(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【図面の簡単な説明】
【0011】
開示されるシステムと方法は、下記の図面を参照して理解され得る。図面中の構成要素は、必ずしも縮尺に従っていない。
【0012】
【
図1】本発明の一実施形態による位置制限具を含む低張力直接駆動式コンベアベルトシステムの先端部を示す。
【
図3】
図3Aから3Cは、装着バーへの
図1の位置制限具の装着工程を説明する。
【
図4】本発明の一実施形態による位置制限機構を含む低張力直接駆動式コンベアベルトシステムの端部分解図である。
【
図5】前記位置制限機構の装着中の
図4に示されるシステムの組立図である。
【
図6】装着工程での後続ステップにおける
図5のシステムを示す。
【
図7】(A)完全に組み立てられた状態の
図5のシステムを示す。(B)
図7Aの組み立てられたシステムの内側の図である。
【
図8】本発明に係る別の実施形態による位置制限機構を含む低張力直接駆動式コンベアベルトシステムの別の図である。
【
図9】(A)本発明に係る別の実施形態による装着ローラーを含む位置制限具の等角図である。(B)
図9Aに示される位置制限具の別の図である。
【
図11】
図9Aに示される位置制限具を含む低張力直接駆動式コンベアベルトシステムの端部の等角図である。
【
図12】本発明に係る別の実施形態による、装着されたスクレーパーを有する位置制限具を含む低張力直接駆動式コンベアベルトシステムの端部の等角図である。
【
図13】代替のスクレーパー構造を有する位置制限具を含む低張力直接駆動式コンベアベルトシステムの端部の等角図である。
【
図14】代替のスクレーパー構造を有する位置制限具を含む低張力直接駆動式コンベアベルトシステムの端部の等角図である。
【
図15】代替のスクレーパー構造を有する位置制限具を含む低張力直接駆動式コンベアベルトシステムの端部の等角図である。
【
図16】代替のスクレーパー構造を有する位置制限具を含む低張力直接駆動式コンベアベルトシステムの端部の等角図である。
【
図17】装着されたスクレーパーを有する位置制限機構を含むコンベアベルトシステムを示す。
【
図18】コンベアベルトに矢羽部を収容するよう設計された位置制限機構を含む低張力直接駆動式コンベアベルトシステムの端面図。
【
図21】シャフトに装着された
図20に示される位置制限具を示す。
【
図22】駆動シャフトに装着されたスプロケット機構を示す。
【
図23】本発明に係る別の実施形態による、境界面を形成するローラーを含む位置制限具の等角図である。
【
図27】本発明の別の実施形態による、コンベアベルトの縁を適切に収めるための位置制限具の側面図である。
【
図33】装着具を使用したコンベアフレームに装着されるエッジ位置制限具(edge position limiter)の等角図である。
【
図35】装着基部を使用したフレームに装着される別のエッジ位置制限具を示す。
【
図36】(A)本発明に係る別の実施形態による、位置制限具の側面図である。(B)
図36Aに示される位置制限具の等角図である。(C)シャフトに装着された
図36Aに示される位置制限具の側面図である。(D)
図36Cに示される位置制限具とシャフトの等角図である。
【
図37】
図37AからDは、本発明に係る別の実施形態による、シャフトに装着されたスクレーパー装着部の別の形態を示す。
【
図38】
図38AからDは、
図37AからDのスクレーパー装着部と共に適切に使用するためのスクレーパー基部を示す。
【
図39】
図39A及び
図39Bは、装着された複数のスクレーパー装着部を含むシャフトと、スクレーパー装着部によって支持されるスクレーパーブレードを示す。
【
図42】
図42AからCは、本実施形態に係る別の実施形態による、シャフトに装着される、複数の位置制限具とスクレーパーブレード機構を含むコンベアの端部を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
コンベアは、正転駆動コンベアベルトと、駆動スプロケットと、前記ベルト及び駆動スプロケットの適切な係合を保証するためのスナップ式位置制限具とを用いる。前記位置制限具は、道具の使用なしに、若しくは最小限の道具の使用でシャフトに設置され、留められ、又は取り外され得る。位置制限具の実施形態は、例えば、コンベアのシャフトにおける経路と係合する突き出し部(protrusion)のような、ツールバーと呼ばれるアンカーを有するスナップ式クランプを用いる。スナップ式クランプの本体は、前記シャフトの本体に一致する。任意には、軸方向の摘みが、シャフトにおいてノッチ又は他の台座と係合する。スナップ式クランプの緩和された本体は、前記シャフトと異なってもよいが、シャフトや錠に所定の位置で適合するよう伸ばされる又は圧縮されてもよい。スナップ式クランプは、操作中、シャフトに対して軸方向及び径方向に部品を係止する間、シャフトへの装着部品と区別しないで使用されてもよい。本発明は、下記の関連するいくつかの具体例として説明されるが、その具体例に限定されるものではない。
【0014】
図1は、本発明に係る一実施形態による、位置制限具50を含む低張力直接駆動式コンベアベルトシステムの部分を示す。実例となるコンベアベルトシステムは、例えば、ロサンゼルスのharahan有限責任会社であるIntraloxから得られるTHERMODRIVE(登録商標)ベルティングのような、低張力直接駆動式コンベアベルトを含む。実例となるコンベアベルト10は、対応する駆動スプロケット20の凹所22と係合する(駆動バー(drive bar)として知られる)駆動歯12として示される駆動(伝達)要素を含む。スプロケット下のシャフト40に装着される位置制限具50は、ベルトがスプロケット20に係合することを保証する。位置制限具50は、ベルト10が通過する経路を造るために、スプロケット20に相対して配置される。実例の形態において、位置制限具50は、コンベアシステムの組み立てや分解を促進するために、シャフトに係り留まる(パチンと留まる)。シャフトは、下記に説明されるように、シャフトに係り留まった時点で、位置制限具の軸方向及び径方向運動を制限する係合手段を含む。実例の形態において、位置制限具50は、プラスチックであり、シャフト40は、ステンレス鋼であるが、他の材料が使われてもよい。
【0015】
実例の形態において、スプロケットのピッチは、コンベアベルトのピッチより少なく、コンベアベルトの一つの歯のみが、スプロケットによって一度に能動的に駆動される。ベルトは、上位置13でスプロケットと係合し、スプロケット20の周囲を包み始める。スプロケット20は、起動位置(activation position)で能動的に駆動歯12に係合し、切り離し位置で駆動歯を切り離す。実例の形態において、位置制限具50は、境界面の前方が、(上位置を0°としたときの)上位置13から約160°から約220°の間である前方位置でコンベアベルトと当接する。好ましくは、切り離し位置15でベルトから離れる前に、位置制限具の境界面は、少なくとも一つのフルピッチ(例えば、10歯スプロケット(ten toothed−sprocket)に対して36°より大きい)で伸びる。一実施形態において、切り離し位置15は、上位置13から約250°の位置であるが、これに限られるものではない。好ましくは、位置制限具は、製品流(product stream)の外で装着され、製品の蓄積を防ぐように成形される。位置制限具のない場合、予張力下のベルトは、約165°の位置でスプロケットから離れる傾向にある。実例の位置制限具50は、より大きいベルトがスプロケットの周囲を包むことを許可し、それにより、運搬された食品の流れ(food stream)から更に離れて位置制限具を動作する。
【0016】
好ましくは、スプロケットは、先導駆動歯がスプロケットから離れ、尾行歯が先導駆動歯になる時に、即座に尾行歯に受け渡す継続期間を別にすれば、一度にスプロケットの一つの歯のみを効果的に駆動する。位置制限具50は、この受け渡しの制御を支援する。
【0017】
図2を参照すると、本発明に係る一実施形態の位置制限具50は、本体52を含む。本体の頂部は、ベルト及び対応するスプロケットの間の適切な係合を保証するために、コンベアベルト10と係合するよう設計される境界面54を形成する。実例の境界面54は、一つのスプロケットピッチより大きな長さを覆うが、本発明は、これに限定されない。スナップ式クランプ60として説明される係着要素は、本体の反対端でシャフトに位置制限具を装着する。
【0018】
境界面54は、コンベアベルトとの接触領域を備え、後端の凸部56と接続する前端の凹部55を含む。凹部55と凸部56とは、接線方向に接続されていてもよい。実例の凹部は、凸部56の弧より浅い弧を有する。図示されるように、凹部55は、関連するスプロケットの輪郭と適合する。凹部は、少なくとも及び好ましくは、スプロケットの一ピッチ(10歯スプロケットに対して、少なくとも36°)より大きくなるよう対応する弧の間中、曲がることが望ましい。境界面の先縁57は、尖らせるか又は別なふうに成形されてもよい。凸部56の形状やサイズは、関連するコンベアベルトの特性に従って選択される。凸部56は、ベルトの後屈を操り、つまり、凸部56の形状やサイズは、ベルトの後屈率と関連して後屈を適切に操れるよう選択され、駆動ベルト歯の係脱を制御し、歯が制限具に近づくにつれて、歯が駆動凹所に後退する(back into)ことを徐々に強いる。凸部と凹部の間の遷移箇所は、スプロケット20からコンベアベルトの切り離し位置15に対応する。
【0019】
実例の本体52は、境界面54をスナップ式クランク60に接続し、質量を減らすよう成形されてもよい。
【0020】
実例のスナップ式クランプ60は、二つの脚部64及び65を形成する半円状の把持要素を実質的に備える。クランプ60は、径方向外表面61と、径方向内表面62、側表面63によって輪郭が示される。第一脚部64は、平端表面69で終了し、一方で、第二脚部65は、鉤型傾斜部66で終了する。鉤型傾斜部は、鉤状毛を形成するよう交差する、曲傾斜外表面67と内傾斜表面68によって輪郭が示される。内傾斜表面は、径方向内表面62から径方向内側に伸びる。摘み70は、クランプの径方向内表面62と傾斜部66との間に伸びる。下記に説明するように、摘み70は、対応するシャフト40の凹所に適合する。
【0021】
径方向内表面62は、位置制限具が、シャフトに装着されたとき、洗浄室(cleam out chamber)又は清掃能力を高める凹所を含んでもよい。
【0022】
傾斜部66は、内傾斜表面68が実質的に水平なとき、第一脚部の端69より低い位置であってもよい。低表面69と内傾斜表面68は、非平行であってもよい。
【0023】
スナップ式クランプ60の剛性や張力は、使用される材料、脚部の厚さ、把持要素の巻き度合い、及び変化可能な他の要因に従って変化させてもよい。
【0024】
スナップ式クランプ60は、位置制限具の本体と一体となることが好ましいが、本発明は、それに限定されない。
【0025】
図3A及び3Bは、本発明に係る一実施形態によるコンベアシステムにおいて、例えば位置制限具50のような、シャフト40上のスナップ式クランプを含む位置制限具の係留過程(process of snapping)を示す。位置制限具をシャフトに取り付ける実例の方法は、コンベア部品とコンベア要素の双方を一体にするスナップ式係止配置を用いて、いずれのコンベア部品を、別のコンベア要素に取り付けるよう使用してもよい。コンベア部品は、部品が静止した状態より大きな力を授け、コンベア要素の中央に渡って、部品を引き伸ばすことによって、フレームに取り付けられる。位置制限具とシャフトの配置を一致することで、位置制限具をシャフトに取り付けるよう係合する。一実施形態において、スナップ式クランプの最小内径は、一致するコンベア要素の外径より小さい。代案として、位置制限具や他のコンベア部品は、係合を許容するために押し付けてもよい。
【0026】
図3A及び3Bにおいて、実例のシャフト40は、円形外表面43の端間に広がる平坦底表面42を有する。平坦底表面42は、第一端から第二端まで伸びる少なくとも一つの、実質的に直線状の経路44を含む。
図3Aに示されるように、軸方向の調節摘み70がシャフト40の調節ノッチ41と並び、脚部64及び65がシャフト40をまたぐよう、位置制限具は、最初シャフトの近くに設置される。次に、
図3Bに示されるように、操作者は、第一脚部64がシャフト40に接触するまで、第一脚部64を外表面43の周囲に回転させながら、鉤として機能する傾斜部66を、鉤穴として機能する、シャフト40の平坦表面の辺42上の凹所44に差し込む。次に、
図3Cに示されるように、使用者は、シャフトに対する位置制限具の軸方向への運動を防ぐため、摘み70をノッチ41に差し込みながら、所定位置に位置制限具50を係り留めるため、第一脚部64をシャフト中央に渡って引き伸ばすことによるつかみ力を起動する。スナップ式クランプの前記脚部は、シャフト上への位置制限具50の装着を許容するよう僅かに曲がり(flex)、それから、シャフト上で位置制限具50を係止するため中央を渡って回転させられた後、所定位置に跳ね返る。係り留められた際、位置制限具50の軸方向内表面62は、シャフト44の円形外表面43に当接する。
【0027】
別の実施形態において、実例のスナップ式クランプが、材料特性の降伏限界内のままでいると同時に連続変形状態下にあるように、連続したつかみ力は、脚部64,65の内径をシャフト40の外径より小さくすることで維持される。
【0028】
他の実施形態において、クランプ60がシャフト40上に完全に着座した際、シャフト40において、小突き出し部がノッチと一致するよう、小突き出し部が、脚部64の径方向内表面62に加えられる。
【0029】
位置制限具の所定位置での係止設計は、係着具や他の道具なしにシャフト上での組立を可能にする。実例のスナップ式クランプは、装着される部品が、シャフト40周囲の回転や、シャフト40に沿ったスライドをしないよう保証する。
【0030】
図4から7Bは、コンベアフレーム上であって、装着された複数の位置制限具50を有するシャフト40を装着する過程を説明する。コンベアフレームは、シャフト又は一つ以上のスプロケット20を含む軸21を装着し、コンベアベルト10に対向して所定位置に一つ以上の位置制限具を保持するシャフト40を受けるためのコンベア端プレート81,82を含む。各コンベア端プレートは、スプロケット20を含むシャフトを装着するための凹所83を含む。図示されるように、スプロケットから伸びる軸21は、凹所83に差し込まれる。図示されるように、シャフト40は、コンベアベルト10に相対して位置制限具50を配置するためのコンベアフレームに装着されるプレート91,92を装着する2本のシャフトの間に装着される。一連の位置制限具50は、シャフト40の長さに沿って装着される。
【0031】
プレートに装着される実例のシャフトは、丸みを帯びた三角形の外形を有する。シャフト40は、プレート91,92の二つの穴91a,92a間に装着される。シャフトの端部に向かい合って、プレートを装着するシャフトは、実例の形態において平坦側面を有する装着摘み93を含む。平坦側面装着摘み95は、プレート91,92の別の位置から伸びる。
【0032】
ツール96は、シャフトと位置制限具を配置し正しい向きに置くよう、摘み93,95を三角形状装着プレート91,92に係合するために提供される。各ツール96は、柄97と、ハンドル98と、経路を形成する補正カム部99とを含む。
【0033】
装着摘み94は、三角形状装着プレート91,92の第三穴91b,92bから伸びる。実例の装着摘みは、断面で円形であるが、本発明はこれに限定されない。
図5に示されるように、コンベア端プレートの凹所84は、コンベアベルトに関する第一配置において位置制限具を設置するため、装着摘み94を回転可能に受ける。
【0034】
装着摘み94が凹所84に差し込まれた後、
図5に示されるように、ツール柄97は、カム部99の溝がコンベア端プレートのツール通し穴89に隣接して配置されるよう、ポケット88に挿入される。次に、前記シャフト機構は、装着摘み94の周りを回転し、その結果、摘み95が通し穴89に合致する。初めに、ツール96は、カムの経路が通し穴からスペースを置かれるよう、配置される。使用者は、ハンドル98を移動し、柄97を軸にしてツール96を回転し、これにより、補正カム部99が、摘み95と係合するよう回転し、
図6に示されるように、シャフト機構をコンベアベルト10に相対する位置に係止する。次に、使用者又は自動手段は、前記ツールを離し、
図7A及び7Bに示される係合配置にシャフト機構を回転する。係合配置において、位置制限具50は、スプロケット20及びベルト10の係合を適切に保証するために選択された位置で、コンベアベルトと隣接して配置される。この位置において、摘み93は、通し穴89と合致する。それから、ツール96は、摘み93とシャフト機構を係合配置で留めるため、係合する位置に向けて回転される。必要に応じて、シャフト機構は、容易に係脱配置に移動され、コンベアフレームから取り除かれてもよい。
【0035】
図8は、本発明に係る別の実施形態による、電動プーリー上、又は少なくとも一つのスプロケット20を含むシャフト上のコンベアベルト10に対する位置制限具50を用いたコンベア2の別の形態を示す。本実施形態では、装着された位置制限具を持ち、スプロケット装着プレート81’,82’に関する係合又は係脱配置において二つのシャフト装着プレート91’,92’間を伸びるシャフト40を備えるシャフト機構を固定するために、ツール196が使用される。実例のツール196は、ミシガン州オーバーンヒルズのDE−STA−COから入手可能な、クランプを取り扱うDE−STA−CO材料(DE−STA−CO material)である。ツール196は、シャフト機構の位置を支援するため、サイドプレート81’,82’,91’及び/又は92’の通し穴に選択的にピンを差し込む。
【0036】
ベルトに相対する位置制限具の配列(array)の配置に関する他の適切な手段が、使用されてもよい。例えば、シャフト40へ接続し所定位置に係止できる手段が、シャフト上の位置制限具の配列を操作するために使用されてもよい。
【0037】
図8はまた、スプロケット20から切り離された後のコンベアベルト10の案内を支援するために、シャフトと接続するベルトガイド部210を示す。
【0038】
図9A及び9Bは、本発明に係る別の実施形態による、ローラーを含む位置制限具150を説明する。位置制限具150は、二つのローラー156及び155によって形成される境界面を含む。二つのローラー155,156は、排出位置の駆動する歯と歯の近くで、およそスプロケットピッチ一つ分離れて配置される。ローラーは、軸157,158を用いる二つのサイドプレート152,153の間に装着される。ローラー式位置制限具は、耳障りな(abrasive)環境にとって非常に適する。
【0039】
位置制限具150は、前記サイドプレートによって形成されるスナップ式クランプ160を含む。当該スナップ式クランプは、位置制限具50のスナップ式クランプと形の上で似ている。
【0040】
位置制限具の本体は、ローラーの側面に位置し、スナップ式クランプを形成する二つのサイドプレート152,153によって形成される。一実施形態において、サイドプレート152,153はプラスチックであってもよく、ローラーは、UHMW(超高分子量ポリエチレン)であってもよく、軸は、ステンレス鋼であってもよい。図示されるように、スナップ式クランプ160は、前記プレートにおいて実質的に半円形状の凹所を備える。スナップ式クランプ160は、鉤型傾斜部166と摘み170を含む。
【0041】
別の実例の形態において、二つの位置制限具は、それらの間の一つ以上のローラーを支持するために使用される。この実施形態において、図示されていないが、ローラー又はローラー軸は、位置制限具本体の鞍状部(saddles)に取り付けられてもよい。
【0042】
図10に示されるように、軸157,158は、拡大中央部と、軸がサイドプレートに向かって伸びる位置にある、より小さい直径端を含む。
【0043】
サイトプレート152,153は、限定されるものではないが、スナップ式嵌合連結手段、接着手段、溶接手段、又は留め具を用いる手段などの、いずれの適切な手段を使ってローラーを装着し、位置制限具150を組み立てるために連結される。組み立てられる際、プレートは、ローラー155,156を装着するためにポケットを形成する。位置制限具150は、二つの境界ローラー(limiting rollers)155,156を用いて、正転駆動式ベルトと駆動スプロケットとの間で歯の受け渡しを制御する。
【0044】
図11は、スプロケット20の周りに巻かれたコンベアベルト10と相対する位置制限具150を設置するシャフト40に装着される際の位置制限具150を示す。位置制限具150は、位置制限具150と同様にシャフト44に乗る。実例の形態において、後方ローラー155は、前方ローラー156より大きい。サイドプレート152,153の上縁は、ローラーが装着される場所での二つの円形端の間に僅かな凹曲面を有する。好ましくは境界位置(limiting position)114を過ぎてから少なくともスプロケットピッチ一つ分の距離にある切り離し位置115でスプロケット20から離れた後、より大きい後方ローラー155がベルト10の後屈を操る一方で、制限を果たすため、トップから約160°と約220°の間、好ましくは約165°から約215°の間の境界位置114で、より小さい前方ローラー156がコンベアベルトと接触又は当接するように、ローラーとプレート上縁の形状は、選択される。
【0045】
図11に示されるように、スナップ式クランプ160を用いたシャフト40へのローラー式位置制限具の装着は、当該部品の互いを所定位置に係止してもよい。
【0046】
好ましくは、ローラーは、軸上で自由に回転する。
【0047】
ローラーは、完全なローラーを形成するよう連結する半ローラー(roller halves)を備えてもよい。
【0048】
それに加えて、追加の境界面を提供するため、第三ローラーが、前方と後方ローラー155,156の間に装着されていてもよい。いずれの適切な数のローラーが、位置制限具の境界面を形成する。
【0049】
図12に示される、本発明に係る別の実施形態による位置制限具250は、コンベアベルトスクレーパー230又はスクレーパー基部を受けるための装着アーム220を含んでもよい。スクレーパーは、位置制限具250より前の瓦礫を取り除くよう、装着アーム220から広がり、コンベアベルトと接触する。実例のスクレーパーは、材料の復元効果(spring effect)のため、僅かに曲がり、不変な断面を有するが、スクレーパーは、いずれの適切な形状を有してもよい。
【0050】
別の実施形態において、図示されていないが、ベルトスクレーパー又はスクレーパー基部を受けるための装着アームは、制限具本体を除く一方で、一体型スナップ式クランプを含む。
【0051】
図13から16は、位置制限具250に装着されるスクレーパー231,232,233及び234の様々な形態を示す。例えば、
図13のスクレーパー231は、位置制限具250の装着アーム220に差し込まれた基部239に装着された、平坦前方表面を持つ断面形状に成形された実質上涙形状部(substantially tear−drop)を有する。前方表面と後方表面は、ベルトを擦るため、先端に向かって細くなる。
図14のスクレーパー232は、平坦前方と、成形された背表面(rear surface)と、コンベアベルト10に対面する曲状剥離表面を含む。
図15のスクレーパー234は、成形された外表面と、より大きな接触域をコンベアベルトに提供し、コンベアベルトに対面する下区域と上区域を有する内表面とを含む。スクレーパー234は、位置制限スクレーパーアーム220に差し込まれる湾曲基部(bent base)239’に接続される。
図16に示されるように、別の実施形態において、スクレーパー235は、平坦外表面と、さらに大きな接触域をコンベアベルト10に提供する、成形された内表面を有してもよい。
【0052】
図17は、前の実施形態と同様のコンベアフレーム280に装着される複数のスクレーパー式位置制限具を持つ装着シャフト40を示す。前記シャフト機構は、コンベアベルト10に対する剥離位置(scraping position)にスクレーパー231を設置するために装着される。
【0053】
別の実施形態において、スクレーパーは、位置制限具から独立し、別々にシャフトに装着される。スクレーパーホルダーは、スナップ式クランプ又は他の適切な手段を用いて、位置制限具と反対方向にシャフトに装着されていてもよい。
【0054】
図18に示されるように、本発明の別の実施形態によれば、一連の位置制限具のための前記装着プレートと装着バーは、矢羽部を持つコンベアベルトを収容するよう構成されてもよい。例えば、装着プレート391,392は、中央側位置制限具50が装着される装着突起(nub)345に接続される中央接続具347を含む低下シャフト344を含む。突起346は、外側位置制限具50
0を装着するため、サイドプレート391,392から伸びる。その構造によって、シャフト344とベルト310の間の空間が矢羽部311を収容することを許容する。
【0055】
図19は、スナップ式位置制限具450の別の実施形態を示す。位置制限具450は、位置制限具450を受けるよう構成されたシャフトに留まる。位置制限具は、直接駆動式コンベアベルトが通過する経路を作るよう、スプロケットのような駆動(伝達)要素(drive element)に対して位置する。
図19のスナップ式位置制限具450は、尾行歯がスプロケットに係合するにつれて、先導駆動歯の中間尾行歯への受け渡しを最適にするよう構成された形状を有する。更に、スナップ式位置制限具45は、洗浄を容易に行うため、クランプ内表面462に凹所469を含む。
【0056】
図19の実施形態において、境界面454の凸部456の半径R
1は、ベルトが離れる位置であるその位置での、関連するベルトの自然に予想される曲率の円弧より小さくなるよう設計される。ベルトが過度に後屈しないことを保証するため、ベルトが離れたときに、境界面がベルトと一致するよう、境界面454の遷移箇所457での半径R
2は、選択される。凹部455が、受け渡し中にスプロケットと十分に係合しようとする尾行歯を即座に捕獲するよう、凹部の半径R
3は選択される。十分に係合された歯が係脱するとき、受け渡し中にスプロケットから先導ベルト歯の係脱を制御するよう機能する接線方向伸長部(tangential extension)459を、凹部455は含む。接線方向伸長部459は、直線状、又は大きな半径の凸又は凹形状、さらに様々な半径を有する形状であってもよい。先端457は、半径R
4を有する湾曲を形成してもよい。歯がスプロケットの凹所との同時発生(synchronicity)を失う場所などに、歯が位置制限具450に近づくにつれ、徐々に駆動歯をスプロケットの凹所に後退させるよう、先端457での湾曲が構成される。
【0057】
図20及び21は、シャフト540へ位置制限具を固定するためのボタン錠(button lock)を含む位置制限具550を示す。位置制限具550は、前の実施形態と同様、スナップ式クランプを含み、成形されたシャフト540の角を受けるための縁(lip)を形成する成形された第一脚部564を、また含む。第一脚部564は、成形されたシャフト540のノッチで受けられるための調節部又は係留摘み571を含む。
【0058】
図22は、正転駆動コンベアベルトシステムにおいて、位置制限具の使用に適したスプロケット機構700を示す。スプロケット機構700は、駆動シャフト710に装着される複数の噛み合い式スプロケット(snap−together sprockets)を含む。各スプロケットは、アポストロフィーの一部のように成形され、周囲に駆動歯722を持つ、一対のスプロケット要素を含む。二つのスプロケット要素は、共に連結し、完全スプロケット702を形成するよう駆動シャフト710に装着する。駆動シャフトは、スプロケット要素の突き出し部を受けるためのキー溝を形成する三つの経路744を含む。
【0059】
図23から26は、本発明に係る別の実施形態による、ローラーによって形成された境界面を含む位置制限具850の別の実施形態を示す。位置制限具850は、ローラー855,856,857を装着する本体を形成する二つのサイドプレート852,853(二つのサイドプレートの間にローラー855,856,857が装着される)を含む。ローラーは、境界面を形成する。位置制限具850は、上記したように、位置制限具を装着するためのサイドプレート852,853の下部にスナップ式クランプ860をまた含む。図示されるように、スナップ式クランプ860は、鉤型傾斜部866と摘み868を有する輪状袖部を備えるが、本発明はそれに限定されるものではない。実例のスナップ式クランプ860は、洗浄を容易に行うために、クランプ内表面862に切り欠き又は凹所869を含む。
【0060】
境界ローラーは、後方境界ローラー855と、二つのより小さい境界ローラー856,857を含む。ローラー装着部870は、位置制限具本体にローラーを装着する。実例のローラー装着部870は、ローラーを装着するための脊柱部に対して垂直に伸びる三つの軸875,876,877を備える。各軸は、第一サイドプレート853の通し穴と、対応するローラーと、第二サイドプレート852に配列された通し穴872,873を通って伸びる。
【0061】
一実施形態において、より大きいローラーが何かの事情で間違った位置に差し込まれないよう、前記軸は、例えば、中央軸877が、軸875又は876の端の一つとより近づくような、同じでない分離距離によって隔てられる。
【0062】
係留装置は、前記機構を固定するため、ローラー装着部870を位置制限具本体に係留する。一実施形態において、係留装置は、中間軸876にノッチ882を選択的に係合するための摘み881を有する第二サイドプレート852に接続される可撓性アーム880を備える。可撓性アーム880は、中間軸876を離すよう引き戻されることが可能で、可能性アーム880によって、ローラー装着部870がローラー本体との係合を逃れることができる。軸を位置制限具本体に係留するためのいずれの適切な手段が、使用される。
【0063】
図27から35は、本発明の別の実施形態による、コンベアベルトの縁に沿って装着され得る、コンベアベルトのための位置制限具の実施形態を示す。実例の位置制限具950は、コンベアフレーム901の縁内側に装着される。
【0064】
位置制限具950は、コンベアベルトを案内するための上側境界面954を含む。上側境界面は、凸状曲部956と、少凹部955とを含む。境界面954は、いずれの適切な大きさと形状を有してもよく、示される実施形態に限定されるものではない。
【0065】
位置制限具950は、本体952と、位置制限具950をフレーム901に装着するための装着手段を含む。前記装着手段は、フレームに接続するピン902を受けるための第一通し穴962を備える。第一通し穴は、境界面の凹部955の下に配置される。凸部956の下に、位置制限具950は、フレームに接続する別のピン903のための台座963を含む。実例の台座963は、ピン903の頂部を受けるための半輪状袖部である。係留摘み970は、台座963内にピン903を固定する。係留摘み970は、通し穴962を取り囲む基部から伸びる可撓性アーム部と、所定位置に位置制限具を保持するピン903に溝904を係合するための突き出し部974と、を備える。係留摘み970は、ピン903との係合から外へ、突き出し部を引っ張るよう持ち上げられてもよく、位置制限具が、ピン902,903から外れることを許容してもよい。
【0066】
図示されるように、位置制限具の本体は、洗浄を容易に行うための、成形された底表面953を含む。
【0067】
実例のピン902,903は、先細胴部区域を含むが、本発明はこれに限定されない。
【0068】
図33及び34に示されるように、ピン902,903は、装着手段908を用い、通し穴907を通して、取り外し可能にフレーム901に装着されてもよい。別の実施形態において、
図35に示されるように、位置制限具950に装着されて使用されるピン902,903は、フレーム901に接続される基部910に装着されてもよい。
【0069】
図36Aから36Dは、コンベアを用いるのに適切な位置制限具1050の別の実施形態を示す。位置制限具1050は、スナップ式クランプ1060と、境界面1054を形成する境界部とを含む。境界面は、丸みを帯びた鼻状端1057と、少凹部1055と、直線部(straight portion)と、クランプ部外表面に遷移する丸みを帯びた端部1058とを含む。スナップ式クランプにおいて、傾斜部1066は、対応するシャフト1040上の経路1044と係合し、摘み1070は、シャフト1040上に位置制限具1050を固定するため、シャフトの軸方向ノッチ(図示しない。)と係合する。実例の位置制限具1050は、洗浄を容易に行うため、クランプの内表面上に切り欠き1069を含む。
【0070】
本発明に係る一実施形態において、スクレーパー装着部は、一つ以上の位置制限具が装着されるシャフトにスクレーパーを装着するため、位置制限具に結合して使用されてもよい。例えば、
図37A及び37Bは、一体型スナップ式クランプ(integral snap clamp)を用いてシャフト1140に装着されたスクレーパー装着部1180を示す。スクレーパー装着部1180は、スクレーパー装着部1180の本体から伸びる前方根部1181を含む。前記根部1181は、
図37C及び37Dに示されるように、スクレーパー1190の部分を受けるための凹所又は経路1182を含む。スクレーパー1190は、経路1182に差し込まれるよう構成された装着バー1192と、バネ型基部1193と、ブレード置き場(blade receptacle)1195に装着されるスクレーパーブレード1194を含む。スクレーパー装着部1180は、下記するように、容易に、シャフト1140に係り留まり、適切な位置でブレード置き場に差し込まれるブレードを保持する。
【0071】
図38Aから38Dは、スクレーパー1180を介してシャフトに接続可能なスクレーパー基部1293の別の実施形態を示す。スクレーパー基部1293は、複式ブレード置き場1295を用いて、延長されたスクレーパーブレードを装着することができる。スクレーパー基部は、シャフトにスクレーパー基部を装着するためのスクレーパー装着凹所に差し込まれ得る装着バー1292を含む。ブレード置き場は、広前方指状部1296と狭指状部1297を備える。広前方指状部1296は、スクレーパーブレードの垂直位置を決める。スクレーパーの厚さが、前記した広及び狭指状部の間に形成される経路より大きいため、狭指状部1297は、スクレーパーをつまむ。スクレーパーブレードが差し込まれた際、狭指状部が、僅かに反れる。この位置において、スクレーパーは、摩擦を通じて所定位置に堅く保持される。
【0072】
図39A及び39Bは、
図38A及び38Bのスクレーパー基部1293を用いて、シャフト1140に装着されるスクレーパー機構を示す。図示されるように、スクレーパー装着部1180は、一体型スナップ式クランプを用いて、シャフトに装着される。下記するように、シャフト1140は、経路と、スナップ式クランプに対応する軸方向ノッチとを有する。次に、スクレーパー基部1293の装着バー1292は、スクレーパー装着部の置き場1182に差し込まれる。スクレーパーブレード1194は、スクレーパー基部のブレード置き場1295に差し込まれる。
【0073】
別の実施形態において、
図40A及び40Bに示されるように、スクレーパー機構のスクレーパー基部1293’は、一度置き場1295に装着された後に、スクレーパーブレード1294の位置決めを手助けする重み付けシャフト(weighted shaft)1250を含む。ベルトに対してスクレーパー傾斜部1294の定圧を維持するため、スクレーパー基部1292が基部内で回転するよう、重み付けシャフト1250は、つり合いとしての機能を果たす。
【0074】
図41A及び41Bに示されるように、スクレーパー装着部1280は、接続具1253を介して装着バー1252の端部に接続される重み付けディスク(weighted discs)1251を有してもよい。重み付けディスク1251は、ベルトに対してスクレーパー傾斜部1294を付勢するためのつり合いとしての機能を果たす。
【0075】
図42Aは、本発明に係る実施形態による、位置制限機構とスクレーパー機構を含むコンベアフレームの端部分解図である。コンベアフレームは、コンベアベルト1304の駆動用又は別の案内用の、スプロケット1305のような、逆進要素(reversing element)を装着するための端プレート1301,1302を含む。
図42Bは、所定位置にスプロケットとコンベアを有さない状態で組み立てられた際の、
図42Aの端部等角図である。位置制限機構1300は、下記されるように、一体型スナップ式クランプを使用した、シャフト1340に装着される複数の位置制限具1350を含む。一体型スナップ式クランプを用いて装着される一連のスクレーパー装着部1380もまた、シャフト1340に装着される。実例のシャフト1340は、三つのスクレーパー装着部(各端に一つずつ、中間に一つ)を有する。スクレーパーブレード機構1370は、スクレーパー装着部1380に装着される。スクレーパーブレード機構1370は、装着バー1392と、ブレード置き場1393と、置き場1393に差し込まれるスクレーパーブレード1394と、装着バー1392の端に接続される曲状プレート型装着ブラケットと、プレート型装着ブラケットから外側に伸びるハンドル1374とを含む。組み立てられる際、シャフト1340は、コンベアベルト1304に隣接する位置に、位置制限具1350とスクレーパーブレード1394を保持する。
【0076】
前記機構1300は、さらに、端プレート1301,1302の通し穴1307で受けられる軸受筒1303を含む。外側において、各軸受筒1303は、ハンドル1410から突き出し部1411を受ける。内側において、各軸受筒1303は、シャフト1340の端部を受ける。ハンドル1410上の曲状経路1412と係合し、ハンドル1410の回転を制限するピン1308を、軸受筒1303は、また含む。ハンドル1410の回転は、シャフト1340を回転させる。
【0077】
軸受筒1303を通って嵌合され、シャフト1340の細長溝1341によって受けられる偏心ピンを、ハンドル1410は含んでいてもよい。ハンドル1410が、回転され、係止されると、ハンドルが、軸受筒上の別外ピン1308を反らして留めると同時に、前記ピンは、(フレーム又は軸受筒のいずれかにある)安定止め具(firm stop)に対してシャフトを係止する。そのような位置で、シャフト1340は、後方への動作を防止される。
【0078】
図43Aから43Cは、第一配置において、ハンドル1410を持つ
図42AからCのフレームの端部を示す。
図43Bは、
図43AのA−A線を通した断面図である。ハンドル1410によって、位置制限機構1300とスクレーパーブレード機構1370は、第一配置に配置され、位置制限具1350の境界面とスクレーパーブレード1394とを動作モードでのコンベアベルト1304に隣接するよう設置する。スクレーパーブレードが取り付けられる場合、つり合い重り(counterweight)が、ベルトに対してスクレーパーブレードを強いる。
【0079】
図44Aから44Cは、第二配置において、ハンドル1410を持つフレームの端部を示す。この配置で、ハンドル1410は、第一配置から180°回転させられる。ハンドル1410が、補正ピン1342と共にシャフト1340に取り付けられることから、ハンドル1410の回転が、シャフト1340と、取り付けられた部品1350,1380を僅かに前方へ押し、ベルト1340から離す。位置制限具は、いまだ動作位置にある。スクレーパーが設置される場合、必要であるならば、いくらかの洗浄が動作中に行われるよう、スクレーパー機構のつり合い重りは、スクレーパーとベルト間の大きい間隙と、位置制限具とベルト間の小さい間隙を提供するよう載せられてもよい。
【0080】
係止されていないハンドル1410は、前記機構から取り外されてもよい。ハンドル1410が取り外される際、シャフト1340は、通し穴1307の中で前方に動作し、下方に回転することが可能であり、異なる表面をコンベアベルトにさらす。この配置において、ベルトが洗浄動作中に駆動できるよう、位置制限具は、軽い負荷を持つ。さらに、シャフトと位置制限具は、上方に回転し、コンベアから取り外されるようにしてもよい。
【0081】
実例のスクレーパーブレード機構1370は、スクレーパーブレードが、道具なしに容易にコンベアに取り付けられ、また取り外されることを許容する。スクレーパーブレード機構は、自動的にコンベアベルトへの係合に向けてブレードを押し、均一な剥離圧を提供する。位置制限具は、組み立て、分解、操作、及びコンベアの洗浄を促進する。位置制限具は、位置制限具を収容するよう設計されるシャフト上に容易に係り留められてもよく、洗浄や交換のときに必要ならば、取り外されてもよい。
【0082】
位置制限具は、コンベアベルトの巻き付けを増やし、有利には、製品流から離れて配置されてもよい。それに加えて、実例の形態は、位置制限具の構造安定性を増やすのと類似する方法で、装着シャフトに相対して位置制限具を設置する。位置制限具の寿命及び/又はベルトが運ぶ荷物を増やすため、ベルトからの反力が、プラスチック本体を通じて、ステンレス鋼でもよいシャフトに圧力をかけながら伝達するよう、位置制限具は設置される。
【0083】
本発明は、上述した実例の形態に制限されない。