特許第6472065号(P6472065)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6472065酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6472065
(24)【登録日】2019年2月1日
(45)【発行日】2019年2月20日
(54)【発明の名称】酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路
(51)【国際特許分類】
   G09G 3/20 20060101AFI20190207BHJP
   G09G 3/36 20060101ALI20190207BHJP
【FI】
   G09G3/20 622A
   G09G3/20 622B
   G09G3/20 622E
   G09G3/20 622G
   G09G3/36
   G09G3/20 621M
   G09G3/20 670J
【請求項の数】6
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2017-542113(P2017-542113)
(86)(22)【出願日】2015年6月23日
(65)【公表番号】特表2018-508032(P2018-508032A)
(43)【公表日】2018年3月22日
(86)【国際出願番号】CN2015082010
(87)【国際公開番号】WO2016197403
(87)【国際公開日】20161215
【審査請求日】2017年8月10日
(31)【優先権主張番号】201510310266.0
(32)【優先日】2015年6月8日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】515203228
【氏名又は名称】深▲せん▼市華星光電技術有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100143720
【弁理士】
【氏名又は名称】米田 耕一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100080252
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 征四郎
(72)【発明者】
【氏名】戴超
【審査官】 西島 篤宏
(56)【参考文献】
【文献】 中国特許出願公開第104464671(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第101369460(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第104537987(CN,A)
【文献】 特開2015−092572(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 3/00 − 3/38
G02F 1/133
G11C 19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
縦続接続された複数のGOAユニット回路からなる酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路であって、
各ステージのGOAユニット回路がそれぞれ、プルアップ制御モジュールと、プルアップモジュールと、伝送モジュールと、第一プルダウンモジュールと、ブートストラップコンデンサモジュールと、プルダウン保持モジュールと、からなり、
Nを正の整数とした場合、第一ステージのGOAユニット回路だけでなく、第NステージのGOAユニット回路においても、
前記プルアップ制御モジュールは、第十一薄膜トランジスタからなり、
前記第十一薄膜トランジスタのゲート電極は前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号を受信し、ソース電極は定圧高電位に電気的に接続され、ドレイン電極は第一ノードに電気的に接続され、
前記プルアップモジュールは、第二十一薄膜トランジスタからなり、
前記第二十一薄膜トランジスタのゲート電極は第一ノードに電気的に接続され、ソース電極はm番目のクロック信号が入力されるm番目クロック信号点に電気的に接続され、ドレイン電極は走査駆動信号を出力させる走査駆動信号点に接続され
前記伝送モジュールは、第二十二薄膜トランジスタからなり、
前記第二十二薄膜トランジスタのゲート電極は前記第一ノードに電気的に接続され、ソース電極は前記m番目クロック信号点に電気的に接続され、ドレイン電極は伝送信号を出力させ、
前記第一プルダウンモジュールは、第四十薄膜トランジスタと、第四十一薄膜トランジスタと、からなり、
前記第四十薄膜トランジスタのゲート電極及びソース電極は前記第一ノードにそれぞれ電気的に接続され、ドレイン電極は第四十一薄膜トランジスタのドレイン電極に電気的に接続され、
前記第四十一薄膜トランジスタのゲート電極はm+2番目のクロック信号が入力されるm+2番目クロック信号点に電気的に接続され、ソース電極前記走査駆動信号が入する前記走査駆動信号点に接続され、
前記ブートストラップコンデンサモジュールはコンデンサからなり、
前記コンデンサの一端は前記第一ノードに電気的に接続され、他端は前記走査駆動信号に電気的に接続され、
前記プルダウン保持モジュールは、少なくとも第五十一薄膜トランジスタと、第五十二薄膜トランジスタと、第五十三薄膜トランジスタと、第五十四薄膜トランジスタと、第七十三薄膜トランジスタと、第七十四薄膜トランジスタと、第五十五薄膜トランジスタと、第四十二薄膜トランジスタと、第三十二薄膜トランジスタと、第七十五薄膜トランジスタと、第七十六薄膜トランジスタと、第五十六薄膜トランジスタと、からなり、
前記第五十一薄膜トランジスタのゲート電極及びソース電極は前記定圧高電位に電気的に接続され、ドレイン電極は第四ノードに電気的に接続され、
前記第五十二薄膜トランジスタのゲート電極は前記第一ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は前記第四ノードに電気的に接続され、ソース電極は第一負電位に電気的に接続され、
前記第五十三薄膜トランジスタのゲート電極は前記第四ノードに電気的に接続され、ソース電極は前記定圧高電位に電気的に接続され、ドレイン電極は第二ノードに電気的に接続され、
前記第五十四薄膜トランジスタのゲート電極は前記第一ノードに電気的に接続され、ソース電極は前記第二ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は第五ノードに電気的に接続され、
前記第七十三薄膜トランジスタのゲート電極は前記第四ノードに電気的に接続され、ソース電極は前記定圧高電位に電気的に接続され、ドレイン電極は前記第五ノードに電気的に接続され、
前記第七十四薄膜トランジスタのゲート電極は前記第一ノードに電気的に接続され、ソース電極は定圧低電位に電気的に接続され、ドレイン電極は前記第五ノードに電気的に接続され、
前記第五十五薄膜トランジスタのゲート電極は前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号、または前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号を受信し、ソース電極は前記第四ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は前記第一負電位に電気的に接続され、
前記第四十二薄膜トランジスタのゲート電極は前記第二ノードに電気的に接続され、ソース電極は前記第一ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は第三ノードに電気的に接続され、
前記第三十二薄膜トランジスタのゲート電極は前記第二ノードに電気的に接続され、ソース電極は前記走査駆動信号点に電気的に接続され、ドレイン電極は前記第一負電位に電気的に接続され、
前記第七十五薄膜トランジスタのゲート電極は前記第一ノードに電気的に接続され、ソース電極は前記第三ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は前記定圧高電位に電気的に接続され、
前記第七十六薄膜トランジスタのゲート電極は前記第二ノードに電気的に接続され、ソース電極は前記第三ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は前記定圧低電位に電気的に接続され、
前記第五十六薄膜トランジスタのゲート電極は前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号、または前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号を受信し、ソース電極は前記第五ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は前記定圧低電位に電気的に接続され、
前記定圧低電位は前記第一負電位より低く、
記各ステージのGOAユニット回路内のすべての薄膜トランジスタは酸化物半導体薄膜トランジスタである
と特徴とする酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路
ここで、第一クロック信号CK(1)と、第二クロック信号CK(2)と、第三クロック信号CK(3)と、第四クロック信号CK(4)とは、パルスの立ち上がりの位相がπ/2(90°)ずつ順番にずれた4つのクロック信号であって、パルスの立ち上がりの順番は、CK(1)→CK(2)→CK(3)→CK(4)→CK(1)→・・・であるとする。
mを正整数であって前記Nを4で割った余りであるとし、前記4つのクロック信号を、m番目のクロック信号CK(m)、m+1番目のクロック信号CK(m+1)、m+2番目のクロックCK(m+2)、および、m+3番目のクロック信号CK(m+3)、と表わす。
【請求項2】
請求項1に記載の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路において、
前記プルダウン保持モジュールはさらに、第五十七薄膜トランジスタを備え、
記第五十七薄膜トランジスタのゲート電極は前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号、または前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号を受信し、ソース電極は前記第二ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は前記第五ノードに電気的に接続される
ことを特徴とする酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路。
【請求項3】
請求項1に記載の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路において、
一ステージのGOAユニット回路において、
前記第十一薄膜トランジスタのゲート電極、前記第五十五薄膜トランジスタのゲート電極、および、前記第五十六薄膜トランジスタのゲート電極は、走査起動信号を受信する
ことを特徴とする酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路。
【請求項4】
請求項2に記載の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路において、
一ステージのGOAユニット回路において、
前記第十一薄膜トランジスタのゲート電極、前記第五十五薄膜トランジスタのゲート電極、前記第五十六薄膜トランジスタのゲート電極、および、前記第五十七薄膜トランジスタのゲート電極は走査起動信号を受信す
ことを特徴とする酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路
【請求項5】
請求項1に記載の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路において、
前記m番目のクロック信号CK(m)が第三クロック信号CK(3)である時、前記m+2番目のクロック信号CK(m+2)は第一クロック信号CK(1)であり、
前記m番目のクロック信号CK(m)が第四クロック信号CK(4)である時、前記m+2番目のクロック信号CK(m+2)は第二クロック信号CK(2)である
ことを特徴とする酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路。
【請求項6】
請求項1に記載の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路において、
前記各ステージのGOAユニット回路内のすべての薄膜トランジスタはIGZO薄膜トランジスタである
ことを特徴とする酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイ技術領域に関し、特に酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)はボディーが薄く、省電で、電磁波の輻射がないなどの多くの長所を備えており、液晶テレビ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、デジタルカメラ、パソコンの画面またはタブレットの画面などで、広く応用されており、薄型表示装置の領域で主導的な地位を占めている。
【0003】
アクティブマトリックス液晶表示装置(Active Matrix Liquid Crystal Display、AMLCD)は、現在最もよく用いられている表示装置であり、前記アクティブマトリックス液晶表示装置は、複数の画素と、各画素に電気的に接続された一つの薄膜トランジスタ(TFT)と、水平走査線に接続された薄膜トランジスタのゲート電極(Gate)と、垂直方向のデータ線に接続されたドレイン電極(Drain)と、画素電極に接続されたソース電極(Source)と、からなる。水平走査線に十分な電圧を印加し、前記水平走査線に電気的に接続されたすべてのTFTがオンになり、これによってデータ線上の信号電圧が画素に書き込まれて、異なる液晶の光透過度が制御されることで、色彩及び明度を制御することができるという効果が得られる。アレイ基板行駆動(Gate Driver on Array、GOA)技術は、従来の薄膜トランジスタ液晶表示装置を利用して、配列(Array)プロセスにおいて、ゲート電極行走査駆動回路をTFT配列基板上に設け、ゲート電極に逐次走査駆動させる方式である。GOA技術は外接する集積回路板(Integrated Circuit、IC)の溶接(bonding)工程が削減可能であり、生産能力の向上とともに製品コストを下げることができ、更に狭額縁またはフレームレスの表示製品に適した液晶表示パネルの製造が可能である。
【0004】
イグゾー(Indium Gallium Zinc Oxide、IGZO)、はインジウム、ガリウム、亜鉛を含む非晶酸化物であり、電子移動度がアモルファスシリコンの20〜30倍であり、TFTの画素電極に対する充放電のスピードを大幅に高めることができ、画素の反応速度を高め、更に速いフレームレートを実現し、同時に更に速い反応により画素の行走査スピードを大幅に速くし、TFT−LCD内において非常に高い解像度を可能にする。その外に、トランジスタの数が減り各画素の透光率が高くなるため、IGZO表示装置は更に高いエネルギー効率を備え、更に効率が良くなる。
【0005】
IGZOなどの酸化物半導体薄膜トランジスタの発展に伴って、酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくパネル周辺の集成回路も注目されることとなった。酸化物半導体薄膜トランジスタは高い電子移動度を備えているが、そのしきい値の電圧値が0Vであり、且つ次のしきい値の領域の振幅が小さく、GOA回路がオフの状態の時、多くのTFT部品のゲート電極及びソース電極の間の電圧Vgsは通常0Vであり、このようでは酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の設計は非常に難しくなり、非晶硅半導体薄膜トランジスタが用いられている走査駆動回路を、酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路に応用した場合、機能性の問題が存在する。その外に、外的要素の誘導及び応力の作用のもと、酸化物半導体薄膜トランジスタは、時々しきい値電圧がマイナスに下がる現象が生じる傾向があり、このようでは酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路が作動することができないという問題を直接招く可能性がある。例えば、高温において、酸化物半導体薄膜トランジスタのしきい値電圧がマイナスに移動すると、GOA回路がオフになるという問題を招く可能性がある。同様に、照射した電気応力の作用の下で、酸化物半導体薄膜トランジスタのしきい値電圧がマイナスに移動する。それゆえ、酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路を設計するには、TFTしきい値電圧の偏移の影響をも考慮に入れなければならない。
【0006】
図1を参照する。図1は上記の問題に対する従来の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路である。前記酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路は、縦続接続された複数のGOAユニット回路からなり、各ステージのGOAユニット回路はそれぞれ、プルアップ制御モジュール100と、プルアップモジュール200と、伝送モジュール300と、第一プルダウンモジュール400と、ブートストラップコンデンサモジュール500と、プルダウン保持モジュール600とからなる。しかしながら、前記従来の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路は依然として一定の問題が存在した。プルダウン保持モジュール600は第一ノードQ(N)信号を利用してプルダウンをオフに制御する役割があり、部品のしきい値電圧が偏移した状況において、第一ノードQ(N)電位制御の能力が減少する影響で、プルダウン保持モジュール600は正常にオフになることができず、作動中に第一ノードQ(N)が正常に高電位に上昇できないという問題を招き、GOA回路全体の機能上の不良を引き起す。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、しきい値電圧が偏移した時に生じる、プルダウン保持モジュールが正常にオフにならなくなる問題を防止し、GOA回路の正常な出力を保証できる酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明は、縦続接続された複数のGOAユニット回路からなる酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路であって、各ステージのGOAユニット回路がそれぞれ、プルアップ制御モジュールと、プルアップモジュールと、伝送モジュール、第一プルダウンモジュールと、ブートストラップコンデンサモジュールと、プルダウン保持モジュールと、からなることを特徴とする酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路を提供する。
【0009】
Nを正の整数とした場合、第一ステージのGOAユニット回路だけでなく、第NステージのGOAユニット回路においても、前記プルアップ制御モジュールは、第十一薄膜トランジスタからなり、前記第十一薄膜トランジスタのゲート電極は前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号を受信し、ソース電極は定圧高電位に電気的に接続され、ドレイン電極は第一ノードに電気的に接続される。
【0010】
前記プルアップモジュールは、第二十一薄膜トランジスタからなり、前記第二十一薄膜トランジスタのゲート電極は第一ノードに電気的に接続され、ソース電極はm番目のクロック信号点に電気的に接続され、ドレイン電極は走査駆動信号を出力させる。
【0011】
前記伝送モジュールは、第二十二薄膜トランジスタからなり、前記第二十二薄膜トランジスタのゲート電極は第一ノードに電気的に接続され、ソース電極はm番目のクロック信号点に電気的に接続され、ドレイン電極は伝送信号を出力させる。
【0012】
前記第一プルダウンモジュールは、第四十薄膜トランジスタと、第四十一薄膜トランジスタと、からなる。前記第四十薄膜トランジスタのゲート電極及びソース電極は第一ノードにそれぞれ電気的に接続され、ドレイン電極は第四十一薄膜トランジスタのドレイン電極に電気的に接続される。前記第四十一薄膜トランジスタのゲート電極はm+2番目のクロック信号点に電気的に接続され、ソース電極は走査駆動信号を入力する。
【0013】
前記ブートストラップコンデンサモジュールはコンデンサからなり、前記コンデンサの一端は第一ノードに電気的に接続され、他端は走査駆動信号点に電気的に接続される。
【0014】
前記プルダウン保持モジュールは、少なくとも第五十一薄膜トランジスタと、第五十二薄膜トランジスタと、第五十三薄膜トランジスタと、第五十四薄膜トランジスタと、第七十三薄膜トランジスタと、第七十四薄膜トランジスタと、第五十五薄膜トランジスタと、第四十二薄膜トランジスタと、第三十二薄膜トランジスタと、第七十五薄膜トランジスタと、第七十六薄膜トランジスタと、からなる。前記第五十一薄膜トランジスタのゲート電極及びソース電極は定圧高電位にそれぞれ電気的に接続され、ドレイン電極は第四ノードに電気的に接続される。前記第五十二薄膜トランジスタのゲート電極は第一ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は第四ノードに電気的に接続され、ソース電極は第一負電位に電気的に接続される。前記第五十三薄膜トランジスタのゲート電極は第四ノードに電気的に接続され、ソース電極は定圧高電位に電気的に接続され、ドレイン電極は第二ノードに電気的に接続される。前記第五十四薄膜トランジスタのゲート電極は第一ノードに電気的に接続され、ソース電極は第二ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は第五ノードに電気的に接続される。前記第七十三薄膜トランジスタのゲート電極は第四ノードに電気的に接続され、ソース電極は定圧高電位に電気的に接続され、ドレイン電極は第五ノードに電気的に接続される。前記第七十四薄膜トランジスタのゲート電極は第一ノードに電気的に接続され、ソース電極は定圧低電位に電気的に接続され、ドレイン電極は第五ノードに電気的に接続される。前記第五十五薄膜トランジスタのゲート電極は前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号、または前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号を受信し、ソース電極は第四ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は第一負電位に電気的に接続される。前記第四十二薄膜トランジスタのゲート電極は第二ノードに電気的に接続され、ソース電極は第一ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は第三ノードに電気的に接続される。前記第三十二薄膜トランジスタのゲート電極は第二ノードに電気的に接続され、ソース電極は走査駆動信号点に電気的に接続され、ドレイン電極は第一負電位に電気的に接続される。前記第七十五薄膜トランジスタのゲート電極は第一ノードに電気的に接続され、ソース電極は第三ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は定圧高電位に電気的に接続される。前記第七十六薄膜トランジスタのゲート電極は第二ノードに電気的に接続され、ソース電極は第三ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は定圧低電位に電気的に接続される。
【0015】
前記定圧低電位は第一負電位より低い。
【0016】
前記各ステージのGOAユニット回路内のすべての薄膜トランジスタは酸化物半導体薄膜トランジスタである。
【0017】
前記プルダウン保持モジュールはさらに第五十六薄膜トランジスタを備え、前記第五十六薄膜トランジスタのゲート電極は前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号、または前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号を受信し、ソース電極は第五ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は定圧低電位に電気的に接続される。
【0018】
前記プルダウン保持モジュールはさらに第五十六薄膜トランジスタと、第五十七薄膜トランジスタと、を備える。前記第五十六薄膜トランジスタのゲート電極は前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号、または前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号を受信し、ソース電極は第五ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は定圧低電位に電気的に接続される。前記第五十七薄膜トランジスタのゲート電極は前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号、または前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号を受信し、ソース電極は第二ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は第五ノードに電気的に接続される。
【0019】
前記の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の第一ステージのGOAユニット回路において、前記第十一薄膜トランジスタのゲート電極は走査起動信号を受信し、前記第五十五薄膜トランジスタのゲート電極は走査起動信号を受信する。
【0020】
前記の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の第一ステージのGOAユニット回路において、前記第十一薄膜トランジスタのゲート電極は走査起動信号を受信し、前記第五十五薄膜トランジスタのゲート電極は走査起動信号を受信し、前記第五十六薄膜トランジスタのゲート電極は走査起動信号を受信する。
【0021】
前記の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の第一ステージのGOAユニット回路において、前記第十一薄膜トランジスタのゲート電極は走査起動信号を受信し、前記第五十五薄膜トランジスタのゲート電極は走査起動信号を受信し、前記第五十六薄膜トランジスタのゲート電極は走査起動信号を受信し、前記第五十七薄膜トランジスタのゲート電極は走査起動信号を受信する。
【0022】
前記プルダウン保持回路において、第五十一薄膜トランジスタと、第五十二薄膜トランジスタと、第五十三薄膜トランジスタと、第五十四薄膜トランジスタと、第七十三薄膜トランジスタと、第七十四薄膜トランジスタとは、一つの二重インバータを構成し、前記第五十一薄膜トランジスタと、第五十二薄膜トランジスタと、第五十三薄膜トランジスタと、第五十四薄膜トランジスタとは、メインインバータを構成し、前記第七十三薄膜トランジスタと、第七十四薄膜トランジスタとは、補助インバータを構成する。
【0023】
前記クロック信号は、第一クロック信号と、第二クロック信号と、第三クロック信号と、第四クロック信号の四つのクロック信号からなる。
【0024】
前記m番目のクロック信号が第三クロック信号である時、前記m+2番目のクロック信号は第一クロック信号であり、前記m番目のクロック信号が第四クロック信号である時、前記m+2番目のクロック信号は第二クロック信号である。
【0025】
前記各ステージのGOAユニット回路内のすべての薄膜トランジスタはIGZO薄膜トランジスタである。
【0026】
本発明は、さらに縦続接続された複数のGOAユニット回路からなる酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路を提供する。各ステージのGOAユニット回路は、いずれもプルアップ制御モジュールと、プルアップモジュールと、伝送モジュールと、第一プルダウンモジュールと、ブートストラップコンデンサモジュールと、プルダウン保持モジュールと、からなる。
【0027】
Nを正の整数とした場合、第一ステージのGOAユニット回路だけでなく、第NステージのGOAユニット回路においても、前記プルアップ制御モジュールは第十一薄膜トランジスタからなり、前記第十一薄膜トランジスタのゲート電極は前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号を受信し、ソース電極は定圧高電位に電気的に接続され、ドレイン電極は第一ノードに電気的に接続される。
【0028】
前記プルアップモジュールは第二十一薄膜トランジスタからなり、前記第二十一薄膜トランジスタのゲート電極は第一ノードに電気的に接続され、ソース電極はm番目のクロック信号点に電気的に接続され、ドレイン電極は走査駆動信号を出力させる。
【0029】
前記伝送モジュールは第二十二薄膜トランジスタからなり、前記第二十二薄膜トランジスタのゲート電極は第一ノードに電気的に接続され、ソース電極はm番目のクロック信号点に電気的に接続され、ドレイン電極は伝送信号を出力させる。
【0030】
前記第一プルダウンモジュールは第四十薄膜トランジスタと、第四十一薄膜トランジスタと、からなる。前記第四十薄膜トランジスタのゲート電極及びソース電極は第一ノードにそれぞれ電気的に接続され、ドレイン電極は第四十一薄膜トランジスタのドレイン電極に電気的に接続される。前記第四十一薄膜トランジスタのゲート電極はm+2番目のクロック信号点に電気的に接続され、ソース電極は走査駆動信号を入力させる。
【0031】
前記ブートストラップコンデンサモジュールはコンデンサからなり、前記コンデンサの一端は第一ノードに電気的に接続され、他端は走査駆動信号点に電気的に接続される。
【0032】
前記プルダウン保持モジュールは少なくとも第五十一薄膜トランジスタと、第五十二薄膜トランジスタと、第五十三薄膜トランジスタと、第五十四薄膜トランジスタと、第七十三薄膜トランジスタと、第七十四薄膜トランジスタと、第五十五薄膜トランジスタと、第四十二薄膜トランジスタと、第三十二薄膜トランジスタと、第七十五薄膜トランジスタと、第七十六薄膜トランジスタと、からなる。前記第五十一薄膜トランジスタのゲート電極及びソース電極は定圧高電位にそれぞれ電気的に接続され、ドレイン電極は第四ノードに電気的に接続される。前記第五十二薄膜トランジスタのゲート電極は第一ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は第四ノードに電気的に接続され、ソース電極は第一負電位に電気的に接続される。前記第五十三薄膜トランジスタのゲート電極は第四ノードに電気的に接続され、ソース電極は定圧高電位に電気的に接続され、ドレイン電極は第二ノードに電気的に接続される。前記第五十四薄膜トランジスタのゲート電極は第一ノードに電気的に接続され、ソース電極は第二ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は第五ノードに電気的に接続される。前記第七十三薄膜トランジスタのゲート電極は第四ノードに電気的に接続され、ソース電極は定圧高電位に電気的に接続され、ドレイン電極は第五ノードに電気的に接続される。前記第七十四薄膜トランジスタのゲート電極は第一ノードに電気的に接続され、ソース電極は定圧低電位に電気的に接続され、ドレイン電極は第五ノードに電気的に接続される。前記第五十五薄膜トランジスタのゲート電極は前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号、または前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号を受信し、ソース電極は第四ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は第一負電位に電気的に接続される。前記第四十二薄膜トランジスタのゲート電極は第二ノードに電気的に接続され、ソース電極は第一ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は第三ノードに電気的に接続される。前記第三十二薄膜のゲート電極は第二ノードに電気的に接続され、ソース電極は走査駆動信号点に電気的に接続され、ドレイン電極は第一負電位に電気的に接続される。前記第七十五薄膜トランジスタのゲート電極は第一ノードに電気的に接続され、ソース電極は第三ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は定圧高電位に電気的に接続される。前記第七十六薄膜トランジスタのゲート電極は第二ノードに電気的に接続され、ソース電極は第三ノードに電気的に接続され、ドレイン電極は定圧低電位に電気的に接続される。
【0033】
前記定圧低電位は第一負電位より低い。
【0034】
前記各ステージのGOAユニット回路内のすべての薄膜トランジスタは酸化物半導体薄膜トランジスタである。
【0035】
その内、前記クロック信号は、第一クロック信号と、第二クロック信号と、第三クロック信号と、第四クロック信号、の四つのクロック信号からなる。
【0036】
その内、前記m番目のクロック信号が第三クロック信号である時、前記m+2番目のクロック信号は第一クロック信号であり、前記m番目のクロック信号が第四クロック信号である時、前記m+2番目のクロック信号は第二クロック信号である。
【0037】
その内、前記各ステージのGOAユニット回路内のすべての薄膜トランジスタはIGZO薄膜トランジスタである。
【発明の効果】
【0038】
本発明の効果は以下の点である。本発明は酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路を提供する。プルダウン保持モジュール内の第四及び第五及び第二ノードにそれぞれ対応する第五十五及び第五十六及び第五十七薄膜トランジスタを増設することによって、前記第五十五及び第五十六及び第五十七薄膜トランジスタのゲート電極がそれぞれ前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号、または前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号を受信し、前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号、または前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号によって、第五十五及び第五十六及び第五十七を制御し、第一ノードがまだ完全に上昇していない状況において、第四、第五、第二ノードの電位をプルダウンし、素早くプルダウン保持モジュールをオフにすることが可能であり、これによって第一ノードの電位が正常に上昇することを保証し、作動中に第一ノード部が高電位であるようにし、それによってGOA回路の正常出力を保証する。
【図面の簡単な説明】
【0039】
さらに本発明の特徴及び技術内容が理解できるように、以下の本発明に関係する詳細な説明及び図を参照する。しかしながら、図は参考及び説明として提供するに過ぎず、本発明に制限を加えるものでは決してない。
【0040】
図1】従来の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路的回路図である。
図2】本発明の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の実施例1の回路図である。
図3】本発明の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の実施例2の回路図である。
図4】本発明の酸化物半導体薄膜トランジスにタ基づくGOA回路の実施例3の回路図である。
図5】本発明の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の実施例4の回路図である。
図6】本発明の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の実施例5の回路図である。
図7】本発明の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の実施例6の回路図である。
図8】本発明の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の実施例1及び四の第一ステージのGOAユニット回路の回路図である。
図9】本発明の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の実施例2及び五の第一ステージのGOAユニット回路の回路図である。
図10】本発明の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の実施例3及び六の第一ステージのGOAユニット回路の回路図である。
図11】本発明の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の入力信号及びキーノードの波形図である。
【発明を実施するための形態】
【0041】
本発明が採用する技術手段及びその効果についてさらに詳述するため、以下では本発明の最適な実施例及びその図を用いて詳しい説明を行う。
【0042】
本発明は、酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路を提供する。図2を参照する。図2は、本発明における縦続接続された複数のGOAユニット回路からなる酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の実施例1の回路図である。各ステージのGOAユニット回路はそれぞれ、プルアップ制御モジュール100と、プルアップモジュール200と、伝送モジュール300と、第一プルダウンモジュール400と、ブートストラップコンデンサモジュール500と、プルダウン保持モジュール600と、からなる。
【0043】
Nを正の整数とした場合、第一ステージのGOAユニット回路だけでなく、第NステージのGOAユニット回路においても、前記プルアップ制御モジュール100は、第十一薄膜トランジスタT11からなり、前記第十一薄膜トランジスタT11のゲート電極は、前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号ST(N−1)を受信し、ソース電極は定圧高電位DCHに電気的に接続され、ドレイン電極は第一ノードQ(N)に電気的に接続される。
【0044】
前記プルアップモジュール200は、第二十一薄膜トランジスタT21からなり、前記第二十一薄膜トランジスタT21のゲート電極は第一ノードQ(N)に電気的に接続され、ソース電極はm番目のクロック信号点CK(m)に電気的に接続され、ドレイン電極は走査駆動信号G(N)を出力させる。
【0045】
前記伝送モジュール300は、第二十二薄膜トランジスタT22からなり、前記第二十二薄膜トランジスタT22のゲート電極は第一ノードQ(N)に電気的に接続され、ソース電極はm番目のクロック信号点CK(m)に電気的に接続され、ドレイン電極は伝送信号ST(N)を出力させる。
【0046】
具体的に、前記クロック信号は、第一クロック信号CK(1)と、第二クロック信号CK(2)と、第三クロック信号CK(3)と、第四クロック信号CK(4)の四つのクロック信号からなる。
【0047】
前記m番目のクロック信号CK(m)が第三クロック信号CK(3)である時、前記m+2番目のクロック信号CK(m+2)は第一クロック信号CK(1)であり、前記m番目のクロック信号CK(m)が第四クロック信号CK(4)である時、前記m+2番目のクロック信号CK(m+2)は第二クロック信号CK(2)である。
【0048】
前記第一プルダウンモジュール400は、第四十薄膜トランジスタT40と、第四十一薄膜トランジスタT41と、からなる。前記第四十薄膜トランジスタT40のゲート電極及びソース電極は、それぞれ第一ノードQ(N)に電気的に接続され、ドレイン電極は第四十一薄膜トランジスタT41のドレイン電極に電気的に接続される。前記第四十一薄膜トランジスタT41のゲート電極は、m+2番目のクロック信号点CK(m+2)に電気的に接続され、ソース電極は走査駆動信号G(N)を入力させる。
【0049】
前記ブートストラップコンデンサモジュール500は、コンデンサCbからなり、前記コンデンサCbの一端は第一ノードQ(N)に電気的に接続され、他端は走査駆動信号点G(N)に電気的に接続される。
【0050】
前記プルダウン保持モジュール600は、第五十一薄膜トランジスタT51と、第五十二薄膜トランジスタT52と、第五十三薄膜トランジスタT53と、第五十四薄膜トランジスタT54と、第七十三薄膜トランジスタT73と、第七十四薄膜トランジスタT74と、第五十五薄膜トランジスタT55と、第四十二薄膜トランジスタT42と、第三十二薄膜トランジスタT32と、第七十五薄膜トランジスタT75と、第七十六薄膜トランジスタT76と、からなる。前記第五十一薄膜トランジスタT51のゲート電極及びソース電極はそれぞれ、定圧高電位DCHに電気的に接続され、ドレイン電極は第四ノードS(N)に電気的に接続される。前記第五十二薄膜トランジスタT52のゲート電極は第一ノードQ(N)に電気的に接続され、ドレイン電極は第四ノードS(N)電気的に接続され、ソース電極は第一負電位VSSに電気的に接続される。前記第五十三薄膜トランジスタT53のゲート電極は第四ノードS(N)に電気的に接続され、ソース電極は定圧高電位DCHに電気的に接続され、ドレイン電極は第二ノードP(N)に電気的に接続される。前記第五十四薄膜トランジスタT54のゲート電極は第一ノードQ(N)に電気的に接続され、ドレイン電極は第二ノードP(N)に電気的に接続され、ソース電極は第五ノードK(N)に電気的に接続される。前記第七十三薄膜トランジスタT73のゲート電極は第四ノードS(N)に電気的に接続され、ソース電極は定圧高電位DCHに電気的に接続され、ドレイン電極は第五ノードK(N)に電気的に接続される。前記第七十四薄膜トランジスタT74のゲート電極は第一ノードQ(N)に電気的に接続され、ソース電極は定圧低電位DCLに電気的に接続され、ドレイン電極は第五ノードK(N)に電気的に接続される。前記第五十五薄膜トランジスタT55のゲート電極は、前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号ST(N−1)を受信し、ソース電極は第四ノードS(N)に電気的に接続され、ドレイン電極は第一負電位VSSに電気的に接続される。前記第四十二薄膜トランジスタT42のゲート電極は第二ノードP(N)に電気的に接続され、ドレイン電極は第一ノードQ(N)に電気的に接続され、ソース電極は第三ノードT(N)に電気的に接続される。前記第三十二薄膜トランジスタT32のゲート電極は第二ノードP(N)に電気的に接続され、ドレイン電極は走査駆動信号点G(N)に電気的に接続され、ソース電極は第一負電位VSSに電気的に接続される。前記第七十五薄膜トランジスタT75のゲート電極は第一ノードQ(N)に電気的に接続され、ソース電極は第三ノードT(N)に電気的に接続され、ドレイン電極は定圧高電位DCHに電気的に接続される。前記第七十六薄膜トランジスタT76のゲート電極は第二ノードP(N)に電気的に接続され、ドレイン電極は第三ノードT(N)に電気的に接続され、ソース電極は定圧低電位DCLに電気的に接続される。
【0051】
具体的に、前記第五十一薄膜トランジスタT51と、第五十二薄膜トランジスタT52と、第五十三薄膜トランジスタT53と、第五十四薄膜トランジスタT54と、第七十三薄膜トランジスタT73と、第七十四薄膜トランジスタT74とは、一つの二重インバータF1を構成する。その内、前記第五十一薄膜トランジスタT51と、第五十二薄膜トランジスタT52と、第五十三薄膜トランジスタT53と、第五十四薄膜トランジスタT54とは、メインインバータを構成し、前記第七十三薄膜トランジスタT73と、第七十四薄膜トランジスタT74とは、補助インバータを構成する。前記定圧低電位DCLは第一負電位VSSより低い。各ステージのGOAユニット回路内のすべての薄膜トランジスタは酸化物半導体薄膜トランジスタであり、前記酸化物半導体薄膜トランジスタはIGZO薄膜トランジスタであるのが最適である。
【0052】
特に、図8を参照する。図8は、本発明の実施例1における第一ステージのGOAユニット回路である。前記第十一薄膜トランジスタT11のゲート電極は走査起動信号STVを受信し、前記第五十五薄膜トランジスタT55のゲート電極は走査起動信号STVを受信し、前記第二十一薄膜トランジスタT21のソース電極及び第二十二薄膜トランジスタT22のソース電極は、それぞれ一番目のクロック信号点CK(1)に電気的に接続され、第四十一薄膜トランジスタT41のゲート電極は第三クロック信号CK(3)に電気的に接続され、ソース電極は第一ステージ走査駆動信号点G(1)に入力される。
【0053】
(実施例1)
同時に図2及び図11を参照する。本発明における酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の実施例1の作業工程は以下のものである。前記走査起動信号STVは第一ステージのGOAユニット回路を始動させ、第一ステージのGOAユニット回路から最後のステージのGOAユニット回路に向かって順次各ステージに走査駆動を行う。Nを正の整数であるとした場合、第NステージのGOAユニット回路を例とすると、まず、前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号ST(N−1)は、第十一薄膜トランジスタT11及び第五十五薄膜トランジスタT55のゲート電極に高電位を提供する(第一ステージのGOAユニット回路は、走査起動信号STVによって第十一薄膜トランジスタT11及び第五十五薄膜トランジスタT55のゲート電極に高電位を提供する)。第十一薄膜トランジスタT11及び第五十五薄膜トランジスタT55は導通し、定圧高電位DCHは第十一薄膜トランジスタT11によって第一ノードQ(N)を高電位に上昇させるとともに、コンデンサCbを充電させ、同時に第五十五薄膜トランジスタT55は第四ノードS(N)の電位を第一負電位VSSにプルダウンし、このようにして、第一ノードQ(N)がまだ完全に上昇していない状況において、前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号ST(N−1)を利用して、第五十五薄膜トランジスタT55が導通するように制御し、迅速に第四ノードS(N)の電位をプルダウンし、素早くプルダウン保持モジュール600をオフにして、第一ノードQ(N)が高電位に上昇することを可能にする。この時第四ノードS(N)は低電位であり、第一ノードQ(N)は高電位であり、前記二重インバータF1のメインインバータ内の第五十二薄膜トランジスタT52及び第五十四薄膜トランジスタT54はいずれも導通し、第五十三薄膜トランジスタT53は切断され、補助メインインバータ内の第七十四薄膜トランジスタT74は導通し、第七十三薄膜トランジスタT73は切断される。第二ノードP(N)の電位は、第一負電位VSSと比べて更に低い定圧低電位DCLまで低下させられ、第四十二薄膜トランジスタT42と、第三十二薄膜トランジスタT32と、第七十六薄膜トランジスタT76とは、切断され、第一ノードQ(N)及び走査駆動信号G(N)が安定的に高電位を出力するようにする。それからすぐに、前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号ST(N−1)が低電位に変わり、第十一薄膜トランジスタT11は切断され、第一ノードQ(N)はコンデンサCbによって高電位を保持し、第二十一薄膜トランジスタT21及び第二十二薄膜トランジスタT22を導通させる。それから、m番目のクロック信号CK(m)は、第二十一薄膜トランジスタT21のソース電極及び第二十二薄膜トランジスタT22のソース電極に高電位を提供するとともに、第二十一薄膜トランジスタT21のドレイン電極を経由して高電位の走査駆動信号G(N)を出力し、第二十二薄膜トランジスタT22のドレイン電極は高電位の伝送信号ST(N)を出力し、同時にm番目のクロック信号CK(m)は第二十一薄膜トランジスタT21によってコンデンサCbを充電させ続け、第一ノードQ(N)を更に高電位にまで上昇させる。それから、m番目のクロック信号CK(m)は低電位に変わり、m+2番目のクロック信号CK(m+2)は高電位に変わり、第四十一薄膜トランジスタT41及び第四十薄膜トランジスタT40は導通し、第一ノードQ(N)はプルダウンモジュール400によって放電し、低電位へと変換され、走査が終わる。回路が非作動期間に入ると、この時第一ノードQ(N)は低電位であり、前記双重インバータF1のメインインバータ内の第五十二薄膜トランジスタT52及び第五十四薄膜トランジスタT54はそれぞれ切断され、第五十一薄膜トランジスタT51は導通し、第四ノードS(N)の電位を高電位に変え、第五十三薄膜トランジスタT53を導通させ、補助メインインバータ内の第七十四薄膜トランジスタT74は切断され、第七十三薄膜トランジスタT73は導通する。第五十四薄膜トランジスタT54が漏電するのを防止するため、第二ノードP(N)の電位を定圧高電位DCHに保持し、それから第四十二薄膜トランジスタT42と、第三十二薄膜トランジスタT32と、第七十六薄膜トランジスタT76と、をそれぞれ導通またはプルダウンさせるとともに、第一ノードQ(N)の電位を定圧低電位DCLに保持し、走査駆動信号G(N)の電位を第一負電位VSSに保持する。
【0054】
前記実施例1の内、前記プルダウン保持モジュール600のキーノードのうち第四ノードS(N)に第五十五薄膜トランジスタT55を増設する。前記第五十五薄膜トランジスタT55は、前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号ST(N−1)を受信し、プルダウン第四ノードS(N)の電位を第一負電位VSSへと制御し、このようにして第一ノードQ(N)がまだ完全に上昇していない状況において第四ノードS(N)点の電位にプルダウンを行うことができ、素早くプルダウン保持モジュール600をオフにし、第五十二薄膜トランジスタT52のしきい値電圧が偏移した時に、第一ノードQ(N)がまだ完全に高電位にまで上昇していない状況において、プルダウン第四ノードS(N)の電位がプルダウン保持モジュール600をオフにすることができないようになることを防止することができ、第一ノードQ(N)の電位が正常に上昇することができず、また第一ノードQ(N)の電位が正常に上昇できないことによってプルダウン保持モジュール600を正常にオフにすることができず、最終的にGOA回路全体の性能不良の問題を招くのを防止することができる。
【0055】
(実施例2)
図3及び図11を同時に参照する。図3は、本発明における酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の実施例2である。前記実施例2及び実施例1の違いは、前記プルダウン保持モジュール600はさらに、第五十六薄膜トランジスタT56を備え、前記第五十六薄膜トランジスタT56のゲート電極は前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号ST(N−1)を受信し、ソース電極は第五ノードK(N)に電気的に接続され、ドレイン電極は定圧低電位DCLに電気的に接続され、前ステージであるステージGOAユニット回路の伝送信号ST(N−1)が高電位である時、前記第五十六薄膜トランジスタT56は導通し、第五ノードK(N)の電位を定圧低電位DCLまでプルダウンさせ、それによって第一ノードQ(N)がまだ完全に上昇していない状況において第五ノードK(N)の電位に対するプルダウンを完成させる。
【0056】
特に図9を参照する。本発明の実施例2における第一ステージのGOAユニット回路の内、前記第十一薄膜トランジスタT11のゲート電極は走査起動信号STVを受信し、前記第五十五薄膜トランジスタT55及び第五十六薄膜トランジスタT56のゲート電極は走査起動信号点STVを受信し、前記第二十一薄膜トランジスタT21のソース電極及び第二十二薄膜トランジスタT22のソース電極は、それぞれ第一条クロック信号点CK(1)に電気的に接続され、第四十一薄膜トランジスタT41のゲート電極は第三条クロック信号点CK(3)に電気的に接続され、ソース電極は走査駆動信号点G(1)に入力される。その他の回路の構造及び作業工程はいずれも実施例1と同様であり、ここでは記載を省略する。
【0057】
(実施例3)
図4及び図11を同時に参照する。図4は、本発明の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の実施例3である。前記実施例3及び実施例2の違いは、前記プルダウン保持モジュール600はさらに、第五十七薄膜トランジスタT57を備えていることであり、前記第五十七薄膜トランジスタT57のゲート電極は前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号ST(N−1)を受信し、ソース電極は第二ノードP(N)に電気的に接続され、ドレイン電極は第五ノードK(N)に電気的に接続され、前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号ST(N−1)が高電位である時、前記第五十六薄膜トランジスタT56と、第五十七薄膜トランジスタT57とは、それぞれ導通し、第五ノードK(N)及び第二ノードP(N)の電位を定圧低電位DCLにまでプルダウンし、第一ノードQ(N)がまだ完全に上昇していない状況において第五ノードK(N)及び第二ノードP(N)の電位にプルダウンを完成させる。
【0058】
特に図10を参照する。本発明の実施例3の内、第一ステージのGOAユニット回路内において、前記第十一薄膜トランジスタT11のゲート電極は走査起動信号STVを受信し、前記第五十五薄膜トランジスタT55と、第五十六薄膜トランジスタT56と、第五十七薄膜トランジスタT57のゲート電極は走査起動信号STVを受信し、前記第二十一薄膜トランジスタT21のソース電極及び第二十二薄膜トランジスタT22のソース電極は第一クロック信号点CK(1)にそれぞれ電気的に接続され、第四十一薄膜トランジスタT41のゲート電極は第三クロック信号点CK(3)に電気的に接続され、ソース電極は走査駆動信号G(1)を入力する。その他の回路構造及び工程はいずれも実施例1と同様であり、ここでは記載を省略する。
【0059】
(実施例4)
図5及び図8及び図11を同時に参照する。図5は、本発明の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の実施例4である。前記実施例4及び実施例1の違いは、前記第五十五薄膜トランジスタT55のゲート電極は前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号G(N−1)を受信し、第一ノードQ(N)がまだ完全に上昇していない状況において、前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号G(N−1)を用いて第五十五薄膜トランジスタT55が第四ノードS(N)の電位にプルダウンするように制御する。その他はいずれも実施例1と同様であり、ここでは記載を省略する。
【0060】
(実施例5)
図6及び図9及び図11を同時に参照する。図6は、本発明の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の実施例5である。前記実施例5及び実施例2の違いは、前記第五十五薄膜トランジスタT55及び第五十六薄膜トランジスタT56のゲート電極は前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号G(N−1)を受信し、即ち第一ノードQ(N)がまだ完全に上昇していない状況において、前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号G(N−1)を用いて、第五十五薄膜トランジスタT55及び第五十六薄膜トランジスタT56がそれぞれ第四ノードS(N)及び第五ノードK(N)の電位にプルダウンするように制御する。その他は実施例2と同様であり、ここでは記載を省略する。
【0061】
(実施例6)
図7及び図10及び図11を同時に参照する。図7は、本発明の酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路の実施例6である。前記実施例6及び実施例3の違いは、前記第五十五薄膜トランジスタT55と、第五十六薄膜トランジスタT56と、第五十七薄膜トランジスタT57のゲート電極は、前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号G(N−1)を受信し、即ち第一ノードQ(N)がまだ完全に上昇していない状況において、前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号G(N−1)を利用して第五十五薄膜トランジスタT55及び第五十六薄膜トランジスタT56及び第五十七薄膜トランジスタT57を、それぞれ第四ノードS(N)及び第五ノードK(N)及び第二ノードP(N)の電位にプルダウンさせるように制御する。その他はいずれも実施例3と同様であり、ここでは記載を省略する。
【0062】
以上前記は、本発明が提供する酸化物半導体薄膜トランジスタに基づくGOA回路であり、プルダウン保持モジュール内の第四及び第五及び第二ノードにそれぞれ対応する第五十五及び第五十六及び第五十七薄膜トランジスタを増設することによって、前記第五十五及び第五十六及び第五十七薄膜トランジスタのゲート電極がそれぞれ前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号、または前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号を受信し、前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号、または前ステージである第N−1ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号によって、第五十五及び第五十六及び第五十七が在第一ノードでまだ完全に上昇していない状況において、第四、第五、第二ノードの電位をプルダウンさせるように制御し、プルダウン保持モジュールを素早くオフにし、第一ノードの電位が正常に上昇するように保証し、作動中第一ノード部が高電位になるようにし、GOA回路の正常な出力を保証する。
【0063】
以上前記は、本領域の一般的な技術者にとって、本発明の技術考案及び技術構想に基づきその他各種対応する変更及び修正をすることができ、これらすべての変更及び修正もすべて本発明の権利保護範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0064】
100 プルアップ制御モジュール
200 プルアップモジュール
300 伝送モジュール
400 第一プルダウンモジュール
500 ブートストラップコンデンサモジュール
600 プルダウン保持モジュール
T11 第十一薄膜トランジスタ
T21 第二十一薄膜トランジスタ
T22 第二十二薄膜トランジスタ
T40 第四十薄膜トランジスタ
T41 第四十一薄膜トランジスタ
T51 第五十一薄膜トランジスタ
T52 第五十二薄膜トランジスタ
T53 第五十三薄膜トランジスタ
T54 第五十四薄膜トランジスタ
T73 第七十三薄膜トランジスタ
T74 第七十四薄膜トランジスタ
T55 第五十五薄膜トランジスタ
T42 第四十二薄膜トランジスタ
T32 第三十二薄膜トランジスタ
T75 第七十五薄膜トランジスタ
T76 第七十六薄膜トランジスタ
T56 第五十六薄膜トランジスタ
T57 第五十七薄膜トランジスタ
CK(m) m番目のクロック信号
CK(m+2) m+2番目のクロック信号
CK(1) 第一クロック信号
CK(2) 第二クロック信号
CK(3) 第三クロック信号
CK(4) 第四クロック信号
ST(N) 第NステージのGOAユニット回路の伝送信号
ST(N−1) 第N−1ステージのGOAユニット回路の伝送信号
Q(N) 第一ノード
P(N) 第二ノード
T(N) 第三ノード
S(N) 第四ノード
K(N) 第五ノード
DCH 定圧高電位
DCL 定圧低電位
VSS 第一負電位
Cb コンデンサ
G(N) 第NステージのGOAユニット回路の走査駆動信号
G(N−1)第N−1ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号
G(1) 第一ステージのGOAユニット回路の走査駆動信号
STV 走査起動信号
F1 二重インバータ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図8
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図11