(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6473666
(24)【登録日】2019年2月1日
(45)【発行日】2019年2月20日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
A63F 7/02 20060101AFI20190207BHJP
【FI】
A63F7/02 320
【請求項の数】1
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2015-118487(P2015-118487)
(22)【出願日】2015年6月11日
(65)【公開番号】特開2017-485(P2017-485A)
(43)【公開日】2017年1月5日
【審査請求日】2018年3月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000154679
【氏名又は名称】株式会社平和
(74)【代理人】
【識別番号】110000442
【氏名又は名称】特許業務法人 武和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小林 立寛
【審査官】
遠藤 孝徳
(56)【参考文献】
【文献】
特開2013−192631(JP,A)
【文献】
特開2013−102781(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
A63F 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技の演出用画像が表示される表示面を有する直方体形状の表示ユニットと、この表示ユニットを収納して保持するユニットケースとを備え、前記表示ユニットが前記表示面を前方に向けた姿勢で遊技機本体に配設されている遊技機において、
前記ユニットケースは、前記表示ユニットの前面周囲と側端面を包囲する枠状の第1ケースと、前記表示ユニットの側端面と背面を包囲する第2ケースとで構成されており、
前記表示ユニットの上下または左右方向で対向する2つの側壁のうち、一方の側壁に対して前記第2ケースを保持部材により保持することなく前記第1ケースを保持部材により保持すると共に、他方の側壁に対して前記第1ケースを保持部材により保持することなく前記第2ケースを保持部材により保持することにより、前記表示ユニットが前記ユニットケースに収納した状態で保持されることを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に係り、特に、遊技の演出用画像を表示する表示ユニットの保持構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的にパチンコ機は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の外枠と、この外枠にヒンジ部を介して開閉可能に取り付けられた機器本体と、この機器本体に設置された遊技盤と、機器本体の前面に別のヒンジ部を介して開閉可能に取り付けられたガラス扉とを備えており、ガラス扉の中央部に開設された窓孔には遊技盤の遊技領域を目視可能な透明板が取り付けられている。機器本体には、液晶表示装置(LCD)等からなる表示ユニットが取り付けられており、この表示ユニットの表示面を遊技領域の中央部から露出させることにより、遊技者は表示ユニットに表示される遊技の演出用画像を見ながら遊技を楽しむようになっている。
【0003】
表示ユニットは液晶表示装置とその制御基板とを金属製ケースに収納して構成される直方体形状の部品であり、この表示ユニットはユニットケースに保持された状態で機器本体に取り付けられる。ユニットケースは、表示ユニットの前面周囲と側端面を包囲する枠状の第1ケースと、表示ユニットの側端面と背面を覆う第2ケースとで構成されており、これら第1および第2ケースはねじ止め等の手段を用いて結合・一体化されるようになっている。
【0004】
ところで、パチンコ機の製造業者は、そのパチンコ機に搭載される表示ユニットとして既製品を採用する場合が多く、通常、かかる既製品の表示ユニットの左右両端面または上下両端面には複数のネジ孔(雌ネジ部)が設けられており、これらネジ孔を用いて表示ユニットがユニットケースにねじ止めされるようになっている。ここで、表示ユニットと枠状の第1ケースとの間には寸法公差を解消するためのクリアランスが必要であるため、単純に第1ケースの左右両側面または上下両側面に表示ユニットをねじ止めした場合、枠状の第1ケースにクリアランスを増減させるような歪が発生してしまい、このような第1ケースに対して第2ケースを適切に結合することができなくなってしまう。
【0005】
そこで、このような問題を解消するために、表示ユニットの一端面のみを第1ケースの側面にねじ止めして両者を一体化した後、この一体品を第2ケースに重ね合わせた状態で第1および第2ケースの四隅を表示ユニットの厚み方向にねじ止めする、という表示ユニットの保持構造が提案されている(特許文献1参照)。
【0006】
特許文献1に記載された従来の保持構造によれば、表示ユニットの一端面だけが第1ケースの側面にねじ止めされるため、枠状の第1ケースを歪ませることなくねじ止めすることができると共に、第1ケースと第2ケースの接合箇所の四隅が表示ユニットの厚み方向にねじ止めされるため、左右方向と上下方向および前後方向の全ての方向についてユニットケースに対する表示ユニットのガタつきを抑えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2013−192631号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前述した従来例に係る表示ユニットの保持構造では、ユニットケースに対する表示ユニットのねじ止め箇所が第1ケースの一側面だけとなり、これだけでは表示ユニットを安定的に保持することができないため、第1ケースと第2ケースの四隅をねじ止めするときの締付け力によって、表示ユニットの周縁部を両ケースでサンドウィッチして安定的に保持するようにしている。しかしながら、第1ケースと第2ケースをねじ止めするときの締付け力が表示ユニットを圧縮する方向に作用するため、表示ユニットの構成部材であるLCDに白化や亀裂が発生してしまう虞があり、この点において改善の余地があった。
【0009】
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、表示ユニットをユニットケースに対して白化や亀裂を発生させることなく安定的に保持させることができる遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技の演出用画像が表示される表示面を有する直方体形状の表示ユニットと、この表示ユニットを収納して保持するユニットケースとを備え、前記表示ユニットが前記表示面を前方に向けた姿勢で遊技機本体に配設されている遊技機において、前記ユニットケースは、前記表示ユニットの前面周囲と側端面を包囲する枠状の第1ケースと、前記表示ユニットの側端面と背面を包囲する第2ケースとで構成されており、前記表示ユニットの上下または左右方向で対向する2つの側壁のうち、一方の側壁に対して
前記第2ケースを保持部材により保持することなく前記第1ケース
を保持部材により保持すると共に、他方の側壁に対して
前記第1ケースを保持部材により保持することなく前記第2ケース
を保持部材により保持することにより、前記表示ユニットが前記ユニットケースに収納した状態で保持されるという構成にした。
【0011】
このように構成された遊技機では、表示ユニットの上下または左右方向で対向する2つの側端面のうち、一方の側端面に対して枠状の第1ケースがねじ止めされていると共に、他方の側端面に対して第2ケースがねじ止めされているため、第1ケースと第2ケースで構成されるユニットケースに対して表示ユニットをガタつきなく安定的に保持することができると共に、表示ユニットに白化や亀裂が発生することを防止することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の遊技機によれば、表示ユニットをユニットケースに対して白化や亀裂を発生させることなく安定的に保持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の実施形態例に係るパチンコ機の斜視図である。
【
図2】
図1に示すパチンコ機のガラス扉を開放した状態を示す斜視図である。
【
図4】該パチンコ機に搭載される可変表示組立体の斜視図である。
【
図7】該可変表示組立体を前面側から見た分解斜視図である。
【
図8】該可変表示組立体を背面側から見た分解斜視図である。
【
図9】該可変表示組立体に備えられる第1ケースの正面図である。
【
図11】該可変表示組立体に備えられる第2ケースの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、
図1に示すように、本発明の実施形態例に係るパチンコ機は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の外枠1と、外枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた機器本体2と、機器本体2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられたガラス扉3等を備えており、ガラス扉3にはガラスやプラスチック等からなる透明板4が取り付けられている。
【0017】
外枠1の左側枠部には上側軸受け体5と下側軸受け体6が固着されており、これら一対の軸受け体5,6に機器本体2の左側枠部に設けられた上下のピン(図示せず)が軸支されることにより、機器本体2は外枠1に対して開閉自在となっている。
【0018】
機器本体2の左側枠部には上側ヒンジ板7と下側ヒンジ板8が設けられており、図示せぬが、上側ヒンジ板7には取付孔が形成されると共に、下側ヒンジ板8には支軸が立設されている。そして、ガラス扉3の左側枠部の上部に設けた取付ピンを上側ヒンジ板7の取付孔に挿入すると共に、ガラス扉3の左側枠部の下面に設けた軸孔を下側ヒンジ板8の支軸に挿入することにより、ガラス扉3は機器本体2に対して開閉自在となっている。
【0019】
機器本体2の上部内側には遊技盤9が収納されており、この遊技盤9の盤面(前面)はガラス扉3の透明板4を透して目視可能となっている。
図2に示すように、遊技盤9はガイドレール10等によって区画形成された遊技領域11を有しており、詳細な説明は省略するが、遊技領域11には始動入賞口、一般入賞口、アタッカー装置、遊技釘、風車、アウト口等が設けられている。それ以外にも、遊技領域11の中央部には可変表示ユニット等と呼ばれる可変表示組立体12が配設されており、この可変表示組立体12の詳細な説明については後述する。また、遊技盤9よりも下方の機器本体2はガラス扉3によって覆い隠される設置部2aとなっており、この設置部2aにはスピーカ13や発射装置14等が配設されている。
【0020】
機器本体2の右側枠部にはシリンダ錠15aを有する施錠装置15が設置されており、図示せぬが、この施錠装置15は機器本体2の裏面に配置された後部施錠杆と機器本体2の前面に配置された前部施錠杆とを備えている。常態では、施錠装置15の後部施錠杆により外枠1に対して機器本体2が施錠されると共に、前部施錠杆により機器本体2に対してガラス扉3が施錠されている。そして、シリンダ錠15aの鍵穴に図示せぬ鍵を差し込み、この鍵を一方向(例えば時計回り)へ回動すると、後部施錠杆が上動して機器本体2が開錠されるようになっている。また、シリンダ錠15aの鍵穴に差し込んだ鍵を他方向(反時計回り)へ回動すると、前部施錠杆が上動してガラス扉3が開錠されるようになっている。
【0021】
図1に示すように、ガラス扉3には遊技盤9の盤面に対向する大きな窓孔3aが開設されており、この窓孔3aは透明板4によって塞がれている。ガラス扉3前面下部には、遊技盤9の裏面に配設された賞球払出装置22(
図3参照)から払い出された遊技球を収容する上段受皿16と、上段受皿16から排出された遊技球を収容する下段受皿17と、遊技者による押下および回転操作が可能な演出操作ユニット18とが設けられており、下段受皿18の斜め右下方には発射装置14の発射強度を調整するための操作ハンドル19が配設されている。さらに、下段受皿18の斜め右上方にはスピーカ13の音を放射するグリル部3bが設けられており、このスピーカ13によって遊技に関する様々な効果音を発するようになっている。
【0022】
図3に示すように、遊技盤9の裏面側には、遊技に関する主要な処理を行う主制御基板20と、主制御基板20からの指令を受けて可変表示組立体12やスピーカ13等の各種装置を制御する副制御基板21と、前述した賞球払出装置22と、主制御基板20からの指令を受けて賞球払出装置22を制御する払出制御基板23と、操作ハンドル19の回動量に応じて発射装置14の作動を制御する発射制御基板24と、賞球数や大当たり回数等の各種情報を遊技場のホールコンピュータに出力する外部端子基板25等が設けられている。
【0023】
次に、
図4〜
図12を参照しながら前述した可変表示組立体12の詳細な構成について説明する。なお、これらの図において、パチンコ機を正面側から見たときの左右方向をX1,X2、前後方向をY1,Y2、上下方向をZ1,Z2として示してあり、
図8は
図7を反対側から見た図であるため、左右方向(X1,X2)と前後方向(Y1,Y2)が
図7と逆になっている。
【0024】
この可変表示組立体12は、比較的厚みの薄い直方体形状の表示ユニット26と、表示ユニット26の前面周囲と側端面を包囲する枠状の第1ケース27と、表示ユニット26の側端面と背面を包囲する第2ケース28とで構成されており、後述するように、第1ケース27と第2ケース28は結合・一体化されてユニットケース29となる。
【0025】
表示ユニット26は、液晶表示装置(LCD)30とその制御基板とを金属製ケース31に収納して一体化したものであり、液晶表示装置30の表示面30aに遊技の演出用画像が表示されるようになっている。この表示ユニット26の側端面をなす上下左右4つの側壁のうち、上下方向(Z1−Z2方向)で対向する上側壁と下側壁にそれぞれ2つずつ、合計で4つのネジ孔(雌ネジ部)26aが設けられている。
【0026】
第1ケース27は矩形状の開口27aを有する枠状の樹脂成型品であり、この第1ケース27を表示ユニット26に嵌め込んで表示面30aを開口27aから露出させることにより、表示ユニット26の側端面(4つの側壁)と前面周縁部とが第1ケース27によって包囲されるようになっている。ここで、第1ケース27の上下左右4つの側壁のうち、上側壁には上下方向に貫通する2つのねじ挿通孔27bが設けられており、これらねじ挿通孔27bの近傍には前後方向に延びる2つのネジ孔(雌ネジ部)27cが設けられている。また、第1ケース27の下側壁には、側壁の一部を除去した2つの切欠部27dが形成されており、これら切欠部27dの近傍にも前後方向に延びる2つのネジ孔27cが設けられている。さらに、第1ケース27の左側面と右側面の中央部にはそれぞれ係合部27eが形成されている。
【0027】
なお、表示ユニット26の外形寸法に対して枠状の第1ケース27は若干大きめに形成されており、これら表示ユニット26と第1ケース27との間には両者の寸法公差を解消するためのクリアランスが確保されている。そして、第1ケース27を表示ユニット26に嵌め込んだ状態で、表示ユニット26の上側壁に設けられた2つのネジ孔26aに対して、第1ケース27の上側壁に設けられた2つのねじ挿通孔27bがそれぞれ同軸上で重なるように位置設定されている。
【0028】
第2ケース28は第1ケース27の外形寸法とほぼ同じ大きさの樹脂成型品であり、この第2ケース28の上下左右4つの側壁のうち、上側壁と下側壁には前後方向に貫通するねじ挿通孔28aが片側について2つずつ、合計で4つ設けられている。これら各ねじ挿通孔28aは、第1ケース27と第2ケース28を前後方向に重ね合わせたとき、第1ケース27の各ネジ孔27cに対して同軸上で重なるように位置設定されている。また、第2ケース28の下側壁には、板厚方向に突出する2つの突出部28bが形成されており、これら突出部28bには上下方向に貫通するねじ挿通孔28cがそれぞれ設けられている。さらに、第2ケース28の左側面と右側面の中央部にはそれぞれ係止片28dが形成されており、これら係止片28dと第1ケース27の係合部27eはスナップ結合可能となっている。
【0029】
なお、第1ケース27と第2ケース28を前後方向に重ね合わせたとき、第2ケース28の各突出部28bは第1ケース27の切欠部27d内にそれぞれ挿入されるようになっており、この状態で表示ユニット26の下側壁に設けられた2つのネジ孔26aに対して、第2ケース28の2つの突出部28bに設けられたねじ挿通孔28cが同軸上で重なるように位置設定されている。
【0030】
表示ユニット26をユニットケース29に保持させて可変表示組立体12を構成する手順について説明すると、まず、枠状の第1ケース27を表示ユニット26に嵌め込んで、表示ユニット26の表示面30aを第1ケース27の開口27aから露出させる。これにより、表示ユニット26の上側壁に設けられた2つのネジ孔26aと、第1ケース27の上側壁に設けられた2つのねじ挿通孔27bとがそれぞれ同軸上で重なる。その際、表示ユニット26と第1ケース27との間にはクリアランスが確保されているため、第1ケース27を表示ユニット26にスムーズに嵌め込むことができる。
【0031】
次に、表示ユニット26の背面を第2ケース28に対向させた状態で第1ケース27と第2ケース28とを前後方向に重ね合わせ、第2ケース28の係止片28dを第1ケース27の係合部27eにスナップ結合することにより、第1ケース27と第2ケース28を仮止めする。このとき、第2ケース28の下側壁に設けられた2つの突出部28bは第1ケース27の切欠部27d内にそれぞれ挿入され、これら突出部28bに設けられた2つのねじ挿通孔28cと、表示ユニット26の下側壁に設けられた2つのネジ孔26aとがそれぞれ同軸上で重なる。
【0032】
この状態で第1ケース27の2つのねじ挿通孔27bに上方からねじ32をそれぞれ挿入し、これら各ねじ32を表示ユニット26のネジ孔26aに螺合して締め付けることにより、表示ユニット26を第1ケース27の上側壁にねじ止め固定する。また、これに前後して第2ケース28の2つのねじ挿通孔28cに下方からねじ33をそれぞれ挿入し、これら各ねじ33を表示ユニット26のネジ孔26aに螺合して締め付けることにより、表示ユニット26を第2ケース28の下側壁にねじ止め固定する。
【0033】
このように表示ユニット26の上方と下方から各ねじ32,33を締め付けていくと、第1ケース27と第2ケース28が寸法公差のクリアランスを埋めるように表示ユニット26に寄っていくため、表示ユニット26の上下両端面に第1ケース27と第2ケース28が隙間なく取り付けられる。しかる後、第2ケース28の背面側から4つのねじ挿通孔28aにねじ34をそれぞれ挿入し、これら各ねじ34を第1ケース27のネジ孔27cに螺合して締め付けることにより、第1ケース27と第2ケース28を本固定する。その結果、第1ケース27と第2ケース28が結合・一体化されてユニットケース29となり、かかるユニットケース29に表示ユニット26を保持させた可変表示組立体12が完成する。
【0034】
以上説明したように、本実施形態例に係るパチンコ機では、表示ユニット26の上下両端面に設けられた4つのネジ孔26aが単一のケースにねじ止めされているのではなく、各ネジ孔26aに対応するネジ座面(ねじ挿通孔27b,28c)が第1ケース27の上側壁と第2ケース28の下側壁とに2箇所ずつ振り分けて設けてあるため、第1ケース27と第2ケース28を組み合わせて構成されるユニットケース29に対して表示ユニットを26ガタつきなく安定的に保持することができると共に、表示ユニット26に白化や亀裂が発生することを防止することができる。
【0035】
なお、上記実施形態例では、上側壁と下側壁にネジ孔26aが2つずつ、合計で4つ設けられている表示ユニット26について説明したが、ネジ孔26aの総数や形成位置はこれに限定されることはなく、要は、上下または左右方向で対向する2つの側端面にネジ孔を有する表示ユニットであれば本発明を適用することができる。
【0036】
また、上記実施形態例では、本発明をパチンコ機に適用した場合について説明したが、スロットマシン等のパチンコ機以外の遊技機に適用することも可能である。
【符号の説明】
【0037】
2 機器本体(遊技機本体)
12 可変表示組立体
26 表示ユニット
26a ネジ孔
27 第1ケース
27a 開口
27b ねじ挿通孔
27c ネジ孔
27d 切欠部
27e 係合部
28 第2ケース
28a ねじ挿通孔
28b 突出部
28c ねじ挿通孔
28d 係止片
29 ユニットケース
30 液晶表示装置
30a 表示面
31 金属製ケース
32,33,34 ねじ
(保持部材)