(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6471476
(24)【登録日】2019年2月1日
(45)【発行日】2019年2月20日
(54)【発明の名称】コイン精米機における異物選別装置
(51)【国際特許分類】
B07B 1/28 20060101AFI20190207BHJP
B02B 7/00 20060101ALI20190207BHJP
B07B 1/00 20060101ALI20190207BHJP
B07B 1/42 20060101ALI20190207BHJP
【FI】
B07B1/28 B
B02B7/00 104Z
B02B7/00 105
B07B1/00 B
B07B1/42 Z
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-240187(P2014-240187)
(22)【出願日】2014年11月27日
(65)【公開番号】特開2016-101548(P2016-101548A)
(43)【公開日】2016年6月2日
【審査請求日】2017年9月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】小野寺 佑介
(72)【発明者】
【氏名】高橋 努
【審査官】
宮部 裕一
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭53−006881(JP,U)
【文献】
特開2014−180653(JP,A)
【文献】
特開2002−292294(JP,A)
【文献】
特開2005−040758(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B07B 1/28
B07B 1/00
B07B 1/42
B02B 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
精米ハウス(21)内に玄米から石を抜く石抜装置(13)と精米装置(15)を備え、
石抜装置(13)から供給された整粒玄米を漏下する玄米選別孔(1)を形成し,粗大異物を排出させる異物口(2)を設けた上選別板(3)の下側に、整粒玄米は漏下させないで、この玄米よりも小さい微細異物を漏下させる異物選別孔(4)と、玄米口(5)とを形成した下選別板(6)を設け、これら上下各選別板(3、6)を一体的に揺動して、上選別板(3)の前側から供給される玄米から粗大異物と微細異物を順次に選別除去しながら下選別板(6)の後側の玄米口(5)へ流下排出させ、玄米を後工程の精米装置(15)側へ供給する構成とし、
前記下選別板(6)の下側には、モータ(7)によって回転されて上,下選別坂(3,6)を一体にクランク状に揺動させる揺動軸(8)を取り付けるベース板(10)を設け、このベース板(10)で、前記下選別板(6)の異物選別孔(4)から漏下する微細異物を受ける構成とし、
ベース板(10)の下面に前記モータ(7)を装着し、ベース板(10)は前側から後側へ下り傾斜面に構成し、
揺動軸(8)を取り付けるベース板(10)の取付部(40)の前側及び後側にそれぞれ左右横長形状の長穴(44,45)を形成し、ベース板(10)の下流位置に衝立(60)を設け、
長穴(44,45)の下方には長穴(44,45)を受ける微細異物を案内する異物シュート(55)を設け、
上選別板(3)の異物口(2)から排出される粗大異物を受ける異物シュート(51)を設け、
微細異物の異物シュート(55)と粗大異物の異物シュートは、共に共通の容器(52)に異物を収容することを特徴とするコイン精米機における異物選別装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、精米機に供給する玄米から石礫やわら屑、その他の混入異物を除去するもので、特に、コイン精米機において有効に実施できる。
【背景技術】
【0002】
コイン精米機において、精米機に供給する玄米を石抜選別装置や、粗選別装置を通して、精米装置へ搬送供給する形態として、石礫等の異物を除去する技術(例えば、特許文献1参照)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3988276号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の石抜機や、粗選別機では、微細な異物や、砂礫を、正確に除去することが難しく、特に、コイン精米機のように、短時間で,一回通しの選別行程で精米処理される形態にあっては、長工程の十分な選別行程時間を確保設定し難いものである。
【0005】
そこで、この発明は、前記従来の石抜装置では除去できなかった微細、微小な砂礫(乃至微砂)や、異物等を、玄米から取除く玄米選別装置に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、
精米ハウス(21)内に玄米から石を抜く石抜装置(13)と精米装置(15)を備え、
石抜装置(13)から供給された整粒玄米を漏下する玄米選別孔
(1)を形成し,粗大異物を排出させる異物口
(2
)を設けた上選別板
(3
)の下側に、整粒玄米は漏下させないで、この玄米よりも小さい
微細異物を漏下させる異物選別孔
(4
)と、玄米口
(5
)とを形成した下選別板
(6
)を設け、これら上下各選別板
(3、6
)を一体的に揺動して、
上選別板(3)の前側から供給される玄米から粗大異物と微細異物を順次に選別除去
しながら下選別板(6)の後側の玄米口(5)へ流下排出させ、玄米を後工程の精米装置(15)側へ供給する構成とし
、
前記下選別板(6)の下側には、モータ(7)によって回転されて上,下選別坂(3,6)を一体にクランク状に揺動させる揺動軸(8)を取り付けるベース板(10)を設け、このベース板(10)で、前記下選別板(6)の異物選別孔(4)から漏下する微細異物を受ける構成とし、
ベース板(10)の下面に前記モータ(7)を装着し、ベース板(10)は前側から後側へ下り傾斜面に構成し、
揺動軸(8)を取り付けるベース板(10)の取付部(40)の前側及び後側にそれぞれ左右横長形状の長穴(44,45)を形成し、ベース板(10)の下流位置に衝立(60)を設け、
長穴(44,45)の下方には長穴(44,45)を受ける微細異物を案内する異物シュート(55)を設け、
上選別板(3)の異物口(2)から排出される粗大異物を受ける異物シュート(51)を設け、
微細異物の異物シュート(55)と粗大異物の異物シュートは、共に共通の容器(52)に異物を収容することを特徴とする
コイン精米機における異物選別装置とする。
【0007】
【0008】
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載の発明は、精米するための玄米から微細異物を分離除去して、異物混入の少い良質の精米を得ることができる。特に粗大石礫等の異物を除去したのちに上選別板3、及び下選別板6の流下行程で、わら屑や、玄米等を選別しながら微細異物を下選別板6の異物選別孔4による漏下排除に至るまで順次的に選別し、選別排出処理の難しい微細異物を、下選別板6上残すようにして、最後の選別行程において,この異物選別孔4から排出させるもので、微細異物の除去を円滑に、的確に行わせることができる。
【0010】
又、このような異物選別装置11は、上選別板3と下選別板6とによる選別孔1、4の漏下、及び異物口2、玄米口5からの流下排出による段階状流下形態に選別処理されるため選別処理室等の容量を少くすることができ、コンパクトで高能率の異物選別排除の作用を行わせることができる
。
【0011】
また、前記上側の上選別板3や下選別板6等を揺動するためのモータ7を、覆うベース板10の上側面を利用して、下選別板6の異物選別孔4から漏下する微細異物を受けて流下処理する処理棚板形態とするものであるから、モータ7のカバー構成を簡単にして、異物選別装置11のコンパクト化を図り、前記のように着脱構成、及び操作を簡単にし、メンテナンス性を高めることができる。
【0012】
また、ベース板10の傾斜面上位に形成する長孔44から微細異物を容器46に漏下すると共に、ベース板10の傾斜面を流下した微細異物は、ベース板10の傾斜面下位に設ける長孔45から容器46に漏下すると共に、ベース板10の下流位置には衝立60を設け、ベース板10の傾斜面を流下した微細異物を確実に長孔45側に流入させることで、ベース板10の強度の低下を低減しつつ、下選別板6全体から漏下した微細異物を共通の容器52に収容することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図4】選別装置の側面図(A)と、その一部の平面図(B)。
【
図5】その選別板部の平面図(A)と、側面図(B)。
【
図6】モータベース部の平面図(A)と、側面図(B)、正面図(C)。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図面に基づいて、玄米を選別するための玄米選別装置をコイン精米機に設ける場合を説明する。コイン精米機は、精米するための所定量の玄米を、コイン精米機に持込んで、所定金額の精米コインをコインメック20に供給することによって、精米装置15が自動運転されて、精米された白米を白米ホッパ16に取出すものである。精米ハウス21は、操作室22と機械室23とに仕切壁24を介して仕切られて、この仕切壁24に前記コインメック20や、精米白度を設定する白度設定器25、操作手順ボード26、等を設け、この左手側に精米すべき玄米を供給する玄米ホッパ17を設け、右手側に精米された白米を収容する白米ホッパ16を配置し、作業者はこの白米ホッパ16の下側取出口18部に袋口をのぞませて、精米後の白米を袋詰して持ち帰ることができる。
【0015】
機械室23には、前記玄米ホッパ17から精米装置15に至る搬送経路や、石抜装置13、及び異物選別装置11等を配置し、精米装置15から白米ホッパ16に至る搬送経路等が配置される。又、前記石抜装置13や、精米装置15等で発生する糠や、塵埃等を吸引搬送して糠袋27等に収容する吸塵機28等を設けている。
【0016】
前記玄米ホッパ17の底部に玄米エレベータ29をのぞませて、玄米を石抜装置13のホッパ30に供給する。石抜装置13は、揺動選別板12を設けて、前記ホッパ30からこの上面に供給された玄米を揺動しながら比重選別するもので、揺動選別板12の下層に位置する石礫を揺り上げ搬送して石抜口31から排出させると共に、上層に位置する玄米層や、わら屑等は、揺動選別板12の傾斜下端縁側の玄米出口14側へ流下排出させて、粗大石礫等の異物と、玄米、わら屑等に選別することができる。
【0017】
又、この玄米出口14から排出される玄米や、わら屑等は、この玄米出口14の外側下部にのぞませて設ける異物選別装置11によって選別することができる。
このようにして石抜装置13や、異物選別装置11等で石抜選別された玄米32や、一部前記石抜口31等に取出される残米33等を、精米エレベータ34で搬送して精米装置15の精米ホッパ35へ供給して、精米作用を受けさせる。精米ホッパ35から精米装置15へ供給された玄米が所定白度に精米されると、白米ホッパ16に取出収容される。精米装置15内には、吸塵機28の吸引風が働いて、除糠作用が行うわれ、精米摩擦熱が冷却される。
【0018】
前記石抜装置13の玄米出口14から排出される玄米や、わら屑等を受けて選別する異物選別装置11は、上側の玄米選別孔1を形成した上選別板3と、この下側の異物選別孔4を形成した下選別板6とを、ベース板10上側部に揺動アーム9や、揺動軸8等を介して支持して、この揺動軸8の回転により前記上、下各選別板3、6を一体的に揺動させて、これら上、下選別板3、6上面に供給される玄米を揺動移動しながら選別する。ベース板10の下部にはモータ7を装着して揺動軸8を回動駆動できる。
【0019】
前記上選別板3は、底面部に玄米を漏下して藁等の長尺異物を分離できる玄米選別孔1を形成して、左右両側壁36と後側壁37を形成し、前側面を開放の異物口2を形成した形態である。この上選別板3の下側に位置する下選別板6は、底面に異物選別孔4を形成している。この異物選別孔4は、前記玄米選別孔1の孔径よりも小径の整粒玄米は漏下させない孔径(=φ4)に設定して選別板6面に目抜き形成している。この異物選別孔4は、前記抜装置13及び上選別板3で選別除去できなかった微細な比重の小さい砂礫や異物(コンバイン袋のファスナーの破片等を含む)を漏下させて、玄米口5から取出される整粒玄米から選別除去される。この下選別板6は、左右両側壁38、及び後側壁39を形成し、前側面を開放して玄米口5を形成している。選別孔4は下選別板6全面に亘って形成することもできるが、前記揺動軸8の取付部40や、揺動アーム9の取付部41等には選別孔4を形成しない形態としている。前記下選別板6の側壁38や、後側壁39部には、ボルト42、43を設けて、各ボルト42、43を、上選別板3の側壁36や、後側壁37部の重合部に螺合、乃至係合させて、締付け固定して、上、下選別板3、6が一体的に構成され、又、着脱自在に構成して、メンテナンス性を容易化することもできる。
【0020】
又、前記下選別板6の下方に配置のベース板10は、ボックス形態として、上側面を前下り傾斜面に形成して、下選別板6の異物選別孔4から漏下する異物を受けて傾斜面方向へ流下し易くモータ7を取付けて、揺動軸8を上方へ突出させて、クランク軸形態として取付部40に連結して、選別板3、6をクランク軸揺動する形態に構成している。この揺動される下選別板6の底部後端部を揺動回動自在に、前記アーム9を介して支持している。このベース板10の取付部40の前後位置には異物の漏下する下選別板6より横長形態の長穴44、45を形成している。これら長穴44、45の下方には異物を受ける容器46を設けたり、外方へ取出すシュートを設けることもできる。
【0021】
すなわち、ベース板10の傾斜面上位に形成する長孔44から微細異物を容器46に漏下すると共に、ベース板10の傾斜面を流下した微細異物は、ベース板10の傾斜面下位に設ける長孔45から容器46に漏下する。ベース板10の下流位置には衝立60を設け、ベース板10の傾斜面を流下した微細異物を確実に長孔45側に流入させる構成である。
【0022】
この構成により、ベース板10の強度の低下を低減しつつ、下選別板6全体から漏下した微細異物を共通の容器46に収容することが出来る。
前記ベース板10は、石抜装置13、又は異物選別装置11等の機枠47に装着され、又、機枠47を覆うカバー48によって被覆する形態に構成することもできる。
【0023】
ここにおいて,整粒玄米を漏下する玄米選別孔7を形成し,粗大異物を排出させる異物口2を設けた上選別板3の下側に、整粒玄米は漏下させないで、この玄米よりも小さい異物を漏下させる異物選別孔4と、玄米口5とを形成した下選別板6を設け、これら上,下各選別板3、6を一体的に揺動して、供給される玄米から粗大異物と微細異物を順次に選別除去することを特徴とする精米機の玄米選別装置の構成とする。
【0024】
精米するための所定量の玄米を玄米投入ホッパに供給すると、石抜装置13に搬入されて、揺動選別板12の揺動によって比重選別作用による選別が行われて、重量の大きい石礫等が選別除去されると共に、玄米や、わら屑等が玄米出口14等から排出される。
【0025】
このような石抜装置13の玄米出口14に、異物選別装置11をのぞませた形態にあっては、前記石抜選別、乃至粗選別作用を受けた玄米が、上選別板3上面に供給されて、揺動軸8の回転による揺動作用により揺動選別作用が行われる。この上選別板3の玄米選別孔1から漏下する玄米は、下選別板6上面に受けられて、この下選別板6上面を揺動されながら選別作用を受ける。そして、上選別板3上に残留する比較的大きいわら屑等の粗大異物は、異物口2から排出される。
【0026】
前記下選別板6上面に漏下した玄米は、前記のように大きい石礫や、異物を除去した状態で、この下選別板6終端部の玄米口5から取出されて、精米装置側へ搬送供給される。
又、この下選別板6上面を揺動される間に,玄米よりも比重の大きい微細異物(この比重は,前記石抜装置13の石抜口31に除去された粗大石礫の比重よりも軽い微砂物等が多く含まれている。)が沈下して,この下選別坂6の揺動によっても揺動移送作用を受け難い状態にあるが,この下選別板6の上面に形成される異物選別孔4に沈下させて,そのまま直接下方のベース板10面上へ漏下させる。この下選別板6の異物選別孔4から微細な異物や砂礫等が漏下選別されて、大、小異物混入の少ない玄米として,精米装置へ供給することができる。
【0027】
このように下選別板6上面で異物選別孔4から漏下選別された微細異物は、下部のベース板10等から機外へ排出処理される。
又,前記下選別板6の下側には、モータ7によって回転されて上,下選別坂3,6を揺動する揺動軸8を軸装すると共に、揺動アーム9を支持するベース板10を設け、このベース板10で、前記下選別板6の異物選別孔4から漏下する異物を受けて処理する。
【0028】
前記上選別板3、及び下選別板6は、これらの底部のベース板10下に配置のモータ7の駆動によって,揺動軸8を介して回転揺動される。このベース板10がモータ7の上側面を覆うように構成されてモータカバーの機能を有し、このベース板10の上面を流下する玄米は、玄米口5から外側へ流下案内し、ベース板10上面に残る微細異物は、異物選別孔4から漏下させたり、排出口から流出させて、所定の容器や、機外等へ取出処理することができる。
【0029】
更には,前記上選別板3と下選別板6からなる異物選別装置11を、前記揺動選別板12の上面に玄米の供給を受けて揺動しながら石礫を比重選別する石抜装置13の玄米出口14部にのぞませて設け、この石抜装置13を経て供給される玄米を受けて微細異物を除去する。
【0030】
従来の石抜装置や、粗選別装置を装着して、粗大異物を選別除去する形態があるが、このような形態においても玄米中の微細異物の選別除去が難しいものである場合は、前記の如き異物選別装置11を、前記石抜装置13や、粗選別装置等の玄米出口14にのぞませて設置することによって、この玄米出口14から取出される微細異物を混入した玄米を、この異物選別装置11の上選別板3上面に供給して、玄米選別孔1から下選別板6上面に漏下しながら、玄米をこの下選別板6の玄米口5から流出させると共に、微細異物はこの異物選別孔4から漏下させて、玄米口5側へ玄米ともに排出されないように構成される。このように下選別板6上面を揺動される玄米は、選別行程が上選別板3時よりも遅れるため,わら屑等の異物の混入も少く、玄米口5側への流出も速やかに円滑に行われ、微細な石礫や、異物等は沈下して早く異選別孔4に落込みし易くなって、玄米と微細異物との分離を行われ易くし、微細異物の玄米口5への流出を行われ難くする。
【0031】
図7では、下選別板6の横幅を広く形成して、上選別板3の側壁36よりも外側に側壁38を形成し、上選別板3の側壁36から横側へオーバフローした玄米や、わら屑等を、下選別板6の外側縁部49に案内させて揺動移動させて、微細異物を選別孔4から漏下させる構成としている。50は下選別板6上面に突出した案内板で、中央部の上選別板3を案内保持する。
【0032】
次に、
図8において、前記上選別板3の異物口2から排出される粗大異物(わら屑等)は異物シュート51で受けて容器52へ収容し、玄米口5から排出される整粒玄米は、玄米シュート53で受けて、精米エレベータ34の入口部54へ案内する。又、ベース板10上面に受けた微細異物は長穴44、45から下側の異物シュート55を介して容器52へ収容できる。又、
図9においては、前記ベース板10の長穴44、45から排出される微細異物は、このベース板10下側に設置の容器56に直接流入させて収容することができる。
【符号の説明】
【0033】
1 玄米選別孔
2 異物口
3 上選別板
4 異物選別孔
5 玄米口
6 下選別板
7 モータ
8 揺動軸
9 揺動アーム
10 ベース板
11 異物選別装置
12 揺動選別板
13 石抜装置
14 玄米出口
15 精米装置