(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
メモリ及びプロセッサを含むコンピュータデバイスであって、前記メモリにはコンピュータコードが記憶され、前記プロセッサが前記コンピュータコードを実行すると、請求項1〜5のいずれかに記載の方法が実行されるように構成されるコンピュータデバイス。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図面において、同じ又は同様の参照番号は、同じ又は同様の構成要素を表す。
【0016】
例示的な実施形態をより詳細に検討する前に、一部の例示的な実施形態が
フロー図の形態で処理又は方法として説明されることを言及すべきである。
フロー図はそれぞれの操作を順次処理されるものとして示すが、
フロー図の中の多くの操作は、平行して、同時に、又は一斉に実施される
ことができる。加えて、さまざまな操作が、順序を変えられ得る。操作が完了するとき、処理は終了
してもよいが、添付の図面に含まれないさらなるステップが含まれ
てもよい。処理は、方法、機能、仕様、サブルーチン、サブプログラムなどに対応
してもよい。
【0017】
文脈の中で
いう「サーバ」は、論理的サーバ又はエンティティサーバ(entity server)を含む
ことができ、エンティティサーバは、「ネットワークデバイス」とも呼ぶ
ことも可能であり、「ネットワークデバイス」とは
、すなわち、ネットワーク側に設けられ、所定のプログラム又は
コマンドを実行することによって数値計算及び/又は論理計算のような所定の処理手順を実行し得るインテリジェントな電子デバイスである。ネットワークデバイスは、プロセッサ及びメモリを含む
ことが可能であり、プロセッサは、所定の処理手順を実行するための予め記憶されたプログラム
コマンドを実行し、所定の処理手順は、ASIC、FPGA、及びDSPなどのハードウェアによって実行されるか、又は
コマンド及びハードウェアの組合せによって実行される
ことも可能である。
【0018】
エンティティサーバは、小型のタブレットデバイス又は大型のタブレットデバイスであ
ってもよい。サーバは単なる例示であり、その他の既存の又は将来登場する
可能性のあるネットワークデバイスも
、本発明に適用可能である限り、本発明の保護範囲に含ま
れ、参照により本明細書に組み込まれることに留意する必要がある。
【0019】
後述で検討される方法(その一部は
フロー図によって示される)は、概して、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、又はこれらの任意の組合せによって
実現することが可能である。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、又はマイクロコード
によって実現する場合、必要なタスクを実行するためのプログラムコード又はコードセグメントは、機械又はコンピュータ可読媒体(例えば、ストレージ媒体)に記憶される
ことが可能である。(1又は2以上の)プロセッサが、必要なタスクを実施する
ことが可能である。
【0020】
本明細書において開示される特定の構造及び機能の詳細は、本発明の例示的な実施形態を説明することを目的とした
実例であるに過ぎない。むしろ、本発明は、多くの代替的な実施形態によって特に実
現され得る。したがって、本発明は本明細書に示される実施形態にのみ限定されると理解されるべきでない。
【0021】
なお、「第1の」及び「第2の」のような用語がそれぞれのユニットを説明するために本明細書において使用される
ことが可能であるが、これらのユニットはこれらの用語によって限定されるべきでないことを理解されたい。これらの用語の使用は、ユニットを区別するためのものであるに過ぎない。例えば、例示的な実施形態の範囲を逸脱することなく、第1のユニットが第2のユニットと呼ばれる可能性があり、同様に、第2のユニットが第1のユニットと呼ばれる
ことが可能である。本明細書において使用される用語「及び/又は」は、列挙された1又は2以上の関連する項目の任意の及びすべての組合せを含む。
【0022】
1つのユニットがさらなるユニットに「接続される」又は「結合される」とき、そのユニットはさらなるユニットに直接接続されるか若しくは結合される
ことが可能であり、又は中間ユニットが存在する
ことが可能である。
逆に、ユニットがさらなるユニットに「直接接続される」又は「直接結合される」とき、中間ユニットは存在しない。ユニットの間の関係を説明するためのその他の用語(例えば、「〜の間に配される」対「〜の間に直接配される」、「隣接する」対「直
接に隣接する」など)は、同様にして解釈されるべきである。
【0023】
本明細書において使用される用語は、好ましい実施形態を説明するためのものに過ぎず、例示的な実施形態を限定するように意図されていない。別途示されない限り、本明細書において使用される単数形「1つの(a)」又は「1つの(one)」は、複数形も含むように意図される。本明細書において使用される用語「含む(comprise)」及び/又は「含む(include)」は、記載された特徴、整数(integer)、ステップ、操作、ユニット、及び/又は構成要素の存在を規定するが、1若しくは2以上のその他の特徴、整数、ステップ、操作、ユニット、構成要素、及び/又はこれらの組合せの存在又は追加を除外しないことも理解されたい。
【0024】
一部の代替的な実施形態においては、記載された機能/アクションが図面において示されるものとは異なる順序で行われる
ことが可能であることにも留意されたい。例えば、含まれる機能/アクションに応じて、2つの連続的に示された図が、実質的に同時に又はときには逆の順序で実行される
ことも可能である。
【0025】
以降で、図面
を参照しつつ本発明をさらに詳細に説明
する。
【0026】
実施形態1:音声
検証の方法
図1は、本実施形態の音声
検証の方法の
フロー図を示し、
図1に示される方法は、主として、ステップS100、ステップS110、ステップS120、及びステップS130を含む。以降、
図1のそれぞれのステップが示される。
【0027】
S100:ネットワーク側で、ユーザ側からの音声
検証要求に
基づいてユーザ音声通信番号(user voice communication number)を取得し、音声
検証要求に対応する音声
検証情報を決定する。
【0028】
具体的に、ネットワーク側は、ユーザによって予約された複数のユーザ音声通信番号
が予め記憶
されている。これらのユーザ音声通信番号は、通信番号の
集合を形成する。ネットワーク側は、通信番号の予め記憶された
集合の中から音声
検証要求に対応するユーザ音声通信番号を取得し得る。
具体例として、ネットワーク側の通信番号の
集合は、
複数のユーザ音声通信番号とユーザ識別子(例えば、ユーザのログオンアカウント又はユーザの決済アカウント情報など。以降、説明はユーザの決済アカウント情報を例として
説明する)との間
の対応関係を含む。ネットワーク側は、ユーザ側から音声
検証要求を受信するとき、まず、音声
検証要求
に含まれる情報からユーザの決済アカウント情報を取得する
ことが可能であり、それから、ネットワーク側は、
該ユーザの決済アカウント情報に対応するユーザ音声通信番号を取得するために
、該ユーザアカウント決済情報を用いて
集合からマッチング及び検索を実行する。本実施形態は、ネットワーク側で音声
検証要求に従ってユーザ音声通信番号を取得する特定の実施形態に限定されない。
【0029】
本実施形態において取得されるユーザ音声通信番号は、主として、ネットワーク側とユーザ側との間の音声通話接続を確立するためのものである。本実施形態におけるユーザ音声通信番号は、ユーザのモバイル電話番号であ
ってもよい。
【0030】
1つの応用
場面では、本実施形態において、ユーザ音声通信番号に対応するユーザデバイス及び音声
検証要求を送信するユーザ機器は、同じユーザ機器であり、例えば、ユーザは、そのユーザのスマートモバイル電話(又は電話機能を有するタブレットコンピュータ)を用いて決済操作又はログオン操作などを実行し、単に、スマートモバイル電話(又は電話機能を有するタブレットコンピュータ)の番号(すなわち、ユーザのモバイル電話番号)が、ユーザ識別子(例えば、ユーザのログオンアカウント又はユーザの決済アカウント情報など)に対応するユーザ音声通信番号である。
【0031】
別の応用
場面では、本実施形態において、ユーザ音声通信番号に対応するユーザ機器は、音声
検証要求を送信するユーザ機器と異なり、例えば、ユーザが、そのユーザのスマートフォン(又は電話機能を有するタブレットコンピュータ)を用いて決済操作又はログオン操作などを実行する一方、ネットワーク側に記憶されたユーザ識別子情報に対応するユーザ音声通信番号は、ユーザのスマートフォンの番号であり、別の例においては、ユーザが、スマートフォンを用いて決済操作を実行する一方、スマートフォンの番号(すなわち、ユーザのモバイル電話番号)は、ユーザ識別子情報(例えば、ユーザのログオンアカウント又はユーザの決済アカウント情報)に対応するユーザ音声通信番号ではなく、つまり、ユーザ識別子情報に対応するユーザ音声通信番号は、決済操作又はログオン操作を実行するためにユーザによって使用されるスマートモバイル電話番号の番号と同一ではない。
【0032】
本実施形態において、
所定の期間(例えば、数時間又は数十時間又は数日)内に異なる音声
検証要求に関してネットワーク側で決定される音声
検証情報は、通常、反復的でない。言い換えると、本発明のネットワーク側は、
所定の期間内に異なる音声
検証要求が異なる音声
検証情報に対応すべきであることを
確保する必要がある。
【0033】
本実施形態のネットワーク側によって、音声
検証要求に対応する音声
検証情報を決定する
具体例として、ネットワーク側は、複数のオーディオファイル(「音声ファイル」と
いう)を予め記憶し、
かつ複数のオーディオファイルの
間に特性が大きく異なる。すべてのオーディオファイルが、オーディオファイルセットを形成する
ことが可能であり、ネットワーク側が音声
検証要求を受信するとき、オーディオファイルセットから
1つのオーディオファイルを無作為に選択し、無作為に選択されたオーディオファイルを音声
検証要求に対応する音声
検証情報とする。
【0034】
本実施形態のネットワーク側によって、音声
検証要求に対応する音声
検証情報を決定する別の
具体例として、ネットワーク側は、音声
検証要求を受信した後、オーディオファイルを無作為に生
成し、無作為に生
成したオーディオファイルを音声
検証要求に対応する音声
検証情報
とする。ネットワーク側でオーディオファイルを無作為に生
成する方法としては、予め記憶されたオーディオファイルから
一部のオーディオ情報を無作為に
切り取ることによって、新しいオーディオファイルを生
成することができ、
該新しいオーディオファイル
が無作為に生
成したオーディオファイル
になる。ネットワーク側でオーディオファイルを無作為に
生成する方法
として、2又は3以上の予め記憶されたオーディオファイルを
無作為に組み合わせて新しいオーディオファイ
ルを形成することもでき、該新しいオーディオファイル
が無作為に
生成したオーディオファイル
になる。
【0035】
本実施形態は、ネットワーク側が音声
検証要求に対応する音声
検証情報を決定するための
具体的な実施形態
、オーディオファイルの具体的なフォーマッ
ト、及びネットワーク側がオーディオファイルを無作為に
生成するための
具体的な実施形態などに限定しない。
【0036】
本実施形態の音声
検証情報は、音楽
を再生するための音声
検証情報(voice verification information)
であってもよく、又は数及び/若しくはアルファベット及び/若しくは
単語及び/若しくは漢字
を再生するための音声
検証情報
であってもよい。加えて、音声
検証情報を再生す
る時間は、通常、非常に短く、例えば、おおむね1〜5秒などである。本実施形態は、音声
検証情報によって再生される
具体的な内容又は音声
検証情報を再生する時間の長さ
は限定しない。
【0037】
本実施形態において、音声
検証情報は、
いずれも対応する一意
の識別子を有し、つまり、1つの識別子
により、1つの音声検証情報を一意に決定することができる。識別子は、音声
検証情報の識別子と呼ばれ
てもよい。音声
検証情報に対応する識別子は、
具体的に、オーディオファイルのファイル名、若しくはオーディオファイルの記憶パス及びファイル名の組合せ、又はオーディオファイルのインデックス値、又は無作為生成アルゴリズムを用いて無作為に生
成した識別子であ
ってもよい。本実施形態は、音声
検証情報の識別子の
具体的な表現形態に限定されない。
【0038】
本実施形態の音声
検証情報に対応する識別子は、
検証プロセス(例えば、決済
検証プロセス)
に用いることが可能であり、音声マッチングアルゴリズムにおいて識別子を追加することによって、音声
検証の結果の正確さが、さらに保証される
ことが可能である。
【0039】
一実施形態においては、音声
検証要求に対応する音声
検証情報を決定する
ときに、ネットワーク側は、
該音声検証情報が対応する識別子を取得することができ、例えば、
音声検証情報としてのオーディオファイルのファイル名又はインデックス値
を取得し、
また、音声検証報としてのオーディオファイルの記憶パス及びファイル名
を取得するな
どを取得することが可能であり、それから、ネットワーク側は、音声
検証情報に対応する識別子をユーザ側に提供する
ことが可能である。通常の状況においては、ネットワーク側は、決定
(特定)した音声
検証情報に対応する識別子を、ユーザ側
における音声
検証要求を送信するユーザ機器に提供し
てもよい。音声
検証要求を送信するユーザ機器がユーザ音声通信番号に対応するユーザ機器でない場合、音声
検証要求を送信するユーザ機器は、ネットワーク側から送信された音声
検証情報に対応する識別子をユーザ音声通信番号に対応するユーザ機器に提供する
ことが可能であり、例えば、音声
検証要求を送信するユーザ機器は、WiFi又はBluetoothなどのワイヤレス送信方法によって、音声
検証情報に対応する識別子を、ユーザ音声通信番号に対応するユーザ機器に提供し、別の例として、音声
検証要求を送信するユーザ機器は、ユーザ音声通信番号に対応するユーザ機器が2次元コードをスキャンすることによって音声
検証情報に対応する識別子を取得し得るように2次元コードを表示し、もちろん、音声
検証要求を送信するユーザ機器は、ネットワーク側から送信された音声
検証情報に対応する識別子をユーザ音声通信番号に対応するユーザ機器に提供するためにその他の都合の良い送信方法を採用する
ことも可能であり、加えて、音声
検証要求を送信するユーザ機器は、ユーザ音声通信番号に対応するユーザ機器が
後続の録音によって得られ
る録音情報の受信者を知り得るように、識別子を送信するとき、音声
検証要求に関する受信者情報もユーザ音声通信番号に対応するユーザ機器に提供する
ことが可能である。本実施形態は、音声
検証要求を送信するユーザ機器がネットワーク側から送信された音声
検証情報に対応する識別子をユーザ音声通信番号に対応するユーザ機器
に提供する
具体的な方法
は限定しない。
【0040】
実際の応用
場面では、本実施形態のネットワーク側が音声
検証情報に対応する識別子をユーザ側に提供する
ことが可能であるが、それは、本実施形態のネットワーク側が音声
検証情報に対応する識別子をユーザ側に提供しなければならないことを意味
するのではなく、つまり、ネットワーク側が音声
検証情報に対応する識別子をユーザ側に提供しない
場合でも、本実施形態の
検証手順は実施され得ることに特に留意されたい。
【0041】
S110:ネットワーク側で、ユーザ音声通信番号に従って対応するユーザへの
呼び出しを開始し
(initiating a call)、
呼び出しが接続した(call through
)場合、決定された音声
検証情報をユーザに対して再生する。
【0042】
具体的に、本実施形態のネットワーク側は、ユーザ側との音声通話接続(すなわち、音声リンク)を確立するためにユーザ音声通信番号に
基づいて対応する
呼び出し操作を実行する
ことが可能である。本実施形態のネットワーク側は、既存の
呼び出し方法を使用してユーザ側との音声通話接続を確立する
ことが可能であり、例えば、ネットワーク側は、公衆交換電話網(PSTN,Public Switched Telephone Network)によってインターネットプロトコル(IP,Internet Protocol)ネットワークに接続し、又はネットワーク側は、自動音声応答(IVR,Interactive Voice Response)技術を用いてユーザ側との音声通話接続を確立する。ユーザ側との音声通話接続を正常に確立する(例えば、ユーザが着信に答える)とき、ネットワーク側は、音声通話接続に基づいてユーザに対して
上述で決定した音声
検証情報を再生する。本実施形態は、ネットワーク側によって対応するユーザへの
呼び出しを開始し、ネットワーク側によって音声通話接続を通じてユーザに対して音声
検証情報を再生する
具体的な方法は限定しない。
【0043】
本実施形態のネットワーク側は、ユーザに対して音声
検証情報を正常に再生することができるように
呼び出しの繰り返し機能(call repeating function)を提供し、例えば、音声通話接続がユーザの現在の
呼び出しのために正常に確立されない場合、又は音声通話接続がユーザの現在の
呼び出しのために正常に確立されたが、音声
検証情報が正常に再生されない場合、ネットワーク側は、ユーザのために
呼び出し機能を再び実行するべきである。
【0044】
ネットワーク側で
呼び出しを繰り返す
具体例
として、ネットワーク側がユーザ音声通信番号の加入位置(subscription location)を決定することができない場合、ネットワーク側が、ユーザ音声通信番号に対して調整を実行し(例えば、現在の
呼び出しに対応する
呼び出しできなかった具体的な原因に基づいて、ユーザ音声通信番号をどのようにして調整すべきかを決め)、調整後にユーザを呼び出す操作を再実行する
ことが可能であり、例えば、ネットワーク側が、ユーザ音声通信番号の前に0を
加えてダイヤルし、ユーザを再び呼び出し、別の例として、ネットワーク側が、ユーザ音声通信番号の前に加えられた0を削除し、ユーザを再び呼び出すことである。
【0045】
ネットワーク側で
呼び出しを繰り返す別の
具体例は、現在の
呼び出しが使用される発呼者の番号に異常が起こる(例えば、発呼者の番号がPSTNによって遮られるなど)場合、ネットワーク側が、他の発呼者の番号を用いてユーザを呼び出す操作を再び実行する
ことが可能である。言い換えると、
ネットワーク側では複数の発呼者の番号
が設定されており、ネットワーク側が発呼者の番号の原因でユーザ側との音声通話接続を正常に確立することができなかった場合、ネットワーク側は、発呼者の番号を変更し、
変更後の発呼者の番号を用いてユーザ側との音声通話接続を確立するように再び試みるべきである。
【0046】
ネットワーク側で
呼び出しを繰り返すさらなる
具体例は、ネットワーク側が現在の
呼び出しのためにユーザ側との音声通話接続を正常に確立したが、接続の中断
などのような
原因で音声
検証情報を正常に再生することができなかった場合、ネットワーク側が、音声
検証情報を正常に再生することができるようにユーザを呼び出す操作を再び実行する
ことが可能である。
【0047】
S120.ユーザ側で、ユーザが呼び出されること
が検出された場合、自動
受信(automatic listening)及び録音を実行し、呼び出し(通話)が終了すると
、録音によって得られ
た録音情報をネットワーク側に送信する。
【0048】
具体的に、ユーザ側は、音声
検証要求を送信した後、
呼び出し監視ステータスに入る
ことが可能であり、例えば、ユーザ側は、
検証サービスを開始した後、
呼び出し監視ステータスに
入り、
着呼があること
が検出された場合、ユーザ側は
、受信操作を自動的に実行し、
録音サービス
など利用することによって音声通話接続中再生されたオーディオ信号を記録し、呼び出しが終了する(例えば、電話が切られる)と、ユーザ側は、ネットワーク側が音声
検証メッセージに
対して音声
検証操作を実行することができるように
、録音情報を含む音声
検証メッセージをネットワーク側に自動的に送信し、例えば、ネットワーク側は、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP,HyperText Transfer Protocol)によってネットワーク側
に録音情報を送信する。
【0049】
他の
呼び出し(
検証と関係がない
呼び出し)に対して自動
受信及び録音を実行することを防止するために、本実施形態のユーザ側は、
呼び出し監視ホワイトリストを予め記憶し、ユーザ側は、予め記憶された
呼び出しホワイトリスト
に属するものによる
発呼側の呼び出しを検出した場合のみ、自
動受信及び自動録音を実行する
ようにし、そうでないとき、ユーザ側は、自
動受信及び自
動録音を実行しない。
【0050】
ユーザ側は、ネットワーク側から送信された音声
検証情報に対応する識別子を受信する場合
、録音情報を受信
した識別子と共にネットワーク側に送信する
ことが可能であり、例えば、ユーザ側は
、録音情報及び識別子を含むHTTPに基づく音声
検証メッセージをネットワーク側に送信する。
【0051】
上記の例に続いで、音声
検証要求を送信するユーザ機器がユーザ音声通信番号に対応するユーザ機器
と異なる場合、ユーザ音声通信番号に対応するユーザ機器が、音声
検証要求
を送信したユーザ機器から送信された音声
検証情報に対応する識別子を受信した後、識別子及び音声
検証要求の受信者情報をバッファリングし
、録音情報をネットワーク側に送信するときに、受信者情報に基づいてネットワーク側に
該識別子及
び録音情報を共に送信する。
【0052】
S130.ネットワーク側で、音声
検証情報及
び録音情報に
基づいて
検証結果を決定する。
【0053】
具体的に、ネットワーク側は、音声マッチング操作の正確さを高めるために受信した
録音情報を前処理した後、音声マッチングの操作を実行する
ことが可能である。ここで、前処理は
、例えば、雑音低減処理及び正規化(normalization)処理を指す。
【0054】
本実施形態において
検証結果を決定する
具体例は、ネットワーク側が、受信
した録音情報
を、ネットワーク側に記憶された各音声
検証情報とそれぞれ音声マッチングを実行し
、録音情報にマッチした音声
検証情報がネットワーク側によって前に決定された音声
検証情報である
場合は、今回の音声
検証が成功したと決定し、そうでないとき、今回の音声
検証が失敗したと決定することである。
【0055】
本実施形態において
検証結果を決定する別の
具体例は、ネットワーク側が、受信し
た録音情報を、ネットワーク側によって前に決定された音声
検証情報と音声マッチングを実行し、音声マッチングの結果、
両者がマッチした場合、今回の音声
検証が成功したと決定し、一方、音声マッチングの結果、
両者がマッチしなかった場合、今回の音声
検証が失敗したと決定することである。
【0056】
ネットワーク側
が録音情報を受信
しただけでなく、ユーザ側から送信された音声
検証情報に対応する識別子も受信した場合、本実施形態において
検証結果を決定する
具体例は、ネットワークが、受信
した識別子に
基づいてネットワーク側に記憶されたすべての音声
検証情報から音声
検証情報の一部を選び出し、受信され
た録音情報
を音声
検証情報の一部とそれぞれ音声マッチングを実行し
、録音情報に
マッチした音声
検証情報がネットワーク側によって前に決定された音声
検証情報である
場合は、今回の音声
検証が成功したと決定し、そうでない
場合は、今回の音声
検証が失敗したと決定することである。
【0057】
ネットワーク側は、識別子及
び録音情報を用いて、
他の方法を採用して音声
検証を実行する
ことが可能であり、例えば、ユーザから送信された識別子が前に決定された識別子とマッチし
、かつ録音情報も前に決定された音声
検証情報と
マッチすると決定した場合、今回の音声
検証が成功したと決定し、そうでないとき、今回の音声
検証が失敗したと決定する。
【0058】
以上の説明からわかるように、実施形態の音声
検証情報に対応する識別子は、音声
検証を決定する手順で補助情報として
機能してもよく、例えば、音声マッチングの回数を減らすか、又は音声
検証の
判断のための条件と
することができる。
【0059】
本実施形態の音声マッチングプロセスは
、録音情報
における特徴を抽出
し、抽出された特徴を音声
検証情報における特徴と比較すること
が可能であり、本実施形態における
各音声
検証情報
における特徴は、予め抽出され、ネットワーク側に記憶される
ものであってもよい。本実施形態の音声マッチングプロセスは
、録音情報に対して音声認識を実行し、
録音情報に対する音声認識の結果を音声
検証情報に対する音声認識の結果と比較すること
ができる。本実施形態における各音声
検証情報の音声認識の結果は、予め実行され、ネットワーク側に記憶された音声認識であ
ってもよい。もちろん、本実施形態は、音声マッチングを実行するために他の音声マッチングアルゴリズムを使用する
ことも可能である。本実施形態は、音声マッチングの
具体的実施形態の方法は限定しない。
【0060】
音声
検証が成功したとき、ネットワーク側は、後
続の処理手順(例えば、その後の決済手順又はその後のユーザログオン手順など)に進み得る。加えて、
今回の決済手順が(成功か若しくは失敗かにかかわらず)完了されるか又はログオン手順が(ログオン失敗か若しくはログオン成功かにかかわらず)完了されるとき、ユーザ側は、ユーザの
呼び出しをもはや監視し
なくてもよく、例えば、ユーザ側は、現在開始されている監視サービスなどを閉じる。
【0061】
実施形態2:音声
検証の方法
本実施形態は、スマートモバイル電話を用いてユーザによってネットワーク決済を実行する例を取りあげ、
図2を参照
しつつ、本実施形態の音声
検証の方法
を説明する。本実施形態においては、ユーザによって使用されるスマートモバイル電話の番号が、ネットワーク側のユーザによって予約されたユーザの決済アカウント情報に対応するユーザ音声通信番号であるとする。
【0062】
図2において、スマートモバイル電話は、ユーザ側に属する。スマートモバイル電話に
ワイヤレス決済クライアントが設けられている。決済サーバ、コールセンター、及び音声マッチングサーバは、ネットワーク側に属する。
【0063】
本実施形態におけるワイヤレス決済クライアントは、
具体的に、スマートモバイル電話のモバイル決済ソフトウェア開発
パッケージ(SDK,Software Development Kit)又はAPP製品の形態であ
ってもよく、本実施形態における決済サーバ、コールセンター、及び音声マッチングサーバは、
同一のネットワークデバイス(例えば、サーバ)に集中的に設けられ
てもよく、又は
2つ若しくは3つの異なるネットワークデバイスに別々に配される
ことも可能である。本実施形態は、ワイヤレス決済クライアント、決済サーバ、コールセンター、及び音声マッチングサーバの
具体的な表現形態は限定しない。
【0064】
ステップ1:ネットワーク決済プロセスにおいて、ワイヤレス決済クライアントが、音声
検証要求を開始し、ワイヤレス決済クライアントが置かれるスマートモバイル電話の
着呼を監視し始め、例えば、ワイヤレス決済クライアントは、通話ステータス監視サービスを開始することによって
着呼を監視する。
【0065】
ステップ2.ワイヤレス決済クライアントから音声
検証要求を受信するとき、決済サーバが、音声
検証要求で運ばれた情報(例えば、ユーザの決済アカウント情報)に基づいてその決済サーバのローカルに記憶された情報(例えば、ユーザの決済アカウント情報とスマートモバイル電話番号との対応関係の
集合)から音声
検証要求に対応するスマートモバイル電話番号を検索し、決済サーバは、その決済サーバが予め記憶するオーディオファイルの識別子の
集合から識別子を無作為に選択し、識別子をワイヤレス決済クライアントに提供する。
【0066】
本実施形態におけるすべてのオーディオファイルは、決済サーバに記憶されるか又はコールセンターに記憶され
てもよい。もちろん、すべてのオーディオファイルは、決済サーバ及びコールセンターとは独立したその他の場所に記憶される
ことも可能である。
【0067】
ステップ3.決済サーバが、その決済サーバが見つけたスマートモバイル電話番号及び無作為に選択された識別子を
、コールセンターを通じて対応するユーザを呼び出すためにコールセンターに提供し、識別子に対応する音声
検証情報をユーザに対して再生する。決済サーバは、コールセンターによって提供されるウェブサービスインターフェースを通じてコールセンターに識別子及びスマートモバイル電話番号を提供することによって、HTTPレイヤに基づくアウトバウンドコールインターフェースの起用を実施する
ことが可能である。
【0068】
ステップ4:コールセンターが、ユーザ側のスマートモバイル電話との音声通話接続を確立する(つまり、通話リンクを確立する)ために、決済サーバによって提供されたスマートモバイル電話番号に基づいて
呼び出し操作を実行する。音声通話接続が正常に確立された後、コールセンターは、決済サーバによって提供された識別子に
基づいて対応する音声
検証情報(例えば、オーディオファイル)を再生し、例えば、コールセンターは、識別子に基づいてローカルに記憶されたオーディオファイルから識別子に対応するオーディオファイルを選択し、そして、音声通話接続が正常に確立された後、オーディオファイルを再生する。
【0069】
ステップ5.スマートモバイル電話のワイヤレス決済クライアントが、ユーザが呼び出され、発呼者がワイヤレス決済クライアントに記憶されたホワイトリストに属することを
検出したとき、自動
受信を実行し、コールセンターによって再生される音声
検証情報を記録するために自動
録音操作を実行する。
【0070】
ステップ6.ワイヤレス決済クライアントが、
今回の通話が終了すると、そのワイヤレス決済クライアントが記録す
る録音情報及び決済サーバによって提供された識別子を、HTTPに基づく音声
検証メッセージによって自動的にアップロードする。
【0071】
ステップ7.決済サーバが、音声マッチング操作を実行するように音声マッチングサーバに要求するために、音声マッチングサーバが受信した録
音情報及び識別子を
音声マッチングサーバに提供する。また、音声マッチングサーバ
にも、
同様にすべての音声
検証情報
が記憶
されている。コールセンターにおける音声
検証情報のすべては、音声マッチングサーバに記憶されたすべての音声
検証情報と同一であるべきであり、例えば、
音声マッチングサーバは、音声マッチングサーバの音声
検証情報を更新する
場合に、コールセンターにおけるすべての音声
検証情報も同期して更新すべきである。音声マッチングサーバは、受信された識別子に基づいてすべての音声
検証情報における音声
検証情報の一部を決定し
、録音情報と音声
検証情報の一部との間の音声マッチングを1つずつ実行し、マッチングされた音声
検証情報又は音声
検証情報の識別子(例えば、オーディオファイル名)を決済サーバに提供する。決済サーバは、音声
検証情報が前に決定された音声
検証情報
にマッチしていると判定し、又は音声マッチングサーバから送信された識別子が前に決定された音声
検証情報の識別子に
マッチしていると判定したときに、
今回の音声
検証が成功したと決定し、そうでないとき、
今回の音声
検証が失敗したと決定する。決済サーバは、音声
検証の結果に基づいて後続の決済フローを決め
てもよい。
【0072】
この決済プロセスが終了した後、ワイヤレス決済クライアントは、ユーザの着呼をもはや監視すする必要はなく、例えば、ワイヤレス決済クライアントは、電話ステータス監視サービスなどを閉じる。
【0073】
実施形態3:音声
検証システム
本実施形態の音声
検証システムの主な構造が、
図3に示される。
【0074】
図3の音声
検証システムは、主に、制御モジュール311、
呼出モジュール312、音声
検証モジュール313、音声
検証要求モジュール321、及び監視記録モジュール322を含み、制御モジュール311、
呼出モジュール312、及び音声
検証モジュール313が、ネットワーク側に設けられる一方、音声
検証要求モジュール321及び監視記録モジュール322は、ユーザ側に設けられている。
【0075】
本実施形態における制御モジュール311、
呼出モジュール312、及び音声
検証モジュール313は、ネットワーク側の同じデバイスに組み込まれるか、又はネットワーク側の2つ若しくは3つの相互に独立したデバイスに別々に配される
ことが可能である。
【0076】
本実施形態における音声
検証要求モジュール321及び監視記録モジュール322は、ユーザ側の同じユーザ機器内に設ける
ことが可能であり、例えば、両方ともユーザ側の同一スマートモバイル電話に配され、音声
検証要求モジュール321並びに監
視記録モジュール322は、2つの相互に独立したユーザ機器内に設けられ
てもよく、例えば、音声
検証要求モジュール321が、PCマシン又はタブレットコンピュータに設けられる一方、監
視記録モジュール322は、スマートモバイル電話に設けられる。
【0077】
以降、音声
検証システムに含まれるそれぞれのモジュールが、以下で詳細に説明される。
【0078】
音声
検証要求モジュール321は、主に、ネットワーク側に音声
検証要求を送信するに
用いられる。
【0079】
具体的に、
検証を必要とする応用
場面では、音声
検証要求モジュール321が、ネットワーク側に音声
検証要求を送信するためにトリガされ、例えば、ユーザ側のウェブサイトにログオンする手順の間に、音声
検証要求モジュール321が、ネットワーク側に音声
検証要求を送信するためにトリガされ、別の例として、ユーザ側でネットワーク決済を実行する手順の間に、音声
検証要求モジュール321が、ネットワーク側に音声
検証要求を送信するためにトリガされる。
【0080】
音声
検証要求モジュール321によってネットワーク側に送信される音声
検証要求は、通常、HTTPに基づく音声
検証要求であり、音声
検証要求は、通常、ユーザを一意に特徴付け得るユーザ識別子、例えば、ユーザのログオンアカウント又はユーザの決済アカウント情報などを運ぶ。
【0081】
制御モジュール311は、主に、ユーザ側からの音声
検証要求に基づいてユーザ音声通信番号を取得し、音声
検証要求に対応する音声
検証情報を決定するに
用いられる。
【0082】
具体的に、制御モジュール311は、ユーザによって予約された複数のユーザ音声通信番号を予め記憶する。これらのユーザ音声通信番号は、通信番号の
集合を形成する。制御モジュール311は、予め記憶された通信番号の
集合から音声
検証要求に対応するユーザ音声通信番号を取得し得る。
具体例として、制御モジュール311
において、ユーザ音声通信番号とユーザ識別子(例えば、ユーザのログオンアカウント又はユーザの決済アカウント情報など。以降、説明はユーザの決済アカウント情報を例として用いて行われる)との対応関係が予め記憶され、複数の対応関係
が通信番号の
集合を形成する。制御モジュール311が、ユーザ側から音声
検証要求を受信するとき、まず、音声
検証要求で運ばれる情報からユーザの決済アカウント情報を取得する
ことが可能であり、それから、制御モジュール311は、ユーザの決済アカウント情報に対応するユーザ音声通信番号を取得するためにユーザアカウント決済情報を用いて
集合における対応関係に
基づいてマッチング及び検索を実行する。本実施形態は、制御モジュール311によって、音声
検証要求に
基づいてユーザ音声通信番号を取得する
具体的実施形態の方法に
は限定されない。
【0083】
制御モジュール311によって取得されるユーザ音声通信番号は、主として、ネットワーク側とユーザ側との間の音声通話接続を確立するためのものである。制御モジュール311によって取得されるユーザ音声通信番号は、ユーザのモバイル電話番号であ
ってもよい。
【0084】
1つの応用
場面では、制御モジュール311によって取得されるユーザ音声通信番号に対応するユーザ機器は、音声
検証要求モジュール321が置かれるユーザ機器
と同一の機器である。別の応用
場面では、制御モジュール311によって取得されるユーザ音声通信番号に対応するユーザ機器は、音声
検証要求モジュール321が置かれるユーザ機器
とは異なる機器である。2つの応用
場面の
具体例は、上の実施形態1において説明されており、本明細書において繰り返されない。
【0085】
本実施形態において、
一定の期間(例えば、数時間又は数十時間又は数日)内に異なる音声
検証要求に関して制御モジュール311によって決定される音声
検証情報は、通常
重複しない。言い換えると、制御モジュール311は、
一定の期間内に異なる音声
検証要求が異なる音声
検証情報に対応
することを保証すべきである。
【0086】
制御モジュール311
が、音声
検証要求に対応する音声
検証情報を決定する
具体例
は次の通りである。ネットワーク側は、複数のオーディオファイルを予め記憶し、複数のオーディオファイ
ルは、その特徴
が互いに大きく異なる。すべてのオーディオファイルは、オーディオファイル
の集合を形成する
ことができ、制御モジュール311が音声
検証要求を受信するとき、オーディオファイルセットからオーディオファイルを無作為に選択し、無作為に選択されたオーディオファイルを音声
検証要求に対応する音声
検証情報とする。
【0087】
制御モジュール311によって、音声
検証要求に対応する音声
検証情報を決定する別の
具体例
は次の通りである。制御モジュール311が、音声
検証要求を受信した後、オーディオファイルを無作為に生
成し、無作為に生成
したオーディオファイルを音声
検証要求に対応する音声
検証情報とする。制御モジュール311によってオーディオファイルを無作為に生
成する方法
として、予め記憶されたオーディオファイルからオーディオ情報の小さなセグメントを無作為に
切り取り、それによって、新しいオーディオファイルを生
成すること
ができ、
該新しいオーディオファイル
が無作為に生
成したオーディオファイルになる。制御モジュール311
がオーディオファイルを無作為に生
成する方法は、2又は3以上の予め記憶されたオーディオファイルを
無作為に組み合わせて、新しいオーディオファイル
を形成すること
ができ、該新しいオーディオファイル
は無作為に
生成したオーディオファイル
になる。
【0088】
本実施形態は、制御モジュール311が音声
検証要求に対応する音声
検証情報を決定するための
具体的な実施形態の方法、オーディオファイルの
具体的なフォーマット、又は制御モジュール311がオーディオファイルを無作為に
生成するための
具体的な実施形態の方法を限定しない。
【0089】
本実施形態の音声
検証情報は、音楽音声
検証情報を再生するため、又は数及び/若しくはアルファベット及び/若しくは語及び/若しくは漢字の形態の音声
検証情報を再生するために使用される
ものであってもよい。加えて、音声
検証情報を再生する時間の長さは、通常、非常に短く、例えば、おおむね1〜5秒
などである。本実施形態は、音声
検証情報によって再生される
具体的内容又は音声
検証情報を再生する時間の長さを限定しない。
【0090】
本実施形態において、すべての音声
検証情報は、対応する一意
の識別子を有し、つまり、1つの音声
検証情報が、1つの識別子を用いて一意に決定する
ことができる。識別子は、音声
検証情報の識別子と呼ばれ
てもよい。音声
検証情報に対応する識別子は、
具体的に、オーディオファイルのファイル名、若しくはオーディオファイルの記憶パス及びファイル名の組合せ、又はオーディオファイルのインデックス値、又は無作為生成アルゴリズムを用いて無作為に
生成した識別子であってもよい。本実施形態は、音声
検証情報の識別子の具体的表現形態に限定されない。
【0091】
本実施形態の音声
検証情報に対応する識別子は、
検証プロセス(例えば、決済
検証プロセス)のために使用され
てもよく、音声マッチングアルゴリズムにおいて識別子を追加することによって、音声
検証の結果の正確さが、さらに保証する
ことができる。
【0092】
一実施形態においては、音声
検証要求に対応する音声
検証情報を決定する間に、制御モジュール311は、例えば、オーディオファイルのファイル名又はインデックス値を音声
検証情報として取得し、別の例として、オーディオファイルの記憶パス及びファイル名を音声
検証情報として取得するなど、音声
検証情報に対応する識別子を取得
してもよく、それから、制御モジュール311は、音声
検証情報に対応する識別子をユーザ側に
提供してもよい。通常の状況においては、制御モジュール311は、決定された音声
検証情報に対応する識別子を音声
検証要求モジュール321に提供
することができる。音声
検証要求モジュール321は、制御モジュール311から送信された音声
検証情報に対応する識別子を監視記録モジュール322に提供すべきであり、音声
検証要求モジュール321及び監視記録モジュール322が同じユーザ機器に設けられない場合、音声
検証要求モジュール321は、Wi−Fi又はBluetoothなどのワイヤレス送信方法によって監視記録モジュール322に音声
検証情報に対応する識別子を提供
してもよく、音声
検証要求モジュール321は、監視記録モジュール322が2次元コードをスキャンすることによって音声
検証情報に対応する識別子を取得
できるように2次元コードを表示する
ことができ、もちろん、音声
検証要求モジュール321は、制御モジュール311から送信された音声
検証情報に対応する識別子を監視記録モジュール322に提供するためにその他の都合の良い送信方法を採用
してもよく、加えて、音声
検証要求モジュール321は、監視記録モジュール322が
後続の録音によって得られ
た録音情報に関する受信者を知り得るように、識別子を送信するとき、監視記録モジュール322に音声
検証要求に関する受信者情報も提供
してもよい。本実施形態は、音声
検証要求モジュール321がネットワーク側から送信された音声
検証情報に対応する識別子を監視記録モジュール322にどのようにして提供するかに関
する具体的な実施形態の方法を限定しない。
【0093】
実際の応用
場面では、本実施形態の制御モジュール311が音声
検証情報に対応する識別子をユーザ側に提供
することができるが、本実施形態の制御モジュール311が音声
検証情報に対応する識別子をユーザ側に提供しなければならないということを意味
するものではなく、つまり、制御モジュール311が音声
検証情報に対応する識別子をユーザ側に提供しないとき
でも、本実施形態の
検証手順は完全に実施
することができることに特に留意されたい。
【0094】
呼出モジュール312は、主に、制御モジュール311によって取得されたユーザ音声通信番号に
基づいて対応するユーザへの
呼び出しを開始し、
呼び出しが接続された場合、
前記音声
検証情報をユーザに対して再生するように
適用する。
【0095】
具体的に、
呼出モジュール312は、ユーザ音声通信番号に
基づいた呼び出し操作を実行することによってネットワーク側とユーザ側との間の音声通話接続(すなわち、音声リンク)を確立する。
呼出モジュール312は、既存の
呼び出し方法を使用してユーザ側との音声通話接続を確立する
ことができ、例えば、
呼出モジュール312は、IPネットワークがPSTNに接続されるとき、IVR技術を用いてユーザ側との音声通話接続を確立する。
【0096】
ユーザ側で音声通話接続を正常に確立する(例えば、ユーザが
着呼に応じる)場合、
呼出モジュール312は、音声通話接続に基づいてユーザに対して上述で決定された音声
検証情報を再生する。本実施形態は、
呼出モジュール312によって対応するユーザへの
呼び出しを開始し、
呼出モジュール312によって音声通話接続を通じてユーザに対して音声
検証情報を再生する
具体的な実施形態の方法を限定しない。
【0097】
呼出モジュール312は、ユーザに対して音声
検証情報を正常に再生するために
呼び出しの繰り返し機能を提供し、例えば、ユーザの現在の
呼び出しに対して
音声通話接続が正常に確立されな
った場合、
または音声通話接続がユーザの現在の
呼び出しが正常に確立されたが、音声
検証情報が正常に再生されな
かったなどの場合、
呼出モジュール312は、
当該ユーザに
対して呼び出し機能を再実行すべきである。
【0098】
呼出モジュール312によって
呼び出しを繰り返す
具体例
として、
呼出モジュール312がユーザ音声通信番号の加入位置を
特定することができない場合、
呼出モジュール312が、ユーザ音声通信番号を調整する(例えば、現在の
呼び出しの失敗に対応する
原因に基づいてユーザ音声通信番号をどのようにして調整すべきかを決める)
ことができ、調整後に
呼出モジュール312がユーザを呼び出す操作を再び実行し、例えば、
呼出モジュール312が、ユーザ音声通信番号の前に0を
追加ダイヤルし、ユーザを再び呼び出し、別の例として、
呼出モジュール312が、ユーザ音声通信番号の前に加えられた0を削除し
た後、ユーザを再び呼び出すこと
が挙げられる。
【0099】
呼出モジュール312によって
呼び出しを繰り返す別の
具体例は、
呼出モジュール312が現在の
呼び出しで使用される発呼者の番号に異常が起こる(例えば、発呼者の番号がPSTNによって遮られる
など)場合、
呼出モジュール312は、他の発呼者の番号を用いてユーザを呼び出す操作を再び実行する
ことができる。言い換えると、
呼出モジュール312に
は、複数の発呼者の番号が設定され、
呼出モジュール312が発呼者の番号
に起因するユーザ側との音声通話接続を正常に確立することができなかった場合、
呼出モジュール312は、発呼者の番号を変更し、
変更後の発呼者の番号を用いてユーザ側との音声通話接続を確立
することを再び試みるべきである。
【0100】
呼出モジュール312
が呼び出しを繰り返すさらなる
具体例は、
呼出モジュール312が、ユーザ側との音声通話接続が現在の
呼び出しで正常に確立されたが、音声
検証情報が接続の中断のような原因で正常に再生されな
かった場合、
呼出モジュール312
は、音声
検証情報を正常に再生することができるようにユーザを呼び出す操作を再び実行する
ことができる。
【0101】
監視記録モジュール322は、主に、ユーザへの
呼び出しを監視し、音声
検証要求に
対してネットワーク側によって再生される音声認証情報を取得するために、ユーザが呼び出されることを
検出したときに、自動
受信及び
録音操作を実行するように適し、
呼び出しが終了すると、監視記録モジュール322は、音声
検証モジュール313が録音情報に
基づいて音声
検証を実行
することができるように
、録音によって得られた
録音情報をネットワーク側に送信する。
【0102】
具体的に、監視記録モジュール322は、音声
検証要求モジュール321が音声
検証要求を送信した後、
呼び出し監視ステータスに
入る
ことができ、例えば、監視記録モジュール322は、
検証サービスを開始した後、
呼び出し監視ステータスに入り、着
呼が検出されたとき、監視記録モジュール322は、
受信操作を自動的に実行し、記録サービスなどを呼び出すことによって音声通話接続で再生されたオーディオ信号を記録し、現在の
呼び出しが終了される(例えば、電話が切られる)と、監視記録モジュール322は
、録音情報を含む音声
検証メッセージをネットワーク側(例えば、制御モジュール311)に自動的に送信し、例えば、監視記録モジュール322は、HTTPによって制御モジュール311
に録音情報を送信し、制御モジュール311は、音声
検証モジュール313が音声
検証メッセージに
対して音声
検証操作を実行
することができるように
、録音情報を音声
検証モジュール313に提供する。
【0103】
その他の通話(
検証と関係がない
呼び出し)に対して自動
受信及び録音操作を実行することを防止するために、監視記録モジュール322は、
呼び出し監視ホワイトリストを予め記憶し、監視記録モジュール322は、監視される
呼び出しの発呼側が予め記憶された
呼び出しホワイトリスト
における発呼側である
ことを検出したときに
だけ自動
受信及び自動録音操作を実行する
ことができ、そうでないとき、監視記録モジュール322は、自動
受信及び自動録音操作を実行しない。
【0104】
監視記録モジュール322は、音声
検証情報に対応する識別子を受信するとき
、録音情報を受信された識別子と共に制御モジュール311に送信する
ことができ、例えば、監視記録モジュール322は
、録音情報及び識別子を含むHTTPに基づく音声
検証メッセージを制御モジュール311に送信する。
【0105】
上記の例の続きとして、音声
検証要求モジュール321が置かれるユーザ機器が
、監視記録モジュール
の置かれるユーザ機器
と同一の機器ではないとき、監視記録モジュール322は、音声
検証要求モジュール321から送信された音声
検証情報に対応する識別子、及び音声
検証要求に関する受信者情報を受信した後、識別子及び音声
検証要求に関する受信者情報をバッファリングし、制御モジュール311
に録音情報を送信すると
き、受信者情報に基づいて制御モジュール311に識別子及
び録音情報を一緒に送信する。
【0106】
音声
検証モジュール313は、主に、ユーザ側からの音声
検証情報及
び録音情報に
基づいて音声
検証の結果を決定することに
適用する。
【0107】
具体的に、音声
検証モジュール313は、音声マッチング操作の正確さを高めるために、その音声
検証モジュール313が受信す
る録音情報(例えば、制御モジュール311から送信され
た録音情報)を前処理した後、音声マッチング操作を実行する
ことができる。ここで、前処理は、雑音低減処理及び正規化処理を指す。
【0108】
音声
検証モジュール313が
検証結果を決定する
具体例
として、音声
検証モジュール313が、受信
した録音情報とローカルに記憶された
各音声
検証情報とそれぞれ音声マッチングを実行し
、録音情報に
マッチした音声
検証情報が前に決定された音声
検証情報であるとき、今回の音声
検証は成功したと決定し、そうでないとき、今回の音声
検証は失敗したと決定することである。
【0109】
音声
検証モジュール313
が検証結果を決定する別の
具体例
として、音声
検証モジュール313が、受信し
た録音情報と制御モジュール311が前に決定した音声
検証情報と音声マッチングを実行し、音声マッチングの結果
、両者がマッチした場合、音声
検証モジュール313が、今回の音声
検証は成功したと決定し、一方、音声マッチングの結果
、両者が
マッチしなかった場合、音声
検証モジュール313が、今回の音声
検証は失敗したと決定することである。
【0110】
音声
検証モジュール313
が録音情報を受信
しただけでなく、ユーザ側から送信された音声
検証情報に対応する識別子も受信
した場合、音声
検証モジュール313
が検証結果を決定する
具体例
として、音声
検証モジュール313が、ローカルに記憶されたすべての音声
検証情報から音声
検証情報の一部を選び出し、受信
した録音情報と音声
検証情報の一部とそれぞれ音声マッチングを実行し
、録音情報とマッチ
した音声
検証情報が、制御モジュール311の前に決定した音声
検証情報であるとき、音声
検証モジュール313は、今回の音声
検証が成功したと決定し、そうでないとき、音声
検証モジュール313は、今回の音声
検証が失敗したと決定することである。
【0111】
音声
検証モジュール313は、識別子及
び録音情報を用いてその他の方法を採用
して音声
検証を実行する
ことができ、例えば、ユーザから送信された識別子が前に決定した識別子とマッチし
、録音情報も前に決定
した音声
検証情報と
マッチすると決定
した場合、音声
検証モジュール313は、今回の音声
検証が成功したと決定し、そうでないとき、音声
検証モジュール313は、今回の音声
検証が失敗したと決定する。
【0112】
実施形態の音声
検証情報に対応する識別子が音声
検証を
判断する過程で補助情報と
することができ、例えば、音声マッチングの回数を減らし、又は音声
検証を
判断するための条件と
することができることが、上
述の説明から分かる。
【0113】
音声
検証モジュール313の音声マッチングプロセスは
、録音情報
における特徴を抽出
し、抽出された特徴を音声
検証の特徴と比較
することができる。本実施形態におけるそれぞれの音声
検証情報の特徴
は、予め抽出され、音声
検証モジュール313のローカルに記憶する
ことができる。音声
検証モジュール313の音声マッチングプロセスは、録音情報に対して音声認識を実行し
、録音情報の音声認識の結果を音声
検証情報の音声認識の結果と比較する
ことができる。本実施形態におけるそれぞれの音声
検証情報の音声認識の結果は、予め
音声認識が実行され、
音声検証モジュール313のローカルに記憶することができる。もちろん、音声
検証モジュール313は、その他の音声マッチングアルゴリズムを使用して音声マッチングを実行する
こともできる。本実施形態は、音声
検証モジュール313
が実行する音声マッチングの
具体的実施形態の方法を限定しない。
【0114】
音声
検証が成功したとき、ネットワーク側(例えば、制御モジュール311)は、
後続の処理手順(例えば、
後続の決済処理又は
後続のユーザログオン手順など)に進み得る。加えて、この決済手順が(成功か若しくは失敗かにかかわらず)完了
し、又はログオン手順が(ログオン失敗か若しくはログオン成功かにかかわらず)完了
したとき、監視記録モジュール322は、ユーザの
呼び出しをもはや監視し
なくてもよく、例えば、監視記録モジュール322は、現在開始されている監視サービスを閉じる。
【0115】
実施形態4:音声
検証装置
音声
検証装置の主な構造が、
図4に示される。
【0116】
図4の音声
検証装置は、
ネットワーク側に設けられる制御モジュール311、
呼出モジュール312、及び音声
検証モジュール313を含む。制御モジュール311、
呼出モジュール312、及び音声
検証モジュール313は、
まとめてネットワーク側の同一デバイスに設け、又はネットワーク側の2つ若しくは3つの相互に独立したデバイスに別々に配される
こともできる。
【0117】
制御モジュール311は、主に、ユーザ側からの音声
検証要求に基づいてユーザ音声通信番号を取得し、音声
検証要求に対応する音声
検証情報を決定する
ことに適用
する。
【0118】
呼出モジュール312は、主に、制御モジュール311によって取得されたユーザ音声通信番号に基づいて対応するユーザへの
呼び出しを開始し、
呼び出しが接続された場合、音声
検証情報をユーザに対して再生する
ことに適用する。
【0119】
音声
検証モジュール313は、主に、制御モジュール311によって決定された音声
検証情報及びユーザ側から
の録音情報に基づいて音声
検証の結果を決定する
ことに適用する。
【0120】
制御モジュール311、
呼出モジュール312、及び音声
検証モジュール313によって実行される
具体的な操作は、上述の実施形態2及び実施形態3において説明されており、実施形態2に
対して、制御モジュール311は、決済サーバに設ける
ことができ、
呼出モジュール312は、コールセンターに設ける
ことができ、一方、音声
検証モジュール313は、音声マッチングサーバ及び決済サーバに設ける
ことができ(つまり、音声
検証モジュール313の音声マッチングの部分が音声マッチングサーバによって実行され、一方、決済サーバが音声マッチングの結果に応じて音声
検証の結果の決定の部分を実行する)、これは、繰り返して説明しない。
【0121】
実施形態5 音声
検証装置
本実施形態の音声
検証モジュールの主な構造が、
図5に示される。
【0122】
図5の音声
検証モジュールは、
ユーザ側に設けられた音声
検証要求モジュール及び監視記録モジュール322を含む。
【0123】
本実施形態における音声
検証要求モジュール321及び監視記録モジュール322は、ユーザ側の同一のユーザ機器に設ける
ことができ、例えば、1つのスマートモバイル電話に配され、音声
検証要求モジュール321及び監視記録モジュール322は、2つの相互に独立したデバイスにそれぞれ設ける
ことができ、例えば、音声
検証要求モジュール321が、PC又はタブレットコンピュータに設けられる一方、監視記録モジュール322は、スマートモバイル電話に設けられる。
【0124】
音声
検証要求モジュール321は、主に、ネットワーク側に音声
検証要求を送信する
ことに適用する。
【0125】
監視記録モジュール322は、主に、ネットワーク側からユーザへの
呼び出しを監視し、ユーザが呼び出されること
が検出した場合、音声
検証要求に応答してネットワーク側によって再生された音声
検証情報を取得するために自動
受信及
び録音操作を実行する
ことに適用し、
呼び出しが終了すると、監視記録モジュール322は、ネットワーク側
が録音情報に基づいて音声
検証を実行
することができるように
、録音によって得られ
た録音情報をネットワーク側に送信する。
【0126】
音声
検証要求モジュール321及び監視記録モジュール322が実行する
具体的な操作は、実施形態2及び実施形態3において説明され、音声
検証要求モジュール321及び監視記録モジュール322の
具体例として、実施形態2のワイレス決済クライアント
の場合で、
ここでは繰り返して説明しない。
【0127】
本開示はソフトウェア又はソフトウェア及びハードウェアの組合せで実
現することが可能であり、例えば、専用集積回路(ASIC)、または任意のその他の同様のハードウェアデバイスによって実
現することができることに留意されたい。一実施形態において、本開示のソフトウェアプログラムは、上記ステップ又は機能を
実現するためにプロセッサによって実行される
ことができる。同様に、本開示のソフトウェアプログラム(関連するデータ構造を含む)は、コンピュータ
読み取り可能な記録媒体、例えば、RAMメモリ、磁気若しくは光
ディスク、又はフロッピーディスク、及び同様のデバイスに記憶
することができる。加えて、本開示の機能
またはステップの一部は、ハードウェア、例えば、さまざまな機能又はステップを実行するためにプロセッサと協
働する回路によって
実行することができる。
【0128】
本開示が上述の例示的な実施形態の詳細に限定されず、本開示の精神又は基本的特徴から逸脱することなくその他の形態で
実現することができることは、当業者に明らかである。したがって、
いずれの観点から見ても、実施形態は例示的
なものであ
って、非限定的であると考えるべき
で、本開示の範囲は上の説明ではなく添付の
請求の範囲によって特定される。したがって、請
求の範囲と均等な要素の意味及び範囲に入
ることを意図するすべての変更は、本開示に包含され
る。請
求の範囲の参照符号は、関連する請求項を限定すると考えられるべきでない。加えて、用語(「含む(comprise)/含んでいる(comprising)/含む(include)/含んでいる(including)」)は、その他のユニット又はステップを除外せず、単数は、複数を除外しないことは明らかである。装置の請求項に記
載された複数のユニット又は手段は、ソフトウェア又はハードウェアによって単一のユニット又は手段によって
実現することができる。第1の及び第2のなどの用語は、名前を示すために使用され、いかなる特定の順番も示
すものではない。
【0129】
例示的な実施形態が上述で
具体的に示
し、説明
したが、当業者は、請求
の範囲の精神及び範囲を逸脱することなく、それらの例示的な実施形態の形態及び詳細がある程度変わり得ることを理解するであろう。本明細書において
、保護を求める範囲は、添付の請求
の範囲によって特定される。それぞれの実施形態のこれらの及びその他の態様は、以下の付番された項で規定される。
1.
音声
検証の方法であって、
ネットワーク側で、ユーザ側からの音声
検証要求に
基づいてユーザ音声通信番号を取得し、前記音声
検証要求に対応する音声
検証情報を決定するステップと、
前記ネットワーク側で、前記ユーザ音声通信番号に
基づいて対応するユーザへの
呼び出しを開始し、
呼び出しが接続した場合、
前記音声
検証情報を前記ユーザに対して再生するステップと、
前記ユーザ側で、前記ユーザが呼び出されることが
検出されると、自動
受信及び録
音を実行し、前記
呼び出しが
完了すると、録音
によって得られた録音情報を前記ネットワーク側に送信するステップと、
前記ネットワーク側で、前記音声
検証情報及び前
記録音情報に
基づいて
音声検証の結果を決定するステップとを含
む前記方法。
2.
前記音声
検証要求に対応する音声
検証情報を決定するステップ
は、
複数の予め設定されたオーディオファイルからオーディオファイルを無作為に選択し、選択
したオーディオファイルを前記音声
検証要求に対応する音声
検証情報とするステップ、又は
前記音声
検証要求に
対してオーディオファイルを無作為に生
成し、生
成したオーディオファイルを前記音声
検証要求に対応する前記音声
検証情報とするステップをさらに含
む、項1に記載の方法。
3.
前記音声
検証要求に対応する音声
検証情報を決定するステップ
は、
前記音声
検証情報の識別子を取得し、
前記識別子をユーザ側に提供するステップをさらに含み、
前記録音によって得られた
録音情報をネットワーク側に送信するステップは、
前記録音によって得られた前記
録音情報及び前記識別子
とともに前記ネットワーク側に送信するステップを
さらに含む、項1に記載の方法。
4.
前記音声
検証情報及び
前記録音情報に
基づいて音声
検証の結果を決定するステップ
は、
受信
した識別子に
基づいて複数の音声
検証情報を選択し、前
記録音情報と選択
した複数の音声
検証情報と
の音声マッチングを
、それぞれ実行するステップと、
前
記録音情報に
マッチした音声
検証情報が音声
検証要求に対応する音声
検証情報であ
る場合は、音声
検証が成功したと決定し、そうでない場合
は、前記音声
検証が失敗したと決定するステップとを含む、項3に記載の方法。
5.
前記ユーザが呼び出され
ることが検出されると、自動
受信及び録音を実行するステップ
は、
前記ユーザが呼び出され
ることが検出されると、発呼側がホワイトリスト
に属するものである場合、自動受信及び録音を実行するステップを含
む請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
6.
音声
検証の方法であって、
音声
検証要求をネットワーク側に送信するステップと、
前記ネットワーク側からユーザへの
呼び出しを監視し、前記ユーザが呼び出されることを
検出した場合、
前記ネットワーク側が前記音声
検証要求に応
じて再生した音声
検証情報を取得するために自動
受信及び録音を実行するステップと、
前記
呼び出しが完了すると、前記ネットワーク側が
録音情報に基づいて音声
検証を実行する
ために、
前記録音によって得られた前記
録音情報を前記ネットワーク側に送信するステップとを含
む前記方法。
7.
前記ネットワーク側から送信された音声
検証情報の識別子を受信するステップをさらに含み、
前記録音によって得られた
前記録音情報を前記ネットワーク側に送信するステップ
は、
前記
録音によって得られた前記
録音情報及び前記識別子
とともに前記ネットワーク側に送信するステップを
さらに含み、
前記識別子
は、前記
録音情報と
ともに音声
検証を実行するためのものであ
る、項6に記載の方法。
8.
前記ユーザが呼び出されることを
検出した場合、自動
受信及び録
音を実行するステップ
は、
前記ユーザが呼び出され、発呼側がホワイトリスト
に属するものであることを
検出すると、自動
受信及び録
音を実行するステップを含
む、項6又は7に記載の方法。
9.
音声
検証の方法であって、
ユーザ側からの音声
検証要求に
基づいてユーザ音声通信番号を取得し、前記音声
検証要求に対応する音声
検証情報を決定するステップと、
前記ユーザ音声通信番号に
基づいて対応するユーザへの
呼び出しを開始し、
呼び出しが接続した場合、前記音声
検証情報を前記ユーザに対して再生するステップと、
前記音声
検証情報及び前記ユーザ側から受信
した録
音情報に
基づいて音声
検証の結果を決定するステップ
とを含み、
前記録
音情報
は、前記ユーザ側で、前記ユーザが呼び出されることが
検出されると、自動
受信及び録
音を実行すること
により得られた情報
である前記方法。
10.
前記音声
検証要求に対応する音声
検証情報を決定するステップ
は、
複数の予め設定されたオーディオファイルからオーディオファイルを無作為に選択し、選択
したオーディオファイルを前記音声
検証要求に対応する音声
検証情報するステップ、又は
前記音声
検証要求に
対してオーディオファイルを無作為に生
成し、生
成したオーディオファイルを前記音声
検証要求に対応する前記音声
検証情報とするステップを含
む、項9に記載の方法。
11.
前記音声
検証要求に対応する音声
検証情報を決定するステップ
は、
前記音声
検証情報の識別子を取得し、前記識別子をユーザ側に提供するステップをさらに含み、
前記録
音によって得られた録
音情報をネットワーク側に送信するステップ
は、
録
音によって得られた前記録
音情報及び前記識別子
とともに前記ネットワーク側に送信するステップを
さらに含む、項9又は10に記載の方法。
12.
前記音声
検証情報及び
前記録音情報に
基づいて音声
検証の結果を決定するステップ
は、
受信
した識別子に
基づいて複数の音声
検証情報を選択し、前
記録音情報と選択
した複数の音声
検証情報と
の音声マッチングを
、それぞれ実行するステップと、
前
記録音情報に
マッチした音声
検証情報が音声
検証要求に対応する音声
検証情報である場合
は、音声
検証が成功したと決定し、そうでない場合
は、前記音声
検証が失敗したと決定するステップと
を
さらに含む、項11に記載の方法。
13.
ユーザ側に
設けられた音声
検証のための装置であって、
ネットワーク側に音声
検証要求を送信する音声
検証要求モジュールと、
前記ネットワーク側からユーザへの
呼び出しを監視し、前記ユーザが呼び出されることを
検出した場合、前記音声
検証要求に
対して前記ネットワーク側
が再生
する音声
検証情報を取得するために、自動受信及び録音を実行し、前記
呼び出しが
完了すると、前記ネットワーク側が
録音情報に
基づいて音声
検証を実行するように、録
音によって得られた前記録
音情報を前記ネットワーク側に送信する監視記録モジュールとを含
む前記装置。
14.
前記音声
検証要求モジュール
は、
前記ネットワーク側から送信された音声
検証情報の識別子を受信
し、
前記監視記録モジュール
は、
録
音によって得られた録
音情報及び前記識別子
とともに前記ネットワーク側に送信し、
前記識別子
は、前記録
音情報と
ともに音声
検証を実行するためのものであ
る、項13に記載の装置。
15.
前記監視記録モジュール
は、
ユーザが呼び出され、発呼側がホワイトリスト
に属するものであることを
検出すると、自動
受信及び録
音を実行する、項13又は14に記載の装置。
16.
ネットワーク側に
設けられる音声
検証のための装置であって、
ユーザ側からの音声
検証要求に
基づいてユーザ音声通信番号を取得し、前記音声
検証要求に対応する音声
検証情報を決定する
ための制御モジュールと、
前記ユーザ音声通信番号に
基づいて対応するユーザへの
呼び出しを開始し、
呼び出しが接続した場合、前記音声
検証情報を前記ユーザに対して再生する
ための呼出モジュールと、
前記音声確認情報及び前記ユーザ側から
の録
音情報に
基づいて音声
検証の結果を決定する
ための音声
検証モジュール
と
を含み、
前記
録音情報
は、前記ユーザ側で、前記ユーザが呼び出されることが
検出されると、自動
受信及び録
音を実行すること
によって得られた情報
である、前記装置。
17.
前記制御モジュール
は、
複数の予め設定されたオーディオファイルからオーディオファイルを無作為に選択し
、選択
したオーディオファイルを音声
検証要求に対応する音声
検証情報とするか、又は
前記音声
検証要求に
対してオーディオファイルを無作為に生
成し、生
成したオーディオファイルを前記音声
検証要求に対応する前記音声
検証情報とす
る、項16に記載の装置。
18.
前記制御モジュール
は、
さらに
音声
検証情報の識別子を取得し、前記識別子をユーザ側に提供
し、
前記制御モジュール
は、前記ユーザ側から
の録
音情報及び前記識別子を受信す
る、項16又は17に記載の装置。
19.
前記音声
検証モジュール
は、
受信
した識別子に
基づいて複数の音声
検証情報を選択し、
前記録
音情報と選択
した複数の音声
検証情報との音声マッチングを
、それぞれ実行し、
前記
録音情報に
マッチした音声
検証情報が音声
検証要求に対応する音声
検証情報である場合
は、音声
検証が成功したと決定し、そうでない場合
は、前記音声
検証が失敗したと決定す
る、項18に記載の方法。
20.
音声
検証のシステムであって、
項13〜15のいずれかに記載の装置及び項16〜19のいずれかに記載の装置を含む、前記システム。