【課題を解決するための手段】
【0010】
(発明の要約)
種々の実施形態では、本発明は、マイクロコイルを送達プッシャから制御可能に切り離すための機械的手段を提供する。特に、本発明の実施形態は、便宜的に、送達デバイスの近位端に固定かつ恒久的に取着され、それによって、コイルの切り離しを開始するために、ハンドルまたは他の切り離し付属品を送達プッシャに取着する手順ステップを排除する、小さいが、効果的切り離しハンドルアセンブリを提供する。そのようなデバイスは、特に、他の症例ほど多くの塞栓症例を行っていない医師にとって、使用がより容易であって、任意の付属品を要求せず、送達手技を簡略化する。
【0011】
一実施形態では、コイルと送達プッシャとの間の主要接合部は、ポリマー縫合糸によって生成される。したがって、接合部は、ある先行技術デバイスのマイクロコイル接合部より可撓性である。可撓性接合部は、動脈瘤空間内に適合するコイルの能力を改善し、また、動脈瘤穿孔または破裂の機会を低減させることによって、医療手技の安全性を改善する。
【0012】
加えて、本発明の実施形態は、マイクロコイルを送達プッシャから「瞬時」に切り離すための機械的手段を提供する。機械的手段は、送達プッシャの先端に搭載またはその中に形成される静的ブレードを通して切り離し縫合糸を引張する、後退可能コアワイヤを含む。以下にさらに説明されるように、本発明の実施形態はまた、切り離し縫合糸を送達プッシャに取着し、切り離し縫合糸を送達プッシャから裁断するためのいくつかの代替構成を特徴とする。
【0013】
一般に、一側面では、本発明の実施形態は、塞栓用コイル等のインプラントを大脳動脈瘤等の患者の血管障害に送達するためのデバイスを特徴とする。本デバイスは、送達プッシャ(近位シャフトおよび可撓性遠位シャフトを有する)と、可撓性遠位シャフトに結合される、定常ブレードとを含む。定常ブレードは、インプラントを送達プッシャに結合する縫合糸を通して切断し、それによって、血管障害に近接して留置されると、インプラントを解放するための鋭的かつ定常の切断構成要素を含む。
【0014】
本発明の本側面の種々の実施形態は、以下の特徴を含む。定常ブレードは、可撓性遠位シャフトの外側表面を封入してもよい。加えて、後退可能解放ワイヤは、送達プッシャの管腔内に位置付けられてもよい。ワイヤのループを含み得る、コイルフック構成要素が、後退可能解放ワイヤの遠位端に結合されてもよい。一実施形態では、縫合糸は、送達プッシャ管腔の一部を通して、コイルフック構成要素のワイヤループを通して、および定常ブレード内の鈍的開口部を通して、インプラントから延在する。そのような実施形態ならびに以下に説明される他の実施形態では、解放ワイヤは、後退されると、縫合糸をブレードの鋭的かつ定常の切断構成要素に向かって後退させる。
【0015】
鈍的開口部に加え、定常ブレードは、鈍的開口部を鋭的かつ定常の切断構成要素に接続するチャネルを画定してもよい。さらに、定常ブレードは、鋭的かつ定常の切断構成要素の近位の窓をさらに画定してもよい。一特定の実施形態では、インプラントを送達プッシャに結合する縫合糸は、(i)第1および第2の点において、送達プッシャの管腔内に位置付けられる後退可能解放ワイヤに結合され、(ii)定常ブレードによって画定される鈍的開口部および窓を通して延在する。本実施形態では、デバイスは、第2の縫合糸を含んでもよく、インプラントを送達プッシャに結合する縫合糸は、その第2の縫合糸を介して、インプラントに結合されてもよい。
【0016】
窓カットアウトはまた、可撓性遠位シャフトの壁内に画定されてもよく、ブレードは、窓カットアウトにわたって位置付けられてもよい。加えて、縫合糸係止管は、可撓性遠位シャフトに結合されてもよく、縫合糸の一部は、縫合糸係止管と可撓性遠位シャフトとの間に係止されてもよい。代替として、金属コイルは、可撓性遠位シャフトに結合されてもよく、縫合糸の一部は、金属コイルと可撓性遠位シャフトとの間に係止されてもよい。
【0017】
別の実施形態では、ポリマー先端は、可撓性遠位シャフトの遠位端に結合される。定常ブレードは、ポリマー先端に隣接して位置してもよい。本明細書に説明される実施形態の可撓性遠位シャフトは、可撓性内側シャフトと、可撓性外側シャフトと、可撓性遠位シャフトの望ましくない伸長を防止するための伸長防止リボンとを含んでもよい。
【0018】
一般に、別の側面では、本発明の実施形態は、塞栓用コイル等のインプラントを大脳動脈瘤等の患者の血管障害に送達するためのデバイスを特徴とする。本デバイスは、送達プッシャ(近位シャフトおよび可撓性遠位シャフトを有する)と、インプラントが血管障害に近接して留置されると、送達プッシャに結合されるインプラントの機械的解放を開始するためのユーザ操作可能構成要素を含む、切り離しハンドルとを含む。切り離しハンドルは、デバイスのユーザが切り離しハンドルを送達プッシャに結合する必要がないように、近位シャフトに固定かつ恒久的に取着されてもよい。
【0019】
種々の実施形態では、歪み緩和部は、切り離しハンドルに結合され、また、近位シャフトの一部を封入する。加えて、インプラントの機械的解放を開始するためのユーザ操作可能構成要素は、ハンドルスライダを含んでもよい。
【0020】
一般に、さらに別の側面では、本発明の実施形態は、塞栓用コイル等のインプラントを大脳動脈瘤等の患者の血管障害に送達するための方法を特徴とする。本方法によると、インプラント(縫合糸を介して送達プッシャに結合される)は、血管障害に近接して前進される。その点に関して使用され得る、送達プッシャは、定常ブレードを含み、それ自体が、鋭的かつ定常の切断構成要素を含む。縫合糸は、次いで、縫合糸を通して切断する、鋭的かつ定常の切断構成要素と衝突される。インプラントは、それによって、血管障害に近接して解放される。
【0021】
再び、定常ブレードは、送達プッシャの外側表面を封入してもよい。加えて、縫合糸は、縫合糸に結合される解放ワイヤを後退させることによって、鋭的かつ定常の切断構成要素に衝突させられてもよい。
【0022】
一般に、さらに別の側面では、本発明の実施形態は、塞栓用コイル等のインプラントを大脳動脈瘤等の患者の血管障害に送達するための方法を特徴とする。本方法によると、インプラント(送達プッシャに結合される)は、血管障害に近接して前進される。その点に関して使用され得る、送達プッシャは、ユーザが切り離しハンドルを送達プッシャに結合する必要がないように、切り離しハンドルに固定かつ恒久的に取着される。切り離しハンドルは、送達プッシャからのインプラントの機械的解放を開始するために作動される、ハンドルスライダ等のユーザ操作可能構成要素を含む。
【0023】
ある他の実施形態では、本発明は、ポリマー伸縮抵抗性部材を埋込型デバイス(例えば、塞栓用マイクロコイル)に接続する接合部の強度を伸縮抵抗性部材自体の引張強度と等しいまたはそれを上回って増加させるシステムと、それを製造および使用する方法とに関する。一実施形態では、本目的は、任意の付加的材料または接着剤が採用されることなく遂行され、それによって、製造プロセスを簡略化する。伸縮抵抗性部材は、例えば、マイクロコイルに恒久的に取着され、最終的に、マイクロコイルとともに、患者の身体内に埋め込まれてもよい。したがって、そのような埋込型アセンブリの行政上の承認は、簡略化されることができる。
【0024】
本発明の一実施形態では、ポリマー伸縮抵抗性部材は、2つの構成要素を含む。一方の構成要素は、マイクロコイルの取着強度を最大限にし、他の構成要素は、マイクロコイルの伸縮抵抗および送達プッシャへの取着を提供する。
【0025】
一般に、一側面では、本発明の実施形態は、埋込型アセンブリを特徴とする。埋込型アセンブリは、埋込型デバイスと、伸縮抵抗性部材とを含む。埋込型デバイス(例えば、コイル)は、近位端と、遠位端とを含み、近位端から遠位端まで延在する、通路を画定する一方、伸縮抵抗性部材は、通路に沿って延在し、接合部において遠位端に結合される。伸縮抵抗性部材は、第1および第2の構成要素を含む。第1の構成要素と異なり、そこに結合される、第2の構成要素は、接合部に結合され、第1の構成要素の引張強度を上回る結合強度を伴う、複数の素線を含む。
【0026】
種々の実施形態では、伸縮抵抗性部材は、遠位端のみにおいて、埋込型デバイスに結合される。伸縮抵抗性部材はまた、送達プッシャに結合されてもよい。伸縮抵抗性部材は、ポリプロピレン等のポリマー材料を含んでもよい。一実施形態では、伸縮抵抗性部材の第1の構成要素は、その遠位端に結び目を含む。第2の構成要素は、第1の構成要素の結び目の近位の点において、第1の構成要素の周囲に結着されてもよい。
【0027】
第2の構成要素の複数の素線(例えば、4つの素線端)は、第1の構成要素の結び目の近位の点から埋込型デバイスの遠位端に向かって延在してもよい。複数の素線はまた、遠位端に成形され、ボール先端等の非外傷性先端であり得る、接合部を形成してもよい。
【0028】
一般に、別の側面では、本発明の実施形態は、埋込型アセンブリを製造する方法を特徴とする。本方法は、伸縮抵抗性部材の第1の構成要素を伸縮抵抗性部材の第2の構成要素に結合するステップと、コイル等の埋込型デバイスによって画定される通路を通して伸縮抵抗性部材を延在させるステップとを含む。第1および第2の構成要素は、相互に異なってもよく、第2の構成要素は、複数の素線を含んでもよく、埋込型デバイスは、近位端および遠位端を含んでもよい。本方法はさらに、接合部において、第1の構成要素の引張強度を上回る結合強度を用いて、第2の構成要素の複数の素線を埋込型デバイスの遠位端に結合するステップを含む。
【0029】
本発明の本側面の種々の実施形態では、伸縮抵抗性部材は、ポリプロピレン等のポリマー材料を含む。第1の構成要素を第2の構成要素に結合するステップは、第1の構成要素の遠位端において結び目を形成し、次いで、第1の構成要素の結び目の近位の点において、第1の構成要素の周囲に第2の構成要素を結着することによって遂行されてもよい。第2の構成要素の複数の素線(例えば、4つの素線端)は、第1の構成要素の結び目の近位の点から埋込型デバイスの遠位端に向かって延在されてもよい。
【0030】
第2の構成要素の複数の素線を埋込型デバイスの遠位端に結合するステップは、複数の素線の遠位端を溶融し、溶融された遠位端を埋込型デバイスの遠位端に成形し、接合部を形成することによって遂行されてもよい。接合部は、先端ボール等の非外傷性先端を含んでもよい。
【0031】
前述の方法はまた、伸縮抵抗性部材を送達プッシャに結合するステップを含んでもよい。
【0032】
これらおよび他の目的は、本明細書に開示される本発明の実施形態の利点および特徴とともに、以下の説明、付随の図面、および請求項の参照を通して、より明白となるであろう。さらに、本明細書に説明される種々の実施形態の特徴は、相互に排他的ではなく、種々の組み合わせおよび順列において存在し得ることを理解されたい。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
インプラントを患者の血管障害に送達するためのデバイスであって、前記デバイスは、
近位シャフトおよび可撓性遠位シャフトを備える送達プッシャと、
前記可撓性遠位シャフトに結合されている定常ブレードと
を備え、
前記定常ブレードは、鋭的かつ定常の切断構成要素を備え、前記鋭的かつ定常の切断構成要素は、インプラントを前記送達プッシャに結合する縫合糸を通して切断し、それによって、前記インプラントが血管障害に近接して留置されると、前記インプラントを解放する、デバイス。
(項目2)
前記定常ブレードは、前記可撓性遠位シャフトの外側表面を封入する、項目1に記載のデバイス。
(項目3)
前記送達プッシャの管腔内に位置付けられている後退可能解放ワイヤをさらに備える、項目1に記載のデバイス。
(項目4)
前記後退可能解放ワイヤの遠位端に結合されているコイルフック構成要素をさらに備え、前記コイルフック構成要素は、ワイヤのループを備える、項目3に記載のデバイス。
(項目5)
前記縫合糸は、前記送達プッシャ管腔の一部を通して、前記コイルフック構成要素のワイヤループを通して、および前記定常ブレード内の鈍的開口部を通して、前記インプラントから延在する、項目4に記載のデバイス。
(項目6)
前記解放ワイヤは、後退されると、前記縫合糸を前記鋭的かつ定常の切断構成要素に向かって後退させられる、項目3に記載のデバイス。
(項目7)
前記定常ブレードは、鈍的開口部と、前記鈍的開口部を前記鋭的かつ定常の切断構成要素に接続するチャネルとを画定する、項目1に記載のデバイス。
(項目8)
前記定常ブレードはさらに、前記鋭的かつ定常の切断構成要素の近位に窓を画定する、項目7に記載のデバイス。
(項目9)
前記インプラントを前記送達プッシャに結合する前記縫合糸は、(i)第1および第2の点において、前記送達プッシャの管腔内に位置付けられている後退可能解放ワイヤに結合され、(ii)前記定常ブレードによって画定されている前記鈍的開口部および前記窓を通して延在する、項目8に記載のデバイス。
(項目10)
第2の縫合糸をさらに備え、前記インプラントを前記送達プッシャに結合する前記縫合糸は、前記第2の縫合糸を介して、前記インプラントに結合されている、項目9に記載のデバイス。
(項目11)
窓カットアウトは、前記可撓性遠位シャフトの壁内に画定され、前記ブレードは、前記窓カットアウトにわたって位置付けられている、項目1に記載のデバイス。
(項目12)
前記可撓性遠位シャフトに結合されている縫合糸係止管をさらに備え、前記縫合糸の一部は、前記縫合糸係止管と前記可撓性遠位シャフトとの間に係止されている、項目1に記載のデバイス。
(項目13)
前記可撓性遠位シャフトに結合されている金属コイルをさらに備え、前記縫合糸の一部は、前記金属コイルと前記可撓性遠位シャフトとの間に係止されている、項目1に記載のデバイス。
(項目14)
前記可撓性遠位シャフトの遠位端に結合されているポリマー先端をさらに備え、前記定常ブレードは、前記ポリマー先端に隣接して位置する、項目1に記載のデバイス。
(項目15)
前記可撓性遠位シャフトは、可撓性内側シャフトと、可撓性外側シャフトと、前記可撓性遠位シャフトの望ましくない伸長を防止するための伸長防止リボンとを備える、項目1に記載のデバイス。
(項目16)
前記インプラントは、塞栓用コイルを備える、項目1に記載のデバイス。
(項目17)
前記血管障害は、大脳動脈瘤を含む、項目1に記載のデバイス。
(項目18)
インプラントを患者の血管障害に送達するためのデバイスであって、前記デバイスは、
近位シャフトおよび可撓性遠位シャフトを備える送達プッシャと、
ユーザ操作可能構成要素を備える切り離しハンドルと
を備え、
前記ユーザ操作可能構成要素は、前記インプラントが血管障害に近接して留置されると、前記送達プッシャに結合されているインプラントの機械的解放を開始し、前記切り離しハンドルは、前記デバイスのユーザが前記切り離しハンドルを前記送達プッシャに結合する必要がないように、前記近位シャフトに固定して取着されている、デバイス。
(項目19)
前記切り離しハンドルに結合されている歪み緩和部をさらに備え、前記歪み緩和部は、前記近位シャフトの一部を封入する、項目18に記載のデバイス。
(項目20)
前記インプラントの機械的解放を開始するための前記ユーザ操作可能構成要素は、ハンドルスライダを備える、項目18に記載のデバイス。
(項目21)
前記インプラントは、塞栓用コイルを備える、項目18に記載のデバイス。
(項目22)
前記血管障害は、大脳動脈瘤を含む、項目18に記載のデバイス。
(項目23)
インプラントを患者の血管障害に送達するための方法であって、前記方法は、
血管障害に近接して縫合糸を介して送達プッシャに結合されているインプラントを前進させることであって、前記送達プッシャは、そこに結合されている定常ブレードを備え、前記定常ブレードは、鋭的かつ定常の切断構成要素を備える、ことと、
前記縫合糸を前記鋭的かつ定常の切断構成要素に衝突させることによって前記縫合糸を通して切断し、それによって、前記血管障害に近接して前記インプラントを解放することと
を含む、方法。
(項目24)
前記定常ブレードは、前記送達プッシャの外側表面を封入する、項目23に記載の方法。
(項目25)
前記縫合糸は、前記縫合糸に結合されている解放ワイヤを後退させることによって、前記鋭的かつ定常の切断構成要素に衝突させられる、項目23に記載の方法。
(項目26)
前記インプラントは、塞栓用コイルを備える、項目23に記載の方法。
(項目27)
前記血管障害は、大脳動脈瘤を含む、項目23に記載の方法。
(項目28)
インプラントを患者の血管障害に送達するための方法であって、前記方法は、
血管障害に近接して送達プッシャに結合されているインプラントを前進させることであって、前記送達プッシャは、ユーザが前記切り離しハンドルを前記送達プッシャに結合する必要がないように、切り離しハンドルに固定して取着され、前記切り離しハンドルは、ユーザ操作可能構成要素を備える、ことと、
前記ユーザ操作可能構成要素を作動させ、前記送達プッシャからの前記インプラントの機械的解放を開始することと
を含む、方法。
(項目29)
前記ユーザ操作可能構成要素は、ハンドルスライダを備える、項目28に記載の方法。(項目30)
前記インプラントは、塞栓用コイルを備える、項目28に記載の方法。
(項目31)
前記血管障害は、大脳動脈瘤を含む、項目28に記載の方法。
(項目32)
埋込型アセンブリであって、前記埋込型アセンブリは、
近位端および遠位端を備え、前記近位端から前記遠位端まで延在する通路を画定する、埋込型デバイスと、
前記通路に沿って延在し、接合部において前記遠位端に結合されている伸縮抵抗性部材と
を備え、
前記伸縮抵抗性部材は、第1の構成要素と、前記第1の構成要素と異なり、前記第1の構成要素に結合されている第2の構成要素とを備え、前記第2の構成要素は、前記接合部に結合され、前記第1の構成要素の引張強度を上回る結合強度を伴う、複数の素線を備える、埋込型アセンブリ。
(項目33)
前記埋込型デバイスは、コイルを備える、項目32に記載の埋込型アセンブリ。
(項目34)
前記伸縮抵抗性部材は、前記遠位端のみにおいて、前記埋込型デバイスに結合されている、項目32に記載の埋込型アセンブリ。
(項目35)
前記伸縮抵抗性部材はさらに、送達プッシャに結合されている、項目32に記載の埋込型アセンブリ。
(項目36)
前記伸縮抵抗性部材は、ポリマー材料を含む、項目32に記載の埋込型アセンブリ。
(項目37)
前記ポリマー材料は、ポリプロピレンを含む、項目36に記載の埋込型アセンブリ。
(項目38)
前記伸縮抵抗性部材の第1の構成要素は、その遠位端に結び目を備える、項目32に記載の埋込型アセンブリ。
(項目39)
前記第2の構成要素は、前記第1の構成要素の結び目の近位の点において、前記第1の構成要素の周囲に結着されている、項目38に記載の埋込型アセンブリ。
(項目40)
前記第2の構成要素の複数の素線は、前記第1の構成要素の結び目の近位の点から前記埋込型デバイスの遠位端に向かって延在する、項目39に記載の埋込型アセンブリ。
(項目41)
前記第2の構成要素は、前記第1の構成要素の結び目の近位の点から前記埋込型デバイスの遠位端に向かって延在する、4つの素線端を備える、項目40に記載の埋込型アセンブリ。
(項目42)
前記第2の構成要素の複数の素線は、前記遠位端に成形され、前記接合部を形成する、項目32に記載の埋込型アセンブリ。
(項目43)
前記接合部は、非外傷性先端を備える、項目32に記載の埋込型アセンブリ。
(項目44)
前記接合部は、先端ボールを備える、項目32に記載の埋込型アセンブリ。
(項目45)
埋込型アセンブリを製造する方法であって、前記方法は、
伸縮抵抗性部材の第1の構成要素を前記伸縮抵抗性部材の第2の構成要素に結合するステップであって、前記第1および第2の構成要素は、相互に異なり、前記第2の構成要素は、複数の素線を備える、ステップと、
前記伸縮抵抗性部材を埋込型デバイスによって画定される通路を通して延在させるステップであって、前記埋込型デバイスは、近位端および遠位端を備える、ステップと、
接合部において、前記第1の構成要素の引張強度を上回る結合強度を伴い、前記第2の構成要素の複数の素線を前記遠位端に結合するステップと
を含む、方法。
(項目46)
前記埋込型デバイスは、コイルを備える、項目45に記載の方法。
(項目47)
前記伸縮抵抗性部材は、ポリマー材料を含む、項目45に記載の方法。
(項目48)
前記ポリマー材料は、ポリプロピレンを含む、項目47に記載の方法。
(項目49)
前記第1の構成要素を前記第2の構成要素に結合することは、前記第1の構成要素の遠位端に結び目を形成することを含む、項目45に記載の方法。
(項目50)
前記第1の構成要素を前記第2の構成要素に結合することはさらに、前記第1の構成要素の結び目の近位の点において、前記第1の構成要素の周囲に前記第2の構成要素を結着することを含む、項目49に記載の方法。
(項目51)
前記第1の構成要素の結び目の近位の点から前記埋込型デバイスの遠位端に向かって前記第2の構成要素の複数の素線を延在させることをさらに含む、項目50に記載の方法。(項目52)
前記第2の構成要素は、前記第1の構成要素の結び目の近位の点から前記埋込型デバイスの遠位端に向かって延在される、4つの素線端を備える、項目51に記載の方法。
(項目53)
前記第2の構成要素の複数の素線を結合することは、前記複数の素線の遠位端を溶融することを含む、項目45に記載の方法。
(項目54)
前記第2の構成要素の複数の素線を結合することはさらに、前記複数の素線の溶融された遠位端を前記埋込型デバイスの遠位端に成形し、前記接合部を形成することを含む、項目53に記載の方法。
(項目55)
前記接合部は、非外傷性先端を備える、項目45に記載の方法。
(項目56)
前記接合部は、先端ボールを備える、項目45に記載の方法。
(項目57)
前記伸縮抵抗性部材を送達プッシャに結合することをさらに含む、項目45に記載の方法。
【0033】
図面中、同様の参照文字は、概して、異なる図全体を通して、同一部分を指す。また、図面は、必ずしも、正確な縮尺ではなく、代わりに、概して、本発明の原理の例証に応じて、強調が置かれる。以下の説明では、本発明の種々の実施形態が、以下の図面を参照して説明される。