(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。以下、図面を参照して、実施形態について説明するが、図面の記載において、同一または類似の部分には同一の参照番号を付して重複する説明を省く場合がある。なお、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なる場合がある。また、説明の都合上、図面相互間においても互いの寸法の関係または比率が異なる部分が含まれる場合がある。
【0013】
図1は、一実施形態に係るメガネ100の一例を概略的に示す。メガネ100は、一対のレンズ110と、フレーム120とを備える。メガネ100およびフレーム120は、アイウエアの一例である。メガネ100は、装着者の目の周辺に装着される装具である。
【0014】
フレーム120は、ノーズパッド121、リム122、ブリッジ123、智部124、フード125、テンプル126、およびヒンジ127を有する。ノーズパッド121は、フレーム120が装着者の顔部に装着された場合に、顔部の鼻に当接する。フレーム120が装着者の顔部に装着された場合に、ノーズパッド121は装着者の顔部に対してフレーム120を位置決めする。ブリッジ123は、一対のリム122の間に位置する。
【0015】
リム122は、レンズ110を保持する。レンズ110は、装着者の目の屈折異常を補正するレンズであってよい。レンズ110としては近視矯正用レンズ、遠視矯正用レンズ等を例示できる。レンズ110は、リム122に保持される光学部材の一例である。光学部材は、メガネ100の使用目的に応じた光学特性を有する。例えば、光学部材は、レンズ機能に加えて、特定波長域の光を選択的に透過する波長選択特性を有してよい。なお、光学部材は、レンズ機能を有しなくてもよい。例えば、光学部材の屈折力は実質的に0であってよい。この場合、装着者の目の屈折異常は実質的に補正されない。すなわち、装着者の視力は矯正されない。
【0016】
フード125は、リム122から装着者方向に延びる。フード125は、リム122と一体であってもよく、また、別体であってもよい。フレーム120は、フード125を有さなくてもよい。
【0017】
ヨロイとも呼ばれる智部124は、リム122の端部に配置される。テンプル126は、ヒンジ127によって智部124に対して可動に支持される。一対のテンプル126は、装着者の頭部を挟み込む。
【0018】
本実施形態に係るフレーム120は、保液シート200が配置される空洞131を有する。保液シート200は、保液部材の一例である。保液シート200は、液体を保持する。保液シート200が保持する液体としては、水が例示できる。保液シート200の材料としては、フェルト、紙、海綿、スポンジ、吸水性ポリマー、ハイドロゲルなどの保液性または吸水性を有する材料を例示することができる。保液シート200は、抗菌仕様であってよい。保液シート200は、防カビ仕様であってよい。
図1では、空洞131が智部124の内側に配置されている例を示す。
【0019】
空洞131内に配置された保液シート200は、蓋部140によって、空洞131外に移動することが防止される。蓋部140は、ヒンジ127によって回転可能に支持される。蓋部140およびテンプル126は、ヒンジ127によって共通の支軸の回りに回転可能に支持される。蓋部140およびテンプル126は、当該支軸の回りに独立して回転する。
【0020】
蓋部140は、ヒンジ127に対して回転移動することによって、保液シート200が空洞131内と空洞131外との間を移動することを可能にする開状態と、空洞131内に配置された保液シート200が空洞131外に移動することを防止する閉状態とが切り替わる。蓋部140は、切替部材の一例である。開状態は、可能状態の一例である。閉状態は、防止状態の一例である。
【0021】
蓋部140は、開口141を有する。開口141の大きさは、保液シート200の面積よりも小さい。フレーム120が装着者の顔部に装着されている場合に、開口141は、空洞131から顔部へ気体を通過させる。保液シート200が空洞131内に配置されている場合、保液シート200に保持された液体は気化して開口141を通じて装着者の顔部へ提供される。開口141は、気体透過部の一例である。
【0022】
図1では、右側の智部124の内側の構成について主に説明しているが、左側の智部124の内側も、右側の智部124の内側の構成と同様であってよい。
【0023】
図2および
図3は、智部124の内側構成の一例を概略的に示す。
図2は、空洞131を図示すべく蓋部140を省略して図示している。空洞131には、保液シート200が配置される。空洞131の内面は撥水処理が施されていてもよい。空洞131の内面は抗菌処理が施されていてもよい。
【0024】
開状態の蓋部140が、ヒンジ127に対して回転移動して、ヒンジ127に支持されている側とは反対側が空洞131内に収まることによって、蓋部140が閉状態となる。閉状態において空洞131の内面と蓋部140とが互いに押圧することによって所定の力以上の力が加わらない限り閉状態が解除されない構成が採用されてよい。
【0025】
なお、開状態の蓋部140がヒンジ127に対して回転移動して、ヒンジ127に支持されている側とは反対側の一部が智部124の一部と噛み合うことによって、閉状態となってもよい。蓋部140の一部と智部124の一部とを噛み合わせることによって、所定の力以上の力が加わらない限り閉状態が解除できないようにすることができる。
【0026】
噛み合わせは、蓋部140が凸部を有することによって実現されてよい。また、噛み合わせは、空洞131の内面が凸部を有することによって実現されてもよい。また、噛み合わせは、蓋部140と空洞131の内面との両方が凸部を有することによって実現されてもよい。また、噛み合わせは、蓋部140および空洞131の内面のうち一方が凸部を有し他方が凹部を有することによって実現されてもよい。これら凸部は、弾性を有していてよい。
【0027】
蓋部140は、開口141を有する。開口141の面積は保液シート200の面積よりも小さく、空洞131内に配置された保液シート200は、開口141を介して空洞131外には移動できない。すなわち、蓋部140は、開口141を除く枠状部材によって、空洞131内に配置された保液シート200が空洞131外に移動することを防止する。そして、保液シート200が空洞131内に配置されている場合、保液シート200に保持された液体は気化して開口141を通じて装着者の顔部へ提供される。
【0028】
蓋部140は、ヒンジ127によって回転可能に支持される。蓋部140は、智部124およびテンプル126の双方に対して可動に支持される。具体的には、蓋部140は、智部124およびテンプル126に対して、ヒンジ127の回りに独立して回転する。このように、本実施形態における蓋部140は、テンプル126を回転可能に支持するヒンジ127によって回転可能に支持されるので、蓋部140を回転可能に支持する他の軸を有する場合と比較して、部品点数を減らすことができる。
【0029】
メガネ100の装着者は、蓋部140を開状態にすることによって、保液シート200を容易にメガネ100から着脱することができる。例えば、装着者は、空洞131内に配置されている保液シート200が乾燥した場合、蓋部140を開状態にして保液シート200を取り出し、保液シート200を湿らせて空洞131に戻すことによって、保液シート200による加湿機能を容易に復元することができる。また、装着者は、空洞131内に配置されている保液シート200を容易に他の保液シート200に交換することができる。
【0030】
なお、装着者は、空洞131内に保液シート200が配置されている状態で、開口141を介して、保液シート200に液体を供給してもよい。装着者は、スポイト等の液体注入器具を用いて、保液シート200に液体を供給し得る。
【0031】
空洞131は、フード125によって覆われる位置に配置されてよい。これにより、空洞131内に配置された保液シート200から蒸発した気体が拡散することを抑制できる。
【0032】
図4は、蓋部140の一例を概略的に示す。
図4は、蓋部140の上面図と、当該上面図において示されている一点鎖線における断面図とを含む。
図4に示すように蓋部140は、ヒンジ127によって支持される第1端部143とは反対側の第2端部144に、第1端部143の方向に突出した爪部142を有してよい。
【0033】
図1から
図3に示したように、第2端部144は、レンズ110に近接している。したがって、レンズ110と第2端部144との間に指を挿入して蓋部140を開けるような構造とした場合、蓋部140を開けにくく、かつ、予期せずに指がレンズ110に当接してレンズ110が汚れてしまう恐れがある。それに対して、
図4に示すような爪部142を有することによって、第1端部143側から爪部142に指を当接させて、蓋部140を開けられる構造とすることができるので、蓋部140を開けやすくすることができ、かつ、レンズ110が汚れてしまうことを防止できる。
【0034】
図5および
図6は、空洞131の一例を概略的に示す。
図5は、空洞131の上面図と、当該上面図において示されている一点鎖線における断面図とを含む。
図6は、蓋部140が閉状態である場合の空洞131の上面図と、当該上面図において示されている一点鎖線における断面図とを含む。
【0035】
空洞131は、内部に台座部135を有する。台座部135は、保液シート200の位置決めをサポートするとともに、蓋部140の台座として機能してよい。例えば、メガネ100の装着者は、保液シート200の先端を台座部135の側面に当接させて、保液シート200の全体を空洞131内に配置することにより、保液シート200を容易にかつ適切な位置に配置することができる。また、蓋部140の下面と台座部135の上面とが当接することにより、蓋部140が必要以上に空洞131内に入りこむことを適切に防止することができる。
【0036】
図7および
図8は、テンプル126の内側構成の他の一例を概略的に示す。ここでは、
図2および
図3とは異なる点を主に説明する。
図7および
図8では、空洞133がテンプル126に形成され、テンプル126側に蓋部140が配置される。
【0037】
空洞133には、保液シート200が配置される。空洞133の内面は撥水処理が施されていてもよい。空洞133の内面は抗菌処理が施されていてもよい。
【0038】
開状態の蓋部140が、ヒンジ127に対して回転移動して、ヒンジ127に支持されている側とは反対側が空洞133内に収まることによって、蓋部140が閉状態となる。閉状態において空洞133の内面と蓋部140とが互いに押圧することによって、所定の力以上の力が加わらない限り閉状態が解除されない構成が採用されてよい。また、開状態の蓋部140がヒンジ127に対して回転移動して、ヒンジ127に支持されている側とは反対側の一部が智部124の一部と噛み合うことによって、閉状態となってもよい。
【0039】
噛み合わせは、蓋部140が凸部を有することによって実現されてよい。また、噛み合わせは、空洞133の内面が凸部を有することによって実現されてもよい。また、噛み合わせは、蓋部140と空洞133の内面との両方が凸部を有することによって実現されてもよい。また、噛み合わせは、蓋部140および空洞133の内面のうち一方が凸部を有し他方が凹部を有することによって実現されてもよい。
【0040】
保液シート200が空洞133内に配置されている場合、保液シート200に保持された液体は気化して開口141を通じて装着者の顔部へ提供される。
【0041】
蓋部140は、ヒンジ127によって回転可能に支持される。蓋部140は、智部124およびテンプル126の双方に対して可動に支持される。具体的には、蓋部140は、智部124およびテンプル126に対して、ヒンジ127の回りに独立して回転する。
【0042】
図7および
図8では、右側のテンプル126の内側の構成について主に説明しているが、左側のテンプル126の内側も、右側のテンプル126の内側の構成と同様であってよい。
【0043】
図9および
図10は、智部124の外側構成の一例を概略的に示す。
図9及び
図10は、メガネ100の右側を省略して図示しているが、メガネ100の右側の構成は、メガネ100の左側の構成と同様であってよい。
【0044】
図9は、空洞131を図示すべく、蓋部145を省略して図示している。蓋部145の構造は、開口141を有さないこと以外は蓋部140と同一であってよい。
【0045】
図1から
図3では、智部124の内側に空洞131および蓋部140を備える例を挙げて説明したが、メガネ100は、
図9および
図10に示すように智部124の外側に空洞131および蓋部145を備えてもよい。ここでは、
図1から
図3に示す構成とは異なる部分を主に説明する。
【0046】
フレーム120は、空洞131と智部124の内側との間を貫通する開口132を有する。開口132は、気体透過部の一例である。開口132の面積は保液シート200の面積よりも小さく、空洞131内に配置された保液シート200は、開口132を介して空洞131外には移動できない。保液シート200が空洞131内に配置されている場合、保液シート200に保持された気体は気化して、開口132を通じて装着者の顔部に提供される。
【0047】
蓋部145は、ヒンジ127によって回転可能に支持される。蓋部145は、智部124およびテンプル126の双方に対して可動に支持される。具体的には、蓋部145は、智部124およびテンプル126に対して、ヒンジ127の回りに独立して回転する。
【0048】
図11および
図12は、テンプル126の外側構成の一例を概略的に示す。
図9及び
図10は、メガネ100の右側を省略して図示しているが、メガネ100の右側の構成は、メガネ100の左側の構成と同様であってよい。
図11は、空洞133を図示すべく、蓋部145を省略して図示している。
【0049】
図7および
図8では、テンプル126の内側に空洞133および蓋部140を備える例を挙げて説明したが、メガネ100は、
図11および
図12に示すようにテンプル126の外側に空洞133および蓋部145を備えてもよい。ここでは、
図7および
図8に示す構成とは異なる部分を主に説明する。
【0050】
フレーム120は、空洞133と智部124の内側との間を貫通する開口134を有する。開口134は、気体透過部の一例である。開口134の面積は保液シート200の面積よりも小さく、空洞133内に配置された保液シート200は、開口134を介して空洞133外には移動できない。保液シート200が空洞133内に配置されている場合、保液シート200に保持された気体は気化して、開口134を通じて装着者の顔部に提供される。
【0051】
蓋部145は、ヒンジ127によって回転可能に支持される。蓋部145は、智部124およびテンプル126の双方に対して可動に支持される。具体的には、蓋部145は、智部124およびテンプル126に対して、ヒンジ127の回りに独立して回転する。
【0052】
図1から
図3において、智部124の内側に空洞131および蓋部140を有する例、
図7および
図8において、テンプル126の内側に空洞133および蓋部140を有する例、
図9および
図10において、智部124の外側に空洞131および蓋部145を有する例、
図11および
図12において、テンプル126の外側に空洞133および蓋部145を有する例を説明した。本実施形態に係るメガネ100は、智部124の内側に空洞131および蓋部140を有し、かつ、テンプル126の内側に空洞133および蓋部140を有してもよい。また、本実施形態に係るメガネ100は、智部124の内側に空洞131および蓋部140を有し、かつ、テンプル126の外側に空洞133および蓋部145を有してもよい。また、本実施形態に係るメガネ100は、智部124の外側に空洞131および蓋部145を有し、かつ、テンプル126の内側に空洞133および蓋部140を有してもよい。また、本実施形態に係るメガネ100は、智部124の外側に空洞131および蓋部145を有し、かつ、テンプル126の外側に空洞133および蓋部145を有してもよい。
【0053】
上記実施形態では、蓋部140がヒンジ127によって支持される例を挙げて説明したが、これに限らない。蓋部140は、フレーム120が有するヒンジ127以外の軸によって支持されてもよい。例えば、智部124の内側に配置された蓋部140は、リム122と空洞131との間に位置する軸によって、可動に支持される。
【0054】
また、上記実施形態では、蓋部140がヒンジ127に対して回転移動する例を主に挙げて説明したが、これに限らない。蓋部140は、空洞131に対してスライドすることによって、開状態と閉状態とが切り替わってもよい。
【0055】
例えば、空洞131が智部124に配置され、蓋部140または蓋部145は、智部124の表面に沿ってスライドする。蓋部140または蓋部145は、例えば、リム122から智部124が突き出る方向およびその逆方向に、智部124の表面に沿ってスライドする。また、蓋部140または蓋部145は、例えば、メガネ100の上下方向に、智部124の表面に沿ってスライドする。
【0056】
具体例として、空洞131が智部124の内側に配置され、蓋部140が、リム122から智部124が突き出る方向およびその逆方向に、智部124の内側表面に沿ってスライドしてよい。また、空洞131が智部124の外側に配置され、蓋部145が、リム122から智部124が突き出る方向およびその逆方向に、智部124の外側表面に沿ってスライドしてよい。
【0057】
また、例えば、空洞133がテンプル126に配置され、蓋部140または蓋部145は、テンプル126の表面に沿ってスライドする。蓋部140または蓋部145は、例えば、テンプル126の長手方向に、テンプル126の表面に沿ってスライドする。また、蓋部140または蓋部145は、例えば、メガネ100の上下方向に、テンプル126の表面に沿ってスライドする。
【0058】
具体例として、空洞133がテンプル126の内側に配置され、蓋部140が、テンプル126の長手方向に、テンプル126の内側表面に沿ってスライドしてよい。また、空洞133がテンプル126の外側に配置され、蓋部145が、テンプル126の長手方向に、テンプル126の外側表面に沿ってスライドしてよい。
【0059】
また、蓋部140が、任意の方向から空洞131に対してはめ込まれる構成を採用してもよい。例えば、蓋部140が弾性を有して、蓋部140が空洞131にはめ込まれた場合に、蓋部140の側面と空洞131の内面とが、蓋部140が有する弾性よって互いに押圧することによって、蓋部140が空洞131に対して固定され、閉状態となる。
【0060】
また、蓋部140の一部と、空洞131の内面の一部とが噛み合うことによって、閉状態となってもよい。噛み合わせは、蓋部140が凸部を有することによって実現されてよい。また、噛み合わせは、空洞131の内面が凸部を有することによって実現されてもよい。また、噛み合わせは、蓋部140と空洞131の内面との両方が凸部を有することによって実現されてもよい。また、噛み合わせは、蓋部140および空洞131の内面のうち一方が凸部を有し他方が凹部を有することによって実現されてもよい。
【0061】
以上に説明した実施形態において、アイウエアが、メガネである場合について説明した。メガネは、装着者の目の屈折異常を補正したり、装着者の目を保護したり、着飾ったりすること等を更なる目的としても利用され得る。しかし、アイウエアはメガネに限定されない。アイウエアは、目に関連する装具であればよく、メガネ、サングラス、ゴーグル、ヘッドマウントディスプレイなどの顔面装着具または頭部装着具であってよい。アイウエアは、顔面装着具または頭部装着具のフレームまたは当該フレームの一部であってもよい。アイウエアに適用される光学部材としては、レンズ特性に限らず、アイウエアの使用目的に応じた光学特性を持つ光学部材を適用できる。
【0062】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0063】
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【解決手段】保液部材が配置される空洞を有するフレームと、保液部材が空洞内と空洞外との間を移動することを可能にする可能状態と、空洞内に配置された保液部材が空洞外に移動することを防止する防止状態とが切り替わる切替部材と、フレームが顔部に装着されている場合に、空洞から顔部へ気体を透過させる気体透過部とを備え、切替部材は、保液部材を保持することなく移動することによって、可能状態と防止状態とが切り替わる、アイウエア。