特許第6469881号(P6469881)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6469881フォルダーグルアにおいて折り曲げられたブランクの位置を補正する方法及び装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6469881
(24)【登録日】2019年1月25日
(45)【発行日】2019年2月13日
(54)【発明の名称】フォルダーグルアにおいて折り曲げられたブランクの位置を補正する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   B31B 50/62 20170101AFI20190204BHJP
   B31B 100/00 20170101ALN20190204BHJP
【FI】
   B31B50/62
   B31B100:00
【請求項の数】13
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2017-546010(P2017-546010)
(86)(22)【出願日】2015年11月10日
(65)【公表番号】特表2017-538609(P2017-538609A)
(43)【公表日】2017年12月28日
(86)【国際出願番号】EP2015025080
(87)【国際公開番号】WO2016082938
(87)【国際公開日】20160602
【審査請求日】2017年7月19日
(31)【優先権主張番号】14020096.5
(32)【優先日】2014年11月24日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】512159605
【氏名又は名称】ボブスト メックス ソシエテ アノニム
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100095898
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 満
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(72)【発明者】
【氏名】ブルジョワ サシャ
(72)【発明者】
【氏名】ファヴィーニ ディミトリ
【審査官】 小川 悟史
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭51−042680(JP,A)
【文献】 仏国特許出願公開第02721301(FR,A1)
【文献】 米国特許第06323502(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B31B 50/62
B31B 100/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
折り曲げられた平らな箱を、折り曲げ接着後に形成するように設計されたブランク(10)の加工方法であって、
a)右側縁部(13)と、左側縁部(14)と、前端部(11)と、後端部(12)と、右側長手方向折り目(15)と、左側長手方向折り目(16)とを有し、前記右側長手方向折り目(15)及び前記左側長手方向折り目(16)が、前記右側縁部(13)及び前記左側縁部(14)と共に、右側フラップ(17)、左側フラップ(18)及び中央フラップ(19)を含む少なくとも3つのフラップの範囲を定める、実質的に平らなブランク(10)を供給するステップと、
b)前記右側フラップ(17)の前記右側縁部(13)に隣接する領域、及び/又は前記左側フラップ(18)の前記左側縁部(14)に隣接する領域に接着剤を塗布して、該接着剤が前記右側フラップ(17)と前記左側フラップ(18)の間の重なり部分に存在するようにするステップと、
c)前記右側長手方向折り目(15)を中心に前記右側フラップ(17)を前記中央フラップ(19)の方に180°折り曲げ、前記左側長手方向折り目(16)を中心に前記左側フラップ(18)を前記中央フラップ(19)の方に180°折り曲げるステップと、
d)少なくとも前記重なり部分において上下に位置する前記折り曲げられた右側フラップ(17)及び前記折り曲げられた左側フラップ(18)を閉じるステップと、
e)前記右側縁部(13)及び前記左側縁部(14)の位置チェックを行い、この実際の位置を所定の位置と比較して位置ずれを判断するステップと、
f)前記位置ずれが許容偏差値を超える場合、前記接着剤が固まる前に、
f1)真空誘導による負圧を使用する固定手段を用いて、中央フラップの下面を介して該中央フラップ(19)を固定するサブステップであって、
前記固定手段は、真空を生成できる上向きのノズル(72)が取り付けられた少なくとも1つのブームを含み、
前記ブームは、前記ブランク(10)の移動に従って該ブランクに同伴するリニアモータ(80)上に取り付けられ、前記真空は、補正を行うべき場合に作動する、サブステップと、その後に、
f2)前記折り曲げられた右側フラップ(17)及び前記折り曲げられた左側フラップ(18)の上面を保持するサブステップと、
f3)前記左側フラップ(18)及び/又は前記右側フラップ(17)の位置を補正するサブステップと、
を適用するステップと、
g)前記接着剤が固まるまで、前記重なり部分において前記右側フラップ(17)と前記左側フラップ(18)との間を圧迫するステップと、
h)前記中央フラップ(19)、前記右側フラップ(17)及び前記左側フラップ(18)を解放するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
ステップf2)中における前記折り曲げられた右側フラップ(17)及び前記折り曲げられた左側フラップ(18)の上面の保持は、真空を有する少なくとも1つの吸引カップ(21、23、24、26)によってそれぞれ行われ、ステップf3)中における前記左側フラップ(18)及び/又は前記右側フラップ(17)の位置の補正は、真空を有する前記吸引カップ(21、23、24、26)を動かすことによって行われる、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
検出された前記位置ずれが、前記右側縁部と前記左側縁部との間の許容範囲外の距離である場合、前記右側縁部(13)と前記左側縁部(14)との間の前記距離を調整して該縁部を前記許容範囲内に収めるために、前記右側フラップ前記左側フラップ(18)について、長手方向にオフセットされた保持中に真空化される2つの吸引カップ(21、23、24、26)を用いてステップf2)を実行し、前記右側フラップ(17)及び/又は前記左側フラップ(18)の前記2つの吸引カップ(21、23、24、26)の横向きの動きを用いてステップf3)を実行する、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
検出された前記位置ずれが、前記右側縁部と前記左側縁部との間の平行不良である場合、前記右側フラップ及び/又は前記左側フラップ(18)の配向を調整して前記右側縁部(13)及び前記左側縁部(14)を互いに実質的に平行にするために、前記右側フラップ及び前記左側フラップ(18)について、保持中に真空化される単一の吸引カップ(21、23、24、26)を用いてステップf2)を実行し、前記右側フラップ及び/又は前記左側フラップ(18)の前記吸引カップ(21、23、24、26)の横向きの動きを用いてステップf3)を実行する、
請求項2に記載の方法。
【請求項5】
右側縁部と、左側縁部と、前端部と、後端部と、右側長手方向折り目(15)と、左側長手方向折り目(16)とを有し、前記右側長手方向折り目(15)及び前記左側長手方向折り目(16)が、前記右側縁部及び前記左側縁部と共に、右側フラップ(17)、左側フラップ(18)及び中央フラップ(19)を含む少なくとも3つのフラップの範囲を定める、実質的に平らなブランク(10)について、フォルダーグルア内のブランク(10)の位置を補正する装置であって、
− 前記右側フラップ(17)及び前記左側フラップ(18)を折り曲げる手段と、
− 前記右側フラップ(17)及び前記左側フラップ(18)を折り曲げた後に、前記右側縁部と前記左側縁部との間の横方向の相対的位置をチェックする手段と、
− 前記ブランク(10)の前記中央フラップの下面に真空誘導による負圧を付与することができる、前記中央フラップ(19)の固定手段であって、
真空を生成できる上向きのノズル(72)が取り付けられた少なくとも1つのブームを含み、
前記ブームは、前記ブランク(10)の移動に従って該ブランクに同伴するリニアモータ(80)上に取り付けられ、前記真空は、補正を行うべき場合に作動する、固定手段と
− 前記右側フラップ(17)の前記右側縁部(13)に隣接する領域、及び/又は前記左側フラップ(18)の前記左側縁部(14)に隣接する領域に接着剤を塗布して、該接着剤が前記右側フラップ(17)と前記左側フラップ(18)の間の重なり部分に存在するようにすることができる手段と、
− 前記左側フラップ及び/又は前記右側フラップの位置を補正する補正手段と、
− 前記重なり部分において前記右側フラップ(17)と前記左側フラップ(18)との間に加圧接触を形成するために使用される加圧手段(50)と、
を備えることを特徴とする装置。
【請求項6】
前記補正手段は、前記右側フラップを保持するように設計された少なくとも1つの吸引カップ(21、23、24、26)と、前記左側フラップを保持するように設計された少なくとも1つの吸引カップ(21、23、24、26)とを含み、前記吸引カップ(21、23、24、26)は、下向きに配向され、垂直方向及び横方向に移動可能であり、真空化することができる、
請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記補正手段は、1対の右側吸引カップ(21、23)と、1対の左側吸引カップ(24、26)とを含む、
請求項6に記載の装置。
【請求項8】
吸引カップの各対(21、23;24、26)について、第1の吸引カップが前方に位置し、第2の吸引カップが後方に位置し、前記第1の吸引カップの前記真空化は、前記第2の吸引カップの前記真空化とは無関係に制御される、
請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記右側吸引カップの対内の前記2つの吸引カップ(21、23)は、右側支持要素(31)上に取り付けられて両吸引カップが同時に移動することができ、前記左側吸引カップの対内の両吸引カップ(24、26)は、左側支持要素(32)上に取り付けられて両吸引カップが同時に移動することができる、
請求項7又は8に記載の装置。
【請求項10】
前記右側フラップ(17)と前記左側フラップ(18)の折り曲げの前に該フラップ間に挿入することができ、補正後に引き抜くことができる要素(90)をさらに含む、
請求項5から9のいずれか1項に記載の装置。
【請求項11】
前記制御手段は、光検出を含む、
請求項5から10のいずれか1項に記載の装置。
【請求項12】
前記補正手段及び前記固定手段は、前記ブランク(10)の長手方向の移動中に前記長手方向に前記ブランクと同じ速度で前進することもできる、
請求項5から11のいずれか1項に記載の装置。
【請求項13】
請求項5から12のいずれか1項に記載の補正装置が取り付けられた、
ことを特徴とするフォルダーグルア機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、梱包材製造の分野に関し、具体的には、平坦、波形又は混合とすることができる予め切断したストリップ又はシート、特に紙、プラスチック又は厚紙ブランクで形成された梱包材に関する。
【0002】
特に、本発明は、予め折り目を付けた厚紙ブランクを取り出し、最初に2つの側方フラップの外縁部を部分的に重ね合わせた状態でこれらのフラップを中心組み立て線に向かって折り曲げ、次にこれらの2つのフラップの重複域を接着して、機械によって課される折り曲げ位置にフラップを保持する機械又はモジュールに関する。このような機械は、フォルダーグルアと呼ばれる。
【背景技術】
【0003】
多くの先行技術の機械は、これらの組み合わせた折り曲げ接着動作をフォルダーグルアの長手方向軸のルートに沿って実行する。各厚紙ブランクのこれらの加工作業中、2つのフラップは、機械の可動要素のずれに起因して、及び/又はフラップの加工中にブランクの全部又は一部が機械に対してオフセットされることに起因して、及び/又はブランクの幾何学的特性が理想的な厚紙ブランクのモデルと若干異なることに起因して、折り曲げて接着した時点で望ましいフラップ位置からの位置ずれを生じてしまう。
【0004】
ブランク10は、平らな時(図1を参照)には概ね矩形の形状を有し、2つの長辺が、最初にフォルダーグルア機に進入する前端部11と、最後にフォルダーグルア機に進入する後端部12とを形成する。ブランクがフォルダーグルア機を矢印Aの方向に通り抜けている時には、この互いに平行な前端部11と後端部12は、フォルダーグルアの長手方向軸X−X’と概ね直交する。側部の2つの短辺は、互いに平行であるとともにフォルダーグルアの長手方向軸X−X’に対しても平行な右側縁部13及び左側縁部14を形成する。右側縁部13は、フォルダーグルアの長手方向軸の右側に位置する側面であり、左側縁部14は、フォルダーグルアの長手方向軸X−X’の左側に位置する側面である。右側縁部及び左側縁部13、14は、これらの縁部の2つの端部に沿って、右側縁部及び左側縁部13、14の中央部分に右側タブ13a及び左側タブ14aを形成する切り取り部を含む。
【0005】
2つの長手方向の点線は、中央フラップ19の範囲を定める右側長手方向折り目15及び左側長手方向折り目16によって形成される折り目を示す。右側折り目15と右側縁部13との間には右側フラップ17が位置し、左側長手方向折り目16と左側縁部14との間には左側フラップ18が位置する。
【0006】
図2及び図3に、2つのフラップ17及び18を互いに折り重ねて右側タブ13a及び左側タブ14aを理想的な形態で接着した後のブランク10を示す。別のブランクでは、左側タブ14aがフラップ17の右側縁部13に直接接着される。この状況では、右側長手方向折り目15の位置に折り曲げられて接着されたブランク10’の右側側面15’が得られ、左側長手方向折り目16の位置に折り曲げられて接着されたブランク10’の左側側面16’が得られる。この場合(より具体的には図2を参照)、右側縁部13及び左側縁部14は、切り取り部の位置において間隙Grefだけ互いに離れ、切り取り部の長さに沿って一定である所定値の基準間隙を形成する。この結果、図2では、前端部11の位置と後端部12の位置に同じ値Grefが見て取れる。
【0007】
とりわけ、2つの側方フラップ17及び18の2つの主な位置調整異常が確認されることがある。間隙と呼ばれる2つの側方フラップの第1の位置調整異常は、折り曲げられて接着された2つのフラップ17、18の右側縁部及び左側縁部13、14間の過度に大きな間隙に対応し、この第1の異常を図4に示しており、ここでは間隙G’がGrefよりも大きな間隙を形成している。
【0008】
尻振りと呼ばれる2つの側方フラップ17、18の第2の位置調整異常は、折り曲げられて接着された2つの側方フラップ17、18の縁部13及び14間の平行不良であり、通常は側面15’と16’の間の平行不良を伴う。この第2の異常の第1の配置を図5に示しており、この例では、縁部13及び14が前端部11の方向に収束することにより、縁部13及び14の前端部間の間隙G1が、縁部13及び14の後端部間の間隙G2よりも小さく(及び潜在的に否定的に)形成されている。この後方尻振り又は開放的尻振りの例では、後端部12から縁部13及び14間の角度α1が測定される。この第2の異常の第2の配置を図6に示しており、この例では、縁部13及び14が前端部11の方向に末広がりになって後端部12の方向に収束することにより、縁部13及び14の前端部間の間隙G1が、縁部13及び14の後端部間の間隙G2よりも大きく(及び潜在的に否定的に)定められている。この前方尻振り又は閉鎖的尻振りの例では、前端部11から縁部13及び14間の角度α2が測定される。単一の厚紙ブランク上にこれらの2つの間隙及び尻振り異常が同時に見られることもある。
【0009】
欧州特許第1932658号には、2つの連続する位置合わせモジュール内で機械の長手方向に対して調整可能に配向された位置合わせルールを使用する方法及びフォルダーグルア機において、この角度的オフセットを折り曲げられたブランクの一方の側面に適用した後に他方の側面にも適用することによって右側縁部及び左側縁部13、14間の位置合わせ不良の少なくとも一部を補正できることが記載されている。しかしながら、この解決策によって系統的に補正できる位置合わせ不良の部分は、機械の機械的な動きによって生じたものであり、各厚紙ブランクに固有の形状、或いは折り曲げ又はその他の加工に対する反応によって生じたものではない。
【0010】
先行技術の機械では、ブランクの加工後に位置センサがこれらの異常を検出し、所定の寸法公差閾値を超える異常のある梱包材を識別して排出する。さらに、先行技術の機械では、機械の可動部品の設定を修正することによって識別された異常を系統的に補正するが、具体的には機械内における誤ったブランクの位置、誤った折り曲げ、誤った切断(輪郭)又は誤った折り目付けによって生じるブランクの変形は考慮されない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】欧州特許第1932658号明細書
【特許文献2】欧州特許第0937573号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の1つの目的は、右側及び左側フラップを互いに折り重ねた時点でこれらのフラップの位置を既知の機械の制限なく補正することができる、フォルダーグルア内でのブランク加工方法及び装置を提案することである。本発明の別の目的は、ブランクの右側フラップ及び/又は左側フラップの折り曲げ位置を、各ブランクの個々の状況を考慮して補正することができる方法及び装置を提供することである。本発明の別の目的は、ブランクの右側フラップ及び/又は左側フラップの折り曲げ位置の補正を可能にし、或いはほとんどの場合に許容できるブランクを状況に応じて取得することである。従って、その後の加工のために最大数のブランクを保持し、限定数のブランクしか廃棄されないようにすることができる。この結果、廃棄すべきブランクが機械からわずかしか排出されないので、材料が節約される。本発明の別の目的は、右側フラップ及び/又は左側フラップの位置チェック中及び潜在的な位置の補正中に、中央フラップの確実な固定を保証することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明によれば、これらの目的が、具体的には、折り曲げ接着後に折り曲げられた平らな箱を形成するように意図されたブランクの加工方法であって、
a)右側縁部と、左側縁部と、前端部と、後端部と、右側長手方向折り目と、左側長手方向折り目とを有し、右側長手方向折り目及び左側長手方向折り目が、右側縁部及び左側縁部と共に、右側フラップ、左側フラップ及び中央フラップを含む少なくとも3つのフラップの範囲を定める、実質的に平らなブランクを供給するステップと、
b)右側フラップの右側縁部に隣接する領域、及び/又は左側フラップの左側縁部に隣接する領域に接着剤を塗布して、接着剤が右側フラップと左側フラップの間の重なり部分に存在するようにするステップと、
c)右側長手方向折り目を中心に右側フラップを中央フラップの方に180°折り曲げ、左側長手方向折り目を中心に左側フラップを中央フラップの方に180°折り曲げるステップと、
d)少なくとも重なり部分において上下に位置する折り曲げられた右側フラップ及び折り曲げられた左側フラップを閉じるステップと、
e)右側縁部及び左側縁部の位置チェックを行い、この実際の位置を所定の位置と比較して位置ずれを判断するステップと、
f)位置ずれが許容偏差値を超える場合、接着剤が固まる前に、
f1)中央フラップの下面の真空誘導による負圧を使用する固定手段(71)を用いて、中央フラップの下面を介して中央フラップを固定するサブステップと、その後に、
f2)折り曲げられた右側フラップ及び折り曲げられた左側フラップの上面を保持するサブステップと、
f3)左側フラップ及び/又は右側フラップの位置を補正するサブステップと、
を適用するステップと、
g)接着剤が固まるまで、重なり部分において右側フラップと左側フラップとを圧迫するステップと、
h)中央フラップ、右側フラップ及び左側フラップを解放するステップと、
を含む方法によって達成される。
【0014】
真空誘導による負圧を使用する固定手段を使用することにより、損傷を引き起こすことなく中央フラップを保持することができ、作動及び停止が容易に素早く行われる。
【0015】
ステップf2)中には、折り曲げられた右側フラップ及び折り曲げられた左側フラップの上面が、真空を有する少なくとも1つの吸引カップによってそれぞれ保持され、ステップf3)中には、真空を有する吸引カップを動かすことによって左側フラップ及び/又は右側フラップの位置が補正されることが有利である。部分的に真空化される吸引カップを使用することにより、やはり損傷を引き起こすことなく、折り曲げられた右側フラップ及び/又は折り曲げられた左側フラップを保持して、その後にその位置を補正することができる。
【0016】
この解決策には、位置補正が必要であって各個々のブランクの特定の幾何学的位置に補正が適合されることが位置チェックによって分かった場合にのみ折り曲げられたフラップの位置を補正する先行技術に勝る顕著な利点がある。
【0017】
このような方法は、フォルダーグルアの長手方向におけるブランクの位置が補正手順を通じて実質的に同じである時に使用することができる。別の実施形態によれば、この方法が、ブランクがフォルダーグルアの長手方向に移動している間に連続的に又は間欠的に実行される。
【0018】
本発明によれば、これらの目的が、具体的には、右側縁部と、左側縁部と、前端部と、後端部と、右側長手方向折り目と、左側長手方向折り目とを有し、右側長手方向折り目及び左側長手方向折り目が、右側縁部及び左側縁部と共に、右側フラップ、左側フラップ及び中央フラップを含む少なくとも3つのフラップの範囲を定める、実質的に平らなブランクについて、フォルダーグルア内のブランク位置を補正する装置であって、
− 右側フラップ及び左側フラップを折り曲げる手段と、
− 右側フラップ及び左側フラップを折り曲げた後に、右側縁部と左側縁部との間の横方向の相対的位置をチェックする手段と、
− ブランクの中央フラップの下面に真空誘導による負圧を付与することができる中央フラップ固定手段と、
− 右側フラップの右側縁部に隣接する領域、及び/又は左側フラップの左側縁部に隣接する領域に接着剤を塗布して、接着剤が右側フラップと左側フラップの間の重なり部分に存在するようにすることができる手段と、
− 左側フラップ及び/又は右側フラップの位置を補正する手段と、
− 重なり部分において右側フラップと左側フラップとの間に加圧接触を形成するために使用される加圧手段と、
を含む装置を使用することによっても達成される。
【0019】
このような装置では、右側フラップ及び左側フラップを強固に保持された中央フラップの上方で頂部から同時に折り曲げ、重なり部分において少なくとも上下に位置する折り曲げられた右側フラップ及び左側フラップを折り重ね、接着剤を塗布し、右側及び左側フラップの位置をチェックし、必要であれば、右側フラップ、左側フラップ又はこれらの両フラップの位置を同時に補正し、右側フラップ及び左側フラップが重なり部分において互いに接着剤が固まるまで保持されている間に正しい位置を保持することができると理解されたい。上述した動作の順序は固定されておらず、従って接着剤は、折り曲げの前又は後に塗布することも、位置チェックの前又は後に塗布することも、或いは補正を適用する前又は後に塗布することもできる。
【0020】
本発明は、本明細書において説明するような補正装置を取り付けたフォルダーグルア機にも関する。
【0021】
以下の説明では、本発明の例示的な実施形態を添付図によって示す。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】厚紙ブランクの投影図である。
図2】この厚紙ブランクの側方フラップを折り曲げた後に上から見た図である。
図3】この厚紙ブランクの側方フラップを折り曲げた後に前方から図2に示す方向IIIにから見た図である。
図4】異なる折り曲げ異常を有する配置を示す図2と同様の図である。
図5】異なる折り曲げ異常を有する配置を示す図2と同様の図である。
図6】異なる折り曲げ異常を有する配置を示す図2と同様の図である。
図7】本発明による、図4の折り曲げ異常の補正方法を示す図である。
図8】本発明による、図5の折り曲げ異常の補正方法を示す図である。
図9】本発明による、図6の折り曲げ異常の補正方法を示す図である。
図10A】補正装置の実施形態の第1の位置の底面図である。
図10B】補正装置の実施形態の第2の位置の底面図である。
図11A】補正装置の実施形態の、図10Aの方向XIAにおける第1の位置の部分的側面図である。
図11B】補正装置の実施形態の、図10Bの方向XIBにおける第2の位置の部分的側面図である。
図12図10の補正装置の上部を後方から示す、図11の方向における図である。
図13】本発明による補正装置の実施形態の部分的側面図である。
図14図13の補正装置の下部の一部を上から示す、図13の方向XIVにおける図である。
図15図14の方向XV−XVにおける断面図である。
図16A図13の補正装置の下部の本発明による別の部分を上から示す、第1の位置についての図13の方向XVIの上面図である。
図16B図13の補正装置の下部の本発明による別の部分を上から示す、第2の位置についての図13の方向XVIの上面図である。
図17A図13の補正装置の下部を側面から示す、第1の位置についての図16Aの方向XVIIの側面図である。
図17B図13の補正装置の下部を側面から示す、第2の位置についての図16Bの方向XVIIの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図7に、具体的にはG’−Gref>0である過度に大きな間隙を補正する方法の原理を示す。従って、この例では、右側フラップ17及び左側フラップ18を180°折り曲げた後に位置ずれが検出された場合、すなわち図4又は図7の間隙G’について右側縁部と左側縁部との間の距離又は間隙が許容範囲外である場合、以下の手順に従う。中央フラップ19を固定した後に、折り曲げられた右側フラップ17の上面と、折り曲げられた左側フラップ18の上面とを、長手方向にオフセットされた2つの吸引カップ21、23と、長手方向にオフセットされた2つの吸引カップ24、26とによってそれぞれ同時に保持する。
【0024】
この目的のために、4つの吸引カップ21、23、24及び26を、折り曲げられた右側フラップ17の上向きの面及び折り曲げられた左側フラップ18の上向きの面に接触するまで下降させる。4つの吸引カップ21、23、24及び26を真空化し、右側フラップ17及び左側フラップ18をそれぞれ2つの地点で確実に保持する。その後、右側縁部13と左側縁部14との間の横方向の位置ずれ(G’−Gref)の値、並びに右側縁部及び左側縁部13、14の位置チェックによって識別されるような、この間隙の中心を(軸X−X’上に重なり合う)ブランクの長手方向中心線上に置くあらゆる必要性に応じて、吸引カップ21、23、24及び26の一部又は全部を動かすことによって右側フラップ17又は左側フラップ18、或いはこれらの両方を動かす。
【0025】
そのためには、右側縁部13と左側縁部14との間の距離を調整してこれらの縁部を許容範囲内に収めるように、右側フラップ16の2つの吸引カップ21、23及び/又は左側フラップ18の2つの吸引カップ24、26を横向きに動かすことによって左側フラップ18及び/又は右側フラップ16の位置を補正する。
【0026】
好ましい実施形態では、前方右側吸引カップ21及び後方右側吸引カップ23を含む2つの右側吸引カップ21及び23を一緒に動かす。従って、図7では、右側縁部13を軸X−X’の方に動かすために、右側吸引カップ21、23の対を左向きに動かす。同様に、前方左側吸引カップ24及び後方左側吸引カップ26を含む2つの左側吸引カップ24及び26も一緒に動かすことが好ましい。従って、図7では、左側縁部14を軸X−X’の方に動かすために、左側吸引カップ24、26の対を左向きに動かす。
【0027】
図8及び図9には、後方尻振り又は前方尻振りを補正する方法の原理をそれぞれ示す。従って、この例では、右側フラップ17及び左側フラップ18を180°折り曲げた後に、最大許容値を超える角度値α1又はα2を伴う右側縁部13と左側縁部14との間の平行不良の形の位置ずれが検出された場合、この折り曲げは許容範囲内に収まらず、図5及び図6については以下の手順に従う。
【0028】
中央フラップ19を固定した後に、以下を同時に実行する。
− 折り曲げられた右側フラップ17の上面を単一の前方又は後方右側吸引カップ21、23(図8及び図9では前方右側吸引カップ21、この図では後方右側吸引カップ23が真空化されておらず、従って右側フラップ17の背面を保持していないので破線で示している)によって保持し、
− 折り曲げられた左側フラップ18の上面を単一の前部又は後方左側吸引カップ24、28(図8及び図9では前方左側吸引カップ24、この図では後方左側吸引カップ26が真空化されておらず、従って右側フラップ17の背面を保持していないので破線で示している)によって保持する。
【0029】
この目的のために、4つの吸引カップ21、23、24及び26を、折り曲げられた右側フラップ17の上向きの面及び折り曲げられた左側フラップ18の上向きの面に接触するまで右側又は左側の対の形で下降させる。図示の例では、各対の前方吸引カップ21及び21のみが真空化される。この結果、保持によって右側フラップ17が単一の地点において(この例では前方において)確実に保持され、左側フラップ18も単一の地点において(この例では前方において)確実に保持されるようになる。その後、右側縁部13と左側縁部14と間の横方向の位置ずれの値(この例では、前方ではG1−Gref、後方ではG2−GRefとして識別され、場合によっては右側縁部13と左側縁部14との間で測定される角度α1又はα2を考慮して)、並びに右側縁部及び左側縁部13、14の位置チェックによって識別されるような、この間隙の中心を(軸X−X’上に重なり合う)ブランクの長手方向中心線上に置くあらゆる必要性に応じて、前方吸引カップ21及び/又は24の一方又は両方を横向きに動かすことによって右側フラップ17又は左側フラップ18、或いはこれらの両方を同時に動かす。或いは、図示していない補正方法では、この角運動が、後方吸引カップ23及び/又は26の一方又は両方を横向きに動かすことによって得られる。
【0030】
従って、図8では、前方吸引カップ21及び24を、これらの吸引カップと同じフラップ上に位置する折り曲げられたブランク10の外側面に向かって横向きに動かすことによって後方尻振りが補正される。従って、図8に示すように、前方右側吸引カップ21は右側15’に向かって、すなわち右方向に移動し、前方左側吸引カップ24は左側16’に向かって、すなわち左方向に移動する。
【0031】
図9では、前方吸引カップ21及び24を、関連する吸引カップを有するフラップではない方のフラップ上に位置する折り曲げられたブランク10の外側面に向かって横向きに動かすことによって前方尻振りが補正される。従って、図9に示すように、前方右側吸引カップ21は左側16’に向かって、すなわち左方向に移動し、前方左側吸引カップ24は右側15’に向かって、すなわち右方向に移動する。
【0032】
従って、検出された位置ずれが右側縁部13と左側縁部14との間の平行不良である場合には、右側フラップ16及び左側フラップ18について対応するフラップを保持するように真空化されて横向きの移動中に真空状態を保つ単一の吸引カップを用いて左側フラップ18及び/又は右側フラップ16の角度位置が補正され、この結果、右側フラップ17及び/又は左側フラップ18の配向が変化して、右側縁部13及び左側縁部14が互いに実質的に平行になる。
【0033】
この右側フラップ17又は左側フラップ18、又は右側フラップ17及び左側フラップ18の角度位置を変化させる動作は、同時に前方吸引カップ21(24)及び後方吸引カップ23(26)の一方又は他方の部分的真空化及び横向きの動きを通じても機能し、この対象のフラップの単一地点における保持は、この吸引カップによるフラップの保持地点が(フォルダーグルアの軸X−X’に沿った)長さの中間に位置しない限り、このフラップの縁部と軸X−X’との間に形成される角度の調整を可能にする。
【0034】
この例では、図示してはいないが、折り曲げられたブランク10が許容できない間隙と許容できない平行不良とを有する場合、本発明は、両方の異常に対処して補正することができる。実際には、まず図7を参照しながら上述したように、4つの吸引カップ21、23、24及び26を右側及び左側フラップ17、18に係合させ、(左右の)各対の2つの吸引カップの横向きの動きを通じて間隙を補正する。その後、各対の2つの吸引カップの一方の吸引を停止して、図8及び図9に関連して上述したように尻振りを補正する。
【0035】
図10乃至13は、補正装置の上部を示す。この例では、補正手段は、右側フラップ17を保持するように設計された少なくとも1つの吸引カップと、左側フラップ18を保持するように設計された少なくとも1つの吸引カップとを含み、吸引カップは、下向きに配向され、垂直方向及び横方向に移動可能であり、真空化することができる。具体的には、補正手段は、1対の右側吸引カップ21、23と、1対の左側吸引カップ24、26とを含む。
【0036】
同様に、各吸引カップの対では、第1の吸引カップ21(24)が前方に位置し、第2の吸引カップ23(26)が後方に位置する。さらに、第1の吸引カップ21(24)の真空化は、第2の吸引カップ23(26)の真空化とは無関係に制御される。
【0037】
取り付け及び制御を容易にするために、右側吸引カップの対の2つの吸引カップ21、23を右側支持要素上に取り付けて、両吸引カップ21、23を同時に移動できるようにし、左側吸引カップの対の両吸引カップ24、26を左側支持要素32上に取り付けて、両吸引カップ24、26を同時に移動できるようにする。特に、上述したような補正を確実にするために、各対の2つの吸引カップの同時移動は、(前進方向Aと直交する)横方向及び垂直に行われる。
【0038】
さらに、図10及び図11に示すように、吸引カップ21、23、24、26によって補正が行われている間にブランク10の前進方向Aへの移動に追従するために、右側支持要素31(左側支持要素32)は、右側ブラケット33(左側ブラケット34)を使用して右側リニアモータ37(左側リニアモータ38)のロッド35(36)上に取り付けられる。従って、図10A及び図11Aには、新たなブランクの到着を待つアイドル位置に対応する第1の位置を示し、図10B及び図11Bには、ブランクが折り曲げられ、接着され、場合によっては補正された時の移動終了位置に対応する第2の位置を示す。
【0039】
図10及び図11には、右側パイプ41を介して右側吸引カップ21、23に部分的に真空の空気を供給し、左側パイプ42を介して左側吸引カップ24、26に部分的に真空の空気を供給する圧縮モジュール40も示す。
【0040】
好ましくは、右側フラップ17及び左側フラップ18を折り曲げた後に右側縁部13及び左側縁部14の位置をチェックするために光検出手段(図示せず)が使用される。例えば、欧州特許第0937573号に記載されているような光検出が使用される。
【0041】
これらの検出手段は、右側フラップ17及び左側フラップ18を折り曲げた後に、長手方向に沿った複数の位置において右側縁部13と左側縁部14の間の間隙を測定する。このように、計算手段を用いてこれらの各測定値を所定値Grefである基準間隙と比較して、補正の必要性を判断する。この場合、ブランクを許容偏差範囲内に収めるのに必要な補正を計算する。
【0042】
左側フラップ18のみの補正、右側フラップ17のみの補正、左側フラップ18及び右側フラップ17の同時補正、1又は複数のフラップについて対象の(右又は左の)対の両吸引カップを使用すること(間隔のみの場合)、対象の(右又は左の)対の単一の吸引カップを使用すること(尻振りのみの場合)、対象の(右又は左の)対の両吸引カップを使用した後に単一の吸引カップを使用すること(間隙及び尻振りの場合)、などの数多くの異なるケースが考えられる。
【0043】
一例として、右側支持要素31及び左側支持要素32は、リニアモータ37及び38の結果として、(フォルダーグルアの軸X−X’に沿って)長手方向に200mm移動する。この長手方向の移動により、ブランク10の前進方向Aへの前進中に補正を行いながら、前進の一部の間にブランク10に追従できるようになる。また、一例として、右側支持要素31及び左側支持要素32は、(フォルダーグルアの軸X−X’と直交する方向である)横方向にも10mm〜30mm移動する。この横方向の移動は、例えば1700mm×1100mmの最大サイズのブランクに関連するほとんどの事例で見られる異常を補正するのに十分なものである。加圧手段を用いて、重なり部分において右側フラップ17と左側フラップ18との間に加圧接触を形成する。
【0044】
図11A図11B図13図14図15図16A図16B図17A及び図17Bは、中央フラップ19の固定手段を用いた長手方向におけるブランクの前進を可能にするために使用される要素がまとめられた補正装置の下部に関連する。ブランク10の前進を可能にする要素は、吸引カップ21、23、24、26の下方に互いに平行に配置されたエンドレスベルト60であり、その3つを図16A図16B図17A及び図17Bで確認することができる。これらの固定手段は、ブランク10の中央フラップ19を保持してブランク10が持ち上がるのを防ぎ、或いは特に横方向に動くのを防ぐように意図される。ブランクが中央フラップ19によって保持されていなければ、右側フラップ17及び/又は左側フラップ18の位置を効率的かつ正確に補正することはできない。
【0045】
これらの中央フラップ19の固定手段70の1つの実施形態(図13図17を参照)は、中央フラップ19の下面の真空誘導による負圧化を中央フラップ19把持手段として使用する。従って、部分的に空気を真空化することにより、真空が維持される限り、吸引によって下方から中央フラップ19を保持することができる。具体的に言えば、固定手段70は、真空を生成できる上向きのノズル72を取り付けられた少なくとも1つのブーム71を含む。これらのノズル72は、ベルト60によって駆動されながら、ブランク10が載った支持プレート75上に出力を行う。図示の例では、外部ベルト60のいずれか一方に沿って2つのブーム71が配置される。この目的のために、ノズル72は、部分的に真空の空気を供給された時に、中央フラップ19の下面を下向きに吸引することによって吸引カップとして機能する。これを行うために、加圧モジュール73は、パイプ74を介してブーム71に部分的に真空の空気を供給する。
【0046】
ブーム71は、リニアモータ80上に取り付けられ(図13図17を参照)、フォルダーグルア機の長手方向におけるブランク10の移動に従ってブランク10に同伴する。従って、中央フラップ19をその下面を介して把持するとともに、同フラップを垂直に、またフォルダーグルアに対して横方向に固定するために、ブーム71内の真空を作動させ、この結果、各ノズル72が中央フラップ19の下面の表面に係合することにより、右側フラップ17及び/又は左側フラップ18の補正を可能にする。
【0047】
リニアモータ80は、容易かつ素早い起動のために、ブランクをフォルダーグルアの長手方向に前進させる搬送手段に沿って設置される。図示の実施形態では、図16A及び図16Bに示すように、これらの搬送手段がエンドレスベルト60である。フォルダーグルアのモジュールの幅にわたって3つのエンドレスベルト60を配置し、2つの外側ベルトの外側に沿ってブーム71を取り付けることが有利である。図示していない変形例では、各ベルト60の対間にブーム71が取り付けられる。従って、ブランク10はベルト60によって駆動され、ブーム71が真空化されると下向きに押される。
【0048】
リニアモータ80は、補正が行われるかどうかに関わらず、全ての場合にブランク10の長手方向移動に同伴する。さらに、リニアモータ80は、ブランク10が補正装置から離れた後、次のブランク10が補正装置内に到着する前に後退してその初期位置に戻る。
【0049】
補正手段(吸引カップ21、23、24、26)と、固定手段(ブーム71)は、ブランク10の長手方向の移動中に、ブランク10と同じ速度でフォルダーグルア機の長手方向(X−X’)に移動できることが有利である。実際には、右側支持要素31及び左側支持要素32の長手方向の移動を制御するモータを、吸引ノズル71を担うリニアモータ80を制御するモータと同期させる。
【0050】
接着は、右側フラップ17及び左側フラップ18の折り曲げ前に行われることが好ましい。それにも関わらず、位置チェック前及び位置チェック中(すなわちステップd)、e)中)、並びにあらゆる位置補正(ステップf)の実行中には、右側フラップ17と前方左側フラップ18との間の重なり部分に接着剤が入り込むのを防ぐことが不可欠である。この目的のために、図13に部分的に示す有利な配置によれば、右側フラップ17と左側フラップ18との間に挿入された要素90によって右側フラップと左側フラップとの接触を防ぎ、ステップg)の前に要素90を除去して、好ましくは接着剤が固まるまで重なり部分において接着剤、右側フラップ17及び左側フラップ18間を加圧接触させる。
【0051】
従って、この機械では、補正装置が、折り曲げ前に右側フラップと左側フラップとの間に挿入できて補正前に除去できる要素90を含むことが好ましい。図13に、この要素90を部分的に示しており、要素90は、装置の後端部によって頂部から取り付けられたロッドの形態を取ることができ、ブランクは要素90の真下を通ることができる。この実施形態では、ブランク10の前進中にブランクの折り曲げ及び補正が行われる。右側フラップ17及び左側フラップ18を折り曲げ、位置チェック及びいずれかの補正を行っている最中には、右側フラップ17及び左側フラップ18がロッドの上方に存在し、ロッドは中央フラップ19の上方に存在する。補正後、ロッドは、加圧ローラが下向きに支えている間に、ブランク10がさらに前進した位置で解放されてブランクから離れ、この結果、右側フラップ17、左側フラップ18及び中央フラップ19間の接触が確実になって接着剤を固まらせることができる。
【0052】
別の実施形態では、この要素90を使用せず、この場合には、中央フラップ19に対する右側フラップ18及び左側フラップ17の位置は、接着剤が固まる前に補正を行えるほど十分に素早く補正される。
【0053】
本発明は、図示し説明した実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲から逸脱することなく数多くの修正を行うことができる。フォルダーグルアは、例えばオンライン機械においてフレキソ印刷機及びロータリーダイカッターの下流に取り付けられたフォルダーグルアユニットとすることもできる。リニアモータ37、38及び80は、ジャックに置き換えることもできる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10A
図10B
図11A
図11B
図12
図13
図14
図15
図16A
図16B
図17A
図17B