(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の開口及び前記第2の開口の各々は、同一の形状及び軒先方向に同一間隔で形成されると共に、平面視において千鳥状態に配置される請求項4に記載のケラバ通気部材。
【背景技術】
【0002】
図13は、従来のケラバ通気部材を示す概略底面図であり、
図14は、
図13中XIV−XIV線で切断して矢印方向に見た概略断面図である。
【0003】
これらの図に示すように、従来のケラバ通気部材71は、建築物のケラバの通気に用いられ、合成樹脂を折り曲げて形成され、図示しない軒先方向に延びる第1平坦部74と第1平坦部74の図示しない妻側の端部に接続されて垂直下方に延びるガイド部75とからなる第1部材73と、第1平坦部74の上面に当接して、重ねて設置された2枚の中空構造板83a,83bと、合成樹脂を折り曲げて形成され、その下面が中空構造板83bの上面に当接する第2平坦部79及び第2平坦部の図示しない妻側の端部に接続されて垂直下方に延びる垂直部80とからなる第2部材78とを備えている。
【0004】
中空構造板83aは、合成樹脂からなるプレートに多数の中空円錐台87を、
図13の破線で示したように平面視で千鳥状態となるように成形加工された通気プレート86と、通気プレート86の中空円錐台87群の下面開口側全面に熱接着させた下面材85と、通気プレートの中空円錐台87群の上面側全面に熱接着させた上面材84とから構成されている。なお、中空構造板83bは、中空構造板83aと同一形状であり、中空構造板83aの上方に重ねて設置される。
【0005】
図15は、一般的な切妻屋根を有する建築物の妻側を示す概略図であり、
図16は、
図15で示したXIV−XIV線で切断して矢印方向に見た概略断面図であって、
図13及び
図14で示したケラバ通気部材を建築物に設置した状態を示す図である。
【0006】
設置に際して、これらの図に示すように、ケラバ通気部材71は、第1部材73の第1平坦部74の下面が建築物1の垂木5の上面に当接すると共に、第2部材78の第2平坦部79の上面が野地板8の下面に当接するように設置される。
【0007】
使用に際して、
図16に示した実線矢印のように、妻側2に位置する胴縁63間に入った外気が、ケラバ通気部材71の第2部材78の垂直部80と透湿防水シート62との間を介して、中空構造板83a,83bの中空円錐台87群の間を通り抜けるようにして、小屋裏10へと通気できる。
【0008】
なお、換気機能付の屋根構造は様々なものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の第1の実施の形態に係るケラバ通気部材の概略構成を示す底面図。
【
図2】同ケラバ通気部材の組立工程の概略構成を示す右側面図。
【
図3】同ケラバ通気部材の概略構成を
図1におけるIII−III線で切断して矢印方向に見た断面図。
【
図4】同ケラバ通気部材を建築物に設置した状態の概略構成を示す断面図。
【
図5A】同ケラバ通気部材の設置工程の一部の概略を示す断面図。
【
図5B】同ケラバ通気部材の設置工程の一部の概略を示す断面図。
【
図5C】同ケラバ通気部材の設置工程の一部の概略を示す断面図。
【
図6A】同ケラバ通気部材の設置工程の一部の概略を示す断面図。
【
図6B】同ケラバ通気部材の設置工程の一部の概略を示す断面図。
【
図6C】同ケラバ通気部材の設置工程の一部の概略を示す断面図。
【
図7】本発明の第2の実施の形態に係るケラバ通気部材の概略構成を示す底面図。
【
図8】同ケラバ通気部材の組立工程の概略構成を示す右側面図。
【
図9】同ケラバ通気部材の概略構成を
図8におけるIX−IX線で切断して矢印方向に見た断面図。
【
図10】同ケラバ通気部材の概略構成を
図8におけるX−X線で切断して矢印方向に見た断面図。
【
図11】同ケラバ通気部材の概略構成を
図8におけるXI−XI線で切断して矢印方向に見た断面図。
【
図12】同ケラバ通気部材を建築物に設置した状態の概略構成を示す断面図。
【
図13】ケラバ通気部材の一例の概略構成を示す底面図。
【
図14】同ケラバ通気部材の概略構成を
図13におけるXIV−XIV線で切断して矢印方向に見た断面図。
【
図15】一般的な切妻屋根を有する建築物の妻側を概略的に示す説明図。
【
図16】同ケラバ通気部材を建築物に設置した状態の概略構成を
図13におけるXVI−XVI線で切断して矢印方向に見た断面図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は本発明の第1の実施の形態に係るケラバ通気部材の概略構成を示す底面図、
図2は同ケラバ通気部材の組立工程の概略構成を示す右側面図、
図3は同ケラバ通気部材の概略構成を
図1におけるIII−III線で切断して矢印方向に見た断面図、
図4は同ケラバ通気部材を建築物に設置した状態の概略構成を示す断面図である。
【0018】
これらの図に示すように、ケラバ通気部材11は、建築物1のケラバの通気に用いられ、鋼板の折り曲げによって形成されるものであって、垂木5の上面に設置される第1部材16と、野地板8の下面に設置され、後述するように第1部材16と一体化される第2部材52とから構成される。
【0019】
ケラバ通気部材11の第1部材16は、垂木5の上面にその下面が当接して設置され、軒先(
図15参照)方向に延びる第1平坦部17と、第1平坦部17の妻側2とは反対側の端部で妻側2に折り返すように形成された折返部18と、第1平坦部17の妻側2の端部から垂直下方にガイド部21として延びた後で上方に折り曲げて形成され、第1の開口20を有する第1仕切部19と、第1仕切部19の上方端部から妻側2方向に延びる第3平坦部26と、第3平坦部26の上面に貼り付けられた両面テープ28とを備えている。
【0020】
ケラバ通気部材11の第2部材52は、野地板8の下面にその上面が当接して設置され、軒先(
図15参照)方向に延びる第2平坦部53と、第2平坦部53の妻側2の端部から垂直下方に延びる第2垂直部59と、第2平坦部53の妻側2とは反対側の端部で垂直下方に延び、開口部56を有する第1垂直部55と、第1垂直部55の下方端部で妻側2とは反対側方向に折り返すように形成された折返部57とを備えている。
【0021】
図2及び
図3に示すように、二点鎖線で示すケラバ通気部材11の第1部材16と第2部材52とを、二点鎖線矢印Qで示す方向に合わせるようにして、第1部材16の折返部18と第2部材52の折返部57とを係合させつつ、第1部材16の第1仕切部19の上方端に位置する両面テープ28で第2平坦部53の下面に接着させて一体化させる。このように構成することにより、ケラバ通気部材11は、第1部材16の第1仕切部19によって第1部材16と第2部材52との間隔が保持されたものとなる。また、第1部材16の折返部18と第2部材52の折返部57とを係合させて、第1部材16と第2部材52とを一体化させることにより、第1部材16と第2部材52との間隔がより安定して保持されることになる。
【0022】
また、
図2に示すように、ケラバ通気部材11において、第1部材16の第1仕切部19の第1の開口20の各々は、第2部材52の第1垂直部55の開口部56の各々と、同一の形状及び軒先3方向(
図2の左右方向)に同一間隔で形成されている。
【0023】
これらにより、使用に際して、
図4に示すように、実線矢印Fで示したように、胴縁63間に入った外気が、ケラバ通気部材11の第2部材52の第2垂直部59と透湿防水シート62との間を介して、第1仕切部19の第1の開口20に入り、第1垂直部55の開口部56から小屋裏10へ通気しやすくなる。また、
図13で示した従来のケラバ通気部材71と比べて、この第1の実施の形態のケラバ通気部材11には、第1部材16と第2部材52との間に中空構造板83a,83bが無いので、通気機能が安定する。通気機能が安定することにより、胴縁63間や小屋裏10における結露防止効果も向上することになる。さらに、
図3で示すように、第1の開口20の下端位置は、第1平坦部17の上面よりも上方位置となるように形成されている。このように形成することで、
図4に示すように、軒のない妻側2においては雨水が直接破風66やサイディング65に当たりやすく、胴縁63間に雨水等が浸入する虞があるが、この場合にもその雨水等が小屋裏10方向に浸入しないように防止している。
【0024】
次に、ケラバ通気部材11の建築物1への設置工程について説明する。
【0025】
図5A,5B,5Cは同ケラバ通気部材の設置工程の一部の概略を示す断面図、
図6A,6B,6Cは同ケラバ通気部材の設置工程の一部の概略を示す断面図である。
【0026】
設置に際しては、まず
図5Aに示すように、ケラバ通気部材11の第2部材52の第1垂直部55の高さがH2であるとき、ケラバ通気部材11の設置対象となる垂木5の高さH1(母屋7の上面からの高さ)は、他の垂木6の高さH3よりも高さH2だけ短くする。そして、建築物1の妻側2に位置する垂木5に対して、上方から釘等によって、ケラバ通気部材11を固定する。その際、ケラバ通気部材11の第1仕切部19のガイド部21を、垂木5の妻側2の側面に当接させる。このようにすることで、ケラバ通気部材11のガイド部21は、垂木5に対して設置基準になるので、設置作業が容易となる。
【0027】
次に、
図5Bに示すように、構造用合板61を、ケラバ通気部材11のガイド部21に、その上部が当接するように、垂木5等を固定する。
【0028】
そして、
図5Cに示すように、野地板8を、上方からケラバ通気部材11及び垂木6に固定する。その際、
図5Bに示すように、垂木5に設置されたケラバ通気部材11の高さは、他の垂木6と同一の高さH3となっており、野地板8を設置する際に、傾きが生じない。
【0029】
図6Aに示すように、透湿防水シート62を、構造用合板61の外面に設置する。
【0030】
そして、
図6Bに示すように、胴縁63の上端がケラバ通気部材11の第2垂直部59の下端に当接するように、胴縁63を設置する。
【0031】
その後、
図6Cに示すように、サイディング65及び破風66を妻側2に設置し、ルーフィング68、のぼり木64、ケラバ水切67及びコロニアル69等を野地板8に設置する。ここで、ケラバ通気部材11は、当接している野地板8を介して、上方から荷重がかかった状態となる。しかし、ケラバ通気部材11を構成する第1部材16及び第2部材52は、いずれも鋼板から形成されたものであるので、
図13で示した合成樹脂から形成された従来のケラバ通気部材71に比べて、変形する虞が少なく、通気機能の信頼性が向上する。
【0032】
図7は本発明の第2の実施の形態に係るケラバ通気部材12の概略構成を示す底面図、
図8はケラバ通気部材12の組立工程の概略構成を示す右側面図、
図9ケラバ通気部材12の概略構成を
図8におけるIX−IX線で切断して矢印方向に見た断面図、
図10はケラバ通気部材12の概略構成を
図8におけるX−X線で切断して矢印方向に見た断面図、
図11はケラバ通気部材12の概略構成を
図8におけるXI−XI線で切断して矢印方向に見た断面図、
図12はケラバ通気部材12を建築物に設置した状態の概略構成を示す断面図である。
【0033】
なお、この第2の実施の形態におけるケラバ通気部材12は、上述した第1の実施の形態におけるケラバ通気部材11と同一用途で用いられるものであり、基本的な構成は共通するものである。ここでは、その相違点を中心に説明する。
【0034】
図7〜
図12に示すように、ケラバ通気部材12の第1部材16は、垂木5の上面に設置される第1平坦部17と、第1平坦部17の妻側2の端部に接続され、上方に延びると共に第1の開口20を有する第1仕切部19と、第1仕切部19の上方端部において妻側2に延びるように接続され、リベット孔27が設けられた第3平坦部26と、第3平坦部26の妻側2の端部に接続され、その下方端部が第1平坦部17の下面よりも下方に位置するまで垂直下方に延びると共に、第3の開口32を有する第1垂下部31と、第1平坦部17の妻側2とは反対側の端部に接続され、上方に延びると共に第2の開口24を有する第2仕切部23と、第2仕切部23の上方端部において妻側2とは反対側に延びるように接続され、リベット孔30が設けられた第4平坦部29と、第4平坦部29の妻側2とは反対側の端部に接続されて垂直下方に延び、その下方端が垂木5に当接すると共に、第4の開口36を有する第2垂下部35と、第2垂下部35の下方端部に接続され、妻側2に折り曲げるように形成された折曲部38とを備えている。このように構成された理由については後述する。
【0035】
ケラバ通気部材12の第2部材52は、野地板8の下面に設置され、リベット孔54が設けられた第2平坦部53と、第2平坦部53の妻側2の端部に接続され、垂直下方に延びる第2垂直部59と、第2垂直部59の下方端部に接続され、妻側2とは反対側に折り曲げるように形成された折曲部60とを備えている。
【0036】
図8及び
図9に示すように、二点鎖線で示すケラバ通気部材12の第1部材16と第2部材52とを、二点鎖線矢印Sで示す方向に合わせるようにして、第1部材16の第3平坦部26の上面を第2部材52の第2平坦部53の下面に当接させつつ、同時に、第4平坦部29の上面を第2部材52の第2平坦部53の下面に当接させる。そして、この状態を保持するために、上方からリベット45aを、第2平坦部53のリベット孔54aと第4平坦部29のリベット孔30とに挿し込んで接合する(二点鎖線矢印R)。同様にして、リベット45bを、第2平坦部53のリベット孔54bと第3平坦部26のリベット孔27とに挿し込んで接合する(二点鎖線矢印R)。これにより、ケラバ通気部材12の第1部材16と第2部材52とを一体化させる。このように構成することにより、ケラバ通気部材12は、第1仕切部19、第2仕切部23及び第2垂下部35によって、第1部材16と第2部材52との間隔がより一層安定して保持されたものとなっている。そのため、通気機能がより一層安定することになる。
【0037】
図11に示すように、ケラバ通気部材12において、第1仕切部19の第1の開口20及び第2仕切部23の第2の開口24の各々は、同一形状及び軒先3方向(
図11の左右方向)に同一間隔で形成されていると共に、平面視において千鳥状態に配置されている。また、第1垂下部31の第3の開口32の各々は、第2仕切部23の第2の開口24の各々と対応して、同一の形状及び軒先3方向(
図11の左右方向)に同一間隔で形成されている。さらに、第2垂下部35の第4の開口36の各々は、第1仕切部19の第1の開口20の各々と対応して、同一の形状及び軒先3方向(
図11の左右方向)に同一間隔で形成されている。このように構成することにより、通気抵抗が各開口において略変わらないことになるので、
図11中の実線矢印Tで示したように、第2垂直部59を介して入ってきた外気は、各開口を通り、図示しない小屋裏10(
図11の下方)方向へと通気できる。
【0038】
また、上述のように各開口が、
図11で示したように平面視において千鳥状態に配置されているため、
図11を貫通する方向(
図12の上下方向)に対するケラバ通気部材12の各仕切部材全体の第2平坦部53の保持効果が安定することになる。これにより、
図12に示すように、野地板8等による上方からの荷重に対して、ケラバ通気部材12は変形する虞が少なくなり、通気機能の信頼性が更に向上するものである。
【0039】
設置に際して、
図12に示すように、ケラバ通気部材12を建築物1の妻側2に位置する垂木5に対して固定する際に、ケラバ通気部材12の第1垂下部31の下方端部を、垂木5の妻側2の側面に当接させるようにして、垂木5の上面に、ケラバ通気部材12の第1平坦部17の下面及び折曲部38の下面を当接させる。このようにすることで、ケラバ通気部材12の第1垂下部31の下方端部が、垂木5に対して設置基準になるので、設置作業が容易となる。
【0040】
また、胴縁63を
図12に示すように、透湿防水シート62に設置する際に、胴縁63の上面がケラバ通気部材12の折曲部60の下面に当接するようにして設置する。これにより、
図1で示したケラバ通気部材11と比べて、折曲部60が胴縁63の安定した設置基準として機能する。さらに、
図12の下方からの雨水等の浸入を、ケラバ通気部材12の折曲部60により防止することにもなる。
【0041】
なお、上記の各実施の形態では、ケラバ通気部材の第1仕切部は、その上方端部において第2平坦部と当接する第3平坦部が形成されていたが、第1仕切部の上方端が第2平坦部の下面と当接するものであれば、第3平坦部は無くても良い。
【0042】
また、上記の第1の実施の形態では、ケラバ通気部材は、両面テープを有するものであったが、それ以外を用いて第1部材と第2部材とを一体化させてもよい。
【0043】
さらに、上記第1の実施の形態では、ケラバ通気部材の第1仕切部は、垂直下方にガイド部として延びた後上方に折り曲げられて形成されるものであったが、ガイド部は形成されていなくても良い。
【0044】
さらに、上記の各実施の形態では、ケラバ通気部材の第2部材は、第2垂直部と有するものであったが、第2垂直部は無くてもよい。
【0045】
さらに、上記の第1の実施の形態では、ケラバ通気部材は、折曲部によって第1部材と第2部材とを係合させるものであったが、それ以外の方法で第1部材と第2部材とを係合させても良い。または、折曲部は無くても良い。
【0046】
さらに、上記の第1の実施の形態では、ケラバ通気部材は、第1垂直部を有するものであったが、第1垂直部は無くてもよい。
【0047】
さらに、上記の第1の実施の形態では、ケラバ通気部材は、第1の開口及び第2の開口の各々は特定の形状及び配置であったが、それ以外の形状及び配置であってもよい。
【0048】
さらに、上記の第2の実施の形態では、ケラバ通気部材の第2部材は、折曲部を有するものであったが、折曲部は無くてもよい。
【0049】
さらに、上記の第2の実施の形態では、ケラバ通気部材は、リベットを用いて第1部材と第2部材とを係合させるものであったが、それ以外の方法で第1部材と第2部材とを係合させてもよい。
【0050】
さらに、上記の第2の実施の形態では、ケラバ通気部材の第1部材は、第2仕切部を有するものであったが、第2仕切部は無くても良い。
【0051】
さらに、上記の第2の実施の形態では、ケラバ通気部材の第1部材は、第1垂下部を有するものであったが、第1垂下部は無くても良い。
【0052】
さらに、上記の第2の実施の形態では、ケラバ通気部材の第1部材は、第2垂下部を有するものであったが、第2垂下部は無くても良い。
【0053】
さらに、上記の第2の実施の形態では、ケラバ通気部材の第1部材は、第4平坦部を有するものであったが、第4平坦部は無くても良い。
【0054】
さらに、上記の第2の実施の形態では、ケラバ通気部材の第1垂下部は、その下方端部が第1平坦部の下面よりも下方に位置するものであったが、第1平坦部の下面よりも上方に位置しても良い。
【0055】
さらに、上記の第2の実施の形態では、ケラバ通気部材は、第1の開口及び第2の開口の各々は特定の形状及び配置であったが、それ以外の形状及び配置であってもよい。
【0056】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。