(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記可撓性容器は、前記頂部と前記底部との間にある中央部を有し、前記第1及び第2の構造支持部材は、前記可撓性容器の前記中央部を通って前記可撓性容器の前記左側面、および右側面に沿って延在している、請求項1に記載の非耐久性の可撓性容器。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本開示は、可撓性材料から作製される容器の種々の実施形態を説明する。これら容器は可撓性材料から作製されるので、これら容器は、従来の剛性容器と比べて、製造コストが安価であり、使用する材料が少なくてよく、装飾を施すのがより容易であり得る。第1に、これら容器は、可撓性材料の(シート形状から完成品への)変換に要するエネルギー及び複雑性が、剛性材料の(バルク形態から完成品への)形成よりも少なくて済むので、製造コストが安価であり得る。第2に、これらの容器は、従来の剛性容器で使用される厚い固体壁の使用を必要としない新規な支持構造物で構成されるので、使用する材料が少なくてよい。第3に、容器の可撓性材料は、容器に形成される前に、容易に印刷され得るので、これらの可撓性容器は装飾がより容易であり得る。第4に、可撓性材料は、面及び物体と接触するときに容器の外面を変形させ、続いて元に戻るようにするので、これらの可撓性容器は、すり減り、へこみ、及び破裂しにくくなり得る。第5に、可撓性容器の側面が、人間の手によってより容易にかつ制御可能に押しつぶされ得るので、これらの可撓性容器内の流動性製品は、より確実にかつ綿密に分配され得る。
【0019】
本開示の容器は、可撓性材料から作製されるにもかかわらず、十分な構造的一体性を有して構成され得るので、その容器は、流動性製品(複数可)を、意図した通りに不具合なく受容、収容、及び分配することができる。更に、これら容器は十分な構造的一体性を有して構成され得るので、取り扱いによって生じる外力及び環境条件に不具合なく耐えることができる。更に、これら容器は、意図した通りに不具合なく、販売のために陳列及び実際に使用することができる構造を有して構成され得る。
【0020】
本明細書で使用される場合、用語「約」は、特定の値のプラス又はマイナス20パーセント(+/−20%)の範囲に言及して、その特定の値を修飾する。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、特定の値の任意の開示は、種々の代替実施形態では、その特定の値の開示におよそ等しい範囲(即ち+/−20%)の開示として、同様に理解され得る。
【0021】
本明細書で使用される場合、用語「周囲条件」とは、摂氏15〜35度の範囲の温度及び35〜75%の範囲の相対湿度を指す。
【0022】
本明細書で使用される場合、用語「およそ」は、特定の値プラス又はマイナス15パーセント(+/−15%)の範囲に言及して、その特定の値を修飾する。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、特定の値の任意の開示は、種々の代替実施形態では、その特定の値周辺に等しい範囲(即ち+/−15%)の開示として、同様に理解され得る。
【0023】
本明細書で使用される場合、材料のシートを指すとき、用語「坪量」とは、平方メートル当たりのグラムの単位(gsm)で表される、単位面積当たりの質量の尺度を指す。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、種々の実施形態では、可撓性材料のいずれかは、10〜1000gsmの、又は10〜1000gsmの任意の整数値の、又は例えば20〜800gsm、30〜600gsm、40〜400gsm若しくは50〜200等の、これらの値のいずれかによって形成される任意の範囲内の、坪量を有するように構成され得る。
【0024】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「底部」とは、容器の全高の低位側30%、即ち、容器の全高の0〜30%に位置する容器の部分を指す。本明細書で使用される場合、底部という用語は、30%未満の特定の割合値で用語底部を修正することで、更に限定され得る。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、容器の底部の基準は、種々の代替実施形態では、底部25%(即ち全高の0〜25%)、底部20%(即ち全高の0〜20%)、底部15%(即ち全高の0〜15%)、底部10%(即ち全高の0〜10%)、若しくは底部5%(即ち全高の0〜5%)、又は0%と30%との間の割合の任意の整数値を指すことができる。
【0025】
本明細書で使用される場合、用語「ブランド化」とは、ある製品を他の製品と区別することを目的とする視覚要素を指す。ブランド化の例としては、商標、トレードドレス、ロゴ、アイコン等のいずれかの1つ以上が挙げられる。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、種々の実施形態では、可撓性容器の任意の面は、本明細書に開示されるか又は当該技術分野において既知の、任意のサイズ、形状又は構成の1つ以上のブランド化を任意の組み合わせで含むことができる。
【0026】
本明細書で使用される場合、用語「記号」とは、情報を伝えることを目的とする視覚要素を指す。記号の例としては、文字、数字、シンボル等のうちのいずれか1つ以上が挙げられる。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、種々の実施形態では、可撓性容器の任意の面は、本明細書に開示されるか又は当該技術分野において既知の、任意のサイズ、形状、若しくは構成の1つ以上の記号を任意の組み合わせで含むことができる。
【0027】
本明細書で使用される場合、用語「閉じた」とは、(例えば、隔壁を形成する1つ以上の材料によって及びキャップによって)製品容積内の流動性製品が製品容積から流出するのを防止する、製品容積の状態を指すが、製品容積は気密封止される必要はない。例えば、閉じた容器は、容器のヘッドスペースを容器の外側の環境の空気と流体連通させる通気孔を備えることができる。
【0028】
本明細書で使用される場合、用語「カバー材料」とは、容器の外面の少なくとも一部分に接合される材料を指す。例えば、カバー材料は、構造支持部材及び/又は非構造パネルの少なくとも一部分に接合され得る。カバー材料は、容器の一部分又は全ての外面を覆うことができる。カバー材料は、容器上の他の既存のシール及び/又は継目と同じ位置で、かつ/又はそれらと同時に接合され得る。いくつかの実施形態では、カバー材料は、容器の1つ以上のシール及び/又は継目を形成した後、接合されてもよい。例えば、1つの実施形態では、カバー材料は、容器から外向きに突出する1つ以上の継目を覆うように容器の外面の一部分に固定されてもよい。カバー材料は、例えば、積層化、ヒートシール、接着、溶接、アタック、縫い付け、及び圧入固定法を含む任意の好適な方法を使用して容器の外面の少なくとも一部分に接合することができる。カバー材料は、例えば、薄膜積層、不織布、真空形成材料、水力形成材料、織物材料、及び固体形成材料を含む、任意の好適な可撓性材料であり得る。カバー材料は、任意の好適な質感を有し得る。一実施形態では、カバー材料は、カバー材料によって覆われない非構造パネル及び/又は1つ以上の構造支持容積の外面の部分とは異なる質感を有してもよい。そのようなカバー材料又は更に複数の異なる質感のカバー材料が、可撓性容器の種々の表面上に選択的に提供され得るため、そのようなカバー材料は、所与の使い捨て可撓性容器の異なる場所で触覚の相互接触を変化させる方法を製造業者に提供することができる。例えば、容器の把持領域では、カバー材料は、容器から外向きに突出する継目を覆い、滑らかな把持面をもたらすことができる。本開示による容器は、容器の外面の少なくとも一部分に接合される1つ以上のカバー材料を含むことができる。種々の実施形態では、容器は、カバー材料を含まなくてもよい。
【0029】
本明細書で使用される場合、「装飾的な飾り」とは、次の要素、しるし、図形的要素、装飾的エッチング、リボン、弓形部、印刷、ラッカー、光学コーティング、ソフトタッチコーティング、装飾的コーティング、不織布基材、織布基材、質感、印刷可能な発泡装飾用インク及び/又は機能的インク、並びにこれらの要素の組み合わせを意味する。
【0030】
本明細書で使用される場合、用語「直接接続された」とは、任意の取り付け手段(例えば、接着剤)以外の間の中間要素なしで、要素が互いに取り付けられた構成を指す。
【0031】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「ディスペンサー」とは、製品容積から容器の外側の環境へ流動性製品(複数可)を分配するように構成された構造を指す。本明細書に開示される可撓性容器のいずれに対しても、任意のディスペンサーは、本明細書に開示されるか又は当該技術分野において既知の任意の方法で、構成され得る。例えば、ディスペンサーは、プッシュ−プル型ディスペンサー、押し上げ式キャップを備えるディスペンサー、ねじ式キャップを備えるディスペンサー、回転可能型ディスペンサー、キャップを備えるディスペンサー、ポンプ型ディスペンサー、ポンプスプレー型ディスペンサー、トリガースプレー型ディスペンサー、ストローディスペンサー、跳ね上げ式ストローディスペンサー、咬合バルブを備えるストローディスペンサー、計量ディスペンサー等であり得る。別の例として、ディスペンサーは、脆弱開口部(frangible opening)で形成されてもよい。更なる例として、ディスペンサーは、それぞれが参照により本明細書に組み込まれる「One−way valve for inflatable package」という名称の米国特許出願公開第2003/0096068号、「Self−sealing container」という名称の米国特許第4,988,016号、及び「Package having a fluid actuated closure」という名称の同第7,207,717号に開示されるような、当該技術分野において開示される1つ以上のバルブ及び/又は分配機構を利用することができる。また更に、本明細書に開示されるディスペンサーのいずれかが、直接に、若しくは1つ以上の他の材料若しくは構造(例えば、嵌合具)と組み合わせて、又は当該技術分野において既知の任意の方法で、可撓性容器に組み込まれてもよい。いくつかの代替実施形態では、本明細書に開示されるディスペンサーは、分配及び充填の両方のために構成され得、1つ以上のディスペンサーによる製品容積(複数可)の充填を可能にする。他の代替実施形態では、製品容積は、1つ以上のディスペンサー(複数可)に加えて1つ以上の充填構造(複数可)を含むことができる。
【0032】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「使い捨て」とは、製品をエンドユーザーに分配した後に、追加量の製品で再充填されるように構成されないが、(例えば、廃棄、堆肥、及び/又は再生可能材料として)処分されるように構成された容器を指す。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれかのうちの一部、複数部分、又は全ては、使い捨てであるように構成されてもよい。
【0033】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「耐久性のある」とは、非耐久性の容器よりも多く再使用可能な容器を指す。
【0034】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「有効な基底接触領域」とは、(製品容積(複数可)の全てが水で100%充填された)容器が直立した状態で、容器の底部が水平な支持面上に静置されるときに、容器の底部の一部によって規定される特定の領域を指す。有効な基底接触領域は、水平な支持面によって画定される平面内にある。有効な基底接触領域は、外側周辺部によって四方が囲まれた連続領域である。
【0035】
外側周辺部は、実接触領域から、及び容器の底部における規定断面からの一連の突出領域から形成される。実接触領域は、有効な基底接触領域が画定される際に、水平支持面と接触する容器の底部の1つ以上の部分である。有効な基底接触領域は、実接触領域の全てを含む。しかしながら、いくつかの実施形態では、有効な基底接触領域は実接触領域を超えて延在してもよい。
【0036】
一連の突出領域は、可撓性容器の底部で取った5つの水平横断面から形成される。これらの断面は、全高の1%、2%、3%、4%、及び5%で取られる。これら断面のそれぞれの外延部は、水平支持面の上に垂直方向下向きに突出して、5つの(重なった)突出領域を形成し、突出領域は実接触領域と一緒になって単一の組み合わせられた領域を形成する。これは、これらの領域の値を合計することではなく、互いに重なり合うこれら(突出及び実)領域の全てを含む単一の組み合わせられた領域を形成することであり、任意の重なり合う部分は、単一の組み合わせられた領域に1回だけ寄与する。
【0037】
有効な基底接触領域の外側周辺部は、以下に記載されるように形成される。以下の説明において、凸状、突出、凹状、及び窪みという用語は、組み合わせられた領域の外側の点からの視点で理解される。外側周辺部は、組み合わせられた領域の外延部と、以下に記載されるように構成される直線セグメントである任意の弦との組み合わせにより形成される。
【0038】
凹状又は窪んだ形状の外周を有する組み合わせられた領域の各連続部分では、弦はその部分を横切って構成される。この弦は、凹状/窪んだ部分の両側の組み合わせられた領域に接するように引くことができる、最も短い直線セグメントである。
【0039】
(2つ以上の別々の部分によって形成された)非連続的な組み合わせられた領域に対しては、1つ以上の弦が、1つ以上の不連続部(その部分の間に配置される空間)を横切って、組み合わせられた領域の外周で構成される。これらの弦は、組み合わせられた領域の最も外側の別個の部分に接するように引かれた直線セグメントである。これらの弦は、できるだけ大きな有効な基底接触領域を作り出すために引かれる。
【0040】
よって、外側周辺部は、組み合わせられた領域の外延部と、一緒になって有効な基底領域を取り囲む上述のように構成された任意の弦との組み合わせによって形成される。組み合わせられた領域に取り囲まれた任意の弦及び/又は1つ以上の他の弦は、外側周辺部の一部ではないので、無視すべきである。
【0041】
本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれかは、1〜50,000平方センチメートル(cm
2)、又は1〜50,000cm
2の間のcm
2の任意の整数値、又は2〜25,000cm
2、3〜10,000cm
2、4〜5,000cm
2、5〜2,500cm
2、10〜1,000cm
2、20〜500cm
2、30〜300cm
2、40〜200cm
2、若しくは50〜100cm
2等の上述の値のうちのいずれかによって形成される任意の範囲内の、有効な基底接触領域を有するように構成され得る。
【0042】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「膨張した」とは、構造支持容積を1つ以上の膨張材料によって硬質化させた後の、構造支持容積に形成されるように構成された1つ以上の可撓性材料の状態を指す。膨張した構造支持容積は、その構造支持容積が1つ以上の膨張材料で充填される前には、1つ以上の可撓性材料の組み合わせられた厚さよりも著しく大きい全幅を有する。膨張材料の例としては、液体(例えば水)、気体(例えば圧縮空気)、流動性製品、(構造支持容積内に加えた後に膨張することができる)フォーム、(気体を発生する)共反応性材料、若しくは(固体又は液体形態で加えることができるが、気体に変化する、例えば液体窒素又はドライアイスといった)相変化材料、若しくは当該技術分野において既知の他の好適な材料、又はこれらのいずれかの組み合わせ(例えば流動性製品及び液体窒素)が含まれる。種々の実施形態では、膨張材料は、大気圧において加えられるか、若しくは大気圧よりも高い圧力下で加えられるか、又は大気圧を超えるように圧力を上昇させる材料変化を提供するように加えられてもよい。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、例えば、容器の製品容積(複数可)が流動性製品(複数可)で充填される前又は後、可撓性容器が販売者に輸送される前又は後、及び可撓性容器がエンドユーザーに購入される前又は後を含んだ、容器の製造、販売及び使用に関する、種々の時点で容器の1つ以上の可撓性材料を膨張させることができる。
【0043】
本明細書で使用される場合、可撓性容器の製品容積を指すとき、用語「充填される」とは、製品容積が、周囲条件下で、ヘッドスペースに余裕を持って、製品容積のための全容量に等しい流動性製品(複数可)の量を収容する状態を指す。本明細書で使用される場合、充填されるという用語は、特定の割合の値で充填されたという用語を用いて修飾され得、その場合、100%の充填は、製品容積の最大容量を表す。
【0044】
本明細書で使用される場合、用語「平坦」とは、顕著な突起又は窪みのない表面を指す。
【0045】
本明細書で使用される場合、用語「可撓性容器」とは、製品容積を有するように構成された容器を指し、1つ以上の可撓性材料が、製品容積の3次元空間を規定する1つ以上の材料の全表面積の50〜100%を形成する。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれについても、種々の実施形態において、可撓性容器は製品容積を有するように構成され得、1つ以上の可撓性材料は、3次元空間を規定する1つ以上の材料の面積全体の特定の割合を形成し、この特定の割合は、50%〜100%の間の割合の任意の整数値であるか、又は60〜100%、若しくは70〜100%、若しくは80〜100%、若しくは90〜100%等のこれらの値のいずれかによって与えられる任意の範囲内である。可撓性容器の1つの種類は薄膜系の容器であり、これは、薄膜を含む1つ以上の可撓性材料から作製される可撓性容器である。
【0046】
本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、種々の実施形態では、(任意の流動性製品を除く)可撓性容器の中央部は中央部の全質量を有するように構成され得、1つ以上の可撓性材料は、中央部の全質量の特定の割合を形成し、この特定の割合は、50%〜100%の間の割合の任意の整数値であるか、又は60〜100%、若しくは70〜100%、若しくは80〜100%、若しくは90〜100%等の上述の値のいずれかによって形成される任意の範囲内である。
【0047】
本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、種々の実施形態では、(任意の流動性製品を除く)可撓性容器全体は全質量を有するように構成され得、1つ以上の可撓性材料は、全質量の特定の割合を形成し、特定の割合は、50%〜100%の間の割合の任意の整数値であるか、又は60〜100%、若しくは70〜100%、若しくは80〜100%、若しくは90〜100%等の上述の値のいずれかによって形成される任意の範囲内である。
【0048】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「可撓性材料」とは、1,000〜2,500,000N/mの範囲内のたわみ率を有する、薄く容易に変形可能なシート状の材料を指す。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれについても、種々の実施形態において、可撓性材料のいずれかは、1,000〜2,500,000N/m、若しくは1,000〜2,500,000N/mの任意の整数値のたわみ率、又はこれらの値のいずれかによって与えられる任意の範囲(例えば、1,000〜1,500,000N/m、1,500〜1,000,000N/m、2,500〜800,000N/m、5,000〜700,000N/m、10,000〜600,000N/m、15,000〜500,000N/m、20,000〜400,000N/m、25,000〜300,000N/m、30,000〜200,000N/m、35,000〜100,000N/m、40,000〜90,000N/m、又は45,000〜85,000N/mなど)内のたわみ率を有するように構成され得る。本開示全体を通じて、用語「可撓性材料」、「可撓性シート」、「シート」、及び「シート状材料」は、交換可能に用いられ、かつ同じ意味を有することが意図される。可撓性材料であり得る材料の例としては、別々の材料(複数可)としての、又は積層体の層(複数可)としての、又は複合材料の一部(複数可)としての任意の構成で、マイクロ層化若しくはナノ層化構造で、及び本明細書で説明されるような又は当該技術分野において知られているような任意の組み合わせでの、(プラスチックフィルム等の)フィルム、エラストマー、発泡体シート、箔、(織布及び不織布を含む)布、バイオ起源材料、及び紙のいずれかのうちの1つ以上が挙げられる。種々の実施形態では、可撓性材料の一部、複数部分、又は全ては、当該技術分野で既知の任意の方法でコーティングされても又はコーティングされなくても、処理されても又は処理されなくても、加工されても又は加工されなくてもよい。種々の実施形態では、可撓性材料の一部、複数部分、又は全ては、持続可能な、バイオ起源の、再生、再生可能、及び/又は生分解性の材料から作製され得る。本明細書に記載の可撓性材料のいずれかの一部、複数部分、又は全ては、部分的に又は完全に半透明、部分的に又は完全に透明、あるいは部分的に又は完全に不透明であり得る。本明細書に開示される容器を作製するために使用される可撓性材料は、当該技術分野において既知の任意の手法で形成され得、例えば、ヒート封止(例えば、伝導封止、インパルス封止、超音波封止等)、溶接、クリング、ボンド、接着等、及びこれらのいずれかの組み合わせを含んだ、当該技術分野において既知の任意の種類の接合又は封止方法を使用して、互いに接合され得る。
【0049】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「たわみ率」とは、薄く容易に変形可能なシート状の材料のための材料パラメータを指す。このパラメータはメートル当たりのニュートンで測定され、たわみ率は(パスカルで測定される)材料のヤング率の値及び(メートルで測定される)材料の全厚の値を有する製品に等しい。
【0050】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「流動性製品」とは、1つ以上の液体及び/又は注ぎ可能な固体並びにこれらの組み合わせを指す。流動性製品の例としては、個々又は任意の組み合わせのどちらかによる、小片、細片、クリーム、チップ、塊、屑、結晶、エマルジョン、フレーク、ゲル、粒、顆粒、ゼリー、キブル、液体溶液、液体懸濁液、ローション、ナゲット、軟膏、粒子、微粒子、ペースト、破片、丸薬、パウダー、膏薬、断片、スプリンクル等のいずれかのうち1つ以上が挙げられる。本開示の全体にわたって、用語「流動性製品」及び「流動可能な製品」は、互換可能に使用され、同じ意味を有することが意図される。本明細書に開示される製品容積のいずれかは、本明細書に開示されるか又は当該技術分野において既知の任意の流動性製品の1つ以上を、任意の組み合わせで含むように構成され得る。
【0051】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「形成された」とは、製品容積に形成されるように構成される1つ以上の材料の、規定された3次元空間が製品容積に設けられた後の状態を指す。
【0052】
本明細書で使用されるとき、用語「グラフィック」とは、装飾を提供するか又は情報を伝達することを目的とする視覚要素を指す。図形の例としては、色、模様、デザイン、画像等のいずれかのうち1つ以上が挙げられる。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、種々の実施形態では、可撓性容器の任意の面は、本明細書に開示されるか又は当該技術分野において既知の、任意のサイズ、形状、若しくは構成の1つ以上の図形を任意の組み合わせで含むことができる。
【0053】
本明細書で使用される場合、用語「把持領域」とは、そこに沿ってユーザーが容器を把持し、容器から製品を取り扱う及び/又は分配する容器の領域を指す。把持領域は、容器の端部の一部分、並びに第1及び第2の容器の壁の部分を含み得る。把持領域は、容器の端部に沿って配置される継目と重なり合ってもよく、並びに/又はその周りをユーザーが把持し、容器から製品を取り扱う及び/若しくは分配する、1つ以上の構造支持部材を含んでもよい。種々の実施形態では、把持領域は、容器の頂部、中部、及び/又は底部領域内であってもよい。種々の実施形態では、容器は、複数の把持領域を含んでもよい。
【0054】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「高さ領域比」とは、センチメートル毎の単位(cm
-1)を有する容器のための比率を指し、この比率は、容器の全高の値(製品容積(複数可)の全てが水で100%充填され、全高はセンチメートルで測定される)を、容器の有効な基底接触領域の値(製品容積(複数可)の全てが水で100%充填され、有効な基底接触領域は平方センチメートルで測定される)で割ったものに等しい。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、種々の実施形態では、可撓性容器のいずれかは、センチメートル当たり0.3〜3.0、若しくはセンチメートル当たり0.3〜3.0の間で0.05cm
-1刻みの任意の値、又は0.35〜2.0cm
-1、0.4〜1.5cm
-1、0.4〜1.2cm
-1、若しくは0.45〜0.9cm
-1等の前述の値のいずれかによって形成される任意の範囲内の高さ面積比を有するように構成され得る。
【0055】
本明細書で使用される場合、用語「しるし」とは、文字、図形、ブランド化、又は他の視覚要素の1つ以上を任意に組み合わせたものを指す。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、種々の実施形態では、可撓性容器の任意の面は、本明細書に開示されるか又は当該技術分野において既知の、任意のサイズ、形状又は構成の1つ以上のしるしを任意の組み合わせで含むことができる。
【0056】
本明細書で使用される場合、用語「間接的に接続された」とは、要素間の1つ以上の中間要素によって要素が互いに取り付けられた構成を指す。
【0057】
本明細書で使用される場合、用語「接合された」とは、要素が直接接続さているか、又は間接的に接続されている構成を指す。
【0058】
本明細書で使用される場合、用語「横方向」とは、本明細書に記載されるように、容器が水平支持面上に直立しているときに、容器の横方向中心線と平行な方向、向き、又は測定値を指す。横方向配向は、「水平」配向と称されてもよく、横方向測定値は「幅」とも称され得る。
【0059】
本明細書で使用される場合、用語「同様の参照番号が付された」とは、以下に記載するように、対応する要素と同様である英数字表示を指す。同様の参照番号が付された要素は、最後の2桁が同じ表示を有し、例えば、最後の2桁が20で終わる表示を有するある要素、及び最後の2桁が20で終わる表示を有する別の要素は、同様の参照番号が付されている。同様の参照番号が付された要素は、最初の桁が異なる表示を有することができ、この最初の桁はその図面の番号と一致する。即ち、一例として、320と表示された
図3の要素、及び420と表示された
図4の要素は、同様の参照番号が付されている。同様の参照番号が付された要素は、(例えば、特定の実施形態に対応して)同じであるか又は場合によっては異なる添え字(即ち、表示のダッシュ記号に続く部分)を備えた表示を有し得る。即ち、例えば、320−aと表示された
図3Aの要素の第1の実施形態、及び320−bと表示された
図3Bの要素の第2の実施形態は、同様の参照番号が付されている。
【0060】
本明細書で使用される場合、用語「長手方向」とは、本明細書に記載するように、容器が水平支持面上で直立しているときの、容器の長手方向中心線に平行な方向、配向、又は測定値を指す。長手方向配向は、「垂直」配向とも称される。容器のための水平支持面との関係で表すとき、長手方向測定値は、その水平支持面より上側に測定された「高さ」と称されてもよい。
【0061】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「中央部」とは、容器の頂部と容器の底部との間に位置する容器の部分を指す。本明細書で使用される場合、中央部という用語は、上部の特定の割合値及び/又は底部の特定の割合値を参照して中央部という用語を記述することによって修飾され得る。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、容器の中央部の基準は、種々の代替実施形態では、任意に組み合わせた、本明細書に開示される頂部のための任意の特定の割合値、及び/又は本明細書に開示される底部のための任意の特定の割合値の間に位置する容器の部分を指すことができる。
【0062】
本明細書で使用される場合、製品容積を指すとき、用語「複数回用量」とは、エンドユーザーによる典型的な消費、適用、又は使用の2単位以上におよそ等しい特定の量の製品を収容するためにサイズ決定される製品容積を指す。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれかは、1つ以上の複数回用量製品容積を有するように構成され得る。複数回用量製品容積である単一の製品容積を有する容器は、本明細書では「複数回用量容器」と称される。
【0063】
本明細書で使用される場合、用語「ほぼ(nearly)」は、特定の値プラス又はマイナス5パーセント(+/−5%)に等しい範囲に言及して、その特定の値を修飾する。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、特定の値の任意の開示は、種々の代替実施形態では、その特定の値周辺に等しい範囲(即ち+/−5%)の開示として、同様に理解され得る。
【0064】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「非耐久性」とは、一時的に再利用可能であるか、若しくは使い捨てであるか、又は1回使いきりである容器を指す。
【0065】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「非構造パネル」とは、可撓性材料の1つ以上の隣接するシートの層を指し、その層は、可撓性容器の外側の環境に向かって外側に面する最も外側の主表面と、可撓性容器内に配置される製品容積(複数可)に向かって内側に面する最も内側の主表面と、を有し、非構造パネルは、その層が、容器の自己支持及び/又は直立をもたらす実質的な支持を独立して提供しないように構成される。本開示の実施形態に従って、可撓性容器は、1つ以上の非構造パネルを含み得る。
【0066】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「全高」とは、容器が水平支持面上に直立している間に測定される距離、即ち支持面の上側から容器の頂部上の点まで垂直に測定される距離を指し、容器の頂部上の点は支持面の上側から最も遠く離れる。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれかは、2.0cm〜100.0cmの、又は2.0cm〜100.0cm間の0.1cm刻みの任意の値の、又は4.0〜90.0cm、5.0〜80.0cm、6.0〜70.0cm、7.0〜60.0cm、8.0〜50.0cm、9.0〜40.0cm、若しくは10.0〜30.0等の上述の値のいずれかによって形成される任意の範囲内の、全高を有するように構成され得る。
【0067】
本明細書で使用される場合、可撓性材料のシートを指すとき、用語「全厚」とは、シートが平坦になるときに、シートの外主面に対して垂直に測定された線状の寸法を指す。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、種々の実施形態では、可撓性材料のいずれかは、5〜500マイクロメートル(μm)の、又は5〜500のマイクロメートルの任意の整数値であるか、又は10〜500μm、20〜400μm、30〜300μm、40〜200μm、若しくは50〜100μm等の値のいずれかによって形成される任意の範囲内の、全厚を有するように構成され得る。
【0068】
本明細書で使用される場合、用語「製品容積」とは、1つ以上の流動性製品(複数可)を受容しかつ直接収容するように構成された、密閉可能な3次元空間を指し、この空間は、流動性製品(複数可)が製品容積から漏れ出るのを防止する障壁を形成する1つ以上の材料によって画定される。1つ以上の流動性製品を直接収容することによって、流動性製品は、収納可能な3次元空間を形成する材料と接触するが、このような接触を妨げる、中間材料又は容器は存在しない。本開示の全体にわたって、用語「製品容積」及び「製品受容容積」は、交換可能に用いられ、かつ同じ意味を有することが意図される。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれかは、1つの製品容積、2つの製品容積、3つの製品容積、4つの製品容積、5つの製品容積、6つの製品容積、又は更に多くの製品容積を含んだ、任意の数の製品容積を有するように構成され得る。本明細書に開示される製品容積はいずれも、0.001リットル〜100.0リットル、又は0.001リットル〜3.0リットルの間で0.001リットル刻みの任意の値、又は3.0リットル〜10.0リットルの間で0.01リットル刻みの任意の値、又は10.0リットル〜100.0リットルの間で1.0リットル刻みの任意の値、又は0.001〜2.2リットル、0.01〜2.0リットル、0.05〜1.8リットル、0.1〜1.6リットル、0.15〜1.4リットル、0.2〜1.2リットル、0.25〜1.0リットル等の前述の値のいずれかによって形成される任意の範囲内の任意の寸法の製品容積を有し得る。製品容積は、任意の配向の任意の形状を有し得る。製品容積は、構造的支持フレームを有する容器に含まれ得、製品容積は、構造的支持フレームを有さない容器に含まれ得る。
【0069】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「水平支持面上に載っている」とは、容器が他の支持体を有さずに水平支持面上に直接載っていることを指す。
【0070】
本明細書で使用される場合、用語「封止された」とは、製品容積を指すとき、製品容積内の流動性製品が(例えば、隔壁を形成する1つ以上の材料及びシールによって)製品容積から流出するのを防止され、製品容積が気密封止された、製品容積の状態を指す。
【0071】
本明細書で使用される場合、用語「継目」とは、容器の端部領域での2つ以上の可撓性材料の接合を指す。実施形態に従って、容器は、容器の1つ以上の端部から少なくとも外向きに突出する継目を含むことができる。種々の実施形態では、継目の部分は、容器の1つ以上の端部から外向きに突出してもよく、継目の異なる部分は、容器の1つ以上の端部に向かって内向きに突出してもよい。例えば、継目は、第1の側稜で継目が外向きに突出するように丸まり、次いで、第2の側稜が容器の端部に向かって内向きに突出するように丸まってもよい。1つ以上の継目はまた、いくつかの実施形態に関して、製品容積内に内部で突出してもよい。継目は、端部の全長に沿って、又は端部の長さの一部分のみに沿って、延在し得る。
【0072】
継目は、継目の2つの側稜の間で画定される継目幅を有する。継目の第1の側稜は、第1の薄膜壁と第2の薄膜壁との交点の少なくとも一部分によって画定される。継目の第2の側稜は、継目の第1の側稜の反対側であり、突出の終端(即ち、継目の自由端)で画定される。本明細書に別途記載されない限り、指定の継目幅は、容器の端部に沿う少なくともいくつかの点(即ち、参照点)における継目の幅であることを理解されたい。種々の実施形態では、継目を形成するように少なくとも部分的に接合される可撓性材料又は可撓性材料の部分は、異なる幅を有し得る。そのような実施形態では、継目幅は、本明細書で使用される場合、参照点における最大継目幅を参照する。他の実施形態では、継目を形成するように少なくとも部分的に接合される可撓性材料又は部分のそれぞれの幅は、均一である。参照点は、例えば、容器の把持領域内であり得る。参照点はまた、他の領域、例えば、容器の頂部、中部、又は底部領域内に位置してもよい。
【0073】
本開示の実施形態に従って、継目は、参照点において、約0.1mm〜約10mm、約0.5mm〜約8mm、約1mm〜約6mm、約2mm〜約4mm、約0.1mm〜約1mm、又は約1mm〜約10mmの幅を有し得る。他の好適な幅には、約0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10mm、及びこれらの値のうちのいずれかによって形成される任意の幅が挙げられる。継目は、継目領域の長さに沿って均一な幅を有してもよく、又は継目領域の長さに沿って異なる幅を有してもよい。例えば、継目は、容器の把持領域の全て又は一部分に沿って均一な幅を有し得る。別の実施形態では、継目は、容器の全周囲に沿って均一な幅を有し得る。本開示の実施形態によると、(非膨張状態の)構造支持部材の、参照点における継目の幅に対する参照点における容器の長さに沿う幅の比率は、約1対約1000、約2対約800、約5対約600、約10対約400、約15対約300、約20対約200、約30対約100、約40対約90、約50対約80、約60対約70、約2対約200、約5対約150、約4対約50、約1対約10、又は約5対約9であり得る。他の好適な値には、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190、200、225、250、275、300、325、350、375、400、425、450、475、500、525、550、575、600、625、650、675、700、725、750、775、800、825、850、875、900、925、950、975、1000mm、及びこれらの値のいずれかによって形成される任意の範囲が挙げられる。
【0074】
継目は、そこから突出する容器の側面、及び/又は継目に隣接する構造支持部材の1つ以上に対する任意の好適な配向を有し得る。継目配向は、継目の長さに沿って均一であってもよく、又は異なってもよい。好適な配向には、例えば、第1の薄膜壁と第2の薄膜壁との交点から真っ直ぐな伸長、湾曲部分又は湾曲した伸長、構造支持部材に向かって若しくはそこから離れて角度の付いた伸長、継目の幅に沿った(即ち、第1の横方向側面と第2の横方向側面との間の)起伏、及び任意の他の好適な配向が挙げられる。例えば、1つの実施形態では、継目は、構造支持部材に向かって又はそこに沿って丸まるように配向されてもよい。
【0075】
任意の好適な接合型が、継目を形成するために使用され得る。例えば、継目は、袋縫い、スカラップ継目、又はフィンシールであり得る。継目は、継目領域内の容器の第1の薄膜壁と第2の薄膜壁との交点で、2つ以上の可撓性材料又は可撓性材料の部分を接合することによって画定される。継目は、そこで可撓性材料(複数可)が接合される第1の継目部分、及び任意に、可撓性材料が接合されないままである第2の継目部分を含み得る。一実施形態では、継目は、可撓性材料(複数可)が、継目の全幅に沿って接合されるように、第1の継目部分のみを含み得る。別の実施形態では、継目は、継目領域内の容器の第1の薄膜壁と第2の薄膜壁との交点に隣接する第1の継目部分を含んでもよく、可撓性材料(複数可)の第1及び第2の薄膜壁は、第1の継目部分内で接合される。継目は、第1の継目部分外に第2の継目部分を更に含んでもよく、可撓性材料(複数可)又は可撓性材料の部分の第1及び第2の薄膜壁の全て又は一部は、接合されないままである。継目は、任意の好適な数の接合及び非接合部分を含み得る。例えば、継目は、継目の全長に沿って接合部分を含み得、その接合部分は、幅の一部のみをちょうど横切って延在し、残りの幅は、接合部分及び非接合部分の両方を含み得る。継目の非接合部分は、同じか又は異なる配向を有し得る。例えば、継目の非接合部分は、各々、互いに共対面(co-facial)であり得る。あるいは、1つ以上の非接合部分は、継目の1つ以上の他の部分と非共対面関係を有してもよい。例えば、一実施形態では、可撓性材料又は部分のうちの1つは、可撓性材料又は部分の別のものと共対面であるように曲線形状を有してもよく、及び任意に、他の可撓性材料又は部分とは異なる長さを有してもよい。継目は、トリミングされるか、又はトリミングされなくてもよい。例えば、継目は、任意の好適な形状を有する継目プロファイルを有するように、トリミングされてもよい。継目は、継目のプロファイルで画定されない他のパターン又は形状を含んでもよい。例えば、継目は、直線プロファイルを含んでもよく、直線プロファイル内の継目に沿って円形切り抜きを有してもよい。継目は、継目の一部分に沿って隆起突起、直線、又は他の形状を含み得る。継目プロファイル、継目の少なくとも一部分上に配置される装飾的な飾り、継目プロファイル内の継目に切り込むパターン及び/若しくは形状、並びに/又は継目上に配置される隆起したパターンを含む、そのような特徴は、ユーザーに容器内に収容された製品に関するいくつかの情報を与えるように機能することができる。継目プロファイル内の継目に切り込むパターン及び/又は形状の例としては、継目の外周内の継目に切り込む貫通孔(又は他の形状)が挙げられるが、これらに限定されない。例えば、一実施形態では、適合する製品、例えば、シャンプー及びコンディショナを含む容器の棚セットが、提供される。継目のプロファイル上のパターン又はプロファイルは、消費者への視覚的又は触覚的信号として使用されてもよく、その製品はシャンプーであり、その製品はコンディショナである。シャンプー及びコンディショナは、1つの例示的棚セットとして本明細書に記載されるだけであり、他のそのような適合する製品が、ユーザーに容器内に含まれる製品の種類を伝えるための継目上に好適なプロファイリング及び又はしるしを伴って同様に含まれてもよいことを理解されたい。継目上のそのようなプロファイリング、パターン及び/若しくは形状カット、並びに/又は装飾的な飾りは、棚セットにおける使用に制限されず、ユーザーに情報を伝えるために個々の容器上で使用されてもよいこともまた理解されたい。例えば、そのような継目プロファイル、継目に切り込むパターン及び/若しくは形状、並びに/又は装飾的な飾りは、好ましい把持領域が容器上のどこに位置するのかを指定するために使用されてもよい。
【0076】
本明細書で使用される場合、「継目プロファイル」とは、継目の外周の形状又はパターンを指す。例えば、継目は、直線線分プロファイル、波線プロファイル、鋸歯プロファイル、又は任意の他の好適なプロファイル形状を有し得る。
【0077】
本明細書で使用される場合、用語「継目領域」とは、第1の構造支持部材の少なくとも一部分が、第2の構造支持部材の少なくとも一部分に隣接する容器の領域を指す。継目領域の側面は、非耐久性の可撓性容器の端部を画定する。継目は、継目領域から少なくとも突出する。継目領域は、容器の全長に沿って、又は容器の長さの一部分のみに沿って、延在し得る。例えば、継目領域は、容器の頂部、中部、若しくは底部領域内、又はそのような領域の任意の組み合わせ内に配置され得る。
【0078】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「自己支持」とは、容器が少なくとも1つの向きで水平支持面上にあるときに、構造的支持フレームが、製品容積が未充填のときであっても、容器が潰れるのを防止するように及び容器を形成する材料の組み合わせられた厚さより著しく大きい全高を容器に与えるように構成された、製品容積及び構造的支持フレームを備える容器を指す。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれかは、自己支持であるように構成され得る。
【0079】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「単回使用」とは、エンドユーザーによって開かれた後に、再び閉じられるように構成されない閉じた容器を指す。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれかは、単回使用であるように構成され得る。
【0080】
本明細書で使用される場合、製品容積を指すとき、用語「単回用量」とは、エンドユーザーによる典型的な消費、適用、又は使用の1単位にほぼ等しい特定の量の製品を収容するためにサイズ決定される製品容積を指す。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれかは、1つ以上の単回用量製品容積を有するように構成され得る。単回用量製品容積である単一の製品容積を有する容器は、本明細書では「単回用量容器」と称される。
【0081】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「起立する(stand up/stands up)」、「起立している」、「直立する(stand upright/stands upright)」、及び「直立している」とは、容器が水平支持面上にあるときの、自立型可撓性容器の特定の向きを指す。この直立配向は、容器の構造的特徴及び/又は容器上のしるしから判定することができる。第1の判定試験で、容器の底部に使用されるように構成される明確に規定された基部構造を可撓性容器が有する場合には、この基部構造が水平支持面上にあるときに容器は直立していると判定される。第1の試験が直立配向を判定できなかった場合、第2の判定試験において、可撓性容器上のしるしが直立配向で最良の状態で位置するように水平支持面上にあるように容器が配向されたときに、容器は直立していると判定される。第2の試験が直立配向を判定できなかった場合、第3の判定試験において、容器が最大の全高を有するように水平支持面上にあるように容器が配向されたときに、容器は直立していると判定される。第3の試験が直立配向を判定できなかった場合、第4の判定試験において、容器が最大の高さ面積比を有するように水平支持面上にあるように容器が配向されたときに、容器は直立していると判定される。第4の試験が直立配向を判定できなかった場合、第4の判定試験で用いられた任意の配向が直立配向であると考えることができる。
【0082】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「起立容器」とは、(製品容積(複数可)の全てが水で100%充填された)容器が起立しているときに容器が0.4〜1.5cm
-1の高さ領域比を有する、自己支持容器を指す。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれかは、起立容器であるように構成され得る。
【0083】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「構造的支持フレーム」とは、1つ以上のサイズ決定可能な空間及び/又は1つ以上の非構造的パネルの周囲で互いに接合され、並びに容器を自己支持及び/又は直立させる際の主要な支持として一般に使用される1つ以上の構造支持部材から形成された剛性構造を指す。
【0084】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「構造支持部材」とは、剛性の物理的構造を指し、この構造は、1つ以上の膨張した構造支持容積を備え、スパン全体で(可撓性容器からの)1つ以上の負荷を保持するために構造的支持フレームで使用されるように構成される。少なくとも1つの膨張した構造支持容積を含まない構造は、本明細書で使用される場合、構造支持部材とは考えられない。構造支持部材の幅は、構造支持部材の長さに沿って異なってもよく、又は構造支持部材の長さに沿って一定であってもよい。別途指定されない限り、本明細書で使用される場合、構造支持部材の幅とは、所与の参照点における幅を指す。
【0085】
構造支持部材は、2つの画定された端部、2つの端部間の中央部、及び一方の端部からもう一方の端部までの全長を有する。構造支持部材は1つ以上の断面積を有することができ、領域のそれぞれはその全長より小さな全幅を有する。
【0086】
構造支持部材は、様々な形態で構成され得る。構造支持部材は、種々の方法で準備された、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ以上の構造支持容積を備えることができる。例えば、構造支持部材は、単一の構造支持容積によって形成され得る。別の例として、構造支持部材は、端部から端部まで直列に配設された複数の構造支持容積によって形成され得、その場合、種々の実施形態では、構造支持容積の一部又は全ての、一部、複数部分、若しくは全ては、部分的又は完全に互いに接触していてもよく、部分的又は完全に互いに直接接続していてもよく、及び/又は部分的又は完全に互いに接合されていてもよい。更なる例として、構造支持部材は、並んで平行に配設された複数の支持容積によって形成され得、その場合、種々の実施形態では、構造支持容積の一部又は全ての、一部、複数部分、若しくは全ては、部分的又は完全に互いに接触していてもよく、部分的又は完全に互いに直接接続していてもよく、及び/又は部分的又は完全に互いに接合されていてもよい。
【0087】
いくつかの実施形態では、構造支持部材は、多くの異なる種類の要素を含み得る。例えば、構造支持部材は、1つ以上の機械的補強要素(例えば、ブレース、カラー、コネクタ、ジョイント、リブ等)と共に1つ以上の構造支持容積を備えることができ、機械的補強要素は1つ以上の剛性(例えば、固体)材料から作製され得る。
【0088】
構造支持部材は、種々の形状及びサイズを有し得る。構造支持部材の一部、複数部分、又は全ては、湾曲しているか、角度を有するか、セグメント化されているか、若しくは他の形状であるか、又はこれらの形状のいずれかの組み合わせであることができる。構造支持部材の一部、複数部分、又は全ては、円形、楕円形、正方形、三角形、星形形状、若しくはこれらの形状の修正形態、若しくは他の形状、又はこれらの形状のいずれかの組み合わせ等、任意の好適な断面形状を有し得る。構造支持部材は、長さの一部、複数部分、又は全てに沿って、管状、又は凸状の、又は凹状の全体形状を有することができる。構造支持部材は、任意の好適な断面積、任意の好適な全幅、及び任意の好適な全長を有し得る。構造支持部材は、その長さの一部、複数部分、又は全てに沿って実質的に均一であってもよく、又はその長さの一部、複数部分、又は全てに沿って、本明細書に記載の任意の様式で異なってもよい。例えば、構造支持部材の断面積は、その長さの一部、複数部分、又は全てに沿って増減してもよい。本開示の構造支持部材の任意の実施形態の一部、複数部分、又は全ては、本明細書に開示される任意の数の任意の実施形態の構成、特徴、材料、及び/又は関係性の実行可能な組み合わせを含む、本明細書に開示される任意の実施形態に従って構成され得る。
【0089】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「構造支持容積」とは、1つ以上の可撓性材料から作製された充填可能な空間を指し、この空間は、1つ以上の膨張材料で少なくとも部分的に充填されるように構成され、膨張材料は、1つ以上の可撓性材料に張力を作り出し、膨張した構造支持容積を形成する。1つ以上の膨張した構造支持容積は、構造支持部材に含まれるように構成され得る。構造支持容積は、他の方法で構成された構造、例えば、充填可能空間を有さない構造(例えば、オープンスペース)、非可撓性(例えば、固体)材料から作製される構造、膨張材料で充填されるように構成されていない空間(例えば、多層パネル内の隣接する層の間の未結合領域)を有する構造、及び膨張材料によって膨張されるように構成されていない可撓性材料を有する構造(例えば、非構造パネルであるように構成された構造内の空間)、とは区別される。本開示全体を通じて、用語「構造支持容積」及び「膨張可能チャンバ」は、交換可能に用いられ、かつ同じ意味を有することが意図される。
【0090】
いくつかの実施形態では、構造支持フレームは複数の構造支持容積を含むことができ、その場合、その構造支持容積のいくつか又は全ては、互いに流体連通する。他の実施形態では、構造支持フレームは複数の構造支持容積を含むことができ、その場合、構造支持容積のいくつかは互いに流体連通するか、又は構造支持容積はどれも互いに流体連通しない。本開示の構造的支持フレームのいずれかは、本明細書に開示される任意の種類の流体連通を有するように構成され得る。
【0091】
本明細書で使用される場合、用語「実質的に」は、特定の値プラス又はマイナス10パーセント(+/−10%)の範囲に言及して、その特定の値を修飾する。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、特定の値の任意の開示は、種々の代替実施形態では、その特定の値周辺に等しい範囲(即ち+/−10%)の開示として、同様に理解され得る。
【0092】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「一時的に再利用可能」とは、エンドユーザーに製品を分配した後に、容器が製品を受容、収容、又は分配するのに不適切な状態であるようにする破損に容器が直面する前に、容器が、追加の量の製品で、最大10回まで補充されるように構成された容器を指す。本明細書で使用される場合、一時的に再利用可能という用語は、容器がかかる破損に直面する前に容器を補充することができる回数を変更することによって、更に制限され得る。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれについても、一時的に再利用可能への言及は、種々の代替実施形態において、破損前に最大8回まで補充することによって、破損前に最大6回まで補充することによって、破損前に最大4回まで補充することによって、若しくは破損前に最大2回まで補充することによって、又は破損前に1回〜10回の間の任意の整数値の補充によって、一時的に再利用可能であることを指す。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれかは、本明細書に開示される補充回数で一時的に再利用可能であるように構成され得る。
【0093】
本明細書で使用される場合、用語「厚さ」とは、本明細書で説明されるように、容器が水平支持面上に直立しているときに、容器の第3の中心線と平行な測定値を指す。厚さはまた、「深さ」と称されてもよい。
【0094】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「頂部」とは、容器の全高の高位側20%、即ち、容器の全高の80〜100%に位置する容器の部分を指す。本明細書で使用される場合、頂部という用語は、20%未満の特定の割合値で修正することによって、更に限定され得る。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、容器の頂部の基準は、種々の代替実施形態では、頂部15%(即ち全高の85〜100%)、頂部10%(即ち全高の90〜100%)、若しくは頂部5%(即ち全高の95〜100%)、又は0%と20%との間の割合の任意の整数値を指すことができる。
【0095】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「非膨張」とは、構造支持容積を膨張材料によって硬質化させる前の、構造支持容積に形成されるように構成された1つ以上の材料の状態を指す。別途本明細書で指定されない限り、構造支持容積の幅は、非膨張状態の構造支持容積で測定される。
【0096】
本明細書で使用される場合、可撓性容器の製品容積を指すとき、用語「未充填」とは、流動性製品を収容していないときの製品容積の状態を指す。
【0097】
本明細書で使用される場合、可撓性容器を指すとき、用語「未形成」とは、製品容積に形成されるように構成される1つ以上の材料の、規定された3次元空間が製品容積に設けられる前の状態を指す。例えば、製造物品は、形成されていない製品容積を有する容器ブランクであり得、その場合、互いに接合された部分を有する可撓性材料のシートは、互いに接して平置きされている。
【0098】
本明細書に記載の可撓性容器は、多様な製品のためにあらゆる産業にわたって使用され得る。例えば、本明細書に記載される可撓性容器は、消費財産業を通じて使用することができ、次の製品、即ち、軟質表面洗浄剤、硬質表面洗浄剤、ガラス洗浄剤、セラミックタイル洗浄剤、便器洗浄剤、木材洗浄剤、複表面洗浄剤、表面消毒剤、食器洗浄組成物、洗濯洗剤、柔軟剤、布地染料、表面保護剤、表面殺菌剤、化粧品、フェイシャルパウダー、ボディーパウダー、ヘアートリートメント製品(例えば、ムース、ヘアスプレー、スタイリングジェル)、シャンプー、ヘアーコンディショナ(リーブイン又はリンスオフ)、クリームリンス、毛髪染料、ヘアカラー製品、毛髪光沢製品、ヘアセラム、毛髪縮れ防止製品、毛髪枝毛修復製品、パーマ液、ふけ防止製剤、バスジェル、シャワージェル、ボディソープ、洗顔料、スキンケア製品(例えば、日焼け止め剤、日焼け止めローション、リップバーム、スキンコンディショナ、コールドクリーム、保湿剤)、ボディスプレー、石鹸、ボディスクラブ、角質剥離剤、収斂剤、スクラビングローション、脱毛剤、制汗剤組成物、体臭防止剤、シェービング製品、プレシェービング製品、アフターシェービング製品、練り歯磨き、マウスウォッシュ等を含む。更なる例としては、本明細書に記載される可撓性容器は、食品産業、飲料産業、医薬品産業、市販製品産業、工業製品産業、医療産業等を含む他の産業を通じて使用され得る。
【0099】
図1A〜1Dは、起立可撓性容器100の一実施形態の種々の図を例示する。
図1Aは、容器100の正面図を例示する。容器100は、水平支持面101上に直立している。
【0100】
図1Aにおいて、座標系110は、図の方向を参照するための基準線を提供する。座標系110は、X軸、Y軸、及びZ軸を有する3次元デカルト座標系であり、それぞれの軸が他の軸と垂直で、軸のいずれか2つが平面を規定する。X軸及びZ軸は、水平支持面101と平行で、Y軸は、水平支持面101と垂直である。
【0101】
図1Aはまた、容器100に対する方向及び位置を参照するための、他の基準線を含む。横方向中心線111は、X軸と平行に走る。横方向中心線111のXY平面は、容器100を前側半分及び後側半分に分割する。横方向中心線111のXZ平面は、容器100を上側半分及び下側半分に分割する。長手方向中心線114は、Y軸に平行に走る。長手方向中心線114におけるYZ平面は、容器100を左側半分と右側半分とに分割する。第3の中心線117は、Z軸と平行に走る。横方向中心線111、長手方向中心線114、及び第3の中心線117は全て、容器100の中心で交差する。
【0102】
横方向中心線111に対する配置は、何が長手方向内側寄り112であり、何が長手方向外側寄り113であるかを画定する。第1の位置が第2の位置よりも横方向中心線111に近い場合、第1の位置は第2の位置に対して長手方向内側寄り112に配置されていると考えられる。また、第2の位置は、第1の位置より長手方向外側寄り113に配置されていると考えられる。横方向という用語は、横方向中心線111に平行である方向、配向、及び測定値を指す。横方向配向は、水平配向と称されてもよく、横方向測定値は「幅」とも称され得る。
【0103】
長手方向中心線114に対する配置は、何が横方向内側寄り115であり、何が横方向外側寄り116であるかを画定する。第1の位置が第2の位置よりも長手方向中心線114に近い場合、第1の位置は第2の位置に対して横方向内側寄り115に配置されていると考えられる。また、第2の位置は、第1の位置より横方向外側寄り116に配置されていると考えられる。長手方向という用語は、長手方向中心線114に平行である方向、配向、及び測定値を指す。長手方向配向は、「垂直」配向とも称される。
【0104】
長手方向の方向、配向、又は測定値は、容器100のための水平支持面に関連して表すこともできる。第1の位置が第2の位置よりも支持面に近い場合、第1の位置は第2の位置より低く、第2の位置の下に、第2の位置の下方に、又は第2の位置の真下に配置されていると考えることができる。また、第2の位置は、第1の位置より高く、第1の位置の上に、又は第1の位置から上方に配置されていると考えることができる。長手方向測定値は、水平支持面100より上側に測定した高さと呼ぶこともできる。
【0105】
第3の中心線117に平行に行われた測定値とは、厚さ又は深さのことである。容器の第3の中心線117の方向の、前側102−1に向けた配置は、前部118又は前方と呼ばれる。容器の第3の中心線117の方向の、後側102−2に向けた配置は、後部119又は後方と呼ばれる。
【0106】
上で説明した方向、配向、測定値、及び配置に関するこれらの用語は、支持面、基準線、又は座標系が図中に示されているか否かにかかわらず、本開示の全ての実施形態に関して用いられる。
【0107】
容器100は、頂部104、中央部106、及び底部108、正面102−1、背面102−2、並びに左及び右側面109を含む。頂部104は、XZ平面に平行な、基準平面105によって中央部106から分離される。中央部106は、同様にXZ平面に平行な、基準平面107によって底部108から分離される。容器100は、100−ohの全高を有する。
図1Aの実施形態では、容器の前側102−1及び後側102−2は、シール129において互いに接合されており、このシール129は、頂部104を横切り、側面109を下って、容器100の外側周辺部の周囲に延びた後、各側面109の底部において、基部190の前側部分及び後側部分に追従するように外向きにそれらの外延部に沿って分割する。
【0108】
容器100は、構造的支持フレーム140、製品容積150、ディスペンサー160、パネル180−1及び180−2、並びに基部構造190を備える。パネル180−1の一部分は、製品容積150を示すために、取り除いて図示される。製品容積150は、1つ以上の流動性製品を収容するように構成される。分配器160によって、容器100は、容器100の外側の環境へ、製品容積150から流路159、続いてディスペンサー160を介してこれらの流動性製品(複数可)を分配することができる。構造的支持フレーム140は、製品容積150内の流動性製品(複数可)の質量を支持し、容器100を直立させる。パネル180−1及び180−2は、製品容積150を覆う比較的平坦な表面であり、あらゆる種類のしるしを表示するのに適している。基部構造190は、構造的支持フレーム140を支持し、容器100が直立するように容器100に安定性を提供する。
【0109】
構造的支持フレーム140は、複数の構造支持部材によって形成される。構造的支持フレーム140は、頂部構造支持部材144−1及び144−2、中央部構造支持部材146−1、146−2、146−3、及び146−4、並びに底部構造支持部材148−1及び148−2を備える。
【0110】
頂部構造支持部材144−1及び144−2は、容器100の頂部104の上部に配置され、頂部構造支持部材144−1は正面102−1に配置され、頂部構造支持部材144−2は背面102−2の、頂部構造支持部材144−1の後ろに配置される。頂部構造支持部材144−1及び144−2は、互いに隣接し、それらの長さの横方向外側寄りの部分に沿って、互いに接触することができる。種々の実施形態では、容器100が流動性製品(複数可)を、流路159を通し、次にディスペンサー160を通して、製品容積150から分配するのを可能にする流路159が、頂部構造支持部材144−1と144−2との間に存在する限りにおいて、頂部構造支持部材144−1及び144−2は、それらの全長の一部、又は複数部分、又はほとんど全て、又はおよそ全て、又は実質的に全て、又はほぼ全てに沿って、1又は2以上の相対的に小さい場所において、及び/又は1又は2以上の相対的に大きい場所において、互いに接触することができる。頂部構造支持部材144−1及び144−2は、互いに直接接続されない。しかしながら、種々の代替実施形態では、頂部構造支持部材144−1及び144−2は、それらの全長の一部、又は複数部分、又はほとんど全て、又はおよそ全て、又は実質的に全て、又はほぼ全て、又は全てに沿って、共に直接接続及び/又は接合されてもよい。
【0111】
頂部構造支持部材144−1及び144−2は、製品容積150より実質的に上に配置される。全体としては、頂部構造支持部材144−1及び144−2のそれぞれは、ほぼ水平に配向されるが、その端部は僅かに下方に湾曲する。また、全体としては、頂部構造支持部材144−1及び144−2のそれぞれは、その長さに沿って実質的に均一である断面積を有するが、それらの端部の断面積は、それらの中央部の断面積より僅かに大きい。
【0112】
中央部構造支持部材146−1、146−2、146−3、及び146−4は、頂部104から中央部106を介して底部108まで、左及び右側面109に配置される。中央部構造支持部材146−1は、正面102−1左側面109に配置され、中央部構造支持部材146−4は、背面102−2左側面109の、中央部構造支持部材146−1の後ろに配置される。中央部構造支持部材146−1及び146−4は、互いに隣接し、それらの長さの実質的全てに沿って、互いに接触することができる。種々の実施形態では、中央部構造支持部材146−1及び146−4は、それらの全長の一部、又は複数部分、又はほとんど全て、又はおよそ全て、又は実質的に全て、又はほぼ全て、又は全てに沿って、1つ以上の相対的に小さい場所において、及び/又は1つ以上の相対的に大きい場所において、互いに接触することができる。中央部構造支持部材146−1及び146−4は、互いに直接接続されない。しかしながら、種々の代替実施形態では、中央部構造支持部材146−1及び146−4は、それらの全長の一部、又は複数部分、又はほとんど全て、又はおよそ全て、又は実質的に全て、又はほぼ全て、又は全てに沿って、共に直接接続及び/又は接合されてもよい。
【0113】
中央部構造支持部材146−2は、正面102−1右側面109に配置され、中央部構造支持部材146−3は、背面102−2右側面109の、中央部構造支持部材146−2の後ろに配置される。中央部構造支持部材146−2及び146−3は、互いに隣接し、それらの長さの実質的全てに沿って、互いに接触することができる。種々の実施形態では、中央部構造支持部材146−2及び146−3は、それらの全長の一部、又は複数部分、又はほとんど全て、又はおよそ全て、又は実質的に全て、又はほぼ全て、又は全てに沿って、1つ以上の相対的に小さい場所において、及び/又は1つ以上の相対的に大きい場所において、互いに接触することができる。中央部構造支持部材146−2及び146−3は、互いに直接接続されない。しかしながら、種々の代替実施形態では、中央部構造支持部材146−2及び146−3は、それらの全長の一部、又は複数部分、又はほとんど全て、又はおよそ全て、又は実質的に全て、又はほぼ全て、又は全てに沿って、共に直接接続及び/又は接合されてもよい。
【0114】
中央部構造支持部材146−1、146−2、146−3、及び146−4は、製品容積150から実質的に横方向外側寄りに配置される。全体としては、中央部構造支持部材146−1、146−2、146−3、及び146−4のそれぞれは、ほぼ垂直に配向されるが、その上端部がその下端部に対して横方向内側寄りにある状態で僅かに角度が付けられている。また、全体としては、中央部構造支持部材146−1、146−2、146−3、及び146−4は、その長さに沿って変化する断面積を有し、その上端部からその下端部に向かって寸法が増加する。
【0115】
底部構造支持部材148−1及び148−2は、容器100の底部108に配置され、底部構造支持部材148−1は正面102−1に配置され、底部構造支持部材148−2は背面102−2の、底部構造支持部材148−1の後ろに配置される。底部構造支持部材148−1及び148−2は、互いに隣接し、それらの長さの実質的全てに沿って、互いに接触することができる。種々の実施形態では、底部構造支持部材148−1及び148−2は、それらの全長の一部、又は複数部分、又はほとんど全て、又はおよそ全て、又は実質的に全て、又はほぼ全て、又は全てに沿って、1つ以上の相対的に小さい場所において、及び/又は1つ以上の相対的に大きい場所において、互いに接触することができる。底部構造支持部材148−1及び148−2は、互いに直接接続されない。しかしながら、種々の代替実施形態では、底部構造支持部材148−1及び148−2は、それらの全長の一部、又は複数部分、又はほとんど全て、又はおよそ全て、又は実質的に全て、又はほぼ全て、又は全てに沿って、共に直接接続及び/又は接合され得る。
【0116】
底部構造支持部材148−1及び148−2は、製品容積150より実質的に下だが、基部構造190より実質的に上に配置される。全体としては、底部構造支持部材148−1及び148−2のそれぞれは、ほぼ水平に配向されるが、その端部は僅かに上方に湾曲する。また、全体としては、底部構造支持部材148−1及び148−2のそれぞれは、その長さに沿って実質的に均一である断面積を有する。
【0117】
構造的支持フレーム140の正面部分では、頂部構造支持部材144−1の左端部が中央部構造支持部材146−1の上端部に接合され、中央部構造支持部材146−1の下端部が底部構造支持部材148−1の左端部に接合され、底部構造支持部材148−1の右端部が中央部構造支持部材146−2の下端部に接合され、そして中央部構造支持部材146−2の上端部が頂部構造支持部材144−1の右端部に接合される。同様に、構造的支持フレーム140の背面部分では、頂部構造支持部材144−2の左端部が中央部構造支持部材146−4の上端部に接合され、中央部構造支持部材146−4の下端部が底部構造支持部材148−2の左端部に接合され、底部構造支持部材148−2の右端部が中央部構造支持部材146−3の下端部に接合され、そして中央部構造支持部材146−3の上端部が頂部構造支持部材144−2の右端部に接合される。構造的支持フレーム140では、互いに接合される構造支持部材の端部は、それらの壁の全周で直接接続される。しかしながら、種々の代替実施形態では、構造支持部材144−1、144−2、146−1、146−2、146−3、146−4、148−1、及び148−2のいずれかが、本明細書で説明されるか又は当該技術分野において既知の任意の方法で、互いに接合され得る。
【0118】
構造支持フレーム140の代替実施形態では、隣接する構造支持部材を組み合わせて単一の構造支持部材にすることができ、その場合、組み合わされた構造支持部材は、効果的にその隣接する構造支持部材の代わりをすることができ、その隣接する構造支持部材の機能及び接続は本明細書に記載される。構造支持フレーム140の他の代替実施形態では、1つ以上の追加の構造支持部材を、構造支持フレーム140内の構造支持部材に追加することができ、その場合、膨張した構造支持フレームは、効果的に構造支持フレーム140の代わりをすることができ、その構造支持フレーム140の機能及び接続は本明細書に記載される。また、いくつかの代替実施形態では、可撓性容器は、基部構造を備えなくてもよい。
【0119】
図1Bは、
図1Aの起立可撓性容器100の側面図を例示する。
【0120】
図1Cは、
図1Aの起立可撓性容器100の上面図を例示する。
【0121】
図1Dは、
図1Aの起立可撓性容器100の底面図を例示する。
【0122】
図2A〜8Dは、種々の全体形状を有する起立可撓性容器の実施形態を例示する。
図2A〜8Dの実施形態のいずれも、
図1A〜1Dの実施形態を含んだ、本明細書に開示される実施形態のいずれかに従って構成され得る。
図2A〜8Dの実施形態の要素(例えば、構造的支持フレーム、構造支持部材、パネル、ディスペンサー等)のいずれも、本明細書に開示される実施形態のいずれかに従って構成され得る。
図2A〜8Dの実施形態のそれぞれは1つのディスペンサーを備えた容器を例示するが、種々の実施形態では、それぞれの容器は、本明細書で説明される任意の実施形態に従って、複数のディスペンサーを備えることができる。
図2A〜8Dの実施形態におけるパネルのそれぞれの一部、複数部分、又は全ては、任意の種類のしるしを表示するのに好適である。
図2A〜8Dの実施形態における側面パネルのそれぞれは、可撓性容器内に配置された製品容積(複数可)を覆う非構造的パネルであるように構成されるが、種々の実施形態では、(外面から突出するリブ等の)任意の種類の装飾的又は構造的要素の1つ以上が、これらの側面パネルの一部、複数部分、又は全てに接合され得る。明確さのために、これらの可撓性容器の全ての構造の詳細が
図2A〜8Dに示されるわけではないが、
図2A〜8Dの実施形態のいずれも、本明細書に開示される可撓性容器のための任意の構造又は特性を含むように構成され得る。例えば、
図2A〜8Dの実施形態のいずれも、本明細書に開示される任意の種類の基部構造を備えるように構成され得る。
【0123】
図2Aは、錐台状の全体形状を有する構造的支持フレーム240を有する起立可撓性容器200の正面図を例示する。
図2Aの実施形態では、錐台形状は四角錐に基づいているが、種々の実施形態では、錐台形状は異なる数の側面を備える角錐に基づくことができ、又は錐台形状は円錐に基づくことができる。支持フレーム240は、錐台形状の辺に沿って配置され端部で互いに接合された構造支持部材によって形成される。構造支持部材は、矩形状の頂部パネル280−t、台形状の側面パネル280−1、280−2、280−3、及び280−4、並びに矩形状の底部パネル(図示せず)を画定する。側面パネル280−1、280−2、280−3、及び280−4のそれぞれは、ほとんど平坦であるが、種々の実施形態では、側面パネルのいずれかの一部、複数部分、又は全ては、およそ平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦であり得る。容器200はディスペンサー260を備え、ディスペンサー260は容器200内に配置された1つ以上の製品容積から1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。
図2Aの実施形態では、ディスペンサー260は頂部パネル280−tの中央に配置されるが、種々の代替実施形態では、ディスペンサー260は、容器200の頂部、側面、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。
図2Bは、ディスペンサーのための例示的な追加/代替位置を含んだ、
図2Aの容器200の正面図を例示し、これらの位置のいずれかはまた、容器の背面に適用することができる。
図2Cは、(想像線として示される)ディスペンサーのための例示的な追加/代替位置を含んだ、
図2Aの容器200の側面図を例示し、これらの位置のいずれかは、容器の両側に適用することができる。
図2Dは、
図2Aの容器200の等角図を例示する。
【0124】
図3Aは、角錐状の全体形状を有する構造的支持フレーム340を有する起立可撓性容器300の正面図を例示する。
図3Aの実施形態では、角錐形状は四角錐に基づいているが、種々の実施形態では、角錐形状は異なる数の側面を備える角錐に基づくことができる。支持フレーム340は、角錐形状の辺に沿って配置され端部で互いに接合された構造支持部材によって形成される。構造支持部材は、三角形状の側面パネル380−1、380−2、380−3、及び380−4、並びに正方形状の底部パネル(図示せず)を画定する。側面パネル380−1、380−2、380−3、及び380−4のそれぞれは、ほとんど平坦であるが、種々の実施形態では、側面パネルのいずれかの一部、複数部分、又は全ては、およそ平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦であり得る。容器300はディスペンサー360を備え、ディスペンサー360は容器300内に配置された1つ以上の製品容積から1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。
図3Aの実施形態では、ディスペンサー360は角錐形状の頂点に配置されるが、種々の代替実施形態では、ディスペンサー360は、容器300の頂部、側面、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。
図3Bは、(想像線として示される)ディスペンサーのための例示的な追加/代替位置を含んだ、
図3Aの容器300の正面図を例示し、これらの位置のいずれかはまた、容器の任意の側面に適用することができる。
図3Cは、
図3Aの容器300の側面図を例示する。
図3Dは、
図3Aの容器300の等角図を例示する。
【0125】
図4Aは、三角柱状の全体形状を有する構造的支持フレーム440を有する起立可撓性容器400の正面図を例示する。
図4Aの実施形態では、角柱形状は三角形に基づいている。支持フレーム440は、角柱形状の辺に沿って配置され端部で互いに接合された構造支持部材によって形成される。構造支持部材は、三角形状の頂部パネル480−t、矩形状の側面パネル480−1、480−2、及び480−3、並びに三角形状の底部パネル(図示せず)を画定する。側面パネル480−1、480−2、及び480−3のそれぞれは、ほとんど平坦であるが、種々の実施形態では、側面パネルのいずれかの一部、複数部分、又は全ては、およそ平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦であり得る。容器400はディスペンサー460を備え、ディスペンサー460は容器400内に配置された1つ以上の製品容積から1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。
図4Aの実施形態では、ディスペンサー460は頂部パネル480−tの中央に配置されるが、種々の代替実施形態では、ディスペンサー460は、容器400の頂部、側面、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。
図4Bは、(想像線として示される)ディスペンサーのための例示的な追加/代替位置を含んだ、
図4Aの容器400の正面図を例示し、これらの位置のいずれかはまた、容器400の任意の側面に適用することができる。
図4Cは、
図4Aの容器400の側面図を例示する。
図4Dは、
図4Aの容器400の等角図を例示する。
【0126】
図5Aは、正方柱状の全体形状を有する構造的支持フレーム540を有する起立可撓性容器500の正面図を例示する。
図5Aの実施形態では、角柱形状は正方形に基づいている。支持フレーム540は、角柱形状の辺に沿って配置され端部で互いに接合された構造支持部材によって形成される。構造支持部材は、正方形状の頂部パネル580−t、矩形状の側面パネル580−1、580−2、580−3、及び580−4、並びに正方形状の底部パネル(図示せず)を画定する。側面パネル580−1、580−2、580−3、及び580−4のそれぞれは、ほとんど平坦であるが、種々の実施形態では、側面パネルのいずれかの一部、複数部分、又は全ては、およそ平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦であり得る。容器500はディスペンサー560を備え、ディスペンサー560は容器500内に配置された1つ以上の製品容積から1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。
図5Aの実施形態では、ディスペンサー560は頂部パネル580−tの中央に配置されるが、種々の代替実施形態では、ディスペンサー560は、容器500の頂部、側面、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。
図5Bは、(想像線として示される)ディスペンサーのための例示的な追加/代替位置を含んだ、
図5Aの容器500の正面図を例示し、これらの位置のいずれかはまた、容器500の任意の側面に適用することができる。
図5Cは、
図5Aの容器500の側面図を例示する。
図5Dは、
図5Aの容器500の等角図を例示する。
【0127】
図6Aは、五角柱状の全体形状を有する構造的支持フレーム640を有する起立可撓性容器600の正面図を例示する。
図6Aの実施形態では、角柱形状は五角形に基づいている。支持フレーム640は、角柱形状の辺に沿って配置され端部で互いに接合された構造支持部材によって形成される。構造支持部材は、五角形状の頂部パネル680−t、矩形状の側面パネル680−1、680−2、680−3、680−4、及び680−5、並びに五角形状の底部パネル(図示せず)を画定する。側面パネル680−1、680−2、680−3、680−4、及び680−5のそれぞれは、ほとんど平坦であるが、種々の実施形態では、側面パネルのいずれかの一部、複数部分、又は全ては、およそ平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦であり得る。容器600はディスペンサー660を備え、ディスペンサー660は容器600内に配置された1つ以上の製品容積から1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。
図6Aの実施形態では、ディスペンサー660は頂部パネル680−tの中央に配置されるが、種々の代替実施形態では、ディスペンサー660は、容器600の頂部、側面、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。
図6Bは、(想像線として示される)ディスペンサーのための例示的な追加/代替位置を含んだ、
図6Aの容器600の正面図を例示し、これらの位置のいずれかはまた、容器600の任意の側面に適用することができる。
図6Cは、
図6Aの容器600の側面図を例示する。
図6Dは、
図6Aの容器600の等角図を例示する。
【0128】
図7Aは、円錐状の全体形状を有する構造的支持フレーム740を有する起立可撓性容器700の正面図を例示する。支持フレーム740は、円錐の基底部の周囲に配置される湾曲した構造支持部材によって及び基底部から頂点まで線状に延在する直線の構造支持部材によって形成され、構造支持部材はそれらの端部で互いに接合される。構造支持部材は、湾曲したやや三角形状の側面パネル780−1、780−2、及び780−3、並びに円形状の底部パネル(図示せず)を画定する。側面パネル780−1、780−2、及び780−3のそれぞれは湾曲しているが、種々の実施形態では、側面パネルのいずれかの一部、複数部分、又は全ては、およそ平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦であり得る。容器700はディスペンサー760を備え、ディスペンサー760は容器700内に配置された1つ以上の製品容積から1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。
図7Aの実施形態では、ディスペンサー760は円錐形状の頂点に配置されるが、種々の代替実施形態では、ディスペンサー760は、容器700の頂部、側面、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。
図7Bは、
図7Aの容器700の正面図を例示する。
図7Cは、(想像線として示される)ディスペンサーのための例示的な追加/代替位置を含んだ、
図7Aの容器700の側面図を例示し、これらの位置のいずれかはまた、容器700の任意の側面パネルに適用することができる。
図7Dは、
図7Aの容器700の等角図を例示する。
【0129】
図8Aは、円筒のような全体形状を有する構造支持フレーム840を有する直立した可撓性容器800の正面図を例示する。支持フレーム840は、円柱の頂部及び底部の周囲に配置される湾曲した構造支持部材によって並びに頂部から底部まで線状に延在する直線の構造支持部材によって形成され、構造支持部材はそれらの端部で互いに接合される。構造支持部材は、円形状の頂部パネル880−t、湾曲したやや矩形状の側面パネル880−1、880−2、880−3、及び880−4、並びに円形状の底部パネル(図示せず)を画定する。側面パネル880−1、880−2、880−3、及び880−4のそれぞれは湾曲しているが、種々の実施形態では、側面パネルのいずれかの一部、複数部分、又は全ては、およそ平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦であり得る。容器800はディスペンサー860を備え、ディスペンサー860は容器800内に配置された1つ以上の製品容積から1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。
図8Aの実施形態では、ディスペンサー860は頂部パネル880−tの中央に配置されるが、種々の代替実施形態では、ディスペンサー860は、容器800の頂部、側面、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。
図8Bは、(想像線として示される)ディスペンサーのための例示的な追加/代替位置を含んだ、
図8Aの容器800の正面図を例示し、これらの位置のいずれかはまた、容器800の任意の側面パネルに適用することができる。
図8Cは、
図8Aの容器800の側面図を例示する。
図8Dは、
図8Aの容器800の等角図を例示する。
【0130】
追加の実施形態では、本明細書に開示されるような構造的支持フレームを備えた任意の起立可撓性容器は、任意の種類の多面体、任意の種類の準角柱、及び(直角柱及び等辺直角柱を含む)任意の種類の角柱を含んだ、任意の他の既知の3次元形状に対応する全体形状を有するように構成され得る。
【0131】
図9Aは、正方形状の全体形状を有する自立型可撓性容器900の実施形態の上面図を例示する。
図9Bは、
図9Aの可撓性容器900の端面図を例示する。容器900は水平支持面901の上に載っている。
【0132】
図9Bにおいて、座標系910は、図の方向を参照するための基準線を提供する。座標系910は、X軸、Y軸、及びZ軸を有する3次元デカルト座標系である。X軸及びZ軸は、水平支持面901と平行であり、Y軸は、水平支持面901と垂直である。
【0133】
図9Aはまた、容器100に対する方向及び位置を参照するための、他の基準線を含む。横方向中心線911は、X軸と平行に走る。横方向中心線911のXY平面は、容器100を前側半分及び後側半分に分割する。横方向中心線911のXZ平面は、容器100を上側半分及び下側半分に分割する。長手方向中心線914は、Y軸に平行に走る。長手方向中心線914におけるYZ平面は、容器900を左側半分と右側半分とに分割する。第3の中心線917は、Z軸と平行に走る。横方向中心線911、長手方向中心線914、及び第3の中心線917は全て、容器900の中心で交差する。
図9A〜9Bの実施形態における方向、配向、測定値、及び配置に関するこれらの用語は、
図1A〜1Dの実施形態において同様の参照番号が付された用語と同じである。
【0134】
容器900は、頂部904、中央部906、及び底部908、正面902−1、背面902−2、並びに左及び右側面909を含む。
図9A〜9Bの実施形態では、容器の上半分及び下半分は、シール929において互いに接合されており、このシール929は、容器900の外側周辺部の周囲に延在する。
【0135】
容器900は、構造的支持フレーム940、製品容積950、ディスペンサー960、頂部パネル980−t、及び底部パネル(図示せず)を備える。頂部パネル980−tの一部分は、製品容積950を示すために、取り除いて図示される。製品容積950は、1つ以上の流動性製品を収容するように構成される。分配器960によって、容器900は、容器900の外側の環境へ、製品容積950から流路959、続いてディスペンサー960を介してこれらの流動性製品(複数可)を分配することができる。構造的支持フレーム940は、製品容積950内の流動性製品(複数可)の質量を支持する。頂部パネル980−t及び底部パネルは、製品容積950を覆う比較的平坦な表面であり、あらゆる種類のしるしを表示するのに適している。
【0136】
構造的支持フレーム940は、複数の構造支持部材によって形成される。構造的支持フレーム940は、正面構造支持部材943−1及び943−2、中間構造支持部材945−1、945−2、945−3、及び945−4、並びに背面構造支持部材947−1及び947−2を備える。全体としては、容器900内の構造支持部材のそれぞれは水平に配向される。また、容器900の構造支持部材のそれぞれは、それらの長さに沿って実質的に均一の断面積を有するが、種々の実施形態では、この断面積は変化し得る。
【0137】
上側構造支持部材943−1、945−1、945−2、及び947−1は、中央部906の上部、及び頂部904内に配置され、下側構造支持部材943−2、945−4、945−3、及び947−2は、中央部906の下部、及び底部908内に配置される。上側構造支持部材943−1、945−1、945−2、及び947−1は、それぞれ、下側構造支持部材943−2、945−4、945−3、及び947−2より上にかつ隣接して配置される。
【0138】
種々の実施形態では、構造支持部材943−1と943−2との間に流路959のための間隙が接触部に存在する限りにおいて、隣接する上側及び下側構造支持部材は、それらの全長の一部、又は複数部分、又はほとんど全て、又はおよそ全て、又は実質的に全て、又はほぼ全てに沿って、1又は2以上の相対的に小さい場所において、及び/又は1又は2以上の相対的に大きい場所において、互いに接触することができる。
図9A〜9Bの実施形態では、上側及び下側構造支持部材は、互いに直接接続されない。しかしながら、種々の代替実施形態では、隣接した上側及び下側構造支持部材は、それらの全長の一部、又は複数部分、又はほとんど全て、又はおよそ全て、又は実質的に全て、又はほぼ全て、又は全てに沿って、共に直接接続及び/又は接合され得る。
【0139】
構造支持部材943−1、945−2、947−1、及び945−1の端部は、製品容積950より外側にあり製品容積950を取り囲む頂部の正方形を形成するように互いに接合され、構造支持部材943−2、945−3、947−2、及び945−4の端部も同様に、製品容積950より外側にあり製品容積950を取り囲む底部の正方形を形成するように互いに接合される。構造的支持フレーム940では、互いに接合される構造支持部材の端部は、それらの壁の全周で直接接続される。しかしながら、種々の代替実施形態では、
図9A〜9Bの実施形態の構造支持部材のいずれも、本明細書に記載されるか、又は当該技術分野で既知の任意の方法で互いに接合され得る。
【0140】
構造支持フレーム940の代替実施形態では、隣接する構造支持部材を組み合わせて単一の構造支持部材にすることができ、その場合、組み合わされた構造支持部材は、効果的にその隣接する構造支持部材の代わりをすることができ、その隣接する構造支持部材の機能及び接続は本明細書に記載される。構造支持フレーム940の他の代替実施形態では、1つ以上の追加の構造支持部材を、構造支持フレーム940内の構造支持部材に追加することができ、その場合、膨張した構造支持フレームは、効果的に構造支持フレーム940の代わりをすることができ、その構造支持フレーム940の機能及び接続は本明細書に記載される。
【0141】
図10A〜11Bは、種々の全体形状を有する(起立容器ではない)自立型可撓性容器の実施形態を例示する。
図10A〜11Bの実施形態のいずれも、
図9A〜9Bの実施形態を含んだ、本明細書に開示される実施形態のいずれかに従って構成され得る。
図10A〜11Bの実施形態の要素(例えば、構造的支持フレーム、構造支持部材、パネル、ディスペンサー等)のいずれも、本明細書に開示される実施形態のいずれかに従って構成され得る。
図10A〜11Bの実施形態のそれぞれは1つのディスペンサーを備えた容器を例示するが、種々の実施形態では、それぞれの容器は、本明細書で説明される任意の実施形態に従って、複数のディスペンサーを備えることができる。
図10A〜11Bの実施形態におけるパネルのそれぞれの一部、複数部分、又は全ては、任意の種類のしるしを表示するのに好適である。
図10A〜11Bの実施形態における頂部及び底部パネルのそれぞれは、可撓性容器内に配置された製品容積(複数可)を覆う非構造的パネルであるように構成されるが、種々の実施形態では、(外面から突出するリブ等の)任意の種類の装飾的又は構造的要素の1つ以上が、これらのパネルのいずれかの一部、複数部分、又は全てに接合され得る。明確さのために、これらの可撓性容器の全ての構造の詳細が
図10A〜11Bに示されるわけではないが、
図10A〜11Bの実施形態のいずれも、本明細書に開示される可撓性容器のための任意の構造又は特性を含むように構成され得る。
【0142】
図10Aは、三角形状の全体形状を有する、(起立可撓性容器ではない)自立型可撓性容器1000の一実施形態の上面図を例示する。しかしながら、種々の実施形態では、自立型可撓性容器は、任意の数の側面を有する多角形状の全体形状を有することができる。支持フレーム1040は、三角形状の辺に沿って配置され端部で互いに接合された構造支持部材によって形成される。構造支持部材は、三角形状の頂部パネル1080−t、及び三角形状の底部パネル(図示せず)を画定する。頂部パネル1080−t及び底部パネルは、ほとんど平坦であるが、種々の実施形態では、側面パネルのいずれかの一部、複数部分、又は全ては、およそ平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦であり得る。容器1000はディスペンサー1060を備え、ディスペンサー1060は容器1000内に配置された1つ以上の製品容積から1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。
図10Aの実施形態では、ディスペンサー1060は正面の中央に配置されるが、種々の代替実施形態では、ディスペンサー1060は、容器1000の頂部、側面、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。
図10Aは、(想像線として示される)ディスペンサーのための例示的な追加/代替位置を含む。
図10Bは、水平支持面1001上にある、
図10Bの可撓性容器1000の端面図を例示する。
【0143】
図11Aは、円形状の全体形状を有する、(起立可撓性容器ではない)自立型可撓性容器1100の一実施形態の上面図を例示する。支持フレーム1140は、円形状の周囲の周りに配設され、かつそれらの端部において互いに接合されている構造支持部材によって形成されている。構造支持部材は、円形状の頂部パネル1180−t、及び円形状の底部パネル(図示せず)を画定する。頂部パネル1180−t及び底部パネルは、ほとんど平坦であるが、種々の実施形態では、側面パネルのいずれかの一部、複数部分、又は全ては、およそ平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦であり得る。容器1100はディスペンサー1160を備え、ディスペンサー1160は容器1100内に配置された1つ以上の製品容積から1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。
図11Aの実施形態では、ディスペンサー1160は正面の中央に配置されるが、種々の代替実施形態では、ディスペンサー1160は、容器1100の頂部、側面、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。
図11Aは、(想像線として示される)ディスペンサーのための例示的な追加/代替位置を含む。
図11Bは、水平支持面1101上にある、
図10Bの可撓性容器1100の端面図を例示する。
【0144】
追加の実施形態では、本明細書に開示されるような構造支持フレームを有する任意の自立型容器は、任意のその他の既知の3次元形状と一致する全体形状を有するように構成され得る。例えば、本明細書に開示されるような構造支持フレームを有する任意の自立型容器は、(上面視点から観察されるとき)矩形、(任意の数の側面を有する)多角形、楕円形、長円形、星形、若しくは任意の他の形状、又はこれらのいずれかの組み合わせに一致する全体形状を有するように構成され得る。
【0145】
図12A〜14Cは、本明細書に開示される可撓性容器と共に使用することができる様々な例示的なディスペンサーを例示する。
図12Aは、プッシュ−プル型ディスペンサー1260−aの等角図を例示する。
図12Bは、押し上げ式キャップ1260−bを備えるディスペンサーの等角図を例示する。
図12Cは、ねじ式キャップを備えるディスペンサー1260−cの等角図を例示する。
図12Dは、回転可能型ディスペンサー1260−dの等角図を例示する。
図12Eは、キャップを備えるノズル型ディスペンサー1260−dの等角図を例示する。
図13Aは、ストローディスペンサー1360−aの等角図を例示する。
図13Bは、蓋1360−bを備えるストローディスペンサーの等角図を例示する。
図13Cは、跳ね上げ式ストローディスペンサー1360−cの等角図を例示する。
図13Dは、咬合バルブを備えるストローディスペンサー1360−dの等角図を例示する。
図14Aは、ポンプ型ディスペンサー1460−aの等角図を例示する。
図14Bは、ポンプスプレー型ディスペンサー1460−bの等角図を例示する。
図14Cは、トリガースプレー型ディスペンサー1460−cの等角図を例示する。
【0146】
従来の可撓性容器は、容器の端部上に剛性継目を含むことがあり、それは、容器の取り扱いを困難にするか又は不愉快にし、可撓性容器に未完成の外見をもたらし得る。本開示の実施形態による容器は、有利に、ユーザーが容器を取り扱うときに、ユーザーが鋭い剛性継目に接触することを防ぐか又は軽減することによって、改善された容器とのユーザー相互接触を提供することができる。いくつかの実施形態では、容器の周囲に延在する継目は、効果的に縮小され、それは、容器により完成した外観を与えることができ、並びにユーザーの容器との相互接触を改善することができる。
【0147】
本開示の実施形態に従って、
図15を参照すると、容器は、第1の壁部2002及び第2の壁部2004を含み得る。第1及び第2の壁部の一方又は両方は、構造支持部材を含む第1の部分2002−1、2004−2、並びに構造支持部材を含まない第2の部分2002−2、2004−2を含み得る。
図15は、第1の壁部2002及び第2の壁部2004の両方が構造支持部材を含まない部分2002−2、2004−2を含む、実施形態を例示する。第1の構造支持部材2006の少なくとも一部分は、継目領域を画定するように第2の構造支持部材2008の少なくとも一部分に隣接する。継目領域の側面は、非耐久性の可撓性容器の端部を画定する。容器は、第1の壁部と第2の壁部との交点で継目領域から外向きに突出する継目2012を更に含み得る。いくつかの実施形態では、例えば、
図18に例示するように、継目は、製品容積内に内向きに突出してもよい。そのような実施形態では、容器ブランクは、反転し、継目領域から外向きとは反対に内向きに突出する1つ以上の継目2012を提供する。
【0148】
容器は、製品容積2010を更に含み得る。製品容積2010は、閉鎖製品容積であり得る。
【0149】
図15〜17を参照すると、本開示の実施形態に従って、容器は、容器の第1の壁部2002内に画定される第1の構造支持部材2006及び容器の第2の壁部2004内に画定される第2の構造支持部材2008を有する第1の構造支持部材2006及び第2の構造支持部材2008を含み得る。第1の構造支持部材2006及び第2の構造支持部材2008は、少なくとも容器の継目領域内で膨張するときに互いに隣接する。例えば、膨張状態にある場合、第1の構造支持部材2006及び第2の構造支持部材2008は、少なくとも継目領域内で重なり合うか、及び/又は隣接し得る。一実施形態では、第1の構造支持部材2006及び第2の構造支持部材2008は、容器の全長に沿って互いに隣接する。一実施形態では、第1の構造支持部材2006及び第2の構造支持部材2008は、容器の全長に沿って互いと接触している。
【0150】
第1の構造支持部材2006及び/又は第2の構造支持部材2008は、同じ、部分的に同じ、又は異なる幅を有し得る(非膨張状態において)。例えば、一実施形態では、構造支持部材2006、2008のうちの1つ以上の部分が、同じ幅を有してもよい一方、構造支持部材2006、2008の他の部分が、異なる幅を有してもよい。構造支持部材のうちのいずれかは、容器の長さに沿って均一な幅を有してもよく、又は異なる幅を有してもよい。例えば、一実施形態では、第1の構造支持部材2006及び第2の構造支持部材2008の一方又は両方は、継目領域内で均一な幅を有し得る。あるいは、第1の構造支持部材2006及び第2の構造支持部材2008の一方又は両方は、継目領域内で異なる幅を有してもよい。
【0151】
図15を参照すると、容器は、第1の構造支持部材2006の第1の境界2048及び第2の境界2050を含む。第1の接合領域、例えば、少なくとも1つのシールは、第1の構造支持部材2006の第1の境界を画定することができる。継目2012は、第1の構造支持部材2006の第2の境界2050を画定することができる。第1の境界2048は、第2の境界2050内にある。第1の接合領域の幅は、継目2012の幅とは異なってもよく、同じか又は異なる封止方法で形成されてもよい。例えば、第1の接合領域は、継目よりも幅が広くてもよい。同様に、第2の構造支持部材2008は、第2の境界2050を画定する継目2012を有する第2の境界内の第1の境界2048によって画定され得る。このため、いくつかの実施形態では、継目2012は、第1の構造支持部材2006及び第2の構造支持部材2008の第2の(外側の)境界を画定するように機能し得る。継目2012は、製品容積の境界を更に画定し得る。他の実施形態では、別々の接合領域を使用して、第1の構造支持部材2006及び/又は第2の構造支持部材2008の第2の(外側の)境界を画定することができる。接合領域を一緒に接合して、継目を形成し、製品容積の境界を画定することができる。いくつかの実施形態では、継目は、第1及び/又は第2の構造支持部材の第2の(外側の)境界の外に形成され得る。継目2012は、第1の壁部と第2の壁部との交点2052における第1及び第2の薄膜壁の接合によって画定され、この交点2052から自由端2054に突出する。
【0152】
継目は、容器の底部領域に沿って延在し、容器が水平支持面上に直立するとき、水平支持面と接触し得る。別の実施形態では、容器の側端部に沿って継目に接続するか、又はそこから分離する継目は、容器の底部に延在し、容器が水平支持面上に直立するとき、水平支持面と接触する。他の実施形態では、継目及び複数の継目は、水平支持面と接触するのを避けるように配置されてもよい。
【0153】
本開示の実施形態に従って、容器2000の少なくとも一部分にある継目2012は、容器2000を取り扱うときに、ユーザーの手が継目2012に接触しないように、効果的に縮小され得る。本明細書で使用される場合、用語「効果的に縮小される」とは、幅の実際の縮小を有するか、又は容器の1つ以上の特徴によってユーザーに対して検出不可能に作製された継目2012を指す。容器上に含まれる継目(複数可)2012の全て又は一部分のみは、効果的に縮小される。例えば、継目は、容器2000の把持領域内で効果的に縮小され得る。頂部、中部、底部領域を含む、容器2000の他の領域もまた、効果的に縮小された継目2012を含み得る。
【0154】
例えば、継目2012の実際の縮小は、容器の形成中の継目のトリミングによって達成され得る。
図19及び20を参照すると、例えば、カバー材料2014は、継目2012を覆い、それにより、継目をユーザーから検出できなくするように、容器の全て又は一部分の上に提供され得る。
図19は、カバー材料2014が、第1の構造支持部材2006及び第2の構造支持部材2008に接合され、継目2012を覆う、実施形態を例示する。
図20は、カバー材料2014が、容器2000の全外面を覆う、実施形態を例示する。
図17を参照すると、継目2012は、ユーザーの手が、継目2012とは反対に構造支持部材2006、2008に接触するように、第1の薄膜壁と第2の薄膜壁との交点2052から最も遠い突出を有する継目2012の側面を超えて延在する構造支持部材2006、2008等の容器2000の部分を提供することによって、効果的に縮小され得る。
図15では、例えば、第1の薄膜壁と第2の薄膜壁との交点2052からの最も遠い突出を有する継目の側面は、自由端2054である。
図21では、第1の薄膜壁と第2の薄膜壁との交点2052からの最も遠い突出を有する継目の側面が、参照番号2053として例示される。
図18を参照すると、代替の実施形態では、継目2012は、少なくとも部分的に、継目2012を画定する接合部分を含む容器ブランクを形成し、継目2012が、継目領域から外向きとは反対に継目領域から内向きに延在するように容器ブランクを反転させることによって、効果的に縮小され得る。別の実施形態では、継目2012は、継目を構造支持部材の一部分に接合することによって、効果的に縮小され得、それにより、継目2012を、容器を取り扱うユーザーによってより目立たないか、又は検出できないようにすることができる。
【0155】
容器の構造支持部材は、継目の幅を効果的に縮小するために使用され得ることが有利に理解されている。例えば、継目幅及び構造支持部材の幅は、構造支持部材が、第1の薄膜壁と第2の薄膜壁との交点2052からの最も遠い突出を有する継目の側面を超えて延在し、それによって、ユーザーの手と継目との相互接触を防ぐように、寸法決めされ得る。構造支持部材が、継目の幅を効果的に縮小することができる程度は、継目の幅に対する構造支持部材の幅の比率に基づいてだけではなく、構造支持部材に隣接して配置される第1及び/又は第2の壁部のパネル内の張力の量によっても異なり得る。例えば、
図15〜17を参照すると、構造支持部材に隣接するパネル又は複数のパネル内の
低減した張力の
低減は、隣接する構造支持部材間に配置される継目を外向きに突出させ得る。
図15及び16を参照すると、パネル又は複数のパネル内の張力が
増加されるにつれて(
図17に例示される)、構造支持部材2006、2008は、外向きに回転し、それにより、継目2012を隣接する構造支持部材2006と2008との間に埋め込むだろう。
図16を参照すると、パネル又は複数のパネル内の張力が
低減するにつれて、構造支持部材2006、2008は、内向きに回転し、それにより、継目2012が、継目領域から延在する度合いを上昇させるだろう。
【0156】
図21A〜21Eを参照すると、上に記載されるように、継目は、直線、曲線、丸まった、又は任意の他の好適な配向を有し得る。継目はまた、第1及び第2の薄膜壁の可撓性材料が接合される第1の継目部分、並びに第1及び第2の薄膜壁の可撓性材料の全て又は一部分が接合されないままである第2の継目部分も含み得る。
図21Aは、膨張状態にあるとき、構造支持部材のうちの1つの湾曲と概して一致しているように、継目が進路に沿って湾曲し得る実施形態を例示する。
図21Bは、継目が、湾曲した、角度付けられた、及び直線セグメント部分を含む実施形態を例示する。
図21Cは、継目が、第1の薄膜壁と第2の薄膜壁との交点2052から外向きに突出し、次いで、自由端2054が第1の薄膜壁と第2の薄膜壁との交点2052に向かって戻るように戻って丸まる、継目が丸まった実施形態を例示する。
図21Dは、2つの可撓性材料2056、2058が、第2の継目部分において接合されず、共対面関係にない実施形態を例示する。
図21Eは、4つの可撓性材料2056、2057、2058、2059が、第2の継目部分において接合されず、共対面関係にない実施形態を例示する。
【0157】
本明細書において、第1及び第2の薄膜壁のうちのそれぞれは、任意の好適な数の可撓性材料で形成されてもよく、継目の第2の継目部分は、単一配向の可撓性材料の全て若しくは小部分を含んでもよく、又は可撓性材料のそれぞれは、異なる配向で提供されてもよいことを理解されたい。
図21Eを参照すると、例えば、一実施形態では、継目は、第1の薄膜壁と第2の薄膜壁との交点2052と隣接する第1の継目部分内で4つの可撓性材料を接合することによって形成されてもよく、4つの可撓性材料の全ては、自由端2054に隣接する第2の継目部分内では接合されないままである。接合されていない可撓性材料は、それぞれ、全てが共対面であるように同じ配向を有してもよく、それぞれが隣接する可撓性材料と非共対面であるように異なる配向を有するか、又は同じ配向の可撓性材料の小部分及び異なる配向の小部分を有してもよい。あるいは、第2の継目部分は、接合される可撓性材料の小部分及び接合されないままの小部分を含み得る。
図21Dを参照すると、例えば、第1及び第2の薄膜壁のそれぞれが2つの可撓性材料を含み得る実施形態では、継目は、第1の継目部分内に4つの可撓性材料の接合(即ち、第1及び第2の薄膜壁の接合)を含むようになる。継目の第2の継目部分は、例えば、第1及び第2の薄膜壁によって画定される2つの非接合部分を含み得る。例えば、第1の薄膜壁の2つの可撓性材料は、継目の全幅に沿って接合されたままであり、第2の薄膜壁の2つの可撓性材料は、継目の全幅に沿って接合されたままであるが、第1及び第2の薄膜壁は、第2の継目部分内で接合されないままであった。代替の接合及び非接合配置もまた、所望のように第2の継目部分内に含まれ得る可撓性材料のいずれか1つ又は小部分として企図される。
【0158】
上で述べたように、継目は、継目長の全て又は一部分に沿って配向、幅、プロファイル、及び/又はパターンが異なり得る。あるいは、継目は、継目長に沿って、1つ以上の態様又は全ての態様において均一であってもよい。
図22は、継目の長さに沿って異なるプロファイル形状及び配向を有する継目の斜視図である。特に、
図22は、直線継目プロファイルを有する継目の第1の領域2060、直線継目プロファイルを有し、構造支持部材のうちの1つに向かって角度付けられる継目の第2の領域2062、非直線継目プロファイル、及び具体的には、波形又は湾曲した継目プロファイルを有する第3の領域2064を例示する。湾曲した継目プロファイルの起伏は、同じか若しくは異なるピーク及び/又は谷幅及び/又は高さを有し得る。
【0159】
一実施形態では、第1及び第2の壁部は、容器の少なくとも1つの端部に沿って互いに一体になり得る。そのような実施形態は、継目を有さない把持領域を提示する。種々の実施形態では、継目2012の少なくとも部分は、容器を取り扱うときに、ユーザーによる継目2012の接触を許容するのに十分な幅で継目領域から延在し得る。継目2012は、任意の好適な形状を有するプロファイルを含み得る。継目はまた、継目プロファイル内に装飾的な飾り及び/又は継目への切り込みも含み得る。継目2012のプロファイル、継目プロファイル内の装飾的な飾り、及び/又は継目への切り込みは、ユーザーに製品容積内に収容される製品に関する情報を伝えるために使用され得る。例えば、継目プロファイル、装飾的な飾り、及び継目へのカットのうちの1つ以上は、視覚的及び/又は触覚的方法でユーザーに情報を伝えることができる。例えば、一実施形態に従って、容器棚セットは、ユーザーによって接触可能であるように、それぞれが、継目領域から外向きに延在する継目2012の少なくとも一部分を有する第1及び第2の可撓性容器を含み得る。第1の容器の継目は、第2の容器の継目とは異なるプロファイルを有してもよく、それは、ユーザーに棚セットの内容物に関する情報を伝えることができる。例えば、第1の容器は、シャンプーを収容し、第1の形状の継目プロファイルを有する一方、第2の容器は、コンディショナを収容し、第2の形状の継目プロファイルを有してもよい。そのような例示的実施形態では、継目プロファイルは、ユーザーにどちらの製品がシャンプーであり、どちらがコンディショナであるかを示す。他の種類の製品セットは、製品に関する情報を指定するために異なる継目プロファイルを有する容器を含む容器棚セットに同様に提供され得る。継目プロファイルはまた、単一容器内の製品、製品の特定の変異型、又は製品群に関する情報を提供することもでき、セルフセット(self set)における使用に限定されない。装飾的な飾り、及び/又は継目中には、棚セット内又は単一容器内の製品に関する情報を同様に提供し得る。
【0160】
図23を参照すると、容器ブランク系2040は、複数の容器ブランクを含み得る。簡略化のために、2つの容器ブランク2042、2044のみが
図23に例示される。任意の好適な数の容器ブランクが、容器ブランク系2040に提供され得る。隣接する容器ブランク2042、2044は、継目2046によって接合される。容器ブランクが、容器を形成するために分離されるとき、継目2046は、各容器ブランクが、継目2046の一部分を保持するように切断され得る。容器ブランクは、構造支持部材の内側境界2048及び製品容積の境界を画定する外側境界2050を画定する第1の接合領域を含む。製品容積2010を画定する外側境界の一部分は、継目によって提供され得る。
【0161】
非耐久性の可撓性容器を作製する方法は、第1及び第2の封止可能層を備える第1の可撓性材料を提供することと、第3の封止可能層を備える第2の可撓性材料を提供することと、を含み得る。本方法は、第1の構造支持部材の内部境界を画定するように、第1及び第2の可撓性材料の第1の領域内で少なくとも1つのシールを用いて第1の封止可能層の一部分を第3の封止可能層の一部分に接合することを更に含むことができ、第1の構造支持部材は、第1の領域の第1の部分内に画定され、第1の領域の第2の部分は、構造支持部材を含まない。本方法はまた、第2の構造支持部材の内部境界を画定するように、第1及び第2の材料の第2の領域内で少なくとも1つのシールを用いて第1の封止可能層の一部分を第3の封止可能層の一部分に接合することも含み得る。第1の構造支持容積と第2の構造支持容積との内部境界は、実質的に同じか又は異なる時点で画定され得る。本方法はまた、製品容積の外部境界及び非耐久性の可撓性容器の端部から外向きに突出する継目を画定するように、少なくとも1つのシールを用いて第1の領域内の第2の封止可能層の一部分を第2の領域内の第2の封止可能層の一部分に接合することを含むことができる。第1の領域内の第2の封止可能層を第2の領域内の第2の封止可能層に接合することはまた、第1の構造支持部材と第2の構造支持部材との外部境界を画定するために使用され得る。あるいは、第1の構造支持部材と第2の構造支持部材との外部境界は、第1及び第3の封止可能層の接合部分によって別々に画定され得る。第1及び第2の領域内の第1及び第3の封止可能層の少なくとも1つのシール接合部分は、第1の領域内の第2の封止可能層の部分の第2の領域内の第2の封止可能層の部分への少なくとも1つのシール接合とは、異なる若しくは同じ封止方法によって、形成され得る。
【0162】
方法は、継目をトリミングすることを更に含んでもよい。例えば、継目は、単一動作で、又は連続動作で形成され、トリミングされてもよい。継目を形成し、トリミングする方法、又は形成後にトリミングする方法の例には、手による切断、熱線封止、切断封止、超音波切断封止、打ち抜き、レーザー切断、水ジェット切断、及びエアナイフ切断が挙げられる。本方法はまた、いったん薄膜が反転すると、継目が製品容積内に内向きに突出するように、継目を少なくとも部分的に形成した後、薄膜を反転させることを更に含んでもよい。
【0163】
本明細書に開示される実施形態のいずれかの一部、複数部分、又は全ては、以下に記載されるものを含む、可撓性容器の分野で既知の他の実施形態の一部、複数部分、又は全てと組み合わせることができる。
【0164】
本開示の実施形態は、以下の特許出願に開示される、可撓性容器のための材料、構造、及び/又は特徴のいずれか及び全ての実施形態、並びにそのような可撓性容器を作製する及び/若しくは使用するいずれか及び全ての方法を使用することができる。(1)「Flexible Containers」と題され、米国第20130292353号として公開された2013年5月7日出願の米国非仮特許出願第13/888,679号(出願事例12464M)、(2)「Flexible Containers」と題され、米国第20130292395号として公開された2013年5月7日出願の米国非仮特許出願第13/888,721号(出願事例12464M2)、(3)「Flexible Containers」と題され、米国第20130292415号として公開された2013年5月7日出願の米国非仮特許出願第13/888,963号(出願事例12465M)、(4)「Flexible Containers Having a Decoration Panel」と題され、米国第20130292287号として公開された2013年5月7日出願の米国非仮特許出願第13/888,756号(出願事例12559M)、(5)「Methods of Making Flexible Containers」と題され、米国第20140033654号として公開された2013年8月1日出願の米国非仮特許出願第13/957,158号(出願事例12559M)、(6)「Methods of Making Flexible Containers」と題され、米国第20140033655号として公開された2013年8月1日出願の米国非仮特許出願第13/957,187号(出願事例12579M2)、(7)「Flexible Containers with Multiple Product Volumes」と題され、米国第20130292413号として公開された2013年5月7日出願の米国非仮特許出願第13/889,000号(出願事例12785M)、(8)「Flexible Materials for Flexible Containers」と題され、米国第20130337244号として公開された2013年5月7日出願の米国非仮特許出願第13/889,061号(出願事例12786M)、(9)「Flexible Materials for Flexible Containers」と題され、米国第20130294711号として公開された2013年5月7日出願の米国非仮特許出願第13/889,090号(出願事例12786M2)、(10)「Disposable Flexible Containers having Surface Elements」と題された2013年8月1日出願の米国仮特許出願第61/861,100号(出願事例13016P)、(11)「Flexible Containers having Improved Seam and Methods of Making the Same」と題された2013年8月1日出願の米国仮特許出願第61/861,106号(出願事例13017P)、(12)「Methods of Forming a Flexible Container」と題された2013年8月1日出願の米国仮特許出願第61/861,118号(出願事例13018P)、(13)「Enhancements to Tactile Interaction with Film Walled Packaging Having Air Filled Structural Support Volumes」と題された2013年8月1日出願の米国仮特許出願第61/861,129号(出願事例13019P)、(14)「Flexible Containers Having a Squeeze Panel」と題された2013年10月11日出願の中国特許出願第CN2013/085045号(出願事例13036)、(15)「Stable Flexible Containers」と題された2013年10月11日出願の中国特許出願第CN2013/085065号(出願事例13037)、(16)「Flexible Containers and Methods of Forming the Same」と題された2013年11月6日出願の米国仮特許出願第61/900,450号(出願事例13126P)、(17)「Easy to Empty Flexible Containers」と題された2013年11月6日出願の米国仮特許出願第61/900,488号(出願事例13127P)、(18)「Containers Having a Product Volume and a Stand−Off Structure Coupled Thereto」と題された2013年11月6日出願の米国仮特許出願第61/900,501号(出願事例13128P)、(19)「Flexible Containers Having Flexible Valves」と題された2013年11月6日出願の米国仮特許出願第61/900,508号(出願事例13129P)、(20)「Flexible Containers with Vent Systems」と題された2013年11月6日出願の米国仮特許出願第61/900,514号(出願事例13130P)、(21)「Flexible Containers for use with Short Shelf−Life Products and Methods for Accelerating Distribution of Flexible Containers」と題された2013年11月6日出願の米国仮特許出願第61/900,765号(出願事例13131P)、(22)「Flexible Containers and Methods of Forming the Same」と題された2013年11月6日出願の米国仮特許出願第61/900,794号(出願事例13132P)、(23)「Flexible Containers and Methods of Making the Same」と題された2013年11月6日出願の米国仮特許出願第61/900,805号(出願事例13133P)、(24)「Flexible Containers and Methods of Making the Same」と題された2013年11月6日出願の米国仮特許出願第61/900,810号(出願事例13134P)、そのそれぞれは、参照により本明細書に組み込まれる。
【0165】
本明細書に開示される実施形態のいずれかのうちの一部、複数部分、又は全てはまた、流動性製品のための容器の技術分野において既知の他の実施形態のうちの一部、複数部分、又は全てと、それらの実施形態が本明細書に開示されるような可撓性容器に適用され得る限り、組み合わせられ得る。例えば、種々の実施形態では、可撓性容器は、容器の一部に製品容積を覆って配置され、かつ製品容積内の流動性製品の高さを示すように構成された、垂直配向の透明ストリップを含むことができる。本明細書に開示される寸法及び値は、列挙される正確な数値に厳密に制限されるとは理解されない。むしろ、別段の指定がない限り、かかる寸法の各々は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等な範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味するものである。
【0166】
相互参照される又は関連する任意の特許又は特許出願を含んだ、本明細書で引用される全ての文献は、明示的に除外又は別途限定されない限り、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、それが本明細書に開示若しくは特許請求される任意の文献に関する先行技術であること、又はそれが単独で若しくは任意の他の参照との任意の組み合わせで任意のこのような実施形態を教示、提案、若しくは開示することを認めるものではない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と競合する程度に、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
【0167】
本明細書では特定の実施形態を図示し説明したが、特許請求内容の趣旨及び範囲から逸脱することなく様々な他の変更及び修正を行うことができることを理解されたい。更に、特許請求される主題の種々の態様が本明細書で説明されたが、このような態様は組み合わせて利用される必要はない。したがって、添付される特許請求の範囲は、請求される主題の範囲内に属する全てのこのような変更及び修正を網羅することが意図される。