上表面104aに形成された第1副導電パッド105及び第2副導電パッド106の上表面を外部に露出するように、第1副導電パッド105、第2副導電パッド106及び応力緩和部材110を取り囲んでいる。また、応力緩和樹脂層111の上表面は、第1副導電パッド105、第2副導電パッド106及び応力緩和部材110の上表面と同一平面に位置している。このようにすれば、第1副導電パッド105、第2副導電パッド106及び応力緩和部材110の剥離を防止することができる。
【0050】
本実施形態に係る多層配線板31は、第1実施形態と同様な作用効果を得られるほか、配線構造体10の第3副絶縁層104の上表面104aに応力緩和樹脂層111が形成されるため、配線構造体10と半導体素子2,3双方の材料の熱膨張率の違いによって生じる熱応力を緩和する効果を一層高めることができる。従って、配線構造体10でのクラックの発生及び副導体層101,103の断線を確実に防止することができる。
【0051】
<第8実施形態>
以下、図12を参照して本発明の第8実施形態を説明する。この実施形態に係る多層配線板32は、放熱部材112を備える点において上述の第1実施形態と異なっているが、その他の構造等は第1実施形態と同様のため、重複する説明を省略する。
【0052】
具体的には、配線構造体10のダイアタッチフィルム109が形成される側には、放熱部材112が設けられている。この放熱部材112は、ダイアタッチフィルム109及び第1副絶縁層100の間に配置され、例えば銅めっきにより形成された金属めっき層であり、その厚さは10〜80μmであることが好ましい。なお、放熱部材112は、上述した銅めっき層のほか、その他の金属メッキ層、金属板又はナノカーボン材料によって形成されてもよい。
【0053】
本実施形態に係る多層配線板32は、上述した第1実施形態と同様な作用効果を得られるほか、配線構造体10に放熱部材112が設けられるため、放熱部材112を介して半導体素子2,3の作動時に発生した熱を効率良く周囲に放出することができ、熱応力の発生を抑制する効果を奏する。これによって、熱応力による応力集中の発生を防止し、応力集中に起因するクラックの発生を確実に抑えることが可能になる。
【0054】
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、上述の実施形態において、配線構造体の副絶縁層は感光性樹脂、主配線板の主絶縁層は熱硬化性エポキシ樹脂によってそれぞれ形成されたが、副絶縁層と主絶縁層とは同じ又は同等な熱膨張率を有する材料によって形成されてもよい。このように同じ又は同等な熱膨張率を有する材料を用いることで、材料の熱膨張率の違いによる熱応力の発生を防止することができ、クラックの発生を確実に抑制する効果を奏する。
【0055】
また、主配線板20側の応力緩和部材221は、必ずしも第4主絶縁層208の上表面208a及び上表面208a下方の双方に設ける必要はなく、上表面208aの下方だけに設けてよい。例えば、第1実施形態に係る多層配線板1では、応力緩和部材221を設けずに、応力緩和部材110のみを設けてもよい。また、応力緩和部材は、必ずしも無電解めっき層及び電解めっき層によって構成されなくてもよく、その他のめっき層あるいは金属板によって構成されてもよい。更に、図13に示すように、多層配線板1に第1半導体素子2及び第2半導体素子3が実装された場合、第1半導体素子2、第2半導体素子3及び多層配線板1の隙間にアンダーフィル材33が充填されてもよい。このようにすれば、多層配線板1と半導体素子2,3双方の材料の熱膨張率の違いによって生じる熱応力を一層緩和することができ、クラックの発生を防止する効果を更に高めることができる。
【0056】
また、以上の実施形態では、コア基板200を有する主配線板20をベースに説明したが、これに限らず、本発明はコア基板200を有しないコアレス基板にも適用可能である。さらに、必要に応じて、多層配線板1の表面及び裏面にソルダーレジスト層を形成しても良い。また、応力緩和部材は、図3に示す一つの長方形の塊に限らず、例えば図14に示すように複数の板状の応力緩和部材223を整列してなるものとしても良い。さらに、応力緩和部材の形状は長方形に限定されずに、円形、楕円形、正方形等の形状としても良い。
【符号の説明】
【0057】
1,5,6,8,9,30,31,32 多層配線板
10,11 配線構造体
20,21,22 主配線板
33 アンダーフィル材
100 第1副絶縁層
101 第1副導体層
102 第2副絶縁層
103 第2副導体層
104 第3副絶縁層
104a 上表面
105 第1副導電パッド
106 第2副導電パッド
109 ダイアタッチフィルム
110 応力緩和部材
111 応力緩和樹脂層
112 放熱部材
113 応力緩和部材
114 第4副絶縁層
115 第3副導体層
116 グランド層
201 第1主導体層
202 第1主絶縁層
203 第2主導体層
204 第2主絶縁層
205 第3主導体層
206 第3主絶縁層
207 第4主導体層
208 第4主絶縁層
208a 上表面
213 第1実装パッド
214 第2実装パッド
215 第3実装パッド
216 第4実装パッド
221 応力緩和部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14