(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6471946
(24)【登録日】2019年2月1日
(45)【発行日】2019年2月20日
(54)【発明の名称】溶接機及び画像処理方法
(51)【国際特許分類】
B23K 11/24 20060101AFI20190207BHJP
B23K 11/11 20060101ALI20190207BHJP
B23K 11/36 20060101ALI20190207BHJP
【FI】
B23K11/24 335
B23K11/11 591Z
B23K11/36
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-69166(P2018-69166)
(22)【出願日】2018年3月30日
【審査請求日】2018年10月12日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000143112
【氏名又は名称】株式会社向洋技研
(72)【発明者】
【氏名】北村 樹
(72)【発明者】
【氏名】畑野 健司
(72)【発明者】
【氏名】甲斐 孝治
(72)【発明者】
【氏名】甲斐 美利
(72)【発明者】
【氏名】小野田 幸徳
【審査官】
柏原 郁昭
(56)【参考文献】
【文献】
特開2009−66628(JP,A)
【文献】
特開2009−266221(JP,A)
【文献】
特開2015−174705(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23K 11/24
B23K 11/11
B23K 11/36
B23K 37/00
B25H 1/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークを載置するテーブル形の電極を備えた溶接機であって、
前記テーブル形の電極を含む作業空間を撮影するカメラと、
前記カメラで撮影された映像を表示するディスプレイと、
前記ワークが前記テーブル形の電極に載置されていない状態で、前記カメラで撮影して得られた映像から前記テーブル形の電極のエッジを抽出し、抽出した前記テーブル形の電極のエッジで囲まれた映像領域を透過色で塗り潰してマーカー画像を生成し、生成したマーカー画像を前記カメラで撮影された映像に重ねて前記ディスプレイに表示する制御を行う制御部と、
を備える溶接機。
【請求項2】
ワークを載置するテーブル形の電極を含む作業空間を撮影するカメラと、
前記カメラで撮影された映像を表示するディスプレイと、
を備えた溶接機において実行される画像処理方法であって、
前記ワークが前記テーブル形の電極に載置されていない状態で、前記カメラで撮影して得られた映像から前記テーブル形の電極のエッジを抽出し、
抽出した前記テーブル形の電極のエッジで囲まれた映像領域を透過色で塗り潰してマーカー画像を生成し、
生成したマーカー画像を前記カメラで撮影された映像に重ねて前記ディスプレイに表示する、
画像処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テーブル形の電極を備えた溶接機及び該溶接機に用いられる画像処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
上述したテーブル形の電極を備えた溶接機として、例えば特許文献1〜3に記載されたものがある。これらの先行文献で示されているように、テーブル形の電極とは、溶接機が有する2つある電極のうち一方をテーブル形状にしたものである。なお、他方の電極はガン形状を成すことが多い。テーブル形の電極を備えた溶接機は、該電極にワーク(例えば、少なくとも2枚の鋼板を重ね合わせてなる板組)を載置し、その状態でガン形状の電極の先端部分をワークに当てて加圧しつつ通電することで溶接を行う。
【0003】
図6は、2つの電極にテーブル形とガン形を備えた従来の溶接機100の外観を示す斜視図である。同図において、テーブル形の電極101は、中央に立設された支持ポスト103の基端部側に設けられている。ガン形の電極102は、所謂水平ガンと呼ばれるものであり、支持ポスト103の上端部分に水平方向に回動自在に接続された多関節の支持アーム104によって支持される。支持アーム104の先端部分には長尺棒状を成すガンシャフト105が設けられており、ガン形の電極102の上下動を可能にしている。ガンシャフト105の上端部分にはガン形の電極102をテーブル形の電極101側へ加圧するためのシリンダ106が設けられている。ガン形の電極102は、溶接時にシリンダ106によって加圧される。
【0004】
溶接機100には、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)等のディスプレイ110aと、該ディスプレイ110aに取り付けられる抵抗膜方式等のタッチパネル(図示略)と、溶接機100を制御する溶接制御装置(図示略)との接続を行うインタフェース(図示略)と有する操作パネル110が設けられており、この操作パネル110にて、溶接条件(溶接電流、通電時間及び加圧力)等の設定が行われる。操作パネル110にて設定された溶接条件は上述した溶接制御装置(図示略)に出力される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−260772号公報
【特許文献2】特開2009−066628号公報
【特許文献3】特開2018−023984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述したテーブル形の電極101を備えた溶接機100においては、テーブル形の電極101よりも大きなワーク200に対して溶接が行われる場合、テーブル形の電極101の範囲が分からなくなることがあり(即ち、ワーク200によって隠された部分の範囲が分からないことがあり)、その状態で溶接を行うと、溶接箇所によっては、ワーク200が不安定な状態になり、正常な溶接ができ難くなるという課題がある。
【0007】
図7は、テーブル形の電極101よりも大きなワーク200を用いた場合の課題を説明するための図である。また、
図8は、
図7を矢印A方向から見た図である。
図7及び
図8に示すように、テーブル形の電極101よりも大きなワーク200を当該電極101に載置した状態で、電極101の先端からはみ出た部分200aに対して溶接を行うと、溶接時の圧力が加わったときに、電極101の先端の角部101aを支点として、ワーク200の一方の部分(支持ポスト103側の部分)が上がり、他方の部分(支持ポスト103から離れる側の部分)が下がってしまう。ワーク200の溶接箇所が加圧方向に下がってしまうと、該溶接箇所に十分な加圧が加わらなくなるため、正常な溶接が行われ難くなる。なお、このような不安定な状態はワーク200が軽くなるほど顕著になる。
【0008】
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、テーブル形の電極よりも大きなワークに対して溶接を行う場合、当該電極のワークによって隠れてしまう部分を容易に認識することができる溶接機及び画像処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の溶接機は、ワークを載置するテーブル形の電極を備えた溶接機であって、前記テーブル形の電極を含む作業空間を撮影するカメラと、前記カメラで撮影された映像を表示するディスプレイと、前記ワークが前記テーブル形の電極に載置されていない状態で、前記カメラで撮影して得られた映像から前記テーブル形の電極のエッジを抽出し、抽出した前記テーブル形の電極のエッジで囲まれた映像領域を透過色で塗り潰してマーカー画像を生成し、生成したマーカー画像を前記カメラで撮影された映像に重ねて前記ディスプレイに表示する制御を行う制御部と、を備える。
【0010】
上記構成によれば、テーブル形の電極の範囲を示すマーカー画像をカメラで撮影された映像に重ねて表示するので、テーブル形の電極よりも大きなワークに対して溶接を行う場合に、当該電極のワークによって隠れてしまう部分を容易に認識することができる。したがって、誤ってテーブル形の電極からはみ出た部分に対して溶接を行ってしまうことがない。
【0011】
本発明の画像処理方法は、ワークを載置するテーブル形の電極を含む作業空間を撮影するカメラと、前記カメラで撮影された映像を表示するディスプレイと、を備えた溶接機において実行される画像処理方法であって、前記ワークが前記テーブル形の電極に載置されていない状態で、前記カメラで撮影して得られた映像から前記テーブル形の電極のエッジを抽出し、抽出した前記テーブル形の電極のエッジで囲まれた映像領域を透過色で塗り潰してマーカー画像を生成し、生成したマーカー画像を前記カメラで撮影された映像に重ねて前記ディスプレイに表示する。
【0012】
上記方法によれば、テーブル形の電極の範囲を示すマーカー画像をカメラで撮影された映像に重ねて表示するので、テーブル形の電極よりも大きなワークに対して溶接を行う場合に、当該電極のワークによって隠れてしまう部分を容易に認識することができる。したがって、誤ってテーブル形の電極からはみ出た部分に対して溶接を行ってしまうことがない。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、テーブル形の電極よりも大きなワークに対して溶接を行う場合に、当該電極のワークによって隠れてしまう部分を容易に認識することができ
、誤ってテーブル形の電極からはみ出た部分に対して溶接を行ってしまうことを未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の一実施形態に係る溶接機の外観を示す斜視図
【
図2】
図1の溶接機を使用した溶接作業の様子を示す図
【
図3】
図2の作業において操作パネルのディスプレイに映し出された映像を示す図
【
図4】
図1の溶接機の操作パネルの概略構成を示すブロック図
【
図5】
図4の操作パネルにおける制御・演算部の動作ステップを示すフローチャート
【
図6】2つの電極にテーブル形とガン形を備えた従来の溶接機の外観を示す斜視図
【
図7】テーブル形の電極よりも大きなワークを用いた場合の課題を説明するための図
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の一実施形態に係る溶接機1の外観を示す斜視図である。なお、同図において、前述した
図6に示す溶接機100と共通する部分には同一の符号を付けている。本実施形態に係る溶接機1は、テーブル形の電極101、ガン形の電極102、支持ポスト103、支持アーム104、ガンシャフト105、シリンダ106、カメラ120及び操作パネル121を備える。テーブル形の電極101、ガン形の電極102、支持ポスト103、支持アーム104、ガンシャフト105及びシリンダ106については、前述した
図6に示す溶接機100と共通する部分であるので、説明を省略する。カメラ120は、テーブル形の電極101を含む溶接機1の作業空間を撮影するものであり、支持ポスト103の上端部分の電極101側の面103aから水平方向に延びる支持アーム122の先端部分に取り付けられている。カメラ120は、レンズと、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Oxide Semiconductor)等のイメージセンサ(いずれも図示略)を備えている。
【0017】
操作パネル121は、溶接電流、通電時間及び加圧力の溶接条件の設定機能に加え、カメラ120で撮影された映像を映し出すモニター機能を有している。特に、カメラ120で撮影された映像の映し出しにおいては、撮影された映像にテーブル形の電極101の範囲を示す透過色を付けた画像(以下、“マーカー画像”と呼ぶ)を重ねて表示する。
【0018】
図2は、本実施形態に係る溶接機1を使用した溶接作業の様子を示す図である。また、
図3は、
図2の作業において操作パネル121のディスプレイ121aに映し出された映像を示す図である。
図2及び
図3において、カメラ120の撮影範囲は、少なくともテーブル形の電極101を含む範囲である。この撮影範囲内で、操作パネル121のディスプレイ121aには、ワーク200の映像200vと、テーブル形の電極101の範囲を示すマーカー画像101vと、ガン形の電極102の映像102vとが映し出される。上述したように、マーカー画像101vは、透過色が付けられた画像であるので、ワーク200の映像200vを認識できつつも、ガン形の電極102の範囲を認識することができる。
【0019】
操作パネル121のディスプレイ121aにマーカー画像101vを映し出すことで、テーブル形の電極101よりも大きなワーク200がテーブル形の電極101に載置されるようなことがあっても、作業員201は、テーブル形の電極101の範囲を認識することができる。
【0020】
図4は、本実施形態に係る溶接機1の操作パネル121の概略構成を示すブロック図である。同図において、操作パネル121は、入力部125と、記憶部126と、表示部127と、入出力部128と、制御・演算部129と、を備える。入力部125は、カメラ120やディスプレイ121a(
図3参照)の画面上に取り付けられるタッチパネル(図示略)を含み、カメラ120からの映像情報を記憶部126に出力し、またディスプレイ121aに取り付けられたタッチパネル(図示略)にて入力された溶接条件(溶接電流、通電時間及び加圧力の)等を記憶部126に出力する。記憶部126は、制御・演算部129を制御するためのプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)と、制御・演算部129の動作において用いられるRAM(Random Access Memory)と、入力部125に含まれるカメラ120からの映像情報とディスプレイ121aに取り付けられたタッチパネル(図示略)にて入力された溶接条件等を記憶するための大容量メモリ(例えば、フラッシュメモリ)を備える(いずれも図示略)。
【0021】
表示部127は、ディスプレイ121a(
図3参照)を含み、記憶部126に記憶された映像情報と、該映像情報を基に制御・演算部129で生成されたマーカー画像を表示する。入出力部128は、溶接機1を制御する溶接制御装置(図示略)との接続を行うインタフェースを含み、溶接条件等を溶接制御装置(図示略)に出力し、また溶接制御装置(図示略)からの情報を入力する。
【0022】
制御・演算部129は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、入力部125、記憶部126、表示部127及び入出力部128のうち少なくとも一部と協働して、タッチパネル(図示略)にて入力された溶接条件等を溶接制御装置(図示略)へ出力する処理と、溶接制御装置(図示略)から出力された情報を取得する処理と、マーカー画像を生成する処理を行う。なお、
図4において、制御・演算部129から各部への制御信号の流れを矢印付きの鎖線で示しており、制御・演算部129を含む各部間でのデータの流れを矢印付きの実線で示している。
【0023】
制御・演算部129は、マーカー画像を次のようにして生成する。即ち、まずワーク200が無い状態で、テーブル形の電極101を撮影し、得られた映像から周知のエッジ検出手法(例えば、探索ベースの手法やゼロ交差法をベースとした手法)を用いてテーブル形の電極101のエッジ(輪郭)を抽出し、抽出したテーブル形の電極101のエッジで囲まれた映像領域を透過色(例えば赤色)で塗り潰す。これにより、マーカー画像101vが生成される。制御・演算部129は、生成したマーカー画像101vをカメラ120で撮影された映像に重ねて表示する。
【0024】
図5は、本実施形態に係る溶接機1の操作パネル121における制御・演算部129の動作ステップを示すフローチャートである。同図において、制御・演算部129は、カメラ120でテーブル形の電極101を含む作業空間を撮影する(ステップS10)。次いで、カメラ120にて撮影して得られた映像からテーブル形の電極101のエッジを抽出する(ステップS11)。そして、抽出したテーブル形の電極101のエッジで囲まれた映像領域を透過色で塗り潰したマーカー画像101vを生成する(ステップS12)。そして、生成したマーカー画像101vをカメラ120で撮影された映像に重ねて表示する(ステップS13)。
【0025】
このように、本実施形態に係る溶接機1によれば、ワーク200を載置するテーブル形の電極101を含む作業空間を撮影するカメラ120と、カメラ120で撮影された映像を表示するディスプレイ121aと、を備え、ワーク200がテーブル形の電極101に載置されていない状態で、カメラ120で撮影して得られた映像からテーブル形の電極101のエッジを抽出し、抽出したテーブル形の電極101のエッジで囲まれた映像領域を透過色で塗り潰したマーカー画像101vを生成し、生成したマーカー画像101vをカメラ120で撮影された映像に重ねてディスプレイ121aに表示するので、テーブル形の電極101よりも大きなワーク200がテーブル形の電極101に載置されても、テーブル形のワーク200によって隠れてしまう部分を容易に認識することができる。したがって、テーブル形の電極101よりも大きなワーク200に対して溶接を行う場合に、誤ってテーブル形の電極からはみ出た部分に対して溶接を行ってしまうことがない。
【0026】
なお、本発明を特定の実施形態を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
例えば、本実施形態に係る溶接機1では、テーブル形の電極101のエッジで囲まれた映像領域を透過色で塗り潰したマーカー画像を生成するようにしたが、単にテーブル形の電極101のエッジに沿った鎖線を生成し、この鎖線をマーカー画像としてもよい。
【0027】
また、本実施形態に係る溶接機1では、テーブル形の電極101のエッジで囲まれた映像領域を透過色で塗り潰したマーカー画像を生成して、カメラ120で撮影された映像に重ねて表示するのみであったが、テーブル形の電極101の先端から離れた位置で溶接を行おうとした場合(即ちマーカー画像を超えて溶接を行おうとした場合)に、音声による警告を発生するようにしてもよい。このようにすることで、ディスプレイ121aの映像を見落とした場合でも、溶接を行ってはいけないことを認識することができる。
【0028】
また、本実施形態に係る溶接機1では、マーカー画像の生成時にワーク200がテーブル形の電極101に載置されていないことを条件としたが、ワーク200がテーブル形の電極101に載置されているかどうかを判定し、載置されていると判定した場合に、警告を発するとともにマーカー画像の生成を中止するようにすればよい。ワーク200がテーブル形の電極101に載置されているかどうかは、予めテーブル形の電極101の大きさをプリセットしておけば、対比することによる判別が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明は、テーブル形の電極よりも大きなワークに対して溶接を行う場合に、当該電極のワークによって隠れてしまう部分を容易に認識することができるといった効果を有し、テーブル形の電極を備えた溶接機への適用が可能である。
【符号の説明】
【0030】
1 溶接機
101 テーブル形の電極
101v マーカー画像
102 ガン形の電極
102v ガン形の電極の映像
103 支持ポスト
104 支持アーム
105 ガンシャフト
106 シリンダ
120 カメラ
121 操作パネル
121a ディスプレイ
122 支持アーム
200 ワーク
200v ワークの映像
201 作業員
125 入力部
126 記憶部
127 表示部
128 入出力部
129 制御・演算部
【要約】
【課題】テーブル形の電極よりも大きなワークに対して溶接を行う場合、当該電極のワークによって隠れてしまう部分を容易に認識することができる溶接機及び画像処理方法を提供する。
【解決手段】ワーク200を載置するテーブル形の電極101を含む作業空間を撮影するカメラ120と、カメラ120で撮影された映像を表示するディスプレイ121aと、を備え、ワーク200がテーブル形の電極101に載置されていない状態で、カメラ120で撮影して得られた映像からテーブル形の電極101のエッジを抽出し、抽出したテーブル形の電極101のエッジで囲まれた映像領域を透過色で塗り潰したマーカー画像101vを生成し、生成したマーカー画像101vをカメラ120で撮影された映像に重ねてディスプレイ121aに表示する。
【選択図】
図2