【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)平成26年度、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 再生医療の産業化に向けた細胞製造・加工システムの開発委託研究、産業技術力強化法第19条の適用を受ける特許出願
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
上記供給装置は、水を貯溜する貯溜部と、該貯溜部の水を水蒸気にするための加湿手段とを備えており、また、上記培養室内に該培養室内の空気を一定方向に循環させるための循環通路が設けられ、上記エアフィルタを通過した水蒸気は上記循環通路に供給されるようになっており、さらに、循環通路内のエアフィルタを通過した水蒸気が供給される領域の圧力は、供給装置内の圧力より低くなるように調整されていることを特徴とする請求項1に記載のインキュベータ。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図示実施例について本発明を説明すると、
図1において1は細胞等の培養物を培養するためのインキュベータであり、このインキュベータ1の隣接位置には無菌作業室としてのアイソレータ2が配置されている。
本実施例のインキュベータ1は、培養物を付着させた複数の容器3を保管して各容器3内の培養物を培養する培養室4と、培養室4の外部に設けられて培養室4内に水蒸気を供給する供給装置5と、培養室4内とその他の所要箇所を除染するとともに培養室4内の圧力等の環境を調整する除染装置6と、培養室4内に炭酸ガス(CO
2)及び窒素ガス(N
2)を供給するガス供給装置7とを備えている。
【0009】
培養室4は密封可能な筐体からなり、アイソレータ2側となる壁面4Aに開口部4Bが形成されており、この開口部4Bは、昇降機構によって昇降されるシャッタ11によって開閉されるようになっている。開口部4Bは、管状の接続部12を介してアイソレータ2内と気密を保持して接続されている。シャッタ11が開放されると接続部12を介してアイソレータ2内部と培養室4内とが連通し、シャッタ11が閉鎖されると開口部4Bが気密を保持して閉鎖されて、培養室4とアイソレータ2との連通が阻止されるようになっている。
【0010】
培養室4内には、容器3を保管するための多数の棚13aを備えた3台の保管棚13A〜13Cが設けられている。
保管棚13A〜13Cは同一寸法で同一形状に形成されており、縦長で上下方向において等ピッチで所定数の棚13aを備えている。これらの保管棚13A〜13Cは、容器3を出し入れする出し入れ口が設けられ、周囲を覆う側壁はなく各棚13aが露出した構成となっている。また、これらの保管棚13A〜13Cは、同心円状に隣接させて扇状に配置されており、各棚13aへの容器3の出し入れは図示しないロボットハンドによって行われるようになっている。
培養室4内は、除染装置6によって除染されてからガス供給装置7によって炭酸ガスと窒素ガスが供給されるようになっており、培養室4内の窒素ガス、酸素ガス及び炭酸ガスの濃度は、容器3内の細胞の培養に好適な濃度に維持されるようになっている。また、外部雰囲気の流入を阻止するために除染装置6によって培養室4内は所定の圧力に調整されており、培養室4は外部よりも陽圧に維持されている。また、培養室4内の温度、湿度等も容器3内の細胞の培養に好適な値に維持されるようになっている。
このように培養室4内は無菌性が維持されるとともに培養に好適な環境に維持されており、培養物が付着した容器3を保管棚13A〜13Cに所要時間保管することにより、各容器3内の培養物を培養できるようになっている。
【0011】
ここでアイソレータ2からインキュベータ1への容器3の搬入作業と、培養完了後の容器3のインキュベータ1からアイソレータ2への搬出作業について説明する。
すなわち、アイソレータ2内部においては、図示しないロボットハンド又はオペレータの人手によって各容器3の培養物の継代や培地交換作業が行われるようになっている。アイソレータ2内部において、培養物の継代作業や培地交換作業を終えた容器3は上記接続部12内へ運ばれて、そこに置かれるようになっている。
すると、培養室4側においては、昇降機構によってシャッタ11を開放して、接続部12内の容器3を図示しないロボットハンドにより保持してから培養室4内に搬入し、さらに保管棚13A〜13C内の所要の棚13aに収容するようになっている。容器3が培養室4内に搬入されたらシャッタ11が閉鎖されて、開口部4Bが密閉されるようになっている。なお、シャッタ11の開放によって培養室4内の環境が変化しても、培養に好適な環境が維持されるように制御が行われるようになっている。
保管棚13A〜13Cの棚13aに所要時間保管されて容器3内の培養物の培養が完了すると、培養が完了した各容器3は図示しないロボットハンドによって所要の棚13aから取り出され、昇降機構によってシャッタ11が開放された開口部4Bから接続部12に戻されるようになっている。
【0012】
次にガス供給装置7及び除染装置6の構成について説明する。2種類のガスを培養室4内に供給するガス供給装置7は、窒素ガス(N
2)の供給源17と、該供給源17と培養室4とを連通させるパイプ21を備えるとともに、炭酸ガス(CO
2)の供給源18と、該供給源18と培養室4とを連通させるパイプ22とを備えている。
パイプ21の途中には常閉の電磁開閉弁V1が設けられており、他方のパイプ22にも常閉の電磁開閉弁V2が設けられている。各供給源17,18及び両電磁開閉弁V1、V2の作動は、図示しない制御装置によって制御されるようになっている。制御装置が電磁開閉弁V1を開放させるとともに供給源17を作動させることで窒素ガスが培養室4に供給されるようになっている。また、制御装置が電磁弁V2を開放させるとともに供給源18を作動させることで、培養室4に炭酸ガスが供給されるようになっている。
培養室4の天面4Cには、培養室4内の酸素ガス濃度を検出する酸素ガスセンサ23が配置されるとともに、培養室4内の炭酸ガス(CO
2)の濃度を検出する炭酸ガスセンサ24が配置されている。酸素ガスセンサ23が検出した酸素ガス濃度及び炭酸ガスセンサ24が検出した炭酸ガス濃度は制御装置に伝達されるようになっている。
また、培養室4の天面4Cにはパイプを介してヒーター25が接続されており、このヒーター25からパイプを介して培養室4内を加熱できるようになっている。また、培養室4内の温度を検出する温度センサ26が設けられており、温度センサ26によって検出された培養室4内の温度は制御装置に伝達されるようになっている。
さらに、培養室4の天面4Cには、培養室4内の圧力を検出する圧力センサ27が設けられるとともに、培養室4内の湿度を検出する湿度センサ28が設けられている。圧力センサ27が検出した培養室4内の圧力と湿度センサ28が検出した培養室4内の湿度は制御装置へ伝達されるようになっている。
【0013】
次に、除染装置6は、除染媒体である過酸化水素ガス(H
2O
2)の供給源31と、この供給源31と培養室4内とを接続する一対の供給パイプ32及び排出パイプ33と、前述したパイプ21、22と供給源31とを接続して各パイプ21,22内を除染するための除染用パイプ34と、無菌エア供給源40とを備えている。
供給パイプ32には常閉の電磁開閉弁V3が設けられており、排出パイプ33にも常閉の電磁開閉弁V4が設けられている。
また、除染用パイプ34の下流側は2つに分岐されて、一方の分岐部がパイプ21に接続され、他方の分岐部がパイプ22に接続されており、それら各分岐部に常閉の電磁開閉弁V5,V6が設けられている。これらの電磁開閉弁V3〜V6の作動は制御装置によって制御され、所要時に開放されるようになっている。
上記シャッタ11が閉鎖された状態で、制御装置が電磁開閉弁V3を開放させるとともに供給源31を作動させることにより、供給パイプ32を介して過酸化水素ガスが培養室4内に供給される。供給パイプ32は、無菌エア供給源40から培養室4に無菌エアを供給するための供給パイプを兼ねており、この後、制御装置によって電磁開閉弁V3が所要時間開放されるとともに無菌エア供給源40も所要時間作動されると、培養室4内に無菌エアが供給されてエアレーションが行われる。その後、電磁開閉弁V4を開放して排出パイプ33を介して培養室4内の過酸化水素ガスを含む空気が培養室4の外部へ排出されるようになっている。これにより、培養室4内が過酸化水素ガスによって除染されるようになっている。また、培養室4を除染する際には、電磁開閉弁V5、V6が開放されて供給源31からの過酸化水素ガスが流通して、パイプ21、22の内部が除染されるようになっている。
【0014】
培養室4におけるアイソレータ2と反対側の壁面4Dには、培養室4内の圧力を低下させるためのパイプ35の一端が接続されており、該パイプ35の途中にフィルタ36及び常閉の電磁開閉弁V7が設けられている。電磁開閉弁V7は制御装置によって作動を制御されるようになっており、所要時に制御装置によって電磁開閉弁V7を開放させることにより、上昇した培養室4内の圧力を低下させることができる。制御装置は、圧力センサ27によって検出された培養室4内の圧力を認識した上で、電磁開閉弁V7を所要時に開放させることで培養室4内の圧力を所定値以上の陽圧に維持するようになっている。
【0015】
上記除染用パイプ34の途中から分岐させた分岐パイプ34Aの先端は、上記パイプ35に接続されており、分岐パイプ34Aの途中に常閉の電磁開閉弁V8が設けられている。この電磁開閉弁V8の作動は制御装置によって制御されるようになっており、前述した培養室4内を除染する際には制御装置は電磁開閉弁V8も開放される。そのため、培養室4を除染する際には、供給源31からの過酸化水素ガスがパイプ35内を流通することで該パイプ35内も過酸化水素ガスによって除染されるようになっている。
培養室4内における底面4Eの側には後に詳述する循環通路37が形成されており、この循環通路37内と培養室4の外部とにわたって外気パイプ38が設けられている。培養室4の外部に位置する外気パイプ38の途中には常閉の電磁開閉弁V9が設けられている。また、上記除染用パイプ34の途中から分岐させた分岐パイプ34Bの先端は、外気パイプ38に接続されており、分岐パイプ34Bの途中には常閉の電磁開閉弁V10が設けられている。両電磁開閉弁V9、V10の作動は制御装置によって制御されるようになっており、制御装置が所要時に電磁開閉弁V9を開放させると、外気パイプ38を介して循環通路37内に外気を導入できるようになっている。それにより、培養室4内の炭酸ガスと窒素ガスの濃度を低下させることができるようになっている。なお、外気パイプ38の途中にはフィルタ41を設けてあり、それによって塵埃等が循環通路37へ導入されるのを阻止できるようになっている。
また、前述した培養室4内を除染する際には、制御装置は電磁開閉弁V10も開放させるので、分岐パイプ34Bを介して外気パイプ38内に過酸化水素ガスが流通して、外気パイプ38内も除染されるようになっている。
【0016】
本実施例のガス供給装置7及び除染装置6は以上のように構成されており、シャッタ11が閉鎖された状態で、制御装置により電磁開閉弁V3〜V6、V8、V10、V11が開放されるととともに供給源31が作動されると、培養室4内が過酸化水素ガスにより除染される。また、それと同時に除染用パイプ34とその分岐パイプ34A〜34B内に過酸化水素ガスが流通することにより、パイプ21,22、35及び外気パイプ38の内部も除染されるようになっている。
また、除染作業の際には前述したようにして無菌エア供給源40から供給パイプ32を介して無菌エアが培養室4内に供給されて、培養室4内のエアレーションが行われる。
この除染作業の後に電磁開閉弁V3〜V6、V8、V10、V11が閉鎖される一方、制御装置により電磁開閉弁V1,V2が所要の時間だけ開放されてからそれらが閉鎖されるので、パイプ21,22を介して培養室4内に窒素ガス及び炭酸ガスが供給されるようになっている。制御装置は、酸素ガスセンサ23を介して培養室4内の酸素ガス濃度を認識するとともに、炭酸ガスセンサ24を介して培養室4内の炭酸ガスの濃度を認識している。そして、制御装置は、培養室4内の炭酸ガスと酸素ガスと窒素ガスの濃度が所要の濃度となるように、つまり、培養室4内で培養物を培養するのに好適な雰囲気となるように、電磁開閉弁V1、V2を制御して炭酸ガスと窒素ガスの供給量を制御するようになっている。
また、制御装置は、培養室4内の圧力を圧力センサ27によって把握しており、培養室4内の圧力が所定値よりも高くなると、電磁開閉弁V35を所要時間開放し、外部よりも陽圧を維持しながら所定圧力まで低下させるようになっている。
また、制御装置はヒーター25によって培養室4内を所要の温度まで加熱するようになっており、制御装置は温度センサ26が検出した培養室4内の温度を基にしてヒーター25の作動を制御することで、培養室4内が所要の温度に維持されるようになっている。
さらに、培養室4内には、供給装置5によって発生させた水蒸気が供給されて加湿されるようになっており、制御装置は培養室4内の湿度を湿度センサ28により把握している。そして、制御装置は、湿度センサ28が検出した湿度を基にして、培養室4内の湿度が所定値よりも高い場合には、外気パイプ38の電磁開閉弁V9を所要時間だけ開放させて外気を培養室44内に供給できるようになっている。それにより、培養室4内を所要の湿度に維持できるようになっている。
以上のようにして、除染装置6によって培養室4内が無菌状態に維持されるとともに、ガス供給装置7、ヒーター25によって培養室4内が好適な環境に維持されるようになっている。この状態において、前述したように図示しないロボットハンドによる保管棚13A〜13Cの棚13aの容器3の出し入れ作業と、保管棚13A〜13Cにおける容器3の保管及び保管されて培養が完了した容器3のアイソレータ2側への搬出作業が行われるようになっている。
【0017】
しかして、本実施例は、前述した構成を前提として培養室4の外部に配置された供給装置5で水蒸気を発生させて、該水蒸気を培養室4内に供給することにより培養室4内を加湿するようにしたことが特徴である。
本実施例の供給装置5は、培養室4の底面4Eに外部の下方側から気密を保持して連結された供給室5Aと、この供給室5A内に設置されて水を貯溜するバット42と、供給室5A内に配置されるとともにバット42内の水に振動子が挿入された超音波霧化装置43とを備えている。供給室5Aの側壁には気密を保持して給水パイプ44の先端部を貫通させてあり、該給水パイプ44の先端部は上記バット42内に位置させている。給水パイプ44の途中には電磁開閉弁V12が設けられており、電磁開閉弁V12は制御装置によって作動を制御されるようになっている。制御装置が電磁開閉弁V12を所要時間開放させると、図示しない給水源から給水パイプ44を介してバット42内に水が供給されるようになっている。
【0018】
培養室4の底面4Eは供給室5Aの天面を兼ねており、この天面の所要位置に開口部5Bが形成されている。この開口部5BにHEPAフィルタ45が取り付けられている。バット42内の水は、超音波霧化装置43によって霧化されて連続的に水蒸気が発生するようになっており、このように供給室5A内で発生した水蒸気は、開口部5BのHEPEフィルタ45を通過してから培養室4内の循環通路37に供給されるようになっている。
本実施例においては、培養室4の外部に設けられた供給室5A内で水蒸気を発生させて、その水蒸気を開口部5BのHEPAフィルタ45を通過させてから培養室4内の循環通路37内に供給するようになっている。
【0019】
次に培養室4内の循環通路37について説明すると、培養室4の底面4Eの略全域と前後する壁面4A、4Dの下部を覆って仕切り板46が設けられており、この仕切り板46における底面4Eの間及び壁面4A、4Dとの間に形成される空間部が循環通路37となっている。
両壁面4A,4Dと対向する箇所の仕切り板46の上方側には多数の貫通孔が穿設されており、壁面4A側となる仕切り板46の多数の貫通孔によって吹き出し口37Aが構成されており、他方、壁面4D側となる仕切り板46の多数の貫通孔によって吸い込み口37Bが構成されている。
底面4Eを兼ねた循環通路37の水平部分には、上記HEPAフィルタ45よりも吹き出し口37A側の位置に空気循環用のファン47が設けられており、さらにファン47よりもさらに吹き出し口37Aに近い循環通路37内に第2のHEPAフィルタ48が設けられている。
また、第1のHEPAフィルタ45の位置よりも吸い込み口37B側となる循環通路37内に調圧プレート49が設けられている。調圧プレート49には複数の貫通孔が形成されており、循環通路37内を流通する空気は調圧プレート49の貫通孔を流通することで流通抵抗が掛かるようになっている。
【0020】
制御装置によってファン47が作動されると、吸い込み口37Bから循環通路37内に空気が吸入されてから調圧プレート49を通過し、さらにHEPAフィルタ45の上部を経由してファン47とHEPAフィルタ48を通過して、最後に吹き出し口37Aから吹き出されるようになっている。つまり、培養室4内の空気は、循環通路37を介して矢印方向に循環されるようになっており、それに伴ってHEPAフィルタ45を通過して循環通路37内に供給された水蒸気が培養室4内に供給されるようになっている。
本実施例においては、循環通路37内のファン47と吹き出し口37Aとの間の領域の圧力P1と、培養室4の中央部の圧力P2と、循環通路37内の吸い込み口37Bと調圧プレート49との間の領域の圧力P3と、調圧プレート49とファン47との間の領域の圧力P4と、供給室5A内の圧力P5との関係を次のような関係となるように調整している。つまり、調圧プレート49とファン47との作用により、圧力P1が最大で、圧力P2は圧力P1よりも小さく、圧力P3は圧力P2より小さく、圧力P4は圧力P3よりも小さな圧力となるように、培養室4内の圧力を調整するようにしている。そのため、培養室4内の空気は循環通路37を介して矢印方向に循環される。その際には、循環通路37内のHEPAフィルタ48によって塵埃が除去されるようになっている。また、圧力P4は供給室5A内の圧力P5に対して負圧となっており、供給室5Aで発生した水蒸気が循環通路37内に効果的に供給されるようになっている。
【0021】
以上のように本実施例においては、培養室4の外部に供給装置5を設けてあり、供給室5A内で発生させた水蒸気を開口部5BのHEPAフィルタ45を通過させて培養室4の循環通路37に供給し、それにより、培養室4内を加湿するようになっている。そのため、従来と比較すると培養室4内部の構成を簡略化することができ、その他の除染対応のための設備を簡略化することができる。そのため、従来と比較して簡略な構成の培養室4を提供することができ、メンテナンス作業を軽減可能なインキュベータ1を提供できる。また、培養室4内の無菌性を維持しつつ培養室4内をより好適な状態で加湿することができる。
さらに、培養室4内の保管棚13A〜13Cは、保管棚自体が回転するようになっていた従来のインキュベータと比較して、本実施例の保管棚13A〜13Cは、容器3内の培養物のストレスを軽減させることが可能である。
なお、上記実施例においては、加湿手段として超音波霧化装置43を用いているが、加湿手段としてヒータ等を用いたものであっても良い。